丹羽雄哉
にわゆうや
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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05月12日 | 第94回国会 衆議院 社会労働委員会 第14号 議事録を見る | ○丹羽(雄)委員 山林労働者がチェーンソーの振動で体をむしばまれ、病に苦しんでいるという白ろう病でございますけれども、ごく軽症なものは別といたしまして、いまだに治癒の方法が見出されないのが現状でございます。この病は御存じのようにチェーンソーを長い時間使えば必ずかかるという職業病で...全文を見る |
○丹羽(雄)委員 チェーンソーが最初に導入されたのは昭和三十年前後、そして三十五年ごろになりましてからこの白ろう病というものが各地で発生し始めたわけでございます。ところが、最初は患者側の訴えに対しまして、当局は因果関係がはっきりしていない、またあるいは患者の体質によるものだという...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 いま大臣のお答えを聞きまして、前半は非常に率直に反省したということ、大変評価するわけでございますけれども、何か後段の段階で法制化になりますとちょっとややちゅうちょしているような御答弁でございます。もう一度お聞きいたしますけれども、法制化について前向きに検討する用...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 大先輩の藤尾労働大臣のお答えでございますので、これ以上私の方で質問はやめます。 続いて林野庁にお聞きしたいのでございますけれども、この白ろう病の原因の一つといたしまして、山林労働者に対しまして出来高払いの賃金システムがとられていることが最大の原因ではないか、...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 いまの御答弁ちょっと私は不満足なわけでございます。これは十分に認識しているはずでございますけれども、この出来高払いというのはどうも山の中では監視が十分に行き届かない、作業員がサボっていて調べようがないというような発想が根底にあるのではないか、こういうふうに考える...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 いま労働省の局長からこのような前向きの発言が出たわけでございますが、どうぞ林野庁においても旧来の慣習を脱却してひとつ出来高払いについて十分検討をしていただきたい、このように考えているわけでございます。 次に、いままでは全般的な国有林でございましたけれども、民...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 いわゆる振動病対策費として、五十六年度の予算を見ますとざっと三億五千万円ほど計上されているわけでございますけれども、これをずっと細かく検討してみますと、たとえば特殊健康診断は林業災害防止協会に付託される、振動障害巡回指導員は市町村が管理している、また労務改善指導...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 きょうは白ろう病の集中審議ということでございますけれども、次に、同じ労働者の安全管理という立場から、最近発生いたしました原発事故につきまして、原発労働者の安全管理の問題について取り上げてみたい、このように考えております。 日本原子力発電会社の敦賀発電所で放射...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 いま吉本局長からいろいろ対策が講じられているというお話があったわけでございますけれども、実際はそのようなことが行われていないのが問題ではないかというふうに考えるわけでございますが、大臣、原発労働者の安全とか労働管理につきましてどのような見解をお持ちか、ひとつお聞...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 いま大臣から大変前向きな発言があったわけでございますけれども、今回の事故で労働省はどのような対策をおとりになったか。 また、いま非常にりっぱな御意見をお持ちでいらっしゃいますから、こういう原子力発電所の管理者を呼んで、大臣みずから注意するような姿勢が必要と私...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 いま大臣のお話にもございましたように、今回の事故で被曝いたしました作業員のうち大部分が原電の社員ではなくて下請労働者であるということが明らかでございます。これは通産省の資料ですか、たとえば原電の廃液貯蔵タンク漏れの修理作業では、原電の社員が四十五人に対しまして請...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 次に、電離放射線障害防止規則というのがございますですね。これの第五十六条によりますと、いわゆる放射線業務に従事する労働者、原発労働者は当然でございますけれども、六カ月ごとに定期検査を行うべきだ、健康診断を行うべきであるというふうに義務づけられているわけでございま...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 被曝線量は毎日チェックされているということで大変結構なことでございますけれども、これはどの法律に基づいてやっているわけですか。 | ||
○丹羽(雄)委員 ポケット線量計を毎日持っていく、これは当然で、義務づけられているわけでございます。このポケット線量計、これは労働者の自覚の問題にもなるかもしれませんけれども、ポケット線量計を持っていないとか、あるいはこの針が飛んでしまっているとか、いろいろな実態があるわけでござ...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 時間が来たようでございますので、これで質問を終わりますけれども、前段で申しました山林労働者の白ろう病にいたしましても、原発の労働者にいたしましても、肉体、生命を犠牲にしてやむを得ず働いているわけでございまして、そしてその裏には生産性を向上しなくちゃならない、また...全文を見る | ||
10月15日 | 第95回国会 衆議院 社会労働委員会 第1号 議事録を見る | ○丹羽(雄)委員 年々ふえる一方の国民総医療費は、五十六年度十三兆円で、そのうち老人医療費は実に二兆五千四百億円に達しているわけでございます。しかも高齢化社会は急ピッチで進行中で、昭和八十年には七十歳以上のお年寄りがいまの二倍にもふえる。国民の一割、十人に一人の割合で老人になるわ...全文を見る |
○丹羽(雄)委員 大臣、いま行政改革法案には直接関係ないということでございますけれども、いずれにいたしましても、今度の法案の最大のねらいは、増大する一方の医療費を抑制することにあるわけでございます。 それではまず、一部負担を導入することで老人医療費は全体でどのくらい費用が浮く...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 一%というと余り効果がないような感じがいたしますけれども、大臣も長期的に考えてほしいということでございますので、この問題につきましては言及を避けたいと思います。 いま審議官のお話にありましたように、今度の医療費の一部負担は外来が一カ月五百円、入院時は四カ月を...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 尊敬する宏池会の最高幹部の大臣でございますので、この問題につきましてはもう余り言及はいたしませんけれども、私は正直に言いまして不合理であると考えておりますので、この問題について老人に説得力のあるような方向でこれからひとつ十分に検討していただきたいと考えております...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 次に、いわゆる上乗せ福祉の問題についてお聞きしたいと思います。 東京や大阪などでは、現在、国の七十歳以上の無料化よりも早く、六十五歳でございますか、無料化を進めているわけです。今度老人の一部負担が導入されるわけでございますけれども、この上乗せ福祉、上乗せ無料...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 いま厚生大臣も、地方自治の問題もあるけれども、非常に整合性の問題でいろいろ問題があるということをおっしゃったわけでございます。ところが、東京も大阪も、つい最近現在の六十五歳以上の無料を継続する方針をもう何か知事が明らかにしております。これは私は新聞で見ただけです...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 老人保健の問題につきましては、この後長野委員も詳しく御質問なさるということでございますので、私ちょっと問題を変えまして、次に、救急車内における応急処置、治療についてお尋ねしたいと思います。 せっかくの救急車も、わが国では肝心の救急隊員が一切の医療行為を禁じて...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 医師法の第十七条では医師以外の治療行為を厳しく禁止しているわけでございまして、救急車の場合は消防隊が運営しているということでございまして、単に患者を運ぶだけであるということでございます。血圧の測定、点滴はもちろんのこと、たとえば心臓発作などが起きた場合の緊急の手...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 いま大臣が十分前向きに検討してくださるということで、大変うれしく思います。こういう救急車の問題、非常に医師法との関連がありましてむずかしいわけでございますけれども、救急車が搬送するだけというのは、実は私、外国の方もいろいろ調べてみたのですけれども、わが国だけでご...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 具体的な数字は結構でございますけれども、これは人件費あるいは研究開発費、こういうものは当然加算されるわけですか、どうですか、この問題。 | ||
○丹羽(雄)委員 いままでデータを集める場合は供給元のゼリア新薬工業が行ってきたわけでございますが、厚生大臣がお願いしてまで供給の継続を要請したわけでございます。こうなりますと国の責任も重大になってくるのではないか。これまではいま申しましたようにゼリア工業の方が独自でこのデータを...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 次に、余り時間もございませんけれども、一点だけ国保の地方負担の問題についてお聞きしたいと思います。 臨調の第一次答申で国民健康保険の地方負担について触れられているわけでございまして、行革の特別委員会、また本会議でこの問題につきましてはいろいろ取り上げられてい...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 いろいろ県の実情によって違いますけれども、大体一県当たり五十億円くらいにも達するのが実情でございまして、そういう問題は地方としては非常に困るわけでございます。これを強行すれば委任事務の返上も辞さないという非常に強硬な姿勢を示しております地方団体もあるわけでござい...全文を見る | ||
○丹羽(雄)委員 医療費を抑制するためには、まず乱診乱療、薬づけの問題にメスを入れることが先決である。私は、都道府県の肩がわりが抜本的な解決につながるとは考えてないわけでございます。単なる負担のツケ回しではおよそ行政改革とは縁遠いというふうに考えるわけでございますけれども、この問...全文を見る |