仁比聡平

にひそうへい



当選回数回

仁比聡平の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第169回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  道路整備と特定財源について、今後十年間に道路整備に充てるという五十九兆円の内訳を私は尋ねたいと思います。  まず、大臣、道路の中期計画素案に言う高規格幹線道路、これはどんなものなのかという、分かりやすく御説明をいただきたいと...全文を見る
○仁比聡平君 地域高規格道路、これは、大臣、どんなものでしょうか、地域高規格道路。
○仁比聡平君 環状道路というのも出てくるんですが、これはどんなものですか。
○仁比聡平君 今御紹介いただいたその三つが五十九兆円全体の中に占める割合はどれだけですか。
○仁比聡平君 再度確認ですが、政府・与党合意の五十九兆円の中に占める割合という意味ですね。
○仁比聡平君 おおむねそのように思うというのは私は答弁としては全く理解ができないんですが、五十九兆円はなぜ、五十九兆円の内訳はなぜ割合を説明できないのか、その理由をお伺いしたいんです。
○仁比聡平君 私は、五十九兆円のうちの割合をどうして答えられないのかと聞いているんです。五十九兆円のうちの割合をどうして答えられないのか。
○仁比聡平君 問いにお答えにならないし、私は今の大臣の御説明では分からないんですが、つまり、あれですか、六十五兆円も五十九兆円も積み上げではなくて事業量で示されている、午前中、構想であり目安だというような趣旨の答弁もありましたけれども、そういうことですか。
○仁比聡平君 すべて積み上げているというふうに大臣今答弁されましたけれども、そうではないということが随分明らかになってきているんですよね。  ちょっとその前に、お配りしている資料、これは国土交通省が素案の段階で記者発表資料として中期計画の事業量の内訳を示したものなんですけれど、...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、質問が分かっておられない。三分の一だったら、もうこの基幹ネットだけで超えているじゃないですか。
○仁比聡平君 なら、局長に聞きますが、先ほど冒頭指摘した三つの道路、これはこの表でいうと何割になるんですか。
○仁比聡平君 そうすると、生活幹線ネットや渋滞対策の中にはそれらの環状道路も含めて入っていないんですか。
○仁比聡平君 通告しているのに答えないじゃないですか。三つの大きな道路、これが六十五兆でも五十九兆でもいいですよ、そこの中に占める割合、これは通告しているでしょう。答弁してください。
○仁比聡平君 それは私は納得できないですね。その積算の、算出の根拠を示していただくべきじゃないですか。  この基幹ネットとそれから渋滞対策、これ合わせただけで七割近くなるんですよね。
○仁比聡平君 今の御答弁、きちんと根拠を示していただかないと私は到底納得がいきません。  この表の、続けて聞きますけれど、基幹ネットの単価、これ平成十九年度二・三三兆円、毎年というのがありますが、これはどういう意味ですか。
○仁比聡平君 つまり、今年度やる分を十年間やりますよと言っているだけにすぎないわけです。  生活幹線道路ネットの二千三百区間はどういう意味ですか、大臣。大臣。
○仁比聡平君 積み上げたようにおっしゃるけれども、それは違うでしょう、局長。
○仁比聡平君 単価じゃなくて箇所数を聞いているんですよ。  五千区間ってどうやって選んだんですか。
○仁比聡平君 ならば、その約五千区間をすべて明らかにしてください。
○仁比聡平君 具体的に特定しているのかと聞いているんですよ。
○仁比聡平君 だから、結局、特定していないということでしょう。  政府はしきりに道路整備の課題、必要性があると言うんだけれども、だけれども、課題があると言うんだったら、具体的な要整備箇所を積み上げて、国会にも国民にも明らかにして国民的合意をつくろうというのが当然なんじゃないんで...全文を見る
○仁比聡平君 道路だけ特別扱いを続けるのかということが問われているわけですよね。  大臣、記者会見で一万四千キロについて始終点も全部明らかにされた道路として造る約束をしていると強調したと報じられていますけれども、どういう趣旨ですか。
○仁比聡平君 その一万四千キロはバブル時の八七年、もう今から二十年前の四全総の計画で、必要性、採算性が大問題になってきたものなわけですね。一万四千キロを復活させると、迫る更新時期を前に一気に造ってしまおうと、そういう中期計画なんじゃないんですかね。真に必要な道路とおっしゃるけれど...全文を見る
02月06日第169回国会 参議院 平成十九年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会 第1号
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○仁比聡平君 議長及び副議長の選任は、選挙管理者の指名に一任することの動議を提出いたします。
02月06日第169回国会 両院 平成十九年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会 第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  二〇〇七年度補正予算三案について、災害対策や中国残留邦人への支援などに対して補正予算を組むのは当然でございます。しかし、三案は、以下の三点で重大な問題を含んでおり、反対であります。  第一に、米軍再編関係経費に百七十一億円も...全文を見る
03月18日第169回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、十年五十九兆の道路中期計画で候補路線とされています海峡横断プロジェクトについてお伺いをしたいと思います。  これは、東側から東京湾口、伊勢湾、紀淡、豊予、そして島原・天草・長島、そして関門、この六つの海峡に巨大な橋を更...全文を見る
○仁比聡平君 なぜ計画を中止しないのかと聞いているんです。
○仁比聡平君 大臣、長いですよ。計画をやめるとはなぜ言えないのか。
○仁比聡平君 いや、長い夢だから、だからやめるとここで言えない筋合いのものだといって、長い夢だと今おっしゃったのは自見庄三郎議員がこの議場でおっしゃったんですけれどもね。そういうところにこういう計画の、私、結構根っこがはっきりしているんじゃないかと思うんですよ。  大臣、調査は...全文を見る
○仁比聡平君 そういうことは国会にその法案を提出してからおっしゃっていただきたいと思います。  暫定税率廃止、全額の一般財源化を強く求めて、質問を終わります。
03月21日第169回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず、先日十八日に引き続きまして、海峡横断プロジェクトに関する件を少しお伺いをしたいんですが、冬柴大臣、まずこのプロジェクトに関するこれまでの調査報告書などの私からお願い、要求をしています資料をこの予算の審議中に速やかに御提出...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、関門海峡道路に関する調査会報告書の内容について国交省の認識を今度は局長にお尋ねをしていきたいと思うんですけれども、お手元に資料を一部お配りをいたしました。幾つも聞きたい点があるわけですが、時間の関係もございますので、事業主体をどうするのかの検討内容と地元負担...全文を見る
○仁比聡平君 今御紹介いただいた三つのうち、北九州市道路公社案について少し詳しく伺いたいんですが、まずこの北九州市道路公社というのはどんな公社なのか、その概要を御説明ください。
○仁比聡平君 この公社のホームページなどを拝見しますと、第二若戸道路と呼ばれている道路の事業主体にもなっているわけですか。
○仁比聡平君 いずれにいたしましても、この公社を事業主体とするというこのスキームの場合、この事業費をどのようにして調達をすることになるのか、そしてその際の手続はどのようになるのか、この点も道路局長に御説明をいただきます。
○仁比聡平君 今お話しのように、自治体が債務保証を行ってということが御説明なわけですけれども、確認をしますけれども、有料道路事業としてこれが計画をされているわけですが、その有料道路の場合は補助金というのはありますか。
○仁比聡平君 そうしますと、この報告書では、今日お配りはしていませんが、前回紹介をしたように、総事業費を千五百五十七億を超えるというふうに見積もっているわけですけれども、これを全額、仮にこの公社の案であれば、北九州市が出資ないしはその公社の借入れという形で賄うという、そういうスキ...全文を見る
○仁比聡平君 実際に自治体がつくっている公社の有料道路が失敗して一般財源から数十億円規模の穴埋めをされているという、そういった道路は福岡県下にもございますし、全国にも幾つもあるわけでございます。  もう一つの問題として、関門トンネルの料金の問題について伺いたいと思うんですが、先...全文を見る
○仁比聡平君 いずれにしても、その検討が必要だというふうにあるわけです。  トンネルの建設費の償還、もう終了しているわけで、このトンネル料金を上げるというだけで市民は大変な負担増なわけですね。さらに、公社案では、この需要予測が間違って、交通量、したがって通行料収入が計画どおりに...全文を見る
○仁比聡平君 いずれにしても、こんな巨額の地元負担の調査、検討を国民の知らないところで国交省が進めてきたということが私は許されないと思うんですよ。この検討結果は撤回するべきじゃありませんか、どうですか。
○仁比聡平君 一般に説明されている候補路線、計画路線、調査区間、整備区間、事業着手という、こういう段階で言えば、予備設計などのその議論というのは、これは整備区間指定後に進められるものなんですね。これまでの調査は、都市計画決定などの手続を全く踏まないままにこういうところにまで来てい...全文を見る
○仁比聡平君 こういった調査の根源も、私は道路特定財源の聖域にあると思うんですが、この一般財源化について、十九日の夜に総理が全額の一般財源化も視野に入れ検討していくというふうに発言をされ修正を指示したというふうに報じられているんですが、大臣は何をどう指示され、これをどのように受け...全文を見る
○仁比聡平君 財務大臣、いかがですか。
○仁比聡平君 これ今日の公明新聞ですけれども、全額「一般財源化含め検討」と大見出しで大きく取り扱っていらっしゃるわけですね。これ、大臣、この方向だったらば、道路財源特例法の改正案第三条を始めとしてこれは法案撤回し、そしてこれと裏表になっている中期計画、これも撤回するのが当然だと思...全文を見る
○仁比聡平君 大きく取り上げられていますけれども、全くはっきりしないという話だということが今の二人のお話でよく分かりました。  あくまで暫定税率の廃止と特定財源の一般財源化を強く求めて、質問を終わります。
03月25日第169回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  ただいま議論がありました取調べ全過程の可視化の問題については、私も速やかにこの委員会での民主党案の審議に入ることを改めて求めておきたいというふうに思っております。  今日は、残酷な人権侵害が各地で問題となっております外国人研...全文を見る
○仁比聡平君 あくまで技能移転だというその建前を今もおっしゃるわけですよ。入管局長、もう困ったなという顔を今していらっしゃいますけれども、そういう建前がうまくいっていたなんていうのは言えないでしょう、ここで。  実際には、その下で外国人単純労働者が急速に増大して、特に団体管理型...全文を見る
○仁比聡平君 何言っているんですか。一年間に入国するその数というのは六万人をはるかに超えているんでしょう。八百七十六人ですか。そんな調査をやったからといって、どうして技能移転の検証をやったなんてことを言えるわけ。昨日、レクのときには、厚生労働省、経済産業省それぞれ伺いましたが、そ...全文を見る
○仁比聡平君 中国の対象者の数は。
○仁比聡平君 本当にごくわずかの例を尋ねただけで、まともな検証をしていないんですよね。  政府は、この研修は労基法の適用外だというふうに言ってきました。しかし、実際に日本で働いている、つまり受入れ企業の指揮命令によって労務を提供して、残業代、そういった対価を得ているという実態が...全文を見る
○仁比聡平君 いや、もう一回分かりにくいから聞きますけど、在留資格は確かに研修でしょう。だけれども、実際に例えば労基署が立入調査をした、そうしたら、技能実習生は労働者ですからね、技能実習生と一緒に研修生が全く同じ仕事をしている。あるいは、技能実習生は二年目からそうなんであって、最...全文を見る
○仁比聡平君 現行制度になってからでもほぼ十年なんですよ。九〇年からすればもう十八年もたつんですよね。現実に無権利状態に置かれている実態を直視して労働者としての保護を検討するというのが、私は政府全体の少なくとも責任だったと思う。だけれども、それをずっとしてこなかったことはもう今の...全文を見る
○仁比聡平君 何で答えられないのかと私はやっぱり思うんですけれども、この申入れ書も見ていただきながら私の方で少し紹介をいたしますと、この二十件のそういった相談にほとんどに共通をしているのは、最低賃金違反、強制貯金、そしてパスポートの取り上げなわけです。  愛労連によりますと、こ...全文を見る
○仁比聡平君 私はこれ、今日はもう時間なくなりましたから、引き続き取り上げていきたいと思いますけれども、何とおっしゃいましたか、つまり、建前といいますかね、これがいい制度があって、その中でたまたま起こっているというような、そんな話ではないという、もはやなくなっているということを大...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
03月27日第169回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  一昨日の大臣所信に続きまして、外国人研修生・実習生問題について、不正行為が認められる場合の在籍研修生、技能実習生の保護という角度で幾つかお尋ねをしたいと思います。  一昨日に閣議決定もこの関係でなされておりまして、その中で「...全文を見る
○仁比聡平君 厚生労働省の職業能力開発局長にもおいでいただいておるんですが、今大臣の御答弁もありましたし、私からも、この具体化に当たって今の大臣のようなお考えを是非徹底していただきたいということを要望だけ今日はしておきたいと思います。  それで、お手元に資料を、福島民報の去年十...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、この未払の強制貯金だけで一人九十一万円もあるんですよ。実習生たちは本国で日本円で九十三万円、この保証金を田畑を担保にして借金して払って来日しているわけですね。この未払になっているお金がどれほど大切かと、本当によくお分かりいただけると思うんです。  住み込み...全文を見る
○仁比聡平君 一般論として、青木労働基準局長、賃金確保法の立替払についてちょっと御確認をさせていただきたいんですけれども、外国人労働者であっても日本の労働者と同様に適用されて八割が支給をされる、それは本国に帰国をしていても変わりはないと。それから、強制貯金の分は不払賃金として立替...全文を見る
○仁比聡平君 結局、強制貯金が不払だと、これは預かっているんじゃないという実態というようなことなんかのある場合などは、先ほどのお話でもこれは賃確法の対象になるという趣旨かなと思うんです。勉強またさせていただきたいと思いますけれども、この坂本先生などの調査によりますと、最賃との差額...全文を見る
○仁比聡平君 今私が申し上げたのは、このコクヤンという送り出し機関がこれだけの悪らつなことをやっている。これに対して徹底して調査をして、せんだって入管局長がおっしゃったような厳しい措置をとるということは当然ではないかと思うんですね。局長の決意をちょっと伺いたいと思います。
○仁比聡平君 そこで、こういったやからに縛り付けられてきた青年たちが、先ほどのその立替払も含めて、民事上あるいは労働法上の権利の実現の手だてを取ると。これ、どれだけ大変なことかというのは大臣もお分かりだと思うんですよ。言葉も文化も違うわけですね。外国で本当に心細い。だけれども、自...全文を見る
○仁比聡平君 はい。  この在留期間の申請をどうするのかという点も含めて私よく検討いただいて、一人一人の外国人研修生、実習生が了解ができるように、母国語でその一人一人に説明する文書を作って関係機関から対象になる青年たちに渡すというようなことも是非前向きに検討をしていただきたいと...全文を見る
03月28日第169回国会 参議院 平成二十年度一般会計予算外二件両院協議会参議院協議委員議長及び副議長互選会 第1号
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○仁比聡平君 議長及び副議長の選任は、選挙管理者の指名に一任することの動議を提出いたします。
03月28日第169回国会 両院 平成二十年度一般会計予算外二件両院協議会 第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  来年度予算案には数々の問題がありますが、特に重大な三点を申し上げます。  第一に、首相が言う生活者や消費者が主役となる社会どころか、貧困と格差を一層拡大するものであることです。  小泉・安倍内閣で進められた構造改革路線によ...全文を見る
04月08日第169回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  裁判官の定員増を図る本法案に我が党はもちろん賛成でございます。裁判官あるいは裁判所職員を始めとして、抜本的な増員が私はむしろ望ましい、それこそと思っておりますので、その点で最高裁や関係の部局の方々にエールを心からお送りをしてお...全文を見る
○仁比聡平君 判決は、そもそも本件捜査においては被告人と犯行を直接結び付けるような客観的な証拠はなかったと明確に述べているんですね。にもかかわらず、本件のような捜査手法を選択し、被告人の犯行告白を獲得して、同房者供述によってそれを立証しようという捜査機関に対して、将来における適正...全文を見る
○仁比聡平君 今日は、最高裁の刑事局長とそれから法務省の刑事局長、それから梶木矯正局長とおいでいただいているわけですけれども、ちょっと時間がなくなってまいりまして、最高裁の刑事局長の御認識だけしかお伺いをする時間がないと思うんですけれど、代用監獄という勾留場所で勾留するというのは...全文を見る
○仁比聡平君 今の局長の制度と判断の一般的な基準を述べて済むような話ではないということは、もう局長も恐らく一人の裁判官としてはお分かりなんだと思うんですよね。  私は、自白の強要と冤罪の温床になってきた代用監獄は廃止すべきだとかねてから申し上げてまいりました。この事件を深刻な教...全文を見る
04月09日第169回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、独立行政法人改革につきまして、国から独法への天下り、独法から関連企業への天下りの全面禁止を始め天下りと談合の問題にメスを入れることが肝心であって、市場競争万能主義の下でそれに耐えられるものしか存続を許さないといったような...全文を見る
○仁比聡平君 大臣の前段とそれから最後の、つまり居住者の安定ですね、居住の安定、それからその中での公的賃貸住宅の今後も強まる役割というそこの御認識は私も重く受け止めているわけですが、半ばといいますか後段にちょっと語られました高層化、一般的に高層化がどうこうではありませんが、建て替...全文を見る
○仁比聡平君 つまりそういう状況でやってきているわけで、何か特段ここを攻撃される筋合いは私はないと思うわけですよ。元々公的賃貸住宅という大切な政策なんですから、採算が取れる取れないとはその政策目的はかかわらないといえばそうなんですけれども、収支という面でも今理事から紹介をされたよ...全文を見る
○仁比聡平君 公団住宅の事業、これを売り飛ばすようなものではないというところは、私はもう全く同感でございます。  他の機構の事業については、都市再生事業も始めとして、私自身には抜本的な見直しをするべきところがあるんじゃないかという意見がありますが、これは別途議論させていただきた...全文を見る
○仁比聡平君 今提示をされて話合いが始まっているところなわけですから、今の段階でという尾見理事のお話はそういったものとして受け止めるしかないかなといいますか、今日はそういうふうにお伺いをするわけですけれども、案である以上はこれは変わらないものではないと、だから案なんだと、これは当...全文を見る
○仁比聡平君 門司、若松でいいますと全廃するという提案なんですけれども、これはあくまで変えないということになるんですか。
○仁比聡平君 これからの話合いの次第だということかと思うんですよね。  この協議や理解を十分得るということの重要性について、大臣も昨年十月の私の質問に対して、具体的に転居していただくときには十分に納得していただくと。同意をいただくということはもう必須でございまして、そうじゃなけ...全文を見る
○仁比聡平君 お答えがちょっとなかったんですが、時間がなくなりました。  事業計画を個別に進めていく上で、私は、今大臣がおっしゃられたような趣旨を踏まえる上でも具体化する上でも、居住者はもちろん、自治体、自治会、そういったところとの協議の場を町づくりの観点も含めてちゃんとやって...全文を見る
04月15日第169回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  犯罪被害者は長らく、事件の当事者であるにもかかわらず捜査の行方あるいは判決結果さえ知らされない、そうした形で被害者として当然の要求さえ踏みにじられてきたわけでございます。そのように置き去りにされてきた被害者の裁判関与の在り方の...全文を見る
○仁比聡平君 裁判員制度が五月二十一日に施行されるということが決まったようでございまして、この被害者参加制度の議論の際にも、裁判員制度とそれからこの被害者参加制度、これがほぼ同時に始まることに結果としてなってしまったと。被害者参加制度が先に施行されるということになるのであるから、...全文を見る
○仁比聡平君 この情状証人に対する被害者参加人の証人尋問がどのような事項にわたり得るのかと、これ広範にわたってしまいはしないのかという懸念も法案審議の中で指摘をさせていただいたところなわけです。現実の運用の中で、言わば無用の混乱といいますか、そういったことを引き起こさないためには...全文を見る
○仁比聡平君 この、今の同じ、つまり尋問の申出時期と持ち時間という問題について、被告人質問の場合、まあ被告人質問ですから質問の申出時期という話になるんでしょうが、ここについてはどのようにお考えでしょう。
○仁比聡平君 その被告人質問について、法案の審議のときに問題になったもう一つのテーマに、証拠能力にかかわる争点、分かりやすいもので言いますと自白の任意性。これが公判廷で争われている際に、創設された制度でいいますと、被害者参加人がその証拠能力にかかわる事実関係について問うてはならな...全文を見る
○仁比聡平君 いずれにしても、その制度上、理屈上あり得るかもしれないけれども、それが実際の刑事訴訟の上で無用の混乱をもたらすというようなことにならないように運営が期待されるということかと思うんですね。  最高裁の刑事局長においでいただきました。  この参加制度の具体化について...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。  この規則とそれから実際に実施が始まった後の運用でこの被害者参加人制度というのは本当に厳しく試されていくということになると思いますので、法曹三者の中での協議ももちろん十分行っていかれるのだろうと思いますけれども、国民の声をよく聴きながら具...全文を見る
○仁比聡平君 大臣にお尋ねしたいと思うんですけれども、今お話があったような、そういう当局と法テラスの努力の中で、政治が果たさなければならない役割というのはやっぱり大きいと思うんです。犯罪被害者の皆さんに対する公的支援の在り方というのはまだこれからということだと思うんですね。簡潔に...全文を見る
○仁比聡平君 是非、十分に進めていただけるように、私も努力をしていきたいと思うんです。  最後にもう一問だけ聞いておきたいんですが、そういった公的支援、特に専門家の支援を拡充していく上で、犯罪、刑事司法にかかわる専門家である弁護士の国選の報酬をどうするのかということは極めて重要...全文を見る
○仁比聡平君 はい。是非、大臣に頑張っていただきたいということを強く申し上げまして、質問を終わります。
04月18日第169回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、米軍機の低空飛行と日米合意についてお尋ねしたいと思います。  昨年十二月七日、広島市で午後一時過ぎ、呉市で午後三時ころ、それぞれの上空をジェット軍用機が爆音を響かせ飛行するという事態が起こりました。私の十二月二十七日付...全文を見る
○仁比聡平君 私は現地で、この図面でいいますとちょうど破線が実線になる辺り、ここで目撃者の方に直接お話を伺いました。この方は、雲の切れ間からいきなり米軍機が現れて、まるでエスティマのように大きく見えたとおっしゃっておりましたけれども、鳥肌が立って圧倒されたそうです。機体番号や機長...全文を見る
○仁比聡平君 大臣が今、私の質問といいますか紹介とそごがあるかもしれないとおっしゃったとおりだと私は思うんですよね。つまり、米側は千五百フィート以上ですから最低安全高度を守ったというふうに説明をしたのかもしれないけれども、実際にはこの権現山という山があって、そこよりも低く飛んでい...全文を見る
○仁比聡平君 石破大臣がそのような思いでおられるならなおのこと、この広島の件について、もうしっかり調査をするべきではないかと思うんですね。  参考までにといいますか、元々墜落やガラスが割れるといった物的被害が出なければ、どんな騒音や墜落の恐怖があっても被害ではないというようなお...全文を見る
○仁比聡平君 であれば、本当にしっかりした調査を今からでも行っていただきたいということを改めて強く求めておきたいと思うんです。  今大臣からもございましたけれども、県知事、市長、それぞれの抗議文も米軍側に出されているんですが、今日までのところ、アメリカからはなしのつぶてというこ...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣、そういうことなんですよ。十二月七日にこの飛行が起こって、もちろん地元は大騒ぎになっているわけですね。つまり、正体不明なわけですよ。岩国じゃないということになったら、一体どこの飛行機なんだと。その時点では米軍機であることも分からないわけですから、まるで正体不明...全文を見る
○仁比聡平君 いや、岩国の部隊に確認したら自分のところの部隊の所属機は飛んでいませんよというのはそれは分かるでしょうが、管制コントロールを岩国基地がやっておるわけですよね、そしたらそこのレーダーには映っているでしょう。まさか正体不明機だったら、そこを飛んでいるはずがないわけですか...全文を見る
○仁比聡平君 高村大臣はこの日米合意が成立したというか、実ったときの担当大臣で、たしか、違いましたですか、であったかなというふうに私は思っていたんですが、もう一度聞いてみたいとおっしゃった今の答弁、大変重いと思うんですね。運用だから分からないでいいんだという話になってしまうと、米...全文を見る
○仁比聡平君 市民感情からしても断じて容認できるものではないという、この市の抗議文というのは私は大変重いと思うんですね。考えられるという際に、そのことをよく考えていただきたいと思います。  この件について様々伺いたいことがまだあるわけですけれども、時間がございませんので、この市...全文を見る
○仁比聡平君 高村大臣。
○仁比聡平君 その守ってもらわなければならないものを守っていないという事態が私は相次いでいる、繰り返されてきているということを今日申し上げたつもりでございます。  日米合意の後、低空飛行は減るどころか合意違反がこれほど繰り返されてきている。それは合意そのものに実効性がないのでは...全文を見る
○仁比聡平君 実態調査と低空飛行の中止、そして地位協定の抜本的な改定を強く求めて、今日は質問を終わります。
04月23日第169回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  昨年秋に、阪神・淡路大震災以来の悲願でありました住宅本体の再建への公的支援を中心とする被災者生活再建支援法の歴史的、画期的改正が実現いたしました。そこで今日、私は、原点と言ってよい阪神・淡路の被災者が十三年を経てなお抜け出せな...全文を見る
○仁比聡平君 ひょうご福祉ネットワークという被災者支援の市民団体があるんですけれども、阪神・淡路以来、ずっともう十三年間、今も生活相談、法律相談の活動を続けていらっしゃいます。本当に貴い活動だと思いますけれども、このAさんのような相談が今も後を絶たないわけですね。  もう一人、...全文を見る
○仁比聡平君 大臣が今おっしゃった阪神・淡路十三年のその陰、被災者の苦しみの部分にしっかり私たちが目を向けて、その解決のために今政治の役割を果たすということが私は今求められていると思うんですね。  この災害援護資金の問題でお尋ねをしますと、こうした方々が生活保護を受給しながら返...全文を見る
○仁比聡平君 弔慰金の債務免除にかかわる法十三条というのがございまして、そこには今厚労省審議官がお答えになったように読めるような字句が書いていないわけではないんですよ。だけれども、この弔慰金というのは被災者の支援のために苦労をされて議員立法で作られたものというふうに伺っております...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  私は自治体も苦労していると思うんですよね。こういう被災者を前にして、国から三分の二ですか、補助金が出ていますから、これは返さなきゃいけないということになってきて、自治体の担当者は、払えない被災者に取り立てなきゃいけないという、そういう立場...全文を見る
○仁比聡平君 国に聞く耳を持っていただきたいということを申し上げておきます。  終わります。
04月28日第169回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、弁護士として、また党国会議員団ハンセン病問題プロジェクトチームの事務局長として、ハンセン病問題の早期全面解決のために活動をしてまいりました。今日は、ハンセン病療養所の将来について舛添大臣の認識と決意をお伺いをしたいと思い...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、まず切実な医師の確保についてお尋ねをいたします。  ハンセン病療養所は、かつては療養所とは名ばかりで、患者を強制収容する施設でございました。戦後も、特効薬プロミンの獲得闘争を始めとして、全患協、今の全療協を中心とした激しい要求闘争によって医療の保障を少しず...全文を見る
○仁比聡平君 せめて定員の確保はと、充足をというのは、これは当然の要求だと思います。施設長協議会の要望書を拝見しましても、国立十三療養所は、入所者を守る福祉、医療、看護に関して新たな問題をはらみ、それらが重大な危機に進展しつつあるというふうに述べていらっしゃるわけですね。少し紹介...全文を見る
○仁比聡平君 医師だけでなく、職員の拡充が私は必要だと思います。特に強制隔離政策によって家族とふるさとを奪われ、社会復帰が極めて難しい入所者の重篤な後遺症と高齢化、その中でその方々との信頼関係の醸成に療養所の職員は特段の努力を重ねてこられました。入所者からは、生涯この職員さんたち...全文を見る
○仁比聡平君 職員の多くを占めます賃金職員について少しお尋ねをいたします。  先ほど患者作業のことを少し申し上げましたけれども、隔離政策の下で療養所とは名ばかりだという声がありました。少ない職員に代わって入所者があらゆる作業をさせられてきたわけですね。患者さんの看護や介護、そし...全文を見る
○仁比聡平君 私も、賃金職員の皆さんがそういった不安定な雇用条件や、あるいは最近、賃金も含めた労働条件の悪化という事態やその懸念というのがある中でも、それがある中でも入所者のことを最優先に考えて必死に努力をしてこられているというふうに私も思います。だからこそ、在園保障を十全ならし...全文を見る
○仁比聡平君 施設長協議会の要望を拝見をいたしましても、例えばこういうくだりがございます。定員職員と賃金職員との区別なく同様の業務を担っている職場が多いため、定員職員数の急激な減少及び賃金職員から定員内職員への採用の機会が閉ざされることによって士気の低下あるいは入所者を守る福祉、...全文を見る
○仁比聡平君 必要な人員は国の責任で予算、人員の獲得に当然努力するということが、とりわけこの国立ハンセン病療養所において国の責任として求められていると私は思います。入所者は隔離政策の下で、そこでしか生きる場所がないという状況になり、そして高齢化しているわけです。その入所者が、余生...全文を見る
○仁比聡平君 大臣の答弁の前に、今局長から自治会との合意の上でというお話で、この今年の減便そのものは自治会もいろいろ協議をしてきたところだというのは私も承知をしておりますけれどもね。ただ、その理由について乗る人が少なくなったからというお話については、私は全く納得がいかないですよ。...全文を見る
○仁比聡平君 先ほど大臣も、各地の療養所をじかに訪ねたいというふうにおっしゃられました。私は、この大島の船、実際にお乗りになって、この離島の療養所がどんな隔離政策の苦しみを経てきたのかということを御自身で体験をしていただきたいと思うんです。  時間がなくなりましたけれども、大島...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。
05月08日第169回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  数えてみましたら、志布志事件の徹底検証と取調べの可視化というテーマで私が本委員会で質問させていただくのは今日で五回目ということになりまして、まだまだやらなければならないなと、今日午前中の当局の答弁を伺っていて思っておりますし、...全文を見る
○仁比聡平君 私がお尋ねしているのは、調書がここ出されているが、それ以外に録取をしたことはあるのかということなんですけれども、お答えがないんですよね。  全部で、先ほど松野先生からもありましたけれども、七十六通の調書が作られている。これだけ執拗な接見内容の聴取が行われて、私が知...全文を見る
○仁比聡平君 違法な弁護活動がある場合などというお話が、この接見国賠訴訟を通じて捜査妨害的行為という言葉で議論になっているわけですよね。この検察官ないし鹿児島地検あるいは鹿児島県警が弁護人による捜査妨害的行為が行われていると判断した具体的な根拠は何ですか。
○仁比聡平君 弁護士がその職務と専門性、立場において否認を勧めたら捜査妨害ですか。
○仁比聡平君 だったら、なぜ捜査機関はその体制を取って、網羅的に、弁護人と被疑者が接見をしたらその内容を調べなさい、調書化しなさいと。何でそんなことをする必要があるんですか。
○仁比聡平君 個別の供述にかかわるって、実際やっているのは、捜査機関として主任検察官が指示を出し、県警の主任もこういった組織としての指示を出して、本部会議で徹底してその体制を取っているわけでしょう。  一体何でこんな体制を取る必要がありますか。こんな体制を通常すべての事件で検察...全文を見る
○仁比聡平君 であれば、なぜこんなことがこの事件において行われたのかということを徹底して検証しなければ、私は、刑事局長、申し訳ないけど、秋霜烈日が泣くと思いますよ。  警察庁、どうですか。
○仁比聡平君 この判決は、弁護人の捜査妨害的行為など一切否定し、逆に弁護権の行使として当然のことであるという認定をしているわけですね。捜査妨害どころか、捜査機関の描いた構図こそがあり得ない虚構だったんですよ。  指示が出された五月下旬、今警察庁刑事局長の御答弁に図らずも出てきた...全文を見る
○仁比聡平君 その判示の言っている、判決の言っている特段の事情というのは一切認められていないわけですよね、この件について。  私が大臣に尋ねたのは、なぜそんなことが行われたんでしょうかというその捜査機関の目的、意図、ねらいですよ。私は、無実の人々を犯人と決め付けて、科学的で地道...全文を見る
○仁比聡平君 別の角度で聞きますけれども、続けて。  この判決文の中に、百六十六ページになりますけれども、藤元いち子さんという元被告人の方が弁護人に対して、〇三年の六月十一日の午前九時十分ころ、つまみはオードブルということになっている、だれかが刺身も出したと言っているらしい、刑...全文を見る
○仁比聡平君 そのような答弁をこれまで警察庁はしてきたわけですけれども、捜査機関は六月四日に、中山県議を逮捕したその日に同窓会名簿を押収しております。これは事実でございます。買収会合に中山県議が自ら出席したというのが捜査機関の構図ですから、その証拠の分析は重要だったと考えるのが当...全文を見る
○仁比聡平君 それは違うという重大な証言があり、警察官の内部告発まであるわけでしょう。こういった事実がある以上、そんなあやふやな答弁でこの委員会が終わるわけないじゃないですか。  委員長、この点について警察庁に、改めて調査の上、報告を委員会にさせることを是非御協議をいただきたい...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、こういったアリバイの認識時期、そして自白の採取過程、接見妨害の問題も含めて再度調査し、検証をし直すべきでございます。  最後に指摘だけしておきますが、資料に平成十九年の十二月二十五日の最高裁決定を引用しておきました。これは、証拠開示命令に関して警察庁が捜査員...全文を見る
05月12日第169回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  若林大臣、お久しぶりでございます。  有明海漁業の再生について、まず大臣、有明海のアサリは四月から五月にかけて子を産む、これ地元では種を出すというような言い方をするそうなんですけれども、これ大臣、御存じでしたか。
○仁比聡平君 諫早湾内の小長井の漁民、それから湾口の大浦の漁民にせんだって伺いまして尋ねたところ、この諫早湾のアサリの種子ですね、これかつては売るほど生まれていました。諫早湾干拓事業の前は、この自然に生まれる種子に加えて六月から七月の初夏に稚貝をまいて、翌年の二月から五月、六月に...全文を見る
○仁比聡平君 今、大臣がお触れになった佐賀の有明水産振興センターの調査、これについては委員会に提出を求めたいと思いますが、局長、よろしいですか。
○仁比聡平君 そう大臣おっしゃいました。
○仁比聡平君 いやいや。大臣が今答弁の中でお触れになったから委員会に出してくださいと言っているんです。
○仁比聡平君 大臣、今の答弁メモの読み違えなのかもしれませんけれども、御答弁は私はちょっといただけないです。他の判断によってというのは一体どういう意味なんですか、大臣。大臣。
○仁比聡平君 大臣、それ私の質問と違うじゃないですか。
○仁比聡平君 大臣、私の質問に正面から、答弁メモの朗読ではなくてお答えいただきたいと思うんです。  他の判断によって確認されたとおっしゃるからその根拠を尋ねたんですけれども、今大臣がおっしゃったのは短期開門調査に向かっての農水省としてのシミュレーションの話なんですよね。  私...全文を見る
○仁比聡平君 そのような具体的な根拠、データを持っていないということ自体が驚きじゃないですかね。  干拓事業について私と局長は立場は違うのかもしれませんけれども、だけれども、有明海漁業の再生、これは政府にとっても重要な政策課題なんじゃないんですか。そうなら、一か月の短期開門でも...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、有明海の漁業を再生させたいというのは、これは農水省も同じ立場なんだと思うんですよね。で、その兆しがここにあったっていう声があるなら、それを受け止めるのは私は政府の責任だと思うんですよ。今大臣の答弁の中にあった、アサリのへい死率の調査というお話がございました。こ...全文を見る
○仁比聡平君 実際にそういった中で、農水省は、〇〇年から〇一年にかけてのノリ大凶作の後に、短期、中期、長期の開門調査を求めたノリ第三者委員会の中長期開門調査、これをできないというふうに言い続けてこられたわけです。この点について、ノリ第三者委員会の会長をお務めになった清水誠東大名誉...全文を見る
○仁比聡平君 今、大臣が中長期開門調査ができないという理由をまた繰り返して述べられたわけですけれども、私が言っているのはそうじゃないんですよね。大臣の今の答弁の中にもありましたけれども、有明海の漁業再生の道筋を漁民、漁業者と話し合って具体的に考えていきたいとおっしゃるし、そのため...全文を見る
○仁比聡平君 時間が参りましたけれども、もし要件を満たしていなければ、農業生産法人としての資格が疑われるということになれば、選考の取消しを含めて私は整理がされるべきだと思うんです。  この干拓地の営農についてはリース方式という異例の方式が取られて、その事業のために長崎県が、県公...全文を見る
○仁比聡平君 谷川政務官にこの経過についての関与をお尋ねしたいと思いましたけれども、時間が参りましたので今日は終わらざるを得ません。  以上で終わります。
05月16日第169回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず、要介護認定者の障害者控除についてお尋ねしたいと思うんですけれども、私どもは、家計に対する税や保険料の負担が厳しさを増す中で、障害者手帳がなくても六十五歳以上の高齢者で障害者に準ずると市町村長などが、認定を受けた方は障害者...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、厚生労働省に改めての確認になるんですけれども、お願いしておきたいんですが、寝たきりでなければ障害者控除を受けられないというようなものではないと、この制度は。いかがでしょう。
○仁比聡平君 例えば身体障害者に準じる方で考えますと、例えば障害六級というのは一下肢の足関節の機能に著しい障害がある場合というようなことになろうかと思うんですけれども、つまり、寝たきりというような重度の身体的な障害やあるいは認知症というような状況でなくても、この障害者に準ずるもの...全文を見る
○仁比聡平君 六十五歳以上の高齢者ということになりますと、介護保険法上の要介護認定を受けていらっしゃる方も多くおありで、制度としては、これは違う別の制度ということですけれども、現象的には重なるところもあるわけでございます。  これまで国会で、厚生労働省から、要介護認定に係る情報...全文を見る
○仁比聡平君 そういたしますと、この障害者控除の認定に当たって、私、ちょっと相談を受けたことがあるんですけれども、医師、ドクターの新たな診断がないと受け付けてもらえないというようなことが本当にあるのかという相談を受けたことがあるんですけれども、新たなそういったドクターの診断が不可...全文を見る
○仁比聡平君 ですから、私が申し上げているのは、その医師の診断、新たに医師の診断をすることを不可欠とするというようなものではないでしょうと、医師の新たな診断がなければ全国どこでもあり得ないという制度の御理解ではないでしょうということです。
○仁比聡平君 はっきり答えられないんですけど、医師の診断は不可欠なんですか。
○仁比聡平君 つまり不可欠ではないんですよ。私の度重なる質問にも不可欠だというふうにはもちろんおっしゃらないということで、うなずいていらっしゃいますから、もうこれ以上、何かその答弁メモがそれ以上動かないのであれば仕方がないからもうこれ以上聞きませんけれども。  そうしますと、寝...全文を見る
○仁比聡平君 今おっしゃられるように必ずしも適切ではないということなんですが、これ実際に私の地元の福岡市の方では、どうもこの寝たきりだけが対象だというような扱いがされているのかもしれないなと思われる気配があって、そうしますと、そもそも申請できないし、申請しないというような悪循環が...全文を見る
○仁比聡平君 業務体質の改善が進みつつあるという御認識を今おっしゃったんですけれども、そうすると、昨年度も一昨年度よりも相談が激増していると。例えば、朝日新聞のその記事によりますと、社によっては倍増しているとか、五倍とかいうようなたしか社もあったような思いがありますけれども、そう...全文を見る
○仁比聡平君 何か渡辺大臣らしくない御答弁ぶりだと、何か委員会室みんな思っている感じがするんですけれども、もっとずばっとおっしゃるんじゃないんですか、渡辺大臣、いつもは。何だかどうしてこの問題になると、まあ今日は一連そういう感じもするんですけれども。  相談者といいますか、契約...全文を見る
○仁比聡平君 歯切れが悪いですね、本当に。  少し具体的にお尋ねします。  この保険契約は、法律的には付合契約の典型というふうに言われておりまして、これはつまり、契約の内容が一方当事者によって事前に作成され、その契約内容で契約を締結するかどうかのみをもう一方は選択することしか...全文を見る
○仁比聡平君 誤表記っておっしゃるけど、ちょっとびっくりしますね。  今生保とおっしゃったのは、金融庁のホームページに出ている発表資料によりますとアリコジャパンですね。元気によくばり保険という保険の広告を一般日刊紙に出しておられるんだが、ここでは、あたかもがんに診断された場合に...全文を見る
○仁比聡平君 大臣がここでその答弁メモをお読みになっても、それだけではこういった事態は、現場の事態、市場の事態はですよ、これは変わらないじゃないですか。そういった不当、不適正があるというのを実際に摘発して、処分してやめさせるということをきちんと金融庁がおやりにならないということも...全文を見る
05月22日第169回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  大臣、お疲れのところですけれども、この保険法の問題で私いろいろ資料を調べておりましたら、平成七年度の生命保険協会がお作りになられた一般課程テキストというのが出てまいりまして、これを見ますと、業界の共通教育における業界統一カリキ...全文を見る
○仁比聡平君 改善されてきたというふうにおっしゃるんですけれども、それだったらこんなに相談、苦情が激増しますかということなんですよね。  加えて、金融監督行政が、そういった市場あるいは保険企業をつくってきたという、あるいはそういう事態を放置してきたという、このことについての反省...全文を見る
○仁比聡平君 私も、監督行政が極めて不十分で、そのことがこの被害、苦情の激増ということの要因の一端を成しているということを指摘をしてきたわけですけれども、契約法、この保険法が本当に今大臣がおっしゃるような総論の趣旨を具体化したものに実際になっているのかということについても極めて疑...全文を見る
○仁比聡平君 もう少し具体的に聞きますけど、多様化する商品がいろいろありますから、ですから一律に言いにくい部分もないわけじゃないんですが、例えばそれぞれの商品ごとの説明義務、重要な事項の、あるいはそれを証する書面の交付義務、こういったものを契約法の中に盛り込んで、これが尽くされな...全文を見る
○仁比聡平君 百年ぶりの大改正なんですよね。その百年ぶりの改正に当たって、もちろんすべてを書き尽くすことはそれは無理かもしれないけれども、大きな問題を抱えているその分野について、そうした整理をして法案化するという能力は法務省民事局にはあるはずでございます。それをなぜやらないのかと...全文を見る
○仁比聡平君 そういった力関係の下で特段の消費者保護が求められるんだということを否定されるお立場ではないんだろうと思うんですけれども、先ほど、今御答弁の中にあった保険会社の約款の問題で一つ取っても、これ事前に消費者が、どの保険が自分に合うかなといって約款をいろいろ調べるということ...全文を見る
○仁比聡平君 今お話にあったその審議会の各委員や幹事というのは、先ほど御答弁があったように、生保業界を始めとして様々な業界の方々も入っておられるということなんだろうと、もちろん研究者の方もいらっしゃるわけですけれども、ということだと思うんですけれども、諸外国で企業のキーパーソンに...全文を見る
○仁比聡平君 財務省、今の確認だけでございますので、退席いただいて結構でございます。  そういう仕組みと規模の中で、先ほど御紹介したように、ここまで最高裁が言うのかという判決が出ているわけですけれども、だけれども、諸外国の法制度の調査もせずにこうした立法提案をしておられる。この...全文を見る
○仁比聡平君 時間がなくなってしまいましたので、団体定期保険の詳しい話は、金融庁おいでいただいているんですけれども、ちょっと次回に譲らなければならないかなと思うんですけれども、法案との関係で、民事局長にもう一点お尋ねしておきますけれどもね。今、そうした法制は取らなかったというふう...全文を見る
○仁比聡平君 契約をさせられたどころか、そういう契約の被保険者になっていること自体、従業員は全く知らないというそういう事態なんですよ。引き続きこの問題をただしていくということで、大臣も是非お勉強ください。よろしくお願いします。
05月26日第169回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○仁比聡平君 日本共産党を代表して、二〇〇六年度予備費関係五件について討論を行います。  まず、平成十八年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)について、承諾することに反対であります。  その理由は、使用総額の半分近くを占める自衛隊のインド洋派遣経費及び...全文を見る
05月27日第169回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  三人の参考人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。  最初に、原参考人からお尋ねをしたいと思うんですけれども、保険商品をめぐる被害あるいはその相談や苦情が根雪のように存在する上に近年激増しているというそういう状況の中で、政...全文を見る
○仁比聡平君 その相談の激増というのは、つまりこれまで泣き寝入り、あるいは気付かずに本来受けられるべき保険金などを受け取られていなかった方がどれだけいらっしゃったかということの反映のようにも思うわけです。  そういった中で、先ほど、実務や訴訟の中での到達が後退することになりはし...全文を見る
○仁比聡平君 最初の質問は、その約款の件、このほかに特に敷衍してお話をいただける点があればということです。
○仁比聡平君 約款の公開の問題について私はちょっと調べていて、ホームページで主商品の約款を明らかにしているのはわずか四社にすぎないというのを知りまして改めてびっくりしたんですけど、これ公開されれば、先生方やあるいは消費者もじかに見ることもできるし、保険商品がどんなものかというその...全文を見る
○仁比聡平君 福田参考人にお尋ねしたいんですけれども、そういった問題状況の中で信義則的な一般条項の明文化が見送られたことについて、私法上の義務にも連結することを明確にすべきだったのではないかという御意見、私なるほどというふうに思っておりまして、保険契約をめぐっての相談や苦情を参考...全文を見る
○仁比聡平君 もう一点、他人の生命に対する保険の問題で、被保険者の同意について、同意主義に立った上で書面同意を要件とすべきであるというお考えが先ほど示されたんですけれども、保険会社が行う団体定期保険において被保険者証の交付すら今現在なされていないという実務をどう考えるか。  そ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  最後に、小野岡参考人に、保険と共済の区別について考慮されるべき共済の特殊性あるいは理念は何なのかということでこれまで質問があっているわけですけれども、御経歴を拝見しますと、共済やあるいは全労済の運営に関してずっと頑張っておいでだと思うんで...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。
05月29日第169回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  午前、木庭先生の質問の最後に大臣から既に総括的な答弁がなされてしまったような感じなんですけれども、その中でも、金融庁のこれまでの監督行政に対する、厳しいと私言っていいと思いますが、指摘がなされました。前回に引き続いて、まず、他...全文を見る
○仁比聡平君 そうすると、生命保険としての総合福祉型の主契約やヒューマンバリュー特約それぞれについて、前回の審議の中でも御答弁されたでしょう。どういう目的をこの契約は持っているのか、この保険は持っているのかということをお答えになりましたが、これは一体何なんですか。
○仁比聡平君 そうしますと、主契約の方は、これは遺族補償のための保険、これを被保険利益と呼ぶのか呼ばないかは、金融庁はお考え違うのかもしれないけど、これは遺族補償という意味での被保険利益的なものと、そういう理解になるんですかね。
○仁比聡平君 その点もやっぱりあいまいなんですけれども、ヒューマンバリュー特約の方の、お手元に改めてもう一度資料をお配りしていますけれども、ヒューマンバリュー特約によって企業が損失を補てんされるその例というようなことが書いてあるわけですが、代替雇用のそういったコストをてん補すると...全文を見る
○仁比聡平君 企業にとっては、それは従業員が死んだら保険金が入ってくるんですから、その企業の立場、あるいはその商品を、もう二千七百万人という規模の従業員がそこに被保険者となるという、こういう形で商品を売っている保険会社の側、ここにとってみれば、今政務官がおっしゃったように合理性が...全文を見る
○仁比聡平君 よく理解できるという御答弁を私たちはどう受け取ったらいいんでしょうかね。  別の角度でちょっとお尋ねしたいと思いますけれども、これ契約の構造としても、法務大臣、よく私たちが日常的に実感する生命保険とこの団体生命保険というのは契約の構造が大きく違います。  この資...全文を見る
○仁比聡平君 外国の法制の例については、また時間があればお尋ねをしたいと思いますけれども。    〔委員長退席、理事山内俊夫君着席〕  例えば、法制審議会の保険法部会の会議録を拝見しましても、この同意の問題で、今大臣がおっしゃっているのと同じことを審議の委員の中からも声が出て...全文を見る
○仁比聡平君 それは分かっています、政務官。
○仁比聡平君 結局、そういった監督指針での事前の言わば指導ということはやっているんだけれども、現場でそれが本当にやられているかどうか。  先ほど、署名捺印の同意があることを確認するなんというふうな話がありましたけれども、話を聞きますと、会社側が預かっているその印鑑、これをぽんぽ...全文を見る
○仁比聡平君 実際にその監督の中で、検査の中で、この同意というのは実は真意に基づいていないんじゃないのか、あるいは同意していないのに勝手に判こだけ押されているんじゃないのかと、遺族に了知させると言うけれども、了知させていないんじゃないのかと具体的に指摘をした例がありますか、過去に...全文を見る
○仁比聡平君 その指摘、そういった事態を発見して、このヒューマンバリュー特約や団体定期保険のこの在り方に関して何か根本的な解決、打開やりましたか、対策打ちましたか。
○仁比聡平君 大臣、こういう状況なんですよ。  ですから、保険法の趣旨について大臣がおっしゃるようなお考えが仮にそうだとしても、だけれども、この法律を通すというだけで、今の金融庁のこれまでの監督行政が改まるということなんですかね。私は本当に疑問に思いますし、そこにゆだねていいの...全文を見る
○仁比聡平君 それでも、そのヒアリングなんかも含めて公表できる資料がないというふうに、昨日、今日にかけて私は金融庁に確認をしたところでございます。  こういった事態の中で、保険給付の履行期について最後ちょっとお尋ねをしておきますけれども、先ほど民事局長から、保険給付を行うために...全文を見る
○仁比聡平君 何言っているんだ。私がこの申立人やその代理人と何の相談もなく質問していると思っているんですか。  二〇〇五年の十月に申立てをして以来、あなた方はこの書面を受け取っておきながら何の連絡もしていないでしょう。これだけ深刻な事態を保険契約者、被保険者に対してもたらしなが...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、保険法案及び保険法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案、両案に対する反対の討論を行います。  反対理由の第一は、政府が本法案の最大の柱とする消費者保護の内容が、現に生じている甚大な消費者被害の解決には遠く、国民の期待と懸け離れている...全文を見る
06月03日第169回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  この取調べ全面可視化の民主党案の審議入りを私どもも強く速やかにということを今国会冒頭から、あるいは先国会から求めてきておりまして、その意味でも今日のこの実質審議入りというのは大変歴史的な意義が深いものだというふうに思っておりま...全文を見る
○仁比聡平君 そうしますと、これから試行されるというその取調べの場面も、これは当然、何というんですかね、リハーサルではなくて現実の事件の中で試行されるわけですから、当然、その事件の供述証拠の採取過程にかかわるお話なわけですけれども、そこについて取調べの機能は損なわれないと、録画、...全文を見る
○仁比聡平君 ちょっと端的に聞きますけれども、試行の中ではどこの場面をどういった判断によって録画、録音をするというふうに決するわけですか。
○仁比聡平君 先ほど民主党の先生の質問の中でも出ましたけれども、今の局長の答弁は、心から自白をしているという場面以降の読み聞かせや捺印、そういったところを録画するんだと、そこに限るんだという理解でいいですね。
○仁比聡平君 今の自白をしたというところからしか録画はしないとおっしゃっている点について、提案者のどなたかにお尋ねをしたいんですけれども、調査室の資料の中に、三月の自民党さんのこの問題についての中間提言ですか、というのの資料がございまして、その中に、裁判員制度の下で自白の任意性に...全文を見る
○仁比聡平君 法務省刑事局長に同じ点を尋ねておきますけれども、今、これまで試行してこられた部分的な録画、録音なんですが、これをどの場面を撮影するということにするのかというこの基準やその決し方、これについては、最高検の試行の検証についてという、そのものを見ますと、おおむね二つの類型...全文を見る
○仁比聡平君 大野局長も、これまでのままでいいとは思っていらっしゃらないのかなというニュアンスを今の御答弁の中でも感じるんですけど、もうちょっと拡大していかなきゃいけないんじゃないのかという方向をお持ちなんでしょうかね。どうなのかな。いや、いや、もう答弁求めません、あえて。  ...全文を見る
○仁比聡平君 時間がもう少しになってきまして、最後のテーマになるかもしれないんですけれども、民主党の皆さんの御提案になるこの全面可視化ですね、これがかなったときに、その記録媒体をどのように使っていくのかという、この問題がございます。  私は、取調べの対象となる被疑者のプライバシ...全文を見る
○仁比聡平君 時間が残念ながらなくなりましたけれども、論点をきちんと整理して、現場の実態を、何というんですか、やじの、怒号の飛ばし合いではなくて、きちんと事実としてこの委員会の場にテーブルにのせて、各党いろんな懸念もあるいは国民的な期待もある中ですから、この議論を徹底して尽くすと...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、刑事訴訟法の一部改正案に対して賛成の討論を行います。  我が国の被疑者取調べについては、代用監獄に最大二十三日間の留置、勾留、早朝から深夜まで一日十時間を超えて行われることが多いと指摘をされ、しかも細切れ逮捕、勾留により二十三日間を大き...全文を見る
06月05日第169回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は趣旨説明に続けてこうして実質審議に入っておるわけですけれども、私は今日の実質審議入りには同意できないということを強く申し上げてまいりました。本改定案が修正部分を含めて少年審判廷の非公開原則という少年司法の理念と根幹部分に...全文を見る
○仁比聡平君 はっきりしないんですが、直接の目的ではないと言われますと、間接的にはそれが目的ですとおっしゃっているんですか。  つまり、供述に影響を与えるということを目的だとこの場でおっしゃると、そのことが、裁判官が当該被害者の申出があったときにそれを認めるかどうかというときの...全文を見る
○仁比聡平君 いや、まだはっきりしないんですよね。  不当な影響が与えられるような場合はというふうに今おっしゃったんですけれども、被害者の皆さんの立ち会いたい、傍聴をしたいというその心情にこたえるということだけが制度の目的なのであれば、その同席が少年や他の審判関係者にどのような...全文を見る
○仁比聡平君 少年法あるいは審判のこれまでの理念を損なおうとするものではない、変えるものではないという御趣旨の御答弁だと思いますからこれ以上この議論は避けますが、その井垣元裁判官が整理をされた心情の中で、少年の謝罪あるいは内省ということについてもう少し伺いたいんですけれど、家庭裁...全文を見る
○仁比聡平君 その少年司法の手続が科学的に、それから公表をされずに、審判廷も始めとして手続全体が公開されずに、審判官の適正な裁量や、あるいは科学的な、人文科学的な、あるいは自然科学的な技術者である鑑別技官や調査官などに担われて行われる中で、審判廷が、それも法曹である裁判官によって...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、被害者の方々の御心情にこたえるという意味での修復的司法という問題についても私も深めて聞きたいと思っているんですが、またの機会にこれはしまして、引き続き、なぜ審判廷なのかということを傍聴の許可要件に照らしながら少し伺いたいと思います。  それで、まず最高裁家...全文を見る
○仁比聡平君 容認できない御答弁なんですよね。  犯罪被害者の方々がこれまで置き去りにされてきた、これは尊厳を尊重しなければならないということでいろんな工夫をしなければならないというのはそのとおりなんですよ。一方で、少年審判廷が少年司法の中で果たしている役割を、あるいは機能をど...全文を見る
○仁比聡平君 家庭局長のお立場もございますので、最後、答弁を求めておきますけれども、先ほどちょっと言葉じりとらえたような質問、物の言い方して恐縮なんですけれども、大変シビアな重要な問題だと思って私は確認をしているわけです。  もう一度聞きますけれども、平成十二年の御答弁で示され...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
06月10日第169回国会 参議院 決算委員会 第12号
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○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇六年度決算、国有財産増減及び現在額総計算書の是認に反対、同年度国有財産無償貸付状況総計算書の是認に賛成の立場から討論を行います。  参議院における与野党逆転の下、二〇〇六年度決算は十五年ぶりに是認しないこととされようとしております...全文を見る
06月10日第169回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  これまでにお尋ねのあった点で、川出参考人にはちょっと再度確認のようなお話から入って申し訳ないんですが、先生のお書きになられた資料が調査室の方から私どもの方にございまして、...全文を見る
○仁比聡平君 今、川出参考人からもお話のあった少年の萎縮あるいは少年の心身への被害者傍聴の影響というのをどういうふうに考えるべきか、どういうふうにとらえるべきかという点を角山参考人、それから徳地参考人にも続けてお尋ねをしたいと思うんですけれども。  その前に、川出参考人に一点ち...全文を見る
○仁比聡平君 角山参考人はその辺りどのようにお考えでしょう。
○仁比聡平君 この法改正案は、先生のおっしゃる審判廷に被害者の傍聴を許す場合があるということを要件としても定めていこうとするわけですけれども、私自身の経験からしましても、付添人として付いて、そうしたらその少年の心のうちが分かるものかといえば必ずしもそうではないと。加えて、その少年...全文を見る
○仁比聡平君 徳地参考人に、長い御経験を踏まえた上での少年の心理や心身の状態ということについて今日随分お話をいただいているわけですけれども、私も、昨年少年法の改定問題があったときに調べたことがございまして、徳地参考人を始めとした自立支援施設や、あるいは法務省が全国の少年院を対象に...全文を見る
○仁比聡平君 戻って川出参考人にお尋ねしたいんですが、今、角山参考人や徳地参考人の御意見をお尋ねをして、さらに私としては、審判官が少年の健全育成という理念を損なうことなく被害者の傍聴を許可するという判断を審判前に行い得るのかという点については強い疑問を持っているんですけれども、法...全文を見る
○仁比聡平君 裁判官にもいろんな人がいるというのは私たちは常々経験をしてきていることでございまして、川出参考人がお会いになられた裁判官は理想的な方だったのかもしれないけれども、そうではないという現実にも私たちはたくさん直面してきているわけでございます。  ちょっと時間がなくなっ...全文を見る
○仁比聡平君 あと一分ほどあるんですけど、どういう意味で変わってないという意味でしょうか。
○仁比聡平君 終わります。
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。    〔委員長退席、理事山内俊夫君着席〕  まず、法務省の刑事局長に、被害者傍聴による少年のいわゆる萎縮のおそれについて、少年の心理や性格などについてのどのような御検討の上で法案を提出されたのかについてお尋ねをしたいと思います...全文を見る
○仁比聡平君 私が指摘をしているような科学的な知見に基づく検討というのはなされていないんです。今、局長がおっしゃった意見交換会あるいは法制審も十二月の中下旬からでしょうか、わずか三か月程度という形でなされておりまして、その間に少年の心理や性格、特質あるいは供述心理、そういったもの...全文を見る
○仁比聡平君 衆議院における修正の経過というのは、私は関心を持って見ていたつもりですけれども、その私にとっても全く分からない、まあ水面下というんでしょうか、そういった形で、私は中身は全然分からないままこの参議院での審議を迎えたんですけれども、である以上は、私が申し上げているような...全文を見る
○仁比聡平君 そうしますと、修正の意味は、少年法の理念達成のために相当な場合に認めようという、私が紹介した意見というのはそういう御趣旨の意見だろうと思うんですけれども、提案者の方々としては、その表現よりもより厳しく少年法の理念、健全育成を害させないと、そういう理解で提案されている...全文を見る
○仁比聡平君 今の御答弁を運用に当たられる裁判所は銘記すべきだと私は思います。  そこで、少し話は戻りますが、少年の心理状態をどのように判断するのかということについて少しお尋ねしたいんですが、大野局長も、前回のこの質疑でもそれから今日も萎縮という言葉を御答弁の中でお使いになって...全文を見る
○仁比聡平君 今局長が答弁されたような内容が今日午前中の参考人質疑の中でもちょっと出ましたので、その点、細川先生にお尋ねしたいと思うんですけれども、今の局長の答弁のような場合に限られるんでしょうか。局長は、そのような場合はもちろん問題ですと先ほどの答弁の冒頭のところでおっしゃった...全文を見る
○仁比聡平君 続けて伺いますけど、そのおそれというものをどのように認識すべきであるというふうにお考えですか。
○仁比聡平君 政府案が修正案によって修正されてこの参議院に送られているわけですから、今の細川先生の御答弁で私は納得しているわけではありませんが、その修正の意義というのは、これは政府当局においても、それから裁判所においても当然重いものであるということを改めて申し上げておきたいと思う...全文を見る
○仁比聡平君 今の御答弁を前提としてなんですが、少年に直接裁判官が向き合うのは審判廷の場面でございます。一回で審判が終わるというそういうことも多い中で、その一回目の審判の前に裁判官が少年にそのような影響が起こらないということを判断が可能なのかと。  それはもちろん、調査官やある...全文を見る
○仁比聡平君 私も司法修習生の時代に、今局長がおっしゃったようなカンファレンスに参加をさせていただいたこともございます。実際、そのようなカンファレンスをした上で審判廷に臨んだときに、シナリオどおりに審判を行われるのではなくて、実際にそこの審判廷での新しく得られた審判官の御判断によ...全文を見る
○仁比聡平君 はい。低年齢少年についての十二歳の区別の問題で、昨年、少年院送致下限年齢に関しての改定がなされたときに、大口先生おられますけれども、私ここでお尋ねしまして、政治家としての識見と、それから参考人の方々がこうおっしゃったということ以外に、何か十二歳という線引きの根拠があ...全文を見る
○仁比聡平君 十二歳にどんな根拠があるのかということ。
○仁比聡平君 終わります。
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  本改正案に反対の立場で意見を申し上げます。  長きにわたって置き去りにされ、あるいは証拠の一つや取材源としてしか扱われてこなかった被害者の尊厳を尊重し、その心情を重んずることの具体化は重要な政治課題であり、繰り返し述べてきた...全文を見る
06月11日第169回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、三人の参考人の先生方、本当にありがとうございました。あわせて、災害対策の各分野において大変重要な役割を果たしておられることに心から敬意を申し上げたいと思います。  まず、河田参考人からお尋ねしたいんですけれども、避難...全文を見る
○仁比聡平君 今、政府の取組について、特に海岸四省庁を中心にした取組について御紹介もいただいたんですけれども、自治体のハザードマップとか防災計画などとの関係で今その温暖化問題というのがどのように取り組まれているかという点についてはいかがでしょう。
○仁比聡平君 ありがとうございました。  島崎参考人にお尋ねをしたいんですが、問題意識は共通するんですけれども、震災の危険度に気付かないという国民的な意識というものがある中で、その意識化をどうすればよいのかという点に関して、特に活断層の問題についてお尋ねしたいと思うんです。 ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。  室崎参考人にお尋ねをしたい中心は、基幹的対策としての防災教育の強化という点について特にお話がございましたけれども、学校教育あるいは地域教育、かつての公民館運動などと照らしても、今なかなか、不十分ではないかというような御趣旨でもあったかと...全文を見る
○仁比聡平君 今、最後のところでおっしゃった、地域のそういった取組に研究者、専門家の方々がどのようにかかわっていただけるのかと。そこの窓口を、市民にとってみれば、例えば今日おいでいただいた三先生方に教えていただきたいなんというのは、もう雲の上の存在のようなイメージはありますもので...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。
06月20日第169回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  この度の岩手・宮城内陸地震で亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。  これまで御質疑、御答弁がございましたけれども、私からも、行方不明の方々の捜索や救助、それから河...全文を見る
○仁比聡平君 今申し上げた点についても、大臣に私どもの党としても要請をさせていただいたときにお気持ちも伺っているところでございますが、そうした元の生活を取り戻すというときに、一つは生活の基盤である住まいをしっかり再建するということが何よりも緊要の課題になるということでございます。...全文を見る
○仁比聡平君 生活再建支援法の件については、今の段階では統括官がおっしゃられたような御答弁にとどまるというのは私も理解しているところでございますので、これからの住宅被害の調査、それから実際に住宅の再建を支援するというこの手だてを私どものこの改正の趣旨、精神を生かして是非積極的に取...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。  大臣、せっかくですから、思いがございましたら一言いただければと思います。
○仁比聡平君 終わります。
11月13日第170回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私からは外国人研修生・実習生問題についてお尋ねをしたいと思うんですが、これは、建前は研修あるいは技能移転というふうに言われながら、現実にはパスポートの取上げや強制貯金、あるいは巨額の保証金やその担保のための田畑あるいは保証人と...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、今日は政府所管の公益法人による研修生ビジネスというべき問題について取り上げたいと思うんですね。  厚生労働省政務官にわざわざおいでいただきました。といいますのは、お手元に資料をお配りしていますけれども、厚生労働省の労政担当参事官室所管の社団法人国際労働運動...全文を見る
○仁比聡平君 私、昨日、事前に通告の段階で、たまたま今日、あした、実地検査をする予定だったというふうに事務方の方から伺ったんですけれども、政務官もそんなふうな御説明を聞かれたのかもしれませんが、私が国会で取り上げる今日、あしたに実地検査をたまたま予定していたというのはあきれた弁解...全文を見る
○仁比聡平君 ならばお尋ねをしたいと思うんですが、処分は、不正裁定はこれは今年の春のことなんですよ。厚労省は、あるいは参事官室は、その処分が行われたという事態、つまりおひざ元の公益法人で外国人研修生制度について不正裁定を入管から下されたというこの事態について知ったのは一体いつなん...全文を見る
○仁比聡平君 それでいいのかということを私は今日申し上げたいんです。  つまり、青年たちが、外国人労働者が食い物にされているということがこれだけ大問題になり、法務大臣も冒頭基本的な認識はお示しになられたわけですけれども、実際には事業はほとんどこれ認可されると、これ県だったり経産...全文を見る
○仁比聡平君 この支部を称する企業がどういう事業者かということで、私のところに直接御相談がございます中日本統括支部というところを御紹介しますと、この支部を称している企業、Tと仮に申し上げておきますが、ここは労働者派遣業を営んでいる会社です。この労働者派遣業を営んでいる会社が研修生...全文を見る
○仁比聡平君 今日調査に入っているところですから、今日のところ政務官としてはそのような御答弁しかできないのかもしれないんですが、その調査の中身についてはこの委員会に御報告をいただけるでしょうか。
○仁比聡平君 もう一点申し上げたいのは、つまり、現場で行われているのは外国人研修生を対象にした労働者派遣事業にほかならないのではないのかという疑いを私強く持っているんですね。その事業をなぜ公益法人を隠れみのにするのか。公益法人ということですぐ私どもの頭に浮かびますのは、優遇税制が...全文を見る
○仁比聡平君 前国会のやり取り以降、特に入管の皆さんの、現場の皆さんの頑張りには私も感謝をしている部分が大変ございまして、事後の不正裁定というここの部分については、今大臣おっしゃられた、もちろんのことだと思うんですね。  今日私が提起をしている問題は、事後の不正裁定はもちろんな...全文を見る
○仁比聡平君 今日初めてそういった御答弁をいただきましたので、よく私も吟味をして今後よく議論をしていきたいと思うんですけれども、そうした見直しを検討していく上でも、こうした不正問題は公益法人であろうがそうでなかろうがこれは同じことなんですけれども、どちらでも同じなんですが、この際...全文を見る
○仁比聡平君 時間がなくなりましたので、最後に大臣ないしは入管局長にお答えいただきたいと思うんですが、先ほどの局長の答弁にありましたように、不正裁定を公表するかどうかということが大きな問題として今の現行の運用にはあるわけですけれども、そこに大きな問題があると私思っているんですね。...全文を見る
○仁比聡平君 まだ不十分だと思いますが、時間が終わりましたので、終わります。
11月17日第170回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず、外国人研修生・実習生問題につきまして、今回、会計検査院の報告では、〇六、〇七、この両年度で技能実習途中の失踪、途中帰国者が約一万二千七百人に上ると、こういう深刻な実態が指摘をされました。厚生労働省も初の実態調査をされると...全文を見る
○仁比聡平君 大臣はお答えにならなかったんですが、社団法人の不正裁定というこの事態についてはどのような御認識ですか。
○仁比聡平君 今日はこの問題はこの程度にとどめて、制度改革の大問題が国会で大きな議論になると、私もその中で申し上げていきたいと思っております。  次に、介護保険におきます財政安定化基金につきまして、会計検査院が改善処置要求を今回出されました。多額の未貸付等基金が発生し、都道府県...全文を見る
○仁比聡平君 続きまして、お手元に資料をお配りしたかと思いますけれども、国民健康保険の資格証明書とそれから保険料の問題について、あとの時間お尋ねしていきたいと思うんですね。  この間、私どもも求めてまいりましたが、実態調査が行われまして、十月三十日に、資格証の交付世帯が全国で三...全文を見る
○仁比聡平君 この通知文そのものを読めば分かるといえば分かるんですけれども、この通知文が正面からすべての自治体に受け止められているんだろうか、理解されているんだろうかという点がいささか私に疑問に思う向きがあるものですから、ちょっと大臣に更にお尋ねをしたいんですが、この緊急的な対応...全文を見る
○仁比聡平君 その点を是非自治体にも周知をいただきたいと思うんですね。  元々保険証というのは、けがや病気になったときに役所に取りにいくものではなくて、そういった病気やけがのリスクに備えて日常的に持っている、だから安心というのが当たり前であって、それが国民皆保険制度の本来の姿だ...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣がおっしゃっていただいたとおり、医療の必要が生じていることを何か示す必要はないんだというお話で、これつまり、少し裏返しますと、市町村で、あるいはその窓口の担当者において医療の必要があるのかないのかということを判断することはそもそもができないということだと思うん...全文を見る
○仁比聡平君 そういった緊急的な対応の趣旨を是非徹底していただきたいと思っております。  それで、先ほどの答弁の中で大臣がおっしゃった、そういった短期保険証の緊急的な発行というような事態に立ち至る前の納付の相談などの問題なんですが、時間がありませんから全面的には伺えないんですけ...全文を見る
○仁比聡平君 きめ細かくその事情を聞いて、つまり特別の事情を聞いて対応しろという、その大臣の趣旨はよく私も分かりました。  私が一年と申し上げましたのは、一年滞納を続けてしまったとき、そのときには保険証の返還を求めると、つまり資格証の発行に切り替えるということが、現場ではこれ義...全文を見る
○仁比聡平君 この問題のもう一つの大きな問題は、払いたくても払えないという方々がこの滞納者の中にたくさんいらっしゃるのではないかということなんですね。私どもは、高過ぎる保険料という問題をずっとこれは繰り返して申し上げてきたわけですが、時間がございませんので、この幾つかの問題のうち...全文を見る
○仁比聡平君 所得の一定の伸びに応じてという、そのところをもう少し伺いたいんですけれども、これ事前の勉強のときに、この表でいいますとこの最高限度額を超えて、まあ本来ならといいますか、この限度額がなければ払わなければならない方々が四%程度になるように日本全体の所得、経済の状況を見て...全文を見る
○仁比聡平君 最後のページの資料を御覧いただきたいと思うんですが、大臣、あります。いや、それのもう一枚次です。これ、昨年、大臣に決算委員会でお示ししたことがございます。これ、福岡市、札幌市で九七年から統計の取れる二〇〇六年までの国保の収入別の世帯構成をグラフにしたものなんです。奥...全文を見る
○仁比聡平君 時間がなくなり、終わりましたので、もうこれ以上できないんですが、実態調査は是非やっていただきたいと思うんですよ、その議論の前提として。  大臣が御答弁の中で五分五分と言われましたが、国の負担あるいは公費の負担というのは、これは大きく減らされてきていると私は申し上げ...全文を見る
11月25日第170回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  この六月四日の最高裁判決なんですが、これ大臣も御覧になったかと思うんですけれども、この判決が言い渡されたときの当事者の子供たち、本当にうれしそうな笑顔の映像、ニュース、御覧になったんではないかと思います。  この子たちもそう...全文を見る
○仁比聡平君 そうした法案を提出をしておられる大臣として、お一人の政治家として、この最高裁の事案の当事者となった子供たち、あるいは同じような、今後この法改正によって国籍を取得し得る子供たちに対してどんな思いでいらっしゃいますか。
○仁比聡平君 大臣が情において忍びないとおっしゃった、それが私は政治家としての大臣のお気持ちだろうと思いますし、にもかかわらず、これまで法務省、国がこの規定が合憲であると主張をして最高裁まで争ったという、ここが最高裁によって言わば断罪されたというところに私は画期的なところがあるん...全文を見る
○仁比聡平君 いや、局長、詳しいじゃないですか、やっぱり、さすがに。これまで国会で衆議院の審議も通じてこうした議論を余りされてないと思いますので、私、是非続けてさせてもらいたいと思っているんですが。  今局長が御紹介をいただいたような判断枠組みを最高裁が採用したということについ...全文を見る
○仁比聡平君 確かに運用上はいろんな配慮がされているが、法的には違うわけですよね。  その国籍が、判決は続けてこう言うわけですね、「子にとっては自らの意思や努力によっては変えることのできない父母の身分行為に係る事柄」によって左右されていいのかという問題だと思うんですよ。この点に...全文を見る
○仁比聡平君 判決は、「父母の婚姻により嫡出子たる身分を取得するか否かということは、子にとっては自らの意思や努力によっては変えることのできない父母の身分行為に係る事柄である。」と。そのとおりなんですよね。  子供は子供として一人の人格です。その親の結婚するしないということによっ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  自由権規約あるいは児童権利条約は、児童は出生による差別を受けない、児童は国籍を取得する権利を有すると定めておりますし、児童権利条約は更に、児童が無国籍となる場合を含めて国籍を取得する権利の実現を確保するというふうにございます。女子差別撤廃...全文を見る
○仁比聡平君 更にこの点についてよく深めていきたいと思うんですが、時間ありませんから、最後に、この最高裁判決の文脈で、先ほど来テーマに上がっています偽装認知ですね、これ判決では仮装認知という言葉を使っているんですが、最高裁がこの点についてどう考えたのかということについてだけ最後確...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、婚姻要件のあるなしと仮装認知というのはこれは関係ないという話だと思いますので、(発言する者あり)えっ、違いますか、今の話そうなんじゃないですか。
○仁比聡平君 つまり、高まるとも高まらないとも言っていないんですよね、判決は、ということだと思いますので、もし、後でよく勉強して、またあれば次回にお尋ねしたいと思います。  ありがとうございました。
11月26日第170回国会 参議院 本会議 第10号
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○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、麻生総理並びに関係大臣に質問いたします。  年の瀬を前にして、今、国民生活と経済は危機に立たされています。  二〇〇七年度決算の最大の特徴は、国民には定率減税の全廃だけでも一・七兆円の庶民増税、さらに社会保障予算の二千二百億円削減を押...全文を見る
11月27日第170回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。お二人の参考人、本当に今日はありがとうございます。  私からも、まず、奥田参考人に今回の最高裁判決の意義についてまずお尋ねをしたいと思うんですが、立法府の裁量の範囲とその制約原理をどのように考えるのかということについて、今回の最高...全文を見る
○仁比聡平君 さらに、奥田参考人、今回の最高裁判決が国際人権規約B規約あるいは児童の権利条約について触れているわけですけれども、この点は先生はどんなふうに受け止めていらっしゃるでしょうか。
○仁比聡平君 そうした形で、先生のお言葉で言えば間接的に適用したと、間接的にでも適用したというところの重みを私ども受け止めたいと思うんですけれども。  この婚内子と婚外子の区別について、これが、父母の婚姻が子の意思や努力によって変えることができない事柄であるという判決がございま...全文を見る
○仁比聡平君 遠山参考人に一点だけお尋ねしたいんですが、実務家として、DNA鑑定の義務付けの問題について実務的には厄介なことを抱えることになると冒頭の陳述でおっしゃったと思うんですけれども、この厄介さというのをどんなふうにお感じになっていらっしゃるか、教えていただけませんでしょう...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  我が党は今回の改正案に賛成でございます。  今回の改正案は、日本人の父から生まれた子でありながら、これまで日本国籍を取得できずに、いじめや差別を受けて、あるいは基本的人権の保障などを受ける上で重大な不利益を被っているという、...全文を見る
○仁比聡平君 その部分の最高裁判決を改めて紹介をしておきますけれども、「仮装認知がされるおそれがあるから、このような仮装行為による国籍取得を防止する必要があるということも、本件区別が設けられた理由の一つであると解される。しかし、そのようなおそれがあるとしても、父母の婚姻により子が...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、現行法の婚姻要件、これが偽装認知防止の要請との関係で必ずしも合理的関連性を有するものとは言い難いというふうに最高裁は多数意見で判断をしているわけです。  今日、他の先生の御質問に対する答弁で、この婚姻要件がどのような役割を果たしているのかという議論がありま...全文を見る
○仁比聡平君 私も懸念があることそのものを否定しようというつもりはないんです。私も、偽装認知や、あるいはよく指摘をされているようなブローカーあるいはまがいのそういった違法というのは、これは正すべきだと思っております。ただ、そういった懸念がどれほど具体的な事実によって、いわゆる立法...全文を見る
○仁比聡平君 入管の在留管理との関係でのお話がもう一つの点なんですけれども、先ほどのお話でいいますとね。在留資格との関係という御答弁だったんでしょう。違いますか。
○仁比聡平君 ですから、入管の摘発事例との関係で、婚姻の実態があるかどうかがそういう意味では問題になり得るのであって、届けの段階では、区役所に婚姻届を出すときに一緒に暮らしているかどうかを区役所の窓口、確かめないじゃありませんか。違いますか。
○仁比聡平君 過去の偽装認知と言われる件数が三件だというのは先ほどから御答弁があっているとおりなんですが、違いますか。でしょう。ですから、そういった中でどういった偽装が婚姻要件と結び付いているかということは、これは具体的なケースや事実としてはなお明らかではないと私は思うんですよね...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、婚姻要件が現行法に存在することが偽装を防止するために極めて重要な役割を果たしているということが具体的なケースにおいて明らかであるというのであれば、これを削除するという今回の改正案が、この偽装との関係で改正案そのものが議論されるというのもあり得ることかと思うん...全文を見る
○仁比聡平君 これまでの御答弁でいいますと、その中で犯罪性を認識するということがあれば捜査機関との連携をするということかと思うんですが、いかがですか。
○仁比聡平君 そうした法務局での取組は、これちょっと理屈っぽいですが、法律に基づく行政行為、その中での言わば法の適用に当たっての事実認定の問題だというふうに私は理解したんですが、そのとおりでしょうか。
○仁比聡平君 その審査に当たって、もちろん今回問題になっています偽装認知を防止するという、この角度はお持ちになるのが当然だと思うんですが、元々国籍取得という重要な法的地位にかかわる事実認定なわけですね。この事実認定において、真実の認知が保護されると。真実の認知が排除されることは本...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、DNA鑑定を義務付けるか否かという問題がございまして、これも今日いろんな形で局長から御答弁があっているんですが、改めてDNA鑑定を義務付けることは非常に難しい問題だといった御答弁をこれまでしておられると思うんです。その理由を少しまとめてもう一度御答弁いただき...全文を見る
○仁比聡平君 衆議院の答弁を拝見をいたしますと、今おっしゃられた点に加えて、現代の科学水準に合わせたきちんとした鑑定ができているのか、あるいはだれだれが鑑定したとなってはいるがそれが偽造ではないか、そういったことが窓口では判断できないという問題があるということ、あるいは鑑定に相当...全文を見る
○仁比聡平君 この国籍取得届が要件を満たすかのこの事実認定において、Aという証拠がなければ、要件がある、要件事実が存在するということを認定しないという、ちょっと専門的な用語で言うと法定証拠主義と言うのだろうと思うんですけれども、つまり、この件に照らしますと、DNA鑑定がなければ要...全文を見る
○仁比聡平君 加えて、不誠実な父親ということを考えたときに、検体の入手がその子供あるいはその法定代理人である母にとっては不可能であると。実際に日本人の父との間に生まれた子であるんだけれども、間違いないんだけれども、だけれども今その日本人父から検体を入手するということは不可能だとい...全文を見る
○仁比聡平君 そういった意味では、国際人権法の言葉で言いますと、国籍を取得する権利あるいは国籍の重要性ですね、これをしっかり保障する、受け止めるということと、それから偽装を防止するということと、これ大変大事な取組が現場で行われるということになると思いますし、これが人権侵害的な形で...全文を見る
○仁比聡平君 最後に局長にお尋ねしたいと思うんですが、今日も、例えば胎児認知の問題をめぐって、現行法、つまり今回改正対象になる以外の部分の条項について、現行法以上に要件を付することもあり得るのではないか、どうなのかといった議論もあったんですけれども、これは国籍の重要性やあるいは国...全文を見る
○仁比聡平君 あるいは、胎児認知も届出を要するか。
○仁比聡平君 終わります。
12月15日第170回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  年の瀬を迎えて大失業と中小企業の倒産が相次ぐ中で、私ども日本共産党は雇用と中小企業を守るための緊急対策を政府に強く求めてまいりました。まず、中小零細業の苦境について麻生総理の認識をお伺いしたいと思います。  大分県の別府では...全文を見る
○仁比聡平君 深刻な消費不況がこういう形で急速に広がる中で、麻生総理もすべての業種がという御発言なんですね。けれども、緊急保証にまだ穴が空いたままと。網に穴が空いたままでどうしてセーフティーネットになるのかということなんですけれども。  総理の御地元の筑豊で園芸資材の製造卸をや...全文を見る
○仁比聡平君 そうした検討をしていただいて、速やかに私は業種をこの指定をもう外す、すべての業種を対象にするということが今本当に緊急に求められていると思うんですね。  大体、中小零細業者にとってこの保証協会の保証付き融資というのが命綱なんだということを政府はどのようにお考えになっ...全文を見る
○仁比聡平君 黒字倒産もそうですけれども、日本の事業所数で九九%、雇用労働者数では七割をこの中小企業は担っているわけで、この皆さんのところに本当に必要な資金が行き渡るという形にしていくことが、政治の今本当に緊急に求められている責任だと思うんですね。このことを指摘を申し上げて、この...全文を見る
○仁比聡平君 よろしくお願いしたいと思います。  緊急保証の条件があるのに審査が間に合わずに倒産に至るとか、あるいは実際に保証が受けられないとかいう形で倒産に至るような事業者を一人も出してはならないと私は改めて思います。我が党は、こうした方々が皆、年を越していくことができるよう...全文を見る
○仁比聡平君 それは、正社員の採用そのものは派遣先といいますか大企業の方かもしれませんが、そこに至る労働、労務管理というのは現実に派遣労働者を縛り上げていくわけですよ。正社員にどうしたってなりたい、安定した働き方を求めて、非正規であっても、今は悔しくても、半分以下の賃金でも、早出...全文を見る
○仁比聡平君 大臣にもう一点、この九月二十六日付け通達にかかわって確認ですが、そうした考え方で直接雇用への切替えが違法な労働者供給事業と判断されるという場合は、そのクーリング相当期間が三か月を超えているとしても、これは適正なものとは言えませんね。そのときに、この通達では派遣は継続...全文を見る
○仁比聡平君 総理に改めてお尋ねしたいんですけれども、このような働かせ方で四年も五年も働いてきた労働者が今路頭に迷わされようとしているわけです。  我が党に訴えが相次いでいますが、この十二月五日で派遣切りをされて、来月、一月の五日には寮から追い出されようとしている四十八歳の男性...全文を見る
○仁比聡平君 実態を厳しく調査をして正していただきたいということを申し上げて、質問を終わります。  ありがとうございました。