錦織淳
にしこおりあつし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月31日 | 第136回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○錦織委員 この予算委員会、新聞用語によりますと住専国会と言われておりますが、この委員会での審議を実りあるものにするためには、私は、一番大切なことは、この住専問題の前には与野党なし、こういうことを申し上げたいと思います。そういう観点から三つほど御質問をさせていただきます。 ま...全文を見る |
○錦織委員 時間がございませんので、第二の質問に移ります。 同じく、住専問題の前に与野党なしという観点からの第二の質問は、ここに今在席をしておられない野党の皆さん方にお願いをしたいのは、もし政府・与党の方針を批判するのであれば、きちんとした対案を出していただきたい、こういうこ...全文を見る | ||
○錦織委員 三番目の点は、質問というより提案に近いわけでございますが、これまた与野党に共通した関心事でございますのは、今後住専の問題を処理していくに当たって、きちんとした債権の回収を図っていくということが問題でございます。 同時に、債権の回収を図っていきますと、なぜそうした不...全文を見る | ||
○錦織委員 時間を過ぎましたので一言だけ申し上げます。 この住専問題の前には与野党なし、きちんとした充実した審議になるためには、やはり野党の皆さん方も委員会に出て、そしてきちんとこういうふうに解決するという対案をぜひ出していただきたいということを申し上げて、私の質問を終わりた...全文を見る | ||
02月13日 | 第136回国会 衆議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○錦織委員 今、政治の側に立つ者が議論し、解決しなければならない問題は、住専以外にもたくさんあるわけでございます。そういう意味では、私も多くのことについて質問をしたいと思うわけですけれども、わずか二十分という限られた時間でございます。そしてまた、この住専問題を早く決着をつけないと...全文を見る |
○錦織委員 結局、三つの考え方が今出ているように思われます。一つは、政府・与党の提案でございます。もう一つは、新進党の、まあ全体かどうかわかりません、少なくとも一部の方が言っておられる会社更生法とか破産法にゆだねるべきだ、これが二つ目の考え方でございます。三番目の考え方は、共産党...全文を見る | ||
○錦織委員 それでは、次いで少し技術的な質問に移ります。 これは銀行局長で結構でございますが、そうしますと、住専処理機構という新しい会社を設立をいたしまして、そして住専七社の各社から「譲受債権等」と定義された債権その他の資産を譲り受けるわけでございます。その場合に、どういう契...全文を見る | ||
○錦織委員 もう一度整理、確認いたしますが、要するに、住専七社とそれから住専処理機構との間に最終的に契約を締結するわけですね。その契約締結の対象となっている譲り受け資産というものが何であるのか、こういう問題でございます。 私は、先ほど来申し上げているように、すべての資産、すべ...全文を見る | ||
○錦織委員 時間が参りましたので、御要望だけ申し上げておきますが、いずれにしても、総理御自身のお言葉で、この法の目的というものの中に、関係者に対する法的な責任の追及、特にこの法案の構造からいきますと、民事責任の追及というものが骨格になろうかと思われます。そこで、法的な責任を追及す...全文を見る | ||
02月16日 | 第136回国会 衆議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○錦織委員 この住専問題は、かつて複合汚染という言葉が語られたことがございますが、この住専問題は複合責任の構造という問題でございます。本日出席していただきました参考人の方々一堂に会していただきまして、その全体の責任の所在と相互の関係、これを明らかにするのがこの予算委員会の任務でご...全文を見る |
○錦織委員 その五千数百億のうち、その他の、つまり住専と都市銀行それからノンバンク、それ以外の借入先ほどういうところですか。主なところを言ってください、どういう性格のところか。 | ||
○錦織委員 ところで、それだけの多額の借り入れがあって、あなた自身がどのようにしてこれを処理しようとしておられるか、この点をまず、結論だけ聞いておきたいと思うんです。 先ほどの冒頭の陳述によれば、売り上げが八百五十億もまだあるから、会社を存続させながらそして返していくというふ...全文を見る | ||
○錦織委員 つまり、会社を存続させながら何とかやりくりしていこうということなんですか。ちょっと結論がはっきりしません。 | ||
○錦織委員 住総の山本さん、今のお話をお聞きになったと思うんですが、この場に及んでなお、どうしていいのか基本的な方針すら明確に語れない、これがこの借り手の今の状況なんです。 では、貸し手である住総としては、富士住建グループあるいはその他多額の借入を抱えたたくさんの貸出先がござ...全文を見る | ||
○錦織委員 それでは、あなたが社長になられてから、どういう方針で臨んだかということをお聞きいたします。 あなたが社長に就任されてからは、既に完全に破綻状態に向かってひた走りに走っていた、こういう状況でございます。その間、どういう方針で臨んでおられたのですか。 | ||
○錦織委員 富士住建に絞ってでも結構です。 | ||
○錦織委員 いや、ですから、要するに経営破綻に陥っているという認識がないから、したがって、少しずつでも返してもらえれば何とかなるという判断だったんですか。 | ||
○錦織委員 今の御答弁で非常に明確になったと思います。つまり、貸出先の経営破綻が極めて深刻になっている、そういう状態であるにもかかわらず、再建が可能である、こういう前提のもとに、結局は具体的には何らの措置もとらず、漫然と時間の経過を待っていた、こういう結果であろうと思われます。 ...全文を見る | ||
○錦織委員 要するに、こういう指摘が、過去のものもともかく、現時点に向かっていろいろたくさん指摘されているわけですね。そうした中で、例えば担当者あるいは役員に対して何らかの社内的な処分、あるいは刑事手続にゆだねるとか、告訴するとか、民事賠償請求を起こすとか、そういうことはやったん...全文を見る | ||
○錦織委員 結局、例えば刑事手続にゆだねたとか、あるいは賞与をカットしてその分責任をとらせたとか、そういうことは全くしておられない。単にかつての役員を一たん退陣させただけ、こういうことだろうと思います。 今のお話を聞いておりますと、貸した側も借りる側も、つまり、第二次再建計画...全文を見る | ||
○錦織委員 例えば役員以外の管理職で、先ほどの店長であるとか副部長等は、ほとんど母体行を退職した方がその後住総の方にやってくる、こういう構造になっていた、そういうことではないんでしょうか。 | ||
○錦織委員 現在でも、しかし相当程度の数の管理職、さらには役員等についてはほとんど出向者で占められているという実態ではないかと思いますが、まあそれは、後ほどまた資料によって明らかになっていくものと思います。 ところで、もう一つ大事なことを確認をしたいのです。 平成三年ない...全文を見る | ||
○錦織委員 今のお答えもよく理解できないのですが、結局、あなたの立場からいうと、そうした大蔵省の調査結果の指摘を認めたくない、こういうことなんですか。 はっきりと書いてあります。なぜこういうことになったのか、その重大な原因の冒頭に、そうした肩がわりが行われた、こういうことがあ...全文を見る | ||
○錦織委員 しかも、平成七年の九月二十七日、金融制度調査会の金融システム安定化委員会が途中の経過報告をいたしております。その六ページによりますと、 民間金融機関が個人向の住宅金融の分野へ前向きに取り組むようになるとともに、住宅金融公庫の役割も増大していった。こうした中において...全文を見る | ||
○錦織委員 問題は、信託銀行であろうとその他の業態の銀行であろうと、母体行がどういうかかわりをしたかという全体構造が今議論になっているのです。ですから、自分のところは大したことなかった、こういうような説明が非常に多い、非常に不愉快です。 そこで、そういう観点から藤井さんにお尋...全文を見る | ||
○錦織委員 今、藤井さんは、きのうの橋本さんや黒澤さんと同じようなことを言われたんだけれども、現在の法律によればもう限度いっぱいの責任を果たしている、こうおっしゃるけれども、それは法律の解釈の違いなんです。 母体行責任というのは単なる経営責任ではない。法人格否認の法理によれば...全文を見る | ||
○錦織委員 先ほど言いましたように、法的に許されるという前提が、それはあなたの立場から見て、母体行の立場から見れば法的責任の範囲はここまでだ、こういう意味ですから、それが通用するかどうかがまさに議論されているんですから、その前提自体から今我々は問題にしているということの上で、今の...全文を見る | ||
○錦織委員 これは要望ですから、後ほどまたいろいろと検討させていただきたいと思います。 ところで、土田さん、あなたは昨日の質問の中で、農協系統の融資が実態がどうなっていたかということは自分たちは把握をしていなかった、あるいは、それは農水省の方が詳しく知っていてというような、非...全文を見る | ||
○錦織委員 きのうの説明と随分変わってまいりまして、きのうは、もうほとんどそんな実態なんか知る権限もなかった、こう言わんばかりの言い方でありましたが、結局は、実際は十分それを知る手がかりは与えられていたわけですね。そうすれば、当然、そうした系統金融のお金が相当住専の方に流れていっ...全文を見る | ||
○錦織委員 そういうことを聞いているわけではないのです。要するに、全体としての資金の流れがどういう方向に行ったかということが最大の問題点でしょう。金融政策の上において、あるいは土地政策、そうした上において個々の信連が幾ら貸し付けているかということも大事だけれども、全体としてどうい...全文を見る | ||
○錦織委員 きのうの質問より相当その点だけは進んでまいったと思うのです。 そうしますと、やはりここで銀行局としての政策の判断の当否が当然問題になります。そして、先ほど私が援用した平成七年九月二十七日の金融制度調査会の金融システム安定化委員会の中間報告でも、不動産業向け融資の総...全文を見る | ||
○錦織委員 きのうの御答弁の中で、住専やノンバンクの問題については大まかな報告はしたけれども、この問題については私どもで預からせていただいたという趣旨の御答弁を土田さんなさいましたね。(発言する者あり)いや、土田さんでしょう。預からせていただいたというのはどういう意味なのですか。...全文を見る | ||
○錦織委員 あなた方にとって、大臣というのは一体どういう存在なのですかね。まことに私は、きのう来不思議な気がしてなりません。当時の上司の名前も思い出せない。それだけ大事な仕事をしていながら、名前も思い出せなければ、これは私どもで預かっておりましたと。預かっていましたという表現は、...全文を見る | ||
○錦織委員 時間がなくなりましたので、残念ですが、最後に一点だけ。 先ほどの山本さんの冒頭陳述の中に、自分たちは物的な担保価値のみに着目をして融資をした、これは失敗であった、事業の計画やあるいは貸出先の財務内容、そういったものを総合的に検討しなければならない、こういう御指摘が...全文を見る | ||
○錦織委員 一カ所に集中的に融資をしたということについて、農水省は反省はありませんか。 | ||
○錦織委員 どうもありがとうございました。 | ||
04月01日 | 第136回国会 衆議院 予算委員会 第22号 議事録を見る | ○錦織委員 新党さきがけの錦織でございます。 この予算委員会の審議が始まりましてから、私自身、個人的には正直申し上げて大変な一種のいら立ちを感じております。最初、この予算委員会の審議が始まりまして、たしか二日目の一月三十一日の日に私もこの場で質問をさせていただきました。そのと...全文を見る |
○錦織委員 いろいろお伺いをしたいわけでございますが、時間の関係で、少しずつ具体的な問題に入らせていただきたいと存じます。 一つは、金融三法を含む問題点でございます。 私ども新党さきがけとしては、この不良債権問題は、先ほど私が申し上げた過去の責任はともかくとして、現実の問...全文を見る | ||
○錦織委員 それでは、その点についてはまた改めてあすも議論をさせていただくことになるかもしれませんが、時間の関係で次の問題に移りたいと思います。 先ほど冒頭で申し上げましたように、この予算委員会での審議を実りあらせる一つの方法として、反対をするあるいは批判をする側からの対案の...全文を見る | ||
○錦織委員 この委員会での審議ではっきりさせておかなければならないのは、お互いに共通の土俵があるかないかという問題でございます。その共通の土俵として、母体行に極めて重大な責任があるということは、私は共通の前提だと思っております。 しかし、その点について、あるいは、いや違うんだ...全文を見る | ||
04月04日 | 第136回国会 衆議院 予算委員会 第25号 議事録を見る | ○錦織委員 それでは、ちょっと質問の順序を当初考えていたのと変えまして、総理にまずお伺いをしたいと思います。 これまで住専問題を中心に何度も質問させていただきましたが、予算委員会でございますので、私が非常に重大な関心を持っている我が国の定住外国人と地方自治体の問題を、参政権問...全文を見る |
○錦織委員 まず、この問題について肝心の地方議会がどのように考えているかということも押さえておく必要があると思います。つまり、定住外国人の地方参政権が認められるということになれば、まず地方議会でそれが花を開くということになるわけでございますが、全国の三千三百自治体のうち既に都道府...全文を見る | ||
○錦織委員 今誤解をしておるんではないかという御指摘でありましたが、私のあるいは表現の仕方でどこか不適切な点があったかもしれませんが、私、この問題はまず地方参政権の問題として問題を提起をさせていただいております。国会の状況も、あくまで国会議員の中に、地方参政権を認めるべきだという...全文を見る | ||
○錦織委員 ちょっと総理の御答弁、よくのみ込めなかった点もあるんですが、恐らくこの点については、先ほどちょっと申し上げた一九五三年の内閣法制局の見解がございまして、公権力の行使や公の意思形成に参画する業務は日本国籍を必要とするのは当然の法理だという見解が示されております。恐らくこ...全文を見る | ||
○錦織委員 それでは、時間が参りましたので終わりにいたしますが、いずれにいたしましても、法制局の見解といえども時代の制約を受けて表明されたものだ、こういうふうに考えますので、時代の変遷に伴って変わっていくべきは当然だ、こんなふうに考えますが、いずれまたこの問題については改めて議論...全文を見る | ||
05月28日 | 第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○錦織委員 新党さきがけの錦織でございます。 まず、冒頭に当たりまして、いろいろな紆余曲折がございましたが、とにもかくにも、こうして与野党がそろって総括質疑に入れたということを歓迎をしたいと思います。 私は、この一月の末から予算委員会の委員として、また予算委員会の審議が終...全文を見る |
○錦織委員 ありがとうございます。 私は、無党派層の増大というのが、総理のおっしゃられるように、必ずしもそれだけで悪いことだというふうには思っておりません。むしろ懸念をしておりますのは、投票率が低下をしているというような現象に見られるように、その無党派層の増大というものが国民...全文を見る | ||
○錦織委員 私がお伺いをいたしましたことは、もちろん、後から振り返ってみればこのときこうすればよかったという意味で反省を加えるべきだということを申し上げているわけではございませんで、つまり、そのときの行政の政策決定の判断の仕組み及び政治の判断の仕組み、その仕組みのどこかに欠陥がな...全文を見る | ||
○錦織委員 次に、大蔵大臣に同じ問題についてお伺いをしたいと存じます。 私も、このバブル経済の形成から崩壊過程についての予算委員会や大蔵委員会での質疑、答弁、こうしたものをずっと追っかけてみました。大変失礼ではございますが、当時の社会党の方々の御質問は、異常な地価の高騰という...全文を見る | ||
○錦織委員 ありがとうございました。 次に、経済企画庁長官にお尋ねをいたします。 先ほど総理にもお伺いをいたしましたように、当時の、つまりバブル経済が形成され、さらにそれが崩壊していく過程でどのようなデータが集積されて、そしてそれについてどういう評価が加えられたのかという...全文を見る | ||
○錦織委員 ありがとうございます。 私は、今おっしゃられたような意味で、いろいろな情報を集積してくるシステムも大切だと思いますし、同時に、どうしてもひっかかってならないのは、なぜ失敗したのか。いろいろな原因があると思いますが、確かに日本の官庁、優秀な方がおられて、大変精緻な仕...全文を見る | ||
○錦織委員 端的に申し上げれば、住専の場合は、住専の債権者というのは、母体行、一般行などの銀行、もちろん保険会社なども存在するわけですけれども、通称母体行、一般行と呼んでおります、そうしたグループと、それから農協系統、この三グループが存在するわけであります。住専七社が経営破綻をし...全文を見る | ||
○錦織委員 それから、金融四法案が対象としている領域と住専処理法案が対象としている領域とどう違うか、あるいはどこが同じかという問題でございますが、次の点はいかがでしょうか。 少なくとも住専七社は、平成三年に、あるいは平成四年にかけて調査をしたときに、大変な不良債権を抱えておっ...全文を見る | ||
○錦織委員 それじゃ、予定した質問で、特に財務諸表の時価主義の問題についてぜひお伺いしたがったのでございますが、御準備いただいた方々には申しわけありませんが、時間が参りましたので、終わらせていただきます。ありがとうございました。 | ||
05月30日 | 第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○錦織議員 法的責任等検討プロジェクトチームは与党住専対策会議のもとに設置されましたが、主として弁護士出身者あるいは金融実務を経験した方々、そういった者で構成されておりまして、いろいろな観点からそうした点についても検討いたしました。特に、法的手続にゆだねるといっても、いわゆる私的...全文を見る |
○錦織議員 破産手続によるべしという議論はかなり早い段階には出ておりましたが、そのうち、そうしたことを主張する方が減ってまいりました。それは、次に申し上げるように、破産手続にゆだねた場合に重大な問題点が存在することが議論の結果明らかになってきたからだと思います。その理由は二つござ...全文を見る | ||
○錦織議員 今先生の御質問の中にございましたように、そもそも住専七社に対して会社更生の申し立てをした場合に、果たしてそれを認めてもらえるかどうかという問題が前提としてございます。 そして、その点についてまず申し上げておきたいと思いますが、更生の見込みのない場合、こうした場合に...全文を見る | ||
○錦織議員 その清算を目的とする会社更生というものが、制度上当初からそうしたことを目的とするものということではございませんで、その手続を進めている中で、会社更生、つまり会社の再建が困難になった場合にこの清算型に移行をするという意味で会社更生の手続の中にそういう手続が予定されている...全文を見る | ||
○錦織議員 したがって、最初から清算を目的として会社更生手続を利用するというのは、一種の会社更生の乱用的な申し立てであるということで困難だというふうに理解をしております。これがまず第一点でございます。 そこで、先生の御質問の本論の方でございますが、果たして現在の日本の会社更生...全文を見る | ||
○錦織議員 会社更生の場合には、更生裁判所の権限の中で、そうした債権者三グループ間の紛争を解決するというような権限を更生管財人や更生裁判所に与えるべきではないか、こうした議論もございますが、しかし、それはあくまで立法論でございまして、現実の我が国の会社更生法はそういう考え方をとっ...全文を見る | ||
○錦織議員 今申し上げた点では本質的な差異がないわけでございます。 | ||
06月04日 | 第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第8号 議事録を見る | ○錦織委員 新党さきがけの錦織でございます。私に与えられた時間はわずか十分でございます。要領よく御質問をさせていただきたいと思いますし、また、参考人の方々には簡潔にお答えをお願いを申し上げておきます。 まず私は、限られた時間の中で、住専をめぐるいろいろなキーワードがあると思い...全文を見る |
○錦織委員 時間がありませんので、次の質問に移ります。 次に、母体行責任に絡んでお伺いをしたいと思います。高野参考人にまずお伺いをいたします。 高野参考人の先ほど来の御答弁の中で、もし政府・与党のスキームが崩れた場合、このとおりにならなかった場合、果たして農協系統の金融機...全文を見る | ||
○錦織委員 そうしますと、私は、このスキームが崩れた場合には農協系統にとっては致命的な打撃を受けるであろうという予測を立てております。 ところで、もしそうであるならば、農協系統として強く母体行責任を歴史的な沿革等から主張されるのは理解できます。理解できるのですが、そのことを前...全文を見る | ||
○錦織委員 最後に清水参考人にお伺いをいたします。 実は、私的なことを申し上げて恐縮でありますが、私自身も、かつてある上場企業のメーカーの会社更生を申し立てたことがございます。残念ながらこれは受け入れられませんでした。そして破産に至った。そして既に十五年を経過をしておりますが...全文を見る | ||
○錦織委員 そういう選択肢の次元と、その債権者三グループ間のそうした損失負担をどうやって考えていくのかということは、次元の異なる問題ではないか、こういう点はいかがでございましょうか。 | ||
○錦織委員 残念ながら時間が参りましたので終わりますが、この続きはどこか別のところで徹底的に議論をさせていただきます。 ありがとうございました。 | ||
06月06日 | 第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第10号 議事録を見る | ○錦織委員 新党さきがけの錦織でございます。 私は、一月の末から予算委員会、そして引き続いてこの金融問題の特別委員会と、二月、三月、四月、五月、六月と、四カ月余りいろいろとこの議論に参加をさせていただきました。そして、前回も申し上げたかと思いますが、一月の末の予算委員会の冒頭...全文を見る |
○錦織委員 時間の関係で次の質問に移ります。 先ほども申し上げましたように、鋭く対立しているようで、一体どの部分で対立しているのかということが明らかにされておかなければならないと思います。 私は、先ほど申し上げたように、住専七社の債権者がどういう影響を受けるか、つまり、住...全文を見る | ||
○錦織委員 もう一度申し上げておきたいと思います。 私どもは、法的手続にいろいろな手続がある、現行の法制度の中にいろいろな手続がある、そして、それぞれに一長一短がある、しかし、その違いを過度に強調してみても、結局最後は同じですよ、それについて幻想を持ってはいけないということを...全文を見る | ||
○錦織委員 これから五年後、十年後に振り返ってみて、五年前、十年前の我々の決断が正しかったかどうかということを歴史的に評価する上で、私が先ほど来申し上げていることは極めて重大な問題だと思います。 私が申し上げたいのは、仮に新進党の皆さん方が提案されるような案を採用したとしても...全文を見る | ||
○錦織委員 どうもありがとうございました。 | ||
06月11日 | 第136回国会 衆議院 法務委員会 第14号 議事録を見る | ○錦織議員 ただいま議題となりました民事執行法の一部を改正する法律案について、提出者を代表して、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、不動産の強制競売及び担保権の実行としての競売事件を処理するについて、占有者らの不当な妨害行為により、競売の手続の円滑な遂行に支障が生じて...全文を見る |
○錦織議員 先生御指摘のように、この問題については判例の形成がございまして、現行法のもとでもいろいろな占有妨害行為に対して対処がなされているわけでございます。 ただ、この判例をよく検討してまいりますと、第三者の占有について、債務者の関与がある、あるいは債務者との何らかの意思の...全文を見る | ||
○錦織議員 考え方としては、労働組合の正当な活動あるいは正当な権利行使、こうしたものは基本的に価格減少行為に該当しない。まずこういう一種の推定といいますか、そういうものが働くのではないか、このように考えております。しかしながら、さまざまなケースの中には、労働組合の正当な活動を完全...全文を見る | ||
○錦織議員 これは先ほど提案者の永井議員の方から説明を申し上げましたように、提案理由あるいはこうした立法の経緯あるいは当委員会での議論、こうしたものを踏まえた上でしかるべき適切な裁判実務の運営が行われるものである、このように期待をしておりますし、先ほど永井議員の方からお願いをいた...全文を見る | ||
○錦織議員 御指摘のように、講学上、必要的審尋という場合は裁判所に裁量の余地がないわけでございまして、必ず審尋をしなければならないということでございます。したがって、今回の改正案の例えば五十五条の三項で「必要があると認めるときは、その者を審尋しなければならない。」という規定は、今...全文を見る | ||
○錦織議員 こうした命令について申し立てがなされた場合は、その申立人の側にいろいろな疎明を要求するわけでございます。陳述書や報告書、その他の資料を要求するわけでございます。そうした報告書の記載等から明らかになる場合もございますし、またその申し立ての相手方、名あて人、そうしたものの...全文を見る | ||
○錦織議員 例えば、よく見られる例としては、倒産をした会社の経営者が姿を消してしまう、逃亡してしまう。そうした場合に、暴力団や占有屋が入り込んだり、あるいはそうした方でなくても一般の債権者がいろいろなものを、商品あるいは資材、そうしたものを実力によって搬出してしまう、こういう場合...全文を見る | ||
○錦織議員 提案者としては、そのように運用されることを期待し、望んでいるということでございます。 | ||
○錦織議員 恐らく事案ごとに判断をするほかないと思われますが、先ほど来申し上げておりますように、申し立て書あるいは申し立て書に添付された疎明資料、そうしたもので、ある程度そうした場合については恐らく指摘がなされるのではないか。つまり、これは労働組合の活動を標傍しておるけれども実態...全文を見る | ||
○錦織議員 御指摘の点は、実は私どもがこの法改正を検討いたしましたプロジェクトチームでも大変議論になりました。また、私どもがいろいろと御事情を伺いました日弁連の関係者の方々や、あるいは学識経験者の方々からも、こうした点も含めて法改正をしてほしい、こういうような要望も受けたわけでご...全文を見る | ||
○錦織議員 この点についても、プロジェクトチームでいろいろと検討をいたしました。提案者としては、この法改正によって、今の判例実務で形成されました公示というものについては影響を受けるものではない、このように考えております。 | ||
○錦織議員 この点につきましては、先ほど来申し上げておりますように、今回の法改正の趣旨は、民事執行法が制定されて以降の実務の運用、こうした点を踏まえているということでございます。また、一連の暴力団や占有屋等による執行妨害が多発をしている、こういう社会現象がございます。そうした社会...全文を見る | ||
○錦織議員 百八十七条の二の新設の意義でございますが、現在の実務の実情を検討いたしますと、占有屋、暴力団などが暗躍ばっこして、抵当権の実行段階に至らないそうした時期をねらってどんどん不法な占有をあらゆる手段を駆使して行う、こういうことが行われているわけでございます。それに対して、...全文を見る | ||
06月18日 | 第136回国会 参議院 法務委員会 第10号 議事録を見る | ○衆議院議員(錦織淳君) まず、先ほど保岡議員から説明をいたしましたように、前回の法制定当時の議論は十分承知をいたしております。しかしながら、その後の運用実態、そういったものにかんがみましてどうしても現行法制のままでは悪質な占有妨害に対処できない、こういう認識を持ったわけでござい...全文を見る |
○衆議院議員(錦織淳君) 本来、このような保全処分は審尋を要しない、つまり緊急の保全処分としてなされるものでございます。つまり、審尋を行えばそのことによって直ちに相手方の対応が行われてしまう、こういう性格でございます。したがって、審尋というのはあくまで例外的なものである、こういう...全文を見る | ||
○衆議院議員(錦織淳君) それは事案によるわけでございますが、作為命令または不作為命令でございます。事案に即して行われるものと思いますけれども、抽象的、一般的に言えば、その場所に立ち入ってはならない、あるいは退去しなさいという命令を含むことは当然考えられるわけでございます。 | ||
○衆議院議員(錦織淳君) 先ほど永井議員が答弁申し上げましたように、労働組合の正当な活動等については原則として価格減少行為に当たらない、こういうふうに考えております。もちろんその対応については、労働組合が組織されていないというような場合もあろうかと思いますが、そうした周辺といいま...全文を見る | ||
07月18日 | 第136回国会 衆議院 金融問題等に関する特別委員会 第12号 議事録を見る | ○錦織委員 限られた時間でございますので、私は問題点を絞ってお聞きをしたいと思いますが、私自身、さきの通常国会の間も、住専の対策会議のもとの法的責任検討プロジェクトチームというところで、こうした住専やあるいは金融機関等の破綻の再発防止ということでいろいろ検討をしてまいりました。そ...全文を見る |
○錦織委員 ちょっとよくわかりませんでしたが、時間がないので、一点に絞ってそれではお尋ねします。 このようにいろいろな監査機能を強化するということで、例えば内部監査のための新たな役職を設けたり、あるいは外部監査を強制する、義務づける、こういうようなことが今回の新しくつくられた...全文を見る | ||
○錦織委員 時間が参りましたので簡単にいたしますが、最後に一点だけどうしてもお聞きしたいのですけれども、監査をする監査法人にも大蔵省のお役人が天下っておる。そして監査を受ける側、これは今後一挙に拡大をしていくわけです、新しい法律によって。拡大することは好ましいことではあるのですけ...全文を見る | ||
○錦織委員 どうもありがとうございました。 |