錦織淳

にしこおりあつし



当選回数回

錦織淳の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月01日第129回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○錦織委員 大変遅くなってお疲れとは存じますが、私が本日最後の質問でございますので、よろしくおつき合いのほどお願い申し上げます。  ところで、さきのガット・ウルグアイ・ラウンドの農業合意の妥結に伴って、当時の細川総理大臣を本部長とする緊急農業農村対策本部が設置されました。この本...全文を見る
○錦織委員 私は、ついしばらく前まで、さきの細川内閣の時代でございますが、連立与党の中に設けられました農業・農村プロジェクトチームの一員としていろいろ仕事をしてまいりました。そこで、中山間地域における対策というものをいかにすべきかということが大変重大な問題として議論され、その対策...全文を見る
○錦織委員 縦割り行政の弊害をもろにこうむるのは、現場の、つまり最前線に頑張っておられます市町村の方々あるいは農業関係に従事しておられる方々でございますので、何とぞそういう観点から、いろいろ施策の全体性、総合性を重んずる積極的な立場からの推進をお願い申し上げます。  ところで、...全文を見る
○錦織委員 例えば中山間地域農村活性化総合整備事業の最近の運用を見ておりますと、比較的そういう方向で、パックでその事業を展開する。十分な資金量といいますか事業費をつけて、そして余り細かい注文をつけないというような形での運用が少しずつなされているようでございますので、こういった方向...全文を見る
○錦織委員 そうしますと、どこにその指定された保安林が存在するかわからないというような事態は、現時点においては存在しない、このように理解してよろしゅうございますでしょうか。
○錦織委員 ということは、どこに当該指定された保安林が存在するかわからないというようなこともあり得るということでしょうか。
○錦織委員 そうすると、仮に保安林に対して違法な伐採、そういった侵害行為が行われても、直ちにその伐採行為が保安林の侵害行為になるかどうか判定しがたい場合もある、このように聞いてよろしいでしょうか。
○錦織委員 ちょっとよくわかりませんでしたが、もう一度繰り返しますと、違法な侵害行為があったかどうかということは、当該伐採が行われた場合にそれが保安林に及んでいるかどうかということを判定しなければならないわけですが、そういったことが直ちに判定できるような管理が行われているのか、し...全文を見る
○錦織委員 時間がありませんので、今のお答えを推察いたしますと、かなり問題があろうかと思います。  つまり、現実に違法な伐採行為が行われていても、それが保安林を侵害しているかどうかの判断をその保安林管理者である行政の側において直ちに捕捉しがたいというふうに聞こえますので、この点...全文を見る
○錦織委員 森林法の規定によりますと、違法な保安林の侵害行為は罰則をもって禁止された行為である、このように規定されておりますが、そういった刑事罰の発動を求めるというようなこともあり得るのでしょうか。
○錦織委員 国土保全あるいは森林の機能というようなことが大変議論をされ、また森林法なりあるいは保安林の制度というものは、私権を制限するという、大変重大な権利制限を含む法律でございます。そのような法律に基づく保安林の管理というものがきちっと行われていくということは極めて重大な公益に...全文を見る
06月07日第129回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○錦織分科員 与えられた時間がわずかでございますので、二つの点に絞ってお尋ねいたします。  一つは、ガット・ウルグアイ・ラウンド後の日本の農業を国際戦略の中でどのように位置づけ、守っていくかという点が第一でございます。  既にマラケシュにおいて調印され、ガット・ウルグアイ・ラ...全文を見る
○錦織分科員 そうしますと、次の問題として、米のミニマムアクセスという関税化の特例措置については、七年目以降の扱いについては基本的には白紙である、そして六年目の交渉においてこの点がレビューされる、このように説明をされておるわけでございます。  ところで、多くの農業関係者、従事者...全文を見る
○錦織分科員 既に多くの方が指摘しておられますように、このガットの自由貿易の論理というものと農業というものの持っている特性、その特性からくる論理というものが時として相矛盾する、この点をどう調和させるかということが、これは我が国のみならずすべての先進工業諸国を含む共通の問題意識にな...全文を見る
○錦織分科員 ありがとうございます。  そうしますと、まだこの第一ラウンドといいま すか、ガット・ウルグアイ・ラウンドが正式には最後の手続的な完結をしていない段階ですから、次のことを論ずるのはまだ早いというお考えもあるかと思いますが、すぐに六年目がやってくると思いますので、そ...全文を見る
○錦織分科員 先ほど引用しました調査室の次のページのところを読みますと、森林は、一度荒廃すればその機能が失われて、再び育成するには長期間を要し、回復も容易ではない、このように指摘されております。したがって、保安林に対する無許可伐採等の侵害行為があった場合には直ちに対処すべきであり...全文を見る
○錦織分科員 そうしますと、森林法の規定を受けまして森林法の施行規則を読みますと、保安林台帳については「帳簿及び図面をもって組成するもの」、このようにされております。そしてその記載事項に変更があったときは速やかにこれを訂正すべきものと規定されておりますが、この規定に従って現実の保...全文を見る
○錦織分科員 私がお尋ねしているのは、だれがやっているかということではなくして、この法律及び施行規則の規定に従って保安林の台帳、そういったものが整備され、帳簿及び図面によって整備されており、そしてその記載事項に変更があったときは直ちにこれを訂正する、そのような現実の運用がなされて...全文を見る
○錦織分科員 そうしますと、これら私が引用いたしました森林法の諸規定並びに下位規範である森林法施行規則、これらの規定を総合いたしますと、図面、帳簿、そして現場における標識、そういったものによって保安林がどこに現実に存在しておるかということを直ちに把握する、そういう体制になっている...全文を見る
○錦織分科員 旧来というのはいつでしょうか。そしてまた、今のお答えをお聞きいたしますと、実際には現実に保安林がどこに存在しているかわからないといったことが多々存在する、これが現状だというふうにお聞きしてよろしいでしょうか。
○錦織分科員 私の質問にお答えいただきたいのですが、先ほど来申し上げているように、森林法の関連法規によれば、帳簿と図面、それによって把握せよ、このように法律で義務づけておるわけです。そして、もし変動があれば帳簿と図面を変更しなさい、そして、それは速やかにこれを訂正せよ、このように...全文を見る
○錦織分科員 そうすると、所在の不確かな保安林というのは、何件ぐらい、どのぐらいの割合であるんですか。
○錦織分科員 そうしますと、私は先ほど来の答弁を聞いて非常に驚いております。つまり、先ほどの繰り返しになりますけれども、これだけ国民の権利を制限する、公共の福祉という観点から私権を制限する、自分の山でありながら罰則をもつて伐採することが禁じられているという、これだけ重大な権利制限...全文を見る
○錦織分科員 私は先ほどのお話を聞いて、つまり、先ほど申し上げたように、長官が、いや、保安林の管理は厳正になされております、所在はきちっと申し上げられます、こうお答えになるんであれば、それはそれで了といたします。しかし、そうではなくして、先ほど来極めて自信のなさげなお話をなさるも...全文を見る
○錦織分科員 そうしますと、先ほどの帳簿及び図面、そういったものによってまずその所在を確認できるはずだということでございますね。  ところで、基本的には、まず現場はともかくとして、その保安林がどこにあるかということを判断する基礎的な資料は、森林法の規定に基づく台帳、つまり帳簿及...全文を見る
○錦織分科員 そうしますと、有力な反証が出ない限りは、この帳簿及び図面に記載されたものが正しいという判断でまず行政としては動くんだ、このように解してよろしゅうございますか。
○錦織分科員 私がお尋ねしたがったのは、つまり、いろいろな証拠を使う、それは結構なんですが、問題は、保安林管理者としてはまず法の規定に従って帳簿と図面を基本に考える、こう考えてよろしいのかどうかということをお尋ねしております。
○錦織分科員 時間がまいりましたので、もう少しいろいろお尋ねしたいんでありますけれども、先ほど来申し上げておりますように、もし現実に、この帳簿と図面あるいは現場の標識、これによってきちっと所在の管理されているはずの保安林が、どこにあるのかわからないということが常態である、あるいは...全文を見る
○錦織分科員 時間が参りましたので、質問はこれで終わりにいたしますが、今のお答え、前回のお答えを総合いたしますと、多々問題をはらんでいるように思われますので、この点については、保安林の今日的な重要性にかんがみ、なお十分御検討くださるよう最後にお願いを申し上げて、私の質問を終わりま...全文を見る
10月11日第131回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○錦織委員 質問に先立ちまして、一つだけ申し上げておきたいことがございます。  多くの方が既に指摘されておりますように、今、世界の歴史は大きく転換を遂げようとしており、私たち日本なり国民がどのような進路を歩むのか、そういうことがこの国会の責務として問われているわけでございます。...全文を見る
○錦織委員 外務大臣にお尋ねいたします。  外務大臣としても、この問題には三党合意を踏まえ、慎重に対処するというお考えであるというふうに確認させていただいてよろしいでしょうか。
○錦織委員 それでは、慎重に何を議論し、解決しておかなければならないのか、その前提問題とは何かということについて次にお尋ねをしたいと存じます。  この国連常任理事国入りの問題については、多くの方が既に御承知のように湾岸戦争を契機といたしております。日本は百三十億ドルという大金を...全文を見る
○錦織委員 これまで日本国憲法と国連常任理事国入りの関係のみが議論されてきた嫌いがあると思います。私は、もっと大切な問題があるということを指摘したいのでございます。  それは、まず第一に、国連改革の中身は何かということであります。そして、国連常任理事国としてはどのような責務を果...全文を見る
○錦織委員 ことしの九月五日の産経新聞に元防衛大学の教授の方が論考を寄せておられます。タイトルは「「常任理入り」軍事貢献は当然」、こういうタイトルでございます。「常任理事国入りすれば、軍事的貢献は当然であり、諸外国でわが国の常任理事国入りを希望、支持している国もこれが前提である。...全文を見る
○錦織委員 そうしますと、国連常任理事国として何をなすべきか。この場合に、日本が何をなすべきかという議論は多くなされております。あるいは何ができないのかという議論はなされております。しかし、私はそういう問題ではないと思います。  現在の五大国を含む常任理事国がどういう役割を国際...全文を見る
○錦織委員 外務大臣の国連演説をなさった後の各国の反応を見ておりますと、これをきっかけに多くの国々が手を挙げております。このことについて考えますに、問題をただ安保理の枠の拡大を図ればいいという観点からアプローチいたしますと、何だ計算が違った、日本とドイツだけが入れると思ったのにな...全文を見る
11月22日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第5号
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○錦織委員 このマラケシュ協定というのは、世界貿易機関を設立しよう、こういうものでございます。したがいまして、言うまでもなく、新しい貿易のルールを二十一世紀に向かって確立しよう、こういう大変大切な問題を扱っているわけでございます。  そこでお尋ねいたしますが、先ほどぐあいよく鉢...全文を見る
○錦織委員 そうしますと、触れてはいないけれども、そこで問題になっておる新しい国際貿易ルールを確立するに当たって農業の特殊性を十分考慮する、こういうことについては全く異論はない、このように理解をいたします。  そこで、非常に大切な問題でございますが、きょうまでこのWTOの特別委...全文を見る
○錦織委員 これまでの議論の中で、この二〇〇〇年という一つの節目に向かってさらに関税化が進んでいくんではないかというような議論がされております。そのことと、例えば米のような問題をどう考えるのかというような議論はたくさんなされておるわけでございますが、しかし大切なことは、そのような...全文を見る
○錦織委員 先ほどまで私は、工業製品の論理と農業製品の論理は別だという言葉を使いました。しかし、もっとよく考えてみますと、実はそうではなくして、我々が今直面しているのは、大量生産、大量消費、大量廃棄というそういうシステム自体が一つの壁に当たっている、こういう視点に立たなければいけ...全文を見る
○錦織委員 それでは、その四割程度という中山間地域活性化のための事業の内容ですが、もう少しその中身を御説明願えないでしょうか。
○錦織委員 現在、地方分権の観点、あるいは農村、地方の活性化という観点から、できるだけ地方の自主性あるいは地方の創意工夫というものを大切にしていきたいという考え方が次第に強くなってきているわけでございます。そのような観点が今の事業の中では具体的にどのように生かされるのか、どのよう...全文を見る
○錦織委員 それでは、時間が参りましたのでこれで終わりますが、いずれにしろ、先ほどの、地方単独事業として一兆二千億円が計上されている。これもやはり地方の自主性というものをできるだけ尊重していこうというような考え方ではないかと思います。  そういったことで、これらの農水省の事業と...全文を見る
11月30日第131回国会 衆議院 地方分権に関する特別委員会 第3号
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○錦織委員 新党さきがけの錦織でございます。  今の伊東委員の御質問にも少し関連をいたしますが、一般の住民の素朴な感情からしまして、地方分権というものにどういうありがたみがあるのかという問題をひとつ考えてみたいと思います。  現在行政改革ということが言われていて、例えば特殊法...全文を見る
12月01日第131回国会 衆議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第10号
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○錦織委員 これまでの長時間の質疑応答の中で、このWTO条約をどのように位置づけるかという議論がなされてきたと思います。繰り返し言われてきたことは、我が国は資源の少ない国である、したがって、我が国が生きていくためには海外から資源を輸入し、そしてそれに加工し、そのことによって生きて...全文を見る
○錦織委員 各大臣から大変力強い御決意をお述べいただき、大変心強く思います。私もいろいろな経験の中から、いろいろな成功した政策の中には必ず陰の部分が実はつきまとっているというふうに考えておりますので、そういった意味で、ぜひとも新しい二十一世紀の政策展開に向けて具体的な施策を詰めて...全文を見る
○錦織委員 どうもありがとうございました。