西山登紀子

にしやまときこ



当選回数回

西山登紀子の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第145回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず厚生省にお伺いをしたいわけですけれども、これは厚生省の御報告の中にいつも抜けているというか、ないというか、意識的に抜かしていらっしゃるのではないと思いますけれども、乳幼児医療の無料化の問題なんです。  これは私も厚生...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっと最後、答弁があれなんで、国連の発達障害にさらされているということについての受けとめはあるんですか。
02月10日第145回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  労働省にお伺いしたいと思うんですけれども、先ほど「働く女性のための施策」というところでいろんな御報告がありました。私は、これからの二十一世紀の日本の企業のあり方とか労働のあり方を考えていく上で女性の労働というのはもう不可欠...全文を見る
02月24日第145回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第3号
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○西山登紀子君 いろいろ貴重な御意見をいただきまして、本当にいろんなことを考えさせられるわけです。  先生のこの「戦後の子ども社会史」、一期から四期なんですけれども、今私たちが考えていかなければならないのはこれからの五期に当たる将来の問題なんですね。私は、今の子供の現状、いじめ...全文を見る
○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  私も大学で心理学を専攻しておりましたので、かなり忘れている部分が多かったようですけれども、懐かしく聞かせていただきました。私がなぜ心理学を選んだかといいますと、おじの影響がありまして、児童の臨床心理がやりたいなというふうに...全文を見る
03月03日第145回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  先生と同じ名前なんですけれども、実は私も児童相談所でカウンセラーといいますか心理判定員の仕事を八年間ほどやっておりましたので、一つ一つのケースというんですけれども、そういう子供をずっと追いかけるということについては、先生が...全文を見る
03月15日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第3号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは私は、日本映画の振興、復興について、通産省と文化庁に質問をいたします。  映画議員連盟というのがございますけれども、私どもの先輩でございます、長年当委員会の委員を務めてこられました市川正一議員はこの映画議員連盟の...全文を見る
○西山登紀子君 日本映画の国際的な評価ということについて、大臣の御認識はどうでしょう。
○西山登紀子君 大臣が日本映画について高い評価をされているということで、私も意を強くいたしました。  しかし、この日本映画、産業としての側面とまた文化としての側面と両方がございまして、両面からサポートをして発展していくものでございます。  文化庁が九四年八月に映画芸術振興に関...全文を見る
○西山登紀子君 努力をしていくという御表明があったわけですけれども、今、日本映画の現状というのは大変深刻でございます。この提言も、現状のまま行くと「日本映画が消滅するといった最悪の事態の到来も架空のものではなくなるおそれがある。」と非常に厳しく今の現状を指摘されているんですけれど...全文を見る
○西山登紀子君 大変厳しい現状にあります。  それで、大臣に、日本映画の産業としての深刻さ、それについてもちょっとお伺いをしたいと思うわけですけれども、映画制作の基盤が非常に弱体化しているという問題でございます。  いわゆる三大大手の映画会社があるわけですけれども、この会社は...全文を見る
○西山登紀子君 大臣の何とかしたいという思いは非常によくわかります。ただ、今の日本映画の現状というのは本当にもう厳しくて、再生産ができなくて、このままでしたら消滅する、先ほど無に帰するのは惜しいとおっしゃった、まさにこのまま行ったら無に帰してしまうという現状にあるということでござ...全文を見る
○西山登紀子君 大変言いにくそうに御答弁されているんですけれども、予算の資料を取り寄せましても、映画のためにこれをという予算は幾らだということを示されない。ゼロということなのでございます。  あとは、いただいた資料によりますと、競輪の日本自転車振興会にいろんな要望をしているとい...全文を見る
○西山登紀子君 制作費の助成について言われなかったんですが、後で基金の問題のところで質問いたしますので、いいです。  それで、いろいろ言われたわけですけれども、これまでのいろんな施策で日本の映画の衰退が食いとめられなかったという現実がやはり示しているわけですから、厳しい認識が必...全文を見る
○西山登紀子君 大臣が次の質問の御答弁もされたようなんですが、次に完成保証についてもお聞きしようと思っていたんです。  特に制作費をつくるという非常な努力をされているんです。例えば、お一人お一人に協力金を求めてたくさん資金を集める。こういうことをやっておりますと、それこそ本当に...全文を見る
○西山登紀子君 話し合いがずっと進んでいるということで大変私もうれしく思っているんですけれども、日本映画の衰退の危機というのは早く救わなきゃいけない、なくなってからではもうできない。そういうために、いつごろをめどにできますか。
○西山登紀子君 いわゆる議会答弁というか、一年以内とか、そういうふうに期待していいですか。
○西山登紀子君 通産省の中にも文化関連産業課という新しい課が一年半前から生まれまして努力がされているというように聞いておりますので、ぜひこの点の御努力をよろしくお願いしたいと思います。  次に、芸術文化振興基金について文化庁にお伺いをしたいと思います。  この芸術文化振興基金...全文を見る
○西山登紀子君 それでは、六百十二億ということはわずか十二億基金がふえたということでございます。  次に、この芸術文化振興基金というのは、最初二千億の規模を目標にスタートしたそうでございます。最初は六百億、だけれども毎年政府が百億ずつ上積みをして、将来二千億の規模を目指すという...全文を見る
○西山登紀子君 財政難をいつも理由に出されるわけですけれども、やはりこの金利が下がったというのも下げたのは政府ですし、また大銀行に六十兆円ぼんと投入するというふうなことを一方ではやって、そして本当に国民が求めている心の潤い、文化、こういうことにはお金がないからといって本当にわずか...全文を見る
○西山登紀子君 御理解できないんです。そんなことを御理解していたら日本映画というのは衰退してしまいます、無に帰してしまいます。文化庁の今来てくださっている方を責めるわけじゃありませんけれども、私は御理解はできません。  それは、日本映画を今本当に愛着を持って何とか復興、振興した...全文を見る
○西山登紀子君 では、大臣にお伺いしたいと思いますけれども、実はこの日本映画振興基金というのは、日本映画のこの危機を何とかしたいという思いで提案をされているものでございますので、通産大臣としてもぜひ検討していただきたいということと、それから各国ともやはり自国の映画の振興のいろんな...全文を見る
○西山登紀子君 大臣の決意をぜひ実行に移していただきたいと思います。  次に、文化庁にフィルムセンターの問題についてお伺いをいたします。  東京国立近代美術館が中央省庁等改革に係る大綱で独立行政法人化の対象になっているんですけれども、当然附属機関であるフィルムセンターもその対...全文を見る
○西山登紀子君 時間が押しておりますので次の質問に行きますが、そのフィルムセンターが独立行政法人化の対象になるということで、私は日本映画は国民共有の文化遺産であると思いますから、このフィルムの収集、保存、整理、再生、国民的な観賞、こういう活動をやっていらっしゃるフィルムセンターを...全文を見る
○西山登紀子君 それは御答弁にはならないと思います。相模原だってたった二人でしょう。相模原の膨大なあのフィルムの保存庫にたった二人です。  それで、次に移りますが、この国立近代美術館それからフィルムセンターを独立行政法人化するについて、映画関係者の意見は聞かれましたでしょうか。
○西山登紀子君 私がお聞きしたのでは、映画関係者の直接の意見は聞かれていない、聞いていないというふうに伺っておりますので、そこの経緯についてはもう少し詰めてみたいと思います。  この独立行政法人化するということの目的は、いわゆる行政の減量、効率化でございます。それははっきりと行...全文を見る
03月23日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第4号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょう私は着物を着て質問させていただくわけでございますけれども、少しでも和装産業の振興のために役に立てれば大変うれしいと思って参りました。  まず大臣にお伺いをしたいわけでございますけれども、中小企業総合事業団法案の附則...全文を見る
○西山登紀子君 もちろん、大臣も重要産業であるということをお認めになっていらっしゃるわけですし、私も、繊維産業というのは全国の産地の五八%を構成している、いろいろな関連産業も含めますと二百数十万人の雇用を擁する重要産業であるというふうに思っております。  加えて、人間が生活する...全文を見る
○西山登紀子君 私が今までるる説明をいたしましたように、繊維産業の実態は極めて深刻でございます。一般的な施策に流してしまうということではとても今日の繊維産地の疲弊の状態をとどめることはできないというふうに考えるわけです。  私、きょうこの西陣の帯を締めてまいりましたけれども、皆...全文を見る
○西山登紀子君 今も言われたように、私は明らかにこれは独禁法違反だというふうに思うわけでございます。どうしてこんな事態が放置されているのか、違反を早くなくしてほしいという現場の切実な声でございます。  それで、ぜひ公正取引委員会は現場に足を運んで直接実態を調査してほしい、特別の...全文を見る
○西山登紀子君 現場のいろんなお声を聞きますと、公正取引委員会というのは非常に遠い存在なのです。こんな実態を本当に知ってくれているのだろうかとおっしゃっているわけです。  そういう点で、公取さんがなかなか現場に来てくださらないので現地の皆さんが、特に繊維業界に働く和装職人の労働...全文を見る
○西山登紀子君 かなりつかんでいるという自信のある御答弁なのですけれども、しかし、この数は繊維だけではありません、全親事業者を対象にした全数調査ということになっているわけですが、今私たちが聞いている下請取引の現状からしますと、実態を十分つかんだ数字であるというふうにとても思えない...全文を見る
○西山登紀子君 おっしゃるように、下請事業者が公取に申告したということが知れれば仕事を打ち切られるということは本当に目に見えているということで、我慢に我慢をしていらっしゃる姿がこの十三件という少ない数にあらわれているのではないかと思うわけです。だから、公取さんに現場に来てほしいと...全文を見る
○西山登紀子君 公取さんが悩みだと言われると困ります。実際被害を受けている人たちは本当に困ってしまう。  ということで、大臣に抜本的な提案をしたいわけです。実は私は、こうした状態をなくするために東京の墨田区の中小企業制度は大変すぐれたものだというふうに考えております。これは行政...全文を見る
○西山登紀子君 私は、書面調査の効果がないとか、そういうことを申し上げているのではないんです。非常に膨大な書面調査をずっとやりながら、なおかつ新規の違反件数が絶えない、しかも四けた以上ある、そして現地はもっとあると訴えているということについて、従来どおりのやり方を続けていたのでは...全文を見る
○西山登紀子君 事業団に移されないということなんですけれども、それで公正で中立的な運用ができるかどうかという疑問が出るのは必定だというふうに思います。具体的な対策をお持ちですか。
○西山登紀子君 それでは次に、セーフガードの問題についてお聞きしたいと思います。  ことし一月十八日付で、TSG発動に関するガイドラインを改定しているわけですけれども、その内容は、手続を若干緩和しただけで、被害の判断基準が緩和されたというものではありません。私は、やはり被害を受...全文を見る
○西山登紀子君 大臣の御答弁だと、TSGの発動は本当にもうしないというふうに私は受けとめたんです。  例えば、丹後ちりめんなんというのは今や生産量を上回って輸入がされておりまして、産地は休業、廃業、自殺者が本当にたくさん出ているという深刻な事態でございます。幾ら言っても国は聞い...全文を見る
○西山登紀子君 確認をしておきたいというふうに思います。  次に、協会の解散に関連いたしましてお聞きをしたいと思います。  協会の事業が事業団に引き継がれるということで、三年ないし五年の後にはこれがなくなるということでございます。協会は、三十年に及ぶ活動の中で貴重なデータ、繊...全文を見る
○西山登紀子君 それでは次に、政府は別途、産地活性化基金というものを設けまして、二百億を出資して都道府県に同額の出資を求めて、総額四百億円の規模として事業を新しくやろうということなんですが、これは地方自治体の財政事情の逼迫ということもありまして、積み上げが本当に可能なのかと危ぶま...全文を見る
○西山登紀子君 五年間ということなんですけれども、先ほど来私が述べましたような深刻な状況にある産地にとって五年というのは余りにも短いと思うんです。五年間で打ち切られるということで非常に不安を持っていらっしゃるわけですから、この点はもっと弾力的に運用するということをお考えいただきた...全文を見る
○西山登紀子君 終わります。
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表いたしまして、中小企業総合事業団法案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が、中小企業事業団と中小企業信用保険公庫を統合するとともに、繊維産業構造改善臨時措置法の廃止に伴い、繊維産業構造改善事業協会を解散し、その業務を暫定的に...全文を見る
03月30日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第5号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初にお聞きしたいわけですけれども、今回の改正というのは昨年の十二月十四日の工業所有権審議会の答申をもとにした具体化であるというふうに思います。  この答申には「プロパテント政策の一層の深化に向けて」というサブタイト...全文を見る
○西山登紀子君 強い保護、広い保護、早い保護、長官は早い、広い、強いというふうに言われましたけれども、この権利の保護というのは日本人の出願であれ、外国からの出願であれ差別なく等しく保護されると理解していいでしょうか。
○西山登紀子君 そこで、政府がこのプロパテント政策を実施していこうとしているわけですけれども、この政策が我が国の産業にどのような影響を与えるかという点での業種別、あるいは分野別といってもいいでしょう、それから大企業、中小企業、こういう事業規模別にどのような影響を与えるかということ...全文を見る
○西山登紀子君 いろいろ工夫をなさっているということですけれども、政府が進めようとしているこのプロパテント政策というのは、キャッチフレーズ的に言いますと、強く広く早い権利の保護ということです。この政策というのは産業にどういう影響を与えるか、各業種間でも相当効果が違うと思うんです。...全文を見る
○西山登紀子君 大変甘い観測をされていると私は思います。私が申し上げましたように、今の技術格差の現状をそのままにしておいて、そして強く広く早くという保護の制度をつくるということになると、こういう格差のまま日本の産業の方が打撃を受けるんじゃないかというふうに思います。  それで、...全文を見る
○西山登紀子君 毅然とした態度で臨んでいただきたいと思います。  時間の関係がありますので、次の質問をちょっと飛ばしまして、この法案そのものの内容についての質問に移らせていただきたいと思います。  まず、審査請求ができる期間の問題です。  現行の特許出願から七年以内を三年以...全文を見る
○西山登紀子君 今の御説明の中に外注、アウトソーシングのお話が出てこないんですけれども、外注はしませんね。
○西山登紀子君 アウトソーシング、外注をするというお話があったわけで、現在でもやっていらっしゃいますね。IPCC、工業所有権協力センターに相当程度外注されているということですけれども、これはまさか全部丸投げしているわけじゃないと思います。今どんな仕事をどの程度外注していらっしゃる...全文を見る
○西山登紀子君 サーチについてはおよそ三分の一外注をしているということなんですが、これは非常に重要だと思います。  外注する場合には相当慎重に行う必要があります。このIPCCにも企業から出向しているというようなお話を伺っておりますし、例えばサーチだけといっても出願公開前の出願も...全文を見る
○西山登紀子君 そういうことなんですけれども、秘密を見た、それをだれがどういうふうにしてどこに持っていったかというのはなかなかわからないことなんです。ですから、今私が心配するのは、もう三分の一を外注していると、これからこの四年間にふえるであろう審査件数の処理についても外注を主に考...全文を見る
○西山登紀子君 大臣に努力をするという御答弁をいただいたので、ぜひそういう方向で頑張っていただきたいと思うのです。  私、この間の増員の人数を少し調べてみましたら、九一年、九二年、九三年、九四年、九五年とずっと三十数人ふえているんです。ところが、ピークは九五年の千百二人、これは...全文を見る
04月16日第145回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第5号
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○西山登紀子君 どうもいつも最後に、日本共産党の西山登紀子でございます。  いろんなお話を聞かせていただいたわけですけれども、私は自分の子供も三人おりまして、もう二人結婚しておりまして、一人同居をしておりますので、例の寄生何とかいうのが一人おります。  山田先生にお伺いします...全文を見る
04月27日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第9号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  最初に、まずお聞きしたいわけですけれども、この第七条で定めております損害賠償措置額を現行の三百億円から六百億円に増額をしているわけですが、この根拠はどこにあるのでしょうか。
○西山登紀子君 つまり、結論的に言いますと、三百億を六百億に増額した根拠というのは、一つは国際的な水準、もう一つは民間の保険会社の引受能力を考えて決めた、こういうことなんです。  では、次に伺いますけれども、その契約はどうなるかというと、一工場当たりもしくは一事業所当たりという...全文を見る
○西山登紀子君 たくさん炉を持っている事業所というものについては、賠償額が六百億ということですから、その保険の契約金というのはやっぱりたくさん持っていても同じだと、同じというか少々の差はあっても、一事業所単位で四基持っているところでも八基持っているところでも大体賠償額六百億に応じ...全文を見る
○西山登紀子君 結局は、最初に御説明があったように、この額というのは国際水準とそれから保険の引受能力、この二つで決まったということだと思います。  住民側のリスクの大きさ、被害の大きさによってその損害賠償の額が決まる、本来保険というのはそういうものなんですけれども、今お聞きする...全文を見る
○西山登紀子君 結局は保険の引受能力だけで決めたということじゃないかと思うわけです。国際水準を基準の一つの参考にするということは、それはあり得ることだと思います。しかし、我が国の立地条件のもとで被害推計とかリスクの分析をしなければ、どんな深刻な被害が起こって、そして実際どれぐらい...全文を見る
○西山登紀子君 免責をしているかどうかという判断をする基準がないんです、ここに。何の資料も出されていないわけですから、判断をする基準がないんです。  それで、一九五九年に確かに科学技術庁が原子力産業会議に委託をして、「大型原子炉の事故の理論的可能性及び公衆損害額に関する試算」と...全文を見る
○西山登紀子君 原子力基本法で自主、民主、公開の三原則が確立されたのは昭和三十年ですね。昭和三十六年にこの審議が行われた国会で実はこの試算について議論がされております。  その当時の議事録をいただいて見てみますと、この審議の中で、試算というパンフレットをお配りしておりますという...全文を見る
○西山登紀子君 まだ疑念があるんです。実は、いろんな資料をしっかり保存していらっしゃる方がいまして、その方からいただいたパンフレットがあるんです。これはコピーです。「大型原子炉の事故の理論的可能性及び公衆損害額に関する試算」ということになっておりますから、恐らくは上書きはこれと同...全文を見る
○西山登紀子君 何分にも四十年以上前って、この法律をつくるときの大事なこれは試算でございます。当時の科技庁は、四十年前にこの法律をつくるときに、こういう試算が必要だ、被害推定が必要だということで、この原子力産業会議に当時で七十六万円のお金をかけて委託をしたこれは事業なんです。きち...全文を見る
○西山登紀子君 使われなかったというよりも、使わなかったんですよ。そして国会が審議をする材料にも、そのときには実はこれは全文出ていません。  なぜ私がそのように申し上げるかといいますと、実はある関係科学者の御協力で一九七九年の四月に私たちはこの全文を入手しております。しんぶん赤...全文を見る
○西山登紀子君 これは素人の考え方でございますけれども、例えば当時は熱出力五十万キロワットで試算をしている。ところが今は、本当に熱出力からいうともう四百万キロワット、五百万キロワットもある。こういうことになれば被害想定は、恐らくこの原子力産業会議がやった被害想定よりもそれこそ七倍...全文を見る
○西山登紀子君 それが安全神話というんです。安全神話に浸っていたらだめだというのが世界のあのTMIの事故でありチェルノブイリの二つの大きな事故じゃなかったんですか。そういう安全神話に浸っていたらだめだ、もっと現実をシビアにリアルに見なきゃだめだということがあの二つの事故の大きな悲...全文を見る
○西山登紀子君 時間が参りましたので、大臣にお伺いしたいんですが、昭和三十六年四月二十日の国会での議論について、今、四十年前のいろんな資料をいただきまして、私も少しは勉強させてもらったんです。これは、この法律をつくるもとの国会の審議ですから、非常に大事です。額を三百億から六百億に...全文を見る
○西山登紀子君 熱出力と電気出力は違うんです。
○西山登紀子君 先ほど大臣は規模がそう大きくなっていないということなんですけれども、比較で、電気出力というのと熱出力ということでは単位が違うわけです。これは熱出力で五十万キロワットだというふうに言っているわけです、電気出力に直せば十六万キロワットということになるわけですが。今ある...全文を見る
05月12日第145回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第6号
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○西山登紀子君 いつも後の方で意見を述べますので、きょうは……。  私は、娘が二人おりまして、男の子が一人、子供三人なんですけれども、こういう不妊の問題は子供たちの周辺で大変話題になることが多いものですから、私、親としても大変心配な面もありますし、また政治の面でどういうことが問...全文を見る
○西山登紀子君 それから、今、電話帳なんかを見てみますと、不妊治療というふうにわざわざ明記してある施設が非常に多くふえているような気がいたします。そこで、選ぶ側としては、安全な病院を選ぶ場合の先生のお考え、それの中で選んでいるわけですけれども、ある意味では何か広告が大きいところを...全文を見る
○西山登紀子君 どうもありがとうございました。
○西山登紀子君 一時間ぐらいのディスカッションでうまくまとめを全体としてどういうふうにつくっていくのかなという気はするんですけれども、各党いろいろな意見表明がありましたし、一致する点もあれば、少しニュアンスが違うという点もあるかと思います。  私も六回ほど参加をいたしまして、テ...全文を見る
05月13日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第11号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  今回の法律改正の目的というのは、電気事業あるいはガス事業に一層の競争を導入いたしまして、いわゆる経営の効率化を図ることによって我が国の電気料金、ガス料金の引き下げをしようということが目的だと考えております。  まず、大臣...全文を見る
○西山登紀子君 もちろん厳正に行っていただいていなかったら困るわけでございますけれども、しかし先ほど来の論議の中でも大臣もおっしゃったように、刺激が必要だと。その参入、つまり刺激が必要だということを言われますと、そういう外からの刺激がなかった今までの通産省と電気会社との間の関係だ...全文を見る
○西山登紀子君 大事な点が抜けていませんか。IPPの電気の単価が三割も四割もうんと安くなる。それはやはり例えば石炭だとかあるいは重油などの非常に質の悪い燃料を使っている、中には残渣油といって石油精製の廃棄物であって、こういうことでもなければ産業廃棄物としてむしろお金を出して処分を...全文を見る
○西山登紀子君 これは大事なことなので、しっかり御答弁いただきたいと思うわけです。  この三年間でIPPが落札をした発電所は三十八件、ゼネラル石油を除くと三十七件になるわけですけれども、ことし六月十二日に施行されるいわゆるアセスメント法によるアセスメントの対象になるものあるいは...全文を見る
○西山登紀子君 つまり、アセスの対象に義務的になるところは十一カ所でございます。ですから、三十七件の中でいえばわずか三割ということになるわけです。第二種は、これは条件つきでございます。対象外が十六カ所ということになるわけです。  そこでお伺いいたしますけれども、第二種の場合は条...全文を見る
○西山登紀子君 聞いていることに全然答えていただいていないんです。  今、私が例として挙げたところです。第一種の十五万キロワット以上の義務的なアセスを回避するために十四万九千キロワットで応札したり、第二種の十一万二千五百キロワットを回避するために十万九千五百キロワットで応札する...全文を見る
○西山登紀子君 通告しておりませんけれども、大臣、どうですか、そう思われませんか。
○西山登紀子君 こういうふうにできるだけ回避をする、厳しい環境の住民運動その他のいろいろな声もあるわけですが、それをできるだけ回避していこうと。こういうIPPの参入につきましては、金もうけ本位といいますか、そしてできるだけ法の網をうまくくぐり抜けようというふうなことが中にはあると...全文を見る
○西山登紀子君 それでは、先ほど来質問がありましたゼネラル石油の問題は私も非常に重要だと思いますので、お聞きをしたいと思います。  ゼネラル石油が撤退をした原因はどこにあるのかということで、つかんでいらっしゃることを聞かせてください。
○西山登紀子君 二月十二日にゼネラル石油の広報が出ているわけですけれども、これにはやめるに至った経過についてこういうふうに述べているわけです。  二年以上にわたって百人以上のスタッフを投入し、全力でプロジェクトの開発に取り組んできましたが、国の規程等に基づく環境アセスメントを踏...全文を見る
○西山登紀子君 ゼネ石と同じ燃料、残渣油を燃料とするIPPは八カ所ございます。  この中で、義務的な環境アセスメントを受けなきゃならないIPPは何カ所ありますか。
○西山登紀子君 十五万キロワット、第一種は三カ所ということですから、あとは義務的なアセスを受けなくてもいいということになるわけです。しかし、ゼネ石はアセスを受けなければならない大きなところでした、第一種事業。だから、後でいろいろ対策をとったらコストが合わなくなってこれは中止になっ...全文を見る
○西山登紀子君 そういう、言葉でクリアしているというふうにおっしゃっても、すべてアセスメントをやらせているわけでもないわけです。判断ができないんじゃないですか、クリアしていると。
○西山登紀子君 規制のあるものというのは、今義務的に規制があるのは十五万キロワット以上の第一種事業しかないんです。あとは、それこそ条件に応じてアセスがかかる第二種と。今十六カ所は何もかかっていないんです。アセスをやる義務も何もないんです。そういうもとで残渣油を使うIPPが八カ所も...全文を見る
○西山登紀子君 国民が願っていますのは、やっぱり安い電気そして安全でクリーンな電気です。ところが、大変私は危惧いたしますのは、今のようなやりとりを聞いておりましても、いやクリアしているんだ、クリアしているんだと言うけれども、それは届け出でいいんだ、そしてすべてにアセスがかかってい...全文を見る
○西山登紀子君 もう一度重ねて申し上げますけれども、このアセスメント法の非常にすぐれた点は、環境アセスメントをしたものを住民に公告縦覧をする、そして住民は意見を言うことができるという、ここの関係が非常に私は一歩進んだ、十分とは言えませんけれども、その点を盛り込んだということは非常...全文を見る
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表いたしまして、電気事業法及びガス事業法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、大口部門の小売自由化によって電気料金の引き下げを図るとの政府の自由化政策に根拠がないからです。ガス事業の場合も同様であります。  ま...全文を見る
05月27日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第13号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初に、一昨日から報道がされているわけですけれども、当委員会が視察をいたしました東海第二原子力発電所、そこで電動弁の弁棒の破損が起こったというふうに報道されているわけでございます。本日、早速我が党の調査団が現地に入って...全文を見る
○西山登紀子君 ちょうど定期検査のときに見つかったということであったわけですけれども、もし稼働中にこういうことが起こるということであれば大変なことになると思うんです。  そこで、視察に参りましたときに、建屋の中に入っていろいろ御説明を伺っておりましたときに、事業者の方から、現在...全文を見る
○西山登紀子君 もちろん単純に日時が長いとか短いとかいうことだけを問題にしているのではなくて、効率を優先して定期検査の期間を短くする、何かそれを競い合うような傾向が各事業者とかそういうところに今あるようだ、起こりそうだ、そういう傾向がもし助長されていくならば非常に心配だという点を...全文を見る
○西山登紀子君 よろしくお願いをいたします。  原子炉規制法改正案の審議に入る前に、前回、私は当委員会で原賠法の改正案の審議の際に、一九五九年に行われました「大型原子炉の事故の理論的可能性及び公衆損害額に関する試算」についてお伺いをいたしました。ちょうど昭和三十六年、一九六一年...全文を見る
○西山登紀子君 議事録を読んだだけでも、恐らく私は十八ページのこれだと思います。  なぜこれかといいますと、日本共産党は七九年の四月に、ある科学者の方の御協力をいただきまして、赤旗それから「前衛」にほぼ全文に近いものを報道いたしました。しかし、この十八ページのパンフレットといい...全文を見る
○西山登紀子君 当時、七十六万円というと相当の額でございますが、わざわざ国費を使って、原賠法の法案審査のためにはどうしてもこういう試算が要るんだということで委託をしたわけでございます。  この「まえがき」にはこんなふうに書いてあるんです。先ほど引用いたしましたけれども、その後で...全文を見る
○西山登紀子君 その理由は、この議事録をいろいろ見ますと、この試算については頼んだけれども参考にしなかった、こういうふうにも言っていらっしゃるんです。それは、非常に額が大き過ぎると。ある委員の方なんかは、余りにも大きな額なので、その当時決まったのは五十億ですから。ところが、試算の...全文を見る
○西山登紀子君 去年の秋まで全文がマル秘だったというのは、これは科技庁さんの措置、政府の措置ですよ。ですから、これは科技庁が責任を持ってマル秘にしたんです。全文解禁したのは去年の秋なんですから、四十年前の国会にはこれは出ていないんです。附録は出ていない。パンフレットは十八ページし...全文を見る
○西山登紀子君 原本は先日お返しをいたしました。この試算について、専門家や研究者の方、いろんな方が入手をして研究してみたいという方々がいらっしゃいます。そういう方々に、例えば国会図書館に置いていただくなどして積極的に開示をして提供するべきだと思いますけれども、これはやっていただけ...全文を見る
○西山登紀子君 ぜひそのように御相談をいただいて、実現できるようにお計らいをいただきたいと思います。  もう一つ、四月二十七日の審議のちょっと続きをやらせていただきたいわけですが、青江局長は賠償措置額六百億円について、これを超える分については自分が自己資産なりを売却して全部全う...全文を見る
○西山登紀子君 国が損害を賠償した場合、電力会社に対して求償権というか、回収が終了するまで電力会社に請求し続ける求償権というのはあるんでしょうか。
○西山登紀子君 被害の額というのは、過酷事故が起こった場合には非常に膨大なものになる。当然六百億円を超える場合もあるわけですが、そういった場合に、補助金という形であれ国が全額出してしまう。これは税金でございます。国民の出したお金です。ですから、無限責任だといっても、最後は国民が実...全文を見る
○西山登紀子君 よくわからないんです。  最高額というのはどれぐらいですか、その場合。
○西山登紀子君 中間貯蔵施設の賠償措置額の最高額も六百億なんですか。
○西山登紀子君 損害を補償する場合にどんな被害が起こるかということを御説明いただけないというのは大変奇異な感じがいたします。中間貯蔵施設を立地する周辺の住民の皆さんにこういう災害が想定される、その場合には皆さんにはこういうきちっとした賠償をお払いいたします、こういうふうに説明する...全文を見る
○西山登紀子君 この議論は、先ほどの試算との関係もあるんですけれども、四十年間試算というものを全然やっていらっしゃいませんね。原発の過酷事故が起こった場合の想定、試算も何にも四十年間やってこなかったわけです。だから、この中間貯蔵施設についても、どんな災害が起こるのか、どんな被害が...全文を見る
○西山登紀子君 そういうお考えで、ますます私は疑念を強くいたしました。これは地域の住民の皆さんにも説明はできないだろうというふうに思います。  先に移りますけれども、取り扱い中の事故が非常に多く起こっております。使用済み核燃料の取り扱い中の事故、これが発生しているということを総...全文を見る
○西山登紀子君 私は、繰り返しこの作業を行う機会に、サイト外に中間貯蔵施設をつくるという場合には、その回数がふえ、トラブルの発生、危険性が拡散されるというふうに思うわけです。  もともと使用済み核燃料というのは高レベルの放射性廃棄物を含んだ大変危険なものでございます。衆議院の審...全文を見る
○西山登紀子君 端的に答えていただきたいんです。  現在、原発立地地域の住民の皆さんは、サイトの中に使用済み核燃料がどんどん今たまっているわけです、そのサイト内にたまった分も最初からの約束じゃないというふうに言っていらっしゃって、どけてほしいと。じゃ例えば今の立地自治体にサイト...全文を見る
○西山登紀子君 今、地元の不安は理解をしているということを言われたんですが、地元の皆さんは、こういう施設というのはまさに忌避される、つまり迷惑施設だと言っているんです。  この長年原発のいろいろな負担なりをこうむってきた地元の地域の皆さんが迷惑施設だ、サイト内もサイト外もノーだ...全文を見る
○西山登紀子君 短く。  長期化することに理解を示したんだというようなあれですが、これからサイト外に持っていく中間貯蔵施設もこれは長期化いたします。短なタームじゃないでしょう。もともとプルトニウムの循環を目的としたこの核燃料リサイクル方式そのものが非常に大きな危険を抱えた方式で...全文を見る
06月01日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第14号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。きょうは、参考人の皆さんには本当にお忙しいところありがとうございます。  二十一世紀の日本のエネルギー政策といいますか原子力政策をめぐって、ありようをめぐって非常に重要な審議を続けておりますけれども、きょうは御専門の立場からあ...全文を見る
○西山登紀子君 先ほども中間貯蔵施設の安全性の問題について市川参考人に御質問があったわけですけれども、私も加えて、当委員会の先日の議論の中で、使用済み核燃料というのは核燃料資源だと、言葉をかえれば夢のリサイクル資源であって非常に安全なんだというようなことで、先ほど来東京湾でもいい...全文を見る
○西山登紀子君 それで、この貯蔵施設なんですけれども、衆議院の議論の中では、この貯蔵施設というのは倉庫なんだ、安全な倉庫なんだというような御議論もあったわけですけれども、しかし私は大変危険なものじゃないかというふうに思っております。  この中間貯蔵施設の運用が今度は民間企業に任...全文を見る
○西山登紀子君 市川参考人に最後の御質問をしたいわけですけれども、今回、追加議定書によって、核物質を扱わない一般の製造業も査察の対象になる、あるいはそういう可能性も出てくるということは非常に重大な問題だと思っておりますが、この先生の資料のところで御説明がなかったと思いますが、核不...全文を見る
○西山登紀子君 最後に、村上参考人にお伺いしたいと思います。  先ほど京都はどうかというふうなお話がありましたが、私も京都から選出されておりまして、京都は丹後の方に久美浜がございます。久美浜原発は立地反対の闘い、住民運動が非常に長年行われておりまして、そこでは、金はいっとき、放...全文を見る
06月02日第145回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第7号
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○西山登紀子君 別に後の方でもいいんですけれども。  私は、調査会の委員をやりましたのは初めてなんです。調査会でこうしてまとめをする作業にも加わったのは初めてなんですけれども、結局この報告というのは国会に出すわけですが、だれに対する報告かといいますと、やはり国会を通じて国民の皆...全文を見る
○西山登紀子君 先ほど会長の方からわざわざ私の意見についてのお返事がございましたんですが、ちょっと誤解があるといけないので申し上げたいと思うんです。  私はこの後にいついつ参考人質疑があってどうのこうのというそういう経過をつけてくれというふうに言ったわけじゃありません。こういう...全文を見る
○西山登紀子君 無理に御答弁を、無理に、政府答弁みたいですね、何だか。
06月03日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第15号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  質問に移る前に、本日の委員会が大臣不在のもとに開会されたということにつきまして、一言意見を述べさせていただきたいと思います。  我が党などの理事の反対があったわけですけれども、大臣不在のもとに午前中審議が行われ、また午後...全文を見る
○西山登紀子君 大臣は、衆議院の我が党の吉井議員の質問に、現在の状況としてはとんざしていると、うまく回らないという事実は認めざるを得ないとお答えになっていますね。これはどうですか、事実ですか。
○西山登紀子君 つまり、サイクルが回っていないという事実については大臣はお認めになったわけでございます。  村上参考人はさらにこういうことをおっしゃっています。高レベル、低レベルを問わずに、放射性廃棄物に関して面積わずか三十六平方キロメートルの東海村にいかに過重な負担を強いてき...全文を見る
○西山登紀子君 私がここではっきり申し上げたいのは、これは法律に期間というものはない、政令でも何年というふうに書き込まれない。今お話しのようにいろいろな進捗状況によって決まるということは、結局この中間貯蔵施設というものの期間というものはない、つまり無限定だということじゃないでしょ...全文を見る
○西山登紀子君 ですから、再処理工場に移すんだということはちゃんとはっきりしているんだと言うんですけれども、運び出す先があいまいなわけですよ。だれもはっきりと言えないわけです、先が見えない。先の見えない計画になっているし、いろいろな諸般の事情の進捗状況によって期間が決まるというこ...全文を見る
○西山登紀子君 説明になっていないと思うわけです。  それで次に、海外から返還された高レベル放射性廃棄物、今ガラス固化体になっていると。今後、国内の再処理工場から出されたものもガラス固化体になって六ケ所に貯蔵されるわけですが、このガラス固化体は三十年から五十年ということで保管を...全文を見る
○西山登紀子君 御説明を全然私は納得することができません。  それで、政府はこの中間貯蔵施設を減らしていくんじゃなくて、むしろ量をふやすということでこういうグラフまでつくっています。ずっとふやしていく、つまりそれはなぜふえるのかというと、つまり原発をふやすからです。二〇一〇年ま...全文を見る
○西山登紀子君 私もこの「東海再処理工場の運転実績」というのをもらっているんですけれども、これは試験プラントだったんですか。
○西山登紀子君 大変あいまいな御答弁なんです。  この点については、過日、市川参考人から御専門のところで非常に詳しいお話を伺って私は納得をいたしましたが、局長はただ現象を説明されたわけですけれども、その深刻さというものは私は非常なものだと思います。私のような者が見ましても、例え...全文を見る
○西山登紀子君 自分のものにしているって、今はもうとまっちゃったわけですよ。これ二十数年間試行錯誤をやってきて、それで試行錯誤もぐっと上に上がっていく試行錯誤だったらいいけれども、今は動かなくなっちゃった、こういうことでございます。  しかも、これは、パイロットプラントだったと...全文を見る
○西山登紀子君 実用炉ということで言えば否定的に考えざるを得ないという局長の御答弁だったわけです。  私は、いずれにしてももう率直にお認めになった方がいいと思うんですよ。二つ性格があったと。試験プラントの性格に一部実用工場としてのそういう性格もあったと、東海再処理工場は。  ...全文を見る
○西山登紀子君 もう一度重ねて聞きます。  実用工場ではない、これは実用工場であればもう落第点だと率直にお認めになりました。これは実用工場であれば落第ですよ。  さらに、では研究開発の試験プラントだと、今、失敗の過程も含めて一生懸命研究しているんですということですね。まだ成功...全文を見る
○西山登紀子君 一部実用工場の性格を持っていたということを先ほど局長言われました。市川さんは、最初試験プラントで始まったんだけれども、途中からもう試験は要らないから実用工場にしなさいということでずっと来ているところに今の東海がうまくいっていない一番大きな原因があるんだとおっしゃっ...全文を見る
○西山登紀子君 実用工場ではなかった、しかし一部実用工場的に運営をしてきたということですが、実用工場であるならば落第だということは局長がはっきりおっしゃったわけです。今は研究開発中で、トラブルを重ねながら、試験はまだ成功していないということもこれは事実としてお認めになった。  ...全文を見る
○西山登紀子君 一九八八年、我が党はこの六ケ所の再処理工場の建設には反対の意見を表明しているわけです。  そこでお伺いしますけれども、東海の試験プラントは局長が言われたように一部実用工場だったと。これで二十数年かけてまだうまくいかないし、まだ試験中だと。こういう日本の到達がある...全文を見る
○西山登紀子君 青森の六ケ所の八百トンはうまくいくんだと。それは海外のいろんな蓄積もあると。ではなぜ東海でそれがうまくいかないんですか。海外でうまくいった蓄積があると、六ケ所でうまくいくというのだったら、何でパイロットプラントである東海で二十数年かかってもうまくいかないんでしょう...全文を見る
○西山登紀子君 最後に大臣にお伺いをいたしますが、今の議論を通じましてもやっぱり行き詰まって先が見えない、リサイクルが破綻をしているというふうにこれはお認めにならざるを得ないと思います。  それで、当面の対策として大臣にお伺いしたいんですけれども、こうなりますと、やはり原子炉を...全文を見る
06月08日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第16号
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○西山登紀子君 きょう、もう一度質問の機会が得られましたので、締めくくり的な質疑ということでさせていただきたいと思います。  この法案の中間処理施設の必要性として説明されている一番大きな理由というのは、日本国内の再処理工場がうまく稼働していない、こういうことが一番大きな原因だと...全文を見る
○西山登紀子君 私はそれでは納得できません。  そこで、昭和四十七年の長計を調べてみました。昭和四十七年、七二年でございます。そこにはこういうふうに書いてあります。  「使用済燃料の再処理」、「再処理事業のあり方」ということで書いてあるわけですが、  核燃料サイクル確立の一...全文を見る
○西山登紀子君 間違いのないところと言われるところが、私が示しましたように、旧動燃のパンフレットにも自分たちの工場は本格的工場として建設してスタートしたと書いてあるし、長計にもちゃんと書いてある。勝手に位置づけを変えたりして説明をするのはやはり原子力行政を任されている原子力局長と...全文を見る
○西山登紀子君 私は、その後の経過を聞いているのではなくて、長計も実用再処理工場としてちゃんと操業を開始することにさせるんだと言っているし、この動燃のパンフレットを見ましても、「わが国はじめての再処理工場を建設し、昭和四十九年に完成」したと、こういうふうにちゃんと書いてあるものを...全文を見る
○西山登紀子君 大臣は御専門でございますから、こういうトラブルといっても多少のトラブルじゃありませんね、これ。私のような素人が見たってこれはちょっとと思うんですけれども、これで局長は試験プラントとしてはプルーブン、実証されたというふうにおっしゃったのですが、大臣はどうお考えでしょ...全文を見る
○西山登紀子君 一般的には、試験するのは、次に失敗を教訓にしていくんですけれども、これは始まってからもう二十数年たっている、国民の予算もたくさん注ぎ込んだ国家的な計画でございますから、失敗は成功のもとだと、そんなのんきなことを言ってもらっては困ると思います。それは責任のない答弁だ...全文を見る
○西山登紀子君 何しろいろんな形で、ビデオを隠したりいろんな問題がありまして、それで、機構が変わったといっても名前が変わっただけじゃ困るよというような御意見もありますので、国の予算も注ぎ込んだ事業でございますので、そういう点は大臣がおっしゃられましたようにオープンにしていく、その...全文を見る
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表いたしまして、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、行き場のない使用済み核燃料の急増は、再処理技術が未確立にもかかわらず、全量再処理を前提に原発増設を強行してき...全文を見る
06月25日第145回国会 参議院 本会議 第30号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、ケルン・サミット及び日米首脳会談について小渕総理に質問いたします。  まず、平和と安全保障についてです。  今回のサミットは、NATO軍によるユーゴ空爆を含むこれまでとられた措置を歓迎するとして正当化しました。アメリカは、自国の国益...全文を見る
07月29日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第18号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初に、本日の法案にもかかわる非常に重要な問題ですので、去る十二日に起こりました日本原子力発電敦賀原発二号機の一次冷却水の大量漏水事故について質問をしたいと思います。  今回の事故というのは、亀裂が急速に拡大されるよ...全文を見る
○西山登紀子君 今私がお聞きしましたのは、九六年の十二月に漏水事故が起こったんだから、そのときになぜ全体を検査するように指導しなかったのか。会社側は、通産省の規定では十年に一回の規定になっているので、九二年にやっているのでやらないでいいと思ったということでしょう。責任のなすり合い...全文を見る
○西山登紀子君 次の質問の幾分かの答弁もしていただいたように思いますけれども、次に大臣にお聞きしたいと思います。  これは事故のあった配管を切り出して内側を調べてみたら、資料もいただきましたけれども、(資料を示す)この溶接部を貫通した縦割れとともに、溶接部に隣接をして円周方向に...全文を見る
○西山登紀子君 既に九二年にやって、七年でこういうずたずたのような状態、しかも部分的に破裂のような状態で五十一トンが流れ出した。重大な事故が起こっているんですよ。通産省にあっては十年に一回でよろしい、それも目視でよろしいと、こういうことなんですね。ですから、素人目に考えたってそれ...全文を見る
○西山登紀子君 大臣はやっていただくということの御答弁だったと思います。  具体的なお話でちょっとお伺いしますが、現在定期検査中の原発、この部分、今回事故を起こしたような部分について今精密な検査をやっておられますか。
○西山登紀子君 今定期検査中のものは超音波でやっているということですから、残った原発についてももちろん、これから定期検査に入っていくものについては超音波でやりますね。
○西山登紀子君 この問題での最後の質問を大臣にお伺いいたしますが、この法案とかかわって看過できませんのは、電気事業法第五十二条で定める溶接安全管理検査を国の検査から自主検査に緩めていることなんです。  それで、事故を起こした切り出した配管の溶接部分に沿って走る亀裂というのは、こ...全文を見る
○西山登紀子君 これほどの重大な事故が、溶接部分に関してこれほど重大な亀裂が走っているということについて、やはりもっと真剣に受けとめるべきだと思います。溶接箇所が多過ぎても、国民の安全にとって必要なことは国が体制をとってやらなければならないと思います。ここで原発の賠償法の質疑なん...全文を見る
○西山登紀子君 この法律ができてから二十六年がたっております。この法律ができましたときに、国会は附帯決議をつけているわけですけれども、例えば、「消費生活用製品について出来る限り多く特定製品として指定するとともに、関係試験検査機関の有機的活用を図るなど検査体制を整備拡充すること。」...全文を見る
○西山登紀子君 ということでございます。  恐れ入りますが、配付させていただきましたグラフを見ていただきたいんです。これは、いただきました資料で、九〇年以降、消費生活用製品の事故件数の推移というものを私どもの方で少しグラフ化したものでございます。  九〇年を一〇〇として見た場...全文を見る
○西山登紀子君 時間がありませんのですけれども、この私がつくってまいりましたグラフの意味は非常に重いということを受けとめていただきたいと思います。  最後の質問に移らせていただきますが、大臣にお伺いいたします。  私も製品評価技術センターにこの間行かせていただきましたけれども...全文を見る
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、通産省関係の基準・認証制度の整理合理化案に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、火薬、高圧ガス、電気、ガス等の産業保安まで政府認証でなく原則自己確認とすることは、経団連、関係業界の年来の規制緩和要求を受け入れたもので、安全確...全文を見る
08月02日第145回国会 参議院 本会議 第41号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、産業活力再生特別措置法案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  まず初めに、このような重要法案を、衆議院において十分な審議時間を保障せず、採決が強行されたことはまことに遺憾なことであることを申し上げ、質問に入ります。  本...全文を見る
08月05日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第20号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず最初に、八月三日の当委員会で我が党の山下議員が質問をいたしましたが、その質問の関連について数問お伺いをしたいと思います。  本法案のスキームに大変よく似ております事業革新法、その法の承認を受けるための申請の計画書の中...全文を見る
○西山登紀子君 通産大臣、お聞きのとおりでございますので、やはり労使合意の解雇なんというものはあり得ない話なんです。しかも、整理解雇を念頭に置いていないという御答弁もなさっているわけですから、この解雇を入れるべきではない。つまり計画申請書の中に解雇の人数を書きなさいという欄を、こ...全文を見る
○西山登紀子君 大臣、御答弁の中でも、この新しい法律でリストラクチャリング、再構築を計画するというのは前向きの計画なんだと。解雇というのは、もうそれこそ整理解雇四条件ということですから、本当に大変な状態に陥っている会社ですよ。ですから、局長の答弁でも、そんなものは念頭に置いて法律...全文を見る
○西山登紀子君 整理解雇を念頭に置いていないと前回御答弁されているんですけれども、今回は念頭に置いているということですか。
○西山登紀子君 それでは、解雇というものをやるという計画も認定要件の中に入るということですか。
○西山登紀子君 これは非常に論理の矛盾だと思うんです。  もともとこの事業革新というのは、新しい事業を起こしていくとか、そういう前向きの計画に対する認定です。解雇というのは、それこそもう倒産寸前というふうなときに整理解雇というのはあるわけでしょう。念頭に置いていないと言いながら...全文を見る
○西山登紀子君 大臣、そういうことはわかっているんです。だけれども、認定要件というか、申請書の計画書の中に出向の数、解雇の数を書きなさいというふうになっていれば、これは解雇を認める計画書でもいいんだな、それでもお墨つきを与えるんですねということになりますよ。  私は、論理矛盾を...全文を見る
○西山登紀子君 本当に解雇を念頭に置いていないというのであれば、それは外したっていいわけです。外すべきです。これだけ言っても外さないということは、やっぱりそれを考えているのかなと、そう思いますよ。こんなことぐらいお認めになって外すとやるべきです。  次に行きます。  もう一つ...全文を見る
○西山登紀子君 ということでございます。  それで、労働大臣にきょうお越しいただいておりますのでお聞きをしたいわけですけれども、この雇用調整助成金を出す場合には在籍出向であっても本人の同意を要件としているわけです。つまり、一般とは違って、一般には労働組合あるいは労働者側の代表の...全文を見る
○西山登紀子君 少なくとも、公的な優遇措置を与えるということから見ても、厳密な要件として本人の同意を入れるべきじゃないかというふうに思いますので、これはやっぱり検討すべきではないかというふうに思います。そのことだけ申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。  二日の本会議で...全文を見る
○西山登紀子君 結局、今度の法案というのは、事業革新法をさらに拡大して内容をうんと濃密にしたという関係と受けとめますけれども、それでよろしいですか。
○西山登紀子君 それでは、この事業革新法の運用実績はどうだったのかということを見てみたいと思うんです。事業革新計画の承認の実績、企業数及び件数は何件ですか。
○西山登紀子君 その中で、大企業と中小企業の比率はどうなっているでしょうか。
○西山登紀子君 つまり、大企業が残りの九〇%ということですね。先行して行われております事業革新法の承認を受けている企業数というのは百五十七であり、その大半、九〇%は大企業だ、一〇%が中小企業、こういうことでございます。  それでは、それらの承認を受けた企業の従業員の数は計画の開...全文を見る
○西山登紀子君 減っているということですね。
○西山登紀子君 この数の掌握については、実は昨日まではつかんでいないとおっしゃっていたんですよ。急にわかったんですか。
○西山登紀子君 それはどういう意味ですか。計画の最初と最後で百五十七社の従業員の数がどのように変化をしているのかという私の質問でございます。
○西山登紀子君 私がきのう、それこそこういうことをお聞きしますというふうに言ったときには、この従業員がどのように変化をしたのか、つまり最初に計画書を出して承認を受けた、その後その企業がどのように従業員の数をふやしたのか減らしたのか、それを聞きますよと言ったら、その数はつかんでいな...全文を見る
○西山登紀子君 私は、今最初の御答弁は国会を愚弄するものだと思いますよ。わかり切って、それこそ数のマジックというのでしょうか、そういう数を、聞いてもいない数を、つかんでいないと言われたら困るから、数としては出したということじゃないですか。  大臣、私が聞いているのは、今大事なこ...全文を見る
○西山登紀子君 実績をつかんでいないということも問題だし、それではこういうことですか。企業は最初、計画のときにはこれぐらいの従業員でいく、そしてこの事業革新がうまくいったらこういうぐらいの人数になりますと、合計をすると十六万人減る計画に全体としてはなっているということですか。そう...全文を見る
○西山登紀子君 それは非常に問題でしょう。だから人減らし法案だと言っているんです。そうじゃないですか。その事業革新法ですよ、実績は。
○西山登紀子君 問題は見えてきたように思うんです。  一つは、私は、どういうふうに経過として、結果的に今どうなっているかということをお聞きしたんですけれども、御答弁は、計画段階から終わったときに十六万人減らす計画になっている、初めと比べれば十六万人減る計画になっているということ...全文を見る
○西山登紀子君 それはやっぱり含めてやるべきじゃないですか。
○西山登紀子君 大臣、これは検討していただきたいと思います。  計画をとるときには従業員の数とか、それこそ書かなくてもいいような解雇の数までとると言っておきながら、報告を受けるときには数は要らないと。これはやっぱり筋が通らないんじゃないですか。きちっと報告をとる。計画に沿って、...全文を見る
○西山登紀子君 私は、大臣はお答えいただいていないと思うんです。  こういうお墨つきを与えて優遇を図った以上、その企業がその計画どおりやっているのかどうか、その計画の是非は別ですよ、やっているかどうかというのをきちっと行政はつかめないと、それは国民に対する責任を果たすということ...全文を見る
○西山登紀子君 十八条の報告の中に、そういう内容も含めてぜひやっていただきたいと思います。  そこでお伺いいたしますけれども、この法案に先行して行われている事業革新法でも非常に実際的に、これは調査室から出していただいている百七ページの資料でも、上場企業六十社でも五万七千人減って...全文を見る
○西山登紀子君 分社化ということで承認をされているわけでございますが、この分社化というのは一体実態はどうなのかということで、私は日本鋼管の労働者の方に会ってまいりました。お仕事が終わった後、何人かの方に直接お会いをいたしまして聞いたわけでございますけれども、こういうことなんです。...全文を見る
○西山登紀子君 大臣、どうですか。こういう、私が直接行ってお伺いをしてきた、仕事のラインは変わらない、変わったのはヘルメットとユニホームだけ。それで新しい事業が生まれるというふうに思えますか。
○西山登紀子君 私は一般的に問題にしたのではなくて、六月四日に政府が日本鋼管、エヌケーケー鋼板の分社化をいいことだといって承認しているんです。承認をしている会社がこういうことをやっていていいのか、しかもそれは前向きだというふうに言えるのかということで、それこそ具体的な問題として大...全文を見る
○西山登紀子君 大臣、これが鉄鋼新聞でございます。(資料を示す)社長は笑っているんです。深刻な顔なんかしていませんよ。それで、「いける、すでに大半はメド」という大きな見出しなんです。だから、大臣が思っていらっしゃることと日本鋼管がやっていらっしゃること、社長が思っていることとは違...全文を見る
○西山登紀子君 はい。  どこまでも大企業の弁解をしたり擁護をしたりという御答弁なので、私はこのきょうの質問の続きを明日またやりたいと思います。きょうは時間が切れましたので、労働大臣、申しわけありません、せっかくお聞きしようと思っていたんですけれども、終わります。
08月06日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第21号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、産業競争力会議と本法案の関係についてお聞きをいたします。  私は、先般の本会議の質問の中でも企業献金との関係で総理にこの点についても質問をいたしましたけれども、きょうは、通産大臣は産業競争力会議の進行役を務めて...全文を見る
○西山登紀子君 私は、いろいろなところでいろんな意見を聞いているよということを聞いているんじゃないんです。この産業競争力会議という、総理大臣が直接指名をして主宰して、閣僚とそれから十七名の代表を集めて会議をやっているんです。今も申し上げましたように、その成果を即座に生かす、ちゃん...全文を見る
○西山登紀子君 私は、こういうふうに表にいたしますと非常にはっきりしていると思うんです。今いろいろ、なぜ盛り込まないかという理由をおっしゃいましたけれども、その理由をおっしゃればおっしゃるほど、やはり労働者や働く人たちの要求を盛り込もうとしていないなということをより私は痛感をした...全文を見る
○西山登紀子君 パイを大きくするということであれば、やっぱり国内総生産の六割を占める個人消費をうんとふやして、そしてうんと国民生活を豊かにする、労働時間も短縮して、そして労働者の雇用をうんとふやす、こういうことだと思うんです。  最後に、労働者の意見を聞いたと言うんですけれども...全文を見る
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、産業活力再生特別措置法案に対する反対討論を行います。  反対理由の第一は、大企業の事業再構築、リストラ計画を認定することによって、整理解雇を含む大企業の大量人減らしに国のお墨つきを与えるとともに、文字どおり全産業にわたる大企業のリスト...全文を見る
10月20日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 閉会後第1号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  我が党は、今回の東海村の核燃料工場で起こりました臨界事故については、生命にかかわる被曝者を出し、また広範な地域に放射能汚染の危険をもたらした我が国最悪の放射能事故となったと理解をいたしまして、志位書記局長を対策本部長とする...全文を見る
○西山登紀子君 次に、参考人の木谷社長にお伺いをしたいわけですけれども、我が国で最初の臨界事故を起こしたという第一義的な責任はもちろん事業者にあります。そのことはもちろんお認めになりますね。その上であなたがなすべきことは、このように土下座をして謝るということではなくて真実を語り尽...全文を見る
○西山登紀子君 今言われたように、基本指針に沿って申請をしたのだから問題はなかった、こういうことでございましょうか。基本指針に沿って申請書をつくって申請をしたんだから問題はなかったと。
○西山登紀子君 先に進みます。  申請書は、一月三十一日と四月二日、二回補正をしていらっしゃいます。その際、科学技術庁の指導や助言は受けられましたでしょうか。またその際、それまでの試験棟を五%以上五〇%未満のウランを取り扱う商業用の施設にするという上で、特別の注意やアドバイスを...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっと最後の部分、聞こえにくかったんですが、何ですか。
○西山登紀子君 ちょっと今重大なことをおっしゃったと思うんですけれども、これは試験棟でしたよね、実験をしていた。いろいろな濃度のものをいろいろつくっていた。それを商業用にするために年間三トンウランをつくるための商業用に変えたいんだという変更ですね。ところが、今所長がおっしゃったの...全文を見る
○西山登紀子君 科学技術庁からこういう申請書をつくるに当たっての特別なアドバイスは受けてはいなかったということですね。その事実だけでいいんです。受けていませんよね、そうでしょう。
○西山登紀子君 五%以上五〇%未満のウランを扱う商業用の加工用の工場にするんだということについての特別のアドバイスです。なければいいんです、それで。
○西山登紀子君 非常に私は納得いきませんけれども、時間の関係で先に行きます。  この事故について、国民の中には、政府の安全審査や指導について厳しい批判が出ているわけです。朝からジェー・シー・オーのほんの数人の不始末あるいは違法行為、あるいはモラルを問題にするような立場からの御質...全文を見る
○西山登紀子君 次に、ダブルチェックをした、一九八四年四月二十六日、原子力安全委員会の答申も見せていただきますと、最後のところですが、「以上のことから、臨界管理は妥当なものと判断する。」と明確に記載されておりますが、これも間違いありませんね。
○西山登紀子君 そこで、確認をしたいんですけれども、ジェー・シー・オーの施設の臨界安全審査、これは核燃料施設安全審査基本指針で行ったのか、それともウラン加工施設安全審査指針で行ったのか、先ほど来議論のあるところですけれども、はっきりお答えいただきたいと思います。
○西山登紀子君 そこで、その基本指針なるものは一体何を明記しているかということで、私も少し勉強させてもらいました。その基本指針の「臨界安全」に関する指針の部分、指針十、十一、十二というところです。  この指針十は「単一ユニットの臨界管理」ということで、「核燃料施設における単一ユ...全文を見る
○西山登紀子君 先ほどジェー・シー・オーの方も言われたように、全く臨界事故に対する対策はとっていなかった。基本指針に基づいて行ったと。  今のお話だと、指針十二で適切な対策を講じるように特別に見ていないわけですね。おそれがない施設というふうに判断をしたというふうに理解をしていい...全文を見る
○西山登紀子君 おそれがないと判断した根拠というのは一体何なんでしょうか。
○西山登紀子君 私はそれこそが安全神話じゃないかと思うわけです。  この指針の十二は、「誤操作等により臨界事故の発生するおそれのある核燃料施設においては、万一の臨界事故時に対する適切な対策が講じられていること。」というふうに明確に述べられているにもかかわらず、審査の段階で、この...全文を見る
○西山登紀子君 次に、ジェー・シー・オーの変更許可申請書に対する科学技術庁の審査書の中に、基本指針を用いたことに加えて濃縮度五%以下の施設に対するウラン加工施設安全審査指針を準用した、こういう文言がございます。原子力安全委員会の方は参考にしたというふうに言葉を変えていますけれども...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっとお答えになっていないと思うんです。  ウラン加工施設安全審査指針を申請書のどの部分に適用したのかというんですよ。臨界のところを適用したんですか。
○西山登紀子君 しかし、臨界管理の部分も参考にしたんじゃないかというふうに見られないかというと、少し苦しいところはあるんです。臨界のところは基本指針でやったと言うんですけれども、その基本指針でやったということについては、基本指針でやったところが、おそれがないということで免除してし...全文を見る
○西山登紀子君 委員長、一言。  安全委員会の意見はいいんですが、今私、直接申し上げたでしょう。そのことについても、大臣、改善の中に含めて検討してください。五%未満だって臨界事故が起こる危険性はあるんです。それを免除しないこと。それから、五%以上については、硼素を多く含んだこう...全文を見る
11月22日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第5号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  まず、きょうは日産問題について取り上げたいと思うわけですけれども、今回の基本法改正につきまして、私たちは、現行法の格差の是正や不利の補正、従業員の地位の向上とか輸入の規制という文言が削除されまして、創業に特化するんじゃない...全文を見る
○西山登紀子君 いや、大臣です。ちょっと待ってください。
○西山登紀子君 いや、要らないですよ。大臣ですよ。だめですよ、それは。
○西山登紀子君 理事の皆さん、ちょっと言ってくださいよ。私が質問したのは、大臣に……
○西山登紀子君 おかしいですよ。いや、おかしいです。質問者が……
○西山登紀子君 ちょっと待ってください。  委員長、理事会の合意では、質問者が指名をしている方に答弁をさせるんじゃないんですか。
○西山登紀子君 聞いてもいないことを言わないでください、時間もったいないですから。
○西山登紀子君 聞いていないんですから、いいです。
○西山登紀子君 私は、問答無用のやり方について大臣の御意見を伺っているんです。
○西山登紀子君 大臣、私が聞いているのは一〇・一八ショック、つまり十月十八日に問答無用に関係者にそういう計画を発表する、そのやり方が横暴じゃないかと。その点はどうですか。
○西山登紀子君 どこまで聞いてもそのやり方について問題があるというふうには大臣はお答えにならないわけですけれども、実は地元の京都府にも事前には知らされていませんでした。宇治市にも知らされていませんでした。リストラのためには何をやってもいいのか。企業が、先ほど苦渋の選択とおっしゃっ...全文を見る
○西山登紀子君 その場合、黒字で非常に調子よくいっていた、それから宇治市の中でも非常に大きな経済的なシェアも持っているというふうな企業が、一夜にして向こうに移りますよということについては、やはりこれは企業としては横暴だ、見直せというふうに大臣の口からぜひ言っていただかないと、これ...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっと私の質問が具体的でなかったかと思います。  この日産のリストラの問題について、中小企業を守るという意味で、下請を守るという意味でどのような目配りをされているのかということです。
○西山登紀子君 下請企業が一体どうなるかということなんですけれども、これはいろいろ私も直接日産の下請企業の方にお聞きしたんですけれども、例えば、金属工業ですが、六十名いる今の従業員のうち四十名は人員整理しなきゃならないだろう、私自身もやめるつもりだということで、涙ながらの話をして...全文を見る
○西山登紀子君 いや、それはいい、後で聞きますよ。長官にも後で聞きますから、今は時間がないから、大臣だけでいいです。情報。
○西山登紀子君 振興基準に基づいて親企業は下請事業者に必要な情報を逐次提供しなさいということについて、大臣、親企業の日産に守らせていただけますね。
○西山登紀子君 するであろうということでなくて、大臣がきちっと指導してくださるかということ。
○西山登紀子君 さらに、仕事のあっせんということについてお伺いをしたいと思います。  先ほどの振興基準の中には、親事業者は、新規親事業の開拓等、下請事業者が対応を図ることに対して、下請事業者の要請に応じ積極的支援を行うものとするというふうにあるわけで、私はこの点も非常に重要な点...全文を見る
○西山登紀子君 大臣、第四条では、大臣は指導、助言を行うこととするとなっているので、期待じゃなくてぜひ御指導をよろしくお願いします。
○西山登紀子君 大臣、今まで私がるる言ってきました一〇・一八ショック、つまり問答無用ですね。その日のうちにこうだ、もう企業閉鎖だ、こういう態度をとっている親企業に対して、下請の人たちがまともに話ができるか。物が言えないんですよ。だから、私は大臣に、せめて現行法でもできるこのことに...全文を見る
○西山登紀子君 事態を直視していただきたいのは、一カ月たってもこれからの取引についての情報は本当に何もない、こういうことを言っていらっしゃるんですね。その点をきちっと指導、助言していくということで要請しておきたいと思います。  さらに、これは本当に実効を上げようと思えば、やっぱ...全文を見る
○西山登紀子君 私が聞いておりますのは、もちろんそういう実態も答弁いただいても結構なんですけれども、今の日産の一〇・一八ショックを受けている下請の皆さんのそれこそ困難に置かれている現状、つまり親企業の優越的地位によって本当に仕事がなくなる、それこそ骨身を削るコストダウンを強いられ...全文を見る
○西山登紀子君 幾ら聞いても、監視体制、それから実際現場でトラブルが起こるおそれのある、ショックで茫然となっている人たちを励ますための、そういう振興法の実を上げるための特別の体制、例えば昨年の末には特別保証で緊急体制をわっという形でとりましたよね。そういうふうな今事態じゃないかと...全文を見る
○西山登紀子君 計画そのものに関連下請企業を半分にするだとか、コストは減らせよとかいうふうな計画が盛り込まれているわけですから、そういうもとで下請の皆さんが本当にこれからどうなるのか。情報も来ないわ、仕事もあっせんしてくれと口にも出せないわ、そういう状況になるおそれがあるわけだか...全文を見る
○西山登紀子君 終わります。
11月25日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第2号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  事故以来既に二カ月がたとうとしているわけですけれども、私は、先般、十一月十六日の当委員会の視察は二度目の事故調査であったわけです。志位書記局長を本部長といたします党調査団も十月二十七日に東海村に参りましてジェー・シー・オー...全文を見る
○西山登紀子君 すぐそばの三菱原子燃料では、沈殿槽の最後まで二十五センチの形状管理がされているんですよ。ところが、ジェー・シー・オーではこんな大きな最後まで沈殿槽、これはおかしい、不思議だと思いませんか。私、素人だって、何でこんなものが四十五センチ、許可されたんだろうと疑問に思い...全文を見る
○西山登紀子君 ちょっとおかしいんじゃないですか。最初から沈殿槽というのは硝酸ウラニルというものを溶かすというところに目的はあるんです。粉末はその後です。  誠実な御答弁がないんですけれども、大臣、質量管理をしているとかいろいろ言われますけれども、これは一貫して形状管理されてい...全文を見る
○西山登紀子君 当時の許可されていたとおりにやっていたら事故は起こらなかったんだ、違反を起こしたのはジェー・シー・オーなんだとおっしゃっているけれども、私はそうじゃないと思うんです。行ってみて二つの調査ではっきりわかったことは、一貫して形状管理されていない施設で質量管理が手作業で...全文を見る
○西山登紀子君 今、焦点の問題でございます。なぜジェー・シー・オーの職員がこういう作業をやったのか、自分の命を犠牲にするまでのようなこういうことを、教えられていたらそれはやらなかったと私は思います。  ですから問題は、作業員の問題ではなくて、ジェー・シー・オーのもちろん管理にあ...全文を見る
○西山登紀子君 このマニュアルは、間違って作業を行った方は教育を受けていなかった。このマニュアルで受けていたとしても、十分物理的な制限が加えられているので安全だよ、全く恐れる必要はないよというマニュアルになっているんですから、これはもう安全だな、何をやってもいいんだなということで...全文を見る
○西山登紀子君 やったやったとおっしゃるんですけれども、私大変心配なのは、今度の事故を起こしたときのジェー・シー・オーの教育がどうなっていたのかということについても十分掘り下げられていないんです。そして、対策とっています、とっていますとおっしゃられても、本当に大丈夫かなという気持...全文を見る
12月01日第146回国会 参議院 本会議 第9号
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○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、原子力災害対策特別措置法案及び核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案に対し、総理に質問いたします。  去る九月三十日に起きた茨城県東海村の核燃料施設での臨界事故は、日本の国民はもちろん、世界にも大きな...全文を見る
12月02日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第3号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  昨日の本会議で、私も党を代表して代表質問をさせていただきましたが、その際に総理に、安全神話にとらわれて安全対策を怠ってきたことについての謝罪と、根本的なその転換をまず最初に御質問をさせていただいたわけです。そしてまた、今回...全文を見る
○西山登紀子君 具体的にお伺いしていきたいと思うんです。  「事故現場の状況につきまして得られた情報をもとに、」「可能な限りの判断と対応を行ってきた」、こういう御答弁だったんですけれども、私は当日、十時三十五分に事故が発生して、もう十分後にはジェー・シー・オーの所長はこれは臨界...全文を見る
○西山登紀子君 臨界継続ということをわからなかったということなんですけれども、臨界という認識はあってその運転専門官は派遣したんですか。
○西山登紀子君 可能性があるという認識を持ちながら、それでは、その運転専門官に中性子線をはかるということをやっぱり指示すべきだったんですね。これは指示していないというのはもうはっきりしておりますし、いろんな言いわけをなさっていますけれども、有馬長官自身がある雑誌に、当然現場では中...全文を見る
○西山登紀子君 もう一度確認をさせていただきたいんですけれども、那珂研究所から一番最初に科技庁に連絡が来たのは何時でしょうか。
○西山登紀子君 ちょっとおかしいんじゃないですか。一番最初に、もう那珂研究所では十時三十七分ごろに急上昇した、いわゆるバーストというこの線が出ている、大変だということで、これはしかしノイズかもしれないというコメントをつけてファクスをしたのは午後一時ごろだというふうに現場の課長から...全文を見る
○西山登紀子君 おかしいですね。午後一時ごろに科学技術庁に那珂研究所の松下安全管理課長は連絡、ファクスを送って、そのときはノイズかもしれないというコメントをつけて送っているんですが、午後二時前にテレビでこの臨界事故の情報を聞いて、それでもう所内も驚愕をして、すぐに電話で中性子線が...全文を見る
○西山登紀子君 中性子線のこのバーストというのですが、最近よくテレビ、マスコミにも出ておりますが、こういう記録、最初にばあんと出て、何回か繰り返しながら長時間、二十時間近く臨界が継続しているという、こういう状況ですが、(資料を示す)一番最初のこの部分が一番早く科技庁に那珂研究所か...全文を見る
○西山登紀子君 いや、どんどんじゃなくて、有馬長官にはいつどういう形でこの情報が、こういう那珂研のこれは臨界事故を示す非常に重要な、しかも中性子線を測定しているという極めて貴重な情報なんですよ。これを有馬長官にいつ、あるいは原子力安全委員会が正式に開かれたのは午後の二時でございま...全文を見る
○西山登紀子君 今、午後六時とおっしゃったんですね。
○西山登紀子君 原子力安全委員会でこの重要な那珂研究所のデータが検討され、俎上に上ったのは午後六時、こういうことですか。もう一度確認します、六時。
○西山登紀子君 非常にこれは私は問題だと思います。三時に村上村長が苦渋の選択をするときには、もう国も何を聞いても何にも指示をしてくれないと。とにかく、ジェー・シー・オーが逃げているから村民を逃がさなくちゃいけないということで、もう村長は独断で決断をするわけですね。国は何も助けてく...全文を見る
○西山登紀子君 つまり、このデータには注意を向けなかったということですよ、これほど重要な。事故が起こったときに同時にこれは中性子線をキャッチしているわけですから。科学技術庁はこの重要なデータに注意を向けなかった、これはもうはっきりしたんじゃないですか。
○西山登紀子君 局長の答弁を聞いていますと、本当に原子力安全局長としての職責を全うしていただけるのかなと、そこまで私は思います。  これはいただいた資料ですけれども、ジェー・シー・オーからわずか二キロ那珂研究所は離れたところにあります。で、事故が起こった直後に見事にこれはキャッ...全文を見る
○西山登紀子君 私の質問にお答えになっていないと思うんです。これ、それこそ入門テキスト、「実務テキストシリーズ」ということで、財団法人原子力安全研究協会核燃料施設臨界安全管理編集委員会ということで、日本原子力学会のそれこそ知見をここに盛り込んだものでございますね。ですから、入門の...全文を見る
○西山登紀子君 テキストにはそういうふうになっているわけですから、最初に十一時十五分に連絡を受けて臨界だというふうに思われたんだったら、当然これは続いていると。続いているその状況を把握するためには、まず連絡を受けたときに中性子の測定をしなさい、あるいはどこかから持っていって援助を...全文を見る
○西山登紀子君 時間がないですから、聞いていることだけ答えてください。
○西山登紀子君 それは余計に問題じゃないですか。こっちの方が早く来ているんでしょう。しかも、一番最初からの中性子、ジェー・シー・オーの事故の模様を克明にとらえているのは那珂研究所のこのデータなんですよ。そのことについてこの緊急提言の中間報告には一言も触れられていない。その情報がい...全文を見る
○西山登紀子君 委員長、これは住田原子力安全委員も、データをとっていただいていた原研には感謝したいと言い、よくよく見たらやっぱり臨界の全体像が把握できていたのに、非常に残念だと思ったというような率直な御意見も出している。ところが、そのデータは、住田委員は、安全委員会に三時か四時に...全文を見る
○西山登紀子君 るる言われるんですが、私が問題にしているのは、一番最初に事故が起こった直後、十時三十七分にはもうバーストを記録している。そして、通常の中性子線の状態からぐうんと一段と上がった状態がずっと正確に記録されている。この記録は、何よりも住民をこの被害から避難させる、この被...全文を見る
○西山登紀子君 先ほど言いましたように、住民の皆さんは本当にごく普通の生活をしていた、そこに本当にああいう事故が起こったということについて正確な情報も正確な知識も持たないまま被曝をたくさんの人がしてしまった。これは非常に重大なことだと思います。  元官房長官、野中さんは、夜の十...全文を見る
12月02日第146回国会 参議院 懲罰委員会 第1号
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○委員長(西山登紀子君) ただいまから懲罰委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日までに、菅野壽君及び扇千景君が委員を辞任され、その補欠として椎名素夫君及び真鍋賢二君が選任されました。     ─────────────
○委員長(西山登紀子君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 ...全文を見る
○委員長(西山登紀子君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に岩崎純三君を指名いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十一時三十一分散会
12月07日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第4号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、参考人の皆さん、本当にお忙しいところありがとうございます。敦賀市長の河瀬さんには、この間、実は敦賀二号機の事故のときに調査に参りまして、お忙しい時間もとっていただきました。どうぞよろしくお願いをいたします。  ...全文を見る
○西山登紀子君 御専門の中島先生が、こういうのは原子力関係者だともうすぐにわからなきゃいけないものだということなんです。それがわからなかった、そして対応がおくれてしまったということについては、これは非常に重大でございまして、こういう事態をそのままにしておいて法律を決めても、法律は...全文を見る
○西山登紀子君 科学者のお立場からも、この那珂研究所の中性子の測定データというのは今回の事故の原因やあるいは対応を教訓とする上では非常に重要なデータである、それが事故報告書からも一切見えないというのは非常におかしなことだと、そういうふうに先生は思っていらっしゃるということですね。
○西山登紀子君 それでは、ちょっと質問を変えまして、実は今度の法案に申告制度の新設というのが新しく出ておりまして、これも非常に大事なことだと思います。  しかし、これが本当に有効に働きまして内部告発というか、国民や住民の安全を守るために内部告発をするということなんですけれども、...全文を見る
○西山登紀子君 あと少しですが、河瀬参考人に。  私も実は京都出身で、近畿の水がめ琵琶湖なんかもありまして大変京都の皆さんも関心が強くなっているわけですが、今度この法案の関係で京都の方に例えば指定病院を置くというようなお話があって、しかしお医者さんの側が実は放射線医学について余...全文を見る
12月10日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第5号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  この間の審議で、私は政府の初動のおくれを問題にしてまいりました。二日の委員会では、ジェー・シー・オーの臨界事故を十時三十七分から克明にとらえていた日本原子力研究所那珂研究所の中性子測定データが当日の事故対応にどうして生かさ...全文を見る
○西山登紀子君 十三時二十二分、那珂研で中性子が検出との情報を科学技術庁が受けたわけでございます。そのときの状況というのは、既に十一時十九分に、ジェー・シー・オーからは臨界事故の可能性ありというファクスは科学技術庁に届いていたのではなかったですか。これは十三時二十二分なんですよ。...全文を見る
○西山登紀子君 十三時十八分、九時から十三時までの中性子のモニタリングの測定値グラフというのはこれでございます。(資料を示す)これを、十三時二十二分に、すぐ送りなさいと、中性子が検出という情報を得たときに、データがあるでしょう、持っていらっしゃいとなぜ言わなかったかということが一...全文を見る
○西山登紀子君 科学技術庁、そういうことを言っていたのでは私は本当に職責を果たせないと思いますよ。  那珂研究所にある中性子測定機器というのは非常に優秀な機器であると。そうでしょう。二つあるんですよ。そのことも御存じないんですか。だから、はかっていると。中性子が検出されたという...全文を見る
○西山登紀子君 できないと言えば、それはもうあなた方の管理能力なりそういうのがないということになります。一時間もかかるんですから、データを送らせるのに。一時二十二分に那珂研で中性子が検出という情報が来て、科学技術庁は受けた。それから、データを送れと言ったんですか、言って一時間もか...全文を見る
○西山登紀子君 私は本当に理解できません。  グラフが来たのは四時四十七分でございましょう、この時系列から見れば。四時四十七分に九時から十三時までのこのグラフがようやく来たということです。言った言ったと言うけれども、四時四十七分ですよ。このファクスを送るのにそんなに時間がかかる...全文を見る
○西山登紀子君 中島参考人は原子力の第一線の科学者でございます。その科学者が、これを見れば瞬時にわかるはずだ、教科書にも書いてあると。しかも、これを見たら一瞬にバーストが上がって後ずっと継続しているということまではっきりわかる。しかも、これは一時までのあれですけれども、那珂研のモ...全文を見る
○西山登紀子君 私は、その答弁は納得いきません。私が問題にしているのは、一時二十二分に那珂研で中性子が検出されたということについて、すぐデータを送れと、一時十八分には那珂研究所から東京の原研本部にはこのデータが送られてきているんですから、これがすぐに科学技術庁が入手できないはずは...全文を見る
○西山登紀子君 私は、それでは私も納得できないし、国民の皆さんはもちろんだけれども、被害に遭われた方は余計に納得ができないと思います。今の御答弁ですべてだとおっしゃるのであれば、いろいろな国民の批判もまた巻き起こるでしょうし、当委員会でも私は質問を続けていきたいと思っております。...全文を見る
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案について、その提案理由及び要旨を御説明いたします。  内閣提出の原子炉等規制法改正案は、去る九月三十日に発生した東海村にある核燃料加工施設で起こった...全文を見る
12月14日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第9号
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○西山登紀子君 日本共産党の西山登紀子でございます。  きょうは、絹織物の過剰織機共同廃棄事業に関する保証金問題について質問をいたします。  この事業は、昭和五十二年、一九七七年から始まった事業でございますが、この事業に参加された産地組合は全国では二十七と聞いております。私の...全文を見る
○西山登紀子君 この保証金が返済されなくなった、原因は、低金利になったということでうまく回らなくなったんだと、今そういうことを言われたわけですが、その原因ですけれども、共同廃棄事業に参加された業者の人たちに何か非がありますか、責任がありますか。
○西山登紀子君 私は個人に責任があるかとお聞きしているわけです。低金利になって運用がうまくいかなくなった。その責任が参加事業者に直接の非があり、責任があるかどうかということを聞いているわけでございます。  日絹連のこのお手紙にも、事業団からの借入金の返済についての計画は当初から...全文を見る
○西山登紀子君 あきらめ切れないというところに、私は今御紹介しましたお二人の方だけではなくていろんな方の訴えを聞いてまいりましたけれども、やはり私は根拠があると思うんです。  調べてみました。配付をさせていただきました資料も少し見ていただきたいと思うんですけれども、ここに、二枚...全文を見る
○西山登紀子君 私は、関係者と言われますけれども、本来組合というのは業者の味方でございます。先ほど言ったように実印まで預ける密接な関係にある。  ところが、今その参加事業者と日絹連なりあるいは丹工なりの組合の中で一つのトラブルが起こっているわけです。なぜ組合がこういう非常に残念...全文を見る
○西山登紀子君 業界の理解を得たということなんですけれども、これに参加して、そして契約を結んで、先ほども申し上げましたが、契約もし、それから保証金の預り証書にサインをしているのは個人の事業者でございます。個人なんですよ。  そして、問題は、業界の皆さんの御了解と言いますけれども...全文を見る
○西山登紀子君 終わります。
○西山登紀子君 私は、日本共産党を代表して、中小企業の事業活動の活性化等のための中小企業関係法の一部改正案及び新事業創出促進法の一部改正案に対する反対討論を行います。  まず、新事業創出促進法の改正案です。  反対する第一の理由は、新たに追加される新事業分野開拓事業が、支援対...全文を見る