西川知雄

にしかわともお



当選回数回

西川知雄の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第142回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○西川(知)委員 改革クラブの西川知雄でございます。本日は、平和・改革を代表しまして、総理以下、皆様に御質問をしたいと思います。  本日の私の主な質問点と申しますのは、今まで、景気対策、減税、赤字公債、ウルグアイ・ラウンド、公的資金導入等々の現下の問題につきまして、財革法の審議...全文を見る
○西川(知)委員 今の御説明はよくわかりますが、総理は、九七年の十月三十一日に、財革法の審議の過程でこのように述べられております。すなわち、減税をして景気拡大をする、これは公債を増発させることになって、こういうようなやり方はもう限界に来ていると。難しいというのではなくて「限界に来...全文を見る
○西川(知)委員 それでは総理は、次の発言、これは大蔵大臣の発言ですが、これをどのように解釈されるか、お答え願えればと思います。  大蔵大臣は、去年の十月二十四日、減税等について、またそれにかかわる赤字公債の発行について、このように答えられております。これは財革法の基本にぶつか...全文を見る
○西川(知)委員 私は、今のお話を聞きますと、そのコンテクストによって違うというお話なので、少し御説明をいたします。これは十月二十四日、中野清委員の質問に対しての大蔵大臣の答弁でございます。  自民党さんも、今日の景気状況の問題を含めまして緊急国民対策を発表されている、やはり当...全文を見る
○西川(知)委員 総理にお答え願う前に、もう一度、一つだけポイントを挙げて言います。  私は何が申し上げたいかといいますと、三塚大蔵大臣、尾身経済企画庁長官のおっしゃっていること、その理由づけというものと、今橋本総理がおっしゃっている理由づけというものとが食い違っている。すなわ...全文を見る
○西川(知)委員 論点は二つあります。  前提は、減税をしないところから減税をするに変わった。では、どういうことか。それには理由があるはずです。その理由として総理は、夏以降のアジアの通貨の金融不安とか、秋以降の我が国の金融機関の経営問題について、それが主な理由だというふうにお答...全文を見る
○西川(知)委員 ということは、今さっき私が読み上げた十月二十七日の尾身経済企画庁長官の公的な発言と違う。全く方向が転換されたのか、前の理論は間違っていたのか、そうだ、そういうことでよろしいのですね。
○西川(知)委員 私はちょっと今の発言は、いろいろな発言を尾身長官はされておりまして、乗数効果が、例えば減税の場合であると一年目は〇・四五、二年目が〇・四六、三年間で一・二六しかならないとか、政府支出よりも効果として乗数効果はよくないというような発言をされたのは、それは十月三十一...全文を見る
○西川(知)委員 私は、この記録が間違っていたら別ですけれども、記録に書いてあるのは、政府支出を削減をしてそして所得税減税をするということは、それをセットでやった場合に、私はむしろ景気対策としてはプラスよりもマイナスの効果の方が大きいのではないか、こうおっしゃっているのですね。 ...全文を見る
○西川(知)委員 今の発言は、十月三十一日、十月二十七日に尾身長官がこのように発言されていることと全く逆です。赤字国債を出して消費を促進するための減税はしない、不適切である、こうおっしゃっていますが、これは意見が変わられたということですか。
○西川(知)委員 総理、今の尾身長官の発言について、総理も同意見でございましょうか。  私が申し上げたのは、尾身長官は、赤字国債を出して消費を促進するための減税はしない、不適切だというふうに十月二十七日と三十一日におっしゃった。きょう、そういうことはやりますというふうにおっしゃ...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、もう一つ総理にお聞きしたいのですが、今回の補正予算では、特別減税等に加えて、災害復旧事業などの約一兆円規模の公共工事を追加して、そして景気に最大限の配慮をしたというふうに総理はお答えになっております。  去年の十月二十二日に、三塚大蔵大臣は、景気対策は...全文を見る
○西川(知)委員 これは、経済状態が変わったから、そのときには景気対策として補正予算を組む、そういうようなことをおっしゃっていたわけではなく、三塚大蔵大臣は、論理的に、理論として、また政策として、景気対策は当初予算で行うというふうにおっしゃったわけです。これは、理由のいかんを問わ...全文を見る
○西川(知)委員 そろそろ個別の議論については斉藤議員に時間を譲らないといけませんので、これ以上きょうのところはやりません。  私が何を申し上げたかったかといいますと、やはり、政治、政策というものは信頼感がないといけません。そして、その信頼感というのは、政策が変わったら、何で変...全文を見る
01月28日第142回国会 衆議院 本会議 第6号
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○西川知雄君 平和・改革の西川知雄でございます。  私は、平和・改革を代表して、平成九年度補正予算案に反対の立場から討論を行うものであります。  まず初めに、大蔵省をめぐる一連の不祥事について申し述べます。  国民は、景気回復がままならない中で、リストラにおびえ、また生活防...全文を見る
02月06日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○西川(知)委員 西川知雄でございます。  きょうは、特に金融安定化システムにかかわる法律について、具体的にお尋ねをいたしたいというふうに思います。  大蔵大臣も弁護士でございますから、当然、法律案は全部何回もお読みになったことと思いますので、中身について御質問をいたします。...全文を見る
○西川(知)委員 それはちょっと間違いでございまして、第四条をごらんになると、優先株等の引き受け、これをできるのが二〇〇一年の三月末までということになっておりまして、その後、引き受けた優先株等を例えば市場で開放して売るということについては期限が定められていないのですね。定められて...全文を見る
○西川(知)委員 私は何を申し上げたいかと申しますと、法文には「優先株式等」こういうことについて公的資金を導入すると。それで、その優先株を買ったときの価格が一〇〇であった、ところが売ったときにその価格が八〇でした、そうするとその二〇について公的資金を穴埋めに使う、そういうことでご...全文を見る
○西川(知)委員 そのほか第八条、これは補てんの金額の決定方法ということが、大臣、書いてあるわけです。これはお読みになったからわかると思うのですが、その決定の方法というのは政令で決めるのですね。政令でどういうふうに金額を計算するかということを決めるわけです。また第十一条では、預金...全文を見る
○西川(知)委員 申しわけないですけれども、そのお答えはちょっとピントを外れておると思うのです。  なぜかと申しますと、対象となるのは、この第二条の四項で、優先株式等とはこれこれをいう、それで優先株式プラス、これらに準ずるものとして大蔵省令か主務省令で定めるものをいうと書いてあ...全文を見る
○西川(知)委員 私が指摘しておきたいことは、こういう公的資金を十三兆円も導入しないといけなくなるかもしれないというときに、何に対して導入するのかということについて、国会の場で、法律で決めないで、一部については主務省令に、いわゆる所轄官庁の決定に任すということは大変問題であるとい...全文を見る
○西川(知)委員 さっき銀行局長が、これは銀行間のいろいろな取引についてプロの話とされましたが、私から言わせると、そんなにプロかなというような気も実はいたしておるのです。なぜかと申しますと、市場というものは、いっかの答弁でも、大臣でしたか局長でしたか、風評、風説でこれは影響される...全文を見る
○西川(知)委員 大臣、今の答弁を聞かれてよくわかりましたか。というのは、私は全然わからないので、もしおわかりであれば、どういう理由でわかるかもつけ加えて御答弁願いたいのです。  そういうようなすくみ現象が起こっているということは、何で起こっているかということを解明しない限り、...全文を見る
○西川(知)委員 あと二、三ほかにも質問したいので、これはもう少しにしますけれども、要するに、大臣が、リストラなどを銀行がしっかりやる、そして市場からこの銀行は安心できるような銀行だなというふうにする、これが一番大きな、最大の、重大な課題であるということをおっしゃいましたが、それ...全文を見る
○西川(知)委員 長く説明していただいたのですが、そうすると、答えはイエスということで、最後にイエスとおっしゃいましたので、私は理解をいたします。  ただ、大臣、ちょっと一つだけ間違っておられることがありまして、この資本注入をするのは、個々の当該金融機関の体力を回復するというこ...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、今の条件が整えば、特に法律を改正することなく、例えば問題行の示達書の内容について公開、理事会に見せるというのが非公開かどうかということは私はよくわからないのですけれども、そういう段階まで法律を改正しなくても見せることができる、そういうふうに理解してよ...全文を見る
○西川(知)委員 それで、公的なあれはわかりましたけれども、大臣、示達書というのをごらんになったことはありますか。
○西川(知)委員 それで、示達書があって、例えば危機管理体制がちゃんとできていなかったらこうしなさいとか審査体制ができていなかったらこうしなさいとか、そういう内容が入っているわけですが、それに対して、こういうふうにしますとかこういうふうにしましたという回答書があるのですね。  ...全文を見る
○西川(知)委員 この情報公開と今度の公的資金の導入についてちょっと大臣の政治家としての御答弁をいただきたいのですけれども、十三兆が全部使われるかどうか、これはその結果を見てみないとわからないわけなのですが、例えば優先株をその銀行が購入申請をしました、ところが非常にマーケットがど...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、大臣、改善計画を出すということは、何かが悪かったからこういうふうに改善するということですね。そうすると、前のときに示達書でこういうふうに指摘されたからこういうふうに変わりますということを言う、それを明らかにする、そういうふうに理解してよろしいですね。
○西川(知)委員 ちょっとたくさんの方が聞いておられるようなので、質問というよりも、まとめに入ります。  まとめというのは、この公的資金を導入するということは、公的資金というと国民のお金です。そのお金を大量に注入するときには、一体何に注入をして、何に使って、いつまでそれを使うか...全文を見る
○西川(知)委員 では、これで終わります。
02月26日第142回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○西川(知)委員 平和・改革の西川知雄でございます。  私、通常は、法律家ということもございまして、法律論でぎりぎりとやるということで、一部の方からは煙たがられていたわけでございますが、きょうはちょっと一部観点を変えまして、まず総理に、いわゆる総理が目指しておられる国家像の中で...全文を見る
○西川(知)委員 今、総理からは非常に客観的な御答弁を、また小泉厚生大臣からは、私は質問では、世襲のデメリットというのはどういうふうにお考えかと申し上げましたところ、メリットのみを述べられたところでございます。  最後にこの問題について一点だけ確認をさせていただきたいと思うので...全文を見る
○西川(知)委員 世襲の話はこの辺で終わりまして、ただ、機会の平等ということについてもう一つ御質問をしたいというふうに思います。  新井議員が、これは報道でございますが、地盤、看板、かばんがないということで、いろいろな、政治資金等々も集めないといけない、そういうことで不正な株取...全文を見る
○西川(知)委員 この議論はまた後にさせていただくといたしましても、私が申し上げたいことは、やはりこういう予算委員会でどういうような議論がされているのか、また、今審議しているこの分厚い予算書の内容、これを国民の前でどんなふうに我々が議論をしていくべきか、こういうことを有権者の皆さ...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、機会の平等と結果の平等のことについてぜひお伺いをいたしたいと思います。  総理は、改革クラブの小沢辰男議員の二月十八日の本会議での代表質問に答弁されまして、本年度の一般会計予算も含む予算案、これは十分検討して、最善というふうに認識をした、最善であるとい...全文を見る
○西川(知)委員 それじゃ、時間がもったいないので松永大蔵大臣に聞きますが、ここに児童扶養手当給付諸費というのがございます。これはどういう観点から去年と比べて最善であるというふうに思われたのか、御答弁をお願いします。
○西川(知)委員 松永大蔵大臣、この予算書を全部ごらんになりましたか。
○西川(知)委員 ちょっと後ろからやじがあって、最初の最善という意味、どういう意味かという御説明がちょっと聞こえなくて理解できなかったのですが、今は、細部までは、最初から最後まではお読みになっていない、だけれども最善である、こういう御説明ですが、もう一度、なぜ最善だと思われるのか...全文を見る
○西川(知)委員 総理、総理は、これが閣議決定をされて、そして内閣の責任者としてこれを提出されております。先ほどの小沢辰男代議士への御答弁でも、最善である、今の現状では最善であるというふうに御答弁をされました。総理の御見解での最善というのは、十二分にこれを検討されて、そして提出さ...全文を見る
○西川(知)委員 内閣の情報網というのは非常に速いということで私は驚いておるのですが、きのうは、私が質問をするということではなくて、この児童扶養手当の制度の概要と難病対策見直しの問題について厚生省の方から改めてレクチャーを受けたわけですが、それが既に総理のところに行っているという...全文を見る
○西川(知)委員 ちょっと、今非常に重要なことを言われたので確認をさせていただきたいと思いますが、そうすると、審査委員会に対して過去の大蔵省の検査結果とか示達書の内容とか、回答書の内容とか日銀考査の結果とか、それについて提示をされて、それが将来国民に開示される、そういうふうに理解...全文を見る
○西川(知)委員 それはまた別の機会にやらせていただきますので、結構でございます。  そこでちょっと、最後の質問に入る前に、厚生大臣も大蔵大臣もやられて、そしてその上でいろいろなバランスをとって今は総理としてこの予算、これは内閣の提出に係るもので、こうやってここで審議をさせてい...全文を見る
○西川(知)委員 最後の質問は、財革法と臨機応変措置ということについてでございます。  これは何人かの方が既にこの場で議論をされ、御答弁もいただいております。  そこで、アメリカのOBRAの条項等々を引用されて、平和・改革の議員、神崎代表、それから前国会では北側委員が凍結案に...全文を見る
○西川(知)委員 時間が来ましたので、太田議員にかわりますが、いずれにしろ、この弾力的な運用等々が今いろいろなところから叫ばれております。財政危機だと言うけれども、国債のほとんど、九七%は日本国法人または個人が持っているわけで、ほかの、外国人が持っている、外国法人が持っているわけ...全文を見る
02月27日第142回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○西川(知)委員 平和・改革の西川知雄でございます。  きょうは、本予算と補正の関係、景気対策との関係について、焦点を絞って総理にお伺いをいたしたいというふうに思います。  まず、本予算というのは、私の理解しているところでは、当初予算、本予算を編成する際には可能な限り一会計年...全文を見る
○西川(知)委員 お答えをされておらないのですが、では具体的にお尋ねをいたします。  十年度の予算作成というのは、総理のお考えでは、いつということでございましょうか。
○西川(知)委員 それでは、昨年来続いております景気の低迷ということは、これはことしの一月十九日以前に既に発生した事由でございます。したがいまして、今の総理の理解でありますと、昨年来の不況または景気低迷の対策としての補正予算は、すべて、一月十九日、ことしの、九八年の一月十九日以降...全文を見る
○西川(知)委員 概念的にはそのとおりでございますが、そうすると、ただ、財政法二十九条は、その文言からして、予算作成後に生じた事由に基づいて初めて、その事由があることに基づいて補正予算を組むことができる。当然臨機応変に対応しないといけないことはわかりますが、それでは財政の出動が余...全文を見る
○西川(知)委員 私は、これは決して不毛な議論ではなく、非常に重要な議論であるというふうに思います。  予算作成後生じた事由について必要な場合は補正予算を組むことができる、これは当然のことながら財政法二十九条に書いてあることでございます。先ほど総理は、予算作成、そのときはいつか...全文を見る
○西川(知)委員 私は、国民の経済そして景気対策、これを十二分に遂行していく、こういうことについて何も反対をしているわけではございません。もし今、ことしの一月十九日以前から起きている景気低迷についていろんな対策を打とうということであれば、それであれば、十年度の当初予算からすべての...全文を見る
○西川(知)委員 ちょっと総理に御回答願いたいのですが、景気対策のための補正予算を組まないと三塚大蔵大臣は言われました。そこで私は、この点について総理に、ことしの一月二十日、お尋ねをいたしました。  そのときの総理の御回答は、直接的な回答ではなく、九年度の補正予算についてですが...全文を見る
○西川(知)委員 この問題は次に鈴木委員が続けてなされることと思いますが、私は、景気の低迷の現状というものは、昨年の秋以来続いている景気低迷の事由に連続しているものであるというふうに思います。もしそうであるならば、当然のことながら、今のデフレ予算ではこの景気対策というものは絶対に...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 科学技術委員会 第2号
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○西川(知)委員 平和・改革の西川知雄でございます。  きょうは論点を一つに絞ってお尋ねをいたしたいと思います。マスコミ等々でもいろいろと報道されており、国民的な関心が非常に強いという返還高レベル放射性廃棄物、ガラス固化体の搬入、この問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 ...全文を見る
○西川(知)委員 それじゃ、段階を踏めば総理と青森県知事との会見が成立する、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○西川(知)委員 じゃ、一つお尋ねしますが、原子力政策に関して、例えば「もんじゅ」の事故があったというときに、その後、いろいろな関係する県の知事、その知事に総理大臣が会われたというような過去の例はございますでしょうか。
○西川(知)委員 今のお話を聞きますと、福井、福島、新潟県の三知事に対しては前々からお申し出があった、それゆえ、いろいろな経過があったので、その後会うことはやぶさかではなかった、そういうように聞こえるわけです。  青森県の場合も、もう一度確認をいたしますが、科技庁の長官とか通産...全文を見る
○西川(知)委員 今、予算委員会の総括質疑も終わりまして、また集中審議もきのう終わりました。総理は時間があるはずでございます。そして、科技庁の長官が、今おっしゃったように、いろいろと青森県の知事とも論点を煮詰め合って、問題点がどこにあるかということも明確になってきたはずでございま...全文を見る
○西川(知)委員 少しお答えがなかった部分があるのです。  その部分は、具体的にどういう条件が整えば、例えば総理が青森県知事と面談をされるのか。それとも全くされないのか、どんな条件が整っても全くされるつもりはないのか。  そういう点と、そして今、停泊を沖合でやっておりますが、...全文を見る
○西川(知)委員 時間が来ましたので質問を終わりますが、今長官がおっしゃったことは、長官と青森県の知事がお話しになった、そして論点ほどこが食い違っているのかというところについては、今の長官の御答弁では、その点は明確になってきているのじゃないかというふうに私は思います。  そして...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○西川(知)委員 西川知雄でございます。  時間が余りありませんので、論点を絞ってお尋ねをいたしたいと思います。  先ほど、中北先生及び斎藤先生の方から、ビッグバンを控えて今非常に大切なことは何かということの一つとして情報公開を挙げられました。特に、先般の大蔵省の榊原課長補佐...全文を見る
○西川(知)委員 質問時間が来ましたので、これで終わりますが、今先生おっしゃったように、ビッグバン、これは自己責任ということでございますが、その自己責任のもとで競争するためには、やはり同じ情報をみんなが共有していない限り、これはビッグバンの競争の自己責任の原則には合いません。した...全文を見る
03月12日第142回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○西川(知)委員 平和・改革の西川知雄でございます。  きのうに引き続き、きょうも質問をさせていただくわけでございますが、きょうはお三方とも、特に現況の経済不況ということに関しまして、景気の回復を最重点的に行わなければならない、こういうふうに申されました。先ほどの委員からも質問...全文を見る
○西川(知)委員 どうもありがとうございました。  三人の公述人の先生方も、一時財革法を凍結または停止して、そして景気対策ということを最重点項目として行わなければならない、こういう御意見である。私も全く同感でございまして、そういうための法律をこれから我々の方としても作成して、提...全文を見る
○西川(知)委員 時間でございますので、公述人の方々の貴重な御意見、本当に参考になりました。結論的に、お三方とも、今の経済状況で一番重要なのは景気を回復させることである、そのためには一時的にも財革法の規制を外して凍結する、そして景気がよくなったらまた財革法を発動して、国の赤字体質...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○西川(知)分科員 西川知雄でございます。  きょうは、主に横浜の鶴見区と神奈川区、その地域を中心にいたしまして、大臣も御存じだと思いますが、京浜臨海部というのがございます。そこの再編整備の問題について、大臣の御所見と所管官庁の一つである国土庁の意見というものをお聞きしたいと思...全文を見る
○西川(知)分科員 積極的な御見解で、我々としても心強く思うわけでございます。  特に、工業地域とか工業の専用地域と指定されているところとか、いわゆる工業集積地域というところは制限区域から除外するとかいう方法をとるとか、また新産業育成のために新しく必要となる工場、この制限施設の...全文を見る
○西川(知)分科員 それでは、今の通産大臣の御答弁をもとに、国土庁の方としても、地域の特性を十二分に勘案して、また現在の日本が置かれている国際市場での地位というものを勘案して、そういうふうな制限緩和に向けてぜひ十二分な、早急な努力をしていただきたいと思いますので、国土庁の方からも...全文を見る
○西川(知)分科員 二、三、ちょっと具体的なこともお聞きしたいと思うのですが、この地域を活性化するためにはやはり道路というものもちゃんと整備をしていかなければいけないということでございまして、この臨海部へのアクセスを強化するためには、この地域に国道三百五十七号というのがあるのです...全文を見る
○西川(知)分科員 さらに、運輸省の管轄であると思うのですが、埋立地相互の連絡を密にするという意味からも、臨港幹線道路また鶴見臨海幹線道路、これの整備も大変必要であるというふうに我々は理解をしておるところでございます。これは建設省の管轄ではなくて運輸省の管轄であるということでござ...全文を見る
○西川(知)分科員 通産大臣の御答弁に引き続き、国土庁、建設省、運輸省のそれぞれの担当の方から御説明をいただきましたが、大臣、これは日本のこれからの国際化時代に向けての規制緩和の一環として、さらなる見直しというものをぜひやっていただきたい、こういうふうに思います。  京浜臨海部...全文を見る
○西川(知)分科員 通産大臣の、今資本金一千万以下、または従業員五十人以下の小売・サービス業、これについての貸し渋りの現状にかんがみた非常にフレキシブルな考え、これは大変重要で、私非常に評価をいたします。  御存じのように中堅企業対策でも貸し渋り対策がなされておりますが、基本的...全文を見る
○西川(知)分科員 質問を終わります。
03月20日第142回国会 衆議院 予算委員会 第29号
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○西川(知)委員 私は、平和・改革を代表して、平成十年度一般会計予算案外二案に対し、反対の立場から討論を行います。  二十三年ぶりのマイナス経済成長率に至ることとなった、今日のゆゆしき景気の状況を生み出した元凶は、我々の強い反対にもかかわらずに強行された、昨年四月以降の消費税率...全文を見る
04月22日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
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○西川(知)委員 西川知雄でございます。  きょうは、主として、財政金融、国税庁の問題、この問題を一時間十二分やらせていただきます。  ところで、中央省庁等改革基本法案というものはプログラム法であるということでこうやって今審議をされているわけでございますが、先ほどの岩國委員の...全文を見る
○西川(知)委員 この問題、今の中央省庁の再編成に関しても重要でございますので、もう一度明確にしたいと思います。  というのは、今お持ちでないということなんでちょっと申し上げますと、私の質問に対して総理は、  成立をいたしました法律がその目的とする条件を政府として全うできなか...全文を見る
○西川(知)委員 私はちょっとよくわからないのですが、政治責任があるというのととるというのは違う、それは、あるととるというのは違うんだというふうに思うのです。しかしながら、この政治責任がある、政治責任が発生する、じゃ、だれがとるんだといってだれもとらないんじゃ、政治責任はあるとい...全文を見る
○西川(知)委員 だけれども、経済が刻々と変わる、そういう場合には改正は一切しませんとおっしゃったのじゃないですか。それで、今、これからは改正をするという方向で審議がいろいろなところでされていると思うのです。じゃ、これは、改正せざるを得なかったということに、守れなかった、それは経...全文を見る
○西川(知)委員 対策をとる、どういう対策をとりますかということを私は十月二十一日にお聞きしたわけです。そのときには、湾岸戦争とかそういう突発的なときには法律を改正することをお願いしなければならない、こういうふうにおっしゃったのです。そこで、経済社会の状況が刻々と変わる、こういう...全文を見る
○西川(知)委員 じゃ、論点は明確になったと思うのですね。そして、これは皆さんも聞いていらっしゃることですから、財革法についての政治責任というのはこの辺でとどめますが、しかしまだやりますから。  今度、この中央省庁等改革基本法案、これはプログラム法ということですが、私、大森法制...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、一つ重要なことなのでもう少し確認をしておかないといけないと思うのですが、その制裁、さっきの長官の御答弁は、もう少し詳しく言いますと、「しかしながら、この法律でそれに対する制裁と申しますか、」制裁と申しますか、そこだけ強調されていますが、次に言っておら...全文を見る
○西川(知)委員 私はその後に御質問をいたしまして、そういう今の長官の発言、これを踏まえまして、政治的な責任というものは、まあこの法律を破ることはないであろうと。  しかしながら、今私が申し上げているのは、万が一これが守れなかった場合にはどうなるのかということをお尋ねしたわけで...全文を見る
○西川(知)委員 今、非常に重要な議論を私は国民の前でしていると思うのですね。すなわち、この財革法についてさっき法制局長官が言われたことは、私非常に重要なことをおっしゃっていると思うのです。  というのは、政府の責めに帰するという場合に、それでこの財革法が守れなかった場合には、...全文を見る
○西川(知)委員 私がお尋ねしたのは、これは財政と金融分離の見地から見た場合の最善の法案ですか、措置ですかということをお尋ねしているので、そのことについてお答え願いたいと思います。
○西川(知)委員 それは経過を御説明になっただけの話で、評価じゃないのです。評価は、これは一番いいと、この方式が財政と金融を分離する方式として一番いいからお出しになったのじゃないですか。どうですか。
○西川(知)委員 経過説明は、私も勉強させていただいてわかっているつもりでございます。私が申し上げたのは、その三党の合意は結構です。しかし、それが法律として提出されている。そこで、予算でも提出されたものはいつも最善であるというふうに思って提出されておるわけですから、これは最善のも...全文を見る
○西川(知)委員 お答えに全然なってないのです。私が聞いたのは、財政と金融の分離、これ、分離とおっしゃっていますよね、こういう形での分離というのは、どういうふうな理屈があって、どういうふうなコンセプトでもってこういうふうな形にされたのですかと、それを聞いているのです。これは三党じ...全文を見る
○西川(知)委員 私は、答弁を聞いていて、これは内閣の答弁なのか自民党の答弁なのかよくわからなくなったのです。  というのは、そういう経過があったことは、それは十分に承知しております。私も議事録を読ませていただきましたし、全部その辺のことは理解をしているつもりで、そういう議論も...全文を見る
○西川(知)委員 私は、なぜ妥当なのだ、何でも理屈がないとだめですよね。妥当なのは、何で妥当なのかということを聞いているわけであって、こういう経過説明ばかりを聞いているわけじゃないのですよ。どういうことか明確にお答えください。
○西川(知)委員 そうすると、ある場面においては財政出動をしないといけないということがあるからこういう形がベストである、そういうふうに考えてよろしいわけですか、それが最も妥当であると。ある場面においては、そのある場面というのが金融破綻処理の場合、金融危機管理に関する場合、こういう...全文を見る
○西川(知)委員 今非常に重要なことを言われたわけです。そうすると、金融破綻が起きた、また金融危機があった、それは仮定ですよ、そういう場合には財政が出動する、そういう可能性が大いにある、こういうふうに理解してよろしいですか。
○西川(知)委員 そこで、この金融破綻処理とか金融危機管理、この間、三十兆円を導入する金融の安定化法、これができました。また、今度の金融システムの改革法案においては、保険会社が倒産をするような場合、また証券会社が倒産をするような場合、こういう場合には、ある法的な枠組みで、その処理...全文を見る
○西川(知)委員 この問題はまだまだ詰めたいところがたくさんございますけれども、さっき申しましたように、経済財政諮問会議のことと国税のこともちょっとやらないといけませんので、そっちをやらせていただきます。  まず、経済財政諮問会議のこと、これについて、やはり池田議員が四月二十日...全文を見る
○西川(知)委員 今、官から民へというようなことをみんなで言っているわけです。こういう、これからの行政機構をどうやって持っていこうかというようなことは、非常に重要な国民的な話でございまして、橋本総理もこれを火の玉になってやるというふうにおっしゃっているわけですから、答弁はお役人に...全文を見る
○西川(知)委員 今知恵袋というふうにおっしゃったわけですが、ここで、構成員はだれかと申しますと、内閣総理大臣、国務大臣、関係機関の長プラス学識経験を有する者ということで、恐らく今までと違うのは、学識経験を有する者が知恵袋であるというふうにおっしゃっているのだと思うのです。  ...全文を見る
○西川(知)委員 ちょっと私の質問に答えていただいていないと思うのです。  内閣府に置くというのはよくわかりました。また、学識経験者も機構の構成メンバーとしてその中に置くということもわかりました。しかしながら、そういうことによってどう今までと違うのですか、今までとどこが違うのだ...全文を見る
○西川(知)委員 一つ、私の経験から事実を指摘しておきますと、例えば航空機のファイナンス、これは日本の投資家または日本の銀行、これが大いに世界の経済、航空業界に役に立って関与をしているわけです。そのときにレバレッジド・リースというコンセプトがございまして、そういう取引をやる。しか...全文を見る
○西川(知)委員 裁判官等が枢要な地位についているというのは私も知っておりますが、こういう人たちは中での行政をやられるだけで、実際の案件についてはタッチをされていないというのが現状でございますので、私の申し上げるのは、実際に審判をされるそういう方たちは、国税の方じゃなくて、民間か...全文を見る
○西川(知)委員 私の持ち時間が終わりに近づきましたので若松議員に譲りますけれども、先ほどの財政と金融の分離、どうして今のような形の分離というものが最善なのか、また、その内容というものは、もう少し具体的に、どういうものかということについては、また別の機会に詰めさせていただきたいと...全文を見る
04月28日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
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○西川(知)委員 平和・改革の西川知雄でございます。  私は、こういう金融関係の弁護士を国会議員になる前に二十年間ばかりやっておりました。大蔵省の方にも新しい金融商品のこととか規制とか、そういうことでいろいろと法律、政省令、通達、ずっと質問を現場でさせていただいておりました。や...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、それは数字によっていろいろと客観的な基準というものを設けて、当局の裁量の幅を狭めて行政の透明性を確保する、そういうことだということなんですが、それでは大臣、こういう基準は銀行、証券、保険について、これは法律で決められているのですか、それとも政令、省令...全文を見る
○西川(知)委員 そういうことを聞いているのじゃなくて、国民にこの金融機関は本当に健全なのかどうかということを数字によって客観的にあらわす、これが早期是正措置の目的であるというふうに今大臣はおりしゃいましたね。  では、私の質問は、そういう客観性というのは国民の前に知らしめるこ...全文を見る
○西川(知)委員 それは大臣、具体的に言いますと、例えば保険会社、生保、これはソルベンシーマージンというのが導入されるわけですが、その中には、例えば通常の予測を超えて保険金等の支払いの発生する危険の可能性、保険リスク、それから予定利率を確保できなくなる危険、これは予定利率リスク、...全文を見る
○西川(知)委員 大蔵大臣、今保険部の見解を聞いて、これからどういう業務命令を発しようか、そしてそれが業界だけではなくて国民生活にも大きく関連をしていく、そういうときに、国民が一体この会社はどんな経営状況であろうということを知りたい、その知りたいという大きな計算根拠、これが省令で...全文を見る
○西川(知)委員 計算方法はそんなに難しくないのですよ。どういうものがリスク総額の中に入るか、ソルベンシーマージンの総額はどんなのかということは、この大蔵省が考えた考え方の中にも書いてあるのですが、それを法律の中に書かないと、省令というのは、大臣、各省で毎年毎年変えることもできる...全文を見る
○西川(知)委員 いや、そうすると、その基本的なことというのと基本的じゃないことというのは一体どこで分けるのか、基本的にこの辺が疑問なわけですが、今言いましたように、分母が何によって構成されている、分子が何によって構成されているということは基本的なことじゃないですか。大臣の御所見...全文を見る
○西川(知)委員 では、保険ばかりであれなので、ちょっと違う観点からお尋ねをしたいと思います。  今度から自己責任の原則の徹底ということで、金融機関の資産内容が自己査定されるということになりました。しかし、どういうふうにして自己査定をするのかということについては、今までいろいろ...全文を見る
○西川(知)委員 先に結論を言いますと、大臣がお答えにならないので申しますと、早期是正措置というのは新たな金融当局の見えない手による権限強化、一層の権限強化じゃないかというふうに実は私は思っているからこういう質問をしているわけです。すなわち、法律で明確じゃないそういう基準、そして...全文を見る
○西川(知)委員 それはあいまいな答弁で、基本的なことは法律で定める、そんなことはだれでもわかっていることで、私が申し上げていることは、要するにそういう早期是正措置、例えば保険では今言いましたようにソルベンシーマージン、証券では自己資本規制比率等々について、そこの分母と分子が何に...全文を見る
○西川(知)委員 こればかりできませんが、例えば証券の方については、オンバランス商品のリスク相当額の見直しとか、また今おっしゃったことに若干関係して、リスクヘッジされているものについての相殺規定の整備とか、いろいろなことがより的確に自己資本規制比率をあらわす一つのメルクマールにな...全文を見る
○西川(知)委員 それでは、また規則等を制定される前には、どういうものが入ってくるのか、どういう分析をするのか、これはまた私もそれなりに意見がございますから、ぜひそれもしんしゃくして考えていただきたいというふうに思います。大臣、いかがですか。
○西川(知)委員 それでは、ちょっと時間もあれなのでもう一つ聞きますと、自己責任の原則ということをよくこの金融システム改革法の制定に当たって言われます。自己査定、先ほど申しました不良債権がどれだけあるのかとか問題債権はどれだけあるのか等々についても、これは自己責任の原則の一つのあ...全文を見る
○西川(知)委員 一般論はよくわかりましたが、大臣、私の質問は、今の一般消費者なり、それとか機関投資家じゃない投資家というのもたくさんいるわけですね。そういう人たちは、消費者というふうに、そういうカテゴリーの中に入るかどうか、ちょっと入らないと思うのですが、そういう人たちも守って...全文を見る
○西川(知)委員 いや、それは盛り込まれていることは私も十二分に知っていますし、読んでいますからわかっています。私が申し上げたいのは、これで十分なのか、それとももっと法整備をしないといけないのか。先ほど金融サービス法の制定が必要だという意見もあるというふうに大臣は聞いておられると...全文を見る
○西川(知)委員 大臣に御確認をいたします。  今の山日銀行局長のお話ですと、現在の商品に関しては、この金融システム改革法に基づいてまたいろいろな商品がこれから新しく出てくる、この法律によって創造し得る商品が出てくる、そういうものに対してはこの金融システム改革法の中でいろいろな...全文を見る
○西川(知)委員 持ち時間が終了いたしましたので、新しい保険の商品と証券の商品、銀行の商品がそれぞれどういうふうな規制になっているのか、どういう理由で違うのか。また、最初に御紹介しましたいろいろな具体的な問題、さっきは構成員契約規則とか申しましたが、そのほかにも、銀行については営...全文を見る
05月06日第142回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○西川(知)委員 平和・改革の西川知雄でございます。  私は予算委員会に所属をしているわけで、法務委員会できょう質問させていただくということは、この外弁問題、いわゆる渉外関係の仕事において外弁をどういうふうに取り扱うかということについて、私は国会議員になる前、二十年間こういう渉...全文を見る
○西川(知)委員 実態としては弁護士が、私もしょっちゅう法律意見を出しておりましたけれども、出すときはいろいろな前提条件をつけまして、また税の関係がこういうことであればその前提に基づいてこういう法律意見だということで、そうすると、またお客さんは税理士さんとか公認会計士さんのところ...全文を見る
○西川(知)委員 それでは、ちょっと法案のことで具体的にお尋ねしたいのです。  職務経験の要件、これが緩和をされたということなんですけれども、ちょっと確認でいいのですが、まず、例えば外国で裁判官として三年以上の経験を持っていた人が、弁護士になって日本でやりたい、外弁の資格を取り...全文を見る
○西川(知)委員 それはよくわかりました。  そこで、先ほど別の委員からもちょっと指摘があったと思うのですが、外弁というとちょっと実態がおわかりにならない方もいらっしゃるので、ちょっと説明しますと、例えばニューヨークで資格を取った人がいろいろなところで経験を積んで、また日本でも...全文を見る
○西川(知)委員 その関係で、日本の弁護士が外弁を雇って、その人の給料は、例えば歩合制にする、もうかったうちの何%はあなたにあげます、こういうようなことを実質的にやっているようなところも実はあるわけですが、これが法的に問題にならないのか。いわゆる共同事業の脱法行為等にならないのか...全文を見る
○西川(知)委員 実は私、特定共同事業の実態は非常によく知っておるわけです。大きな弁護士事務所がアメリカとかイギリスから進出してきておりまして、実際そういう人たちがする仕事というのは、ファイナンスの仕事とかMアンドAの仕事とか、基本的にはファイナンスの仕事が一番多いわけですが、そ...全文を見る
○西川(知)委員 山崎政府委員の方からもちょっと。
○西川(知)委員 そういうファイナンスで実際にこういう日本の弁護士でやっているのは四、五人でございまして、弁護士会の方のそういう委員をやっている方は余り、渉外をやっているといったものの実際にタッチされていない方々がほとんどでございますので、積極的にその辺のところを調査していただけ...全文を見る
○西川(知)委員 大臣、いかがですか。
○西川(知)委員 それから、日本の渉外事務所も、大規模なところがどんどん出てきまして、私が二十年前に研修所を卒業してそういうところに入ったときは、まだ五百名の中で二人とか三人とかその程度だったんですが、今は何か人気が高くて、何十人とかいう規模で、一つの事務所で七、八人入るというこ...全文を見る
○西川(知)委員 大臣、いかがでしょうか。
○西川(知)委員 そこで、特にお願いしておきたいのは、そういう渉外事務ばかりやっている代表のところに聞かれますと、そういうことはないというふうに答えると思いますので、なるべくなら外弁問題研究会の構成員ではないようなところに実態調査をしていただきたいというふうにこれは申し添えておき...全文を見る
○西川(知)委員 では、大臣はいかがですか。
○西川(知)委員 時間もあと少しですので、ちょっと別の立場から、この外弁法には直接関係しませんけれども、お尋ねしたいことがあります。  国際化時代を迎えて、例えば、弁護士も外国に留学して、向こうの事務所でトレーニングを受けるということだけではなくて、例えば、役所に入って、ある一...全文を見る
○西川(知)委員 質問時間が終了いたしましたので、私の質問を終わりますが、先ほど、いろいろな私の経験から具体的なことを申し上げました。それで、大臣も法務当局の方もそういう実態を調査していただくというふうな御答弁もいただきましたので、ぜひそういう実態を踏まえて、これからの規制緩和と...全文を見る
05月08日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第12号
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○西川(知)委員 西川でございます。四月二十二日に総括質疑のときに一度、今度の法案についての特に財政、金融、それから国税、この問題について質問をいたしました。  その際に、いろいろな問題点が指摘されたわけですが、きょうは官房長官もわざわざ来ていただいておりますので、ひとつこの審...全文を見る
○西川(知)委員 質問者との討議については、そういう御感想を持たれたと思うのですけれども、昨今も大蔵委員会で与党の委員の出席が非常に少ないケースもあったということで、質問されない方はそういうことに個人的にはなかなか集中できないというところもあるかと思いますが、これはやはり内閣の命...全文を見る
○西川(知)委員 それでは、何点か財政と金融のことについてお尋ねをしたいと思うのですが、この問題については、四月二十二日に私が質問をいたしました。そこで、若干というか、もう少し詳しくお尋ねしたいことがありますので、質問をいたしたいと思うのです。  きょうは松永大蔵大臣の代理とし...全文を見る
○西川(知)委員 今、メリットとデメリットを大蔵大臣の代理の尾身長官から御説明を願いましたが、小里長官、どういう経緯でこういう最終案になったかという説明は結構でございますので、今、メリットとデメリット両方あると、しかしながら、当分の間、金融の危機管理については、財務省の方、大蔵省...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、大蔵省改革、財政と金融の分離については、平成十年一月二十日に、今おっしゃった、自由民主党と社会民主党と新党さきがけ、その与党三党で、当面の措置ということで合意をされているわけです。  私、内容はよく知りませんが、社会民主党、新党さきがけが与党の戦線を離...全文を見る
○西川(知)委員 二つ明らかにしておきたいのですが、真実に当分の間というのは、一カ月の話でしょうか、二カ月でしょうか、三カ月でしょうか、一週間でしょうか。真実に当分の間ということをちょっと御説明をしていただければと思います。
○西川(知)委員 それはよくわかりますが、例えば、当分というと大体一年とか半年かなというふうに思う人がいまして、四年後というのは多分当分というふうには思わないと私は思うのです。  真実にというのは、ちょっと私もよくわからないのですが、いろいろな状況があるとは思うのですが、大体ど...全文を見る
○西川(知)委員 大体推測はつきます。  そこで、さっき三党の合意のことについてお触れになったわけでございますが、それはどういうふうに動いていくかということは、もうだれもわからない。まだそういうふうになるかどうかということも決定はされてないと思うのですけれども、もし、三党が結束...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、もう少しお尋ねしたいのです。  仮定の話、全く架空の話であれば今お答えになったような答弁だと思うのですが、参議院選挙も近づいてきたということで、より具体的に、蓋然性の話として、与党からの離脱ということが話されている。決定はされてないのでしょうから、そこ...全文を見る
○西川(知)委員 もう少しお尋ねしたいのですが、例えば、今のお話ですと、三党が与党体制を組まないというときでも、この合意というものは尊重をしていきたい、そういう御発言。もし私の要約が間違っていたら、微妙な問題ですので訂正願いたいのですが、そういうふうに私は受け取りました。  そ...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、さっきの小里長官の御説明だと、ニュアンスですけれども、また間違っていたら、小里長官、訂正してください。当分の間というのは、要するに、例えば社会民主党とか新党さきがけが与党体制から抜けた、そうしたら、これはもう一回考え直す、そんなふうな発言だったと思う...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、当分の間というのが真実に当分の間だということでちょっとわかりにくいのですけれども、その当分の間が過ぎた場合、真実の当分の間が過ぎた後は、この金融破綻処理ないし金融危機管理に関する企画立案の業務というのはどこでやるのでしょうか。
○西川(知)委員 長官、その説明でよろしいですか。お答え願いたい。
○西川(知)委員 私は単に政治的な観点から、意味合いから言っているわけではございませんで、法律が例えば成立すると、後はひとり歩きするわけですから、何が書いてあるかよくわからないということでは国民も納得しませんし、裁判所でもこれは困るということで、私は、法律的にも見解を明確にしてい...全文を見る
○西川(知)委員 私の質問はそうではなくて、備考に書いてあるのは私も知っておりますし、そうではなくて、当分の間が終わったらどうするのかということについては法律には書いてあるのですか、書いてないのですか、これは答えは書いてないと思うのです。そうしたらその後はどうするのですかというこ...全文を見る
○西川(知)委員 私は、金融システム改革法、この審議についての質問も大蔵委員会でやっておりますけれども、これは御存じのように、この法律が通ると一番早くてことしの十二月一日ということになります。また、いろいろな連結決算のベースの話なんかになりますと、さらにおくれる、平成十一年にずれ...全文を見る
○西川(知)委員 法律が成立しますと、これは法律の条文になるわけです。そうすると、国会はどう考えたのか、また内閣はどう考えたのかということで、質問が後でなされるわけです。  今の御説明では、私も当分の間というのはよくわからない。後で、西川、おまえ審議に参加していて、当分の間とい...全文を見る
○西川(知)委員 当分の間ばかりやっていますとあれなのでこの辺でやめますが、とにかくよくわからない。これでは、これからの大蔵省改革というのは一番重要な問題点だとされていますが、それが今後どういうふうになっていくのだろうかということが、ちょっと説明がつかないのじゃないかと私は思わざ...全文を見る
○西川(知)委員 長官、そういう解説でよろしゅうございますでしょうか。
○西川(知)委員 その位置づけの違いということ、そして長官の真意とされているところは説明でよくわかりましたが、だからといって、今度の新しい体制の方が前よりもいいという、その論理的な根拠というのはどういうことなんでしょうか。
○西川(知)委員 それはそれで結構だと思うのですが、ということは、今まではそういうことがなかった、そうじやなかった、だからそうするんだということだと思うのですが、今までは、総理は、予算編成するときとか経済方針を決定するときは、そういうことをされてこなかったのですか。
○西川(知)委員 余りよくわからないのですけれども、尾身長官、大蔵大臣としてお答え願うのか、長官としてお答え願うのか、あれなんですけれども、今まで大蔵省はそういう役割の中心にあったわけなんですが、そうすると、この経済財政諮問会議ができた後と現状とでは、大蔵省の予算編成についての権...全文を見る
○西川(知)委員 それはよくわかります。だけれども、それは、強化をせざるを得ないという現状があるから強化をするということだと思います。  そうすると、今、総理もいろいろな御意見を聞かれてやっていらっしゃるし、民間人の意見そして担当大臣の意見、関係の長の意見、全部の意見を聞いてや...全文を見る
○西川(知)委員 ほかの問題も若干やりたいので、これに関してはあと一つだけにします。  総理大臣なりが指導性を持ってマクロの経済政策をつくっていくというために、また内閣機能の強化のために今度の諮問会議をつくった、こういう御説明なんですが、そうすると、今までは、マクロ政策について...全文を見る
○西川(知)委員 それでは、この間、国税庁の方のことについても質問をしましたので、ちょっと追加的にお尋ねをしたいと思うんです。  日本の国税庁は、非常に中立性、公正性の確保を図るべく努力をしている、そして、政治的なところかちも中立である。そういうことで、諸外国と比較いたしまして...全文を見る
○西川(知)委員 きょうは建設大臣にもわざわざお越しいただいておりますので、財政と金融と国税の話はちょっとおいておきます。  今度、運輸省と建設省、これは基本的には統合されるということでございまして、いろいろなメリットとデメリットがあると思うんですね。  私、個人的に考えると...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、大臣、デメリットはないのでしょうか。
○西川(知)委員 四省庁ということで、あと二省庁の担当の大臣はお呼びしていないのですけれども、運輸省、もう一つの大きなパートナーでございます。きょうは運輸大臣がほかの委員会で来られませんが、運輸省として、この統合についてメリットとデメリットというものはどういうふうにあるかと考えら...全文を見る
○西川(知)委員 両省からのお話はある程度一致していると思うのですけれども、総合的な国土政策とか総合的な交通政策というものは、両省からパンフレットがたしか出ていまして、私も読まさせていただいたことがあります。なかなか今の現状はすばらしい、一生懸命考えて、総合的な国土政策とか総合的...全文を見る
○西川(知)委員 先ほど運輸省の方から、両省が一体化すると、高齢化時代を迎えて都市交通体系、これの総合的な施策をつくることができる、こんなようなお話があったと思います。これは先ほどと同じ質問なんですが、建設省と運輸省が分離しているとというか、現在のままだと、そういう高齢化時代に向...全文を見る
○西川(知)委員 質疑時間がほぼ終了でございますので、私の具体的な質問はこのあたりにしたいと思いますが、きょう言い残したことで極めて重要なことは、もしこの法律のとおりに行政改革が実行できなかった場合、どうりような内閣の政治責任なり法的責任があるか、こういうことです。  これは橋...全文を見る
05月12日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○西川(知)委員 西川でございます。  この問の質問は早期是正措置ということについて主に質問をさせていただきましたが、きょうは、今度の金融システム改革ということについて、具体的に市場が関心を持っていることについて、大蔵大臣なり大蔵当局の確認と御見解をお尋ねをしたいと思います。 ...全文を見る
○西川(知)委員 一つ確認でございますけれども、今いわゆる講学上の通達、例えば地方の機関との間の通達ということについてはできる限り公表するというようなことをおっしゃいましたが、金融関係の通達集というものがございます。私も弁護士として仕事をしているときはそういうものをよく見ておった...全文を見る
○西川(知)委員 その辺をもう少しはっきりとしていただきたいのですが、今までも私が通達集を読んでいた経験からいたしますと、かなり整理した形でその通達集というものがつくられている、または、いたというふうに思います。  そうすると、今一番重要なのは、前者のいわゆる業界を指導するとい...全文を見る
○西川(知)委員 具体的問題に入ります前に、そうすると通達の公表の仕方ですけれども、具体的にはどういうふうに公表をされるのでしょうか。
○西川(知)委員 そこで、いろいろと実務上のことについて金融機関等がどうなんだろうなとか疑問に思っていることとか内容について、今どういう大蔵省の見解かということを具体的にお尋ねしたいと思います。  銀行と生保なり保険会社との間で、不動産の所有とか賃貸、特に銀行については詳しい通...全文を見る
○西川(知)委員 それでは、ちょっと違うことを聞きます。  デリバティブが、今度、証取法のところでも重要な取引の一つとして掲げられているわけでございます。また、国税庁の方でも各デリバティブの税務上の取り扱いをどうするかということについて研究も進んでおるというふうに聞きますが、デ...全文を見る
○西川(知)委員 それから、今度、金融機関がいわゆるクレジットデリバティブ、この取引を日本で行うことが可能かどうかということをちょっと確認したいのですが、大蔵大臣でも当局でも結構ですから、御答弁願います。
○西川(知)委員 次に、金融機関がコモディティーデリバティブ、これの取引を行うということは可能かどうかということで、多分それは業務として明確化されているということで可能ではないかと思うのですが、その点についてもちょっと確認をしたいと思います。
○西川(知)委員 そこで、デリバティブ取引のヘッジ等を行う場合に、公共債の空売りというものは可能だけれども、社債の空売りはできない、そんなことを聞くわけですが、これは事実でしょうか。
○西川(知)委員 そこで、今ちょっと社債の話が出ましたので、ちょっとABSの話を確認したいのですが、この問もあるインベストメントバンカーと話しておりましたら、そのABSの市場といいますか、第一次の市場ができるのは非常に好ましいことだけれども、結局これが、セカンダリーマーケットがな...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、もう一つだけ確認なんですが、ABSの販売ということについて、これは銀行とかほかの金融機関、これも可能になるのでしょうか。
○西川(知)委員 ちょっとほかの質問でございますが、金融先物取引について、依然として持ち高規制があるというふうに聞いておりますが、これは事実でしょうか。また、今後はどういうふうになるのでしょうか。
○西川(知)委員 それから、ローン債権についてでありますけれども、これは法律上は、当然のことながら、譲渡というのは可能なんですけれども、これが実際には規制をされているのじゃないかというような話を金融機関から聞くわけですが、これは事実かどうかということと、間違いであればそういう規制...全文を見る
○西川(知)委員 ちょっと保険のことについて聞きたいのですけれども、生保の構成員契約規制、いろいろな議論があることは私も承知しておるのですが、今後どういうふうになっていくのか、また、していくつもりなのか、その点について御見解を。
○西川(知)委員 そこで、ちょっと保険のことをお尋ねしたいのですが、銀行、証券、保険、いろいろな新しいそれぞれの分野での金融商品が開発されて、市場に出すというときに、どうも、保険だけというとあれかもしれませんが、保険は特に、新しい商品を出すたびに大蔵省の方で認可をするということに...全文を見る
○西川(知)委員 一つだけ確認なんですけれども、届け出制ということの意味なんですが、時折、私のいろいろな昔の経験によりますと、届け出といっても、届け出を受理しない、内容がいいというまでは受理しないというようなこともございましたが、その点は今後ないということだけはちょっと、これは全...全文を見る
○西川(知)委員 保険約款の話が出ました。そこで、銀取約定書、銀行の方ですけれども、これは、銀行取引を始めるときには必ずこちらから差し入れるという形で、もう典型的なフォームは全銀協でできておりまして、それを変えようとしようものなら取引はできない。そして、書いてあることが、一方的に...全文を見る
○西川(知)委員 保険約款もそうでして、私も保険約款というのは何度か読んだことがありまして、なれていくとそんなに難しくはないのですけれども、みんな読まない。大蔵大臣も、実は約款を差し入れていらっしゃるはずなのですけれども、だれも読まないということで、読まなければ、何か好きなことを...全文を見る
○西川(知)委員 個別の問題はまだたくさんあるのですけれどもこれだけにしまして、最後に大臣、私は、この間の質問のときに、早期是正措置、銀行ですね、金融機関、これについて御質問をしました。  そのときには、三つの査定がある。一つは金融機関自身が自己の方法によって自己査定をする。そ...全文を見る
○西川(知)委員 質問時間が終了いたしましたが、今の見解で、そういう方向でやっていかれるという確認を大臣から最後にお伺いいたしまして、質問を終わります。
○西川(知)委員 では質問を終わります。
05月18日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第4号
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○西川(知)委員 西川でございます。  きょうは一時間二十八分いただいておりますので、法律の内容等について、具体的に少し詳しくお尋ねをしたいと思います。  まず最初に、社会保障関係費の量的縮減目標というところが第八条でございます。  第八条は、「平成十一年度及び平成十二年度...全文を見る
○西川(知)委員 もう一度お尋ねしますが、百分の百二を乗じた額を上回るということは、それでよろしゅうございますね。
○西川(知)委員 そうすると、今のお答えは、百分の二を上回ってよいという改正でございますけれども、それを上回るのは確実だと。それは当然のことだと思うのですけれども、それをどのぐらい上回るのか、また、できる限り抑制した額というのは客観的にだれが判断するのか、お答え願いたいと思います...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、内閣の予算提案権と国会の予算修正権、この話にそれが連動しておりますので、お尋ねをしたいと思います。  平成九年十月二十一日の財革法の審議のときに、私の質問に対して大森法制局長官が、この関係について、昭和五十二年二月二十三日における政府の統一見解を説明さ...全文を見る
○西川(知)委員 総理、その見解でよろしゅうございますか。
○西川(知)委員 それは間違いなんです。というのは、大森政府委員は、私が先ほど読みましたように、「憲法の規定からみて、」まず憲法上の解釈ですから、「国会の予算修正は内閣の予算提案権を損わない範囲内において可能と考えられる。」と。だから、多数決で決めたらいいという話じゃないのです、...全文を見る
○西川(知)委員 それで、協議するのはいいのですが、どういう基準でどういうふうにして協議したらいいかということがわからない限り、協議のしょうがないわけです。  厚生大臣、政府ができる限り抑制した額というのを出されたときに、それができる限りなのか、そうじゃないのかということは、我...全文を見る
○西川(知)委員 よくわからないのですけれども、「憲法の規定からみて、国会の予算修正は内閣の予算提案権を損わない範囲内において可能と考えられる。」というのが昭和五十二年二月二十三日におきます政府の統一見解であるというふうにおっしゃるわけですから、政治判断ということじゃなくて、これ...全文を見る
○西川(知)委員 小渕外務大臣、内閣は連帯して国会に対して責任を負うわけでございますから、これも内閣の一員として、今の、私が申しました、「憲法の規定からみて、国会の予算修正は内閣の予算提案権を損わない範囲内において可能と考えられる。」こういう統一見解が出ているわけですから、今法制...全文を見る
○西川(知)委員 ちょっとほかの大臣にもお尋ねしたいのですけれども、今私が言っているのは、内閣の予算提案権というものと、どの範囲で国会がそれを修正できるかという比較をしているわけです。比較をするためには、まず初めにあった提案権というものの範囲が何かということがある程度わかっていな...全文を見る
○西川(知)委員 最後に、大蔵大臣にお尋ねします。  大森政府委員は、先ほどの見解に続けて、「この場合は、この法律は」、財革法ですが、「基本的には内閣の予算編成権に対する制約たる性質を有します。」というふうにおっしゃっているわけです。すなわち、この財革法というものが決められるそ...全文を見る
○西川(知)委員 それは当然のことだと思うのですが、もし積み上げて百分の四になった場合は、それはできる限り抑制した額となりますかどうですかという質問にはどういうふうにお答えになりますか。
○西川(知)委員 今のいろいろな方の御答弁を聞いていますと、要するに極力抑制するとか、できる限り抑制するということははっきりとはわからない、これは多数決で決めましょう、そんなふうに私は聞こえまして、先ほどの五十二年の二月二十三日における政府見解、憲法上の問題から、「憲法の規定から...全文を見る
○西川(知)委員 私が申し上げたいのは、要するに、今度この法律が改正されようとしている、何がどのように改正されるのか、そしてそれをどういうふうに判断したらいいのかということをまず明確にしていただかないとなかなか議論ができないというふうに思うのです。  そこで、別の観点からまた御...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、大蔵大臣、そういうことが政令で規定をされるということですが、この二つの場合に限るのかどうか。今、涌井主計局長はこの二つを挙げられましたが、その「政令で定める状況」というのはこの二つであるということでよろしゅうございますか。
○西川(知)委員 ちょっと意味がよくわからないのですが、内容はわかりましたけれども、初めの一番目と二番目は政令に規定する。三番目はどこに規定するのですか。
○西川(知)委員 ということは、この毎年毎年の特例公債、これを縮減するということはもう極めて重要な財政構造改革の一つの要素であるというふうに私は理解しておりますが、大蔵大臣、法律に定める事項と政令に定める事項というのはどういうふうに分けるのかという私の大蔵委員会の質問で、大蔵大臣...全文を見る
○西川(知)委員 総理、平成十年四月二十四日の財政構造改革会議の「財政構造改革法の弾力化等について」の第二項に、財政構造改革を進めつつも、内外の悪条件等が重なったいわゆる極めて深刻な経済状況にかんがみ、その時々の状況に応じ、いわば緊急避難的に適切な措置を講ずる仕組みを整備する必要...全文を見る
○西川(知)委員 それで、大蔵大臣、今の総理の答弁を踏まえまして、法律で今言ったことを書くと何かまずいことがございますか。
○西川(知)委員 私が心配しておるのは、「経済活動の著しい停滞」ということの定義というものが一体どういうものだろうか、これは刻々刻々、国会の審議を経ないで政令で追加的にどんどんどんどん変えられていくというようなことになると、実質的にこれは骨抜きになるのじゃないかということを私は恐...全文を見る
○西川(知)委員 大蔵大臣か涌井主計局長で結構なんですけれども、政令で定めるのは、さっき言われた一と二の二つ、そして三の状況が発生した場合はそれを追加的に政令で定める、それ以外のものは追加で決めることはない、そういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○西川(知)委員 大蔵大臣、考えてないということでございますが、考えてないというのは現在考えてないということかもしれませんが、将来もずっとそういうことはございませんね。
○西川(知)委員 確認しますが、将来もこういうふうな、今の三つ以外のものについては政令事項として定めないというふうに理解してよろしいですね。
○西川(知)委員 もしそうだとするならば、この三つの、初めの政令で定めるべき一つ、二つ目、これを法律に書いてもまずいということはないと思うのですが、いかがですか。
○西川(知)委員 ちょっと具体的な話でお尋ねしたいと思うのです。  この財政構造改革会議の十年四月二十四日の件でございますが、その第四項に、例えば、消費水準指数、資本財出荷指数、有効求人倍率について、それぞれ直近三カ月平均と前三カ月平均とを比較した場合、これら三つの指標はいずれ...全文を見る
○西川(知)委員 質問と答弁というものが全然食い違っておりますので、これは後で鈴木委員の方でやっていただくと思いますので、私はちょっともう少し違うことをお尋ねをしたいと思います。  先般、たしか民主党の委員が質問された件で、要調整額というものがどんどん膨らんでくるということで、...全文を見る
○西川(知)委員 総理はいろいろなところで税制について直間比率の見直しということを言っておられますが、所得税の減税がなされる、法人税も国際水準に近づける。ということは、法人税も税率は下げる、所得税も今回減税をされる。ということになりますと、直間比率の見直しということをしつつ、そし...全文を見る
○西川(知)委員 それは、必要であるということは十二分にわかります。  しかしながら、それができなかった場合にどうするかということを私は今お尋ねをしたいわけです。そういう場合に、歳出のカットもままならない、歳入の増加も十二分に予想し得ない、またいろいろなほかの方法でもうまくいか...全文を見る
○西川(知)委員 私の言っているのは、今というのはよくわかっております。私は、将来においてもそういうことはないでしょうねということをお尋ねをしているわけで、それは将来はわからない、将来は将来の話であるというふうにお答えをされるならそれでもいいと思いますが、総理の見解はいかがでしょ...全文を見る
○西川(知)委員 それでは、総理が現在総理であるというときに言われた財革法の改正とその政治的な責任ということについてはお答え願えると思うのです。  私の質問に対して、これは行革委の十年四月二十二日の質問でございますけれども、もし財革法というものが守れないということになったらどう...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、この問題について内閣法制局長官は多分こういうことをおっしゃっていると思うのです。それが政府の責めに帰するという場合に初めて責任をとる必要があるというふうにおっしゃっています。これは議事録の二十五ページ目にあります。ちょっと参考のために読みますと、   ...全文を見る
○西川(知)委員 だけれども、政治責任はとるというふうに今おっしゃったわけです。そして政治責任をとるという意味としては、必要な施策をとるというふうにおっしゃったのではないかと思うのですが、総理、違いますか。
○西川(知)委員 私は全然別のストーリーを組み立てているわけではなくて、四月二十二日の議事録に基づいて答弁を求めているわけです。  そこによると、「恐らく議員のお気持ちの中では完結しておられると思います。私は、」政治責任については「ありますと、そしてその場合に対策をとる責任もあ...全文を見る
○西川(知)委員 こういうのは綿密に、わかるまでちょっとお尋ねをしたいのですが、それが政府の責めに帰する場合に初めて政治責任をとるというふうに、そういうときに政治責任があるというふうに、これは平成十年四月二十二日に大森法制局長官がおっしゃったわけです。  そうすると、私が総理に...全文を見る
○西川(知)委員 ちょっとまだわからないので質問しますが、それは政府の責めに帰する場合なんですか、それとも政府の責めに帰さない外因的な要因によるというふうにおっしゃっているのですか。それとも、それは、繰り返しますが、こういう状態に、改正せざるを得ないということになったのは、それが...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、まとめますと、政府の責めに帰する事由というものもある、そしてそれは政府の責めに帰するということは、政府として政治的な責任がある、政策の失敗であるというふうに考えてよろしゅうございますか。
○西川(知)委員 今、政府の責めに帰する事由ということで一つ、金融機関についての簿外債務の詳細というものを把握できなかったということを挙げられました。そのほかの政策というのは正しかったのですか。また、そのほかに責めに帰するということは何かございましたか。
○西川(知)委員 今、過去の話というか過去の政策等についての現在での妥当性というようなことをお話しになりましたが、しかしながら、財革法を改正するということは、財革法ができたときにはそれまでの政策というものはわかっていたはずです。それで、今度改正するということは、財革法が成立してか...全文を見る
○西川(知)委員 それはちょっと、大分違うのじゃないかと思います。なぜかというと、財革法を改正しないといけないというのは、基本的には、補正予算を組まないといけない、そして景気対策に資する補正予算を組むということで、この財革法の改正というのはその一つの手段にすぎないわけですね。そう...全文を見る
○西川(知)委員 私は、別に尋問をしているというつもりは到底ございませんが、要するに私は、今までの議論の整合性が全然ないので、そこをお尋ねしているわけです。  すなわち、この財革法ができるときに、私は、どういう場合にこの財革法というものを改正する場合があるかということをそもそも...全文を見る
○西川(知)委員 経済状況が厳しくなっても財革法は改正しないというのがそもそもの答弁ではなかったのですか、総理。
○西川(知)委員 二つ質問します。簡単にお答えください。  対策をとる、それは当然必要です。しかし、それは、財革法の改正はしない、そのほかの対策をとるという趣旨ではなかったのかという点が第一点。  第二点目は、この財革法の改正を今度提案されました。もう二度とこういうような改正...全文を見る
○西川(知)委員 総理、総理に御質問したことをもう一度確認だと思うのですけれども、経済はまさにいろいろと変わる、そして厳しい状況にも陥るだろう、だけれども改正ということはやらない、改正するのは、湾岸戦争とかそういう全く予見できないことであるというふうにおっしゃったはずですが、今の...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、そのときの御答弁というのは、湾岸戦争のようなときとか、経済状態が非常に厳しくなった、そういうときには改正をします、そういう御趣旨だったのでしょうか、総理。
○西川(知)委員 そうすると、例えば今のような経済の厳しい状況というのは、全く昨年十月二十一日の時点において想定できないというような事態だった、そういうふうに解釈してよろしゅうございますね、総理。
○西川(知)委員 わかりました。  それでは、またこの件は質問をいたしますので、私の質問は終わります。
05月20日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第6号
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○西川(知)議員 まずお答えいたしますが、三会派の共同提案と申しますのは、まず今の財革法の停止に関する法律案に関する三会派の共同提案だったということで、まずそれは念頭に置いていただきたいというふうに思います。  そこで、まず基本的に恒久減税でやっていこうということで、三会派はそ...全文を見る
○西川(知)議員 北脇委員の御質問でございますが、今、民主党の池田提出者から述べられました意見のほかに、我々平和・改革といたしましても、平成十年四月十七日に「今、そして未来の安心社会への緊急提言」というのを記者発表をしております。  細かいことは別にいたしましても、いわゆる将来...全文を見る
○西川(知)議員 お答えします。  財革法が成立をするというときの議論といたしまして、我々を含め反対する者は、経済の動きに対して臨機応変に対応することができない、そういうような硬直的な財革法というものはその当時の状況からしても施行されるべきではないということを強調してまいりまし...全文を見る
○西川(知)議員 お答えいたします。  今石井委員が申されたように、野党がこぞって大反対をいたしました財革法が、政府の、また与党のいわゆる強行的な解決方法によって通りました。そして、こうやって五カ月後にまた財革法を改正しないといけないということに対しては、野党の方も、この委員会...全文を見る
○西川(知)議員 お答えいたします。  先ほどもいろいろと御説明をいたしましたが、この財革法の今回の改正案というものでは、経済の現況にかんがみまして、例えば、我々が消費マインドを喚起させるために主張しております恒久減税、そういうものはできないという問題点がございます。また、これ...全文を見る
○西川(知)議員 お答えをいたします。  先ほどから申しましたように、現下の経済状況におきましては、機動的な経済運営によってまず景気を回復するということが将来の財政構造改革を進める上にも最も重要であるということで、なるべく柔軟な財政運営ができるようにその措置をとっていこうという...全文を見る
○西川(知)議員 今度の政府の十六兆円の経済対策を見ておりますと、新社会資本ということに対する投資ということもうたりておりますが、しかしながら依然として従来型である。また、これについて詳しく見てみますと、いわゆる建設国債、これの拡大解釈によって大幅に公共工事の枠が広がっているとい...全文を見る
○西川(知)議員 これは従前、平成十年の三月三十日に平和・改革として記者発表をさせていただいた件でございますけれども、第二条二項の第二号の件であると思います。  この件は、具体的には、一つのアイデアとして考えておりますところは、一四半期の実質経済成長率及び次の四半期の実質経済成...全文を見る
○西川(知)議員 先ほども述べましたように、これは特別減税でございますから、減税ではあるものの恒久的なものではない、したがって、将来必ず増税をされるものでございます。そういうことでありますと、消費マインドというものは当然のことながら向上をしない、また、将来に対して、自分の老後、雇...全文を見る
○西川(知)議員 先ほど申しましたように、恒久減税のやり方については、三会派でこれから十二分に詳細について詰めていきたいというふうに思っておりますが、基本的に合意しているところは、この我々の恒久減税をやるに当たっては、少子・高齢化社会、これを克服するための準備、そして国際的な競争...全文を見る
○西川(知)議員 先ほど申しました平成十年四月十七日、平和・改革といたしましては、「今、そして未来の安心社会への緊急提言—緊急経済対策と安全ネットの実現に向けて—」ということで緊急提言をしております。  先ほど申しましたところで重複するところは省かせていただきますけれども、「未...全文を見る
○西川(知)議員 基本的に、財政法二十九条というのは、当初予算の作成時、ことしてございますと一月十九日でございますけれども、その日以前に生じたものに対しての景気対策としては補正予算を組むことができない、一月十九日以降に発生した事項に基づいて緊急に必要となった場合のみ組むことができ...全文を見る
○西川(知)議員 キャップ制につきましては、例えば公共工事は七%、その他は前年比以下、また特別のものについては五%以上、またODAについては一〇%以下等々と決められておりますが、それが果たして本当に重点的に社会資本の充実、そして新しい社会資本の充実のためにその配分でいいかどうかと...全文を見る
○西川(知)議員 簡単に申し上げます。  今委員がおっしゃいましたように、財政再建の必要性については、これはだれも疑うものではございません。しかしながら、経済が疲弊している現在においてこれを今のままの形で優先させるということは、ますます経済を疲弊させ、そして消費マインドをますま...全文を見る
05月21日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第7号
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○西川(知)委員 私は、平和・改革を代表して、内閣提出の財政構造改革法一部改正案及び平成十年分特別減税関連三法案に反対し、中小企業信用保険法等一部改正案に賛成するとともに、民主党、平和・改革、自由党三会派共同提案の財政構造改革法の停止に関する法律案に賛成する立場から討論を行います...全文を見る
06月11日第142回国会 衆議院 予算委員会 第34号
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○西川(知)委員 平和・改革の西川でございます。  総理とは、今国会、予算委員会で多分五回ぐらい質疑をさせていただくということで、きょうは五回目だと思いますけれども、きょうは時間もたくさんあるわけでございませんので、主に二つの点に絞って質問をしたいと思います。  今度の補正予...全文を見る
○西川(知)委員 確かに、アメリカのSEC基準というのは世界の中でも最も厳しい。日本もそれに今回倣ったということで、他国との比較では、今総理のおっしゃったようなことではないかというふうに思います。  日本の、先ほどから国税庁の通達の話が出ておりました。これは、いわゆる直接償却、...全文を見る
○西川(知)委員 先ほど申しました、住宅ローンの利子の部分の必要経費化ということを時限的にも今の消費を喚起する意味でやるというような方法は、これは我々の主張だけでなく、どうも与党の何人かの方も御賛同いただけるというふうに思いますので、その点についてはぜひ御考慮をしていただきたいと...全文を見る
○西川(知)委員 今の質問と答えを聞いておられた皆さんは、まず、何で経企庁長官が出てくるのかということに驚かれたと同時に、答えが質問に全然合っていないということでもびっくりされると同時に、さらに、こんなことで空洞化対策になっているのかということで、三つの意味でびっくりされていると...全文を見る
○西川(知)委員 その点はちょっと横に置きまして、私が先ほど申し上げました財政法二十九条の問題、この点についてどういうふうにお考えになるのか、その点についての答弁をお願いします。
○西川(知)委員 それは私は全然納得できないのです。  なぜかと申しますと、今度の予算では、新しい総合経済対策に基づいて、二十一世紀を見据えた社会資本の整備等ということで、あたかも非常に新しい、斬新的な、本当にいいものが入っているんだというようなことでいろいろと言っておられます...全文を見る
○西川(知)委員 こういうようなことは私は一切やめて、これから政治に対しての信頼感を取り戻していっていただきたいというふうに思います。  これで私の質問を終わります。
06月15日第142回国会 衆議院 予算委員会 第36号
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○西川(知)委員 平和・改革を代表して、政府提出の平成十年度補正予算案に対し、反対の立場から討論を行います。  反対する最大の理由は、このたびの補正予算案の編成自体が、十年度当初予算は最善のものである、景気対策としての補正は組まないとしていた橋本内閣自身の自己否定そのものである...全文を見る
08月18日第143回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○西川(知)委員 平和・改革の西川知雄でございます。きょうは、五十分、金融問題に絞って御質問をさせていただきたいと思います。  この金融再生トータルプラン、そしてこれに基づくブリッジバンク法案、この詳細については、また私も特別委員会の委員にさせていただいておりますので、そこで詳...全文を見る
○西川(知)委員 それでは総理、現下の状況を勘案してというふうにおっしゃいましたが、現下の状況というのは何ですか。
○西川(知)委員 想像を超えるというふうにおっしゃいましたが、どういうふうに想像されていたのか私はよくわからないわけでございます。とにかく大手の銀行が倒れるという場合もあるでしょう。また、平成三年から、実に破綻した金融機関というのは六十三件ぐらいあるわけです。そして、その中には小...全文を見る
○西川(知)委員 今の説明は法案の提出の概要に書いてありますから、そんなことは全部読んでいますから、そういうお答えじゃなくて、私が政策判断として総理にお尋ねしたいわけです。  それは、今言いましたように、金融機関の破綻といってもいろいろな破綻の仕方があるわけですね。そして、我々...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、今の選択肢を設けるということについては、総理も、それがいいものであれば採用をする、また、そういういろいろな事態に対応するような施策というものを法律として用意しておくというふうなことを今言明されたと思うのですが、もう一度、私の解釈でよろしいですか。
○西川(知)委員 そこで、今、先ほど申しました情報開示のことについて少しお尋ねをしたいと思います。  SEC基準による情報開示というのが一つあります。また、自己査定、外部監査、そして行政当局による検査、こういうものもあります。目的はそれぞれ違うというふうに理解をしております。 ...全文を見る
○西川(知)委員 総理、今の大蔵大臣の御答弁でよろしゅうございますか。
○西川(知)委員 私は意見がちょっと違うんです。と申しますのは、今の自己査定、これは各行によって違うということで、これをある程度統一していかなけりゃならないということは、私、前々から大蔵委員会でも実は指摘をしてまいりました。  そこで、今回、もしブリッジバンク法案のとおりである...全文を見る
○西川(知)委員 総理のお考えはいかがですか。
○西川(知)委員 私は、今の情報開示、SEC基準と自己査定による情報開示、この二つでは、ブリッジバンク法案における仕分け、正常債権と不良債権と申しますか、その仕分けはなかなかきついんじゃないか、役に立つ部分もあるでしょうけれども、直ちには役に立たないというふうに思っておりますので...全文を見る
○西川(知)委員 次に、経営者の責任追及の実態についてお尋ねをしたいと思います。  宮澤大蔵大臣は、きのうの予算委員会におきまして、「倒産いたしました金融機関については、経営者は退任あるいは民事、刑事上の責任、あるいは金融管理人によってその責任を追及され、さらに告発の準備をしな...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、その刑事責任を追及した十一件の中で、政府なり整理回収銀行なり、またその他の政府機関が告発した案件というのは何件でしょうか。——時間がありませんので申し上げますと、それは二件です。十一件のうち二件。これが整理回収銀行によって告発をされた案件であるということ...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、私はお尋ねをしたいのですけれども、この間大蔵大臣が、まず刑事上、民事上の責任追及というものをぴしっとやらないといけないというふうに申されましたが、まず、刑事上の責任の追及について厳しくやるということはどういうことなんでしょうか。私の理解しているところでは...全文を見る
○西川(知)委員 それは、法律の解釈は余り、法律をそう十二分に読んでおられるかどうか私は疑問なんでございますけれども。  金融監督庁長官が取締役等の解任を命ずることができるという条文は何条でしょうか。
○西川(知)委員 次に、法的責任、これがより厳しい責任を追及するための、今度の新しい法案でのどういう点が改正されて民事上、刑事上の責任をより厳しく追及するようになっているんでしょうか。その辺をお答え願いたいと思います。
○西川(知)委員 一つだけ指摘をしておきたいのですが、今度の法案の四十六条というのがございまして、これは、各金融機関の取締役または理事に対して、債務超過があった場合にそれをちゃんと自己申告をしなさい、破綻という理由が自分であると思ったらそれを申告しなさいということになっています。...全文を見る
○西川(知)委員 総理、いろいろな金融機関、証券会社も含めまして、我々は債務超過ではないというふうに言っていて、検査の結果がずっと、やってみたら債務超過であった、それを前々から前の経営陣は知っていた、こういうケースがかなりあるわけですね。  今の百万円で、総理、十分ですか。
○西川(知)委員 私からするならば、現在の民事、刑事上の責任を追及するというその手だてとして果たして十分な措置がとられているのかどうか、これは私かなり疑問に思っております。  例えば、機構の職員が立ち入りをする、そしていろいろな報告を当事者から受ける、それを拒んだ場合とか、そう...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、ちょっともとに戻りまして、公的資金を万が一導入する場合の前提条件として少しお尋ねをしておきたいことがございます。  まず、我々が一番心配しているのは、大体幾ら公的資金というものが使われるんだろう。それが十三兆の枠だと言う人もいるし、十兆円だと言う人もい...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、小渕総理、十三兆円が大体マキシマムであるというふうに理解してよろしゅうございますね。
○西川(知)委員 次に、情報公開でございますが、もう一回それに関連して戻りますが、要するに公的資金を何かに使うという場合に、一体どういうものに私の、また我々のお金が使われるんだろうなということは、みんな知りたいと思うんですね。  そこで、けさの民主党の原口委員の方から、例えば示...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、総理、どこに幾ら、どういう対象に使ったか、債務者の名前は当然挙げる必要はございませんが、それを明らかにするというような宮澤大蔵大臣の御答弁であったというふうに理解してよろしゅうございますね。
○西川(知)委員 それから、金融機関が破綻をするというときに、その破綻というのは一体何かという質問が先ほどの坂上委員の方からございました。その内容を質問するのではございませんが、今の法案では、それを金融監督庁が認定するというふうに私は理解しておりますが、それで大蔵大臣、よろしゅう...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、この破綻の定義というものが、預金の払い戻しの停止またはそのおそれがあるということで、その具体的内容というのは、債務超過または市場での資金がとれないとかそういうことによるということであるというふうに理解するんですが、これは非常に裁量的なまた抽象的な定義の仕...全文を見る
○西川(知)委員 総理、金融安定化法について、三十九条に、総理は「この法律による権限を金融監督庁長官に委任する。」というふうになっております。委任するんですから、もともと総理の権限なわけです。  そこで、総理、今の金融監督庁長官、これはもう裁量がほとんどないようにしますというふ...全文を見る
○西川(知)委員 そうすると、総理の御意見は、金融監督庁、それを信頼しろ、したがいましてほかの機関がチェックする必要はない、そういう御意見でございますね。
○西川(知)委員 そうすると、健全な債務者とか善意な債務者、そういう判断というものも、最終的には金融監督庁、それがする、そしてそのビジネスが成功するかしないか、そういうことも行政庁がその権限を握ってやる、こういうふうに理解をすればよろしいのですね。
○西川(知)委員 きょうはせっかく日銀総裁に来ていただいて、質問の時間がなくてまことに申しわけないのですが、もしお許しいただければ最後に、今の日銀総裁は、情報開示ということについては非常に積極的に御発言をされていると思うのですが、個々の名前を出すということは伏せておきまして、それ...全文を見る
○西川(知)委員 時間が来ましたので、質問を終わります。
08月27日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第3号
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○西川(知)委員 西川知雄でございます。  今、長銀の財政内容、経営内容が一体どういうものかはっきりとわからないのに、また、長銀が場合によっては債務超過になっているかもしれないのに、そういう情報不足の中で、公的資金、国民のお金を使うということが本当に許されるのか、また、今国民が...全文を見る
○西川(知)委員 今の御説明をテレビをごらんになっている国民の方が聞かれて、本当に、例えば長銀の子会社である日本リースがいろんなところで、投資に失敗をした会社に貸す、そういうことの穴埋めにどうして自分たちのお金が今おっしゃったような理由で使われないといけないんだろうかということに...全文を見る
○西川(知)委員 今の三月のリストラ計画の履行状況、これを長銀について今出していただけるのかいただけないのか、ちょっとはっきりしませんでしたので、もう一度、長銀については今こういうような危急の事態に陥っているから、私どもは、政府の方として公的資金を導入されるというようなことをおっ...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、長銀に公的資金を導入するということについて、一体何のために、またどれぐらい、情報がはっきりとしないのに公的資金を導入するのはいかがなものかということが国民の本当の気持ちだということを私は申し上げましたが、もう一つ、先ほどから出ておりますように、長銀の過去...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、国税庁に一つお聞きしたいのですが、もし長銀が日本リース等への債権、これを放棄した、約五千二百億円と聞いておりますが、万が一これが行われた場合には、これは無税償却の対象になるのでしょうか。
○西川(知)委員 ということは、法人税の実効税率が四六・六%だ、まあ五〇%だと計算して、この五千二百億円の約半分の二千六百億円が本来税収として上がるところを、損金として五千二百億円が計上されるから、二千六百億円が取りはぐれる。これも新たな公的資金の導入だ。すなわち、公的資金がこの...全文を見る
○西川(知)委員 時間が来ましたので終わりますが、この経営健全化計画の策定に至る審査委員会の審議の状況、また、公的資金を導入するときに審査基準というものがつくられているわけですが、どういう経緯でこれがつくられたのか、この議事の審議の概要について、預金保険機構がこれを早く前向きに出...全文を見る
09月07日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第10号
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○西川(知)議員 ちょっと誤解のないように申し上げておきますと、我々が裁判所の関与を法文の中で取り上げておりますのは、裁判所の認可ということでございます。  委員は、認可と許可の差を十二分に御存じだと思いますが、認可というのは、当然のことながら補完的な行為でございまして、あるも...全文を見る
○西川(知)議員 では、わかりやすく御説明を申し上げます。  幾つかございますけれども、まず第一に、政府案は、ブリッジバンクという一つの方式だけを法案の中に掲げております。これはいろいろと議論がありまして、果たして大手銀行に適用ができるのかどうかというような疑問が、この委員会で...全文を見る
○西川(知)議員 ちょっと補足させていただきます。  御存じかと思いますが、例えばアービトラージというような裁定取引とか、そういういろいろなデリバティブの取引というのは期間が短くて、短期勝負ということでございまして、したがって、もう長銀のようにこれは危ないなというようなものにつ...全文を見る
○西川(知)議員 私は平和・改革を代表しておりますので、改革クラブは少なくとももらっておりません。新党平和についても、その旨を伝えて、明確にされることと思います。
○西川(知)議員 お答えいたします。  事業の内容とかそういうことについて、経営の内容まで裁判所が関知をするということは、確かにおっしゃること、そのとおりだと思いますが、御存じのように、破産法また会社更生法のもとにおいても、例えばこの財産を処分していいものかどうか、またこの更生...全文を見る
09月08日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第11号
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○西川(知)議員 今の御確認ですけれども、処理期間が短いというところもたしかつけ加えさせていただいたと思います。
○西川(知)議員 お答えします。  まず、裁判所の関与と申しますの佳客観性、公正性、これを担保するということにあります。  今、行政機関が特に、例えば公的資金の導入の審査基準等、そういうことについて、また情報公開についても、非常に国民にわかりやすい形でされるならこれはまた格別...全文を見る
○西川(知)議員 これは両方とも正しゅうございます。  と申し上げますのは、とにかく検査をするのは例えば行政機関でございます。したがいまして、その情報に一番近いのはその行政機関でございますが、しかし、それはいろいろな裁量の余地が働く。そういうときに対して、果たしてそれが本当に正...全文を見る
○西川(知)議員 まず、却下と棄却というのは違いまして、却下というのは形式的要件が違うということでございます。したがいまして、おもしろくないというのはよくわかりませんが、もしその認定要件に入っていなければこれは棄却ということになります。
○西川(知)議員 これは、法律に構成要件を定めております。したがいまして、認可のないものは、当然のことながらその構成要件に該当しないということで、責任問題云々じゃなくて、その事実がないということでございます。
09月11日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第14号
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○西川(知)委員 平和・改革の西川知雄でございます。  この審議も随分長い間いろいろな議論が出ておりますが、思い起こすと約一カ月ぐらい前に、政府また自民党の方から、破綻後の処理ということについて法制度が整備を十二分にされていない、したがって、これをほっておくともう大変な国際問題...全文を見る
○西川(知)委員 橋本内閣でもそうだったのですけれども、財政構造改革法、これを一日も早く成立させないととんでもないことになるというふうに我々は言われてきて、反対したわけですけれども、凍結をした方がいいというふうに言ってきたところ、いやそうではない、早く成立させないといけない、こう...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、大蔵大臣にお伺いしたいのでございますが、その夕刊の記事というのは、具体的に申し上げますと、例えば、金融再生問題担当の特命相を置く。ただし、三条委員会に金融行政を担わせることは適当でない。  また、金融機関が破綻した場合において、金融管理人による管理から...全文を見る
○西川(知)委員 ちょっと具体的に観点を変えて御質問させていただきたいんですが、いわゆる野党会派案というのは、国有化ということも当然言っておりますが、それは、例外的な場合に国有化をするということを言っております。基本的には、金融整理管財人という、政府案の金融管理人という概念に近い...全文を見る
○西川(知)委員 与野党で話し合っているのはこれは国会の中であって、当然話し合っているということでございまして、今大蔵大臣に私がお尋ねしたいのは、内閣としてどういうふうにお考えなのか。すなわち、これは閣法としてお出しになっている。内閣の提案である。それに対して野党の方は、今言った...全文を見る
○西川(知)委員 最善だというふうにおっしゃいましたが、これからどういうふうにしてどんな機関が破綻するかということは、実は大蔵大臣もおわかりにならないし、私もわかっておりませんし、だれも正確にはわからない。こういう状況のときに、そういう事態に備えるために今のブリッジバンク方式だけ...全文を見る
○西川(知)委員 もう一回お尋ねしますが、これは閣法として、内閣の提案として出された法律でございます。そこで、このブリッジバンク方式が最善の方式であるというふうに内閣としては思われて、また所管の大臣である大蔵大臣もこの方法がベストであるというふうにして出されたということでございま...全文を見る
○西川(知)委員 ちょっとまた後で御質問します、そういう点に関しましては。  これは多分法制局に聞くのがいいと思うのですが、自民党の方かちのプロポーザルとして、「迅速な行政処分と厳正な司法審査を実現するため、行政機関限りの判断で、「管理を命ずる処分」及び「特別公的管理の開始決定...全文を見る
○西川(知)委員 政府案にもあるのですけれども、そこは結構でございます。  そうすると、管理を命ずる処分というのは行政処分である、したがって、これに対して事後的なチェックというか、不服がある場合は、当然、それに対する行政訴訟によることになるというのが今のお答えであったというふう...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、現在東京地裁では、破産部とまた会社更生商事部とかいう特別部があるのですが、これは東京であれば破産部でやられているということでございますが、現在その東京地裁の破産部、これは裁判官は何名で、それを支える職員というのは何名ぐらいいるのか、ちょっとお答え願いたい...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、クラウン・リーシングの件でございますけれども、これは、私もリース関係の仕事を弁護士のときやっておりましたので、この名前には非常に何回も出くわしているところでございまして、大変大きなリース会社であって、例えば日債銀が直接貸せないようなところ、これらに対して...全文を見る
○西川(知)委員 債務者数は七千人ということは七千社というのと、個人も入っているでしょうから、非常に大きな数である。しかし、これが破産をした場合でも、裁判所の関与において、申し立てから一週間程度で破産宣告がなされている、こういうことでございまして、裁判所の関与ということが我々野党...全文を見る
○西川(知)委員 二十四条の二の善意かつ健全な債務者ということがだれかということを判断するための基準、そのための必要な情報開示というのは、SEC基準と自己査定の基準とは若干違うんじゃないかということを私が申し上げたときに、それは十分考えさせていただきますと御答弁いただいたので。
○西川(知)委員 私が主張しているのは、そのほかのもっと違う基準もあるんじゃないかということから言っておるのでございますが、ちょっと金融監督庁長官にお尋ねしたいのですが、例えば政府案で、善意かつ健全な債務者、これに対してはお金を貸さないと、公的資金を出さないといけないということに...全文を見る
○西川(知)委員 記録のために申し上げておきますと、やはり八月十八日に、宮澤大蔵大臣とそして小渕総理が、この点については肯定的な答弁をされております。肯定的な答弁と申しますのは、これは議事録の八月十八日の七十四ページに書いてございますが、私の質問に対して、こういう公的資金を使った...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、今度は金融監督庁長官にお尋ねしたいのですが、預金保険法の第二条の四項の規定ぶりと同じような規定がありまして、それが破綻の要件になっている、こういうことでございます。預金の払い戻しの停止またはそのおそれがあるということが破綻の定義なんでございますが、これは...全文を見る
○西川(知)委員 時間が来ましたので、これで私の質問を終わります。
10月02日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第18号
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○西川(知)委員 上田議員にお答えいたします。  まず、金融再生緊急措置法案の第六条と第七条に、金融機関の財務内容等の透明性の確保のための規定が置かれております。そこで、第七条は、金融機関すべてについて、資産の査定を行った場合には義務的にその結果を公表しなければならないというこ...全文を見る
○西川(知)委員 先にお答えいたします。  これは、特に規則制定権に関する立法府と行政府との関係、どこまで立法府が関与できるかということでございますが、この趣旨は、立法府の関与というものが行政府の規則制定権そのものを左右するというような趣旨ではございません。  当然ながら、立...全文を見る
○西川(知)委員 私は、自民、民主、平和・改革を代表して、ただいま議題となりました金融機能の再生のための緊急措置に関する法律案外七法案に対し、賛成の立場から討論を行います。  申すまでもなく、当面する経済情勢は極めて深刻な事態に至っております。この間、世界は、挙げて、金融機能再...全文を見る
10月05日第143回国会 参議院 本会議 第13号
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○衆議院議員(西川知雄君) 情報公開について、三会派共同修正案ではどのように取り扱われているかという御質問でございますが、三会派共同修正案では、金融機関の不良債権の実態、財務内容、財務状況等に関する情報公開について、我が国の金融システムに対する国内及び国際的な信頼性を確保し、信用...全文を見る
○衆議院議員(西川知雄君) 情報開示についてまずお答えをいたしたいと思います。  日下部議員御指摘のとおり、徹底した金融機関の情報開示というものは、今回の金融機能の再生のための緊急措置に関する法律案、この中でも最も重要な点の一つであります。三会派共同修正案では、第六条及び第七条...全文を見る
10月06日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号
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○衆議院議員(西川知雄君) お答えいたします。  Ⅱ分類、これが今現在、国民がその実態が一体どうなっているんだろうかということで大変危惧をしている、そしてまた、これが国際信用ということに非常にかかわってくるということは議員もそして我々も同じような認識を持っているわけでございます...全文を見る
○衆議院議員(西川知雄君) お答えいたします。  ちょっと誤解があるようでございますが、何が何でもすべてのことを公開しなければならないということは我々も含めだれも言ってはおりません。しかしながら、今一番問題なのは、日本の金融機関の実態がどうなっているのかということを金融監督庁も...全文を見る
○衆議院議員(西川知雄君) 短くお答えしますが、情報の公開で誤解のないように申し上げておきたいと思いますが、これは金融機関と申しましてもマネーセンターパンクから信金、信組と各種いろいろとございます。したがいまして、その公表内容とか公表時期等についても、中小企業に対する貸し渋り等が...全文を見る
○衆議院議員(西川知雄君) 今回の金融再生関係法案では、その資産の査定をいたしましてそれを公表するということは法律上義務規定になっております。しかしながら、今、菅川議員がおっしゃいましたように、この金融機関の中にはマネーセンターバンクから地銀、信組、信金までございます。したがいま...全文を見る
10月08日第143回国会 衆議院 本会議 第18号
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○西川知雄君 改革クラブの西川知雄でございます。  私は、平和・改革を代表して、総理、大蔵大臣並びに提出者に質問をいたします。  日本の金融危機は、深刻な状況に陥っております。マーケットは金融問題に関する日本の国会の議論を注目し、その結果いかんによってマーケットが過敏に反応し...全文を見る
○西川知雄君(続) 自民党が発表した金融システム早期健全化対策の概要にある措置と金融再生法案の第三十七条の措置との関係はどうなのか。この点につき、総理及び提出者の見解を明確にお聞かせ願います。  最後に、行政のあり方に関する認識についてお伺いします。  我が国金融に対する世界...全文を見る
10月09日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第8号
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○衆議院議員(西川知雄君) 簡潔に御答弁させていただきます。  五つ理由が主にあると思いますが、一つは、情報開示が非常に不十分であった。二つ目は、健全かどうかということも不明なまま審査が不十分であった。三つ目は、貸し渋り対策になると十二・五倍の貸出枠がふえるかもしれないというの...全文を見る
○衆議院議員(西川知雄君) 実は私、今そこで見たばかりでございますけれども、基本的には大変評価できるのではないかと思いますが、二つだけコメントさせていただきたいと思います。  一つは、やっぱり中小の零細企業に対する貸し渋りということに対しては十分に配慮すべきである。ですから、一...全文を見る
10月13日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第22号
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○西川(知)委員 平和・改革の西川知雄でございます。  きょうは二十分でございますので、情報公開のことについてのみお尋ねをいたしたいと思いまえ  今度の健全化法案、これの第三条二項でございます。ちょっと今資料を配らせていただきたいと思うんですが、委員長、よろしいですか。
○西川(知)委員 それを見ながらお話をさせていただきたいと思います。  今度の法案の第三条二項一号、二号、三号、特に二号、三号でございますが、ここには、金融再生委員会が「資産の査定の結果に基づき、適切に引当て等を行うこと。」ということが書いてございますし、また第三号は、「その保...全文を見る
○西川(知)委員 ということは、よくわからないということだと思うんです。  そこで、この資料に我々の提言というのを書かせていただきました。本来なら詳しく説明したいんですが、簡単に説明をさせていただきます。  今、その適切なということを、何が一体適切なんだろうということを、ある...全文を見る
○西川(知)委員 非常に適切な御意見であるというふうに私は思いますが、さらにもう一つ、適切なことをお尋ねしたいと思うんです。ガイドラインを公表しました、こういうふうにやってください、わかりましたといって、それを参考にしてガイドラインをつくって各行が適切な引き当てをいたしました。し...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、もう一個やりたいんですけれども、私、よくわからない。わからないというか、法律の解釈としてちょっと混乱をしているんですけれども、前の再生法案の六条と七条、これは、資産査定とこの公表について規定をいたしまして、金融再生委員会、または、これができるまでの間は総...全文を見る
○西川(知)委員 そこで、自民党のどなたでも結構なんですけれども、お尋ねしたいのですけれども、前の再生法案ができたときに、どうやって情報公開をしようかというときに、国際会計基準を勘案してやりますということを言っているわけなんですが、その話はまだ生きているのでしょうか、そのまま存続...全文を見る
○西川(知)委員 私、ちょっと物事をはっきりとしておきたいのですが、そうすると、有価証券の評価に関してもこの覚書というのは適用されるのでしょうか、どうでしょうか。
○西川(知)委員 そうすると、金融再生委員会が定めるところにより、その有価証券その他の資産を適切に評価すること、こういうふうに今度の法案では書いているのですが、これは提案者として、今の覚書とそしてこの文章の「適切」ということを見て、どういうふうな基準で金融再生委員会にこういう規則...全文を見る
○西川(知)委員 なかなか難しい問題で、御答弁しにくいと思って、答えがよく私は正確に理解できないのですが、いずれにいたしましても、今皆さんにお配りした「情報公開に関する平和・改革の提言」ということで三つ挙げております。  一つは、金融再生委員会が、金融機関が適正な引き当てをなす...全文を見る
○西川(知)委員 情報公開だけにしようと思ったのですが、まだ時間がありますので一点だけお尋ねしたいのです。  第五条ですけれども、「経営の健全化のための計画」というのがありまして、そしてその中に四号で「資金の貸付けその他信用供与の円滑化のための方策」、こういうものをつくって提出...全文を見る
○西川(知)委員 では、限定的に解釈するということで御答弁いただけましたので、私の質問を終わります。
10月13日第143回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○西川(知)委員 私は、平和・改革を代表して、賛成の立場から討論を行います。  平和・改革は、日本の金融危機が深刻な状況に陥っており、与野党の枠を超えて、政治の責任でこの危機を乗り切ることが重要であるとの認識に立ち、今日まで対応してまいりました。  さきに成立した金融再生法で...全文を見る
12月08日第144回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○西川(知)委員 西川知雄でございます。  きょうは、きのうの予算委員会で、恒久的減税という概念と二兆円の特別減税、これがどういうふうな関係になるかということで、太田議員の方からも質問がありました。その点について、ことしの四月からの議事録、記者会見、そういうものを全部調べてまい...全文を見る
○西川(知)委員 もう一言だけ申し上げておきたいんですが、この間の日曜日の「サンデープロジェクト」の番組に亀井前大臣が出演されておりました。これをごらんになった方もたくさんいらっしゃると思うんですが、ここで金融の与野党間の協議について触れられておりました。そこで私は、こういうこと...全文を見る
○西川(知)委員 それでは、ちょっときのうの太田議員の質問に関する点について、若干お尋ねをしたいと思います。  たしかきのうは、かいつまんで言えば、橋本前総理が、ことし四兆円の特別減税をする、来年も二兆円の特別減税を継続してまいります、こういうふうに言われた経過がある、その二兆...全文を見る
○西川(知)委員 長く述べられましたけれども、端的に言えば、参議院選挙では負けた、したがって政策転換をした、こういうことをおっしゃっているわけです。そうですね。  そこで、それはそれで一つの考え方かもしれませんが、それで迷惑をこうむるのは国民なわけです。内閣総理大臣という一国の...全文を見る
○西川(知)委員 それは違いますね。要するに、一国の総理が国民に対してテレビでこういうふうにしますと言ったことが、選挙でその政策がよくなかった。そして、自民党政権からほかの政権にかわったら別ですよ、自民党の中で総裁がかわっただけだ、そういうときに、国民に対して言っていたことが全然...全文を見る
○西川(知)委員 時間が来ましたので、斉藤議員に譲りますけれども、最後に申し上げたいことは、今のお話も私はちゃんと資料で読んでおりましてわかっておるのですが、国民に対してテレビで、国民の権利義務、特に権利に関係あることについて直接総理大臣がお話しして、保証して約束されている。これ...全文を見る