西山登紀子

にしやまときこ



当選回数回

西山登紀子の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月02日第126回国会 参議院 厚生委員会 第2号
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○西山登紀子君 私は、看護婦の養成問題について、いわゆる看護婦さんのお礼奉公問題に触れて質問をいたします。  お礼奉公という言葉は、前近代的な封建時代の徒弟制度の名残のような言葉で、私は実態的には死語になっていると思っておりました。ところが、看護婦さんの世界では現在もまだ使われ...全文を見る
○西山登紀子君 こういう仕組みは、看護婦養成の過程で全国的にしかもかなり普遍的に行われていると私は思うんですけれども、もう一度お答えください。
○西山登紀子君 私が調べてみましたところでも、このお礼奉公の問題は最近マスコミの各誌やテレビでも取り上げられておりまして、労働組合などの調査やアンケートの結果も発表されているところです。  私きょう持ってまいりましたけれども、こういう女性誌ですね、(資料を示す)コスモポリタン三...全文を見る
○西山登紀子君 こうしたお礼奉公をめぐりましては、全国各地で裁判になったり法律違反として指導されたという例が広がっております。  例えば高知県、二件ございました。病院に勤めながら准看護婦養成学校に通う学生が、仕事がきつくて、二年勤めた後の残りの二年、いわゆるお礼奉公をせずに退職...全文を見る
○西山登紀子君 ありがとうございました。  次に、裁判で争っている例もあるわけですが、昨年、神奈川県の川崎市の病院で、石川由美子さんという准看護婦が卒業後その病院に就職しなかったことを理由に、病院側が石川さんに支払った奨学金、入学金などを立てかえ金だとして百五十七万円を返還請求...全文を見る
○西山登紀子君 もっとひどい例もあるんですが、ことしの二月三日の北海道新聞でも報道されておりますけれども、室蘭市の病院の推薦で医師会立准看学校に入学して地元の病院に勤務しながら通学していた四人の学生が、卒業後は最低三年間勤務し、この条件を守れない場合には二百万円の違約金を支払うと...全文を見る
○西山登紀子君 京都の例ですけれども、京都市のある病院に勤めながら准看学校に通っていた十八歳の方のお話を私は直接伺ってまいりました。  A子さんは、朝六時半からの早出勤務や学校終了後の夜九時までの勤務、一日に四十人ものおむつかえやトイレの掃除、重い配ぜん車の運搬など苦しくてやり...全文を見る
○西山登紀子君 私も看護婦のお礼奉公と言われる問題について調べてみましたが、非常に残念なことですけれども、確かに現代版のお礼奉公だとか、戦前の女工哀史をもじってこういう女性雑誌に平成看護婦哀史だとかマスコミで次々に話題にされる要素、つまり非常に前近代的で行き過ぎた場合には、先ほど...全文を見る
○西山登紀子君 看護婦確保法に基づく大臣指針、その中には「資質の高い看護婦等の養成」という柱を一つ起こしまして、その点が非常に強調されているわけです。  その中には、「教育制度の見直し」の問題に加えまして、「看護婦等をめざす学生の確保」の問題という項目が一つ挙げられておりますが...全文を見る
○西山登紀子君 さほど難しい調査ではないと思うんですね。現に民間の方々もいろんな方法でやり始めていらっしゃるわけですから、こういう問題についてやはり放置しておくことはできないというふうに思いますので、そういう点での実態調査ということを始めていただきたいということで、もう一度御答弁...全文を見る
○西山登紀子君 ありがとうございます。  いわゆるお礼奉公をめぐる問題は、その背景に非常に深刻な看護婦不足だとか、看護婦の養成課程が准看護婦と看護婦の二本立てになっている問題だとかさまざまな問題が多くございますので、この問題の根本的な解決につきましては私は改めて議論したいと思っ...全文を見る
○西山登紀子君 より一層の公的奨学金制度の充実ということの努力をしていただくように要望しておきたいと思います。  二つ目の問題は看護婦養成所の運営費の補助の増額ですけれども、京都の医師会立准看護婦養成学校では、国の補助金はわずか一〇%というようなことなので、必要な補助が多くあれ...全文を見る
○西山登紀子君 どうもありがとうございます。  午前中の答弁の中で厚生大臣は、准看学生の向学心を生かすということの重要性を述べられておりましたので、准看学生の向学心を阻んでいるこういうお礼奉公の問題の解決に積極的に努力をいただきますように御要望いたしまして、質問を終わります。
03月25日第126回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山でございます。  阪中公述人にお伺いいたします。  先生のお話の中では、東西冷戦の終結した今、安全保障対策の抜本的見直しが必要だと言われたわけですが、私も東西の軍事ブロックの対抗という古い枠組みが崩壊した今、世界平和の可能性が生まれたというふう...全文を見る
○西山登紀子君 もう一つは米軍基地の問題でございますが、先日、アメリカの国防総省は内外の基地施設の閉鎖縮小計画を発表しておりますけれども、ソ連の解体によりまして従来の米軍基地を日本に置く最大の根拠がなくなったわけですから、米軍基地を撤去するよい機会だと思うんですけれども、先生の御...全文を見る
03月26日第126回国会 参議院 厚生委員会 第3号
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○西山登紀子君 きょうは、まず最初に口腔衛生、特に子供の虫歯予防や歯肉炎の防止に効果が非常に大きいと言われますブラッシングなどについてお伺いいたします。  最近、あごの発達が十分でなくて歯列不正常の子供や歯肉炎の子供がふえてきていることが憂慮されております。そこで厚生省にお伺い...全文を見る
○西山登紀子君 文部省の方は、昭和五十九年度からは十二歳の永久歯のDMF指数が統計処理されているけれども、漸減傾向にあるとはいっても我が国はWHOの歯科目標にはまだかなりの差があると認めておられるわけです。各国のDMF指標を比べてみますと一九八五年から一九八八年の比較ですけれども...全文を見る
○西山登紀子君 次に、文部省にお聞きしたいんです。  文部省は、日本学校歯科医会などの協力を得てブラッシングの拡充などのために虫歯予防推進指定校制度、こういうことを推進しておられるわけですけれども、現在は第六次と。第五次の一九八八年から九一年度の三年間の虫歯予防推進指定校の研究...全文を見る
○西山登紀子君 給食の後のブラッシングの指導なんかは非常に効果が大きいと思うのですが、私も、京都市の指定校になっております伏見板橋小学校で実践報告を担当されました校長先生にも事情を聞いてまいりました。私が非常に感心をいたしましたのは、単なる医学的、身体的という直接的な効果だけでは...全文を見る
○西山登紀子君 どうも積極的な御答弁をありがとうございました。  引き続いて厚生省にお伺いしますが、そういう歯磨き、ブラッシングが普及していきますと医療費の節約にもつながるのではないかと思うのですが、いかがですか。
○西山登紀子君 大臣に二点を端的に要望したいと思うのですが、最近ふえてきているわけですけれども、子供の歯磨き、ブラッシングの普及、この意義を大いにPRしていただきたいというのが第一点です。それから二つ目は、保健所とか市町村の保健センターを通じて、歯科医の先生方とか歯科衛生士、保健...全文を見る
○西山登紀子君 大変積極的な御答弁をいただいてありがとうございます。  次に、文部省の方に三点お伺いしたいんですが、現在実施されております虫歯予防推進指定校制度、これは五十校ほど一年間に指定されるわけですが、せっかく意義のある事業でございますので、この際、地方自治体や現場の先生...全文を見る
○西山登紀子君 ぜひ、厚生省それから文部省が連携を強めていただきまして、子供のブラッシングの普及促進に努力していただきますように要望をいたしたいと思います。  次に、国立病院の統廃合問題について質問をいたします。  この根拠法であります国立病院等再編成特別措置法には、第百九国...全文を見る
○西山登紀子君 最後ですが、この五年間の事態というものは、国立病院の統廃合の強行というものがやはり地元に根づいた身近な医療機関を住民から奪うものである、また職員や看護婦さんの首切りにもなって、地元住民の要望にも逆行するものだと指摘せざるを得ません。  最後に、厚生大臣にお伺いし...全文を見る
03月29日第126回国会 参議院 厚生委員会 第4号
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○西山登紀子君 まず、改正案についてですけれども、この改正案は主な面として鉄道共済年金の救済を国とJRの責任で行うのでなく、国民の連帯と相互援助にすりかえたものだと思います。一九八九年第百十六国会において成立した本法の本 質は何ら変わっておりません。私は、せめてJRの負担増など...全文を見る
○西山登紀子君 平均年金月額が男子で十九万七千円、女子で十一万六千円ということです。そうしますと、女子は男子の五八・八%の水準の年金しか支給されない、こういうことになるわけですけれども、同年度の女子の年金額階級別受給者数の比率を見てみますと、女子の場合、二十年以上厚生年金に加入し...全文を見る
○西山登紀子君 やはり結果としてですが、女性の障害年金というのは男性よりも低い、七三%と、こういうことになると思います。九一年度の女子の新規裁定者の四四%が月額十万円以下。その前年度の九〇年度も四四%ということだったわけです。老齢年金といいますと、生活大国五カ年計画も言いますよう...全文を見る
○西山登紀子君 大臣もおっしゃいましたように、給料の差が年金の差に、結果としてはそういうふうになるということなんですが、そこで、なぜこんなにも大きな格差ができるかということにつきまして、厚生省、どういうふうにお考えか、ちょっと。
○西山登紀子君 加入年数が短い問題で言いますと、我が国の現状では、女性に育児だとか介護などの負担が大きくかかっているわけです。実態的には結婚・出産退職制などの要因もございますし、また七七年ごろまでは、結婚や出産のために退職する場合に脱退手当金を支給する制度があって、加入期間の資格...全文を見る
○西山登紀子君 そこで、大臣に要望したいわけですが、いろんな角度から検討してまいりましたけれども、男女の年金格差があって、しかも非常に現状では大きな格差があります。女性の年金額が低くて、安心した老後の生活が十分できない、こういう現状があります。その大きな要因に賃金の男女格差がある...全文を見る
○西山登紀子君 年金の制度の問題ではなくて賃金の問題だと、こうおっしゃったわけですが、やはり結果としては女性が十分な年金を受けることができない、こういうことが現状ですから、年金の担当大臣の立場からも、経営者団体だけではなくて、閣内でも問題を提起していただきたい、そして特に格段の努...全文を見る
○西山登紀子君 この問題は、やはり女性の自立、そして女性が社会的に進出をしていくという上からも、これからの大きな問題だと思います。女性の労働者は確実に増加していくわけですから、結果として女性の年金受給者というのは当然ふえていくということになります。大きな格差を残したまま、しかも低...全文を見る
○西山登紀子君 やはり現実の労働形態というのが将来の女性の年金の格差に非常に影響をしていくということも念頭に置いていただきまして、努力をお願いして、終わります。
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、被用者年金制度間の費用負担の調整に関する特別措置法め一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  今回の改正は、一九九〇年度から一九九二年度までの間の措置とされている日本鉄道共済組合に係る調整交付金及び調整拠出金の特例減額措置...全文を見る
○西山登紀子君 九二年度に国民健康保険を引き下げた市町村は、昨年度の三百二十三団体から四百五十九団体、一・五倍にふえているという報道がございます。これは全国の地方公共団体の一四%に当たるわけです。  国保引き下げを求めた直接請求の運動も各地で起こっているわけですが、私の地元の京...全文を見る
○西山登紀子君 国は、保険基盤安定制度への国庫負担を四百六十億円減らし、法定減免制度から撤退するという、そういうことになると思うんですね。事務費につきましても、京都市の例を見ますと、七五年度には五五・二%であった国庫負担の充足率が九一年度には三八・一%にしか達しておりません。それ...全文を見る
○西山登紀子君 決して安易に引き下げを行っているような自治体はないと思います。高過ぎて払えない人がどんどんふえている、こういう現状を見ての地方自治体の努力だということをぜひお考えいただきたいと思いますし、国民皆保険制度の運営に国が責任を持つという観点からも、八四年に国庫負担を四五...全文を見る
○西山登紀子君 次に、幾つかの具体的な問題について質問したいんです。  一つは、厚生省はMRSAの感染調査を平成三年度の特別研究事業として五百床以上の病院で実施し、昨年七月には三百床以上の病院で行いました。この二つの調査の結果はどうだったのか、またどのように対比して考えればいい...全文を見る
○西山登紀子君 ほぼ同様ということですが、私が見ますと、やはり三百床の検出率というのは五〇%以下と率は低いんですけれども、施設の数では広がっているように読み取れるわけです。最近問題化しました千葉の富里病院は三百床未満、老人病院は百六十床程度が平均なわけですので、ぜひ三百床未満の医...全文を見る
○西山登紀子君 長野などでも問題は起こっているわけですから、ぜひ厚生省は問題意識を持って今後とも追求をしていただきたいと思います。  次に、結核患者などの組織であります日本患者同盟への会員からの相談によりますと、MRSAの感染者が退院を強要されているらしいというのです。厚生省に...全文を見る
○西山登紀子君 次に、厚生省は老人養護施設向けのMRSA対策マニュアルを作成中だといいま すけれども、ぜひ完成を急いでいただきたいことと、その中に在宅介護に従事する場合のマニュアルを含めていただきたいということですが、どうですか。
○西山登紀子君 MRSAはまだ正体が十分把握できていないと思いますので、このMRSAについての科学的な評価や分析、特効薬と言われる抗生物質に対する耐性などについて国の責任で研究する、もっと研究していく、こういう必要があるのではないかと思いますが、どうでしょうか。
○西山登紀子君 九一年十月号の医薬ジャーナルで院内感染の特集をしておりますが、そこでは、医学や医療では欧米に日本はおくれはとっていない、むしろ進んでいる場合もあるわけだけれども、しかし院内感染防止の点では明らかにおくれをとっていると指摘をしております。  例えば、感染症対策を専...全文を見る
○西山登紀子君 ぜひ研究を進めていただきたいと思います。  最後に、厚生大臣にお伺いしたいんですが、今回のMRSA問題を契機といたしまして院内感染防止策を大いに進める必要があると考えますけれども、御所見をお聞かせください。
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、国民健康保険法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  政府は、九三年度の予算編成の段階で財源不足が生じたため、社会保障関係費四千億円の削減を目指し、その一環として国保の国庫負担金を地方交付税化しました。  現行の国民健康保...全文を見る
03月31日第126回国会 参議院 本会議 第8号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、九三年度予算案に反対の討論を行います。  佐川・暴力団事件に続いて、金丸巨額脱税事件が判明し、今国民の怒りは頂点に達しています。しかも、金丸脱税の原資の主役が、みずからが自民党政権の中枢として強力に推進してきた大型プロジェクトと、その...全文を見る
04月08日第126回国会 参議院 厚生委員会 第5号
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○西山登紀子君 私は、指定老人訪問看護事業の普及を促進するために何が必要か、何がネックに なっているのか、本法案の改正内容が実態に合っているのかどうか、地元の京都で幾つかの事務所やこれから発足しようとしている事業所などを視察してまいりましたので、その結果を踏まえまして幾つか具体...全文を見る
○西山登紀子君 大臣も積極的に普及をさせていく、こういう御決意なんですけれども、そのために何が必要かということなんです。  本改正案は貸付金を設けるというものなんですけれども、私が実際にお聞きした御意見の中では、むしろ立ち上がり資金の補助、これが非常に強く出されたわけです。これ...全文を見る
○西山登紀子君 先ほど来もそうした説明が繰り返されているわけですけれども、私はやはりそういう説明だけでは、また貸付金だけではこの事業の普及促進には大きな限界があるというふうに考えます。東京都はそれだから助成金を出しているということだと思います。  ここに日本看護協会が去年の十二...全文を見る
○西山登紀子君 実際、この事業は独立採算でやりなさいということになっておりまして、お借りになるのは三人の看護婦さんがお借りになるということですけれども、そういうことも念頭に置いていただいてぜひ改善を今後図っていただきたいということを要望して、次の質問に移りたいと思います。  老...全文を見る
○西山登紀子君 次に、先ほど来も御質問がありましたけれども、訪問回数の上限を設けているという問題でございます。  厚生省は先ほど来の御答弁では現状で賄えるんだと、こういうふうにおっしゃっているんですけれども、実際やってみられた御意見をお伺いしますと、週二回そして月八回というこの...全文を見る
○西山登紀子君 実際、お年寄りのところに訪問してそのお年寄りとの人間的な関係もきちっとつけて介護に当たっていらっしゃる、その看護婦さんが行くか他の人が行くかということで、そういう違いもあると思うんです。そういうことで私は、今後やはり医師の指示のもとにですけれども、重篤な、そういう...全文を見る
○西山登紀子君 対象者が少なければ赤字が出るというふうなお話がございましたけれども、それも一つの例であって、私が重ねて言いたいと思いますのは、いろいろ試算をしたけれどもやれない。日本看護協会はこういう試算をしておるわけです。一人が一日三回訪問するという試算をしても、四回訪問すると...全文を見る
○西山登紀子君 はい。  そして、厚生大臣にお伺いしますけれども、国がやはりつくれつくれとこういう号令をかけるだけでは、端的に言って余りにも非常に内容が乏しいというふうに思います。  冒頭で言いましたように、東京都は千三百万円余りの補助金を出しておるわけですから、本当に普及と...全文を見る
04月13日第126回国会 参議院 厚生委員会 第6号
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○西山登紀子君 まず、放射線技師法の問題についてお伺いをいたします。  エックス線の発見が近代的な医学の発展に寄与した役割は大変大きなものがあると思います。そして、医師はもちろんのことですが、診療放射線技師は医療の発展や的確な診断にかかわる重要な仕事をしておられます。私も何人か...全文を見る
○西山登紀子君 今言われた、平成四年八月十九日に診療放射線技師需給計画検討委員会が報告を出しておられるんです。  その報告は、現状について、一つは、地域別に見ますと大都市圏に非常に従事者が多い。病床規模別では、中小の病院での従事者が大規模病院に比して少ない。それから三つ目、設置...全文を見る
○西山登紀子君 この養成施設の増設の場合に、日本放射線技師会は、放射線技師の養成は四年制大学でなければ協力はできない、こういう立場をとっておられます。関係団体の理解が得られないのに、専修学校だとかあるいは短期大学の設置を強行するということは大変難しいことだろうと思うんですけれども...全文を見る
○西山登紀子君 放射線技師の方の給与面の問題ですけれども、非常に特殊な専門的なお仕事をされている割には意外に給与が低いなというように私も聞いて思ったわけです。  そこで、厚生大臣にお伺いしたいんですけれども、厚生省は人事院に対しまして、毎年、国立病院の医療関係職員の給与の引き上...全文を見る
○西山登紀子君 どうもありがとうございます。  次に、視能訓練士に関連してお伺いをいたします。  やはり、視能訓練士受給計画検討会というのがありまして、一九八七年の十二月に報告書を出しているわけですけれども、私はこの報告書を見て大変驚きましたのは、愛知県総合保健センターの調査...全文を見る
○西山登紀子君 視能訓練士の役割は、その中ではどういう役割を果たしておられるんでしょうか。早期に発見された弱視や斜視の子供に対して、視能訓練士はどういう役割をどんなふうな場所でどんなふうに果たすんですか、子供に対してはどんな訓練をやっておられるのか。
○西山登紀子君 次の質問とも関連するんですけれども、視能訓練士需給計画検討会が報告を出しているんですね。その報告書を見ますと、母子保健法に基づいて母子健康手帳が昭和六十二年四月一日付で改訂をされて、新たに眼科領域のチェックが加わった。それに伴って斜視や弱視の早期発見と早期治療が促...全文を見る
○西山登紀子君 先ほどもお伺いしましたが、具体的に視能訓練士がどういう役割を果たしてどういう仕事をし、効果を上げているかということについて余り具体的なお答えをいただけなかったわけですけれども、やはりこの分野の子供たちの早期発見、早期治療ということにかかわる視能訓練士さんのお仕事は...全文を見る
04月20日第126回国会 参議院 厚生委員会 第7号
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○西山登紀子君 今回の改正では、筋ジストロフィーなどの難病に対する希少疾病の医薬品などの研究開発がこれまで不十分であったものが一歩進むことになったわけで、我が党は賛成でございます。関係者の強い要望にこたえるように進めていただきたいと思います。  ところで、昨年の十二月十八日に、...全文を見る
○西山登紀子君 そういう厚生大臣の御決意を踏まえまして、国民の中で大きな問題になっておりますMMRの予防接種についてお伺いをいたします。  既に、国会ではこのMMRの問題は繰り返し論議がされておりますが、九一年の六月に保健医療局の結核・感染症対策室長通知で、今後、定期的にMMR...全文を見る
○西山登紀子君 厚生省のこの副反応に対する通達というのは、八九年九月の段階では十万から二十万人に一人、それから十月には数千人から三万人に一人、九一年六月には千二百人に一人というように変わってきまして、そして先ほど御報告がありましたように九二年の四月には千人に一人、こういうふうに非...全文を見る
○西山登紀子君 いろいろ御説明いただきましたけれども、やはり私は納得ができません。そのデータは問題はなかったとおっしゃるけれども、じゃ、問題がないワクチンからどうしてそのような副作用が多発するのか、原因は何であったのかというふうなことはやはりお答えがいただけないわけです。それから...全文を見る
○西山登紀子君 厚生大臣にお聞きしたいんですが、九二年三月号の「小児科臨床」という専門誌の中で、国立予防衛生研究所の所長の経験者でもあります大谷明さんが、MMR統一株は「一日も早くより安全なワクチンヘの切り替えを願うのは当然である。」、こういうふうに言っていらっしゃいます。そして...全文を見る
○西山登紀子君 最後にですが、実は私のところに、現在問題になっておりますMMR統一株に使われておりますおたふくの占部株ワクチンの単味ワクチンを四歳のときに使用しまして、重度のてんかんとそれから知能障害、そういう後遺症になって今基金の給付を受けているお子さんの親御さんからも御相談が...全文を見る
04月21日第126回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第3号
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○西山登紀子君 国土庁は、八五年に首都改造計画を発表いたしましたが、そこでは、産業構造のソフト化やサービス化が進み、その進展を背景に都市の業務管理機能の適正な配置を図ることが必要であるとしました。そして、そのためには東京都区部だけでも必要な事務所の床需要は西暦二〇〇〇年までに五千...全文を見る
○西山登紀子君 わずか二年間の間で予測が三分の一になるというようなことは通常考えられないと思いますし、騰貴をたきつけたとは言わないまでも、結果的にはリードしたと言わざるを得ないと思います。そして、そういう土地騰貴の波が東京から全国へも波及したわけですけれども、この土地騰貴と経済効...全文を見る
○西山登紀子君 次に、文化庁にお伺いいたします。  ユネスコは七〇年に京都で京都・奈良伝統文化保存シンポジウムを開きまして、「京都・奈良の都市計画における歴史的地域の保存と開発についての勧告」を日本ユネスコ委員会と文化庁に提出いたしました。  そこでは「京都・奈良両都市の遺跡...全文を見る
○西山登紀子君 続いて文化庁にお伺いしたいんですけれども、この文化財保護法、七五年に改正をされまして、伝統的建造物群保存地域の指定が新たに設けられたわけですけれども、このことは非常に重要な意義を持っているというふうに思います。  現在、この伝統的建造物群保存地区、保存事業の予算...全文を見る
○西山登紀子君 予算がふえているということは大変いいことだと思うんですけれども、一カ所当たりにしますと年間わずか千五百万程度にしかならないということで、これからも引き続き予算を増加していただきたいと思います。  次に、引き続いて文化庁にお伺いします。  京都では現在四地域が指...全文を見る
○西山登紀子君 当初全国で百程度指定しようとしたわけですれけれども、現在は指定がまだ三十四カ所ということなわけです。住民の合意を得るということが非常に大事なところではありますが、早く指定作業をしていただくようにお願いしておきたいと思います。  それから、次に建設省にお伺いしたい...全文を見る
○西山登紀子君 古都保存法における予算の執行状況を見ますと、過去十年間約二十億円ということでずっと横ばいの状況が続いているということ、大変残念に思います。これからも予算をふやす姿勢をぜひ持って対処をしていただきたいということを御要望して、次の質問に移りたいと思います。  最後の...全文を見る
04月22日第126回国会 参議院 厚生委員会 第8号
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○西山登紀子君 本法案の目的は、老人や障害者の自立を促進し介護者の負担の軽減を図るために、福祉用具の研究開発及び普及を促進し福祉の増進に寄与することと、こうなっているわけです。  この目的を本当に達成するためには、高齢者や障害者自身の自立や能力を高めるためという理念の上に立った...全文を見る
○西山登紀子君 それでは、具体的にお聞きいたしますけれども、現在、身体障害者福祉法に基づいて給付されている補装具や日常生活用具は五十一品目。補装具は十六種類です。日常生活用具は本年度より五十四品目になると、こういうことなんですが、この指定ですけれども、一体どういう基準で、またどう...全文を見る
○西山登紀子君 値段のことでお伺いしますが、この交付基準額ですけれども、これも厚生省がどのようにお決めになるのか、例えば市場価格なんかを参考にして決められるのか、教えてください。
○西山登紀子君 お聞きしたわけですけれども、確かに障害者の方の御要望も聞いて決めるだとか、市場価格をにらみながらお決めになるというふうなことだったんですが、どうもこういう日常生活用具や補装具の指定が、障害者の皆さんから見ますと、いつどのようなものが指定されるかよくわからないと。あ...全文を見る
○西山登紀子君 シルバー新報という、こういう情報があるわけですけれども、その三月二十五日号に非常に興味深いアンケートの結果が載っております。厚生省もごらんになっていると思うんですけれども、簡単に御紹介したいと思うんです。これは、「福祉機器・介護用品の普及へ」ということで、全国の介...全文を見る
○西山登紀子君 品目の追加を図る上でもそういう客観的なシステムが必要だということを提案させていただいて、次の質問に移りたいと思います。  このアンケートで、介護センターが今後どのようなことに取り組みたいかと聞きましたところ、「展示を充実する」というのが六二%でトップです。そして...全文を見る
○西山登紀子君 次に、この介護センターでもいろいろなスタッフの方が相談に乗っていらっしゃるわけですけれども、やはり用具の機能、特徴についての知識も必要ですし、そしてまた、お一人お一人の障害の状況に合った適切なアドバイスが非常に必要だと思います。そして、もう一つ大事なことは、こうい...全文を見る
○西山登紀子君 最後に、具体的な問題でお聞きします。  視覚障害者用に指定されております音声体温計、これ、私が今手に持っているものですけれども、実はこれの現物がないんですね。そして、いつごろからないかとお伺いしますと、四年前からないと。つまり、企業の方が採算に合わないのでもうつ...全文を見る
○西山登紀子君 次に、やはりお話は具体的になるんですね。例えば、視覚障害者の方から寄せられた御要望ですが、御夫婦とも全盲の方の場合は、例えばこういう障害者手帳を、これはコピーですが、もらっているんだけれども、日常の生活の中では、実は点字じゃないものですからどっちの手帳かわからなく...全文を見る
○西山登紀子君 終わります。
05月11日第126回国会 参議院 厚生委員会 第9号
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○西山登紀子君 戦後処理問題で未解決の問題は非常に多く残っているわけですが、きょうは中国残留孤児について質問をいたします。  中国残留孤児対策として身元引受人制度というのがあるわけですけれども、親族の未判明の孤児の方が帰国とそして定住を希望した場合の身元引受人、これはボランティ...全文を見る
○西山登紀子君 身元引受人の役割についてなんですが、「中国残留孤児の身元引受人の募集について」という要項があります。それによりますと、「日常生活上の諸問題の相談」、「自立更生に必要な助言、指導」、この二点を書いてございますが、それに間違いはないでしょうか。
○西山登紀子君 厚生省の社会・援護局長名で、身元引受人の登録をされた方にこういう「身元引受人登録のお知らせ」という文書が参ります。身元引受人の方の名前、登録番号を記入した文書なんですが、その文書に、当然のことなんですけれども同じ役割が書いてございます。このように書いているんですね...全文を見る
○西山登紀子君 具体的にお聞きしたいと思うんですけれども、身元引受人の方々が身元保証人、入居だとか入学だとか就職などの身元保証人になる、このような役割も担っておられるのではないでしょうか、お聞きします。
○西山登紀子君 私が懇談をいたしました身元引受人の方々は、みんなそういった保証人をされておるわけです。そして、これは非常に不合理だ、政府の責任転嫁ではないかということで非常に怒っておられました。  具体的には、定住するための公営住宅に入居する場合にも保証人とされていたわけです。...全文を見る
○西山登紀子君 経過説明は私もわかっているわけですよ。ですから、どうするか、改めていただけないかということをお伺いしているんですから、その点をはっきりと。
○西山登紀子君 またそれは聞いていないです。質問をちゃんと聞いて答えていただかないと、私も時間が十分じゃありませんので、よろしくお願いいたします。  公営住宅のことについてもるる経過はわかっているわけですけれども、問題は保証人がいなければ家に入れないんですね、孤児の方は。じゃ、...全文を見る
○西山登紀子君 時間がありませんので、次の質問、就職の問題に入りたいと思うんです。  就職する場合も保証人を身元引受人の方がされているわけです。この身元保証人というのは非常な責任を負うわけでありまして、昭和八年四月に身元保証ニ関スル法律という法律がつくられているぐらい、非常に身...全文を見る
○西山登紀子君 今おっしゃいました雇用促進事業団が保証人になるという制度ですけれども、私がお伺いした自立指導員、これはベテランの方なんですが、その自立指導員の方も含めて身元引受人の万五人の方にお伺いしても、だれ一人としてその制度があるということを御存じなかったわけです。ついこの間...全文を見る
○西山登紀子君 先ほども言いましたように、国内の孤児といいますか養護施設の子供たちは、施設長が保証人になる、こういう方向もあるわけですから、民間の職業あっせん、就職の場合にも身元引受人が保証人にならなくてもできるようにその点も研究をしていただきたいと思います。  それから、時間...全文を見る
○西山登紀子君 最後に、この身元引受人問題の厚生省のいろいろ出されております文書について、改めていただきたい問題を含めて大臣にお伺いしたいと思います。  私は、この身元引受人の方々のお話を聞いておりまして本当に頭が下がる思いです。戦争の犠牲となった孤児の方々への特別の思い入れが...全文を見る
05月13日第126回国会 参議院 厚生委員会 第10号
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○西山登紀子君 母子・寡婦福祉資金は、母子家庭や寡婦の生活支援の一つとして一定の役割を果たしてきております。私は、今回の改正に当たり、まず四点ほど要望しておきたいと思います。  その第一は、今回の改正の中身を見ますと、国が余った資金を引き揚げる剰余金引き揚げ法案ではないかという...全文を見る
○西山登紀子君 四月二十四日の、私の地元ですが、京都新聞は、その社説で「市民感情に即した生活保護判決」、こういう見出しを立てて、このように述べております。   生活保護の受給者が保護費の一部を貯蓄することを認め、県が行った減額処分の取り消しを命じる判決が、秋田地裁であった。これ...全文を見る
○西山登紀子君 Kさんのこの御長男はアルバイトをしておりますが、昨年一月から三月の月平均アルバイト料は九万八千五百八十六円でした。福祉事務所はその中から高校の授業料、PTA会費、通学定期代などを必要経費として九万五千二百六十二円を認めました。ところが、その控除額を超えた三千三百二...全文を見る
○西山登紀子君 今、現行制度運用上はこうなっているという説明があったわけですけれども、私はそのような説明では納得をするわけにはまいりません。特にこの少年を納得させることができないと思うんですね。大学に進学して自立をしていこう、そういう意欲に非常に打撃を与えられたわけです。  少...全文を見る
○西山登紀子君 生活保護世帯の子供が現在大学で学んでいらっしゃる、そういうのはどうなっているのか教えてください。簡潔にお願いします。
○西山登紀子君 今御説明があったわけですけれども、本件に関しまして、当該の京都市西京区の福祉事務所長が知事に提出をいたしました弁明書があるわけですが、この弁明書ではこのように書いてあります。「審査請求にある将来の大学入学のための費用については、現在の法運用では収入認定の対象外とす...全文を見る
○西山登紀子君 秋田の加藤裁判は、従来の保護行政の運用、特に補足性の原則というものが非常に厳し過ぎるということで弾力的な運用を求めたものだと思っておりますが、このKさんの御長男である少年は、現在さまざまな方々の善意に支えられまして無事に大学に進学をされております。そういうことで大...全文を見る
05月19日第126回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第4号
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○西山登紀子君 大変いろいろなことを勉強させていただいているんですが、石原先生と長谷川先生にそれぞれお伺いいたします。  私は、都市計画というものはやはりその地域に住民が生活をするということを基本にして考えるべきだというふうに思っているわけです。  先ほど石原先生も宅地の提供...全文を見る
05月24日第126回国会 参議院 本会議 第18号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になりました環境基本法案について総理並びに関係大臣に質問いたします。  青い地球を青いままで子供たちに残してやれるかどうか、今日、環境問題は地球的規模で人類生存の重大な課題となっています。そして、今最も大切なことは、足元の...全文を見る
06月03日第126回国会 参議院 厚生委員会 第11号
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○西山登紀子君 私は、子供の福祉と保健に関して質問をいたします。  まず、保育所対策についてですが、昨年来、突如として公立保育所の保母の人件費の交付税化が浮上いたしまして大問題になりました。  そこで、端的にお伺いいたしますけれども、昨年末の公立保母の人件費の交付税化の方針は...全文を見る
○西山登紀子君 自治体の超過負担は今でも大変なものですし、また公立てあれ民間保育園であれ、国と自治体が責任を持つ認可保育園に違いがありませんので、その旨よく受けとめていただきたいと思います。  さて、児童家庭局長はいろんな場所でいろんなことを発言されておりますが、例えば昨年十二...全文を見る
○西山登紀子君 今の御答弁では、制度疲労の内容というのが少し私には伝わってまいりません。  それで、局長が制度疲労というふうな御発言を、私には非常に軽々しくというふうに思えますけれどもなさいましたし、厚生省が保育制度の見直しといった場合に関係者が非常に不信感を持つのには、やはり...全文を見る
○西山登紀子君 報道されております厚生省の見直し論、ここで私が思いますのは、非常に肝心な点が見落とされていると思いますのは、保育制度は四十五年の歴史と蓄積があるわけですけれども、その評価が非常に欠けていると思うわけです。国庫負担をいかに減らすか、こういうアプローチではなくて、四十...全文を見る
○西山登紀子君 大臣のそういう積極的な姿勢を私は評価したいと思います。私は、日本の現在の保育制度というのは、女性の進出、そして子供の成長を支えていく上で非常に大きく貢献してきたというふうに思っておりますので、厚生省の方ももっともっと確信を持っていただきたいというふうにも思っており...全文を見る
○西山登紀子君 私は、措置制度の三つの重要な意義について述べさせていただきましたが、これは非常に日本の将来にかかわる問題です。ですので、あいまいな御答弁では納得がいかないわけでございます。  措置制度は堅持をする、そして運用については弾力的、柔軟に時代のニーズに応じていろいろと...全文を見る
○西山登紀子君 私は、措置制度の改善というところにどうも見直しと、なくすというふうにニュアンスを込めて言っておられるんじゃないかなというふうに大変心配になるわけでございますけれども、こういうふうにきちっとあり得ないと明言をされているわけですから、そういう方向でやっていただきたいと...全文を見る
○西山登紀子君 やはり措置制度は堅持するという明快な御答弁をいただきたかったわけですけれども、時間がありませんので次に移ります。  学童保育について、私は緊急に二点お伺いいたします。  政府の現在の補助箇所数はまだまだ十分ではございませんで、京都市では九十二クラブ中七十九クラ...全文を見る
○西山登紀子君 次に、私はMMRの問題についいて質問をさせていただきます。  さきの委員会で私がMMRで質問をいたしました直後の四月二十七日に、厚生省はMMRの実施を当面見合わせることといたしました。もっと早い時期に中止されてしかるべきであったと思います。さらにその直後に、阪大...全文を見る
○西山登紀子君 ワクチンは、弱体化されていてもやはり病原体です。その培養方法が違えば別々のワクチンだと判断するのが当然だと思うんですけれども、阪大微研がウイルス学的に言えば同等だということで、届け出は要らないというふうに主張しているのは言い逃れだとしか思えません。厚生省がそのよう...全文を見る
○西山登紀子君 薬学界の常識だそうですから、厚生省も厳正に調査をよろしくお願いしたいと思います。  済みませんが、時間がなくなったので、次は四番目の大臣への質問に飛ばさせていただきたいんですが、この占部株以外の武田、北里の自社株、MMRワクチンについても、問題がないかというとそ...全文を見る
06月10日第126回国会 参議院 厚生委員会 第13号
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○西山登紀子君 前回の法改正に向けて公衆衛生審議会が出した意見書では、我が国の精神障害者対策は制度、事業面の立ちおくれについては否定できない現状であり、今や早急に是正を図るべき重要な社会的課題となっていると指摘しておりました。また、さらに一九八五年のWHOや国際法律家委員会と国際...全文を見る
○西山登紀子君 精神障害者の施策のおくれた現状をなくしていくためにも、施策の推進を図っていく上での姿勢といいますか、その点につきまして大臣に重ねてお伺いしたいと思うんです。  九一年の十二月の国連総会で、「精神病者の保護および精神保健ケアの改善のための原則」が採択をされました。...全文を見る
○西山登紀子君 ぜひそのようにお願いしたいと思います。  次に、精神障害者の救急医療につきまして三点質問をしたいと思います。  日本精神神経学会の九一年の提言では、「精神障害者が安心して地域で生活を営んでいくためには、急激な病状変化に対応できる精神科救急医療体制の整備が必要で...全文を見る
○西山登紀子君 二十九都道府県、四十二施設ということですから、すべての県にあるわけではない。また、一つの県に一つしかないというところもあるわけで、これは大変おくれているというふうに思っております。この際、国立や都道府県立病院に救急入院施設を備えた精神科を設置するなど検討することが...全文を見る
○西山登紀子君 実は、搬送は次にお聞きしたいと思っていたんですけれども、搬送方法についても非常に現場では困っておられまして、いざ緊急事態が発生して家族や周りの人が病院に運びたいと思ったときに一一九か一一〇かあるいは民間の、これは三万円か五万円ほどするそうですが、搬送会社に頼むのか...全文を見る
○西山登紀子君 次に、以上のハードの救急とは別に、いわゆるやわらかい救急についてお伺いしたいと思います。つまり、総合病院や一般病院での精神科の救急で、例えば往診、看護婦やケースワーカーなどによる電話相談、時間外の救急外来の受診などを十分に保障していくということなんですけれども、こ...全文を見る
○西山登紀子君 次に、社会復帰の問題についてお伺いをいたします。  生活の場ではグループホームの推進が強調されているわけですけれども、実際問題として、私も精神科の先生にお聞きしましたが、病院から一挙にグループホームで障害者同士が一緒に生活できるかというと必ずしもそうではないと言...全文を見る
○西山登紀子君 厚生省は、グループホームは今年度百カ所を目標にすると言っておられるんですけれども、それに比べると現在法定施設の援護寮というのは四十九ということで余りにも少ないのではないかと思うんですね。援護寮からグールプホームヘ行くと、あるいは自立の方向へ進んでいくと、しかし失敗...全文を見る
○西山登紀子君 援護寮がない県というのは、これは京都も含めて現在十八県に上っているわけですので、自治体任せというふうになっている現状ではなかなか進まないんじゃないかと思いますので、この義務設置の問題についてぜひ今後とも検討していただきたいと思います。  次に、社会復帰の場合の就...全文を見る
○西山登紀子君 そのジョブコーチですが、川崎市のリハビリテーション医療センターや神奈川県精神障害者地域作業所連絡協議会、こういうようなところで行われているということですが、労働省ともよく連携を強めていただいて研究をぜひお願いしたいと思います。  次に、先ほどもお話がございました...全文を見る
○西山登紀子君 精神障害については、社会の偏見はまだまだ根強うございますし、また患者家族の方々が社会に訴えることも難しいというような面もまだあるわけでございますので、それだけに今回の改正を機会に予算の裏づけのある先の見通しを持った施策を強く望みたいと思います。  次に、本改正案...全文を見る
○西山登紀子君 最後に一点お聞きします。  こういう子供たちに対しまして、厚生省が一体何ができるかまた何をしなければならないかという点でございます。私は、九一年七月に起きましたあの風の子学園の事件を忘れることができません。登校拒否をしていた子供が私的施設でコンテナの中に閉じ込め...全文を見る
11月11日第128回国会 参議院 厚生委員会 第3号
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○西山登紀子君 まず、厚生行政全般について一言申し上げたいと思うんです。  十月に年金審議会の意見書が提出をされました。年金制度というのはやはり国民の老後保障の柱でございます。それだけに、意見書の最大の問題として六十五歳の支給問題、国民の大きな関心を呼んでいるわけです。きょうは...全文を見る
○西山登紀子君 そこで、特に注目を要すると考えます点は、この骨粗鬆症は寝たきりになる大きな原因だという点でございます。  財団法人の骨粗鬆症財団が発表しておりますこのリーフレットでも「寝たきりの原因-第二位は骨粗鬆症」、こんなふうに言っていて、六十万人の寝たきり老人になる最大の...全文を見る
○西山登紀子君 厚生省は来年度の概算要求で、婦人の健康づくり推進事業ということで、十八歳から四十歳未満の女性を対象として骨密度測定検査項目を追加し、各県二カ所、全国九十四カ所のモデル事業を予算要求されています。  私は、これはこれで大切な事業だと思いますので、ぜひ実現するように...全文を見る
○西山登紀子君 各県二カ所のモデル事業をぜひスタートしていただきたいと思うんですけれども、この対象は十八歳から四十歳未満の女性で、人数的には四万人と聞いております。この骨粗鬆症というのは、女性が男性よりも早くかかってその数もはるかに多いというふうに指摘をされておりますし、さらに急...全文を見る
○西山登紀子君 特に女性の中に不安が広がっておりますので、厚生省の御努力を要請したいと思います。  次に、人工呼吸器による在宅療養の問題です。  具体例を申し上げたいと思いますが、京都のKちゃんというふうに呼ばせていただきますが、十一歳の子供さんのケースです。私も十一月二日、...全文を見る
○西山登紀子君 退院するときに在宅で必要な人工呼吸器の費用の問題なんですけれども、Kちゃんの場合は幾らぐらいかかるかということで、お父さんが要請に厚生省の方にも出向いていらっしゃるわけです。  御紹介いたしますと、人工呼吸器本体一式で二百十七万六千四十円、たんの除去の吸引器が十...全文を見る
○西山登紀子君 今言われましたように、確かに在宅人工呼吸器使用患者の一部は健康保険の適用になっているわけなんです。  今定義をおっしゃいましたけれども、もう一度申し上げますと、「在宅人工呼吸とは、筋萎縮性疾患の患者であって、長期にわたり持続的に人工呼吸に依存せざるを得ず、かつ、...全文を見る
○西山登紀子君 最後に、大臣にお伺いをいたします。  来年は国際家族年でもあります。人工呼吸器があれば在宅で療養が可能で、そして家族とともに暮らすことができる、こうした願いを持った子供たちの夢をぜひ実現していただきたいのです。問題は、この子供さんたちは大変重い病気で、一生懸命生...全文を見る
11月12日第128回国会 参議院 規制緩和に関する特別委員会 第3号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  時間が押せ押せになっておりますので、残念ですけれども、私は叶先生お一人にお答えいただかなければならないのですが、今、中条先生の方からも規制緩和ということが流行になっているというようなお話が最初にありましたけれども、やはりこ...全文を見る
11月16日第128回国会 参議院 厚生委員会 第4号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、心身障害者対策基本法改正案について賛成の立場から討論いたします。  国連・障害者の十年をきっかけとして障害者運動が前進し、世論の高揚によって心身障害者対策基本法の改正を求める声が高まり、このたび障害者基本法が制定される運びになったこと...全文を見る
12月03日第128回国会 参議院 規制緩和に関する特別委員会 第4号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子ですが、植草先生にお伺いをさせていただきます。  今規制緩和というのが一つの流行語というのかブームのようにもなっているわけですけれども、私はそういう状況について一つの危惧を抱いております。流行になっているのは先生も先ほど御説明いただきました...全文を見る