仁比聡平

にひそうへい



当選回数回

仁比聡平の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第174回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平です。  決算に付されています〇八年度の予算は、自民、公明の福田内閣の手によるもので、後期高齢者医療制度を始め、あくまで構造改革路線を強行するものでした。今日は、総理にまず介護の現状について基本認識をお尋ねしたいと思います。  このパネルを御...全文を見る
○仁比聡平君 総理は、これから急激に高齢者が増えていくと、このお話をされましたけれども、私もそれはそうだと思います。けれども、現に、今現在、現場で待ったなしなんだということを今日お訴えをしたいわけです。  介護保障が、だれもが人間として大切にされて老後が生きがいある安心、そして...全文を見る
○仁比聡平君 介護報酬の問題については後ほど聞きますが、質問してないことに答えないでくださいよ。  今大臣がおっしゃった一般世帯で三万七千二百円、住民税非課税世帯で一万五千円というのが利用者負担の上限ですよね。この上限があっても実際には一万円しか払えない、五千円しか払えない、だ...全文を見る
○仁比聡平君 一万五千円では絶対に理解ができないんですよ。  今、保険だからとかあるいは公平感というふうにおっしゃいましたけれども、そうした論理というのは、前の政権が財界の要求にそのままこたえた形で、介護という福祉の分野に応益負担とそして保険原理を持ち込んできた、そういうときの...全文を見る
○仁比聡平君 十分な介護の保障がなされれば、だれもが人間らしく老後を生きていくことができるんですよ。そのことを現場の実践は私は証明していると思います。  ところが、制度の矛盾と負担増が福祉の心を壊しているわけですね。そこを直視しないと、応益負担という構造改革論のそのかなめの部分...全文を見る
○仁比聡平君 日本共産党は、国の責任で安心できる公的な介護を保障すること、介護保険への国庫負担を今の二五%から直ちに五%引き上げ、さらに、かつての五〇%に計画的に戻して、三十八万人が待機する特別養護老人ホームの増設を含めて、保険料を抑えながらだれもが安心して利用できる介護制度にし...全文を見る
03月09日第174回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  核兵器のない世界をという激動の中で、五月にはNPT再検討会議も開かれるわけでございます。世界最初の被爆国として、我が国が人類と核兵器は共存できないという被爆の実相を明らかにしてこそ核兵器廃絶のイニシアチブを発揮することができる...全文を見る
○仁比聡平君 今御説明があったように、この青色の線引きの外で黒い雨に遭った方々には健康診断受診者証さえ交付されずに置き去りにされてきたわけです。同じように土砂降りに降ったのに、例えば広島の湯来町では、狭い川を境に南側は大雨で区域内だけれども、北側は除外されていると。安佐南区の相田...全文を見る
○仁比聡平君 今、長妻大臣が紹介をされたいわゆる宇田博士の調査ですが、これがどんな状況で行われたかというのは大臣御存じですか。
○仁比聡平君 大臣、年代がやや前後していると思うんですけれども、この線引きが指定されたのは七六年なんですね。その七六年にこの線を引いた根拠というのは、宇田降雨図以外にありますか。
○仁比聡平君 この線引きの中に黒い雨の地域があったと、たくさん降った地域があったという材料があったとしても、こうした線を引いたという調査は宇田降雨図以外にはないと、七六年以前は。いかがですか。
○仁比聡平君 大臣も宇田降雨図以外に線引きの根拠はないということをお認めになりました。この宇田降雨図というのは、被爆直後の広島で徒歩と自転車で、大臣も広島のあの山、御存じだと思いますけど、ここ本当に苦労して行われた、先駆的だけれども、だけれども、手掛けた研究者御自身が不十分だとい...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣がおっしゃった広島市と県がこの度三万七千人のアンケート、二万七千人の有効回答を得て、そのうち、黒い雨体験者千八百四十四人の綿密な聞き取り調査を行っているわけです。行政がここまで大規模で綿密な聞き取り調査を行ったのは初めてなんですね。  その中間報告によります...全文を見る
○仁比聡平君 専門家の分析もですが、私は、大臣御自身がこの被災者からの直接の実相の聞き取り、向き合うことが大切だと思うんですね。  これ、二枚目のこれ資料は、広島県の「黒い雨」原爆被害者の会の皆さんによる独自の健康調査で、区域内なら被爆者とみなされるべき十一の疾病がほぼ認められ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。
03月16日第174回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、いわゆる団体監理型の外国人研修生・実習生制度の問題について大臣にお尋ねをしたいと思います。  国際研修協力機構、いわゆるJITCOによりますと、九二年度から〇八年度までの十七年間に死亡した研修生、技能実習生は累計で二...全文を見る
○仁比聡平君 今御答弁があった二十年度の監督指導及び送検の状況について私も拝見をいたしました。この中で申告事例あるいは送検事例について、その前年までの報告以上に工夫をして、どうした悪らつな事案でどういう形で労基局として正したのかということについて見て分かる形で工夫をされていると思...全文を見る
○仁比聡平君 報告を怠れば不正行為認定になるわけですから、つまり入管にそうした死亡や失踪等を含めた事案の報告をするということは、これは法律上義務だというふうに言っていいんだと私は思うんですね。  この報告を受けて、入管はどのように対応するわけですか。
○仁比聡平君 入管の権限と専門性ということを考えますと、不正行為を認定していくというテーマに向かっての調査の中でそれが極めて大事だと思いますが、直接、労働関係法令違反による是正やあるいは送検などのそうした権限をお持ちではないわけです。  この労働関係法令違反という問題について、...全文を見る
○仁比聡平君 これまでの研修生それから技能実習生という制度が持っていた多くの矛盾の中で、権限ある当局の現場の実施機関に対する監督、是正ということが十分に行われていたのかということについては私は甚だ疑問に思っているわけですね。  大臣にお尋ねをしたいんですけれども、これまでこれほ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  そうした取組を進めていく上でも、私は入管の体制がなかなか大変だなと思うんですね。各地方入管の現場で研修・技能実習の担当審査官を担っていらっしゃる方はほぼ幾人かという、そういう状況だと思います。管内は大変広いですし、相手はこれまた大変な数と...全文を見る
○仁比聡平君 次に、人権侵害が横行してきたこの団体監理型という仕組みの下で、今後、団体による監理というのを強化するんだというテーマでの仕組みがつくられているわけです。この問題について、これまでの一次受入れ機関、制度改定後は監理団体、これまでの一次受入れ機関による人権侵害について、...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣のおっしゃられたとおり、そうしたあってはならないことをしてきたプレーヤーが今後排除されなければならないと思うんですね。  ところが、今後の改定によれば、これまでの一次受入れ機関がいわゆる監理団体という形でその監理全体に責任を負うということになるわけで、そうし...全文を見る
○仁比聡平君 是非お願いをしたいと思うんですが、伺いますと、一次受入れ機関は、今、現状の入管での認識でいえば、おおむね二千強、二次受入れ機関は三万くらい、送り出し機関は残念ながら全く数としてはつかめていないというふうに私の部屋での勉強でお伺いをいたしました。  これ、そうした認...全文を見る
○仁比聡平君 職安法上の規制はそうしたものにとどまる下で、入管局長にお尋ねしたいんですが、改定される省令に言うところの営利を目的とするものでなく、かつ、あっせんに関して収益を得ないことというこの営利あるいは収益という概念はどんなものなのか、あっせん機関はどういう性格の金銭なら受け...全文を見る
○仁比聡平君 その実費相当額というのが一体どういうものになるのか、それも大量に、例えばベトナムにあるいは中国に行って研修生をたくさん日本に連れてくるというような形の中で、その実費というのがブローカーを絶対に排除するという概念になっていくものになることを強く求めておきます。  最...全文を見る
○仁比聡平君 時間もないので、最後に大臣にお尋ねしたいんですが、そうした今の局長の、Kについても関与の度合いによっては不正行為認定足り得るというのは重要な答弁だと思うんですけれども、こうした悪らつなブローカーが監理団体の例えば非常勤職員として入り込んで技能実習計画を作り監理すると...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
03月19日第174回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○仁比聡平君 共産党の仁比聡平でございます。  先週といいますか、さきの土曜日、日曜日に沖縄県に行きまして、名護からまだ更に北の東村高江に泊まってまいりました。  お手元に資料をお配りをしているかと思いますけれども、一枚目の写真でやんばるの森が写っているかと思います。もう沖縄...全文を見る
○仁比聡平君 この豊かな森は、米軍直接統治下の一九五七年に住民の抵抗を封じて接収されまして、ベトナム戦争のゲリラ戦の訓練が行われました。米軍にとって現在、世界唯一のジャングル戦闘訓練センター、日本の提供名でいいますと米軍北部訓練場にされているわけです。  二枚目の写真は、今年一...全文を見る
○仁比聡平君 今日、千葉大臣に、鳩山政権の言われる沖縄県民の思いを受け止めるというのはどういうことなのかということを特に伺っていきたいと思うんです。  今、起訴命令にこたえて提訴したものでもあるというふうにおっしゃったんですけれども、債務者とされた住民が仮処分決定を不当だと思え...全文を見る
○仁比聡平君 いや、その前にはいいですよ。
○仁比聡平君 駄目になっていいじゃないですか。
○仁比聡平君 信じ難い答弁ですよ。  いなかったと言っているじゃないですか。いなかった子供を、何が司法の判断を仰ぐですか。小学生を仮処分の通行妨害者として申立ての対象にするということを決めたのはもちろん前政権ですけれども、司法の判断を仰ぐ前に小学生を裁判の対象にするということを...全文を見る
○仁比聡平君 普天間の問題もそうですが、沖縄県民の皆さんの噴き上がるような怒り、マグマと言われるような怒りに火を付けたのはだれなのかと。伊佐真次さんは、住民の生活よりも軍事が優先だから辛抱してくれと言われて、身の回りに危険が迫ってくるのに黙っている人がいるでしょうか、あなた方は基...全文を見る
03月23日第174回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○仁比聡平君 私は、普天間基地問題について総理にお尋ねします。  鳩山政権が移設先探しに迷走した挙げ句に、キャンプ・シュワブ陸上案だとか嘉手納統合案だとかホワイト・ビーチ沖合案など、結局県内移設、県内たらい回しの押し付けに向かいつつある姿勢に、十九日付けの沖縄タイムスは、県内移...全文を見る
○仁比聡平君 決めているわけではないとおっしゃるけれども、沖縄県民が県内移設が押し付けられようとしているじゃないかとこれだけ怒っていることを、総理はどう考えているのかと私は尋ねているんです。  在日米軍は、米国防総省によっても、この数年、常時二千人から三千人以上がイラク、アフガ...全文を見る
○仁比聡平君 総理。岡田さん、通告していないじゃないですか。
○仁比聡平君 何を言っているんですか。あなた方が日米安保とか抑止力という名で押し付けてきたのが戦後六十五年も続く米軍基地の負担と苦しみ。  パネルを用意しましたが、(資料提示)国土の〇・六%の面積に七五%の在日米軍基地が沖縄本島に集中する、こういう事態じゃありませんか。  こ...全文を見る
○仁比聡平君 県内はもとより、本土も含めて普天間基地の苦しみは、どこに移しても同じ苦しみです。普天間の即時撤去を強く求めて、質問を終わります。
03月25日第174回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  裁判所定員法の改正案につきましては、実質四十五人増員ということで賛成をするんですけれども、率直に言いまして、判事補は定員減らさずに抜本的に増やせばよかったじゃないかと。今日のこれまでの御答弁を伺っていましても、裁判所は何をやせ...全文を見る
○仁比聡平君 今のお話も大変おかしくて、山口の県下でいいますと、下関支部は県下の支部でいえば大きな支部でございまして、労働事件、いわゆる地位確認などの労働関係訴訟の申立て件数というのは、山口地裁本庁六件に対して地裁下関支部の方が十七件、大幅に上回っているんですよ、〇七年から〇九年...全文を見る
○仁比聡平君 いや、これまではそうだったんだと思うんですよ。  ただ、申し上げているように、上訴審、それは簡裁控訴事件でいえばそれは上訴審でしょうけれども、上訴審を支部でやっちゃいけないという理由だってないでしょうし、これまでは規則でそうしてきたんでしょうけれども、それでは市民...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
03月29日第174回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  少し通告と質問の順番を変えまして、今日は長妻大臣に失業、貧困問題の深刻化にどう取り組むかと、大きく言うとそうしたテーマで決算の審査に当たりたいと思うんですけれども、昨年十一月の三十日に本会議で、この決算審査に入るに当たっての代...全文を見る
○仁比聡平君 今の御答弁ですと、その調査の結果については四月九日の公表を待ちたいという御趣旨かと思うんですけれども。  新政権が相対的貧困率の調査をされて、これが既に〇六年で一五・七%というこの数字が、国民の六分の一、およそ二千万人の国民が貧困ライン以下の生活を強いられていたと...全文を見る
○仁比聡平君 この現存していないというのが、それは本当なんでしょうかね。  これまで、今、大臣の御答弁の中にあった文書の保存期間が、これが過ぎていても、これが物理的に破棄されていなくて厚生労働省の倉庫の中にありましたと、そうしたお話というのは、これはもう大臣御自身も様々追及をし...全文を見る
○仁比聡平君 例えば参議院の厚生労働委員会で蓮舫議員が、民間会社にも集計結果が残っていない、厚労省にも残っていないと、けれども、その分析結果は明らかにおかしいというものがあると、こうした分析結果は正しいから、だから加算を廃止していいというのはおかしいじゃないかという趣旨の前政権に...全文を見る
○仁比聡平君 私は憲法二十五条というのは、今大臣のおっしゃったような、これまでの政権が財政の都合で引き下げてきたという、そういう最低生活保障の在り方というのはおかしいと、財政の都合で左右してはならないということを求めているものだと思いますので、そうした観点で是非御検討をお願いした...全文を見る
○仁比聡平君 住宅手当、なかなか使いづらいというお話がある中で、その緩和についてはまた別の場でお願いも申し上げたいと思うんですけれども、労働力統計の調査を拝見をしましても、二〇〇五年と二〇〇九年の比較で、完全失業者の増加数というのは四十二万人になっているんですが、そのうち、失業期...全文を見る
○仁比聡平君 今の給付日数の延長という問題の中で、全国延長給付の発動をという、そうした意見書も数々上がっていると思うんです。私の方で確認をしただけでも、長崎県、京都市議会あるいは名寄、釧路、高知、那覇市、東京の荒川区議会などなどで採択をされているわけですが、その意見書の中では、雇...全文を見る
○仁比聡平君 なかなか残念な御答弁なんですけれども、実際にその失業給付の期間が切れて再就職がかなわないと、その再就職がかなわない期間が、支給の終了から二か月を経ても再就職できない方が二十三万人に上るという推計を先ほど御紹介の貧困・困窮者支援チームに厚労省は示しておられるわけですよ...全文を見る
03月29日第174回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日、私は、桜島の活発化しております噴火活動による被害への対応に絞ってお尋ねをしたいと思います。  〇六年に五十八年ぶりに活動を再開した昭和火口の活発化によりまして、爆発的噴火の回数は昨年一年間で五百四十八回、今年一月に入っ...全文を見る
○仁比聡平君 手元に国土交通省の、この細粒化した灰の垂水市における、舞い上がってこれ大変だという、もうもうとした、真っ白になっているような、そういう状況になっているんですが、写真もございまして、こうした中で、この灰の生活被害に対する国の支援を、私、是非強めていただきたいと思うんで...全文を見る
○仁比聡平君 是非期待したいと思います。  続けて、この噴火活動と灰によります農作物の被害への対策について、舟山農水大臣政務官においでいただきました。  火山灰は酸性だそうでして、これが野菜の葉っぱだとか、それから鹿児島はかんきつ類も大変多うございますけれども、この実、果樹に...全文を見る
○仁比聡平君 今政務官から最後に御紹介があった従前のその事業なんですけれども、この三位一体で県単になったと、一部を補完的に国が補助をしているということについては、ちょっと今日その議論は横に置くとしても、今の現状の事業について、補助要件が厳しいということ、それから生産者の自己負担が...全文を見る
○仁比聡平君 時間がなくなりまして、舟山政務官、端的に一言だけ答弁いただきたいんですが、今お話にあった農山漁村地域整備交付金ですけれども、これは県がそうした裁量、あるいは現場の実情を踏まえて要望すると、今も要望しておられると思うんですけれども、これはその要望を踏まえた配分をいただ...全文を見る
○仁比聡平君 額がやっぱり大切なので、現場の要望にこたえられるように今後も取り組んでいただきたいと思います。  ちょっと時間がなくなって申し訳ないんですが、私、一年前のこの委員会で、こうしたまさに火山大国というこの日本の観測体制の問題について、全国で百八つの活火山があるわけです...全文を見る
○仁比聡平君 百八つある活火山についての観測体制の整備がやっとこさ始まったというところだと思うんです。これ、大臣に御答弁いただく時間がなくなってしまって申し訳ありませんが、火山大国の観測体制を引き続き充実させるという決意を是非持って臨んでいただきたいということをお願いして、私の質...全文を見る
03月30日第174回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。今日はおなじみの小池議員に代わりまして私から質問をさせていただきたいと思うんですが。  雇用情勢は依然深刻なまま推移をしておりまして、とりわけ失業の長期化も進んでいるわけでございます。共産党は本来すべての労働者が雇用保険の対象とな...全文を見る
○仁比聡平君 つまり推計値で、厚労省としての実態の調査をこれまでしておられるわけではないんですね。  例えば全労連などが街頭で労働相談をいたしますと、労働者として当然の権利が職場では全然守られてない、実質の無権利状態という状況がよく分かります。例えば残業時間規制の問題や有休の問...全文を見る
○仁比聡平君 私自身、サービス残業が大問題になってき始めたときに、サービス残業は犯罪ですという大きなポスターをかいて作って、町じゅうに張り出したらどうかと提案をしたことがあるんですけれども、労働者、国民の皆さんに周知するというところを是非取り組んでいただきたいと思います。  現...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、十か月で三万五千、年間では四万人近くに恐らくなると思うんですね。しかも、この数字というのは雇用期間が二年以上のものを調べたものですから、二年未満の遡及したものを含めると更に大きな数字になるんだと思うんです。それだけの労働者が、本来雇用保険の被保険者でなければ...全文を見る
○仁比聡平君 百三万人なんですよね。しかも、この五年間の間に、この五年間というのが、二〇〇七年までの五年間の間に二十一万五千人ぐらい増えていると。これもうちょっとさかのぼって八七年からの二十年間で見ますと、ほぼ二倍になっているというのが現状でありまして、一つの仕事だけでは生活でき...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、生活を支えるために必死で働いていても、雇用保険の今回の改定によっても対象にならないというマルチジョブホルダーの方々が現実に出てしまうわけです。  二つの仕事を合わせて二十時間を超えていても、片方が二十時間を超えなければ適用にならないと。主な方の仕事をリスト...全文を見る
○仁比聡平君 前政権のときからずっと検討課題のままになっているんですよね。このマルチジョブホルダーの方々が大変急増していると私言っていいと思うんだけれども、その実態をやっぱり政府としてしっかり調査をして、速やかに検討をするべきだということを強く求めておきたいと思います。  関連...全文を見る
○仁比聡平君 そのしゃくし定規に考えてはならないということは、この裁決や、あるいは、とりわけリーマン・ショック以降の凶暴な派遣切りの中で、そして、現行法さえ踏み破って、いつまでも派遣として働かせ続けるために名立たる大企業がこうした違法派遣を行ってきたというその実態によって私は明ら...全文を見る
○仁比聡平君 であれば、一般論として、大臣、お尋ねします。特定受給資格者に当たるか否かの判断は、これは職業安定所が行うものですから、これは労働者が判断するものではない。そうした意味では、職業安定所が判断するものであるという意味で、労働者の側に、これは一般論として帰責事由はないと。...全文を見る
○仁比聡平君 そうした中で、この裁決によって当初の認定というのはこれは取り消されているわけですから、そういう意味で、実態や基準の趣旨に照らして、言わば誤った扱いだったということがはっきりしたということだと思います。  私は、それである以上、行政の裁量で、さかのぼって今回の裁決に...全文を見る
○仁比聡平君 そうした正当な理由の判断が労働者の立場に立ってきちんと行われるように是非強くお願いして、私の質問を終わります。     ─────────────
04月06日第174回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  これまでの議論、とりわけ午前中の松野議員や古川議員の質問を聞いておりまして、重要な論点についてこの委員会で慎重に、そして十分な議論を続けていく必要があるということを私は改めて今日感じております。今日から実質審議に入ったわけです...全文を見る
○仁比聡平君 公訴時効は、申し上げるまでもありませんけれども、一定期間が過ぎると公訴が提起できなくなるという意味において、国家の刑罰権の行使の一局面であるその公訴の提起についての言わば条件なわけで、このことと被害者あるいは遺族の被害感情というのがどのように結び付くのかというのは、...全文を見る
○仁比聡平君 まだよく分からないんですけれども、ちょっと別の角度から。つまり、被害感情というのは多様であるという、そうした観点でもう少し認識をお尋ねしたいんですが。  遺族の悲しみは多様であり、価値観や目標は決して一つではないというお立場から、公訴時効の廃止に反対をされる被害者...全文を見る
○仁比聡平君 今のお話を伺いましても、結局、生命侵害犯の中で死刑に当たる罪については言わば一律に対応するというのがその公訴時効を廃止するという議論になるわけで、そうしましたときに、私が御紹介をしたような多様な被害者のその思いというものはどうなるのかという点は疑問として残り続けるこ...全文を見る
○仁比聡平君 そうはおっしゃるが、現にそうした公訴時効間際の事件が起こっているじゃないかというのが、今日午前中、牛久の事件を通じて松野議員も指摘をされたことではないかと私は思うんです。  初動捜査が重要だと、ここで真相に迫らなければならないと、私もそれはそのとおりだと思います。...全文を見る
○仁比聡平君 これまでのようなお話の中で、どうして重大事件については廃止という制度設計になるのかということは、まだやっぱり私納得がいかないんです。  検察官の請求によって裁判所の判断で公訴時効を中断するという考え方を取らなかった理由について、今日、松野議員から問われて午前中御答...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、どんな事実関係があるから事件が発覚していないケースについて検察官の請求に係らしめるのは良くないとおっしゃっているのかと。この足立区事件の詳細について、私どもにこれを明らかにしていただけないか、委員会に提出していただけないかということです。
○仁比聡平君 であれば、この検察官が請求するという制度を、仕組みを取り得ないという理由として答弁の中でお使いになられるべきじゃないですよ、副大臣。だって、現在の、現行の時効期間は、こうした事案については二十五年でしょう、時効期間は。この間、事件が発覚しなかったというケースを想定し...全文を見る
04月08日第174回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  まず、公訴時効の存在理由について椎橋参考人にお尋ねをしたいと思うんですけれども、時効を今回の改正によって廃止しようとする構成要件について、これまでに議論をされてきた公訴...全文を見る
○仁比聡平君 今のお話を伺いましても、例えばDNA鑑定が問題とならないような事件というようなことについてどういうことになるのかもよく分からないんですけれども、議論にわたっても失礼ですから。  細井参考人に、この公訴時効の存在理由について、遠い過去に起こった出来事について突然関与...全文を見る
○仁比聡平君 前回の私どもの委員会で審議というか話題になりました茨城県の牛久の事件などは、そうしたことにもかかわることかなと思うんですが。  少し先に進みまして、先ほどの、これまでの御意見の中で椎橋参考人と岡村参考人から、証拠の散逸の問題は両当事者に働くのであって、決して被告人...全文を見る
○仁比聡平君 ちょっと話題を変えまして、どんな制度改正の設計にするのかと。今回は、提案されているのは一律の廃止という提案なんですけれども、椎橋参考人の冒頭の御意見でも、生命侵害犯については、時の経過によって一律に犯人が明らかな場合の処罰の可能性をなくすことは相当ではないのではない...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、椎橋参考人にお尋ねしたいんですが、犯人が明らかな場合という場合の処罰の可能性を残す仕組みとしては、これは廃止以外にもあり得て、二つほどの案が法制審でも検討されたというふうに考えるんですけれども。つまり、公訴時効を維持したままで、その時効期間の完成によって著し...全文を見る
○仁比聡平君 今参考人がおっしゃられた件については私はいささか疑問を持っておりまして、例えば足立区の事件は、いずれにしろ公訴提起が不可能なのではないか、可能なんだろうかというような思いも持っているんですが、この点はちょっとおいておきます。  最後になってしまって恐縮なんですけれ...全文を見る
○仁比聡平君 無罪ですから、それで無罪のまま確定しております。
○仁比聡平君 終わります。
04月13日第174回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日はまず、事件発生から例えば三十年あるいは五十年という長期間が経過をした後に起訴された刑事裁判における証拠の問題を大臣にお尋ねをしていきたいと思います。  発生当初の目撃証人などを初めとした参考人調書の問題ですけれども、こ...全文を見る
○仁比聡平君 松野議員に対する答弁では、供述調書の証明力の判断に当たって裁判所において適切にしんしゃくされると、こう理解をすべきではないかという御答弁をされておられます。  そこで、最高裁刑事局長においでいただきましたが、この反対尋問ができないということを含めて、調書の証明力を...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、刑事訴訟の言葉で言う自由心証主義の場面の問題であって、個々の裁判官ないし裁判体の心証形成にかかる話であるという御趣旨だと思うんですね。  これが市民裁判員にどのような影響を与えると考えるかという点について続けて千葉大臣にお尋ねしたいんですが、調書は、これは...全文を見る
○仁比聡平君 いずれにしても、事件発生から長期を経過した場合に、いわゆる見て聞いて分かる公判を実現するというのはこれ極めて難しくなるということだと思うんですね。  最高裁刑事局長は、もうこれ以上質問ありませんから御退席いただいて結構です。
○仁比聡平君 続けて、DNA鑑定についてお尋ねしたいと思うんですけれども、法制審の中でもDNA鑑定の精度の向上をもって証拠の散逸を言わば否定するという方向の意見もあったやに伺っているんですが、そもそもDNA鑑定の特性といいますか性格というのはどんなものかと。これ、千葉大臣にお尋ね...全文を見る
○仁比聡平君 ここは中井国家公安委員長も御同様でしょうか。
○仁比聡平君 今のお二人のニュアンスの違いは何なんだろうということを感じるんですけれども。  DNA鑑定というのは、千葉大臣が御答弁になったように確率の問題であって、それが犯人と被疑者、被告人との同一性というものを決定的に示すものではありませんし、加えて、もちろんそのDNA型の...全文を見る
○仁比聡平君 果たしてそうでしょうか。  初動捜査で、深刻、重大な犯罪なわけですから、これは警察はもちろん力を注いで客観証拠の収集やあるいは被疑者、被告人の特定に努力をされるのであろうと思います。けれども、それが犯人逮捕に至らずに、あるいは起訴に至らずに二十五年を経過しても、こ...全文を見る
○仁比聡平君 ちょっと質問を変えまして、DNAの検体の保存の問題について何点か中井国家公安委員長にお尋ねしたいんですが、これまでに冷凍庫を各所に整備をしているというお話が繰り返しありまして、それは整備をしていただきたいと私も思っているんですけれども、冷凍庫を含めたDNAの検体を含...全文を見る
○仁比聡平君 随時の予算で随時の整備をされるということは私これまで伺っているんですけれども、これから五十年、百年というその保管をしなければならないという下で、場所の問題やあるいはそこにかかわる運用の問題などでの計画というのがおありなのであれば、後ほどでも事務方の方からいただいて、...全文を見る
○仁比聡平君 今おっしゃるような判断が過去、例えば足利事件やあるいは今日も指摘のあった飯塚事件のような事件を起こしたわけです。私は、科学的なそうした検証というのはなされていないのではないかというふうに思っています。  もう一点DNA鑑定の問題について伺いたいんですが、前回も問題...全文を見る
○仁比聡平君 現実の捜査に使ってしまった後に間違っていましたと、謝罪しますと、繰り返しませんという、そうしたことでは、そうした言わば行き当たりばったりでは、これは余りにもお粗末なんですよ。そうしたことでいいのかと私は思います。  証拠の保全や管理の体制について今日も議論がありま...全文を見る
○仁比聡平君 日本共産党を代表して、刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を申し上げます。  公訴時効は、犯罪が終わったときから一定期間を過ぎると公訴ができなくなるという、刑事訴訟法の重要な骨格にかかわる制度であるところ、これを廃止、延長しようとする...全文を見る
04月22日第174回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  国際受刑者移送法の一部改正案は、私ども賛成でございます。  法の基本的考え方について大臣にお尋ねしたいと思うんですけれども、外国人による犯罪を我が国が我が国の法に基づいて裁き刑罰権を行使するというこの国際法的な根拠、考え方と...全文を見る
○仁比聡平君 そこに関連して、米兵犯罪に対する第一次裁判権放棄のいわゆる密約についてお尋ねしたいと思います。  二〇〇八年にアメリカの公文書館でアメリカ政府解禁文書の中から発見されました一九五三年十月二十八日付けの日米合同委員会の裁判権分科委員会刑事部会の秘密議事録に、日本側部...全文を見る
○仁比聡平君 その声明には、私は、政策の問題として、日本の当局は通常、合衆国軍隊の構成員、軍属、あるいは米軍法に服するそれらの家族に対し、日本にとって著しく重要と考えられる事件以外については第一次裁判権を行使するつもりがないと述べることができると述べられているわけです。  加え...全文を見る
○仁比聡平君 今の大臣の御答弁を伺っても、そうした記録が作成されたということは否定をできないのだと私は思うんですね。その意味では、前政権がこうした密約はないことは明らかだとおっしゃってきた答弁とは今の大臣の御発言も違うのだろうと私は受け止めているんですが。  これ、大臣、今見当...全文を見る
○仁比聡平君 一九五三年といいますのは、それまでの米兵犯罪の裁判権はすべて米軍側が握るという、その治外法権の日米行政協定十七条の改定交渉の時期です。  一九五三年の十月七日付けの法務省刑事局長が発した行政協定第十七条の改正についてという通知がありますが、これは今日も有効でしょう...全文を見る
○仁比聡平君 この通達の中に裁判権の行使についてという項目がありまして、ここには、差し当たり日本側において諸般の事情を勘案し実質的に重要であると認める事件についてのみ第一次の裁判権を行使するのが適当であるという規定があります。こう規定した理由は何ですか、大臣。
○仁比聡平君 今の大臣の御答弁は全く私は論理的にも理解がならないし、五三年以降の実際の運用の実態を見て、国民的に全く理解できないのではないかと思います。  この規定の趣旨について、この同じ通達の文書の中にこうありますよね。第一次の裁判権の行使については、日本国に駐留する合衆国軍...全文を見る
○仁比聡平君 第一次裁判権が行政協定の改定によって日本側にあることになるわけですね。それまでは米軍が全部持っていた、握っていたと。第一次裁判権を日本側が有することになるんだが、その運用上極めて慎重な考慮を払わなければならないと思慮すると刑事局長は通達しているわけです。  なぜ、...全文を見る
○仁比聡平君 そうしますと、前の政権は、密約はないという理由として、あるいは意味合いとして、日本人による事件と米軍構成員による事件とで起訴すべきか否かの判断に差はないと、そうした答弁もしてきたことがあるんですけれども、これは合衆国軍隊の地位にかんがみて慎重な考慮を払うというような...全文を見る
○仁比聡平君 時間なくなりましたから今日はここで終わりますけれども、問題は、これはもう大臣重々御承知のように、米兵犯罪の被害者の人権や独立国家としての我が国の主権よりも、軍の論理、米軍の論理を上に置いて、国家刑罰権の行使の代表である日本の捜査機関が米軍に屈してきたのではないのかと...全文を見る
04月26日第174回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  有明海再生といわゆる開門調査につきまして、政府・与党の検討委員会は大詰めと言われておりまして、その提案を受けての大臣そして内閣の政治決断が山場を迎えているわけですけれども、今日、この問題についてお尋ねをしたいと思います。  ...全文を見る
○仁比聡平君 私は、有明海の再生のためには相当額の予算は必要だと思うんです。そして、今大臣もおっしゃられましたけれども、覆砂や海底耕うんがこれ一切効果がなかったと申し上げるつもりはないんです。そうした意味では、予算が掛かる、けれどもこのお金をどういうふうに使うのか、本当に再生につ...全文を見る
○仁比聡平君 今お話にあった小長井漁協においては、六割を超える組合員が開門要求の署名に賛同されていると。国見はもちろん、その更に湾外に出て、有明、島原の漁協の中にも、強く開門を求めて頑張っておられる漁民の皆さんがこの国会にもよく上京をしておいでになっているわけです。  私、そう...全文を見る
○仁比聡平君 漁民や市民の皆さんが求めているのも、営農と両立する有明海の再生をということでありまして、私は、この干拓営農との両立を一番具体的に主張、提案をしてこられたのはむしろ漁民の皆さんの側なのではないかと思っております。  先ほど御紹介した判決は、これは中長期開門調査をとい...全文を見る
○仁比聡平君 はい。  新政権が、先ほどの佐賀地裁の判決で指摘をされたような、信義則にさえ反するじゃないかと言われるような事態は絶対に起こしてもらいたくないと。これは私だけではなくて、国民みんなが願っていることなのではないかと思っております。世論調査を見ましても、さきに長崎知事...全文を見る
○仁比聡平君 八%、七九%ということです。  私は、こうした国民の期待から考えても一日も早い開門をということを是非強く願って、質問を終わります。
06月01日第174回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  大臣、御苦労さまです。この法案は、我が党、賛成をさせていただきます。  国際社会における我が国のありようを考えるときに、国際人権条約の水準に照らして著しく不十分な我が国の現状を速やかに正すことが私は千葉大臣に期待されていると...全文を見る
○仁比聡平君 取調べ全過程の可視化についてはいかがでしょうか。
○仁比聡平君 勉強は制度の速やかな具体化、実現のためのものだと、大臣、決意をして臨んでいらっしゃると思いますので、その見通しが全く立たないというのでは政権全体の真剣さが疑われてしまうことになると思います。是非、引き続き実現に向けて全力を尽くしていただきたいと要望を申し上げておきた...全文を見る
○仁比聡平君 支援制度の議論が改正時にあったというのはそれはそのとおりだと思うんですけれども、ただ、ロースクールの学費やその間の生活費などが大変な負担になって、志を貫いて法曹資格を取得をしても、実際に現今の大変深刻な就職難とまで言われる事態の下でその借財を返すことすらままならない...全文を見る
○仁比聡平君 もう一つ数字を伺いますけれども、こうした下で、近年、法曹志願者が減少していると言われているわけです。平成二十二年の大学入試センター法科大学院適性試験の志願者数は何人でしょうか。
○仁比聡平君 その八千六百五十人という数字は、平成十五年の三万九千三百五十人と比べますとわずか二二%、約五分の一に急減しているわけです。昨年との対比でいいましても一五・九%減っているわけですね。この理由についてはもちろんよく検証も必要かもしれませんけれども、経済的な理由で法曹への...全文を見る
○仁比聡平君 そもそも法曹資格は、法曹資格者の利益だとかビジネスの手段ではなくて、権利実現の担い手という高い公共性、倫理、使命を持つものだと思います。  今の大臣の御答弁は、言わば国会の側にボールを投げておられるようにも私受け止めました。法律で決めてあることですから、国会でしっ...全文を見る