西岡瑠璃子

にしおかるりこ



当選回数回

西岡瑠璃子の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第120回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○西岡瑠璃子君 私、けさ地元から上京してまいりますときに、文部大臣が少年のころにお返りになって始球式をなさっていらっしゃるお姿を飛行機の中で拝見しながら参りました。本当に御苦労さまでございました。  先ほど粕谷理事の方からお話がございましたように、私の県にも百周年を迎える県立農...全文を見る
○西岡瑠璃子君 短大と高専、二つの制度にかかわって我が国の教育制度における積極的な役割とかあるいは展望についてお示しになられたと存じますけれども、もう少し深くお伺いしてまいりたいと思います。  まず、短大に関する基本的な問題として、二年間という教育期間は中途半端ではないかという...全文を見る
○西岡瑠璃子君 先ほど大臣の方から、短大は非常に女子学生が多いとみずからお認めになられました。短大の特徴として本当に女子学生の比率が高いということはデータにもあらわれておりまして、平成二年度で見てみましても五百九十三校の学生総数四十七万九千人のうちの女子学生四十三万八千人という、...全文を見る
○西岡瑠璃子君 世間の一部には、従来短大は花嫁学校だという風評もございましたけれども、私は、女性が教養を身につけることは大いに結構だと思っております。ただ、今日、社会通念と申しましょうか、社会の認識の変化や女性の積極的な社会進出、また男女の雇用機会の平等の保障などの運動が高まって...全文を見る
○西岡瑠璃子君 大学の地域性というお話がちょっと出ました。私は、地方の大学とか短大の現状についてこれからお伺いするわけですけれども、短大のみならず大学全般の問題といたしまして、平成四年の十八歳人口のピークを過ぎますと厳しい学生獲得競争が始まり、大学淘汰の時代が訪れるとさえ言われて...全文を見る
○西岡瑠璃子君 廃校になったケースがあるかとかいったようなことは、具体的にはおわかりになりませんですね。
○西岡瑠璃子君 私も定員割れというような例はよくお聞きすることがございますけれども、今申し上げましたような厳しい状況を展望いたしますときに、短大がどうやって生き残り策を行っていくか。そういった点で先ほど文部大臣の方から、大学審議会の答申を受けて生涯学習への対応を打ち出していきたい...全文を見る
○西岡瑠璃子君 今申し上げました点につきまして、早急に具体化をしていただくように強く要請をいたしまして、次に今回の法律改正点の準学士の称号付与ですね、その点について伺いたいと思います。  短大、高専の卒業者につきましては、今回準学士の称号を付与するということになっていらっしゃる...全文を見る
○西岡瑠璃子君 承知いたしました。  それでは次に、高等専門学校に関しての質問に移らせていただきたいと思います。  高等専門学校、高専は昭和三十七年に制度化され、現在全国で六十二校が設置されていると伺っております。しかし、五十年には六十五校あったのに比べますとずっと減少し、入...全文を見る
○西岡瑠璃子君 今、高専における一般教育の教科をどういうふうにしていくかということを御質問申し上げていろいろとお答えをいただいているわけですけれども、皆様も御体験があると思うんですが、私ども学校で一生懸命勉強をしたことが社会に出てなかなかそれがすぐには役に立たないと言うと言い過ぎ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ぜひそのような方向でお願いしたいと思います。  それで、高専と短大を比較いたしますと、短大は圧倒的に私立が多うございますね。逆に高専はほとんどが国立なわけです。私の県の高専はなぜか私立でございますけれども。この国立が高専に多いというのは、工業分野というのは私学経...全文を見る
○西岡瑠璃子君 増設はこれからはそういうわけにはいかないけれども、その中身を充実していく、分野を拡大していく、そういうふうに受けとめられると存じますが、先ほどからおっしゃっております高専の分野拡大について文部省の御見解をお伺いしたいと思います。  高専の創設の経緯からいたしまし...全文を見る
○西岡瑠璃子君 その分野の拡大、情報化社会でございますから、情報とかあるいは外国語と、いろいろと分野の拡大が考えられるわけですけれども、その際にはぜひ高専の現場の声も踏まえて対応していただきたいというふうに希望いたします。  次に、技術の進歩や高学歴志向といった社会的な変化に対...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ちょっと最後の方をはしょりますけれども、専攻科を設けられるということを先ほどお伺いいたしました。専攻科の制度は、現在でも短大にはあるわけで、例えば保健婦、助産婦など国家試験との関係で活用されていることは理解できますけれども、一般的には社会から専攻科の存在と意義がよ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私は、法改正以外のことにつきましても、例えば現在の施設や設備が非常に不十分であるということ、学生の寮も老朽化しているのではないかとか、いろんなそういった施設整備の点についても今回充実策の中で考えていただきたいと思うわけでございますけれども、我が国の高等教育が非常に...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ありがとうございました。終わります。
04月09日第120回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○西岡瑠璃子君 本日は、筑波大学教授齊藤博先生、そして日本レコード協会会長高山登先生、御多忙の中を御出席いただきまして貴重な御意見を賜り、ありがとうございます。  それでは、私の質問に移らせていただきたいと思います。  お二人の参考人の御意見を、御説明をちょうだいいたしまして...全文を見る
○西岡瑠璃子君 じゃ、お願いいたします。
○西岡瑠璃子君 それでは続きまして、一九七八年以前の外国レコードにつきまして、外国リプレス盤から無断で複製することは、これまでは法の網をくぐる形ではあっても違法ではなかったというわけですよね。今回の改正により、それが禁止をされることになったというふうに解釈をしてよろしいかと思いま...全文を見る
○西岡瑠璃子君 今回の措置によりまして、国内のレコード製作者、外国のレコード製作者は、具体的にそれぞれどの程度の額のメリットを受けられるのか、試算が出ておりますでしょうか。高山参考人にお願いいたします。
○西岡瑠璃子君 それから、先ほどお話を拝聴しておりまして、高山参考人のお話の中に家庭内録画の報酬請求権制度の早期解決、実現に向けて努力をしてほしいという一項がございましたね。この家庭内録画というものの報酬請求権制度を確立するということは、非常に難しいことじゃないかというふうに私の...全文を見る
○西岡瑠璃子君 時間がありませんので、次に著作権審議会の構成メンバーにつきましてお二人の先生にお伺いしたいと思います。  大変著作権問題が複雑高度化してきておりますから、皆様の御苦労はさぞやとお察しいたします。この委員の構成を拝見いたしますと、その道のエキスパートで構成されてい...全文を見る
○西岡瑠璃子君 最後に一つ、外国における海賊版の実態についてお伺いしたいと思います。  東南アジアなど著作権関係の条約に加盟をしていない国々では、日本のレコードなどの海賊版が大量に出回っているというふうに聞いております。そうした実態につきまして把握をされておられましたら、お聞か...全文を見る
○西岡瑠璃子君 以上で私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
04月24日第120回国会 参議院 本会議 第21号
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○西岡瑠璃子君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、昭和六十二年度決算外二件につき是認に反対することを表明し、以下、その理由を述べたいと思います。  六十二年度予算は当初、当時の中曽根首相が大型間接税は絶対に導入しませんという前年の衆参同日選挙の公約をほごにして、大型間接税で...全文を見る
06月04日第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○西岡瑠璃子君 皆さん、おはようございます。  私は、長崎県雲仙普賢岳のあの大きな火砕流による災害に心を痛めながら、きょうの質問を始めさせていただきたいと思います。  まず最初に、厚生大臣にお尋ねをしたいと思います。  今、脳死は人の死か、医の倫理とは何か、人間の生命とその...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私は、厚生大臣が一人の人間として、医療、福祉の最高責任者であると同時に一人の人間としてのお立場から、この脳死は人の死かどうかということについてお考えをお聞きしたいと思ったわけですけれども、大変残念でございます。  今、難しい言葉ですけれども、インフォームド・コン...全文を見る
○西岡瑠璃子君 日本看護協会が八九年に行った実態調査によりますと、職業を継続する意思を持つ者が八〇%を超えております。そして、働き続けるために改善すべき条件として、看護婦の七〇・八%が看護職員の増員を挙げているわけです。この背景には、医療の高度化と高齢化が進む中で、看護婦の仕事は...全文を見る
○西岡瑠璃子君 職員の配置を担保するものとして、診療報酬上の取り扱いがあります。診療報酬の取り扱いでは、医療法で定める配置基準の七〇%以下となっている保険医療機関に対して、入院時医学管理料のカットや、室料、給食料に関するペナルティーを科しておりますけれども、逆に言えば、七〇%まで...全文を見る
○西岡瑠璃子君 今局長おっしゃいましたけれども、医療法上も何のペナルティーも科せられておりませんですね。どの医療機関も開設時は標準の人員を確保していたはずでございますし、摩擦的な不足はともかくといたしまして、恒常的に看護職員が不足する場合には、逆に職員数に合わせてベッドの使用を禁...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ぜひ適正な御指導をお願いしたいと思います。  それでは続きまして、完全週休二日制、二・八体制の完全実施につきましてお尋ねをしたいと思います。  厚生省は去る三月三十日、「看護職員需給見通しの見直しについて」を都道府県に通知され、労働時間短縮等の労働条件改善に伴...全文を見る
○西岡瑠璃子君 もう少し明快にお答えをいただきたいと思うわけでございますけれども、政府は平成四年までに総労働時間を一千八百時間、完全週休二日制の達成を閣議決定しているわけですね。今回の需給見通しは、平成三年から平成十二年までの十年間が対象とされております。当然完全週休二日制を前提...全文を見る
○西岡瑠璃子君 今の御答弁ですけれども、夜勤体制については患者の容体等により異なるものであって一律に定めることはできない、そういうことなんですね。つまり、夜間の業務量、突発的事態の発生が少ない場合には一人夜勤でもよい、そういうお考えですか。  しかし、医療の高度化や高齢化の進展...全文を見る
○西岡瑠璃子君 つまり、結論から先に申しますと、現在の四対一の配置基準では、二・八体制、完全週休二日制の実施は無理だというふうに厚生省はお認めになっていらっしゃるわけですね。  そうしますと、こういったことを完全に実施していくためには、配置基準の見直しが必要であろうかと思います...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私は、現在なお四対一を満たしていない病院がたくさんある中で、配置基準の引き上げは困難であるということはよくわかりますけれども、先ほど来決算検査報告に基づき議論をいたしておりますように、四対一の配置基準さえ満たしていない病院を放置しているのは私は当の厚生省ではないか...全文を見る
○西岡瑠璃子君 各県に通達をお出しになったのが三月三十日。私の県におきましても、全県下の病院にあてて調査票を送って、その回収のために全力を挙げているようでございますけれども、調査結果が集約をできるのはいつでございますか。六月三十日が締め切りで、それからどのぐらい待って見通しの見直...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ところで、看護婦さん不足の決定的な理由、そういうものをお考えになったことがあるかと思いますけれども、私は、看護婦さんについてまだまだ社会が認識不足という気がしております。労働条件の不備に加えて過酷な三交代という勤務体制、一体どれぐらいの世間の方々が看護婦さんの実像...全文を見る
○西岡瑠璃子君 今おっしゃいましたように、確かに看護婦さんの仕事というのは二十四時間勤務でございますよね。現代の医療は二十四時間の対応を必要としているわけです。点滴とか呼吸管理とか血圧管理などすべて一昼夜続いていくわけです。ですから、一日十時間とかあるいは十二時間労働はざらだと思...全文を見る
○西岡瑠璃子君 今回の看護職員の需給見通しの見直しの結果などに基づいて、そういったことも進められていくと思いますけれども、例えば私の地元の高知県では、終戦直後といいますか、昭和二十七年ぐらいに県立高知女子大学、そこが医専だったわけですね、女子大学になる前に。今、その女子大学の中に...全文を見る
○西岡瑠璃子君 高知のその家政学部の中の看護学科というのは、医専というのがあったんだけれども、終戦直後にそれを廃止をしようということになったときに、高知県民たちが本当に一生懸命になって何としても医専を残したいと願ったわけですね。そして、その運動の結果ああいう形で、看護学科という形...全文を見る
○西岡瑠璃子君 現在、看護職員養成施設のうち、大学、短大、専門学校、各種学校、その他の数はどうなっているのか、お聞かせいただきたいと思います。これはどちらになりますか、文部省にお聞きいたします。
○西岡瑠璃子君 看護の高度化が進み、学生の高学歴化が進む中で、各種学校あるいはその他の学校が数多く存在することをどのように認識しておられますか。文部省、厚生省ともにお尋ねをしたいと思います。
○西岡瑠璃子君 看護職員の資質の向上と養成力強化を考えますならば、私は、看護職員養成施設は最低限専門学校以上であるべきだというふうに考えますけれども、お考えはいかがですか。
○西岡瑠璃子君 ぜひ、このことについては慎重に御検討をいただきたいと思います。  次に、これは内容といたしましては労働省の所管になるかとも存じますけれども、関連事項として文部省にお尋ねしたいと思います。  今日まで病院などで介護の仕事に携わってこられた四人の方からの申し出なん...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ありがとうございました。  それでは次に、医療・保健・福祉人材確保法の制定についてお尋ねをしたいと思います。  深刻化する医療、保健、福祉マンパワーの確保のためには、既に述べましたように、給与、待遇の改善、労働時間の短縮、育児施設など福利厚生の充実などのほか、...全文を見る
○西岡瑠璃子君 その法制定に当たってクリアすべき問題点があるとすれば、どういった点でございましょうか、お聞かせください。
○西岡瑠璃子君 まだいろいろとお伺いしたいことがたくさんございますが、時間も迫ってまいりました。最後になりましたけれども、私は、看護現場からの一通の手紙の一部を御紹介して、看護職員不足問題解決に向けての厚生大臣の御決意を伺いたいと思うわけでございます。  この手紙は、かつて私の...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ありがとうございました。  最後にと申しましたけれども、今再就業のことが大臣のお話に出ましたので、ちょっと一言だけ申し上げますけれども、「看護職員の供給に関して留意すべき事項」ということで通達を出しておられます。それによりますと、ナースバンクによる再就業実績の低...全文を見る
06月26日第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第8号
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○西岡瑠璃子君 西岡でございます。  私は、まず最初に、滋賀丸事件の真相究明についてパートツーという形で、昨年の十月三十一日に引き続きお尋ねをしてまいりたいと思います。  当決算委員会におきまして、滋賀丸事件に関して戦後処理の問題をお尋ねいたしましたのは昨年の十月三十一日でご...全文を見る
○西岡瑠璃子君 閣僚がおかわりになるたびに、そして異動があるたびにその都度すべてを白紙に返して御説明しなければならないというのはちょっとロスが多過ぎると思うわけです。既に御承知ということを前提に置いて私はきょうお尋ねをしようと思っていたんですけれども、残念ですけれども、それでは若...全文を見る
○西岡瑠璃子君 当時の相原力政策課長さんは、私の会議録を見ていただいたらそのとおりですけれども、御指摘の滋賀丸事件については、戦時中とはいえまことに痛ましい事件であり、運輸省としても遺族の心情を察してできる限りの努力はしたい、犠牲者の名簿の作成については、非常に古い出来事ではある...全文を見る
○西岡瑠璃子君 全然手がかりがつかめないとおっしゃるわけですね。なぜそれが難しいのでしょうか。私はきょう、当時の大阪商船株式会社の取締役社長が民間人の遺族にあてた死亡認定通知の写しを持ってきております。これもうコピーで大分かすれている部分もありますけれども、この通知を出すことがで...全文を見る
○西岡瑠璃子君 当時の生き残りの方ももう御高齢で、この滋賀丸事件の真相をこのようにドキュメンタリーに書き上げた方が、この御本が出版される寸前で亡くなっています、お一人は。それでもまだ何人かの生き残りの証人となれる方もいらっしゃいますし、もちろん遺族の方はいらっしゃるわけです。そう...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私は、そのことは前回にも随分議論を闘わせていただきました。自民党と政府との間に戦後処理問題に対する合意が交わされて、戦後処理問題についてはさきの戦後処理問題懇談会報告の趣旨に沿って特別基金を創設し、関係者の労苦を慰藉するという事業を行うということですべてを終結させ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 先ほども申しましたけれども、滋賀丸は船舶運営会によって運用されていた船舶であります。滋賀丸の沈没に至る経過と真相を政府の責任において明らかにすることは、これは当然のことだと思います。国家使用船だったのに遺族には十分な補償もされておらず、戦後一度も調査されることなく...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私は、そのお言葉を本当に真摯に受けとめさせていただくわけですけれども、とにかく「しんかい二〇〇〇」にしても「しんかい六五〇〇」にしても、目的というのは、それはおっしゃったことは私もよく知っております。いろんな海底の探査をする、水質の調査をするとか周辺の地形の調査を...全文を見る
○西岡瑠璃子君 このたびの運賃の改定率は、高知市の場合ですと一一・二%、高知県郡部で一一%となっております。改定率のどのくらいがタクシー労働者に還元されると推定されますか。  労働省の賃金構造基本統計調査、賃金センサスを見ますと、このタクシー労働者というのは本当にもう他産業と比...全文を見る
○西岡瑠璃子君 時間がちょっとございませんので、本当に走り走りでございますけれども、私は通告のときに、今回の運賃改定に当たって、運輸省側が運賃改定の査定に当たっての運送収入に対する人件費比率を何%と見て原価査定を行われたのですかとお聞きしたら、そのことは公表しない方がかえってよろ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 午前中に会田理事に御答弁なさいました、東京、横浜など既に運賃改定を実施したブロックにおいては、来月、七月には調査結果が出せるのではないかと、そういうことを私もしっかりとこの耳でお聞きをいたしました。その結果に基づきまして、これから四国ブロックにもやっていただかなく...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私の調査によりますと、全自交系列の組合に対しまして組合差別が執拗に継続をされ、一九八六年以降賃上げがストップ、さらに一時金も一九八八年に支給基準が一方的に変更されて、全自交組合員には全く支給をされておりません。  一日平均の営業収入を八八年には二万八千円以上とし...全文を見る
○西岡瑠璃子君 最後になりましたけれども、私は、とりわけ運輸省におかれましては、今回のみならずこれまでも、運賃改定に当たってタクシー労働者の労働条件の改善を、主としてそれを条件として運賃改定を認めるという、そういう姿勢と申しますか努力に対して、タクシー業界の皆さんもとてもその姿勢...全文を見る
06月27日第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第9号
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○西岡瑠璃子君 よろしくお願いします。  けさほど我が党の梶原委員の方から米の市場開放問題について近藤農林水産大臣にお尋ねをいたしました際に、大変力強いお答えがございました。不退転の決意を貫くと申されました。私は、そのことをしっかりと胸にたたみ込みながら、ただいまから質問をさせ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私のような新米議員でも経験ございますけれども、週刊誌ですと大変ちょっとのことでも針小棒大に読者がおもしろおかしく興味を引くように書くわけです。事権威ある日刊紙がそんなに大臣の御発言を曲げたりして書くはずはないと、私も夫が新聞記者をかつてしておりましたのでそういうふ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 二国間協議には持ち込まない、あくまでもウルグアイ・ラウンドの場で決着を図る、そういうことでございますね。  それで、先ほどの御答弁の中で政治決断というお言葉が出ました。この政治決断についてお尋ねをしてまいりたいと思うわけです。  米市場開放問題は、最近でこそ箝...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私は、もう本当にその大臣のお言葉を伺いますと、そのとおり信じたいわけですよね。だけれども、どうしてそれがマスコミとかいろんなところで、先ほどおっしゃったように、政治決断というニュアンスで語られているようにひとり歩きなさるんでしょうね。農水相にしても海部首相にしても...全文を見る
○西岡瑠璃子君 国会決議がございますね、三たびにわたる国会決議がございます。これは、国権の最高機関である衆参本会議において満場一致決議された米の自給決議でございます。何よりも重い。政府はこれを守らなければならない義務があると思うんですね。    〔委員長退席、理事千葉景子君着席...全文を見る
○西岡瑠璃子君 例えば各論の一、「多様な担い手」、いわゆる農業経営体の中で、農地所有と農業経営の分離、農地所有、利用等のあり方を検討すると言われる。現行農地法で言う農地は耕作する農民が所有する、この基本理念は持ち続けるおつもりでございましょうか。
○西岡瑠璃子君 今おっしゃいましたけれども、農村では過疎とか高齢化とか、あるいは後継者難の中で、協業化あるいは法人化、農協委託などといったように、生産者は苦しみながらさまざまな工夫を凝らしているわけでございます。そんな中で、資本力に物を言わせた、先ほども御答弁ございましたけれども...全文を見る
○西岡瑠璃子君 それでは、続きまして「土地利用型農作物等の新たな生産体制の確立」、この中で新たな生産調整政策と需給管理のあり方を検討し、諸制度、施策を見直すというふうにうたっておられます。これは、減反政策を廃止して、食管制度の廃止につながっていくのではありませんか。
○西岡瑠璃子君 問題は、昨年十月から導入された自主流通米価格形成機構、いわゆる米市場の導入によって、産地間競争が激化する、政府米確保が困難になるなど、多くの問題点が指摘されているわけでございます。しかも、食糧庁は値幅制限の緩和を図ろうとしております。減反政策をやめた場合の需給調整...全文を見る
○西岡瑠璃子君 何よりもウルグアイ・ラウンドに向けて国内の生産制限が障害となっているということを取り払おうとする、そういう企図が何となくちらついているように思われるわけでございますけれども、時間がございませんので、続いて新行革審の問題について移ってまいりたいと思います。  六月...全文を見る
○西岡瑠璃子君 しかし、鈴木永二臨時行政改革推進審議会会長の記者会見におきましては、米の市場開放を前提にした提言であると言っておられます。海部首相が米の開放提言に圧力をかけてそういう発言になったというふうにも言われております。かつて中曽根元首相は、国会を無視いたしまして、しばしば...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ありがとうございました。  時間がありませんので次に移らせていただきます。捕鯨の問題でございます。  去る五月に、国際捕鯨取締条約に基づきまして、アイスランドのレイキャビクにおいて国際捕鯨委員会、IWCの第四十三回の年次総会が開催されております。この会議には我...全文を見る
○西岡瑠璃子君 まことに時間がなくて、いろいろとお尋ねしたいことがたくさんあるんですけれども、我が国が継続してきた調査捕鯨が世界各国から評価をされ始めてきたということは仄聞しておりましたし、非常に結構なことと喜んでおりました。  そうした中で、私は今本当に今回のこのような結果で...全文を見る
○西岡瑠璃子君 時間がありませんので(「時間だよ、もう。五分過ぎているよ」と呼ぶ者あり)済みません、順々にずれ込んできておりますので。  じゃ、最後になりましたけれども、せっかく外務省お呼びしておりますので、私はこの件につきまして、農林水産省はもとよりですけれども、務省におかれ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ありがとうございました。
09月24日第121回国会 参議院 労働委員会 第3号
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○西岡瑠璃子君 西岡でございます。よろしくお願いいたします。  先ほど同僚の清水委員の方が冒頭申されました千葉県松戸の労働災害の件でございますが、図らずも私の高知県出身の方もおります。二度とこのようなことのないように、私は本当に胸が痛む思いで申し上げておきたいと思います。  ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 先ほどもお話ございましたけれども、大阪と東京に設置をする、その場合に掲げる看板はレディス・ハローワーク事業の何とかというふうには掲げないわけですよね。そこはいかがですか。
○西岡瑠璃子君 ネーミングは公募なさったそうでございますけれども、逆説的に申しますと、女子労働者専門の公共職業安定所という看板を掲げるということは、逆に男女雇用平等の観点から問題が残るのではないか、そうお思いになりませんか。
○西岡瑠璃子君 この事業は、女性の雇用機会の確保という観点から申しますと一歩前進ではあると思います。  通産省の産業労働問題懇談会が去る五月二十二日に、女性や高齢者が勤労を通じてゆとりと豊かさのある生活を実現するための提言をまとめて発表しておりますように、より重要なことは女性の...全文を見る
○西岡瑠璃子君 それでは男女雇用機会均等法の施行状況、そして問題点の把握状況を中心に伺ってまいるわけですけれども、近年の出生率の低下などを背景にいたしまして労働力人口の伸びの鈍化が予想される中で女性労働力の活用が叫ばれておりますけれども、単なる人手不足の一時的な肩がわりの形での活...全文を見る
○西岡瑠璃子君 女性労働者の職場生産点、現場での生の声を把握するための実態調査あるいは意識調査などをなさったことがございますでしょうか。
○西岡瑠璃子君 私の地元の方の高知でも労働省出先機関の婦人少年室などが県内企業の一応リーダー的立場にいる女性を集めてこういった均等法五年目を迎えて実態をお聞きする会のようなものを持っているわけですけれども、今まで集約されてないとおっしゃったんですが、これを行ったのは六月ですからね...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私は、先ほど地元の実態とか例を申し上げまして差別が現存していることをお話ししたわけですけれども、ちょうど五年という見直しの時期を迎えて見直し事項というものをどのようにとらえていらっしゃるのか。差別解消のための均等法の見直し事項についてお教えいただきたいと思います。
○西岡瑠璃子君 私の方でこういったことを見直しをしなければならないのではないかというようなことを申し上げますと、男女別の差別募集の是正ですね。技術系に依然として多い差別募集の改善をしなくてはならないのではないか。それから、女子のみの募集も解消しなくてはいけないのではないか。労働省...全文を見る
○西岡瑠璃子君 さらに、募集、採用、配置、昇進の禁止規定もしていかなくてはならないのではないかと思うんです。女性の勤続年数が短いことが雇用管理上難しかったということでこれができていないと思うんですけれども、事業主の努力義務から、今回の見直し時期において禁止規定にすべきではないかと...全文を見る
○西岡瑠璃子君 なぜ私はそういうことを申しますかといいますと、転勤を伴いながら昇進をさせていくという巧妙な差別の固定化と言わざるを得ないコース別管理制、こういうのがあるわけですね。ですから、募集、採用、昇進昇格での新たな差別がここで生じておるわけですから、適切な運用を図るためのガ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ちょっと時間が足りなくなってまいりましたのではしょりますけれども、行政指導の限界をやっぱり感じるわけですね。ですから、婦人少年室長の権限を強化していただかなくてはならないと思うわけですね。例えば資料提出命令権ですとか、あるいは立入調査権など認めるべきではないかと思...全文を見る
○西岡瑠璃子君 それでは、ちょっと時間がありませんので次に移らせていただきます。  雇用における男女平等実現のための労働基準法関係ですけれども、女子に対する時間外労働と深夜業規制の緩和の問題についてお伺いしたいと思います。  ことしの六月、総務庁の婦人就業対策等に関する行政監...全文を見る
○西岡瑠璃子君 労働省はどうなさいますか。
○西岡瑠璃子君 私は、深刻な人手不足を女性の手で埋めようという企業寄りの思惑が勧告の背景にあるのではないかという気がしてなりません。そして、労働省の進める時間短縮の促進への障害にもなるというふうに思うわけです。労働時間は賃金とともに最も基本的な労働条件の一つでございます。人権保障...全文を見る
○西岡瑠璃子君 時間がございませんので、今後も引き続き均等法につきまして質問の機会を持たせていただきたいということを申し上げて、今回はこれで終わります。  ありがとうございました。
09月25日第121回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
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○西岡瑠璃子君 西岡瑠璃子でございます。よろしくお願いいたします。  まず最初に、水俣病の問題について質問をさせていただきたいと思います。  環境庁ができましてから丸二十年になります。来年六月にはブラジルのリオでUNCEDも開かれようというときに、水俣病の公式発見から三十五年...全文を見る
○西岡瑠璃子君 まことに納得いたしかねる御答弁でございます。  時間もございませんので、それでは通産省に国の責任論についてお伺いをしたいと思います。水俣病の訴訟における国の責任論での最大の争点として、排水規制の問題について伺いたい。  水俣病の原因物質、有機水銀を副生したアセ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 では、約束してください。当時、報道どおりに規制対象となっておれば、被害の拡大防止になっていたはずではないかと思うわけですけれども、水俣の事態を見ますときに、廃液の即時停止など強力な行政措置をとるべきであったというふうに思いますし、明らかにこれは行政の怠慢である。水...全文を見る
○西岡瑠璃子君 来年度の予算はゼロ要求だということも伺っておりますけれども、中公審の答申を受けてぜひとも国民に、あるいは世界の世論に納得のいく和解勧告に応じていただきたい、そのことを強くお願いいたしまして、時間もございませんので次に移らせていただきます。  バーゼル条約について...全文を見る
○西岡瑠璃子君 各省庁とも私は余りすっきりと胸に落ちる御答弁をいただいたとは思いません。  このバーゼル条約への加入がおくれると発展途上国に公害をもたらすということなどの心配があるわけでございます。それは例えばどういうことかといいますと、現在日本で廃棄されたバッテリー等が有価物...全文を見る
○西岡瑠璃子君 我が国の加入がおくれますと、リサイクル目的の輸出入に障害を来すと思います。この点について、有害廃棄物であっても適正な処理によってリサイクルがなされるのであれば、資源の有効利用の点からむしろ望ましいものと考えるわけでございます。条約の発効後は締約国と非締約国の間での...全文を見る
○西岡瑠璃子君 そして、おくれると困ることはもう一つあるわけです。  我が国の加入がおくれることによって、日本の持っている処理技術をガイドラインの中に盛り込めなくなるということになるわけです。バーゼル条約の発効後一年以内に開かれる第一回の締約国会議におきまして廃棄物の環境上良好...全文を見る
○西岡瑠璃子君 さらに申しますと、条約加入がおくれますと日本が環境問題の後進国であるというイメージを諸外国に植えつけてしまう、こういう懸念が予想されるわけでございます。日本が国際社会の中で経済的地位に見合う地球環境保全上の責務を果たしていないというふうに糾弾をされかねないと思うわ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 大体、それぞれ各省庁お聞きして異存はないというふうに受けとめられるわけでございます。ですけれども、はっきりしたタイムスケジュールというものがわからない。来年のUNCEDに向けて確たる御計画を持っていらっしゃるかどうか、その辺のところを明らかにしていただきたいと思い...全文を見る
○西岡瑠璃子君 前向きの姿勢でとか可及的速やかにとかいうのは漠然としておりますけれども、大体意図するところは了解をいたしますけれども、環境庁初め関係省庁は十分にこのことを御理解いただきまして、国際的な環境保全の取り組みにおくれをとることのないようにぜひとも真摯にお取り組みをいただ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 減量化、再資源化、再利用化ということをおっしゃるわけですけれども、現行廃掃法がこれまで適切に機能をしなかったという部分もあるかと思うわけでございます。そして産業廃棄物の実態が正確に把握をされていないのではないか。不法投棄、不適正処理の防止体制が弱い、そして現状回復...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ぜひそのような御努力を払っていただきたいと思うわけでございますけれども、次に廃棄物の広域処理自体に対する地方自治体の同意について伺いたいと思います。  廃棄物は排出区域内で処理するのが原則だと考えます。にもかかわらず廃棄物の広域処理を認めるならば、たびたび申し上...全文を見る
○西岡瑠璃子君 厚生省の広域処理の考え方について厚生省案を見ますと、産業廃棄物の処理について、都道府県の区域を超えた広域で行われている実態を踏まえ広域化に対応した施策を検討すべきと述べております。さらに、大都市地域では最終処分場の確保が著しく困難となっている現状に照らして、ここが...全文を見る
○西岡瑠璃子君 区域内処理の原則に照らしてみますと、区域外の受け入れ自治体の意向を無視した広域処理は許されないということでございますね。  例えば私の県ももうできているわけですけれども、最近できたところでは、愛媛県などが「県外の産廃締め出し」という見出しで新聞にも載っております...全文を見る
○西岡瑠璃子君 それでは、続きまして産業廃棄物の不法投棄対策について伺ってまいりたいと思います。  近年、山林や原野に不法に捨てられる事件が多発をしております。一九八九年の調査によりますと、千九百四十九件とも言われております。不法投棄について原因者が不明の場合、不法投棄による環...全文を見る
○西岡瑠璃子君 不法投棄の中でも建設残土の不法投棄についてお尋ねをしてまいりたいと思います。  建設工事によって生ずる汚泥、これは廃掃法では産業廃棄物とみなされておりますけれども、残土は廃掃法では産業廃棄物ではございませんね。ですから、汚泥を残土と偽って不法投棄をしたり、有害物...全文を見る
○西岡瑠璃子君 今ちょっとお話もございましたけれども、廃掃法では産業廃棄物は排出事業者の自己処理義務が明記をされているわけですね。しかし、実際の処理はほとんどすべて処理業者に委託をされているわけです。事業者は最終処分についての責任を負っていないというのが実情だろうと思います。処理...全文を見る
○西岡瑠璃子君 国の主導による産業廃棄物処理施設の確保について伺いたいと思うわけですけれども、産業廃棄物を業者任せにせずに国が主導権を持って処分場を確保すること、そして産業廃棄物処理業者は許可制ではなくて届け出制ということになっているわけですね。この点、許可制になぜできないのかお...全文を見る
○西岡瑠璃子君 産業廃棄物の処分場に捨てられておりますものの中身のチェック体制について伺いたいと思います。  処分場には県が処分を認めたもの以外の廃棄物、とりわけ有害産廃が持ち込まれて環境汚染を誘発しているケースがございます。このような場合に、産業廃棄物の処理業者が処分場に何が...全文を見る
○西岡瑠璃子君 それは大体了解できましたけれども、例えば国民というか市民の飲料水、水がめといいますか水源地なんかと隣接したところへ産業廃棄物の処分場を建設するというようなケースがあるわけですね。そういったことに歯どめをかけるという手だては何かございますか。
○西岡瑠璃子君 ほぼ了解いたしましたけれども、二十年ぶりの法改正となります廃掃法が次の世代に美しい日本、美しい地球を残すための環境問題の関係立法として実効を期することができますように御努力をいただくために、私は環境庁長官の御決意を伺って終わりたいと思います。
○西岡瑠璃子君 ありがとうございました。終わります。
11月20日第122回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
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○西岡瑠璃子君 皆さん、おはようございます。そして、中村環境庁長官、同じく平野環境庁政務次官、このたびは御就任まことにおめでとうございます。  ただいまお二方のごあいさつをお受けいたしまして、地球環境問題担当大臣としての具体的な取り組みと、そして国務遂行に当たっての御決意を伺い...全文を見る
○西岡瑠璃子君 先ほど大臣のごあいさつの中にもございましたように、日本が世界の中の経済大国として位置づけられています中で、今後リーダーシップをとって発展途上国に向けても国際的な視野で環境問題を解決される、そういう御決意を伺ったわけでございますけれども、来年のUNCEDへ向けまして...全文を見る
○西岡瑠璃子君 今、大臣がこれから勉強されながらとおっしゃいましたけれども、私はもちろんそれは大変結構なことだと思いますが、事は本当に急がれることでございます。これまでも国の責任論、和解救済上の水俣病があるいは公健法上の水俣病かというようなことで論議をされてまいりましたんですけれ...全文を見る
○西岡瑠璃子君 このことをいつまで申し述べていても時間がございませんのですけれども、同様なケースで申請をしておりました九人のうち八人までは県に認定をされております。本当に私はもう見るに忍びない、そういう気持ちでいっぱいでございます。  それでは続きまして、私は国の責任問題につい...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私はそのことを幾らお聞きしても納得がいかないのです。  四十三年の九月二十六日に水俣病に関する政府の公式見解が出ております。それによりますと、熊本水俣病は新日本窒素水俣工場のアセトアルデヒド酢酸設備内で生成されたメチル水銀化合物が原因、こういうふうに厚生省は断定...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私はこの水俣の事態を見るときに、廃液の即時停止など強力な行政措置をとるべきであったにもかかわらず、それを行わなかったのは明らかに行政の怠慢であるということを指摘しておきたいと思います。  続きまして、国の審査体制の件についてお尋ねしたいと思います。  現在の公...全文を見る
○西岡瑠璃子君 私、水俣で資料をいただいたんですけれども、水俣市で往診の対象者が二百八十三名、うち寝たきり者は七十五名というふうに伺っております。  それでは、時間もございませんので次に進ませていただきまして、国の病像論の限界の例として、特別医療事業の診断内容についてお伺いをし...全文を見る
○西岡瑠璃子君 その原因不明の疾患を持った人の存在する地域、つまりこれは水俣になると思うわけですけれども、この水俣というところは特別な地域でしょうか。他の地域に比べてどうしてこの地域にこれほどの原因不明の疾患を持った人が存在するのか。私は単なる偶然ではないと思います。これは明らか...全文を見る
○西岡瑠璃子君 ただいま中央公害対策審議会環境保健部会の水俣病問題専門委員会で検討が行われているということで新聞にも答申案などが報道されておりますけれども、それによりますと、水俣病総合対策として救済対象者の範囲について、先ほど述べましたような四肢末端の感覚障害を訴えながら水俣病と...全文を見る
○西岡瑠璃子君 国は、水俣湾の周辺に住み、かつ四肢末端の感覚障害のある方に対して、八六年から特別医療事業として医療費の自己負担分を支出してこられたことはもう既に明らかなとおりでございますけれども、私はこれだけではまことに不十分であるというふうに申し上げたいと思います。医療費の自己...全文を見る
○西岡瑠璃子君 現在の特別医療事業というのは、認定審査によって棄却された方を対象に行われているわけですね。しかし、現在の特別医療事業による医療費の給付の取り扱いは、認定審査に対して再申請をしたら医療費の給付を打ち切る、こういう措置がとられているというふうに聞いております。ところが...全文を見る
○西岡瑠璃子君 もう一点お聞きしたいと思います。  国の病像論の限界の例として、死後認定について伺います。  生前の症状からは水俣病でないとして棄却をされた方がお亡くなりになった後、解剖によって逆転認定をされた例が多数ございます。九一年八月までに熊本、鹿児島両県の認定審査会に...全文を見る
○西岡瑠璃子君 水俣病の認定業務の促進に関する臨時措置法ですが、これによる申請者数も県と比べて国への申請者は圧倒的に少ないわけです。これは行政に対する明らかに不信感のあらわれだと言えるかと思うわけでございます。  時間がございませんので、あとちょっと私の方から申し上げたいと思い...全文を見る
○西岡瑠璃子君 終わります。