仁比聡平

にひそうへい



当選回数回

仁比聡平の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月26日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第1号
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○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました二特別委員会を含む今般の特別委員会及び調査会の再編について意見を表明します。  特別委員会及び調査会をどのように設置するかは、参議院の構成と活動の基礎に関わる重要な問題であり、会派間の十分な議論と合意によらねばな...全文を見る
02月05日第189回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、オスプレイの佐賀空港配備問題について今日はお尋ねをしたいと思います。  昨年七月の二十日、当時の小野寺防衛大臣が佐賀県知事に佐賀空港を使わせてくれないかと電話で伝えたという、まさに青天のへきれきの報道がありました。これ...全文を見る
○仁比聡平君 オスプレイは、重大事故を繰り返してその安全性に重大な問題を持ち、しかも最前線へのいわゆる殴り込みのための軍用機です。私は、その自衛隊配備はもとより反対であり、沖縄普天間基地を拠点とする米海兵隊オスプレイの撤退こそ政府は求めるべきだと考えます。  その上で、今日問い...全文を見る
○仁比聡平君 今国交大臣から御答弁のあったCIQというのは、つまり税関や入管や検疫、そうした体制も含めて支援をしていきたいということかと思うんですよね。政府全体として訪日外国人二千万人の観光立国を目指しているという中での取組かと思います。  ところが、防衛省の要請をした配備方針...全文を見る
○仁比聡平君 この佐賀空港建設に関する公害防止協定書の一部を抜粋してパネルにいたしました。これは、一九九〇年、平成二年の三月三十日に当時の県知事自らが押印をして、佐賀県と当時の関係漁協、有明海漁協連合会、関係農協、そして後に佐賀市に合併することになった川副町との間にそれぞれ締結を...全文を見る
○仁比聡平君 そうした漁民の思い、地元住民の思い、そして歴史的な経過に照らして、この公害防止協定書というのは極めて重いんですね。  防衛大臣、この協定書自体を防衛省が知ったのはいつでしょうか。
○仁比聡平君 七月二十二日に佐賀県を訪ねて武田副大臣が知事に要請をするその会談の中で初めて知ったということでしょう。  そのときの会談の記録には、武田副大臣の言葉として、この覚書については、私、詳細な中身ということまでは掌握していないわけでありますと述べておられるとおり、この空...全文を見る
○仁比聡平君 熟慮を重ねてまいりましたがという秀島市長の言葉はその半年間の経緯に立ってのことなんですよ。  安保の上で必要があると、私は中谷大臣が今おっしゃったことには異論がありますが、そのことが重い約束をほごにしてよいとか政府が決めれば従えということには全くならないですね。 ...全文を見る
○仁比聡平君 いや、丁寧にどころか、実際には公害防止協定さえわきまえずに政府方針を決めて要請をする。概算要求の八月末までに理解を願いたいなどという乱暴なことを言う。米海兵隊オスプレイの関係についても同じじゃありませんかね。  次のパネルを御覧いただきたいと思うんですが、米軍オス...全文を見る
○仁比聡平君 全国への米オスプレイの移転など、とんでもないと思いますが。  今、訓練移転を想定しているというお話がありました。そうしますと、前江渡大臣がそうした発言をされたこともあるようですけれども、辺野古の完成するしないにかかわらず、佐賀空港はこれから継続的にずっと米軍オスプ...全文を見る
○仁比聡平君 いや、さっぱり分からないですよ。  結局、普天間は五年以内に運用停止と二〇一三年末に元知事、前ですか、仲井眞沖縄知事に言ってしまった手前、沖縄知事選に向けて何かやっている格好だけ付けようとしたんじゃないのかと。アメリカ側に即座に否定された。つまり、米側と中身も詰め...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、あり得るということなんでしょうか。ただ単に沖縄の負担軽減ということではなくて、あるいはそれは口実にすぎずに、佐賀はアジアをにらむ巨大な軍事拠点となる、九州全体をそうしたアメリカと自衛隊の訓練や、そして出撃の拠点にするのかという声が上がるのは、私当然だと思うん...全文を見る
○仁比聡平君 いや、私は今も同じかと、その認識はと問うているんですが。  古川前知事のその今の発言、現在及び近い将来、民間空港としての使用、発展に支障がないことを確認したというこの発言は、その直前に防衛局から民間空港としての使用、支障はないと提出された資料をうのみにして、県とし...全文を見る
○仁比聡平君 何を勝手なことを言っているんですか。目達原に今配備をされている戦闘ヘリを始めとした部隊は、佐賀市の北部にある背振山地という山がありますが、ここで度々、頻繁に低空飛行訓練を行っています。  佐賀空港は目達原駐屯地よりも南側、有明海に面してあるわけですから、その背振の...全文を見る
○仁比聡平君 佐賀市長は、国が決めたら地方は従いなさいでは通らない、計画はまだ話合いの途中で、強制的に圧力を掛けるようなものだと猛反発をしています。  沖縄県民はオール沖縄の審判を下しました。声を踏みにじって問答無用に押し付ける、そんな安倍政権の強権的姿勢は絶対に許されない。計...全文を見る
02月10日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  この際、一問お尋ねをしたいと思います。  昨年、通常国会において国会法等の改正案が強行採決をされました。その後、情報監視審査室、いわゆるシールドルームが、我が党は反対をいたしましたけれども、両院に設置をされております。この点...全文を見る
○仁比聡平君 政府からの特定秘密の提供は、政府の判断次第です。壮大な開かずの間を結局この本院にも造ったということになるのではないかという批判は免れないと思うんです。  今の、明らかにこの場でできるかどうか、つまり議事録の残る場で明らかにできるかどうかについての範囲は、これは議運...全文を見る
○仁比聡平君 今後議論していきたいと思います。
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、平成二十七年度参議院予算案について、反対の立場から意見を表明します。  その理由の第一は、情報監視審査会運営経費が計上されていることです。  情報監視審査会は、強行された憲法の基本原理を根底から覆す特定秘密保護法の下で、戦後初めて国会...全文を見る
02月25日第189回国会 参議院 憲法審査会 第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  感想をまず二つ。一つは、環境保護規定の問題や緊急事態に関する御報告を伺っておりまして、我が国において憲法改定問題としてのそのような議論の必要性はやはり存在しないという感想を持ちました。もう一つは、上院改革の各国の様子を伺って、...全文を見る
03月04日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第10号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  この国会職員の適性評価について、強行された秘密保護法十条やあるいはその附則十条、そして秘密国会法というべき国会法、あるいは参議院規則や審査会規程、国会職員法二十四条を見ても、制定されている法が定めているのは、両院議長が協議して...全文を見る
○仁比聡平君 私が会議録を振り返る限りでは、適性評価の在り方について事務総長がそんたくされたとおっしゃる発議者答弁というのは、例えば、行政職員の適性評価に準じたレベルという発言や、あるいは適性評価の項目について七項目などという答弁にとどまるものだと思います。  そこでお尋ねした...全文を見る
○仁比聡平君 その大口議員の答弁も、適性評価の項目について指摘をしているだけであって、その発議者の答弁の時点で、その法十二条に基づく適性評価の基準、いわゆる運用基準は存在をしませんでした。その後、運用基準が具体化をされ、特定秘密保護法の施行令として定められていますけれども、葉梨副...全文を見る
○仁比聡平君 その施行令の十八条を見ますと、特定秘密保護法の十条に基づいて特定秘密の提供を受け得る、例えば裁判所やあるいは情報公開・個人情報保護審査会などに対して適性評価は求めないということが明確にされていると思いますが、そのとおりですか。
○仁比聡平君 つまり、秘密法十二条で適性評価を行うとされる者と、秘密法十条を根拠としてそれぞれの業務の必要において提供を受け得る者というのは、これは秘密保護体制の下でも全く違う区別がされているわけです。  改めて確認をしますが、事務総長、申し訳ないが事務総長に伺うしかありません...全文を見る
○仁比聡平君 あえて行うこととしたというような趣旨だったり、あるいは手厚く保護するとか、そういうニュアンスめいた発言はあったかもしれませんが、秘密法十条の趣旨を踏まえた議論というのは行われていませんよね。  裁判所に対してその裁判上の必要があって提供される場合、あるいは情報公開...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、国家安全保障を業とする者以外で適性評価を行うんだというのは国会職員のみなんですよ。どうして国会職員にだけこんな適性評価、人権侵害に当たる適性評価を行うというのか。例えば裁判所に特定秘密が提供されるときに、その漏えいのおそれも考えた上で提供するわけですよね、政...全文を見る
○仁比聡平君 事務総長のおっしゃるとおりです。総長が答えられるものでもないし、そうした議論はもし承知の上で手厚い保護をするんだというふうに発議者が答弁しておられたのであれば、それは重大な問題に口を拭っていたということにほかならないですよ。発議者ないし与党の議員がきちんと答弁に立っ...全文を見る
○仁比聡平君 元々提供する要件は、おっしゃった安保上の必要ということで、これは変わらないわけでしょう。国会が講じている保護措置が提供に足るかどうかという判断は、これは先ほど議論もありましたけれども、改めて森大臣の私に対する答弁を引けば、その特定秘密を提供するに足るだけのものになっ...全文を見る
○仁比聡平君 その答弁も含めて、徹底した議論が必要だというのは先ほど福山議員が指摘をされたとおりだと思います。  そこまでして、提供されないにもかかわらず適性評価が現実に実施をされると。これが、この制度が廃止されない以上、将来にわたってずっと継続するということになれば、国会職員...全文を見る
03月10日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第11号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  ようやく与党理事への質問ができることになりました。十分な審議を求めたいと思います。  まず、前回の私の質問で、秘密法十二条の適性評価を行うのは安全保障に関する事務について特定秘密の取扱業務を行う者についてであって、それ以外の...全文を見る
○仁比聡平君 裁判所などの保護措置は施行令十八条なんですよ。ここには、秘密であることを認識させるための表示や管理者の指名、あるいは秘密保護の重要性を理解させること、知る者の範囲を制限をすること、目的外利用を禁じること、使うコンピューターの使用を制限することなどなど、保護に関する方...全文を見る
○仁比聡平君 あくまで可能性があるというだけで、どうしてこんな重大な人権侵害を行うというのかと。  公明党の理事にもお尋ねしたいと思うんですけれども、この秘密国会法を行政の秘密の監視のためであるということを御党は強調してこられました。この体制をつくることが政府からの秘密の提供が...全文を見る
○仁比聡平君 結局、何の保証もないわけですよ。  国会の判断を尊重するとしきりに与党はおっしゃってきましたけれども、裁判所だって、その業務上特定秘密の提供を受けることが必要だと判断をすれば、その判断は尊重するわけでしょう、政府は。提供は政府の判断次第、しかも前回その要件は変わら...全文を見る
○仁比聡平君 質問と違う御答弁をされているんですけど。  審査会で特に秘密を要するものと決議した部分と、提出され、提示された特定秘密と、二つあるわけですよ。後者の方、特定秘密と書いてある方は個別特定秘密の情報そのものだというのが普通の理解かなと思うんですね。その点の確認が一つ。...全文を見る
○仁比聡平君 何でもフリーハンドで秘密にしてしまっていいわけないでしょう。先ほど、国会職員の中に特別の集団をつくってはならない、部署をつくってはならないという御議論がありましたけれども、議院の中に、僅か八人の全く秘密のベールに隠された、そんな秘密会を与党はつくるというんですか。そ...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、国会職員の適性評価の実施に関する件の制定に断固反対の意見を表明いたします。  国民の知る権利を侵害し日本国憲法の基本原則を根底から覆す秘密保護法の強行に続き、昨年六月に与党が強行した国会法、参議院規則の改定及び情報監視審査会規程は、国会...全文を見る
03月26日第189回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  大臣の所信表明について、まず、法務省は、戦前の司法省を前身とし、戦後、一定の組織変化はありましたが、一貫して云々、長い歴史を持つ役所ですと述べられた真意についてお聞きしたいと思います。  戦後の歴代の法務大臣でこうした認識を...全文を見る
○仁比聡平君 ということであれば、端的にイエスかノーかでお答えいただけるのかと思うんですけれども、天皇が絶対的主権者の大日本帝国憲法下では、裁判官と検察官は共に司法省に属して、裁判は天皇の名において行われたわけです。国民の権利は法律の留保の下に置かれ、緊急勅令などで自由に制限する...全文を見る
○仁比聡平君 今日は、通信傍受、つまり盗聴の拡大と司法取引法案と私は呼ぶべきかと思いますけれども、について大臣とこの後議論をさせていただきたいと思っております。  法制審新時代の刑事司法制度特別部会を経て、冤罪被害者を始め各地の弁護士会あるいは市民団体など多くの反対が広がる中で...全文を見る
○仁比聡平君 その提言に言う客観的証拠の云々というのは、この諮問そのものには出てこないですね。諮問に明らかな取調べの可視化あるいは証拠開示というのは、これは極めて不十分です。  一方で、今回持ち込まれたのが盗聴拡大と、そして自分の罪を軽く処分してもらおうと他人を引き込む虚偽供述...全文を見る
○仁比聡平君 修正の結果、警察にとって使い勝手が悪いのは当然なんですよね。今回の法案では、そうやって削除をされた放火や殺人、逮捕、監禁、爆発物使用などを復活をさせるとともに、加えて、新たに前の法案にはなかった窃盗、強盗、詐欺、傷害なども対象にするわけです。  大臣、これ、取調べ...全文を見る
○仁比聡平君 いや、組織的犯罪、暴力団のというのだったら、暴力団のという組織的犯罪処罰法という文脈での議論が政府の中でもあってもいいんだろうと思うんだけれども、今回は極めて一般的といいますか日常的といいますか、窃盗、詐欺なども含めたこうした犯罪に大きく広げようというわけでしょう。...全文を見る
○仁比聡平君 その点、後で議論したかったんですけど、まず私が確認したいのは、一部可視化と、盗聴やあるいは司法取引もそうですが、この拡大というのはリンクしないんでしょう。つまり、可視化されない事件について広く盗聴があり得るということになるでしょう、今おっしゃった要件を別とすれば。
○仁比聡平君 つまり、録音、録画によって制約されるからというのではなくて、取調べ以外で供述証拠をどんどん収集できるようにしようということになるわけです。  冤罪根絶のために人質司法など刑事司法の構造を正す、全面可視化や証拠開示、検察改革を具体化するかのように世間を欺いて、捜査機...全文を見る
○仁比聡平君 そうとなれば、結局、組織的犯罪集団に限られずに、捜査機関が容疑があると判断して令状が出れば対象となるということになるんですよ。市民団体だってそれは例外ではないではないかと。やっぱり私は、それはそのとおりだと思います。  立会いの問題についてですけれども、与党修正で...全文を見る
○仁比聡平君 結局、後半の部分で述べられた、捜査の機動性にとって今の制度は使い勝手が悪いと言っているにすぎないわけですよ。  立会いはなくして、そこで確保しようとした適正というのはどうやって図られるのかと。これはもう今日議論する間がなくなりましたけれども、盗聴は密行なんですよね...全文を見る
○仁比聡平君 反省し謝罪するどころか、事実さえ認めないと。こうした捜査機関にこんな卑劣な手段を与えていいのかというこの声を本当に受け止めて、私は、一括提案をして成立を求めるなど言語道断だと思います。  今からでも考え直すべきだと大臣に強く求めて、質問を終わります。
03月30日第189回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  資料をお配りをしておりますけれども、昨年の十二月十五日、高知県香美市物部の庭先で、超低空飛行をする米軍機の動画が撮影されました。全国各地で繰り返される傍若無人な米軍の低空飛行訓練の確たる証拠です。  私も訪ねましたが、静かな...全文を見る
○仁比聡平君 国交大臣に航空法を確認したいと思います。  動画を御覧になったか。そして、航空法上、自衛隊や民間機ならこんな低空飛行は許されますか。
○仁比聡平君 航空法では禁じられているのに、米軍には配慮を求めるだけだというのがこれまでの日本政府であります。  防衛大臣、いつ、どう、この件について米側に申し入れたか、米側はどう答えましたか。
○仁比聡平君 何を申し入れて、米側はどう答えたのかを聞いています。
○仁比聡平君 それだけかと。どこの所属機が何のためにどう飛んだのか、事を明らかにさせるというのが当然じゃありませんか。防衛大臣。
○仁比聡平君 そんな態度で主権国家と言えるのかと私は思います。  県議会は三月、そもそもこのような住宅地での低空飛行訓練は米本土では認められていないと、県民の命を危険にさらし、平穏な暮らしを脅かす米軍による低空飛行訓練の中止を強く求める意見書を全会一致で採択をしております。 ...全文を見る
○仁比聡平君 総理、九九年の日米合同委員会の文書、これを踏まえた御答弁ですけれども、この文書は、在日米軍の航空機は、人口密集地域や公共の安全に係る他の建造物、学校、病院等に妥当な考慮を払うとしているんですね。  この動画撮影された飛行は、直線距離でいうと二百四十メートル程度、こ...全文を見る
○仁比聡平君 総理、尊重し働きかけてまいりたいって、ずうっと幾ら妥当な考慮を求めても、危険な低空飛行を規制する実効性ないじゃないですか。前提として、総理、この飛行、妥当だと考えるのか、妥当ではないと考えるのか、はっきり答えなさいよ。
○仁比聡平君 今の答弁は、妥当だと考えているという判断ですね。
○仁比聡平君 総理、動画見て、子供が泣き叫んでいるんですよ。これが妥当だというんだったら、全国どこでもこんなことやらせるというんですか、総理。何で答えられない。やめさせなさいよ。
○仁比聡平君 これ、守っていないということが動画ではっきりしていますよ。  幾ら九九年合意をそうやって繰り返しても、以来どんどんひどくなっていると。しかも、そういう政府の姿勢の下で事態は激化し、傍若無人ぶりは増長しております。  三枚目の資料を御覧いただきたいと思うんですが、...全文を見る
○仁比聡平君 事実関係を照会する以上、その結果は当委員会に報告されますね。
○仁比聡平君 強く提出を求めます。  腕自慢や一瞬の油断で操作ミス、重大事故に至るわけでしょう。九四年に米軍機が墜落した早明浦ダムというのは、つい、この写っている谷の先ですよ。日米地位協定と米軍特例法こそ見直して、規制をすべきです。問題は、政府当局はこうした低空飛行訓練を十分把...全文を見る
○仁比聡平君 二枚目に、米軍機のフライトプラン通報の仕組みを図にしてみました。  航空局長に確認をしますが、米軍機の通報はどう行われて、その飛行計画はシステム上どう扱われますか。
○仁比聡平君 防衛省に伺いますけれども、米軍厚木基地から米軍岩国基地への低空飛行訓練の場合、通報と飛行計画はシステム上どう扱われますか。
○仁比聡平君 外務大臣に伺いますけれども、こうした仕組みというのは日米間でいつ合意されたんですか。
○仁比聡平君 総理、つまり、どの米軍機がどういうルートを飛ぶのかということを日本政府は一九六〇年の地位協定以来ずっと把握しているということなんですよ。にもかかわらず、先ほどの答弁のように、これまで、米軍の運用だとか政府としては承知していないだとか、国民を欺き続けてきたのかと、それ...全文を見る
○仁比聡平君 政治家として新聞のインタビューに答えておいて、何という情けない答弁だ。  総理、この米軍機が飛び回っている高知県の嶺北地域と物部町だけで防災ヘリやドクターヘリがヘリポートを使用したのは十か月間で四十二回に上るんですよ。二〇一一年の十一月には、防災ヘリの訓練とともに...全文を見る
○仁比聡平君 住宅地上空の低空飛行をそのようにして認めておいて、妥当な考慮なんてあり得ないですよ。即刻やめさせるほかありません。  今日はもう一問聞きます。  辺野古新基地建設の強行に関わって、翁長県知事の海底調査を実施するまで作業を一時停止するようにという指示に対して、農水...全文を見る
○仁比聡平君 とんでもない決定であります。断固抗議をいたします。  基づくという行政不服審査法一条には何と書いてありますか。この法律は、行政庁の違法又は不当な処分その他公権力の行使に当たる行為に関し、国民に対して広く行政庁に対する不服申立ての道を開くことによって、簡易迅速な手続...全文を見る
○仁比聡平君 いや、国の業務なんでしょう。
○仁比聡平君 業務の性格が米軍への施設提供業務という国の職務でしょうと問うている。
○仁比聡平君 肝腎なのは、国の埋立申請は防衛省の業務に基づくものだということなんですよ。  総理、国の機関がその固有の資格に基づいて行政処分の名宛て人になる場合、行政不服審査法は使えない、それが学界の通説です。法手続を防衛省が濫用して農水省がお墨付きを与える、こんな安倍政権の追...全文を見る
○仁比聡平君 何が一般私人と同じかと。強大な行政権力に対して国民の権利を救済するためにつくられた手続を、オール沖縄の民意と知事権限をじゅうりんする国の強権手段として使う、そんなことが許されるはずがない。  この決定は撤回をすべきだと断固求めて、質問を終わります。
03月31日第189回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、活火山の監視観測体制の強化の問題について、まず政府の基本的な認識を伺っていきたいと思うんです。  つい先日、三月二十六日に、火山噴火予知連絡会火山観測体制等に関する検討会の御嶽山の噴火災害を踏まえた活火山の観測体制の...全文を見る
○仁比聡平君 正面からこの報告は私、受け止めるべきだと思うんですね。  申し上げた幾つかの課題として報告書では三つが挙げられていまして、その第一は、山頂付近での観測体制が十分でなかったことですね。二つ目は、こうした場合の総合的な火山活動の評価体制が十分でなかったということ。三点...全文を見る
○仁比聡平君 私、こうした専門家の指摘を受けながら現地調査を行わなかったことを合理化するような御答弁をここで聞きたくないんですね。  私が尋ねているのは、現地調査、あるいは政府もですよ、今後の問題として機動観測とおっしゃっているでしょう。つまり、遠望のシステムではなく、現地に臨...全文を見る
○仁比聡平君 ですから、予知連絡会は、結果として今回の噴火災害を防止できなかった。つまり、噴火は、噴火そのものは防止できないとしても、これが最多の人命を失うという結果、その災害は防止しなきゃいけないじゃないかと、それが観測体制の強化であり、専門家や気象庁、火山防災の責任じゃないか...全文を見る
○仁比聡平君 次の問題として、火山の専門家が大変少なくなっているという課題があるわけですよね。  この点について、予知連絡会の藤井敏嗣名誉教授が火山観測研究の危機的現状という指摘を繰り返しされてこられました。その御指摘の中で、国立大学法人への移行以来のポスドク問題ということがあ...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、聞いていただいていて、感想で結構なんですけど、ちょっとお尋ねをしたいんですが。  先ほど来の噴火予知連の報告書にはこういうくだりがあります。「先端的な火山学の知見は、将来的には火山噴火の予測に繋がるものもあるが、直ちに火山災害軽減の実現に結びつくとは限らない...全文を見る
○仁比聡平君 時間が迫ってまいりましたので予算などの問題についてはまた次の機会に譲ることにして、農水省においでいただいておりまして、一言決意をお尋ねしたいと思うんですけれども。  阿蘇の噴火、特に降灰による農作物被害、これ極めて深刻だと先ほど来お話があっているとおりです。活火山...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。  終わります。
03月31日第189回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○仁比聡平君 おはようございます。日本共産党の仁比聡平でございます。  この東日本大震災法律援助事業を延長するというこの法案については、もちろん我が党も賛成でございます。  被災者の皆さんからの、とりわけ法的な支援を求める切実な声により一層応えていく必要があるという思いから、...全文を見る
○仁比聡平君 お手元に、仙台弁護士会の、東日本大震災から四年を迎えての震災復興支援に関する会長声明という文書を御参考にお配りをさせていただきました。  今、司法法制部からニーズについてのお話があったんですけれども、この会長声明を拝見すると、この四年間、お一人お一人の被災者に向き...全文を見る
○仁比聡平君 ということですので、大臣にお伺いしましょう。  今、遠山先生からもあった法テラスのこの制度についての周知広報なんですけれども、法テラスが実施されたニーズ調査によりますと、本特例に基づく法律援助事業を知っていると回答された被災者が四〇・四%にとどまっているんですね。...全文を見る
○仁比聡平君 よろしくお願いいたしたいと思います。  そこで、この仙台弁護士会の声明にもある、相続関係が不明である、そうした土地の問題について、登記のことを一問だけ伺っておきたいと思います。  防災・減災と復旧復興の迅速化というのは、地図の作成が第一歩だというのは、阪神・淡路...全文を見る
○仁比聡平君 総務省審議官、おいでいただいていて恐縮なんですけれども、今のような状況をよく御検討いただければと思います。  また、時間が参りましたから、もう要望だけにとどめざるを得ないでしょうけれども、復興庁の統括官にもおいでいただいておりました。  集団移転事業を進める上で...全文を見る
04月07日第189回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず、戸籍事務の民間委託問題について、資料をお手元にお配りをしております。昨三月三十一日付けで、戸籍事務を民間事業者に委託することが可能な業務の範囲についてという民事局民事第一課補佐官事務連絡が発されました。  私は、昨年の...全文を見る
○仁比聡平君 基本的には委託をしてもよいとされている事務についても、例えば四の三の三に、これはもう詳しくは申し上げる時間がありませんが、戸籍には移記事項の入力という大事な事務があります。これについて、ここにはこう書いてあります。民間事業者に対して移記事項の入力業務を委託する前段階...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  大臣、このように、今回の事務連絡で詳細に民間委託が可能な範囲を明確にしたというその根本には、公開原則の見直しや戸籍記載の真実性の担保という平成十九年戸籍法改正の趣旨がいささかも揺らいではならないという基本姿勢があるのだと思うんですけれども...全文を見る
○仁比聡平君 五月二十二日にお尋ねをしたときに谷垣前大臣は、市町村が民間委託を行う場合であっても、戸籍法改正の趣旨に基づいて厳正かつ適切に処理される必要があるというふうに御答弁なさいましたが、これは大臣も同じお考えですね。
○仁比聡平君 そこで、これまで三一七号通知には、職員が関与する体制があれば判断業務も委託してよいかのように読まれかねない部分もあったんですけれども、今回、総論ということで一の二におきまして、市区町村長の判断が必要となる業務については、その判断そのものは職員が自ら行う必要があると明...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、局長、例えば現場の一つの例でいいますと、先ほどの聴聞による本人確認、三の一の場合ですけれども、このQアンドAにあるとおり、質問に対する請求者の答えぶりや挙措動作などが判断の要素として挙げられていますとおり、私は、職員が公務員としての権限と責任に基づいて日々の...全文を見る
○仁比聡平君 こうした考え方を全国の市区町村に徹底するということが極めて重要だと思います。  まず、一の五のところに、委託契約締結前に仕様書案あるいは具体的な事務処理工程案を示した上で法務局に相談すべきであるということが明記をされました。これは局長、なぜ重要なんでしょうか。
○仁比聡平君 そうした手続によってこの事務連絡に反する委託がこの先行われないようになるのはもちろんのこと、局長、既にこれに反する委託が行われている場合、これは速やかに正されなければならないと思いますが、いかがでしょうか。
○仁比聡平君 この事務連絡の趣旨を文書として各市区町村には通知をされているようなんですが、それにとどまらず、市区町村の現場に徹底をするために、会議だとかあるいは研修だとか、そうしたもの、あるいはいろんな機会を得ての講演だったり雑誌への論文掲載だったり、こうした取組は極めて重要だと...全文を見る
○仁比聡平君 大臣が先ほどおっしゃったように、戸籍は身分関係を登録、公証するというとても重要な事務であって、プライバシーの塊です。その実務が市区町村の権限ある職員、公務員によって発展させられていくということが私本当に大事だと思います。今後も、民間委託の問題点について徹底してただし...全文を見る
○仁比聡平君 法務省として商業登記簿の旧姓併記を実現をされたのは、それは一歩前進なんですけれども、元々でいうと、九六年の法制審答申に基づいて民法改正をすべき法務省が、それはやらずに通称使用だけというのは元々が何だか変な話なんですよね。  内閣府審議官においでいただいていますが、...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、政府全体としての協議とか取組というのがないのじゃないかなと思うんですよね。  大体、氏の問題というのは個人の尊厳やアイデンティティーの問題であって、不便、利便の問題ではないのだと思うんですけれども、通称の拡大でそうしたら一切の社会生活上の不便を解消すること...全文を見る
○仁比聡平君 そのように極めて限定されているんです。  例えば、一旦国際学会などで通称のパスポートを発行された方が、有効期限間近に、今度は家族で旅行に行くというので切替えが必要だというときは、通称でのパスポートが出されるのかというと、現場では出してもらえないという相談を伺うんで...全文を見る
○仁比聡平君 時間が参りましたので終わらざるを得なくなったのが残念なんですが、それぞれ、個々の制度についてはその根拠があり限界があるわけですよね。その使用の拡大を行っても、通称を使う側も二つの姓を使い分ける煩雑が付きまといますし、会社や自治体などの側でも、給料明細と振り込み口座の...全文を見る
04月14日第189回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  三月二十六日のこの委員会の質疑に続きまして、刑事訴訟法等改正の名の下に盗聴拡大、司法取引法案を提出している大臣に、そもそも盗聴、つまり盗み聞きが、通信の秘密を始めとして憲法の保障する基本的人権と私生活の平穏を脅かすという認識が...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、問題をすり替えちゃ駄目でしょう。緒方事件というのは、通信傍受法が成立をするずっと前の話でしょう。何ら法的根拠のない明白な権力犯罪です。裁判所はそれを断罪している。裁判所は、本件は、憲法上保障されている重要な人権である通信の秘密を始め、プライバシーの権利、政治的...全文を見る
○仁比聡平君 個別の事件についてじゃないでしょう。前回、大臣のお隣で警察庁は、盗聴と言われるようなことを過去にも行っておらず、今後とも行うことはないというふうに申し上げますと。つまり、裁判所から事実を認定され、断罪をされた事件について、反省して謝罪するどころか、事実さえ認めないと...全文を見る
○仁比聡平君 いや、検察が即時抗告審に開示した明々白々なこの盗聴の事実でしょう。  これ、大臣、警察にこうした盗聴を行う権限があるんですか。ちょっと一般論として聞きますと、身柄拘束を受けている、逮捕、勾留中の被疑者と弁護人の接見、これを秘密に盗聴する、そして録音する、こんな権限...全文を見る
○仁比聡平君 私の問いに答えないですね。十分に尊重すべきものって、侵してはならないものでしょう、まずね。  接見交通権というのは、秘密交通権とも呼ばれますけれども、今御紹介のあった刑訴法三十九条一項、そして憲法三十四条や国際人権規約の弁護を受ける権利の根幹です。それは、弁護人と...全文を見る
○仁比聡平君 刑事局長、刑事法制で、刑事訴訟法で弁護人との接見を警察が盗聴して録音する、そんな権限がどこかに書いてありますか。
○仁比聡平君 はっきり言いなさいよ、刑事局長。侵されてはならない秘密交通権なんだから、警察がその接見の内容を盗聴し録音する、許されないでしょう。
○仁比聡平君 警察庁、来ていただいていますけれども、この袴田事件で盗聴を行った、録音を行った、これはもう法廷に証拠として出ているわけですから明白な事実でしょう。こんなことをやったんですか。何の権限でやったんですか。
○仁比聡平君 警察庁が、先ほど紹介したように、三月二十六日、緒方盗聴事件について、警察としては盗聴と言われるようなことを過去にも行っておらず、今後も行うことはないと言ったんですね。ここに言う盗聴と言われるようなことというのは何ですか。
○仁比聡平君 袴田事件についてのこの接見の盗聴、録音、これ違法でしょう。何か法的根拠が示せますか。警察庁。
○仁比聡平君 何で聞かなきゃ分からないんだ。  一般論として聞きますよ。身体拘束中の、逮捕、勾留中の被疑者が接見室に出ていく。立会人なくして接見は認めなきゃいけない。それをあなた方は秘密盗聴をして録音した。そんな権限がどこにあるんだと聞いている。
○仁比聡平君 にもかかわらず、こういうことが次々と出てくるわけですよ。  大臣に事前に通告でお読みいただいたんじゃないかと思うんですが、緒方事件について。当時、検事総長であった伊藤栄樹さん、「秋霜烈日」というエッセー集の中で、警察の一部門で治安維持の完全を期するために法律に触れ...全文を見る
○仁比聡平君 盗聴を拡大する、大改悪をするという法案を提出をされておられる大臣だから、その認識を問うている。日本を揺るがしたこの明白な権力犯罪について、当時の検事総長がこのように述べている。検察は警察に勝てるか、どうも必ず勝てるとは言えなさそうだというふうに述べている。このエッセ...全文を見る
○仁比聡平君 捜査権力というのはそんな甘いものじゃない。明白な権力犯罪、何の根拠もなく盗聴を行っておきながらその事実さえ認めないというこの捜査機関に対して、元々は冤罪根絶の改革を諮問しながら、提出は断念せよと、せめて分離せよと、そうした袴田事件を始めとした冤罪被害者の訴えに耳を塞...全文を見る
04月16日第189回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  この法案は、矯正施設の医療の在り方に関する有識者検討会、この法務省の置いた検討会の報告書でも崩壊、存亡の危機にあると言わざるを得ない矯正医療の深刻な状況の下で、矯正医療の重要性を明記して国の責務を定めようとするもので、賛成をい...全文を見る
○仁比聡平君 日弁連としてフランスの調査もされたと伺っておりますけれども、そうした諸外国の取組も踏まえて、我が国の刑事施設医療の抜本的な改革の方向性、柱について、今柱をお触れになりましたけれども、少し敷衍してお伺いをしたいと思いますのと、特にその中で、今も少しお話のあった矯正処遇...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  大きな方向性について後ほど大臣にもお尋ねをしたいと思うんですけれども、先に海渡参考人に、そもそもみたいな話になりますが、刑事施設内における医療がどのような理念で行われるべきか、その担い手としての医官の不足の原因をどう考えるかということにつ...全文を見る
○仁比聡平君 そうした指摘も鋭くされる下で、PFI方式などで、各地に一般医師といいますか、地域医療機関のドクターが刑務所の治療に当たるということが経験される中で、先ほどもお話の出た北海道の月形刑務所を例えば取りましても、このお配りしている資料のような面白い経験、効果が生まれている...全文を見る
○仁比聡平君 私、今、処遇と医療を今局長が懸念されたほど分離せよなんて何にも言っていないし、先ほどの海渡弁護士のフランスの経験の報告もそういう意味ではないでしょう。私、月形のこうした経験についてどう思われますかという評価を聞いているときに、何でそこまでおっしゃらなきゃいけないんで...全文を見る
○仁比聡平君 ですから、この行刑と医療の在り方を含めて、抜本的な様々な検討が、私これからも必要だということを申し上げたいんですよ。  厚労副大臣においでいただきました。というのは、この有識者会議の報告書の中にも、地域医療機関との連携強化がかなり具体的に検討の結果報告をされていま...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、この法律成立、施行後も申し上げてきたような抜本的な改革を是非進めていただきたいと思いますが、一言御決意いただけますか。
○仁比聡平君 ありがとうございました。
04月17日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第16号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今の前川筆頭理事とはまた別の立場でお尋ねをいたしますけれども、今回の参議院事務局職員定員規程の一部改正に当たって、今年度の定員を定員合理化分として二十五名減員する、一方で増員分として情報監視審査会事務局等三十名の増員をする、で...全文を見る
○仁比聡平君 そうした協力という考え方そのものについて、私たちがこの議運委員会を始めとして参議院として徹底して議論し、根本から見直すべきだということを強く求めたいと思います。  終わります。
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  この参議院事務局職員定員規程の一部改正に当たって、情報監視審査会事務局の設置の根拠となる秘密国会法、国会法等改正が、政府の秘密体制に国会を組み込むものであって、憲法の基本原理を壊すものであるということは繰り返し主張をしてまいり...全文を見る
04月23日第189回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今回の責任制限額の引上げによって、日本国内で過去十年に責任限度額を超えた海難事故、P&I保険加入船舶の六件のうち二件は全額補償が可能な水準に結果としてなるというなど、全体として引上げになるので賛成はするんですけれども、今日も被...全文を見る
○仁比聡平君 今お話のあったオーストラリアを始めとした提案について後でちょっと議論をしたいと思うんですけれども、つまり、一・五一倍というのが最初から国際機関での議論の土俵にあったんじゃなくて、商事法定利率六%を掛けた、つまり二・三倍という案が簡易改正手続の上限としてこれ行うべきじ...全文を見る
○仁比聡平君 今後なお重大な課題であると、これを関係機関とも協議をしながら前進をさせていかなきゃいけないという趣旨の決意はこれまでも語られていて、それはそのとおりだと思うんですけれども、限度額があることを前提としても、一・五一倍か二・三倍かでは、これは被害者の救済される幅は変わり...全文を見る
○仁比聡平君 私、この日本政府の態度については、国際機関での協議の中身の話ですけれども、よく検証する必要があると思いますよ。  今日ちょっと時間がありませんから次の機会にもう譲るとして、一方で、保険というのがどんな現状にあるのかというお話があります。  先ほど、金融庁の方でし...全文を見る
○仁比聡平君 そうした事故の発生率を考えてみたときに、保険としては十分まだ余力があるというのが専門家の中からも出ている観点なんですよね。  そこで、ちょっと時間がなくなりましたから間を飛ばして、大臣に最後お尋ねしたいと思うんですけれども、私は更なる引上げを政府として取り組んでい...全文を見る
○仁比聡平君 まだまだ不十分だと思いますが、終わります。
05月14日第189回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、政府が今国会に提出した盗聴拡大法案に関わって、まず警察庁に通信傍受の体制や運用について明らかにしていただきたいと思っております。  どうも、通信傍受の現行法が平成十二年、二〇〇〇年の八月に施行されてから、通信傍受の装...全文を見る
○仁比聡平君 メールのみを記録する装置の方はどのように推移しているんですか。
○仁比聡平君 その予算額は、平成十三年度において一億三千二百二十三万円であり、平成十五年度九千二百八十三万円、そして今年度六千二百三十一万円と衆議院で答弁をされておられます。  このメールのみを傍受する装置について伺いたいと思いますけれども、〇一年にまず配備をされた十六式という...全文を見る
○仁比聡平君 今お話しの機能の向上というのは、つまり、平たく言うとスペックの向上というようなことになるんだと思うんですね。つまり、様々なパケット通信があるわけです。携帯のメールというふうに一言で言っても、ドコモだとかauだとかソフトバンクだとか、会社によってその方式はいろいろだし...全文を見る
○仁比聡平君 そうしたことで、二〇〇一年度に配備した十六台は廃棄をして、今スペックが向上した二台、それから今年度もう一台を配備するということになるわけです。日本中にこの二台ないし三台ということになるわけですが、どこに配備して、どう運用するのかと。実際のそういう傍受の必要性というの...全文を見る
○仁比聡平君 警察庁が保有している、管理しているその二台の傍受装置を言わば現場に持っていって、通信事業者のどこかにつなぐわけですよね。そのつなぎ方について、九九年からの国会の議論でも随分な議論がありました。今はどんなつなぎ方をされているんでしょうか。
○仁比聡平君 つまり、確実に今お話しのように捕捉をするために、衆議院の答弁でこんな御答弁されていますね。法的、技術的には二つほど考えられる、メールが電気的に通過する伝送路上において、傍受令状に記載された特定の通信手段に係るメールを構成するデータを選別して傍受する方式と、サーバーな...全文を見る
○仁比聡平君 いや、おかしいですよね。今私が紹介した答弁は、露木審議官の御答弁なんですね。つい先日といいますか、今年四月十七日の衆議院の法務委員会での答弁を私は前提にしているんです。  先ほど申し上げた、伝送路上、素人的にはサーバーの近くで取るんじゃないかなと思うんだけれども、...全文を見る
○仁比聡平君 お手元に警察庁の平成二十二年四月三十日付けで発されている通信傍受法の運用に当たっての留意事項という通達を抜粋してお配りしましたが、電子メールの傍受については、警察庁が開発した電子メール用記録等装置を用いて行うものとするというのが原則とされているわけですね。これがサー...全文を見る
○仁比聡平君 その後の技術の発展というふうにおっしゃるけれども、平成十一年にかんかんがくがくの議論の中で申し上げたような答弁をして、十三年度予算で配備している。その十三年度予算で配備したものが申し上げてきたような仕組みなわけでしょう。一応確認です、警察庁。
○仁比聡平君 電磁的に記録するとかあるいは暗号を掛ける、鍵を掛けるなどというけれども、それがどんな仕組みになるのかというのは、それはもちろん技術の発展というのがいろいろあるでしょう。その下でいわゆる素人にはブラックボックスになってしまうんですよね。現に、法をどう具体的に実施する施...全文を見る
○仁比聡平君 時間が迫ってきましたから、はしょって最後問いたいと思うんですが、国会に報告されている傍受の中身を聞くと、今申し上げているメール傍受は現には行っていないというわけです。それはどういうことを意味するのか。捜査の必要が一切なかったということだったら、もうこんなメール傍受の...全文を見る
○仁比聡平君 いや、だったら、結局、暗号が解かれて、本当は見てはならないはずのものが捜査機関の手のうちになるのではないかとか、そうした犯罪とは関係のない人のプライバシー情報も丸ごとどんどん蓄積されて、これがあらゆる角度から解析されるのではないかとか漏えいするのではないかとか、こう...全文を見る
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  裁判所職員の定員合理化がこの間続く中で、私、昨年も、物には限度があると中村局長にも厳しく申し上げたんですが、今度の法案について、裁判所書記官で見ますと三十四人の増員ということになっているんですが、昨年夏の最高裁判所の増員要求で...全文を見る
○仁比聡平君 昨年夏の増員要求は十分ではないと私は思うんですけれども、元々最高裁として、それぞれの裁判所が役割を果たしていくために、現場、職場の実態から積み重ねてまとめた要求のはずなんです。その認識、つまり現場がこういう増員を必要としているというこのニーズについての認識は、私、変...全文を見る
○仁比聡平君 結局、的確なというよりも、痩せ我慢するという話なのではないのかと私は思うんですね。司法の独立、裁判所の独立というのはそんなことではないはずです。  この定員に関して、政府の定員合理化計画があり、これに協力するという説明も受けてまいりました。この定員削減計画への協力...全文を見る
○仁比聡平君 確認をしますけれども、つまり年二%、五年で一〇%という合理化枠だとか、あるいはその後の合理化目標数を定めて、削減ありきで今後進めていくということではないということですねということが一つと、その下で、今事務系職員の話をされましたが、裁判部の充実はもちろんのことですけれ...全文を見る
○仁比聡平君 目標枠についてはどうですか。
○仁比聡平君 つまり、職場の実態から見て積み重ねていかなきゃいけないということですし、その裁判所の増員を支える予算の確保は我々政治の責任だということだと思うんです。  少し家裁について伺いたいんですが、先ほどの御議論の中でも、成年後見事件を中心に、申立て件数、それから開始決定が...全文を見る
○仁比聡平君 調査官の中での言わばシフトみたいなものを全体の枠を限る中では考えざるを得ないというような悩みが今の局長の御答弁ににじみ出ているように思うんですけれども、子の意思の確認のために家事事件手続法が施行されたのは〇九年以降のことでございまして、そのために調査官の役割が大きく...全文を見る
○仁比聡平君 あまねく、どの地域に暮らしていても、司法の独立と、そして全ての国民に裁判を受ける権利を保障するということがこの問題の出発点の議論であるべきです。日本の裁判所予算というのは、国家予算の〇・四%を割って〇・三四%という、半ばシーリングでもあるのかという状態が八〇年代から...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案は、判事三十二人、書記官を速記官からの振替五人を含めて三十九人、事務官一人を増員しようとするものですが、一方で、速記官からの振替を含めて書記官四十五人の増員をという...全文を見る
05月21日第189回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、私がヘイトスピーチと在日韓国・朝鮮人の法的地位の問題についてお尋ねをしたいと思います。  昨年の十月十六日のこの委員会で当時の大臣に、行ってこられた外国人の人権保障についての啓発についてお尋ねをしました。それまで、外...全文を見る
○仁比聡平君 そうしたお話について大臣の御認識を伺いたいと思うんですけれども、実際の現場でのヘイトスピーチ、ヘイトデモ、それをやめさせるカウンターの行動の現場の中から、あるいは全国各地の自治体で、このヘイトスピーチに対してどうするのかという、例えば議会意見書だったり、あるいは地方...全文を見る
○仁比聡平君 私は特に、単なる言葉だけではなくて、権利、自由を制限しようとする、傷つける、損なおうとする、ここが大事なのではないかと考えるようになりました。  このヘイトスピーチに関して、各地で扇動をしている排外主義的な団体、在特会は、こうしたマイノリティー集団があたかも隠され...全文を見る
○仁比聡平君 そうした趣旨で定められているのであるから、これは特権ではないですよね。局長、もう一回。
○仁比聡平君 外務省においでいただいています。といいますのは、この入管特例法というのは一九九一年に定められたわけですが、これは日韓関係の外交上の重要な節目で行われたものでもあります。一九九一年の一月十日に当時の海部首相が在日韓国人問題に関するメッセージというのを発しています。 ...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、改めて確認したいと思うんですけれども、こうした日韓関係において、首脳同士で共同宣言もしてきた、こうした立場を言葉だけでなく行動に示していくこと、そしてその姿勢が日本の政治全体の中で貫かれること、これが私は大切なことだと思うんですね。  まして、そうした歴史的...全文を見る
○仁比聡平君 これから政治的な責任を持って根絶し、孤立をさせていくという、そのためにまた議論を進めていきたいと思うんですけれども。  ところが、一九六五年に、日韓条約が国民的な大議論の中で行われている当時、法務省の幹部がとんでもない認識を示した論文があります。一九六五年の「国際...全文を見る
○仁比聡平君 時間が迫りましたので、終戦直後の一斉に在日韓国人の国籍を奪った民事局を中心にした経緯について次の機会に質問は譲りたいと思うんですけれども、大臣にお尋ねをしておきたいと思うんです。  一九一〇年に韓国併合、その後、苛烈な植民地支配、この下で内地と呼ばれるようになった...全文を見る
○仁比聡平君 今日は終わりにします。
05月26日第189回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日はこの法案の最初の質疑ですので、私も基本的な大臣の認識をお尋ねしたいと思うんですけれども、これまでお話がありましたように、裁判員裁判、これは重大刑事事件についての裁判員裁判ということに現行の制度ではなるわけですけれども、こ...全文を見る
○仁比聡平君 この法案に先立って行われた裁判員制度に関する検討会の取りまとめ報告書を拝見しても、なぜおおむね順調という評価をするのかという分析的な議論はさほどされていないのではないかというふうに私は思うんですね。  大臣が理由の一つとして挙げられました最高裁の行ったアンケート調...全文を見る
○仁比聡平君 そのようなものなんです。  もちろん、参加された裁判員の方がこうした感想を述べられておることは大切なことだと私も思いますし、大臣が理由の冒頭おっしゃった事件数それから参加者数、参加裁判員数ですね、つまり、その数を考えたときに、これだけの国民が熱心に、真面目に裁判に...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、二六・七%、四分の三の国民が応じていない、あるいは応じられていないんですね。  この数字が、しかも平成二十一年の四割、出席率が四割程度からどんどん、あるいは漸減して三割を切っているということになってきているわけです。  先に最高裁に確認をしておきたいと思...全文を見る
○仁比聡平君 私は、個々の裁判体の適正な運用がされてきた結果だと思うんです。  この裁判員制度の創設時、立法時ですね、それから施行を前にした時期に、国民の大きな不安として、安心して裁判員になるための条件整備が整っていないではないか、一定期間連続して裁判員として裁判に参加しなけれ...全文を見る
○仁比聡平君 裁判員制度の政府がおっしゃってきた趣旨からすれば、国民の裁判に対する理解と信頼が深まっていくということならば逆に出席率は上がっていく、つまり、運用によって裁判員参加をしていくための社会的ないろんな条件、環境が整備をされていくし、一人一人の国民の中での意欲も高まってい...全文を見る
○仁比聡平君 積極的に参加をしてもらうための対応をと言わば抽象的にはおっしゃるんですけど、私、今回の検討会やこの法案提出のプロセス見ても、まず裁判員の負担という言葉をよく使われるんだけれども、その負担についての分析や、あるいはその実態の調査を本当にされているのか。されていないので...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣が最後におっしゃったように、分析して整理をし、その実態を調べていく、検証していくというアプローチはされておられないんですよね。今御紹介の長々あった議論というのは個々の委員の発言なのであって、その背景というのを整理をされてはおられません。  裁判員ネットワーク...全文を見る
○仁比聡平君 残虐な証拠の件ですが、大臣がおっしゃるような配慮をしたとしても、そうはいっても、刑事裁判なんですからそうした証拠を調べる必要というのはあるんですよ。  その心理的負担を負いながら真面目に裁判員に取り組むという中で、先ほど来御紹介の裁判員ネットワークの皆さんの交流会...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
05月27日第189回国会 参議院 憲法審査会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平です。  私は、今日我が国における最大の憲法問題は、安倍内閣が集団的自衛権行使容認など安全保障政策を大転換した昨年七月一日の閣議決定及び今国会への戦争法案の提出強行であり、それ自体が戦後最悪の憲法破壊であって断じて許されないことを厳しく指摘しな...全文を見る
05月28日第189回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は三人の参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  裁判員の参加によって事実認定に社会常識を反映させるという点について、まず小沢参考人からお尋ねをしたいと思うんですけれども、亡くなられた義理の御両親と、そして弟さん...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、今のお話は、職業法曹だけで行われる公判前整理手続で証拠が絞り込まれ、争点は絞られてしまったけれども、実際の公判での審理で裁判員が参加している中で、ここが争点なのではないかということで、裁判員の方の質問を始めとして、争点が復活したというか生きてきたというか、そ...全文を見る
○仁比聡平君 逆に、被害者参加をできなかった二つの事件、加害運転手の危険運転致死傷罪事件とそれから飲食店の店主さんの事件、これは極めて分かりにくかったというお話だったんですけれども、職業裁判官が主宰し裁判員が参加をしないこの二つの事件というのは、これどうすれば分かりやすかったと思...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  今のお話は、つまり、裁判員裁判において、公判中心主義だとか、直接主義、口頭主義だとか、そうしたことが強調される中で感じておられる分かりやすさなのではないかと思うんですけれども、実はそれは刑事訴訟の大原則のはずだと思うんですね。  小木曽...全文を見る
○仁比聡平君 そうした裁判員裁判に、先ほど小沢参考人が、被害者の立場はもちろん、被告人から真相といいますか、を引き出す上でも、そうした覚悟を決めて裁判員の選定手続に臨まれたというお話がありました。  国民の側は、まさかお客さんなんかという位置付けではなくて、自らそうした覚悟を決...全文を見る
○仁比聡平君 具体的基準がない中で、裁判官の職権で裁判員対象事件から外されてしまうというこの仕組みが一体合理的なのか、裁判員法そのものに本当に沿うのかというのは、私は極めて疑問に思っているんです。  ちょっと別の角度で、刑事裁判としての裁判員制度という観点で泉澤参考人にお尋ねし...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。  時間が参りましたので終わりますけれども、今のようなことがありながら、今度の法改正の議論の中では、特別部会でもここは別の部会に任すみたいな話にどうやらなっているのかなというふうにも思われまして、そういう点も疑問に思っているということを申し...全文を見る
06月04日第189回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、まず、法案の、著しく長期、多数回の事件を裁判員裁判の対象から外すというこの規定について大臣に伺いたいと思うんですけれども、先週の小木曽参考人の御意見を伺っても、結局、具体的基準はないとおっしゃっているように聞こえるんで...全文を見る
○仁比聡平君 条文を紹介をされ、趣旨をおっしゃるだけで、結局具体的によく分からなくて、例えば裁判官だって困るんじゃないかと思うんですよね。選任手続を実際にやってみてというんですけれども、あと一回か二回選任手続やってみたら参加できる人が出てくるかもしれない。だけど、どこかで職権で判...全文を見る
○仁比聡平君 そうなんですけれども、その不服申立ての是非の判断をするのはもちろん職業裁判官なわけですね。その基準がどうなのかという具体的なものは、今の時点で示されているとは私には思えない。局限的な例外の場合だみたいな、これまでには例がない場合だみたいな、そんなことになっているだけ...全文を見る
○仁比聡平君 私の問いと違う御答弁があって、今の否認事件について裁判員裁判の対象とすべきではありませんかという問いをこの次に申し上げようと思っていたんですけれども、その御答弁を今いただいたんだと思うんです。  後に議論するとして、先に申し上げたいのは、自白しているか否認している...全文を見る
○仁比聡平君 そうした御答弁を伺うと、こうやって新設しても結局除外するという事件は現実には出てこないんじゃないか。むしろ、私たちの責任は、そうした事件でも、つまり著しく長期の事件でも裁判員が参加できるような職場や保育や介護も含めた環境をちゃんと整えると、そこにあるんじゃないのかと...全文を見る
○仁比聡平君 もちろん、裁判員の参加などは増えていくことになるんだと思うんですけれども、その準備をもちろんやりつつ、施行してこの六年で、やはり国民の司法参加によって、職業裁判官のみによる従前の裁判に対して市民の常識が反映されるようになった。ここの積極的な意義を、そうかたくなに法の...全文を見る
○仁比聡平君 そうおっしゃるわけですから、置かれた三年後の見直しに向けて抜本的な検証と改革を行うように御努力をいただきたいと思うんですね。  この六年間を振り返ってみたときに、裁判員制度というのは、これは重大刑事裁判について行われているわけです。二〇〇九年に施行されたわけですが...全文を見る
○仁比聡平君 この冤罪を生み出してきた日本の刑事司法、とりわけ捜査の在り方を構造的に正すということ抜きに裁判員として重大刑事事件に関与してほしいということを国民に願うというのは、私は背理だと思うんですよね。  裁判の手続の中で一問だけ最後聞いておきますが、泉澤参考人が、証拠の厳...全文を見る
○仁比聡平君 時間がありませんから一言だけ申し上げておくと、想定し難いといって、現に起こっているじゃないですか。何を言っているんだと。制度上そうなっていないから抜本改革が必要なわけでしょう。それが捜査全過程の記録化、可視化であったり全面証拠開示であったり、代用監獄の廃止やあるいは...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。  まず、修正案の提案理由を御説明申し上げます。  裁判員制度は、冤罪を繰り返...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律の一部改正案に反対、日本共産党提出の修正案に賛成の討論を行います。  政府案に反対の第一の理由は、著しく長期にわたる事件を裁判員裁判から除外する規定の新設です。  著しく長期又は多数回とは何をいうの...全文を見る
06月11日第189回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私、今日は、五月二十一日に続いて、在日朝鮮人に対するヘイトスピーチ根絶への政治の責任についてお尋ねしたいと思います。  前回の質疑で、九一年の海部首相の在日韓国人問題に関するメッセージ、あるいは九五年の村山談話を経て、一九九...全文を見る
○仁比聡平君 今御紹介のあった平和条約の文理そのものから直ちに一義的に民事局長通達が書かれているかというと、これはそうではないんですね。解釈を明らかにしたと今局長がおっしゃったように、これはこの平和条約の条項をどう解釈するのかという解釈があって、それをこの通達に示しているわけです...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、この民事局通達というのは、自分の意思によらずに日本国民と、帝国国民とされた人たちの国籍を一斉に今度は剥奪するということなわけですよ。残りたいなら帰化をしろと。その帰化に当たっても、かつて帝国国民、臣民たることを強制したこと、つまり日本国民であったこと、あるいは...全文を見る
○仁比聡平君 納得いきませんけれども。  むしろ、平和条約に至る戦後の日本政府の態度は、在日朝鮮人やあるいは台湾人の国籍選択の自由を前提にしていると思われるんですね。  選挙権を停止する、そのときの国会で、堀切内務大臣が、これまでの例によれば、内地に在留している朝鮮人、台湾人...全文を見る
○仁比聡平君 いや、戦後、四五年、つまり終戦直後の時期、それから四九年の年末の時期には国籍選択の自由を前提にしているわけですよ。それは否定できない。  実際、他国の例を見ても、ドイツの敗戦によるオーストリアの独立に当たっては、旧西ドイツではドイツ国内に居住するオーストリア人に国...全文を見る
○仁比聡平君 問いに答えないじゃないですか、質問時間も短いのに。私が聞いているのは、要請しないことにしたというから、それは日本側の意思でしょうと聞いているんですよ。  実際、その理由をうかがわせる答弁が、その委員会、五一年十月二十九日に、当時の吉田茂首相によって行われています。...全文を見る
○仁比聡平君 何ではっきり言わないんですか。それ以上でもそれ以下でもないって、そう言っているんだから日本国側の意思でしょうと。外務省が何でそんなことを認められない。外交交渉、それでできるんですか。日本側の意思なのか違うのか、私、それはっきりさせなきゃいけないと思いますよ。  外...全文を見る
○仁比聡平君 私は、在日朝鮮人の法的地位の戦後の出発点に関わる極めて重要な文書だと思います。この委員会で繰り返し議論されているヘイトスピーチの根絶に向けての政治の責任をはっきりさせるためにも、この委員会への提出を理事会で是非協議をいただきたいと思いますが、委員長、いかがでしょうか...全文を見る
○仁比聡平君 時間が来てしまいました。  本当はこれを前提に、こうしたヘイトスピーチの論理として、今、在特会などが主張している問題が、戦後の日本政治の中でも抱えられてきた極めて重大な政治問題の逆流なんではないのか、それと同じ論理が使われているのではないのか。これを根絶するために...全文を見る
06月17日第189回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、口永良部島の噴火による避難生活の支援について今日はお尋ねをしたいと思うんですが、五月の二十九日、昨年八月から心配をされてきました新岳の爆発によって全島避難となった住民の皆さんに改めて心からお見舞いを申し上げたいと思います...全文を見る
○仁比聡平君 災害救助法は、被災者の皆さんが本当に必要とするもの、これは特別基準を作るとかいろんな柔軟な運用をするとか、考え方はいろいろこちらの方で整理をして、とにかくそのニーズに応えるという精神だと思いますから、町とよく相談して、あらゆる支援を尽くしていただきたいと思うんです。...全文を見る
○仁比聡平君 引き続き、現地の気象庁の職員の方、それから、必要となれば予知連などの火山の専門家の皆さんにも、直接住民の皆さんの疑問に答えたり、評価について本当に腑に落ちる御説明の機会などもつくっていただきたいと思うんですけれども。  ちょっと通告の順番が違いますが、大臣、そうし...全文を見る
○仁比聡平君 どうぞよろしくお願いしたいと思うんです。  その下で、家畜の避難が私、急務だと思っておりまして、畜産部長においでいただいているんですけれども、先ほど御紹介にあったように、牛、豚、鶏あるいは馬が島に残されています。  私も、噴火の翌日、屋久島を訪ねたときに、お一人...全文を見る
○仁比聡平君 そうした家畜を避難させる上で、十二日、先週金曜日の一時帰島で町営フェリーが本村の港に着岸できるということが確認された。これはすごく大きな一歩なんですよね。ですから、この家畜をフェリーに、つまり放牧をされているものを集めてきて、フェリーに乗せて、どこに運ぶかというのが...全文を見る
○仁比聡平君 その牛を始めとした家畜をどこに連れていくのか、残される家畜がないのか、あるいは、それを進めていく上での生産者の方々の意向をしっかりと踏まえていくことが必要であることなど、課題があると思うんですけれども、ちょっと今日時間がありませんので、そうした課題を解決をしながら是...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、安全確保のためのヘリでの監視とか、そういう条件が整えばもう少し長い時間作業は可能だということなんじゃないかと思うんですね。ここもよく相談をいただきながら進めていただきたいというふうに思います。  今日、もう一問聞いておきたいのは、被災者生活支援法の関係なん...全文を見る
○仁比聡平君 いや、統括官から今、その制度の説明があったんですけれども、十世帯というふうに言われるけれども、皆さん、どう思われます。口永良部島というのは離島で、八十六世帯なんですね。八十六世帯のうち十世帯が全壊になっていなかったら支援金は渡さないなんといって、長期避難しなきゃいけ...全文を見る
○仁比聡平君 県が、こうした厳しい支援法の適用条件で当たらないなどという結論になりかねないときに独自の支援策をつくって、国がその二分の一を補助するという、そうした仕組みは各地に行われてきたわけですから、この鹿児島県と屋久島、口永良部島でも是非それを実現できるように、もう御答弁の時...全文を見る
06月19日第189回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今回の活火山特措法の改正は、昨年九月二十七日の御嶽山の噴火災害で五十七人の方が亡くなられ、行方不明になおなっておられる方が六名、負傷されている方が六十九名という本当に深刻な犠牲を生み出してしまった、その痛恨の教訓を踏まえたもの...全文を見る
○仁比聡平君 今お話をいただいた体制の強化やあるいは専門家の育成を柱に、様々なハードの問題あるいは周知の問題などもこの火山防災対策推進検討会議でどう具体化されていくのか、ここが問われていくと思うんです。その中で幾つかの点について今日は尋ねておきたいと思うんですが、まず観測体制につ...全文を見る
○仁比聡平君 この提言には、今おっしゃった火山活動に変化が生じた場合には、現地でないと把握できない地温や噴気、火山ガスの変化の有無の確認のためなどという要素を挙げて、機動観測が絶対に必要だと、そういう提言がされているわけで、これができる体制をきちんと確保していく、つくっていくとい...全文を見る
○仁比聡平君 この常時観測の火山について、今回の法案は、つまり五十の火山を対象としようとしていると思いますけれども、ここについて速やかに、例えば今年度中にやるといった取組が当然だと思いますし、百十の活火山全体についてどう進めていくのか、あるいは設置する機器のメンテナンスなどをどう...全文を見る
○仁比聡平君 火山専門家、例えば大学の研究機関などを言わば退職をされた方とか、ポストドクターで、その知見があるのに、けれどもパーマネントな職がないというような方、こうした方々が現にいらっしゃるわけですから、気象庁でそうした皆さんをすぐに活用するということができると思うんですが、気...全文を見る
○仁比聡平君 はっきりおっしゃらないですが、採用して、実際にそこに座ってもらったらいいんですよ。そこを、こうして昨日のレクとは、少し曖昧なことをおっしゃっているんですけど、具体的にどんどん進めていくということをやらなかったら、今のこの火山観測体制の危機的な状況というのは打開できな...全文を見る
○仁比聡平君 私はどんな知見が求められるのかというお尋ねをしているんですけれども。  この提言では、火山防災協議会の位置付けについて、複数の噴火シナリオ、そして火山ハザードマップ、噴火警戒レベル、具体的な避難計画の作成、緊急時の情報伝達等の対応など一連の警戒避難体制の整備に関す...全文を見る
○仁比聡平君 そうした専門家が、この現状、裾野をちょっと広げても八十一人しかいないわけですよ、我が国には。ですから、あっせんするとおっしゃるけれども、お一人の研究者の方が、あるいは複数の体制、チームで研究しておられる方々が、幾つもの活火山についてこの火山防災協議会に参画せざるを得...全文を見る
○仁比聡平君 昨日、今日の御答弁を伺っても、今おっしゃるプロジェクト研究と組み合わせた人材育成のプログラムの構築とはどんなものなのか、あるいは、裾野を拡大するというのは大切なことなんですが、これがどう魅力になり、どう人材が育っていくことになるのか、まだまだなかなか見えないというの...全文を見る
○仁比聡平君 どうぞよろしくお願いします。終わります。
07月09日第189回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は急な質問ということになりまして、ふだんにも増してストレートな質問になるかもしれませんけれども、そこは御勘弁をいただいて、選択的夫婦別姓と通称使用の拡大という問題についてお尋ねをしたいと思っております。  この問題に関し...全文を見る
○仁比聡平君 冒頭に申し上げたようなこの問題をめぐる状況の下で、決まっていないとか、あるいは方向性もお話しになれないというのはどんなものなんだろうと思うんですけれども、この第四次の基本計画で、第三次基本計画以降の状況の下でこれだけの憲法問題、あるいは家族の多様化というのがいろんな...全文を見る
○仁比聡平君 最高裁がどういう判断をするのかを見ながら記載していくという、その話合いが理解できないんですね、私。  今週ですか、六日にお話のあっている専門調査会の会合があって、その場でも、委員の中から最高裁を注視していくと。先ほどの上川大臣の小川委員への御答弁と同じ趣旨の発言も...全文を見る
○仁比聡平君 元々、最高裁判決待ちになっていると、注視する、最高裁判決待ちというその政治姿勢そのものがこの二十年近くにわたって弾劾され続けているわけですね。  ちょっと別の角度、国際人権の角度から外務省にお尋ねをしますけれども、女性差別撤廃委員会から、今申し上げているテーマにつ...全文を見る
○仁比聡平君 条約違反ではないという御主張は、僕はへ理屈だと思うので、これ後ほどちょっと議論しますが、そのおっしゃる政府のレポートは、国民の理解を得て行う必要があるとの認識の下、引き続き、国民意識の動向の把握に努め、また国民の議論が深まるよう情報提供等に努めている、なお、九六年の...全文を見る
○仁比聡平君 そうした態度は絶対に通用しない、国際社会でと私は思うんですけれども。  そこで、上川大臣、大臣は法務大臣であり、かつこの男女共同参画のメンバーでもあるわけですけれども、申し上げているように、問われているのは政治の不作為なんですね。九六年の法制審答申から考えたっても...全文を見る
○仁比聡平君 様々な意見があるから慎重な検討が必要だというふうにこの間おっしゃるようになっていて、それは一体、この民法改正をやらないという理由になるのかということが私、大きな疑問なんですね。  ちょっと先に、どんな方々の問題なのかということについて、厚労省においでいただいていま...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、一年間に六十六万を超えるカップルが法律婚をし、その九六・二%は夫の氏を称することになっている。先ほど条約違反ではないと外務省のお答えがありましたけれども、同一だという形式上の平等があっても、現実はこうなんですよ。毎年毎年、六十数万の、あるいは七十万のカップル...全文を見る
○仁比聡平君 時間がなくなりましたから、本当に残念ですけれども、その内閣府の世論調査によっても、性別を問わず五十代以下の世代は、みんな選択的別姓をやるべきだといいますか、構わないという声が四割、あるいは四七%になるわけですよ。女性を見れば、例えば二十代の女性は五三・三%がやるべき...全文を見る
07月24日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第36号
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○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となった我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会の設置に反対の討論を行います。  安倍内閣による集団的自衛権行使容認など、昨年七月一日の閣議決定と安保関連法案はそれ自体が戦後最悪の憲法破壊であり、戦争法案にほかなら...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、参議院選挙制度二法案の委員会審査の省略に断固反対の意見を述べます。  選挙権は国民の参政権の根幹を成す基本的権利であり、選挙制度は議会制民主主義の根幹であって、その改革に当たっては、何より主権者国民に開かれた議論が不可欠です。憲法四十七...全文を見る
07月24日第189回国会 参議院 本会議 第33号
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○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、参議院選挙制度に関する自民党、維新の党、日本を元気にする会、次世代の党及び新党改革提出のいわゆる二合区十増十減案、民主党、公明党、無所属クラブ及び生活の党と山本太郎となかまたち提出の十合区案に、いずれも反対の立場から討論を行います。  ...全文を見る
08月04日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第7号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、集団的自衛権と存立危機事態における自衛隊の活動についてお尋ねをいたします。  集団的自衛権は、日本が攻撃されていないのに、密接な他国、米国の戦争に参加し、日本が武力を行使することであり、憲法九条に明白に反する憲法違反...全文を見る
○仁比聡平君 いや、はっきりお答えいただきたいんです。  日本が武力を行使するわけでしょう。この機雷掃海と米艦等の防護等ということで書いてある自衛隊法八十八条に基づく武力の行使、今、存立危機武力攻撃とおっしゃいましたが、その存立危機武力攻撃を排除するために日本が武力を行使すると...全文を見る
○仁比聡平君 その上にある後方支援というのはどうなのか。ここに書いてありますように、米軍等行動関連措置法に基づく措置と。この法律も今回の戦争法案の中で改定をされようとあなた方は提案をしておられるわけですが、ここに言う後方支援というのは存立危機事態における後方支援なわけですから、こ...全文を見る
○仁比聡平君 いや、基本的に公海やその上空において行うなんていうようなことが一体どこに書いてあるんだと。これは、この委員会で我が党井上議員からも問われ、まともに答弁ができないでいるというそうした状態なんですが、その問題は後に議論をするとして、この重要影響事態法だとか恒久法とは訳が...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、武力行使として現に戦闘行為が行われている現場であっても、その後方支援をやるというわけですよ。軍事作戦、武力行使の一環なんですね。実際、この行動関連措置法には、米軍の行動が円滑かつ効果的に実施されるための措置と書いてあるだけで、何の留保もありません。これ、なか...全文を見る
○仁比聡平君 一概に言えない、基本的に公海なんてどこにも書いていない。  この船舶検査も、これ、軍事作戦の一環として行われるということは、おっしゃるとおり、お認めになっているわけですよね。相手が従わない場合には戦闘に発展する危険性もある。つまり、この四つの活動は、武力の行使とし...全文を見る
○仁比聡平君 幾つもちょっと疑問のある御答弁だったんですが、まず後方支援ですが、先ほど確認したように、存立危機事態における後方支援というのは武力の行使として行っている。安全な場所で行うなんて、そんな答弁、これまでありますか。
○仁比聡平君 先ほど確認したように、現に戦闘行為が行われている現場だって行くわけでしょう、後方支援で。何の制約もないでしょう。何が安全な場所で行うんですか。
○仁比聡平君 いや、憲法上問題が生じないとあなた方勝手に言うけれども、現に戦闘行為を行われている現場で後方支援するわけでしょう。違うんですか。認めなさいよ。
○仁比聡平君 どこに、どこに根拠があるんですか。法案上、何も排除されていないじゃないですか。何が根拠があるのか示しなさい。
○仁比聡平君 いや、法案には、先ほど確認しましたが、米軍等の行動が円滑かつ効果的に実施されるための措置とするだけで何の留保もないんですよ。一方で、重要影響事態法案などには、もうこれは周辺事態法のときもそうですが、対応措置の実施は武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはな...全文を見る
○仁比聡平君 もう法案担当大臣とは思えない、全然混乱して訳分からないんですよ。  性格が違うというのはもうはっきりしたと思いますから、これは委員長、統一見解を出していただくように理事会で御協議いただきたいと思います。
○仁比聡平君 つまり、次に進みますけれども、一つ一つの作戦はできるようになるというのが法案なんですね。これが同時に、あるいは一体に行えないなんというようなことは、法案にはどこにも書いてないわけです。そうでしょう、大臣。
○仁比聡平君 いや、全て同時に実施するって、ほかにもいっぱい活動はあるわけですから、それはいろいろあるんだろうけれども、同時に実施してはならないなんという条文はない、排除されない。それはお認めになりました。  そこで、総理にお尋ねしたいんですが、あなたは、機雷掃海は事実上の停戦...全文を見る
○仁比聡平君 いや、一枚の紙に描いただけのイメージだと勝手に言うけれども、海自の幕僚監部がこういう想定で例として出しているわけでしょう。実際、法案上はそれぞれできるわけじゃないですか。同時に、あるいは一体にできないなんということはどこにも排除されていない。あなたの念頭には静穏なと...全文を見る
○仁比聡平君 いや、何を言っているんですか。そういう運用の実施などを検討するというのがこの幕僚監部、この幹部学校の任務じゃないですか。この法案の審議中に、衆議院でも大問題になっている中でこうした議論がされている。私はもう国会審議がひっくり返る大問題だと思うんだけれども、この図もホ...全文を見る
○仁比聡平君 いや、そんなことはガイドラインにも書いてありますよ。その上でこういう合意をしているわけでしょう。まさに海上作戦です。それは、事実上これ認めたのと同じですよ。これ、やるんでしょう、もう。やるんでしょう。
○仁比聡平君 この図を描いたのは、私ではなくて海上自衛隊の幕僚監部なんですから、そのことを改めて申し上げておきます。  この海上作戦の例で続けて伺いたいと思うんですが、この米艦等の防護なんですね。これは先ほど確認したように、自衛隊法八十八条に基づく武力の行使です。元々自衛隊法八...全文を見る
○仁比聡平君 いや、全く検討していないなんて、だって、ガイドラインでアメリカと合意をして、これができる法案をこうやって提案をしておられる。全然弁解になっていない。  その下でこういうことがやれるというのは確認をされたと思うんですが、つまり、そうすると、先ほど排除するために必要な...全文を見る
○仁比聡平君 今のお話だと、自衛艦がこのA国の艦船にミサイルを撃つと。これ、平時の米艦防護でミサイルを撃つことはあるということを衆議院で答弁されているんですが、これは存立危機事態なので、これもあるわけですね。
○仁比聡平君 総理、私は恐ろしいことだと思うんですよ。存立危機事態において、海上自衛隊だけ見てもこれだけのこと、つまり、こうした一連の存立危機事態における海上作戦をやる、やれるということです。我が国に対する武力攻撃はないわけですから、我が国に対する武力攻撃はないにもかかわらずこれ...全文を見る
○仁比聡平君 いや、必要最小限度なんと言ってごまかして、強弁して、強行できると思ったら大間違いです。そんなのは全部時の政府の判断次第でしょう。  自衛隊は、政府は、我が国への武力攻撃を排除するための必要最小限度の実力組織だから合憲だとしてきた。それを一変させる。憲法九条をめぐっ...全文を見る
08月06日第189回国会 参議院 法務委員会 第19号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日、ここまでの審議を通じても、この法案を国会で大いに議論するということがとても大事なことだと、改めて私思っているんですね。  そこで、まず大臣に、人種差別撤廃条約の重みについてお尋ねをしたいと思うんです。  御存じのとお...全文を見る
○仁比聡平君 大臣の今の御答弁を伺いましても、この委員会を始めとした国会の議論、そして国民的な取組が政府の認識も前進をさせてきた、あるいは明確にしてきた部分が私はあるんじゃないかというふうにも思うんですね。  この人種差別撤廃条約の重みについてもう一つお伺いをしたいのは、外務省...全文を見る
○仁比聡平君 第七パラグラフはそのとおりであり、その前の第六パラグラフには、人種的相違に基づく優越性のいかなる理論も科学的に誤りであり、道徳的に非難されるべきであり及び社会的に不正かつ危険であること並びに理論上又は実際上、いかなる場所においても、人種差別を正当化することはできない...全文を見る
○仁比聡平君 今の御答弁の前提にあるのが、政府も今日も繰り返しておっしゃっているんですけれども、いわゆるヘイトスピーチ、その概念は明確ではないと政府がよく答弁をされますが、その前提に昨年の秋の時点でこうした案も御準備された提案者ももしかしたら立っておられるのか、先ほど小川発議者か...全文を見る
○仁比聡平君 先ほど来御答弁もあっているように、政府も、この半年ほどといいますか、昨年の秋以来、認識を随分明確にされてきておられて、概念は明確でないとおっしゃりながら、先ほどの大臣の御答弁にもありましたけれども、特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動、これは、人々に不安感や嫌...全文を見る
○仁比聡平君 そうした御苦労があってこの法案がこの場で議論になっているわけですから、私、その苦労は多としながら、だからこそ、この国会で大いに議論して、この法案の原案を考えられた時点から、私、この一年近くの間に相当な認識の深まりがあると思うんですよ。国会の党派を超えた議論、それから...全文を見る
○仁比聡平君 今の御答弁が本当にそのとおり現場でされていたら批判はないんだと思うんですよ。京都の事件で、どれだけ被害者の方々がこの刑事事件においても民事事件においても苦労して闘ってこられているかと。そういうことをやらないと助けてくれないのか、違法だと言わないのかということでしょう...全文を見る
○仁比聡平君 そうした私たちの国会、立法府の政治的責任を本当に果たすということがとても大事だというふうに思っております。  啓発活動を強化すべきだということについても法務省にお尋ねしようと思っておりましたが、ちょっと時間がなくなりまして、先ほど来議論があっている実態調査、検討と...全文を見る
○仁比聡平君 終わります。
08月21日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第39号
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○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、盗聴法の大改悪など刑事訴訟法等改定案について、本日の本会議における趣旨説明、質疑を行うことには反対の意見を表明をいたします。  それは、本法案は、我が国の刑事司法に問われてきた根本問題である冤罪の根絶を、取調べ及び供述調書への過度の依存...全文を見る
08月21日第189回国会 参議院 本会議 第36号
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○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、盗聴法の大改悪など刑事訴訟法等改定案について、関係大臣に質問いたします。  本法案は、我が国の刑事司法に問われてきた根本問題である冤罪の根絶を、取調べ及び供述調書への過度の依存からの脱却とか世界一安全な日本創造などとすり替えて、盗聴法の...全文を見る
08月28日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第40号
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○仁比聡平君 日本共産党は、ただいま付託が諮られた維新提出の法案は、憲法そのものに関わる法案であり、また安保法制の政府案に対する対案であることから、本会議において趣旨説明を受け、質疑を行うべきものと考えます。  以上です。
09月02日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第15号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  さきの八月三十日の日曜日、戦争法案廃案、安倍政権退陣、国会十万人、全国百万人大行動が行われ、私も国会正門前で参加をいたしました。人々の怒りが世代を超えて重なり合い、文字どおり国会は包囲され、埋め尽くされました。  菅官房長官...全文を見る
○仁比聡平君 私が聞いているところにお答えになっていないんです。法制の内容についてという検討ではなくて、武力の行使の範囲を検討するということはどういう意味かという問いなんですね。  大臣今もおっしゃいましたけれども、検討事項というのは、法案成立後に原案を策定し結論を出す項目だと...全文を見る
○仁比聡平君 いや、大臣、答弁、それ矛盾しているでしょう。だって、主要検討事項というのは、大臣が今もおっしゃるように、法案成立後、結論を得ていく課題なんでしょう。その検討事項として武力の行使の範囲と書いてある。これが今おっしゃったような新三要件だとか今国会で答弁されておられるよう...全文を見る
○仁比聡平君 防衛、警備等計画にどう記載するかのことを聞いていないでしょう。  結局、安倍政権が幾ら限定された集団的自衛権だと繰り返しても、法案上、法理上、武力の行使の範囲は無限定であって、何が自衛の措置に当たるかは念頭にないとか考えていないとか、政府の判断次第ということは議論...全文を見る
○仁比聡平君 今の大臣のその答弁というのは、武力の行使の範囲ということを主要検討事項として掲げているこの文書そのものに全く反しているじゃないですか。  委員長、お願いをしたいんですけれども、この統幕文書が武力の行使の範囲を検討課題としている、このことの意味について、改めて文書で...全文を見る
○仁比聡平君 続けて、自衛隊法改定案九十五条の二による米艦防護について伺います。  資料の二枚目に、主要検討事項としてアセットの防護が掲げられています。  「平素における米軍等の防護対象及び武器使用権限の整理」、「武器使用に係る手続きの具体化(ROEの策定等)」と示された事項...全文を見る
○仁比聡平君 いや、今の、直ちにROEの共通化にはつながるものではないなんておっしゃいますけど、いつかはつながるのかと。符合させなければ相互防護にならない。一方で、符合させるなら、自衛隊が米軍の先制的自衛にくみするのかという大問題になる。  ところが、法案成立後に検討すると言う...全文を見る
○仁比聡平君 条文の二項の要件を聞いているのに、何で関係ないことばっかり答弁するんだ。質問時間、これで潰すなんてひどいですよ。
○仁比聡平君 はっきり答えられない。大臣、大臣が必要と判断するかどうかがほぼ唯一の要件なんですよ。その大臣がそんな答弁で、こんな法案、やれるかと。  昨日、レクを受けたときに、現場の皆さん、こうおっしゃいましたよ。要請は外国軍の司令部から統幕に対してなされる。防衛大臣の必要性判...全文を見る
○仁比聡平君 いや、そんなことがどこに書いてあるんですか。国家安全保障局だとか言うけれども、法制上はあくまで防衛大臣の権限でしょう。一体何を根拠にそんなことをおっしゃっているんですか。
○仁比聡平君 聞いていることに答えないじゃないですか。その根拠は何ですかと。法制上は防衛大臣の権限となっているじゃないですか。
○仁比聡平君 私の質問時間を消費するばかりのひどい答弁ですよ。私は、その条文上の根拠がどこにあるというのかと問うているのに、それにお答えにならない。  あなたが安倍総理に相談をされるというのはそういうことがあるのかもしれませんけれども、法制上の権限ということについて答えられない...全文を見る
○仁比聡平君 元々、九十五条自体が合憲性が繰り返し大問題になってきたわけです。もう今日は時間がありませんから伺えませんが、資料の六枚目に、これまでの統一見解などが示されてきました。けれども、宮崎元内閣法制局長官は衆議院の参考人として、米国の武器などが我が国の防衛力を構成する重要な...全文を見る
○仁比聡平君 全然答えになっていないです。  この場面というのは、エスカレートし、武力の行使に至る危険性があるじゃないか、はらんでいるじゃないかと、そのときに存立危機事態だとか武力攻撃事態だとか、法的根拠だけ切り替えて、結局、平時から軍事まで日米一体で、戦う自衛隊、肩を並べて戦...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣がおっしゃった今後の進め方という日程表で、統幕文書で八月法案成立とされていることが、聞かれもしないのに大臣がおっしゃるほど国会無視だと大問題になってきたわけです。  私の手元に、独自に入手をいたしましたこの統幕長訪米時の会談の結果概要を報告する防衛計画部の文...全文を見る
○仁比聡平君 そんな報告も受けずに、先ほど聞かれもしないのに、先取りしてやっているようなことはないなんて、そんな答弁したんですか。それ、虚偽でしょう。  十二月の……(発言する者あり)
○仁比聡平君 十二月の総選挙の投票日の僅か二、三日後の訪米です。法案の具体的検討も、あるいは与党協議もなされていないはずのそんな時点に、来年夏までにと決まっていたんですか、それとも統幕長は勝手にそんな認識を米軍に示したんですか。どっちですか、大臣。
○仁比聡平君 大臣、確認しますけれども、この統幕長訪米時のおけるって間違っていますけれども、統幕長訪米時のおける会談の結果概要についてという件名の提出年月日二十六年十二月二十四日付けの報告書、これ、存在するでしょう。
○仁比聡平君 この内容について私は数々の疑問がある。けれども、そんな御答弁では質問できないじゃないですか。  委員長、これ、事実を確認させていただいて、この文書の存在について確認をしてもらいたいと思います。
○仁比聡平君 改めて申し上げます。  この私が今申し上げている統幕長の訪米に関する報告書、これの存在を確認をしていただきたい、今確認をしていただきたい。
○仁比聡平君 私の手元にこのように存在をしております。この存在をいつまでになら確認できますか。
○仁比聡平君 委員長、この文書の存在と先ほど申し上げた統幕長の発言の内容の事実の確認について、防衛省から理事会に報告をいただけるように御協議願いたいと思います。
○仁比聡平君 この中身について、時間がなくなってきましたので、重大な一つの問題について伺っておきたいと思います。  政府が沖縄の在日米軍基地の自衛隊との恒常的な共同使用を検討しているのではないかという大問題は、沖縄県民には一切知らされず、国会で度々取り上げられてきた問題です。 ...全文を見る
○仁比聡平君 時間が来ましたから、委員長に、一つは、先ほど来、私が示しております文書の委員会への提出について理事会の協議をいただきたいということと、それから、御許可いただければ、今ここにありますので、大臣に手渡したいと思いますが、よろしいでしょうか。
○仁比聡平君 戦争法案は断固廃案ということを述べて、私の質問を終わります。
09月04日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第41号
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○仁比聡平君 日本共産党は、ただいま付託が諮られた維新提出の二法案は、憲法そのものに関わる法案であり、また安保法制の政府案に対する対案であることから、本会議において趣旨説明を受け、質疑を行うべきものと考えます。  以上です。
09月07日第189回国会 参議院 憲法審査会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  前回、五月二十七日、私は、今日我が国における最大の憲法問題は、安倍内閣の集団的自衛権行使容認など、昨年七月一日の閣議決定及び今国会への戦争法案の提出強行であり、それ自体が戦後最悪の憲法破壊であって断じて許されないことを厳しく指...全文を見る
09月09日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第42号
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○仁比聡平君 日本共産党は、ただいま付託が諮られました民主、維新提出の法案も、憲法そのものに関わる法案であり、また安保法制の政府案に対する対案であることから、本会議において趣旨説明を受け、質疑を行うべきものと考えます。  以上です。
○仁比聡平君 ただいま議題とされました安保特別委員会公聴会の開会承認要求について、反対の意見を日本共産党を代表して表明をいたします。  公聴会は、そもそも重要法案について国民の声を聞くべきものであり、とりわけ本案、つまり明白な憲法違反の戦争法案について、国会法の言う真に利害関係...全文を見る
09月10日第189回国会 参議院 法務委員会 第20号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  大臣がこの青柳氏の事件そのものについて詳細は答弁されないというこの下で、この集中的一般質疑を提案された与党の責任は、私、重大だと冒頭申し上げておきたいと思います。  事実について、これは答えられるだろうと思うんですが、論文式...全文を見る
○仁比聡平君 こうした問題が、先ほど来議論のあるように司法試験とそして司法の公正さを打ち壊してしまう、そして、プロセスとしての法曹養成という、学部、ロースクール、司法試験、司法修習というこのシステムそのものの信頼を壊してしまう重大な問題であって、その中心的な役割を担うロースクール...全文を見る
○仁比聡平君 その八年前の事件、つまり平成十九年に起こった事件の時点で青柳前委員は考査委員なんです。しかも、憲法、公法の考査委員なんですね。  あの事件は、慶応大学の教授が公法系の論文担当の問題を、先ほどお話ありましたが、答練で、答案練習会で繰り返し提起していたのではないかなど...全文を見る
○仁比聡平君 八年前、この遵守事項について、私はこれ、何の決め事なのか分からないじゃないか、これに反したらどうなるのかはっきりしないじゃないかと、当時の大臣にお尋ねをしたけれども、そこはこれから勉強していきたいというような趣旨の御答弁にとどまったんですね。  これに反すれば社会...全文を見る
○仁比聡平君 今回の青柳氏の事件は、結局、出題そのものを漏えいしたと、恐らくそういう認定をされたんだと思うんですよ。だから、これが国家公務員法上の秘密の漏えいだということになって、こういう事件になって公表された。  けれども、遵守事項違反ということが常態化しているというのが現実...全文を見る
○仁比聡平君 法務省としては、大臣としてはそういう御答弁になるんだろうと思うんですね。  ところがと、官房長にお尋ねしたいんです。  こうした委員会運営をめぐって様々な議論があっている。八月二十六日に久しぶりの理事懇談会が行われました。これが散会した後に、官房長は民主党の理事...全文を見る
○仁比聡平君 参議院議員会館の二階のエレベーターホールで、私がいる目の前で先ほど申し上げたようなことをやっておられたじゃないですか、うなずいておられるけど。  そんなに言うなら、私、ちょっと耳に入って、ちょっと確認したいんですけど、法務省が労働組合の全国団体に働きかけて、多方面...全文を見る
○仁比聡平君 お認めにならないけれども、結局、この間、あなたを始めとした法務省が取ってこられた態度というのは、何が何でも刑訴法等盗聴法など一括法案の審議入りの条件づくり、それをのりを越えて行っているのではないかと私言わざるを得ないと思うんです。  我が党は、本会議質問で問うたと...全文を見る
09月11日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第19号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今回の台風に伴う甚大な豪雨災害で、鬼怒川の決壊を始め、全国の被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。  日本共産党も、救援、復興に全力を尽くしております。政府の万全の対策を求めたいと思うんです。  今日は、河野統合...全文を見る
○仁比聡平君 いや、肝腎の本人のその肝腎の内容というのを、それはおっしゃるように聞かれたんだったら、ここでどんどん答弁をしなさいよ。安倍政権がまともに調査するつもりがあるのかと問われていますよ、今。  総理にお尋ねしたいと思うんですが、この統幕長の訪米は、自衛隊オスプレイの導入...全文を見る
○仁比聡平君 いや、文書の同一性がと総理までおっしゃるけれども、あるものはあるんですよ。  来年度概算要求に佐賀配備の予算は計上されていません。  総理に改めてお伺いをしますが、今も総理自身の地元の了解は得られていないというこの認識は変わりませんね、総理。
○仁比聡平君 今も総理は了解は得られていないという認識を示された。その認識に反して、その県民ぐるみの反対の声に背を向けて、一部の活動家などと呼ばわる統幕長の発言は言語道断です。  オスプレイをめぐっては、配備、運用とともに、整備拠点が問題となってきました。そこに関わって、訪米会...全文を見る
○仁比聡平君 その米国政府の決定というのは、これは十二月の十七日で、私が申し上げている会談の何と前日のことなんですね。アジア太平洋地域における集中的な整備拠点をつくるというわけです。  小牧というお話がありましたが、小牧基地は、従来、自衛隊の輸送部隊、教育訓練部隊に空中給油機部...全文を見る
○仁比聡平君 とんでもない話です。アメリカの構想は、外国軍機の飛来、整備なんですよ。基地の性格を一変させる、それをそんな勝手な言い分でやるということは認められませんよ、許されません。  外国軍機の小牧基地使用の根拠について、今存在しないんだということを大臣お認めになったわけです...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣がおっしゃっている木更津の日米共通の整備基盤ということとリージョナルデポというのは、これ全く概念が違うわけですよ。統幕長が、この記者会見だけじゃないですよ、準備して訪米して、繰り返し米軍トップとこのリージョナルデポをと話している。それを定期整備と混同していたな...全文を見る
09月17日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第45号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  ただいま提案をされましたこの議事日程の動議について、日程第一、第二、これをこれからの本会議の議事とすることに断固反対の意見を申し上げます。  与党が本日夕刻に安保特別委員会で行った戦争法案強行採決は、暴力的どころか暴力そのも...全文を見る
09月17日第189回国会 参議院 本会議 第42号
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○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、安倍政権と自民、公明両党が、戦争法案の夏までの成立という対米誓約の下、今国会で強行してきた数々の強行採決、憲法と議会制民主主義を破壊する数々の暴挙に満身の怒りを込めて抗議するとともに、ただいま議題となった中川雅治議院運営委員長の解任決議案...全文を見る
09月18日第189回国会 参議院 議院運営委員会 第46号
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○仁比聡平君 憲法違反の日程第一、日程第二の法案については、断固反対であり、廃案にすべきものであって、議事日程にすべきではないという意見を申し上げます。