西風勲

にしかぜいさお



当選回数回

西風勲の1967年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月02日第55回国会 衆議院 沖縄問題等に関する特別委員会 第5号
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○西風委員 沖繩の問題を考える際に、沖繩問題に対するわれわれの基本的な連帯意識をどこに置くのかという問題が一番重要な問題であります。この連帯意識の問題について、一部では、日米共同防衛体制というものに連帯の意識を置く考え方がありますけれども、私どもはこういう考え方は間違いだと思いま...全文を見る
○西風委員 沖繩の問題については、私ども社会党も、できれば政府も野党も一緒になってこの問題の解決のために努力していきたいという考え方はあるのですけれども、現在までの政府の方針の中ではそういうことが不可能にさせられているわけであります。  そこで、最近沖繩で、二十八日ですか、立法...全文を見る
○西風委員 それでは、立法院の決議の内容について外務大臣のお考えを聞きたいと思います。  まず第一に、この文章の中で、「世界に類例のない変則的な地位のままに長い忍従をしいられてきた。」こういう文章があるのですが、この文章の考えに賛成ですか反対ですか。
○西風委員 それでは、第二に、「現在、沖繩はアメリカの核兵器基地とも言われ、またベトナム戦争の前進作戦基地となり、土地の新規接収、軍事演習等による被害が頻発し、そのために県民の不安は日々つのるばかりである。これは平和主義を大きな柱とする日本国憲法下では絶対許されるものではなく、日...全文を見る
○西風委員 三木外務大臣は、自民党の中で、次期総裁である、総理であるといううわさがあるんですね。したがって、こういう問題には勇気をもって発言していただく。まああなたがよく言われる超党派外交とかナショナル・コンセンサス、国民的総意をくむですか、そういう点についてあなたがもっと積極的...全文を見る
○西風委員 われわれは、この立法院がきめられたのは、一般的、軍事的な意味できめられたのではなくて、沖繩が今日置かれている非常に具体的な、複雑な、しかも困難に満ちた現実の中からこの立法院の決議がされていると思うわけであります。そういう点で、私どもは、この立法院の決議を国民的な総意と...全文を見る
○西風委員 これは予算委員会でわが党の川崎委員の質問したことをもう一回外務大臣に重ねて確認していただくことになるわけですけれども、あなたがいままで信頼しておられた下田前外務次官が駐米大使でアメリカに行かれているわけですね。この人は、かつて、日本が沖繩の早期返還を要求するためには、...全文を見る
○西風委員 外務大臣は、一部共鳴できるところはあるけれどもというお話ですけれども、下田駐米大使にそういう点について事前に公表しない範囲でアメリカ政府に打診を行なえというようなことを指示したかどうか、そういうことを指示する気持ちがあるかどうか。
○西風委員 それでは、しつこいようですけれどももう一回聞きますが、愛知官房長官が、かつて、ライシャワー大使に会われて、こういう発言をしておられます。施政権の回復は日本民族の永久的な理念の問題である、これに対して核基地は現状における単なる必要悪にすぎない、つまり情勢の変化があればい...全文を見る
○西風委員 先ほども申し上げましたように、立法院の決議をもっと前向きに前進させるために、沖繩問題を積極化するために、現在ある日米協議委員会というものをもっと質的に強化する意思がないかどうか。  この日米協議委員会は、池田・ケネディ会談という高級政治会談でつくられたにもかかわらず...全文を見る
○西風委員 いま沖繩県民の望んでいることは、経済的な援助とかいうような量的な側面ももちろんこれは重要でありますけれども、重要なことはもっと質的な側面ですね。祖国復帰、そういう点で、マンスフィールド氏でなくても、自民党の田中前幹事長は、佐藤総理と一緒に沖繩に行かれたあと、沖繩の現地...全文を見る
○西風委員 時間がないようですから、これで最後にしますけれども、こういう問題について、外務大臣、やはり積極的な立場をとってほしいと思います。  まず第一は、立法院の決議をもっと政府がささえて、これが早期に実現するように、外務省として積極的な手だてを講じていただく、国連の問題その...全文を見る
○西風委員 総務長官、先ほど問題になりました沖繩の立法院の決議で、国政参加に関する決議というのがあるのですけれども、すみやかに何らかの形で国会の中に議席を回復するということを強く要望しているわけですが、それに対して、総務長官、何か具体的なお考えがありますか。
○西風委員 主席公選の問題について、総務長官としてこの際積極的な方針と態度で臨むという気持ちと考えがあるかどうか。
○西風委員 いまアメリカから沖繩に対して援助が行なわれているわけですけれども、この援助は、沖繩が日本に返ったときに債務にならないというふうに私どもは考えるのですけれども、そういう約束ができるかどうか。——いまアメリカから沖繩援助がきておるわけですね。奄美大島のときには、私どもの知...全文を見る
○西風委員 債務にならないようにしたいというような腰抜けた態度で一体外務省で仕事ができますか。債務にならないようにする、なるかもわからないということですか、これは。
○西風委員 総務長官……。
○西風委員 これはやはり債務にならないということをはっきりさせて問題をやっておかないと、あとでまた日本の政治の上で国会の中で紛争の種になりますから、その点はきょう総務長官だけでは答弁しにくいようでありますから、後日に問題を持ち越しますけれども、この問題についてはっきりした態度を機...全文を見る
○西風委員 では、この次の委員会までに調べて出してもらいたい。私どもの調べたところでは、千八百七万六千五百五十六ドルというような数字になっておるわけです。あなたのほうで資料をつくってもらえばいいわけですけれども、この数字は若干の違いがあるとしても、アメリカの民政府とその資本が沖繩...全文を見る
○西風委員 日米協議委員会というのは、アメリカのいうことを聞く機関じゃなくて、日本政府の側がつかんだ問題があったら、やはり積極的に出して沖繩住民の福祉を守るというふうにするのが、日本政府の側から見た日米協議委員会に臨む態度でなければならぬと思う。だから、これは膨大な利潤をあげてい...全文を見る
○西風委員 もう一回聞きますけれども、その目的は何ですか、端的にひとつ説明してもらいたい。
○西風委員 派遣されてから少なくとも三、四年たっているわけですね。戦史の研究、米軍基地の見学ということになっておるわけですけれども、これは何か戦史の研究についてまとまったものがいままで出ましたか。
○西風委員 これはいままで研究した戦史研究の結果を一回まとめて出してください。何を研究したのか、どういうふうに研究したのか、何のために研究したのか、それからどういう兵種の人々がどういう内容で行ったのかということを、きょうすぐ出すことが困難であれば、資料としてひとつ出してもらいたい...全文を見る
○西風委員 それは二千人ぐらいになるのですか、数は全部いま集計していませんけれども、それだけの多数の人が膨大な国費を使って行って、個人として胸に何かこたえることがあっただろう、しかし、全体としてはどういうことがあったのかそれはわからぬというようなことでは困ると思う。だから、そうい...全文を見る
○西風委員 それでは時間がないようですから、最後に幾つか総務長官に決意を承りたいし、要望しておきたいのと、資料の要求をしたい。  まず第一は、沖繩の県民の国政参加と主席公選について、総務長官は具体的なスケジュールとその進め方について早急に考えをまとめて本委員会にやはり出すべきだ...全文を見る
05月09日第55回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
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○西風委員 いま最賃審議会が非常に不正常な状態に置かれております。不正常な状態に置かれているままに中間答申が行なわれようとしているわけであります。こういう状況に対して労働大臣はどういう考え方を持っているかということを、まずお聞きしたいと思います。
○西風委員 日本で一番大きい労働組合の連合体はどこですか。
○西風委員 いま労働大臣が、これはまあ言わざるを得ないから言ったのでしょうけれども、日本で一番大きい影響力を持っている労働組合がこの審議会に未参加のままで答申が行なわれるということによって、どういう結果が生ずるかということをお聞きしたいと思うのです。
○西風委員 それじゃ、いま総評が最賃審議会に対して出しているさまざまな要求、意見というものは、これは社会的に見て不正常ではないという考え方をしておられますか。
○西風委員 それでは労働大臣として、審議会ですから、直接これに干渉するということはもちろんできないでしょうけれども、この審議会の状況に対して、非常にすぐれた労働大臣でありますから、これをもとに戻して、正常な状態ですべての人々が審議に参加する。しかも、公益委員の一部が参加していない...全文を見る
○西風委員 私は早川労働大臣を非常に尊敬していたのでですけれども、いまのことばが取り消されない限り、これは早川さん、自民党の中で有数な労働行政の専門家といわれていることばを返してもらわなければいかぬと思うのですけれども、そういう点でやはり総評のような——ものわかりのいい組合ですよ...全文を見る
○西風委員 これは、労働大臣は熱意を持ってやっておられるというお話ですけれども、私どもの聞いておるところでは、労働大臣が総評の幹部とこの問題について話し合ったということも聞いてないし、労働大臣がすみやかに復帰するように働きかけたという事実も知らぬわけです。だから、やはり労働大臣な...全文を見る
○西風委員 私は、早川労働大臣も労働省の皆さんも、総評のこの問題に対する考え方というのを非常に甘く見ておるのじゃないかというふうに思うわけです。そういう点で早川労働大臣にお聞きしますけれども、この問題を契機にして、総評が最賃審議会に引き続いて参加しないという状況がかなり長期に続く...全文を見る
○西風委員 いままで、たびたび約束したりいろいろされたことがほごにされておるような事実が往々にしてあるというような点から、そういう点が出てきておると思いますけれども、あなたがやられる前の労働大臣との間にかわされた約束があって、そういう事実が明らかになったときに、これを守る意思があ...全文を見る
○西風委員 一番大事な問題をあと回しにすることはあり得ない。そういう内容の論争はまたあらためてやりますし、前の大臣とのさまざまな約束についてはあらためて精密に、あなたが必ず認めなければならぬような状況になるようにこれはやりたいと思うのですけれども、これは保留しておきます。  そ...全文を見る
○西風委員 それでは次に、三公社五現業の有額回答の云々の問題について質問したいと思います。  福永官房長官及び早川労働大臣は、さまざまな機会を通じて、今度はできるだけ早い機会に有額回答を出すという発言をされておるのですけれども、この有額回答とは、社会的な状況に適応した、少なくと...全文を見る
○西風委員 いままで、有額回答というので労働者が期待して待っておりますと、三百円とか四百円とか五百円とか、中学以上の子供なら一カ月の小づかいでも納得しないような回答を出して有額回答。確かに額のあることは間違いないけれども、これでは有額回答じゃなくて、むしろ労働者に積極的にストライ...全文を見る
○西風委員 現在春闘はまだ終わっていないわけですけれども、いまの段階でいわゆる相場といわれることばで出されている金額は四千五百円くらいというふうにいわれているのですけれども、この世間の相場とあなたが考えておられる内容とはどの程度のものかということをお聞きしたいと思います。
○西風委員 政府が、三公社五現業の働いておる人々の誠意にこたえるような内容のものを進んで出すという、正しい労使横行といいますか、正しい常識といいますか、そういうものを出してもらうために積極的な努力をしていただかなければならないわけですけれども、やはりこれはできるだけ早い機会にやら...全文を見る
○西風委員 他の問題に移りたいと思うのですが、この問題については、先ほども申し上げましたように、できるだけすみやかな機会に問題を前向きに収拾していく上に役立つような大胆な収拾というものをお願いしたい。  次に、いま斜陽産業といわれながら炭鉱労働者は非常にきびしい労働条件の中で働...全文を見る
○西風委員 政府はいままで石炭産業に対してさまざまな面で資金を出したり行政的に協力したりしておるのですから、したがって、経営しておる側を守るだけでなしに、やはり実際に職場で炭鉱をささえておる労働者に対しても政府が積極的なあたたかい手を差し延べる、同時に政府の行政的な努力でその労働...全文を見る
○西風委員 炭鉱労働者の保護の問題については、これは災害その他の問題とも関連してあらためてやりたいと思います。  次に、この間新聞で御承知だと思いますけれども、山口放送で警察官が介入する争議があったわけですね。山口放送の争議であります。山口放送の争議は、合理化に伴う人員配置の問...全文を見る
○西風委員 いまの事実については委員会に報告をしていただいて、その段階であらためてやるというように考えております。  それではこれで終わります。
06月06日第55回国会 衆議院 社会労働委員会 第16号
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○西風委員 すでに新聞で御承知のように、ここ三、四日前から連続して大阪の愛隣地区、昔釜ケ崎といわれていたところで事件が起こっているわけであります。この問題は、あそこにたくさんの固定した職業を持たない、失業したたくさんの労働者が流入してきておりまして、これらの問題は当然労働政策の基...全文を見る
○西風委員 同じように、神戸の弁天浜で、港湾労働法に基づく問題と関連して、労働条件、賃金の条件が悪いというので若干の紛争が起こっておりますけれども、この実情についてもあわせて御報告いただきたいと思います。
○西風委員 労働大臣にお願いしたいのですけれども、やはり日本の労働行政の一番重要な点は、非常に恵まれた職場、雇用条件の中にある労働者の問題を取り上げることではなくて、恵まれない、底辺の中でまじめに努力しようとつとめている労働者に対して、どのように具体的な行政施策をやっていくかとい...全文を見る
○西風委員 あれは丸福食堂で何十円か不足があったから起こったというのは、これは直接の部分的な契機であって、実際はやはりあそこの地区の人々が疎外されておることに対する抵抗、そういう潜在的にある底流が——行政なんていうのは大体信用していないわけですね。信用していないというのは、一般的...全文を見る
○西風委員 神戸の弁天浜の事件は、湾港労働法ができたことによって、それが直接の動機かどうか別にして、従来よりも労働条件が非常に悪くなったという点でああいう事件が起きているわけです。前より労働条件が悪くなったという事実はありますか。その点はどうですか。
○西風委員 局長、これは愛隣地区へ行きましても、弁天浜へ行きましても、あそこの現場の労働者は、大部分の人が収入が下がったと言っていますよ。だから、そういう点で、上がってくる報告はどうか知りませんが、現場で働いている労働者が、港湾労働法ができたことによって——全部とは言いませんけれ...全文を見る
○西風委員 三十六年の事件が起こったときに、橋本官房長官ですか何かが提唱されて、あそこの地区の皆さんを含めた、あそこの問題を解決するための懇談会ですか、審議会ですか何か、正確に知らないのですが、そういうものができたと私記憶しているのですけれども、あれはその後どうなりましたか。
○西風委員 いつ解消したのですか。
○西風委員 労働大臣、万国博の建設がこれから急テンポで進むわけですね。そうしますと、いまならまだ秩序を持った労働者が、外からぐっと出てくる力によって、再び秩序を失うどころか、従来起こったよりもずっと複雑な事件が起こる可能性をいま内包しているわけですね。そういう点に対して、何かお考...全文を見る
○西風委員 私が聞いているのは、労働大臣が言われたようなことももちろんですけれども、万国博で事業が拡大したときにあの地区がどの程度の大きさになるというふうに推定しておられるかということを聞いているわけです。
○西風委員 なぜそういうことを聞くかといえば、労働大臣が常日ごろ言われているように、先手先手と問題を解決していかなければ——あそこの労働者の人が言うておるわけですね。わしらが人間として扱われるのはああいう事件を起こしたときだけや、新聞もテレビも役所も初めてあのときにわれわれを認め...全文を見る
○西風委員 労働大臣、最近は有権者の登録もだいぶ進みまして、政治的自覚が高まって、二万人ぐらいの人がおるわけですね。だから、従来のような状況じゃないのです。たとえば、健康保険でも入ろうという意欲を持っていても、これは労働省だけの問題じゃないでしょうけれども、役所へ行って申し込むと...全文を見る
○西風委員 大阪府、大阪市とこの問題について定期的な協議とか連絡とかいうのをやっていますか。
○西風委員 何か、労働福祉センターの上に本田良寛さんなどが中心になって病院をつくるという話がありますけれども、これも何か大阪府と大阪市と政府との間に十分な意見の一致を見ていないというようなことを聞いているのですね。これは厚生省の所管かもしれませんけれども、そういう点で、やはり病院...全文を見る
○西風委員 これはいつごろまでにその話が終わって、いつから着工できますか。
○西風委員 警察庁は来ていますね。——今度の事件はどういう原因で起こったのですか。
○西風委員 警察は、この事件を解決するために、どういう対策、どういう方法で処理に当たったわけですか。
○西風委員 組関係、暴力団、そういうものが組織的にこれに関与しておるというようなことはありませんか。
○西風委員 向こうの労働者は、警察官は顔を見ただけで腹が立つ、顔を見ただけで石を投げたい衝動にかられる者もおるわけです。それが正しいかどうかということは別にして、そういう者がおるわけです。そういう考え方、疎外感を持っておる労働者は、警察官に対してもう本能的な嫌悪感を持っておるわけ...全文を見る
○西風委員 これは、労働大臣、いま警察の発言でも明らかになりましたように、丸福食堂で金を払ったとか払わなかったとかいうようなことじゃなしに、潜在的に労働不安、生活不安というようなものからこういうものが起こっておるわけですね。だから、そういう点で、政府としては、労働省としては、もっ...全文を見る
○西風委員 それじゃ有馬局長にお尋ねしますけれども、先ほどちょっと部分的には聞いたのですけれども、愛隣地区に対する事業とそれに対する予算の内容ですね、それからその事業は大体いつからかかっていつごろ完成するかというような点をできたら報告してほしいと思います。
○西風委員 私は、中山さんのように、善玉、悪玉ということで二つに分けておりませんから、誤解のないようにしておかなければいかぬと思うのですけれども、やはり宗教の手をかりなければいよいよの問題は解決しないんじゃないかというようなことを、労働大臣が、一国の労働行政の責任者がかりそめにも...全文を見る
○西風委員 労働省がいろいろ施設をつくって問題解決のために当たろうという熱意は買いますけれども、そのことだけで問題が解決するという考え方をしていたら、これは間違いなんです。あそこは、たとえばマンモスアパートをつくったら、極端なことばでいえば、その近代的なマンモスアパートがそのまま...全文を見る
○西風委員 時間がないようですからあと二、三問で終わりたいと思うのですけれども、愛隣地区の問題は、労働大臣が言われたように、単なる大阪の問題じゃないのです。全国的な問題なんです。だから、できましたらこの問題について、審議会とかいうむずかしいものが困難であれば、この前、橋本さんがつ...全文を見る
○西風委員 これは愛隣地区の現場で働いている政府出先、大阪府、大阪市、それから民間の機関ですね、こういう機関で働いている皆さんは、たとえば政府の出先では、超過勤務手当とかなんとかいうことを度外視して、かなりな奉仕をやっているわけです。そのことによってこれらの係官が労働者の信頼を得...全文を見る
06月07日第55回国会 衆議院 沖縄問題等に関する特別委員会 第11号
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○西風委員 委員長にまず注文しておきます。  この間、沖繩の立法院から代表が来たときに、この沖繩対策特別委員会に与党の方はほとんど出席していなかったわけですね。そのとき委員長に聞きますと、月曜日は休みだから、いないのだという話だったのですが、きょうは国会の委員会が開かれ、しかも...全文を見る
○西風委員 三木外務大臣に質問いたします。  最近沖繩問題をめぐって、日本、沖繩現地、アメリカでいろいろな動きが出始めておるわけですけれども、こういう動き、傾向をどういうふうに感じておられますか。
○西風委員 先ほど外務大臣は質問に答えて、いまは沖繩返還の問題について全面返還を要求する適当な時期ではないのだと言われた。二十年以上もたっておるわけですけれども、私どもは、今日沖繩問題に対する国際的あるいは国内的な世論が高まった中で、政府が国論を統一して、政府がイニシアチブを握っ...全文を見る
○西風委員 先ほどの答弁で、対米要求ですか、あるいは政府の外交の進め方として、国論が分裂したような姿を示すべきではないというような意味のことを言われたわけですけれども、しかし、あなたがそういうふうにお考えになっても、すでに与党の中でさまざまな見解が出ておるわけですね。鹿児島県のあ...全文を見る
○西風委員 佐藤内閣総理大臣が総務長官に、沖繩復帰のための青写真をつくれという指示をしたことが、新聞に書かれております。あるいは大濱代表団がアメリカへ行きましたときの印象として、本委員会及び他の会合で話されていることによれば、アメリカ政府は、日本が具体的な計画、青写真をつくって、...全文を見る
○西風委員 いまの答弁で、施政権返還は、大臣の意見によれば、いますぐは不可能だ、したがって、いろいろな方法でというお答えがあったのですが、いろいろな方法というのは、内容は何ですか。
○西風委員 それなら、政府は当分は全面返還はあきらめるというふうに理解していいわけですか。
○西風委員 大濱代表団の訪米報告によれば、かりに部分の問題を論ずる場合にも——私どもは大濱代表団の考え方に必ずしも賛成じゃありませんが、大濱代表団の意見では、部分の問題を論ずる場合にも、全体の問題が明らかにならなければ、それさえ作業に入ることができないのだということを言っておるわ...全文を見る
○西風委員 二十数年もほったらかしておいて、こまかい問題が三つ四つ解決したからといって、鬼の首でも取ったように、政府が何か沖繩問題で大きな成果をおさめたように言うのは間違いです。いまやっておるのは、ことばが過ぎるかもしれないが、あたりまえなんで、いままでやっておるような程度のこと...全文を見る
○西風委員 沖繩の復帰を困難にしている客観的極東情勢って、内容は何ですか。
○西風委員 それでは、ベトナム紛争がある程度緩和されれば、沖繩の全面的返還を要求する客観的な基礎というのは大きく進むわけですか。
○西風委員 三木さんのお話は、聞いているときはよくわかるんだけれども、ちょっと考えると、次から次へ話が変わって、結局何にも中身がないわけです。ことばの魔術、あなたは昔からうまいわけですから、それはいいわけですけれども……。  いまだれが見ても、客観的な事実として、ベトナム戦争に...全文を見る
○西風委員 それでは四、五時間おってくれますか。
○西風委員 第三条の問題はこれから沖繩問題で最も基本的な問題ですから、われわれの熱意に動かされて、あらゆる会議を断わって五、六時間おってもらえば、第三条の問題をきょうやるのですが、中途はんぱになってもいけませんからやりませんけれども、アンガー高等弁務官が沖繩問題に触れて、アジアの...全文を見る
○西風委員 アンガー高等弁務官とジョンソン大使の発言というのは、アメリカのある種の多数意見を代表しておるわけです。ですから、そういう点で——三木外務大臣だけはそんなことはないと思うのですが、アメリカが何か言うと、すぐそれに気がねをして日本の独自の立場というものを忘れるのですけれど...全文を見る
○西風委員 それでは、ベトナム問題が解決してまだなお沖繩問題に対してマイナスの条件というのは、具体的に何ですか。
○西風委員 私どもは、ベトナムの問題が解決すれば、部分的な小さい問題は別ですけれども、アジアにかなり平和の条件ができるというように考えるのですけれども、ベトナムの問題が解決しても、まだなおかつそれは部分的なプラスの条件であって、沖繩問題の全面的返還を要求するチャンスではないという...全文を見る
○西風委員 少し話は離れますけれども、たびたび言いますように時間がありませんから、飛び離れた問題を聞くわけですけれども、この前総務長官に、アメリカが現在沖繩にやっている援助は債務になるのかどうかということを質問したわけです。それに対して塚原長官は答えてはくれましたけれども、これは...全文を見る
○西風委員 三木さんともあろうものが、事務当局と打ち合わせをせぬとこの問題について答弁できぬというのはどうかと思うのです。
○西風委員 相談せぬでも、三木さんの信念に基づいてやってもらえばいいわけですよ。
○西風委員 それならいいです。  債務にしないというが、これは奄美大島のときは債務になったんですね。なりましたね。
○西風委員 政府としてはこれは絶対に債務にさせないために全力を尽くすということを約束できるわけですね。
○西風委員 この間国会に参考人として山川立法院議長、安里社会大衆党委員長が来まして、沖繩問題等に関する特別委員会で報告したわけですけれども、その中で、いまや沖繩問題は単なる論議の時期ではなく、具体的な計画を立てて、政府が国論を統一して、すみやかに対米交渉を開始する時期であるという...全文を見る
○西風委員 時間がきたようですから終わりますけれども、沖繩の祖国復帰運動を進めるためには、政府というルートだけではなくて、やはり民間のあらゆる団体及び政府が明確な方針が出せない段階においては、国会がアメリカの国会関係機関に働きかけて、この復帰を容易にするような積極的な活動をやる必...全文を見る
07月04日第55回国会 衆議院 社会労働委員会 第25号
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○西風委員 全逓がさまざまな要求をしたときに、庁舎の前で職場大会その他をやるわけですね。こういう職場大会は郵政省は、暴力的な内容を持っておる、こういうようにお考えですか。
○西風委員 それではこの間、春闘中に全逓の各所で行なわれた職場大会の中でこれを暴力的と断定するような、暴力的威圧を感ずるような職場大会があったかどうか。
○西風委員 それじゃ暴力的な——暴力的といってもなかなか範囲がむずかしい問題になりますけれども、その暴力的と感ずるような職場大会がありましたか。
○西風委員 なかったですね。——それじゃ、五月二十二日に社会党の国会議員団が大阪郵政局へ全逓の組織問題その他について調査のためにおもむいたわけですが、このときに、国会議員団十人が面会を求めたにもかかわらず、大阪郵政局長は面会を拒否したわけです。しかも、これは本省と相談の上そういう...全文を見る
○西風委員 先ほどあなたに暴力ないし暴力的な職場集会その他があったのかと聞いたら、あなたはなかったと言うて明らかに答弁したわけですね。この五月二十二日の集会も庁舎を取り囲んでというようなうそをついたらいかぬです。庁舎の前におっただけであって、取り巻いたというふうな事実は全然ありま...全文を見る
○西風委員 六月十日に、同じく社会党の調査団として国会議員七名が調査に行ったわけであります。調査に行ったのは、私どもはやはり労働組合と局との間に、トラブルがふえたほうがいいという前提ではなしに、むしろできるだけトラブルをなくして正常な慣行が守られるような状況をつくり出したい、事実...全文を見る
○西風委員 調査団と大阪の郵政局の幹部と話し合っている最中に、人事部長は言うだけ言わせておけ、言うだけ言わせておけばおさまるだろうというようなことを言っておるのですが、これはそういう考えですか。
○西風委員 私あなたに注意いたしますけれども、すでに大阪郵便局の問題について質問するということを公にしてあるし、西原局長及び先ほどから問題になっておる人事部長を呼んでもらいたいということを言っておりますし、あなたは人事の管理に当たっておりますから、全逓新聞その他を読んでおるはずで...全文を見る
○西風委員 あなた全逓の新聞を読んだりわれわれが質問するであろうということを知っておるのなら、やはり大阪の郵政局なり人事部長と相談をして——全逓の新聞に公然と書かれておる。秘密にしておるのではなく、書かれておるのだから、その書かれておる内容について事実かどうかたださずに委員会に出...全文を見る
○西風委員 人事部長という人間を問題にしておるんじゃないですよ、われわれは。人事部長なり郵政局長の言動、ことばを問題にしておるのだ。これはあたりまえじゃないですか。犬やネコにものを言っているんじゃないですから、そういうつまらない答弁のしかたをしてもらったら困るね。これからする質問...全文を見る
○西風委員 あなたが調べてきたかどうか調べるために一つ質問しますが、この人事部長が大阪の中央郵便局か何かで、荒舩前運輸大臣が首になったのは、急行列車をとめたために首になったのではなくて、政府のある催しにおける行為が問題になって首になったんだということを、主事、主任会議か何かで公然...全文を見る
○西風委員 あなたの言うことは事実と違うわけですね。私ども調査団が行って、そういうことを言ったんじゃないかと言ったら、一回返事したのですよ、言ったと。ところが隣に郵政局の次長がおって、こういうことが明らかになったら問題になるというので、君、そんなばかなことを言っていないと隣から言...全文を見る
○西風委員 この大阪郵政局の人事部長は、地方選挙の最中にもあるいは選挙が終わってからも、局の主宰する集会ないしは局の権威を背景にして主宰する集会の中で、社会党、総評、全逓労働組合は暴力団体であり、破壊団体であるということを公然と言っておるのですよ。これはあなたが指導して言わしてい...全文を見る
○西風委員 こういうことを言うことはどうですか。規則その他に違反しますか、しませんか。
○西風委員 適当でないんじゃなくて、処分しますか。
○西風委員 一般的にそういう事実があったら処分するかしないかと単純に聞いているのですから、複雑に言わずに、単純に言うてください。
○西風委員 人事局長ばかりに聞くのも気の毒ですから、政務次官おいでですから、いまのような事実があったら、郵政省としてはどういう態度で問題を処理しますか。各党に対する批判とか現職の大臣ないしはそれに類似した者に対して一郵政局の人事部長が、個人で家に帰ってめしを食いながら話をするなら...全文を見る
○西風委員 たくさんの事実があるわけですから、それは調査の上でと言う、たてまえからいえばそうなるのでしょうけれども、そういうように誤解される数々の行為があるんですから、その人事部長に対して厳重な注意をする意思がありますか。
○西風委員 調査も、もちろん私どもしておりますし、あなた方がしてもらうこともけっこうですけれども、現にそういうふうな誤解を与えるような、この委員会で取り上げなければならぬような言動のあることに対して、こういうふうな状況をつくり出したことについて、これは望ましいことですか。——望ま...全文を見る
○西風委員 調査した結果質問しておるのですよ。その上、いままでこういうことを質問するからということを予告してあるのです。したがって、どうしたらじょうずに逃げられるかというつまらぬことを考える前に、どうして正面から答えることができるかということをやってもらわなければ困る。そのために...全文を見る
○西風委員 このことばかりやる気はありませんけれども、あなた方にもう二週間も三週間も前に質問する予定で、おそらく話もあったと思うのです。世界に誇る日本の官僚組織が、二週間も三週間も前に予告してあるのに、なおかっ調査できぬというようなことではない。あなた方の仕事はルーズじゃない、非...全文を見る
○西風委員 現実にいままでの全逓との話し合いの場で、行き過ぎた民主主義や行き過ぎた労働運動というのはどういう事実があったのですか。
○西風委員 まあそれはあなた方の指導が悪いからそうなっておるので、問題は別ですけれども、一二ページの最後のほうに、「妨害条件を撤廃して」という、職場の中の妨害条件というのは何ですか。組合との関係において妨害条件というのは具体的に何のことをいうのですか。
○西風委員 妨害条件とは、全逓の労働組合が団結して一つきちっとあるにもかかわらず、局が、それにいろいろな工作をして、第二組合をつくって職場を混乱さすことが妨害条件なんです。職場の秩序を乱すことですから。  たくさんありますから、次に移りますが、その次は一五ページ。一五ページの最...全文を見る
○西風委員 これはやれば何ぼでもありますけれども、飛ばしてあとのほうにいきますと、八一ページに「闘争至上主義的傾向が強いことである。」とありますが、これは全逓のことを言っているわけですか。全逓の労働組合が闘争至上主義である、こういうように見ているわけですか。
○西風委員 全逓は闘争至上主義ですか。
○西風委員 かつての時期というのはいつですか。
○西風委員 闘争至上主義というのは何ですか。
○西風委員 八五ページに、「組合運動は労働組合主義に徹すべきである。」というふうに書いてありますが、局は労働組合に対して、労働組合は何々主義をとるべきであるというようなことを指導したりすることが法で許されているのですか。またあなたの考えている労働組合主義というのはどういうことです...全文を見る
○西風委員 次官にお聞きします。九二ページに、あなたおそらく読んだことはないでしょうけれども、九二ページに、団体交渉における組合の立場のことを、管理者のとるべき態度として説明しているわけですね。「したがって発言内容は有ること、無いことが言われて真偽がわからないものである。むしろ虚...全文を見る
○西風委員 お互いに団体交渉する場合には、かけ引きその他でさまざまな事態があるというふうに文章を書きなさい、それならまだこれは五十点くらいで合格です。しかし「有ること、無いこと」「虚偽の事実」——虚偽ですよ。オーバーと違いますよ。「虚偽の事実の場合の方が多いことをよく承知しておく...全文を見る
○西風委員 次官、全逓の労働組合はうそをつくことが多くて信用できない組合ですか。
○西風委員 間違いないですね。
○西風委員 それでは、九二ページに「組合の言い分を簡単に信ずべきではない。」あなたの信用されている全逓の労働組合に対して「組合の言い分を簡単に信ずべきではない」これは、あなたの言われたこととこの文章は、どういうことになりますか。
○西風委員 九四ページに「現実に反動といわれている人を見ると実は信念のある人、勇気のある人、覚悟を決めている人、正しく事業を守っている人の場合が多い」これは労働組合との間にお互いに理解を持ち合うことが必要なんであって、労働組合がきらうような、労働組合と和合できないような人のことを...全文を見る
○西風委員 次官、こういう「新しい管理者」というようなものを、ほんとうに労使が郵政事業に積極的に協力するような雰囲気をつくるために出すのならいいですが、昔の歩兵操典みたいに、労働組合と戦うためにはどうするのかというような、局の側からの闘争宣言みたいな先制攻撃のような内容でこういう...全文を見る
○西風委員 誤解というようなものじゃない。文書に基づいて事実を言っておる。誤解というのは、事実を曲げるあなたの答弁のようなことをいうのです。だから、こういうふうな、組合と対立を深めるような内容の文書その他については今後出さないということをあなたは約束したら、非常に民主主義的な、し...全文を見る
○西風委員 終わります。
07月12日第55回国会 衆議院 沖縄問題等に関する特別委員会 第17号
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○西風委員 官房長官にお尋ねいたします。  この国会に、長い間待望されていた沖繩対策特別委員会がつくられたわけであります。私どもは、沖繩対策特別委員会がつくられた限りは、この委員会がつくられたことによって沖繩問題に対する何らかの具体的な前進が見られるということが望ましいわけであ...全文を見る
○西風委員 それじゃ、官房長官は時間がないようですから、端的に御質問いたしますが、いままで、沖繩対策特別委員会に入っておりますそれぞれの党の間で、国会に沖繩の潜在議席を設ける問題について話し合いが行なわれてきたわけであります。大体沖繩対策特別委員会関係者の話し合いの中では、立法院...全文を見る
○西風委員 潜在議席を設けることについて高度な政治的な考慮が要る、その高度の政治的考慮とは、内容は一体何ですか。
○西風委員 木村官房長官は佐藤内閣の中でたいへんまじめな人柄を買われている人でありますから、あまり追及したくないのですけれども、この問題に関する限り、官房長官が言われていることは、何を言われているか、ちょっとよくわからぬわけです。そういう点で、この点に関して——この点に関してのみ...全文を見る
○西風委員 つらい立場はようわかりますけれども、やはりこの問題については、佐藤内閣の官房長官としても——あとで総務長官にもお尋ねしますが、アメリカを説得する前に、自民党自身を説得しなければいかぬわけですね。やはり自民党を説得して、この問題については、何とかやはり前向きの解決をして...全文を見る
○西風委員 私どもはこの国会で——実はこの問題は今度の国会だけで言っているわけじゃないのです。私どもは従来から国会でたびたびこの問題について直ちにやりたい、出したいというような意思がありましたけれども、こういう問題については、先ほど申し上げたように、与野党が一致して問題の解決に当...全文を見る
○西風委員 総務長官にお尋ねいたします。  先ほどの立法院の決議の三つの問題については繰り返しませんけれども、総務長官が中心になって早急にこの決議が実現するように努力していただきたいと思う。  そこで、具体的な内容に入りますけれども、今度、政府が、総理府の中ですか、沖繩問題審...全文を見る
○西風委員 大体、政府は国会の中ではあまりほんとうのことを言わぬけれども、新聞記者に対しては、何かわれわれに言わないことまで発表しているわけですね。個人的に発表したのか、公式に発表したのか知りませんが……。いまの大濱懇談会が任務を終えてから慎重にやりたい、こういう話ですけれども、...全文を見る
○西風委員 頭の中にはしゃっちゅう入れてもらっておるけれども、やってもらっていないから問題になるのです。やはり現地の代表を加えるかどうか程度のことぐらいは、政府にだって方針はあるでしょう。大濱さんに沖繩問題を全部まかせたのではないでしょう。総務長官が中心になって沖繩問題を何とか前...全文を見る
○西風委員 何で沖繩を外国扱いにするのですか。沖繩は外国と違いますよ。そんなことは言うまでもないのですけれども、沖繩は、日本の沖繩県といわれる地域です。外国扱いにして、こういうものをつくるときに、沖繩は考えておりませんというようなことを言うことは、沖繩問題を解決さすのではなくて、...全文を見る
○西風委員 塚原総務長官のところへ、ジョンソン大使が、新しく民政官になられた方を連れて訪問されたというような新聞記事が出ておるわけですけれども、この中で何か具体的に話し合いないしは接触というようなものがあったかどうか、お聞きしたい。
○西風委員 そうです。話の内容です。
○西風委員 佐藤総理大臣が、しばらく前に、塚原総務長に対して、沖繩の祖国復帰のスケジュールについて具体的な作業に入れということを指示した日が公表されておりましたけれども、そういう作業はどの程度進んでいるのか、やっているのか、やっていないのかということについてお尋ねしたいと思います...全文を見る
○西風委員 塚原総称長官はこの国会が終わったら直ちに沖繩現地に行かれるということになるわけですけれども、沖繩現地に行かれてどういうことをやる目的を持っておられるのか、この機会にお伺いしたいと思います。
○西風委員 佐藤総理大臣と三木外務大臣がそれぞれアメリカに行かれるわけですけれども、アメリカに行くについて、伝えられているところに上りますと、沖繩、小笠原の問題が非常に大きい問題である、中心的な問題であるというようにいわれているわけですね。これはきょうは外務大臣がおいでになりませ...全文を見る
○西風委員 きのうですか、その前の日でしたか、下田駐米大使がすでに予備折衝を始めているわけですね。これは政府が訓令してやったのかどうか知りませんけれども、そういう中で、下田駐米大使が従来から言われていたような内容をアメリカ側に伝えておるわけですね。これは佐藤総理ないしは三木外務大...全文を見る
○西風委員 そういういいかげんなことを言ってもらったら困ると思うのです。しかも、従来から全く言われていなかったことが書かれている場合には、推測記事というような言い方ができないことはないでしょうけれども、従来から下田駐米大使が公然と、外務次官でありながら、政府の行政内容、政治方針に...全文を見る
○西風委員 総称長官、政府は分離返還に踏み切ったのですか。沖繩問題について、全面返還の旗をおろして、分離返還でアメリカと折衝を始めるということをきめたのですか。
○西風委員 そういうことがなければ、下田大使が自分の考えている三案についてアメリカの政府にこれを説明するというようなことが行なわれていいのですか。これは大使としてふさわしいアメリカにおける行動かどうか。総務長官に聞くのが適当かどうか知りませんけれども、この場所ではいまあなたが最高...全文を見る
○西風委員 だから、政府としては、全面返還、分離返還の問題について、いま全面返還ということを口先では言われておるのですから、それを信じたいと思いますけれども、沖繩問題について分離返還というようなことに方針を変えたというようなことはないわけでしょう。
○西風委員 先ほど外務省から、向こうから、電報ですか訓令ですか、何か知りませんけれども、きているという話ですけれども、それはどういう内容のものがきているか、明らかにしてもらいたい。
○西風委員 あいさつに行ったついでに言うにしては問題が重大過ぎるわけですね。だから、そういう点で下田駐米大使がどういうことをアメリカ側と折衝したのか、明らかにしてほしいと思う。どういう権限で、何のために、こういう沖繩問題の前進をはばむような分離返還に政府が踏み切ったような、外交官...全文を見る
○西風委員 それでは、政府の方針が固まっていない段階で、やったかどうかは別として、出先の大使がこういう問題について政治的くちばしを入れるかのごとき話し合いをすることは正しいかどうか、塚原国務大臣にお尋ねしたいと思います。
○西風委員 国務大臣として……
○西風委員 くどいようですけれども、下田駐米大使がこういうことをやらないということを断言できますか。やっていないということを断言できますか。
○西風委員 私は外務省に要求しておきます。いまあなたの答弁でも、出先の大使が本国政府並びに外務省と連絡なしにこういうことをやることについては好ましくない——いろいろ回りくどく言われましたけれども、好ましくないということを言われた。したがって、こういうことがあったのかどうか、新聞の...全文を見る
○西風委員 塚原総務長官にお尋ねしますが、沖繩問題を解決していくためには、この前大濱代表団の報告にもありましたように、あらゆる可能性を開拓していく、特にアメリカの世論と積極的な接触をはかる、学者、文化人、アメリカの議会、その他アメリカの各層と積極的な接触をはかる必要があるというよ...全文を見る
○西風委員 いや、こういう動きが出たときに、往々にして佐藤内閣が自民党を押える、こういうことをさせない——潜在議席の問題でも、有害であるというがごとき、そういうふうな感じで、潜在議席の問題について、打って変かったような態度がとられつつあるわけです。先ほどの話では、努力して何とかす...全文を見る
○西風委員 その次に、琉球政府と日本政府との関係の問題についてお尋ねしたいと思います。  それは、六七年度の予算では日本のほうが少し上回った程度だったのですけれども、六八年度ではアメリカに比べて日本の援助のほうがはるかに上回るわけですね。どういう率になって、どの程度上回っておる...全文を見る
○西風委員 したがって、アメリカに比べまして日本の援助のほうがはるかに多くなったわけですね。そうですね。
○西風委員 日本政府の財政援助のほうが大きくなっているにもかかわらず、琉球政府の行政に対する発言権といいますか、その計画権といいますか、そういう問題について、アメリカに比べて、日本政府の権限といいますか、意見を出す方法といいますか、そういう権利が圧倒的に小さいわけですね。その点は...全文を見る
○西風委員 沖繩の経済、政治がどうなるかという問題は、いずれにしても、おそいか早いか時間の違いはあっても、これは日本と一緒にやっていかなければならぬわけです。そのためには、沖繩が日本の本土と比べて著しい立ちおくれがある、あるいは産業構造その他について日本の産業構造と合わないという...全文を見る
○西風委員 これらの問題について、日米協議委員会をつくる際にかわされた交換公文ですか、そういうもので一体どういうようになっていますか。
○西風委員 日米協議委員会の問題については、きょうは時間がないようですから、あらためてまたやりたいと思いますけれども、沖繩の経済の積極的な建設の問題について、いまの沖繩の経済を見ておりますと、かりにいま直ちに日本に施政権が全部復帰したとしても、沖繩のいまの経済の現状からいえば、経...全文を見る
○西風委員 沖繩の金融が一体どのようになっているかということですね。たとえばわれわれが調べたところによれば、また広く知られているところによれば、アメリカの二つの銀行が事実上沖繩の金融機関を握り、沖繩の全産業を制覇しているというような状況になっているわけですね。こういう点について政...全文を見る
07月19日第55回国会 衆議院 運輸委員会 第27号
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○西風委員 ある新聞によれば、こういうことが書かれているわけであります。七月七日に運輸大臣が大阪の陸運局長を呼んで、この問題について業者に一定の示唆を与える。これは、運輸省が認可を取り消すということは行政上困難であるから、業者が自主的にこれを取りやめるというように世間では受け取ら...全文を見る
○西風委員 あなたは七月七日に大阪の陸運局長を東京に呼んだときに、どういうことを指示したわけですか。新聞は一部の新聞が取り上げておるだけでなくて、全体の新聞のその当時の記事の扱い方、並びに運輸大臣が七月七日に記者会見をやったときの話としては、できるだけこれをやめさせるように指導す...全文を見る
○西風委員 この問題でトラブルが起こっておる原因は、冷房料金を値上げすることを早く告示したかおそく告示したかという問題にトラブルの原因があるのではなしに、冷房料金というような不合理なものを取ることを運輸省が認可したことに、トラブルの原因があるのですね。その根本的な原因に触れないで...全文を見る
○西風委員 最近この事件が起こってから、若干態度を変えられたのかもわかりませんけれども、業者が常々業者の会合その他で言っているのは、この冷房料金がそのまま基本料金の値上げにつながる、時間を置かずにそのまま行なわれるんだということを公然と言っておるわけですね。業者自身が業者の会合そ...全文を見る
○西風委員 なるほど局長さんは、先ほど、新聞ですから全部責任を持つわけじゃないですけれども、この料金の問題については強気で押すというような印象のことを言われたと書いてあるわけですけれども、いまのままで強気で押すという考え方ですか。
○西風委員 先ほど大臣の答弁で、この問題の解決にあたっては、大臣のことばを使いますと、やめるか、それとも、何らかの妥当な方法をとるというふうなことばをたしか使われたと思うのですけれども、何らかの妥当な方法というのは、たとえばどういう方法ですか。
○西風委員 あした参議院で言われるのも、きょうここで言われるのも、そう別に変わりないと思うのですがね。むしろいままでこの委員会ではほとんど問題にならなかったわけですから、ここを出発点にして運輸行政の立て直しをはかっていく。業者となれ合っているといわれているような点について、やはり...全文を見る
○西風委員 私は、この機会に、この反対運動というのは時間を引き延ばせば何とかなるという性格のものではないことを申し上げておきたいと思う。たとえばこの運動に対する反対の動きは、党の問題でいえば、単に一党派の婦人の動きというようなものでなしに、たとえば、みな御承知だと思いますけれども...全文を見る
○西風委員 時間がきたようですから、最後に発言をさしていただきたいと思いますけれども、やはりこういう問題は、役所はむしろメンツにこだわらずに、そのときの世論の動きに応じて問題を処理する。もちろん、世論の動きといいましても、世論が全部正しいのじゃなくて、故意に誤った世論がつくられる...全文を見る
07月21日第55回国会 衆議院 沖縄問題等に関する特別委員会 第19号
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○西風委員 私は、日本社会党を代表して、沖繩問題等に関する決議案に賛成の立場から、若干の意見を申し上げたいと思います。  沖繩は、言うまでもなく、切り離すことのできないわが重要な国土の一部分であります。ところが、沖繩は、不合理な、国際的に何ら根拠のない対日平和条約第三条によって...全文を見る
08月07日第56回国会 衆議院 本会議 第9号
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○西風勲君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律案、及び民社党提案の修正案に対し、反対の討論を行なうとともに、政府管掌健康保険及び船員保険に加入する一千三百万人の勤労者、さらには大多数の勤労国民にかわって、佐藤...全文を見る
10月11日第56回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号
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○西風委員 九月の十五日に大阪で港湾暴力の問題、全港湾の労働組合の分会長が暴力団に殺されるという非常に不幸な事件が起こったわけであります。この事件の概要あるいは警察での取り調べの状況について、まず最初に警察庁のほうから報告を願いたいと思います。
○西風委員 これからいろいろ質問するわけですけれども、大阪の現地から取り調べを受けた、あるいは調査に協力した組合員の話によりますと、この事件については警察側に非常な手落ちがあるわけですね、はっきりした具体的な手落ちがあるわけです。そういう手落ちをできるだけごまかすというと適当なこ...全文を見る
○西風委員 この組合がやりましたストライキは、賃金を上げろとか、あるいは何らかの権利を認めろというようなストライキではなしに、職場に暴力団がはびこって、生命の危険を感じるような事件がたびたび起こって、安心して仕事ができない、したがって、安心して職場で仕事ができるようにしてもらうた...全文を見る
○西風委員 警察のほうが急いでいるようですから、警察のほうを先に、港湾局に対してはあとで若干質問させていただきたいと思いますけれども、一番最初に、いま三井警備課長が報告されましたように、八月の二十三日でしたか、二十二日でしたかに、第一回の組合の警備要請に対する申し入れが行なわれて...全文を見る
○西風委員 それでは課長、九月十三日にトラック二台に分乗して原田組組員全員が、そのトラックの中にチェーン、鉄棒、とび口というようなものを積んで、予備襲撃、襲撃の準備ですね、に来たということは、情報は全然つかんでなかったわけですか。
○西風委員 この原田組というものは、殺すということを公然と言っているわけですよ。いまのあなたの答弁では、そんなことは聞いてないという話ですけれども、殺すということを言っているし、また事実何回にもわたってそういう行動をやっているわけですね。そのために——労働組合が警察に警備要請する...全文を見る
○西風委員 承知いたしておらないという答弁を要求しておるのじゃないのです。承知しておらなかったことがけしからぬと言っておるのです。あなた方は、どういう警備をやっていたのか。トラック二台に白昼公然とこういう危険なものを積んできているのに、これに対して情報収集、あるいはトラックが二台...全文を見る
○西風委員 では刑事局長、これはさっきからたびたび繰り返して言っておりますように、生命の危険があるために、労働組合はわざわざ、賃上げとか他の要求を掲げてやったのではなくて、生命の危険を守れというストライキをやったのです。身の危険を守るためにストライキをやったのです。しかも、危険が...全文を見る
○西風委員 今度の事件がいままでの事件と違うところは、警察官が現場におる前で十一カ所も刺されて、しかも最後にのど元にとどめの一刺しまでやられているというところに、今度の事件の特徴がある。警察のおらぬところで暴力団にやられたというのは、通常間々あるのです。ところが、今度の場合は、八...全文を見る
○西風委員 まず、山口組というのは、あれは暴力団ですか、普通の企業会社の経営者ですか。
○西風委員 あなたは先ほど、原田組は暴力団ではなくて企業をやっている、まあ運送業者とは言わなかったけれども、そういうものだということを言われたのですけれども、警察のリストに載っている一般的な暴力団というものとともに、リストには載っていないけれども、これからのし上がろうとする、チン...全文を見る
○西風委員 それでは、いま組長を逮捕して取り調べをしておるわけですけれども、取り調べの中で、原田勝明が九月十一日に脇田さんを殺すという大体の計画をきめておるということを自供したといわれておりますが、間違いないですか。
○西風委員 これはもう広く伝えられておることですよ。この国会の質問に対して、この程度のことも言えませんか。九月十一日に謀議をやって、殺す分担その他をきめたということを自白したということが大体世間で知られているわけですよ。世間で知られていることを国会で質問をして、あなたは、秘密に属...全文を見る
○西風委員 そんなもの新聞に出ておるじゃないですか。新聞に出ておるようなことを国会で質問したら、答えられないと言う。そんなことで押し問答しておってもしようがないですからいいですけれども……。  そこで、それなら具体的に聞きますけれども、九月十四日、先ほど言ったのは九月十三日です...全文を見る
○西風委員 九月十四日の事件があったときに、まあこちらの側は約八十人ばかり人数がおったんですけれども、しかし、そういう凶器を持参してやってくるもんですから、また同時に、組合員のごく一部分の人々に、あんまりたびたび脅迫するもんですから、こちらも自衛体制をとる必要があるというような意...全文を見る
○西風委員 まあ、表現の問題じゃなしに、いまテレビニュースで警察自身も宣伝しておるのは、何かあったら二〇番に電話せい。脅迫されておるときに、どこどこにやってもらっておるんだから、どこどこへと、とっさにそんな判断はつきませんよ。暴力団にチェーンその他で脅されているのだから、そのとき...全文を見る
○西風委員 港湾局長、あなた先ほど、事件が起こるまで全然知らなかった、こういうことですね。——それで局長さん、もちろんあなた一人の責任じゃないですけれども、港湾労働法ができて以来、港は変わっておりませんよ。変わってないどころか、前よりも巧妙な手配師組織というようなものができており...全文を見る
○西風委員 港湾局長、今度の事件を見て、これからの港湾管理の問題について、どういう点を改善する必要があるとお考えですか。
○西風委員 港湾局長は運輸委員会のほうに用があるようですから、最後に、大阪ではこの事件を契機にして港湾暴力をなくすために、大阪府、大阪市あるいは業者も含めた港湾関係団体、そういう団体が一緒になって港湾から暴力をなくする、港湾をもっと明るい、働いている人が安心して働けるような職場に...全文を見る
○西風委員 警察さんに聞きますけれども、九月十五日の状況をどういうように把握しておられたか、まず御報告いただきたい。
○西風委員 九月十五日に原田組が状況偵察のために朝から自転車、自動車で周囲を回るとともに、ちょうど閃光汽船から——現場をごらんになった方はわかると思うのですけれども、関光汽船から向かい側に弁天埠頭があるわけですね。天保山からかわった新しい埠頭であります。関光汽船の新しい発着所です...全文を見る
○西風委員 残念ですね。肝心なことを何も知らぬわけですね。肝心なことはみなわからなかったというわけですね。先ほども、殺すようなことをするとは思わなかったという刑事局長の答弁ですけれども、殺す危険がなかったら、棒で三つや四つなぐられるくらいの危険なら、だれが労働組合が警察に警備を要...全文を見る
○西風委員 書いたものを読んでいるだけですから無理ないと思いますけれども、あなたやはりもっと本気で答弁してもらわなければ困ると思うのです。時間さえたてばいいというものじゃないですよ。そういう点で、あなた方は、ほんとうにこういう事件が起こらぬように警備したのかということを言うておる...全文を見る
○西風委員 組合が、こん棒で三つや四つなぐられるくらいの脅威なら、警察へ警備を要請しますか。二十数人もおる分会員が、二つや三つなぐられる脅威があるくらいで、警察に守ってくれということをいいますか。そんな刺されるということまで考えていなかった、——現に刺されたのですからね。警察に重...全文を見る
○西風委員 あなた方の今度の事件が起こった結果に対する道義的な態度、姿勢を聞いておるのですよ。だから、あなた方は刺されるとは思わなかった、それなら組合が、実際に事実はそうだったのかどうか別にして、事前に調書を差し出さなかったから殺された、そういうことですか。あなたの言うのはそうい...全文を見る
○西風委員 各方面の協力があったらあんな事件は起こらなかった。——各方面の協力とは何ですか、具体的に。
○西風委員 それでは、組合が警察に協力しなかったからこういう事件が起きたという論理になりますけれどもそういうことですか。
○西風委員 あなた、三百代言みたいなことを言うてもらったら困りますよ、死んだ人に対して。各方面の協力があったらこういう事件が起こらなかったと言うから、各方面とはどこだと言うたら、組合が調書を出さなかったからだとあなたは言ったじゃないですか。刑事局長どうですか、そういうことですか。...全文を見る
○西風委員 私がさっきから聞いていることについて、三秒で答弁できるのですがね。私がまず第一に聞いているのは、組合が身に危険があるからというのは、単なる暴力でなくて、あの殺された本人が何べんも、私は殺されるということを言っていたんですよ。これは警察でもおそらく育ったと思うのですね。...全文を見る
○西風委員 さっきから、あなた何を言うているのか、自分でわかっておりますか。あとで議事録を読んだらわかりますけれどもね。反省するけれども、あの程度の状況ではしかたがなかったということは、ちっとも反省していないじゃないですか。よかったか悪かったかを聞いている。つべこべ言わずに——殺...全文を見る
○西風委員 あのね。判断に誤りがあったかどうかということで、殺されずに済んだか済まなかったかというような重大な問題ですよ。人間一人の命の問題ですよ。判断に誤りがあったから殺されたのではないですか。判断に誤りがあったのかなかったのか。刑事局長は初め判断に誤りがあったように言われたけ...全文を見る
○西風委員 不測って、何が不測な事態ですか。不測な事態というのは、何にもそういう経過がなしに、突発的に起きたのを不測の事態というのです。八月二十三日から組合が、暴力のおそれがあると、たびたび警察に申し入れ、警備を要請して、そのために組合がストライキまでやっているのに、これがあれで...全文を見る
○西風委員 これは委員長、警察は——委員長に言いますよ。警察は殺されると思っていなかったと言うのです。殺されたのです。しかも組合は、殺されるから警備してくれということを警察に要求した。その間に違いがあるわけですね。警察の判断の誤りですよ。これは委員長、注意して、そういう答弁をさし...全文を見る
○西風委員 まあ、いろいろ中身はありましたけれども、警察が判断に誤りがあったということを認められたわけですから、もう少し九月十五日の具体的な問題について、あと若干質問したいと思うのです。  九月十五日に脇田さんが刺されたときに、二十メートルぐらいですか、離れたところにパトカーが...全文を見る
○西風委員 そのとき、私服が三人おったわけですが、その三人はどこへ行ったのですか。しかも、何していたのですか。それを明らかにしてもらいたい。
○西風委員 さっきの二つの問題について問題があるのですけれども、時間がありませんから触れられませんので、肝心なところについてお聞きしたいと思うのです。  ボンネットを上げたり下げたりして来なかったというふうに言われておりますし、またそれが事実なようであります。そのことはかりにお...全文を見る
○西風委員 おそらくそういう調書をつくろうとして努力中なんでしょうけれども、それは事実に反してますよ。馬乗りになってやられている最中です。やられている最中だからこそ、警察官がピストルをかまえて前に行かぬものだから、組合員がけつをぱっと押したわけです。早う前へ行けといって押したわけ...全文を見る
○西風委員 時間の関係で、きょう一ぺんに解決できぬかわかりませんけれども、これは事実と全然違いますよ。現にきょう事件の現場におった人もおりますけれども、あとで参考人なり証人なりで呼んでもらっていいのですけれども、現場で二人がどうしてピストルをかまえるのですか、事件が終わったあとに...全文を見る
○西風委員 警察官が中腰になってやめぬか、やめぬかと言ったことは事実ですよ。こんな話はつくれる話と違います。事実なんですよ。だから、警察がそういう点について十分調査して、あらためて明らかにするということにしてください。
○西風委員 その次に、事件が終わってから原田組が大部分押しかけていて、周囲におる全港湾あるいは閃光汽船分会の分会員を脅迫しているわけです。現職の警察官がおる前で暴力団の脅迫が行なわれた。警察官は知らぬ顔をしているんです。たとえば事件が起こってすぐ、あき地のところで原田組長が短刀を...全文を見る
○西風委員 きょうは、あなたのほうは、都合が悪いことはみな聞いていない、知らぬというものですから、日本の警察はうそをつかぬので有名だと思っておりましたけれども……。  最後に、相当な時間が経過してから——これは、暴力団に脅迫されているときは、一時間とか、二時間とかいう単位ではな...全文を見る
○西風委員 調査って言うが、これは事実ですよ。終わってから、原田組長以下来たんですから。そういう点で、あなた方不十分だって言うんならしかたないけれども、この次責任者を呼んで聞くようにしたいと思いますが、そういう事実があったということをひとつ厳重に調べて、適当な機会にそういう事実が...全文を見る
○西風委員 原田組に対して——まだ逮捕されていない者がおります。おまけに、その逮捕されていない者の中に、死んだかどうか、現場へ確認に来た組員が逮捕されていないのです。死んだかどうか最後に見に来ているわけです。きちっと死んでいるということを見きわめていっているような危険な者がまだ逮...全文を見る
○西風委員 刑事局長、原田組に対してどうするかということを質問しているわけですから、あなたから責任のある回答をいただきたい。
○西風委員 原田組については、これは事件がありましたときにもおじ貴——やくざのことばでおじ貴というのは、兄貴分か何かに当たるそうですか、おじ貴というのが黒装束で来ていたそうです。これが山口組の何とかというふうにいわれております。そういう点で、上部とのつながりを的確に把握をすると同...全文を見る
○西風委員 今度の殺人事件は、何といいましても警備上の手落ちによって行なわれた、警備上の手落ちのために脇田さんが死ななくてもいい命をなくした、こういうことですから、もう時間がありませんから押し問答できませんけれども、やはり港署長をはじめとした現場の警備の責任者に対して、警察として...全文を見る
○西風委員 品川労働大臣に、まず第一は、十六条のただし響きの撤廃についてひとつ真剣に検討していただきたいということをまず要請しておきたいと思う。  それから第二は、そのただし書きがあることによって、いま起こっている港のさまざまな事件ですね。私も現場を見てきましたけれども、暴力団...全文を見る
○西風委員 じゃ、終わります。
12月22日第57回国会 衆議院 沖縄問題等に関する特別委員会 第4号
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○西風委員 きょう開かれました沖繩対策特別委員会は、今度の国会が沖繩国会というようにいわれた最後の委員会であります。沖繩国会にふさわしい締めくくりの委員会が開かれたわけであります。  この委員会の中でいままで佐藤総理のいろいろな発言を聞いておりますと、国民的な合意を求めるという...全文を見る
○西風委員 私どもは、佐藤総理が、日本のために、できるだけできの悪い総理大臣で終わってもらいたいというような、けちなことは考えておりません。あなたが沖繩問題を正しく解決することによって、日本の歴史に佐藤榮作の名前がさん然と輝く、そういうふうにしてもらいたいわけですね。そのためには...全文を見る
○西風委員 アメリカから核は絶対——これはもう国民の間で最も大きな問題になっておるわけですからね。そういう点でアメリカ側から原子力潜水艦には核装備をしておりませんというような通告があったかどうか。さらに原子力潜水艦エンタープライズに核装備、核弾頭が載せられているということは、これ...全文を見る
○西風委員 あなたがアメリカを外務大臣として信用されることは自由でありますけれども、一億国民の運命を預かっているわけですから、だから、あなたや佐藤総理の信念だけでなくて、もっと実証的な一これは疑いがあるわけですから、疑っている人が多数なんです。この問題で疑いを持っているかどうかと...全文を見る
○西風委員 まず第一は、いま沖繩が直ちに日本に返らないという場合に、やらなければならないことがたくさんあるわけです。その第一は、諮問委員会でやられるのか、日米協議委員会でやられるのか知りませんが、首席公選と国政参加の問題、これをすみやかに解決する必要があるわけであります。そういう...全文を見る
○西風委員 忘れもしないことしの五月二日、私は沖繩委員会で、日米協議委員会で主席公選、国政参加の問題を取り上げたらどうですかと言ってあなたに質問した。あなたはこう然と胸を張って、日米協議委員会はそういうことをやる場所ではありません、そういうことは政治会談、外交ルートでやりますとい...全文を見る