仁比聡平

にひそうへい



当選回数回

仁比聡平の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
08月06日第160回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今回の新潟・福島豪雨、福井豪雨及び台風十号とこれに続く豪雨によって犠牲となられた方々に深い哀悼の気持ちを申し上げるとともに、すべての被災者の皆さんに心からのお見舞いを申し上げます。また、昼夜分かたず復旧の努力を尽くしておられる...全文を見る
○仁比聡平君 もう一点、半壊の認定についてなんですが、経済的被害の住家全体に占める割合が二〇%以上五〇%未満という基準について、この被害ないし損壊が断熱材だとか畳だとかそういった部材が浸水によって本来の機能を果たさなくなったというものも含めて積算をするんだという理解でよろしいでし...全文を見る
○仁比聡平君 加えて、その住家の被害の認定の期間の見通しですが、先ほど二か月ぐらいという見通しが出たかと思いますけれども、そのように理解してよろしいでしょうか。
○仁比聡平君 こういった損害の認定が被災住民にとって住宅の再建の道筋や支援の枠組みを、その基本を左右するというものになるかと思います。  ですから、認定と罹災証明の発行までには一定の時間が掛かるとしても、被災者の皆さんがどんな支援を受け得るのか、その方向性を知るためにも、現時点...全文を見る
○仁比聡平君 どうぞよろしくお願いいたします。  また、激甚災害の指定については、本日、本激に当たる可能性が強いと、できれば八月中の指定をという御答弁がありました。我が党としても、できる限り速やかな指定を要望を強くさせていただきたいと思います。  次に、地域経済の復興について...全文を見る
○仁比聡平君 実情を踏まえてしっかりとした対応をお願いいたします。  次に、地場産業、伝統産業の復興についてですが、このたびの派遣で、鯖江市で私ども派遣委員を御案内をいただいた越前漆器協同組合の理事長さんが、本委員会への要望書の中で、千五百年の伝統技術と文化が今崩壊する危惧にあ...全文を見る
○仁比聡平君 今御紹介のあった神戸の取組も含めて、この甚大な災害が起こったときの復興の知恵といいますか力といいますか、これはやはり現場から生まれてくるものだと思います。  ですから、被災企業、被災住民の皆さんをしっかり励ますとともに、既にこれまでも論ぜられてきましたが、制度融資...全文を見る
○仁比聡平君 その決意を一歩前に進めて、現場に行かれることも是非考えていただきたいと思います。それから、御紹介のあった通知、指導の関係は私もよく了解をしておって、大変よかったことと思っております。  さて、被災地に伺って住民の皆さんが直面をしておられる問題として、床上浸水だけを...全文を見る
○仁比聡平君 それでは現実の被害の実情に合わないということを私は申し上げたいんです。  実際に、建物が全壊ないし半壊、大規模半壊という状況になったとしても、これを解体して建築をし直すと、その資力を持っていらっしゃる方がどれほどおられるでしょうか。現実には、どれほど壊れても、でき...全文を見る
○仁比聡平君 今のお話のように四年後に見直すんだということでは今度の被災者は救われないということになると思います。現実に過疎と高齢化が進む中で地域のコミュニティーが破壊をされようとしている、その中で今政治がどんな責任を果たすのかということを是非お考えいただいて、強く法改正を要望を...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。  終わります。
10月28日第161回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  新潟県の中越地震と、既に十個もの台風や集中豪雨により犠牲となった方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。  私は、七月に国会に来させていただいて以来、相次ぐ災害の中で被災地各地...全文を見る
○仁比聡平君 今お話のあった十一か所の中に東かがわ市の四河川は入っていないと思います。  もう一度お尋ねしますが、十一か所の中に入っていないですね。河川局、お答えください。
○仁比聡平君 通告をしていたのですが、ちょっと残念です。  私が調べた限りで、その四か所、四河川は入っていません。  では、緊急点検の中で、要対策箇所として挙げられた箇所以外の場所で、その調査以降の風水害で被害が生じた、発生をしたという箇所が全国で何か所あるでしょうか。
○仁比聡平君 これだけの、これまでの常識を超えるような被害が相次いでいるわけですから、もちろん政府も自治体も大変な実情にあるというのはよく承知をしておりますけれども、二次災害の防止や今後の対策を立てるその前提として実情を迅速につかむことが私は必要ではないかと思います。  調べて...全文を見る
○仁比聡平君 今お話しになったように、中小河川でいえば三分の一程度しかまだ点検が進んでいないというその実情なんですけれども、その緊急点検は堤防の目視ということですから、ですから、河床に土砂が堆積をして、これをしゅんせつする必要があるのではないかとか、あるいはその中に灌木があって流...全文を見る
○仁比聡平君 そういった、どこが危険なのかという箇所が特定、点検をされなければ、堤防の補強工事をするにしろ、あるいはそれが間に合わないときには、人命最優先で避難体制を万全にするということにしろ、これが後手に回るということになるんだと思うんですね。ですから、ガイドラインの策定ととも...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、手が挙がっていましたが、是非大臣、一言。
○仁比聡平君 同様な箇所と、室戸と同じような箇所というふうに限定をする方向になってしまうと、もちろん予算の関係とか優先順位の問題はあると思いますけれども、ただ、そうなってしまうと、先ほどの県管理河川の、中小河川の緊急点検と同じようなこう、実態の問題が生まれてきかねないという懸念を...全文を見る
11月10日第161回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。今日は、三人の参考人の皆さん、大変お忙しい中を、そして本当に貴重な御意見をありがとうございました。  まず、中貝市長にお尋ねをしたいんですけれども、先ほど来、本当に深刻な被災を受けた市民の皆さんの希望ということが本当に大事だという...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  先ほど、災害対策の全体の制度について中貝市長にお尋ねしたいと思いますけれども、大変複雑で全体像が見えにくいというのがその被災地の自治体の皆さんにとってもそうだというのは、私もこの間実感してきました。  それで、今お話しいただいたような暮...全文を見る
○仁比聡平君 先に栗田代表にお尋ねしたいんですけれども、先ほど、ボランティア活動の主人公といいますか、はボランティアさんなんだというお話、大変感銘を受けまして、被災を受けた被災者の方、その被災者の方々と一番接して声を受けられるボランティアさんが活動の主人公になって、自治体や社協や...全文を見る
○仁比聡平君 最後に廣井先生にお尋ねをしたいんですが、先ほど来、中貝市長にお伺いをしています自治体の苦労とかあるいは制度の複雑さとか、あるいは災害というのは通常経験をしないものですから、その自治体やあるいは被災者にとってはこれは初めてのことということがほとんどだと思うんですね。だ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  新潟県中越地震等、十個もの台風や集中豪雨の中で犠牲となった方々、被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げます。  私は、新潟、福島、福井の集中豪雨以来、十四の被災地、自治体の数でいいますと二十四の自治体を調査をして、それぞれ...全文を見る
○仁比聡平君 被災者やあるいは被災者の強い要望の中で努力をされている自治体の皆さんにとって大変大きな希望の光だというふうに思います。今の扱いが速やかに現場で活用されるように強く求めていきたいと思うんですけれども、一方で、被災地の各地にお邪魔をいたしますと、この応急修理が必ずしも活...全文を見る
○仁比聡平君 是非、これが現場で活用されていくように御努力をいただきたいと思います。  もう一点、住宅の再建の前提となる被災家屋の被害認定の基準について内閣府にお尋ねをしたいと思うんですが、中越地震の被災地から、今日、特に至急尋ねてほしいという声がありましたのでお尋ねをさせてい...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、今の住宅再建にかかわる救助法そして支援法の運用、特に積極的な現場での運用について是非、これから被災者の皆さんのところにしっかりと届けていくという決意をお伺いしたいと思いますが。
○仁比聡平君 ありがとうございます。  次に、高潮対策について一点お伺いをしたいと思います。  台風十六号、十八号で瀬戸内海沿岸で各地で甚大な被害がもたらされました。香川県、岡山県南の沿岸部、広島県など大きな被害が出たのは御承知のところです。実は、高潮災害防止のための海岸の緊...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
11月16日第161回国会 参議院 国土交通委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  住宅の品質確保法の改正案についてお尋ねをいたします。  一九九四年の阪神・淡路の大震災が死者約六千人、倒壊家屋約十万戸という甚大な被害になりました。その九割に当たる方々が倒れた住宅の下敷きに遭って圧死をしたというふうに言われ...全文を見る
○仁比聡平君 その大臣のおっしゃるこの法の改正案が、欠陥住宅から消費者を保護する住宅性能評価制度、この実施機関を、これまでは国による指定制になっていたものを登録制に改めるという点を骨子にしているわけですが、私は、この品質確保法の成立の経過、趣旨から見ても、今次の改正が欠陥住宅問題...全文を見る
○仁比聡平君 相談件数が増えているということと、それも二倍になっているということと、トラブルが増えているわけではないという、その御認識はちょっと私は納得が全然いかないですね。トラブルがあるからこそ相談をするわけでしょう。  それに、その今挙げていただいた数字というのは、これは性...全文を見る
○仁比聡平君 今の届出制というか登録制についての基準、登録基準の問題一つ取ってみても、その支配の要件ですが、親子会社だとか兼業禁止という、それが歯止めになるのかどうかということそのものが極めて疑問だと私は思うんですね。今の法案で言いますと、株式や役員の兼任が半数以上でなければいい...全文を見る
○仁比聡平君 この問題については私も現場の実情をよく踏まえながら今後も提案をさせていただきたいと思っておりますけれども、一つは、実際に問題が起こっている業者というのは中小の工務店には限らない、大手のハウスメーカーでも欠陥住宅問題起こっているということ、それから建築士が今おっしゃる...全文を見る
○仁比聡平君 答弁、短く端的にお願いしたいと思います。  今のお話のあった評価員の講習ですけれども、私伺いますと、実際には四日間で三十時間程度の講習というのが現状だということだと思うんですよ。その程度ではこれは実際の本当に専門家をつくるということにはならないと。ですから、省とし...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表し、住宅の品質確保の促進等に関する法律の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。  欠陥住宅問題は、重大な欠陥が入居して初めて分かるケースがほとんどで、高額であることから消費者に物心ともに大きな苦難をもたらすものであります。それだけに...全文を見る
11月17日第161回国会 参議院 憲法調査会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、七月の選挙で国会に来させていただくまで弁護士として活動してまいりました。その中で、憲法が光り輝く瞬間を何度も経験させていただきましたけれども、その中で一つ、皆さんに紹介をさせていただきたいのが、ハンセン病問題をめぐって闘...全文を見る
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。先生方、今日は本当にありがとうございます。  まず、赤坂先生にお尋ねをしたいんですが、先生の今日のお話をお伺いをいたしまして、私も改めて憲法十三条の幸福追求権の包括性、柔軟性あるいは弾力性というような性格に、改めて誇りを持ったとこ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  西原先生にお尋ねしたいのですが、先生のお話の中で、特に個人の自律性と権利性ということを基礎にしたお話に大変私も示唆をいただいたように思います。  お話の中で、社会権規定の改正論にかかわって、権利としての深化ではなくて義務規定への転換とい...全文を見る
○仁比聡平君 先生のごらんになる中で、社会権の分野を離れてその乖離を感じられる分野がございますか。あればお伺いしたいと思いますが。
○仁比聡平君 ありがとうございました。
11月24日第161回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、前回の調査会において、人権保障の永久不可侵性について意見を述べさせていただきました。  我が国の違憲審査制は、第二次大戦後、この人権保障の永久不可侵性を中核とした憲法の最高法規性の維持、すなわち憲法保障のために導入され...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  私は、先ほど意見陳述の中で御紹介をしました「日独裁判官物語」という記録映画の中で紹介をされているドイツの裁判官の市民的政治的自由を享受をしている姿を御紹介をさせていただいて、この調査会の調査に、提出をさせていただきたいと思います。  こ...全文を見る
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  先生方、本当にありがとうございました。  私の持ち時間の範囲内で、それぞれ先生方に一問ずつお尋ねしたいと思うんですけれども、まず渋谷先生にお伺いをしたいのですが、違憲審査制の機能不全という問題の原因について、先ほど、沿革やあ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  私も、その現行の付随的審査制の下でより良い憲法保障の役割を裁判所が果たされるのではないかというふうに考えておりますので、今の先生の御意見を参考にさせていただきたいと思っています。  次に、永田先生に、同じく裁判官像の問題でお尋ねをしたい...全文を見る
○仁比聡平君 永田先生にもう一点。  今、御紹介をいただいたような裁判官像というのは、我が国の憲法下ではこれはあり得ないことなのかどうかという点について最後にお伺いしたいと思います。
○仁比聡平君 ありがとうございました。
11月24日第161回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。三人の参考人の皆さん、本当に今日はありがとうございました。  時間も限られておりますので、時間の許す限り、泉田知事に現地の実情と求められている支援を伺わせていただければと思っています。  改めて、一か月たって、私も、現地の再開を...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  私たちも住宅本体の再建への公的支援を中心にして、是非力尽くしたいと思っています。  あわせて、農地のその地盤災害の件なんですが、また同じように小千谷の、既に完成をした農地のところで、そこは信濃川から水をポンプアップをしてため池でためて、...全文を見る
○仁比聡平君 もう一点、先ほどの冒頭の御意見の中には大きくは触れられていなかったんですけれども、御商売の関係ですね。商店街や中小企業の皆さんの状況なんですけれども、その宅地や、あるいは農業、農地以上に公的な支援が、特に融資以外の支援がなかなかないというのがこの皆さんの実情なんでは...全文を見る
○仁比聡平君 もう一点。  現地の報道で伺う限りで、医療や福祉の、特に施設の崩壊が、被害が、そこに通う患者さんやあるいはいろんなハンディを持った皆さんにとって相当な御苦労になっているんではないかというふうに感じます。  病院の再建の様子だとか、あるいは授産施設、共同作業所など...全文を見る
○仁比聡平君 具体的に国の支援としてどんなことが求められているというふうに思われますか。
○仁比聡平君 ありがとうございました。  今日伺ったこと、本当に正面から受け止めて頑張りたいと思います。ありがとうございました。
11月25日第161回国会 参議院 国土交通委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、八月三十日の台風十六号による熊本県球磨川流域の災害について質問をいたします。  私は、九月十六日と十一月十二日、十三日の二回にわたって熊本県球磨川流域の被害状況を現地調査をしてまいりました。この十六号台風によって、五木...全文を見る
○仁比聡平君 これまで対策が打たれてこずに、住民の皆さんは一刻も猶予がない思いでいらっしゃいます。今の決意を現地でしっかり進めていただきたいと思います。あわせて、球磨川流域には四十二か所の河川改修計画がありますけれども、この漆口も含めてまだ八か所しか終了していないという状況にあり...全文を見る
○仁比聡平君 今の水位三・九六メートルというのは、国土交通省の計画で言いますと危険水位が三・四〇メートルだということで、危険水位を五十六センチ超えているという数字だと思うんですね。そういう計画に照らして危険だという水位を五十六センチ超えているんですから、急いで流量を確保するための...全文を見る
○仁比聡平君 対応を検討されるということは、かねてから繰り返して住民の方々に言われてきたことじゃないかと思うんです。再三再四、この堆積物をしゅんせつをしてくれ、計画河道まで掘削することなしにも、この堆積物をしゅんせつするだけで流量が確保されて、危険だと言われる水位が流れたときにも...全文を見る
○仁比聡平君 是非、速やかな実施を改めて求めておきたいと思います。  もう一つ、事実の確認をしたいと思います。この人吉地区の計画高水水量と、それに対する現在の整備状況がどうなっているか、お答えください。
○仁比聡平君 川辺川ダムをめぐっていろんな状況があるのはもう皆さん御承知のとおりのことで、そのことを私伺っているんじゃないんですよ。  その写真をもう一枚見ていただきたいんですが、写真の二枚目、資料の二です。これも人吉市内の薩摩瀬というところの写真です。これごらんいただいたよう...全文を見る
○仁比聡平君 今、先ほど答弁があったような今整備をしてきての現在の流れる流量が三千九百トン、毎秒ということです。今度、実際に流れた四千三百トンとの差は毎秒四百トンあるんですね。この毎秒四百トンという数字は、実は先ほど局長が市房ダムでカットができたというその今回の流量と匹敵するわけ...全文を見る
11月30日第161回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私も性的自由を侵す犯罪、強姦罪や強制わいせつ罪の被害者の方に直接お話を伺う、あるいは、加害者がどんなつもりであったとしても、被害者に対してこのような犯罪がどれほど取り返しの付かない被害をもたらすかということを捜査や裁判の現場で...全文を見る
○仁比聡平君 もう一回お尋ねします。  平成十一年のそれぞれの認知件数は何件ですか。
○仁比聡平君 平成十二年の認知件数は、私の方で申し上げますと、強姦で二千二百六十件、つまり、強姦は平成十一年の千八百五十七件から平成十二年に二千二百六十件に急増して、先ほど御答弁ありましたように、平成十五年も二千四百七十二件ということで、平成十一年から十二年にかけて急増をして、そ...全文を見る
○仁比聡平君 その犯罪の認知件数というのは今お話があったように様々な要素を含んでいる数字で、犯罪の発生件数とそのままイコールのものではないということだと思うんですね。  今お話の中にあった、暗数が最も少ないんではないかというふうに言われているのが、罪名でいいますと殺人罪だと思い...全文を見る
○仁比聡平君 減ってはいませんが、微増という傾向として受け取ってもいいのではないかと思うんですね。  もう一点、傷害罪として認知をされている件数をお尋ねしたいと思います。平成十一年から十二年にかけて何件から何件になったか、そして、その後十五年までどのような傾向になっているか、お...全文を見る
○仁比聡平君 この傷害罪に関しても、今お話しいただきましたように、十一年から十二年にかけてこれは一・五倍という急増をしているわけですけれども、その後そのペースで伸びているかというとそうではなくて、平成十三年にかけてもう少し増えていますが、その後はほぼ横ばいという傾向かと思うんです...全文を見る
○仁比聡平君 今の数字を計算すると、私が申し上げたとおりになるのではないかと思います。  今お話の中にもありましたが、傷害による死亡被害者の数ですね。これは今の判例でいえば傷害致死と評価をされていると思いますが、この死者は平成十一年以降十五年までどのように変化をしていますか。
○仁比聡平君 今の傷害致死によって命を奪われた方の数を拝見をしても、横ばいか、逆にこれは少し減るという方向もあると思うんですね。今、凶悪犯罪というふうに言われる罪名について数字の変化を少し伺ったわけですけれども、ここからうかがわれるのは、確かに犯罪の認知件数は増加をしていると。だ...全文を見る
○仁比聡平君 今の量刑、つまり現行の法定刑の枠の中で、裁判所が様々な事情を考慮をして被告人に対して宣告をしている刑ですね。この宣告刑が、今おっしゃるように厳罰化の方向にあるということは私も承知をしております。ですけれども、そのこととこの法定刑の上限を引き上げるということとは、これ...全文を見る
○仁比聡平君 よく分からないんですけれども、大臣にお尋ねしたいんですが、大臣はこの総則における有期刑一般の上限を引き上げるという、これマスコミでは重罰化というふうに言われているんですけれども、この重罰化というふうに言われている有期刑の上限引上げという、このことが犯罪の抑止にどうい...全文を見る
○仁比聡平君 自由刑の上限を引き上げることが平均寿命との関係で語られるということについて極めて強い疑問を指摘をする研究者、それも刑法研究者の皆さんが多くいらっしゃるということは法務省も御存じのとおりです。  例えば、中山研一先生を始めとした刑法研究者の有志の皆さんは、社会復帰の...全文を見る
○仁比聡平君 そうお考えになるというお話を私、昨日聞いて、世論調査のどこを読めばそうなるのかがよく分からないというふうに思いました。抽象的な質問しかされていませんし、刑罰の引上げを求めますというところにチェックをされる方が、その刑罰という言葉で法定刑をおっしゃっているのか宣告刑を...全文を見る
○仁比聡平君 今その審議会の皆さんがそうおっしゃったと言うんですけれども、審議会というのは全体で十三時間ですかね、しか審議をされていないと伺っているんですよ。その中で本当に十分な質疑がされたのかなと、意見が、それも国民的な意見が表明されたのかということについても私、強い疑問を指摘...全文を見る
○仁比聡平君 午前の質問、ここで終わらしていただきます。
○仁比聡平君 三人の参考人の皆さん、ありがとうございました。日本共産党の仁比聡平でございます。  まず、木村先生にお尋ねをしたいと思うんですけれども、この刑法の一部改正案をめぐって今朝も議論をしていたところですけれども、法務省の方も、重罰化による犯罪抑止の効果を示すことは困難と...全文を見る
○仁比聡平君 刑のあるいは刑法の一般的な、どういうんでしょうか、メッセージ効果といいますかあるいは威嚇効果と言ってもいいのかもしれませんけれども、そういった効果が効果的に働くのは、例えば公務員犯罪だとか、あるいはホワイトカラー犯罪だとか、あるいは計画的に行われる財産犯、そういった...全文を見る
○仁比聡平君 強姦罪を始めとして、性的自由を侵す罪の今回の改正については私も賛成をしている立場なんです。  そこで、もう一つ木村先生にお伺いをしたいんですけれども、先ほどお話がありましたように、DV防止法やストーカー規制法を始め、この女性の人権を踏みにじってきた行為に対して、こ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。  それでは、神先生と石塚先生に同じ質問でお尋ねなんですが、この刑法の特に厳罰化に関する政府の提案の材料として、国民の世論調査の中で刑罰の強化が求められているというような趣旨の発言があります。  例えば内閣府の調査で、犯罪に対する刑罰が軽...全文を見る
○仁比聡平君 神先生にお尋ねしますが、先ほど法定刑の上限に張り付けているわけではないというお話があったと思うんですよ。実際に、特に総則によって一律に上限を引き上げると、有期刑の、というような必要がもしあるのであれば、現実の求刑や量刑がその法定刑の上限に張り付いているような事態とい...全文を見る
○仁比聡平君 最後に、時間の関係で一点、石塚先生にお尋ねをします。  先ほど木村先生の、同僚委員のお話の中で、先ほど犯罪は増えたかどうなのかという問題についての窃盗や器物損壊、この点についての石塚先生のお話、私も大変示唆に富んだものだったと思うんですけれども、これが刑法犯一般の...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。
○仁比聡平君 午前中に引き続いてお尋ねをいたします。  午前中、刑事局長からの最後の御答弁の中で、強盗致傷罪の下限の引下げについてお話がございました。私は、この致傷罪の法定刑下限の引下げが、これまで刑法関係者あるいは法曹関係者がこの形式的な適用によって不正義な事態が起こらないよ...全文を見る
○仁比聡平君 今お話しのように、刑務所の過剰収容と言われる事態というのは大変深刻だと思います。これが、行刑の理念が、特別予防の観点も含めて、受刑者の社会復帰、更生という点にあるということはもういろんな方から今日も御指摘があったところですけれども、同時に、受刑者を拘禁をしておくとい...全文を見る
○仁比聡平君 なかなかはっきりした見通しをおっしゃることはできにくいということだと思うんです。  私、大臣にここでお尋ねをしたいんですけれども、こういった事態を解消する努力をしながらも見通しがなかなか付かないと。国家財政もちろん逼迫をしているわけですけれども、目の前でこういう事...全文を見る
○仁比聡平君 この過剰収容という事態がもたらしている現状について、私、もう一点、大変心配しているのが、矯正施設としての本来の機能が奪われていっているのではないかということです。  我が国の刑務所処遇での二本柱というのは、御存じのように、分類処遇と累進処遇というふうに柱立てがなさ...全文を見る
○仁比聡平君 是非、その待機期間の実情もつかんでいただいて、対応を強くお願いをしておきたいと思います。  もう一点、釈放後の更生保護の関係について、これが一体どうなっているかと。  かつてから、この更生保護の施設の数が、元々釈放される受刑者に対して受け入れる体制が十分でないと...全文を見る
○仁比聡平君 今の更生保護施設の百一という数字は、実は私が十数年前に刑事政策の勉強を司法試験の受験の中でやってきた時代と同じ数字なんですよ。  私、それ聞いて、もう昨日本当に驚いたんですが、加えてもう一点、その施設の中でどんな人数が収容されているかと。その人数は、刑務所の過剰収...全文を見る
○仁比聡平君 我が国の刑事政策、刑事司法を考えるときに、犯罪抑止のための法の存在そのものの効果というのは私も否定をいたしません。ですけれども、現実にその刑罰権が発動されて個別の被疑者あるいは被告人、受刑者が社会復帰をしていくという過程においては、法の存在だけではなくて、捜査や起訴...全文を見る
○仁比聡平君 最後に一点、犯罪被害者の権利保障の問題にかかわって一つだけお尋ねをしたいと思います。  犯罪被害者がその受けた打撃から立ち直って憲法によって保障される幸福な生活を追求できるようになるために、犯罪被害者の権利を確立をし、社会全体で犯罪被害者を支援するという体制を作る...全文を見る
○仁比聡平君 その点でのより一層の力強い支援をお願いして、質問を終わります。
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、刑法改正案に対する反対の討論を行います。  まず、我が党は、強姦罪など性犯罪の法定刑の引上げや、集団強姦罪の新設などにかかわる性犯罪の重罰化については賛成であることを申し上げておかなければなりません。この問題についてはかねてから傷害罪や...全文を見る
12月01日第161回国会 参議院 憲法調査会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、この臨時国会から本調査会に参加をさせていただきましたので、二院制と参議院の在り方に関する論点の整理が小委員長から報告をされるに当たって、小委員会の会議録を読み直させていただきました。その中で、そもそも参議院の意義、役割を...全文を見る