仁比聡平

にひそうへい



当選回数回

仁比聡平の2019年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第197回国会 参議院 法務委員会 閉会後第1号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず、厚生労働省に我が国で働く外国人労働者の動向について御認識をお尋ねをいたしたいと思うんですが、百二十八万人とこれまで言われてきた数字というのは、これはもう言うまでもなく二〇一七年十月末の数字でございますが、この百二十八万の...全文を見る
○仁比聡平君 法務省、昨年末の技能実習生数、それから資格外活動を認められている留学生の数、これはいずれも伸びていますよね。
○仁比聡平君 いずれも大きくうなぎ登りの状況がこれからもしていくわけですよね。さきの入管法改定は、外国人を人手不足対策の労働者として正面から受け入れるという大きな転換でした。ところが、技能実習生がその土台にされた。建前は技能移転、国際貢献と言いながら、低賃金、劣悪な労働条件でも従...全文を見る
○仁比聡平君 分野はそれぞれ何になるんですか。
○仁比聡平君 国交省にもおいでいただきましたが、この一覧表の最後の項目に、グランドハンドリング、空港グランドハンドリングの作業名として客室清掃というのが追加をされました。これは、年末ぎりぎり、十二月二十八日のことですけれども、これは特定技能一の分野別で言う航空業への移行があり得ま...全文を見る
○仁比聡平君 先ほど議論になっておりました宿泊という分野について引き続き伺いますが、昨年の法案審議の時点では、現在、二千人程度の実習生からの移行を見込みますというふうに政府は説明をしておりました。ところが、分野別方針を見ますと、全員試験のように書いてあって報道もされている。これ、...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、政府は、技能実習制度を特定技能一の土台としていよいよ拡大しようとしているわけですよ。  総合的対応策の中でも、留学生の就職支援あるいは外国人労働者の受入れ企業の手続負担を緩和するといった、つまり積極的な受入れを拡大しようという施策が様々盛り込まれているわけ...全文を見る
○仁比聡平君 実際聞くと、たまりかねてサテライトをつくろうと検討している自治体もあるようですけれども、そこにも一つの一千万円という補助、交付金ということにとどまるんだというわけですね。これ、全然現場のニーズに合わない。  ハローワークはどうかと。先ほど櫻井議員からの質問もあって...全文を見る
○仁比聡平君 今、厚労省が答弁されるように、つまり配置を増やすという方針はないんですよ。で、人員増ですね。ハローワークや労基の体制強化については私も皆さんのお手元に資料もお配りをしましたけれども、外国人労働者の権利保障やあるいは就労の安定、そのための事業所に対する訪問指導などのハ...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣がおっしゃった二百十一億円というものの大方は、これまでも行ってきた施策の言わば焼き直しです。新規に行おうとするものというのはほんのごく僅かです。そういうことで、そういう今の政権のありようそのものが私は無責任だと言わなければならないと思うんです。  体制の強化...全文を見る
○仁比聡平君 入管が在留資格の審査において労働関係法令に従っているかどうかを審査するという趣旨の御答弁をされているんですけれども、実際、このシャープ亀山の件でもお分かりのとおり、こうした短期の雇用契約というのが、これが雇い止めという重大な事態の根っこになっているわけじゃないですか...全文を見る
○仁比聡平君 いや、受入れ機関として認めないというふうに一般的におっしゃるけれども、そうした水際といいますか、入国のときの審査あるいは在留資格の継続審査において、そんな状況において本当に外国人労働者の雇用の安定が図られるのかと。  厚労省、不安定雇用が広がって、低賃金、低処遇が...全文を見る
○仁比聡平君 だから、私は労政審での徹底した審議が必要だと言ってきたんですよ。  転職の支援って受入れ企業に今度の法律で課しているというけれども、それは単にハローワークに同行するぐらいの話であって、転職が実現することを義務の内容にはしていないんですよ。これ、全部ハローワークだっ...全文を見る
○仁比聡平君 今おっしゃられるような要素というのは、結局その地域とその分野の低賃金構造というのを固定化していくということになるでしょう。最低賃金に違反してはならないということにはなると思います、当然。けれども、その最低賃金自体が全国で一律ではない、地域別の最賃になっていて、例えば...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、フォローアップ中であって、問題は解決していないわけですよ。  人手不足分野の深刻な事態の打開というのは、これは容易ではないのであって、そこに付け込んでブローカーが暗躍し、失踪実習生を生み出してきたわけです。これを九割はうまくいっているなどと言って強権で押し...全文を見る
03月12日第198回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  外国人技能実習生の失踪問題について今日はお尋ねをしたいと思います。  技能実習生が劣悪な労働条件でも従順に働く労働力として使い続けられて、その下で深刻な人権侵害が引き起こされてきたということは、昨年の入管法改定案の衆参国会審...全文を見る
○仁比聡平君 近日中って、今日、三月十二日ですからね。  山下大臣は先ほどの質問に三月には示すというような趣旨の発言されましたが、四月のつまり特定技能一の手続を受け始めるというときまでもう半月しかないわけです。現在技能実習生として実習あるいは働いている人たちが三年を修了すればこ...全文を見る
○仁比聡平君 その認識は変わっておらないとおっしゃったんですが、今の大臣の答弁は、十二月の六日、昨年の十二月六日に、この法務委員会での法案審議、それから総理入りの審議もありましたが、そのときに大臣、総理が答弁をされたことと変わらないんだと。その答弁のときのまんまなんですよ。  ...全文を見る
○仁比聡平君 今おっしゃったような五千二百とか四千二百とか、そういう調査をしてきて、取りまとめ中だと。だから、これは今月中に公表するんだというのが局長の答弁なんですね。  私は、今の時点でその程度しか明らかにできないのかと。あと半月で新制度の実施をするという下で、今明確な総括が...全文を見る
○仁比聡平君 そうやって繰り返すだけで、大臣、先ほど、十二月六日のこの答弁と認識変わらないと言ったじゃないですか。それ、あれですか、最賃以下が七割というのは違っていたんですか。  お手元に十二月二十五日に関係閣僚会議決定になっている外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策から...全文を見る
○仁比聡平君 だったらば、その取りまとめが公表された上で徹底した審議が必要ですよ。四月の実施、このままなんてあり得ないですよ。  それで、伺いますけれども、全ての実習実施者をこれ調査するとおっしゃっていて、その内数なんでしょう、五千二百とか四千二百という数字がさっきありました。...全文を見る
○仁比聡平君 厚生労働省にもおいでいただいているんですけれども、総合的対応策から抜粋した二つ目の項目、賃金不払等の労働関係法令違反などの場合に、連携して更なる調査を進めると。あるいは、労基法に基づく監督指導などを行って、賃金不払等の違反があらば是正を図らせると。  これ、賃確法...全文を見る
○仁比聡平君 というような状況なんですよ。本当にとんでもないと言わなければなりません。  現場から、実際の実習とか、外国人労働者の賃金、あるいはそこで働いている人手不足分野の低単価構造ががらっと良くなったというような声は全く聞こえてきません。逆に、そうした低賃金や低単価を改善す...全文を見る
○仁比聡平君 その答弁も十二月六日と変わらない。  皆さん覚えておいででしょうけれども、聴取票には送り出し機関についてという項目があって、送り出し機関に払った金額という聴き取り項目もあって、ここに例えば百万円という金額が書き込まれているわけですね。私、あの審議の中で分析をしてお...全文を見る
○仁比聡平君 大臣が今おっしゃった二国間協議について、次の機会にしっかり議論をしたいと思っております。  一個だけ確認をしておきたいんですが、外務省か法務省か、ベトナムとの間では二国間覚書が取り決められています。それに基づく協議の中で、私が今日問題にしています失踪実習生の実態に...全文を見る
○仁比聡平君 もう、ちょっと時間がなくなりましたから、あと一問、これだけ聞いておきますけど、その協議をこれ初めてやったんだと思います。その初めてやった協議の次の協議、これいつまでにどんなふうな進捗を図っていこうと双方でなっているんですか。
○仁比聡平君 のんびりした話していたら駄目ですよ。実際、特定技能一の手続を今現実に、業者といいますか、その送り出し機関の側も、あるいは日本側で登録支援機関や受入れ企業になる側もどんどんどんどん進めているわけじゃないですか。政府を挙げて皆さん分野別に説明会なんて各地でやっておられる...全文を見る
03月18日第198回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  政府は、辺野古でも、そして本土の各地でも、民意に背を向けて米軍基地の増強、整備を推し進めております。米軍の空母艦載機は、厚木から山口県岩国基地に移駐を完了して一年になりますが、深夜一時過ぎまであるいは夜明け前から、周辺住民がこ...全文を見る
○仁比聡平君 説明したと、引き続き説明するというだけで、同意はつまり得られていないわけです。にもかかわらず、防衛省は、この島の九九%ほどを所有する地権者、ここにありますが、タストン・エアポート株式会社と水面下、ひそかに取得交渉を続けてきました。挙げ句、一月に突如、破格の百六十億円...全文を見る
○仁比聡平君 いや、何でそんなことができるんですか。馬毛島を米軍機の空母離発着訓練場にするということは、これ、種子島の自然豊かで静かな生活を根底から覆すものですよ。屋久島や大隅半島、九州本土の住民の安全、安心にも重大な影響をもたらすことになります。地元の自治体の同意はないわけでし...全文を見る
○仁比聡平君 話をごまかしちゃ駄目でしょう。  何でFCLPかというお話がまず最初にありましたけれども、議員の皆さんにはお手元に資料を配っていますが、二〇一一年の日米合意において、その移設の問題について、長年にわたる問題の解決は同盟への極めて重要な前向きな貢献となるというふうに...全文を見る
○仁比聡平君 関係法令に合わせてというのがどういう意味なのかと。  違う角度で聞きますけど、この地権者の資金繰りというのは極めて不透明なんです。何度も仮差押えを受けたり、破産を申し立てられたり、土地登記簿を見ますと極度額百四十億円という巨額の抵当権が付いているんですね。いかにも...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、馬毛島について、この巨額の百四十億円、抵当権付きのまま買収することなどできないということですね、確認です。
○仁比聡平君 つまり、できないということなんですよ。  防衛省は、以前、この交渉で買収価格を四十五億円と提示をしたことがあります。これは報道されて広く知られていることなんですね。それが何で突如百六十億円なんですか。この巨額の抵当債権、これ百四十億、極度額ということですけれども、...全文を見る
○仁比聡平君 これも財務省と相談をしながら防衛省はやっているんでしょうけれども、だけれども、こんな事態で適正な評価だなんて言えるはずもないし、こんなやり方で自治体、住民の納得あるいは同意、これ絶対に得られないですよ。これ、島では逆森友じゃないかというような声も上がっているわけです...全文を見る
○仁比聡平君 いや、同意は得られていないと。  総理の答弁を前提にされておられるわけですが、勝手に候補地にしておいて騒音は少ないなんて、これ、とんでもない話ですよ。抑止力だとか前方展開能力だとかというようなことを言ってここに造れば、これ、岩国基地から一っ飛びで四百キロです。米航...全文を見る
○仁比聡平君 まず、馬毛島の件について、住民の同意が得られることは絶対にないと改めて申し上げておきますが。  今、築城、新田原の件について、最後に大臣言われたように、地元に説明しているのはどのように施設を造るのかだけなんですよ。とにかく施設を造ると言っているだけなんですよ。だか...全文を見る
○仁比聡平君 十二機だとか二百人程度だとかいうふうに言うけれども、これ、普天間の移設条件付返還の九六年SACO合意の翌年、九七年の二月に、本院、参議院の国際問題に関する調査会が米軍普天間基地の調査を行っています。  その際、普天間実施委員会のメンバーでもある司令官のキング大佐に...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、あらゆる軍種がこの築城や新田原をこの緊急時というときには使うんだということが今のお話でうかがわれるわけですけれども、もう一つ、九六年の一月二十三日付けのアメリカの公文書があるんですね。これ、二〇一四年の三月に我が党笠井亮衆議院議員が明らかにしたものですが、沖...全文を見る
○仁比聡平君 やり取りしているということをお認めになりながら、これ、自治体にも住民にも全く隠して事を推し進めるって、とんでもないじゃないですか。
○仁比聡平君 これ、本当に、こんな緊急時の判断にしても決めるのは米軍だということだと思います。世界一危険な普天間基地の苦しみはどこに移しても同じであって、無条件撤去、これを強く求めるべきだと私は主張して、質問を終わります。
03月20日第198回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  外国人労働者受入れ問題についてお尋ねをいたしますが、失踪実習生の実態調査とその総括、そして、権利回復ができないまま技能実習生からの移行である特定技能一による四月からの受入れ拡大はあり得ないと繰り返し申し上げてまいりました。とこ...全文を見る
○仁比聡平君 そうした違法の下で権利侵害を受けてきた実習生が逃げ出して、先々週、技能実習機構に相談をし、先週の月曜日、申告をいたしております。  その中で、取り組まれるんだろうと思いますけれども、この登記簿にある監理団体、この協同組合の、名前は伏せてありますけれども、代表理事、...全文を見る
○仁比聡平君 いや、適切な監理なんてあり得ないわけですよ。  私、この相談があっている実習生たちの在留カードを拝見をして、まだ二十一歳、あるいは二十代のベトナムの若い女性たちですよね。本当につらいですけれども、そのうちお一人は、昨年の七月の末上陸許可を受けた一年目の実習生、つま...全文を見る
○仁比聡平君 局長が言っているのは手順の問題なのであって、それはそういう仕組みですよね。けれども、こうしたひどい権利侵害が問題になってきて、これを適正化する、そのために監理団体が監理を行うんだというのが皆さんがつくってきた仕組みじゃありませんか。それが機能していないでしょうと。監...全文を見る
○仁比聡平君 大臣も私の提起している課題が重要であるということはお認めになっておられるんだと思うんですよ。その構えやよしなんですけれども、現場で一体どうですかと。最後におっしゃった一時宿泊だって、ホテル借りて泊まってもらうということなんですけどね、必要な数あるいは日数、できるわけ...全文を見る
○仁比聡平君 私、まず、遅まきながら真剣に取り組もうとする変化を私は感じておりまして、そこはまず評価をしたいと思います。  ただ、ベトナム青年の自己責任であるかのように呼びかけるだけでは駄目なんですよね。今、ビザの関係など外務省でできることについてはお話しになったけれども、全体...全文を見る
○仁比聡平君 その二国間の覚書によると、ベトナムの認定送り出し機関の取消しの情報を日本側が受領した場合には、当該情報を日本において公表することとなっているんですね。今答弁できないということは、つまり取り消された例はないという、そういう理解をするほかないと思うんですが、そうですか。
○仁比聡平君 だから、取り消されていないんですよ。やっているんですよ、今だって。  そういう下で、次の資料は、私は、これ、外国人受入れに関わる団体というのは職業安定法に基づく職業紹介の事業の認可などを受けなければなりません。その下で、この一件だけ、この保証金を取って、言うことを...全文を見る
○仁比聡平君 厳正に対処すると言うけれども、技能実習制度の監理団体や送り出し機関がこのようにして処分をされた例はないんですよ。これ、二国間とか多国間だとかいって調べられないなんて言っている場合ではないと私は思います。二国間取決めをこれまで積み重ねてきたと、その経験も踏まえて、この...全文を見る
04月04日第198回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  下関北九州道路構想をめぐる塚田国土交通副大臣発言について、西日本新聞の四月二日の夕刊をパネルにいたしました。(資料提示)御覧のとおり、「安倍・麻生氏の意向忖度 利益誘導認める」と。地の記事には、塚田さんが、私は物分かりがいい、...全文を見る
○仁比聡平君 何だか言い方を変えてこられたようですけれども、関門橋はこれ設計交通量の半分しか通行していないんですよ。なのに二千億円、あるいは二千七百億円とも言われる事業費を掛けてもう一本橋を架けるのかと。NEXCO西日本は、トンネルも橋も阪神・淡路大震災並みの地震に十分耐える、健...全文を見る
○仁比聡平君 御存じなかったということで、びっくりしましたけれども。  次回のこの委員会までにお調べいただいて、確認をいただきたいと思います。委員長、よろしくお願いいたします。
○仁比聡平君 安倍総理が総理大臣だということを知らない人はいないわけですよ。実際、去年の十月二十五日に、総理官邸で吉田幹事長と大家参議院議員と会談をしていらっしゃいます。そこで、早期建設に向けた活動にしっかり取り組むようにと整備に意欲を見せたというのが西日本新聞の十月二十六日付け...全文を見る
○仁比聡平君 いや、自民党というのはそういうところなんだと、ここから声が上がっていますけれども、そういう中で、利益誘導そのものという自民党の選挙の実態というのが図らずもあからさまになっているわけですね。今回の副大臣の発言は、そうしたいきさつの中で飛び出したものです。  大体、夏...全文を見る
○仁比聡平君 復活の理由も中止される前のときとまるで変わらないわけですよ。御自身の関与も、それからむき出しの今回の副大臣の利益誘導発言も容認をするというんだったら、もう安倍政権が予算を私物化していると言わざるを得ないではありませんか。  この計画は断固として断念をせよと強く求め...全文を見る
04月09日第198回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  外国人労働者問題について、三月二十日のこの委員会の質問で、お手元にお配りしていますが、長野県のK協同組合と今回も申し上げておきますけれども、ここが監理団体になって金属加工の技能実習として受け入れられているはずの実習生が、ペット...全文を見る
○仁比聡平君 労基への通報というのを講ずるとおっしゃっていて、これ、万が一この会社が払わないということになれば、賃確法などの取組も求められていくということになると思うんですが。  もう一点、大臣に確認をしたいと思うのは、前回も申し上げましたけれども、技能実習の一号、つまり一年目...全文を見る
○仁比聡平君 その当然の対応をこの実習生たちにきちんと行ってもらいたいと思います。  そこで、私、前回の質問で、労働組合に彼女たちが相談をして、実習機構に相談をしたのは三月中旬であり、三月十八日に申告したと。四月一日にNHKのニュース9で報道され、実地検査が行われたのは三日なん...全文を見る
○仁比聡平君 私、とんでもない話だと思っているんですよ。七月の三十日、去年の七月三十日付けで、今回保護をされている対象になっている実習生が上陸許可を受けているんですね。つまり、新法、二〇一七年の十一月に施行された新法の下においてこのK協同組合が監理団体として許可をされ、その監理団...全文を見る
○仁比聡平君 速やかに不正な扱い、権利侵害を受けている実習生たちを保護しなければ、これは重大なことになるわけですよね。  ちょっと時間がありませんから、もう一件、別の角度で伺いたいと思いますが、西日本新聞の三月二十四日の記事を二枚お配りをいたしました。「ベトナム人狙い留学詐欺?...全文を見る
○仁比聡平君 その防止に努めていきたいというふうにおっしゃるそのポイントといいますか、それは実体がないわけだから、これが入国されるということには至らないはずなんですけれども、現に日本への留学を希望するベトナム人がこうして百万円というのを取られてしまっているということなんですよね。...全文を見る
○仁比聡平君 もう時間が来たので、あとは次回に譲るしかありませんけれども、これ、留学生を送り出す母国の方の仲介業者というのは、ホームページ上でこの株式会社杉並外国語学院を知っているぐらいというようなところが、百万円などというような巨額の、高額の学納金名目でのお金をベトナム人青年た...全文を見る
04月11日第198回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今回の両法の改正は長い間の関係者の皆さんの要望が実ったものでありまして、関係の皆さんに心から敬意をまず申し上げたいと思います。  まず大臣にお尋ねをしたいと思うんですけれども、今日も様々出ておりますけれども、司法書士さんは登...全文を見る
○仁比聡平君 今日、特に司法書士の皆さんの基本的人権を擁護する様々な多様な活動についてちょっと御紹介をして、大臣の認識をお尋ねしたいと思うんですが。  お配りをした資料のまず一つ目は、全国青年司法書士協議会の皆さんに作っていただいた資料なんですけれども、御覧のとおり、二〇〇五年...全文を見る
○仁比聡平君 大臣のしっかりした御答弁いただいて、本当にありがとうございます。  そうしたことを踏まえて今回の改正案があるのだと思うんですけれども、司法書士法の第一条、この司法書士の使命を明確にして使命規定を置くということはやっぱり極めて重要だなということを改めて思うんですね。...全文を見る
○仁比聡平君 今の御答弁はとても大切なことだと思うんです。司法書士制度の目的として権利保護というのがこれまで掲げられてきたわけですけれども、今回の改正によって、一人一人の司法書士の方々がお一人お一人依頼者や相談者の権利を実現する、憲法上の人権を保障する、その主体として専門職として...全文を見る
○仁比聡平君 今も期待しているという御発言があったわけですけれども、ちょっと念のための確認ですが、この法文は国民の権利というふうになっておりまして、これが様々な外国籍の方々の権利を擁護するというその司法書士の使命を排除するものではこれは全くないだろうと、当然のことですが、いかがで...全文を見る
○仁比聡平君 当然のことですよね。  それで、今日もちょっと議論がありました懲戒に関してお尋ねしておきたいと思いますが、法案の四十七条は、全国的な統一性や、それから成年後見や財産管理の広範な業務ということを鑑みて、懲戒権者を大臣にしているわけですけれども、七十一条の二によって法...全文を見る
○仁比聡平君 法務大臣が全国の一人一人の司法書士に目を光らせるみたいな、そんな話では全然ないわけですから、お一人お一人の司法書士の方々が権利擁護の担い手として活躍をできるようにという運用を心掛けていただきたいと思います。大臣もうなずいていらっしゃいますが。  最後に、七年の除斥...全文を見る
○仁比聡平君 不当な蒸し返しなどはもう絶対にあり得ないということで、今回の改正法を契機に、ホームローヤーとしての、あるいは人権擁護の担い手としての司法書士の皆さんが一層活躍をしていかれることを、私も大臣とともに期待をいたしまして、質問を終わります。
04月16日第198回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、三月二十八日に法務省が公表いたしました技能実習制度の運用に関するプロジェクトチームの調査・検討結果という報告について、大臣に基本点をただしておきたいと思います。  お手元に資料をお配りをいたしました。最初の二枚が法務...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣が、客観資料を入手し、それらに基づいて、実際に払われた金額だとかあるいはファクトだとか、そうした御答弁というのは、私ちょっと到底納得がいかないですよね。  今日、具体的にただしたいと思いますが、そもそも原資料が違っていると、野党の分析とおっしゃるけれども、こ...全文を見る
○仁比聡平君 新たな実習申請があったら、これは慎重に審査というか、もうこれやめさせる、絶対駄目だというのが当たり前ですよ。  今後、速やかに実地検査を機構がやるという御答弁を今日初めてされましたけれども、速やかにって、これいつまでにやるんですか。これ、その結果報告を国会にすべき...全文を見る
○仁比聡平君 いや、速やかに調査をすると言いながら、結局今年度中というみたいな話じゃないですか。この場の答弁だけできれいに格好付けようと思っても、これ徹底して追及をされますよ。  もう一つ、今回の調査の大問題だと私は思いますが、この概要の(三)調査結果というところをよく委員の皆...全文を見る
○仁比聡平君 全体、五千二百十八人、四千二百八十の機関について、二千六十人分除いているじゃないですか、はなから。これ、書類不備について、資料の五枚目に報告書を抜粋をいたしましたが、二千六十人、千七百八十八機関なんですね。これ、書類不備には重大というのが二百二十二人分あって、軽微と...全文を見る
○仁比聡平君 記載事項に不備があるというおっしゃり方しかしないんですが、お手元に、今お話のあった使用者が義務付けられる法定帳簿というのはどんなものかということで、資料の最後に労働基準監督署のホームページからお配りをいたしましたが、労基法百七条による労働者名簿、労基法百八条による賃...全文を見る
○仁比聡平君 いや、とんでもない話じゃないですか。それが軽微なんですか。  厚労省においでいただいていますが、この賃金台帳というのは三年の保存期間が罰則付きで義務付けられているものなわけですよ。今お話しのような賃金計算の基礎になるような事実関係というのが帳簿に書かれていないとい...全文を見る
○仁比聡平君 いや、当然のことなんですよね。ところが、今回の調査は、実習機関の方、不正行為が疑われている方から聞いて、それでよしとしているんじゃないのかと。  抜粋資料の直接調査という報告書六ページのところに、実際実地調査に臨んで、賃金台帳やタイムカードなどの写しを入手するとと...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、半分は実習先の方の一方的な言い分だけということじゃありませんか。  しかも、この実地調査に至っていない、電話・書面調査にとどまっているものがたくさんあるわけですね。これ、そのとどまっているものだけで五〇・九%に上りますよ。二千百七十七機関ですよね。  そ...全文を見る
○仁比聡平君 そういう形で、失踪者まで生み出した実習先の実態が明らかにできたなんて思う方がおかしいんじゃないですか。  大臣が冒頭、可能な限りの調査をしたという、その可能な限りというのはその程度の話なんですよ。調査は緒に就いたばかりだと言わなければならないと思います。  そう...全文を見る
○仁比聡平君 これ、大臣にお尋ねしたいと思いますが、今のような厚労省の調査が徹底して行われるということはこれから前提にしなきゃいけないと思いますけれども、この小括という報告書十八ページのところを見ますと、その結果が入管当局に回報される、答えが返ってくるわけですよね。これ、書類不備...全文を見る
○仁比聡平君 今の段階でもう公表までして、報告書を、で、これの時点でこれのプロジェクトチームはこれで終わりであるかのような態度を示しておきながら今のような答弁では、到底無責任だと言わざるを得ないと思うんですね。  これから考えるというみたいな話をされるけれども、私が問題にしなけ...全文を見る
○仁比聡平君 時間が来たので終わりますけれども、適切な情報提供を、私、個別に、だって相手は分かっているわけですから、ベトナム語で、母国語で伝えていくというやり方をして初めて実際の権利の回復というのが、道が開かれると思います。  多額の借金を負わされて、低賃金、劣悪な環境でも声を...全文を見る
04月18日第198回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、裁判所職員の定員を抜本的に増員すべきだと一貫して求めてまいりました。  最高裁は、政府の定員合理化計画に協力するのだということで、二%掛ける五年、つまり一〇%、この定員削減を現に行ってまいりまして、今日取り上げますのは...全文を見る
○仁比聡平君 ですから、本当に家庭裁判所の機能、これは地高裁もそうですけれども、その機能を本当に果たしてもらおうと思ったら、必要な人員、予算というのは確保しなきゃいけないんですよ。  それで、家庭裁判所においては、少年を、押送と言いますけれども、運ぶということが、連れていくとい...全文を見る
○仁比聡平君 いや、その少年の様子、その移動中の。例えば何時間も掛かるというような押送だってあるようです、全国で。そうすると、その時間中の車内でのその少年の様子、あるいは同乗している裁判所職員とのやり取りとか、あるいはやり取りがないとか、あるいは困難な事案で少年が何か発語を始める...全文を見る
○仁比聡平君 公務員の果たしている役割の重要性についてこそ、最高裁も政府も国民に訴えるべきです。そうやって予算確保すべきですよ。加えて、裁判部だけで裁判ができていると思ったら大きな大間違いですよ。それは裁判官のおごりです。この運転手さんたちも含めて裁判所職員が担っているからこそ公...全文を見る
○仁比聡平君 裁判所全体の受検率って、日本中の受検率を重視するというのは、これ、ストレスチェックと集団的分析と職場環境改善に生かすというこの方針そのものを損なうんじゃないですか。  これ、厚生労働省、この制度の趣旨、私は、労使対等で準備をして、安心してストレスチェックを受けてセ...全文を見る
○仁比聡平君 人事院にもおいでいただいていますけれども、各府省においては、九〇%以上のストレスチェック受検率という府省は幾つありますか。
○仁比聡平君 つまり、取組によって、私、各府省、国家公務員全体においてのストレスというかメンタルヘルス問題というのは改善がそんなに進んでいるとは僕は思わないけれども、もっと抜本的にやらなきゃいけないと思うけれども、ともかく受検率は九〇%を超えてきているわけですよ。  最高裁、受...全文を見る
○仁比聡平君 受検率が五五%にとどまっているというのは、つまり、この健康安全の管理について最高裁の取組がどれだけ、ちょっと申し訳ないけど、時代遅れかということを物語っているんではありませんか。  各府省においては、健康安全管理委員会というのを職員の意見を聞くために必要な措置を講...全文を見る
○仁比聡平君 時間が来たから終わりますけれども、これまでやっていた取組では駄目なんだということが長期病休者の実態やストレスチェックの受検率によって明らかなのであって、集団分析結果を職場にちゃんと明らかにすることさえ私は多くの職場でされていないんだと思います。  最高裁がそうした...全文を見る
04月22日第198回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  大臣も、また委員会の皆さんも大変お疲れさまでございます。  昨日、後半戦の投票日を迎えました今度の一斉地方選挙でも、被災地で多くの被災者の皆さんが生活再建に懸命な努力をされながら、やっぱり大きな困難にぶつかっているということ...全文を見る
○仁比聡平君 その緊急三か年対策も背景にしながらというんでしょうか、資料の四枚目に、高梁川水系大規模氾濫時の減災対策協議会、これを拡大再編するという取組が今行われておりまして、その政府資料の中から趣旨の部分をお配りをいたしました。  この減災対策協議会の拡大再編というのはどうい...全文を見る
○仁比聡平君 この減災対策協議会の拡大再編の趣旨というのはとても重いものがあるんじゃないかと私は思って大臣にわざわざ御答弁をいただいているんですけれども、ちょっとはっきりしないんですが。  これ、大臣、あれですよね、ダム管理者、つまり中国電力、県営ダムについてはもちろん岡山県で...全文を見る
○仁比聡平君 今局長から御答弁あったように、極めて重要な、しかも初めての取組なんですね。これを被災者の立場に立って流域全体を総合的に検証して、今御答弁の中にあった事前放流、あるいは避難に結び付くタイムラインというものに結び付けていく、必要なハードの河川整備はもちろん進めていくとい...全文を見る
○仁比聡平君 あたかも、関係自治体とかあるいはダム管理者とか、あるいは今回、報道機関だとか交通事業者もこの検討会に参画をしていただいているわけなんですが、そうした関係機関の側が理解が不十分であるかのような表現に今聞こえるんですよね。果たして本当にそうなのかと。高梁川そのものを、あ...全文を見る
○仁比聡平君 いや、つまり、私が言っているとおりじゃないですか。十七時二分に上流のダムが異常放流を始めたと、そういう操作になる。しかも、気象状況を見れば、線状降水帯がそんなに簡単に動かないというのは分かっているわけじゃないですか。その下で、もしそれがずっと続いたら、その異常な降雨...全文を見る
○仁比聡平君 よく検証すると。もちろんですよ。去年の七月に現実に起こってしまった、現実に真備では五十一名の方が、それから、高梁川流域ですね、上流の新見から高梁市や総社市、そして倉敷、大きな被害が出ていますから、現実に起こってしまった被害ですから、それは取り返しが付かないですよね。...全文を見る
○仁比聡平君 今日は、大臣も局長もそうした御答弁ぶりしかできないのかもしれませんけれども、先ほどの三枚目の資料、県の提出いただいた資料をもう一回御覧いただきたいと思いますが、この小田川の、一番高梁川合流点近くに合流する末政川という川の左岸が決壊して、十二か所で十五人の方が亡くなり...全文を見る
○仁比聡平君 元々ここの河川敷というのは田んぼなどに使われていて、その当時は当然こんな山になったり森になったりはしなかったんですよ。これをグラウンドなどの使用で、言ってみれば住民管理で維持していこうということになるわけで、これ、小田川の教訓を全国の河川にしっかり生かす必要があると...全文を見る
○仁比聡平君 そうした取組はされながらですけれども、小田川の付け替え、これ五年間で完了するというふうにおっしゃった、これの進捗にも、住民の皆さんの不安というのは、あるいは疑問というのはこれたくさんあるんですよ。加えて、それが進まない限りは、もちろん土地はあるんだけれども、そこに自...全文を見る
○仁比聡平君 自治体が被災者の声を本当に受け止めていくことができるように、今環境省も被災者に寄り添ってというお話ありました。是非そうした方向で柔軟に頑張ってもらいたいと思います。  最後、一問。三原市、広島県の三原市が作っていただいた資料をお配りをしています。  これ、自然斜...全文を見る
○仁比聡平君 これまでの枠を超えた支援がなければ、被災者が現実に置き去りにされるということになります。  今日もう時間がなくなりましたので、通告していた医療費の免除や介護リフォーム、あるいは、仮設住宅の入居期限などのこれ被災者のニーズに応じた延長あるいは柔軟な適用というのはどう...全文を見る
04月23日第198回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  立憲民主党の有田理事に続きまして、特定技能外国人の原発労働についてお尋ねをいたします。  先ほども御紹介がありましたけれども、四月十八日の朝日新聞の記事をお手元にお配りいたしました。「原発に特定技能外国人」と、「東京電力が、...全文を見る
○仁比聡平君 もう一点確認をしますが、朝日の記事の左の方に、「日本で実効性のある、国境を越えた一元管理の制度を早急につくるべきだ」と。つまり、被曝線量は労働者が自己申告することになっていると、国外の原発で働いた場合ですね、これ、自己申告ということになっていると。一元的管理ができな...全文を見る
○仁比聡平君 そうした下で、東電は、三月二十八日の会議で、放射線管理対象区域に特定技能外国人を入れるんだと周知するという方針を示しているわけですよ。これ、極めて重大じゃありませんか。この協力会社というのは、ゼネコン、大手も含めてということだと思いますが、ここにそうした周知を行って...全文を見る
○仁比聡平君 確認をしますけれども、つまり、核物質などを除去するなんというのはこれは建設業ではない、分野別でいう建設業ではないと。  これ、それ取り出した後で建物を解体するというのはできないんですか。
○仁比聡平君 あと、端的に答えていただきたいと思いますが、経済産業省、産業機械製造業や電気・電子情報関連産業、これについて受入れ可能なんですか。
○仁比聡平君 昨日の説明と違うじゃないですか。なら、原発構内であり得るわけですね。原発構内でそうした関連産業などの、経済産業省の言う三業種の、これはあり得ない、想定されない、構内ではそういう作業はないんじゃないんですか。違うんですか。あり得るわけですね。
○仁比聡平君 そうですか、だったらあり得るんだ。だったら隠していたんだ。  先にほかの業種聞きますが、自動車整備はどうですか。
○仁比聡平君 原発構内はどうですか。ちょっと時間もなくなってきたんだけど。
○仁比聡平君 厚労、ビルクリーニングはいかがですか。
○仁比聡平君 農水、外食はいかがですか。
○仁比聡平君 時間が来てしまいましたから、あとちょっと、次回に議論するしかないですけど、経済産業省が、昨日の私への説明をひっくり返してあり得ないと答弁をしなかったというのは、これ極めて重大なんですよね。  これ、東電が、それ以外の業種はないんですよ。にもかかわらず、そうした分野...全文を見る
04月25日第198回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日も先ほど国民民主党の櫻井先生の質疑でも焦点になっていましたけれども、養育費の履行の確保というのは、これ、子の福祉のために必要不可欠、極めて重要なものだと。とりわけ、近年一人親世帯の生きづらさとか、その下で、貧困あるいは虐待...全文を見る
○仁比聡平君 この履行勧告というのは、夫婦関係調整とか離婚とかいうことで家庭裁判所の手続になって、そうしますと、その子供さんがどんな実情にあるのかとか、あるいは監護をしている側の親あるいは親権を求めているその両親の状況についてもよく調査をするとか、一定のやっぱりプロセスの中で子の...全文を見る
○仁比聡平君 そうした家庭裁判所の一件一件の事件についての取組というのをもっともっと私たちがつかんで光を当てて、解決を進めていってもらうという応援もするということがとても大事なんじゃないかなと思うんですけれども。  そうした履行勧告といいますか、家庭裁判所の役割って、調停、審判...全文を見る
○仁比聡平君 そのようにしてしっかりと子の福祉のために取組を進めていくということがとても大切だと思います。  ですが、残念ながら、そのような履行勧告を行っても、およそ半分くらいがその他、履行状況不詳というところに類別されるように、この強制執行という残念な形、残念でしかも究極の場...全文を見る
○仁比聡平君 先ほど、公明党の伊藤議員の質問の中で、実際に実務としても、これまで年間百件ほどの事件においてそういう取組がされているんだというのが最高裁民事局からの御答弁だったと思うのです。  その事前のミーティングの取組の一つのポイントなんですけれども、例えば調停が成立して、あ...全文を見る
○仁比聡平君 私は、先ほど伊藤議員も提案をしておられましたけれども、その際に、当該事件を担当してきた調査官が執行事件についてもしっかりその専門性を発揮できるように考えていくべきではないかなと思うんですけれども、今の現状というのは決してそんなふうにはなっていないと思うんですよね。 ...全文を見る
○仁比聡平君 実際の担当する事件の重さ、とりわけその子の心情や福祉ということを本当に専門性を生かして調査をした上で執行の補助に当たるということを考えますと、一日一、二万円くらいの報酬ということでは、事前のミーティングだったり、あるいは実際に現場に臨んで起こっていることをどう捉えて...全文を見る
○仁比聡平君 家裁調査官を先頭にした、これまで頑張ってきた人たちにしっかり頑張ってもらえるように、制度の前進と、それから何より、定員は増やさないと駄目ですから、裁判所自らが増やさないみたいなことをやっているようでは駄目ですよということを最後に申し上げまして、質問を終わります。
○仁比聡平君 三人の参考人の皆さん、ありがとうございました。日本共産党の仁比聡平でございます。  冒頭の意見陳述で、伊藤参考人、とても謙虚にお話を始められたんですけれども、やっぱり今日おいでいただいて本当に良かったなと思っております。  そこで、まず伊藤参考人にお尋ねしたいと...全文を見る
○仁比聡平君 今お話があっているような専門家として家裁調査官の皆さんが本当に頑張っていけるように、あるいはこの法改正のテーマ、養育費の履行確保だったり、そして子の引渡しだったりという、その家庭の紛争における問題の解決というのが専門性が本当に生かされていくようにということを強く思う...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございます。  そうした家庭裁判所調査官の調査を中心にした家庭裁判所の役割がこの法改正のテーマにおいてもとても重要じゃないかという問題意識で、今津参考人、松下参考人の順でお尋ねしたいんですが、まず今津参考人から、先ほど執行裁判所が決定によって執行の方法を...全文を見る
○仁比聡平君 ということだと思うんですね。  それで、松下参考人にお尋ねですけれども、そもそもこの百七十四条で執行裁判所が決定で定めるという方法というのは、これ今、今津参考人お話しのような個別のケースに対してどんな方法で、つまり同時存在は不要とするという法になったけれども、だけ...全文を見る
○仁比聡平君 その方法を定めていく上で、審尋と法律用語で言うんですが、記録を読んで、裁判所、裁判官が一方的に自分の頭だけで決めるんじゃなくて、当事者を中心にきちんと話を聞いて決めると、それを審尋という手続でこの百七十四条の三項に定めているわけですが、子の引渡しの強制執行を行うには...全文を見る
○仁比聡平君 家庭裁判所の本案の記録だったり、あるいは調査官、その事件を担当している調査官なんかの意見も共有しながらそうした審尋が充実して決定がされていくということがどうしたって必要だと私は思うんですけれども、そこで、その審尋もない、なくて行っていい場合というのが法案に規定されて...全文を見る
○仁比聡平君 そうした中で、個々のケースを本当に適切に扱っていくということに加えて、今日も深掘りをされている子の福祉とか子の心理状態ということを考えたときに、今日、今津さんや松下参考人から現実的な方法としてというふうに言われている今回の法改正に日本の、我が国の制度がとどまっていて...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。
05月09日第198回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず、養育費の履行確保の問題についてお尋ねをしたいと思います。  前回の参考人質疑は、今日も他の委員も取り上げられました元家裁調査官の伊藤さん始め、松下先生、それから今津先生とお話をお伺いして、問題を、子の福祉、子の権利とい...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、お手元に、皆さんに資料をお配りいたしましたのは、二〇一八年の十一月二十日付けで国立国会図書館が「レファレンス」で出してくださっている「諸外国における行政による養育費の確保」というレポートなんですけれども、それの要旨の部分だけをお配りいたしました。  これも...全文を見る
○仁比聡平君 ドイツとアメリカの例を御紹介になられたんでしょうか。  少し詳しくお尋ねしたいと思うんですけれども、その前提として、法務省として、あるいは日本政府として、この諸外国における養育費確保の仕組み、特に立替払や今の取立て、こうした仕組みについての調査というのは行っている...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、法務省として各国の制度を調べているというわけではないんだと思うんですよ。  先ほどの局長の答弁でも、公刊物におきましてはということで、言ってみれば文献の紹介をかいつまんでされたということなんだと思いますし、法制審において、養育費履行確保の必要な債権はどれか...全文を見る
○仁比聡平君 私が今日提起したいのは、それでは駄目でしょうということなんですよ。  民事執行法で、給与債権も含めてこの差押えを活用するという方向は、それはあるんだけれども、実際に養育費が約束をされ、あるいは裁判所によって定められているというものが履行されているかというと、これは...全文を見る
○仁比聡平君 その理由というのはもちろんいろいろあるけれども、私どもが実際、生活や法律相談の場で伺う多くの場合というのは困窮ですよね。もちろん、子供を監護する側の多くの場合、お母さんがシングルマザーとしてとても苦労されるというのはもうこれ容易に想像の付くところですけれども、子を監...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、親と子の間の、つまり子供の親に対する権利として扶養を求めるという権利があって、これが養育費として具体化をされる。その算定は、前回も議論をしたように、家庭裁判所、特に家裁調査官の調査も入って、子供と別れる父親の方、父親というか子供と別れる親の方が、分かった、苦...全文を見る
○仁比聡平君 是非も含めて、今大臣がおっしゃった法的な性格をどのように捉えるのか、所管官庁をどうするのか、そこには当然、予算、財源をどういうふうに確保するのかなど、課題があることはもちろんそのとおりでしょう。だからこそ、法務省として、あるいは政府としてのこのテーマでの調査検討とい...全文を見る
○仁比聡平君 今日はそこまでにとどまるんだとおっしゃりたいのかもしれないんですけど、先ほど大臣がおっしゃった児童扶養手当、私、ちょっと矛盾をやっぱり抱えていると思います。  今日、厚労省にもおいでいただいていますけれども、先ほども御答弁いただきましたけれども、養育費とこの児童扶...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、八月以降払われなくなれば、その翌年の八月が来るまでは同じ額になってしまうということなんですよ。  もう一つ、この児童扶養手当ですね、私ども断固として反対しましたが、二〇〇二年の改定で、受給開始から五年がたったら、あるいは支給要件、例えば離婚をしたと、一人親...全文を見る
○仁比聡平君 ですから、別れて子供育てるって、例えば二歳の子がいて一人親になったと、五年たったら支給額半減、半分ですと言われたって、まだその子は七歳ですよ。いや、ちょっとそれでは生活できないじゃないですか。一方で、養育費払うべき父の方は、これ職を転々としたり、もう行方不明になって...全文を見る
○仁比聡平君 給与債権が生活の基盤として極めて重要だと、当然のことです。養育費が子の生育にとって極めて重要だと、これも当然のことでしょう。  大臣、これしっかり検討をすべきじゃありませんか。一言だけお願いします。
○仁比聡平君 是非しっかり検討をお願いしたいと思います。  ちょっと残る時間、金銭債権の強制執行に関連して、金融庁においでいただいております。それは、バブル崩壊の後大問題になった融資型変額保険についてなんですね。  そもそも変額保険というのが何かと。これ、バブル時代に、相続税...全文を見る
○仁比聡平君 結局、保険契約をした御本人が亡くなる、つまり、保険金が出れば元本は減るけれども、長生きすればするほど利息は雪だるま式に膨らむばかりだと。だから、自殺して返すという方が続発して、死に急ぎ保険などと呼ばれました。  元々、商品の設計として、保険を解約した返戻金で、ある...全文を見る
○仁比聡平君 こうしたことを、問題が、平成を通じてこんな被害に苦しめられ続けてきたのかということが明らかになりながら、その監督責任を本当に果たそうとしているのかと。そもそも金融庁が出発したのは、このバブル期の重大な事態、これへの反省からだったんじゃないんですか、個別のことは答えら...全文を見る
○仁比聡平君 もう強制執行を是非取り下げていただいて、話合いによる解決を指導していただきたいと思います。  終わります。
05月13日第198回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  建設アスベスト対策と被害者救済についてお尋ねしたいと思います。  まず、厚生労働大臣の基本認識を二点伺いたいと思うんですが、一つはアスベスト公害というべき問題だということなんですね。二〇〇五年に株式会社クボタ尼崎工場で、従業...全文を見る
○仁比聡平君 大臣が、建設労働者の暴露の防止や石綿則の徹底ですね、今御答弁になった現在の規制というのは、実は歴史的に被害と闘いの中で築き上げられてきたものだと思いますけれども、その建設労働者の防止が重要だということはそのとおりだと思うんですね。  アスベスト被害は、言わば建設従...全文を見る
○仁比聡平君 そうした認識の下で、建設現場の問題にもう一度話を戻したいと思いますが、国交副大臣、建設現場にはいわゆる一人親方と呼ばれる従事者が多くいます。実態は労働者そのものなのに形だけ請負にされているという場合も多いと思います。  こうした一人親方の皆さんが、実際の建設作業の...全文を見る
○仁比聡平君 実際、建設アスベスト疾病にかかった方々、職人の皆さんにお会いしますと、自分が建てた家が自慢の方、たくさんいらっしゃいますよね。病気一つしたことがない自慢の体が仕事もできない体にされて、しかも次々と亡くなっていくと。その家族を残して逝くという無念あるいは遺族の悲しみと...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、二〇〇六年、平成十八年、四十年にわたって大量に製造、使用し続けたわけです。法令で禁止したのはその年だということですね。  これ、業界が自主規制した後になってからのことなんですよ。輸入アスベストのおよそ一千万トンの八割は、その間に住宅、建物建材として使用され...全文を見る
○仁比聡平君 元々、今御答弁あったとおり、吹き付けアスベストが露出しているというような建物の利用者の安全に問題があるという建物を実態を調査するということでおやりになっているわけですけれども、その対象の大規模建築物だけで約二十七万棟、小規模建築物百三十万棟、これ、平成元年以前のもの...全文を見る
○仁比聡平君 先ほど国土交通省が、なかなか進んでいないという趣旨の御答弁だったんですが、資料の三枚目を皆さん御覧ください。  建築確認申請の書類からその平成元年以前の建物をリストアップしようというのが台帳整備のまず第一歩なわけですよ。そのリストアップを平成二十九年の九月末までに...全文を見る
○仁比聡平君 そうした取組ももちろん推進して、とにかく速やかにこの目標を達成してもらいたいんですよね、私は。ですが、今のような講習なり研修なりがあっていても、現場の認識の希薄さというのは、これは深刻です。  五枚目の資料に、福岡県大牟田市エリアの地元紙有明新報二月二十二日付けを...全文を見る
○仁比聡平君 アスベスト対策の軽視というのは、官民共にこれは深刻なんですよ。政府が調査の必要性を認め台帳整備をするとしながら、限られたところでしか行われていないと。そういう下で、私、三つ大臣に提案したいと思うんですね。  第一に、専門職による調査を法的に位置付けることです。 ...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、そういうことで、法的に位置付けることを検討しているというんですね。それの重要性というのは、先ほどの大牟田の例ではありませんけれども、きちんとアスベストを除去していく、それを事前に調査するというのは手間とコストが掛かることなんですよね。だから、これ現場任せにして...全文を見る
○仁比聡平君 先ほどの私の質問に国土交通副大臣や環境政務官もうなずいていらっしゃって、今もそうなんですが、つまり、事前にどこに危険なものがあるかということをあらかじめ自治体だとか労基署が把握しているということが、これ暴露を完全に防ぐためには絶対に必要なんですね。  欧州議会は、...全文を見る
○仁比聡平君 厚労大臣も被害者の声を直接お聞きになった経験がおありかもしれませんし、是非聞いていただきたいと思うんですが、ある原告団長は、皆命を削って裁判を闘っている、こんなに苦しい裁判をしなくても救済できるようにしてほしいと、そう声を上げておられます。  実際、先ほど環境大臣...全文を見る
○仁比聡平君 それでは救済がされない、被害者が置き去りにされるなら根絶はできない、国と企業の責任を明確にして完全救済を図るというのが今政府がやらなければならない責任ですよ。断罪された高裁判決に対して、最高裁に上告をしてその判決を待つなんというようなことをやっては駄目だということが...全文を見る
05月14日第198回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日、与野党を超えてこれまでの質疑を聞いて、質疑といいますか、与野党を超えた質問に対する法務省、政府の答弁を聞いておりまして、技能実習生の失踪というこの事態に対する感覚が麻痺しておられるのではないのかと、そのことをちょっと痛感...全文を見る
○仁比聡平君 このうち、平成二十九年の失踪者、平成三十年の失踪者を合わせますと一万六千百四十一人になるんですね。今回のプロジェクトチームの調査の対象は五千二百十八人ですが、この五千二百十八人という数は、この一万六千百四十一人の内訳ではありません。その前から失踪していて、平成二十九...全文を見る
○仁比聡平君 いや、道半ばとか一人たりともとか、そんなことを口にするような状況ですかね。  だって、去年一年で九千人ですよ。これ、今年、一層技能実習生増えていくとすれば、今年の、この一年のですよ、失踪者というのはもっと多くなるかもしれないでしょう。今、この五月の現時点においてそ...全文を見る
○仁比聡平君 今おっしゃった要点も含めて、今日、対策をこうしますと政府がお話しになっていることを実際に全ての実習生に対して及ぼして権利救済を図っていくということが容易ではない、極めて困難だと。だからこそ、これだけの実習生の失踪が起こってきているわけですよね。方針を立てても、それが...全文を見る
○仁比聡平君 ですから、そうした調査をされた上で、六割、まあ五割かもしれませんが、企業側の言い分のみではないかというこの割合についてはどんな御認識なんですか。
○仁比聡平君 客観証拠というのは、賃金台帳のみという場合も含むんでしょう。
○仁比聡平君 ですから、その賃金台帳が失踪した実習生の言い分と違っているのではないかというこの矛盾は、企業側の、企業側というか実習先側の言い分以外には埋めるものはないわけですよ、今のところ、今回の調査では。そういうことでしょう。
○仁比聡平君 再調査が必要であるというのは、つまり今回のプロジェクトチームにおける調査によっては明らかになっていないということなんですよ。  そうした議論を踏まえて、衆議院の四月二十四日の私ども藤野議員の質問に対して、門山政務官が、まあちょっと要約といいますか、私の拾うところだ...全文を見る
○仁比聡平君 それは大臣も同じですか。
○仁比聡平君 大臣、今はそういうふうにおっしゃるんだけれども、四月十六日に私が尋ねたときにはこう答弁されたんです。今回のプロジェクトチームの調査では、失踪技能実習生の供述内容をそのまま記録した聴き取り票によってではなく、可能な限り賃金台帳やタイムカードといった客観資料を入手して、...全文を見る
○仁比聡平君 可能な限りとかファクトとかいう言葉を今大臣が弁明されたような文脈で使う、それは実態をごまかすということにしかならないです。それは、立場は違っても、外国人労働者の皆さんをきちんと受け入れていく、日本社会の中で共生を図っていくということにはつながらないんですよ。実態をご...全文を見る
○仁比聡平君 速やかにその調査を終えて、この委員会に報告をすべきです。  そうした下で、その四月の十六日も求めたんですけれども、実際に失踪者として強制帰国の手続を取られて母国に帰国をしている元実習生が膨大にいるわけですね。しかも、その後、その後というのはつまり昨年の秋ですね、こ...全文を見る
○仁比聡平君 私、今日、何人かの同僚議員が質問をされたように、例えばベトナムにおいて、ベトナム政府と協力をしながらではあるけれども、失踪実習生、帰国をした人たちに個別権利救済を図るための相談を行っていく、フォローしていくというのは、これは是非やっていくべきだと思うんですよね。主権...全文を見る
○仁比聡平君 いや、それは困った人に対応してこそ日本ですよ。是非よろしくお願いをしたいと思うんですが。  残る時間、原発構内での特定技能一の作業の問題についてお尋ねをします。  四月の二十三日に、東電が協力会社に福島第一原発などの現場作業に外国人労働力を受け入れることを決めた...全文を見る
○仁比聡平君 まず、前回の答弁とは違って、原子炉内部の作業というのはこれは想定はされないということですね。  原発構内、福島第一の原発構内のことを私は言っていますけれども、この福島第一原発の構内における作業というのは、一般に言う産業機械製造業などとは私、場面が違うと思うんですね...全文を見る
○仁比聡平君 いや、よく分からないんですよ。ほかの省庁じゃなくて、経済産業省がそうおっしゃるわけだから。  そうすると、東電は、この福島第一原発の構内で、この製造三業種に当たり得るような、そうした作業ということをこれ行う可能性があるわけですか。
○仁比聡平君 もしあればという、今の御答弁でも繰り返されていることが、これまたよく分からないんですよ。  そういう、もしあればとか、いずれとかいうような話だったらば、協力会社数十社を対象とした会議で、特定技能の労働者の原発への受入れについて説明するというようなことは起こり得ない...全文を見る
○仁比聡平君 ちょっと時間が来たので終わらざるを得ませんけれども、ちょっと今の御答弁、私、全然意味が分からないですよ。特定技能一というここの分野だとか、あるいはこの申請だったり、これを認定するという手続というのをこれさんざっぱら議論をして、存在するわけですね。それを具体的に理解を...全文を見る
05月16日第198回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  所有者不明土地問題によって不動産の表示及び不動産に関する権利を公示するという不動産登記の機能が問われているという問題において、登記簿から真の所有者が探索できない実態を適切に解消していく、その任務を新たに登記官に担ってもらおうと...全文を見る
○仁比聡平君 具体的に局長にお尋ねしたいと思うんですけれども、先ほど来、個々の事件、ケースにおいて登記官が判断するのだという御答弁が行われているわけですが、まず、条文の三条を見ていただきますと、主語は登記官なんですね。その探索を行おうとするときにあらかじめ公告しますということにな...全文を見る
○仁比聡平君 本省において定めると、個々の登記官任せになどはしないという御答弁だと思うんですけれども、この基準、そうやって定める基準に基づいて具体的に定めていくというときには様々な手順というのもあるんだと思うんですよ。  例えば、大規模災害という場合であれば、一つの自治体の中で...全文を見る
○仁比聡平君 当該法務局ということになれば、各県にそれぞれ法務局がありますが、そういう単位で行うということでしょうか。
○仁比聡平君 先ほど、伊藤理事の質問の中でも、作業要領を作ることも検討しているというような御趣旨の御発言ありました。これらはつまり施行までに作ると、そういうことですね。
○仁比聡平君 もう一問お尋ねをしたいのは、先ほども質問がありましたけれども、探索委員を選ぶかどうか、指定するかどうかという問題について、典型的な探索委員を指定する対象土地として記名共有地を挙げておられて、逆に、登記官のみで探索委員を指定せずに行うものの典型として、住所なく所有者の...全文を見る
○仁比聡平君 それが十一条の必要があると認めるときの趣旨だということだと思います。うなずいていらっしゃいます。  そうした探索をどこまでしなければならないのか、ここが先ほども議論になりました。改めて、十四条に則した形で御答弁をいただければと思うんですけれども、登記官が探索を始め...全文を見る
○仁比聡平君 十四条の二項を見ますと、判断の理由その他の政省令で定める事項を記載、記録した書面などを作成をしなければならないというふうになっているわけですが、つまり、過去の所有者まではたどり着いたと、だけれども、その後は相続関係を調べるのでもう精いっぱいというようなことになれば、...全文を見る
○仁比聡平君 そういう仕事というのは本当に大変だと思うんですよ。  それで、最後に、定員などの推移、法務局の定員などの推移について、全法務省労働組合に資料を作っていただきました。  大臣、これ、二〇一七年、一八年、一九年と、法定相続情報証明制度の導入で百五十五人、長期相続登記...全文を見る
○仁比聡平君 新たな仕事の、頑張ってもらう分増員しなければならないというのは当然だと、強く求めて、質問を終わります。     ─────────────
05月21日第198回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  五月十四日、その前は四月の二十三日に、原発構内での特定技能一の作業についてお尋ねをしましたが、東電福島第一原発事故の収束、そして除染も含めて、三たびお尋ねをしたいと思います。  前回、経産省の製造三分野について、原子炉内部に...全文を見る
○仁比聡平君 原発構内あるいは放射線管理区域内などの、そうした環境下での作業の基準、受入れの基準や日本語能力の基準というのは法務省は持っていないわけです。  元々、この特定技能一の制度の組立てというのは、そうした作業について十四分野に限定をし、その十四分野をそれぞれ所管する省庁...全文を見る
○仁比聡平君 定めていないわけです。  その下で、東京電力が三月二十八日に協力企業に対する説明を行ったということは前回政府参考人が答弁をされたわけですけれども、そこでの東電の説明なんですが、朝日新聞によると、日本語能力の確認は元請や雇用企業に求めているというふうに報じられている...全文を見る
○仁比聡平君 おかしいじゃないですか。省庁が、関係機関が求める基準というのがないのに、それに基づいて外国人を受け入れると、これあり得ないでしょう。基準がないものを従えといって周知したって何の意味もない。それはつまり、受入れ制度そのものを歪曲しているということじゃありませんか。経産...全文を見る
○仁比聡平君 何を言っているのか全然分からないでしょう。これ、分野別運用方針に基準がない、である以上は審査のしようもないですから、これ受け入れられないんですよ。これ、そういう仕組みでしょう。そう国会でずっと説明してきたじゃないですか。  これ、先に国交省にもお尋ねしたいと思いま...全文を見る
○仁比聡平君 今、一般的になっているというようなことをおっしゃるんだが、お手元に資料をお配りしました。  今年、平成三十一年三月付けで、法務省、国土交通省の連名で、分野別運用方針、閣議決定したものとは違う運用要領、建設分野の基準についてというのを出しておられまして、ここの二枚目...全文を見る
○仁比聡平君 答えてくださいよ。だから、原発なり除染なり、そういう作業についての日本語能力というのを国交省としては試験で確かめないでしょう。
○仁比聡平君 必要な知識が身に付くって、一体、現場の廃炉作業だとか除染作業でどれだけ労働安全衛生法違反の実態がありますか。  お手元に、厚労省の福島労働局が今年三月二十九日に発表された監督指導結果の概要、お配りしていますが、廃炉作業で監督実施事業者数のうち違反したのは五三・一%...全文を見る
○仁比聡平君 本日そのような通知をしたと、そのこと自体は前向きに捉えたいと思いますけれども、慎重な検討を求めるんじゃなくて、制度をゆがめてこうした作業に受入れをしようなんという、この方針そのものを撤回をさせなきゃ駄目ですよ。  もう大臣の答弁いただく時間ありませんけれども、今私...全文を見る
05月22日第198回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  私は、水俣病問題について、全ての被害者を救済する国の責任について、今日、大臣にお尋ねしたいと思います。  水俣病は、御存じのとおり、公害病の原点ですが、いまだに被害者が救済をされないという中で、今日質問をさせていただくに当た...全文を見る
○仁比聡平君 重く受け止めなければならないとおっしゃりながら、被害者の訴え、救済を求める裁判に対して徹底的に争っておられるのが環境省であり政府なんですよ。この政府が被害者を切り捨てようとしている線引きにこれ合理性は全くないんですね。  資料の一枚目をお配りをいたしましたが、それ...全文を見る
○仁比聡平君 悩んでいる、疑問に思っている、そうした被害者の声に応えなきゃいけない、誠実に対処しなきゃいけないと。悩んでいるというよりは、それは苦しんでいるんです。誠実に対応しなければならないとおっしゃりながら、裁判手続で被害を認めずに、徹底してその救済を拒んでいるのが大臣が今責...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、私の問いにお答えになっておられないんです。  少し歴史を長く御紹介をしましたので質問の焦点が不鮮明だったかもしれませんが、つまり、そのような裁判、国は被害を否定しようとする、しかし、患者や支援の運動が大きく広がって医学的にも解明が進むという中で、行政認定、つ...全文を見る
○仁比聡平君 当たり前のことを問うているのに、大臣が答えることができずに環境部長が出てきて答弁をされた上に、水俣病問題と無関係とは考えていないと、答弁をまたごまかされる。  私はそんなことを聞いているんじゃないんです。チッソが排出したメチル水銀の結果起こっている被害でしょうとい...全文を見る
○仁比聡平君 そんなふうに言葉をごまかされても、水俣病被害、つまり、原因企業チッソが排出をしたメチル水銀による健康被害だからこそ、社会的な大問題となり、救済も前進をさせていっているわけですよ。今の部長がおっしゃるような環境省の論理だけを振り回して、というのは、つまり、昭和五十二年...全文を見る
○仁比聡平君 環境部長がまたとんでもないことを言うので、もう条文読んでください。水俣病救済のその特措法ですね、三十七条一項、これ、部長、何と書いてありますか。
○仁比聡平君 という答弁を二〇〇九年の法成立のときのこの参議院の審議以来ずっと言い続けているんですよ、十年間。その間にどれだけの被害者が苦しんで裁判を闘っているか。裁判に手を挙げるなんて普通の人できませんからね。そこを大臣はどう認識しているのかということなんですよ。  今のよう...全文を見る
○仁比聡平君 私は、医師団の研究について評価せよと言っているんじゃないんですよ。あなた方がやってきましたかと言っているんです。
○仁比聡平君 そうやって、協議に基づいたと言って自らを正当化しようとしているけれども、そうやってあなた方が引いた線引きが全く合理性がないから、この第二次訴訟において、提訴以来、二〇一三年の提訴ですから六年間も、熊本でも近畿でも東京でも新潟でも、被害者たちが苦しんでいるんです。その...全文を見る
○仁比聡平君 大臣、真剣に検討しているんだとおっしゃった大臣の言葉を是非実らせていただきたいと思います。  現実には、今日明らかにしたように、まともな調査研究もせず救済を拒んでいるのが政府の態度ですから、これ以上被害者を苦しめることは許さず、全ての被害者の救済のために新たな枠組...全文を見る
05月23日第198回国会 参議院 法務委員会 第15号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず大臣に、戸籍についての基本的な捉え方についてお尋ねをいたしますが、これまでも質問がありましたけれども、戸籍というのは個人の出自あるいは身分関係のあらゆる情報の集積でありまして、だからこそプライバシーの塊なんですね。これが不...全文を見る
○仁比聡平君 そうした戸籍の実務が、コンピューター化というのがこれどんどん進んできまして、これが近年、しかも、そのシステムを担っているIT企業というのはほぼ独占と言っていいぐらいの寡占化が進んでいるんですよね。全国の市区町村の戸籍実務の九五%、もうちょっと最近進んでいるかもしれま...全文を見る
○仁比聡平君 とても大事な答弁なんですよね。  戸籍実務の現場というのは、これは、これまで以上に一層実務職員の担い手によって頑張ってもらわなきゃいけないと思うんですけれども、本法案は、そうした戸籍の現場とは何だか全く違うところから改正の話が来たんじゃないのかと。あの未来投資会議...全文を見る
○仁比聡平君 現在もデータベースは保管、管理している。しかし、現在は、七十五条にあるように、市区町村から管轄法務局に電気通信回線を通じて送信しなければならないとしているだけであって、逆のルートはないわけですね。それから、蓄積したデータベースから何か別の提供する、あるいは利用する情...全文を見る
○仁比聡平君 考えていないということなので、絶対につくらないという保証を私は是非求めたいと思うんです。今はシステムの中身は分からないわけで、どんなものがつくられるかというのはこれからの話ということになってしまうし、それは巨大IT企業の手によってつくられるということになるわけです。...全文を見る
○仁比聡平君 これまで、そういう事後の規制だとか処罰だとか抑止をしようという取組はあったんですよ。けれども、現実に不正取得や漏えいというのは起こっているんですね。そこを重大に受け止めていただきたいと思います。  大臣に、ちょっと今日、一問お尋ねしたいことがあります。  前回、...全文を見る
○仁比聡平君 適切に審査を行ってまいりたいなんて言うからこんな話になってくるんですよ。作業に必要な日本語能力の基準も持っていないし、それを確かめるための試験の制度も持っていないと全部の省庁が言っているんですから、受入れなんて不可能だということを改めて強く申し上げまして、質問を終わ...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、戸籍法改正案に反対の討論を行います。  その最大の理由は、国が、電子情報処理組織、すなわち巨大コンピューターシステムで全ての国民のあらゆる戸籍情報を一元的に蓄積、管理すること自体が、国民のプライバシー権、情報コントロール権を侵害する危険...全文を見る
06月03日第198回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  今日は、イージス・アショアの配備問題についてお尋ねをしたいと思います。  この間、防衛省が適地調査というのを行ってこられました。その結果について、原田防衛副大臣が、五月の二十七日に秋田県、二十八日に山口県を訪ねまして、地域住...全文を見る
○仁比聡平君 決めていないと、引き続き丁寧に説明して理解を得たいとおっしゃるわけです。  このどちらの候補地も、候補地として名前が挙がって以来、大きな不満、不安と怒りの声が噴き上がってきました。阿武町では、町の存亡に関わる危機という声が地域丸ごとの揺るがぬ固い意思になってきたと...全文を見る
○仁比聡平君 そのような防衛省による説明で払拭できるような思いではないんですよ。  お手元にお配りした資料、一枚目から三枚目を御覧いただきたいと思いますけれども、これ、昨年、平成三十年九月十一日付けで阿武町議会に提出をされましたイージス・アショアの陸上自衛隊むつみ演習場への配備...全文を見る
○仁比聡平君 私、防衛大臣の今の御答弁を伺っても、大臣と、それから政権のと申し上げた方がいいかもしれないけれども、地元の住民の皆さんの思いとのもう本当に埋めることのできないずれというのを痛感しますね。  これまで丁寧な説明してきたというふうにおっしゃいますが、この請願書の二段落...全文を見る
○仁比聡平君 そうですよね。つまり、全国の自治体を励ます取組なんですよ。  その花田町長が、町に移住してくる人たちは自然の中での健康な暮らしを人一倍志向している人たちだとおっしゃっています。その努力をぶち壊しにしてしまうのがイージス・アショアの配備なんですね。実際、Iターンで来...全文を見る
○仁比聡平君 是非、花田町長に直接お話聞いてもらいたいなと思いますね、片山大臣も。  農林水産業についてお尋ねしたいと思うんですが、地元の農業は、今日、コシヒカリを始めとする良質な米、県内出荷量の九割を占める千石台大根や山口あぶトマトなどの農産物のほか、水産物のブランド産品も多...全文を見る
○仁比聡平君 というような、生活となりわいのど真ん中にイージス・アショアを造ると。  そうすると、防衛大臣、こうした町づくりの取組をぶち壊してしまうことになるというのが地元の怒りじゃないですか。これ、どう認識しているのか。配備ありきで推し進めるなどは全くあり得ないと思いますが、...全文を見る
○仁比聡平君 本当に思いが伝わらない政権だと思います。  今防衛大臣がおっしゃった、四項目の適地調査の中身を客観的、具体的に示したんだというふうにおっしゃるけれども、それ自体が町づくりに重大な影響を与えるんだということ、議論を進めたいと思います。  内閣担当大臣とそれから農水...全文を見る
○仁比聡平君 イージス艦の甲板の上での作業で自衛官も様々な配慮をしなきゃいけないということになっているわけですね。  ところが、イージス・アショアに導入を決めたレーダー、これイージス艦のレーダーより格段に強力で、しかも世界にまだ一つもないということだと思うんですね。ですから、実...全文を見る
○仁比聡平君 つまり、大臣がそうお答えになったので、そうしたら大臣に聞きますけれども、ペースメーカーや体内埋め込み型のAEDあるいは補聴器といった住民が使用している電子機器への影響というのは、これは総務省の電波防護指針には対象になっていないということですね。
○仁比聡平君 そうしたものなんですね、総務省の防護指針は。  今、先ほど大臣が、イージス・アショアなど防衛省が使うものについては防衛相が必要な基準を定めるんだと、だから答える立場にないというふうにおっしゃったんですが、そういうお立場からすると当然だとおっしゃるのかもしれませんが...全文を見る
○仁比聡平君 結局、今回の電波環境調査というのは、言わば防衛省独自のものにすぎないということなんです。  その説明資料の中からお手元の十枚目を御覧いただきたいと思うんですが、半径二百三十メートルより離れた場所では人体への影響がなく安全という結果になりましたと結論がありますが、こ...全文を見る
○仁比聡平君 いや、何とも木で鼻をくくったような答弁なんですけれども。  計算式の問題に入る前に、安全という結果になったということの意味について、お配りはしませんでしたけれども、これの説明資料の前のページに、実測調査を行ってこのように判断するんだということが書いてあります。陸自...全文を見る
○仁比聡平君 今のような実測調査なるものをされて、その上で、全ての計測地点において実測値は机上計算値を大きく下回る結果となりましたということを導いておられるんです。机上計算値というのは、つまり机の上で計算したと。その数値を中SAMの実測値であれば下回るということになった。  結...全文を見る
○仁比聡平君 そのようなものにすぎないわけです。  しかも、計算式というのが、先ほどの資料の十枚目にありますが、あのSイコール、難しいのでもう略しますけれども、難しい計算式が書いてありますね。それの分子になっているP、G、Dという数字があるわけですね。これはどこにも説明がないけ...全文を見る
○仁比聡平君 いや、ここを明らかにしないと説明にならないじゃないですか。住民も自治体も検証のしようがないじゃないですか。防衛省が出した数字を信じろと言っているだけということになるわけですよね。  これ、あれですか、そのP、G、Dシータの値というのは、これイージス・アショアの諸元...全文を見る
○仁比聡平君 そうすると、イージス・アショアのそのP、G、Dの諸元というのは、これはもう定まっているわけですね。
○仁比聡平君 よく分からないんですね。  そのP、つまり最大電力の時間平均値と先ほどおっしゃいましたけれども、これ、イージス・アショアは、あれですか、向こう千五百キロも先まで探知するというようなことができるという能力を目標にするということなので、これは相当な出力ということになる...全文を見る
○仁比聡平君 飛んでいる飛行機だとかあるいはヘリコプターなどに対しては、これはもっと遠い距離まで影響を与えてしまうということをこの説明資料の中でもお認めになっているんですけれども、これ、つまり、発射された弾道ミサイルを探知するというその主力のビームですか、これはそういう重大な影響...全文を見る
○仁比聡平君 結局、その計算式、計算式とおっしゃるだけで、そこに入力する前提の値はこれは秘密だ、それは答えないと、説明しないというわけですね。  これ、防衛上の秘密だということなんですか。
○仁比聡平君 その説明では住民の皆さんの納得は決して得られないということは、もう明らかだと思います。  その説明の前提になった実地、実測調査についても、その前の九ページ目の資料お配りしましたけれども、先ほど大臣からもお話のあった八か所といううち、西台の展望台駐車場という位置があ...全文を見る
○仁比聡平君 だから、おかしいというんですよ。人家や学校とおっしゃいますけど、住民は人家や学校にずっとこもっているわけじゃないんですよ。みんな町に出て、山に入って働くんですよ、学ぶんですよ。  この今の図面でも、もしレーダーが稜線に近いところに向かうということになったときには、...全文を見る
○仁比聡平君 そんな説明で到底納得は得られませんということをもう一度申し上げておきます。  もう一つ重大なのが、迎撃ミサイルの部品落下の危険です。  ミサイルは、発射した後に一つ目のブースターが燃焼して切り離され、二段目、三段目と点火、それから切り離しということが繰り返される...全文を見る
○仁比聡平君 結局、一〇〇%海に落ちるということは言えないわけでしょう。  これ、大臣、だから、課長の発言を陳謝すると言ってみたところで、地上に落ちることがあり得るということでしょう、大臣。
○仁比聡平君 いや、そんなふうに計算どおりに落ちますか。むつみ台というのは台地ですからね。これ、転がり落ちると、あるいは地上に落ちると、これはもうとんでもない惨事を招くということになるわけですよ。  NHKのインタビューで元海上自衛艦隊司令官の香田洋二さんが、迎撃能力のテスト中...全文を見る
○仁比聡平君 そのようにおっしゃって、日米一体で基地の強化、増強をする、そのために米国製の高額な兵器を爆買いする、辺野古でも本土でも民意を踏みにじってそうしたやり方を進めるというのは、これはもう絶対にやめるべきだということを強く指摘して、今日は質問を終わります。     ───...全文を見る
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、二〇一七年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書の承諾に反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、建設アスベスト訴訟の訟務費の支出の問題です。  建設アスベスト訴訟は、二〇〇八年に首都圏で約四百人が提訴したのを皮切りに...全文を見る
06月04日第198回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  まず大臣に、新しい社会的養育ビジョンとこの本改正との関係についてお尋ねをしたいと思うんですけれども、平成二十九年の八月二日に、厚生労働省の所管でこの養育ビジョンが策定をされました。この中で特別養子縁組がどう位置付けられているか...全文を見る
○仁比聡平君 今大臣が最後におっしゃった選択肢を広げるという対象としても、これまで法案の策定過程で実情として示されているものとしては、今日も議論があっています二〇一六年の厚生労働省の調査が一つあるんですが、上限年齢の引上げに関わって言えば、現行法の原則六歳未満という年齢要件が差し...全文を見る
○仁比聡平君 現実に子の福祉を考えてその子供をどうするかと目の前に問われたときに、例えば、児童相談所で児童養護施設がもうどこも空きがなくて定員がいっぱいと、だから、言わば押し込むような形でその子を託す、そのために、子供が育ってきた町あるいは通っている学校から遠く離れてその施設に送...全文を見る
○仁比聡平君 その上で、今回の法改正なんですが、そもそも特別養子縁組とは何かと、どんな要件で特別養子縁組を成立させるかについて、民法八百十七条の七という条文があります。これは今回も改正はされません。  この八百十七条の七によれば、「父母による養子となる者の監護が著しく困難又は不...全文を見る
○仁比聡平君 今回の改正は、その審判を、これまでは成立の審判ということで一本で行っていたんですが、そこに、特別養子にふさわしいかどうか、その子が特別養子の適格を有するかどうかについての審判を導入すると、そのことによって審判が二段階になるということなのではないかなと思うんですが、先...全文を見る
○仁比聡平君 まだ御答弁は一般的かなという感じがするんですけれども。  最高裁が、平成二十八年の四月から平成二十九年の三月までの特別養子縁組の成立の審判事件等の実情についてという調査をされたようで、その資料をいただきますと、これまで特別養子縁組の成立を認容した子の方の平均年齢と...全文を見る
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  私からも、今回の改正、とりわけ上限年齢の引上げの下で特別養子縁組を成立させることが子の利益になるというケースというのは、これはどんな場合なのかという角度でお尋ねをしたいと思うん...全文を見る
○仁比聡平君 やっぱり、お話改めて伺って、とてもレアなケースになるかなというふうにも思うんですけれども、参考人もうなずいていらっしゃるんですが。  林参考人に同じ問い、どんなケースが、特に上限年齢を引き上げた上でというのはいかがですか。
○仁比聡平君 今の棚村参考人、林参考人の御意見を伺った上で、早川参考人、いかがですか。
○仁比聡平君 今のお話の上で、冒頭、早川参考人が国連の児童の代替的養護に関する指針を引いて、言わば理念を示された上で、特別養子縁組に関わる懸念ということをお話しにもなったし、今ほどの御意見もそれを膨らますもの、敷衍するものだと思うんですけれども、この国連の指針については棚村参考人...全文を見る
○仁比聡平君 早川参考人、そうしたお話しいただいたような理念、あるいは懸念も持ちながらこれまでずっと児童福祉の分野で取り組んでこられて、その特別養子縁組を取り組まれたというか関わろうとしたケースというのは、先ほど、有田さんでしたっけ、二歳の子供が八回も不適合だったという大きなダメ...全文を見る
○仁比聡平君 ありがとうございました。最後おっしゃった点が、逆に課題にならないように、ちゃんとしていかなきゃいけないなと思います。  ありがとうございました。
06月06日第198回国会 参議院 法務委員会 第18号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。  本法案の審議もいよいよ大詰めになっておりまして、今日は、前回の質疑に続いて、改めて、本改正の上限年齢の引上げによってどのようなケースで特別養子縁組を成立させ得るということになるのかについてお尋ねをしていきたいと思います。  ...全文を見る
○仁比聡平君 最高裁としては今のようなお答えぶりになるのだろうと思うんです。裁判官としてのお考えを御答弁されるわけにもいかないということなのではないかなと思うんですけれども。  一方で、その下の参考というグラフを見ていただきますと、現行法でも上限六歳という、例外規定がありまして...全文を見る
○仁比聡平君 今家庭局長がお答えいただいたことについて、衆議院の参考人質疑で、前回、別の法案、子の引渡しの関係の法案、民事執行法の改正について本院の当委員会の参考人としてお招きした元家裁調査官の伊藤さんが、この法案、本法案の衆議院参考人として意見をお述べになっておられまして、その...全文を見る
○仁比聡平君 そのときに、実際にその子の、実際認容されている六、七、八歳という子の事例がどんな事例かというのはもちろんここでは分からないわけですけれども、前回の本委員会での参考人質疑の結果を踏まえても、実際には里親さんなどの委託を受けていて、実の親じゃないんだけれども、実際の親子...全文を見る
○仁比聡平君 裁判所としては今はそういうお立場になるんだろうと思います。  通告していたのか、通告されていないとおっしゃるか分かりませんけど、厚生労働省にちょっと今の問題意識でお尋ねしたいと思うんですけれども、現行法の下でも特別養子縁組の成立というのはとても複雑で、慎重なんだと...全文を見る
○仁比聡平君 児童相談所を中心にした児童福祉の現場の児童福祉司の皆さんも、あるいは心理判定に関わる専門家の皆さんも、それを総合的に取り組みながら、近年でいうと市町村とも力を合わせながら、子の福祉を本当に最善の利益を実現していくと。この児童相談所の役割というのは、今、本当に極めて重...全文を見る
○仁比聡平君 今御紹介いただいたような考え方を的確に行っていく上での様々な体制づくりという問題については、これ別の大きな問題ですから、本法案の話にちょっともう一回戻りたいと思うんですけれども。  そのように慎重に行っている親権制限などの事件を、言ってみれば質的に超えるのが特別養...全文を見る
○仁比聡平君 今のようなケースを想定をしておられるということなんですけれども、大前提としては、対象の子の実親との家庭的な安定した生活を取り戻すとか、そういう意味での再統合を図るということは、これはもう断念せざるを得ないと、全く無理という判断が大前提としてはあるということでしょうか...全文を見る
○仁比聡平君 今の御答弁の流れとの関係で、先に厚労省にお尋ねしたいと思いますけれども、前回の参考人質疑で、早川参考人が紹介された国連児童の代替的養護に関する指針について、林参考人も、子供の喪失感をできるだけ緩和する上で、子供にとってどういう選択肢をどういう優先順位でもってまず考え...全文を見る
○仁比聡平君 そこで、民事局長に法改正についてお尋ねしたいと思うんですが、児童福祉の現場の実情というのは、今、少し可能な限り御答弁いただいたつもりなんですけれども、それから、これまでの現行法の下における家庭裁判所での様子ということは先ほど少し議論させていただいたわけですが、そこに...全文を見る
○仁比聡平君 局長も、えらくまた慎重に提案理由をそのままお述べになっているなという感じなんですけれども。  大臣、ちょっとこれまでの議論聞かれた上で、私、特に年長といいますか、例えば分かりやすい年代層でいうと小学校の高学年とか中学生とかいう年代の、深刻な虐待で実親との家庭生活は...全文を見る
○仁比聡平君 何にせよ、動き始めたら本当に子の福祉のためになるように関係の皆さん頑張ってもらいたいと思いますけれども、最高裁の村田総務局長、おいでいただきながら御答弁いただけないんですけど、もうずっとうなずいて聞いていただいていたんですけど、これ担う家裁職員、とりわけ調査官をずっ...全文を見る
06月10日第198回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、二〇一七年度一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書、政府関係機関決算書の是認に反対、内閣に対する警告及び決算審査措置要求決議案をそれぞれ決議することに賛成、国有財産増減及び現在額総計算書是認に反対、国有財...全文を見る
06月14日第198回国会 参議院 本会議 第26号
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○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平です。  私は、会派を代表して、二〇一七年度決算に反対、内閣に対する警告に賛成、国有財産増減及び現在額総計算書に反対、国有財産無償貸付状況総計算書に賛成の立場から討論を行います。  反対の理由の第一は、政府が、国民犠牲のアベノミクスによって貧...全文を見る
○仁比聡平君(続) 暮らしに希望の新しい政治を切り開くために、全力を尽くす決意を申し上げ、討論といたします。(拍手)