西風勲

にしかぜいさお



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西風勲の1968年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月05日第58回国会 衆議院 社会労働委員会 第3号
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○西風委員 いま島本委員が質問いたしました大船渡与件の処分の問題について、いま政務次官は質問の趣旨を尊重して善処したいということですが、善処したいというのはどういう具体的内容を意味しておるのか、明らかにしてもらいたい。
○西風委員 政務次官、ここは政務次官の勉強の場ではないんですね。国民のためにたとえ部分でも全体でも利益になるような結論を出す、本委員会の村議が郵政事業を国民と直結させる、推進していく上で具体的な意味を持つということ、あるいは労使の関係について従来よりも前進した部分が出てくる、信頼...全文を見る
○西風委員 そういう答弁は、町から来た陳情の人をちょろまかすようなことなら役に立つが、本国会の正式な委員会でやる発言を——あなたは非常に人柄のいい人ですから、そういう点を信じて、人柄は具体的行為によってさらに立証されるわけですから、そういう点で、いまあなたが言われた善処という点に...全文を見る
○西風委員 私はあなたに理を尽くして申し上げているように、ここで処分を撤回する約束をせいということを言えば、あなたの職務権限以上のことを要求することになりますから、したがって、あなたが先ほど述べられた事実について、大臣あるいは人事局長——人事局長だって、いままで調べたことが全部正...全文を見る
○西風委員 それでは、人事局長に西成郵便局の事件についてお尋ねいたします。  ほんとうは私どもはこういう一つ一つの問題を取り上げて、こういうところでやりたくないのです。社会労働委員会というのは、少なくとももっと大局的な観点において問題を処理するようにしたいのですけれども、しかし...全文を見る
○西風委員 西成事件は突如として起こったんじゃなしに、西成郵便局長が犯した数々の悪業の結果出てきた氷山の一角なんです。したがっていままで西成郵便局長がどういうことをやってきたかという内容を十分点検した上で、これが具体的に立証されることが必要なんです。だからそういう点で、調査すると...全文を見る
○西風委員 このときに、当時全逓の組合員であった鳴神君というのがおりますが、この鳴神君に対して、局長は、おまえの処分が重いのは全逓に加入しているからだということを公言しております。同時に、この局長はたいへんな人でして、西成郵便局の中に丹波橋参りということがあります。この局長の住ん...全文を見る
○西風委員 さらに、この局長の勤務態度は、西成郵便局の郵政の仕事を推進することよりも、労働問題を中心にして組合員との間にトラブルを拡大するというような仕事のやり方をしております。たとえば常にスパイ活動をやっている。スパイ、尾行、家族調査というのを局長が先頭に立ってやっている。これ...全文を見る
○西風委員 大体、この郵便局長は逆上性何とかという性癖があるのです。何か私どもが、そういうことをやっちゃいかぬじゃないかとちょっと言うと、ぐわあっと上がるのですね。ところが、それが郵政省の中では、出世がしらの筆頭だそうであります。世の中の常識と郵政省は違うらしい。たとえば脱退届け...全文を見る
○西風委員 いまのあなたの答弁は、非常に重大な内容が含まれておりますよ。たとえば主事の場合には、組合がさまざまな闘争をやったときに、その闘争に参加する上で、官側に対して精神的に非常に申しわけない、職務上申しわけないというような気持ちになる場合はあるでしょう、こういうお話ですけれど...全文を見る
○西風委員 この問題については、あとで田邊委員から別個に追及があるようでありますから、次の問題に移ります。  この三家本という局長は、職制を集めました集会の席で、私は大阪郵政局なんか相手にしていない、郵政省直轄であるということを言っております。さらに、総評の一万や二万来てもびく...全文を見る
○西風委員 それは、私があげただけでもこれほどあるのです。三時間か四時間ぐらい局長の言ったことをあげられるほど材料があるのです。それはあなたのほうから見たら誇張があると見るかもわからないが、全部事実でないことは絶対ありません、事実ですからね、これは。そういうふうな局長であります。...全文を見る
○西風委員 暴力をふるうといったって、ポケットに手を入れて、右肩にカメラをかけてどうして暴力をふるえるのでしょうか。あなたやってみなさい、ここで実演してみなさい。しかもこの局長は、すでに来ていた警察に対して、この事件のすぐあとで、私はこういうふうに押されて、ここでこういうようにこ...全文を見る
○西風委員 三月何日かの組合との団体交渉で、暴力は使っていないということを西成郵便局長が正式に言っておりますよ。まず第一に、暴力は使っておりません。やられておりません。ただし、こけたときに、挑発するのかというふうに言ったときに威嚇を感じましたという二つの点で明確な答弁をしています...全文を見る
○西風委員 あなたの言っていることは、全然事実ではないわけですけれども、時間がございませんから押し問答するわけにいきませんが、これは本人を呼んで事情を聞きましたか。本田君本人を呼んで、処分される人事局でそういう事情を聞きましたか。
○西風委員 あなた、首切られるということは、その人の人生航路にとってたいへんな結果になる。そんなことをあなたに言わなくてもあなた御存じのように、たいへんな問題ですよ。これは最後は第三者機関その他に入るにしても、こういう性癖のある局長のもとに起こったそういう事件に対して、首切る場合...全文を見る
○西風委員 現認といいましても、同じ利害に立つ人が現認したのではこれはあかぬわけですわ。人事局長さんのところでトラブルが起こったときに、人事局の次長、課長三人が現認しても、これは現認ではなくて、そういうものを、西成郵便局のことばで言えばでっち上げですね。本田君というのは、からだは...全文を見る
○西風委員 大船渡事件と西成事件については、事情を調べて善処する。善処するというのは、先ほど言いましたように、直ちに単純に取り消しとか、そういうことを一般的に言うておるのではない、調査して善処するというように受け取っていいですか。
○西風委員 それでは人事局長にもいまの問題を確認しておきます。
○西風委員 間違っておらなければそのままとかそういうことを言わずに、善処するかと聞いておるのだから、善処する、こういうふうに答弁してください。
03月12日第58回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○西風分科員 東京と大阪を比較いたしますと、道路交通事情について、東京のほうももちろん十分ではありませんけれども、東京のほうがはるかに進んでおりまして、大阪の交通事情、道路事情というのは非常に悪いわけですね。そういう点で万国博覧会とかいうような問題も一つの目標になりましょうけれど...全文を見る
○西風分科員 いままで大阪全体の運行をよくしていく上で、聞くところによりますと、七十本くらいの幹線道路の計画があるようであります。その中で主要な十数本が全部分断、まん中で切られたような形になっておるというふうに言われておるのですけれども、そういう点どういうようになっておるのですか...全文を見る
○西風分科員 そういうことを聞いているのじゃないのです。もっと具体的に、大阪の中で幾つか幹線道路の完成が予定よりもはるかにおくれているために、大阪全体の道路事情、交通事情を緩和する上でネックになっているところが何カ所かあるでしょう。それはどこですかということを聞いているのです。
○西風分科員 計画よりもはるかにおくれておるわけですね。おくれておるというのはあなた方の責任というのじゃなくて、立ちのき問題その他非常に複雑な問題がありますから、簡単には考えておりませんけれども、その中で第二阪神国道ですね。これは当初の計画はいつ完成する見込みだったのですか。
○西風分科員 第二阪神国道については いま伝え聞くところによりますと、昭和四十五年ですか、万国博覧会までにできないんじゃないかというようなうわさが出ておりますけれども、そういうことはないわけですな。
○西風分科員 さっきあなたは、第二阪神国道はどうかと言うて私が聞いたら、四十五年までに完成しますという話だったわけでしょう。私が四十五年に必ずできないといううわさがあるけれども、そんなことないのか、そんなことはないのでしょうねと言うて聞いたら、今度は用地の問題があるというような話...全文を見る
○西風分科員 建設大臣にお伺いしますけれども、河野さんが建設大臣をやっておられたときに、非常に実行力がある、私どもは必ずしもそうは思いませんが、一部の人が、あれが政治家であるという話があったのです。私は河野さんのような行き方もあるけれども、佐藤内閣の中で大黒柱というよりも、事実上...全文を見る
○西風分科員 それでは道路局長にお伺いいたしますけれども、第二阪神国道の問題と関連して、千本架橋という計画があるでしょう。大阪の区で言えば、大正区と西成区という重工業地帯を結ぶという計画、予算もついているはずですよ、調査費かどうか知りませんが。その点、どうですか。
○西風分科員 名前はまだ正式にきまっていないかもしれませんが、木津川に堺へ通ずる大きな橋をかけるわけです。千本渡しという渡しがありましたから、したがって千本架橋と住民は呼んでおるのであって、名称はきまっていないでしょうけれども、かなり大規模な橋なんです。大阪にいままであります橋の...全文を見る
○西風分科員 どういう番号かおかりませんが、さっき私が言った……。
○西風分科員 木津川です。
○西風分科員 それは阪神の公団でしょうね。これは道路公団だけがやっているのであって、建設省は全然関係ないのですか。
○西風分科員 その橋はどこからどこまでかかるかということはわかりませんか。いま言われている木津川にかかる橋です。
○西風分科員 その橋の問題についてきょうは少し聞きたいと思ったのですけれども、それがなければ結局何にもないのと同じですが、なかったらしかたがないですけれども、私のほうもちょっと番号がわからないのですが……。
○西風分科員 それではひとつそれを説明してもらってからやりたいと思っておりましたが、できないわけです。  実はこの木津川架橋の問題については、これは単に地域の一般的利益というようなこまかい問題ではなくて、四国の架橋ほど大きな橋じゃありませんけれども、この橋によって大阪の中心的な...全文を見る
03月13日第58回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○西風分科員 これから二、三の問題についてお伺いしたいと思うのですけれども、いままでの厚生大臣の答弁を評して、合気道の呼吸のような答弁で、もう一つ態度よりは内容に誠実さが感じられない。全体じゃありません。部分的にですが、そういう批評もあるようですけれども、きょう私どもがこれから聞...全文を見る
○西風分科員 厚生大臣、これは山谷、愛隣地区に対する厚生行政の基本的な観点、基本的な視点は何かということを聞いておるわけです。どういう点ですか。
○西風分科員 それでは、本年度、厚生省として山谷、愛隣地区に対してどの程度の予算が対策としてとられているか、明らかにしていただきたいと思います。
○西風分科員 この問題について基本的な視点は何かということをお聞きしたら、厚生大臣は、生活の改善である。それはもうまさしく中心的にはそうなんですけれども、同時に為政者の側が、ああいう地区の問題についてからだを張って——からだを張ってということばが適当かどうか知りませんが、わかりや...全文を見る
○西風分科員 これは大阪の場合でいえば、万国博覧会ですか、これを一つのめどとして、愛隣地区、釜ヶ崎という地区が相当大きくふくれあがることはもう明らかです。よそへ分散して宿舎をつくるとかいうふうな点があっても、結局みなそういうことに対して忌避したりなんかしますから、そういう労働者に...全文を見る
○西風分科員 それでは連絡会議みたいなものをやっているわけですね。引き続いていままでやっておりますか。いままでどういうことをきめておりますか。
○西風分科員 この間もあそこの診療所にいる本田良寛氏ですか、この人が中心になってやっている社会医学研究会ですかが子供の調査をやっておるわけです。その子供の調査の結果、あなたは何かしたいことがありますかというのに対して、そんなものはない——全部じゃないですが、ないというのが多数です...全文を見る
○西風分科員 次に、先ほど説明のあった病院の問題ですが、財政硬直化その他理由はわかりますけれども、いまあそこでは、もうほんとうにその日その日指で数えるほどの人が死んでいっているわけです。ちょっとした努力で死ななくていい人が死んでいっているわけです。またそういう環境になっているわけ...全文を見る
○西風分科員 私は園田厚生大臣をはじめとする努力は認めているわけです。しかし、その努力を実りあるものにするためには、せっかくやるのですから、さすがは園田厚生大臣のときには——合気道だけではなしに、やはりほんとうの人間のあれがこもっていたというあれにしてもらうためには、さっきからた...全文を見る
○西風分科員 やり出したら早いじゃなくて、やること自身を早くしてもらわなければいけないのです。やり出したら早いと言ってもしようがないわけですから。しかし、まあそれでもたいへん感謝しておりますがね。  そういうものをつくり出して、やっぱりつくる限りは、多少、そこらの地域の人、医者...全文を見る
○西風分科員 そういう点は、たとえば医者の問題については、本田良寛さんをはじめとする大阪の市大の医学部のグループ、こういう人ができるだけ積極的に参加しようという意思を持っているわけですね。市大だけでいいかどうかは別としましてね。そういうふうな幾つかの社会奉仕的な意味を含めたグルー...全文を見る
○西風分科員 それじゃ、これから万国博覧会にかけて、山谷も愛隣地区も夏にああいうような事態が起こらぬようにする自信があるわけですね。それをお伺いしておきたい、厚生大臣。
○西風分科員 それでは、あと二つばかりやろうと思ったのですが、時間がありませんから、中心の点だけお尋ねして、あとは社会労働委員会その他、他の機関でまた質問さしていただきたいと思います。  一つは、最近、盲人の職業分野に対してさまざまな制約が加わって、いままで長い間にわたってあん...全文を見る
○西風分科員 じゃもう一つ、最近、大阪をはじめとして各地で肢体不自由児、からだの不自由な子供さんを持つ親御さんが、車いすの国鉄の車内持ち込みという問題で全国的な運動を始められておられるわけですね。これはいまでも持ち込みが禁止されているわけじゃないのです。しかし、私どもが聞いたとこ...全文を見る
○西風分科員 それじゃ以上で終わります。
03月14日第58回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○西風分科員 いろいろ聞きたいことがあったのですけれども、率直に事実についてお尋ねしますので、あなた方のほうも率直なお答えをいただいいてできるだけ短い時間に終わるように、まず要望しておきたいと思います。  まず第一にお伺いしたいのは、日本の商社とか、あるいはもっと端的に言いまし...全文を見る
○西風分科員 国際収支の問題はもちろん重要ですけれども、同時に、これらのつくられる支店とか営業所とかいうものは、私は別に民族主義者でも何でもないですけれども、これは当然の常識として日本の商品を中心にして、日本の商品が外国でできるだけたくさん売れるように、しかも日本の商品の優秀さと...全文を見る
○西風分科員 では、率直にお伺いしますけれども、日本のある有名な百貨店の支店がバンコクに店を持っているわけですけれども、この店で売っている品物の七〇%から八〇%は全部外国の商品であります。日本の商品はごくわずかであります。こういうことをまず知っておられるかどうか、お伺いしたいと思...全文を見る
○西風分科員 日本商品の販売については一級品だけを売っている、そういうふうにいま言われたのですか。
○西風分科員 間違いないですね。
○西風分科員 それでは、このバンコクのある百貨店が売っている品物を言いますと、その写真その他もあるのですけれども、きょうちょっと持ってこなかったのですが、ある人がバンコクに行きまして百貨店に行って驚いた。こういうことが一体許されるのかということを聞かされまして、私きょう御質問申し...全文を見る
○西風分科員 外国商品のみかどうかというのは、現場へ行ってあなたと私と見てこなければわからぬわけですから、こまかいことは言えませんですけれども、百貨店のかまえと、いままで設置されて以後の営業方法、営業方針、それを客観的に見ているお客さんの態様というようなものから見ますと、この百貨...全文を見る
○西風分科員 いや、よく調べてくれるのもけっこうですけれども、時間がたったら変わってしまいますからね。だから、そういう点でこういうふうなことが許されるかどうかということを聞いているわけです。
○西風分科員 この百貨店がバンコクへ行くときには、外貨の許可はどの程度のワクを許したのか、お答え願いたいと思います。
○西風分科員 それでは大蔵大臣にお伺いします円けれども、佐藤内閣を背負っている大蔵大臣にこういうこまかいことを聞くのは気の毒なんですけれども、非常に重要なことですからお答えいただきたいと思うんですが、この百貨店に置いてある品物を言いますと、時計、これは西ドイツとスイスの時計が大部...全文を見る
○西風分科員 特選品コーナーは、先ほど申し上げたように外国製品ばかりなんですけれども、特売品コーナーというのがございまして、日本の百貨店でいったら安売りですか、そういうコーナー品物は全部日本の製品であります。先ほど申し上げたように、行ってきた人の話によれば、ハンカチとかくつ下、安...全文を見る
○西風分科員 これ以上あまり言いませんし、私の言うことが一〇〇%全部間違いないかどうかというと、その人が行ったときの写真の状況、新聞広告の状況あるいは店内を見た状況というものがこのとおりだ。ここでそういうことが議論されたといえば、店舗みたいなものはすぐ変えられるわけですからいろい...全文を見る
○西風分科員 これもまたこまかい話になって恐縮ですけれども、たとえば海外の商社なんか、車一つ使う場合でも、十台あれば九台まで外国の車を使うというのが商社の慣習になっておるわけです。日本の在外公館でもそういうきらいなしとはしないのです。どうも日本人というのは、自分の国にかなり有能な...全文を見る
○西風分科員 それじゃ、もうこれで終わりますけれども、大蔵大臣あるいは通産省の皆さんにお願いしておきたいと思うのですが、こういう状況については、すみやかに調査すると同時に、こういうふうなことが問題になったときだけ調査するのではなくて、それは在外公館の数その他、あるいはさまざまな点...全文を見る
03月15日第58回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第4号
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○西風分科員 この間予算委員会で問題になりました同対審の完全実施、そのための特別措置法という問題について、総理大臣及び関係閣僚に八木委員のほうから質問があったわけですけれども、あの印象によれば、あるいは従来からの経過によりますと、今度の国会には少なくともこの措置法を必ず提出して、...全文を見る
○西風分科員 私どもの聞くところによりますと、私ども個人は、あなたは非常にこの問題について熱意を持った人だというふうに思っているのですが、世間のうわさによりますと、措置法の提出にあなたは非常に消極的である、政府部内、自民党の中で、この問題についてむしろ今国会に提出しないというほう...全文を見る
○西風分科員 政府が、総理府が中心になって、政府の案をまとめて今国会に提出するというように理解していいわけですね。
○西風分科員 官房長官はまだですか。
○西風分科員 いいですよ。
○西風分科員 ほんとうはこれは総理大臣に、あるいは外務大臣に聞きたいのですけれども、分科会その他の仕組みの中でそれが不可能でありますから、佐藤内閣の中心であり、右腕と左腕というようにいわれております両長官がおられるわけですから、両長官に率直にお尋ねしたいと思うのです。  官房長...全文を見る
○西風分科員 あなたは沖繩に行かれていないからわからぬと思いますけれども、最近沖繩から来た人々、沖繩から帰った人々に聞きますと、B52の問題で、極端な意見では、これは本土に疎開しなければ報復爆撃その他で非常にあぶないのではないかというような意見が出るほど、B52の問題について神経...全文を見る
○西風分科員 最近アメリカは、戦術核兵器の専門家でありますリチャード・ガーウィン博士を中心にした科学者のチームを派遣して、南ベトナムの解放戦線の地域で、あるいは局部的な戦闘のある地域でも、戦術核兵器を使用する問題について調査研究を行なって、すでにアメリカへ帰ったということが報ぜら...全文を見る
○西風分科員 しかし、ドゴールも最近の記者会見で、アメリカは戦術核兵器を使おうとしている、その計画を持っているというようなことを言っておりますし、国際的な世論からいっても、アメリカが戦術核兵器を使う可能性が非常に多いという疑惑の見方をしておるほうが多いわけです。そういう点では、政...全文を見る
○西風分科員 沖繩のB52の問題については、沖繩問題懇談会というようなものは何も権限を持っていないわけですが、こういう人々が調査団をつくって、政府がやったというような足跡を残すだけの形式的なやり方なら、やめておいたほうがましだと思います。これは政府が中心になって、むしろ総理府がか...全文を見る
○西風分科員 調査団の問題は、この際強く要求しておきたいと思うのです。やはり、政府の責任のある調査団をすみやかに送ってもらいたいというふうに思うわけです。大浜調査団もいいですけれども、それだけじゃ問題は解決しないわけです。それでは、政府がやったというかっこうを世間に見せるためのサ...全文を見る
○西風分科員 日米琉諮問委員会の問題について、若干お尋ねしたいと思うのですけれども、当初この委員会が発足したときに、政府は、経済的、社会的事項と並んで、関連事項について勧告することができるということをたてにして、この関連事項というのは、政治的な問題も検討することができるのだ、とい...全文を見る
○西風分科員 この諮問委員会の中で、日本の政府がもっと積極的なイニシアチブを発揮するというふうにする必要があるわけですけれども、私どもは、この諮問委員会の議長は、日本が、本土政府がなる。本土政府が議長になることによって、この委員会の運営のイニシアチブをとると同時に、あらゆる発議に...全文を見る
○西風分科員 沖繩の直訴団が来ましたときに、三木外務大臣は、B52の事故が沖繩で起こった場合も、政府はこれについて責任をとる意思は全然ない責任を感ずる意思はないようなことを発言しておられるわけであります。私どもは、B52の撤去を要求すると同時に、これが沖繩現地におる間に起こります...全文を見る
○西風分科員 最後に、二、三要望しておきたいのですけれども、一つは、先ほどから繰り返して申し上げておりますように、B52の問題に関する調査団を、政府の責任のある構成においてすみやかに派遣してもらいたいと思うのです、大浜調査団だけではなしに。これは非常に切迫した問題です。あなたは仮...全文を見る
03月15日第58回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第4号
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○西風分科員 それではただいまから質問いたしますけれども、私の質問します問題はきわめて簡単な問題であります。しかも中曽根運輸大臣、石田国鉄総裁というような即決果断をもって鳴る人ですから、わかったということになれば一分か二分で終わるような内容の問題ですから、そのつもりでお答えをいた...全文を見る
○西風分科員 たいへんありがたい御答弁をいただきましたので感謝したいと思うのですけれども、これは大体月末ごろに身障者自身が運輸大臣並びに国鉄総裁に会って直接陳情したいというような趣旨もありますから、いま申されましたような内容に従って、会って、力づけてやっていただきたいということを...全文を見る
04月09日第58回国会 衆議院 社会労働委員会 第14号
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○西風委員 次官、さっきの札幌郵政局の入管が、倉石発言その他政治的な問題について、一方に片寄った立場で発言していることは事実です。議事録その他もありますよ。あなたはさっき、だれかの書いた紙切れを読まれましたけれども、あなた、確信ありますか。なかったらどうします。何を言ったか、きち...全文を見る
○西風委員 だから、あなたがいま言われたことは、部下がつくった作文を読んだのであって、別にあなたが調べたわけでもなし、確信があって言われたわけでもないというふうに理解していいわけですね。
○西風委員 そういうことを聞いてませんよ。札幌郵政局の人管が言ったことは、事実として議事録その他があるけれども、あなたの言ったことと違うけれども、そういう事実が出ると、これはあなたの重要な問題になるから、あなたは事実に基づいて言っているわけじゃないだろう、部下の書かれた作文を読ん...全文を見る
○西風委員 あなたは知らぬわけですな。知らぬと、はっきりしておきますよ。知らずに言うのはやめてもらいたいと思うのですね。  それから曾山さん、日本経済新聞に出ておりますが、新聞だから、あなたはまた、そんなことは新聞がかってに書いたというふうに言うでしょうけれども、くぎをさしてお...全文を見る
○西風委員 私の言っているのは一字一句じゃなくて、こういう内容の意味のことを言われたのかということを聞いているわけです。
○西風委員 親方日の丸はおくとしましても、収入に関係なく職員に給与が支払われているのでどうしても職員はやる気がわいてこない——表現はとにかくそれに似たようなことを言ったのでしょうから。あなたがこの新聞を見てから訂正を申し入れたということもまだ一回も聞いていませんしね。だからそうい...全文を見る
○西風委員 いや、あなた、こういうこと言ったのは適当じゃないですよ。あなたは、長いこと言ったのを新聞記者がかってにやったと言うにしても、新聞というのは本来、われわれが言ったってみんな載せないことは初めからわかっている。新聞というのはそういうものですよ。限られた字数で限られた時間に...全文を見る
○西風委員 それでは具体的なことを聞きますけれども、二月二十七日、札幌郵政局人事部管理課の河崎清という課長補佐が余市郵便局の藤原会計主任、これは全逓の組合員ですが、藤原会計主任に対して、「組合員は役員に遠慮してものを言えないでは困る。自分の主義主張は、役員に遠慮しないでしゃべるべ...全文を見る
○西風委員 あなたにいつも言うのはまことに済まないような気もするのだけれども、何回でもこういう事件が起こって、われわれも好きでやっているわけじゃないわけです。この前も申し上げましたけれども、こういう問題よりももっと具体的な、社会労働委員会の本来あるべき任務についてやりたいわけです...全文を見る
○西風委員 だから、郵人管九〇号が出されて、私どもは、これに基づいて双方が話し合ってやっていけば、少なくとも模範的な労使関係がつくられるのではないかというように当初期待していたのですけれども、ところがこれができてから、さらに巧妙に、ますますじょうずなやり方で、組織切りくずし、不当...全文を見る
○西風委員 たとえば、現在の北海道札幌の問題を正しい軌道の上に乗せていくためには、先ほど島本委員から発言のありましたたくさんの同志会みたいな組織が解散して、いまやっているようなことをやらないということが、札幌問題を好転さす一つのてこです。あなたはさっきその質問に対して、そういう権...全文を見る
○西風委員 問題が起こっていないときは、あなたの態度でいいわけです。このことによって大きな問題が起こり、労使の慣行にとって正しくない状況に発展する現状が現に出ておるのです。しかも、さっきからたびたび言いますように、二つの組合のどちらか一方に干渉するというなら、明らかにこれは不当労...全文を見る
○西風委員 人事局長、あなたは力を加えてつくったものじゃないと言ったけれども、下部の事実を、時間がありませんから一つ一つ私言っておれませんけれども、こういう委員会ではたくさん時間をとるわけにもいきませんから、一回社会党なら社会党の部会で、皆さん十人なり十五人来てもらって、山のよう...全文を見る
○西風委員 人事局長もさらに積極的に言いたい意思をお持ちなんですが、立場上なかなか言えません。したがって、かわってあなたに言っていただきたいというので言っているわけです。同志会的な組織が紛争の種になっているわけです。ですからそういう点について、労使紛争の種にならないように、大臣と...全文を見る
○西風委員 いまもう一押ししてもらわぬとやっぱりこれはあかぬわけです。先ほどから、この前もお話し申し上げて非常に前向きの回答をいただいたんですけれども、同志会というようなものは、郵政本省なり札幌郵政局が、そういう行動が誤解を受けているようだから、皆さんのほうで言いにくければ、自主...全文を見る
○西風委員 人事局長、人事局長がどういうふうな民主主義的な考え方を持っておられるかということは私は知っているのです。あなたの言っておることとは逆のりっぱなお考えがあるということはわかっているのです。そういうことは私はあなたに言わせません。あなたの出世の妨げになってはいけませんから...全文を見る
○西風委員 たとえば私、北海道の富良野という郵便局に行ったのです。局長さんは札幌郵政局の局長会議でおられませんでしたけれども、山内郵便課長代理、小林庶務主事あるいは郵便課長というような人全部に来てもらいまして、あなた方は全逓組織切りくずしのために、ストライキに反対しようという署名...全文を見る
○西風委員 ところが局長、これはこまかいことと違うのです。これが一番大事な、具体的な不当労働行為なんです。これは不当労働行為ですよと言いましたら、郵政本省からいままで聞いていたことによれば、そういうことをすることは不当労働行為ではありませんと、最初がんばったのです。それで私は、こ...全文を見る
○西風委員 善処してくれるわけですね、そういう点について。人事局長。
○西風委員 私、あなたの言われることに賛成ですよ。いま言おうと思ったのですけれども、郵人管九〇号の下部への浸透運動というようなものをもっと組織的にやることによって、全逓との間にできているみぞがやはり埋まっていくということにもなるわけですからね。郵人管九〇号を完全に下部まで浸透させ...全文を見る
04月22日第58回国会 衆議院 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第10号
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○西風委員 それでは、時間がないようですから、ごく簡単に二、三の問題だけをお伺いしたいと思う。  一つは、ジョンソン声明以来、国際政局の中に流動状況が出てきている。この中で日本がアジアの外交の上でかなり先進的な役割りを果たさなければならない条件が成熟してきているのではないかと思...全文を見る
○西風委員 朝鮮の三十八度線の国境でこの秋ごろに新しい軍事紛争が起こる、局地戦争が起こるというようなうわさがされておるわけです。そういう点ではそういうことがないように、アメリカその他関係国に対して積極的に働きかけをする必要があると思いますが、その点どうですか。  いろいろありま...全文を見る
04月23日第58回国会 衆議院 社会労働委員会 第18号
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○西風議員 身体障害者雇用促進法の一部を改正する法律案の提案理由を説明いたします。  私は提案者を代表いたしまして、ただいま議題となりました身体障害者雇用促進法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由と内容を御説明申し上げます。  憲法第二十七条は、すべて国民は勤労...全文を見る
04月25日第58回国会 衆議院 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第12号
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○西風委員 まず二、三、基本的な問題からお伺いしたいと思います。  総務長官も特連局長も、アメリカが沖繩でやっている諸施策についてもちろん問題があればやはり大胆に発言して、われわれは沖繩の政策についてこういう点を改めてほしいのだ、どうせアメリカもまいったとよう言わぬのですから、...全文を見る
○西風委員 総務長官、いまのような問題はあなたが当然答えるべきじゃないですか。  長官にお尋ねしますが、佐藤総理大臣が訪米してきめられた「両三年」というのは、この経済援助の問題とどういうふうに関連していますか。どういう見通しのもとにこういうことが行なわれているか、明らかにしてい...全文を見る
○西風委員 あなたの言っておることは何を言うておるのかさっぱりわからぬ。全然わからぬ。言うておる本人もわからぬのじゃないかと思う。いまの国際政局の中で、日米首脳会談できめられた両三年というのは、どういうふうな政治的見通しになるのか。総理大臣に聞くべきでしょうけれども、あなたがかわ...全文を見る
○西風委員 私が聞いていることをもう少し丁寧に言わぬとわかってもらえないようですから、丁寧に言いますと、沖繩がアメリカの政策転換によって大きな変化があった場合には、前提条件が明らかになっていなければ、捨て金になるのですよ。主観的にどういう意図を持っていようと、客観的に捨て金になる...全文を見る
○西風委員 これ以上この問題を聞いても明らかにならぬようですから、次の問題に移りますけれども、二十八億円の援助をやられる上でこれからの沖繩の経済の立地条件というのをどういうふうに考えられて、出されたような計画が出たのか、明らかにしていただきたい。
○西風委員 次に、アメリカの沖繩経済に対する支配が現在どの程度になっているのか。たとえばアメリカの資本の進出状況はどうか。あるいはたびたび言われてきたことですけれども、開発公社、電力公社、水道公社あるいは弁務官資金というようなものがどういう状況になっているかということと、それから...全文を見る
○西風委員 それでは総務長官にお尋ねします。  アメリカの沖繩における最も端的な支配は、金融支配という形になっておるわけですね。アメリカのバンク・オブ・アメリカ及びエクスプレスあるいは開発公社というような三つの金融機関、それは言うまでもなく、米系の金融機関ですね。この三つの金融...全文を見る
○西風委員 総務長官、この機会に系列金融機関及び日本の金融機関を沖繩に入れる、それからもう一つは、ドルを円に切りかえる、円経済への編入、この二つの問題について諮問委員会あるいは必要な機関で対米交渉といいますか、話し合いといいますか、そういうことを積極的にやっていく意思があるかどう...全文を見る
○西風委員 したいものだというふうに思っておる、それはいいですけれどもね。ドルを円に切りかえる問題について日米琉諮問委員会の議題として交渉することができますか。
○西風委員 これは政治的判断の問題を聞いておるのです。技術とは違うからね。
○西風委員 これはそれができないような諮問委員会なら、極端にいえばないのと同じですよ。この程度の問題——基本的な問題ですけれども、この点について解決しなければ、ドルが動揺するときには円にも影響が来るのですからね。やはりドル危機というのはまだ続いているのですよ。ベトナムの戦争がどう...全文を見る
○西風委員 日米琉諮問委員会の話題にしてくれと頼んでいるわけではないのです。この問題はかりに高度の外交折衝というものを必要とするというなら、外交折衝でやはりこの程度の問題は解決すべきですよ。これを解決することによってこれからやる援助その他についても見通しがつくわけです。基地経済脱...全文を見る
○西風委員 いかなる時点というのは、総務長官いつですか。
○西風委員 ドルと円との問題は私全然撤回したわけではないわけですけれども、それなら政府の系列金融機関と日本の金融機関、これについては、この経済援助の問題と関連して、日米諮問委員会の議題として、あるいは話し合いをつけてやるという処置を講ずるかまえはありますか、ありませんか。
○西風委員 何にも明らかにならぬじゃないですか、経済援助をやっていく上で解決すべき幾つかの問題点というのが明らかになれば、私どもは沖繩に援助することに反対ではありません。援助することには賛成ですけれども、この援助がむだ金になって、一定の政治的なひもになったり、アメリカの基地経済を...全文を見る
○西風委員 順番があるそうですけれども、それは肉か野菜を買うために並んでいるのと違うのですから、われわれとして、この援助について非常な不安を持つわけですね。あなた方は主観的にどう考えようと、われわれは客観的に不安を持つわけです。というのは、われわれが安心するような幾つかの条件が満...全文を見る
○西風委員 先ほど申し上げたことと重なることになるのですが、もう一回念のために聞きますけれども、大局的に見て、基地経済から脱却する。それからアメリカのいろいろな——いまあなた方がどういうことばをかりに使おうと自由ですが、アメリカの金融上の、経済上の支配をなくしていく。それから三番...全文を見る
○西風委員 賛成間違いないですね。大局的に見て賛成ですね。それでは大局的に見て賛成なら、大局的にそういう方向に行くようにこれから経済援助その他についてもできるだけその方向に向くような具体的な処置をする意思はありますね。
○西風委員 それではまず第一にお尋ねしますけれども、基地経済から沖繩の新しい経済をつくって脱却していくために、基地経済の需要を目的とした企業に対しては、二十八億円の今度の融資の金については、投資の金については、基地経済に関連する事業には貸さないということを明言できますか。
○西風委員 だから、一つ一つ、これは基地経済でこれは平和経済というようなことを言っているわけではないのです。問題は、沖繩が基地経済から脱却していくために、基地を拡大するような、あるいはもっと極端なことばを使えば、さっき出ておりました軍の慰安関係の仕事ですか、バーとかキャバレーとか...全文を見る
○西風委員 もっと具体的に聞きますけれども、第三次産業には貸さないというふうに考えられますか。
○西風委員 全然質問の五分の一も終わっていないのですけれども、公明党、民社党の方が質問されるのに、総務長官が一定の時間があるそうですから、友党の諸君にも総務長官に質問する時間を持っていただかなければならぬわけですから、あらためてもう一回やらしてもらうことで、結論的な質問をしたいと...全文を見る
08月09日第59回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○西風委員 沖繩の那覇の軍港からコバルト六〇が検出された、どろの中にコバルト六〇があることが明らかになったというので、いま沖繩の現地でたいへんな問題になっておるわけであります。  この点につきまして、八日の衆議院科学技術振興対策特別委員会で、わが党の石川委員が、こういう重要な点...全文を見る
○西風委員 これは私、事務折衝のことを聞いているのではないので、沖繩にこういうことが起こるということは、現に佐世保、長崎にも原潜がひんぱんに入っているわけですから、当然日本の本土でもこれと関連した不安が起こってくるわけですね。現に起こっている。この間、佐世保を中心にして、そういう...全文を見る
○西風委員 この問題についてぜひ外務省が積極的な態度で沖繩県民の不安をなくするような措置をとられることをこの際強く要求しておきたい。  そこで、次にスナイダー日本部長の発言の問題ですけれども、これは一々その端々をとらえて問題にする必要はないと思いますけれども、ある新聞に出たスナ...全文を見る
○西風委員 日米首脳会談における両三年の問題については、これは抽象的に議論してもしかたがないわけですから、問題は両三年という場合に、両三年間に起こるであろう国際情勢の変化、あるいはアメリカなり日本なりの政治状況の見通しというものに裏づけられなければ、両三年という問題を私どもは明確...全文を見る
○西風委員 これはあらゆる新聞に全部載っています。一つの新聞だけならあれですけれども、全部あらゆる新聞に平等、公平に載っていますから、大体間違いないと思うのです。
○西風委員 私は三木外務大臣にこの際さらにお聞きしたいわけですけれども、これからアジアの問題を考えていく中で、中心的には大きく言って四つの要因というものを検討する必要がある。  まず第一は、いま外務大臣が言われたようなベトナム停戦の対応、どういうふうな落ちつき方をするかというこ...全文を見る
○西風委員 三木外務大臣がむずかしい立場におられるのかどうか知りませんけれども、もう少し——やはり政治の予測というものには狂いがあると思うのです。予測が一〇〇%当たるということはないと思う。しかし、今日のような激動する国際政局の中では、あるいはアジアの情勢の中では、日本の勇気のあ...全文を見る
○西風委員 いま、一番最初は外務次官の発言ですが、核抜きでは沖繩問題に関する日米交渉の窓はあかないという発言を出発点として、その前に下田駐米大使その他の発言もありましたし、最近では佐藤総理大臣が参議院選挙の最中に千葉談話というのを発表しまして、核抜きを前提としたのでは沖繩交渉は進...全文を見る
○西風委員 私は、流動的なときだからアメリカと交渉せいと言っているのじゃないのです。流動的だから、ましてや、先ほども申し上げましたように、アメリカの知的な部分というようなものが、アジアの情勢全般を再検討する、あるいは日本のかねてから懸案になっている沖繩問題について、アメリカがアジ...全文を見る
○西風委員 三木外務大臣が積極的な立場をとられることを、日本国民の立場からも、この際強く望んでおきたい。  そこで最後に、時間がないようですから、あと一、二お尋ねしたいのですが、国政参加の問題ですね。国政参加については、アメリカが今度の立法院選挙あるいは市町村選挙で、被選挙権を...全文を見る
○西風委員 もう時間がないようですからあれですけれども、ライシャワー発言とか、あるいは国際情勢に関する見方、国政参加の問題、あるいは一体化調査、これは非常な御努力にもかかわらずずいぶん評判が悪いので、たいへん気の毒だと思っておるのですけれども、こういう点についてきめのこまかい討論...全文を見る
10月11日第59回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○西風委員 いま御報告がありました日米協議委員会における国政参加の問題が合意に達したというようにいわれておるわけですけれども、この問題についてまずお尋ねします。  六一年の四月から本年の二月まで、琉球の立法院では国政参加の問題について前後六回にわたり決議を行なっております。その...全文を見る
○西風委員 私どもは、沖繩県民の国政参加は日本国憲法第十一条、すなわち、「國民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が國民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将來の國民に與へられる。」こういうように憲法第十一条で規定しているわけでござ...全文を見る
○西風委員 それでは、沖繩では日本の法律その他は一切適用されないという考え方になるわけですか。
○西風委員 あなたに聞いておるのですから、あなたからお答え願いたい。
○西風委員 沖繩で本土の法律がそのまま適用されているのは二つばかりあるというように聞いておるのですが、ないのですか。あるとすればどの法律ですか。
○西風委員 たとえば、私の聞くところによれば、未帰還者留守家族等援護法あるいは未帰還者特別措置法というものは、本土の法律がそのまま適用されておるわけですね。これはもちろん緊急性を持っておる、どうしてもすみやかに解決されなければならぬという点で適用されておるわけです。国政参加の問題...全文を見る
○西風委員 私はそんなことを聞いていない。オブザーバー方式になるのかということを聞いているのです。
○西風委員 あなたが参加された日米協議委員会で、日本側の態度という中で示された沖繩の代表権は、先ほども申し上げたように、米国の施政権下にあるという事実、国内法上認め得る最大限のものということを、本土側、政府側から提案しているわけです。この最大限のものというのは、政府のあらかじめの...全文を見る
○西風委員 政府は方針をきめずに、国会で自由にきめるわけですか。
○西風委員 あなた方はそういうことを言いますけれども、日米協議委員会の中で一定のワクをきめているわけじゃないですか。国会が自由にやるならワクなしで、沖繩の国政参加について、院がその自主性において一定の法律的措置をも含めて国政参加を実現するということならいいですけれども、あなた方は...全文を見る
○西風委員 だから、長官、本土並み、国会議員と同じ条件ということはあり得ないわけですね。すでに制約があるわけですね。そういうように理解してよろしいかどうか。
○西風委員 いまあなたが委任をされて答弁された特連局長は——あなた聞いていてもらわなくちゃ困りますよ、隣であなたのかわりに答弁しているんだから。その特連局長のことばによれば——特連局長のことばじゃないですよ、大体政府の考え方ですよ。その考え方によれば、本土並み、いまの日本のこの国...全文を見る
○西風委員 あなたの言うことはよくわからないですけれども、国会が国会の権限において沖繩住民の国政参加の問題についていろいろ協議するということは、これは当然であります。ただ、その協議する場合に、こういう外交文書——外交文書ですよ。これは一種の外交的取りきめですよ。外交的取りきめと国...全文を見る
○西風委員 したがって私どもは憲法上制約はない、第十一条で、沖繩の国政参加については表決権も含めて与えるべきである、こういうふうに考えるわけですけれども、その点どうですか、総務長官。
○西風委員 これは私個人があなたにありがたく拝聴してもらうために言うておるのではなしに、沖繩県民が、与野党を含めて、先ほどからたびたび繰り返して申し上げておるような立場で国政参加の問題を言っておる。だから、沖繩の皆さんは、国政参加の点について量の点を望んでおるのではない、質の点を...全文を見る
○西風委員 大体政府が出されるのは五千万円というように聞いているのですが、大体間違いないですか。
○西風委員 高等弁務官が弁務官資金として宮古島に出しますのは二十万ドル、七千二百万円というふうにいわれているわけですね。アメリカの高等弁務官が、弁務官資金としてさえ七千二百万円を緊急措置として出しているわけですね。それに対して日本政府が、弁務官資金よりも劣るような金額しか出せない...全文を見る
○西風委員 次の沖繩への日本政府の援助は三百億というようにいわれているのですけれども、三百億援助するつもりですか。
○西風委員 だから、三百億円というのは琉球政府側の要求であって、別に日本政府がそれに対して約束したわけではない、こういうわけですね。
○西風委員 日本政府としては、まだ正式な予算折衝その他されておりませんからあれですけれども、総務長官としては、大体どの程度来年度は援助される見通しですか。
○西風委員 その場合三百億が一定のめどになって、多少上限、下限が出てくるでしょうけれども、三百億を一定の目標にして大蔵省との折衝が行なわれるというように理解していいわけですね。
○西風委員 この際お伺いしておきますけれども、三百億をめどとするかどうかということも含めて、いまたくさんの大臣が沖繩に行かれているわけです。それぞれの大臣がさまざまな公約みたいなことをしているわけです。部分的なものもありますし、全体的なものもありますし、いろいろな公約が行なわれて...全文を見る
○西風委員 私、きょう官房長官に出席してもらいたいということを要求したのですけれども、官房長官おいでになりませんから、重ねてあなたにお願いするのですけれども、いま申し上げましたように、だれが勝っても、政府が沖繩に対して積極的な施策をするというのは当然で、あたりまえですから、そうい...全文を見る
○西風委員 なぜそれは約束できないのですか。あなたは、それなら、ある人が勝ったらやるけれども、ある人が勝ったらやらないんですか。行政府ってそんなものですか。
○西風委員 いままで、日本本土における選挙でもたびたびそういうことが行なわれておるから、この際、事沖繩の問題に関して、党派の利害に基づいてやるということが行なわれたら新しい悲劇が起こるわけですから、そういう点については、政府としては公明正大に、だれが勝とうとも沖繩の県民の要求には...全文を見る
○西風委員 なぜ答えられないのですか。そういうことをしないと言いなさいよ。
○西風委員 あなた少し興奮しているんじゃないかと思いますが、時間の制限もありますから、あとの問題に移ります。  あなた方御存知のように、大松発言、根性を売りものにした大松さんが沖繩に行かれて、私よりも若い西銘さんを主席の選挙があったらよろしくというので、沖繩の警察本部長がこれを...全文を見る
○西風委員 それじゃあなたと関係のあることをやりましょう。沖繩タイムスで、総理府広報室というのが「新時代を迎えた沖繩」というので大きな広告を出しましたね。こういうことをいままでやったことがありますか。
○西風委員 この両三年のうちに返すという内容については、時間がないから詰めることができませんけれども、政府というものは住民に対立をつくり出したり、誤解されたりするようなことをしないことが必要なんです。いま沖繩で主席公選をめぐって与党野党、保守苗新入り乱れた激しい選挙のまっ最中です...全文を見る
○西風委員 まああなたは、いつ質問をしてもあまりピントの合うことを言われないので、今回に限ったことじゃないからしかたないですけれども、こういうことはしないほうがいいですよ。こんなことをしたって別に選挙情勢は有利にならぬですよ。むしろ公正に争われるべき選挙に政府が干渉しているという...全文を見る
○西風委員 あなたの顔色を見ていれば、どういう意図でやったかわかっているのです。明らかなんです。あなたは別にそう堂々とした態度で答弁してないじゃないですか。だから、そういう点であなたがそう言われるのは無理ないけれども、こういうことばしないということをこの際強く要望しておきます。 ...全文を見る
12月18日第60回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○西風委員 沖繩にB52の駐留を必要とするアジアの情勢というのはどういうことですか。
○西風委員 外務省はB52の問題で対米折衝をやっておるわけですね。B52に関して対米折衝をやっている基本的な態度というのは何ですか。
○西風委員 ベトナム情勢については、あなたと私どもとは、時間的な見方には差があるかもわからぬけれども、質的な点においては違いがないと思うのです。ベトナム和平には幾多の困難があろうとも、最終的にはベトナム戦争が停止されるというふうに見るべきだと思うのです。そのあと、新しいアジアの緊...全文を見る
○西風委員 この間も、あのあとまた事故が起こりかけたわけですね。まだあの程度の事故で済んでよかったわけですね。この前の石川市で落ちたような状態になっていたら、これはもうとんでもない状態が生まれているわけですよ。そういう点ではこれはもっと強腰で——強腰でというよりも、沖繩県民が全体...全文を見る
○西風委員 私が聞いているのは、沖繩県民の国政参加の問題について、日米両国がこれなら問題がないというように考える国政参加の方式というものはどういうことかということを聞いているわけです。
○西風委員 では、時間がありませんから次の問題に移りますけれども、臨時国会の中で本会議あるいは衆参両院の予算委員会というようなものを通じて、政府は、ことばにはしなかったけれども、沖繩の返還については核つきかないしは核抜き自由使用というふうに、これはもうわれわれが主観的に受け取って...全文を見る
○西風委員 来年早々から、どういうクラスか別にして、秋の佐藤総理の訪米を目ざして事前の折衝をするわけでしょう。交渉を始めるわけでしょう。交渉を始めるときに、われわれのほうがどういう原則で折衝するかということがきまっていなければ、交渉できない。情報というものは大体出尽くしていますか...全文を見る
○西風委員 両三年から一両年まで進んだわけでありますから、そういう点ではもう時間が来ていると思うのですけれども、しかし、あなたと押し問答していてもしようがないからあれですけれども、沖繩の返還は、政府のいままでの言明によりますと、極東の安全保障を考えていく上で沖繩の返還の方法が根本...全文を見る
○西風委員 沖繩の返還と核兵器の問題を考える場合に、核兵器の取り扱いについて戦略的な核兵器——通常使われているわけですから実際そんなことはないと思うのですけれども、戦略的な核兵器と戦術的な核兵器を分けて基地の態様の際に考慮するなんということはありますか。
○西風委員 いままでの政府の態度では、沖繩問題に対して十分な国民的な合意をつくり出すということが非常に困難になるのではないかと思うのです。  そこで、最後にお伺いしたいのですが、屋良主席が生まれたわけですけれども、いままで選挙その他を通じて、自民党や政府はたくさんの公約をしてい...全文を見る
○西風委員 最後ですから二、三まとめて質問したいと思うのです。要望も申し上げたいと思うのです。  一つは、沖繩返還の方法について、すみやかに内外に政府の態度を明らかにしていただきたい、その作業を急いでもらいたいということがまず第一であります。  それから第二は、国政参加につい...全文を見る