西村章三

にしむらしょうぞう



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西村章三の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第87回国会 衆議院 地方行政委員会 第3号
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○西村(章)委員 来年度の地方財政に対する財源不足対策からお伺いをいたします。  大臣が自治大臣に就任をされまして初めて手がけられたお仕事、これがかつてない地方財政の危機の中で全国三千三百の地方自治体の財源をどう確保していくのか、また地方公共団体をどう守っていくのかという、いわ...全文を見る
○西村(章)委員 大臣はいろいろと御努力をされたようでありますが、昭和五十年から五十二年にかけまして二兆円台でありました地方財源の不足額が、本年度は三兆円台、来年度は四兆一千億円、こういうふうに雪だるま式に赤字がふえ続けておるわけであります。  この財源不足に対する対策でありま...全文を見る
○西村(章)委員 ただいまの答弁を承っておりますと、四項目にわたってそれなりの最善の努力をした、言葉をかえて言えば、名を捨てて実をとった、こういう感じにも受け取れるわけでありますが、本来、地方交付税といいますものは地方自治体の均衡ある発展を目指して同時に安定した財源を与える、こう...全文を見る
○西村(章)委員 一般消費税の導入について大きな期待をかけられておるようでございますが、先ほども公明党の委員の方からこの税率にわたってのしさいな質問がございました。  私は具体的にお尋ねをいたしますが、一般消費税が仮に導入をされました場合に、国税である一般消費税といわゆる一般地...全文を見る
○西村(章)委員 もちろん、私どもも今日の財政の現状から見まして、将来においては何らかの形で財政健全化をするために国民に負担をお願いする、こういう時代が来ることについては否定をいたしません。しかし、これはもう何回も論議をされていることでございますが、増税を求める前にやるべきことが...全文を見る
○西村(章)委員 次に、私は田園都市構想について伺います。  この問題もけさからそれぞれ質問がございましたし、重複する部分がかなりあるかと思いますが、大臣はこの構想はいま初めて聞いたものではない、かなり以前からこういう形というものは考えられておったものだ、こういう御答弁でござい...全文を見る
○西村(章)委員 私は、この構想を具現化するためには、かなり長期的な展望を持たなければならぬ、同時に総合的な施策を講じなければならぬ、こう思うのであります。それと同時に、この構想が目指すいわゆる個性ある地域づくり、特色ある地域づくり、これは大臣も言われているように、あくまで地方が...全文を見る
○西村(章)委員 まだ構想段階で、具体的にはこれから煮詰まるわけでございますが、私は、この構想を推進するのには多くの難問題があると思うのであります。たとえば、圏域の範囲の設定一つをとってみましても、それぞれ自治省なり建設省なり国土庁なり多くのメニューを持っておられる。また、受けと...全文を見る
○西村(章)委員 これは直接的には田園都市構想と関係ないのでありますが、いまおっしゃられたようないわゆる補助金の一本化だとかそういうことに関連をいたしまして、現在国レベルにおきましては縦割り的な色彩が非常に強いわけであります。そうした中で、自治省は地方団体の立場に立ってよくその意...全文を見る
○西村(章)委員 これからの田園都市構想の推進あるいは地方行財政の改革等を考えてまいりますと、自治省の任務は非常に重大になってまいります。それに伴う担当分野の拡大であるとか、あるいは行政事務の増大、これを消化するためにはかなりスタッフが必要なのではないか。そういう意味ではスタッフ...全文を見る
○西村(章)委員 有能な自治省の職員さんが多いわけでございますし、また地方団体での定員の問題あるいは人件費の削減等をいわば指導をしておられる立場から、なかなかむずかしいと存じますが、今後そういう面では大いにがんばっていただきたいと思うわけであります。  次に、私は警察関係につい...全文を見る
○西村(章)委員 私は、今回の事件で人質救出のために非業の殉職をされました警察官お二人につきましては、その果敢な行動をたたえ、みたまの安らかな御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に対しましては心からの御同情を禁じ得ないのでありますが、今回の事件発生後、世間では犯人に対する怒...全文を見る
○西村(章)委員 発射機能そのものに異常がなかったという御答弁でございまして、私も一安心をしたわけでございます。こういった事件に遭遇した場合に、ピストルが使えないということであれば、これは大事な問題でございますので、いまの答弁は、私はそれを聞きまして安心をしたわけであります。 ...全文を見る
○西村(章)委員 今後の許可につきましても大きな問題を投げかけたものだと思いますので、その点につきましては早急に改善をしていただきたいと思うのでありますが、問題は銃刀法の第五条一の六ですか、「他人の生命若しくは財産又は公共の安全を害するおそれがあると認めるに足りる相当な理由がある...全文を見る
○西村(章)委員 現在、銃刀法に基づいて所持許可をされております銃砲の数量は約八十八万もあるそうでございますが、問題は、銃砲の所持許可を与えられたもののうち、紛失や盗難で行方不明になっておる猟銃あるいはライフルですか、こういうものが一体どのくらいあるのか、そのなくなった分につきま...全文を見る
○西村(章)委員 行方不明の銃等がいわゆる暴力団関係に流れたり、あるいは凶悪犯罪者に利用されたりということでありますが、この銃砲等の保管、管理、これは特に厳重であらねばならないのでありますが、紛失者や盗難者、特に紛失者に対しては罰則みたいなものがあるのかないのか、それから、その後...全文を見る
○西村(章)委員 銃そのものも大事でありますけれども、これに使う弾についての購入あるいは使用、本人の管理責任、これは現在どうなっておりますか。
○西村(章)委員 この事件が発生をいたしました後、国家公安委員会は銃刀法の改正を含めた許可基準の再検討並びに凶悪犯歴者への許可除外を打ち出した、こう受けとめておるのでありますが、また先ほど大臣からもそのようなお話がございました。文字どおりそのとおりだと受けとめてよろしゅうございま...全文を見る
○西村(章)委員 そろそろ時間が参りましたので、最後にこれは大臣にお尋ねをしたいわけでございますが、私は今回の三菱銀行の事件というものはいろいろな教訓を残したと思います。特にその中でもいわゆる銃刀法の所持についての基本的な認識の問題があったと思うのであります。  銃刀法の第三条...全文を見る
○西村(章)委員 ありがとうございました。終わります。
03月22日第87回国会 衆議院 地方行政委員会 第7号
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○西村(章)委員 これまで何度も議論の対象になっているように、地方の財源不足というものは五年目を迎えました。しかし、政府の今回の地方財源の充実策は依然として当面の措置を繰り返すだけでありまして、抜本的な改革というものが内容的に盛り込まれておりません。地方財政の未曽有の危機に直面を...全文を見る
○西村(章)委員 まだ具体的に固まっておらぬということでございますが、仮に新税が導入された場合、地方財源対策の重要な柱になるものはいわゆる国と地方との配分比率、これであるわけであります。ここに新聞記事がございますが、昨年十二月の二十六日に、自治省としては税額の三分の一は地方税とし...全文を見る
○西村(章)委員 野党を初め各小売団体等多くの団体の反対論が強いわけですから、まだまだ行方はわかりません。しかし、仮に導入されるとした場合には、当然のことながらいま大臣がおっしゃったような方向で地方財源の重要な柱になるような努力を願いたいと思うのであります。  もう一つ、この一...全文を見る
○西村(章)委員 消費税の導入はまだまだ客観情勢も非常に厳しゅうございます。しかし、地方自治体は間断のない安定した行政サービスを図らなければならない。その意味で、地方税源の拡充強化はもはや一刻の猶予も許さないわけであります。こういう立場を考えますと、一般消費税の導入を待って地方税...全文を見る
○西村(章)委員 増税を導入する前には、やはりやらなければならぬことがたくさんあるわけであります。  まず、不公平税制を是正するという面から考えてまいりますと、五十四年度の地方税における非課税措置、これの整理が五十三年度よりも少なくなっております。先般の予算委員会に提出をされま...全文を見る
○西村(章)委員 大臣から特に決意についての御発言がございました。私ども今後一層の努力をお願いするものでございます。  引き続いて次の質問に入りますが、省エネルギー政策について若干お尋ねをしたいと思っております。  御承知のとおり、四十八年の石油危機以降、わが国でも省エネルギ...全文を見る
○西村(章)委員 今回の改正の中で若干具体化をされておるようでございます固定資産税の課税標準の特例措置として、一定の機械と設備、いわゆる省エネルギー政策に沿うような形の機械と設備、これにつきましての特例措置が設けられておりますが、単にこれだけではなしに、たとえば固定資産税におきま...全文を見る
○西村(章)委員 次に、住民税について伺います。  今回の改正で、昭和五十二年以来二年ぶりに減税が行われました。標準世帯夫婦子供二人で課税最低限が百四十九万円に引き上げられたわけであります。私どもは努力は多とするわけでございますが、かつて住民税の課税最低限は所得税の八割程度が妥...全文を見る
○西村(章)委員 課税最低限を決定するいわば決め手ともいうべき基準は何もないようでございます。  自治省の提出されました五十四年度の消費者物価の上昇見込み四・九%、これだけ引き上げる場合の所要額は、初年度で約五百二十二億円、平年度で六百二十一億円、今回の減税規模の正当性を主張さ...全文を見る
○西村(章)委員 国税では五十年から基礎控除、配偶者控除、扶養控除、それぞれ同額になっているわけでございます。住民税の方は、いまだに扶養控除だけが他の二控除より一万円少ない。この三控除を一致させない理由というのは何なのか、それが一点。  それから、今回の改正で障害者控除等の引き...全文を見る
○西村(章)委員 住民税の課税最低限の変動というものを見てまいりますと、必ずしも物価上昇に合致をしておらない。また生活保護費の動静、所得税の課税最低限とも連動しておりません。このように見てまいりますと、何を基準に課税最低限を考えておられるのかよくわからないわけであります。今後は国...全文を見る
○西村(章)委員 これは大臣にお尋ねをしたいわけですが、わが党は今回の住民税減税に対しまして、これまで物価上昇に見合うように引き上げてこられなかった課税最低限を少しでもどれに近づけるために基礎控除、配偶者控除、扶養控除の額をそれぞれ現行よりも二万円ずつ引き上げ、二十二万円になるよ...全文を見る
○西村(章)委員 今後、そういうことにつきましては来年度なり再来年度さらに御努力をいただきたいと思います。  住民税と関連をいたしまして、いわゆる土地税制の問題につきましてお尋ねをします。  今回の改正の中にも、土地等の長期譲渡所得につきましては、譲渡益が四千万円以下の部分に...全文を見る
○西村(章)委員 この長期譲渡所得の総合分離課税その他一連の土地税制の緩和というものを昨年から建設省は非常に強く要求をされているわけで、この一連の土地税制の緩和によって、果たして優良な宅地の供給というものが可能であるのかどうか。このことを行うことによって、いま手詰まり状態にあると...全文を見る
○西村(章)委員 土地税制ということになりますと、昭和四十五年から五十年にかけまして宅地供給の拡大、こういう美名のもとに土地譲渡税の軽減が行われました。その結果は余り大きな宅地供給に結びつかずに、むしろ土地成金をたくさんつくった、こういう苦い経験があるわけでございます。現在は、地...全文を見る
○西村(章)委員 関連公共公益負担を規制しておりますのは、いわゆる人口急増都市の開発指導要綱であります。これは人口急増に伴うやむを得ざる措置だというのが自治体の言い分でございます。本年三月自治大臣は建設大臣と、この点につきましての行き過ぎを是正する、こういう合意がなされたと新聞に...全文を見る
○西村(章)委員 よくわかりました。  事業税について一つだけ御質問をいたします。  消費税の導入がなされない場合、あるいは仮になされましてもまだまだ時期的には明確ではございません。そこで、この委員会でもたびたび問題になっておりますし、毎年議論の対象になっておるようでございま...全文を見る
○西村(章)委員 次いで自動車税の問題についてお尋ねしたいと思います。  今回自動車税のアップというものが提案をされてまいったわけでありますが、端的に申し上げて今回の自治省の提案は余りにも唐突過ぎたのではないか。自動車にかかわる増税につきましては、運輸省が昨年七月に陸上輸送整備...全文を見る
○西村(章)委員 御承知のとおり、自動車はいまではほとんどの事業所、家庭で持たれております。一世帯一台の割合で普及しておるものであります。その意味では、自動車税の増税は所得税の増税と同じだ、これくらいの意味を持つものでありまして、その増税は国民生活に多大な影響を与えるものである。...全文を見る
○西村(章)委員 いまの答弁の中で、今回の引き上げは販売価格が高騰している、こういうことでございます。昨年年末に税調へ出されたときの原案は、軽自動車も含めておよそ一五%の引き上げというものが出ておるわけであります。販売価格が高騰したとおっしゃるにはそれなりの根拠があると思いますが...全文を見る
○西村(章)委員 きわめて根拠が薄弱であると私は思います。本来自動車税と自動車価格と結びつける根拠というものは全くございません。わが国もそうでございますが、諸外国におきましても、自動車税は排気量や馬力、これによって決められておりまして、およそ車両価格とはリンクしないものであります...全文を見る
○西村(章)委員 いろいろな性格を持っておるようでありますが、これもいろいろとり方がございます。仮に固定資産的な性格と見て増税するのであれば、その場合には、やはり当然のことながら減価償却、この考え方を取り入れる必要がございます。したがって、残存価格に課税するのが本来的な筋でござい...全文を見る
○西村(章)委員 今回の改正では、自家用車のみが一〇%引き上げられております。営業車用はほとんど据え置かれたままであります。一部に営業用のバスがわずか五%ですか上がっておりますが、営業車は据え置かれて自家用車だけが上がった。この理由は一体何でございますか。
○西村(章)委員 今回の改正によりましてこれまでの営業用と自家用の格差は一段と広がったわけであります。増税の結果、自動車税におきましては自家用車は営業車の約四倍ぐらいの税負担になる。そのほか取得税でも二倍、重量税でも二倍強、もう格差はどんどんと開いてきておるわけであります。道路を...全文を見る
○西村(章)委員 昨年の当委員会の地方税法の改正の質疑の中で、自動車税について車検の回数に応じて負担の軽減を図るべきではないか、こういう質問に対して、当時の森岡局長は車検に応じて税負担を軽減することは自動車税を一種の財産税的なものとすることである、現在の自動車税はそういう財産所有...全文を見る
○西村(章)委員 自動車は、国民の重要な交通機関として保有台数も今日では三千二百万台、これを超えておりまして、冒頭に申し上げましたように一世帯一台の割合で普及をいたしております。特に地方の農漁山村、大都市から離れたところほど、所得水準がきわめて低いにもかかわらず車の普及率は非常に...全文を見る
○西村(章)委員 自動車税につきましては、いま申し上げたような観点から今後十分そういった点を考慮して税のあり方について御検討いただくことをお願いいたしておきたいと思います。  きょうは本会議が一時からだそうでございまして、若干質問が残っておりますが、時間の関係上これで終わります...全文を見る
03月22日第87回国会 衆議院 本会議 第17号
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○西村章三君 私は、民社党を代表し、ただいま趣旨説明のありました医薬品副作用被害救済基金法案につきまして、総理並びに厚生大臣に対し、質問を行うものであります。  最近における医学、医術の進歩は、まさに日進月歩の観があり、かつては不治の病とされた疾患もその治癒を可能にしたことは紛...全文を見る
04月26日第87回国会 衆議院 地方行政委員会 第11号
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○西村(章)委員 私は、民社党を代表し、昭和五十四年度地方交付税法の一部を改正する法律案に対し、政府原案に反対、わが党外三党提出の修正案に賛成の立場から討論を行います。  わが国地方財政は、本年度またも四兆一千億円という膨大な財源不足に見舞われ、これで五年連続、しかも史上最悪と...全文を見る
05月29日第87回国会 衆議院 地方行政委員会 第14号
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○西村(章)委員 わが国の自治体消防は、昨年、発足以来三十周年を迎えました。その間、自治省、消防庁の指導、協力等によりまして、逐年消防行政そのものが非常に充実をしてまいったわけでございます。しかし、まだまだ万全の体制だとは言いかねるわけでございます。  そこで、現状の消防防災行...全文を見る
○西村(章)委員 最近の火災等の災害は、いわゆる発生件数そのものが増加傾向にあるのかあるいは減少傾向にあるのか、消防庁としてはどういうとらえ方をなされておりますか。
○西村(章)委員 横ばい、しかも五十三年だけは一割方ふえて、七万の大台。七万の大台そのものが、わが国の規模から考えますと、非常に膨大な件数でございまして、いわば、戦後ずっと増加傾向というものをたどってまいりましたときには、やはりこれは看過し得べき問題ではない。したがって、これに対...全文を見る
○西村(章)委員 それぞれの市町村がその必要性に応じて積み重ねた数字だ、それに対応する充足率がいまのパーセンテージだということでありますが、市町村の方も、消防庁の基準と照らし合わせて、やはり必要であるからそれだけの数字を立てておるわけでございまして、当然これは充足をしていかなけれ...全文を見る
○西村(章)委員 これもけさほど質問があったわけでありますが、この施設の増強と関連をいたしまして、いわゆる地方交付税の基準財政需要額に比して市町村の決算額、特に消防施設の決算額が非常に低い。その理由はいろいろあろうと思うのでありますが、まず実態と主な理由を挙げてください。
○西村(章)委員 四十四年から徐々に決算比率が上がってまいりまして、四十九年をピークに、さらにその後は下降の状態だということでございますね。これはいわゆる地方財政の不足というものがこういうことをもたらしておる理由だろうと思うのでありますが、これは全国平均でございますね。地域的に大...全文を見る
○西村(章)委員 私が聞いている範囲内におきましては、東日本の方が西日本と比べてその比率が高いということのようでございます。山林その他、そういう火災の多いところがむしろその比率が高くなっておって、火災発生の少ないところが低いというようなことも言えるんではないかと思うのであります。...全文を見る
○西村(章)委員 そこで、今後消防施設の充実を図る上で、その基準の達成を図るためには計画的に整備を行っていく必要がございます。補助率のアップ、補助対象の拡大、いろんな施策があるわけでございますが、この計画的な整備というものを現時点でどのように考えておられるのか、またその達成時期、...全文を見る
○西村(章)委員 次に、人員配置の適正基準は一体どれぐらいになっておるのか。先ほど基準財政需要額の算定の中で少し触れられたようでありますが、現在の適正基準というものは人員についてはどうなっておるのか、それから現在の充足率は全国平均でどれぐらいでございますか。
○西村(章)委員 昭和五十四年度の「各行政項目別単位費用算定基礎」これを見てまいりますと、いわゆる人口十万人の標準団体で消防吏員の数はおよそ百一人、こういう数字が出ているわけであります。これが交付税の基準であり、消防職員の配置の基準になっておるようでございますが、こういう観点から...全文を見る
○西村(章)委員 昨年度、五十三年度で総計何人ぐらい増員されたのでございますか。
○西村(章)委員 千四、五百名ということになりますと、いわゆる常備の消防力を持っておる市町村に直しますとおよそ一名ぐらいずつしか増員ができておらない、こういう結果になるわけでありまして、これではなかなか進まないということに相なると思います。これは施設と同様にやはり計画的に人員の配...全文を見る
○西村(章)委員 次に、現行の消防職員の勤務体制、体系といいますか形態といいますか、これはどうなっておるのでございましょうか。
○西村(章)委員 消防という特殊な任務からそういう交代制をとらざるを得ないのだろうと思うのでありますが、一日二十四時間勤務という特殊な形態で、しかも仮眠時といえども消防の職員さんは制服着用でそのまま眠る、こういうことであります。したがって、いま東京を初め一部の自治体で採用されてお...全文を見る
○西村(章)委員 勤務形態と関連をいたしまして、ここに一つの不名誉な事件が持ち上がっております。  去る二月の下旬でございますが、茨城県の取手の消防職員の覚せい剤事件というものがございました。これは茨城県の取手市消防署員、これらの人々が、覚せい剤の密売グループを追及している中で...全文を見る
○西村(章)委員 まことに遺憾な事件でございまして、普遍的ではないということでございます。私も特殊なケースとしてこれをとらえておるわけでございますが、逮捕された人々の年齢を見ますと、非常に若い人が多いのであります。消防署に入られて初等教育を初めいろいろな教育を施されていると思いま...全文を見る
○西村(章)委員 いま承りますと、五十三校中二十六校が六カ月研修だということでございまして、いわば消防職員としての最も基本的な教育の期間が非常にまちまちであり、しかもそれが確実に全員に施されておるかということになりますと、はなはだ疑問があるわけでございます。今後こういう事件を二度...全文を見る
○西村(章)委員 大臣の所信表明の中にもいわゆる消防の科学化、近代化というものがうたわれておるわけでありますが、化学消防車、はしご車など先ほどの答弁でも非常に充足率の低いものにつきましてもっと思い切ってこの際高率補助を行う必要があるのではないか。さらに、現在、県の補助対象になって...全文を見る
○西村(章)委員 消防施設の中の消防自動車あるいははしご自動車、化学消防ポンプ車、救急車等も含めていろいろあるわけでありますが、耐用年数というのを大体どのくらいに見ておられますか。各種類によってそれぞれ異なるのでありましょうが、およその平均はどのくらいでございましょうか。
○西村(章)委員 現行の制度では、いわゆる更新なり買いかえというようなものについては入っておらないわけでございます。新規の購入のみに適用するということになっておりますが、いまのお話しの、いわゆる五年から六年平均だということになりますと、これはもうすぐに期間がたってしまうわけでござ...全文を見る
○西村(章)委員 次に、火災予防につきましてお伺いをしたいのでありますが、わが国の火災は出火件数の割りに焼死者が非常に多い。五十三年中の死者は千八百五十二人と非常に高い水準にあります。一日およそ五人が火事のために犠牲者になって焼け死んでおるわけでございます。  そこで、最近五カ...全文を見る
○西村(章)委員 これは自治大臣も所信表明の中で、何よりも人命を尊重することを消防の基本として安全な地域社会づくりを目指す、こう述べておられるのでありますが、これの方向につきましていわば逆行しているような形がこの数字でございます。いまのお話によりましても、件数もそう減っておらない...全文を見る
○西村(章)委員 出火件数の割りに焼死者が多いという一つの理由の中に、住宅火災というものが多い。しかも、それがいま述べられたような原因で逃げおくれが非常に多いということでございまして、法的な規制がいまのところ全くない。しかし、これは将来の課題として当然検討すべき重要な内容を持って...全文を見る
○西村(章)委員 アメリカでは、現在この火災警報機というものの取りつけは義務化されておるようでございまして、火災の非常に多いわが国としても、当然これは研究課題、検討課題として取り組んでいただきたいと思います。  そこで、将来にわたってはすべての住宅あるいは建築物に取りつけられる...全文を見る
○西村(章)委員 これと関連をいたしまして、けさほど来の同僚委員の質問の中にもあったわけでございますが、去る五月二十一日の大阪市阿倍野区にあります住吉ゴム会社の火災事故は、いわゆる溶接の火花がウレタンに引火して有毒ガスが発生をした、煙と炎と三重苦の中で、出火後鎮火までわずか十五分...全文を見る
○西村(章)委員 ポリウレタンを初めとして、いわゆる合成樹脂など石油化学製品、これを消防法上の取り扱いや危険物の指定並びに規制については現在どのようなことになっておりますか。
○西村(章)委員 合成樹脂については特殊可燃物の範疇の中に入るというようなお話でございますが、この特殊可燃物として現在指定されておりますものは、わらくず、かんなくず、石炭、糸くずなどでございまして、いわゆるウレタン、合成樹脂類等もそれらと同等の扱いがなされておる。しかし、これは引...全文を見る
○西村(章)委員 特殊可燃物の規制というものは市町村条例で定められておるのでありますが、この合成樹脂が指定対象に入っておる市町村というのは非常に少ないわけでございます。東京、大阪等でございまして、十大都市の中で入っておらないところが札幌、京都、神戸、北九州、この四大都市は入ってお...全文を見る
○西村(章)委員 最近における合成樹脂など、いわゆる石油化学製品の開発あるいはその用途普及というものは非常に広範囲にわたっております。生活用具から産業建設資材あらゆる分野で非常に目覚ましく発展をしておりますし、われわれの日常生活の中に完全に溶け込んでおるものであります。言葉をかえ...全文を見る
○西村(章)委員 火災予防条例のいわゆる数量基準でございますけれども、この合成樹脂につきましては、決められております東京、大阪の基準によりますと、およそ一万キログラム、およそ十トンでございます。今回のこの火災を起こしました会社のウレタンの推定数量は千五百キログラム、一・五トン、約...全文を見る
○西村(章)委員 先ほど、この火災を起こした建物は違法建築だということでございました。それと同時に、私は、使用方法にも大きな問題があったと思います。いま長官から、調査結果が報告をされましたけれども、この用途の中で、一階を倉庫がわりに使っておる。二階、三階が作業所、事務所等でござい...全文を見る
○西村(章)委員 同時に、この建物は階段が一カ所しかございません。したがって、逃げ場がなくなって、リフトの縦穴が煙突の役割りを果たした、いわば二重の欠陥があったと思います。その意味で、建物の構造自身に問題がなかったのかどうか。これは建築確認申請の際の消防の同意あるいは承認はどうな...全文を見る
○西村(章)委員 建築基準法上偽りの申請があったとか、いろいろと問題点が重なっておるようでございますが、今後こうした火災を防ぐためには、建築基準法そのものの見直しといいますか、あるいは防止のためのどういうチェックシステムが必要かということも考えてもらう必要があると思います。いずれ...全文を見る
○西村(章)委員 終わります。
11月26日第90回国会 衆議院 逓信委員会 第1号
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○西村(章)委員 時間の制約がございますので、端的に事実関係からお伺いをしてまいります。  まず、KDDの社長室の職務内容と権限について、古池参考人の方からお答えをいただきたい。
○西村(章)委員 そうすると、一件当たり三千万円以下のものなら社長室で自由に決裁ができる、こういうことでございますね。そうすると、その三千万円以下のものについては他の役員は一切関与ができない、こういうことでございますか。
○西村(章)委員 古池社長はこれまで、今回の事件は社内のごく一部の者がこれをやったんだ、こう主張してこられました。また、新聞社のインタビューに答えられましても同様のことを言っておられますが、このごく一部の者とは一体だれを指しておられるのでしょうか。
○西村(章)委員 その中で、あなたは、板野前社長が関与していないのか、こう問われましたことにつきまして、そのお答えの中で、相当な金を贈答用品に使っており、室長一人の判断ではこんなことはできない。次いで、社長が指示をしたのか、こういう質問に対しましては、そうだ、社長室は社長の直属組...全文を見る
○西村(章)委員 そうすると、ごく一部の者というのは、前社長も含めてと、こう理解をしてよろしゅうございますか。
○西村(章)委員 これは成田の税関問題のことでこう答えておられるわけでございます。そのことをひとつ覚えておいてください。  それから、それでは責任の所在はごく一部の人だという中に副社長は含まれておられますか、おられませんか。
○西村(章)委員 先ほど来同僚委員からも御質問がございましたが、KDDは五十一年度から連続三年間、税引き後の利益が九十億円台と、こういう高い収益を上げておられまして、さらに円高による為替差益も含めてもうけ過ぎだと指摘をされております。昨年の春から本院の予算委員会あるいは当委員会で...全文を見る
○西村(章)委員 当時この料金問題を主に担当された方はどなたでございますか。
○西村(章)委員 検討の結果、どのような結論が出たのですか。たとえば料金改定案をまとめ上げたとか、そういった内容について具体的に聞かしてください。
○西村(章)委員 数案ができまして、これは役員会でどういう最終的な取り扱いになりましたか。
○西村(章)委員 古池参考人にお伺いしたいのですが、あなたはこういった料金値下げ問題について、いろいろな経過というものにタッチをされておりましたか。
○西村(章)委員 それでは板野参考人にお尋ねをいたしますが、役員会でまだ検討がなされておらないということですが、これはKDDにとってもきわめて重大な課題でございますし、国会でも検討を約束されたことですから、当然他の役員さんもそれぞれ賛否の態度を表明されたと思います。その中で、役員...全文を見る
○西村(章)委員 結論的には、当時の板野社長は反対だったわけでございますね。鶴岡副社長はどういう態度でありましたか。
○西村(章)委員 そういった経過があったようでございますが、その検討結果というものを郵政省に報告をされましたか。
○西村(章)委員 これは最近の出来事じゃないのです。昨年の話をしておるのですよ。昨年の話ですよ。料金の値下げについて検討を加えた結果、いろいろな案が出てきた、それを郵政省にあなたが報告をされたかどうかということを聞いておるのです。
○西村(章)委員 郵政省にお尋ねいたしますが、その報告は今日現在まだ出ておりませんか。料金値下げについての検討結果、各種の料金改定案というものをKDD内部でおつくりになられたんでしょう。いままだ報告をしていない、こういうことなんですが、去年のことなんですよ。  われわれが仄聞し...全文を見る
○西村(章)委員 郵政省はどうなんですか。昨年のそういった値下げに対する検討の結果というものをあなたの方はお聞きになっておられますか。
○西村(章)委員 そうすると、昨年来この国会で約束をされた検討案というものは今日まで延引をしていた、こういうことになるのですが、その時点からKDD内部では検討を始めていたのですね。その結果というものは中間的にでも報告はされてなかったのですか。
○西村(章)委員 この料金値下げのKDD内部役員間におけるいろいろな議論が今日のこの事件にも関連がある、こう言われておるわけですね。具体的に、先般十月二十五日ですか辞任をされました両副社長は、今回の密輸事件も含めてでございましょうが、われわれには全く責任がないという談話を発表して...全文を見る
○西村(章)委員 その料金値下げ問題が検討された時点での総合計画室、この担当はたしか鶴岡副社長さんでございましたね。間違いございませんか。
○西村(章)委員 この福地取締役はいまでも総合計画室の担当でございますか。
○西村(章)委員 きょうはお見えになっておりませんけれども、佐藤前社長室長は、今回の一連の責任のとり方について、このことを耳にされたときに、これはけんか両成敗だ、こう言っておるわけですね。これにはいろいろな背景があろうと思います。本人自身は、私は今回の事件というのははめられたんだ...全文を見る
○西村(章)委員 それでは、次に保田さんにお尋ねいたします。  あなたは贈答品あるいは物品の保管、管理の役目をされておられましたですね。
○西村(章)委員 今回の事件に関連をいたしまして、社長さんの家なりあるいは室長の家から転送した実際の指揮はあなたがおやりになりましたね。——先ほどそう言ったじゃないですか。
○西村(章)委員 転送指示はだれから受けられましたか。運べという指示はだれから受けられましたか。
○西村(章)委員 社長宅はどうですか。
○西村(章)委員 本社の駐車場に物を送ったから、わからぬように二十七階へ運べ、しかしそれが運べなかったですね。あなたは運べなかったですね。その指示はだれから受けましたか。
○西村(章)委員 あなたは、美術品、絵画等の買い付けは五十二年の暮れごろから始まった、こう言っておられるわけですね。保管、管理の役目は自分がしておった。そうすると、一連のそうした物品を出すことについての指示はだれからされたのですか。
○西村(章)委員 そうです。
○西村(章)委員 大体なんというような答弁はないのですよ、あなた。あなたは実際、これを出すときには佐藤室長と板野社長だ、こうはっきりおっしゃっているじゃないですか。
○西村(章)委員 さらにもう一点、こういった美術品については佐藤室長からいろいろ買い付けを言いつかった、特に絵画につきましては佐藤室長、小嶋次長等から指示をされて、しかしこれとて板野社長の決裁がなければこれは購入し得なかったのだ、こういうことをあなたは新聞記者とのインタビューでは...全文を見る
○西村(章)委員 その一件の額というのは幾らを基準にした額でございますか。
○西村(章)委員 そうすると、七百五十万以上のものについては社長の決裁が必要だ、こういうことですね。それは全部とられたわけですか。
○西村(章)委員 社長の決裁、これは当然板野前社長がお押しになっておる。判を預かってだれかが押すということはないわけでしょう。そうすると、こういったものの購入につきましても社長の決裁がすべて通っておる、こういうことになりますね。
○西村(章)委員 あなたはまた、政治家の接待をした、接待係を務めた、料亭の方はえらいさんがやって、自分は二次会が専門で、政治家やその秘書を接待した、こうおっしゃっておられますが、あなたと一緒に二次会に行かれたクラブやバー、ここでの政治家の名前あるいは政治家の秘書の氏名をおっしゃっ...全文を見る
○西村(章)委員 どうして言えないのですか。
○西村(章)委員 郵政省を初め官界の方とも一緒にあなたは行った、こう言っておられますが、その点についてはどうでしょう。
○西村(章)委員 先ほどパーティー券の購入ではあなたは報告をする、こうおっしゃっておるでしょう。これも一緒に報告してもらえませんか。日にちの猶予を与えましょう。これも四、五日でございます。
○西村(章)委員 パーティー券というのはいわゆる事務的な処理で、これの方が記憶がないのがあたりまえなんです。一緒に飲みに行った人の名前がわからぬというのはおかしいじゃないですか。どうなんです。
○西村(章)委員 それは知っておるということでございますか。
○西村(章)委員 委員長、残念ながらこの方も証人喚問という形で一遍後で理事会で御相談をいただきたいと思います。
○西村(章)委員 角度を変えまして、KDDの中で経営刷新委員会を発足させて事件の全貌解明の作業を進めておられますが、これはスムーズに進んでおるのですか。私が承るところによりますと、板野前社長さんはいろいろな重要なポイントにおられた方でございますが、前回の参議院の逓信委員会以降ほと...全文を見る
○西村(章)委員 時間が参りましたので、最後に私は一つの提案をしたいと思うのですが、経営刷新委員会、今後の問題につきましては、それなりに大いに精力的にやってもらわなければいかぬわけですが、成田通関問題、今度の一連の交際費あるいは贈答品の問題等につきましては、やはり内部でやるという...全文を見る
○西村(章)委員 時間が参りましたので、終わります。