仁比聡平

にひそうへい



当選回数回

仁比聡平の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第162回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  申し上げるまでもなく、我が国憲法の統治機構の基本は三権分立にあり、三権の抑制、均衡により権力の濫用を防ぎ、立憲主義と法の支配の目的を達しようとするものであります。そして、統治システムの根源は国民主権原理にあり、市民が平等に選挙...全文を見る
02月21日第162回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。公述人の皆さん、本当にありがとうございました。  まず赤石参考人に、憲法というのは一体何なのか、その憲法の本質とか目的とかいった辺りからお伺いをしたいと思うんですけれども、公述人の、憲法が持つ力を認識をしたという御実感に基づく陳述...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  両性の平等の問題も含めてもう少し御意見をお伺いしたいんですけれども、時間が限られておりますので、次に高見公述人に、今の憲法とは何なのかというところからまずお伺いをしたいと思うんですけれども。  公述人の御意見の中に、憲法を不磨の大典のよ...全文を見る
○仁比聡平君 その国際情勢の中での国の在り方の問題として、前文の一部を削除した方がいいのではないかと、あるいは集団的自衛権の行使を、これを明記した方がいいのではないかというようなお話が、国連憲章とのかかわりも含めてお話がありました。  それで、私、国連憲章の目指す国際社会の平和...全文を見る
○仁比聡平君 またいつかの機会に御意見が伺えればと思います。  永久公述人に、時間がなくなって申し訳ないんですけれども、道州制の問題で、先ほどの同僚議員の質問の中で大きな国家を分けるという発想でというお話がありましたけれども、そういったことも含めて地方自治の本旨ですね、現行憲法...全文を見る
○仁比聡平君 最後に、山本公述人に一点だけお伺いをしたいんですが、公述人の御意見、大変参考になりました。  私が受け止めさせていただいたのは、つまり財政民主主義の徹底と、その中での国会の財政に対する民主的統制の強化が必要だという御趣旨にお伺いをしたんですけれども、それが現行憲法...全文を見る
02月25日第162回国会 参議院 憲法調査会 第3号
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○仁比聡平君 ありがとうございます。日本共産党の仁比聡平でございます。  今日も幾人かの委員の方から御発言もありましたけれども、最近の改憲論の中で、憲法の本質あるいは憲法観そのものを根底から変えて、それともかかわって改正手続の緩和の主張が強くなされているということに関連をいたし...全文を見る
03月02日第162回国会 参議院 憲法調査会 第4号
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○仁比聡平君 ありがとうございます。日本共産党の仁比聡平でございます。  憲法前文、九条と安全保障について意見を申し上げたいと思います。  私たちは、沖縄戦と被爆、終戦から六十年を刻む歴史的なこの年を、イラク戦争という戦場への自衛隊の派兵継続と海外派兵の本来任務化の動き、憲法...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  二つ申し上げたいと思います。  一つは、閣議の全員一致の問題がリーダーシップの阻害になるという御意見が先ほどあったわけですけれども、単純な疑問として、首相が自ら任免権を持っている閣僚の中ですら全員一致にならないような、そういうような事柄...全文を見る
03月09日第162回国会 参議院 憲法調査会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  この小委員長報告についての私どもの立場について今、先生からお話もあったんですが、私は、この憲法調査会の性格、その中に置かれた二院制小委員会の性格というものというのは極めて大事にされなければならないものだというふうに思っています...全文を見る
03月10日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  大臣所信を受けて、私は整備新幹線長崎ルートの問題をお尋ねしたいと思います。  長崎ルートの事業採択は、昨年十二月十六日の政府・与党合意に基づいて決定をされましたが、長崎、佐賀両県では大変大きな政治問題になっております。今回の...全文を見る
○仁比聡平君 そのような考え方で予算としては十億円の頭出しをするということかと思いますけれども、つまり着工は地元の調整が付いてからだということであって、現時点では関係地元自治体の同意が得られていないということが前提になっているわけです。  そこで、どのような同意が求められている...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、沿線自治体全部から書面による同意が必要だということかと思うんですが、現在この長崎ルートについて経営分離をされる区間を指定した上での同意確認作業が行われているのでしょうか。その区間の範囲についてお尋ねをします。
○仁比聡平君 先ほどの答弁を併せて考えますと、今の経営分離をされる肥前山口から諫早までの区間というのは、これはJR九州が決めて、で、それに基づく同意確認作業が行われているということかと思うんですね。  これまで各地で行われてきた経営分離では、実際には需要の見込まれる区間はJRが...全文を見る
○仁比聡平君 基本でございますというのは、つまり、一つでも同意がなければこれは着工はできないというふうに理解してよろしいんですか。
○仁比聡平君 百歩譲りまして、政府・与党合意の枠組みによるとしても、地元が求めるなら整備をするというところにその大きな柱の一つがあるのだろうと思います。そうなら、何が何でも沿線自治体を説得をしようとしたり、まして見切り発車をするというようなことをせずに、ですから、期限を設けずに地...全文を見る
○仁比聡平君 報道やあるいは両県の議論の中で、長崎県負担分が三百十億円で佐賀県分が百八十億円だという数字が出されているんですけれども、今のお話でいいますと、その数字については国としては言わば責任が持てない、責任は持てない数字だというふうに理解してよろしいですか。
○仁比聡平君 もう一点、これは長崎県が県民向けに出しているパンフレットなんですけれども、これを見ますと、整備区間が武雄温泉から長崎市の場合は建設費が約三千八百億円で、長崎県負担がその場合は五百十億円になるというふうな数字が出されているわけです。そもそも長崎駅まで新幹線を整備すると...全文を見る
○仁比聡平君 次に、新幹線の開業と同時に経営分離をされるということになるその第三セクター会社の出資金も自治体の負担になります。長崎ルートについてはまだ経営分離すら決定していないわけですから数字はないと思いますので、最初に整備新幹線が建設をされて初めて三セク化をした長野のしなの鉄道...全文を見る
○仁比聡平君 JRは一切負担しないというわけですよね。一方で沿線自治体はそのような負担があると。さらに、JRが経営を分離をするところは過去の例でも赤字路線で、その赤字の穴埋めまで税金投入をする可能性があります。その結果、三セクの経営が苦しくなって、運賃が値上げをされ、住民の犠牲に...全文を見る
○仁比聡平君 定期ではどうですか。
○仁比聡平君 つまり、利用者、住民は自治体負担あるいは運賃の値上げ、また本数が減ったり直通列車がなくなったり路線が廃止されたりと等々、重なる犠牲を押し付けられてきたわけです。そのような住民と自治体を犠牲にすることでいいはずが私はないと思います。  大臣にお尋ねをしたいと思います...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
03月14日第162回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  政府は、来年度予算案で七兆円国民負担増と大増税路線に踏み出しながら、無駄と環境破壊の大型開発を聖域にし、重点化の名の下に増額の方向を打ち出しています。断じて許されないことです。私は、その典型である諫早湾干拓事業についてただした...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、知り得る限りないということなんですね。史上初めてのことです。そこには、この事業がどれだけひどいものであるか、そのことが示されていると思います。正に歴史的な断罪です。にもかかわらず、来年度予算では九十億円もの事業費が付けられている。これは一体どういうことなのか...全文を見る
○仁比聡平君 七兆円負担増の問題は、別の議論の場で我が党、根拠を明らかにして主張しているわけで、諫早湾干拓事業について、今大臣おっしゃるように、来年度予算案の九十億円のうちの八十六億円、つまり、九五・六%は仮処分決定が生きている限りこれは執行できないわけです。つまり、裁判所の決定...全文を見る
○仁比聡平君 大臣がおっしゃるのは、結局、国が必要だと判断をしているから、裁判所が保全命令を出していても、つまり工事を禁じていても予算を付けるということにほかならないと思うんですね。  農水省、国が抗告をしたと。それはそうでしょうけれども、そういう薄弱な根拠、これで予算を計上す...全文を見る
○仁比聡平君 今、不当であったらどうするのかというお話ですけれども、そういうふうにおっしゃっているのは独り国だけだということを厳しく指摘をしたいと思います。あなた方のそういう姿勢こそが、世論とそして裁判所の二度にわたる審判によって弾劾をされている。  仮処分を受けて佐賀県議会は...全文を見る
○仁比聡平君 先ほど佐賀県議会の決議を紹介しましたが、あれは全会一致です。佐賀の古川知事もこの仮処分をしっかり評価をしていらっしゃるじゃありませんか。大臣のおっしゃるのは正に独り善がりの姿勢というふうに言うほか私はないと思うんですね。  それで、事業の見通しの問題について、しか...全文を見る
○仁比聡平君 元々、諫早湾干拓事業は十二年度、二〇〇〇年度完成が目指されていました。それが十八年度末までと六年延びた工期を守るために農水省は努力をしてこられたわけでしょう。これをどうやってこれ以上短縮するというんでしょうか。どうですか。
○仁比聡平君 結局、完成させたいと言うだけであって、その展望を全く示すことができない。あなた方の計画に照らしても、その完成、十八年度内完成というのはもはや不可能だということが私ははっきりしたと思います。  工事が〇七年度、平成十九年度に入れば、諫早湾干拓事業は二度目の時のアセス...全文を見る
03月17日第162回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、日本道路公団の特定企業との癒着問題についてまず質問をしたいと思います。  北側大臣に配付資料の一、二ページ、まずごらんいただきたいと思うんですが、まだ届いていないですか。  これの二枚目というのは、私のこの問題での資...全文を見る
○仁比聡平君 そうです。
○仁比聡平君 この関係者、私のところにこの資料を届けてくれた関係者はこう言っています。資料要求を私がした翌日、つまり十二月一日には社長がこの二枚を手に入れて社内で対策会議を開いた、そこで社長は道路公団の技術系幹部からこの文書を入手したと、こういうふうに言っているわけです。アンダー...全文を見る
○仁比聡平君 いや、だったら、そういう今の総裁のお言葉が本当だったら、私のところにこれが届くわけないわけですよ。あるわけないわけでしょう。  このアンダーソンテクノロジーという会社、ここについて伺いますけれども、ここには公団のOBが天下りをしていますね。その実情についてお答えを...全文を見る
○仁比聡平君 総裁、通告でその方々のお名前、それから公団での在職の役職、アンダーソンテクノロジー社での役職、お答えいただきたいとお伝えしていたと思います。
○仁比聡平君 お名前を出されないということですけれども、時間の関係ありますので続けていきますけれども。  今総裁、さらっと在職の終期ですね、終わり、いつまでいたかお話がありましたけれども、一人目が十六年の十二月二十八日、つまり昨年の末。もう二人目は今年の一月ということですね。つ...全文を見る
○仁比聡平君 それを世間では更迭したと言うと思うんですね。  こうしてみますと、社長がこの文書をもらったというその公団の技術系幹部というのはこの角谷さんなんじゃないですか。漏らしてならない事実、文書を幹部が漏らしたと、この点について総裁、改めて厳正な調査を求めたいと思いますが、...全文を見る
○仁比聡平君 いや、到底納得できる答えじゃないんですよね。  そのアンダーソンと角谷氏の関係というのは、これは極めて異常なものなんです。アンダーソンテクノロジー社は、プレストレストコンクリート橋梁、いわゆるPC橋梁の関係を扱っている建設資材の卸会社で、そこが扱っているものに定着...全文を見る
○仁比聡平君 総裁、公団でのシェアは何%ですか。
○仁比聡平君 本当に圧倒的な驚くべき違いだと思います。どうしてこんなことが起こるのかと。あるPC協力工事業者、こう言っているんですね、性能は基本的に変わらないのに、後発の会社が道路公団ではなぜこれだけ強いか、業界の七不思議だと。  総裁にお尋ねしますが、どうしてこうなっているん...全文を見る
○仁比聡平君 その受注業者が、私たち調査をしました、公団でこの会社以外の製品を使いたいと言うと、ほかの話にかこつけて嫌がらせをされると、こう言っているんですよ。何をてこにしてその圧力が掛けられるか。それが、配付した資料の三枚目、四枚目、これです。  総裁に、共同発明者と書いてあ...全文を見る
○仁比聡平君 もう一点ですけれども、その表の公団への届出年月日、一番左側の欄見ていただきたいと思いますが、昨年十一月十六日、ここにずらっと届出が並んでいるじゃないですか。こんなに一遍に発明するなんてあり得ないでしょう。それ、結局、届出を公団に対してせずに、それらの関係の会社の利益...全文を見る
○仁比聡平君 正に公団と特定企業の癒着の氷山の一角が浮き彫りになったと思います。  引き続き、公団、政府が徹底して調査をして、国会に、そして国民に明らかにすることを強く求めて、私の質問を終わります。
03月18日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず、港湾局長に公有水面埋立法の解釈と運用に限ってお尋ねをしたいと思うんですが、法の趣旨や、その趣旨に照らしたときに、埋立地の用途というのがこの法律の重要な柱になっていると思います。このことにかんがみまして、しゅんせつ土砂や残...全文を見る
○仁比聡平君 それで今、大分県の佐伯市にある大入島というところに埋立事業がありまして、これが大分県下で大変な政治社会問題になっているんです。その埋立てを促進をする会というのがございまして、ここに地元の市長さんや、あるいは市議会の議長さんや商工会議所の会頭さんも名前を並べておられる...全文を見る
○仁比聡平君 命にかかわる事態、そういう事態はこれは避けるべきではありませんか。その点について大臣の率直な、個人的なでも構いません、御意見というか御感想というか、お聞かせいただけませんか。
○仁比聡平君 私はこの埋立事業は断じて中止をすべきだと思っていますけれども、少なくとも命にかかわるような事態だけは絶対に起こさせないように国としても県に対するしかるべき対応を強く求めたいと思います。  そこで、次の質問に移ります。  今日、道路公団総裁においでいただきました。...全文を見る
○仁比聡平君 その管理の仕方について、実は重大な内部告発がございます。読み上げますと、「無償残業が発覚するのを恐れ、公団は、証拠隠滅には力を入れています。タイムカードがあるのにもかかわらず、翌日、人事課において、予算以上の時間外を強制的にカットします。会社に提出する書類(自己申告...全文を見る
○仁比聡平君 民営化を前に、コスト削減だと言われてきたけれども、私、削る矛先は全く違うと思うんですよ。命、健康を削るということじゃなくて、昨日の予算委員会でも改めて浮き彫りになった癒着、談合、こういう不当な利益こそ真っ先にメスを入れるべきだと思います。サービス残業を直ちに是正をし...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
03月25日第162回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今般の福岡県西方沖地震によって亡くなられた方に心から冥福をお祈り申し上げるとともに、被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げます。  私も地元が福岡ですので、この地震を体験をいたしまして直ちに被災地に駆け付けました。そこで、...全文を見る
○仁比聡平君 既に発災後六日目を迎えて、今の状況だと私残念だと思っています。現実に、昨日の朝の時点ではもう市内千二百四人の方が避難をしておられまして、私が市の方から入手をした資料では、市内各行政区にこの家屋の被害というのは広がっているわけです。それに、玄界島以外の西区というところ...全文を見る
○仁比聡平君 続きまして、玄界島の復旧復興についてお伺いをしたいと思います。  発災日翌日、二十一日に玄界島に私も渡りまして、大臣も昨日お会いになられたかと思いますけれども、島に責任者として残っていらっしゃる十名の方々と少し懇談をさせていただきました。そのときに、島は一つの家族...全文を見る
○仁比聡平君 ただいま議題となりました地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の一部を改正する法律案について、日本共産党を代表して意見を申し上げます。  本法案は、地震防災対策強化地域として指定された地域に係る地震対策緊急整備事業を...全文を見る
03月29日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  法案によりますと、品質確保のためにダンピング受注の対策ということで、受注企業の技術力審査が行われ、競争参加者を限定するということになります。そうすると、二つのことが私懸念されると思うんですが、第一は、技術力審査を通じて中小の業...全文を見る
○仁比聡平君 そのお話が本当にしっかり現場でされていくように強く求めておきたいと思うんですね。  もう一つ、大臣にお伺いをしたいんですが、競争参加者が限定をされるという方向になると、今日も議論が出ておりますけれども、結果として談合がしやすい環境が生まれるんじゃないかと私は懸念を...全文を見る
○仁比聡平君 私は、公共工事に品質確保が必要だということは、これはもう当然のことだと思います。それはもう議論の余地がないだろうと思うんですけれども、これまでも国土交通省も、先ほどお話のあったように、入札契約適正化法やあるいは指針という中でこの品質確保の問題でも対策をしてこられたわ...全文を見る
○仁比聡平君 公共工事に当たって発注者がきちんと労働者の賃金に責任を負うべきだというのは、これ、私は多くの皆さんの共通の願いだと思います。例えば全建総連を始め公共事業にかかわる労働者団体が全国でこの方向での法や条例の制定を目指して取組をされまして、つまり公契約法というルール作りで...全文を見る
○仁比聡平君 不況の下でのダンピング競争、その中でのコスト削減、これが末端の現場の事業者や労働者にしわ寄せをされている。そこで賃金や労働条件が削られる中で、技術を持っている技能労働者の確保に困難が生まれたり、あるいは若年労働者、つまり後継者の確保や育成がままならないと、そういう事...全文を見る
○仁比聡平君 公共工事品質確保法案に対する修正案を提出をし、その提案理由を説明をさせていただきます。  我が党の修正案は、第一に、同法第三条の基本理念に、公共工事の品質確保にあっては、建設産業の特徴である元請から下請という重層的な関係を考慮し、直接、公共工事を施工する事業者の対...全文を見る
03月31日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第7号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  本改正案は、特定の事業場から人の健康や生活環境に被害を生むおそれがある物質や油が公共下水道に流入する事故が発生した場合に、その事業者に応急措置と事故状況の届出義務を課すこととしているわけですけれども、私は、こんなことは極めて当...全文を見る
○仁比聡平君 事業活動による健康や環境の被害、これを厳しく規制するというのは、これは政治の余りにも当然の、そして最低限の私は責任だと思います。ところが、この責任がないがしろにされる中で、戦後数々の公害事件が引き起こされ、幾多の国民の命が奪われ、そして健康と人間の尊厳が踏みにじられ...全文を見る
○仁比聡平君 多くの被害者は、国やチッソが責任を争い続けてきたということによって広がった差別や偏見、その中でたとえ心身に障害や異状、あるいはそれへの不安があっても、自ら水俣病ではないかと名のり出ることができずにこれまで来ました。加害企業や国の責任を明らかにしてきたのは、裁判に踏み...全文を見る
○仁比聡平君 遺憾であるというふうにおっしゃいますけれども、今御紹介のあった健診事業というのは、これは希望者に対してその検診を行うということですよね。地域、住民のところに足を運んで行うというわけじゃないわけですから、これは置き去りにされている被害者の実態を把握するという調査とは到...全文を見る
○仁比聡平君 検討中であるというふうにおっしゃりながら既存のシステムでいいんだというふうにおっしゃるその態度、その問題に対する構え、ここが根本の問題として私問われていると思うんですよ。その検討の中で、これまで検診の希望だとかあるいは申請だとか、そういうことができない状況に置かれて...全文を見る
○仁比聡平君 結局、公式発見から五十年になんなんとするのに、その長きにわたって実態をつかんでいない。その場その場の小手先の対応にしかなってこなかったということをおっしゃっているのと等しいと私思うんですよね。  政府がつかんでいる数字でお伺いしたいと思いますけれども、今千三百人と...全文を見る
○仁比聡平君 もう一点、初めての申請者はどれだけになりますか。
○仁比聡平君 つまり、七割近くが初めての申請なんですよ。救済されずに来た被害者が、救済されずに来た被害がそこに表れていると思います。  あわせて、総数のうち、総数のその約千三百という数というのは、これは過去約三十年近くの間に、熊本、鹿児島両県で申請をされてきたその累積件数、これ...全文を見る
○仁比聡平君 結局、従来の認定基準の枠内、予算の枠内という姿勢からもし今度も抜け出そうとしないということになれば、それに合わせて救済の対象者が絞り込まれるということになりかねないと思います。私は、そのこれまでの姿勢こそが断罪されたのであって、ここの根本的な転換を今度こそ踏み出して...全文を見る
04月04日第162回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、福岡県西方沖地震の対応についてお尋ねをしたいと思います。  発災後六日目の三月二十五日の災害対策特別委員会で、今日、村田大臣においでいただきましたけれども、玄界島以外の被害の実態把握が遅れているのではないかという趣旨の...全文を見る
○仁比聡平君 市や県に大臣の方から調査を求めていただいているということで、それが現場でしっかり進むことを私も期待したいと思うんですけれども、そのマンションでも六十代の男性の声としてこういうことを伺いました。老後のついの住みかとして購入をしたのにこれから一体どうすればいいのか、こん...全文を見る
○仁比聡平君 最後に、今、大臣紹介いただいた数字は、これは戸建て、マンション全部合わせての数字かと理解をしております。  そのマンションの被害が実際に地震発災後どういう経過をたどるかというのが、長岡市内で中越地震によって震災被害を受けた二つのマンションでの全半壊認定というのが先...全文を見る
○仁比聡平君 今のお話は実施要領が作れてからというお話なんですけれども、ちょっとはっきりもう一度御確認いただきたいんですが、災害救助法には応急修理という制度がこれは書き込まれていて、その災害救助法が適用されている福岡市内、ここでは応急修理が実施をされるというのはこれは当然のことで...全文を見る
○仁比聡平君 発災後既に十六日目になっておりまして、その間に苦労している被災者の皆さんたくさんいらっしゃるわけで、この方々にあらゆる支援の枠組み、制度が徹底されるということがまず第一だと思うんですね。ですから、その点強くお願いをして、次の質問に行きたいと思いますが。  甚大な被...全文を見る
○仁比聡平君 玄界島の今後の中長期復旧・復興について一点だけお伺いをして終わりたいと思うんですが。  玄界島で甚大な被害が起きました。そして、この島の皆さんは、これから本当にその島に戻れるのか、つまり島の安全性、地盤がどうなっているのか、家が再建できるのかについて強い不安を持っ...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
04月05日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第8号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、まず航空機の日常的な点検整備の問題について質問をいたします。  高度技術の結晶である航空機で日常的な点検整備が安全運航に不可欠だということは、これは言うまでもないはずです。  ところが、今回の日本航空に対する事業改善...全文を見る
○仁比聡平君 今、誤使用というふうに言われましたけれども、元はそうだったかもしれませんけれども、私は、日航が製造元の文書注意を受けながら、つまり強度が不足しているということを知りながらあえてゴーサインを出しているというところに重大問題があると思うんですね。  なぜそうなるのかと...全文を見る
○仁比聡平君 その整備現場の労災事故だけが紹介されましたが、これは航空労組連絡会という皆さんが出しておられるパンフレットですけれども、JALジャパンあるいはJALインターナショナル、ANAも含めてですが、ずらりと報告がされていますよ。これが二百件のすべてではないと思いますけれども...全文を見る
○仁比聡平君 一方、我が国では、九七年の航空法改正と施行規則の変更で、作業実施組織から独立した検査組織という項目が削除をされましたね。どうですか。
○仁比聡平君 別の人格による点検というのが本当に大事だと思うんですよね。ところが、それの流れとは逆の方向に政府が規制緩和を行っていくと。そういうやり方が整備の後退に拍車を掛けているのではないかと私は思います。規制緩和によって安全性の重要項目を削ってしまうと。日航も正されなければな...全文を見る
○仁比聡平君 私は、そのダブルチェックが作業者とは別人格によって行われるということが極めて大事だと思いますので、よく整備の現場を見ていただいて、検討をお願いしたいと思います。  こうした中で、航空局長が今年の一月の十九日、航空クラブの新春卓話会というところで講演をされましたよね...全文を見る
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  午前中の質疑にもありましたように、航空事業の安全性に対する国民的な不安が大きく広がって、今信頼性が揺らいでいます。その中で、今度の法案では設計段階からメーカーに検査の一部を任せるという中身が提案をされているわけですが、国内での...全文を見る
○仁比聡平君 一部かどうかということが問題じゃないと思うんですね。それに、機体開発がずっと続けられてきたアメリカなどとは状況が違うというふうに私は思います。今の段階で何も分からないのに、これから開発に挑戦するというメーカーに検査をゆだねるというのはこれは余りにも無責任な姿勢だとい...全文を見る
○仁比聡平君 私は労働組合の皆さんの声明の中にこういったくだりがあるのを読んで胸が詰まる思いがしました。  安全運航を支える航空労働者は、どのような状況に置かれても規程を守り、安全を第一に行動しなければなりませんと。どのような状況に置かれても、そうおっしゃらなければならない航空...全文を見る
○仁比聡平君 大臣のその現場と一体となってというお言葉が現実のものになるには、私は国土交通省の姿勢も根本から変えていただかなければならないと思っています。  二〇〇三年に国土交通省は航空事業経営基盤強化総合対策プログラムというものを出しています。この中で、アジア企業などとのコス...全文を見る
○仁比聡平君 私も、現場の航空労働者の皆さんは今の環境の中で、本当に安全を守りながら利用者の皆さんの思いにこたえることのできる、そういう航空会社になっていきたいという思いで頑張ってこられているんだと思うんですね。  ただ、利益第一のコスト、異常なこのコスト競争、削減競争というも...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、航空法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  第一に、本法案は、安全規制について、航空機メーカーなど国が認定した事業場が設計した航空機については設計検査の一部を省略できるとし、政府がこの数年来進めてきた型式証明等を受けた航空機...全文を見る
04月06日第162回国会 参議院 憲法調査会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  当調査会の調査報告書事務局整理案が示され、現在、幹事会打合会において作業が進められていますが、拝見して一点だけ意見を申し上げたいと思います。  それは、整理案全体を通じて、ただ一つ九条に関してのみ、集団的自衛権を認めることの...全文を見る
04月07日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第9号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  この法案は、提案理由の第一に我が国産業の国際競争力の強化を掲げて、流通業務総合効率化事業に対する支援を進めようというものですけれども、まず政府にお伺いをしたいんですが、この事業の認定対象になる事業者の数、これをどの程度見込んで...全文を見る
○仁比聡平君 全国で百件から百五十件ということですから、実際上はこれ大企業に限られるということになるのではないかと思うんですね。現に3PL事業に進出をしている企業のほとんどは、今日も同僚議員からの質疑にありましたけれども、ほとんどは大企業かその関連会社だという状況にあっています。...全文を見る
○仁比聡平君 大臣にお聞きをしたいんですが、今回の法案でも、荷主企業の国際競争力を支える流通業務の総合効率化のための物流コストの削減ということが強調をされているわけですが、その荷主が大企業の優越的な地位を利用して運賃を一方的に引き下げる、こういう不公正取引を強要しているというのが...全文を見る
○仁比聡平君 大臣がおっしゃられるような3PL事業というのは、中小企業にとってそこに参入するというのは極めてハードルが高いんだということをもう一回申し上げておきます。  それで、独禁法あるいは下請法のこの規制をしっかり実効あらしめるために、今、現行適正化実施機関がトラック運送事...全文を見る
○仁比聡平君 契約の発注書の交付がこれ下請法の義務でありながら、これ全ト協のアンケートによれば認知率は四六・五%しかないんです。これをしっかり認知をさせること。それから、違法行為の摘発のためには十分な資料が必要なわけで、これはしっかり資料を確保をさせること。そういうためには、この...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律案に対する反対討論を行います。  本法案によって中小企業流通業務効率化促進法が廃止されます。これは、中小企業者が行う流通業務の効率化のための措置を促進することにより、中小企業の振興を図ることを...全文を見る
04月14日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第11号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  この法案は、三大都市圏を中心に進められてきた都市再生の地方都市版というもので、言わば民間活力による土地再生手法を全国に広げるものです。  確かに、地方の中核都市などが、中心市街地の空洞化あるいはシャッター通り化の中で駅前再開...全文を見る
○仁比聡平君 たった四年間の間で一割の、その収入不足見込まれる組合の数が一割から一五%近くになっていると。不足見込額は総額で一千五百億円から一千八百億円のオーダーになっていると。これは私は本当に大変な事態だと思うんですね。  十六年度調査で収入不足が解消されたという数の紹介がご...全文を見る
○仁比聡平君 先ほども議論がありましたけれども、組合がその事業を見直しをするというふうなお話ですけれども、それは結局、その右肩上がりになるということを前提に組まれているものについて、そうじゃない状況になっているわけですから、それは見直しというのも状況そのものが許していないわけです...全文を見る
○仁比聡平君 密集市街地なら一体どうなるのかと。今現実に地方が抱えている問題にその手法を取り入れたらどうなるのかという具体例として、四国の徳島で進められようとしています鉄道連続立体交差事業、それと併せての区画整理事業の問題について例に取り上げたいと思うんです。  まず、国土交通...全文を見る
○仁比聡平君 この事業は、主に開かずの踏切の解消あるいは渋滞の解消というものが主要な柱とされていると思うんですけれども、徳島のこの連立事業についてはこの効果が大変小さいものになっていると私は思うんです。  昨年の六月十五日付けの徳島新聞がこんなふうに書いています。花畑踏切、これ...全文を見る
○仁比聡平君 結局、開かずの踏切の中には入っていないわけですね。ボトルネック踏切の解消の仕方については、この徳島の踏切についてはいろんな工夫、提案が住民の側からもなされているというふうに聞いています。  その問題に入る前に大臣にお尋ねをしておきたいと思うんですが、財政にはもちろ...全文を見る
○仁比聡平君 私は、連続立体交差事業を、これ地方で行う必要ないというふうに言っているつもりは全然ありませんで、それが、連立事業も含めたまちづくりが、これが一体だれのためのもので、一体だれのものなのかということを大臣にお尋ねしたいと思うんですね。財源が限られているんですから、この中...全文を見る
○仁比聡平君 先ほど御紹介した二軒屋地区の住民代表の方は、この法改正の中身を聞いて、そんなことはとんでもないことだと、ディベロッパー始め会社がどんどん計画を進めるなら住民合意どころではなくなってくるというふうに怒りの声を上げられました。現場で実際に御苦労されてきた皆さんの言葉、大...全文を見る
○仁比聡平君 日本共産党を代表して、都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行います。  本法案は、民活による都市再生手法を全国の地方都市に広げるものです。長引く不況や地方自治体の財政難の中で地方都市の再生は容易なことではありませんが、政府がこれまで地方再...全文を見る
04月19日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第12号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  委員からもお話がありましたが、日航は九九年に業務改善命令を受けています。これは重大な整備事故によるという事案でした。当時、この整備本部の責務について、日航の社内でこういうふうに言われているんですね。整備士は万全の整備を行い、安...全文を見る
○仁比聡平君 結局、現場が、経営陣が定時運航を迫る、その中で不安があるのにそのまま飛ばさなきゃいけないというプレッシャーの、ストレスの下に置かれている。そこについて、マニュアルを守りなさいと、安全を最優先にしてそのときには飛ばさないでいいですよということを、あなた、約束できないわ...全文を見る
○仁比聡平君 安全に重大な疑義があるか否かの判断というのを一体あなたはだれに任せようとしているんですか。そんな状態で飛んでいるから、パネルが落ちるとかフラップが落ちるとか、そういう飛行機に乗っている国民、利用者の思い、自分が乗っている飛行機のフラップやパネルがもしかしたら落ちるか...全文を見る
○仁比聡平君 そういうお話では、結局現場に起こっている矛盾を解決することができないということを私は指摘をしたいと思います。  社長もICAO条約というのは御存じだと思います。危険防止マニュアルというのがその中にありますね。その中でこういうふうに言っています。概して経営者の態度や...全文を見る
○仁比聡平君 一言。
○仁比聡平君 今日傍聴席に現場の労働者の皆さんたくさん傍聴においでになっています。社長がしっかりその皆さんの声を聞いていただくこと、そして私たちもしっかり今後も厳しい目で皆さんの会社を見詰めているということを申し上げて、質問を終わります。
04月21日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第13号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  お手元に、国土交通省に取りまとめていただきました「平成十六年の災害発生状況」という資料をお配りをさせていただきました。(資料提示)これは二枚目を見ていただければお分かりのように、昨年起こりました一連の災害を取りまとめていただい...全文を見る
○仁比聡平君 各地方整備局で災害情報普及支援室というものが設置をされていると、あるいはハザードマップの普及についても協議会を設立していく方向だというふうにお伺いをしていますけれども、技術的な支援の面やあるいは住民の地域防災力を引き出すという、そういうソフトの面併せて、こういう国の...全文を見る
○仁比聡平君 昨年の一連の災害の中では、河川のはんらん等のほかに、高潮、高波による甚大な被害が、例えば瀬戸内海各地、高松を始め香川県や岡山県南部沿岸地域、そして広島県あるいは高知県などで起こりました。  そこで、この高波、高潮がどんな影響を与えるのかということを含めて港湾空港技...全文を見る
○仁比聡平君 平成十六年の三月に内閣府と海岸省庁が共同で津波・高潮ハザードマップマニュアルというものを出していらっしゃいまして、その中で、ハザードマップを実際に作成をしていく上で重要な柱になるのが、今局長からもお話のありました浸水予測区域というものの検討になるのではないかと思うん...全文を見る
○仁比聡平君 今のお話、努力を強めていただいて、今回は河川のハザードマップについての義務付けという方向なわけですけれども、海岸の問題についても更に普及をしていけるように、熟していけるように努力をいただきたいと思います。  もう一点、土砂災害の問題についてなんですが、岡山県の玉野...全文を見る
○仁比聡平君 そのような調査が住民に分かりやすい形で知らされる、伝わるということなしには、減災につながっていかないと思いますので、その努力を是非お願いをしたいと思います。  最後に、内閣府においでいただきました。中小河川の今回の法改正に関しては私も第一歩だというふうに思っていま...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
04月26日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第14号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  昨日発生したJR福知山線、塚口駅—尼崎駅間の脱線事故により、今朝の段階で七十三人もの方々が命を落とされ、四百四十二名もの方々がけがをされています。本当に残念なことで、私は無念の思いで胸が詰まるような気がいたします。心からお見舞...全文を見る
○仁比聡平君 JRの現場では、分割民営化以降、JR各社の人件費コスト削減あるいはコスト抑制の経営と規制緩和政策の中で、安全・安定輸送や労働者のメンタルヘルスの危機が強く指摘をされてきました。国土交通省としてこの究明と解決も含めた対策に当たられることを強く要望をしておきたいと思いま...全文を見る
○仁比聡平君 交通機関の安全問題がこれほど大きく社会問題化したことはないと思います。様々な要因が考えられますが、その大きな問題として、安全にかかわる規制緩和が行われてきた、そこにあるのではないかと私は思います。航空に関しても鉄道でも、あるいは自動車運送でも、十年以上が経過をして次...全文を見る
○仁比聡平君 私も利便性の向上それ自体に反対をするものではありませんけれども、今の局長の御答弁でも多額の設備投資が結局必要だということで、結局、都市再生の名の下に都市部への予算の集中的投下が優先をされて、第三セクターなど住民の足となっている地方鉄道に対する支援がおろそかになること...全文を見る
○仁比聡平君 よろしくお願いしたいと思います。  もう一点、駅舎の復旧には多額の予算が伴います。私が伺った時点で、まだ未確定でしたけれども、数億円の予算が必要となるようでした。どこの第三セクターも経営に苦労をしておられ、沿線自治体の財政難を考えますと、事業再開に向けて国としての...全文を見る
○仁比聡平君 駅舎の再生なくして鉄道の再建はないわけですから、是非柔軟に活用していただきたいということを申し上げて、質問を終わります。     ─────────────
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、都市鉄道等利便増進法の反対討論を行います。  鉄道利用者にとって、都市鉄道の乗り継ぎを便利にするため鉄道施設を整備することは必要なことであり、当然のことです。しかし、本法案の駅施設利用円滑化事業は、都市再生緊急整備地域に指定された地区な...全文を見る
05月12日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第16号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  港湾整備事業については、月に一回しかコンテナ船が入ってこない港だとか、あるいは巨大な釣堀になっているというような過大な設備投資であるという厳しい指摘が繰り返されてきたと思います。九六年から二〇〇二年までの第九次港湾整備七か年計...全文を見る
○仁比聡平君 結局、今のお話のとおり、現実に、これまで整備をされてきた六十五の国際コンテナを扱える港で現実にどこまで取扱いが可能なのかという数字は政府としてお答えになれないわけですね。お答えのあった二〇一五年での計画取扱量の見込みというのは、これこそが過大な見通しに基づくものじゃ...全文を見る
○仁比聡平君 お伺いのように、日本の全国の実績というのは二〇〇四年で千五百万TEUなわけで、結局、日本じゅうの港のコンテナの取扱量をたった一つの港ではるかに超えているという規模のメリット、巨大なスケールメリット、これが政府が、国土交通省が対抗していかなきゃいけないとおっしゃってい...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、元はそれぞれ百万TEUの計画なんだけれども、どちらか一方の港ではそれに妥当な取扱量の達成が見込めないからですね。ですから、これから一体的連携だとか機能分担だとか、そういうお話になっているんじゃないですか。スーパー中枢港湾先にありきという御都合主義のようにしか...全文を見る
○仁比聡平君 今御紹介があった五月十九日に初めて入港する船というのは、これは既存の中国航路がこの響灘に寄港するという形になったもので、その船の大きさは六千トンなんですよ。ですから、地元では整備してきたガントリークレーンで船を持ち上げるのかと、そんな笑い話になっているんですよね。 ...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、港湾法等の一部改正案に反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、これまで全国で進められてきた過大な港湾設備事業をスーパー中枢港湾事業に看板を替えて引き続き継続しようとするものだからです。  第二に、スーパー中枢港湾プロジェクトは...全文を見る
05月13日第162回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  福岡県西方沖地震の発災後、三度目の質問になります。今日は、被災家屋の被害認定について伺いたいと思います。  玄界島のすぐ西側、震源地に間近の糸島半島というところに志摩町あるいは前原市というところがありまして、この被害状況を四...全文を見る
○仁比聡平君 今お話ありましたように、つまり一割にも満たない家屋でしか被害認定の業務が行われていないという実情にあるわけです。ですから、町民、市民の中には、行政は見にも来てくれないと、玄界島の被災者は支援をされるのかもしれないけれども自分たちはもう支援はないのかというような思いが...全文を見る
○仁比聡平君 市町村では、県やあるいは他の自治体からの応援、あるいは建築士会への協力の要請などを工夫はしてきているようなんですけれども、だけれども、三月二十日以降既に二か月近くになるわけですけれども、認定業務の数字というのは先ほど御紹介のとおりと。つまり、被災者の早急な支援のため...全文を見る
○仁比聡平君 その市町村が自らの事務として適切に認定を行うということが極めて大事なことなんじゃないかと思うんです。  それで、自治体がそういう認定業務を行う上で、皆さん御存じのように、平成十三年に被害認定基準の運用指針というのが出されていまして、これは部位別構成比あるいはその損...全文を見る
○仁比聡平君 昨年、一連の水害、浸水被害の中で、この認定基準が弾力的に活用されて運用されていきました。この趣旨というのは、今御紹介いただいた基本的機能の喪失を中心問題にして、この趣旨が生かされるようにという考え方だと思うんですけれども、今後の家屋の被害認定に当たっても、現場の実情...全文を見る
○仁比聡平君 認定が自治体の権限、責任で支援策が活用される方向でというお話ありました。その方向で認定が進むように是非よろしくお願いしたいと思います。  終わります。
05月17日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第17号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  改めて、福知山線脱線事故で犠牲となった百七名の方々に心から哀悼の意を表し、御遺族にお悔やみを申し上げるとともに、多くの負傷された方々の一日も早い御回復と、マンション被害者の生活の安定をお祈り申し上げます。  今日は、JR西日...全文を見る
○仁比聡平君 いろいろとではない、イエスかノーかです。
○仁比聡平君 結局、日勤教育やめるとはおっしゃらない。社員に疑義があったのがあるかもしれないというふうにおっしゃったけれども、例えば、兵庫県弁護士会が著しい人権侵害だということで勧告を出していますよね。ここを約束もできないということは、あなた方の会社の体質、労働者への管理の、労務...全文を見る
○仁比聡平君 現場の労働組合の中から、今の趣旨の規定をしっかりと従業員が認識をし、そして徹底をしていけるように改善をすべきだという要求が私は上がっていると思います。  数々の不適切事例に関連して、垣内社長は、国鉄改革の中で職員が指揮命令系統に従うようになった旨お話しになっていら...全文を見る
05月19日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第18号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  通訳業法等の改正で導入をされる地域限定通訳案内士について今日様々厳しい指摘がされましたが、これまでの資格が全国一律で、外国語はもちろん全国の観光地に精通しなければならなかったために地方の観光地案内までは行き届かない面もあったこ...全文を見る
○仁比聡平君 我が党は地方観光の振興支援などの本改正に賛成の立場です。  今日は、関連して日本道路公団総裁においでいただきました。日本道路公団のプレストレストコンクリート橋梁、いわゆるPC橋梁の建設をめぐる重大な疑惑について質問をさせていただきたいと思います。  私は、三月の...全文を見る
○仁比聡平君 それじゃ端的に。
○仁比聡平君 今の調査報告書の結論からしますと、大変重大な疑惑が新たに生まれると思うんです。  それは、その調査結果とは逆に、定着工法と密接に関連する透明シース、保護管という技術の特許権と独占販売権、これを問題のアンダーソン社が取得をし、この分野での公団発注工事のシェアを事実上...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、公団の指導、示唆で出願をしたけれども、アンダーソンの出願は三番目で、特許公開時に二社の出願が先行することが分かったと。そこで、内部告発によりますと、〇〇年の十二月に公団の主導で、そのうち東拓工業の特許申請が一番成立の可能性があるので、東拓特許に乗せる形で一本...全文を見る
○仁比聡平君 このように、思惑どおり一本化を果たして、そして公団それ自体が特許権者になっているわけですね。これは総裁、一連の経過に公団自体が深く関与をしているということの証拠ではないでしょうか。  そして、この過程で〇一年六月にアンダーソンが独占販売権を得ることになり、そして一...全文を見る
○仁比聡平君 七月からは公団は民営化に向けての移行体制に移るというふうに伺っています。その前にめどを付けなければ、実際上、調査監督、難しくなってしまうんじゃないでしょうか。厳正な調査を速やかに求めたいと思います。  続けて、あと一点、その調査報告書の扱いについての総裁の認識につ...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
06月07日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第20号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  JALは、四月十四日の改善措置報告の中で、「安全を直接支える現場に対する経営トップの双方向コミュニケーションが不十分であった。」、「現場と経営との一体感を強化すべく、経営自らが現場に積極的に出向き、双方向のコミュニケーションに...全文を見る
○仁比聡平君 社長御自身がそういう御認識をお持ちだということを私初めてお伺いをして、大変驚くべき認識だと思っています。  出勤時間後に作成をしたのでは打合せや乗務に必要な情報確認ができずに、安全上の点検や準備に余裕がなくなるから、これまで先任の皆さんは時間前にこれを作成をしてこ...全文を見る
○仁比聡平君 知っているのか、知っていないのか。
○仁比聡平君 組合からの、組合に対して抗議をしたということを知っておられるということでしょう。
○仁比聡平君 大臣、今聞いていただいたような状況なんですよ。これまで、私は運航乗務員や整備の問題を中心に、現場で安全を担い、担保をしてきた労働者の皆さんの実態、これから安全を担っていかれる皆さんの実態、これをしっかり受け止めるべきだと申し上げてきました。客室乗務員の現場で起こって...全文を見る
06月09日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第21号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  政府は、今年から来年にかけて、これまで公営住宅、公団住宅、そして公庫融資という三本柱で進められてきた住宅政策の大転換を図るとされています。そこで、今日は、その大きな柱である公団住宅の賃貸住宅についてお伺いをしたいと思っています...全文を見る
○仁比聡平君 大臣の今のお言葉というのは大変重要だと思います。  といいますのは、機構が公団住宅を公共住宅として団地の暮らしとコミュニティーを守り育てる立場に立って運営をしていらっしゃるのか、衆議院の附帯決議で求められているように、居住者が安心して住み続けることができるように十...全文を見る
○仁比聡平君 平成十五年度、〇三年度は四百七十一億円の黒字になっています。その区分管理後の平成九年以降、十一年までの間は、阪神・淡路の震災によってその崩壊をした財産についての特別の償却が行われていたという時期に当たるわけです。  それでは次に、その中で家賃収入がどれだけ伸びてい...全文を見る
○仁比聡平君 数字だけで結構です。
○仁比聡平君 数字だけで結構です。
○仁比聡平君 質問時間ありませんから。
○仁比聡平君 尋ねたことだけお答えをいただきたいと思います。  その数字を計算をしますと、この間に一・二倍になったことになるんですよ。九四年から〇三年までの十年間を見ますと、四千百四十五億円から五千三百九十九億円で一・三倍と。これは機構の資料に基づくものです。  この機構、公...全文を見る
○仁比聡平君 今お尋ねしなかったんですがおっしゃった、自治会あるいは自治協の皆さんとの協議、これは私、本当に大事なものだと思っていますので、後ほど時間があればお尋ねしたいと思いますけれども。  私がお尋ねをしたのは、家賃の値上げ分について、これを居住者の生活環境の改善や向上のた...全文を見る
○仁比聡平君 どうしていろいろおっしゃるんですか。イエスかノーかで答えられるじゃないですか。
○仁比聡平君 そのときのお約束について、引き続き継承するという理解でいいですね。はい。もううなずかれていらっしゃいますから、結構です。そのとおりになるように強く求めたいわけです。  ですが、現実には、これは衆議院でも、あるいは今日、同僚委員の中からも指摘がありましたけれども、例...全文を見る
○仁比聡平君 つまり市街地整備事業、それから賃貸住宅事業、それぞれの業務、つまり賃貸住宅事業に支障がないようにという趣旨と理解していいということですね。うなずいていらっしゃいますから、そのようです。  機構は、そのような仕組みの下で是非とも必要な改修について十分予算を確保をして...全文を見る
○仁比聡平君 大臣もあるいは傍聴されている皆さんも初めて聞かれる数字だと思いますから正確に申し上げますと、今機構がおっしゃった募集あっせん中という戸数が二万四千六百五十八戸、で、このうちリフォームも済んで市場に供給されている空き家というのが四千九百七十九戸なんですね。これが〇・六...全文を見る
○仁比聡平君 七年も八年も空けているじゃないですか。
○仁比聡平君 昨日まで数字も明らかにしなかったでしょう。
○仁比聡平君 そういう空き家が起こる一つの理由として、高い家賃の問題があるんですよ。時間がありませんから、紹介して大臣の思いをお聞かせいただきたいと思うんですけれども。  例えば、新しいファミリー向け団地として建て替えをされた十五万円から十八万円ぐらいする三LDKで、そういう団...全文を見る
06月14日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第22号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。今日は、三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  私、今後の住宅政策を考えていく上で、現実に住まいに暮らしている方々、あるいは住まいを求めていらっしゃる方々の実情を踏まえた住宅政策の論議というものが非常に大事なのでは...全文を見る
○仁比聡平君 先ほど多和田参考人の御自身の実情でも家賃の負担率が現在でも三四%ということで、今お話しのような今後の負担増の中で、現実に暮らしていらっしゃる方々あるいは層の負担が大変重くなっていく方向が懸念をされるわけです。  その中で、浅見参考人、それから川崎参考人にお尋ねをし...全文を見る
○仁比聡平君 私、実際に公営住宅に応募をされて、十回応募したけれども当たらない、二十回しても当たらないんじゃないだろうかという不安を持っていらっしゃる方々のお話などをこれまでよく聞いてきたんですけれども、そういう方々は、実際には民間で何とか自分の収入の範囲内で暮らせるところがない...全文を見る
○仁比聡平君 その中での今後の公共住宅の役割というものが一体どのようになるかということを多和田参考人にもう一度お考え聞かせていただければと思います。
○仁比聡平君 あと一分しかないんですが、先ほど、これからの希望的な姿として、公団がどれだけ地域のコミュニティーの中で喜ばれているか、役立っているかというお話がありました。どうして公団住宅がそういった役割を果たし得てきたのかも含めて、お話を伺いたいと思います。
06月16日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第23号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。    〔理事佐藤雄平君退席、委員長着席〕  十四日の本委員会の参考人質疑で、全国公団住宅自治会協議会代表幹事の多和田栄治参考人は、一九九六年にトルコで行われたハビタットⅡ、国連人間居住会議の立場を住宅行政の基本に据える必要があ...全文を見る
○仁比聡平君 大臣御自身の言葉から憲法二十五条を述べていただいたことは、私も大変大事な問題だと思います。住宅にかかわる皆さんが住まいは福祉という言葉を使われます。この住まいは福祉という立場が日本の住宅政策の基本にしっかりと貫かれなければならないと私は思っています。これまで国交省は...全文を見る
○仁比聡平君 詳しく述べていただきましたけれども、結局、その八期計画で新規の公営住宅の必要量としてほぼ十七万九千戸を計画をされたわけです。ですが、三年間での実績は七万六千戸なんですね。仮にこれを三分の五倍をしたとしても十二万六千戸にしかなりませんから、結局、五万三千戸も足らない、...全文を見る
○仁比聡平君 差引き、これほぼ三十二万戸になるんですね、三十二万世帯。この九六年の改正によって平成九年以降にほぼ三十二万世帯以上が明渡しを受けていると、明渡しをしているということになるわけです。結局、こうやって見ますと、これまでの国交省の議論というのが、公営住宅の新規建設をどう進...全文を見る
○仁比聡平君 今その住宅に困窮をする方々が増えて、例えば公営住宅でいっても応募率が大変高いという状況にあるからこそ、そのストックをとおっしゃるその公営住宅の整備そのものをしっかり新規に進めていく必要があるということを政府がしっかり踏まえていただきたいと思うんですね。  さらに、...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
○仁比聡平君 日本共産党を代表して、住宅二法に対する反対討論を行います。  政府の住宅政策は、これまで住宅建設計画法を中心に、公営住宅、公団住宅、金融公庫融資住宅を三本柱として、公共住宅の量的確保と質的な向上を基本に進められてきました。  しかし、公営住宅は九六年の法改悪以降...全文を見る
06月28日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第25号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  本法案は、公営住宅、公団住宅と並んで持家政策を支えてきた住宅政策の三本柱である住宅金融公庫を廃止し、民間の住宅金融証券化業務を支援する新たな機構に衣替えしようとするものですが、今日の質疑を聞いてくる限りでも、この法改正が住宅政...全文を見る
○仁比聡平君 今私も申し上げた公庫の二つの機能といいますかね、このニーズというのは、現在の厳しい雇用環境や、あるいは住み替え、中古住宅の流動化の要請だとか、あるいは耐震、バリアフリーのリフォームの、こういうニーズを考えたときに、今後とも一層重要になるのではないかと思うんですね。 ...全文を見る
○仁比聡平君 今局長がお話しになった銀行の側の事情というのは、これ今超低金利の状況だからいささかその問題が隠れているような感じがありますけれども、今後、住宅金融市場を考えるときに、銀行の側の事情というのが特に変わることではないわけですよね。その中で、これまではそうした事情があるか...全文を見る
○仁比聡平君 結局、政府としては、民間金融機関が行う住宅融資について、それが国民にとって利便性が上がるようなコントロールというのは、これは考えておられない、これすべきものとも思っておられないということと受け止めるしかないわけです。  これまでも融資を受ける国民の側は銀行が決めた...全文を見る
○仁比聡平君 今おっしゃった借地権の承継の問題というのは、先ほど私が紹介をした承諾書の項目と全く関係ない話じゃないですか。それを一緒くたにして、結局銀行の言いなりになって、それを指導するようなことはしないと、法令上必要じゃないのにそれを指導すらしないというような金融庁の金融行政の...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表し、独立行政法人住宅金融支援機構法案に対する反対討論を行います。  反対の第一の理由は、政府がこれまでの公営住宅、公団住宅、金融公庫融資住宅を三本の柱とする住宅政策の大転換を表明し、公共住宅政策から事実上撤退する方向を打ち出す中で、本法案はそ...全文を見る
07月07日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第26号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私も道路公団の官製談合疑惑についてお尋ねをしたいと思います。  鋼鉄橋梁の談合についての告発を受けたわけですけれども、これの平均の落札率が〇四年までの五年間、これで九七・六%というふうにされています。国土交通省直轄の鋼鉄橋梁...全文を見る
○仁比聡平君 落札率だけで談合とは言えないというその認識ですね。  私は、落札率が上限に張り付いているから、だからすべてが直ちに談合だと疑うところなく立証され尽くしたとは言いません。ですけれども、落札率がこの上限に張り付いているということ自体が談合がなければあり得ないではないか...全文を見る
○仁比聡平君 捜査が進んだらとか公取の告発があったらとか、そういう話じゃないでしょう。もし官製談合がないんだというのであれば、公団は丸々被害者なわけでしょう、その談合事件の。被害者というのは、捜査をする側あるいはこれを支える側に対して、自らの実態、こういう被害を受けたというのを自...全文を見る
○仁比聡平君 全くお答えになっていないと思います。今日、これだけ繰り返して質問をされて、お答えにならない。そういう総裁にこれをしっかり正していく力が本当にあるのか、そのこと自体が私は問われていると思います。  一般的に天下りが問題にされているんではなくて、今、公団には、その天下...全文を見る
○仁比聡平君 伺ってきて、改めて私、このままで民営化をすることが許されるのかということが問われているように思います。うみを出し切るなんという言葉も語られていますけれども、自ら実態を解明する、そういう意思も、あるいは気迫も総裁の答弁からは私は感じることができませんでした。  実際...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
07月14日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第28号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  大臣も今日述べられましたとおり、我が国の国土政策が大きな節目に立っているということは、今日も何人もの先輩議員から指摘をされました。その中で、国土総合開発計画法の今回の改正というのが、マスコミでは、開発中心の全総計画に代わり地方...全文を見る
○仁比聡平君 五全総、いわゆるグランドデザインについてはどうですか。
○仁比聡平君 五全総といいますかグランドデザインに基づいて、フレームは定めていないのかもしれないけれども、その方向に基づいて実際に公共投資をしてきたことは間違いないと思うんですね。していないわけはないわけです。  ある研究者が、衆議院で参考人の質疑で紹介をされたところでは、一千...全文を見る
○仁比聡平君 私もその国土審議会の報告は拝見したんですけれども、これで本当に国民が納得できるんだろうか、これほど巨大な投資をしてきて、その結果をどう見るのかということについて国民が納得できるのかということについては極めて強い疑問を持っています。  それで、一体この全総の計画の中...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣が紹介をされた河川の災害対策の問題について、とりわけ河川改修によるはんらんを防いでいく、そういうことについては、これは別の場で大臣とも議論をしましたけれども、私どももどんどん進めていただきたいというふうに申し上げているわけですね。だけれども、一方で、せんだって...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。もし御用あれば退席いただいて結構です。  そういった中で、九州では、これまでも私、国会で取り上げさせていただいてきましたけれども、例えば諫早湾干拓事業やあるいは川辺川ダムの事業、こういった農民や漁民がやめるべきだと言っているもの、これがどん...全文を見る
○仁比聡平君 法案で、開発という言葉を整備と変えるという御指摘も今朝ありましたけれども、結局、今日ずっとお伺いをしていて、選択と集中という名の下にやっぱり開発はやるんだなということだと思うんですよね。  そこで、中心問題だと思うのは、国が必要だと判断をした事業が、その選択と集中...全文を見る
○仁比聡平君 結局、これまでのように政府あるいは地方行政が進めてきた巨大開発あるいは公共事業、この体制、そう変わらないじゃないですか。国の形を変えるということを、「新しい国のかたちへ向けて」ということを表題に、テーマにしておられますけれども、国の形を変えるということであれば、その...全文を見る
○仁比聡平君 その協議会が新たな装いを凝らしたトップダウンの場ということに私はなるのではないかということを極めて懸念をしています。  全総型のトップダウンの国土計画あるいは国土政策ではなくて、生活圏域に根差した住民の自治と、そして議会の正面からの関与に根差した地域的な仕組みづく...全文を見る
07月19日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第29号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  お話の中で、地域格差あるいは国土の均衡ある発展というこれまでの目標についての言わば未達成という点について、それぞれニュアンスの違いはありますけれどもお話がありま...全文を見る
○仁比聡平君 中村参考人、今後も様々な場面で国の政策にかかわっていかれるのではないかと私思いますので、是非、この国土計画が決して地域選別計画になってしまわないようにということをこの場をおかりして要望しておきたいと思います。  続いて、山崎参考人にお尋ねをしたいと思うんですが、状...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。  永山参考人にお尋ねをしたいと思うんですが、今の山崎参考人の御趣旨も一部そうなのかなと思うんですが、私自身は政策形成におけるボトムアップというものをどう考えるのかということがすごく大事なんではないかと思っているんです。  先ほど、冒頭の...全文を見る
○仁比聡平君 本当は今のお話に、山崎参考人の御意見もお伺いをしたいところでしたが、時間がなくなりましたので、ここで終わらせていただきます。  本当にありがとうございました。
07月21日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第30号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  全国総合開発計画法の今回の改正について、前回私は、戦後、今日に至る五回の全総計画、この真剣な総括も反省もなく、東京一極集中と地域間格差が広がる中で、無駄な大型開発を見直し、地域経済と国民生活の支援に転換をすることが重要であるこ...全文を見る
○仁比聡平君 これまでやってこられたこと自体は私も存じ上げていますけれども、先ほど今年度の要対策箇所に挙げられているように、数に示されているように、現実のニーズには追い付いていないというのが私、実態だと思うんですね。その中で、お伺いをした場所でも堤防の厚みが足らずに、あるいは老朽...全文を見る
○仁比聡平君 今お話の中で、住民や自治体、首長の意見を踏まえているというふうにおっしゃったんですが、私は、これ現実と全然違うと思うんですよね。首長会議の中でも五つの非ダム案というのが提示をされて議論されてきましたけれども、それぞれについてもっと慎重に総合的に検討すべきだ、検証すべ...全文を見る
○仁比聡平君 国直轄ではありますか。
○仁比聡平君 国直轄で既に管理をしているダムはないわけでしょう。そもそも、この穴あきダムという意義付けあるいは定義が国土交通省の中でこれまでなされてきたのかということそのものも、私はこの質問に当たって現場の皆さんにお伺いをして大変疑問に思いました。  その上、提案をした知事自ら...全文を見る
○仁比聡平君 今年度中といいますと、あともう期間はわずかなんですが、このダムの方式については前例がないだけに、前例が国直轄の問題としてはないだけに、環境への影響なども含めて十分に配慮をして、私は慎重に検討をしていただきたいと思います。その点についてはいかがですか。
○仁比聡平君 この有明海への影響、今おっしゃった影響、それから流水型ダムあるいは穴空きダムというのが本当に現実に可能なのかということについては、極めて強い疑問が専門家の中からも出されています。この点について、住民の声をしっかり聞き、参加の場をつくりながら、しっかり慎重に検討をして...全文を見る
○仁比聡平君 局長がこの副知事さんの経歴御存じなのは当然で、七九年に建設省に入省されて、一貫して河川畑を務めてこられました。最後は、国土交通省の水資源調査室長を務められて、二〇〇一年に佐賀県に土木部長として入られ、そして二〇〇三年の十月に副知事になっていらっしゃるという方です。こ...全文を見る
○仁比聡平君 日本共産党を代表して、反対の討論を申し上げます。  これまでの五次にわたる全総計画は、太平洋ベルト地帯構想、日本列島改造、都市再生などに具体化され、歴代自民党政府の経済政策と相まって、巨大開発構想を進める根拠となってきました。その結果、公害の発生、自然破壊、町壊し...全文を見る
08月04日第162回国会 参議院 国土交通委員会 第31号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  ただいま趣旨説明のありましたPFI法改正案についてですが、この法案は今趣旨説明のありましたとおり、議員立法で衆議院から送付をされてきました。ですが、失礼ながら、議員立法であっても、あるいは閣法であっても、この成立する法案につい...全文を見る
○仁比聡平君 何言ってるの。ちょっともう一回、もう一回ちょっとはっきり答えてください。何やっているんですか、今大臣は。
○仁比聡平君 結局、物理的には出席できるんでしょう。どうして、この議員立法で、実際議員立法でも、この通常国会の中で国土交通大臣がこの委員会で出席をして答弁をされています。この法案については所管大臣は竹中大臣なんですから。いきさつは、この委員会にどうしてこの法案がかかるのかというい...全文を見る
○仁比聡平君 法案の関係でお伺いをしますけれども、PFIが破綻をした場合の企業責任について政府やあるいは提案者がどう考えているのかということをお尋ねしたいと思うんです。  先ほど申し上げましたタラソ福岡というPFI事業は、これは大木建設というゼネコンがごみ処理工場の余熱を利用し...全文を見る
○仁比聡平君 それぐらい多額の税金が、年間でいえば一億二千万円相当と言われています。土地の無償提供、それからごみ余熱で発電をしている電力、こういった支援を受けながら破綻をしている。だけれども、この破綻の中で、破綻の結果、その企業そのものは何ら財政的な責任負っていないわけでしょう。...全文を見る
○仁比聡平君 今、政務官おっしゃったのは、私は官僚の方々が準備をされた答弁そのものにほかならないと思うんですよ。  このタラソ福岡でいいますと、先ほどリスク分担といいますか、PFIの契約の中でのリスクをそれぞれが分担するという御趣旨のお話だったと思うんですが、この福岡の件でいい...全文を見る
○仁比聡平君 福岡市のような自治体だからこそというお話ありましたけれども、大きな政令指定都市なんですね。ここで評価を誤って破綻をしたということであれば、ほかの自治体でどうしてできるのかと、私はかえって思うわけです。  今回の改正の議論の中で拝見をしても、破綻をした際の企業の責任...全文を見る
○仁比聡平君 日本共産党を代表して反対討論を行います。  PFI事業について、我が党は、国や地方自治体の財政危機が深刻になる下でも民間の資金を使って浪費と無駄の公共事業を推進する手法であること、また収益事業が優先され公共サービスがゆがめられること、事業は大手ゼネコンなどが独占し...全文を見る
10月05日第163回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  小泉首相は、選挙中、仮に増税はやむを得ないとしても、その前に無駄遣いを徹底してなくしていくのが先決だと、こう言い、公共事業費を削減してきたと自慢をしていますが、大型事業にはメスを入れようとしません。今日はその典型であるダム問題...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、いろいろおっしゃいますけれども、つまり、白紙に戻ったということでしょう。それは、利水でも治水でもダムありきという政策が根本で行き詰まっているからにほかなりません。  そもそも、浸水被害が繰り返されてきたのは、河床のしゅんせつや掘削、また堤防の強化や宅地のかさ...全文を見る
○仁比聡平君 驚くべき巨額ですね。  政府は、昨年、川辺川ダム事業費を三千三百億円に増額をしましたが、うち二百億円が調査費関係の増です。調査費だけで河川改修費に匹敵をしているんですよ。  大臣、せめて計画を再検討する間の調査費を凍結することぐらいは当然ではありませんか。
○仁比聡平君 大臣がおっしゃる災害での被災地は、私は恐らくほとんどの場所を訪ねてきました。その被災者の方々が口々におっしゃるのは、河川改修の必要性です。そこをしっかり受け止めていただきたい。  財務大臣、この補助金の問題について財務当局としてどんなふうにお考えでしょうか。
○仁比聡平君 今財務大臣からも御紹介がありましたが、環境保全の図ですね、この調査、これにかかわってどのように使われているか、皆さん御存じでしょうか。例えば、ダム水源地環境整備センターという財団法人があります。ここが川辺川ダム砂防事務所からのどれだけの発注を受けているのか、総額とそ...全文を見る
○仁比聡平君 この財団の元職員さんから重大な内部告発があります。こう言っています。世論対策上環境調査をしないとダム事業は進まない、その調査を権威付けるのが財団の役割だ、実際の仕事はコンサルタントに下請に出すが、調査結果をまとめる方向などは財団が事前に役所と打ち合わせる、もちろん建...全文を見る
○仁比聡平君 告発には十分な背景があるんですよ。この財団の常勤役員はみんな天下りですね。理事長及び常勤の理事がどんな経歴の人物か、紹介してください。
○仁比聡平君 天下りじゃないですか。財団と政府の深い癒着があるわけです。  さらに、公表されている資料によりますと、この財団は、設立の際、基本財政十億円のうち八億円をダム受注のゼネコンやメーカー、コンサルタントが出資をし、職員も七十人中五十人がゼネコンなどからの出向者です。理事...全文を見る
○仁比聡平君 大臣がおっしゃる経験、知見というのは、これはダムを造るということをやってきた人たちの経験、知見でしょう。その是非が問われているときに、環境保全の調査をそこに委託してどうするんですか。こういう証言がそもそも出てくること自体、私は重大だと思います。  道路公団の問題で...全文を見る
○仁比聡平君 いや、結局、そのような調査そのものをしっかりどの団体に対しても、あるいはどの関係に対してもしっかりやっていくということなしに私は正すことはできないと思います。  財務大臣、その随意契約の問題についてどんなふうにお考えですか。
○仁比聡平君 川辺川ダムの調査業務受注企業から国民政治協会にだけでも過去五年で五社から七百二十七万円の政治献金が出されています。調査をゆがめ税金を食い物にし工事で稼ぐ、癒着を断たない限り首相の言う無駄遣いをなくし、徹底してなくしていくという言葉は私はまやかしにほかならないと思いま...全文を見る
10月12日第163回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  本特別国会に当たり、衆議院では、憲法改定の国民投票法制を審議する憲法特別委員会の設置が、自民、民主、公明の賛成によって強行されました。  自民党は、国民投票法が制定されていないのは国会の怠慢だと、国民投票法制定が緊急課題であ...全文を見る
10月25日第163回国会 参議院 国土交通委員会 第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。今日は、規制緩和後のタクシー事業をめぐる実態と取組について質問をさせていただきたいと思います。  この問題で、国としても五月に適切な労働環境の確保に関する厚労省との連絡調整会議を立ち上げられ、また交通政策審議会にタクシーサービスの...全文を見る
○仁比聡平君 国土交通省の整理でも、例えば日車営収が、これ十三年度と十五年度を比較して、三万九百五十一円から三万円を割って二万九千百五十三円になっているという数字なども私も勉強をさせていただきました。  そういった事態の中で、特に大阪が規制緩和の実験場だというふうに言われていま...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  仮に、形式として雇用契約書、こういった書面が交わされているとしても、労働者性の有無というのは実態を見て、指揮命令監督関係の有無で判断をされるというのはこれ当然だと思いますので、私、そういった実態にしっかり踏み込んだ監査、是正を是非求めたい...全文を見る
○仁比聡平君 確認ですが、持ち帰りというのは違法ですね。なぜ違法ですか。
○仁比聡平君 その結果、点呼を受けずに営業に出るということも間々あるようなんですが、これ点呼というのはなぜ必要で、なぜなければ違法なんでしょうか。
○仁比聡平君 そこで大臣にお伺いをしたいんですけれども、今お話しいただいたような実態の下で、例えば全乗連から政府に対してリース制運賃の形態出現は問題だというようなことも含めて強い要請がなされているようです。また、こういったやり方について大阪のタクシー協会が、これを企業内個人タクシ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  料金の問題についてお伺いをしたいと思うんですが、こういったリース制業者の一部が、初乗り運賃が五百円とか五百四十円とかそういった自動認可運賃ですかね、これを下回る料金を売り物にしています。省に調べていただきましたら、自動認可運賃を下回る初乗...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、大阪ではどうなのかということなんですけれども、私、五百円で採算が合うのかということについては非常にこれは疑問に思います。実際、収支を審査をする際に、労働者の賃金やあるいは労働時間が適正に反映されているのかどうかというところが、私これから検討していただきたいと...全文を見る
○仁比聡平君 はい。  そうですか。是非、今後、置かれている小委員会やあるいは厚労省との協議の中でも、是非前向きに取り組んでいただきたいと思います。  この問題の中で、結局経済規制とされて自由化をされた運賃認可というのが、実はタクシー市場では、これは社会的規制としての面を強く...全文を見る
10月26日第163回国会 参議院 憲法調査会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。どうも、お二人の参考人、ありがとうございます。  EU憲法条約をめぐる国民投票というのが、我々の中でといいますか、大変注目をされているというその理由の一つは、恐らく国民代表あるいは首脳、あるいは政党ですね、これらがおおむね一致をし...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。  土生参考人にお伺いしたいんですけれども、EUに憲法は必要なんだという欧州人といいますか、という方々が七割は超えているというお話がございました。つまり、圧倒的多数の欧州人が欧州の統合を求めているというのは、それは私もそのとおりなんだろうな...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  ちょっと時間がもうありませんので、ちょっと最後に大野参考人に。  先ほどのお話の中でちょっと印象的だったのは、今更政治統合を進めないわけにはいかないとか、あるいは待っていては必要な改革が進まないというようなお言葉が大変印象的だったんです...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
10月27日第163回国会 参議院 国土交通委員会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  本法案で、現状七五%と推計をされております住宅及び建築物の耐震化率を、二〇一五年まで、つまり十年間で九割に引き上げるという目標を達成をしようという施策なわけですが、それをどのように実現をしていくのかということが大変重要な問題だ...全文を見る
○仁比聡平君 実際に現場でその耐震改修を進めていく上で、市町村が果たす役割というのが私は大変大きいと思うんです。言わば、安心、安全で住んでいて良かったという地域づくりを現場でリードをしていくというのは市町村なのではないかと。  この間の一連の災害の中で、一つの教訓だと思いますけ...全文を見る
○仁比聡平君 私も横浜市の取組は注目をしておりますけれども、もう一つ例として静岡県の取組を御紹介を少ししたいと思うんですけれども、静岡県では八一年以前に建てられた住宅が約六十万戸あるそうですが、ここに電話一本掛けていただければ、自治体から耐震診断補強相談士という専門家を派遣をして...全文を見る
○仁比聡平君 もう一つ御紹介といいますか伺いたいのはリフォーム助成の問題なんですが、先ほど御紹介をした会議の提言の中でも、住宅のリフォーム工事の際に併せて耐震改修が行われるという、そういう積極的な面があるんだという提言があるわけです。  全建総連が全国を聞き取りで調べたこの住宅...全文を見る
○仁比聡平君 大臣に、今のこのリフォームの問題について、これまでの支援策というのは、融資や、あるいは個人が診断や改修を耐震について行うときにそこに助成をするという形があったわけです。だけれども、なかなか、これが国の制度としては活用実績がなかなかないというような現状もあったかと思う...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
10月28日第163回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今般の十四号台風でお亡くなりになられた方、御遺族と、そして被災者の皆さんに心からお見舞いを申し上げます。  私も、九月の七日に大淀川流域、宮崎市を中心に、また九月の二十五日に五ケ瀬川、耳川の流域、県北部、そして九月に山口県の...全文を見る
○仁比聡平君 現地の河川事務所でも、流下能力の不足箇所というものを具体的に幾つも認識をしておられるわけです。にもかかわらず、現場でそういう事態が進まないという点の大きな一つは財源の問題だと思うんですね。  そこで、今の五ケ瀬川、あるいは大淀川、それから山口の錦川、こういったとこ...全文を見る
○仁比聡平君 次に続けて、住宅の再建支援にかかわってお尋ねをしたいと思うんですが、支援法について今日は私はお尋ねはいたしませんが、宮崎あるいは山口のその被災地でも、住宅本体への再建支援ができない点、それから所得要件が掛かっている点、もう一点は事業所と一体の住宅についてこの救済がな...全文を見る
○仁比聡平君 つまり統括官がおっしゃることの前提には、この十月二十八日の通達と宮崎県が独自に作っていますシートですね、浸水被害の認定についての、これによって適正な認定がされるはずだと、十月二十八日の通達に沿った認定がされるはずだということなんだと思うんです。私も是非そうあってほし...全文を見る
○仁比聡平君 結果としてそういう声がたくさん出ているということをよく知っておいてください。
○仁比聡平君 終わります。
12月08日第163回国会 参議院 国土交通委員会 閉会後第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今回の耐震強度偽装事件の発覚後の経緯の中で、問題が一部の無法者の重大、悪質な犯罪行為というにとどまらずに、我が国の建築行政そのものを根本から問う大問題であるということが明らかになりました。私は、被害者の救済を最優先に、原因と責...全文を見る
○仁比聡平君 被害者には落ち度はありません。ですから、救済策には、現時点ではなお被害者が負っているリスク、これをできるだけ軽減するということが求められると思うんですね。つまり、関係者に民事上の瑕疵担保責任や、あるいは国賠法上の賠償責任があるとして、その責任を明らかにして賠償を現実...全文を見る
○仁比聡平君 その際に必要なのが責任ある窓口の一本化だと私は思うんです。といいますのが、建て替えを含めた救済を図っていく上で、大臣今おっしゃられましたように、大小様々なこれから問題あるいはハードルというのが生まれてくると思います。  例えば、これまで明らかになっているところでも...全文を見る
○仁比聡平君 次に、住宅ローンの問題についてお尋ねをしたいと思います。  国交省の救済スキームでいきますと、自治体に、被害者の側でいえば、土地価格相当分を買ってもらうと。これを、ある試算によりますと既存住宅ローンの四分の一程度にしかならずに莫大な残債が残ってしまうと。戻り入居に...全文を見る
○仁比聡平君 できるだけ早く、できれば十二月分からでも適用できるように努力をいただきたいと思うんですね。  ですが、残念ながらその住宅金融公庫関連の利用者というのは全体の戸数の中ではわずかになっていまして、多くは民間金融機関の住宅ローンを利用しているわけです。今日も他の議論もあ...全文を見る
○仁比聡平君 強く、政府として検討し、銀行に迫っていただくことを改めて求めておきたいと思います。  最後に、ちょっと時間がなくなりました、建築確認行政の見直しの問題についてお尋ねをしたいと思います。  マンションの建設ラッシュと言われる状況の中で、建築確認が三週間で下りる、あ...全文を見る
12月12日第163回国会 参議院 イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 閉会後第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  イラクをめぐっては、有志連合の中からも撤退、削減やその検討表明が相次ぎ、米国内でも世論の撤退圧力が強まるなど、米国のイラク政策そのものが問い直されています。その主要な背景は、今日もなおイラク情勢の深刻な悪化が続いていることにあ...全文を見る
○仁比聡平君 大臣はこの攻撃の映像などをごらんになったんでしょうか。白燐弾というのは酸素と反応して激しく燃焼いたしまして、二千五百度を超える高温で百五十メートルの範囲にわたって人も動物も焼き尽くす。人体に触れると骨まで焼き尽くされてしまう。実際に私もその写真を、遺体の写真を見て、...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、しっかり検証もせずにそういう発言をされる。  実際にこれはインターネットで公開されている映像ですけれども、赤ちゃんが着ぐるみにくるまれたまんま、目鼻がもう分からないほど焼け溶けてしまって、実際に民間人じゃないですか。罪のないこういう人たちが実際に犠牲になって...全文を見る
○仁比聡平君 ファルージャの包囲作戦については、例えば十三歳以上の男子であれば戦闘年齢だとみなして退避を禁じられたという現地からの報告もあることは恐らく大臣御存じの上でおっしゃっているんだと思います。  今のお話の中でも、テロに屈してはならないというその治安確保のための作戦とい...全文を見る
○仁比聡平君 結局、大臣のおっしゃるのを聞いていたら、立場が違うのはそれはそうでしょうけれども、テロに屈してはならないという口実の下で、その名の下で、それだったらどんなことをやってもいいのかというふうに聞こえるんですよ。  結局、政府は、米軍の無法行為について、どんな事実が明ら...全文を見る
○仁比聡平君 結局、見通しすら示せないまま、米国が残ってくれと言うから取りあえずまた一年延ばそうということじゃないのかということなんです。  先ほど、同僚委員から、英国、オーストラリア両軍のこの来年五月の撤退を検討しているという情報の下で、英豪が撤退する場合これ撤退するのかとい...全文を見る
○仁比聡平君 不可思議なことを伺うんだけれども、十二月八日に党首会談の中では小泉首相は検討していきたいと、こう答えていらっしゃるんじゃありませんか。現地の状況を見てアメリカとの協力体制を取りながら判断する、こう首相は言っておられるんだと思うんですが、官房長官、違うんですか。
○仁比聡平君 一般的なことを聞いているんじゃないんですよ。陸自が撤退して空自が残ると、そういうことを検討すると首相がおっしゃったから私は聞いているんです。これまで政府は人道復興支援が中心だと言ってきたじゃないですか。基本計画にもそう書いてありますよ。人道復興支援活動を担ってきた陸...全文を見る
○仁比聡平君 決定はされてないかもしれないけれども、首相は検討するとおっしゃっている。私は検討そのものが成り立たないと言っているんです。というのは、人道復興支援、これを空自がやるというんですか。そんな詭弁は成り立たない。だったら、陸自が撤退した後に、米軍を中心にした多国籍軍のその...全文を見る