西村章三

にしむらしょうぞう



当選回数回

西村章三の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月11日第80回国会 衆議院 建設委員会 第4号
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○西村(章)委員 住宅政策、宅地問題にしぼって、お尋ねをいたします。  自分の家が欲しい、しかも少しでも、ゆとりと値打ちのある自分の持ち家が欲しい、こういう願いは国民すべてが持っております。しかし、現実には土地も家も非常に値段が高くて、どうにもならない。まして、この経済の不況と...全文を見る
○西村(章)委員 大臣が、そういう実態を知っておられ、庶民の悩みを解消するために前向きに努力しよう、こういう考えを持っておられますことは、庶民にとっては、まだ救いだと思います。  私は基本的に、非常に値段が安くて、しかも質と環境のよい住宅、これを国民に提供することは、国と地方公...全文を見る
○西村(章)委員 おっしゃるとおり、この問題は広範かつ非常に複雑な問題であります。自然的な条件なり、あるいは地元市町村の置かれた状況によって異なりますので、画一的にいかないことは、よく承知をいたしております。しかし、むずかしい問題でありますけれども、野放しに放置することは許されな...全文を見る
○西村(章)委員 いろいろとお伺いをしたいことがありますが、そこまでの自信を持って今後の見通しを述べられ、さらに、それに向かって努力をするということでありますので、一層の御努力をお願い申し上げておきたいと思います。  それから次に、最近、大都市で非常に問題になっておりますミニ開...全文を見る
○西村(章)委員 ミニ開発を放置し、進行せしめることは、やがて地方自治体そのものも後追い行政に非常に膨大な経費が必要になってくるというおそれが出てまいります。地方自治体も開発指導要綱に従ってこれをチェックするために、いろいろ知恵をしぼっているようでありますけれども、なかなか名案が...全文を見る
○西村(章)委員 要綱そのものは法的拘束力がないために非常に弱い、こういうことであります。したがって、これはもう市町村の問題ではなしに建設省が一つの基準を示されて、これに向かって各市町村がそれぞれ統一的な立場でこれに対処をしていく、こういう方策しかあり得ないわけでありまして、この...全文を見る
○西村(章)委員 もう時間が余りございませんので、最後に、わが国の行政といいますものは、建設だけに限らずに、ややもすると全般的に後手後手に回るケースというものが非常に多いわけであります。そういう意味で、ただいま申し上げました関連公共施設整備負担金、あるいはミニ開発も、その意味では...全文を見る
○西村(章)委員 終わります。
03月16日第80回国会 衆議院 建設委員会 第5号
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○西村(章)委員 全般的には賛成の立場でありますので、そう追及するつもりはないのでありますが、若干のお尋ねをいたしたいと思います。  第五次治水事業の投資規模といいますものは、第四次の規模から見ますと約一・八八倍とふえておりますが、いま全国の重要河川、これを抜本的に改修するには...全文を見る
○西村(章)委員 先ほどの質問と若干、重複するきらいがございますが、そういう中で今日段階で大河川の整備率が約五一%だ、こう言われております。ところが、いま御指摘がございましたように昨年、長良川で決壊いたしました。一昨年は石狩川、四十九年の多摩川と、この三カ年間に毎年、直轄河川が大...全文を見る
○西村(章)委員 災害対策、これはいろいろあるわけでありますけれども基本的には、いま申されたように施設整備あるいは総点検、あわせて各般の施策というものを総合的に講じてまいる必要がございます。ハードな面、ソフトな面、それぞれあると思うのでありますが、特に要求されますのは多面的な治水...全文を見る
○西村(章)委員 多面的な対策が望まれます。総合治水対策小委員会ですか、この中でも、やっておられるようでありますけれども、災害は時を待ってくれません。どうぞひとつ一日も早く、そうした体制を確立していただきたいものであります。  ただ問題は、先ほど申し上げました長良川決壊、この場...全文を見る
○西村(章)委員 最近の災害実態を見ておりますと、大河川の決壊もさることながら、中小河川、都市河川の被害、特に土石流による災害が非常に多いわけでございます。しかし、整備状況は非常に低うございまして、中小河川全体で約一二・八%、都市河川全体で二四・五%こういう状況でございます。かて...全文を見る
○西村(章)委員 これは、いささかローカルな問題で恐縮でございますけれども、大阪、特に南部は中小河川の密集地帯だ、こう言われているほど非常に多いところでありまして、加えて市街化のテンポが急激でございまして、災害の発生率も非常に高いのであります。これに対応した、いわゆる河川改修を進...全文を見る
○西村(章)委員 あわせて、いま申し上げました泉北ニュータウンに関連する土石流対策、これの現状及び、その今後の対策、これを教えていただきたい。
○西村(章)委員 あと引き続いて対策の強化なり、早期完工ということでお願いをいたしておきたいと思います。  次に、いわゆる準用河川の問題についてお尋ねをいたします。  緊急措置法の一部改正案によりますと、いわゆる準用河川これを新たに五ヵ年計画の対象、こういうことにしようという...全文を見る
○西村(章)委員 地方の小規模な河川のはんらんというものが非常に最近、特に増加をいたしております。そこで、そういう意味でも準用河川の改修の必要性というものが一段と高まっておるわけであります。補助事業は二カ年で、ようやく緒についたばかりだ、こう言えるのでありますが、全般的に、まだま...全文を見る
○西村(章)委員 十倍にしたい、こういう希望的なお言葉でございますが、やはり、この準用河川の補助事業というものは、もっと拡大をすることによりまして地方の、そうしたはんらんが、さらに少なくなるということでありますから、さらに御努力をお願いしたいと思います。  ただ現在、この補助事...全文を見る
○西村(章)委員 最後に、先ほどから他の委員からも質問がなされておるんでありますが、治山と治水、これは有機的にタイアップして初めて、その効果というものが大きく期待できるんであります。これは当然のことでございます。そこで建設大臣、そういう意味から林野庁で、いま進めておられます治山五...全文を見る
○西村(章)委員 日本の行政は往々にして縦割り行政でございまして、そうした連動が非常に乏しいということが、よく指摘されているわけであります。どうぞひとつ緊密に連携をとっていただいて、各省あって政府なしということのないようにお願いを申し上げたいと思うのです。水を治める者国を治める、...全文を見る
03月18日第80回国会 衆議院 本会議 第13号
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○西村章三君 私は、民社党を代表し、ただいま議題となっております昭和五十二年度予算三案に対し、一括して賛成の討論を行うものであります。(拍手)  本来、野党の立場をもって政府提出の予算案に対し賛成するということは、きわめて異例のことであります。しかるに、今回、わが民社党は、政府...全文を見る
05月25日第80回国会 衆議院 建設委員会 第11号
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○西村(章)委員 まず最初に、省資源・省エネルギー政策についてお伺いをいたします。  資源有限時代と呼ばれて、その対応が迫られてから、すでに相当期間が経過をしております。世界の各国で、それぞれ緊急措置、恒久措置がとられておることは御承知のところでございますが、資源保有国であるア...全文を見る
○西村(章)委員 政府は、資源とエネルギーを大切にする運動本部というものを設けておられまして、省エネルギー政策の推進というものを閣議決定なさっておられます。内容は、節約指導の徹底なりあるいは長期的な観点から省エネルギー型産業構造、生活パターンの形成誘導、そのための基盤整備、こうい...全文を見る
○西村(章)委員 現在、わが国のエネルギーの消費構成というものは、産業用が大体六〇%、住宅、商業用で二六%、輸送用一四%、これが大まかな数字でございます。政府の省エネルギー政策の目標では、昭和六十年度の省エネルギー率というものを昭和四十八年度を基準にいたしまして九・四%、こう決め...全文を見る
○西村(章)委員 技術開発なり、その促進ということは当然のことだと思うのでありますが、その大前提は、やはり消費の節減、これが私は大前提になると思います。ところが現在、下水道の汚泥、この処理につきまして、聞くところによりますと、投棄場所が少ないので重油を大量にたいて、この汚泥を処理...全文を見る
○西村(章)委員 省エネルギー政策の遂行という問題は技術開発だけでは、なかなか前進をいたしません。したがって今後、税制、金融、あらゆる面におきまして、省エネルギー意欲というものを、さらに強めるような優遇措置が望まれるわけであります。同時に、わが国では、まだ建築基準が、いわゆる省エ...全文を見る
○西村(章)委員 次に、住宅政策についてお伺いをいたします。  第三期五カ年計画に基づく政府の施策住宅の達成率というものは非常に低いわけであります。その主たる理由といいますものは建設立地である市町村、これが住宅建設に伴う関連公共公益施設の後追い整備のために財政負担が非常に増加を...全文を見る
○西村(章)委員 公営住宅というものは、一種で二分の一、二種には三分の二、それぞれ補助金が出されております。また公庫、公団には、金利差に対しまして、利子補給金が、それぞれ一般会計から支出をされております。たとえば住宅公団には、五十一年度二百三十六億四千七百万円の補給金が出ておりま...全文を見る
○西村(章)委員 本来、住宅政策というものは立地それから家賃、規模、この三つの相反する条件を、いかに調和させるかということであるはずであります。ヨーロッパでは、この矛盾を解決するために家賃補助制度といいますか、こういうものが広く普及がなされております。ただいま御答弁のありました今...全文を見る
○西村(章)委員 入居基準の緩和につきましても、かなり工夫がなされております。たとえば単身者に二DKを開放する、この五月二十三日から実施がなされるようでございますけれども、いわゆる単身者に対しての平均居住水準というのは、五カ年計画の中では、きわめて狭いのでありますが、しかし、これ...全文を見る
○西村(章)委員 これは、いろいろと問題が発生をしてまいると思います。特に、住宅困窮者だとか、あるいは、現に同居する親族がある者、こういう規定がありますから、この大原則を外すことによりまして、いろいろ問題が生じてくることは火を見るよりも明らかでございます。私はそういう意味で、住宅...全文を見る
○西村(章)委員 公営住宅の建設率というものが、先ほど申し上げましたように非常におくれてきておるわけでございます。これは建設費の高騰ということも大きな問題点でありまして、いま都市部におきましては、公営住宅一戸を建設するに当たりまして、用地費が五百万、建築費が七百万、関連公共公益負...全文を見る
○西村(章)委員 多くの地方公共団体で、すでに実施がなされておるということであります。いま局長は公庫融資の補完的なものだ、こういうお話でございますが、ここに東京都の住宅資金貸し付けというものがございます。これは資格といたしましては、都内に三年以上居住している者、その年齢は八十歳以...全文を見る
○西村(章)委員 公団の家賃の問題と関連をいたしまして、お尋ねしたいのでありますが、公営住宅に入居したいという希望を持っておるにもかかわらず、収入がオーバーするために入居ができない、また公団、公社では収入基準に達しない所得階層というものが私はあると思います。これらの階層は、公的賃...全文を見る
○西村(章)委員 いろいろと改善の努力を行っておられることにつきましては、私も高く評価をするものでございますが、公営住宅の収入基準の中身は、これはもう年の総収入でございまして、ボーナスから各種手当、もちろん残業手当から通勤手当、そういったものも、あるいは税金までも全部含んだ総収入...全文を見る
○西村(章)委員 もう一度お尋ねをいたしますが、公営住宅の収入基準につきましては年々、変えておる、こういうことでございますが、いままでの経過を見てまいりますと大体二年ごとでございます。さらに今後、この八万一千円という現行収入基準というものを、いつごろ変えられるというお考えでござい...全文を見る
○西村(章)委員 いろいろと制約がございますが、公団なり、あるいは公営住宅、公共住宅に入れる人は、まだ幸せな方でございまして、民間アパートに居住する人が、今日段階まだまだ多いわけでございます。いわゆる木賃アパート及び、そこで間借り世帯をしている人、こういう人がたくさんおいでになり...全文を見る
○西村(章)委員 現在、公営住宅の入居者の中で収入基準の上限を上回っている人というのは非常に多いわけでございます。地方団体の中では、追い出し条例そういうものを制定する中で、この対策を進めているようでございますけれども、たとえて言うならば、年収一千万円以上の人もかなりおる、こういう...全文を見る
○西村(章)委員 時間がありませんので、次に進ませていただきますが、観点を変えまして、公営住宅法には第一条の目的に「健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を建設」云々、こういう抽象的な表現がございます。そのことによって住環境の整備がうたわれておるのでありますが、実際的な建設に当たっ...全文を見る
○西村(章)委員 いま用途地域における立地の選定ということについて局長から御答弁がございました。私は、ひとつ具体的に問題をお尋ねしたいと思うのでありますが、これは大阪府の八尾市における工業団地の中における府営住宅の建設問題であります。若干、時間をとりますが、お聞きをいただきたいと...全文を見る
○西村(章)委員 これは府の基本計画の中でも本年度、住工分離をうたわれておりますし、もう一つは、府の方の見解は、近くにマンションが建っておるから公営住宅の建設が可能だ、こういう考え方のようでありますが、これは全く逆でございまして、公営住宅があるからマンション建設も可能だ、私はその...全文を見る
○西村(章)委員 終わります。
10月26日第82回国会 衆議院 建設委員会 第2号
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○西村(章)委員 まず初めに、宅地供給対策についてお伺いをいたします。  先日の当委員会の住宅宅地小委員会で示されました「宅地供給の現況と問題点」によりますと、五十年度の宅地供給の総量は全国で一万八百ヘクタールでありまして、四十七年と比較をして約四千ヘクタールの減少であります。...全文を見る
○西村(章)委員 この資料を見てまいりましても、区画整理事業の供給量だけが伸びておるわけであります。しかし、これは一定の期間、年月が必要でございまして、相当以前の事業認可が今日ようやく供給された、かように見るべきだと思います。したがって、この「資料−4」をながめてまいりますと、事...全文を見る
○西村(章)委員 次に、国土庁のこの三全総試案によりますと、いわゆる地域別の人口フレームとして、たとえば大阪圏におきましては、五十一年から六十年、これの増加人口は約百五十三万人、五十一年から六十五年に二百十一万人とそれぞれ想定をされております。東京圏の五百五十二万人、これの増加も...全文を見る
○西村(章)委員 非常に困難が予想されるわけでございまして、宅地供給そのものも十分用を達するかどうか疑問な点でございます。水の問題についても同様なことが言えるわけでございまして、すでに国土庁のある資料によりますと、最近でもう南関東や京阪神はすでに水の供給については限界に達しておる...全文を見る
○西村(章)委員 水資源の方もきわめて容易ならざる事態にあると思います。  そこで、一番問題なのはやはり宅地供給の問題でございまして、現在宅地供給の阻害要件いろいろと言われております。地方公共団体のいわゆる開発抑制政策、あるいは地価が高い、また農地、未利用地の転用がおくれている...全文を見る
○西村(章)委員 いま住宅局長の方から、来年度の方針として、各省のそれぞれの対策をお述べになられました。建設省の関係におきましても、宅開公団、住宅公団、住宅金融公庫、日本開発銀行、それぞれ公共公益負担のための措置として、たとえば対象施設の拡大であるとか、融資率の引き上げであるとか...全文を見る
○西村(章)委員 質問の内容が違います。  来年度、いま住宅局長から前段で申されましたいろいろな各省の施策、特に宅開公団、住宅公団、住宅金融公庫、それぞれがいろいろな措置をとられるという方針のようですね。対象施設の拡大、融資率の引き上げあるいは利率の引き下げ、こういうことを積極...全文を見る
○西村(章)委員 次に参ります。  市街化区域内におきます農地等の宅地転用が停滞をいたしておりまして、四十七年の一万二百七十八ヘクタールに対しまして五十年は五千二百七十三ヘクタール、約五千ヘクタールと半減いたしております。これが宅地供給量全体の減少の最大の要素である、こう思われ...全文を見る
○西村(章)委員 この都市計画法の施行は四十四年の六月であります。市街化区域はこの中で「おおむね十年以内に優先的かつ計画的に市街化を」促進すべき土地となっております。すでに十年近くたっておりますが、全くと言っていいほど市街化される見通しのない農地というものがやはりまだ今日相当多く...全文を見る
○西村(章)委員 次に移ります。  市街化区域内に同様な意味におきまして未利用地がたくさんございます。現在一万二千三百三十四ヘクタールの未利用地があるわけでございますが、この未利用地の地目はどういう実情になっておりますか。また一定規模以上の未利用地の利用促進を具体的に検討すべき...全文を見る
○西村(章)委員 いろいろと伺ってまいりましたけれども、どうもいろいろな施策がとられております割りに宅地供給というものか一向に促進されない。土地利用も完全にスムーズにいっておらないという気かしてなりません。その原因はやはり宅地対策の基本的な物の考え方、ここに問題があるのではないか...全文を見る
○西村(章)委員 一口に申し上げまして、法律や手法、これはいろいろあるわけでございます。ところが、実行なし、こういうのが現状ではあるように私は考えられるわけでございます。そこで、市街化区域を徹底整備する手法といたしまして、たとえば住宅公団、これの活用が考えられると思うのであります...全文を見る
○西村(章)委員 一つの提言でございまして、私はこれなりに大きな効果を発揮するのではないか、かように思われますので、ぜひひとつ前向きで御検討いただきたい。  またこれにつきまして住宅公団の方はどういうお考えを持っておられるか、できればお示しをいただきたい。
○西村(章)委員 私は、住宅公団がいわゆる都市の改造の面で新たな活躍の場を見せてもらう方向でひとつ御検討をいただきたいと思うわけであります。  公団の問題と関連をいたしまして、最後にお尋ねをいたしますが、先ほども若干御質問かございましたが、住宅公団のプール制家賃の問題であります...全文を見る
○西村(章)委員 総裁御自身も問題があるとお認めになりました。今後努力をする、こういうことでございます。一つプール制家賃もひっくるめて前向きで御検討いただき、国民の意に沿うような形の中で御解決をお願いしたいと思います。  時間が参りましたので、これで質問を終わります。
11月02日第82回国会 衆議院 建設委員会 第4号
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○西村(章)委員 まず、土地税制の問題についてお伺いをいたします。  建設省、国土庁は来年度の税制改正要綱の中で、それぞれ土地譲渡益重課税、土地保有税など土地税制の一部改正を求めておられるようでございますが、今日段階で両省で考えておられる改正につきまして、その内容と目的、目指す...全文を見る
○西村(章)委員 その目指すところは宅地の供給であり、あるいは国土の有効利用だ、こういうことでありますが、現在地価全体の動向は、高値ではありますけれども値動きそのものに大きな変動はないようであります。しかし宅地につきましては、本年七月から九月まで三カ月間で一%の上昇、また去る四月...全文を見る
○西村(章)委員 優良な宅地の大量供給、これは国民の多数の願望でございます。したがって、あらゆる手法を駆使してその促進をせねばなりません。しかし現行税制のもとにおきましても、優良宅地供給につながるものにつきましては、あえて税制の改正をしなくても、たとえば特別土地保有税につきまして...全文を見る
○西村(章)委員 いま林地の話が出ましたが、昭和四十七年から四十八年にかけまして全国的に地価が高騰しました際、山林の素地価格、これも年間三〇%を超えるというかつてない上昇率を示しました。しかも法人の持つ土地の六割が山林でありまして、これはゴルフ場その他レジャー、観光用など開発の可...全文を見る
○西村(章)委員 国土庁の試算によりますと、四十八年に土地購入のために金融機関から貸し出された金は全体で約十兆七千億、そのうち六兆円余が法人に流れたと言われておりますし、四十八年の土地取引総額十八兆八千億円のうちの約半分が法人の土地買いあさりで占められました。そのうちの六兆円余が...全文を見る
○西村(章)委員 昭和四十五年から五十年にかけまして宅地供給の拡大という名分のもとにいわゆる土地譲渡税の軽減が行われました。その結果は余り大きな宅地供給に結びつかず、土地成金を多数誕生させた、こういう苦いかつとうとい経験があるわけでございます。現在のように高値安定の状態から、再び...全文を見る
○西村(章)委員 いろいろとお話がございましたけれども、今回の改正の方向につきまして国民やわれわれが一番恐れておりますのは、いわゆるこの改正が今後地価の上昇を刺激したりあるいは再び投機ムードを起こしたり、いわゆる悪質土地所有者の救済にならないか、こういう懸念でございます。再度この...全文を見る
○西村(章)委員 次に、道路問題についてお伺いをいたします。  近年自動車というものは生活必需品になりつつございまして、その保有台数もまだまだ今後ふえるのではないか、こう考えられます。それに伴いまして貨物の輸送量、旅客の輸送量ともに飛躍的に拡大することが予想されますが、五十三年...全文を見る
○西村(章)委員 伺っておりますと、今後まだまだ交通需要というものは増大する一方のようでありますが、これに適切に対処していかなければならぬことはもちろんでございます。同時に、いま課題になっておりますいわゆる三全総、これに基づく地方分散、定住構想を今後推進していくためには、道路整備...全文を見る
○西村(章)委員 通過交通、それに地域内交通、この混在を避けまして、慢性的な交通混雑と騒音あるいは交通公害の減少を図るためのいわゆるバイパス、これの早期建設の要望は全国的にも非常に強いわけであります。しかし、現況といいますものは、全国各地におきましてバイパスの建設が非常に停滞をし...全文を見る
○西村(章)委員 全国的に非常に要望が強いわけでございますから、せっかくの御努力をお願いしておきたいと思います。  そこで、具体的な問題についてお尋ねをいたしますが、大阪−和歌山間の第二阪和国道、これもバイパスであります。また大阪−神戸間の埋立地を結ぶ大阪湾岸道路の建設が計画さ...全文を見る
○西村(章)委員 第二阪和は国道二十六号線のバイパスとして考えておられるわけでございますが、この国道二十六号線そのものの混雑というのが非常に激しいわけでございます。大阪市と和歌山市を直線で結ぶのが国道二十六号線でございますが、最近の交通量はウナギ登りだと伺っております。まず、交通...全文を見る
○西村(章)委員 二十六号線の混雑が非常に激しいわけでありまして、そのためにバイパスが計画をされた。この第二阪和国道といいますものは昭和三十八年度に着工しております。当初は四十五年の万博開催時までに完成予定であったわけでございますが、今日現在、ただいま局長から御答弁がありましたよ...全文を見る
○西村(章)委員 全体といたしまして区画整理事業方式をとった地区の建設の立ちおくれが目立っておるわけでございます。特にいま局長が御指摘なさいました葛の葉地区、これは四十年十一月に事業計画が決められまして、その後全く事業調整が話し合いすらされないままに進展しておらない、こういう状況...全文を見る
○西村(章)委員 ただいま局長から、今年中にこの葛の葉地区の見通しをつけたいということでございました。ぜひともお願いいたしたいと思います。  ところで、この第二阪和国道建設の五十二年度事業費及び五十三年度以降完成までの事業費は幾らでございますか。
○西村(章)委員 第八次の整備五カ年計画の中にも、この第二阪和は都市間の連絡幹線道路として入れていただいておるわけであります。この五カ年計画でどこまで進捗をなされる予定ですか、お聞かせいただきたい。
○西村(章)委員 くどいようでございますが、最後にもう一度、この五カ年計画内で全線供用開始だ、こういう局長の御答弁でございますが、未開発区間、未供用区間の供用開始年次、これがわかればぜひこの機会に明らかにしていただきたい。
○西村(章)委員 せっかくの御努力をお願いいたしまして、私の質問時間が参りましたので終わります。