西根由佳

にしねゆか



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西根由佳の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月15日第183回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○西根委員 日本維新の会、西根由佳と申します。ありがとうございます。  地元は大阪二区でございます。本日は、人生初の委員会質問ということで、大変緊張しております。  実は、私の知人が京都出身でして、学生時代、谷垣大臣の選挙を手伝っていたそうです。午前中、階委員もおっしゃってい...全文を見る
○西根委員 覚醒剤を渡した事案に関しては、今回が初めてと伺っております。しかし、これまでも、刑務官が受刑者に携帯電話を貸したり、お酒やたばこを渡したりという事案は起きてきました。そのたびに防止策はとられてきていたはずなんですけれども、これまでの防止策と比べて、今回の防止策に新しい...全文を見る
○西根委員 同じようなことが繰り返されるというのは、これまでの防止策に余り効果がなかったということを示しているのではないかというふうに思っております。  例えば、先ほど防止策の中で、管区長、ブロック長を集めた検討会議をなさっているということですが、この会議、要はブロック長という...全文を見る
○西根委員 積極的な御答弁、ありがとうございます。  防止策を検討するに当たりましては、私は、刑務官も弱さを持つ一人の人間だという視点を持つことが重要だと考えております。  例えば今回の府中刑務所の事案は、刑務官が受刑者に心理的に服従してしまったことに起因しております。きっか...全文を見る
○西根委員 矯正局に窓口があるということ、それから上司への相談制度があるということは伺っております。ただ、その上司もメンタルケアのプロではありません。また、刑務所というのは上命下服の構造です。つまり、規律を守るために部下は上司のことを絶対に聞かなければいけないという特殊な服従構造...全文を見る
○西根委員 こちらについても積極的な御答弁をいただき、ありがとうございます。  刑務官のメンタルケアは本当に大切だと思いますので、よろしくお願いいたします。  メンタルケア制度以外にも、刑務所内の不祥事や事件をなくすためには、刑務所の仕組み自体を改善する必要があるのではないか...全文を見る
○西根委員 今のお話ですと、基本的には任命権者の裁量で動かしているという理解でよろしいんですよね。  もちろん、それぞれ、各刑務所での勤務で、家族がありますから簡単に転勤等も難しい事情はあるかもしれませんが、せめて刑務所内での配置がえなどを私は制度として確立するべきだと考えてお...全文を見る
○西根委員 よろしくお願いいたします。  それでは、再犯防止について話を移してお伺いいたします。  まず、再犯、全犯罪を通じてお伺いいたします。  このことに関しましては午前中にも質疑がありましたが、平成二十四年版犯罪白書によれば、再犯者の人数自体は減少傾向ですが、再犯者の...全文を見る
○西根委員 ありがとうございます。  午前中の答弁でもありましたが、今出てきた制度の中の、刑務所出所者等総合的就労支援対策、これの就労実績が六年間で一万二千六百人、つまり、年換算ですと二千百人ということです。  他方で、これも午前中の答弁にありましたが、大体年間出所者数が三万...全文を見る
○西根委員 ぜひよろしくお願いいたします。  次は、再犯のうちの性犯罪についてお伺いいたします。  皆さんも御承知のとおり、犯罪を繰り返す傾向の強い犯罪として性犯罪が挙げられます。  これにつきましては、午前中の質疑にも出ましたが、刑務所内の処遇プログラムに関して改善の方向...全文を見る
○西根委員 この点につきまして、私の地元大阪では、昨年、大阪府子どもを性犯罪から守る条例というものを施行いたしました。これは、子供への性犯罪の前歴者に居住地などの届け出を義務づけた上、社会復帰支援として、その性犯罪前歴者が大阪府独自の更生プログラムを受けられるというようにしたもの...全文を見る
○西根委員 ぜひお願いいたします。  続きまして、法務省組織のあり方についてお伺いいたします。  実は今回の質問準備に当たりまして、法務省内の、今来ている皆様も含めまして、たくさんの局、官僚の方からヒアリングを受けました。感じましたことは、巷間よく言われていることではあります...全文を見る
○西根委員 もっともな御意見だと思います。いえいえ、賛成したという意味ではございません。  確かに、仮釈放の決定権を矯正局ではなく保護局に置いているということは、公平さという意味で意味があるんですが、別にそこの権限だけにこだわるわけではなくて、保護局と矯正局の中にあるいろいろな...全文を見る
○西根委員 よろしくお願いいたします。  二点目の問題は、高度人材が帯同する配偶者についてです。  配偶者の要件は特に入管法に定めがありません。したがいまして、民法の解釈により異性の配偶者のみを認める運用だと聞いております。法務大臣、この理解でよろしいでしょうか。
○西根委員 ということは、日本においては異性の配偶者ということに今はなっておりますから、異性の配偶者に限られるということになります。  しかしながら、世界に目を転じますと、ゆっくりしたスピードではありますが、同性愛者の権利を保障する方向に動いております。二〇〇一年にオランダで初...全文を見る
○西根委員 済みません、突然質問して申しわけありませんでした。  その方は、大阪・神戸アメリカ総領事のパトリック・リネハンさんという男性です。パトリックさんには、カナダで同性婚をしたカネグスケさんという男性のパートナーがいらっしゃいます。  お配りした資料一の新聞記事にもあり...全文を見る
○西根委員 そうですか。残念なお話だと思います。  今回の高度人材の優遇措置では、高度人材の配偶者として認められれば、その配偶者の日本での就労がこれまで以上に広く認められるということになっております。しかし、異性の配偶者に限られるとなると、せっかく優遇措置を拡大しても、同性配偶...全文を見る
○西根委員 残念ですが、この件に関しましては、また今後も質問を続けていきたいと思いますので、まずはその御答弁で理解いたしました。  それから、LGBTに関しまして新しい情報が入りましたので、直前の通告ではありましたが、一つ質問をさせていただきます。  昨日の中日新聞に、このよ...全文を見る
○西根委員 はい、わかりました。その方向でぜひお願いいたします。  続きまして、話題をかえまして、ひとり暮らしの御老人の孤独死にまつわる問題についてお伺いいたします。  皆様御承知のとおり、ひとり暮らしの御老人が年々ふえております。そして、そういった御老人が孤独死にならないこ...全文を見る
○西根委員 はい、済みません。西田議員が時間を譲ってくれるとのことですので、少し続けてやらせていただきたいと思います。申しわけありません。
○西根委員 はい、済みません。ありがとうございます。  今お話がありましたように、民法九百五十一条から九百五十九条で処理をされます。このとき、相続財産管理人の報酬は、民法二十九条二項により、相続財産から支払われるとなっております。しかし、このような老人の場合、相続財産がない、ま...全文を見る
○西根委員 長く、済みませんでした。どうもありがとうございました。
03月22日第183回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○西根委員 日本維新の会、西根由佳でございます。よろしくお願いいたします。  本日の案件は裁判所職員定員法の一部改正案ですので、まず、この改正案につき何点か質問をさせていただきます。  一点目として、判事の員数の妥当性について、既に複数の委員から御指摘ありましたが、私も少し違...全文を見る
○西根委員 今、供給源の問題とおっしゃいましたが、私も、判事になりたいという人がそもそも減っている、そこがいないという問題をお聞きしております。そこの事情をもう少し御説明いただけませんでしょうか。
○西根委員 ありがとうございます。  先ほど階委員御提出の資料にもありましたが、判事補は定員千人なのに割れている状況が続いております。伺いますと、やはり弁護士事務所の方が給料がいいからそちらに行ってしまうという現実があるようで、やはり人間ですから、正義感だけで裁判官を志すという...全文を見る
○西根委員 私がお聞きしたかったのは、どのように現場の状況を把握して、つまり、合理化をしようと思いましたら、現在の状態を正確に把握する必要があると思うんですが、そこのところ、全国津々浦々、裁判所支部はたくさんあるわけですが、そこの状況をどうやって把握されたかということをお伺いして...全文を見る
○西根委員 その状況把握は、欠員がこれからどれだけ生じるかという把握ということなんだと思うんですが、現場の事務がどれぐらいIT化や民間委託でできるかということの、もうちょっと詳細な調査ができるのではないかというのが私の疑問点なんですね。  例えば、海外の取り組みがどういうふうに...全文を見る
○西根委員 ぜひ、貪欲に、積極的に取り組んでいただきたいと思います。来年の改正案を楽しみにしております。  財源が乏しい中で質を高めていこうと思いましたら、やはり裁判官自体をふやす必要がありますけれども、直接裁判の中身にかかわらないところは極力減らしていって、浮いた予算を判事の...全文を見る
○西根委員 アクセスできる情報は制限を設けているとのことですが、それでは、アクセス記録は保管なさっていますでしょうか。また、保管している場合、不正なアクセスがないか、事後的、定期的にチェックはなさっているのでしょうか。
○西根委員 はい、終了いたしましたので、この件はまた捜査が進んでいく段階を追って質問させていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
04月19日第183回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○西根委員 日本維新の会、西根由佳でございます。  本日は、専門の先生方、貴重な御意見ありがとうございました。また、渡辺参考人におかれましては、当事者としてこの場に立つというのは本当に勇気の必要だったことだと思います。本当にありがとうございます。  それでは、渡辺参考人にお伺...全文を見る
○西根委員 今のお話の中で、日本の面会交流の問題点が出てきました。  ここで棚瀬参考人にお伺いいたします。  アメリカなど諸外国の面会交流の実態を専門家の立場から教えていただけますでしょうか。また、面会交流に関して、諸外国と日本の違い、日本の問題点につきどのようにお考えでしょ...全文を見る
○西根委員 ありがとうございます。  また面会交流関連の御質問を棚瀬参考人にお願いいたします。  先ほど菅家委員の質問に対するお答えの中で、子の意見を考慮する場合の問題点につき御指摘がありました。  棚瀬参考人は著作の中で、日本の面会交流の裁判における誤りの一つとして、子の...全文を見る
○西根委員 ありがとうございます。  次に、渡辺参考人には当事者として、棚瀬参考人には専門家としてお伺いしたいと思います。  子供の連れ去り問題が日本で多く起きていますが、どうしてこれが起きるとお考えでしょうか。
○西根委員 時間が終わりましたので、ありがとうございました。
04月24日第183回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○西根委員 日本維新の会、西根由佳でございます。  本日は、ハーグ条約及びハーグ条約実施に関する法律案につき質問いたします。よろしくお願いいたします。  皆様御承知のとおり、グローバル化が進み、国際結婚がふえ、国境を越えた子の連れ去りが大きな問題となっております。このような状...全文を見る
○西根委員 谷垣大臣が今おっしゃったような諸事情を考慮されているというのは、そうであってほしいし、そういう建前なんですが、実際に、この前、参考人質疑で来られた渡辺さんは、一緒に育てていたお子さんを、しかも、奥さんは働いておられたから、渡辺さんの方が御飯をつくったり保育園に連れてい...全文を見る
○西根委員 多様な側面を考慮するというのは非常に大切なことだと私も思っております。  継続性の原則、寛容性の原則、これ以外にも日本の裁判所の実務の問題点が指摘されております。それは、連れ去りの不法性に関する判断が適切でないのではないか、それゆえ、連れ去った者勝ちの状況が生まれて...全文を見る
○西根委員 これまでの御答弁にもありましたように、多様な要素を考慮するということ、親権者、監護権者の決定に当たっては、継続性の原則だけを機械的に適用すべきではない、寛容性の原則も取り入れる必要がある、不当な連れ去りは連れ去った親に不利に働く場合もある、このような要素を考慮すること...全文を見る
○西根委員 それでは、続けて最高裁判所にお伺いします。  そのような手段を講じた後に、実際に監護権者、親権者の判断に当たって、不当な連れ去りを不利に判断した裁判例は出てきているのでしょうか。
○西根委員 先ほど法務大臣から、個別の裁判の感想を述べているにすぎないのではないかという御指摘もありましたが……(谷垣国務大臣「そうは言っていない」と呼ぶ)そういう意味じゃないですね、失礼いたしました。ただ、渡辺さん以外にもたくさんそういう事例がありますから、本当に裁判実務で実行...全文を見る
○西根委員 共同親権というところまでは私は、最終目標はそこにあるんですけれども、まずは今の実務を変えたい。子供を連れ去られたらそれっきり会えないという実務状況ではなくて、少なくとも、一緒に育てている子供を片方が勝手に連れていったらそれは監護権の判断に不利に働く、それとか、もしくは...全文を見る
○西根委員 裁判官にもいろいろな方がいらっしゃって、先ほど大臣がおっしゃったような、審議録まで読んで真摯に向かわれている方もいらっしゃるでしょうし、一方で、前回マスコミでも問題になった、審議録なんか関係ないというような裁判官もいる。いろいろな裁判官がいる中で、そうしますと運用に幅...全文を見る
○西根委員 連れ去りの問題に関しましては、立法府が毅然とした意思で立ち向かわなければいけないことと思います。今後また取り組んでいきたいと思っております。  次に、国内の面会交流実務の問題についてもお伺いしてまいります。  国内の裁判実務は、親が離婚、別居した後の子供との面会交...全文を見る
○西根委員 さまざまな事情を考慮して判断すべき内容であるというのは私もよく理解しております。  ただ、日本の面会交流というのは、アメリカなど諸外国と比べまして、原則、例外が逆転しているのではないか。これはほかの委員からも御指摘ありました。例えばアメリカであれば、面会交流すること...全文を見る
○西根委員 実施法の文言を変えるかどうかというのは別論としましても、今の国内の面会交流が非常に希薄な内容になっているというところはよく見詰め直しまして、立法府としては何か手を打っていかなければいけないところではないかというふうに考えております。  国内事案の面会交流につきまして...全文を見る
○西根委員 続きまして、虚偽DVの話に少し入らせていただきたいと思います。  先ほど御紹介しました弁護士が指南する勝利の三点セット、そのうちの一つがDVを申し立てるというものです。  DV防止法は、DV被害者を迅速に保護するための非常に重要な法律だと思っております。しかし、そ...全文を見る
○西根委員 時間が参りましたので、最後に一点だけ申し上げますと、そのような制度を活用されれば虚偽DVがなくなるのであれば私もいいと思うんですが、現実には、今の制度では虚偽DVが発生している、このことは事実であると申し上げて、質問を終わりにしたいと思います。  ありがとうございま...全文を見る
05月29日第183回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○西根委員 日本維新の会、西根由佳でございます。よろしくお願いいたします。  三月十五日の委員会でも指摘いたしました、教員採用試験で性的指向などを尋ねる質問が長年続けられている事案につき、お伺いいたします。  もう一度説明させていただきますと、石川県の教育委員会による教員採用...全文を見る
○西根委員 確かに、内容を公にしないという前提で当事者に調査協力を求めているということですので、個別事案には答えられないというのも一つ筋はあるのかもしれませんが、ただ、ここは国会議員が行政に対する民主的チェックをする場ですので、せめて、開始したかどうかという外形的な部分だけでもお...全文を見る
○西根委員 リーフレットを用意していただいてありがとうございます。そこに書いてございます。  そのように、法務省にとって、性同一性障害を理由とする差別、性的指向を理由とする差別を防いでいこう、なくしていこうというのは重大テーマなのです。  したがって、今回の石川県の事案につい...全文を見る
○西根委員 ぎりぎりのラインで、でも、それでも前向きな御答弁だったのかなというふうに解釈させていただきます。  本来なら、このような事件を未然に防ぐことが重要です。  法務省人権擁護局では、先ほども述べた「性的指向を理由とする差別をなくそう」、「性同一性障害を理由とする差別を...全文を見る
○西根委員 限られた財源、人材の中で啓発活動に取り組んでいらっしゃるということは評価したいと思います。しかし、どの程度効果が上がっているのかなと疑問を持たざるを得ません。  昨年の人権シンポジウムの参加者は、先ほども三百人とおっしゃいました。シンポジウムの動画をユーチューブにア...全文を見る
○西根委員 先ほど申しましたように、MMPIは本来臨床診断で用いられるものですので、教員採用試験に使用するのは明らかな目的外使用です。MMPIを出版している会社のホームページには、注意事項として、全ての心理テストは特定の目的に沿って考案されているので、その目的以外の使用はできませ...全文を見る
○西根委員 個別の案件ということは、具体的に被害者が申し出て、事件性がなければということなのでしょうか。  ただ、これは先ほども申し上げたように、声を上げられない受験者がいて、そしてこのような問題がずっと漫然と放置されていて、指摘する人間がずっと出てこなかった。教育委員会の採用...全文を見る
○西根委員 千葉の職員の方が自殺なさったというのは、大変不幸なことだと思います。その一方で、回収不能ということは、一千九百十万円の損害分は、実質的には国民の税金で負担しているということになります。  法務局職員の印紙の着服はもう何十年も前から起きている事案であり、またかという感...全文を見る
○西根委員 質疑時間が来ましたのでもう終わりにいたしますが、五億四千三百七十八万も着服されていたというのは本当にゆゆしき事態だと思いますので、今後もまた引き続き、必要な範囲で質問させていただきたいと思います。  ありがとうございました。
06月11日第183回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○西根委員 日本維新の会、西根由佳でございます。よろしくお願いいたします。  まずは余談になりますが、先々週の金曜日、大臣からも御案内いただきました全国刑務作業展示即売会に行ってまいりました。大変広い会場なんですが、びっしり人がいました。丁寧につくられたたくさんの種類の製品がと...全文を見る
○西根委員 大変大きな問題ですので、ぜひお願いいたします。私も必要に応じて今後また質問させていただきたいと思います。  それでは、本題に入ります。  本日の審議案件、刑法一部改正法案、薬物使用等の罪を犯した者に対する一部執行猶予制度法案ということでございますが、本法案について...全文を見る
○西根委員 他国の制度も参考になさったということです。  特に近いのがフランスの一部執行猶予制度ということなんですけれども、このフランスの一部執行猶予制度、これを導入したことによって、フランスで再犯防止効果が上がったというデータはあるのでしょうか。
○西根委員 それ相応の効果はあるのかもしれないという感じでしょうか。数字というものは出せなかったということだと思うんですが。  それでは、アメリカやイギリス、ドイツの類似制度では再犯防止効果は数字で出ているのでしょうか。教えてください。
○西根委員 ということは、今回の一部執行猶予制度導入に当たっての法制審議会での検討では、具体的に再犯防止効果のデータが出てそれに基づいて検討された、こういうことではないという理解でよろしいでしょうか。
○西根委員 法制審議会で検討が始まった当初は、今回の一部執行猶予制度以外にも、新しい制度として、中間施設における処遇制度や必要的仮釈放制度など、六つの制度が検討対象になったと聞いております。  その中でなぜ一部執行猶予制度が選択されたのでしょうか。再犯防止に効果があるという数字...全文を見る
○西根委員 専門家の方々のさまざまな議論を経た上での結論だということですし、再犯防止のために社会内処遇をやっていくことがよい、社会内での更生の期間を確保するというその趣旨は私も理解しております。別にこの法案に反対する趣旨ではございません。  しかし、まだどこの国でも効果が検証さ...全文を見る
○西根委員 よろしくお願いいたします。  それでは、本法案に関する質問はこれくらいにいたしまして、別のテーマに移らせていただきます。  少し前の話になりますが、先月の十日に、法務省が保護観察中の少年を非常勤職員として採用したという発表がありました。再犯防止のために法務省みずか...全文を見る
○西根委員 知的障害または知的障害が疑われる者のうち、療育手帳を持っていたのがわずか六%しかいなかった、こういうことでございます。  それでは、知的障害者または知的障害が疑われる者の主な罪名と主な犯罪動機を教えてください。
○西根委員 主な犯罪動機についても教えていただけますでしょうか。
○西根委員 罪名としては窃盗が圧倒的に多く、次に詐欺が続くわけですが、専門家によりますと、窃盗の中身としては万引きなどの軽微なものが多く、詐欺についても、そのほとんどは無銭飲食や無賃乗車だとのことです。そして、犯罪動機としては、今御答弁がありましたように、困窮、生活苦が一番多くな...全文を見る
○西根委員 先ほどの判断枠組みがありながらも、さまざまな事情を考慮してということで、恐らくこのアスペルガー症候群の事件の一審判決は、社会の受け皿がないことを理由として求刑よりも重い刑罰を科した、こういうことなのかもしれません。  しかし、今の御答弁にもありましたように、本来、量...全文を見る
○西根委員 今説明いただきましたように、いろいろなプログラム、まず、PFIでは特化ユニットをつくって区別して処遇しているし、また、ほかの刑務所でもSSTという形でプログラムを組んでいらっしゃる、こういうことなんですが、それが果たして足りているのかという疑問が私の中であるわけでござ...全文を見る
06月14日第183回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○西根委員 日本維新の会、西根由佳でございます。よろしくお願いいたします。  本日は、刑務所や少年院など刑事施設における医師不足の問題をまず取り上げたいと思います。  まず、法務省にお伺いします。  医師の定員が置かれている全国八十九の刑事施設のうち、医師の定員割れが起きて...全文を見る
○西根委員 おととい視察で訪れた栃木刑務所、私、気になって伺ったら、そちらの方は医師の欠員は生じていないというラッキーな状況みたいなんですが、今のお話ですと、全国三十五の施設で医師がいない、または足りないという状態、そして、人数的には約二一・六%欠員が出ている、こういうことでござ...全文を見る
○西根委員 今のお話のとおり、全国四つしかない医療専門施設でも定員が割れているということです。  今お話に出ました八王子医療刑務所、こちら、私、委員会視察とは別に個人で視察をしてまいりました。  八王子医療刑務所は、東京矯正管区内唯一の医療専門施設で、身体疾患、精神疾患を有す...全文を見る
○西根委員 今のお話の中で、外部医療機関に連れていく場合があるということでした。この外部医療機関に受刑者を連れていくとき、このときの問題点についてお聞かせいただけますでしょうか。
○西根委員 今お話にありましたように、受刑者を外部の医療機関に連れていくというのは現場にとってかなりの負担だ、こういうことでございます。以前、法務委員会で大臣も、刑務官の特殊な職場環境、その受ける特殊なストレスについておっしゃっていらっしゃいましたけれども、医師不足によってさらに...全文を見る
○西根委員 受刑者にも、犯罪傾向が進んでいる者、進んでいない者、おとなしい者、粗暴な者といろいろいるわけですけれども、受刑者の中には出所後にお礼参りに来るような者もいると聞いております。  医師は、受刑者の疾患を治すために治療しているので、感謝されこそすれ、恨まれることはないよ...全文を見る
○西根委員 今、手だてをいろいろ考えている、先頭に立って頑張っていただくということでした。  きょうはもう時間が参りましたので、ここで切りますが、今後、ではどのようにしていったらいいのかということをともに考えるというのをまた次にしたいと思います。  ありがとうございました。
11月01日第185回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○林原委員 日本維新の会、林原由佳でございます。  自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律案について、これまでの審議を踏まえて質問いたします。  まず、四条の過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪についてお伺いします。  この条文は、アルコールまたは薬物...全文を見る
○林原委員 ありがとうございます。  被疑者の供述だけで安易に認定されるのではない、こういうことでございますね。  佐藤さんが危惧されていたことの二点目は、四条の法定刑ではまだ逃げ得の余地が残っているのではないか、こういうことでございました。  前回までの質疑の中では、四条...全文を見る
○林原委員 それでは、四条の免脱罪と道路交通法七十二条の救護義務違反は、同時に成立するのでしょうか。
○林原委員 ということは、四条の免脱罪と道交法七十二条の救護義務違反は併合罪ですので、実際の量刑は最高で四条の懲役十二年の一・五倍の懲役十八年、こういう理解でよろしいでしょうか。
○林原委員 懲役十八年というのは、確かに三条一項の懲役十五年よりは重いんですが、二条一号の懲役二十年よりは軽くなってしまいます。これだと、まだやはり逃げた方が得というようなことになるのではないか、佐藤さんはこのように思われていたわけですけれども、どのようにお考えでしょうか。
○林原委員 いろいろな法律的な理論があるのはよくわかるんですけれども、飲酒運転で人をひいたときに現場にとどまった人間よりも、逃げた人間の方が軽くなる可能性があるということは、素朴な感情としてちょっとやはり納得いかないものがございます。四条の法定刑については再度検討していただきたい...全文を見る
○林原委員 では、これまで削除してしまったものは諦めるとしましても、今後区別できるシステムに変えようとする場合、コストはどれぐらいかかるのでしょうか。
○林原委員 年間一千五百万、多いと思うか少ないと思うかですが、私はやれない額ではないのかなというふうな気がしております。  無免許運転による死傷事故について、どのように処罰していくかを検討するに当たっては、無免許運転の類型ごとの現在の事故状況を分析して、類型ごとの危険性をきちん...全文を見る
○林原委員 今の内容は、皆様にお配りした資料に載っております。  これを見ると、無免許運転時の死亡事故は全体に比べて約四倍高く、重傷事故は全体に比べて約二倍以上高いということがわかります。しかし、この統計は、純無免も取り消し無免も失効無免も一緒くたになっておりますから、無免許運...全文を見る
○林原委員 実態調査の前提として、先ほども申し上げた、免許管理システムの見直しが必要になってまいりますが、この点について警察庁にお伺いします。
○林原委員 ぜひ、法務省と警察庁と連携していただいて、前向きに御検討をいただきたいと思います。  どうもありがとうございました。
11月05日第185回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○林原委員 日本維新の会の林原由佳でございます。  きょうは、性犯罪被害者の刑事裁判手続における保護について質問いたします。  お手元の資料一をごらんください。  十月十九日付の日経新聞によれば、児童に対する強制わいせつ事件で、東京地検が被害者情報の保護を理由に起訴を取り消...全文を見る
○林原委員 この記事によりますと、東京地検は、被害児童の実名を伏せ、起訴状に母親の氏名と続柄を記載いたしました。つまり、私の娘であれば、起訴状に、林原由佳の長女(当時○○歳)というように記載したということです。  東京地検としては被害者保護を図ったわけですが、被害者側は、たとえ...全文を見る
○林原委員 今御紹介いただいたように、各地検でいろいろな記載方法を模索されているようですが、それでは、最高検察庁で全国の統一的な指針というのはつくられているのでしょうか。
○林原委員 それでは、最高裁判所では、被害者の匿名化に関する統一指針はつくられているのでしょうか。
○林原委員 要するに、現状は、地検や地裁ごとに個々に判断をしていて、全国で統一したルールはつくられていない、こういうことでございます。  お手元の資料二をごらんください。十月二十一日付の読売新聞によれば、東京地裁が被害者の匿名を認めるケースについて、その見解を東京地検と東京の三...全文を見る
○林原委員 つまり、起訴状で匿名にして、被告人に伏せたり、一般の人に広がらないように伏せたとしても、やはり被告人の権利保障の観点から、防御の観点からは、弁護人は知る必要があるし、また、証拠上、裁判官も知る必要がある、こういうことですね。  それでは、判決文を匿名にすることについ...全文を見る
○林原委員 今理由までお答えいただきませんでしたけれども、判決文というのは、二重起訴を防止するためでも、そこで罪となるべき事実がきちんと特定されていなければいけないという考え方がございます。そこも踏まえて実名の方がいいのではないか、こういうことなんだと思います。  ただ、確かに...全文を見る
○林原委員 つまり、判決文で実名を記載されて、または証拠で実名が記載されて、それを被告人に知られないようにしようと関係当事者が思っても、法文上難しくなることがある、こういうことでございます。  もう一度簡単に申しますと、二百九十九条の三の証拠調べに関しましては、検察官が弁護人に...全文を見る
○林原委員 被害者保護のために刑事裁判手続において被害者の実名をどう取り扱っていくか、これは最近注目され始めたばかりの非常に新しい問題です。これにつきましては、被告人の権利保障と被害者の保護のバランスをどう図っていくか、非常に難しい問題で、私自身も答えが見出せておりません。  ...全文を見る
○林原委員 よろしくお願いいたします。  時間になりましたので終わります。ありがとうございました。
11月08日第185回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○林原委員 日本維新の会の林原由佳でございます。  まず、裁判官の配偶者同行休業に関する法律案につきまして、これまでの委員と重なりますが、確認の意味で二点質問いたします。  階委員からも質問がありましたが、配偶者同行休業の定義を定める本法案二条の最高裁判所で定める事由とは具体...全文を見る
○林原委員 次に、濱村委員からも質問がありましたが、三条で、配偶者同行休業を請求した場合、裁判事務等の運営に支障がないと認めるときは承認すると規定されております。裁判事務等の運営に支障がある場合は承認されないということになりますが、この運用について簡単にお答えください。
○林原委員 本法案につきましては、裁判官が仕事と家庭を両立するために重要なものだと私も考えておりますので、早期に成立させる必要がある、このように思っております。  続きまして、裁判所において出産、育児と仕事を両立する環境がどのくらい整っているのかという観点から、本法案以外の家庭...全文を見る
○林原委員 大変すばらしい数字だと思います。ありがとうございます。  さて、十月二十八日付の読売新聞によれば、民間企業の育児休業中の所得補償である育児休業給付について、厚生労働省は、雇用保険法を改正し、休業前賃金の五〇%を支給している現在の制度を、最初の半年間は六七%に引き上げ...全文を見る
○林原委員 それでは、裁判官を含む国家公務員に対する共済からの育児休業給付についても同様に、最初の半年間は六七%に引き上げる方向で検討されているのでしょうか。財務省にお伺いします。
○林原委員 ぜひ前向きに御検討をお願いいたします。  女性裁判官が育児休業から復帰した後、幼い子供を育てながら仕事を続けるための制度も重要です。幼い子供は病気にかかることがとても多いのですが、子供を看護するための休暇や、家事、育児時間を確保するための短時間勤務制度などはあるので...全文を見る
○林原委員 もともと勤務時間の概念がないということはわかるんですが、その中でも、育児中の女性の負担が減るような現場の工夫というのは何かなされているのでしょうか。
○林原委員 大変なのは、例えば、夜ずっと張っていなければいけない令状当番とかは大変だと思うんですが、そういう令状当番を当てないようにするとか、そもそも事件の配填を減らすとか、そういう工夫はされていないのでしょうか。
○林原委員 私が修習生のころは、裁判教官に、裁判所は女性にとっては割と働きやすいからいいよなんて言われたものですが、そのようになるように現場の工夫をぜひお願いしたいと思います。  また、出産後だけでなく、妊娠中の女性裁判官に対する配慮も重要ですが、妊娠中の女性裁判官に対しても、...全文を見る
○林原委員 私も、今妊娠七カ月なんでございますが、やはり結構大変でございますので、妊娠中の女性裁判官への配慮もよろしくお願いいたします。  さて、女性が働き続けながら結婚、出産、育児をするためには、配偶者である男性が家事や育児を分担することが大切です。男性裁判官の育児休業取得率...全文を見る
○林原委員 最初の二年間の〇%はおきまして、その後取得が出てきているんですが、年度によって随分差があるんですが、これはどういうことなんでしょうか。
○林原委員 母数が少なくて幅が出てしまうのはいたし方ない面があると思うんですが、平成二十二年に策定されました第三次男女共同参画基本計画では、平成三十二年に国家公務員の男性の育児休業取得率を一三%にするというのが目標となっております。ぜひ男性裁判官の取得率もこれを目指して頑張ってい...全文を見る
○林原委員 それでは、今教えていただいた男性裁判官の育児参加休暇の取得率を教えてください。
○林原委員 確実に伸びてきているようで、結構だと思います。  それでは、配偶者出産休暇の方の取得率はどうなっているんでしょうか。
○林原委員 どちらもそれなりに取得されているということで、今後もさらに伸ばしていっていただきたいと思います。  裁判というのは、事実を認定して法律を適用し、判断をする場なわけなんですけれども、その判断は決して機械的にできるものではなく、人や事件に対する深い洞察が要求されるもので...全文を見る
11月20日第185回国会 衆議院 法務委員会 第9号
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○林原委員 日本維新の会の林原由佳でございます。  民法の一部を改正する法律案について質問いたします。  本法案につきましては、皆様もう御承知のとおり、我が党でも相当意見が割れておりますが、私自身は賛成でございます。ここで自分の思いを語ることはいたしませんが、一言だけ申し上げ...全文を見る
○林原委員 ということは、裁判所が新法を適用できるようになる、つまり公布されて適用できるようになるのは、早くても十二月以降、こういうことになります。  他方、附則二条によりますと、本法案は、今回の最高裁大法廷決定の翌日の平成二十五年九月五日以降に開始した相続に適用する、つまり、...全文を見る
○林原委員 混乱が生ずることはないということで、安心いたしました。  次に、今回の改正を受けて法務省内にワーキンググループが立ち上げられると聞いております。これまでの御答弁の中で、ワーキングチームでは、相続法制、配偶者の保護を検討する、具体的には相続分の見直しや居住権の保護につ...全文を見る
○林原委員 私も、残された配偶者の保護を一定程度図る必要がある、このことは同意しております。  ただ、ワーキングチームの議論というのはメンバーに非常に左右されますので、ここの議論が偏らないように、メンバーが特定の考えだけの方にならないように十分に注意をして人選していただきたい、...全文を見る
○林原委員 皆様、お配りした資料をごらんください。  平成五年時点では、男子、女子ともに実父母、つまり両親がいるケースが約半数でしたが、平成二十四年には、今お答えいただいたように、実母の一人親家庭、いわゆるシングルマザーが男子で四〇・五%、女子で四五・二%と一番多くなっておりま...全文を見る
○林原委員 非常に大切なデータだと思うのですが、統計的な、俯瞰的な、全体的な分析はどうも行われていない。このこと自体とても残念なんですが、確かに、少年矯正施設というのは、目の前の非行を犯した少年を立ち直らせる、そして再非行を防止する、これが本来の業務でして、その横断的、統計的な分...全文を見る
○林原委員 伺っておりますと、更生保護施設にもあきがないような場合は、厚労省の管轄の自立援助支援ホームにもお願いするなど、現場はかなり工夫をして人海戦術で頑張っている、このように伺ってまいりました。ただ、その努力にも限界がありまして、どうしても受け入れ先が見つからない、こういうと...全文を見る
○林原委員 現場ではできる範囲でいろいろ手を尽くして頑張っているのですが、先ほどから申し上げておりますとおり、少年矯正施設は少年本人の教育が主たる業務となりますので、現在の枠組みでは母親へのアプローチはどうしても限定的になってしまいます。  母親自身が精神的な問題や経済的な問題...全文を見る
○林原委員 シングルマザーが抱えている問題を抜本的に解決して少年非行を減らしていくためには、先ほども申し上げたとおり、現場の個々の努力だけ、それに頼るのではなくて、統計的な原因分析や、社会や制度のあり方の考察を進めていく必要があると私は考えております。  また、少年院の現場には...全文を見る
○林原委員 今大臣おっしゃいましたように、少年非行だけじゃなくて、私がさきの通常国会で質問いたしました障害者の問題もそうですし、本当に、私もいろいろ調査をしていても、法務省だけだととても限界があって何か無力感を感じてしまうところもあり、ですから、ぜひ大臣のリーダーシップで、他省庁...全文を見る
○林原委員 もう終わっていますね、わかりました。  それでは、これで終わりにしたいと思います。ありがとうございました。