西山登紀子

にしやまときこ



当選回数回

西山登紀子の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第140回国会 参議院 厚生委員会 第2号
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○西山登紀子君 大臣は所信で我が国が大きな転換点に立っているということを言われまして、そして厚生行政においても、将来を担う子供たちやお年寄りが安心して暮らせる社会を実現するという観点に立って社会保障制度の構造改革を進めますと、こんなふうに所信を述べられたわけです。  午前中の議...全文を見る
○西山登紀子君 先ほどの選好度調査の中に、老後の見通しについて調べた調査があります。自分の老後に対して明るい見通しを持っているのかという質問に対して、やはり八四年度を境にいたしまして三五・八%からだんだん下がってきて、今回は二四・三%ということで、前回の二六・九からさらに下がって...全文を見る
○西山登紀子君 ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  続きまして、医療の改革という場合に、それでは国民の負担増、また国民負担増による診療の抑制という方向しか医療の改革の方向はないのかというと、決してそうではないというふうに思っております。  私たちは、予算委員会で志位書記...全文を見る
○西山登紀子君 予防の促進が医療費を抑えていくという一つの方向ではないかということで貴重な研究成果だと思いますし、大阪府下の九市ということでかなり全国的な普遍性を持っているんじゃないかなと思いますので、積極的に政策として生かしていく必要があるのではないかと考えています。  その...全文を見る
○西山登紀子君 それで、そういうふうに実施されてきた結果はどうかと、今まで実施されてきた中からどんな教訓が酌み取れるかということなんですが、厚生省のつかんでいらっしゃる数字におきましても、例えば骨粗鬆症検診を受けた方の五・一%が要指導、要注意、要精密検査、五・一%の出現率というこ...全文を見る
○西山登紀子君 よろしくお願いいたします。  厚生省のモデル事業が呼び水になりまして地域の予防検診活動を広げておりますし、婦人たちも自主的に自分の健康を見直そう、骨を強くしょう、健康に老いると、こういうふうな運動も強まっているという点で大変効果的ではないかと思います。  次に...全文を見る
○西山登紀子君 一般的に言って、すべての女性を対象にそういう検診の機会が与えられるのが望ましいのではないかということについてのお答えを。
○西山登紀子君 それでは、時間がなくなりましたので、大臣にあわせてお伺いいたしたいと思います。  この婦人のモデル事業、骨粗鬆症に関する事業というのは大変効果的だということはもうはっきりしているわけですが、問題は今の対象が三十九歳までであってその先がないということ、それから勤労...全文を見る
○西山登紀子君 先ほど位置づけられたというその節目検診なんですけれども、受診者がわずか一万人ぐらいでやはりまだまだ幅が狭いと思いますので、三十歳から婦人が子宮がん、乳がんというふうに受けるそのときに一緒に骨粗鬆症の検診も受けるというふうにすればより予防効果があると思いますので、も...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっとアレルギーの問題は時間の関係でできません。申しわけありません。  それでは次に、児童福祉法の問題について大臣にお伺いをしたいと思います。  一部の新聞の報道ですけれども、今度政府が考えている児童福祉法の法案の中身が一部の新聞で報道されているんですけれど...全文を見る
○西山登紀子君 大臣が保育所を利用されたかどうかわかりませんけれども、私は三人の子供を預けてまいりましたけれども、決して自分の要望、親の希望を申請の際に明記しなかったわけではありません。第一希望から第三希望まできっちりと聞いていただきました。  それで、最後にお聞きしますけれど...全文を見る
03月13日第140回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  総理及び関係大臣に御質問をいたします。  まず、医療保険の問題についてお伺いをいたします。  総理、今国民は消費税五%へのアップを含む九兆円という大幅な負担増に大きな危惧を持っています。九兆円のうち医療費の負担は二兆円...全文を見る
○西山登紀子君 最初に総理が広告のことについて一言意見を述べられましたけれども、私は大変失礼な言い方だと思います。私の地元の開業医の先生方はこの保険医協会に二千七百人が参加をしていらっしゃいますから、そのお言葉については私は本当に冒演だというふうに批判をさせていただきまして、それ...全文を見る
○西山登紀子君 いいんです。  それで、質疑を続けさせていただきますけれども、医療保険の赤字をなくすためには、まず何よりも、高過ぎる薬価、大き過ぎる薬剤費、つまり国民医療費二十七兆円の約三割、八兆円にも及ぶこの薬剤費にメスを入れるべきです。  ところが、私も調べて驚いたんです...全文を見る
○西山登紀子君 次に、十三番目のアダラートについて、バイエルのアダラートの薬価とその後発品の薬価は幾らですか。
○西山登紀子君 今お聞きのように、同じ単位の薬で大手メーカーの先発品と後発品では薬価に大きな差があるわけです。先発品の薬価は後発品に比べまして、パナルジンの場合、四十二円四十銭と百五円九十銭を比較いたしますと実に二・五〇倍、アダラートの場合も三十三円九十銭と十三円六十銭を比較いた...全文を見る
○西山登紀子君 質問したことだけに答えてください。薬効や成分が違うのかとお伺いしたんですよ。ほぼ違わない、同じだということです。  厚生省が承認された同じ成分、同じ効能の薬なのに、大手メーカーのものは後発品の、例えばパナルジンニ・五倍、アダラートニ・四九倍、こういう値段の差がつ...全文を見る
○西山登紀子君 質問していることだけに答えてくださいよ。この表は間違いないか、先発品が全部後発品の二・五倍になっているでしようと。それを認めてくださったらいいわけですよ。それを認められたわけですよ。しかも二・五分の一のルールがあるということまでおっしゃったわけですね。二・五分の一...全文を見る
○西山登紀子君 今、厚生大臣にお伺いをしているんですけれども、二・五倍のルールがある、しかも先発品、後発品、同じ成分、同じ薬効、同じ楽なんです。何で二・五倍の値段の差をつけるんですか。そのルールの根拠をお伺いしているんです。
○西山登紀子君 私は、お答えになっていないと思います。  先ほど二・五分の一ルールというのはその下支えだというふうなお話がありましたけれども、これはとんでもありません。これは大手メーカーの先発品を高値につり上げておく、維持しておくためのルールでありまして、そういうルールなんです...全文を見る
○西山登紀子君 いずれにしても大手メーカーを擁護する御答弁だったと思います。大手メーカーがコストがかかっているというけれども、七年-十一年というのは先発が高い値段を独占しているわけですから、その後後発品が出てきているわけですから、さらに二・五倍の差をつける理由にはなりません。 ...全文を見る
○西山登紀子君 総理にお伺いをいたします。
○西山登紀子君 結局、総理もなぜ先発品に二・五倍の高値をつけるか、そのルールの根拠についても納得のいく説明はなされなかったわけなんですね。厚生大臣とても同じです。やはりどうしても納得するわけにはいきません。今のこういう薬価差、同じ効き目、同じ成分なのにどうして大手メーカーの先発品...全文を見る
○西山登紀子君 今人為的に決めているんじゃないとおっしゃったけれども、先ほどの二・五倍のルールをちゃんと持っているわけでしょう。それは厚生省がお決めになっているわけですから、そういう答弁は私は納得がいきません。  厚生大臣にお伺いいたしますけれども、これを見ましても、やはり大手...全文を見る
○西山登紀子君 大臣の御答弁に私は納得はいきません。  それで、総理にお伺いをしたいわけですけれども、ジェネリックの専門中小販売メーカーの日本医薬品販社協会というのが昨年、業務局長あてに陳情書を出したんですけれども、この陳情書では、後発ジェネリック製品と同成分、同効能の製品には...全文を見る
○西山登紀子君 私が質問している点は、大手メーカーの薬剤にメスを入れるべきだと、その御答弁がありませんので、私は納得がいかないと申し上げているわけです。こういう点に根本的にメスを入れないで国民負担をふやすということには私は納得がいかないということを申し上げまして、次の質問に移らせ...全文を見る
○西山登紀子君 今御説明がありましたように、割引制度は運賃と急行にしか適用されていないわけですけれども、これを特急にまで広げてほしいと要望を受けております。  そこで、私、時刻表で調べてみて大変驚いたんですが、こういうパネルを持ってきてみました。ぜひ見ていただきたいと思います。...全文を見る
○西山登紀子君 こういう急激な変化が既に起こっている、時代的な変化が起こっているわけですから、大臣、いつまでに御検討を進めていただけますか、具体的にお伺いいたします。
○西山登紀子君 それでは、総理にお伺いいたしますけれども、運輸大臣も検討はするというふうにおっしゃっていただいたんですけれども、ぜひ検討を進めるように御努力をお願いしたいと思います。
○西山登紀子君 最後に、精神障害者の福祉施策についてお聞きいたします。  精神障害者についても現行の障害者同様に各種の割引制度などの活用ができるように取り計らっていただきたいのですが、運輸大臣、どうでしょうか。運輸大臣、年内をめどにぜひお願いします。
○西山登紀子君 総理大臣に最後にお伺いしようと思っておりましたけれども、先ほどと同じ御答弁でしょうか。できるだけ早くこのことも実現していただきたいと思います。
○西山登紀子君 聴濤議員に関連質問をお願いいたします。
03月25日第140回国会 参議院 厚生委員会 第4号
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○西山登紀子君 きょうは私も中国残留孤児問題、中国帰国孤児対策についてお伺いをしたいと思います。  四年前の平成五年五月十一日、当委員会で身元引受人制度の問題について質問をいたしました。ボランティアである身元引受人の方々が各種保証人までやらされて大変過重な負担をおかけしていると...全文を見る
○西山登紀子君 身元引受人を募集されて、そして身元引受人をお引き受けいただいたという通知を出しているのは厚生省ですね。ですから、やはり身元引受人が今なおこういう公営住宅の保証人までやらされているとか、そしてまた、今言ったように、就職についての保証人についても改善が図られていないと...全文を見る
○西山登紀子君 大臣の積極的な御決意をお伺いできたわけですけれども、しかし現実に孤児がどういうふうに扱われているかという問題なんです。  残留孤児のお世話をしている方からこういうお話を伺いました。帰国されると、全国六カ所の定着促進センターというところで四カ月間、日本語などのいろ...全文を見る
○西山登紀子君 今おっしゃった自立支度金ですけれども、平成七年度、八年度はわずか大人一人当たり十五万八千円、子供はその半額なんですね。  そこで、大臣にお伺いいたしますけれども、九年度はこれを二百円上げまして十五万八千二百円にしているわけです。これは一時金として支給をするわけで...全文を見る
○西山登紀子君 ぎりぎりの配慮が一年間にわずか二百円アップというのでは、余りにも私は寂し過ぎるというふうに思うわけです。  次に、大臣に続けてお伺いいたしますけれども、さきに御紹介いたしましたこの戦時死亡宣告がされていた方の取り消しの問題ですけれども、家庭裁判所で審判が下るまで...全文を見る
○西山登紀子君 ぜひお願いしたいと思います。帰ってきているのに死亡の状態が続くということ、これはどう考えても私は二重の悲劇だと思います。あれほどの筆舌に尽くしがたい苦難を経てやっと帰ってきた、生きて帰ってきているのに本人は死亡状態、しかも手続に半年、また半年、これは人道上も決して...全文を見る
03月27日第140回国会 参議院 厚生委員会 第5号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは生活保護世帯の医療券問題についてお聞きをしたいと思うんです。  この問題は九四年に当委員会で私が質問いたしましたけれども、実は私はそれまで大変不勉強で、生活保護世帯の方はいつでもすぐに病院にかかれるものだと思って...全文を見る
○西山登紀子君 生活保護というのは国民の基本的な権利であります。しかし、今日の生活保護行政というのは実際はどうなっているのかという問題です。  生活保護開始の一番大きな理由は何でしょうか。
○西山登紀子君 今言われたように、病気による困窮が圧倒的に多い生活保護を受ける原因であります。ところが、お医者さんに行く手続が非常に面倒なんです。幾つものハードルがあります。すぐにかかれないシステムになっています。私が質問した以降も残念ながらその点は改善を見ておりません。  お...全文を見る
○西山登紀子君 少し説明を省略されたんじゃないかと思うんですね。    〔委員長退席、理事菅野壽君着席〕  厚生省から事前に聞いたとき、私が前回質問したときは、つい最近も聞きました、どうなっているか。原則的な手続というのがありまして、原則的には要保護者の方が病院にかかるときに...全文を見る
○西山登紀子君 大変複雑で非常に不便ですね。  私、直接地元で生活保護を受けていらっしゃる障害者の方やお年寄りの方や母子家庭のお母さんからお話を聞きました。お母さんにはお子さんが一人いらっしゃるんですけれども、一歳四カ月から生活保護を受けていらっしゃって、今八歳になっているお子...全文を見る
○西山登紀子君 厚生省、そうはおっしゃいますけれども、各自治体から今の制度では大変問題があると現実に意見が来ているじゃありませんか。十五都道府県、五政令指定都市がこの医療券方式は問題がある、医療証方式に変えてほしいという要望を上げているわけです。  代表的なのは東京都です。改正...全文を見る
○西山登紀子君 最後に大臣にお伺いしたいわけですけれども、私は今の答弁を本当に血が通っていないというふうに思うんですよね。  やはり、子供が修学旅行に行っても、キャンプに行っても非常に差別感がある。行きたくない、親は行かせたくない、そういう現実もあります。そして、実際にすぐにお...全文を見る
○西山登紀子君 保険料を払わないとおっしゃったわけですけれども、これはさっき一番最初に確認をいたしましたように、生活保護を受けるというのは国民の権利であります。払えない状態になったときに、お医者さんにかかるのにこんなに幾つものハードルをわざわざ置かなければならないのかということが...全文を見る
03月28日第140回国会 参議院 本会議 第14号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、九七年度政府予算三案及び平成会提出の修正案に対し、反対の立場から討論を行います。  私は、まず、憲法の規定する自然成立の四月三日まで一週間も残しながら予算案の審議を終了させようとしていることに対し、厳しく抗議するものです。  本院は...全文を見る
04月01日第140回国会 参議院 厚生委員会 第6号
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○西山登紀子君 まず、理念の問題についてお伺いをしたいわけですけれども、私も今度の児童福祉法の改正、五十年ぶりだということで、やはり子供の権利主体、こういう点が理念に当然盛り込まれているだろうというふうに思っておりました。ところが、そういう点が明記されておりません。  子どもの...全文を見る
○西山登紀子君 大臣も今お認めになったわけですけれども、こういう流れがやはり国際的な流れなんですね。  ですから、そういうもとで、しかも日本は子どもの権利条約を批准してから初めての大改正ということになるわけですから、当然この点をこの法改正には盛り込むべきだったというふうに思うわ...全文を見る
○西山登紀子君 せっかく批准をした後の改正なんですから、やはりきちっと明記をすべきであった、この点は非常に残念だというふうに思います。  それで、今回の法改正の非常に重要な点は、保育所制度を変えるという問題、保育所の措置制度をなくすという問題なんですね。この点で少し私は歴史的に...全文を見る
○西山登紀子君 大臣、一定のということでその役割はお認めになったわけですけれども、私は具体的に措置制度の中身で御提案をしているわけなんですよね。保育所の入所における措置権の問題、それから最低基準の問題、それから費用をきちっと国や自治体が保障するという点での全国共通の保育水準を維持...全文を見る
○西山登紀子君 大臣の認識が、保育所が十分じゃないから少子化になったとは思わないとまで言われたんですけれども、これはエンゼルプラン自体が子育て支援策、それに保育所をもっと充実させなきゃいけないということを方針化していますからね。その議論はあれしまして次に行きますけれども、私はやは...全文を見る
○西山登紀子君 最後のところが聞こえなかったんですけれども。
○西山登紀子君 保育所は措置施設ではなくなるということです。  この措置制度の廃止については多くの父母、それから保育園の経営者から不安の声が上がっているわけです。私もいろいろなところでお聞きをいたしました。  措置制度をなくす以上はそれに弊害があったというふうに思われたからだ...全文を見る
○西山登紀子君 私も実際この措置制度のもとで保育所に何度も入所させていただいておりますから、経験上からいっても、第一希望から第三希望まできちっととっていただいて、なるべく親の意向に沿うようにとケースワーカーの福祉事務所の方に大変努力をしていただきました。  おかしいんですけれど...全文を見る
○西山登紀子君 応諾の義務ということですけれども、やはり今までのようなきちっと入所をさせなければならないという国の義務、そういうところがら見ますと、申し込みがあって、それに契約をするということですから、私は弱くなる、後退するというふうに大変危惧をいたします。  しかも、本改正に...全文を見る
○西山登紀子君 親の願いというのは、単に第一希望、第二希望、第三希望を出すだけではなくて、実際に入れてもらわなかったら困るわけですよね。もうその日から仕事をやめなくちゃいけない。その点では本当に、お父さんもそうでしょうけれども、特に女性にとっては本当に保育所に入所できるのかどうか...全文を見る
○西山登紀子君 措置制度をやめたから待機児がなくなるのか、その点の飛躍がありまして、どうしても理解することができないわけです。厚生省は選択できる、親の希望がかなうと、こういうふうに宣伝をしているわけですけれども、私はやはりそれは違うというふうに思うわけですね。要するに、多様な要求...全文を見る
○西山登紀子君 その場合、国庫負担金は当然認可されるわけですから支給はされるわけですよね。
○西山登紀子君 次に、保育料の問題についてお伺いをしたいと思います。  これも先ほど来議論に出ている点ですが、若い共働きの夫婦の場合、今やはり保育料が高過ぎるという、これに悲鳴を上げているということです。子供が二人いますと十万ですが、これは高額所得者というふうには言えないと思う...全文を見る
○西山登紀子君 この五十六条に、今までは「負担能力に応じ、その費用の全部又は一部を徴収することができる。」となっていたのが、「一部」というのが取り除かれて、「本人又はその扶養義務者から、当該保育費用」を徴収する、そして「家計に与える影響を考慮して」「児童の年齢等に応じて定める額を...全文を見る
○西山登紀子君 この点に一番この五十六条の非常に重大な点があると思うわけです。つまり、なぜこういうふうになるのかというと、やはり保育所は措置施設から利用施設になった、受益者負担の原則を取り入れた、利用料は利用者が支払うという考えに基づくものでありまして、まずそれを払って、そして家...全文を見る
○西山登紀子君 私は、今度の法改正によって父母の負担感が解消されるのかというふうに質問をしたんですけれども、なかなか答弁に苦労していらっしゃるわけですね。  といいますのは、急激な変化を避けるために七段階に分けていろいろやっているわけですけれども、大変厚生省としては苦労の跡が私...全文を見る
○西山登紀子君 時間が過ぎているんですけれども、日本共産党が大きな政府という大臣のお話がありました。一言ですが、私たちは何でも公費を投入したらいいと言っているわけではありません。むだな公共事業を減らしなさい、軍事費を減らして子供たちのために使えと、そういうふうに言っている、その点...全文を見る
04月03日第140回国会 参議院 厚生委員会 第7号
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○西山登紀子君 きょうは私は学童保育の問題についてお伺いをいたします。  私は機会あるごとに、当委員会でも学童保育の制度化を要求してまいりました。ですから、今回この児童福祉法に学童保育が位置づけられましたことは評価することができるわけです。  厚生省の補助事業が一九七六年に開...全文を見る
○西山登紀子君 保育所のときと同様にですけれども、やはり入学式が近づいていますけれども、私も子供を保育所から入学させたときに、学童保育所が周りにありませんでした。そのときに本当に心配で心配で働くのをやめようか、こんなふうに悩んだものです。ですから、今回法制化がされたということ、こ...全文を見る
○西山登紀子君 ですから、父母らの共同経営といいますか、自主運営をしているところもその「その他の者」の対象になると、こういうことですよね。
○西山登紀子君 確かにその対象になるわけですけれども、問題は、今、全国で、父母会の自主運営で行われている学童保育所で、全くどこからの補助もない自主運営をしているところの実態を御存じでしょうか。  私は京都なんですけれども、実は二十年ほど前になりますけれども、自宅を開放いたしまし...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっとお聞きしていることと違うんじゃないかと思うんです。  そういう全く今回の補助対象にもなっていないところを、この法改正を機会にして市町村の対象事業に参入させるようにしてほしいと。多種多様、いろいろやっているから、私が今紹介したような状態がそのまま続いていい...全文を見る
○西山登紀子君 今、大臣が言われたビー玉とかメンコとかという大変子供らしい環境、それは今、学童保育の中にあるというふうに言われているんですね。周りにはなかなかそういう子供、異年齢集団もいなくなっているし、学童保育というところに行くと本当に子供らしい遊びがあるなというふうな感じで、...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっと時間が少なくなったので先に飛ばしますが、学童保育の要求は今日、都市部だけではなくて農村部、例えば京都でいえば丹後、こういう地域でも、やはり労働形態が変わってきたということもありまして、学童保育を自主的に開設しているところもふえております。ですから、こういう...全文を見る
○西山登紀子君 保育所の場合には特定のそういう過疎地の対策がとられているので、今後ともぜひ御検討いただきたいと思います。  終わります。
04月08日第140回国会 参議院 厚生委員会 第8号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、参考人の皆さんには本当にお忙しいところありがとうございます。ただ、時間が非常に短うございますので、皆さんにお聞きしたいんですけれども、それもかないませんので、津田参考人にまとめて御質問をさせていただきたいと思いま...全文を見る
○西山登紀子君 二月の意見書では、「第二十四条が、唯一、子どもの保育所に入る権利を保障している規定である。」というふうに述べられておりまして、「その唯一の根拠を奪う改革は、国民のニーズにも反するものであり、なされるべきではない。」と述べていらっしゃいます。市町村は調整義務のみにな...全文を見る
○西山登紀子君 どうもありがとうございました。  それに関連しまして、五十六条なんですけれども、私たちは、二十四条で保育所が措置施設ではなくなった、利用契約施設といいますか、利用選択施設といいますか、そういう施設に変わるということによって保育所の性格も変わるんじゃないかと思って...全文を見る
○西山登紀子君 最後になりますけれども、今回、学童保育所が三十四条に新しく法制化されるということ、これは評価できるわけですけれども、しかし、市町村、国の公的責任というのはまだまだやっぱり不十分だということで、この点も三十四条を私たちは修正したいと思っております。市町村が放課後児童...全文を見る
○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子です。  それぞれの角度から児童の福祉について非常に熱心な御提言、御意見をいただきまして、ありがとうございます。  午前中に引き続きまして、私は、保育の分野について少しまとめて御意見をいただきたいと思いますので、参考人の皆さんの中で御意見...全文を見る
○西山登紀子君 今、五人に一人は保育所育ちということでございまして、私も三人の子供を産休明けから育ててきたんですけれども、もうその子供たちも三人とも有権者になっているわけです。  ということになりますと、五人に一人の有権者を小さいときから保育所で育てていくということですから、保...全文を見る
○西山登紀子君 森田先生にお伺いしたいんですけれども、大変外国の研究もなさって示唆に富んだ御意見をいただいたと思っております。  そこで、日本の保育の非常によいところは、親の収入によって保育所がランク分けされていないところだと。これは私は、やはり日本の保育の措置制度が、最低基準...全文を見る
○西山登紀子君 横田さんにもう一度お伺いしたいんですけれども、競争原理の導入で保育の水準が上がると大臣も答弁していらっしゃるわけですが、競争原理で保育園がよくなるというふうに思われるでしょうか。
○西山登紀子君 最後ですけれども、保育がよくなるために国に何を要望されますか。
04月10日第140回国会 参議院 厚生委員会 第9号
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○西山登紀子君 一昨日の参考人質疑では、本改正案につきまして賛否いろいろな角度から意見が出されました。同じく公的責任の強化を望む積極的な要望もおのおのの皆さん方から出されました。中でも保育所に関する二十四条、五十一条、五十六条についての質疑が当委員会でも非常に多かったのが特徴では...全文を見る
○西山登紀子君 中児審も四十三年にはゼロ歳児は三対一にしなさいというふうに答申をしております。私が今問題にしているのは、あれこれの補助でこうやっているということではなくて、最低基準というこの非常に重要な基準を二十八年間変えてこなかった、この問題です。  特に乳幼児の発達というの...全文を見る
○西山登紀子君 待機児が年々ふえる傾向にあるということですが、事実でしょうか。
○西山登紀子君 待機児というのはふえているんですね。ここ数年間ふえています。特に四月一日よりもやはり十月一日の方がぐんとふえているんです。平成七年でも十月一日の時点ではゼロ歳は一万一千八百九十七だし、一、二歳児を合わせると二万人近い待機児になります。こんなに入れない子供がいる。 ...全文を見る
○西山登紀子君 延長保育の問題に移りたいと思うんですけれども、延長保育の面でもこの間本当に行政がきちっとした対応をとってきたのかという問題です。  労基法で言えば一日拘束八時間四十五分としても、通勤時間を含めて十一時間から十二時間の保育が求められている。これが今の社会生活になっ...全文を見る
○西山登紀子君 今いろいろ数字を挙げられましたけれども、これは九四年の数字を持っているんですけれども、十一時間の開所、保育をやっている保育所というのは全国で一万二千二百六十カ所、約半数の保育園が十一時間の保育をやっております。しかし、今も申し上げましたように、八時間の保育が原則だ...全文を見る
○西山登紀子君 いろいろ言われましたけれども、結局、保育の多様なニーズにこたえようと思えばたくさん費用は要るんだけれども、国の費用というのは自治体に対して四割であったり六割であったり七割であったり、非常に低い水準になっている、そこがやはりその地域の必要な保育ニーズに十分こたえられ...全文を見る
○西山登紀子君 貧しい保育予算が今日のそごを生んでいるというのは、やはり臨調で一九八六年に千八百五十二億まで下がったんですね。今、本当にもう少子化になって大変だということでエンゼルプランなどで少し努力はされていますけれども、そういう保育予算が削減されたことによってどれだけのひどい...全文を見る
○西山登紀子君 私も児童相談所で実は心理判定員をしておりましたし、情短施設でセラピストという役割も果たしていたわけですけれども、しかしやはり専門性という点ではまだまだ未確立のところがあります。そして、児童相談所というのはなかなか日が当たらないということなんですが、今回の法改正によ...全文を見る
○西山登紀子君 いろんな調査もやられているんですけれども、愛育研究所というところが二十カ所の児童相談所で調査しているんですけれども、やはりそこでは判定会議というのは週一回開かれているところが四五%、処遇会議というのは週一回やっているところが八五%あります。ですから、集団的に決めて...全文を見る
○西山登紀子君 大臣、子どもの権利条約について。
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表いたしまして、児童福祉法等の一部を改正する法律案に対し、修正案を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございますが、簡単に提案理由と修正要旨を御説明申し上げます。  まず、修正案を提案する理由であります。  ...全文を見る
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表いたしまして、児童福祉法等の一部を改正する法律案に反対の討論をいたします。  周知のように、法制定時から五十年、児童や家庭を取り巻く環境は大きく変化しました。児童福祉法改正は、その変化に対応した児童福祉の充実、向上に資するものが求められてい...全文を見る
04月15日第140回国会 参議院 厚生委員会 第10号
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○西山登紀子君 先ほど来ダイオキシンの問題が続いておりますけれども、私も最初にダイオキシンの問題について質問をさせていただきたいと思います。  去る十一日、厚生省は、全国千八百五十四のごみの焼却炉のうち三月末までに報告のあった千百五十の施設の調査結果を公表されたわけです。これは...全文を見る
○西山登紀子君 ダイオキシンの猛毒性については、一様に危険であるというふうに言われるわけですけれども、私は今日の日本のダイオキシンの汚染の状況というのは非常に憂慮すべき重大な事態だというふうに思っております。  WHOがことしの二月に発がん性の評価を見直して、可能性があるという...全文を見る
○西山登紀子君 なぜこの報告がおくれているんでしょうか、七百。
○西山登紀子君 私が理解するというよりも、住民の皆さんが本当に今不安に思っているわけです。自分たちの地域の焼却炉はなぜ発表されないのか、また隠しているんじゃないか、そういう心配をしているわけです。ですから、これはやはり早急に厚生省の積極的な御指導をいただきまして、公表ができるよう...全文を見る
○西山登紀子君 先ほど来同じような答弁を何度聞いても、やはり環境庁がお示しになっている五ピコグラムの方が人の健康を保護するというふうな、そういう意味では積極的な数値じゃないかなと思えてしまうんです。  環境庁の出していらっしゃるダイオキシンリスク評価検討会という結果の概要という...全文を見る
○西山登紀子君 聞いているとやっぱりゆっくりしている、非常に甘いというふうに思うんです。  例えば、ドイツなんかは一九八五年に焼却炉のその基準というのは〇・一ナノグラム、オランダも一九九一年に〇・一ナノグラム、スウェーデンは一九八八年に〇・一ナノグラム、こういうふうに規制をきち...全文を見る
○西山登紀子君 継続的に検討していただけるわけですけれども、やっぱり八十があれば八十まではいいやないかと、八十以下だったら基準値クリアしているからいいじゃないかと、こういう反応になるんじゃないかなと思うんです。この点はやっぱり見直しを、各自治体も一生懸命努力をしていらっしゃるわけ...全文を見る
○西山登紀子君 時間がありませんので、質問を先に進めます。  このダイオキシンの問題は、排出抑制するためには焼却炉を建てかえするという手だてが必要ですけれども、優先的にそういう点で補助金を出して排出削減を促進すべきだと考えますが、いかがですか。
○西山登紀子君 積極的に進めていただきたいと思います。  次に、埼玉の所沢市議会では三月の下旬にダイオキシン規制条例、全会一致で可決をいたしました。大問題になっている武蔵野ですけれども、ここで問題になっているダイオキシンを出している焼却炉というのは産業廃棄物です。産業廃棄物の焼...全文を見る
○西山登紀子君 今の御答弁だと、産業廃棄物の焼却炉の調査ももちろん念頭に置いて今検討して  いらっしゃるということでしょうか。
○西山登紀子君 それでは最後に、大臣にお伺いしたいと思います。結局、この猛毒ダイオキシンについての一番の問題は、この日本で排出を規制する法律がないということです。これだけの猛毒であるにもかかわらず、何ら法的な、規制の法律がないということなんですね。  例えば、アメリカではどうい...全文を見る
○西山登紀子君 もう少し伺います。  今、大臣が環境庁と厚生省、数値が違うのはおかしいと言われましたね。確かに国民の側から見ると、どっちがどうなんだという疑問を、マスコミなんかでも、同時に出たりばらばらに出たりするんですけれども、やっぱり戸惑いを持ちますから、ぜひその点きちっと...全文を見る
04月17日第140回国会 参議院 厚生委員会 第11号
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○西山登紀子君 きょうは、最終処分場のあり方についてまず御質問をいたします。  京都の南部を流れている木津川というきれいな川がありますが、この木津川は宇治川それから桂川と合流いたしまして淀川になるわけですけれども、三川の中でも最も水がきれいだと言われていたのが木津川でございます...全文を見る
○西山登紀子君 結局、許可逃れだとか、あるいはアセス逃れということがこれからはできなくなるということで、これは大変評価できる点であります。  この際の生活環境影響調査というものは、環境アセス法の評価と同じものなのでしょうか。違うとしたらどの点が異なるのでしょうか。
○西山登紀子君 実効性のある調査を期待したいと思います。  そこで、許可対象の大きさの制限もなくなって、そしてすべてアセスが義務化されると、この点は評価されるんですけれども、それでは、処分場の安全性がどうなるかということなんですよね。  今タイプが三つあるんですけれども、素掘...全文を見る
○西山登紀子君 混入のおそれがあるものは除くとおっしゃるわけですけれども、それで本当に安定性のないいわゆる有害なごみが全く混入しないという保証がありますか。
○西山登紀子君 先ほど言いましたように、許可された安定型の処分場であっても、捨ててすぐ土をかけて埋めちゃって何が入っているかわからないというふうな、非常に捨て方も巧みに捨てられている場合だってあるわけですね。  しかも、中央環境審議会の廃棄物部会というところが中間取りまとめをや...全文を見る
○西山登紀子君 例えば、ガラスだとかといいましても、本当に建築廃材なんかになると明確に有害物を分けられないわけですよね。現実は本当に甘くないと思います。全く有害物が混入しないなんということは本当に難しい話であります。  そこは環境庁がなさっている調査を見ても非常に明らかだと思う...全文を見る
○西山登紀子君 監視員を置くだとかとおっしゃいまずけれども、先ほども言ったように、やみに紛れてとか、あるいはほかした後すぐに土で覆っちゃうとか、それから山の奥の奥の方ですから監視するのは大変難しいということなので、本当に安全性を優先するのであれば、もともと安定型という安定じゃない...全文を見る
○西山登紀子君 大臣、今いみじくも不安定処分場というふうにおっしゃったんですけれども、本当にそうだと思います。  安定型を掘り返してまたシートを敷くというふうなことをやるのは本当に後手に回る行政というふうになると思いますし、速やかにそういう点を改善のために努力をしていただきたい...全文を見る
○西山登紀子君 井戸水なんかを飲料水にしていらっしゃる例えば奈良県の山添村なんていうところでは、やはり処分場の排水が流れ込んで水道の水源を汚染しているという点では非常に不安を感じていらっしゃる。ですから、この点はやっぱり厳しく私は規制をしていって当たり前だというふうに思います。 ...全文を見る
05月19日第140回国会 参議院 本会議 第26号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、臓器の移植に関する法律案について、衆議院から送付された中山太郎議員外十三名提出によるもの及び参議院で提出された猪熊重二議員外四名提出による両案について、提出者に質問いたします。  そもそも脳死をめぐる問題は、人間の尊厳とその生と死にか...全文を見る
05月23日第140回国会 参議院 本会議 第27号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました健康保険法等改正案について質問いたします。  今回の法案は、医療保険財政の浪費構造には全く手をっけず、二兆円もの患者負担増のみを強要するものであり、何の道理もない改悪法案です。しかも、許せないことは、与党三党と...全文を見る
05月27日第140回国会 参議院 厚生委員会 第13号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、先日の本会議の代表質疑でも指摘をさせていただきましたけれども、今回の健康保険法等の改正案というのは、政府原案にも多大の問題があった上に、衆議院の厚生委員会で改悪修正がわずか一日、七時間の審議だけで委員会の採決が強行さ...全文を見る
○西山登紀子君 当時はそういう定額の一部負担、健保の本人にはそれだけであったわけですね。健保は、そういうことで二重取りはなかったわけであります。それでも二年で廃止された。どうも廃止された理由を明確にお示しにならなかったわけですけれども。  神奈川の保険新聞に当時のことが載ってい...全文を見る
○西山登紀子君 先ほど、ほかの委員の御質問に重ねもちというお言葉を局長はお使いになりましたね。重ねもちというのは二重取りのことじゃないんでしょうか。
○西山登紀子君 それぞれはどんなおもちなんですか。
○西山登紀子君 今、局長がいみじくも言われたように、それぞれ一部負担なんですよね。つまり、薬代の二重取りですよ。重ねもち、私は実にうまく表現したと思いますね。重なっていようがどんなふうになっていようが、取られるのは二重ですよ、国民は。  しかも私は、三割、二割、薬代を一方で払い...全文を見る
○西山登紀子君 薬剤の適正化ということは、結局は患者にコスト意識を持たせて薬剤の使用を少なくするという意味ですか。
○西山登紀子君 やはり、薬剤に注目してわざわざ二重取り、重ねもちをつくったということなんですけれども、私は、患者にコスト意識を持ってもらって薬剤費を抑制するというところがそもそも間違っているんじゃないかと思うわけですね。  現場の第一線の先生方がどうお考えになっているかという、...全文を見る
○西山登紀子君 大臣、私の質問に答えてください。  患者が選べるのは受診を手控えるか治療を中断するかの選択しかないのであって、薬の処方をするのはお医者さんでしょう。ですから、患者にコスト意識を持ってもらうということを理由にして二重取りを図るということは理屈に合わないわけですよね...全文を見る
○西山登紀子君 受診抑制については政府も八千五百億と試算をしているわけですから、この点の受診抑制が起こるということは政府自身も認めていらっしゃると思うんですね。でも私、大臣に今聞いているのは、こういう重ねもちをすることによって患者が受診を控えたり治療を中断するかの選択しかないとこ...全文を見る
○西山登紀子君 その御説明ではなかなか納得ができないわけですよね。これは一度説明を聞いてわかるというのはなかなか至難のわざだと思いますよ。  厚生省は、十五円という根拠を出すときに、老人の薬代は百五十円、その一割十五円というようなことを言っていたり、いろいろ投与日数でも数値が動...全文を見る
○西山登紀子君 今、厚生省もお認めになりましたように、こういう矛盾のある、患者さんに説明のつかない、また国民のどなたに聞いても説明のつかない、「不合理、不条理の極みとただ呆れるのみ」というふうに現場の先生方が評価をするような修正というのは、それこそ修正の名に値しない。私が改悪修正...全文を見る
○西山登紀子君 お認めになったように、やはり負担増の改悪修正ということだと思います。  修正案というのは、処方の回数が頻繁な患者さんにはとりわけ負担がふえるということなんですが、一方でこういうふうに薬の処方が行くたびに、処方のたびに定額で四百円、七百円、最高千円という額を払わな...全文を見る
○西山登紀子君 厚生省の資料をいただきましたけれども、なかなかその数については信憑性が疑わしい面もありまして、今の御答弁を理解することはできません。それで、適正な治療を阻害するということはもう事実だと思います。  時間がないので次へ移りますけれども、同じく頻度によって一番被害を...全文を見る
○西山登紀子君 大臣、今後考えるということなんですけれども、子供の命というのは大変もろいものですよ。犠牲が出てからでは間に合わないから、だから私は限定して二重取りのこの部分、投薬ごとに取るというこの定額を外すべきじゃないかと提案をしているわけです。
05月29日第140回国会 参議院 厚生委員会 第14号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先日の第一回目の質問のときに、私は、今度の修正というものが非常に内容が政府原案よりもむしろ国民の負担をふやしていると、そういう意味では修正が非常に改悪修正であって、これは修正の名に値しない前代未聞の、しかも採決が強行された...全文を見る
○西山登紀子君 局長が説明をすればするほど、私はやっぱり二重取りだと思いますよ。趣旨が違う内容の重ねもちですよ。やっぱり二重取りですよ。患者にしてみたら、ちゃんと一割負担なり三割負担で薬代のお金を払っていますよ。それ以外にまた薬代を取られるということは、これはもう二重取り以外の何...全文を見る
○西山登紀子君 これは非常に重大なことだと思いますね。厚生省自身が今そういうことがこの制度に内在するとおっしゃったんですね。たまたまのケースじゃなくて、制度に内在する矛盾だということを私はお認めになったということは非常に重大だと思うんですよね。後で修正案を出された発議者の方にもお...全文を見る
○西山登紀子君 質問にお答えいただいていないと思うんです。  こういうふうにがかった薬代以上のものを窓口で払うということは、結局はその方の薬代は全部自己負担した、こういうことになるんじゃないですか。
○西山登紀子君 ですから、この改正案というのは薬代を全部自己負担、オーバーに払う、払わされる、払い過ぎる、こういうことを内在した矛盾のある法改正ですよ。だから私たちは改悪修正だと言っているわけです。私は、こういうことを強行しても、いずれは現場では必ず行き詰まる、撤回しなければなら...全文を見る
○西山登紀子君 政策目的のためにはこのような矛盾もやむを得ないというような御答弁だったと思うんです。  私は、定率制の二重取りがいいか定額制の二重取りがいいか、そういうことを問題にしているのではありません。二重取りそのものを問題にしているんです。  定額制にした場合にこういう...全文を見る
○西山登紀子君 今の御答弁は納得するわけにいかないわけですが、こういうことは定額制をお決めになるときには十分御検討されたと思うんですよね。検討したと思うんですよ、こういう例がどれぐらい起こるかということは。今ごく少ないとおっしゃったんですけれども、ちゃんとデータはデータで把握され...全文を見る
○西山登紀子君 私は、こういう薬の二重取り、しかも自分がかかった薬代以上の薬代を、全額以上の薬代を自己負担するというような、こういう制度の矛盾、内在化した矛盾を持っている制度というのはやはり撤回をすべきだということを強く申し上げたいと思います。  次に、この改悪修正したと私たち...全文を見る
○西山登紀子君 私は、今度の負担が非常にお年寄りに過酷な負担だと、それをどう思うかというふうにお聞きしたわけですよね。制度の説明をお聞きしたわけではありません。しかし、この程度の負担ならというふうなお答えであったわけですけれども、これはもう今、きょう私が持ってきましたのは、五月七...全文を見る
○西山登紀子君 質問にちゃんと答えていただきたいんですね。千二百円の場合に、一カ月かかったら五万八千八百円。四万三千円か四万五千円しかもらっていない年金暮らしのお年寄りは入院できないんじゃないですか、年金内で払えないんじゃないですか。どうですか。
○西山登紀子君 結局は年金の中では払えないわけですよね。年金以外の収入を当てにしろというわけですけれども、そういうことは本当にお年寄りの実態を御存じないという暴論だと思いますよ。  大臣にお伺いしたいわけですけれども、入院患者の負担の場合、このぐらいの負担はといつも大臣は御答弁...全文を見る
○西山登紀子君 もう時間がないですからいいです。
○西山登紀子君 生活保護基準でも入院中に二万三千円程度の日用品費というのは確保されているわけですから、大臣が衆議院で我が党の瀬古議員にお答えになった二万四千足らずですか、これで丸々だから、入院生活丸々だからやっていけるんじゃないかと。これはやっぱり暴論だと思いますね。生活保護基準...全文を見る
○西山登紀子君 質問を終わります。
06月03日第140回国会 参議院 厚生委員会 第15号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は、二十三日の代表質問以来、この法案の質問、きょうで四回目でございますけれども、政府原案と、修正という名のもとに改悪をされてきたと私たちは思っておりますが、改悪修正案についての問題点について質問をしてまいりました。  ...全文を見る
○西山登紀子君 イエス・ノーだけでいいです、時間がないですから。
○西山登紀子君 そういう受診抑制が八四年にはあったということなんです。  それでは、今回の改悪で国民負担がふえる、その中で受診抑制が大変懸念されるわけですけれども、政府案では、資料をいただきますと、五月実施で八千四百億円の受診抑制を見込んでいらっしゃるわけですけれども、今回の修...全文を見る
○西山登紀子君 そういう四千百億円という受診抑制分をこれはもう織り込み済みであります。受診抑制ということは、病院に行きたくても行けない、こういう状況であります。  それで、その八四年のときも大変な受診抑制というのは家族にまで広がったわけですけれども、今回は消費税も五%も上がって...全文を見る
○西山登紀子君 大変苦しい御答弁だと思います。四千百億円の受診抑制があるというふうに政府もこれは織り込み済みだということでありますから、当然受診抑制というのは見通していらっしゃるわけですよね。  そこで、大臣にお伺いしたいわけですけれども、この改悪案、国民負担というのは、本当に...全文を見る
○西山登紀子君 大臣に申し上げたいんですけれども、私が今読み上げましたこのお母さんの例も、それから二十一歳の若い女性の例も、これは本当に普通の、当たり前の家庭なり若者がこういうふうにファクスをわざわざ送ってきているわけですね。決してごくまれな特定の、何か特別な条件のあるような人で...全文を見る
○西山登紀子君 これは中医協の実態調査でありますけれども、本人負担が導入されまして以降、八三年を一〇〇とした場合に歯科の診療件数というのはがたんと減っているんですけれども、その減った分がごく最近になっても回復されていない。例えば九三年でもまだ八八、こういうふうに非常に長期にその影...全文を見る
○西山登紀子君 私は、特に八四年の一割自己負担の受診抑制の影響というのが歯科のような場合に非常に長期に影響するんだなということでこの資料を見ております。  東京都歯科医師会の会長さん、西村誠先生がこういうことを言っていらっしゃるんですね。やはり今回の健保本人の負担を一割から二割...全文を見る
○西山登紀子君 早期発見・早期治療の効果がどうかということを検証するには大変時間がかかる課題でもあると思うんですが、この八〇二〇運動を八四年からやっているところがあります。兵庫県の南光町、人口五千人ほどの小さな町でありますけれども、厚生省の八〇二〇運動の一つのモデルにもなっている...全文を見る
○西山登紀子君 時間が迫ってきましたので結論を急ぎますけれども、南光町で行われているこの歯科の予防事業ですね。歯科の医療費を減らすということを目的に始めたわけではないんですけれども、結果として見てみると早期に受診をする率というのはむしろふえている、一件当たりの診療日数は減っている...全文を見る
○西山登紀子君 最後に一問だけ。  大臣は、非常に最後の結論だけを自分のいいようにゆがめられたというふうに思いますけれども、南光町では学童が必要な歯科治療を受けるために自己負担額を軽減しようというふうなことを既に政策に盛り込んでいるし、今回の医療費が負担になるということになって...全文を見る
06月05日第140回国会 参議院 厚生委員会 第16号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  この間の質疑の中で、健康保険法の修正をされてきました改正案というのが薬の二重取り、そしてそれは単なる二重取りではなくて薬の払い過ぎというものをその制度の中に矛盾として持っている、これはもう局長さんもお認めになりましたが、そ...全文を見る
○西山登紀子君 非常に重大な死亡例も出しているというのに、私は厚生省の反省がそういうことであるということに大変驚いています。  大臣、五カ月前に答弁に立たれまして、薬というのは適正に飲まないと毒にもなる、副作用も怖い、だから薬の審査は厳重にしなくちゃいけない、今の御指摘を参考に...全文を見る
○西山登紀子君 新薬シフトのいま一つの問題というのは、この新薬の薬価が非常に高いということであります。これは大阪府保険医協会の調査、これはもう政府の方でもお認めになっているわけですけれども、これは一・五倍から三倍は高値がついていると。総理もお認めになった、とりわけ新薬については高...全文を見る
○西山登紀子君 私、全然納得できません。  製薬企業というのは薬しか売っていませんよ。製薬企業の収入の八五%は国民の保険ですよ。ですから、皆さんがお決めになってきた、厚生大臣がお決めになってきた公定価格ですから、それで薬の製薬企業がこんなに、私たちはもうけちゃいけないと言ってい...全文を見る
○西山登紀子君 お答えになっていないと思うんですね。  なぜイギリスの三倍、アメリカの二倍なんですか、インターフェロン。
○西山登紀子君 そのルールが非常に不透明で国民にはわからないんですよ。どうしてこんな二倍も三倍も高い薬に日本の国民はお金を払わなければいけないかということが全然今のお話ではわかりません。  実は厚生省のOBの証言が私どもの方に寄せられているわけですけれども、非常に不透明な形で決...全文を見る
○西山登紀子君 成分は同じなんです。問題は、アザルフィジンENというのは腸溶剤というんですか、適応症が慢性関節リウマチとなって新しく発売されたわけですけれども、アザルフィジンENというのは典型的なゾロ新です。内容は先ほどのサラゾピリンと同じ、成分はサラゾスルファピリジンという同じ...全文を見る
○西山登紀子君 それはなぜ三倍の値段をつけたのかという理由にはならないですよね。説明ができないはずですよ。不明朗な、厚生省のOBだってよくわからないような決め方で決まっているというふうにおっしゃっているんですから説明がされないはずだと思います。  それで、ちょっと質問時間がなく...全文を見る
○西山登紀子君 時間がないから。
○西山登紀子君 ちょっと確かめておきたいんですが、これからは原価を公表されるとおっしゃいましたか。
○西山登紀子君 これから公表していくということで確認をさせていただきたいと思うんです。  もちろん、国民に大変な負担を強いるわけですから不明朗な、わけのわからないような、例えば二・五倍だとか、国際的にも非常に高いような薬をこのままにしておくことは絶対にできないと思うわけですね。...全文を見る
06月06日第140回国会 参議院 厚生委員会公聴会 第1号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、公述人の皆さんにはお忙しいところ貴重な御意見を賜りまして、本当にありがとうございます。ただ、時間の関係ですべての皆さんにお聞きすることができませんので、どうかお許しをいただきたいと思います。  私たちは、今回の...全文を見る
○西山登紀子君 ありがとうございました。  先生の陳述の中で、新薬の薬価が高いということとあわせまして安全性の問題に触れていらっしゃるわけです。  実は私、昨日のこの厚生委員会の質疑の中で、この医薬品・治療研究会が行いました九四年の承認新薬の分析の結果について、非常にこれは問...全文を見る
○西山登紀子君 政官財の癒着の問題につきましては、昨年当委員会でも薬害エイズの問題で非常に熱心に論議をしたところでございますので、私もぜひ公開論争でそういう問題について厚生省の責任を明らかにしていただきたいというふうに思っております。  さらに、北條さんにお伺いしたいんですけれ...全文を見る
○西山登紀子君 最後に、日本医師会の糸氏先生にお伺いをしたいと思います。  先ほど先生が、薬の別途負担というのは恥すべき改革だというふうにおっしゃられました。これは私も、同じように問題視しておりまして質問もさせていただいております。この薬の別途負担というのは、実は重ねもち、二重...全文を見る
06月10日第140回国会 参議院 厚生委員会 第17号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  前回、私は、健康保険の赤字の主要な原因の一つであります新薬シフトの解消、どうやったら新薬シフトを解消することができるかということについて質問をさせていただいたわけですけれども、きょうもその続きをさせていただきたいと思います...全文を見る
○西山登紀子君 お医者さんが新薬を使い過ぎるというふうな御答弁だったと思うんですけれども、問題はそこにあるんじゃないんですね。新薬シフトというのは、厚生省がいわゆる製薬企業とこれは癒着というふうにも国民が言っているわけですけれども、製薬企業の言いなりになって高い薬価を決めてきた、...全文を見る
○西山登紀子君 薬価の問題を論ずる場合に、やはり医療費の三割、八兆円を占めている薬剤費、これを何とかして低めて、そして国民に負担増をしなくてもいいようにというところでどうやってメスを入れるか、この点が非常に肝心だと思うんですけれども、今の局長の御答弁はどうしても企業寄りといいます...全文を見る
○西山登紀子君 それはわかっていますよ。
○西山登紀子君 いろんなデータもありますが、売上高で、シェアで三八%とか、そういうふうな数字もあるんですけれども、六割ですか。
○西山登紀子君 それで、次にお伺いしたいんですけれども、もちろんドイツの参照価格制度をそのまま日本に当てはめようというふうに考えていると私も思っておりません。しかし、ドイツの参照価格制というものを熱心に研究をしていらっしゃる。参照価格制というものを何とか次に、今の薬価基準制度を廃...全文を見る
○西山登紀子君 次に、仮にドイツのやり方によった場合、日本のいわゆるゾロ新というのは参照価格の枠外になる、新薬だから適用されないという、そういうことになりますか。
○西山登紀子君 そのドイツの参照価格から外された新薬というものは保険薬から外されるのでしょうか。
○西山登紀子君 ということであります。つまり、参照価格の対象にされるお薬と参照価格の対象から外されるお薬とがあるわけですね。参照価格から外されるお薬というのは、さっき言ったようなワクチンだとか三つあって、その中で私は特に注目したいのはいわゆる新薬です。特許期間をきちっと持った新薬...全文を見る
○西山登紀子君 結局、約三割ということですよね。ところが、十年間、九年収載というんでしょうか、その薬の割合でいくと平成五年度で五五%というわけですから日本はいかに新薬が多いかということがわかると思うんです。  さっき網のかかる部分はまだおっしゃっていませんね。かからない部分はお...全文を見る
○西山登紀子君 つまり、参照価格の対象から外れた部分は全額が保険で払われるということになりますと、日本の場合はその部分のシェアが非常に大きいと、今も局長が言われたように三割、九年収載薬でいえは五五%のシュアを持っているその部分が丸っぽ保険で払われる、全額償還されるというふうになれ...全文を見る
○西山登紀子君 大変その点は私は問題だというふうに思うわけですね。  それで、参照価格というのは、ドイツの例で見ますと、先発品の最高価格よりも低く、それから後発品の、ゼネリックの最低価格よりも高く決められているわけですが、普通は最低価格に近く決められているというふうに聞いており...全文を見る
○西山登紀子君 その場合に、このバーを、基準を一体だれがどのようにして決めるのかということが問題であります。  ある方に聞きますと、今の保険薬辞典、いわゆる俗名これは赤本というふうに言っているそうですけれども、この参照価格というのは、その赤本の、今の薬辞典の表紙を変えるだけのも...全文を見る
○西山登紀子君 そのように参照価格を決めるにはプロセスがあるわけですけれども、仮に参照価格制を日本に導入するという場合にも、やはり今の薬価基準を決めているようなプロセスの公開、情報の公開、それから原価に注目したそのバーの設定ということが同じように、今の薬価基準に対して国民が疑問に...全文を見る
06月12日第140回国会 参議院 厚生委員会 第18号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私は三月の参議院予算委員会で総理に質問をさせていただきました。今回の医療保険改革というのは非常に問題が多い、国民や医療関係者の意向を十分に聞くべきだということを申し上げ、また医療保険の赤字をなくすためには何よりも高過ぎる薬...全文を見る
○西山登紀子君 現場の先生方は、この法案が強行されますと本当に混乱が起こる、もうそういう場面を想像したくないというようなお声も京都の保険医協会の先生方から私のところに寄せられているわけです。  重ねて私はこういう法案というのは撤回しかない、これを強行したら現場は本当に混乱をする...全文を見る
○西山登紀子君 私が質問いたしましたのは、四万五千円から四万三千円ぐらいの国民年金のお年寄りが入院できなくなるというふうに申し上げたんです。小泉厚生大臣はそれを老齢福祉年金受給者ということで、私はすりかえて御答弁をなさったというふうに思いますけれども、そうではなくて、四万五千円、...全文を見る
○西山登紀子君 総理、十分な審議とおっしゃいまずけれども、もうきょう打ち切って採決をするということです。日本共産党は反対をして慎重審議を要求しているわけですけれども、そういうことなんですよね。途中で審議を打ち切って強行してしまうわけですよね。  それで、最後にお伺いしますけれど...全文を見る
○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先ほど来、再修正案の質疑の時間の問題が出ておりましたけれども、私は、修正案に対する質疑もさることながら、国民に二兆円もの負担増を押しつけるその原案の質疑をもっともっと慎重にやるべきであると。地方公聴会も、もちろん中央公聴会...全文を見る
○西山登紀子君 短く、質問時間が短いから。
○西山登紀子君 その最後の結論だけ最初に言っていただいたらそれでいいわけです。時間がないんです。  次に、激変例②、「必要性から安価な薬剤を追加処方しただけで、一剤が二百五円を超え、「薬剤負担」額が跳ね上がることがある。」というのが激変例②ですね。  時間がないので先に行きま...全文を見る
○西山登紀子君 どのような組み合わせでも、こういう五百四十円だとか四百八十円だとか百二十円でいろいろ違うわけですけれども、これからはそれを一々書くわけですね。
○西山登紀子君 当然のことながら、払わされる患者の方は、どうして自分の薬剤費が五百四十円になったり、四百八十円になったり、百二十円になったのかということを説明を求める権利がありますよ。窓口で一々そういうことをお聞きしたり、いろいろお医者さんは説明をしなければなりません。そうですよ...全文を見る
○西山登紀子君 二百五円ルールがあるからこういう矛盾が起こるんじゃないんですよね。    〔理事尾辻秀久君退席、委員長着席〕 新たに別途負担をこういう形で取るからそういう矛盾が起こるんじゃないですか、先生。だから、幾らやり方を変えたってやっぱり矛盾が起こるんですよ。  午前...全文を見る
○西山登紀子君 配付させていただいたこの資料の三枚目に、「おわりに」というところにこういう言葉がございます。「根本的な見直しがなされないまま、実施されることにより、どれだけ医療現場が混乱するか、どれだけの患者が不信に思うか、想像したくはない。」、このように言っていらっしゃるわけで...全文を見る
○西山登紀子君 非常に少ないというふうに思うわけです。政治的には低所得者にお年寄りに配慮をしたというふうな宣伝がされているわけですけれども、大変数が少ないというふうに申し上げたいと思います。  それで、少し時間が迫ってきましたので、次に発議者の山本先生の方にお伺いをしたいと思う...全文を見る
○西山登紀子君 ゼロとは言わずとも逆ざやがあるということをお認めになっているわけですから、私はやはりこれはもう法案の持っている欠陥であり、撤回しかないというふうに申し上げたいと思います。  さらに山本先生にお伺いしたいわけですけれども、私たちはもちろんくるくると修正をすることに...全文を見る
○西山登紀子君 先ほど山本委員は、政管健保がパンクするとかいろいろお話しになりましたけれども、この点について質問通告はしておりませんけれども、この政管健保というのは、もともと政府が出さなければならない国庫負担率を一三%に黒字だからといって引き下げておいて、そして赤字になってもその...全文を見る
○西山登紀子君 原案でも国民の負担は二兆円でもありますし、くるくると修正をされてきたものはますます悪くなっているわけですよ。  最後に、大臣にお伺いいたします。  この修正というのは非常に混乱が起こります。現状で強行した場合には非常に混乱が起こりますので、こういう混乱が起こる...全文を見る
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等改正案並びに修正案について反対の討論をいたします。  本改正案は、医療保険財政の浪費構造にメスを入れず、二兆円もの患者負担増のみを押しつける道理のないもので、断じて認めるわけにはいきません。  反対理由の第一は、医療保険...全文を見る
06月13日第140回国会 参議院 本会議 第35号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、健康保険法等の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。  本案は、一言で言って、医療保険財政の浪費構造には全くメスを入れず、すべて国民の負担と犠牲で乗り切ろうとする大改悪法案であり、断じて許すことはできません。  今求めら...全文を見る
06月16日第140回国会 参議院 臓器の移植に関する特別委員会 第7号
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○西山登紀子君 委員長。
○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  修正案の質疑は極めて不十分であり、質疑の打ち切り反対の動議を提出いたします。
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、中山太郎議員外十三名提出による臓器の移植に関する法律案及び修正案について、反対の討論を行います。  脳死をもって人の死と扱うか否かという問題は、医学上の問題であると同時に、国民的な合意を不可欠とする、すぐれて人道的、社会的な問題であり...全文を見る
06月17日第140回国会 参議院 厚生委員会 第20号
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○西山登紀子君 介護保険の審議に入るわけですけれども、国民の大多数、とりわけ女性の場合は八三%ともいう世論調査の結果がありますように、非常に積極的に介護保険制度の導入というものを期待しているわけです。ですから、私もよりよい介護保険制度、しかも期待にこたえて早くつくりたいという思い...全文を見る
○西山登紀子君 その大臣の御決意を今後しっかりと見詰めていきたいと思っております。  衆議院で採決されましたこの直後の新聞は、大変手放しては歓迎をしていないということです。例えば、「不安広がる福祉の現場」というふうな見出しがあったり、「金次第の介護招く」だとか「人材・施設の整備...全文を見る
○西山登紀子君 もちろん実態的にはどうかということになれば、いろいろ申し上げたいこともありますけれども、そういう三つの原則をやはり日本でもきちっと取り入れていると、やっていると、やっていこうと思っているという御答弁だと思います。  それで、次に行きますけれども、ドイツに行きまし...全文を見る
○西山登紀子君 非常に高い率で現金給付に対する希望があったと。もちろん、それまでこういう保険制度がなかったわけですから、何らかの形で家族介護の手が既に打たれていて、実態的にそうなっていたからその現金給付の希望者が多いということであったのかもしれません。  私は、この点で特に日本...全文を見る
○西山登紀子君 これはもうやはりはっきりと出ている。介護の主な担い手というのは女性だということは日本でも、むしろもっと日本の方が率が高いかとも思いますけれども、こういう実態というのはあると思うんですね。そして、ドイツでは介護保険が導入されたときに、八割以上が現金給付であったという...全文を見る
○西山登紀子君 ドイツでお話を伺ったときに、これほど八割も介護手当金の希望が出るということは実は政府は考えていなかったと。それは予想が外れたんじゃないですかと私がお聞きしましたら、そういう誤りもあるんだということをあっさり、政府の予測が間違っていた、そういう誤りもある、しかしほか...全文を見る
○西山登紀子君 私も何も現金給付を絶対に優先的に広げなきゃいけない、こういう立場ではありません。もちろん現物給付でヘルパーをたくさん整備していただくということが非常に大事だということを大前提にしてきょうは介護手当の議論をさせていただいているわけです。八割だったのが五割に減ってきて...全文を見る
○西山登紀子君 時間がないので済みません。もう最後になってしまったわけですけれども、現物給付、つまりヘルパーさんに来ていただければ保険で見てもらえる。しかし、家族で見ていたら全く何の給付も受けられないということでは、非常に保険という性格からしても不公平じゃないかという意見が多数あ...全文を見る
○西山登紀子君 私どもの修正案では月七万の介護手当金ということを提案いたしまして、新しい制度が発足するということ、もちろん財源も約四兆円規模ですか、あるわけですから、新しい制度の中で、財源を理由にしてまず最初からそのことをやらないということではなくて、ぜひ含めて御検討いただきたい...全文を見る
09月18日第140回国会 参議院 厚生委員会 閉会後第1号
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○西山登紀子君 秋田の派遣に行かれた先生方の中でもし御存じであれば教えていただきたいのは、老老介護という問題なんですけれども、長野県の視察の中では介護福祉士会の方がかなり具体的な数字を出していらっしゃったわけです。介護者の年齢だとか係累による。パーセンテージ、例えば女性が九四%だ...全文を見る
○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず、大臣にお伺いしたいわけですけれども、この九月から医療保険の改正、改悪、私たちはそう思っておりますけれども、が行われ、実施されたわけです。私もこの委員会で反対討論をいたしましたけれども、その心配が現実のものになってきて...全文を見る
○西山登紀子君 必要な医療の受診抑制は起こっていないと、そういうふうにおっしゃったんでしょうか。
○西山登紀子君 あれほどの、二兆円の負担増をやったわけですから、患者がどんな状態になっているかということにもう少し心を通わせていただきたいというふうに思います。  それで、北海道医療新聞、こういうのが出ているわけですが、その中に実際の受診の抑制率がパーセンテージでいろいろ出てお...全文を見る
○西山登紀子君 実態を把握すると約束をしていただきました。  次に、時間が余りありませんのでお答えは端的にお願いしたいんですが、概算の問題なんですけれども、九八年度の概算で医療費について言えば、自然増のうち四千二百億削減する、しかし中身は白紙だ、こうなんですよね。この削減でどの...全文を見る
○西山登紀子君 大変苦しい御答弁だったと思うんですね。四千二百億、初めに削減ありきなんですよ。四千二百億というのは非常に膨大な額ですよ。これが医療費、しかも自然増の部分を削るということなんですから、それはもう本当に今もおっしゃったように内容ははっきりしないんです。初めに削減ありき...全文を見る
○西山登紀子君 やはり、まだまだはっきりしたい部分が多いわけですよね。    〔理事上野公成君退席、委員長着席〕  質問を先に進めます。  ところで、与党の協議会のこの指針で非常に気になるところがあります。といいますのは、厚生省案と若干違う点が出てきているわけですね。厚生省...全文を見る
○西山登紀子君 国会での議論ということで、確かに総理も、それから小泉厚生大臣も、新薬シフトがある、不透明な部分がある、透明にしなきゃいけないと、こういうことをお約束されましたよね。ぜひその方向でお考えいただきたいんです。  しかし、大変心配なのは、この厚生省案が出される直前に―...全文を見る
10月03日第141回国会 参議院 本会議 第3号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、総理に質問いたします。  初めに、金権腐敗政治を一掃する問題です。  佐藤議員の閣僚任命問題で今問われている根本問題は何でしょうか。それは、ロッキード疑獄で確定した収賄罪という権力犯罪に全く無反省な人物をあえて入閣させた総理自身の政...全文を見る
10月21日第141回国会 参議院 厚生委員会 第2号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。きょうは、参考人の皆さんには貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。時間の関係で皆さんに御質問できないのが非常に残念なんですけれども、よろしくお願いいたします。  まず、生松さんの方にお伺いしたいんですけれども、現場...全文を見る
○西山登紀子君 生松さんのお話の中で、山梨県の特別養護老人ホームの具体的な内容分析がございました。  この問題、私も非常に関心を持っている問題なんですね。私の地元は京都ですけれども、七十三の特養ホームのうち、この間三十七カ所をずっとお訪ねして、この介護保険法案についての御意見な...全文を見る
○西山登紀子君 そこで、甲府市の高齢者保健福祉計画の達成状況がどうなっているかということなんですが、資料の七、平成八年度の到達度というのが出ているわけです。私これを見せていただきまして、達成率にアンバランスがあります。ホームヘルパー五〇%、デイサービスが三三%なんですが、ショート...全文を見る
○西山登紀子君 配食サービスというのは安否の確認というんですか、そこでお顔を見てお話ができるという点では非常な介護サービスじゃないかと思うんですけれども、こういうのもやはりぜひ対象にしていかなければいけないなというふうに思います。  生松さんに最後の御質問なんですけれども、この...全文を見る
○西山登紀子君 どうもありがとうございました。  それでは、伊藤先生にお伺いしたいと思いますが、私は先生がお書きになりました「賃金と社会保障」に載せられました、衆議院の審議で十分に問題点が審議されたのかという論文を読ませていただきましたが、全面的に大変詳細に分析をされているとい...全文を見る
○西山登紀子君 ありがとうございました。
10月23日第141回国会 参議院 厚生委員会 第3号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  一昨日、この部屋で参考人の質疑が行われたわけですけれども、さまざまな御意見とか実態などが御報告されたわけです。とりわけ、老人介護の基盤整備がおくれている問題だとか、保険料や利用料が払えない、また認定に非常に手間がかかって、...全文を見る
○西山登紀子君 意見というのは単純な反対、賛成ということでなくて、参考人質疑の中では積極的な提案とか問題提起があったわけですね。  私は、介護保険というのは、介護する人もされる人も理解をし、納得をして、そういう信頼関係、合意形成がなければ、強引にただ成立させてスタートさせても、...全文を見る
○西山登紀子君 私がお聞きしたのは、保険あって介護なしの状況を拡大すると、国民の負担がふえるし、社会保障費を削減していけばそういうことになるんじゃないかとお聞きしたんですけれども、それについて私は明確なお答えはなかったというふうに思います。  財源論からいえば、代表質問で私も総...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっとよくわからないですね、聞いていても。  私は、達成できるのかというふうに聞いたんですけれども、はっきり達成できるというふうにおっしゃらなかったんじゃないかと思います。  それで、時間がないので先に行きますけれども、調べてみますと、平成八年度約一千億円増...全文を見る
○西山登紀子君 これは私が恣意的に集めた数字じゃないんですよね。お役所に聞いたんです、各県の担当者に。入所判定がされながら入所できない待機者がどれだけありますかと聞いたんです。厚生省はこれと同じ数をつかんでいないんですか、担当者から。
○西山登紀子君 希望ベースだとか在宅でもやれる人をカウントしているとか、児玉議員の質問にお答えになったことと同じことをおっしゃっているわけですね。その時点でも児玉議員はきちっと調べるべきだというふうに質問いたしました。これは私たちができることですから、厚生省というのは難なくできる...全文を見る
○西山登紀子君 把握するのに時間がかかるとおっしゃいましたけれども、私たちはこれを二日間ぐらいで手分けをして電話をかけて調べまして一覧表にしたんですよ。そんなに何年もかかるようなことじゃありません。何年もかかったらますます待機者がふえていきますよ。一年間で待機者が五〇%以上ふえた...全文を見る
○西山登紀子君 実態を把握するということを御答弁いただいたということは確認をしたいと思います。直ちに把握する必要があると思いますが、私たちが数日でできたことですから、厚生省も同じような方法で、言葉のその待機者ということを認められたわけですから、同じように入所の判定をされながら入所...全文を見る
○西山登紀子君 各県に電話だけで把握したらいいというふうに申し上げているのではありません。私たちが電話をかけただけでも担当官はきちっと対応していただいたし、数日でこういう一覧表にまとめることもできたということを言っているんです。  ですから、厚生省が力を挙げて把握する気になれば...全文を見る
○西山登紀子君 時間が参りましたので、大臣に最後にお伺いしたいと思いますが、私がこの待機者の実態を速やかに調査をし把握すべきだと申し上げていますのは、待機者をなくするために特養ホームを一体どれだけつくったらいいのか、必要なのかということを厚生省自身がつかまなければ、保険あって介護...全文を見る
10月28日第141回国会 参議院 厚生委員会 第4号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  前回の質問で私は、都道府県の各担当者に聞き取り調査をいたしました結果、特養老人ホームの待機者が全国で約九万人以上になっているということ、特養ホームの待機者数が一年間で二万人以上ふえているという実態を示しました。羽毛田局長も...全文を見る
○西山登紀子君 きょう私が質問しておりますのは、だから特養などの施設サービスも在宅サービスも含めて全体として進んでいないからそういう待機者が出るのじゃないかと改めてきょう御質問をしているわけなんです。  じゃ特養ホームの定員がどれだけふえたかということで九五年の実績ベースでいい...全文を見る
○西山登紀子君 これは保険ですから、保険料を払っていて給付がないというのは、これはやっぱり欠陥ですよね。私は欠陥車のまま走らせるわけにはいかないと思うんですよ。国会としてもそういうことはできないと思います。だから、やはり慎重な論議が必要だし、今出している法案そのものが非常に問題が...全文を見る
○西山登紀子君 聞かないとわからないということでは困るんですね、法律というのは。ですから、私たちの修正案では希望する要介護者のすべてが介護給付が受けられるよう国の責任で計画的に体制を整備しなければならないことをきちっと加えるというふうに提案をさせていただいているわけですので、ぜひ...全文を見る
○西山登紀子君 その地域としては、ほかの町がどんどんホームを建て出したんですけれども、まだ丹後地域は百三人も待機者が、加速してふえているわけですよ。だから、今まで自分のところの町に特養ホームがなくてほかの町にお願いをしていたんだけれども、それじゃいけないじゃないかということで自分...全文を見る
○西山登紀子君 特養施設を選択するというのは家族にとっても、また御本人にとっても非常にぎりぎりの選択なんですよね。そういうもとで選択してもなおかつ待機者が出るということについて、もっと手厚いといいますか、スピードアップさせるという意味の財政的な支援はもっともっと進めるべきだと。そ...全文を見る
○西山登紀子君 私も各地の特養ホームをずっと回ってみました。集中的に回ってみました。府下七十三ある施設のうち三十七カ所を訪問いたしましたが、その中で一番多く出された意見というのは、施設の運営がこれからどうなるんだろうか、五里霧中だというようなことをおっしゃる施設長さんもいらっしゃ...全文を見る
○西山登紀子君 この介護保障を考える会というのはかなり専門的にきちっと分析をされていますよね。非常に綿密に分析をされています。在宅の例を試算に適用したというのは、今施設の側の介護報酬というものが一体幾らになるかというのが明らかになっていないから、仕方がないからこういうものを使って...全文を見る
○西山登紀子君 時間が参りましたので、この後ちょっと準備をさせてもらったことを質問できませんけれども、後日、施設の場合の介護報酬はどうなるか、運営はどうなるかということについて続いて質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
10月30日第141回国会 参議院 厚生委員会 第5号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  一昨日、私は施設の介護報酬の問題で質問をいたしましたので、きょうはその続きを質問したいと思います。  施設経営者やとりわけ働く労働者にとって施設運営の財源は死活問題です。この死活問題である財源が非常に明らかになっていない...全文を見る
○西山登紀子君 それでは、その平均値ということなんですけれども、上限はどのぐらいを考えていらっしゃるのでしょうか。
○西山登紀子君 私が示しました試算は、二十九万を最高の額として試算をして、それでもなおかつ減収額が非常に大きいということで、施設の皆さんは非常に不安に思っていらっしゃるわけです。施設長が不安に思うだけではなくて、そこに働いていらっしゃる労働者の皆さんも本当に不安だと、どうなるんだ...全文を見る
○西山登紀子君 事ほどさように、情報が非常に限られたものですからいろんな情報が出ておりまして、大変皆さん不安に思っていらっしゃるわけですね。私があちこちの特養ホームを訪問させていただいたときにも、これは海図なき航海のようなものだとおっしゃった施設長さんもいらっしゃるわけですね。 ...全文を見る
○西山登紀子君 審議してみなければわからないということでは困るわけですね。ですから、検討するんだけれども、それは今の施設の運営が成り立つ水準を必ず確保する、その方向で検討すると、少なくともそれぐらいは言っていただかないと、皆さんが大変不安なのは当たり前だと思います。  ところで...全文を見る
○西山登紀子君 やはり、現実をしっかり見詰めていただきたいと思いますね。自治体の補助が加わってもなかなかそれでも経営が大変だと、運営が大変だというのが現実でございます。  入所者の高齢化とか重症化というのは年々進むわけですけれども、今回の介護保険法案を機会に設備の基準とか職員配...全文を見る
○西山登紀子君 今一対一がすごいと言われたんですけれども、しかし現場では、例えば私はお伺いしましたけれども、二人の職員の方が、夜ですけれども、七十人近いお年寄りのおむつがえをずっと二人でやるんですよ。そうすると、もうおむつがえだけで空が白んでくると。そして、腰痛バンドも常時してい...全文を見る
○西山登紀子君 長野に視察に当委員会で行きましたときにも、長野県の老人施設事業連盟の理事長さんの方から要望がありまして、要望の一つに、施設利用、介護給付額の定額化というようなのが出されておりまして、要介護度区分による格差を設けないでほしいと、非常に不安定になるからというような要望...全文を見る
○西山登紀子君 今のお答えでは、本当に収入の少ない、五十万以下というような方が五〇%もいらっしゃるとか、これは今入所されている方の統計数字ですけれども、これから入りたいというニーズを持っていらっしゃる方の推定というか、実相もあらわしているんじゃないかというように思いますので、本当...全文を見る
○西山登紀子君 自己負担じゃなくて、五年間入所を継続するという場合には、介護の度合いとかそういうことは関係なく五年間の経過措置をとるという、そういう意味でしょうか。
○西山登紀子君 なぜ五年間なんでしょうか。
○西山登紀子君 私は、そのことをお伺いいたしますと、これは要するに退所勧告をするというふうな感じに受け取られるわけですね。より軽い人は、あなたは在宅に戻れませんか、あるいはケアハウスに移れませんか、あるいはもっと軽い老人ホームに移れませんかというようなことをまず勧告して、そして猶...全文を見る
○西山登紀子君 この間の特養ホームに対する厚生省のいろいろな指導を見ておりましても、できるだけ出られる人は出して、そして待機者を入れていくと、こういうのが見えるわけで、その点はこの五年間の経過措置については、私の懸念しましたように、むしろこれは特養からお年寄りを追い出すと、極端に...全文を見る
○西山登紀子君 およそ居室の割合にいたしますと一・一%ということなんですけれども、全国的に見ますと、およそ百ぐらいの施設がこの七人以上の居室を持っているんじゃないかと思います。
○西山登紀子君 はい。  八人部屋で果たして入居者のプライバシーが守られるのかということなんです。  最後に、大臣にお伺いいたしますけれども、この八人部屋の解消などを重点的に図るべきじゃないかなと、介護保険の基盤整備の一つ上して解消を重点的に図っていただきたいということをお伺...全文を見る
11月06日第141回国会 参議院 厚生委員会 第6号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。きょうは要介護の認定の問題についてお聞きをしたいと思います。  要介護の認定がすべての介護を必要とする人に適切に、かつ迅速に行われるかどうかということが介護保険のかぎを握っているのではないかというふうに思うわけです。  私は...全文を見る
○西山登紀子君 どうしても大臣は早く成立させてと、そして並行してというふうにいつも言われるんですけれども、しかし国民がこの現行法案を是とするかどうかということについては、やはり自分が保険を掛けて、そしてどんな給付が受けられるか、うまく認定がされるのかという、そこの妥当性、信頼性が...全文を見る
○西山登紀子君 今もお認めになったように、そのコンピューター処理というのはやはり認定の部分なんですね。それがすべてではないと。それはそうだと思います。やっぱり生きている人間ですから、そんなに機械的に断定的にはかれるということがそもそも問題だと思いますから、その点はそうだということ...全文を見る
○西山登紀子君 今の質問にだけ答えてください。先に進めないので。
○西山登紀子君 同じモデル事業の結果で、大変おもしろいんですけれども、二次判定の変更率が、全く変更されなかった地域では一〇〇%変更がされていない。ところが、強く変更された地域では四三%変更がされている。この変更率の格差、どうして起こったんでしょうか、説明をしてください。
○西山登紀子君 済みませんが、時間がないので、簡潔に。
○西山登紀子君 このずれというのは非常に重要だと思います。  それで、二次判定と一次判定の結果がずれてくる、当然そのずれが起こるわけですけれども、そのずれが多くの場合に介護度が高くなる方向で変更がされている、つまり上向きに修正がされているということです。逆に言えば、一次判定とい...全文を見る
○西山登紀子君 コンピューターが低く判定するという傾向が実際結果的にあるんですけれども、これは結局は痴呆の扱いが非常に軽視されているということが、いわゆるコンピューターの操作の中で結果として必要な人が必要な介護度に認定されないという、そういう結果が起こっているんじゃないかと思うわ...全文を見る
○西山登紀子君 この痴呆の問題というのは非常に介護にとっては重要な問題でありまして、呆け老人をかかえる家族の会という全国組織がございますが、そこからの要望書を見ますと、痴呆老人というのは軽い症状があっても二十四時間介護が必要だと。そういう点では、もう二十四時間心身とも休まらないと...全文を見る
○西山登紀子君 今、五分ということで、私も資料を見たときに五分というこの審査時間に大変驚いたわけです。  私も児童相談所で判定員をやっていましたから、ケースコンファレンスという、一つのケースをいろいろ集団で検討するんですけれども、とても五分なんかで結論が出せるわけはありません。...全文を見る
○西山登紀子君 いみじくも今御答弁なさったように、短いのは一次判定のコンピューター処理でもういいよというふうに処理したと、私はそこが非常に恐れているところなんですね。先ほど来議論してまいりましたように、一次判定のコンピューター処理と二次判定の処理には明らかにずれがあります。三〇%...全文を見る
11月13日第141回国会 参議院 厚生委員会 第7号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先日開かれました地方公聴会、高知と山梨で開かれたわけですが、私は高知の方に参りましたけれども、大変熱心な御意見をたくさんちょうだいいたしました。当日の地方公聴会を報道いたしましたある新聞が「弱者救済へ切実な声」という大きな...全文を見る
○西山登紀子君 二百九十六万世帯が国保料金を払っていない世帯であるという数をお出しになったわけですけれども、実は、この未納者の数が年々ふえているということが一つ問題だと思います。  これは私の方にいただいている厚生省の資料で被保険者資格証明書の件数というのがあるわけですけれども...全文を見る
○西山登紀子君 局長もお認めになったわけですが、滞納者の世帯数というのはなかなか厚生省が数をお出しにならなかったので、今二百九十六万世帯というのがわかりましたので、この間に先ほど私が数で出しました資格証明書、短期被保険者証は約二倍にふえているわけです、五年間に。  この滞納者数...全文を見る
○西山登紀子君 わかりました。その数字は確認をさせていただきたいと思います。  さらに、全国的に滞納者の数がふえていっているということはおわかりいただけたわけですけれども、それではその滞納者がなぜふえるのか、滞納している人は悪い人なのかということでございます。  この点で、三...全文を見る
○西山登紀子君 済みません。ちょっと時間がないので、未納者がふえるかどうかというそのことについてだけお答えいただきたい。
○西山登紀子君 実際、担当される自治体の、日経新聞のアンケートがあるわけですけれども、このアンケートでも国民健康保険よりは未納率が高まるとアンケートに答えられている自治体の長の方は七五・三%に及んでいます。ですから、これは未納率が高まる、こういうふうに見ているということはお認めに...全文を見る
○西山登紀子君 ところが、やはり厚生省も、未納者がふえるということを考えて、介護保険法施行法第三十六条で国民健康保険法の一部改正を行うということを提案していらっしゃるわけですね。国保の現行の規定では滞納者に対して被保険者証の返還を求めることができると。ところが、この規定を変えて、...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっとおかしいと思うんですね。実態的に変わらないというのなら、この法改正、変えなきゃいいんですよ。私は変える必要はないというふうに思います。  次の質問に移りますけれども、そういうように法改正がされた場合に、今の自治体の裁量権、「できる」となっているこの裁量権...全文を見る
○西山登紀子君 「国保が人を殺すとき」というふうな書物が出されたことがあるわけですけれども、介護保険が加わって医療保険の給付が制限される、つまり介護保険のために医療保険の給付が制限される、つまりお医者さんに行けなくなる、こういう深刻な事態が生まれる大変な心配があるわけです。特に、...全文を見る
○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、公述人の皆さんは大変お忙しいところ、熱心な御意見をいただきましてありがとうございます。  お聞きをしておりまして、高知の皆さんが大変高齢者介護の問題に熱心で、しかも、今審議をされております介護保険法案について高...全文を見る
○西山登紀子君 平均すると八十五歳というか、対象のお年寄りの方々は大変高齢なわけですけれども、小松さんたちの訪問というものを大変心待ちにしていらっしゃるのではないかと思うんです。その点では看護を待っていらっしゃる方の生の声というか、そういうものがあれば聞かせてください。
○西山登紀子君 先ほどの小松さんの具体的な御提言の中に、四十歳から六十四歳の保険料を納めていらっしゃる方に対する給付の問題で、加齢に関する疾病の限定をなくしてほしいという御提案があったと思います。私もそのとおりだと思うわけですけれども、現在訪問していらっしゃる患者さんは、もちろん...全文を見る
○西山登紀子君 現場で実際回っていらっしゃって看護している立場からすると、保険料を納めていらっしゃるのに、年齢によって、こちらの人は保険給付が受けられない、こちらの人は受けられるということの見きわめがなかなか難しいということでしょうか。
○西山登紀子君 それでは、少し角度を変えまして、保険料とそれから利用料の問題で市長さんにお伺いをしたいと思うんです。  やはりこれは保険でございますので、基本的な問題だと思います。保険料がどれぐらいになるのか、だれから徴収するのか、それから利用料が一体どれぐらいになるのかという...全文を見る
○西山登紀子君 さらに詳しくわかりますでしょうか。
○西山登紀子君 それで、先ほどの市長さんの御意見の、特に介護保険料の負担が加わりますと非常に低所得者に負担が重くかかるということから、いろいろな低所得者への自己負担や保険料の軽減、減免などを市長さんが御意見として出していらっしゃるわけですけれども、もしそういうふうな措置がとられな...全文を見る
○西山登紀子君 今、国保の場合、保険料と介護保険料が一括して納入されるというシステムを考えられているわけですけれども、こういう介護保険の保険料と医療保険の保険料を一括して、込みにして納入をさせる。そして、それが納入されない場合には医療保険も給付はされなくなる。先ほどお話に出ました...全文を見る
○西山登紀子君 それでは次に角度を変えまして、中澤さんにお伺いしたいと思います。  先ほども少し御意見が出ましたが、家族介護についての御意見をもう少し詳しくお伺いしたいと思うわけです。  実はこの家族介護、言葉は介護手当というふうに言われたりいろいろしているわけですけれども、...全文を見る
○西山登紀子君 少し私の言葉が足りなかったと思います。  今、地方自治体で行われている介護手当、そういうことではなくて、私も、おっしゃるように在宅の家族の介護を評価するということで、そしてそれを評価した上で介護保険の給付の対象にもしていくという現金給付、そういう意味で申し上げて...全文を見る
○西山登紀子君 それでは、最後の質問なんですが、ゴールドプランの達成ということがやはり制度を発足させていく上での大前提ということになるわけですけれども、なかなか進まないという状況があります。中でも、ホームヘルパーの進捗率というのが大変低いです。  この点について市長さんにお伺い...全文を見る
○西山登紀子君 ゴールドプランの目標は高く設定した、だから今進捗率は四八%だと、こういうことなんですか。需要には合っていると。
○西山登紀子君 高知市の実情についてよくわかりました。
11月18日第141回国会 参議院 厚生委員会 第8号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私の地元は京都なんですけれども、さまざまな老人福祉の施設を訪問させていただいてまいりました。地域に根差した老人介護というものが、形はさまざまなんですけれども、ようやく身近になりつつある、そういう印象を受けております。しかし...全文を見る
○西山登紀子君 もちろんそうだと思いますが、積極的に寝たきりを防止していくということは地域に出ていく、こういうことがこの在宅介護支援センターの要綱の中身を見てもわかるわけですけれども、私はこれ非常に大事なことだと思います。  しかも、これを全国の中学校区に一カ所つくるということ...全文を見る
○西山登紀子君 この実施要綱のように、サービスを身近に普及していくという相談、調整に当たるというこの介護支援センターというのは非常に役割は重要なんですよ。重要なだけに、この立ちおくれも非常に重要だと私は思います。  在宅介護支援センター実態調査報告書というのが全国在宅介護支援セ...全文を見る
○西山登紀子君 私は、母体施設の特徴を生かした在宅介護支援センターのありようが問題だというふうに言っているわけではありません。その特徴を生かしながら、しかしこの要綱が言っているその地域の要介護老人の実態の把握だとか、それからこの台帳をきちっとつくって処遇を一回きりじゃなくて系統的...全文を見る
○西山登紀子君 当委員会の参考人で来られました甲府の共立介護支援センター所長の生松さんという方にお伺いいたしますと、この生松さんのセンターでは年間三百五十万円の持ち出し、赤字だと。二人の職員でやっていらっしゃるんですけれども、母体の医療法人が持ち出しをしていると。しかし非常に地域...全文を見る
11月19日第141回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  この財革法案につきまして、今障害者の皆さんや障害者の家族の皆さんの中で大変な不安が広がっているわけでございます。その関連で質問をさせていただきたいと思います。  この財革法案というのは、第七条で生活保護、社会福祉それから...全文を見る
○西山登紀子君 つまり、お年寄りも子供も障害者も生活保護の世帯も母子家庭も、すべて社会保障の関係費用を削減するという法案であります。  そこで、具体的に障害者プランを含みます障害者対策予算についてお伺いしたいわけですけれども、国際障害者年を契機といたしまして、関係者の皆さん、国...全文を見る
○西山登紀子君 この障害者基本法の第七条の二には、「政府は、障害者の福祉に関する施策及び障害の予防に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、障害者のための施策に関する基本的な計画を策定しなければならない。」と定めているわけです。そして八条では、「政府は、この法律の目的を達成...全文を見る
○西山登紀子君 確認をしていただいたわけですけれども、非常に少ないです。市町村の障害者プランの計画というのは非常におくれていると言わなければなりません。したがって、現行の障害者プランそのものが非常に内容的にも不十分なものである、政府の一層のイニシアチブの発揮が求められていると私は...全文を見る
○西山登紀子君 向こう四年間に、単純に年間ベースの計算をいたしましても二千三百五十九人分ふやしていかないとこの目標の達成は難しいということになろうかと思います。つまり、この財革法の関連で予算を縮減する、こういう傾向がこのグループホーム、福祉ホームの中にも影を落としているということ...全文を見る
○西山登紀子君 私は数字の確認を求めたわけですけれども、市町村の対応によってこういう数になっているというようなお答えであったと思います。  先ほど私が申し上げましたように、市町村の障害者プランの策定状況というのは一七・九%です。しかも、その中で数値目標を持っているのはわずか一八...全文を見る
○西山登紀子君 少し数の確認が続きますけれども、やはり障害者プランというのは、本当に光の当たらなかった部分で、ようやくこういう年次計画をもって施策が進められていくということで、関係者の皆さんは大変喜んでいらっしゃる。その中で、しかし来年度の予算の中では数が減っていく、こういう状況...全文を見る
○西山登紀子君 大変予算が抑えられて、そして目標を達成するためには、例えば市町村障害者生活支援事業なんというのは、あと百四十三カ所毎年毎年つくらなければこれはできない数になっているわけです、残っている数は。それから、障害者の地域療育等支援事業というのも、あと四百九十残があるわけで...全文を見る
○西山登紀子君 私がお聞きしましたのは、対応可能な数だとかそういうことじゃなくて、今るる私が説明いたしましたように、予算上の目標がぐんぐんと抑えられているじゃないか、その中でこの目標が達成できるのかというふうにお聞きしたわけですね。こういうことをやっているじゃないかというふうにる...全文を見る
○西山登紀子君 そういうことをお伺いしているわけではないんです。  障害者の皆さんというのは毎日生きていくのに精いっぱい生きていますよ。そういうもとで、この目標だって本当に十分な目標じゃありません。先ほどもるる説明いたしましたように、市町村の計画だってまだ緒についたばかりです。...全文を見る
○西山登紀子君 抽象的な御答弁だし、本当に確約するという御回答はいただけなかったわけですね。できないはずだと思います。  それで次に、障害者介護についてお伺いしたいと思うんですけれども、障害者の皆さんの介護というのは、例えば、もちろん中途障害もあるわけですけれども、障害児を産ん...全文を見る
○西山登紀子君 こういう方が一生懸命自立して生きていこうと思えば、この基準になっているホームヘルパーの派遣回数、週三回から六回というのは余りにも現実離れがしているというふうに指摘せざるを得ないわけです。  それで、さらにお聞きしますけれども、この四万五千人のホームヘルパーの目標...全文を見る
○西山登紀子君 市町村の目標が上がってからということをおっしゃったわけですけれども、市町村の目標は先ほども言いましたように、プラン自体をつくっているのが一七%しかありませんね。その策定しているプランの中で数値目標を持っている市町村はわずか一八%しかありません。ですから、おっしゃる...全文を見る
○西山登紀子君 その答弁では私は納得できません。  質問を先に進めますけれども、それでは精神障害者のヘルプというのはどうなっているのかといいますと、実はこの四万五千三百のホームヘルプの対象者の中には精神障害者の方々は含まれておりません。精神障害者の方々というのは、障害者基本法の...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっと今トラブルがありまして十分お伺いできなかったわけですけれども、精神障害者の皆さんに対する訪問看護をお聞きしたわけじゃありません。ホームヘルプの数に精神障害者も対象にして、その目標を引き上げるべきじゃないかというふうにお伺いをしたわけですが、それに対する御答...全文を見る
○西山登紀子君 当然、精神障害者の方々もそのヘルプの対象にしていくと、こういう方向だということを確認させていただいてよろしいですね。  次に移りますけれども、「障害児・者を介護する父母・家族の健康と人権を考える交流・シンポジウム」というのがことしの二月に行われました。  障害...全文を見る
○西山登紀子君 努力というお答えしかいただけないわけですけれども、障害児を抱える家族や障害者の皆さんは本当に緊迫しております。  私も地元で共同作業所に通っていらっしゃる方々からお伺いしましたけれども、お母さんが倒れちゃって病院に行かなければならなくなっても介護者がいないという...全文を見る
○西山登紀子君 最後に、こういう障害者の予算に対してはやっぱりキャップをかけない、必要な予算を抜本的にふやしていく、目標も達成していく、こういうことが望まれるわけでありまして、こういう三年にわたって連続してキャップをかけるという財革法案については、私は廃案にしていただく以外ないと...全文を見る
11月25日第141回国会 参議院 厚生委員会 第9号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは公述人の皆さん、本当に貴重な御意見をたくさんいただきまして、勉強させていただいております。  私の方からも、日本共産党の介護保険法案についての基本的な態度について最初に述べさせていただきたいと思うわけですが、私た...全文を見る
○西山登紀子君 介護保険のお話を利用者の方々ともなさっているということですけれども、利用料金がふえるということの中で、それなら訪問看護の回数を減らしたいとか、そういうふうな御意見は出ていませんでしょうか。
○西山登紀子君 それでは次に、やはり石川さんにお伺いしたいわけですけれども、例えば要介護認定の基準に当てはまらなくて、しかし疾病を持っている、介護は必要だというお年寄りの場合に、介護保険が導入されたときに、これはもう要介護の対象じゃないということになって、またこれは保険を払ってい...全文を見る
○西山登紀子君 この要介護の認定の問題は、当厚生委員会でも繰り返し議論がされているわけです。私も質問いたしましたが、この第一次判定はコンピューターによって判定がされるということで三〇%、約三割のずれが起こっているんですけれども、私が特に問題にいたしましたのは、その第一次判定と第二...全文を見る
○西山登紀子君 ありがとうございます。  それでは、ちょっと磯部公述人にお伺いしたいんですけれども、私も地元は京都なんですが、たくさんの特養ホームに行かせていただきました。一様におっしゃるのが、磯部さんが言われました五番と六番なんですね。入院して籍がなくなるんじゃないかという、...全文を見る
○西山登紀子君 それでは、平野先生にお伺いしたいわけですけれども、ホームヘルパーの問題、私も大変関心を持っているわけですけれども、今ヘルパーの非常勤がふえております。先生がおっしゃっていらっしゃる、非常勤化による対応ということによって良質のサービス提供をもたらすことを阻害すること...全文を見る
○西山登紀子君 どうもありがとうございました。  それでは、もう最後になってまいりましたので、公述人の皆さんに一言ずつお伺いしたいと思うんですけれども、この介護保険というのは、すべての国民を拘束するという非常に重要な法案でございます。その法案の審議について、最も望みたいことを一...全文を見る
○西山登紀子君 どうもありがとうございました。
11月27日第141回国会 参議院 厚生委員会 第10号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、私は在宅のヘルパー問題について質問をしたいと思っているわけですが、質問に先立ちまして、去る十一月二十五日に全国の市長会の有志の皆さんがわざわざ部屋を訪ねていただきまして、各厚生委員の皆さんのところにも届いておるか...全文を見る
○西山登紀子君 そういう傾向はあるということをお認めになったわけですが、常勤の割合が減れば当然サービスの提供量というのは減少をいたします。十七万という目標自体が非常に低いというふうに私たち考えております。我が党の場合には、対象百万人の要介護老人の介護には、常勤対非常勤を三対七とい...全文を見る
○西山登紀子君 この登録ヘルパーというのはもうかなりポピュラーになっておりまして、登録ヘルパーの例えば研修については何時間だとか、登録ヘルパーという言葉が公文書の中にも出てまいります。  そこで、この登録ヘルパーの問題などに詳しい研究者はじゃどういうふうに言っているかということ...全文を見る
○西山登紀子君 今の局長の御答弁だと、利用者のニーズによって登録ヘルパーがぐんぐんふえたんだと、こういうふうな認識であるというふうに思うんですね。私はそうではないと思っております。利用者が登録ヘルパーがいいからもっとふやしてくださいというふうに言ってきたのかということであります。...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっと歯切れが悪くてよくわからないんですけれども、登録ヘルパーというのは平成七年までは身体介護はできない三級の免許というようなことでしたね。平成七年から身体介護ができるようになったんですが、しかしまだ急増する登録ヘルパーさんの中にそういうきちっとした研修というの...全文を見る
○西山登紀子君 私は満足のできる御回答はいただけなかったというふうに思っております。  それで、市町村のお考えだとかいろいろおっしゃるんですけれども、私は、もちろん市町村任せであってはいけないというのは一点ありますけれども、これはやっぱり国の政策としてそういう方向が、むしろ流れ...全文を見る
○西山登紀子君 ということで、大臣に、むしろきちっとしたヘルプの質を高めるという方向での予算の増額をぜひ考えていただきたいと思います。
11月27日第141回国会 参議院 厚生委員会公聴会 第1号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、本当に専門的な立場から皆さんの貴重な御意見をお伺いいたしまして、ありがとうございます。私の持ち時間は三十五分までということなんですが、皆さんにお伺いできるかどうか、ちょっと時間の制限がございますので、その点は御了...全文を見る
○西山登紀子君 もう一点、佐野公述人にお伺いしたいんですが、デイサービスをやっていらっしゃるというところで介護保険が導入されたときに問題が起こるということを具体的な資料で指摘されたわけですが、この点も非常に重要な点だと思いますので、もう少し詳しくつけ加えていただきたいと思います。
○西山登紀子君 どうもありがとうございました。  安岡さんにちょっとお伺いしたいんですけれども、二十四時間三百六十五日、「年輪」という形でやっていらっしゃる。この皆さんのグループの賃金あるいは身分保障というものはどのように工夫をされていらっしゃるんでしょうか。
○西山登紀子君 ありがとうございます。  では、最後に石田さんにお伺いいたしますけれども、地域自治を考える会をつくって、国会を見詰めたり、介護保険の問題を熱心に考えていらっしゃるわけですけれども、今国会で成立を急ぐ動きも一方ではありますが、特に地域から見てこの際つけ加えてこのこ...全文を見る
○西山登紀子君 どうもありがとうございました。
12月02日第141回国会 参議院 厚生委員会 第11号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  大臣に質問をいたしますが、この間の委員会での議論や、あるいは公述人、参考人の意見を聞くほどに、この法案は国民の求めている公的介護保障制度としての期待に大きな隔たりがあるということが明らかになってきたと思います。  今、大...全文を見る
○西山登紀子君 私は、そういう一般的な今までの答弁の繰り返しては納得することはできません。  常滑市長さんも、愛知県の計画をすべて達成しても全国最低の整備率にしかならないということも指摘をして、この特別養護老人ホームは十分整備されておりいつでも入所できるという保証があって初めて...全文を見る
○西山登紀子君 介護保険に賛成する人も反対する人もこれが決まれば拘束されますよね。  私たちは介護保険制度というのは社会保険方式として否定をしているわけではありません。措置制度と社会保険方式を組み合わせるということなんですが、余りにも今の基盤整備を進めている政府の態度に私は大変...全文を見る
○西山登紀子君 大臣の御所見。
○西山登紀子君 それでは最後の質問ですけれども、私も特養施設、いろいろなところを訪問させていただきましたけれども、まだまだ四人部屋、よくなって四人部屋、悪いときには八人部屋ということで、お隣の方との間にカーテンすらありません。そういう施設がまだまだ残っているわけですね。これは大臣...全文を見る
○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私たちは、公的介護保障制度として、社会保険方式と措置方式の組み合わせをずっと主張してまいりました。今回の法案には重大な欠陥があるということで、きょう採決をして見切り発車をするということについては反対の立場でございます。 ...全文を見る
○西山登紀子君 日経新聞が行ったアンケートでも、早急に実現すべきというのはわずか八・三%であるわけです。私が総理にお伺いしましたのは、市長の有志の皆さんが陳情に来られて、このまま実施されたら地域に混乱と不信が起こると、そこまで心配していらっしゃる、その心配に対して総理がどのように...全文を見る
○西山登紀子君 実は、全国市長会の社会文教部というところが意見を出しているんですが、その意見の第一は、介護サービス基盤の整備について、国の回答や明年度の概算要求においては、介護保険制度の導入時において新ゴールドプランの達成を目指すものとなっており、このような状況のまま介護保険制度...全文を見る
○西山登紀子君 利用料です。
○西山登紀子君 総理、そうおっしゃいますけれども、月額三万三千円の年金で暮らしていらっしゃる今御紹介しましたお年寄りは、生活費の半分が介護費用になってしまうんですよね。そして、このお年寄りは、ヘルパーが有料になったらもう断るしかない、もう早く死にたい、こういうふうに言っているとい...全文を見る
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表し、介護保険法案及び修正案、同施行法案及び修正案について反対の討論を行います。  反対理由の第一は、介護の基盤整備について国の責任が明記されておらず、また新ゴールドプランも不十分であり、保険あって介護なしとなることです。  特別養護老人ホ...全文を見る
12月03日第141回国会 参議院 本会議 第8号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表し、介護保険法案及び同施行法案並びに両法案の修正案について反対の討論を行います。  今日、老老介護という状態や痴呆性老人や寝たきりでひとり暮らしのお年寄りがふえるなど、高齢者の介護をめぐる状況は極めて深刻です。また、年間八万人もの女性が介護...全文を見る
12月12日第141回国会 参議院 厚生委員会 第14号
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○西山登紀子君 おはようございます。日本共産党の西山登紀子でございます。  先日、全国精神障害者家族会連合会理事長の山下さんから各部屋に、私の部屋にもですけれども、この「「精神保健福祉士」法の成立を願う」という文書が届けられたわけです。その文書は、「精神科の病気を持つ当事者や家...全文を見る
○西山登紀子君 このPSWの資格制度のあり方については多様な意見があって、長い間の時間が経過した上でのきょうを迎えているということなんですけれども、PSWの独立した資格制度を認めるという意見から、ソーシャルワーク全体をカバーする一つの、一本化しろという意見までいろいろあったわけで...全文を見る
○西山登紀子君 それでは次に、保健所の役割についてお伺いしたいと思うんです。現在、精神科のソーシャルワーカーはどこに在職しているかということで見ると、二千三百人の方々は保健所ないしは精神保健福祉センターで精神保健福祉相談員として働いていらっしゃるということでございます。  私は...全文を見る
○西山登紀子君 局長もお認めになったし、平成八年にこういう通知が出されているという積極的な意味を私も評価をしたいと思うんです。  専任でなけりゃならない、複数でなければいけないと。もちろん、複数というのは二名で足りるというわけじゃないでしょうけれども、一名じゃできないよ、複数だ...全文を見る
○西山登紀子君 一層の御努力をお願いしておきたいと思うんです。  それで、PSW法案が通れば、先日もここでお話がありました一万人を目標にしていくと、病院とかそれから社会復帰施設、保健所などにふやす方向ということだと思うんですけれども、先日の御答弁では具体的な数字を挙げられて、保...全文を見る
○西山登紀子君 受験資格が与えられるわけですけれども、私は特に繰り返し御要望しておきたいと思いますが、局長が力を込めて言われたように、やっぱり複数で専任でという、この保健所での精神保健相談活動、これからPSWの方々という形で資格者が主に担当していかれると思うんですけれども、現在の...全文を見る
○西山登紀子君 こういう惨事の中でも、自分の家が被害に遭っていても、まず精神障害者の方のためにということで献身的な活動をされた貴重な記録ですから、ぜひ厚生省も心を込めて研究をしていただきたい、活用していただきたい。このパンフレットは赤字で発行しているそうですけれども、よろしくお願...全文を見る
○西山登紀子君 今後、どのくらいそういうSTをふやしていく方向、どこにどれぐらいふやす計画をお持ちなのか、お伺いいたします。
○西山登紀子君 最後に大臣にお伺いしたいわけですけれども、この聴覚障害の早期発見と早期治療というのは非常に進歩しておりまして、私のかつての同僚に聞きますと今はもうゼロ歳からわかると。かつてならば三歳ぐらいにならないと検査できないということだったけれども、もう今では三歳では遅過ぎる...全文を見る
○西山登紀子君 私は、ただいま可決されました精神保健福祉士法案に対し、自由民主党、社会民主党・護憲連合及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     精神保健福祉士法案に対する附帯決議     (案)   政府は、次の事項...全文を見る
○西山登紀子君 私は、ただいま可決されました言語聴覚士法案に対し、自由民主党、社会民主党・護憲連合及び日本共産党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     言語聴覚士法案に対する附帯決議(案)   政府は、次の事項について、適切な措置...全文を見る