西村章三

にしむらしょうぞう



当選回数回

西村章三の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第98回国会 衆議院 逓信委員会 第2号
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○西村委員 桧垣大臣が就任をされまして、初めての委員会の質疑でございます。まず最初に、若干基本的なことをお尋ねをいたしておきたいと思うのであります。  これは申すまでもございませんが、中曽根内閣は行政改革を最重要課題としてとらえておりまして、この推進に全力を挙げたいという公約を...全文を見る
○西村委員 大臣から非常に力強い言葉をちょうだいしたわけでございますが、まさしく行財政改革の必要性というものは、わが国の喫緊事でございます。そこで、行革を推進するための第二臨調、これが設立されまして、もうすでに基本答申を初め、多くの答申が出ておるわけでございます。  この臨調の...全文を見る
○西村委員 臨調答申は必ずしもオールマイティーではないと私は思います。もちろん、郵政の事業あるいは郵政省の所管事業の中でも、受け入れられるものと受け入れられないものと両方があるように、これはオールマイティーではないと思います。臨調答申についての各界のいろんな反応を見ておりますと、...全文を見る
○西村委員 適切な対応をしていただく、そしてそれを推進していただくということは、これはまさに郵政省の義務であろうと思うわけでありますけれども、その中で私がちょっと気になりますのは、いわゆる第四部会報告の中における一点であります。最近の郵便物数の動向、年間約百五十億通だ。ところが、...全文を見る
○西村委員 郵務局長、郵便事業が将来悲観的な見通しだとかなんとかいうことではなしに、これはいま完全な独占事業ですから、生き延びていくのはあたりまえの話でございましょう。しかし、郵便事業の中でも小包に見られますように、最近、民間との競争のある部分は非常に落ち込んでおるわけですね。極...全文を見る
○西村委員 臨調答申の中身を引用するのが多過ぎるわけですけれども、ちょっとごしんぼういただいて、さらにもう一点、ここでも指摘をされておりますが、関連をして郵便事業の中の「改革意見」として指摘をされておりますのは、こういう書き方でございます。「多角的業務委託の推進」という見出しをつ...全文を見る
○西村委員 ここに指摘をされておりますように、委託比率は七〇%を超えておるんですか。
○西村委員 この日本郵便逓送株式会社は、最近多額の経常欠損を生じておると指摘をされておりますが、最近五年間の決算状況を把握しておられますか。
○西村委員 これは各部政局が中心でそれぞれ契約を結んでおるようでございますけれども、この会社に対しまして過去五年間郵政省から支払った支出額、運送委託料といいますか、この金額を示してください。
○西村委員 およそ三百五十億から四百億、非常に膨大な金額を払っておるわけでございますね。  料金改定というのはいつおやりになるのですか。
○西村委員 これは何を基準にアップをしておられるのですか。
○西村委員 支払いの方は郵政省がちゃんとやっておるのでしょう。料金計算のアップをするその基準くらいはわかってなければだめじゃないですか。こんなものは運輸省の所管だということで通りますか。ちゃんと法律があるのでしょう。
○西村委員 郵務局長に私のほうから言うのはおかしいのですが、これは私、運輸省から取り寄せた資料ですけれども、郵便物の運送に係る運賃料金という算定基準が明確にあるわけですよ。これは車両の大きさ、走行距離、それから残業した時間、それから都市部とその他の地域、こういう分類の中で基礎額が...全文を見る
○西村委員 余り詳しく御存じないようですから、もう少し勉強しておいてください。お願いをいたしておきます。  それから、日本郵便逓送に委託をいたしております業務範囲といいますか、具体的にどういう仕事を委託しておるのですか。
○西村委員 ポストの取集業務もこの会社がやっておるのですか。
○西村委員 郵政省の正規の職員さんは一体何をしておるのですか。
○西村委員 郵便集配業務のシェアから言うと、どれくらいをその委託会社がやっているのですか。これは八十六社あるのでしょう。全体のどれくらいをやっているのですか。
○西村委員 それでは次に進めますけれども、この会社の役員構成と、私どもの手元に資料を持っておりますが、郵政省の出身者の数をちょっと教えてください。
○西村委員 これは監査役を入れまして十三人の役員中、七人が郵政省関係者と承っておりますが、違いますか。
○西村委員 そんな数字をころころ変えられると困るのですが、それでは私から申し上げますが、社長が広瀬さんで、これは事務次官の御出身の方ですね。常務さんでお二人、取締役で二人、監査役で二人、十三人の役員中七人郵政省の関係者で占められておる、これは明らかにいたしておきたいと思います。 ...全文を見る
○西村委員 私は細かいことを申し上げておるわけじゃないのですが、これは随契ですね。——そうすると、随契の場合、やはり選択の基準といいますか、これがあるはずでございます。この契約基準、これは何ですか。
○西村委員 一たん契約をいたしますと、いわゆる永久に継続していくというような御答弁ですけれども、そんなばかなことはあり得ないわけですよ。当然、会社の安定性だとかあるいはコストだとか、そういうものを勘案して契約を結ばなければならぬわけでしょう。どうでございますか。
○西村委員 この臨調答申の中にも指摘をされておりますように、この会社、必ずしも安定性がいいということではございません。先ほど報告をされました決算書類を見てもそうでございまして、五十五年度に六億五千七百万、五十六年度に十三億五千六百万、しかもこの穴埋めは遊休資産を売り払って何とか利...全文を見る
○西村委員 最近は全然検査をなすっておられないようでございますが——何かまだありますか。  それで、会計検査院に引き続いてお尋ねをしたいのですが、日逓に対する支出額は、数字が述べられましたように、二年に一遍ずつ見直されて、五十六年度では四百十三億、非常に膨大な金が支払われ、しか...全文を見る
○西村委員 検査院、こういう指摘がもう明確になっておるわけですね。今後調査をされる御意思がありますか。その辺だけ明確にしてください。
○西村委員 鋭意調査をしていただくようにお願いをいたしまして、次に移ります。  ところで、いまのこの問題に関連をいたしまして、日本郵便逓送の従業員が加盟をいたしております全逓信労働組合、この全逓がことしの一月から経営改善委員会なるものを設置をいたしまして、改善計画を作成して発表...全文を見る
○西村委員 それは会社の方も検討をしていたのでしょうけれども、むしろ提案をしたのは、労働組合の方が逆に提案をしておるわけですよね。「全逓では、さる一月、経営改善委員会を設け、組合自ら企業体質を再検討。その結果、中、小型輸送車の二人乗務制を原則として廃止し、一人で取り集め業務を行う...全文を見る
○西村委員 これは組合が再提案するなんということはあり得ないんですよね。だから、先に取り組んだのは組合の方が取り組んでおる。指摘をされてやっと会社の方も重い腰を上げた。しかも、郵政省の方は何らこれに対してしてないじゃないですか。管理監督の責任はないんですか、全く。放置をしておった...全文を見る
○西村委員 これは時間の問題がありますから、押し問答になってもいけませんのでこれ以上申し上げませんが、仮にこのことが事実とすれば、いわゆる運送委託業務費そのものもコストダウンが可能になってくるということが言い得るわけですね。契約金額も低減することが可能だということになります。した...全文を見る
○西村委員 郵務局長から反省をしておるというお話もございましたので、これ以上追及いたしませんが、いずれにいたしましても行政努力というものが不足をしておったという事実は否めないと思います。  郵政大臣は予算委員会においでになりましたので、いまいろいろと申し上げてまいりました点につ...全文を見る
○西村委員 終わります。
03月03日第98回国会 衆議院 逓信委員会 第4号
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○西村委員 参考人の皆さん、大変にお忙しい中御苦労さまでございます。  本日の委員会は、昨年の夏にNHKの新会長に就任をされました川原新会長初めての委員会でございますので、私は、まず最初に、NHKが当面をするいろんな諸課題を踏まえ、さらにNHKがいま置かれております立場、取り巻...全文を見る
○西村委員 非常に力強い抱負の御開陳があったわけでございますが、昨年夏の役員任期の改選のときに、特に私どもが承っておりますのは、経営委員会の意向といたしまして、会長の選任に当たってはいわゆるNHKの体質改善を断行し得る人物、これを第一条件として掲げた、かようにも伝えられておるわけ...全文を見る
○西村委員 体質の改善という問題は一朝一夕にまいるものではございません。私もよく承知をいたしております。時間をかけて、しかも勇断をもって対処していただいて、任期中に何とか川原流の新しいNHKのあり方を確立していただくようにお願いをし、期待をしておきたいと思うのです。  時間の関...全文を見る
○西村委員 さらに、政府以外にひもつきでない資金ということを会長はおっしゃっておるわけですが、これは具体的にはどういうものを指すのでございましょうか。
○西村委員 NHKの公共放送としての性格上、いわゆるスポンサーつきの広告でありますとか、あるいは他の団体、個人からの寄附といいましても、なかなかこの道は開けてこない。したがって、現実性がきわめて乏しいということに相なるわけでございます。そうすると、勢い、いま会長がおっしゃられたよ...全文を見る
○西村委員 郵政省にお尋ねをいたしますが、いわゆる国際放送に対する政府交付金というのはここ数年ほとんど横ばいでございます。伸びがほとんどない。そのために国際放送全体の中で経費中に占める政府交付金の比率というものはいわば年々減少の方向にあるわけでございます。総体的な金額は別にして、...全文を見る
○西村委員 局長、ついでに五十三年度もちょっと手元に資料があれば教えてください。
○西村委員 五十三年度の予算の要求額がわからぬということですが、私の持っておる手元の資料では、八億六百万円予算を要求いたしておりまして、決定額がおよそ六億八千九百万円、こういう数字でございます。さらに、その年度なりにかなり意欲を持って予算折衝をやっておったということであろうと思う...全文を見る
○西村委員 その辺のところがあいまいなものですから、どうも前へ進まないと思うのですよ。私がいま具体的にお尋ねをしているのは、いわゆる送信施設あるいは中継基地というものは、これはNHKの本来業務であるから全部押しつけよう、その次に来る問題だといま局長はおっしゃいますけれども、そうで...全文を見る
○西村委員 KDDにおいでをいただいておると思うのですが、いま、わが国の国際放送はほとんどおたくの八俣送信所を専用さしていただいておるわけであります。現在、この施設の利用料金を幾らいただいておられますか。ここ数年の利用料金と合わせて示していただければ結構でございます。
○西村委員 この利用料金というのは、だれが決めるのですか。
○西村委員 いまお聞きのとおりでございます。KDDとしては利用料金が年額およそ六億八千八百万弱でございますね。これに対して、これの維持管理をするためのすべての経費は約十六億から十八億かかっておる。その差額が十億円近くあるわけでございます。ということは、これはKDDの犠牲の上に現在...全文を見る
○西村委員 いまお聞きのとおりでございます。本当にあいた口がふさがらぬといいますか、きわめて政府も無責任でございますし、NHKにも一半の責任はあるというぐあいに考えます。しかも、これがいわゆる政府の認可料金だということでございまして、累積赤字が七十億、年間十億というのは、政府の交...全文を見る
○西村委員 うまい答弁だと思うのですが、KDDはよく黙っておられるな、こう私は思うのです。政府並びにNHKは確かに公共的な機関でございます。KDDもその側面は持っておりまするけれども、やはり民間の株式会社でございます。そこに大きな負担を、最大の負担をしわ寄せをしておるということは...全文を見る
○西村委員 時間がございませんので余り多く申し上げられませんが、大臣、私は答えてもらおうと思ったのですが、時間がございませんので私の方から申し述べます。  現在の八俣の送信所はそういう形の中でいま細々と運営をされておるわけでございます。  加えまして、問題点といたしましては、...全文を見る
○西村委員 終わります。
03月04日第98回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○西村分科員 三十分という限られた持ち時間でございますので、私は関西新国際空港の問題について、特に当面する諸問題につきましてお尋ねをしたいと思うのであります。  御承知のように、関西新国際空港は、運輸省が候補地の調査を始めてからもうすでに十五年でございます。また、いわゆる泉州沖...全文を見る
○西村分科員 実施設計調査費というものが含まれるということでございますが、特に運輸大臣と大蔵大臣のいわゆる確認覚書というものが示されておりまして、その中でこのこともうたわれております。同時に、この二項の中でいわゆる工事費に直接移行できるものということも明記をされておりますが、この...全文を見る
○西村分科員 この調査費の頭にいわゆる泉州沖関西国際空港というものがついておりますので、当然のことながら新空港の位置はすでに泉州沖に確定をしたものだ、かように理解をいたしておるのであります。しかし、そうはいいますものの、ごく一部の人々の中で、この調査費は実施設計調査費ではないから...全文を見る
○西村分科員 今日にこぎつけますまでにいろいろな努力が払われてまいりました。これは大臣も御承知のとおりでございます。特に昭和五十六年五月にいわゆる予備協議という形の中で地元三府県に空港計画案、環境アセスメント、地域整備の考え方といういわゆる三点セットというものが提示をされまして、...全文を見る
○西村分科員 兵庫県側からのいわゆる疑問点解明に対し、その回答をするということは当然の責務だろうと思うのであります。ただ、従来それを三回積み重ねてきた。しかも運輸大臣と知事のトップ会談までしていただいて、なおかつ今日その回答が出てこない。まことに遺憾なことだと思います。運輸省とし...全文を見る
○西村分科員 兵庫県と連動いたしまして、神戸市の方も不可解な行動をいたしております。昨年の六月四日、宮崎神戸市長は前小坂運輸大臣を訪ねまして、いわゆる神戸沖案なるものを手渡そうとして、運輸大臣はこの受け取りを拒否された、こういうことも聞いております。  泉州沖の新空港は、申し上...全文を見る
○西村分科員 神戸沖案につきましては、専門家のいろいろな方の意見をお聞きいたしますと、空港建設につきましては、環境やアクセス、そういったものを中心に各分野にわたって非常に問題点が多い、特に船舶往来の激しい神戸港、この港湾機能と相入れない要素を多く持っておると、こう聞いておるのであ...全文を見る
○西村分科員 安くて早くて便利だ、こういうのが神戸沖案の特徴だというふうに宣伝をされておるわけでございますが、いま御説明がございましたように、必ずしもそうではございません。むしろその構想自体が非常に無理があると私ども判断をいたしております。  ところで、毎日新聞が今年の一月十一...全文を見る
○西村分科員 運輸大臣から力強い御回答をちょうだいいたしまして、私も満足でございます。おっしゃいましたように、いつまでも回答引き延ばしのための口実づくりに振り回されておったのでは前へ進まないわけでございます。そうはいいますものの、今後も理解と納得を得られるように誠心誠意を尽くして...全文を見る
○西村分科員 運輸省を中心にしていろいろな実施設計のための調査が推し進められていくわけでございますが、そうはいいますものの運輸省だけではなかなか前へ進んでまいりません。このような大規模なプロジェクトを実現させるためには関係省庁の協力体制を確立することが何よりも大事でございます。関...全文を見る
○西村分科員 最後にお尋ねをいたしますが、これらの実施設計調査あるいは着工準備調査が強力に進められ、さらに閣僚会議が早急に設置をされるという見通しの中で、今後のスケジュールとして大まかなものについてお答えをいただきたいと思います。
○西村分科員 一応軌道に乗ったわけでございますが、問題はこの二、三年が非常に大切でございます。二十四時間使用可能の国策としての空港を推進をしていくためにも、一層の御尽力をお願いいたしまして、私の質問を終わりたいと思います。
03月08日第98回国会 衆議院 本会議 第10号
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○西村章三君 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、ただいま議題となっております昭和五十八年度政府予算三案に対し、一括して反対の討論を行うものであります。(拍手)  昨今のわが国経済は、第二次石油ショックの後遺症が尾を引き、不況感が一掃されないままに、実質経済成長率は年々低...全文を見る