西島英利

にしじまひでとし



当選回数回

西島英利の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月21日第156回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○西島参考人 本日は、参考人として意見を述べる機会をいただきまして、ありがとうございます。  私は、日本医師会でございますので、広い立場から意見を述べさせていただきたいと思います。と同時に、私自身も医師でございまして、精神科医でございます。そういう観点からも少し意見を述べさせて...全文を見る
○西島参考人 まず、医療の連携の体制のお話でございますけれども、今までは医師会にほとんどそういうお話はなかったわけでございまして、しかも、個別的に刑務所の方から来られるというのが恐らく全国的な現状ではないだろうかというふうに思っております。  しかし、医療に関しまして一番重要な...全文を見る
○西島参考人 恐らく、今先生がおっしゃった症例は拘禁反応によるものだろうというふうに思います。それと、覚せい剤の前歴があったということになりますと、覚せい剤の精神病状態なのかどうかということも一つは検証が必要だろうというふうに思っております。  保護房で便を塗りつけたりというよ...全文を見る
○西島参考人 触法の精神障害者の観察法案が今議論をされているわけでございますが、全国にこういう患者さんたちを受け入れる施設が整備をされてくるということになって初めて、司法精神医学、そういうものの専門家というのが育ってくるんだろうというふうに思うんですね。やはり、一般の精神科医だけ...全文を見る
○西島参考人 先ほどから水島委員もおっしゃっておりましたけれども、人格障害、精神病質という方々の処遇というのは非常に困難であるということは、専門医でございますのでおわかりいただけるというふうに思います。  それで、では精神科病院でどういうような対応をしているのかということでござ...全文を見る
○西島参考人 今までの措置入院の主な問題点は、人格障害それから精神病質という、この二つが措置入院の対象になっているというところに一つの問題ができたんだろうというふうに思うんですね。それが、昭和六十年前後だったと思いますが、某病院のああいう死亡事件までつながったというようなこともあ...全文を見る
○西島参考人 恐らく、保護房を利用するかしないかが一つのポイントのような気がするんですね。その場合に、精神症状を持っていて、そして興奮状態があるという場合には、精神症状があるという観点からいきますと、きちんとした治療をすることが先決だろうというふうに考えております。  ただ、そ...全文を見る
○西島参考人 刑務所内の医療が悪いのかどうなのかというのは、安易に判断できないんだろうと思うんですね。刑務所内での医療をどのレベルに期待をしているのかということで考えなきゃいけないだろうというふうに思っております。ですから、必ずしも刑務所で勤務されている医師たちが質が悪いんだとい...全文を見る
○西島参考人 私ども医師は、人間、人間という言葉がいいのかどうかわかりませんが、罪を犯した人、それからそうではない人も含めて、それを区別して医療をしているわけではございません。そういう意味で、いわば地域医療という観点から必要であれば、当然、私ども前向きに検討させていただき、先ほど...全文を見る
○西島参考人 今、二村参考人がおっしゃいましたように、どういう理由で入れるのかというのが一番大きなポイントだろうというふうに思います。そのときに、入れるときに、身体的なチェックというのは当然必要だろうと思いますね。そこに医師がかかわる必要性はあろうかというふうに思います。と申しま...全文を見る
○西島参考人 先ほど申しましたように、一般行刑施設で医師が手薄な状況の場合には、往診体制という形での協力は医師会としてはできるだろうというふうに思います。  それから、緊急医療の場合に、やはり外の医療機関との連携ということは非常に重要でございますので、こういう形での啓発活動と連...全文を見る
○西島参考人 自費購入ということでございますので、さまざまの問題があろうかと思います。  一つには、結構薬物依存の方がいらっしゃるだろうと思うんですね。ですから、そういう意味で、自費購入という形になりますと、その依存状態は継続するという形になりますし、また自殺目的の薬品購入とい...全文を見る
○西島参考人 基本的には、大変なストレスの中、まさしく拘禁状態でございますから大変なストレスの中にいらっしゃるわけでございますので、そういう健康チェックは私は必要だろうというふうに考えております。ストレスがさまざまな病気を併発していくことは、これはもう証明されているところでござい...全文を見る