西村章三

にしむらしょうぞう



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西村章三の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月05日第91回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○西村(章)分科員 限られた時間の中でございますので、私は地元の立場から、関西新国際空港建設問題に的をしぼってお尋ねをいたしたいと思います。  泉州沖が候補地になっている新空港は、航空審議会の答申を四十九年の八月に受けて以来、約五年半余の歳月を費やして調査が行われており、いよい...全文を見る
○西村(章)分科員 非常に明確にそのとおりだというお答えをいただきました。間違いがなければ結構でございます。  私がなぜこのようなお尋ねをいたしたかと申し上げますと、最近、政府部内の一部あるいは中央省庁の一部で、関西新空港は地元の要望によってつくってやるんだ、あれは請願空港だ、...全文を見る
○西村(章)分科員 もちろん地元の合意ということが非常に重要なポイントになってまいります。しかし、いま大臣がおっしゃいましたように、これは国家的な施策だという立場に立ちまして若干お尋ねをいたすのでありますが、調査内容は広範囲かつ非常に多岐にわたって行われたと思います。すでに約五年...全文を見る
○西村(章)分科員 いままで調査されたものにつきましてはすでにすべて公表されておりますか、あるいは一部のみの公表でございますか、その点、いかがでございますか。
○西村(章)分科員 社会条件のうち、地元の経済あるいは産業に与える影響、特に地元産業はいろいろな角度から非常に重大な関心を寄せているわけでございますが、これらの調査資料というものはすでに公表されましたでしょうか。
○西村(章)分科員 そうしますと、これは空港計画案あるいは環境アセスメントを地元へ提示の段階で一応すべて提示される、こういうことに理解をしていいわけでございますね。  私は、さらにお尋ねをしたいことは、いわゆるこの計画案そのもの、今年度末だとかあるいは若干ずれるとかいろいろとい...全文を見る
○西村(章)分科員 あと残っております計画案というのは何と何でございますか。
○西村(章)分科員 空港計画案あるいは環境アセスメント評価案というものは同時でなくてはならぬことはもちろんでありますが、いまくしくも航空局長がおっしゃったように、地元にとりましてはやはり周辺地域整備計画、これをどうしても同時に提示をしてほしいという要望が非常に強いわけでございます...全文を見る
○西村(章)分科員 同時提出ということを極力お願いをいたしたいと思います。  私は地域整備計画、これは大臣も冒頭に私がお尋ねをいたしましたらそのとおりだとおっしゃられましたように、地域社会に大きな変化をもたらすこの計画というものは、何よりもまず地域住民の納得と合意が必要だ、その...全文を見る
○西村(章)分科員 これは鶏が先か卵が先かということで、なかなかむずかしいのでありますが、地元としては、運輸省が中心になられましてそういう空港計画案をつくっておられる、必然的に運輸省が現時点で考えておられる地域整備計画といいますか、交通アクセスも含めて大綱を示してもらいたい、こう...全文を見る
○西村(章)分科員 そういう方向で、もう一つ欲を言えばというか、むしろ当然のことでありますが、財政措置も含めて御検討をいただき、よりよい計画を示していただきたいとお願いいたしておきます。  時間がありませんが、最後に騒音問題についてお伺いいたします。  すでに飛行経路が明らか...全文を見る
○西村(章)分科員 いろいろとその理由があるだろうと思うのですが、住民ははだでこれを感じておるわけであります。いわば非常に恐怖を感じております。この際、住民の切実な要求としてぜひこれを受けとめていただいて前向きで検討し直していただきたい。再検討することを約束していただきたいと思い...全文を見る
○西村(章)分科員 最後に私は大臣に要望したいのでありますけれども、当初この新空港は公害のない空港ということから実は出発をしておるわけであります。しかし、最近の一連の動きから判断をいたしておりますと、どうも運輸省は効率性のみを追い過ぎておる、そこに重点を置き過ぎておる、こういう感...全文を見る
○西村(章)分科員 終わります。
03月19日第91回国会 衆議院 逓信委員会 第3号
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○西村(章)委員 昨日郵政省の幹部が逮捕されまして、KDD事件というものは新しくかつ重大な局面を迎えたわけでございます。この事態に対しまして大臣がどういう対応をされるか、決意のほども伺っておきたいわけでございますが、これは朝からの同僚委員の質問でいろいろと見解の表明がございました...全文を見る
○西村(章)委員 報道の自由につきましては、放送法の第三条で明確にこれがうたわれているわけでございます。その部局の責任者であります電波監理局長、きのうの事件もちろん御存じでございましょう。どういうお考えを持っておられますか、聞かしてもらいたい。
○西村(章)委員 いかなる状況にあったかは別といたしまして、まことに不謹慎な態度だったと思います。今後そういう思い上がった態度が出ないように、ひとつ厳重に御注意を願いたい、注文だけをつけておきます。  事実関係からお尋ねをいたします。  昨日、二人の逮捕者が郵政省から出たわけ...全文を見る
○西村(章)委員 何名出られたのですか。
○西村(章)委員 五名出られたそうであります。そのうちの二人はもう明確にわかっているわけでありますが、あとの三名の方のお名前と肩書きは何でございますか。
○西村(章)委員 その松井、日高以外の三名の方は、その後といいますか、会議の途中で両人は抜けているようでありますが、伝えられるようなイタリアなりスペインへは同行をされておるのですか。
○西村(章)委員 当時のことにさかのぼるのでありますが、松井前電気通信監理官並びに日高前参事官のこのITUの会議参加の海外出張日程は、何月の何日から何月の何日までになっているのか、また海外出張の旅費とか支度金、日当、宿泊料、こういった交付旅費は幾らでございますか。
○西村(章)委員 これはぜひ細かい資料を出してください。
○西村(章)委員 報道によりますと、この出張を利用して、あるいはイタリア、スペインに個人旅行して、その費用負担をKDDに依頼をし、強要しておるということであります。こういった出張については事前の了解あるいは帰国後の報告があるのでありますか。これは六月の三日から観光に出発をして、残...全文を見る
○西村(章)委員 こんなでたらめが実際に行われておるわけですね。会議が五月二十三日から六月十日まで、六月三日から出発しておりますから、あとの一週間は全然出ておらぬ、こういうことになるわけですね。しかもその日当あるいは費用弁償、すべてこれは出ておるわけでして、非常に矛盾した話です。...全文を見る
○西村(章)委員 措置を検討すべきであろうというのはこれはもう本当に一般的なことでありまして、やりますとか、措置をしますとか、どうですか。
○西村(章)委員 検討いたしますではなしに、返還請求をすると、こうおっしゃっていただきたいわけでありますが、これはまた繰り返しの問答になりますから、前へ進みます。  ITUのこの会議は毎年開かれているようでありますが、この前後二年ないし三年、外国での会議は、トータルいたしまして...全文を見る
○西村(章)委員 同じITUの会議が五十三年の九月九日からパリで開かれておるようでございますね。これには電気通信監理官室の参事官が参加をしておりますが、寺島監理官、御存じでございますか。
○西村(章)委員 手元に資料がなければ、これは後でぜひ御報告をいただきたい。  それから、もう一つつけ加えますが、そのときに参加をされました課長さんの氏名を、明らかになれば教えていただきたいと思います。
○西村(章)委員 その人の氏名はおわかりでございますか。
○西村(章)委員 私は氏名を聞いておるのです。肩書きは聞いてないのです。
○西村(章)委員 実は、九月の会議に出た人がKDDからせんべつをもらったというような報道がなされております。私はそういう意味でお尋ねをしたわけでありますが、こういった国際会議に対する出張、それに伴う接待あるいは費用負担、これらが非常に今回の疑惑の中心になってきておるわけでございま...全文を見る
○西村(章)委員 これはもう実に歴然たる事実であって、どうして逮捕をされた人が含まれていないのですか。これは現職の人がおひざ元におるのですよ。しかも幹部職員、前任もはっきりしておる。にもかかわらずこれに含まれておらない。どういうことなのですか。
○西村(章)委員 五十三年七月以降、この基準というのは何を基準にされて設定をされましたか。
○西村(章)委員 この調査対象期間というのは――当初から板野社長は非常に疑惑を持たれて、しかもおやめになった。したがって、板野社長の就任時にさかのぼって期間を設けるのは常識だと思うのです。もちろん過去の前任者、関係者にも当然申告を求めるべきでありまして、特に直接職務権限の及ぶ電気...全文を見る
○西村(章)委員 その辺のところの期間の設定というのは非常におかしいわけです。これは当然板野さんが就任されてから、特に社長室がああいう膨大な権限を持ってこの疑惑事件が持ち上がったわけですから、それに対応する措置としては、板野社長就任時にさかのぼってやるのがあたりまえの話です。そう...全文を見る
○西村(章)委員 綱紀点検委員会の調査結果を昨年十二月二十一日に衆議院決算委員会で一応報告された。またその資料がそのまま今月五日の当委員会でも、同じ資料で報告されておる。ということは、昨年十二月二十一日以降何も調査を進めておらなかった、こういうことになるわけであります。開店休業の...全文を見る
○西村(章)委員 古い人だけの、しかもわずかな期間だけの調査結果でもって事足れり、こういう安易な考え方というものは許されないと思うのです。私はこの際、ぜひ再調査に踏み切っていただくように御検討いただきたいと思うのです。  次に、これまで大臣も官房長も、調査結果では、KDDとの会...全文を見る
○西村(章)委員 ウイスキーやワイシャツ程度ならというお話でございますが、こういったものであればともかくも、高級料亭での接待、会合あるいは高級クラブでの接待、さらには海外みやげの中でも時計だとか貴金属、こういったみやげがその範疇に入ると考えておられるんですか、どうですか。
○西村(章)委員 頻繁に行われていたかあるいは一回きりのものであるかは別にいたしまして、やはり先般来しばしば繰り返されていることは、調査結果はすべて儀礼的なものだ、あるいは社会通念上許されるものだ、こういう答弁を繰り返されてこられたわけでございます。あの調査結果の報告書、これはす...全文を見る
○西村(章)委員 会合の中身はいろいろありますね。それならば、その会合の場所等も具体的に明らかにしていただかなければそういうことは言い切れないわけでございます。そうでございましょう。その会合の場所を明らかにしてください。
○西村(章)委員 具体的に料亭というものが入っているじゃございませんか。これは社会通念上、日常の常識で考えられる範囲だと考えておられますか。
○西村(章)委員 年に一度程度ならそれはもう儀礼的なものだ――金額は幾ら使っても、それは社会常識上の範囲に入るんだということにも解釈ができるわけです。非常におかしいと思うのですよ。私はなぜそういうことを言うかといいますと、しばしばそういうことで答弁をされておる、あらゆる機会をとら...全文を見る
○西村(章)委員 この問題は後でもう一度お尋ねをしたいと思いますが、最近の五年間に郵政省からKDDに役員としてあるいは幹部として入った人は、全部で何人おられますか。
○西村(章)委員 その数は本省の課長クラスも含めてですか。
○西村(章)委員 その二名の中に、電気通信監理官室の職員さん、ストレートかあるいは他の部局を経てかは別問題といたしまして、入られたお方がございますか。
○西村(章)委員 昨日逮捕されました松井清武さん、この方は五十二年の七月十八日付で電気通信監理官から首席監察官に就任をしておられますね。五十二年の十一月に退職をされて、宇宙開発事業団に天下っておられるわけであります。この電気通信監理官をやめてから宇宙開発事業団までわずか三ないし四...全文を見る
○西村(章)委員 KDD側の方が、今後郵政省からの天下りは一切やらないと、こう表明されておるわけです。しかしいまの大臣の答弁を聞いておりますと、適材適所で、いい人物があるならばこれからも可能だというような御答弁にいま私は受け取ったわけでございます。向こうが、もう一切天下ってもらう...全文を見る
○西村(章)委員 内容の真意は別にしてと、こうおっしゃるのでありますけれども、先方がそういう表明をされておる、ましてこういう時期で、いまいろいろと郵政省とKDDとの癒着問題、これが中心的な事柄になっておるのですから、KDD側の方が姿勢を正してこれを受け入れないと、こういう表明をさ...全文を見る
○西村(章)委員 これも堂々めぐりのようでございます。次に進みます。政府は、昨年末に閣議決定をした行政改革の施策の中で、KDDの監督強化を打ち出して、今国会に郵政省設置法の一部改正及びKDD法の改正案を提出されております。これは公共独占事業であるKDDに対しましての監督権限をさら...全文を見る
○西村(章)委員 私は、先ほどいわゆる郵政省とKDDとの癒着関係、これが今日の原因をもたらしたということを申し上げました。人的な癒着にもあらわれておりますとおり、板野前社長を初め、KDDには郵政省出身者が比較的多い。特に役員の中には多いのであります。したがって、現職の郵政省の方々...全文を見る
○西村(章)委員 これはいずれKDD法が審議の対象になりました時点でもう一遍改めてやらせていただきたいと思うのです。  しかし、いま大臣が、癒着関係を増幅するために強化をするのではない――これはもうあたりまえの話でございます。しかし、むしろ全体としてはやはり監督権を強化していこ...全文を見る
○西村(章)委員 時間がなくなりましたので、最後にお尋ねをいたしますが、今回の幹部の逮捕による責任問題でございます。  すでにKDDの本社は捜索をされましていろんな書類が押収をされております。その中には、いわゆる贈答品の送り先のリストも含まれておると言われております。けさまた郵...全文を見る
○西村(章)委員 申し上げるまでもなく、公衆電気通信法及び国際電信電話会社法からも、郵政大臣あるいは電気通信監理官室、この職務権限は明らかであります。監督不行き届き、この責任というものはきわめて私は重いと思います。かかる不祥事態が発生をいたしました上からはその責任を明確にすべきで...全文を見る
○西村(章)委員 再発防止もきわめて大切な問題でありますが、いわゆるけじめをつける、責任をとるということも非常に重要でございます。  かつて昭和電工事件、昭和二十三年でありますが、この時期には大蔵省の主計局長が逮捕をされた。また、造船疑獄事件では運輸省の官房長が逮捕され、それぞ...全文を見る
04月09日第91回国会 衆議院 逓信委員会 第6号
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○西村(章)委員 NHK予算の質問に入ります前に、先ほど大臣から郵政省の首脳人事の更迭について意見の開陳がございました。若干お尋ねをさせていただきたいと思います。  郵政省は、通常国会開会中の、しかも法案審議の重要な時期に突如として異例の人事異動をあえて強行された。いろいろと事...全文を見る
○西村(章)委員 特に今回の事件の中で疑惑の渦中にあります、捜査なりあるいは事情聴取というものが間近だと推測をされておる人の辞任を含めまして人事の異動を行ったということは、逆に疑惑を深める結果になりはしないか、私はそう思うのです。KDDが密輸発覚後、いわゆる郵政省の要請で板野社長...全文を見る
○西村(章)委員 大臣のお話を承っておりますともっともらしく聞こえるわけでございますが、省内の沈滞した空気を一掃するということにつきましては当然でありまして、私もこれを何ら否定するものではございません。ただ疑惑の渦中にある人がたまたまそういうことになったというものの、あるいは同期...全文を見る
○西村(章)委員 大臣、ちょっと私の質問の要旨をお取り違えになっておるようなんです。私は何も固有名詞を挙げてどうのこうの言っているわけではございません。現職、前職にかかわらず、郵政省としてはKDDに対する監督責任があるのだ、したがって、もしも郵政省のかつての幹部であろうと現職の幹...全文を見る
○西村(章)委員 いささか大臣の答弁が脱線するものですから私も言わざるを得ないのでありますけれども、いま大臣は、もしもそういう事件が発生をしたならば、その当時の責任者が責任をとるべきだ、こういう御発言をなさいました。私はおかしくてならないわけです。不可解なわけです。郵政省というの...全文を見る
○西村(章)委員 それがおかしいのですね。それじゃ一体、前任者に責任をとれとおっしゃっているのと同じことになるわけですよ。そうじゃないわけです。現在起こっている事件について、あるいは過去のことであっても、組織としては現職の最高の責任者が責任をとるというのは不文律としてあたりまえの...全文を見る
○西村(章)委員 これ以上幾ら申し上げましても堂々めぐりになると思います。事件の全貌が解明をされた時点でそれなりに郵政省の監督責任というものを明確にしていただきたいということを要望いたしまして、NHKの本論に入らしていただきます。  まず初めに、私は、政府並びにNHKの基本的な...全文を見る
○西村(章)委員 私は、比較の問題ではなしに、主観の問題といたしまして、現在の放送をおやりになっておられる、そのことの視聴者の負担金として、NHK自身は高いと思われるのか安いと思われるのか。高くないということは安いということですね。そう理解してよろしゅうございますか。
○西村(章)委員 いみじくも本音が出ました。安いのだからということで今回の二四%の値上げもこれはやむを得ないんだ、料金を改定するのが当然だ、こういう考え方だろうと思うのでありますが、いかがでございましょう。
○西村(章)委員 私は、この赤字が出たという事実、これに対していろいろな対応の仕方があると思うのです。四年前の五十一年の値上げのときにもうすでに赤字になることが見込まれておったとはいうものの、やはり赤字になるということはこれは一つの企業体としてはまことにゆゆしき問題でございます。...全文を見る
○西村(章)委員 民間企業の場合は、赤字が出ましたら、やはり会社がつぶれたら大変だということで、これはトップから一番下に至るまで大きな犠牲を受けるわけでございます。先般の佐世保重工の事件がこれを端的に物語っております。昇給はしない、定昇もない、あるいはボーナスも大幅に削られるとい...全文を見る
○西村(章)委員 その料金値上げの抑制に努められたことも私ども全くなかったとは申し上げません、それなりに努力をされたことだと思います。ただ、最近非常に公共料金を中心にした物価上昇という機運が醸成をいたしておりますし、政府みずからもこの物価抑制をどうするかということが最大の政策課題...全文を見る
○西村(章)委員 経営努力ということで経費の節減もされたこともございましょう、あるいは管理費、特別資金というような見直しもされたこともあると思うのでありますが、五十四年に赤字が必至だ、こういう情勢の中で五十二年度の決算を見てまいりますと、各職場で約四%の経費の節減をされた。たまた...全文を見る
○西村(章)委員 特に今回の三カ年の計画の中では、いわゆる効率化施策の推進といたしまして、組織の見直しあるいは機構、制度の見直し、こういうものも含めて前向きの姿勢をとられております。私はそれなりに評価をいたしておるのでありますけれども、特に今回はいわゆる目玉的な要素として千二百人...全文を見る
○西村(章)委員 人を減らして初めていい番組がつくれるのかどうか、私もはなはだ疑問とするところでございます。先ほども申し上げましたように、いわゆる解雇、これは最後の手段としてお考えになるべきことであって、もっともっとほかに経費の削減をやるべきところがないかということをお尋ねするわ...全文を見る
○西村(章)委員 その年度ごとの数を明らかにしてください。
○西村(章)委員 人の一生にかかわる問題でございまするから慎重に検討して、なるべくそういう犠牲を出さないで、他の面で経費の節減を図るように私はお願いをしておきたいと思います。  次にお尋ねしたいのでありますが、その経費削減の一つといいますか、あるいはNHKが放送法によりまして非...全文を見る
○西村(章)委員 今後、交付金の増額につきましては一段の御努力をお願いしたいと思います。  これと関連をいたしまして、難視解消、これも同様に放送法の第七条によりまして、NHKがあまねく日本全国の受信を可能にするような改善対策費、こういうものの支出があるわけであります。これも本来...全文を見る
○西村(章)委員 難視の解消、これと関連をいたしまして、いま局長が答弁をされました放送衛星の打ち上げ、これは難視解消にどれほどの効果をおさめることができるのか、これが一つ。それから、放送衛星そのものの耐用年数、寿命といいますか、こういうものは半永久的ではない、限られておる、それが...全文を見る
○西村(章)委員 時間がどんどんとたっていきますので、次の問題、これと関連をいたしましてNHKにお尋ねをしたいわけでございます。  モスクワのオリンピックがいよいよことしの夏に近づいておるわけでございます。現在アフガンの情勢等いろいろな要素がございまして、日本の参加、不参加は別...全文を見る
○西村(章)委員 次に、副次収入の増大についてお尋ねをしたいのであります。  時間がございませんからくどくどと申し上げませんが、いわゆる放送法によりましてNHKは「営利を目的としてはならない。」こういうことがうたわれております。しかし、これは増収を図るということとは全く別なこと...全文を見る
○西村(章)委員 これはもっと突っ込んだ議論をしなければならないわけでありますが、営利というのは一般に会員や設立者に利益が帰属することを言うのでありまして、NHKには配当というものがないわけであります。とすれば、たとえばNHKが放送法第九条二項三号、これによりまして放送テキ、スト...全文を見る
○西村(章)委員 時間が参りましたので、最後に私は、今回の値上げ、また三年後には再び赤字が見えておる、こういう状態の中でNHKが本当に公共放送としての使命を果たすためには、まず経費の削減、減量経営、さらには経営の効率化、こういったものに大いに努力をしていただきまして、何としても視...全文を見る
05月07日第91回国会 衆議院 逓信委員会 第10号
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○西村(章)委員 最初に警察庁にお尋ねをいたします。  昨年の事件発生以来すでに半年以上経過をいたしております。警視庁がKDD本社の強制捜索に踏み切られてからでもすでに五カ月以上が経過をいたしております。しかしまだ事件の全貌というものは明らかになっておりません。しかも伝えられる...全文を見る
○西村(章)委員 今回の事件は内容がきわめて複雑怪奇でありますし、かつまた広範囲に及ぶものであります。しかも利害がそれぞれ錯綜する中で、捜査についてもいろいろと御苦労が多かったと思うのでありますが、警察といたしましては、当初に、いわゆる捜査目標といいますか、あるいは全体的な重点捜...全文を見る
○西村(章)委員 乱脈な経理、特に五十八億円の使途の解明、すでにこれが九割方終わっておるということであります。  一番問題になっておりましたのは贈答、接待あるいは各種の工作をするためのいわゆる裏金の使途、あるいは使い道がわからない使途不明金、これについても調査をされてきたと思う...全文を見る
○西村(章)委員 捜査途中で保田重貞前社長室参与、これが自殺をされたわけであります。かなり捜査に重大な障害を及ぼしたと思うのでありますが、この人の自殺による影響といいますか、具体的におっしゃっていただければ非常にいいのでありますけれども、具体的でなくとも、この人の自殺が今回の事件...全文を見る
○西村(章)委員 影響を受けたことによって全体の解明ができなかったというようなことにも理解ができるわけでありますが、これは幾らお尋ねをしても答弁をしていただけないと思いますので、次に、この事件に関連をいたしまして、今日まで警視庁で事情聴取をたくさんの人から行ったと思われるのであり...全文を見る
○西村(章)委員 次に、法務省にお尋ねをいたします。  今回の事件を通じて、刑事事件として起訴された人の名前とその起訴事実、容疑内容というものをまず明らかにしていただけますか。
○西村(章)委員 関連をいたしまして、若干郵政省にお尋ねをしたいのであります。  収賄罪で起訴されました松井清武、日高英実、この二人は、郵政省はこの事件が起こりましてから省内に綱紀点検委員会を設けられて、それぞれ調査をされたわけでありますが、このお二人はその調査対象以前の方々で...全文を見る
○西村(章)委員 法務省にお尋ねいたしますが、いまの御答弁の中で、板野前社長はいわゆる業務上の横領容疑のみでございます。これで起訴されておるということであります。当時の社長、最高責任者といたしまして、関税法違反で引っかかったりあるいは物品税で違反をした密輸の指示、こういうものに全...全文を見る
○西村(章)委員 ただいまの答弁から判断いたしまして、事実上すべてが終結に向かっておるというような感じを受けるわけでございます。  ただ、残された捜査の中で、先ほど九割というお話を承りましたが、あと一割の中で新しい事実が判明をした場合には、もちろん逮捕もあり得るし追起訴もあり得...全文を見る
○西村(章)委員 あと一割の捜査の結果を待つ以外にはないわけでありますが、しかし国民感情といたしましては多くの疑惑を残しておりますし、決してこの答えには十分満足が得られないわけでありまして、今後一層御努力をしていただくことをお願いいたします。法務省、警察庁、御退席をいただいて結構...全文を見る
○西村(章)委員 大臣あるいは社長さんとも、それぞれ謙虚な姿勢で今後の決意を示していただいたわけであります。しかし今回の事件を通じて、この事件を生んだ最大の原因というものは一体何であろうか、本当の原因というものは何であったのか。かねがね大西大臣は、会社の経営姿勢とこう申されておる...全文を見る
○西村(章)委員 私は、単に経営者の経営姿勢あるいは制度上の欠陥というようなことではなかなか理解がいかないのであります。むしろ、郵政省の旧幹部が逮捕をされたということから見まして、いろいろな構造的な癒着といいますか、こういうものもあったということを判断をいたしましたときに、まず構...全文を見る
○西村(章)委員 誤解をしてもらっては困るのですが、私は何も監督をなくすることが最良だ、こう申し上げておるわけではございません。一定の監督権限、これは当然のことでございます。ただ、今回の改正案の内容というものを見てまいりますと、むしろそういう傾向を助長せしめるようなことになりはせ...全文を見る
○西村(章)委員 これは堂々めぐりの議論になるわけでありますから私もそう続けようとは思わないのであります。しかし、今日までもそういう現象というものが随所に見られてきたわけであります。加えて、それに今回の改正案が通りますとなお一層そういう傾向を助長する、私はそういう心配をいたしてお...全文を見る
○西村(章)委員 大臣、いま社長さんのお答えの中にあらわれておったと私は思うのでありますが、今回の改正はこういう事件を起こしたのだからやむを得ない、しかもそれは最小限に何とかしてもらいたいという希望がありありと私はうかがえるわけであります。今日の立場上そう言わざるを得ない苦衷とい...全文を見る
○西村(章)委員 交際費の額につきましてはいろいろとこれは問題があるのでありますが、この事業計画の認可に当たりまして、大臣は御就任後初めて今回の事業計画に認可をおろされたわけであります。今回提出されましたこの書類を、大臣としてはどのようにごらんになられましたか。また、何を重点にご...全文を見る
○西村(章)委員 収支見通しの中で、交際費についての御説明を受けられましたですか。
○西村(章)委員 KDD側から出されました八億八千万円余の交際費、これは郵政省としては妥当だという御判断をなすったのですか。
○西村(章)委員 時間がどんどん過ぎてまいりますので、交際費の問題につきましては改めてお尋ねをすることにいたしまして、引き続いてKDDにお伺いをいたします。  私は先ほどから主張いたしておりますように、今回の改正よりもむしろ会社内部の監査体制の強化、それを可能にする機構の改革が...全文を見る
○西村(章)委員 この考査基本要綱というものは、実施の時期はいつからでございますか。すでに取締役会では決定をされておるわけでございますね。
○西村(章)委員 参考のために資料として私どももいただきたいのでありますが、いかがでございましょうか。
○西村(章)委員 最後に、今回の事件に関連をいたしまして起訴されました佐藤陽一前社長室長、この方は現在身分的にはどうなっておられるのですか。別に退社をされたということもわれわれは聞いていないのでありますが、給料等はそのままになっておられるのですか。あるいは今後どうされるのか、それ...全文を見る
○西村(章)委員 特別休職中、約六〇%の給料を受け取っておられるようでございます。確定いたしました時点で、やはりもっと厳正な態度で臨まれるべきだと私は思います。  就業規則、これも私、ちょっと目を通したいのでありますが、出していただけますでしょうか。
○西村(章)委員 板野前社長のことでございますが、事件が発生をいたしましてからすでに辞任をされております。問題は退職金でございますが、規程で計算をすると大体どれくらいになるのか、あるいはそのままこれが支払われるということになるのか。当然これは役員会にかけ、株主総会の承認を得る必要...全文を見る
○西村(章)委員 健全な常識というのが何を意味するのかよく理解できませんが、これだけKDDの名誉を傷つけ、世間的にも疑惑を招いた人でございます。適正な対処を望みます。  そしてさらに、私は、今回の事件で法外な公金を私物化し、会社の金を横領した板野、佐藤両人に対する損害賠償請求、...全文を見る
○西村(章)委員 最後に、私は、今回の事件を通じて板野さんのいわば独走を許してきた当時の取締役以上の全役員さんは、当然のことながら連帯的な責任があると思います。六月二十七日ですか株主総会が予定されておるようでありますが、任期の切れる取締役さんの選任については、その時点でどのように...全文を見る
○西村(章)委員 辞任をするか再選をするか、この辺のところは社長なり皆さんの御判断に負うところが多いわけでありますが、いずれにいたしましても、私は責任の所在というものは何らかの形で明らかにしていただきたい、このことだけは申し上げておきたいのでありますが、最後にもう一言、そのことに...全文を見る
○西村(章)委員 時間が参りましたので、これで終わります。ありがとうございました。
10月22日第93回国会 衆議院 逓信委員会 第3号
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○西村委員 私は、郵便法等の一部を改正する法律案に関連をいたしまして、郵政事業特に郵便事業の現況とそのあるべき姿について質問を行いたいと思います。  まず、現在のわが国の経済状況がきわめてむずかしい局面に立たされておることは御承知のとおりであります。特に消費者物価の上昇というも...全文を見る
○西村委員 いろいろと今回の料金値上げについての配慮を加えておられることは、ただいまの答弁でわかるわけでございます。ただ、政府の目標であります六・四%、これをどうしてもいまから抑え込みますためには、これから月間の消費者物価指数というものを約四・二%以内に抑えていかなければこの目標...全文を見る
○西村委員 これは郵便料金の直接的な値上がり率といいますか、生活にはね返る指数でございますが、しかしこれに関連・連動して間接的に波及効果も及ぼすものでございますから、その辺のことは十分に御検討いただいて、さらに慎重に取り扱っていただきたい。特に、実施時期につきましては御配慮をいた...全文を見る
○西村委員 尊重してやっていくというお話でございます。したがいまして、私は、今後三年間は値上げをしない、あるいは合理化、効率化をさらに進める、そしてサービスの改善あるいは職場の規律を守って労務管理の徹底を図る、こういう理解をさせていただきますが、ただ今回のこの法案の中にはいわゆる...全文を見る
○西村委員 わかりました。  今回の値上げは、いわゆる消費者物価の上昇に、いま申し上げましたように大きな影響を与える。そとで、先ほどの自民党の総務会の決定の中にもございましたけれども、いわゆる従来の効率化なりあるいは合理化努力というものが十分ではなかった、こういうことが端的に指...全文を見る
○西村委員 そこで、具体的にお尋ねをいたしますが、郵政事業、そのうちの特に郵便事業ですね、今日までどのような合理化努力というものをされましたのか。これは、効率化、合理化、この努力という言葉は過去しばしばまくら言葉のように使われてきておるわけでございまするけれども、実態としてなかな...全文を見る
○西村委員 機械化の目的といいますものは、効率化を行うことによってコストを下げていく、これが目的であろうと思うのであります。いまおっしゃられましたように、郵便事業の大宗を占めるものは人件費、それは勢い定員削減あるいは定員調整、こういうことにつながってくるわけでありますが、いまいろ...全文を見る
○西村委員 私が先ほどお尋ねをしておりますのは、いわゆる自動読み取り区分機は五・九人に匹敵する、こういうことでございますが、これの導入をされたことによるいわゆる定員削減といいますか、これに見合う人数というのは一体どれくらいになるのでしょうか。――自動区分読み取り機を導入したことに...全文を見る
○西村委員 この「合理化等に伴う人員節減状況」という表をちょうだいいたしておるわけですが、この中で、人員の指数が並んでおります。一台で約六人、大体五・九人、およそ六人を掛けたものがずらっとこう並びまして、六百二十人、こういう数字はなるほど出ておるわけでございます。そして五十年度以...全文を見る
○西村委員 郵務局長が御存じないというのはまことに遺憾だと私は思うのですが、若干申し上げてみましょうか。  五十一年度から五十四年度までに入りましたのは、局名を申し上げますが、牛込局、小石川局、昭和局、福井局、浦和、岡山中央、千鳥、千葉中央、大分、世田谷、この十局でございます。...全文を見る
○西村委員 この自動読み取り区分機は、金額的にはおよそ幾らぐらいのもので、どれくらいの能力があるものですか。
○西村委員 これは一億八千万円以上もかかるもので、たとえばこれ十台で十八億ですね。先ほど申し上げましたように、機械化の目的はあくまでも効率稼働によってコストダウンを図っていくことなんだということでありまして、これはもちろん高い料金を負担していただいている利用者に還元をしていく、こ...全文を見る
○西村委員 確かに職員の方にも還元をしていかなきゃならぬ、あるいは郵政事業そのものにもしていかなきゃならぬ。しかし、ポイントはやはり機械化、効率化を図ることによっていわゆるコストを下げる、結局は利用者に一番先に還元するんだ、こういう姿勢がなければ、今回の料金値上げにつきましてもな...全文を見る
○西村委員 関連をいたしまして、各事業部門の中で、業務遂行のためとは言いながら、業務費以外にいわゆる物件費、営繕費といいますか、そういう形で年間大量のアルバイトを雇っておられる。物件費に占めるアルバイト費といいますか、物件費の中の人件費の割合が何%ぐらいあるのか、年間の総経費とい...全文を見る
○西村委員 この非常勤職員、臨時職員ですね、これの募集方法はどういう手段でやっておられますか。
○西村委員 父兄へ依頼状あるいは本人あてに依頼状を送られるということでございますが、これは、すでに一度そういう職につかれた方というか、一度そういう非常勤の職員を経験された人、これに対して出しておられるわけですか。
○西村委員 新規の人は教育委員会なり学校へお願いをする、こういう御答弁でございますが、実は私、ここに手紙を持ってきております。これは、ことしの九月二十九日に私あてに来たものでございます。ちょっと読みます。「資料をご送付申上ます。私の子供は本年四月都立千歳高校へ入学した者です。この...全文を見る
○西村委員 一々反論しようと思いませんけれども、その中を見ていただいたらわかるとおりでありまして、子供さんあてに送って父兄あての手紙も入っておる、父兄あてのがそのままそのものが入っておる、こういうことでございますよ。だから私が申し上げたいのは、無差別、無原則にどこで手に入れてこら...全文を見る
○西村委員 これは一通の手紙を配達するのでもずいぶん人件費がかかっておるわけでございます。したがって、やはりそういうむだをなくしていくということがいわゆる効率化、合理化なんです。したがって、その場合はよく気をつけていただきたい。  もう一つは、いま申し上げましたように無差別に、...全文を見る
○西村委員 次いで、郵便区域、郵便局の設置基準じゃございません、郵便区域の設定基準について教えていただきたいのでありますが、郵便区域の設定基準というのは一体どういうところに置いておられるのか、まず説明してください。
○西村委員 分割をしない――いろいろ原則があるのでしょうが、やはりその中で経済的な効果といいますか経済的メリット、それからいわゆる配達速度といいますか送達速度といいますか、これは当然の一つの基準であろうと思うのです。そういうことから考えてみまして、現在の郵便区そのものが合理的に設...全文を見る
○西村委員 くどくどしく申し上げようと思いませんが、たとえば速達配達の基準問題でございますが、局の所在地からいわゆる四キロ四方ということでなっております。ところが、新しく人口急増地帯に局ができまして、目の前にもう見えておるところへ配達が行かない。それは他の局の所轄事項になっておる...全文を見る
○西村委員 時間がありませんから私はもう具体的なことは、局長にそうおっしゃっていただくのですから、きょうは申し上げません。これはまた後でお渡しをいたします。  こういういわゆる利用者に対するサービス改善、これと関連をいたしまして、今回のこの法案の中にも郵便切手の交換で手数料を取...全文を見る
○西村委員 かつての改正の中で、いわゆる書き損じはがきの交換というものが現在やられているわけでございます。これは確かに印刷ミスであるとか、自分が書き間違いがあったとか、それの再活用という意味で、これは手数料三円ですか、これを払って交換ができる。これは結構なことなんです。しかし、今...全文を見る
○西村委員 事務に関する手数の料金、わからないでもないんですけれども、等価交換がやはり基本原則でなければならぬと思いますよ、別に汚れているわけでもなし、自分のミスであれしたわけではなし。現行のはがきの問題でもあると私は思うのですよ。たとえば今度料金改定をされる、上げられましたとき...全文を見る
○西村委員 小額のものは予定をされておらぬ――これはもう重大な答弁だと思いますよ。料金改定が成りましたら、今度は現行の封書五十円が六十円に上がるわけです。そうしたら十円切手が要る、それに張る場合は。あるいは今度二十円が四十円に上がりましたら、切手を張らなければならぬというときに、...全文を見る
○西村委員 くどくど言うようでございますが、切手の交換そのものはわれわれ大いに改善だと思っております。ただ、手数料を取ることが改悪だ、こう申し上げておるわけでございまして、大臣、手数料の問題はもう一度検討していただく、そういうことで御検討をいただけませんでしょうか。
○西村委員 不合理のないようにということでしたが、先ほどすでに一律で五円だというようなお答えも出ておるわけでございまして、たとえば小額のものにつきましては金額はどの程度がいいのか、これはまだ定かではございませんけれども、そういうものにつきましては、やはりたとえば五円のものを交換す...全文を見る
○西村委員 この法案の取り扱いあるいは成立するかどうかということはきわめて流動的ですから、この年賀郵便そのものを変更しなければならぬかということも含めて、まだ定かではございません。しかし、成立をした場合には、当然現行の二十円のこれではだめでございまして、何らかの方法をとらなければ...全文を見る
○西村委員 ということは、二十円のものを三十円で売るということですか。
○西村委員 これは利用される人が非常に多数に及びますし、国民感情からいいますと、二十円のものを三十円で買わされる、しかもそれはお役所でつくったものだ、これはやはり私はならぬと思うのですね。これは国民感情としても受けとめがたいと思います。ほかにいろいろ方法があるのでしょう。
○西村委員 まあ確かに、利用者が十円切手を張って確実にやってくれるかどうか、これは定かではございません。あるいは局の方が差額の十円を徴収をして受け付けるということも、これも実はポストへ直接投函する人がありますから、これは非常に混乱が起こるからこれもだめだ、こういうことになりますね...全文を見る
○西村委員 そういう方向でぜひ検討して、施行日をできるだけ延期をしていくということ、特に年賀郵便に限りましてはそういうものを強くあれをしていただきたい。これは大臣、昭和二十六年にそういう特例があるのです。そのまま年賀郵便だけ据え置いたという特例がございます。これも含めて御検討願え...全文を見る
○西村委員 もう時間が参りましたので、これ以上この問題は触れることはできません。  先ほど来いろいろと申し上げてまいりましたが、すべてを通じて申し上げられますことは、いかにして現在の赤字を減らしていくかということ、安易な値上げで問題を解決をするというよりも、むしろいわゆる効率化...全文を見る
○西村委員 終わります。
10月24日第93回国会 衆議院 逓信委員会公聴会 第1号
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○西村委員 どうも御苦労さまでございます。  初めに私はお尋ねをしたいのですが、先ほど福田先生、菅原先生の方から仲裁裁定の実施の問題についての提起がございました。今回、郵便法の改定案を人質にとりまして仲裁裁定の実施は見合わせる、こういうことでございます。私どもも、おのずからその...全文を見る
○西村委員 続いて、菅原参考人にお尋ねいたしますが、今回の改正案は、大幅な値上げもさることながら、そのねらいはむしろ法定制を撤廃していく、ここにあるわけでございます。御案内のとおり、昭和五十二年に国鉄の運賃の法定は撤廃をされました。引き続いて、ことしに入りまして、春の国会で専売、...全文を見る
○西村委員 国鉄が法定制を緩和した結果、赤字は解消されないということでもございますし、また国鉄の再建が軌道に乗ったことでもない、結局法定制の緩和は一層国鉄の赤字体質というものを定着させましたし、またその前提としてのいわゆる労使の企業努力、これが一向に履行されなかったということであ...全文を見る
○西村委員 お言葉を返すようでございますが、普通の商品の場合なら、それで当然のことながら株主総会に一々諮らなくていいということになるわけでございます。これは、郵政事業というものは基本的な通信手段、特に公共性が強い、独占性が強いということでございますので、それだけにいま定義をされて...全文を見る
○西村委員 生内先生にお尋ねをいたしますが、先ほど冒頭陳述の中で、現在の料金引き上げはむしろ遅きに失しておる、欠損金が大きくならぬうちに手当てをしなければならぬ――それはそれなりに理屈としてもわかるわけでございますが、いま申し上げましたように、非常に累積欠損金が多うございまして、...全文を見る
○西村委員 時間が参りましたので、終わります。
10月29日第93回国会 衆議院 逓信委員会 第5号
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○西村委員 法定制緩和に関連をいたしまして、お尋ねをいたします。  五十二年の国鉄運賃、またことしの春の専売たばこの料金の法定制の緩和に引き続いて、今回は郵便料金までも国会の審議対象から外す、この一連の行為は、政府のなし崩し的なやり方に基づくものでありまして、立法府の機能を軽視...全文を見る
○西村委員 全く聞いておらないという御答弁でございました。すでに公共企業体である国鉄あるいは専売公社がスタートして、残るはただ一つ電電公社、その前に国営事業である郵便の法定制まで緩和された、こういうことでありまして、私はむしろ、いわゆる郵便料金そのものを電話料金に先駆けてやること...全文を見る
○西村委員 お言葉を返すようでございますが、いまの時点では考えておらないということは、裏返しますと、将来はまた考える、こうもとれるわけでございます。幸い今日電電公社は黒字でございますが、万が一赤字が出たときにそのことを考える、どういう解釈でもよろしゅうございますか。
○西村委員 次いで、第三種の料金についてお伺いをいたします。  郵政審議会は、第三種料金、中でも毎月三回以上発行する新聞等につきましては、先ほど来言われておりますように現行の十五円を三十五円に、すなわち二・三倍に引き上げる答申をいたしております。しかし第三種郵便物が持つその性格...全文を見る
○西村委員 次いで、料金改定の実施時期につきましてお伺いをいたします。  この改正案の政府原案では施行期日が本年の十月一日、こうなっております。この期日はすでに経過をいたしておりまして、また年賀状もすでに先ほど来お聞きのとおり二十円で印刷をされておる。また第二種は二段階引き上げ...全文を見る
○西村委員 経営努力の問題でございますが、最近ここ数年の郵便事業というものを見ておりますと、赤字になれば料金を改定して値上げをすればそれで解決する、こういう安易な対応の仕方が目立っておるようでございます。国民の方から見ますと、独占事業の上にあぐらをかいたいわゆる親方日の丸、お役所...全文を見る
○西村委員 最後に郵政事業のあり方につきまして、これはぜひ総理に御答弁をいただきたいと思うのでありますが、お伺いをいたします。  現在、郵政事業は郵便事業を中心にしまして大きな転換期に差しかかっていると私は思います。たとえば赤字の体質というものがすでに定着をし、慢性化の様相があ...全文を見る
○西村委員 終わります。
○西村委員 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、郵便法等の一部を改正する法律案に対し、強く反対の意を表明するものであります。  本法案の審議の過程を見てまいりましても、基本的事項について何ら国民に明確にされず、十分納得と理解をさせる内容が不足しているということであります。...全文を見る
11月12日第93回国会 衆議院 逓信委員会 第6号
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○西村委員 きょうはNHKの五十二年度決算の審議でございますが、具体的な御質問を申し上げる前に一つお尋ねをしておきたいと思います。  それはNHKと非常にかかわり合いの深い放送法の一部改正でございますが、これは御案内のとおりことし春の通常国会に提案をされまして、審議が経られない...全文を見る
○西村委員 もろもろの波及効果あるいは料金改定に伴う収納率、いろいろと御検討なされていると思うのでありますが、一たん閣議決定をされてあそこまで熱意を示されたものですから、まさか撤回されることはあるまいと思っておるのですが、通常国会あたり再提出をされるのか、あるいはもうそのままでそ...全文を見る
○西村委員 この問題でありますが、NHKとしては不公正の是正という立場から従来これも非常に御熱心だったわけでございますが、現段階において、早く提出してほしいという御希望なのか、あるいはまだまだいまおっしゃられたようないろんな不確定要素がございまするからもっと検討したい、こういうこ...全文を見る
○西村委員 検討中ということですから仮定の問題になるわけですが、その場合に、春のあの原案のままでまいりましたら、いわゆる契約義務制から支払い義務制に変えていこう、こういうことでございましたね。その場合、受信料の性格というものは変わるのか変わらないのか、いわゆる負担金的な性格という...全文を見る
○西村委員 現在の時点で、国民全体のNHKそのものの性格についての認識がまだまだ十分ではない。公共放送だという認識を必ずしも全国民がしているわけではない。一部では国営放送ではないかという受けとめ方もかなりされておるわけでございます。そういう時点ではありますけれども、いわゆる公共放...全文を見る
○西村委員 郵政省の考え方も、いまのNHKの会長のみずから努力をするというお言葉も、きわめて賢明なことだと思います。私は、むしろその負担の公平を欠くということのために、NHKの公共放送としての性格といいますか、あるいは根幹そのものまで揺るがすようなことはやるべきではない、こういう...全文を見る
○西村委員 放送法全体の見直しにつきましては、いま御答弁がありましたように、できるだけ速やかにそういう努力を続けていただくようにお願いをしたいと思うのです。  そこで、最近のNHK、御案内のとおりでございまして、受信機の設置が伸び悩んでおる、そのために収益の伸びが余り期待できな...全文を見る
○西村委員 大臣と会長からそれぞれ御答弁をちょうだいいたしましたが、大臣のお言葉、当面は従来の路線を走らざるを得ない――夢がないわけでございます。会長としても、長期ビジョンの中での将来のあり方についてのビジョンをまだお持ちでないような感じがいたします。  そこでお尋ねをいたしま...全文を見る
○西村委員 第一次、第二次の基本問題調査会もそうでございましたが、五十一年度のときも、あるいは五十四年から五十五年にかけての基本問題調査会もそうでありましたが、およそ半年間で、きわめて短期のものしかやれなかったということでございます。基本問題というのはそういうものじゃないわけでご...全文を見る
○西村委員 現在の経営状況が非常に厳しいという形の中で、さらに料金改定を含むいわゆる経営計画というものを立案されましたが、その中で二番目の事業運営の方針、これを出しておられます。ことしの一月に出されたものです。四つの柱を立てておられるのでありますが、これはいずれもNHKの今後の存...全文を見る
○西村委員 いろいろと御努力をいただいているようでありますが、効率化の実施計画、これは具体的にお立てになって、現在その計画に基づいて組織だとか機構だとかあるいは要員削減だとかいろいろとおやりになっておられるのでありますが、この実施計画全体で一体どれぐらい経費の節減がこの三カ年間で...全文を見る
○西村委員 朝からの質問の中で要員の問題が出てまいりましたけれども、当初目標が千二百人、三年間で六百人、初年度百、次年度二百、そして三年目が三百ということでございますが、これはこの効率化実施計画を遂行することによって可能でございますか。初年度の方はけさ聞きました。あとはまだ不明だ...全文を見る
○西村委員 私の手元にあります資料によりますと、管理・間接部門の削減目標数が五年間での目標として二百十名、内訳は本部が百四十六名で地方本部が六十四名、計二百十名ですね。こういうことが記載をされておるのでありますが、これは三年間六百人とのかかわり合いの中で、どのように考えたらいいの...全文を見る
○西村委員 この事業運営方針の柱の三番目、その中で「経費の重点的効果的支出と節減の徹底に努める。」ということでありますが、いわゆる徴収経費というものが営業費の中で占める割合、この中で特別徴収員制度というのですか、例のいわゆるフクロウ部隊、これを過去ずっと、二年ぐらいですか、おやり...全文を見る
○西村委員 重ねてお尋ねをしますが、やることは結構なんですけれども、むちゃくちゃな、採算を度外視したやり方というものはいかがなものであろうか。そのためには一つの基準を決めるべきだ。たとえば訪問回数を何回かやって、しかもなおかつ応じないという人、この訪問回数は大体どれぐらいのめどに...全文を見る
○西村委員 時間が参りましたので、もうこれ以上申し上げられないわけですけれども、一定の基準をつくるべきだ、一遍考えていただきたい、このことを強く要望いたしまして、私の質問を終わります。