中山千夏

なかやまちなつ



当選回数回

中山千夏の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月27日第104回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○中山千夏君 まず、法務大臣にお伺いしたいと思います。  毎回、新しく大臣がお越しになったときに必ずのようにお伺いしている問題なんですが、死刑制度というものがございます。これについて大臣はどういうお考えを持っておられるか、お伺いしたいと思います。
○中山千夏君 法務大臣のお立場としてはまさにそういうお考えになろうかと思うんですが、私自身は、死刑制度は将来にわたっては廃止をした方がいいというふうに考えているんです。その間に廃止に持っていくやり方はいろいろあるでしょうけれども、そう来年とか短い期間で考えられることではなさそうだ...全文を見る
○中山千夏君 それからもう一つ具体的な問題として、帝銀事件の平沢氏の問題がありまして、参議院でも超党派で平沢氏を救おうというような議員連盟も締成されました。その平沢氏の問題についてはどのようなお考えをお持ちか、お伺いしておきたいんです。
○中山千夏君 その後、去年でしたか、三十年を獄中で過ごしたということで、また三十年は非常に長い、もう三十年だったのだから、事の是非は横に置いておいて、ともかく恩赦というような形か何らかの形で人道的な対処をするべきではないかという議論が持ち上がっていたのですけれども、そういうことに...全文を見る
○中山千夏君 法務大臣には最後の質問になるんですが、これも非常にお伺いしにくいことなんですが、今まで歴代法務大臣に私なりほかの委員なりからお伺いしてきたことでありますので、やはり今回もお伺いしたいと思うんですが、とても大変な任務の一つとして死刑の判こを押すというお仕事をお持ちなわ...全文を見る
○中山千夏君 どうもありがとうございました。ぜひ十分慎重に対処していただきたいというふうにお願いしておきます。  それから、定員法の方につきまして、もう大体いろいろ質問をしてくださいましたので、大して異論ということもないのですが、ちょっと二、三私にとってわからないようなところが...全文を見る
○中山千夏君 減員の数字を見ますと、殊に地方裁判所と家庭裁判所が割合、数が多いようなんですが、ここは何か原因があるのでしょうか。例えばコンピューターが非常にいいのが入っているとか、そういうことですが。
○中山千夏君 そうすると、特に対応が違うということではなくて、もともとが大きいから減る率も大きかったということなんですね。
○中山千夏君 それから、先ほど裁判官の方の欠員のお話が少し出ておりましたけれども、裁判官以外の裁判所職員の欠員についてちょっと説明をしていただきたいんです。全部の数の中では、合計数に対しては本当の欠員しかないわけですが、内訳の方を見ますと欠員がかえって過員と言ってふえているという...全文を見る
○中山千夏君 人事の技術的な問題で、私なんか非常にわかりにくいところが多いんです。この事務官の現定員というのがありますね。それと内訳の定員数というのがありますね。そうすると、その年度の初めにはその定員の人数の事務官を置くわけですか、まず形としては。
○中山千夏君 この内訳の方の定員数、これは何が根拠になっているのでしょう。その法令といいますか、それは。
○中山千夏君 何年か、数年前からの資料を、同じような表を裁判所からいただいて拝見したんですが、大体恒常的に過員というのが、事務官では大体多いときで二百何名、少いときでも百名台というふうに出ていますね。そうすると、こういう書き方がしてあると私などは非常にわかりにくいので、事務官なら...全文を見る
○中山千夏君 それから、確かにいただいた資料はすべて十二月一日現在のものなんですが、年度初めからすると、今おっしゃったように大体八カ月ぐらいの時点です。その間にいつごろだれがやめたかみたいなことは余り細かくなってわからないとは思うんですが、この資料をずっと見ていますと、大体欠員と...全文を見る
○中山千夏君 それから、年によりまして、全体の数に対して欠員が比較的少ないという年がありますね。この昭和六十年十二月一日現在の表ですと、全体の定員数に対して九十九名という欠員ですね。その前は、五十四年で言えば百五十六人、それからその翌年百八十五人、翌年が百六十人、翌年が百二十九人...全文を見る
○中山千夏君 それからもう一つ、一年の間には定員数と実質の人数というものが変わってくるということは、これはなるほどという話なんですが、その変わっていく中で例えば定員数というものをふやしてある部分がありますね。そうすると、見ましたところ、やはり欠員があっても現員数も幾分ふえるという...全文を見る
○中山千夏君 結構です。どうもありがとうございました。これで終わります。
04月02日第104回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○中山千夏君 最初に、人権擁護制度運営費について少しお伺いしたいと思います。  六十年度の予算に比べまして六十一年度、前年のように少し増額がされておりますが、その増額されている部分の中で、諸謝金というところがございますね。これは、六十年度は前年から据え置きで四百二十三万ちょっと...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、いじめ体罰を新設したことに伴って結局は、単価を上げるということではなくて、講演の回数がふえる、啓発のために運動が活発になるということだと理解していいんですね。
○中山千夏君 それから、人権侵犯事件の受理件数の推移を事前に表でいただいたんですけれども、五十八年、五十九年、六十年と三年分の数をいただきました。これを見ますと、五十八年に比べて五十九年は受理件数が下がりまして、六十年度になると再び上がって、上がった結果、五十九年度よりもふえてい...全文を見る
○中山千夏君 そこで、人権擁護に係るお金というのは結果が形になって出てこないものですから、非常に予算をお取りになるときも難しいというふうなことも聞いておりますし、何かと技術的なことがあるのだろうと思うんですけれども、各目明細書の中に人権擁護業務庁費というのがありますね。そこの内訳...全文を見る
○中山千夏君 一般の今までやってきた業務の中で、予算が減額するということのために人権擁護業務の中で後退する部分が出てくるのじゃないだろうか。いじめ体罰の方はいいんです。それは私もできてよかったと思いますけれども、そういう心配も一方にあるんです。  本当に一番いいのは、今までの予...全文を見る
○中山千夏君 お金が足りないのは仕方がないところもありましょうから、ぜひその中で努力をしていただきたいんですが、そのことに関連しまして、ちょっと一つの事例を取り上げたいと思うんです。  これは一九八五年十二月二十日付の週刊誌にこういう見出しの記事が載っているんです。「女性被拘禁...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、これは特に千葉県下だけの現象ではなくて、一般に日本の警察署のいわゆる代用監獄に女性の被疑者が入った場合、その場合には男性が監視するというのが一般的なありようなんでしょうか。
○中山千夏君 今最後に、女性に羞恥心を与えるような、屈辱感を与えるおそれのあるようなことは女性職員が行っているということをおっしゃったんですけれども、実際私はこの千葉県の場合の被拘禁者の方たちの陳述というものを大体全部目を通させていただいたんですが、これは身体検査の際とか、そうい...全文を見る
○中山千夏君 ぜひそうしていただきたいんです。  それから、もう一つお願いしたいのは、言葉によるからかいといいますか、その訴えが大変多いんです。からかっている側の方にすれば、つまり男性の看守の側の方にすれば気安く声をかけているつもりかもしれないんだけれども、それが女性という立場...全文を見る
○中山千夏君 ぜひよろしくお願いいたします。警察の方はもう結構です。  それで、先ほど申しました記事の中で、これは警察署だけの問題ではありませんで、千葉刑務所内の拘置区についてもやはり若干、警察ほどではないにしても問題がある。それについても調べたんですけれども、確かに昼間、夕方...全文を見る
○中山千夏君 やはり千葉の例のように、昼間はいるけれども、例えば朝夕の点呼は男性看守が行っている。それから取り調べの呼び出し、差し入れ通知、裁判所の文書等を持って房まで男性の看守が来ることはある、それから上級の男性の見回り、巡回があることはある、それから朝夕の点呼、着がえをしてい...全文を見る
○中山千夏君 時間がないので余り詳しいところにまで立ち入れないんですが、ちょっとこれは石山局長の御意見を伺いたいんです。  いろいろな法令ですとか、それから国際的な基準というようなものがありますね。その中で、女性の被拘禁者に対しては女性が例えば身体検査に当たりなさい、監視に当た...全文を見る
○中山千夏君 それも確かにそうなんでしょうが、もう一つやはり近代ではつけ加わっていることがあると思うんですね。そこが一番大切に矯正局の方では考えてやっていただきたいところなんです。つまり、男性は同性の監視を受けるわけですよ。で、女性を男性が監視するということになると、女性であるが...全文を見る
○中山千夏君 ありようそのものが人権問題ということで……。
04月10日第104回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○中山千夏君 細かいことばかりになりますけれども、少し幾つかお伺いします。  最初に、第二条を拝見しますと、「扶養義務は、扶養権利者の常居所地法によって定める。」というのが最初に出てきまして、それに続いて、そうやっても扶養を受けることができないときには「当事者の共通本国法によっ...全文を見る
○中山千夏君 なるほど、よくわかりました。  それから次、第三条に移りますが、これは条約の方の第七条と関連をしているわけですね。この七条は「扶養権利者の請求に異議を述べることができる。」というところで言い切ってありまして、これが第三条の方にまいりますと、「異議を述べたときは、前...全文を見る
○中山千夏君 そうすると、条約を締結したほかの国では、国によって一歩踏み込んだ先の方法が違うというようなことも出てくるわけでしょうか。
○中山千夏君 先ほどもちょっと橋本委員の御質問の中に出てきたことと関連するかもしれないんですけれども、ここに「異議を述べたときは、前条の規定にかかわらず、その法律によって定める。」とある、「その法律」というのは、扶養義務を認めていないところの当事者の本国法なんでしょうね。  そ...全文を見る
○中山千夏君 それから、次に第四条なんですが、この一項と二項の関係がややこしくて私よくわからないのです。これの二項の方ですが、別居した夫婦間、婚姻無効または取り消しの当事者間の扶養雑務、これは前項を準用するということですね。そうすると、例えば婚姻無効の場合、婚姻無効の当事者間の扶...全文を見る
○中山千夏君 結構法律というのは、いつも拝見していると、しつこく間違いがないように細かく書いてありますよね。だから、これももうちょっと字数をけちらないで、どういうふうなのがいいか私はわかりませんけれども、扶養義務はそれぞれの適用した法律によって定めるとか、もうちょっとこう長く書い...全文を見る
○中山千夏君 そうしますと、婚姻の無効の場合には、その婚姻を無効とした法律によって定めると、こういうことですね。  そうすると、無効とした法律が一つの場合はいいと思うんですけれども、場合によっては、例えば男性の側の法律でも無効であった、女性の側の法律でも無効であったそういう二人...全文を見る
○中山千夏君 わかりました。  どうもありがとうございました。終わります。
04月22日第104回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○中山千夏君 私は、二点につきまして両教授のお話を伺いたいと思います。  一つは、最初の澤木教授のお話の中で一例を示していただいたんですけれども、扶養義務の範囲について各国で差があると思うんです。広いところ、狭いところ、これの例を幾つかもう少しお示しいただければと思うんです。 ...全文を見る
○中山千夏君 ありがとうございました。終わります。
05月08日第104回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○中山千夏君 きょうは全体的な問題についてお伺いしたいというふうに思っております。  一番最初に、今後の弁護士制度全般の展望といったようなものをお伺いしたいのです。といいますのは、この法律案は、成立して運用されるということになりますと門戸開放の法律だと言われていますけれども、実...全文を見る
○中山千夏君 次に、この法案の形について専門家の御意見を伺いたいんですが、内容を拝見しますと弁護士法の一部改正というような形でもいけたのじゃないかという感じがするんです。それをこういう一つの特別措置法というふうになすったのには何か理由があられると思うんですが、それはどうでしょうか...全文を見る
○中山千夏君 それから、余りいろいろな法律そうたくさん知らないので、これが特色と言えるかどうかわからないのですが、非常に準用規定とか読みかえの部分が多いということを私は感じたのですが、これは何かそうならざるを得ない理由といいますか、そういうものがあるのでしょうか。それから、いわゆ...全文を見る
○中山千夏君 それからもう一つは、この外国法事務弁護士という名前について伺いたいんです。これは、私はすごく言いにくくて仕方がないんです。外弁法なんと言うと言いやすいんですけれども、素人考えですと、外国法弁護士という言い方でも少しも困らないのではないかと思うんですね。ちょっと伺った...全文を見る
○中山千夏君 なるほど、落ちついたところの事情はよくわかりましたけれども、一般の感覚からすると、外国法事務弁護士と書いてあっても、何だこれはという感じがすごくすると思うんです。先ほどからの質疑の中にも、それから今のお話にもありましたけれども、一般の弁護士と活動内容を一般の人たちが...全文を見る
○中山千夏君 それから、公布から施行までの間に二年という期間を置いてありますけれども、これは大変長いように思うんですが、これだけの期間を置かれた理由をちょっと聞かせていただきたいんです。
○中山千夏君 そうすると、詳しい調査もこれからだということですけれども、今の段階で大体ざっと承知していらっしゃるところでは、どの程度その受け入れの相手国あるいは州があるものか、あるいは検討中のそういう相手国、州があるものか。  それから、施行して最初の年にどのくらいの件数登録が...全文を見る
○中山千夏君 それから、最後にもう一つお伺いして、そろそろ時間ですので、おしまいにしたいと思います。  運用に当たって実質的に調査をする機関というようなものが必要ではないかと思われるようなところがありますね。例えば第十四条の三項ですか、これは「弁護士となる資格を有する者に対し外...全文を見る
○中山千夏君 ありがとうございました。終わります。