仁比聡平

にひそうへい



当選回数回

仁比聡平の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  ハンセン病補償法に基づいて、韓国・小鹿島の療養者が補償金の請求をされて後、既に二十六名の方々がお亡くなりになっています。十月二十五日の判決以降だけでも既に五人の原告が亡くなられました。私は、我が国の戦前以来九十年余りに及んだ絶...全文を見る
○仁比聡平君 直接ハンセン病問題に携わっていかれる大臣にお尋ねをしたいと思います。  昨年、二〇〇五年の三月に厚生労働省が設置されたハンセン病問題に関する検証会議、この検証会議が最終報告書を提出をいたしました。そこでは、旧植民地及び占領地を含めた強制隔離の数々の実態を明らかにし...全文を見る
○仁比聡平君 私がお会いした小鹿島更生園の七十九歳になる原告の方の声をちょっと紹介したいと思いますが、忘れ掛けていた怒りがよみがえっている、生きている原告は寝込んでいる人がほとんどだが、恨みを持ったままあの世に行くのではなく、感謝の気持ちであの世に行けるよう解決を求めたいと、こう...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、もう一点。  今後、申請と認定が行われていくに当たって、その基本姿勢として、原告を始めとした関係者の思いを正面から受け止めて、最大限この思いにこたえることができるように努力をお願いしたいと思いますが、いかがですか。
○仁比聡平君 私は、現行のハンセン病補償法は、国籍、居住地を問わず、らい予防法が廃止された九六年までに隔離施設に収容されたことがあるすべての者を対象として被害回復と生活支援のための補償金を支給すると、そういう趣旨のものであると理解をしてきました。その適用に当たって療養所が内地にあ...全文を見る
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  政府のアスベスト対策について、我が党は、国の行政責任と加害企業の責任をあいまいにし、被害者の真の救済や問題の根本的解決にとって極めて不十分なものであるということを指摘してきました。アスベストと同様、粉じんを吸い込むことによって...全文を見る
○仁比聡平君 総人件費を積算するものにすぎないというふうに今おっしゃいました。ですが、現実に、拘束十一時間、労働時間は賃金対処で十時間、実作業時間は九時間、そういう積算はやっていらっしゃるわけでしょう。何がすぎないですか。驚くべき積算だと私は思います。  そもそも劣悪な環境にあ...全文を見る
○仁比聡平君 今おっしゃっていることは、結局現場が、現場の実態が変わらなければ今の積算のままでいくと、そうおっしゃっているのと等しいんですね。  実際、想像していただけたらと思いますけれども、受注元請業者、ここが超過勤務を前提にした積算でしか受注していないという以上は、重層下請...全文を見る
○仁比聡平君 十時間まで働いて、働かせるということでよいということなんでしょうか。今、現実に粉じんに暴露されるその職場でじん肺の患者も発生をし続けている。その中で、この粉じん暴露時間を抑制をするためにこれを見直すということが必要なのではないでしょうか。  三十年前に、一九七四年...全文を見る
○仁比聡平君 これまで繰り返し、省の通達の中でも、この労働時間の実態を改めるべきだという認識が繰り返して示されながら、一方では、現場の実態が三十年を超えて変わってきていないという状況があるからこそ、私はお尋ねをしているんです。  少なくとも時間外労働を禁止するという方向での方策...全文を見る
○仁比聡平君 恒常的に時間外労働が生じているという実態、好ましくないとおっしゃっている実態が正に現場で起こっているわけですから、しっかり受け止めていただきたいと思いますし、有毒職場の現場の労働時間というのはもっと短い規制をしているところだってあります。それをこのトンネル工事の職場...全文を見る
○仁比聡平君 作業環境を管理するというのは、そこで働く労働者の健康や命、安全を、これを守るためにやるわけですね。それは切り羽は前進していくでしょう。ですけれども、そこに働いている労働者に装着させて測れば濃度を測定できるんですから、それを測るというのは私、当たり前だと思うんですよね...全文を見る
○仁比聡平君 やれることをやらないとおっしゃっているのと同じのように思います。明らかにされたら困るという実態がある、そこから目を背けようとするものにほかならないんじゃないですか。  私は大臣に、是非そこは検討していただきたいということを申し上げて、質問を終わります。
03月09日第164回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  一昨日、札幌でも浅沼建築士による耐震偽装事件が発覚し、衝撃を広げています。現在までに明らかになった状況と今後の対応方針についてまずお伺いをいたします。
○仁比聡平君 政府の今後の対応方針についてはいかがですか。
○仁比聡平君 道民、住民は、北海道でもあったという地域的広がりとともに、信頼のブランドであるはずのいずれも名の通った最大手のディベロッパーの名前がこの中で挙がっているということについて、大きな衝撃を受けています。やはり、マンション業界全体の問題なのではないかと。ここを徹底して明ら...全文を見る
○仁比聡平君 根本に、コスト削減のために数をこなすという業界の実態があるのではないでしょうか。ヒューザーは、広くて安いといううたい文句で売り込んできました。九州のサムシング物件のディベロッパーは、これパンフレットですけれども、プライス以上に計り知れない価値がある、こういう売り文句...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣がおっしゃられる点でも、私は、建築士の自主性、独立性ということをよく考えていただくことが大事ではないかと思っています。  というのは、今度の札幌の事件で、事実の問題として浅沼建築士本人がこう言っています。試行錯誤する間に納期が来て、途中経過のものを出した、そ...全文を見る
○仁比聡平君 早く安くという過当競争に住民の安全をゆだねることは私はできないはずだと思います。  次に、偽装の公表から一か月余りたちましたサムシング物件の実態把握についてお伺いしたいと思います。  これまでどのように調査をし、その到達点はどうなっていますか。
○仁比聡平君 サムシング物件というのは約一万二千棟あるというふうに言われているわけです。そして、本人がそのうち多くの部分で差し替えをやったというふうに言ってるんですね。ところが、当初から構造計算書が確保されている、今御紹介の、合わせて四十七件ということになるのでしょうか、これにつ...全文を見る
○仁比聡平君 大臣の今の御答弁は御本意なのでしょうか。保有水平耐力が〇・五を切っていないと、しかし一は切っているという物件が一体どういう実態にあるのか。ここしっかり見て、政府が、私、責任を果たさなきゃいけないと思うんですよ。  大臣が、御存じでしょうか、福岡県の篠栗町というとこ...全文を見る
○仁比聡平君 私も現地を訪ねてきましたけれども、九九年に入居を皆さんされました。その直後から、台所の天井には大きなひびが入って、天井がたわんで蛍光灯が落ちてくるわけです。あるいは、床にゴルフボールを置きますと、見る間にごろごろごろっと、こう転がっていって、部屋の中央に向かっていく...全文を見る
○仁比聡平君 特定行政庁の現場のことを考えれば、特定行政庁任せにすることは私できないと思います。住民は、万が一問題が判明したら偽装マンションとされて資産価値が急落する、だけど出口は見えないという強い不安の中にあるわけで、サムシング偽装は極めて大規模な事件である可能性が極めて高いと...全文を見る
03月16日第164回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、金融被害とその対策についてお伺いをしたいと思います。  まず、公的機関を装って架空請求をするという、これ振り込め詐欺の一つというふうにとらえられているようですけれども、この問題について資料を皆さんのお手元にお配りいた...全文を見る
○仁比聡平君 このように、実際に公的な機関があるかのように装って国民をだます、これほど卑劣で悪質なものはないと思うんですね。  文面見ていただきますと、民事訴訟を受けましたとか、御連絡がない場合には云々で強制執行させていただきます、あるいはこの管理組合が訴訟の正当性を確認する機...全文を見る
○仁比聡平君 こういった事態を根絶するというためには、未遂の段階でこれ厳格に厳正に事に臨むということが極めて大事だと思うんですね。その装われた公的機関自体が断固たる措置をとるという姿勢を取らなければ国民の不安は解消されない。引き続き厳しく事に臨んでいただきたいということを強く求め...全文を見る
○仁比聡平君 アメリカでは一千百万世帯が銀行口座を持てないというふうに言われています。これはつまり、クレジットカードが利用できないということであって、クレジットカードが通常でありますアメリカ社会においては貧困化の、二極化のその象徴なわけですね。  一連の報告などを拝見をしますと...全文を見る
○仁比聡平君 略奪的貸付け。
○仁比聡平君 ありがとうございました。  今、御紹介いただいたのは言わば触りの部分でございまして、この多重、一本化ですね、おまとめローン、借換えローンというのは、これ多重債務者が最後の返済の道を求めて行うものだということは、我が国でも容易に想像の付くことかと思うわけです。その一...全文を見る
○仁比聡平君 その違法取立ての場合に、現行犯としては逮捕できない場合のお話が今ありましたけれども、その際は、つまり取立てに来ている業者のいわゆる社員でしょうか、従業員、これに対して人物が特定できる人定事項は、これは聴取をして証拠として残すのか、あるいは逮捕に至らないまでも任意同行...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、民事上の問題ではなくて、刑罰法規に触れるか触れないかの問題なんだと。そこを現場の捜査官は証拠を踏まえて判断しなければならないと、そういうことですね。
○仁比聡平君 厳しい社会的批判の下でやみ金対策法が作られました。その前後の被害と検挙の実態について警察庁から資料をいただきまして、三枚目にお配りをしています。  これも踏まえて、警察庁は平成十年以降の推移をどう見ていらっしゃるか、そして今後どう対応されるのか、お答えください。
○仁比聡平君 今なお史上三番目という数字が上がっていて、平成十五年のピークからは確かに下がっているんだけれども、被害額というと二百三十七億七千万なんですから、これは極めて悪質な状況があるということだと思います。厳しく当たっていただきたいと思いますが、この実態は、言うまでもないこと...全文を見る
○仁比聡平君 極めて異常な高金利なんですね。かつての一〇九・五%はもちろんですが、五四・七五%という金利だって、今の市中金利から考えて到底考えられない異常な金利だと思います。これを受けて、この金利を支払いながらまともな営業ができる自営業者が一体どこにあるのか。  そういう状況の...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
03月22日第164回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、初めにカネミ油症事件被害者の救済問題についてお伺いをしたいと思います。  現在、与野党を問わず各党で様々な議論がされていますが、そこで重要な問題の一つが国の仮払金の返還問題です。予算委員会で、中川農水大臣は民主党の犬...全文を見る
○仁比聡平君 分割払の中でも、月千円というような本当に涙ぐましい条項もあるようです。今御紹介をいただいたような被害者の状況というのは、債権管理法の債権免除の要件とされています無資力かつ弁済の見込みがないという要件にもほぼ当てはまるのではないでしょうか。この厳しい被害者の置かれた状...全文を見る
○仁比聡平君 日掛け以外でも同様の被害があるんですよ。  福岡クレジット・サラ金被害をなくす会という会の相談統計によりますと、福岡県知事登録(1)、福(1)と呼ばれる業者関係の相談が、昨年、〇五年は何と三百五十四件に上っていて、このうち保証料名目での被害が二月以降の十か月間で百...全文を見る
○仁比聡平君 実態をしっかりつかんで、ここを効果的に摘発をすると、処罰をするということをやらなければ、こういうやからは根絶できないということをしっかり踏まえて対応いただきたいと思うんです。  貸金業にかかわって、どうしてこんな無法が起こるのかと。本来、利息制限法の上限金利、私は...全文を見る
○仁比聡平君 一〇九・五%を超えれば、これ全部無効でしょう、ですね。貸金業法の前回の改正で。違いますか。
○仁比聡平君 利息制限法を超えた部分が一体どうなるのかと、超えたらどうなるのかと。今日午前中に同僚議員からもお話がありましたけれども、ここにグレーゾーンの問題があるわけです。このグレーゾーン、貸金業法の規制法の四十三条の適用を厳格に限定するという最高裁判決が相次いでいる中で、無効...全文を見る
○仁比聡平君 今刑事局長が御答弁になられたような趣旨を裏付ける事実、これが当時国会で示されたでしょうか。私は、ここの立法事実というのが全く示されてないと思うんですね、当時の会議録も振り返ってみましたけれども。  貸金業規制法のその四十三条について、当時の提案者は規制を導入するた...全文を見る
○仁比聡平君 いや、勉強して考えてまいりたいという事態ではないということを私は申し上げているんですよ。  一月の最高裁判決で、返済期間や集金日数の要件を満たさないとしてダイヤモンドリースという業者の請求が否定をされました。金融庁は、この業者が九州で、自分のところは要件を守って経...全文を見る
○仁比聡平君 今お話があった業者から主張されている存在意義というやつですね、午前中も需要という問題について議論がございましたけれども、その業者がそういうふうに言ってきているというのは、それはそうなんでしょう、事実そうなんでしょう。それを金融庁が、あるいは政府がどう受け止めてとらえ...全文を見る
○仁比聡平君 前回と今回にわたってこの実態を私なりに事実に基づいて明らかにしてきたつもりでございます。大臣もあるいは同僚議員の先生方も初めて聞かれたということもあるかと思います。そういう意味で、金融庁がしっかり実態を把握していただいて、法務省も一緒になってこの日掛けの被害を根絶す...全文を見る
03月23日第164回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  ただいま亀井先生の御質問に対する御答弁の中で、大臣が個別の裁判の判決を取り上げて、これの是非について大臣としての御答弁として意見を言われると。これは、憲法の定める司法の独立に対する重大な侵害ではありませんか。私は聞いていて大変...全文を見る
○仁比聡平君 先ほどの御答弁は、裁判員制度との関連でなされました。  裁判員制度、つまり重大刑事事件についての国民の参与、関与と先ほどの御紹介のあった裁判の例、全く違うじゃありませんか。それに、先ほどは、国民の中にそういう意見があるということではなくて、大臣御自身の認識として語...全文を見る
○仁比聡平君 その裁判官あるいは裁判所職員の実態がどうなっているかということについて、よく処理事件数で物事が語られることがございます。例えば、平成十七年度の民、刑事あるいは家事、少年等々の既済事件が五百三十五万件におおむね上り、これ裁判官一人当たりにもし引き直すとすれば約千六百五...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。  私自身の経験としても大変つらい経験がございまして、まだ三十代の、期の近い裁判官が、大変新進気鋭でエネルギッシュで期待をされていた裁判官でしたけれども、在職死をされるということがございました。裁判官が、個々の裁判官は、表に語りはされないか...全文を見る
○仁比聡平君 事前にお伺いをいたしましたら、九十日病気休暇を取っても改善をされないという方々がこの休職の発令の対象となっていくというふうにお伺いをしました、うなずいていらっしゃいますけれども。つまり、三か月休みを取っても改善をされない、職場に戻れないから休職発令になるという数字が...全文を見る
03月29日第164回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  福岡西方沖地震からちょうど一年がたちまして、先ほど与党議員からも提起がございました。私もちょうど発災のその当日、子供の保育所の卒園式でございまして、子供たちや保護者の悲鳴が上がる中、お互い励まし合って、そして福岡市内あるいは玄...全文を見る
○仁比聡平君 島民で組織をしておられます復興対策検討委員会を始め、福岡市とよく協議をしながら国として努力を更に引き続きお願いを申し上げたいということだけ申し上げて、具体的な点についてはまた改めての機会にさせていただきたいと思います。  西方沖地震では、玄界島だけではありませんで...全文を見る
○仁比聡平君 委員の先生方、御存じだったでしょうか。この耐震偽装の事件が起こって、よく巷間言われるようになりました保有水平耐力一・〇という基準が実は日本各地で一律ではないんだと。〇・九あるいは〇・八掛け、〇・七掛け、沖縄県はそうですが、こういう基準に元々なっているんだと。それは建...全文を見る
○仁比聡平君 私も専門外ですからよく勉強をしているところですけれども、〇・八掛け、北部九州でいいますと、この〇・八掛けというのは耐震性能が東京に比べて八割になるということではないんだということなんですね。保有水平耐力と、それからそこに掛かる、建物に掛かる変形、この力が掛け合わされ...全文を見る
○仁比聡平君 なかなか局長、渋いんですけれども、初めての問題提起でございますので、これ以上お伺いしません。静岡県などでは自治体独自で上乗せの任意規制といいますか、をしておりまして、一・二というのを基準にするというふうになっているともお伺いをしております。是非、大臣も御認識いただい...全文を見る
○仁比聡平君 今御紹介いただきましたように、全国二千四百十八の市町村の中で、戸建て住宅の耐震診断の制度を持っていると、ここは一番高いんですが、三二・九%で、共同住宅の耐震診断の制度は一四・一%しか持ってない、耐震改修に至っては六・三%しか持ってないという、そういう状況なんですね。...全文を見る
○仁比聡平君 先ほどの私の地震地域係数についての質問の中で、大臣の数百年のスパンで物を考えようというような御趣旨の御発言がありまして、私、現実にマンションが壊れて、耐震偽装問題で広がっているその不安と不信ですね、これにこたえられないんじゃないかと思うわけです。あの、そうおっしゃら...全文を見る
○仁比聡平君 地方によってもし、この学びの場であり、防災拠点であり、避難所でもあるその学校の耐震化の問題について認識においてばらつきがあるということであれば、これは政府が正してもらわなきゃ困るわけでしょう。そんなこと言い訳になんないじゃないですか。財政の問題だということであれば、...全文を見る
○仁比聡平君 先ほど同僚委員の質問への答弁もありましたが、文科省の学校の耐震補強、診断も含めた、この制度そのものを今度お変えになるわけですよね、交付金化をされると。一方で、学校の耐震診断あるいは耐震補強を国土交通省所管の、住宅局所管の事業、予算でこれ進めていくというのは、これは設...全文を見る
○仁比聡平君 今のような手だてを今回しっかり打つんだという決意は、今お二人からお伺いをして受け止めたつもりでございます。  問題は、そういう手だてを打ちながら、平成十八年の十二月、もうあと時間はわずかなわけですけれども、ここの中でもし耐震診断が進まないと、文部科学大臣がおっしゃ...全文を見る
03月30日第164回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、保護観察所の実情の問題を中心に今日お尋ねしたいと思います。  私が初めて保護観察所を尋ねましたのは、担当しておりました少年事件で家庭裁判所から保護観察という審判が出て、その少年に付き添って保護観察官に面会をしたのが初め...全文を見る
○仁比聡平君 今回の二つの法案を取りましても、保護観察付執行猶予者の特別遵守事項をどのように定めていくのか、あるいはその特別遵守事項を定めた後も、執行猶予という制度が元々、実刑を科さずに、その者の自覚と意欲に期待をして社会内での更生を図っていくという在り方を踏まえた心理的な強制力...全文を見る
○仁比聡平君 局長に、併せて保護観察官の人数とそれから一人当たりの取扱件数、これは平均値ということですけれども、数字を改めて御紹介いただきたいと思います。
○仁比聡平君 前川委員の質疑の中でも随分触れられましたけれども、この百件という数字はそれ自体として大変過重なものなのではないかという御指摘もあっております。  また、私、東京保護観察所も訪ねさせていただいたのですが、そちらでは多いときには保護区によっては二百人を超える取扱いをせ...全文を見る
○仁比聡平君 この医療観察制度の実情をちょっと私も勉強させていただきますと、病院の方の受入れの体制の関係で、ただでさえその調整官の管轄範囲というのは一つの保護観察所ということですから大変広いわけですが、その中には病院が準備できなくて大変遠いところの入院先に今局長御紹介になったよう...全文を見る
○仁比聡平君 保護観察官の職務の実情というものをもっと社会的にもあるいは政府の部内でも御理解をいただかなければならないのではないかと思います。私も伺ってびっくりしたんですが、所在不明者の調査の関係では、保護観察所は二十四時間体制を取らざるを得ないということですね。警察が二十四時間...全文を見る
○仁比聡平君 午前中も審議がございましたけれども、人間が人間を相手にして、それも大変処遇が困難な対象者を相手にして立ち向かっていかなければならない、向き合っていかなければならないという仕事である以上、適正な規模というものをちゃんと科学的に検証する必要があると思います。是非そういっ...全文を見る
○仁比聡平君 実際に現場の責任と役割が社会的に大変大きくなっている中で、来年度の定員の問題、確かにおっしゃるとおりなんでしょうけれども、それでは現場の矛盾は解決されないし、そして社会的な要請にこたえることはできないと私は思うんですね。局長、そこまでしか今日はここの場ではおっしゃれ...全文を見る
○仁比聡平君 あと、保護観察官の専門性の問題やあるいは更生保護施設についてもお尋ねをしたいと思って準備をしておりましたけれども、大臣の御決意を伺って、時間参りましたので終わりたいと思います。
04月05日第164回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、在日米軍再編に関してお尋ねしたいと思います。  岩国の住民投票の結果にも示されましたが、米軍再編をめぐって、米軍来るな、基地の機能強化反対という自治体ぐるみの世論と反対の声にもかかわらず、今、最終合意に向けた調整だとい...全文を見る
○仁比聡平君 いずれも重大な内容だと思うんです。規模を、どういう訓練を移転するのかという規模の問題についても御説明なさっていると思いますが、そのことは後で聞きますとして、必要に応じて施設の整備について実施する旨を説明しておられますね。これはどんなものを想定をしておられるのですか。
○仁比聡平君 格納庫もあり得ますか。
○仁比聡平君 正に施設の拡張なわけですね。小松市長は珍しく語気を強められたというふうに報じられております。これ以上の負担は受け入れられるものではないと、直ちに文書で回答といいますかね、私、抗議と言ってもいいのではないかと思うんですけれども、石川県知事もその市の意向を尊重して県とし...全文を見る
○仁比聡平君 今のお言葉の中に、現実に基地の存在によって耐え難い痛みを受けているというこの地元、基地周辺住民と自治体のその苦悩、戦後ずっと続いているその苦悩、ここについての思いが感じられないような気がしますが、もう一度いかがですか。
○仁比聡平君 日本全体のことを考えるなら、基地周辺住民の受忍限度を超える被害、これに更に被害を押し付ける、加えていくということが許されるなんということはあり得ないわけですよ。長官が本当に基地周辺住民の実態に思いを持っておられるとおっしゃるんだったら、自治体との間での信義を踏みにじ...全文を見る
○仁比聡平君 この資料でごらんいただけますように、今長官が説明をされたタイプ2というやつはこれまでないんですよ。すると、そのタイプ2というタイプの規模の訓練、これが全国にばらまかれるということになるんじゃないんですか。一回に飛来する機数がこれ多くなれば、それだけで被害が大きくなる...全文を見る
○仁比聡平君 負担軽減とおっしゃいますけれども、嘉手納は、戦時の作戦行動あるいはその訓練や移動で、夜間も構わず二十四時間どんどん飛んでいるわけですよ。だから、毎日が戦場だと言われて、嘉手納の爆音訴訟の原告住民は、静かな夜を返せと、こう訴えておられるわけでしょう。もしこの負担を軽減...全文を見る
04月06日第164回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今回、罰金刑が新設される罪はいずれも市民生活にとって密接なものでありまして、どのような事案を想定してその処分が適正に行われるのかということが市民生活にとって大事な問題だと思います。  そこで、まず公務執行妨害罪についてお尋ね...全文を見る
○仁比聡平君 数字の傾向でいいますと、法制審で、検挙件数が平成五年、六年と比較して平成十六年どうかということで、公務執行妨害罪ではほぼ三倍増になっているという紹介があっていますが、そのとおりですか。
○仁比聡平君 先ほどの警察官が現場に臨場する際に市民とのトラブルというお話ですけれども、これは私もやみ金の問題でせんだって民事不介入ということであってはならないということを申し上げたわけですけれども、そういう近時の様々な要請の中で起こっているという、そういう理解ですか。
○仁比聡平君 そういう中で、懲役を前提に選択をして公判請求をするというのはちょっとちゅうちょされるというような事案が暴行罪として構成をされて、手続をされるというような例もあってきたと伺っていますが、そういうこともあったわけですか。
○仁比聡平君 念のため確認ですけれども、先ほど御紹介のあったような事案のうち、何か家庭のトラブルがあって、例えばこれがDVではないかというような形で警察官が臨場して、初めて警察官との間でトラブルが起こったというようなものが直ちに当罰性を持つものなのかどうかというような点については...全文を見る
○仁比聡平君 そうすると、そういった事案あるいは判断の要素の中で罰金刑を科すことを選択肢とするという改正提案だと伺ってよろしいですか。
○仁比聡平君 この際、ちょっとお尋ねをしたいと思うんですけれども、検察官の処分に当たってこの罰金刑が新設をされるということによって、事実認定が微妙な事案、特に証拠の面で公判維持が難しいのではないかというふうに思われるような事案が、これはもちろん自由刑を前提に公判請求ということでは...全文を見る
○仁比聡平君 警察庁にお尋ねをいたしますけれども、公務執行妨害の検挙について、その傾向や特徴をどのように把握をしておられるでしょうか。
○仁比聡平君 今刑事局長が後段おっしゃられたような事案は、恐らく公判請求とか、これまでも対応されているんだろうと思いますけれども、前段の部分なんかの中にはかなり、従来微罪処分相当とされてきた事案も含まれるのではないかと思うんです。  今回の改正に伴って、そういった従来微罪処分相...全文を見る
○仁比聡平君 ああ、そうですか。ちょっと昨日まで勉強させていただいた上での理解と若干違っているので、今初めてそういうふうに伺ったわけです。  そうすると、公務執行妨害罪として検挙をした件は、これまで全件正式送致をしているということですね。
○仁比聡平君 そうしますと、法務省にお尋ねをした方がいいんだろうと思うんですが、今回のその改正で罰金刑が新設されるということの中で、従来、自由刑にするほどではないんだけれども、だからといって起訴猶予にもし難いと、処分を迷うという、場合によっては構成要件を落として暴行でも罰金で起訴...全文を見る
○仁比聡平君 大臣に最後、そういった懸念を私も聞いているわけです。万が一にもそんなことがないように適正な運用を貫いていただきたいと、一言御所見をいただいて質問を終わります。
○仁比聡平君 終わります。
04月13日第164回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。三人の先生方、本当にありがとうございました。  これまでの御意見を踏まえまして、まず不法行為に関する準拠法について私からもお尋ねをしたいと思うんですが、特に手塚先生からも先ほど来お話がありました成立にかかわる従前の二項ですね、これ...全文を見る
○仁比聡平君 今度の法改正に当たって、櫻田先生として、あるいは研究者、学会として、この不法行為の特に成立要件の問題についてどのような議論があってきたかという辺りでございます。
○仁比聡平君 よく勉強させていただきたいと思います。  今のお話をお伺いをしていましても、改めて感じるんですが、成文法の規定ぶりとともに、現実に事案を踏まえた裁判例も含めた判断がどんなふうに積み上げられていくのかということも国際私法の重要な中身を構成しているように思いまして、特...全文を見る
○仁比聡平君 いろいろ現場の実情も勉強させてもらいたいと思っています。  最後に、大村参考人にお尋ねをしたいと思うんですが、私も、先生方お話がありましたように、この国際私法の今現在果たしている役割の議論の中で、分かりにくくて、日本の条文とそれから積み重ねられているルールが分かり...全文を見る
04月18日第164回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私も、まず改正案でいいますと二十三条、債権譲渡の第三者対抗要件規定の経過についてお伺いをしたいと思います。  振り返りますと、この件については元々二〇〇〇年、平成十二年の十二月に行政改革推進本部の規制改革委員会が見解を出され...全文を見る
○仁比聡平君 ちょっと表現が、局長の今おっしゃった表現、よく分からないんですが、先ほど申し上げた中間試案の補足説明を見ますと、九十六ページのところですけれども、譲渡対象債権の準拠法によるという意見について、これは銀行界等実務家委員を中心とする意見であるという御紹介になっていまして...全文を見る
○仁比聡平君 前回の参考人質疑でも、三菱商事の大村多聞参考人も、この点を含んで本法案、これは妥当なものであるというふうに意見が述べられたわけです。  そこで聞きたいわけですけれども、国際的な統一ルールという、この規制改革委員会やあるいは閣議決定のこの表現を裏付ける事実があるんだ...全文を見る
○仁比聡平君 例えばイギリスあるいはドイツ、あるいは今回の法改正の中でも随分参考例と挙げられています韓国の国際私法、こういう辺りでは譲渡対象債権の準拠法という本改正案と同じ立場ということになっているんだと思うんですね。    〔委員長退席、理事谷川秀善君着席〕  一方で、確か...全文を見る
○仁比聡平君 結局、その譲渡し人所在地法という議論は今おっしゃったような実情にあるわけで、これを国際的な統一ルールとしての考えが定着しつつあるというふうな認識に立って、我が国の今規制緩和政策の中心であります、当時で言えば規制改革委員会、その後総合規制改革会議、規制改革・民間開放推...全文を見る
○仁比聡平君 私もこれをのみをもって一般化をするつもりはないんですけれども、大臣もその前提の認識としてお持ちのようですけれども、結局、トップダウンという今のやり方の中でも、事実関係をきちんと必要に応じて調査をして、実態、特に国民生活や国民経済にどういう影響があるのか、ここを十分に...全文を見る
○仁比聡平君 御答弁ありませんでしたが、社会保険にかかわる法令などはどうですか。
○仁比聡平君 外国人労働者の実態についてはいろんなケース又はカテゴリーがあるわけでございます。前回の参考人質疑の際に、日弁連の手塚参考人から一例として、日本の解雇規制が厳しいのでアメリカに戻して解雇するというような例があるというようなお話があったわけですけれども、あのときに時間が...全文を見る
○仁比聡平君 そういったカテゴリーの中でもいろいろ議論はあるわけですけれども、今日は製造業を始めとして現場で働く外国人労働者の実態についてお伺いをしたいと思います。  厚生労働省においでいただきました。私も、配付資料としてまず一枚目に厚生労働省からお出しいただきました外国人労働...全文を見る
○仁比聡平君 この数字の傾向をどう見るか、また別の機会で議論させてもらいたいと思います。  二枚目の資料なんですけれども、これは労働基準局から出してもらったもので、昨年一年間に労基署がいろいろなきっかけで監督指導に入った際に、技能実習生を受け入れている事業場がこれ九百六件あった...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本人、外国人問わず、もちろんおっしゃるように労働条件の履行確保が行われなければならないけれども、現実に外国人を雇用している事業場で起こっている実態を見れば、ここに着目をした特段の調査をしっかり力を入れてやってもらう必要があると思います。是非御検討をお願いする...全文を見る
04月19日第164回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、小泉首相が郵政選挙だと唱えて圧勝した昨年の総選挙後の特別国会で衆議院に憲法特別委員会の設置が強行され、当憲法調査会も再開されるに当たって、憲法改定国民投票法制定の動きのねらいが我が国を海外で戦争をする国につくり替える九条...全文を見る
04月20日第164回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  やみ金ばっこの原因、あるいは社会的背景の一つに多重債務問題があるということは、先ほども尾立委員から指摘もされたわけでございます。  我が国の多重債務問題について、私自身もこの委員会で今国会二度にわたって質疑をさせていただいた...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。是非頑張っていただきたいと思うわけでございます。  取りまとめがなされれば、これはもちろん立法府、各党やあるいは行政府の中での議論、検討が進められなければいけないということになると思いますし、実際、報道では、金融庁とそして我らが法務省のその...全文を見る
○仁比聡平君 この質問に対して、これまでも委員会で河野副大臣に御答弁を度々いただいてまいりました。今日、是非杉浦大臣のお考えを、御所見を聞かせていただきたいと思うんです。  やはり最高裁が様々な事案について、この高金利とそれによる被害、あるいはこれを可能ならしめている現在の制度...全文を見る
○仁比聡平君 私も、河野副大臣が力を尽くしておられるということは、この間のこの委員会の質疑の中で実感をしております。あるいは金融庁、後藤田政務官も尽力をされているということは、先ほどお伺いをして改めて感じたわけでございますけれども、この問題についてやはり政治のイニシアチブ、ここは...全文を見る
○仁比聡平君 少し分かりにくくて、ちょっと度々になって恐縮なんですが、先ほど河野副大臣は、金融庁の懇談会の取りまとめも踏まえて金融庁の方で判断をされたこと、判断をされる、これからということになるんでしょうが、これに全面的に賛同するというふうにおっしゃいました。与謝野金融担当大臣も...全文を見る
○仁比聡平君 時間もそうさほどはありませんので、今日の時点ではまだ、懇談会の取りまとめもあしたということですから、また次の機会に、さらに、協議も拝見をしながら、是非、このグレーゾーンを廃止して現行利息制限法に一致をさせる、そしてこれを始めとして様々なルール破りのやり方を許さないと...全文を見る
○仁比聡平君 時間が少し限られてしまいましたので、あと一問お尋ねをしておきたいと思うんですけれども、今回の法改正の前提といいますか、元法であります組織犯罪処罰法、これについて、制定時に濫用の危険があるのではないかという指摘がございました。構成要件があいまいなのではないか、あるいは...全文を見る
○仁比聡平君 今の答弁、後ほどよく吟味をさせていただいて、あるいは犯罪収益の問題など制度設計も含めて、次回またお尋ねしたいと思います。
04月25日第164回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は三人の参考人の先生方、本当に情熱あふれる御意見がずっと続いておりまして、心から敬意を申し上げたいと思います。  まず、椎橋参考人にお尋ねをしたいと思うんですけれども、先ほど、今回の改正がドラスチックなものであるというよ...全文を見る
○仁比聡平君 理論的にすべて国庫に行かなければならないものなのだということではないということをお伺いをして、私、大変心強く思いました。  宇都宮参考人にお尋ねをしたいと思います。  クレサラややみ金被害を始めとして、先生の様々な分野での活動に私からも心から敬意を申し上げたいと...全文を見る
○仁比聡平君 今、短時間でお伺いをするだけでも大変な御努力だと思うんですね。  で、一連の犯行等の被害者というのも対象に加えるということであれば、法務省が、今、宇都宮先生からお話のあったような努力をして、これもホームページで公表するとか、あるいはマスメディアに伝えるとかいうよう...全文を見る
○仁比聡平君 名前は後ほど、先ほど伺いましたので。
○仁比聡平君 制度の名前も含めて御紹介をいただければと思います。  先ほど、制度の名前と簡単な説明だけにとどめられたように思いましたので、もう少し詳しくと。
○仁比聡平君 いえいえ、例えばシビルペナルティー、サーベンス・オクスリー法ですか、こういうようなものについて。
○仁比聡平君 ありがとうございました。
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  ちょっと私も通告と少し順番を変えまして、今の簗瀬理事の御質問に続いて、国税の滞納処分との関係についてまずお伺いをしたいと思うんです。  国税あるいは租税とのこの優先関係について、今回の法案の作成段階で検討がなされたんでしょう...全文を見る
○仁比聡平君 その五菱会事件の事態を受けて、審議会は終わっていたけれども改正提案の前にして検討されたということは、つまり五菱会事件の事態というのは、これはやっぱり正さなきゃいけないものだという認識に立っておられるわけですよね。  今、没収保全のお話が出たわけですけれども、確かに...全文を見る
○仁比聡平君 この改正後の法律というものを想定して議論をするときに、私たちがずっと懸念をしている国税と抵触をしてそっちに持っていかれてしまうと。それも民事で、被害者が執行手続というか仮差押えの手続掛けているにもかかわらず持っていかれてしまうと。これはとんでもない話なわけで、少なく...全文を見る
○仁比聡平君 大臣に、この改正がかなったならば、どのような問題意識でこの運用に臨み、どのような構えでこの新しい制度の見直しあるいは評価を検討していかれるのかという点をお尋ねしたいと思うわけです。  といいますのも、今度のこの法改正の制度で、被害者の掘り起こしの問題、あるいは給付...全文を見る
○仁比聡平君 おっしゃるとおりなのでしょうね。  それで大臣に、必要な見直し、手直し、これはやっていかなきゃいけないんだというお話で、これを法改正がかなった後のそういう実際の運用がどうなっているかの評価をどんな受け止めで法務省としてやっていくのかということも大事だと思うんですね...全文を見る
○仁比聡平君 東京地検のように体制を整え得るところばかりではありません。そういう検察官、検察事務官の数が足りないところ、法曹の数が足りないところでも当然犯罪被害は起こるわけでございまして、そのことを含めて、今日は特段の体制を取った評価のチームを是非つくっていただきたいということを...全文を見る
○仁比聡平君 そうしますと、法務省の担当検察官、当時かもしれませんけども、まとめていらっしゃる組織的犯罪対策関連三法案の解説という法曹会の出版の解説書がありまして、これは私どもの経験上からいえば、実務では大変な参考にされるということになると思うんですけども、ここには団体の定義を、...全文を見る
○仁比聡平君 私、この点は大変疑問に思っておりまして、今後もよく吟味をさせていただきたいと思います。  終わります。
04月26日第164回国会 参議院 憲法調査会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  現在、国民投票法が制定されていないことが怠慢である、あるいは立法不作為であると言われる世論状況にはないということ、また自民党の新憲法草案など改憲への政治日程が具体的に掲げられる中で公正中立な手続のみの議論はあり得ないこと、また...全文を見る
05月09日第164回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  本法案は、午前中からも数々議論がありましたように、重大で看過できない数々の問題点を含んでいるわけです。私は、まず特別永住者を除くすべての外国人に入国時の指紋提供を一律に義務化するという点についてお伺いをしたいと思います。  ...全文を見る
○仁比聡平君 種々の議論がございましてというふうに局長おっしゃるんですけれども、これは午前中大臣も御答弁ありましたが、これは闘いの結果ですよね。憲法十三条によって何人も個人の私生活上の自由の一つとしてみだりに指紋の押捺を強制されない自由を有する、最高裁も判決をした。自由権規約の七...全文を見る
○仁比聡平君 全然答えになってないですよ。今局長がおっしゃっているのは、テロ規制という規制目的を掲げさえすれば何でもやっていいのかというふうにしか聞こえないんですけれども、テロ規制というその目的との関係でどうして永住者や定住者など外国人登録をしておられる方々とそのほかの外国人とを...全文を見る
○仁比聡平君 その数字というのは私、昨日からずっと要求しているわけですね。なんだけれども、どうして、少なくとも質問の前にどういう数字があるのかというのは示すべきじゃありませんか。大体、質問のレクチャーを行うときにそういう質問に答えられないということ自体も、私は省の、この改正案の提...全文を見る
○仁比聡平君 今のお話のケースであれば、つまり成り済ましということですよね。これは、私の理解で言うと、皆さんの言葉で言うと一対一対照なんじゃないんですか。入国しようとする人がそこの旅券なりに記載をされている人物と同一なのかどうかということが問題になるんじゃないんですか。入国しよう...全文を見る
○仁比聡平君 時間短いんですから、端的に答えてください。  今のお話は、つまり、入国審査のその場で一定の情報があれば、指紋提供によらなくても同一性を確認することは可能だということをお認めになったんじゃないですか。より人権制約的でない手段があるというときに、重大な権利侵害を伴うよ...全文を見る
○仁比聡平君 日本人とどう違うかを聞いてるんです。
○仁比聡平君 重大な発言じゃありませんか。国籍が違って外国人だったらテロリストのおそれや、あるいは犯罪者のおそれというのが高いとでも言うんですか。
○仁比聡平君 大臣にお伺いをしたいんですが、そういう扱いをすると、制度上で言えば、大臣御自身が永住の許可をする、その方々が一度出国して再入国をされる、これは実質的に、もう永住されるわけですから、生活の本拠は日本国内にあるわけですよ。これ再入国できるかできないかというのは、つまり帰...全文を見る
○仁比聡平君 別の角度でお伺いしますが、この指紋の一律提供というシステムは誤認の可能性があるということを法務省御自身も認めてらっしゃるんだと思うんですね。  この資料も、資料といいますか、これを裏付ける話、資料を昨日からも要求したんですが、今の時点ではまだ御説明いただいてないん...全文を見る
○仁比聡平君 誤認の可能性というのはこれ否定できないわけですね。  大臣に最後質問してちょっと今日は終わらざるを得ないんですが、先ほど申し上げたように、再入国の許可を得ていったん出国して、実質帰国をする、帰宅をする。例えば家族で旅行に行って、お母さんは特別永住者で指紋の提供はさ...全文を見る
○仁比聡平君 いや、そんなことはありませんから。また質問します。
05月10日第164回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず、鹿児島県で、先日、高速船事故を起こしました岩崎グループが、一昨日、八日、県下全域で二百八路線に上りますバス路線の廃止を届け出た、この問題についてお伺いをしたいと思うんです。  これは関係自治体の対策協議会の要望を振り切...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  規制緩和、このバスの問題でも、以降、国の支援の在り方も随分それ以前とは変わったという中で、現在の支援策の枠組みという中ではなかなか対応がしづらいという事情も出てくるかと思うんですね。ですから、そういった意味では特別な対策が必要になるかもし...全文を見る
○仁比聡平君 厚生労働省に数字を紹介してもらいたいと思うんですけれども、タクシー労働者の賃金、労働時間が男子常用労働者の全国平均と比べてどんな水準にあるのか、端的に、時間がありませんので数字だけお答えください。
○仁比聡平君 労働時間が異常に長くて、給料、収入は少ないわけですから、これ賃金の格差で、時間当たりの賃金格差に言いますと、ほぼ半分程度というような状況なんですね。  この数字自体深刻なんですけれども、更に実態はもっとひどいということを、お配りいたしました一枚目の資料をごらんいた...全文を見る
○仁比聡平君 こういうありようでいいのかという大臣の御答弁、私、初めてお伺いをしまして、是非実態をよく調べていただいて対策を取っていただきたいと思うんです。  もう一つ大事な問題は、タクシー事業においては、その市場原理と需給バランスが働かずに逆に増車競争、つまり一車営収が下がっ...全文を見る
○仁比聡平君 私はその四月から始まった抜き打ち監査ですね、合同での、これも、どういう実態が起こっているのかというところをしっかりねらいを定めて、あるいは特徴的な地域にしっかりねらいを定めるような形も含めて戦略を持ってまず取り組んでいただきたいと思います。  時間が大変限られてい...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。
05月11日第164回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。三人の参考人の方々、本当にありがとうございました。  まず、加藤参考人にお尋ねしたいと思うんですが、略歴を拝見をいたしまして、今日、参考人からのお話の中には触れられてはいなかったんですけれども、難波参考人からお話のありましたインテ...全文を見る
○仁比聡平君 私が申し上げたのは、警察庁情報システム安全対策研究会等々のことでございますが。
○仁比聡平君 そうしましたら、難波参考人にお尋ねしたいと思うんですけれども、先ほど法務省の最適化計画の部分を引用をされて、その計画が統一的管理システムの構築のおそれがあるという御指摘があったわけですね。ここの最適化計画の構想がどういうものになるというおそれを考えていらっしゃるのか...全文を見る
○仁比聡平君 今お話しの中にありました外国人登録のカードにICチップ化というようなお話が、難波参考人のこれまでの実務経験などからしてどんな形で具体化されるといいますか、外国人にとってどういうものになるというふうに思われますでしょうか。
○仁比聡平君 政府が、この法改正に当たってもそうなんですけれども、在留管理というこの言葉を使うことがあるんですが、この在留管理というのは、難波参考人の御経験からすると、今、先ほどお話のあったような出来事というようなことになるわけでしょうか。
○仁比聡平君 新保参考人にお尋ねをしたいと思うんですが、少し戻りますけれども、インテリジェンスシステムの概念の問題で、参考人の法律時報の以前の論文を拝見をいたしまして、かつてなのでしょうか、アメリカでTIAというシステム構築が計画をされたことがあると。その柱の一つが先ほど難波参考...全文を見る
○仁比聡平君 そうしますと、先生のお書きになられた法律時報の七十五巻十二号、この時点から後、これに変わる変化があるわけではないということですかね。
○仁比聡平君 そうしますと、難波参考人が先ほど御紹介をされた最適化計画の文言を拝見すると、私も省庁を超えて一元的な管理、統一的な管理という、こういうものとして概念するというふうに読むのがこれはまあもっともなことかというふうに思っているわけですけれども、仮にそうだとしますと、この個...全文を見る
○仁比聡平君 できれば一言でといいますか、短くお願いできればと思うんですけれども、新保参考人に。  先生、利用目的について、今度の法案ですね、この利用目的というのはどんなふうに解釈をしていらっしゃいますですか。
○仁比聡平君 難波参考人にお尋ねをしたいと思うんですが、先ほど新保参考人からも、アメリカの今の状況は異常な状況でしたか、そういうお話がありました。イギリスのこの強制退去の問題についてのお話で先ほど大変勉強になったわけですけれども、アメリカの運用実態について何かお感じ、あるいは御存...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。
05月16日第164回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず大臣にお尋ねをしたいと思います。  前回の私の質問の最後に、永住許可を受けた方を含めて、定住外国人が家族で国外に旅行して再入国をするという例をちょっと挙げまして、誤認の可能性はありませんかとお尋ねをいたしました。私、その...全文を見る
○仁比聡平君 確認をしますけれども、システムの上で、誤認というふうに私申し上げていますけれども、本人の生体情報とは違うものと対照されてしまってはねられるというその可能性は残るわけでしょう。あり得ないということですか。
○仁比聡平君 だから、システムの上ではあるんでしょう。
○仁比聡平君 ですから、間違いなくヒットされないということではないということなんですよ。ヒットしたときにどういうふうにその適正さを保証するのかと、判断の適正さを保証するのかということが問題になるわけですよ。  私も、ブースで、入国ができなくてセカンダリールームに行く、あるいは口...全文を見る
○仁比聡平君 法律上は代理人を選任することができるという規定ぶりでは僕はないと思うんですけれども、現行入管法の十条三項ですね、「当該外国人又はその者の出頭させる代理人は、口頭審理に当つて、証拠を提出し、及び証人を尋問することができる。」、この規定のことをおっしゃっているんでしょう...全文を見る
○仁比聡平君 ところが、この入国許可がまだ出ていないその外国人について本当にそうなっているんだろうかというのを、ちょっとよく分からないんですけれども、せんだって成田に視察にお邪魔をしたときに上陸防止施設の担当の方からお伺いをし、また昨日もちょっと勉強させてもらったんですけれども、...全文を見る
○仁比聡平君 今局長おっしゃったように、保安上の支障があるかないかという、そういう考え方がその外部通信の制約の根拠として現実には機能しているわけです。入管法を見ても、それに対する入国しようとする外国人のこの権利というのは法律事項にはっきりされているとは必ずしも言えないと私は思うわ...全文を見る
○仁比聡平君 例えばオーバーステイでいいますと、在留期間を徒過しているかどうかというのは、これは客観的に明らかでございます。争われることがあります不法就労の問題についても、そのような活動を、資格外活動を専ら行っていると明らかに認められるという認定というか規定要件になっているわけで...全文を見る
○仁比聡平君 そうはおっしゃるけれども、法律上の必要な要件ではないわけでしょう。ですから、謀議あるいは具体的な人間の行動として表れていなくても、おそれがあるという認定がされ得るということなんですね。  これは、例えば国連が作っているというブラックリストに挙げられている人物と同一...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、出入国管理法案に関する政府原案に反対、民主党提出の修正案に賛成の立場から討論を行います。  テロは国際社会で絶対に許されない犯罪であり、未然防止対策は必要であることは言うまでもありません。  しかし、第一に、特別永住者を除く外国人に一...全文を見る
05月23日第164回国会 参議院 法務委員会 第19号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私、本会議場で、この法案に関しましての杉浦法務大臣、そして沓掛国家公安委員長の千葉景子議員に対する答弁を伺っておりまして、この未決拘禁の問題をどのような問題として考えておられるのか、その問題とどのように向き合っておられるのかと...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、そこは分かっています。
○仁比聡平君 今同僚委員から声もありましたように、私の質問に答えていただきたい。今の大臣の御答弁はそこをあえて避けておられるように私には受け止められるから、それは監獄法のほぼ一世紀以来の改正、その歴史的な事業を国民に訴えておられる、提起をしておられる、国会に立法を提案をしておられ...全文を見る
○仁比聡平君 副大臣がそのようにおっしゃると、私は、であれば、日本政府はこの処遇最低基準規則に定められている国際ルールを受け入れないとおっしゃっているのかというふうに聞こえてしまうので、これは大問題になるんだと思うんですね。  ちょっと申し上げさせてください。  人身の自由と...全文を見る
○仁比聡平君 先ほどの御答弁どおりだったら、もう後で議事録を見ますから。
○仁比聡平君 この法案も前提としているところだということであれば、未決の者としての地位というものの中には、無罪と推定をされて、それにふさわしく取り扱われるべき地位というものがこれは含まれるはずでございます。  今日これ以上は私の質疑の時間ももうないんですけれども、はっきりしない...全文を見る
○仁比聡平君 今の御答弁は、一つには既に国際調査の中で明らかになっている警察留置の状況からすると、日本の代用監獄こそが異常なんだということについて正面からお答えにならないという態度ですし、もう一つは、その代用監獄をあたかも日本古来の文化や歴史にのっとった制度であるかのようなニュア...全文を見る
05月25日第164回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、四人の参考人の皆さん方、本当にありがとうございました。それぞれ重要な問題提起をいただいたと思っておりまして、私は今日の問題提起を受けまして、この委員会として本当に徹底した十分な審議が必要だということを改めて痛感をいたし...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  椎橋参考人にお尋ねをしたいと思うんですけれども、取調べそのものの必要性については私も当然あり得ることであると思うわけです。この取調べの必要性が警察拘禁、つまり代用監獄と論理的に結び付くものなのかどうかですね。先ほど来、そこの点が少しはっき...全文を見る
○仁比聡平君 今参考人が最後おっしゃったくだりは、つまり留置場における取調べの適正化をすべきであるという意味でしょうか。
○仁比聡平君 今、椎橋参考人からお話を伺いましても、改めて、私たちは捜査と留置の分離で足るのか、それとも捜査と拘禁を完全に分離するということがやはり求められるのかというテーマが大事なのかという感じがするんです。  そこで小池参考人にお尋ねをしたいと思うんですけれども、人権規約委...全文を見る
○仁比聡平君 そこで後藤先生にお尋ねをしたいと思うんですけれども、先ほど冒頭の御意見をいただく中で、刑事訴訟法の規定やあるいは代用監獄をめぐる議論の歴史の関係で大変説得力のある御意見を伺わせていただきました。そのことが、我が国の憲法の上でこの拘禁の在り方についてどのような要請があ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。  後藤先生に警察の本音はそれならどこにあるのかということもお伺いしたいなと思ったんですけれども、時間が参りましたので終わります。  ありがとうございました。
05月30日第164回国会 参議院 法務委員会 第21号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は私は、未決拘禁者の地位にふさわしい収容という観点から、この審議の中で与野党立場を超えて問題提起をされております拘置所の収容状況についてお尋ねをしたいと思います。  前回資料もお配りをしたんですけれども、現在の代用監獄に...全文を見る
○仁比聡平君 ただいまの起訴後の移監待ち、これをゼロにすべきと、限りなくですね、解消すべきという認識が示されたということは、これは大変大事なことだと私は思うんですね。  今局長の御答弁の中にもありました、地域によっての拘置所の逼迫状況について、法務省に随分御苦労をいただいて資料...全文を見る
○仁比聡平君 各地で、今局長お話なかったけれども、拘置所の増設も計画を持って進めておられると存じています。  一方で、人的な逼迫状況というのはどうなのかという観点で、二枚目に、いわゆる行革推進に関する有識者会議に法務省が出された提出資料をお配りをいたしました。  現状という項...全文を見る
○仁比聡平君 前回、参考人質疑で、元東京拘置所所長の参考人からもこの過剰収容と職員の大変深刻な状況が語られて、一方で、その中でも被収容者の地位にふさわしい処遇をするためにしっかり努力をされているというお言葉に私も大変感銘を受けたわけでございます。  私は、こういう状況を踏まえて...全文を見る
○仁比聡平君 計画すらないんですよ。これ、大臣にお尋ねしても同じです。  私、ここが重大だと思うんですね。被収容者の推移、これは増加の傾向にあって、特に大都市で激増と言ってもおかしくない数字を皆さん示されています。  その現状をどう見るのか、今後どのような対策、見通しを持つの...全文を見る
○仁比聡平君 短くしてください。
○仁比聡平君 大臣の御見聞や、あるいはその中で抱かれている思いということは私も大事だとは思います。ですけれども、今、政府全体の予算の縛りだとか逼迫だとか、その中での有識者会議や行革推進の動きだとか、そういう状況を踏まえた上で、そしてもちろん犯罪発生率を抑えるということが国民にとっ...全文を見る
○仁比聡平君 もう一つは、取調室での食事はないと断言をされたけれども、昨日預かった監獄人権センターの皆さんが被拘禁者に調査をしたアンケートでは、三十二件の回答のうち五件が取調室での食事があると、こう書いていますよ。そういう答えがあります。  さっきの答弁は虚偽ではありませんか。...全文を見る
06月01日第164回国会 参議院 法務委員会 第22号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。    〔委員長退席、理事谷川秀善君着席〕  警察庁の取調べ終了時刻の実態調査について、前回指摘しました否認事件に焦点を当てての調査と資料を私要求をしたのですが、それはしていない、ですから資料はないということでございました。そう...全文を見る
○仁比聡平君 刑事事件の多くは被疑者が自ら罪を認めている事件でありまして、自白強要がシビアな問題になるのは否認事件でございます。そこの調査なしに、代用監獄での身柄拘束を利用した違法な取調べがないという証明にはならないということを厳しく指摘をしておきたいと思います。  否認事件で...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、捜査と留置の分離後もこのような捜査が違法とされて処分されるというわけではないということだと思うんですね。依然として取調室は密室であり、やみからやみに葬られる、そういう状況が私はあると思うんです。  前町長は、任期途中、拘置所で辞表を書いたときは泣いた、冤罪...全文を見る
○仁比聡平君 資料2の二枚目の中ほどに、刑事課にそれまで置かれていた係を廃止して、警務課又は総務課に留置業務を所掌する係等を設置する、これが組織上の分離ということだと思うんですけれども、この留置業務を所掌する係というものが法案十六条の二項、三項に言う留置担当官に当たるわけでござい...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、刑事課の警察官と留置管理係の人事異動、この間の人事異動というのは、これは当然あるし、これまでもあったわけです。  レクで伺いますと、この法案に言う留置担当官というのは人事上の職名ではなくて、現在警察署にある留置管理係に配属されているかどうかとは別の概念であ...全文を見る
○仁比聡平君 皆さん、ちょっと口だけで御理解いただけましたでしょうか。  この十六条の特に三項の法文の案からほとんどの国民がイメージをするであろう捜査と留置の分離という概念は、恐らく、今現在多くの警察署にあります留置管理係という留置部門を管轄をする、所掌する組織があって、ここの...全文を見る
○仁比聡平君 では、取調べの中断、打切りについて、これ留置担当官が捜査主任に要請をしても、いやもうちょっとさせてくれというような話になって、警察署長にその調整を要請するということがこの通達の中にもあるわけですけれども、この警察署長へ要請するというのはこれは義務なのでしょうか。
○仁比聡平君 つまり、留置担当官が取調べの打切りや中断、あるいはその調整を警察署長に要請するという、これ、しなければならないという判断、決断をしない限りは事は動き出さないわけです。だけれども、その判断をしなければならない留置担当官は、法令上の義務としてこれこれの責務を負うという形...全文を見る
○仁比聡平君 まとめます。  大事な答弁だと思うんですね。ですけれども、局長、前回、松岡議員が取り上げた大阪の東住吉事件、この準抗告の理由にはこう書いてあります。  現在、被疑者が犯行を否認している状況下においては、真相を解明するため、被疑者からの詳細な事情聴取、弁解、それに...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、代用監獄法案の政府原案に反対、民主党修正案に賛成の立場で討論を行います。  それは、第一に、本法案が捜査当局による自白強要と冤罪の温床としてその存廃が鋭く問われてきた代用監獄制度を将来にわたって存続させようとするものだからです。  日...全文を見る
06月12日第164回国会 参議院 行政監視委員会 第7号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、生活保護の急迫性と申請権侵害について御質問をいたします。  資料を配っていただきたいと思いますが、お手元に後ほど届きますけれども、その資料の冒頭に三枚、新聞記事をお配りをいたします。  五月の二十三日に北九州市門司区...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、私は、大臣として、つまり国としてどうこの事態を受け止めているのかとお尋ねをしているんです。北九州市の報告をここで聞こうと思っていないんですよ。  市が、おっしゃるような認識に立って、この記事にもありますけれども、手続として適正だった、こういうふうに議会でも答...全文を見る
○仁比聡平君 局長も、市から報告を受けたことをそのままここで、そういう経過でございますと答弁をしておられるんですが、私がお尋ねをしたのは、立てない、はって出てくるほど衰弱をしていた、脱水症状だった、そこを国が確認したんですかと、その上でそうおっしゃっているんですかと聞いているんで...全文を見る
○仁比聡平君 大臣からは検証したいというお言葉をいただいたと、大変大事なことだと思います。  ただ、私は、大臣が今の答弁の中でおっしゃったように、民生委員さんとかあるいは保健師さんとか、その方々の対応をここで問題にしているわけではないんです。そういう急迫性があると私は思います。...全文を見る
○仁比聡平君 その点、今おっしゃった御答弁が本当にそういう事態だったのか、しっかり大臣がおっしゃった検証というものの中で本当に国として検証すべきだと思います。  生活保護は法定受託事務ですから、皆さん監査してしっかり指導する責任があります、それも憲法と生活保護法に基づいてですね...全文を見る
09月05日第164回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  梅雨前線に伴う豪雨で犠牲になられた方々、御遺族と被害者の皆さんにお悔やみとお見舞いを心から申し上げたいと思います。  最初に、激甚指定について、大臣から今週中にはという前向きな答弁があったところなんですが、一点確認をしたいと...全文を見る
○仁比聡平君 多数の自治体から大変強い要望が出ていますので、是非御努力をお願いしたいと思います。  そこで、今日大変厳しい指摘があっております川内川流域の総合的、抜本的治水対策についてお尋ねをいたします。  河川局から、これまで鋭意進めてきたという総括ないし答弁が先ほどもあっ...全文を見る
○仁比聡平君 川内川が暴れ川として昭和四十七年の災害を始めとして水害の常襲地帯であり、被災者からも自治体からも、今日も幾つも指摘がありました厳しい要求が長年にわたって重ねてこられながら、現実には国が改修を怠ってきたという思いが被災者の厳しい怒りになって表れているんじゃないでしょう...全文を見る
○仁比聡平君 いずれにしても、管理者が関与する形で河道のキャパシティーが狭められている、そこに対して被災者と自治体の怒りが向くというのは、これは私当然のことだと思うんですね。  今日、二か月以内には河川激特事業を採択をして集中的に整備、投資をしていこうという御答弁があったわけで...全文を見る
○仁比聡平君 鶴田ダムの問題なんですけれども、私もたくさんの被災者の方にじかにお話を伺って、二つの声が共通していると思いました。それは、リミットでの放流時の勢いの強さですね、もう一つは増水の速さ、その中での濁流の勢い、この問題です。  被災者の方々にとってみれば、これはもう見る...全文を見る
○仁比聡平君 それは分かっていることなので、被災者の皆さんに対して河川管理者としての強い今後の構えも示すという点でもよく検討をして進めていただきたいと思います。  堤防の問題なんですが、川内川河川事務所の事業概要二〇〇六というパンフレットといいますか、これによりますと、流域の堤...全文を見る
○仁比聡平君 具体的にお話をお伺いをしたいと思っていました。  今のトータルのお話では、その被災者は再建への展望が見えないんですよね。現実に賠償も進んでいるようですし、だけれども、虎居地区の全体について堤防の計画が今まだ十分ではないというふうにも伺っています。二か月以内に激特事...全文を見る
○仁比聡平君 地元の個々の商店主さんやあるいは商工会、商店街の復興、全体を復興させていく上でのニーズというのは、先ほどお話のあったアーケード等というところだけには限られないというのは、これは当然のことだと思うんですね。だからこそ、今なお真っ暗という状況があるわけです。  この中...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
10月26日第165回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  報道を拝見をしましても、貸金業法などの改正につきまして与党・政府からどのような案が出されるのか、まず正に大詰めというところなのだろうと思います。そこで、今日は、改めて多重債務被害の実態について政府とそして大臣の認識をお伺いをし...全文を見る
○仁比聡平君 今御答弁にありましたように、これ違法な行為なんですね。通常国会でも指摘をしてきましたけれども、多重債務の被害というのは、今全国に多重債務者の数として二百万人に上ると言われています。    〔委員長退席、理事松村龍二君着席〕  毎年八千人を超えるあるいは前後の方々...全文を見る
○仁比聡平君 今の警察庁の御答弁について、資料の三枚目、四枚目を委員の皆さん御参照いただければと思うんですが、つまり昨年の検挙事件数は一件で、今年の上半期は二件にすぎないわけですよね。私はこれ大変残念な数字だと思います。  沖縄県で、その所得水準は全国平均の六五%程度にとどまっ...全文を見る
○仁比聡平君 今おっしゃっているような認識で本気で臨むなら、現場で、民事不介入だからあんたは帰りなさいなんていう話になるはずがないでしょう。被害者の方々は、警察はもう頼りにならない、そういうふうに言っているわけです。あるいは、先ほどの学校に脅迫状を送り付けたこのやからは、電話で脅...全文を見る
○仁比聡平君 一つ、その日掛け被害の例を紹介をしたいと思うんですけれども、那覇市内の繁華街でスナックを経営している五十代の女性ですが、売上げが減少して家賃を滞納して、大家さんからもう出ていってくれと言われて本当に困り果てているときに、ダイレクトメールで送り付けられているやみ金のは...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、債務者への生活への悪影響を及ぼしているのは日掛け業者なんですよ。高金利の被害なんですよ。そこを真っすぐに見ないと、今度、今議論になっている改正は一体何なのかという話になる。  例えば、この被害にずっと取り組んできた沖縄の司法書士さんからこんな声が上がっていま...全文を見る
○仁比聡平君 副大臣も、結局三年残すということについて、私、厳しく申し上げているんだけれども、そこについては認識を示されませんでした。時間がもうありませんので、また機会がきっとあると思いますので、引き続き議論をしたいと思うんですけれどもね。  先ほど司法書士さんからの声にあった...全文を見る
11月01日第165回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。大臣、どうぞよろしくお願いいたします。  今日は、台風十三号の北部九州における農業被害についてお尋ねをしたいと思います。  十月二十七日の時点で、政府のまとめによりますと、農林水産関係被害は六百三億円に上っております。農地・農業...全文を見る
○仁比聡平君 その指定の見通しについて、先ほど来週中にはという御答弁もありました。その指定を是非急いでいただきたいということをお願いをしますとともに、農作物の被害救済というこの取組について幾つかお尋ねをしたいと思います。  まず、水田について、甚大な塩害が起こったことによってこ...全文を見る
○仁比聡平君 引き続きよろしくお願いしたいと思うんです。  その切実な所得の補償についてなんですが、この点では、まず農業共済金の早期の支払が必要でございます。また、収量の減少という損害、その観点での損害評価にとどまらずに、塩害を受けて品質が低下をすることによって収入が激減をする...全文を見る
○仁比聡平君 是非、年内の支払ということで頑張っていただきたいと思うんです。  今御答弁の中にありました損害評価についての特例措置というのは、つまり収量の減少だけではなくて、実際の生産物の品質を評価の対象にして今頑張っておられるということだと思いますので、その点でもしっかりと頑...全文を見る
○仁比聡平君 是非、現場で一本の木もよみがえるようにと必死で頑張っておられる生産者の皆さんの現実の力になれるように、その専門家の方々の技術支援を始めとした取組を強くお願いをしておきたいと思います。  それでも立ち枯れが予想をされる中で、想定をされる中で、改植を始めとして今後の産...全文を見る
○仁比聡平君 被災農家の実情をよくつかんで、復興計画を立てていく上で、今もお話のあった交付金の活用も含めて柔軟な国の支援が継続的に必要だと思います。私も引き続き地元の様子をつかみながらお願いもしていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いしたいと思います。  最後、大...全文を見る
○仁比聡平君 先ほど住宅本体再建についての支援法の問題がございました。あるいは、中小企業者の被災をされた方々がどう再建していくのかと、これはもう各地で重大な問題になっているわけです。そして、この農業をどう復興支援するのかと。その点で、各省庁とおっしゃるんですけれども、大臣がこの日...全文を見る
11月24日第165回国会 参議院 本会議 第14号
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○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、安倍総理に御質問をいたします。  まず、理事会の御配慮をいただき、教育について質問をいたします。  今、いじめにより子供たちが自ら命を絶っています。どうすればいじめや自殺をなくせるのか、未履修問題で問われる本当の学力を保障する高校教育...全文を見る
11月28日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず、どうすればいじめ自殺をなくせるのかという問題について、大臣は、二十六日のNHKの「日曜討論」で、文科省の指導にも若干問題があったと反省していると述べられました。私も聞いておりまして大変印象的だったのですけれども、いじめが...全文を見る
○仁比聡平君 いじめ対策を数値目標で評価するというやり方が現場に困難をもたらすものだということをお認めになったということだと思うんですね。  我が党は、いじめの件数が多いか少ないか、これで学校と教員を評価するという全国で起こっている現実がいじめの実態を見えなくさせて、教師集団が...全文を見る
○仁比聡平君 まず、その数値目標の問題について、以前の伊吹大臣の御答弁を私も拝見をして、これ会議録、読み上げることはいたしませんけれども、私どもが、いじめの多寡によって評価をするということが、そういう数値目標で評価をするということが実態を見えにくくしているのではないかという趣旨の...全文を見る
○仁比聡平君 新聞報道でも、今お話のある教育長さんがこういうインタビューをされています。児童間での金銭のやり取りがあり、学校はまず保護者を交えて解決を図ろうとした。これは間違いではない。あるいは市教委と学校、教育委員会と学校現場が頻繁に連絡協議をして情報は共有をしていたというよう...全文を見る
○仁比聡平君 今局長の答弁にありましたように、十月二十三日には文書で北九州市の教育委員会にも詳細な報告が上がっているわけです。  つまり、学校としては発覚をして以降調査を、子供たちとの間での調査を進めて、該当する子供さんの親御さんたちとも継続的に話合いを続けていたと。いじめであ...全文を見る
○仁比聡平君 そのことがさきの国会答弁で教育長の発言として紹介をされた救いの手を差し伸べなかったということになるんですか、局長。
○仁比聡平君 これも新聞報道で申し上げますけれども、教育委員会も記者会見ではなくて新聞記者の取材に対して、いじめと思わなかった理由についてというふうにこの記事は書いていますが、金銭トラブルの側面を重視して学校と調査をしていたが、被害者側と加害者側で話が食い違うなどして時間が掛かっ...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、今の局長の御答弁は、教育委員会からそのように今の段階で聞いているという御趣旨だと思いますので、そういうものとして受け止めた上で、つまり、問題解決のために努力をしていたということは、私は大変大事なことだと思うんですね。それは私は、児童を救うために何もしてなかっ...全文を見る
○仁比聡平君 事実関係の問題については、私がここで大臣と議論すべき問題ではそもそもないだろうと思います。  ただ、ちょっと私が知る限りで申し上げますと、加害児とされる子にほかの子供が金銭を求めたというのが発覚後あるようですけれども、それはいわゆる被害児からではないというふうに私...全文を見る
11月30日第165回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は法案審議の第一回でございますので、私はいわゆる事業信託、この新設の政策的なねらいがどのようなものなのか、それへの税制上の問題点はどこにあるのか、この辺りを聞いていきたいと思います。  経済産業省、お見えですかね。  ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  ほかに信託銀行業界からも遺言信託だとか目的信託などの活用案も新聞報道などでも私も拝見をしているわけですけれども、ただ、今の御答弁の中で、ちょっとこれ聞くつもりなかったんですが、人材の問題ですね。出向、転籍、こういった懸念なくというお話があ...全文を見る
○仁比聡平君 局長の答弁聞きながら大臣もうなずいていらっしゃいました。衆議院で答弁をされているのもそういう御趣旨かと思うわけですね。  つまり、ある事業の信託をするときには、既存の事業を切り分けて信託をするのであれば、その事業に現実に従事をしている従業員がいるわけですけれども、...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、内閣の掲げる成長戦略の重要な手法として位置付けられているということだと思うわけです。そのことをもっといろんな角度で国会でも議論をするべきなのではないかなというふうに思っているわけです。  法務省に、そういう位置付け、政策的なねらいの中で、労働問題は別として...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、財産隠匿や企業会計の在り方問題については今日も議論がありまして、私も別の機会に議論させていただくとして、財務省おいでいただいていると思いますが、切り分けられる信託事業に対する税制をどうするのかという点についてお伺いをしたいと思うんです。ここが経済関係の新聞、...全文を見る
○仁比聡平君 私はそれが理解できないというふうに思うんですよ。先生方、そう思われませんですか。  もし現行のままなら、減税効果、現行と対比すれば減税効果がある事業信託という穴が法人税制の中に空くことになるわけです。これによって空洞化が生まれて、これ極論で言えば、法人税全部がそう...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、今の財務省の御説明聞いておられて心配じゃありませんか。  今度の法改正案で、政府案によって、今のも、指摘のあっている問題は当然論理的に起こる問題なんですね。この法案で仕組みが変わることに伴って論理的必然的に生ずる問題、税制上の問題は正にそうだと思います。私は...全文を見る
○仁比聡平君 いや、施行までに明らかになればいいという話では私はないと思います。先ほど来一年のという議論が出ていますから、そういう方向で整理をというふうに考えておられる先生方もおいでなのかもしれないけれども、だけれども、法案に伴って論理的に生ずる問題ですよ。これを、今聞いたら、結...全文を見る
○仁比聡平君 今日も他の委員の質疑にもありました、典型的な民事信託であればそのような理解というのは私も納得がいくんですね。  素朴な疑問なんですけれども、事業信託というのは、先ほど経済産業省もお話しになったように、高収益を求めて資金調達をする、そこで受益権は証券化されて市場を流...全文を見る
○仁比聡平君 ところが、報道などを拝見をする限りでは、そうではないという意見がどうやら強く上がっているというから僕はびっくりして聞いているんですけれども。現行税制は受益者にしか課税をしてない仕組みなんだから事業には課税すべきではないという議論が強いですよね、強くあります。つまり、...全文を見る
○仁比聡平君 いろんなことおっしゃるんですけれども、今日、今の御答弁で重要だなと思ったのは、特定目的信託、こういう類型も一つの選択肢としてあり得るというお話だと思うんですね。だったら、そういったモデルや、それを取った場合のシミュレーションを本当に出すべきですよ。そうじゃなかったら...全文を見る
○仁比聡平君 はい。仮に法人税を掛ける場合に税率を変えることはあり得るのかという、今の法人税と信託段階の課税についてということについて伺いたいと思っているんです。あるかないかだけ、私の質問を今日は終わりたいと思うんですが。
○仁比聡平君 終わります。
12月05日第165回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。今日は参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  私からは、いわゆる事業信託という点が一つの論点になっておりますので、ここについてお伺いをしたいと思うんですけれども、産業界から、あるいは経済産業省の類型化でも、その典型として...全文を見る
○仁比聡平君 深山参考人に確認なんですけれども、先ほどのお話でいきますと、つまり信託される事業の規律については、会社法を始めとした、他法といいますか、が直接規律をするのではなくて、信託契約によって柔軟に設計されることになるんだけれども、その契約の中に会社法やあるいはその解釈がバラ...全文を見る
○仁比聡平君 中田参考人にその点、御見解をお伺いをしたいかなと思うんですが、信託契約の柔軟さというのは、これは先ほど妙味という言葉もありましたけれども、そこが一つの今回の改正のポイントであろうかと思うし、これまで期待もされてきたかと思うわけです。  民事信託やこれまでの商事信託...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  実際の事業信託の場合の活動をどう規律するかという意味で監督という面が重要なんだろうという点が先ほど深山参考人からも御指摘があったわけですが、資産の管理運用について、例えば善管注意義務に違反してはいないかというような観点で受託会社をこれまで...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  最後に、二分ほどあるかと思いますが、深山参考人に福祉型信託と弁護士の活動についてちょっとお伺いをしたいと思うんですが、各地で財産管理センターや、あるいは成年後見センターという名称のところもあるかと思いますけれども、高齢者や障害がある方々、...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。
12月06日第165回国会 参議院 法務委員会、財政金融委員会連合審査会 第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  いろいろこれまで御質問もございました。それで、通告とはちょっと順番がいささか変わるかと思うんですが、それぞれ大臣、副大臣、よろしくお願いをいたしたいと思います。  まず、信託業法といわゆる福祉的信託、ここの関係の問題について...全文を見る
○仁比聡平君 その点で山本大臣にお伺いをしたいんですが、そのような現場の多様なニーズと今の業法の規制の在り方が合っていないんじゃないかという議論が先ほどもございましたけれども、いろいろあるわけです。  平成十六年に業法が改正をされたときには衆参、福祉型の信託なども含め、次期法改...全文を見る
○仁比聡平君 施行後三年という点が衆議院でも議論になっておるようで、平成十九年十二月をめどにという言葉も、時期も出ているようなんですけれども、そこに向けて具体的にどのような検討をしていかれるのかという点については、伺えますか。
○仁比聡平君 私は検討の舞台もお聞きをしたかったわけですけれども、ちょっと時間がありませんから、現場でそういう方々と接してニーズを直接受け止めておられる方々の意見を是非金融庁としてもよく受け止めていただいて、議論していただきたいと思います。  それで、ちょっと話は違うんですが、...全文を見る
○仁比聡平君 事業信託も含めてということだと思うんですが、今回の信託法の改正について、自由な制度設計、柔軟な制度設計が可能になるということがメリットとして言われていまして、そういう意味では、ハイリスクの部分に対しても挑戦的に経営をやっていくことができるというようなことも考える人た...全文を見る
○仁比聡平君 先ほど他の委員の議論の中にもありましたけれども、この事業信託がどんなふうに使われていくのかというのはなかなか想定が今のところしにくいと多くの方々がおっしゃるわけです。ここを監督するということについて、例えば企業の不祥事などが起こった場合、ここについての会社法の規律と...全文を見る
○仁比聡平君 もしかしたら通告してなかったのかもしれないので恐縮なんですけれども、もう一点の疑問として私が申し上げた受益者課税という考え方だと、これは市場で流通している受益証券を相手にはなかなか難しいんじゃないのかという、この疑問についてはいかがでしょうか。
○仁比聡平君 山本大臣、今私の質問をちょっとうなずきながら聞いていただいたんですけれども、何か感想でもありませんか。
○仁比聡平君 私、この事業信託が広く活用されるようになるのではないか、この法改正によってですね、というふうに言われている中で、従来のこれまでの法人税に穴が空くという格好になりはしないのかと。そうすると、法人税全体が空洞化するという懸念も究極的には、理屈の上ではあり得るのではないか...全文を見る
○仁比聡平君 いや、本当に私はそれ残念な態度だなというふうに思っておりまして、またあした、法務委員会で質疑続けさしていただきたいと思います。  終わります。
12月07日第165回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、高齢者や障害のある方々の資産の管理や、あるいは日常的な金銭の管理の実情がどうなっているかというところからまずお伺いをしたいと思うんですけれども、お手元に資料をお配りをいたしました。これは厚生労働省の資料ですが、多くの先...全文を見る
○仁比聡平君 この事業は、今御説明があったように、一枚目の右下の枠組みの中にありますが、サービスの中身として四つの柱が挙げられています。  支援の実際の内容として、この事業を通じて高齢者や障害のある方々のどんなニーズを感じていらっしゃるか、その辺り、局長お願いします。
○仁比聡平君 高齢者や、あるいは障害がある方々の一つの課題といいますか実情として、御自身で金銭の管理も含めてどういうふうに自己決定をしていくのかという、そこの判断能力が恵まれないという、そういう状況も往々にしてあるわけで、実際私も弁護士として相談を受けたことも幾つもありますけれど...全文を見る
○仁比聡平君 現場で、今局長から御紹介があったその現場での苦労というのは、福祉の制度の中ですから法的な明確な権限がどうこうというのではなくて、福祉的にというかケースワーク的にといいますか、それぞれのトラブルに対していろいろ御苦労されながら解決をしていかれているということなのではな...全文を見る
○仁比聡平君 今数字が御紹介ありましたように、三年半で千八百件を超える相談件数なんです。これは月にならしますと四十四件ということになって、一日に一人以上の方々がそういう様々な御相談に実際にお見えになっていると。そのうちほぼ一割が利用の契約に至っておられるという、そういうことだと思...全文を見る
○仁比聡平君 今実際にこの社協の現場で行われている事業というのは、今民事局長からお話があったような、利用者にとっての福祉の立場で、実際にはいろいろ御苦労があるけれども一生懸命やっていらっしゃるということだと思うわけです。そういう意味では、法的に信託という形式を取ってはいないけれど...全文を見る
○仁比聡平君 成年後見との関係をもう一点、これちょっと通告していませんが、成年後見人としてすべての、後見を必要とされている方の身上監護の問題やあるいは資産管理の問題を成年後見人が自らすべてを行うと、これ相当大変な仕事になるんだと思うわけです。  そのような場合に、判断能力が失わ...全文を見る
○仁比聡平君 御案内のように、日本じゅう見ますと、そのような専門家ですね、弁護士や司法書士などの専門家になかなかアクセスすることが難しい地域に住んでいらっしゃる方々はもう本当に多いわけですね。ですから、成年後見だとか、あるいは裁判所だとかということを考えるのはちょっと思いも付かな...全文を見る
○仁比聡平君 要は、そのような形での福祉型の信託が本当に必要とされているそのニーズのある方々のところに届いて、それを担っていく人たちが応援してもらえるのかどうかだということだと思うわけです。もう既に金融担当大臣にも私も昨日の連合審査で業法、信託業法の問題について改正をするようにと...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、両法案に反対の討論を行います。  制定以来八十四年ぶりの改正に当たって、信託実務の中で熟してきたニーズにこたえて現代化を図ること、とりわけ福祉型信託を始め信認関係を基礎とする信託の多様な活用を期待する方向には賛成です。  しかしながら...全文を見る
12月11日第165回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  現行政治資金規正法の二十二条の五の、今日ももう先生方言われていますので繰り返しませんが、外資規制の趣旨について、政府も提案者も、我が国の政治や選挙が外国の勢力によって影響を受けることを未然に防止しようとする趣旨だというふうに繰...全文を見る
○仁比聡平君 国家の主権、これには関係するが参政権とは関係ないというような議論があるんでしょうかね。というのは、およそ民主主義の国で国民主権と関係のない国家の主権というのがあるでしょうか。企業の献金について、それは参政権ゆがめるものでないというふうにおっしゃるけれども、だけれども...全文を見る
○仁比聡平君 私の質問にお答えになられていないと思います。議員立法として政治家としてこの法案を出されているんですから、国家の主権という観点から見たときに問題があるのかないのか、これはしっかり考えて提案されるのが当然じゃありませんか。市場による厳しい上場審査基準が課せられているとい...全文を見る
○仁比聡平君 事実上懸念はないというような答弁で国家の主権というものをゆるがせにすることはできないんですよ。この法改定が仮になされて、将来憲法審査を経るような、受けるようなそういう事態になったときに、皆さんの答弁というのはその中で問題とされると私は思います。  別の角度で伺いた...全文を見る
○仁比聡平君 例えば、ある外資が、我が国の市場を我が利益にうまくかなうように政策や制度を変えたいという思いで政治献金を行うとする、それが我が国の政治をゆがめるかもしれないという懸念があるとする、それを証券取引所が判定するなんてあり得ないでしょう。私はそこのことを問題にしているわけ...全文を見る
○仁比聡平君 今の早川先生の答弁は、現実に道府県が行っている情報公開の実務と違うじゃありませんか。要旨の公表前には開示をしないと確かに国は言っていますよ。だけれども、自治体は違う。国のその開示をしないという態度が、先ほど御指摘のあった大阪地裁、昨年八月の判決で弾劾をされたんです。...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、政治資金規正法等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。  まず、合憲性をも疑われる重大な法改悪を、衆議院での異常な強行に重ね、本院でもわずか二時間の質疑で採択することに厳しく抗議するものであります。  政治資金規正法は、...全文を見る
12月12日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会公聴会 第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、公述人の皆さん本当にありがとうございました。  浅野公述人からお尋ねをしたいと思うんですけれども、先ほど現行十条を引用されて、教育は国民全体に対し直接責任を負って行われるべきものという条文がとても好きだというお話を私...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  もう一つ、こういうテーマも考えておられたらということでお尋ねしたいんですけれども、家庭教育についてなんですね。皆さんの世代で、公述人、二十二歳というふうに資料で拝見をしましたけれども、親御さんや、あるいはおじいちゃん、おばあちゃん、祖父母...全文を見る
○仁比聡平君 山岡公述人に次にお尋ねをしたいと思うんですけれども、特別支援教育の問題と現場での御苦労について、本当に心から敬意を申し上げたいと思います。  通常の学級に多くの障害のある子供たちが在籍をしているという状況の中で、その一人一人の教育的ニーズに応じた適切な教育的な支援...全文を見る
○仁比聡平君 やっぱり抜本的な教育予算の増額が必要だということかと思うんですね。  本当は安西公述人にここで伺いたいんですが、先にちょっと大内公述人に伺ってからというふうにさせていただきたいと思うんですけれども、浅野公述人の御友人が今日午前中に集められた声があるという資料がある...全文を見る
○仁比聡平君 別の点なんですけれども、先ほど御意見の中で、政府案の第五条「義務教育」の三項についてちょっと伺いたいと思うんですが、いわゆる水準の確保ですね、この「水準を確保する」という条項案にかかわって学力テストの弊害をお話しになりました。  私、出身福岡なんですが、いじめ自殺...全文を見る
○仁比聡平君 その点数至上主義が子供たちにとってどんなふうな影響になるだろうかということについて、例えば競争による、あるいは激しい競争によるストレスが子供たちの成長や発達に大きな障害があるという御意見が強く伺うこともございます。その子供たちにとってどうなのかということについて、も...全文を見る
○仁比聡平君 別のまた角度で、なのになぜイギリスかという問題提起ですね、先ほどの。大変感銘を受けましたけれども、サッチャー教育改革の失敗の原因について、ちょっと時間がなくなってきましたので短めにお願いしたいと思うんですが。
○仁比聡平君 先ほどの御意見の中にはなかったんですが、大内参考人に最後、この国会の審議の中で政府案といわゆる自民党の新憲法草案との関係というのが議論のテーマになって、その中で、自民党案との整合性はチェックをいたしておりますという答弁が政府からなされているんですが、このことについて...全文を見る
○仁比聡平君 安西公述人に、ちょっと時間が短くなって申し訳ないんですけれども、伺いたいと思うんですが、先ほど山岡公述人にも伺いました教育予算の拡充の問題ですね。これ、先ほど他の委員の質問に対しても、倍はというようなお話もございました。本当に抜本的な予算増が、あるいは公的支援の増が...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。