成瀬守重

なるせもりしげ



当選回数回

成瀬守重の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第140回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○成瀬守重君 きょうは、上寺公述人、丸尾公述人におかれましては大変貴重な御意見をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。  自由民主党の成瀬守重でございます。  二十一世紀の初頭まであと四年、日本は大競争時代の到来や急速な人口の高齢化、少子化の進展、財政の危機的状況、産業の...全文を見る
○成瀬守重君 今までの学校教育の問題点としてよく挙げられるのは、画一性だとか硬直性といった弊害が指摘されておりますが、橋本総理も言われている創造性とチャレンジ精神を持った青少年を育成するためには、一人一人の個性を生かす教育が今まさに必要なのではないかと思います。  こういった個...全文を見る
○成瀬守重君 上寺先生のお書きになられたものをいろいろ読ませていただきました。その中で、グローバルに考えローカルに生きるということをモットーにされて、教育の本質を求め続けて教育道を歩もうと努められたということを私は伺っているんですが、特に先生が先ほどもちょっとお触れになられました...全文を見る
○成瀬守重君 今教育の本質に関するお話をいろいろいただき、日ごろから人づくりは国づくりの基本だということを私も思っておりますが、こういった人づくりに欠かせないすぐれた教員の確保を図るために、特に養成段階において教員養成大学、先ほども先生は、学校の先生を養成する初期の段階から必要だ...全文を見る
○成瀬守重君 このたび小杉文部大臣から橋本総理に答申されました教育改革プログラムの中では、情報教育の重要性、あるいは環境教育の重要性という問題も取り上げられておりますが、こういった点については先生、いかにお考えでしょうか。
○成瀬守重君 環境教育です。
○成瀬守重君 また、大学や高校、そういったものの入試の問題点についての改善策もいろいろ提言されていますが、特に大学なども個性を尊重して年次にこだわらずに年齢を若くして入学させるようなことも考えられ、また中学、高校に関しては、中学、高校の一貫教育というものが考えられて、実施形態とし...全文を見る
○成瀬守重君 また、現在の国際化といいますか、非常に海外との幅広い交流が求められているわけですが、そういった面においての留学生の交流とか、特に教員等の国際体験や国際貢献の充実とか国際機関を通じての活動というようなものが願われているようでございますが、そういった点について先生はどの...全文を見る
○成瀬守重君 今、先生のお話の中にもちょっとございましたが、経済界等の教育改革といった問題についての理解と協力を求めるとか、あるいは交流を図るというようなことはこのプログラムの中にも願われているようでございますが、そういった経済界との交流、先生が過去において見聞きされたり、あるい...全文を見る
○成瀬守重君 上寺先生、どうもありがとうございました。  丸尾公述人にお伺いしたいと思います。  丸尾先生は先ほどいろいろな観点、特に経済的な観点から医療問題についてお触れくださいましたが、現在経済的な面で非常にいろんな問題点をはらんでいるわけで、現在の医療と医療改革の問題に...全文を見る
○成瀬守重君 とかく医療問題を政治の場あるいは医学界で検討されるのは、どうしても経済の面が最も大きなウエートを持って、医療費であるとかあるいは医療保険、診療報酬、薬価だとか医業経営というようなそういった問題、これは大変重要な問題であるとは思いますが、肝心の医療を受ける国民の側にす...全文を見る
○成瀬守重君 平成八年度で推計医療費が二十八・一兆円というぐあいに伺っておりますが、高齢化が進展するにつれてさらに医療費というのはふえてくると思います。それが本当にその人間の健康や体がよくなるために使われているだけではなくて、いろいろな問題点を含んでいるわけですが、そういった意味...全文を見る
○成瀬守重君 最後にもう一つお伺いします。  よく大きな病院へ行きますと、よくお年寄りが非常に多く集まってきて、病気を治してもらいに来ているのか、何かちょっとサロンに来ているのかわからないような状況がある。私はそのお年寄りの心情を考えてみると無理もないとも思うんですが、そういっ...全文を見る
○成瀬守重君 ありがとうございました。
06月13日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会公聴会 第1号
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○成瀬守重君 自由民主党の成瀬守重でございます。  六人の皆様方から、本当に生と死を見詰めて、それぞれのお立場から真摯な体験なり御意見を承りまして、私も大変感銘深く拝聴いたしました。  最初に、みずから臓器移植を体験された渡辺さんからお伺いしたいと思いますが、本当にお元気にな...全文を見る
○成瀬守重君 先ほどお言葉の中で、大切な命の贈り物を受けられた私の義務だと御主人から言われたというような、また御自分の体の中に臓器を提供してくださった方の命が生きているんだというお話をされましたけれども、そのことにつきましては、先ほど藤井先生からもその言葉を引用されておっしゃいま...全文を見る
○成瀬守重君 と思います。  しかし、見たことも聞いたこともないその方に対してどういうお気持ちをお持ちになっていらっしゃるか、そのことをちょっとお伺いしたいと思います。
○成瀬守重君 また、その方はどういうお気持ちから御自分の体の臓器を提供されたか、お考えになったことはありますか。
○成瀬守重君 ありがとうございました。  今度は角度を変えまして、藤堂先生に伺いたいと思うんです。  アメリカにおいての幾つかの体験で、私どもではちょっと想像もつかないぐらい非常に多くの体験を積み重ねられたんですが、アメリカにおいては脳死というものについてはもう医学的に定着し...全文を見る
○成瀬守重君 相当多くの移植手術をなさったようですけれども、ということはそれだけ多くの臓器提供者がいらっしゃると思うんです。いろんなそれぞれのお立場やら心境やら事情はおありと思いますが、そうやって御自分の臓器を提供するという、そういった方々の心情ですね、先ほどもちょっと渡辺さんに...全文を見る
○成瀬守重君 ありがとうございました。  藤井先生にお伺いしたいと思います。  先ほど藤井先生は宗教者の立場としていろいろ貴重な御意見をお述べいただきました。私も子供のころから熱心な信仰を持った家庭の中で育ってまいりまして、人間というものは単なる肉体的、物質的なものでなく、肉...全文を見る
○成瀬守重君 ありがとうございました。  中谷先生にお伺いしたいんです。  人の死にはいろいろあると思います。先ほどどなたかのお話にもありましたように、現在の医師会では三徴候死と言われる、そういった死が定説のようにされておったんですが、新たに脳死という概念が出てきたわけです。...全文を見る
○成瀬守重君 これは医学的にいわゆる生理的な所見の状態はいろいろあると思います。しかし、これを法的に言うと、ポイント・オブ・ノーリターンというか、それを過ぎたら死に至るというか、その点。  これは、脳死というのは竹内基準によって大体ある程度の判定基準が出ておると思いますが、脳死...全文を見る
○成瀬守重君 じゃないでしょうか。いかがでしょうか。
○成瀬守重君 私の場合、脳死と脳死状態というのを使い分けて、生と死とを使い分けているつもりなんですが、脳死という場合はやっぱり死であると。そういった意味において、脳死というものは死であって、脳死状態というのはまだ生の中にあって、そういうことをすれば当然そこに違法性阻却の事由は発生...全文を見る
○成瀬守重君 先生のおっしゃることはよく感じさせていただけるんですが、しかしながら現在の日本の社会においては、いわゆる生きている人間から臓器を摘出することは、これはもう自殺幇助になるのか嘱託殺人になるのか、いわゆる法的にできないわけですね。移植なさる先生方も恐らくその危険性を前に...全文を見る
○成瀬守重君 そういった意味で、正当防衛とかあるいは緊急避難の場合は、本人自身の場合はいいですけれども、移植されるというか、移植するためにというのはちょっと難しいんじゃないかなという気はするんですが……
○成瀬守重君 先ほど先生は、立法というものはぎりぎりの妥協だということをおっしゃいましたけれども、我々もやっぱりそういったぎりぎりの苦しい状況というか、現在の日本の社会ではまだまだ三徴候死と言われるような、死というものは一般の死として考えられている点が非常に多いわけです。  脳...全文を見る
○成瀬守重君 いろいろ先生方の御意見、非常にためになり、私どもも参考にさせていただいて今後の審議に生かさせていただきたいと思っております。  そこで、藤堂先生に再度お伺いしたいと思うんですが、今後日本でそういったような移植手術とか移植医療というものが行われる場合に、日本という国...全文を見る
○成瀬守重君 先生ははるばるアメリカから、この移植の問題について日本の社会に訴えたいという熱意を持ってお見えになったと思います。  先ほどのいろんな質疑の中でお気づきのように、日本ではまだ十分国民の中にそういったものに対する理解やらコンセンサスがないわけですね。ですから、この国...全文を見る
○成瀬守重君 以上で終了しました。
06月17日第140回国会 参議院 本会議 第37号
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○成瀬守重君 私は、ただいま議題となりました修正議決された中山案に対し、賛成の立場から討論を行います。  臓器移植問題は、人間の生と死が絡むものだけに、まさに厳粛で、かつ、重く難しい問題であります。人の死は、医学的、生物学的のみならず、社会学的、法的、さらには哲学、宗教にかかわ...全文を見る
06月18日第140回国会 参議院 環境特別委員会 第12号
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○理事(成瀬守重君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  渡辺委員長から委員長辞任の申し出がございましたので、私が暫時委員長の職務を行います。  委員の異動について御報告いたします。  去る六日、高野博師君が委員を辞任され、その補欠として加藤修一君が選任されまし...全文を見る
○理事(成瀬守重君) 委員長の辞任の件についてお諮りいたします。  渡辺委員長から、文書をもって、都合により委員長を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(成瀬守重君) 御異議ないと認めます。  よって、辞任を許可することに決定いたしました。  これより委員長の補欠選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
○理事(成瀬守重君) ただいまの狩野君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(成瀬守重君) 御異議ないと認めます。  よって、委員長に菅野寿君が選任されました。     —————————————    〔菅野壽君委員長席に着く〕