西岡瑠璃子

にしおかるりこ



当選回数回

西岡瑠璃子の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
12月05日第116回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○西岡瑠璃子君 文部大臣の御出席をいただきまして、私、国会議員として初質問でございますけれども、まるで就職試験の面接を受けるような気分で大変緊張しております。よろしくお願いしたいと思います。  先ほど短いごあいさつを承りました。私は、参議院が大変変わりましたので、参議院では文部...全文を見る
○西岡瑠璃子君 今、実態から原因のところまで少しお触れになられたわけですけれども、こうした児童の登校拒否の原因につきまして、法務省の人権擁護局におかれましても初の実態調査をされたようでございます。  法務省の方からは文部省にこの実態調査の御連絡はあっておりますでしょうか。法務省...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私がなぜこのような問いかけをさせていただくかと申しますと、私、ある中央紙に掲載された登校拒否の子供たち自身のアンケートの結果をちょっと皆様にお知らせしたいと思うわけですけれども、その中で、登校拒否というのは怠けとは違うと子供たち自身がその原因を分析し、苦しみをわか...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私はこの東京シューレについてもう少し御説明したいと思うのですけれども、この学校は、子供の視点、子供の立場に返って登校拒否の問題を考え、教育の主体はどこにあるかという問いかけにこたえた自由学園でございます。元教師の方が四年前に東京都の北区で開校しておりまして、現在こ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私は行政の対応ということで伺っているわけですけれども、一般的に親の立場から見ますと、子供が学校の授業についていけない、そして、先ほど文部省の調査では学業不振というのが一番大きい理由のように挙げられているわけですけれども、こういう言葉は不適切かもわかりませんが、子供...全文を見る
○西岡瑠璃子君 子供たちは勉強そのものが嫌いなのではないんです。けれども、もとの学級ないしは学校にはちょっと抵抗があって登校拒否という現象を起こしている。ですから私は、文部省がどういうふうにとらえていらっしゃるか、認識されていらっしゃるかちょっとわかりませんが、これは問題行動とい...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私がお尋ねしたのは、この登校拒否児のことを、病気だから治療が必要だ、そういう位置づけをしている学者ないしは評論家と、それからまた一方では、学校を人間教育の場にしなければこの問題は解決しないであろうというそういう考え方と、こういう両者があるようでございます。それで今...全文を見る
○西岡瑠璃子君 東京都の調査によりましても、六十三年度で高校中退が過去最高を記録しているようでございます。  全体としてはわずかに下がっているわけですけれども、ここにちょっと困った特徴といいましょうか現象があらわれていることにお気づきでしょうか。この高校中退十一万人という数の中...全文を見る
○西岡瑠璃子君 今言われましたけれども、普通科の生徒が進路変更を理由に一学年のうちに中退をするというケースが目立っているのでございます。高知を初めといたしまして全国的に、普通科や女子の中退者が増加している傾向にあることが明らかになっております。  このことにつきまして、高知県の...全文を見る
○西岡瑠璃子君 高校の普通科と職業科の比率ですけれども、生徒の能力、適性に見合ったコースの編成が必要ではないかと思いますが、今どのような割合になっているのでしょうか、お伺いしたいと存じます。
○西岡瑠璃子君 十一万人の高校中退者、この数字は千人規模の高校が百十校丸ごと消えてなくなるという計算になります。高校生が学校生活に適応できない原因はこのほかにもあると思いますけれども、どういうことが考えられるでしょうか。
○西岡瑠璃子君 ここに全国高等学校研究会の調査結果が出ております。これは全国の六十一校、高校生五千八百九十二人を対象に一九八七年十一月から一年間かけて行っておりますけれども、クラブ活動もしないで友達が少ないこと、希望校に進学できなかったことが高校生の学校不適応の数字となってあらわ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私はきょうは時間の都合でそこのところまで言及できないということで余り質問の内容を用意しておりませんでしたけれども、やはり一人一人の人間をつくっていく人間形成の場として魅力ある学校にするためには、例えば、政府が今やっております初任者研修などといったような形で教職員を...全文を見る
○西岡瑠璃子君 受け皿として是認をされていらっしゃるというふうに受けとめました。NHK学園が受け皿として、問題児、登校拒否児たちにとって適応できる場所であればよろしいというふうに文部省は受けとめていらっしゃる、こういうふうに私は確認をさせていただいておきます。  時間がございま...全文を見る
○西岡瑠璃子君 だんだん時間が足りなくなってまいりましたけれども、中央生涯学習協議会の来年度発足に向けた生涯学習振興法案についてお伺いしたいと思います。  この法案を提出される目的と背景を具体的に説明してください。
○西岡瑠璃子君 時間がございませんのでもう走り走りですけれども、とりわけ女性の立場として生涯学習で気にかかりますのは、働く女性に対する生涯学習の機会をどのように保障するかということでございます。  経済的にゆとりのある恵まれた家庭婦人の場合は昼間の時間帯を活用できるわけですけれ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私は余りにも低いのではないかと思いますけれども、どこに問題があるとお考えでしょうか。生涯学習全般の私の質問も含めて、最後に大臣のお考えを承りたいと存じます。
○西岡瑠璃子君 ありがとうございました。これで終わらせていただきます。
12月12日第116回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○西岡瑠璃子君 私は、私学共済組合法の問題にかかわって幾つかお尋ねしたいと思います。  私の出身県、高知でも、教育振るわざれば国家衰うなどという誇り高い建学の理念を掲げまして、公立不振の教育界で健闘している特徴的な私立学校が数多くございます。いろいろ種類はありますけれども、十八...全文を見る
○西岡瑠璃子君 二十九年に私学共済組合が実際にスタートしたわけですけれども、それらの制度でどの程度給付水準が向上したのでしょうか、お尋ねいたします。
○西岡瑠璃子君 私学の教職員はこの私学共済組合の誕生を大変喜んだと思いますし、また今後もその発展を期待していると思うのですけれども、現在、私学共済組合の長期、短期の給付水準は他の共済組合や制度と比較してどうなのでしょうか、また発足当時と比べていかがなものでしょうか、お尋ねいたしま...全文を見る
○西岡瑠璃子君 それでは、私学共済の掛金について伺いたいと存じます。  私学共済組合の長期、短期の掛金は、事務費財源、福祉財源を含めて、労使の合計で、それぞれ千分の百四・五、千分の八十・五となっていますが、これは他の共済に比べていかがでしょうか。
○西岡瑠璃子君 長期の掛金は他の共済に比べて比較的低いけれども、短期の掛金率については余り低いところに位置する水準ではないとおっしゃるわけでございますね。
○西岡瑠璃子君 いずれにいたしましても、私学共済につきましては制度発足以来、長期、短期ともに順調に運営されてきているというふうに理解いたしました。  その健全財政運営ができた原因というのは、先ほどちょっとお触れになりましたけれども、どこにあるとお考えでしょうか。組合員の年齢構成...全文を見る
○西岡瑠璃子君 比較的順調に推移をしてきた私学共済であると言えるかと存じますけれども、今もおっしゃいましたように、今後は必ずしもそうはいかないのではないか。というのは、子供の数の減少に伴って学校数、教職員数の減少が余儀なくされているということ、そして法律改正によって六十五歳以上の...全文を見る
○西岡瑠璃子君 厳しさの状況はよくわかりましたが、その短期経理の円滑な事業運営ということで、当面、千分の十程度の掛金率のアップが必要だったけれども、余りにも急激過ぎるということで、平成元年度からは千分の五引き上げたということでございますね。その厳しさの最も原因とするところは何でし...全文を見る
○西岡瑠璃子君 その私学共済の短期経理のこうした厳しさから、標準給与の上限を政令で決める場合、他の共済より高く決定することもあり得るでしょうか。平成元年十月実施では七十一万円と伺っていますけれども、今後の方針としていかがでしょうか。
○西岡瑠璃子君 それでは、私学共済の未加入校についてお聞きしたいと思いますけれども、現在どのくらいございますか。
○西岡瑠璃子君 未加入校が加入をしないという理由については、他の制度、例えば厚生年金とかあるいは健康保険の制度に加入していて、それがもう既に定着をしていると見ていらっしゃるわけですね。未加入校が私学共済に加入をする意思はないというふうに見られて、加入の門戸をお開きになるというお考...全文を見る
○西岡瑠璃子君 わかりました。  それではちょっと問題を変えまして、私学共済組合の事務所移転の問題が起こっているようでございます。昨年七月の閣議決定で俎上に上がっているということを伺っていますけれども、現在どのような状況になっておりますでしょうか。
○西岡瑠璃子君 ただいまその移転に伴ういろいろなデメリットを述べられたわけですけれども、そのほかにも、本部共済に勤めていらっしゃる職員の方が通勤交通上いろんな不便をかこつようになるとか、あるいは資産運用の面で今言われました金融機関との連携上効率が悪くなるといったようなこととか、あ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 最後に、私学の父母負担の軽減に関しまして、毎年、予算編成時に教職員や父母の方々が助成金の増額を求める署名活動などに取り組んでいる姿を私もかつて見てまいりました。そういう立場で、私学に対する国の積極的なバックアップ体制をぜひとも要望したいと存じます。  また、今後...全文を見る
○西岡瑠璃子君 よろしくお願いいたします。  終わります。