丹羽雄哉

にわゆうや



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丹羽雄哉の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月12日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
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○丹羽(雄)委員 今回の医療保険制度の改革は、サラリーマンなどの健康保険本人の給付率を現行の十割から九割、そして六十一年度からは八割にして自己負担を導入するということで、昭和二年の制度創設以来の大改正と言われておるわけでございますが、まず最初に、その改革のねらいとその背景について...全文を見る
○丹羽(雄)委員 今大臣のお答えを聞きまして、趣旨はよく理解できたわけですけれども、大臣自身もお認めになっているわけでございますけれども、その背景は財政事情ということでして、これは財政の帳じり合わせではないかな、こういう声も一部に出ている。年間一兆円近く医療費が増大している、それ...全文を見る
○丹羽(雄)委員 今大臣の答弁の中で、医療費の伸びを国民所得の伸びの以内に抑えたい、こういうことはこれまでも再三言明していらっしゃるようでございますけれども、これは一つの、これからの医療費問題を論じる場合のガイドライン的なものになるのですか。ちょっとその点について。
○丹羽(雄)委員 政府委員の方で結構でございますけれども、それではここ四、五年間の医療費の伸びと国民所得の伸びとの何か資料がありましたらちょっとお示し願います。
○丹羽(雄)委員 五十九年はまだ聞いていませんけれどもね。  今の保険局長の答弁によりますると、五十八年になって初めて国民所得の伸び率を下回った、これは老人保健の導入等いろいろあると思いますけれども、それまでいずれも医療費が常に所得を上回ってきておるわけです。問題は、これから五...全文を見る
○丹羽(雄)委員 それでは、私が質問する前に非常に手回しよくもう五十九年度の医療の見通しまでお答えになったんですけれども、この改革案を実施した場合と実施しない場合の医療費総額の伸び率、この違いをちょっとお示し願います。
○丹羽(雄)委員 それでは、医療費の伸び率が改革を実施しない場合は七・二%ということですけれども、その内訳がどういうふうになっているのか、お示し願います。
○丹羽(雄)委員 今保険局長から御答弁があったわけですけれども、薬価の引き下げ三千五百億円、二・三%、これはもう既に実施しているのですね。それから、今お話しがあった医療の適正化ですか一千九百億円、一・四%、これは今回の改正とは別にもう既に実施されるべきものである。そうすると、改正...全文を見る
○丹羽(雄)委員 いや、そうじゃなくて、七・二%というのはおかしいじゃないか、もう既に薬価基準の引き下げはしているし、要するに医療の適正化というものは今度の改正とは別に行われるべきものであるから、改正による医療費の抑制というのは残りの分の自己負担の三・五%だけではないか、こういう...全文を見る
○丹羽(雄)委員 そのとおりと認められると私も非常に困るのですけれども、そうしたら、この保険法を改正するという今までの数字はまやかしですか。おかしいな、これは。
○丹羽(雄)委員 それはよくわかりました。では、今度の改正による医療費の抑制効果というものが六千八百億円、これはですから訂正した方がよろしいのじゃないですか、今の答弁でお聞きしたように。ですからそれは、今言ったように、今度の医療費の抑制効果は千四百億円、三・五%、これははっきり言...全文を見る
○丹羽(雄)委員 余り深追いしてもいけませんから……。  要するに私が申し上げたのは、今年度の医療費の抑制はわかるのですよ、六千八百億円ということは。ただ、今度の改正に伴うものは千四百億円じゃないのですかということです。大臣、いかがですか。
○丹羽(雄)委員 どうも、私の質問によく答えてくださってないのじゃないかと思います。局長、この点はもう一回よく検討して、国民の皆さん方が不信感を持たないような数字というものも出していただきたいと思います。尊敬する渡部厚生大臣ですから、これ以上深追いはやめますけれども、こういう点で...全文を見る
○丹羽(雄)委員 ですから、もう私はこれ以上申し上げませんけれども、ちょっと今までの議事録を見ますると、今度の改正による医療抑制効果云々ということで、この七・二%という数字は、出さない方が私はよろしいんじゃないかということを申し上げたいわけでございます。これ以上余りあれしてもいけ...全文を見る
○丹羽(雄)委員 サラリーマンの負担が大きいので、患者の負担を緩和する措置として、これまで家族なんかにやっておりますけれども、財政上余裕のある組合では附加給付制度、こういうものを行っておるわけですけれども、今度のこの一割本人負担でこの附加給付制度を認める考えがあるのかどうか、お聞...全文を見る
○丹羽(雄)委員 次に、高額医療費の問題についてお聞きしたいと思います。  高額療養費の患者の自己負担最高五万四千円、これについて厚生大臣が、たしか村山先生に対してかな、本会議で、委員会の推移を見守ってこれから検討したい、こういうような趣旨の発言をなさったと思いますけれども、こ...全文を見る
○丹羽(雄)委員 私も政治家の端くれでございますから、今の答弁でよしとしますけれども、低所得者に対して、入院が三万円、外来が三万九千円までが患者負担、こういうふうになっているわけですけれども、これで十分に低所得者に対して配慮がなされているかなという声があるわけです。特に総理大臣の...全文を見る
○丹羽(雄)委員 そういうことで、大変前向きな御答弁をいただきましたものですから大変結構でございますけれども、続いて、療養費の支給制度の改正の問題についてちょっとお聞きしたいと思います。  高度の医療、特別なサービスについで、厚生大臣の承認を受けた医療機関では、保険で見られない...全文を見る
○丹羽(雄)委員 今の御答弁の中にありましたように、大学病院とか要するに附属のいろいろな研究所、こういうようなものが基準の対象になると思うのですけれども、形式的にこういう基準を決めていくと、最近は大変いろいろな高度の医療を提供したり研究している専門的な病院が大分ふえてきているので...全文を見る
○丹羽(雄)委員 そこで、今ちょっと局長からもお話しがありましたけれども、この制度を保険医療の中に持ち込むということは医療機関の差別につながるのじゃないか、こういうことで医師会等では大分反対の意見もあると、こういうふうにお聞きしておるわけでございます。例えば、今局長もお答えになっ...全文を見る
○丹羽(雄)委員 ちょっと今の答弁は穏当を欠いているのじゃないかと僕は思うのですよ。それは言わんとすることはよくわかるのですけれども、ちょっと差別的な発言のように私には聞こえるのです。今のはそういうふうに、私の聞き違いかもしれないけれども、要するに大学病院ならばこれはできる、しか...全文を見る
○丹羽(雄)委員 ちょっとよくわからないのですね。研究段階ということで逃げられたわけでございますけれども、それでは、この制度を別の観点から見ますと、保険で見られる部分が含まれている場合にはこれは根っこが同じであるということで支給の対象になるわけですけれども、要するに高度の医療を保...全文を見る
○丹羽(雄)委員 保険の枠を拡大していく、こういうようなお考え方というふうに受け取って、私はこの問題は打ち切りますけれども。  あともう一点、歯科の問題ですね。歯科の差額徴収というのは非常に複雑なわけでございますけれども、これはどういう形で歯科の差額診療を解決していくかというこ...全文を見る
○丹羽(雄)委員 次に、退職者の医療制度の問題についてお聞きしたいと思います。  今度の医療改革の最大の柱になっておるわけでございますけれども、その趣旨は、大変長年の懸案となっておるものでございますし、結構だと思います。ただ、私もサラリーマン生活を十年やっておったわけでございま...全文を見る
○丹羽(雄)委員 ですから、要するに国は金がない、それで、サラリーマンを中心とする組合健保などは金がある、そちらの方でひとつ国のかわりに肩がわりをしてほしいというのが、平たく言えば今度の法案ですわな。  それで、要するに今までの国保に対する補助率も、百分の四十五から三十八・五に...全文を見る
○丹羽(雄)委員 今度の制度は、先ほどから申し上げておりますように、国保以外から拠出金をかき集めてきてそれに充てる、こういう方式をとっておるわけでございますけれども、拠出金が今後どういうふうになっていくかというその見通しをお聞きしたいと思います。
○丹羽(雄)委員 現在は五・七四であるけれども、三十年後には、倍までいかなくても一割近くまで増大するということでございます。千分の九・八、ここまで増大するということでございますけれども、こういうものに対して、各保険組合が非常に、これはえらいことになるのじゃないかな、こういうことで...全文を見る
○丹羽(雄)委員 局長は大した負担じゃないということでございますけれども、負担する方にすればこれは大変深刻な問題で、今ちょっと、何か将来は何らかの形で歯どめの処置を考えていかなければならないのかなという趣旨のことをおっしゃったわけでございますけれども、ひとつ具体的に今後検討してい...全文を見る
○丹羽(雄)委員 そこで、今おっしゃった任意継続制度、これは二年間で打ち切りになる。いろいろ調べてみますと、これは若い人なんかが対象となったりするものでなかなか難しいという点もあるわけでございますが、そこで党人政治家の大臣、こういういろいろな問題があるわけですよ、局長自身も大変苦...全文を見る
○丹羽(雄)委員 次に、将来のビジョンについてお聞きしたいと思いますけれども、今度の改正を通じて、厚生省は給付の公平化ということも最大の柱としておるわけでございます。サラリーマンとか公務員の被用者保険本人の給付率を現行の十割から一割ないし二割引き下げる、こういうことと同時に、国民...全文を見る
○丹羽(雄)委員 時期については、今すぐどうのこうのという……(渡部国務大臣「今度は丹羽先生が厚生大臣になったときに……」と呼ぶ)それは大分先の話ですが、あと十五年後ぐらいじゃないですか。(笑声)まあ冗談は後にして……。  それで、八割に引き上げるには、これはさっきいろいろお話...全文を見る
○丹羽(雄)委員 保険制度の問題はちょっとこの辺までにいたしまして、私が関心を持っている問題について一、二お聞きいたしたいと思います。  最近、カンボジア国境のタイの難民村で、病気とか飢えで次々に死んでいく難民を救済しようという、若い医師のボランティア活動というのが大変目立って...全文を見る
○丹羽(雄)委員 ボランティア活動といいますと、これはもちろん民間人がやることでございます。ただ、善意の結集ということだけで片づけて果たしていいのかという問題があるわけでございまして、基本的にはあくまでも民間人が自主自律で行うものである、こういうことでございますけれども、外国など...全文を見る
○丹羽(雄)委員 今外務省の方の御答弁の中でも、我が国はボランティアに対して非常に認識が薄いということで、外務大臣も、足腰を強くしてこういう問題について前向きにこれから考えていかなければならない、こういうようなことを発言なさったということで、大変我が意を得たりという感じがするわけ...全文を見る
○丹羽(雄)委員 最後に一点、こうしたボランティア活動をしていくに当たって、いろいろ関係者の皆さん方の話を聞きますと、財団法人のような受け皿がないと、医師の身分保障の問題とか、積極的に金を出したいという企業はあるのですが、課税の問題とかいろいろな問題で非常に難しい、受けにくい、こ...全文を見る
○丹羽(雄)委員 終わります。
06月21日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第17号
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○丹羽(雄)委員長代理 森木晃司君。
06月28日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第19号
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○丹羽(雄)委員長代理 野呂昭彦君。
○丹羽(雄)委員長代理 静粛に願います。
○丹羽(雄)委員長代理 伊吹文明君。
○丹羽(雄)委員長代理 静粛に願います。
07月04日第101回国会 衆議院 社会労働委員会公聴会 第1号
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○丹羽(雄)委員 きょうは、公述人の先生方、貴重な御意見をお聞かせいただきましてありがとうございました。  健康保険制度の改正の質疑も、去る四月十二日に実質審議を始めて以来三カ月間に及び、きょうは東京と大阪で公聴会を開催しております。いよいよ大詰めの段階を迎えたわけでございます...全文を見る
○丹羽(雄)委員 時間が来たものですから、一問だけ庭田公述人にお聞きします。  今回の審議を通じまして、厚生省は、被用者本人の自己負担を導入しても受診の抑制にはつながらない、医療費の適正化、つまりむだをなくすことが最大のねらいである、こういう見解を一貫して示しておるわけでござい...全文を見る
○丹羽(雄)委員 終わります。
○丹羽(雄)委員長代理 田中美智子君。
○丹羽(雄)委員長代理 副島公述人、ひとつ簡潔にお願いします。
○丹羽(雄)委員長代理 菅直人君。
○丹羽(雄)委員長代理 庭田公述人、時間が経過しておりますので簡潔にお願いいたします。
○丹羽(雄)委員長代理 これにて午前中の公述人に対する質疑は終了いたしました。  公述人各位には、貴重な御意見をお述べいただきまして、まことにあっがとうございました。厚く御礼申し上げます。  午後二時から公聴会を再開することとし、この際、暫時休憩いたします。     午後零...全文を見る
07月17日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第25号
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○丹羽(雄)委員長代理 御静粛に願います。  森本晃司君。
07月19日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第26号
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○丹羽(雄)委員 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、自由民主党・新自由国民連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  修正の要旨は、原案において「昭和五十九年六月一日」となっておる施...全文を見る
07月25日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第28号
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○丹羽(雄)委員 ただいま議題となりました保健所法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、自由民主党・新自由国民連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  修正の要旨は、原案において「昭和五十九年四月一日」となっている施行期日を、「公布の日」に改め、昭和...全文を見る
08月01日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第30号
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○丹羽(雄)委員 今回の改正で身障者の範囲の拡大、これは大変体の不自由な関係者にとって朗報なわけでございますけれども、その中で、そしゃく機能障害を新たに別表に規定したわけでございますけれども、その経過と趣意をまずお聞きしたいと思います。
○丹羽(雄)委員 それに関連いたしまして、身障者福祉法の第十五条の中では、障害程度の認定のための診断書及び意見書の作成は医師が行うということになっておるわけでございますけれども、そしゃく機能の障害には歯科医業にも大変密接な関連を持っておるわけでございます。ところが、現在のこの法律...全文を見る
○丹羽(雄)委員 全く同じということは、何らかの形で厚生省が見解を明らかにする用意があるかどうかということですが、いかがですか。
○丹羽(雄)委員 大臣、今局長の通知、通達ということで、歯科医師にもこういうような道を開くということをおっしゃった。意見書を添付する、こういう形をとっていただくというのは大変結構なことだと思いますけれども、まず、その局長通達を出すに当たっては、関係者と十分に話し合いをした上で、局...全文を見る
○丹羽(雄)委員 再度、御見解を明らかにしていただきましてありがとうございます。  それで、今回は参議院の方から送られてきたということでございますけれども、この問題は大変重要な問題でありまして、いわゆる局長通達という問題で済ますのではなくて、やはり本来はきちんと身障者福祉法の中...全文を見る
○丹羽(雄)委員 そうすると、将来はこの第十五条の中で明記するということについて十分前向きに検討していく、こういうふうに受けとめてよろしゅうございますか。
○丹羽(雄)委員 大変明快な答弁があったわけでございます。  まだ大分時間もあるようでございますけれども、明快な御答弁がありましたので、以上をもちまして私の質問を終わらせていただきます。  厚生大臣は奥さんも歯科医師でございますので、歯科医師の皆さん方の御意見も聞きまして、し...全文を見る
11月20日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第34号
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○丹羽(雄)委員長代理 長野祐也君。
○丹羽(雄)委員長代理 村山富市君。
○丹羽(雄)委員 今の問題に関連してお聞きしたいと思います。  長野陳述人にお伺いしたいのですけれども、長野陳述人は、法案の中で、今年度のスライド分はできるだけ早く成立させてほしい、こういうふうにおっしゃったわけでございますが、それと同時に、今稲垣委員が指摘いたしましたような問...全文を見る
○丹羽(雄)委員 それから、もう一点長野陳述人にお伺いしたいと思います。  私は、この年金問題は、率直に申し上げて財源対策そのものではないかと思っておるのでございます。これは何といっても、後世代の人の負担をいかに軽くして、そして、先ほど野呂陳述人からも話が出ましたけれども、若い...全文を見る
○丹羽(雄)委員 ありがとうございました。  まだいろいろお聞きしたい問題もあるのですけれども、時間が来ましたので、以上をもって終わらせていただきます。  ありがとうございました。
12月18日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第5号
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○丹羽(雄)委員 議事進行の動議を提出いたします。  ただいま審査を行っております両案について、質疑を終局されんことを望みます。
○丹羽(雄)委員 ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、自由民主党・新自由国民連合及び民社党・国民連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  修正の要旨は、  第一に、昭和五十九年度における年金額等の改定措置につい...全文を見る