丹羽雄哉

にわゆうや



当選回数回

丹羽雄哉の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第147回国会 衆議院 本会議 第4号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私に対しましては、医療制度の抜本改革についてのお尋ねでございます。  今後の急速な高齢化などによる医療費の増加を考えますと、医療制度の抜本改革は、当然避けて通れない課題であります。  このような認識に立ちまして、森議員も御指摘になりましたけれども、こ...全文を見る
02月02日第147回国会 参議院 本会議 第4号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私に対しましては二問のお尋ねがございました。  介護サービスの質をチェックするシステムについてのお尋ねでございますが、私といたしましても、介護保険を円滑に施行するためには、介護サービスの供給量の確保に取り組むことはもちろんでございますが、これに加えまし...全文を見る
02月03日第147回国会 衆議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 総理からも御発言がございましたけれども、衛藤委員におかれましては、この社会保障の問題に大変若手のリーダー格として御尽力をいただいております。心からまず敬意を表したいと思います。  今、参議院におきまして年金法の改正案が審議中でございます。御案内のように、私どもが...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、昨年の予算編成におかれましては、衛藤議員を初め自民党の方々、そして与党の皆様方の大変な御努力によりましてこのような医療改革の第一歩を踏み出すことができたことに対しまして、心から感謝と敬意を申し上げる次第でございます。  御案内のように、医療改革というのは、...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘のとおり、神戸市におきましては、災害公営住宅にお住まいの高齢者に対しまして、安否の確認などを行う高齢世帯支援員を派遣する制度を独自に設けており、これに対しまして、厚生省といたしましても特別に財政支援を行っているところでございます。  地元神戸市では、高...全文を見る
○丹羽国務大臣 災害援護資金の返済でございます。  委員御指摘のように、原則として、据置期間を含めた償還期限は十年以内、こういうふうになっておるわけでございますが、阪神・淡路大震災のような特例的な事例におきましては、最大限で五年と定められております。  ただし、災害、疾病など...全文を見る
○丹羽国務大臣 保育園と幼稚園の連携というのは、大変私は少子化対策の中で重要な位置づけを持っておる、こう考えております。  実は、私自身、与党の少子化対策検討会の座長として、昨年の四月、この幼稚園、保育園の連携強化を含む提言をまとめたものでございますが、厚生省といたしましては、...全文を見る
○丹羽国務大臣 ただいま総理から御答弁がございましたように、少子高齢化社会を目前にいたしまして、消費税を福祉目的税に限定して、そしていわゆる税方式でやれというのは、一つの貴重な御意見である、こう承っておるような次第でございます。  しかし、現実問題として、高齢者の医療、介護、年...全文を見る
02月03日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第1号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、本日午前中、御案内のように衆議院の予算委員会が開かれておりまして、総理以下全閣僚出席という中でお開きをいただきまして、政務次官がかわって出席させていただきましたことをお許しいただきましたことに対しまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) デンマークのイエスパーセン社会担当大臣が訪日をなさった際、実は私も厚生省でお目にかかりまして、かなりの時間お話をお聞きいたしました。そして、実は私、この一月でございますけれども、お許しをいただきまして、介護保険がこの四月から導入されるということを念頭に置...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) いわゆる若年世代の中で、もし自分たちが年金をいただく時代になった場合に、自分たちの保険料を支払いながらひょっとしてもらえないんじゃないかと。こんなような話は、これは実際現実にあり得ないお話なんですけれども、こういうような話が流布されているということも紛れ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいま局長の方から答弁をいたしましたけれども、基礎年金につきまして税方式であるというのも大変有力な意見であるということは私も十分認識をいたしております。ただ、今後これから幅広く検討していかなければならない問題である、こう考えておりますが、私といたしまし...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 要するに一%当たり一・八兆円、国の分ですよ、国の分です。要するに三二%、みんな除いたあれです。  それから、問題は、所得や資産に応じた、今話もありましたけれども、総理大臣云々がありますけれども、いわゆる所得の制限が避けられないのではないか、こういったよ...全文を見る
02月07日第147回国会 衆議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘のように、介護認定から外れた、いわゆる自立とされた方々の自立支援、これは大変、実は大きな重要な問題である、こう認識をいたしておるような次第でございます。お年寄りの中には、一人一人のニーズに応じまして、例えば閉じこもりの防止であるとか、それから介護予防であ...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員も御専門家でありますので十分に御理解いただけていると思いますが、介護保険という制度はあくまでも、要するに要支援から要介護度五までの六段階に分かれまして、いわゆる介護が必要な方だ、こういうもとになされているわけであります。  ところが、実際問題として、自立と認...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、介護報酬の設定に当たりましては、現行制度からの円滑な移行という立場でございますので、施設や在宅サービス事業者の収入が余り変わらないように、その点は十分に配慮いたしております。設定に当たりましても、実態調査を踏まえました上で、事業者の代表の方々にも加わっていた...全文を見る
○丹羽国務大臣 一月の国会が始まる前を利用いたしまして、私は、駆け足でございましたけれども、寒い寒いドイツとデンマークを見てまいりました。そこで問題となりましたのは、やはりお年寄りに対する虐待であるとか、それから、新聞紙上でもいろいろ問題になっております、お年寄りを縛っておくとか...全文を見る
○丹羽国務大臣 現在、臓器提供できますのは、武山委員御指摘のように、十五歳以上となっておるわけであります。体の小さな子供に対する心臓移植などは事実上不可能でございまして、移植を受けるために、皆さん方の御協力であるとか大変なお金を使って海外に行かれるなど、御家族を含めまして大変な思...全文を見る
○丹羽国務大臣 今、これから御議論をいただくという前に、私が一定の方向について申し上げることは適当でございませんので、この点については差し控えさせていただきます。
02月10日第147回国会 参議院 本会議 第5号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、私に対しましては、年金改正についてのお尋ねでございます。  今回の改正案は、将来世代の過重な負担を防ぐという見地から、制度全般にわたる見直しを行い、将来とも年収の二割程度に抑えることにしたものでございます。  一方、給付につきましても、確実な給...全文を見る
02月14日第147回国会 衆議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘のように、今、豊かさの中の不安の時代、こう言われております。そういう中で、国民の皆さん方が老後を真に安心して過ごせるような社会保障制度を将来的にも、要するに、安定的なものを築いていくことが何よりの課題だ、こう考えているような次第でございます。  これま...全文を見る
02月15日第147回国会 衆議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 まず、御案内のように、我が国の年金制度におきましては、一階部分と言われる基礎年金というものがすべてに共通をしておる、こういう中でございまして、問題は二階建てと言われております厚生年金でございますけれども、近年の産業構造の変化によりまして、いわゆる現役の被保険者が減...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず委員にちょっとお尋ねしたいのは、農林共済年金、つまり農協の職員などを対象にするものと、今先ほどからお話しになっております農業者年金制度、いわゆる農業従事者とは全く性格的に異なるんだということでありまして、今谷津政務次官の方からも答弁があったわけでございますが、...全文を見る
○丹羽国務大臣 社会保障において一番大切なことは、要するに何人も均等なサービスを受けることができる、まさに委員御指摘の公平感であると思います。  ただ、今委員御指摘の中で、いわゆる制度的に公平が保たれていないのか、あるいは今、その保育園の場合であるとか、要するに小児医療所の場合...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回、厚生年金のいわゆる二階建ての部分について支給開始年齢を引き上げる、こういうことでございます。  御案内のように、今我が国は、世界の中で最も平均寿命が延びております。男性の平均寿命が七十七・一九歳、それから女性の平均寿命が八十二・八二歳ということでございまし...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の改正案におきましては、いわゆる将来の少子高齢化社会を迎えまして、世代の過重な負担を防ぐ、こういう観点から制度全般について見直しを行って、将来最も負担が重くなる時点においても、いわゆる年収の保険料率を二割程度に抑える、こういうことでございます。  それで、御...全文を見る
○丹羽国務大臣 私は、たびたび申し上げておるわけでございますが、今、豊かさの中の不安の時代である。その中で、一番国民の皆さん方が関心をお持ちなのは、もし自分が寝たきりになった場合にはだれが介護をしてくれるだろうかと。  これまでは、どちらかというと、介護の問題は私的な問題であっ...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の介護報酬におきます告示におきましては、いわゆる制度の乱用を防ぐ、こういう観点から、ひとり暮らし世帯などを中心にして介護保険におけるいわゆる家事援助が適用されるべきである、こういう一つの考え方を明らかにしたわけでございます。  高齢者やその家族の介護負担を軽...全文を見る
○丹羽国務大臣 その告示の中でも述べておりますように、具体的な運用につきましては一律の基準では決められない、あくまでも個々の事情に応じて現場の良識ある判断によるもの、こういうことを明記しておるわけでございます。  これらの考え方につきましては、当然のことながら今後周知徹底をして...全文を見る
○丹羽国務大臣 これまでも、いわゆるホームヘルパー、それぞれの市町村が公費サービスの中で行われていたわけでございます。その中におきます家族の負担の軽減の役割は大変大きいものがあるわけでございます。  ただ、私どもが申し上げたいのは、一部の中に、これはほんの一部だと思います、私は...全文を見る
○丹羽国務大臣 当然のことながら、この問題についても諮問をいたしまして、結論、答申を得ておるわけでございますけれども、基本的には、先ほどから私が申し上げておりますように、家事援助の要介護者に対する役割は大変大きい、こういうことでございますけれども、実際問題として、家事援助、ホーム...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、児玉委員の介護保険制度に対する認識と私の認識は違いありません。  そういう意味におきまして、要するに、家族の皆さん方が愛情を持って要介護者を支えて、そして、当然のことながら家族の負担を軽減するためにホームヘルパーさんに対してお...全文を見る
○丹羽国務大臣 個々の入所契約書につきましては、私、把握いたしておりませんけれども、特別養護老人ホームの入所者の中で、例えば病気にかかって入院した場合の取り扱いにつきましては、三カ月以内に退院することが明らかに見込まれる場合には、これは運営基準というのがございます、運営基準の第十...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず前段につきましては、調査をさせていただきたいと思います。  それから後段の問題でございますが、入院期間中の、施設に払うお金の問題だと思いますが、これはあくまでも、入院期間中の入所者が介護報酬相当額を施設に払う必要はございません。こうした内容と異なる説明や誤解...全文を見る
○丹羽国務大臣 十分承っておきます。
○丹羽国務大臣 ゴールドプラン21による雇用者数をサービスについて推計いたしますと、ホームヘルパーにつきましては、平成十一年度末の十七万五千人から、平成十六年度には、一定の前提のもとで試算いたしますと三十五万人になる、大変急激に需要もふえておるわけでございますが、こういうことでご...全文を見る
○丹羽国務大臣 ただいま私の方で申し上げましたのは、それぞれの地方自治体におきます介護保険事業による見込んだ整備量というものを積み上げたものを基礎としておるわけであります。  それで、この四月からいよいよスタートするわけでございますが、介護保険を円滑に実施して国民の皆さん方の老...全文を見る
○丹羽国務大臣 このグリーンピアにつきましては、御案内のように、年金に加入している皆さん方に対するいわゆる還元融資というか、そういう意味でつくったものであります。しかし、率直に申し上げて、時代が大きく変わりまして、要するにこの問題につきましては撤退する、こういう方針を出しておるわ...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず還元融資の問題でございますが、要するに、率直に申し上げてグリーンピアの問題、それからあと、当然のことながら住宅の問題であるとか、こういう問題があるわけでございます。そういう中におきまして、いわゆるどこまで情報公開をするか、こういう問題でございますけれども——ち...全文を見る
○丹羽国務大臣 基本的に公表させていただきます。
○丹羽国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、この外部監査につきましては、資金運用事業、こういうような特殊性にかんがみて基金に追加的に義務づける、こういうものでございます。要するに、年福事業団の抱えております財投からのこういう借り入れの問題とグリーンピアの問題というのは切り...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず年福事業団の運用実績でございますが、これは、御案内のように、そのときの市場に左右されるものでございますし、一時は、先生御指摘のような一兆二千億とか四千億とか、こういうような累積赤字がございましたけれども、現在は、株価の高騰に伴いまして七千五百億円の黒字になって...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどからお答えを申し上げておりますように、年福事業団につきましても、実は、毎年度におきます貸借対照表など財務諸表であるとか、それから業務概要をまとめましたものにつきましては既にディスクロージャーいたしております。  問題は要するに監査の問題でございまして、率直...全文を見る
02月15日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先生御案内のように、今後の少子高齢化社会の進展に伴いまして、社会保障そのものが大変ふえていくわけでございます。これは、当然のことながら社会保障制度とそれから経済との調和、これも全く無視するわけにいかないわけでございまして、将来の現役世代の皆さん方の過重な...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まさに、どちらかというと、反省を込めて申し上げますならば、これまで年金は年金、医療は医療、そして介護は介護、こういう問題があるから、最初は私的な諮問機関としてこういう問題について勉強したい、こういうことを私が申し上げましたら、総理官邸の方から、これは大変...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 何色と言われましてもちょっと戸惑うわけでございますが、私は常に生涯青春のつもりで、どちらかというと青、グリーンの色がよろしいかな、こう思っておるような次第であります。
02月16日第147回国会 衆議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 まず、年金の運用でございますが、これまでの経過、それから、これから先の、要するに自主運用になるわけでございますが、要するにこれまでどのような利益を上げているかということでございますけれども、厚生年金及び国民年金の積立金は、全額資金運用部に預託されておりますし、高金...全文を見る
○丹羽国務大臣 この問題につきましては、委員御承知のように、金融監督庁から検査忌避につきましての刑事告発を受けまして、クレディ・スイス信託銀行につきましては、また運用成績も必ずしも芳しくない、こういうような状況がございますので、これまで委託資金の一部を回収したところでございます。...全文を見る
○丹羽国務大臣 薬剤の一部負担が廃止された財政影響だと思います。  今先生が御指摘のように、お年寄りの場合、二千二百億円でございます。それとともに、薬剤が、一部負担が軽減されることによりますいわゆる医療費の波及効果というのがございます。こういうものを含めまして全体的に二千二百億...全文を見る
○丹羽国務大臣 かねがね薬剤費のあり方につきまして、先生御指摘のように、薬剤費、薬剤にむだがないかどうかとか、もうちょっと減らすべきではないか、こういうような御意見があったわけでございます。それと保険財政、こういうさまざまなことを勘案いたしまして薬剤費の一部負担というものを設けた...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回、御案内のように、お年寄りの薬剤費につきましては、今度はお年寄りを定額制から定率制の導入、上限つきでございますが、その中に薬剤費の一部負担というものを含んで、あわせて計算をいたしておるような次第でございます。
○丹羽国務大臣 これは率直に申し上げて、今の段階で、私どもがこの薬剤費を廃止することによってどの程度、先ほどは波及効果ということは申し上げましたけれども、直ちに今どれだけということを申し上げる段階でないと思いますけれども、いずれにいたしましても、私どもは、いわゆるお年寄りの財政負...全文を見る
○丹羽国務大臣 お年寄りの皆様方にも、我が国の国民医療の資源を有効に配分してもらう、こういうことでお願いをいたしておるわけでございますが、率直に申し上げて、若干の医療費の押し上げにはなるんじゃないか、私は個人的にはそう思っております。
○丹羽国務大臣 今回の改正におきまして、高齢者医療制度の見直しの第一歩として、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、お年寄りの皆様方にも、上限つきでございますけれども、過度の負担にならないという配慮をした上で定率一割、これを導入した、こういうことでございます。  さまざまな是...全文を見る
○丹羽国務大臣 虎の門病院も大病院でございますので、私の理解では、東大病院と同じようにこれを払っていただくということでありまして、ただというのはどういうことか、ちょっと御説明いただければと思います。
○丹羽国務大臣 要するに、先生がおっしゃっていらっしゃることは、医薬分業が行われている医療機関と医薬分業が行われていない医療機関でございまして、私どもは、医薬分業が行われている医療機関につきましては、これまでの実績からかんがみまして、半分ずつをいただく、こういうことでございまして...全文を見る
○丹羽国務大臣 大変失礼な言い方かもしれませんが、肥田委員がどういうような経過でそういうことをお聞きになったかわかりませんけれども、私の答弁が正しいと思っております。
○丹羽国務大臣 まだ健康保険法改正案も趣旨説明も行われていない段階でございますが、ぜひとも先生にも、薬剤師出身の先生でいらっしゃいますので、御理解いただきたいのは、先ほども申し上げましたけれども、これはいろいろな議論がありました。しかし、お年寄りの場合には、医療費と薬剤の部分とい...全文を見る
○丹羽国務大臣 認識というよりは、こちらが法案をつくって御提案申し上げるものですから、また改めて十分に御説明を申し上げますが、私どもはこういう方針で臨むつもりであります。
○丹羽国務大臣 まだ法案が提出されていない段階でございますし、基本的に昨年の予算編成の段階で与党と政府の間で決めた問題でございますし、どういう経過で肥田議員の方にそういうような御理解が回っているのかわかりませんけれども、私どもは、あくまでも、院内処方せんだけで行っている場合におい...全文を見る
○丹羽国務大臣 ですから、先ほども申し上げましたように、いわゆる身近な診療所においては、おばあちゃんを悲しませるとか悲しませないという問題じゃないのですけれども、あらかじめ、これまでは五百三十円でございますけれども、一定のお金を決めていただいた方がよろしい、こういうような御意見も...全文を見る
○丹羽国務大臣 水かけ論とかそういう話ではございませんで、法案がまだ通っておりませんから、その前段階であるということをまず御認識いただきたい。  昨年の予算編成の段階でそういうことが決まったということでありまして、どういうことでそういうふうに先生が御理解なさっていらっしゃるかわ...全文を見る
○丹羽国務大臣 敬愛する肥田先生にここで、間違っているとか間違っていないとか申し上げることを、水かけ論を言ってもしようがありませんから、私どもはこういう方針で臨むということで御理解をいただきたいと思っております。
○丹羽国務大臣 新潟県を通じまして状況を把握するとともに、厚生省としてどのようなお手伝いができるのかどうか、こういうことを含めまして、十分に連絡をとっていきたいと思います。  このPTSDの問題でございますが、率直のところ、これまで余りこういう問題について十分な対策というものは...全文を見る
○丹羽国務大臣 大変異常な事件でございまして、これが虐待だけで済む問題かどうかということにつきましては、また大人の子供に対する虐待、先生大変御熱心にこれまでこの問題に取り組んでいらっしゃいますので、ちょっとその範疇から逸脱したような大変深刻な問題ではないか、こういうふうに考えてお...全文を見る
○丹羽国務大臣 この虐待の問題につきましては、いろいろな経緯がありまして、さまざまな意見があるところでございますけれども、十一年の三月に、厚生省といたしまして、専門家の意見を集約して作成いたしました「子ども虐待対応の手引き」におきましては、虐待は、親の意図とは関係なく、子供自身の...全文を見る
○丹羽国務大臣 子供への虐待に関する通告の義務というのは、国民一般に義務づけられているといいますか、奨励されているところでございまして、一部の専門家だけではないわけでございます。  そういう中において、それを法的に義務づけて、何かこれによる処罰であるとかということが果たしてなじ...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどの答弁と繰り返しになりますが、果たして有効的に働くことができるかどうか、そして子供の虐待を防止する観点から考えるべきである、こういうふうに考えておるわけでございまして、何か問題が起きればすべて法律によって事足りるという考え方は、私はこれはちょっと誤りではない...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど申し上げましたように、これはまず基本的なこの手引の中で、要するに虐待は親の意思とは関係なく子供の苦痛によるんだということで、先ほどの個々の問題というものもおのずと御理解をいただけると思っておるわけであります。  ただ、今の中で、子供の虐待が防げるかどうかと...全文を見る
○丹羽国務大臣 家庭内の問題ではなくて、いわゆる大きな社会的な問題になっておるという認識は同じでございます。  ただ、実際問題として、私、先ほども申し上げましたように、個人、いわゆる家庭内におけるプライバシーの問題であるとか、その辺をどういうふうに配慮していくかという大変厄介な...全文を見る
○丹羽国務大臣 肥田委員がこの問題につきましてかねてから大変御熱心に取り組んでいらっしゃいますし、そしてまた、衆議院の段階で、青少年特別委員会で決議されたということも十分に認識いたしております。  いずれにいたしましても、ひとつ先生の御意見として私は十分に承っておきたいと思って...全文を見る
○丹羽国務大臣 率直に申し上げて勉強不足でございまして、今先生がおっしゃった新しい虐待防止法というものができることによって、どれだけ虐待防止というものが、要するに少なくなってくるかということにつきまして十分な理解ができておらないわけでございます。ちょっとお時間をいただきまして、こ...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘の病院の事故、都立広尾病院と国立循環器センターにおきますいわゆる看護婦さんによるミスであるとか、要するにそういうことだと思います。こういう問題につきまして、私どもは、こういうことが繰り返されないように、医療に対する信頼をきちんと確立するためにも、当然のこ...全文を見る
○丹羽国務大臣 この服薬指導というのは大変重要な問題であるわけでございます。医薬分業が推進する中におきまして、いわゆる病院内における服薬指導というものの役割がますます大きくなってくる、こう考えているような次第でございますし、国立病院におきましては、こういった問題につきまして先駆け...全文を見る
○丹羽国務大臣 当然、それぞれの職種の皆さん方が有効的に働くように、それぞれの役割というものを分担して、そして連携を保ちながらやっていくことが大変重要だ、このように認識いたしております。
○丹羽国務大臣 先生の貴重な御意見として承っておきます。
02月17日第147回国会 衆議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘のように、介護保険の導入によりまして、いわゆる医療保険では総額二兆円余りの医療費の減というものが見込まれておるわけでございます。その一方で、委員も御指摘いただきましたけれども、介護保険料は、政管健保で千分の九・五、組合健保で千分の八・八、この保険料が見込...全文を見る
○丹羽国務大臣 専門家である五島委員に今さら御説明を申し上げるまでもないわけでございますが、介護保険制度というのは、御案内のように、市町村ごとに供給量が定められまして、これを積み上げまして全体の給付について、半分を公費で持って、そして残り半分を六十五歳以上の高齢者と四十歳から六十...全文を見る
○丹羽国務大臣 五島委員御指摘の介護療養型の施設が、当初私どもは十九万床というのを予定しておりました。委員御指摘のように、それが十万程度ではないかということでございまして、確かに、私が承知している限り、昨年の十二月現在においては十万床ぐらいである、こういうことが言われておりました...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは委員も経緯を十分に御承知と思いますが、抜本改革までの暫定的措置として一部別途徴収、こういう形でお願いをしました。これによる薬剤の抑制効果というものもそれなりの効果を上げてきたところでございますけれども、これに対しまして、現場の事務が非常に煩雑である、こういう...全文を見る
○丹羽国務大臣 昨日肥田委員から御指摘がございましたことは、お年寄りの一部負担の上限の問題である、こういうふうに私は承ったわけであります。  それで、院外処方の場合において、つまり医薬分業がなされている場合におきましては、院内処方の場合、つまり医薬分業がされていない場合との上限...全文を見る
○丹羽国務大臣 国民健康保険の所得の問題というのは、税制上の問題と密接な関連があるわけでございます。  私ども、国民健康保険のいわゆる保険料の徴収、算定の立場から考えますと、先生が御指摘のような問題にも十分に対応できるために、いわゆるフローの所得のみに着目するのではなくて、被保...全文を見る
○丹羽国務大臣 五島委員の御指摘は、大変その分野で精通なさっていらっしゃる五島委員が、国民の皆保険制度を堅持していくためにはそれまで思い切った改革をしていかなければならない、こう受けとめて、私は、私に対する激励と受けとめさせていただいておるような次第でございます。  問題は、高...全文を見る
○丹羽国務大臣 高齢者の医療制度の問題につきましては、現在、審議会で御議論をいただいているところでございます。先生が御指摘のように、審議会の中でも、それぞれの立場ということもさることながら、余りにも国民医療費の中の、要するに三十兆の中の三分の一を占める十一兆を超える高齢者医療制度...全文を見る
○丹羽国務大臣 ちょっと、率直に申し上げて、御通告を受けておりませんし、間違った回答をしては申しわけございませんので、もしお許しいただければ政府委員から、よろしゅうございますでしょうか。
○丹羽国務大臣 まず、先ほどの前段の御質問でございますが、これは診療報酬の見直しでございますので、それに伴いまして公費負担の分は当然ふえる、こういうような解釈をとっております。  それから、この問題につきましては、今現在、中医協で御議論をいただいている段階でございまして、そうい...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、いわゆる乳幼児医療の問題だと思います。これにつきましては、それぞれの市町村が政策的判断でこれを実施しているところもあることを私も十分に承知をいたしております。  医療費全体が大変逼迫している中において、医療費の原則、医療の原則というのは、御案内のように負担...全文を見る
○丹羽国務大臣 私も、この問題につきましては五島委員と同じ認識でございます。  現行制度では、総給付費千八百億円の三分の二に当たります千二百億円を事業主の拠出によって賄われている、こういうことでございます。私も、この児童手当の導入の経緯について詳しく実はよくわかりませんけれども...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の改正案は、政治的状況もございますけれども、昨年のいわゆる与党合意に基づきまして、あくまでも経過的な措置で位置づけられている。そういう中におきまして、扶養控除を廃止しても児童手当をするべきだというのが公明党さんの御意見でありました。  そういう中で、御案内の...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず最初に、きょうの新聞に載っておりました高知市の問題でございます。  答弁は結構だということでございますが、これは私どもが高知市に対してこのようにしなさいという御指導を申し上げたのではないのだ、あくまでもこれは高知市の独自の判断において国保の二号保険者に対して...全文を見る
○丹羽国務大臣 在宅介護、その中心をなすホームヘルパーでございますが、当初、私どもは新ゴールドプランの中で十七万人という計画を立てておりました。この目標は達成したわけでございますが、介護保険の導入を契機にいたしまして、大変急激に需要がふえております。そういう中で、この倍に当たりま...全文を見る
○丹羽国務大臣 これはあくまでも、率直に申し上げて、一つの計画でございます。そういう見込みの中で若干の誤差が出てくるということも、これは率直に認めざるを得ないわけでございます。  例えば、ちょっと話の次元が変わりますけれども、ゴールドプランの中でもケアハウスというのは思ったより...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御案内のように、療養型の病床群あるいは老人保健施設というのは、これまでは医療保険制度の中でなされていたものであります。それから、特別養護老人ホームというのは措置制度の中でなされていた。これを一体にして介護保険にしようということでございまして、過渡的な中でいろい...全文を見る
○丹羽国務大臣 大変難しい御質問でございますが、私は、基本的には、やはりそれぞれのこれまでの長い歴史がありまして、特別老人ホームには特別老人ホームのこれまでの運営の方法がございました。特別養護老人ホームの場合には常勤の医者は必要としておらないわけでございます。それから、いわゆる老...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは、介護施設だけではなくて医療機関の場合もそうなんです。例えば離れ小島、要するに離島であるとか僻地であるとか常にそういう問題を抱えておるわけでございますが、私は、基本的には、その地域、とりわけ広域的にこういう問題というものは考えていただいてお決めいただくことが...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど五島委員にも申し上げたわけでございます。重複する部分がありましたらお許しいただきたいと思いますが、各医療保険者は、介護納付金を納付するため従来の保険料に上乗せして介護保険料をいただく、徴収する、こういうことでございまして、この事務的な、要するに効率的な問題か...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、そういった面と、それから国保と医療保険の徴収の仕方が違う、こういったおのずのそういう性格からそのような面にしたわけでございます。
○丹羽国務大臣 委員御指摘のように、医療保険につきましては、政管健保が千分の九・五、それから組合健保が今度の介護料によりまして介護保険料は八・八が見込まれている。  本来ならば、要するに医療保険から介護の部分を除いたということで二兆円前後が減るじゃなかったかということが、実際問...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどから繰り返し申し上げているところでございますが、保険料というのはあくまでも給付に応じて決まるものであるということでありまして、それぞれの市町村によって、当然おのずと違うわけであります。そういう意味において、それぞれの地方議会なり、あるいはそれを決めた広域なり...全文を見る
○丹羽国務大臣 国会の場で審議されるべきものだと思っておりますし、きょうも十時からずっとその問題について御審議をいただいているところであります。
○丹羽国務大臣 ほかの国のことでございますのでとやかく申し上げませんが、率直に申し上げて、我が国の方が介護問題について大変熱心に取り組んでおりますし、また認定であるとかそのほかの問題においてはるかに精密に組み立てられておる、こういうことでございますし、要は国民の皆さん方がこの介護...全文を見る
○丹羽国務大臣 審議会は審議会なりの立派な役割は持っておるわけでございますし、また、当然のことながら、立法府というものは国民の代表として十分に反映していかなければならない、車の両輪として大変重要なものだ、このように考えているような次第であります。
○丹羽国務大臣 まず、実施状況でございますが、要介護認定の実施状況につきましては、平成十一年十二月末現在で、全国でおよそ百五十万人の方から申請がございました。市町村が申請を見込んだ数のこれは大体五五%に相当いたしております。認定をいたしましたその結果の通知も、既に八十万人、見込み...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどから私が申し上げておりますように、個々の一市町村の問題につきまして言及は避けたいと思いますが、あくまでもこの認定につきましては全国の平準化ということが最も望まれるところでございますので、第一次判定、その中において、先ほどから申し上げておりますような主治医の意...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御案内のように、介護保険制度というのは、給付の面において、そしてまた一号保険者の面なんかにおきましては、それぞれの地方自治体の、地方分権の中で行われていることも事実でありますけれども、その反面で公費というものが投入されている。それから、二号保険の中におきまして...全文を見る
○丹羽国務大臣 詳しくは大蔵大臣の方からいろいろ御答弁がございました。  私は、このNPOの税制上の問題につきまして、かねてから大変関心を持っております。介護保険サービスの重要な担い手としてその活躍が、大蔵大臣もおっしゃいましたけれども、期待されているところでございますので、そ...全文を見る
○丹羽国務大臣 この問題につきまして、NPOがどのような活動をしておるかということをまず十分に把握しなくちゃいけない、こういうふうに考えておるわけでございますし、これは、あくまでも社会福祉法人という公益性というものに着目してこういうような低減策をとらせていただいたということでござ...全文を見る
○丹羽国務大臣 NPOにおきます公益性そのものを否定するものではありませんけれども、社会福祉法人という法人格とは、おのずとNPOの法人とは違う、こう考えております。
○丹羽国務大臣 私の認識が間違っていたならば訂正させていただかなければなりませんけれども、社会福祉法人というのは長い歴史がございまして、我が国の社会福祉事業に対しまして多大なる貢献をしてきた、こういうようなことがございます。  NPO活動というものは、最近のこういう世相の中で大...全文を見る
○丹羽国務大臣 私もNPO法人で御活躍なさっている方を何人か知っておりますが、どちらかというと、行政の規制などを敬遠して、ボランティアという言葉が適当かどうかわかりませんけれども、自分たちの自発的な意思によって活動していくという方々が多いわけでございます。  それから、社会福祉...全文を見る
○丹羽国務大臣 そのとおりであります。
○丹羽国務大臣 ショートステイというのは、本当に家族で介護をなさっている方にとりまして大変大きな役割を果たしまして、こういうような制限を設けましたのは、要するに幅広くさまざまな方に御利用いただきたい、こういうのも目的の一つでございます。  今先生がお話しになりましたような例の場...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘のサラリーマン世帯の標準的な年金額は、今回の改正によりまして二十三万八千円となっておるわけでございます。これは、四十年間夫が働いて、要するに、サラリーマンのOBの夫婦をまず前提にして考えて、こういうものの合計額は、勤労者の平均賃金、いわゆる現役世代の手取...全文を見る
○丹羽国務大臣 妻の年齢は、六十歳です。
○丹羽国務大臣 失礼いたしました。私が申し上げましたのは、妻の加入は六十歳までで、それで支給は六十五歳からです。
○丹羽国務大臣 失礼いたしました。そこまで私どもの方の質問が十分にとれておりませんでした。  つまり、奥さんの収入は六万七千円でございます。
○丹羽国務大臣 ちょっと十分正確でなくて、失礼と存じますけれども、まず、基礎年金でございますが、これは十七万じゃなくて、もうちょっと低いですね。全部合わせまして、要するに十三万でありますから。  それで、先ほどから申し上げておりますように、妻の加入は六十歳でありまして、実際にい...全文を見る
○丹羽国務大臣 もうちょっとそれだったら具体的に、十七万一千円でございます。
○丹羽国務大臣 要するに、老齢基礎年金が六万七千円でございます。それに報酬比例部分の十万四千九十二円を足す、こういうことであります。
○丹羽国務大臣 お尋ねのことは、グリーンピアの資産評価損のことだと思いますが、グリーンピア資産のいわゆる評価損につきましては、年金福祉事業団から新基金への資産承継を簿価によって行う、こういうことでございまして、出資金による欠損処理の対象とならないことから、事業団が解散を引き継ぐと...全文を見る
○丹羽国務大臣 要するに、グリーンピアの資産の評価損の問題と、それからグリーンピア譲渡による売却損の問題、こういうふうに分かれておるわけでございまして、私が先ほど申し上げましたことはいわゆる評価損の話でございますけれども、要するにできるだけ売却損を出さないように、例えば地元の地方...全文を見る
○丹羽国務大臣 前回申し上げましたことは、ただいま申し上げましたように、いわゆる固定資産の含み損の問題でございますが、これはほかの特殊法人と横並びの関係があるということを申し上げたわけであります。
○丹羽国務大臣 昨年の十二月現在のいわゆる時価ベースでございますけれども、それは要するに、一昨日申し上げましたように、今年度だけで二兆七千億円程度の収益を上げております。この間の資金運用部への利払いなどのコスト、これは七千億強でございますけれども、これを差し引いても実は、これまで...全文を見る
○丹羽国務大臣 ですから、今答弁申し上げましたように、これまでの間の資金運用部に対する利払いでありまして、今から三月の時点の問題について言及することは差し控えたいと思います。
○丹羽国務大臣 委員御案内のように、市場は日々変動するわけでございますから、今の時点で三月時点のことについて言及することは適当でないと考えています。
○丹羽国務大臣 公表することが適当かどうかということでありますけれども、御質問に答えて申し上げただけでございまして、正式には三月の末で、要するに時価も含めてきちんと発表する予定であります。
02月18日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第1号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 第百四十七回国会における厚生委員会の審議に先立ち、所信の一端を述べさせていただきます。  現在、我が国においては、急速に少子高齢化が進展する一方、経済についてはいまだ厳しい状況を脱しておりません。この豊かさの中の不安の時代とも言われる現在、国民が真に豊かに暮らせ...全文を見る
02月18日第147回国会 衆議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 ございました。
○丹羽国務大臣 まず、日本型の参照価格制度の問題でございますけれども、これは御案内のような、要するに国民の医療費にむだはないか、効率的かどうか、こういう中で薬剤の占める割合というのが大変高い、これを何とかしていかないと皆保険制度というのはなくなるんじゃないか、こういうことで、実は...全文を見る
○丹羽国務大臣 選挙云々のくだりは存じておりませんが、この覚書を交わす経緯につきましては承知いたしております。
○丹羽国務大臣 恐らく私のことを指しているのではないかと思っております。  参照価格制度、先ほどから申し上げておりますように、大変国民医療費が増大する中において、医療のあり方というものを考えていかなければならないということで、この問題について意見を交わした記憶はございます。
○丹羽国務大臣 医師会がお決めになることでありまして、献金を受領した議員がもしいらっしゃるとすれば、その方がお決めになったのではないと思っております。
○丹羽国務大臣 私がお答えすることが適当なのかどうかわかりませんけれども、玉沢農林大臣の話ですと、自分から要求したことは一度もない、向こうの方から、医師会の方から受領したということを、今、私に教えていただきました。  いずれにいたしましても、献金によって政策が左右されることはあ...全文を見る
02月18日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 第百四十七回国会における国民福祉委員会の御審議に先立ち、所信の一端を述べさせていただきます。  現在、我が国においては、急速に少子高齢化が進展する一方、経済についてはいまだ厳しい状況を脱しておりません。この豊かさの中の不安の時代とも言われる現在、国民が...全文を見る
02月21日第147回国会 衆議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 お答えいたします。  今回の東海村の事故でございますけれども、地域住民の健康管理として、茨城県において、私も茨城県民の一人でございますが、事故直後から、保健所を中心といたしまして、健康診断であるとか、PTSD、いわゆる心的外傷後ストレス障害でございますか、こうい...全文を見る
02月22日第147回国会 衆議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 委員会の審議の運営のあり方につきましては、私の立場からは差し控えさせていただきたいと思いますが、今回の改正案につきましては、将来世代の過重な負担を軽減するとともに、確実な給付、つまり現役労働者の六割程度を約束して、将来にわたりまして安心して信頼できる年金制度の構築...全文を見る
○丹羽国務大臣 この確定拠出型年金でございますが、これまでのいわゆる確定給付型の年金とは異なりまして、自己の責任のもとで運用して、その運用収益をもとにいたしまして給付額が決定されるということは、先生も十分に御承知のことと思います。これは、中小企業や自営業者への普及であるとか、それ...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、基礎年金と言われる一階があって、そして、二階の報酬比例部分があって、これを合わせて公的年金、そして、その上を要するに私的年金と位置づけておるわけでございますが、私どもは、公的年金の充実を図っていくことがまず肝要なことだ、このように認識いたしております。
○丹羽国務大臣 賃金スライドの凍結に関しまして、物価スライドとの隔離が二〇%という問題でございます。これは、今委員が御指摘のように、確かに法律には書いてありません。しかし、これは厚生省としてこういう方針を打ち出しておるわけでございますので、この基本的な考え方は変わらないわけでござ...全文を見る
○丹羽国務大臣 先生の御指摘のことについては、私も全く同じ認識でございます。どういう形にするのか、これまで政府として答弁は申し上げておりますけれども、答弁以外にどういう形できちんとさせたらいいか、検討させていただきたい、このように考えております。
○丹羽国務大臣 この女性の年金の問題につきましては、厚生委員会でも御答弁申し上げたわけでございますが、第三号被保険者の制度の問題であるとか、遺族年金との選択の問題であるとか、それから離婚の場合の取り扱いとか、いろいろな、単なる年金だけではなくて、我が国の法制度そのものが絡んでくる...全文を見る
○丹羽国務大臣 あくまでもまだ個人的な見解でございますけれども、基本的には個人単位の方向でやっていかなければならない問題だ、こう考えておりますが、先ほど申し上げましたような専業主婦の問題であるとかさまざまな問題、これをどうやってクリアしていくかということが大変悩ましいところだと考...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、平成十一年度の税制改正に当たりましては、厚生省からは、乳幼児、ゼロ歳から七歳に係る特定扶養控除の創設を要望いたしておりました。したがいまして、児童手当につきましては要望しておりません。  十一年度の税制改正におきましては、所得税の特別減税の見直しの議論がな...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど、十一年度に関連して経緯を申し上げたわけでございます。  十二年度におきましては、総合的な少子化対策を推進する観点から、子育ての経済的な負担を軽減するという機能の面で重複しているこういう扶養控除と児童手当、この問題につきまして、実は、これは与党三党が中心と...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほども申し上げましたように、十一年度において、児童手当の拡充について要望はいたしておりません。
○丹羽国務大臣 重複して恐縮でございますが、十一年度の税制改正の議論の中におきまして、いわゆる子育て減税というものが浮上してまいりました。そういう中で、十万円でございますが、扶養控除の引き上げを行った、このように承知いたしております。
○丹羽国務大臣 先ほどと重複いたしますけれども、十一年度についてはそういうことでありました。十二年度におきましては、三党連立の政策協議の中において、少子化対策の中において児童手当の役割というのは大変大きい、こういうような観点から引き上げさせていただいた、このようなことでございます...全文を見る
○丹羽国務大臣 大蔵大臣からも御答弁がございましたけれども、三党間の政策協議の中において、いわゆる財源のあり方としては、赤字国債を発行するのではなくて扶養控除をどういうふうに扱っていって児童手当を拡充するか、そういう中でこのようにおさまった、このように考えております。  それで...全文を見る
○丹羽国務大臣 連立与党三党の協議の中で、扶養控除を選択するのか児童手当をとるのか、こういうような議論があったように聞いております。  そういう中において、要するに、これ以上赤字国債を発行しない方が国家のためにいいんじゃないかという大きな枠組みの中で今回の措置がとられた、こうい...全文を見る
○丹羽国務大臣 山本委員は、いわゆる朝令暮改ではないか、こういうようなことではないかと思います。  その面がすべて否定できるかどうかということは別問題といたしまして、経緯といたしましては、そういう経緯があったということでございますし、ぜひとも御理解をいただきたいのは、ここ一年の...全文を見る
○丹羽国務大臣 敬愛してやまない五島委員、いらっしゃいませんようでございますが、私はそういう答弁をいたしました。  それはどういうことかと申しますと、私といたしましては、公明党案について、あるいは最終的に三党で協議をいたしました案について、ばらまきだという認識はございません。 ...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは、ばらまきとは何ぞやということの議論は、これから十分に議論をしていかなければならないと思います。  費用対効果だと思いますが、ただ、率直に申し上げて、私は、厚生大臣としてこのことを否定しているわけではありませんけれども、一部のマスコミの中には、社説や論説に...全文を見る
○丹羽国務大臣 少子化対策というのは、率直に申し上げて、これがあれば解消しますよ、そういうものではございません。ですから、先ほど子育て支援に四百億円計上しましたということを私申し上げましたし、また、今度は新エンゼルプランであるとか、さまざまな形でこういうような支援をしているんだと...全文を見る
○丹羽国務大臣 結論から申し上げますと難しいと思います。  この援護法に基づきます給付につきましては、要するに、原子爆弾の放射線による健康被害に着目いたしまして公費によって医療を行っておる、こういうことでございますし、財源は保険料などの本人の拠出ではなくて税金によります公的な財...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員も御承知だと思いますけれども、この問題、今現在訴訟中でございまして、その段階において私が一定の何か方向めいたことは申し上げるべきでない、こういうことでございますし、先ほど申し上げましたような、例えば障害者の特別手当については、ではどうか、こういうような問題もあ...全文を見る
○丹羽国務大臣 介護報酬の告示の中で、制度の乱用を防ぐ観点から、ひとり暮らし世帯などを中心に訪問介護における家事援助を適用するべきだ、こういう一つの例として挙げたことは事実でございます。  高齢者やその家族の介護負担を軽減するために必要なサービスを行うという介護保険の基本理念に...全文を見る
○丹羽国務大臣 率直に申し上げて、与党三党の中で議論があったというふうに承っておりますが、私が聞き及んでおります中では、要するに、健康な方がいらっしゃるのに、すべていわゆるホームヘルパーさんにお任せすることになっては、大変な給付サービスの増大につながっていくのではないか。  つ...全文を見る
○丹羽国務大臣 現実問題として、常に例えばホームヘルパーさんがいらっしゃるわけでもないわけでございますし、要するに、しゃくし定規になかなか決められない問題ではないか、こういうことでございますし、あくまでもこの介護保険の導入というのは、先生もおっしゃいましたし、今私も申し上げました...全文を見る
○丹羽国務大臣 いわゆる介護保険の中におけるサービスは受けられない、こういうことでございます。  そこで、私どもといたしましては、自立支援というのは大変重要な認識である、こういう観点に立ちまして、いわゆる生きがい対応型のデイサービス事業などを活用していただくものに対しまして国が...全文を見る
○丹羽国務大臣 その市町村によって異なると思います、基本的には。できれば利用できるところを探していただくということが基本だと思いますが、これは、では公費で助成している部分まで、要するにそこでやっちゃだめだとか、そういうようなたぐいの話ではないんじゃないか、こういうふうに考えており...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員の御指摘は、介護予防・生活支援事業において、その目的、意味するところをあらかじめ決めないでそれぞれに任せたらどうか、こういうことでございますが、私どもの考え方といたしましては、今申し上げたような、事実という観点から十分にいろいろ検討して、漏れがないようなメニュ...全文を見る
○丹羽国務大臣 この事業を決めるに当たりましては、十分に市町村から御意見を賜りまして、今ちょっと資料を取り寄せましたところ、先ほどから委員御指摘のような配食サービスであるとか、あるいは高齢者の共同生活支援事業であるとか、寝具だとか、もう大体全部そういうものは網羅しておるわけでござ...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは、まず基本的に介護予防ということから出発しておるわけでございまして、そしてそういう中でお年寄りの生活を支援するということであります。では、お年寄りのやる観劇だなんだというものを全部公費で支援するということは、まさにばらまきかな、こういう感じがしないでもないで...全文を見る
○丹羽国務大臣 大変何か難しい応用問題を出されたような気がしないでもないんでございますが、私が十分にお答えできるかどうかちょっともう一つ自信がないんですが、一言で申しますならば、保険料の問題に関して、要するに、例えば世帯全体で比較して、夫も妻も非課税の場合であるとか、あるいは、夫...全文を見る
○丹羽国務大臣 確かに、お話を聞いておりまして、ロジックとしては十分にそういうことはあり得ると思いますが、この利用者負担を世帯単位にしましたのは、お年寄りが老夫婦などでいらっしゃるときにできるだけ利用負担を少なくしようじゃないか、家計への影響も大きいじゃないか、こういうようなこと...全文を見る
○丹羽国務大臣 私、この間、一月の上旬でございますが、ドイツへ行ってまいりました。五年前に介護保険がスタートしたドイツにおいても、同じような大変いろいろな難しい問題が起きて、いまだに試行錯誤しているんだということを疾病金庫の会長が申し上げておりました。  そういう意味において、...全文を見る
○丹羽国務大臣 そういうことが現実問題としてどこまで把握できるかという問題もございますけれども、よく内部で検討してみたいと思います。
○丹羽国務大臣 介護サービスについての苦情の申し出については、市町村で広く当然のことながら受け付けなければならないわけでございますが、国保連におきましては、市町村域を超えるものであるとか、あるいは市町村で取り扱うことがより難しいものなどについて、調査をしたり、あるいは改善指導を行...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘のように、介護保険はあくまでも市町村によって運営されている、こういう観点で、法律に明記しているから、いないからということでなくて、それ以前の問題として、市町村が主体的に運営するものについて、そういったものについて責任を持つのは当たり前のことである、こうい...全文を見る
○丹羽国務大臣 市町村と国保連が連携をして苦情処理をすることは、ごく当たり前のことであり、当然であります。強力に指導していきたいと思います。
○丹羽国務大臣 五島委員御指摘のように、最近の経済情勢等を踏まえまして、被用者保険が大幅に減少いたしまして、その分、国保に加入者がふえておるということは紛れもない事実でございます。  これは、一つは、当然のことながら、今御指摘のような高齢化に進む問題、それから景気の低迷などによ...全文を見る
○丹羽国務大臣 医療保険だけについてそういう事実が起きているかという御質問でございますか。  それは、当然のことながら、そのほかの保険ということはどういうようなことを指すのかわかりませんけれども、少なくとも医療保険の中においてそのような変動が起きているということは紛れもない事実...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどから委員御指摘のように、常用労働者の労働日数であるとかあるいは労働時間の四分の三以上のある者については被用者保険、こういうことでございますけれども、その被用者保険の適用漏れが多いと指摘されているという問題については、大変私どもも深刻に受けとめております。 ...全文を見る
○丹羽国務大臣 診療報酬の改定財源の問題と制度による問題とは別次元のものと考えております。
○丹羽国務大臣 性格が異なるものと考えております。
○丹羽国務大臣 先生の御指摘、保険制度のあり方そのものからいうとちょっと矛盾しているのではないか、理論的に、応益負担ということからこれは逸脱するのではないか、こういうような御指摘だと思います。  確かに、その面をすべて否定できるものでないということも十分に承知いたしております。...全文を見る
○丹羽国務大臣 今、五島委員の方から低所得者の話が出ました。これにつきましても、御案内のように、一般の限度額六万三千六百円よりも、その限度額については据え置くという状態をとっております。これは一つの政策的判断であります。  それと同時に、やはり皆保険制度を維持していくための、ま...全文を見る
○丹羽国務大臣 平成九年のデータでございますが、一般病棟を持つ病院が全国には七千四カ所ございます。そのうち、患者三人に対し看護婦一人の病床の看護配置基準を現在満たしておらない病院は九百八十九でございます。それから、九百八十九病院のうち二百床以上の病院は、四%に相当する三十七病院で...全文を見る
○丹羽国務大臣 温存しようということではなくて、五年以内に都道府県を通じて四対一の看護基準を三対一に強力に指導していく、こういうことでございます。
○丹羽国務大臣 まず、御案内のように、これまでは、結核、精神などの病床を除いた病床はいわゆるその他の病床、こういうことになっておりましたが、病床面積、一般病床の場合、四・三平米であったのを、今度はもっと療養環境をよくしようじゃないかということがありまして、六平米まで広げていった、...全文を見る
○丹羽国務大臣 医療の改革に当たりましては、現場で実際に携わっている医療機関の皆さん方の代表であるとかあるいは医療の保険者の方々など、さまざまな方々の御理解を得ることなくして現実的に進めていけないことは、医師出身である五島先生もよく御承知のことと存じます。  このため、私は、医...全文を見る
○丹羽国務大臣 児童虐待の問題というのは、これまでどちらかというと家庭内の問題として対応がとられてきたような気がいたしておるわけでございますが、これだけ大変大きな社会問題となっておるわけでございますし、国全体としてこの問題に取り組むべきだ、私もまずそういう認識に立っております。 ...全文を見る
○丹羽国務大臣 ただいま申し上げましたように、子供の人権を尊重する、守るという立場から、そういった運動を続けていきたいと思います。  私自身、実は、最近でございますが、乳児院に行きまして話を聞きました。母親が、乳児院に来るときはとてもそういう虐待をするようでなくて、しばらくはい...全文を見る
○丹羽国務大臣 今直ちにこの場で、親の親権を剥奪するとか一時停止するとかいうことについて、お答えできることではありませんが、十分に検討する価値がある問題だと思います。
○丹羽国務大臣 これは前回も御答弁申し上げたと思いますが、運用実績の評価は、保有資産の価格変動を反映させた時価で行うものでございます。でございますので、年度途中の運用収益につきまして、簿価ベースの集計というのは行っていないということでございます。
○丹羽国務大臣 一兆二千億円も時価ベースの赤字でございます。
○丹羽国務大臣 私は、ただ事実関係を申し上げただけでございます。
○丹羽国務大臣 先日来申し上げておるわけでございますけれども、要するに市場の価格に連動するものであるということで御理解をいただきたい。そして、私どもはあくまでも長期のタームで考えているということでありまして、これによるリスクは極めて低いんだ、こういうことで御理解いただきたいと思い...全文を見る
02月22日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第4号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、医療の抜本改革の中で、私は、ある意味におきまして、みんなそれぞれ大事でございますけれども、患者さんにとって、国民にとって最も身近な問題は医療提供体制の問題でございまして、先生御指摘のように、これまでいわゆる結核、精神などの病床を除きまして区分がされ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まだ昨日答申を受けたばかりでございます。私どもの考え方を丁寧に御説明申し上げて、そして十分な議論を経て御理解をいただけるものと確信をいたしております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは私の個人的な見解がまずあるということを含めながら御理解をいただきたいと思いますが、抜本改革の中には薬剤の見直しの問題、診療報酬のあり方の問題、それからもう今さら申し上げることもないわけでございますけれども、高齢者の医療制度の問題、それから今御指摘の...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 多岐にわたる御指摘でございます。  まず最初の御指摘は、たしか今井先生もあの当時はお入りになっていたと思いますが、自社さ政権でありますから。──入っていなかったですか。失礼しました。  要するに、自社さ政権のもとでまとめました二十一世紀の国民医療のあ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、国民生活の調査でございますけれども、率直に申し上げて、私は豊かさの中の不安の時代ということをかねてから申し上げておるわけであります。確かに、今、経済全体においてはいま一つ明かりが見えない状況でございますけれども、とにもかくにも小渕内閣が経済成長率二...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、私が申し上げることが適当なのかどうかわかりませんけれども、とにかく今から二年前のことを考えてみると、金融不安という中において、いわゆるロシアであのような金融不安が起きて、これがブラジルに飛び火して、今度は日本でいつ日本発の世界恐慌が起きるかわからな...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私も、社会保障の総合ビジョンを考えるに当たりましては、かねがね年金制度を一つの軸にして考えていくべきだという考え方は大変有力な考え方ではないか、こういう見解に立つものでございます。  老後の収入につきましては、ただ年金だけではなくて、これからは元気で働...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御質問の趣旨がもう一つ私にまだ十分理解できていないところがあるんですが、国民負担率の問題というのは実は非常に厄介というか難しい問題でございまして、実は、私、昨年一年間、この問題を検討したんですが、率直に申し上げてなかなか難しい結論で、私が中心となって党内...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず最初に申し上げたいことは、今保険料や利用料など市町村がそれぞれ責任とその負担によって独自の施策をやっているのは大変結構なことだという中で、何か私どもの施策が間違っているとおっしゃいましたが、よく先生も御理解いただけると思いますが、これは私どもの特別対...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 療養型の病床群を含めた介護施設でございますけれども、今、先生が御指摘されましたように、率直に申し上げて、療養型の中には医療保険の適用の部分とそれから介護保険の適用の部分があります。そういう問題も含めまして今後の体系を整備するということが適当であると考えて...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほども私が申し上げました療養型病床群におけます問題点であります。率直に申し上げて非常に難しい問題であると、こう考えております。  これがなぜ残っているのかということでございますが、例えば若い方々、つまり、お年寄りではなくて、そして急性的な病でないよう...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まさにショートステイというのは、在宅の高齢者の方々について、一時的に例えば特別養護老人ホームなどに入所していただく、こういうことで大変重要な役割を果たすものと考えているような次第でございます。  かつて在宅三本柱と言われた中においても、どれもこれもみん...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 介護保険制度におきまして、ショートステイにつきましてほかのサービスとは別枠で利用限度日数を設けましたのは、それだけ大変希望者も多いし、私どもといたしましては家族の介護の負担軽減を図る、こういうために大変ニーズも高いと。こういうことからできるだけ多くの方々...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど、そのような利用回数を設けさせていただいたことについて、できるだけ多くの方々に幅広く利用していただく、しかもその中においてどうしても重い方が深刻に、要するに家族負担の軽減という観点から、重い方との幅を持たせたということを申し上げたわけでございます。...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ショートステイの利用につきましては、一部の自治体から先生のお考えのような御意見をいただいていることも私も十分に承知をいたしております。今後、ショートステイの利用の希望状況や、地域におきますショートステイ施設の整備状況などについて十分に市町村の実態を調べた...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 介護保険以外の自治体の今のショートステイの支援ということにつきましては、これは介護保険の中においてこういうものはきちっと認められておるわけでございますので、それを公費をもって御支援をするということについては、今この場においてそれが適当であるということは残...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年少扶養控除の見直しの対象児童数は、税制当局の試算では一千九百万人と承知いたしております。  一方、今回の改正によりまして新たに児童手当の支給対象となる児童、三歳から義務教育の就学前まででございますけれども、その数はおよそ三百万人と推計されておりますが...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどもちょっとお答えを申し上げたわけでございますけれども、その数は一千六百万人をやや上回る、こういうことでございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは実は与党三党の中で御議論をいただいた問題でございますが、現在の大変厳しい財政経済状況の中で、児童手当の拡充もしなければならないけれども、一方においては将来世代に負担を回すような特例公債の増発というものは慎んでいかなければならない、与党三党の中の政策...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、最初の質問でございますが、年少扶養控除の加算の措置によりまして、確かに所得の低い方は一般的に有利でありますけれども、所得が高くなるに従って負担がふえるということも紛れもない事実でございます。私どもはそういうことを十分に配慮いたしまして、子育て支援基...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは前も一度申し上げたことはあるんですが、児童手当というのは実は公費の負担よりも事業主の負担が全体の事業費の七割ぐらいを占めておる、こういうことでございます。ということは、私なりの考え方を整理しますと、恐らくこれはそれぞれの事業主のいわゆる福利厚生的な...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど、今後の検討課題だと申し上げましたけれども、これは私から申し上げることが適当かどうかわかりませんけれども、むしろ大蔵政務次官からお答えいただいた方がいいかと思いますが、自営業の場合のいわゆる税制のあり方、こういうことも総合的に勘案した、こういうこと...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、経過措置と申し上げたのは、私ども政府が経過措置ということではなくて、与党三党ではそのように受けとめて決めたんだということであります。  それから、諸外国の児童手当との比較でございますが、これは当然のことながら児童手当と関連性の大きい賃金構造である...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 医療提供体制の見直しの問題につきまして、昨日、医療審議会から改正案について答申を受けました。これにつきまして、少数意見として反対が付記されておるわけでございます。率直に申し上げて、与党の中の一部にはなお強い反対があることも事実でございますが、私は与党三党...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 医療の分野におきます個人情報につきましては、刑法であるとかあるいは医療関係の法規におきまして委員御指摘のように医師などに対する守秘義務が設けられておるわけでございますが、医療関係者におきましては倫理規程を定めるなど、これまではいわゆる法的な規制というより...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 高齢者の方々やその家族の介護の負担を軽減するために介護保険制度が導入されたという基本理念はいささかも変わっておるわけではございません。ただ、あの過程で要するに余り制度が乱用されてはならないというような意見が与党三党の政策責任者の間で、私は実際聞いておりま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 正直申し上げてちょっと不十分なところがございますけれども、今、先生の御提起の問題でございますが、いずれにいたしましても女性の方々は妊娠・出産期のみならず思春期、さらに更年期など、生涯を通じまして男性とは異なる健康上の問題に直面して心身や生活の状況が変化し...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 堂本委員が、前身のジャーナリストの時代からこのベビーホテルの問題について大変熱心に取り組んでいらっしゃることも十分承知いたしておりまして、心からまずその問題について数々の業績を上げられたことに対しまして敬意を表したいと思います。  それで、まず基本的に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、特定のベビーホテルにあした立入検査をするなんということを……
○国務大臣(丹羽雄哉君) いやいや、そういうことを今この公の場で申し上げることだけは差し控えさせていただきたいと思います。  これはそういうようなものでございませんけれども、先ほど申し上げましたように、劣悪なものに対する排除につきましては、定期的にやって、全般的にそのようなこと...全文を見る
02月23日第147回国会 衆議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 御案内のように、現在の確定拠出型はもう既に多くの企業の間で定着しておるわけでございますが、この確定拠出……(海江田委員「給付型の間違い」と呼ぶ)失礼しました。確定給付型については定着しておるところでございますが、幾つかの問題点が提起されておるわけであります。  ...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘のように、この確定拠出型の年金の中には、企業型といわゆる個人型に分かれておるわけであります。  まず、企業型でございますけれども、これは今御指摘のような、要するに税制上の意味合いから考えまして一万八千円、こういうふうになっておるわけでございます。それか...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、三階であります厚生年金基金の一般的な平均が、これは一万円弱でございます。このことの実績を踏まえまして、現に基金の大部分、九割相当ぐらいでございますが、カバーされる掛金の水準が大体一万五千円だ、こういうことで年間十八万円ということを設定させていただいた、こうい...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、前段の御質問でございますが、この企業型年金において従業員本人の拠出を認めないというのはなぜか、こういうことでございます。  これもいろいろな議論がございまして、従業員本人が拠出をした上で、しかも運用方法までみずから選択等をするということではまさに貯蓄そのも...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは、私は局長の答弁を聞いておりませんが、認識というよりは、その直近の数字を述べたものと考えております。
○丹羽国務大臣 自主運用に当たりましては、資金運用に関する調査研究体制を充実させることが大変重要でございますが、その一環として、現行の年金資金運用センターにつきましては、自主運用の開始の時期までを目途にいたしまして廃止をいたします。公的年金、企業年金などを含む年金運用に関する総合...全文を見る
02月24日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) お許しをいただきまして、座らせていただきます。  今、国民の間には老後に対する漠然とした不安があるわけでございます。中でも最大の関心は、私は前回の一般質疑の中でも再三にわたりまして申し上げましたけれども年金ではないか、こういうような認識に立っております...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まさに社会保障制度の改革に当たりましては、委員御指摘のとおり、年金制度は医療、介護、福祉と一体的に検討することがまず必要である、このように考えているような次第でございます。  そういう中で、現在の社会保障制度におきましては、保険料、公費の負担、自己負担...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) そうですか。  それから、問題点として、要するに社会保険方式のあり方あるいは税方式のあり方、こういう議論が進められているわけでございます。  いずれにいたしましても、昨日も実は総理官邸で二十一世紀の社会保障制度のあり方につきまして有識者会議があったわ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ございました。  要するに、高齢者というのは二極に分かれていて、自分で商売をやっていらっしゃる、七十歳を過ぎてやっていらっしゃる方であるとか会社の役員なんかは所得は大変高いけれども、その一方で、わずかな国民年金に頼って生活していかざるを得ない人、こうい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) それは実は私でございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 実は、私は政府側でございまして、私がああいうところで申し上げることはどうかと思いましたけれども、せっかくあそこで御意見を交わしていただいたものですから、私の方から紹介するという形で、国会で毎日御議論をいただいておりますけれども、こういうような議論が出てお...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私も、この「二十一世紀の年金を「構築」する」という白書のようなものがどういう経緯でできたかわかりませんけれども、そういう自分、自分たちということもないんですけれども、何か都合のいい部分だけを取り出して、余りお見せしない方がよろしいんじゃないかというものが...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御指摘のいわゆる低所得者の判断基準につきましては、専門の研究者の方々に調査研究を依頼しているところでございます。  これは実はきのうの衆議院予算委員会でも議論が出たところでございますけれども、やはり税制との絡みをどういうふうに見ていくかという問題、課税...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、今井委員の御指摘の問題は、要するに年金でどこまで賄えるのか、こういう問題だと思います。  現在の統計学的には、例えば夫と妻の、それに夫の厚生年金が十万円ちょっともらえるという前提に立ちまして、モデル年金でございますが二十三万七千円。こういう中で、食...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 二十一世紀の社会保障制度につきまして、昨日の夜、二時間かけましてやりました。この種のたぐいの審議会で二時間かけるというのは大変異例だと思いますが、各委員の方々、大変御熱心にこの問題について御意見をそれぞれ申されて、大変参考になるような御意見もございました...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 社会保障ビジョンというのは何も年金だけじゃありません。これは、私の感想を申し上げますと、あれだけ大勢の委員がいて、いろんなことをおっしゃって、まとめるのはなかなか大変だなと、こういう感じを正直言って申し上げています。しかし、基本的な方向というのはまとめな...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今井委員のそういうような一つの考え方でございますが、私どもは早くこれをお示ししないことが逆に不安を与えることになるんじゃないか、こういうことでございまして、その認識の違いがあるなと、こう感じております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、やはり今井委員が御指摘になったことに関連があるわけでございますが、国民の一部に、特に若年世代、現在年金をもらっている方々は、いろいろ御不満もあるかもしれませんけれども、率直に言わせていただければ大変結構なんですが、これから二十年後、三十年後あるいは...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 幾つかの盛りだくさんの御提起を今井委員の方から御主張いただきました。  まず、私どもの方からぜひとも御理解いただきたいと思いますのは、確かに国民年金の未加入、未納というように空洞化というのは広がっています。ただし、必ずその中に加わるのがいわゆる保険料の...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私が御理解をいただきたいのは、これは平成十年です。その辺の今井委員の御指摘になった数字との関係につきましてはちょっと私の方で今現在まだよく掌握しておりませんけれども、私が申し上げたいのは、要するに免除者と未加入者とを一緒にしないでいただきたいということで...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 幾つか御指摘のあった問題でございますが、ちょっと財政再計算のことでよろしゅうございますか。  五年ごとの財政再計算の見直しでございますが、これは要するに社会経済情勢が激しく変動しておるわけでございます。そういう中で長期間放置しておきますと、実際新しいデ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 脅迫というか、非常に誘導的だというようなことをおっしゃりたいんだと思いますが、そういうようなことは私ども率直に申し上げて、これを提出した時点におきましては私はまだこういう立場ではございませんでしたけれども、あってはならないことだと思いますし、今後の教訓に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、誤解がないように申し上げますが、五年前、六年前、七年前の話でありまして、現在においては自民党内においても二分の一論というものがもう主流を占めておりますということです。あの当時、何党が何ということじゃなくて、余りそのことについて強い議論が交わされた記...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) せっかくの御提案でございますが、私どもとしては、各種の審議会で了承を得て、そして政府の責任において提出させていただいておるわけでございますし、今ここで先送りをするとかえって国民の皆さん方が不安と不信感を持つことになりかねない、こういう観点から、ちょっとそ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 連立を組んでおります自由党さんとの間で、税方式かあるいは社会保険方式かをめぐりましてかなり激しい議論のやりとりがあったことは事実であります。この問題につきましては、いずれにいたしましても大変重要な検討課題として今後検討を引き続き進めていく、こういうことに...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、順序が逆になるかもしれませんけれども、経済戦略会議の御提案でございます。  一つの貴重な御意見として私も読ませていただきましたけれども、公的年金を基礎年金だけにして報酬比例部分を民営化するということでございますが、私はこれは企業年金のない中小企業...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 民主党さんがまとめられました年金制度改革案でございますが、将来世代に過重な負担を押しつけることのないような給付と負担の水準の設定が必要だ、こういった基本的な視点というのは私どもと同じ認識に立っている、こう受けとめております。  問題は国民基本年金制度で...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、小渕内閣の誕生の経緯をちょっと、党内事情なんかもございますけれども、小渕内閣が発足いたしましたのは、前内閣のいわゆる行財政路線というものが非常にタイミングが悪かった、方向性は私は間違っているとは思わなかったんですが、それが要するに与党にとって大敗北...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 正確に申し上げておきますと、平成十二年度で国債残高が国が三百六十四兆円、国と地方を合わせまして六百四十五兆円であります。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 最後の財政再建の何ですか。ちょっと済みません。
○国務大臣(丹羽雄哉君) なかなか難解な、何かくせ球のような感じがしないでもないんですが、私の考えは景気対策が最優先であるということには変わりはありません。いわゆる景気対策の中でむだがないだろうかとか、あるいは要するに費用対効果、こういう観点からどうかとか、そういうことは当然のこ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) その割合は、今、委員の御指摘のどういう計算方法をとるかによりますが、私もそのような認識に立っております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) ちょうど今、我が国の産業構造というのは大きな変革期に来ているんではないかな、こういう感じを持っております。  IT革命という言葉があります。それで、要するにそういう中において情報分野などは大変な勢いで今その飛躍というものが期待されているわけでございます...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 消費者マインドというのは非常に常に個人消費が伸び悩むときに分析されて、これといった決め手はなかなかないんですが、恐らく宮澤大蔵大臣がおっしゃったのは、昨年の暮れのボーナスがカットされているとか、給料そのものが減ってきているとか、あるいは合理化、リストラ、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 確かに最近大変厳しい合理化、リストラが行われて、その犠牲でやめた方々の話も何人か聞いております。  それで、率直に申し上げて、どこまで深刻かどうかという話になりますと、私もまだまだ話としては甘い話も聞いたりさまざまでございますけれども、要は、私はこの消...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 日本の賃金体系というのは大体年功序列型、率直に申し上げて、二十代、三十代はあれも買いたい、これも食べたい、四十代、五十代は子供のローンもある、住宅もある、六十代、七十代はもうしつこい脂っこいものはだめ、簡単なもの、お茶漬けとそれこそ酒のさかなでもあればい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから申し上げておりますように、まず景気を回復させる、そして今、私は日本の土壌の一端を御紹介申し上げさせていただいたわけでございますけれども、要するに社会保障、豊かな老後を過ごせるような体制、しかも率直に、先ほど今井委員の御質問にも申し上げましたけれ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) それぞれの考え方、感じ方でございますので、私が今、柳田委員の御指摘に直ちに反論なり何か申し上げることはないんですが、私は、今回この法案を成立させずして、そして将来の設計図を示さなければますます年金に対する不安、不信が増幅してくるのではないか、こういうふう...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 景気回復と社会保障制度の安定という問題を同じ次元で考えることができるのかどうか、その辺のところは何とも私も今ここで整理ができないところでございますが、要するに景気がよくならなければ、現に今、保険料も凍結している状態でありますし、私はやはり正常な形にして国...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから今井委員そして柳田委員と、引き続き同じ御主張を拝聴させていただいております。  一つの御意見ではないかということで承らせていただきます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 二十一世紀を明るく活力ある社会とするために、高齢者の方々もそれぞれの持てる力を発揮して、地域社会を支える役割を担うことが大変重要である、こう考えております。このために、御指摘のヤング・オールド作戦におきましては、健康づくりや介護予防事業を進めるとともに、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、近年の雇用関係でございます。  六十歳代前半でも働いて収入を得ている方は平成十年で五七%に達しております。着実に方向としてはふえてきておるわけであります。それから、定年制を設けている企業は既に六十歳定年制が定着いたしておりますし、今後、定年年齢が...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 雇用と年金との連動が望ましいことは言うまでもありません。基礎年金の一階部分の導入を決めた時点においても、大変この問題についても大きな焦点の一つとして議論をしていたことを承知いたしておるわけでございます。  あの当時は、定年制は大体五十五歳でございました...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 近年の雇用情勢の変化でございますが、これは御案内のようにバブルが崩壊をいたしまして、各企業ができるだけ身軽にしていこうではないか、あるいは不採算部門については切り捨てて、そして収益率の高い部門を中心にしてこれからは会社経営を行っていこうではないかというこ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、雇用の創出につきましては、今御審議いただいております十二年度の予算案の中にもさまざまな形で雇用の創出のために、いわゆる高齢者に対する奨励金を助成するとか、また高齢者の再訓練、ミスマッチの解消であるとか、そういうようなことを通じまして私どもは高齢者の...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから繰り返し申し上げさせていただいておるわけでございますけれども、このいわゆる給付と負担をどの辺に求めていくかということが、行き着くところ、この年金制度の最大のポイントではないか。  そういう中で、いわゆる現役世代の方々が将来においても確実に給付...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) そのとおりでございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の改正は、六十五歳以降の年金額は、先ほどから御指摘のように物価スライドのみになるわけでございます。これは、あくまでも将来世代の負担を過重なものにしない、この方策の一つとして導入をさせていただくわけでございまして、少子高齢化が進み、現役世代の負担が重く...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年金制度というのは、繰り返しお話を申し上げておるわけでございますけれども、やはり賦課方式に基づきまして現在のいわゆる給付というものを保険料によって賄われているわけでございますので、後代の現役世代の方々に対してもやはりきちんとした給付というものを保障しない...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから繰り返し御答弁を申し上げておるわけでございますが、私どもは将来世代の過重な負担を防ぐために、年金を受け取る時点において現役世代の手取り年収のおおむね六割程度の給付水準を確保することを期待し、そしていわゆる保険料におきましては、総報酬の二割という...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 昭和六十年の改正は、二十一世紀に向けて長期的、安定的な制度運営の基盤を確保するという、こういう観点から、基礎年金制度の導入であるとか、今議論をいたしております加入期間の延びに伴う給付水準の適正化、こういうものを行ったものでございます。  今後は、六十歳...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 認識が異なっております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 認識が異なっております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) ですから、申し上げましたようないわゆるバブルによる影響であるとか、今日の大変深刻な雇用状況は私自身も十分に承知をいたしておりますけれども、全体的に高齢化社会が進む中において、そして先ほどから申し上げておりますが、現に定年制の延長もかつての五十五歳から五十...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 小池委員とは予算委員会におきましてもしばしば御議論をさせていただきました。そして、私との違いは、いわゆる現在年金を既にもらっている方々や直近に年金をいただく方々の給付を適正化すべきでないという考え方、私は、そうはいっても、この今の少子高齢化社会の賦課方式...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 女性の基礎年金の問題でございますけれども、これは六十年改正からスタートいたしまして、その導入当時は御案内のように五万円からスタートし、その後、消費の伸びであるとかあるいは物価上昇などを踏まえまして、今日では月額六万七千十七円、こういうふうになっているとこ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 修正の部分につきましてはそれぞれの受けとめ方がありますけれども、今、先生が御指摘いただいたような部分も当然その対象になり得るのではないか、こう考えています。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 国庫負担の引き上げにつきましては、各委員とも共通した認識で、できるだけ早く三分の一から二分の一に引き上げていかなければならない。しかし、現実問題として、現在でも二・二兆円の財源が必要になる、しかもこれが恒常的になってくるわけでございますし、年々膨れ上がっ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の年金法の改正案におきまして「当面平成十六年までの間に、安定した財源を確保し、国庫負担の割合の二分の一への引上げを図るもの」という附則が設けられておるわけでございます。できるだけ速やかに実施しなければならないという熱意は持っておるわけでございますが、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 老齢年金の新規裁定者の被保険者期間でございますが、基礎年金制度の発足以降を見まして、まず順調に延びてきておる、そして今後さらに延び続けていくのではないか、こう見込んでおるような次第でございます。  確かに、すべての被保険者が四十年間の被保険者期間を満た...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 女性の年金の問題につきましては、いわゆる第三号被保険者制度の問題であるとか、それから遺族年金の選択制の問題であるとか、さらに離婚の場合どうやって取り扱うかとか、あるいは年金制度そのもののいわゆる個人単位などについてさまざまな議論があるわけでございまして、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年福事業団の解散、事業からの撤退に伴います職員の身分の保障の件でございますが、年福事業団の解散と整理に当たりましては大変重要な問題であると考えております。  平成七年の閣議決定であるとか平成九年の与党の特殊法人改革協議会におきましても、特殊法人の整理合...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 社会保険方式か税方式かということにつきましては、御党との間でかなり議論をもうかれこれ一年近くやっておるところでございます。  今さら私から申し上げるまでもないわけでございますが、附則の中で「財政方式を含めてその在り方を幅広く検討し、当面平成十六年までの...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、女性の厚生年金の被保険者数でございますが、平成十年度の一千百万人から、平成三十七年度には一千万人になる見通しでございます。これは生産年齢人口、すなわち二十歳から六十四歳までの人口自体が減少していくということを反映したものでございますが、女性の生産年...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 第三号被保険者の問題は女性の中でも意見がかなり割れている問題でございます。  確かに、働いていらっしゃる女性の皆さん方からは、働かないで年金を確保しているのはけしからぬ、こういうような意見もございますし、その一方で、現実問題として出産、育児、介護といっ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 第三号被保険者制度そのものが過ちだったのではないかとおっしゃると、いや、それはそうじゃないですと申し上げざるを得ないんです。これは専業主婦の方々にもみずからの基礎年金を保障するために六十年の改正で導入されたわけでございます。それまでは国民年金制度への任意...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) グリーンピアの譲渡に関しましては、現在、地元自治体であるとかあるいは教育福祉団体など、住民の皆さん方、国民の皆さん方から納得していただけるようなところと今売却、譲渡をめぐっていろいろ各地区において話を進めているようなところでございます。  いずれにいた...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) それはもう法案を通していただいたらすぐにやりますから。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 障害のある方が自立した社会人として障害のない方と平等に社会に参加する、それを支援するということは、私は障害者対策の基本的な目標であると考えております。  また、障害年金は、障害のため十分な所得を得られない面を補うとともに、健常の方と比べて特に要する費用...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 一般に年金受給のための相談につきましては、市町村の国民年金の窓口、社会保険事務所の窓口で年金相談を行っております。精神障害者の方や知的障害者の方々からの相談につきましてもこれらの窓口で相談を行う体制をとっております。さらに、社会保険事務所においては移動年...全文を見る
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 まず、先日の予算委員会におきます肥田委員の薬剤の一部負担に関する御質問に関しまして、答弁の中で、御質問が誤りかのような表現を用いたことについては訂正させていただきます。  昨日の大阪地裁におきまして、ミドリ十字の元社長三名に対しまして実刑判決が言い渡されたところ...全文を見る
○丹羽国務大臣 都立広尾病院の医療事故につきましては、現時点で責任者が書類送検されたとの話は聞いておりませんが、厚生省といたしましては、こうした医療事故を防止するためにも、各種の医療機関が組織全体として取り組んでいただくことが重要であると考えております。事故防止の手法など普及啓発...全文を見る
○丹羽国務大臣 昨年の三月の十六日に、この事件につきまして実は報道で知りまして、直ちに東京都に対しまして事件の概要につき報告を求め、同日には事件概要の報告があったところでございます。
○丹羽国務大臣 東京都が取りまとめました報告書によりますと、異状死体の定義について公式的な統一見解がないという現状から、医師法の第二十一条に規定する、二十四時間以内の異状死体の届け出を行わなかったことが誤りであったと断定するには至っておらないとされておるような次第でございます。 ...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、東京都が作成したマニュアルの内容につきましては、私が判断することは差し控えたいと思います。  また、医師法第二十一条に規定する異状についての判断は、医師がその専門知識をもって個別に行うことが基本的な考え方でございますが、その参考として、関係する学会において...全文を見る
○丹羽国務大臣 御提言として承らせていただきます。
○丹羽国務大臣 先般の、痛風治療薬のベンズブロマロンによって劇症肝炎が発生するおそれがあることにつきましては、既に製造業者に対しまして、緊急安全性情報を全国の納入医療機関へ直接配布するように指示をいたしております。配布が完了したことを厚生省に報告するように求めているところでござい...全文を見る
○丹羽国務大臣 ないと承知いたしております。
○丹羽国務大臣 八人の方々につきましては、後発品を使用されていた方はいないと報告を受けております。  以上でございます。
○丹羽国務大臣 まず、御指摘の当初案でございますが、議論の過程におきまして、厚生省が一昨年の十二月に医療審議会に示しましたいわゆる議論のためのたたき台のことだと思われます。  その後、これは医療審議会で十分に御議論をいただきました。その過程で医療提供体制の見直しにつきましていろ...全文を見る
○丹羽国務大臣 厚生大臣として審議会に諮問をいたしまして、そして御審議をお願いいたしているわけでございまして、その審議の結果につきまして答申をいただいたわけでございますので、私がこの場においてとやかく言及することは差し控えさせていただきたいと思います。
○丹羽国務大臣 ですから、審議会から答申をいただいたことにつきまして、私が、換骨奪胎だとか、そのようなことを申し上げることは大変僣越なことだと認識いたしております。
○丹羽国務大臣 委員は、長年にわたりまして、薬剤の専門分野におきまして大変御活躍をいただいておるわけでございまして、心から大変尊敬を申し上げておるわけでございます。  率直に申し上げて、私も十分その辺のところは掌握していない面があるわけでございます。今後の検討課題にさせていただ...全文を見る
○丹羽国務大臣 国立病院であるとか療養所において、液剤などを調製するところが薬剤科となっているところが少ないが、これを調べろ、こういうことでございます。  ただいま御質問で御指摘されたわけでございますので、よく内部において、そのこと自身を否定するという意味ではなくて、どういうふ...全文を見る
02月25日第147回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第1号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 平成十二年度の厚生省関係予算について、その概要を御説明申し上げます。  平成十二年度一般会計予算につきましては、中央省庁等改革に伴う新体制移行を反映させたものとなっており、厚生省所管として十五兆五千五十四億円を計上するとともに、新体制移行後の厚生労働省所管等の予...全文を見る
○丹羽国務大臣 精神病床数の国際比較につきましては、土肥委員の方から数字を挙げてお示しをいただきました。確かに、それぞれの国々によりまして医療制度が異なっておりますし、一概に比較することはできないわけでございますけれども、最近の傾向は、精神病床数は若干減少ぎみでございますけれども...全文を見る
○丹羽国務大臣 児童手当につきましては、委員も御指摘のように、特にマスコミの中でも児童手当ばらまき論というのがあることも事実でございます。  しかし、私ども、少子化対策の中で、働く女性の皆さん方が何を求めているか調査してみますと、先ほど来大変御熱心に御質問をいただきました保育の...全文を見る
○丹羽国務大臣 いわゆる高齢者の医療制度でございますが、医療改革の中で四本あるわけでございますけれども、最大の課題である、私はこのようにまず認識をいたしておるような次第でございます。  年々国民医療費がふえ続けておるわけでございまして、ことしは三十兆を超すと見られておるわけでご...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘の、健保組合の抱えております老人拠出金に伴います赤字の問題ということは、私も十分承知をいたしておるわけでございます。  いずれにいたしましても、審議会の中で十分に一刻も早く御議論いただきまして、そして一つの考え方を集約をしていただきまして、また国会の場...全文を見る
○丹羽国務大臣 それぞれの医療費制度のシステムが異なるわけでございますが、我が国の医療費増の一つの要因といたしまして、入院日数が長いのではないか。  平均をいたしますと、一九九六年で三十三・五日でございます。ドイツが十四・三日、フランス十一・二日、それからアメリカなどは、これは...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御案内のように、この四月から介護保険制度がスタートするわけでございます。その中の一つの理由として、いわゆる社会的入院という、つまり一般病床に入院なさっていらっしゃる方々が長期に入院していらっしゃる。こういう方々は基本的には療養型の施設に入っていただこうじゃない...全文を見る
○丹羽国務大臣 この認定につきましては、もう委員御承知のことと存じますけれども、いわゆる第一次審査と第二次審査というのがございまして、第一次審査においては、八十五項目につきまして、調査員の方がいわゆる要介護者と見られる申請者の方々あるいは家族の方々からお話をお聞きした上で、八十五...全文を見る
○丹羽国務大臣 ドイツでは、痴呆は対象から外れているんですね、実は。日本だけでございますし、特に痴呆の方というのは、率直に申し上げて、非常にお元気なときと余り元気でないときと非常に波があるということもお聞きしております。そういう点も十分に考慮をしながら、いかにして正しく把握してい...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の医療法の改正におきましては、与党の政策者会議の中でもいろいろな議論が出まして、どこに着目するかという話でございましたけれども、所得に着目をいたしまして、これまで同様に、一つは、ランクとしては上限が六万三千六百円、それからいわゆる標準報酬が五十六万円以上の方々...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは率直に申し上げまして長い間の懸案でございまして、私どもこの問題を解決せずして、特に少子高齢化社会を迎えるわけでございますから、この医療改革は成就できない、こういう考え方に立っておるわけでございます。  特に、さまざまな御意見がございますけれども、これからの...全文を見る
○丹羽国務大臣 交通事故などによりまして脳を損傷いたし、その結果、記憶力がなくなったり、あるいは判断力が低下したり、さらに感情のコントロールができなくなる、こういう方々は、今委員が御指摘のように、見た目にはちょっとわかりにくいのだ、こういうことでございますけれども、このような方々...全文を見る
○丹羽国務大臣 言うまでもないことでございますが、私どもはさらに、二〇〇〇年を迎えまして、障害のある方も障害のない方もお互いに助け合いそして補い合って地域でともに生活をしていく、こういうような社会を実現しなければならないわけでございます。そのためにも、ただいま来委員が御指摘をいた...全文を見る
○丹羽国務大臣 予防接種の問題でございます。これは、委員御指摘のようなさまざまな経緯があるわけでございます。そういう中でございますけれども、極めてまれでございますが健康被害の問題が発生いたしまして、こういった救済措置の問題も予防接種の大変重要な問題である、このように考えているよう...全文を見る
02月28日第147回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 敬愛する大畠委員に対しまして御答弁させていただきます。  まず最初にお話がございました年金法の改正でございますが、これはぜひとも御理解をいただきたいのは、若年世代、つまり現役世代に対する将来の不安を解消するために行っているのだということだけを御理解を賜りたいと思...全文を見る
○丹羽国務大臣 子供さんの場合は、どうしても大人に比べて検査をする回数が少なくなるとか、薬なども過剰に投与するわけにいかないということで、結果的にややもすると診療報酬が少なくなるような嫌いがありますけれども、診療報酬そのものは、先ほど私が申し上げましたように、小児科というのは加算...全文を見る
○丹羽国務大臣 健保財政が大変厳しくなってきておるということは、私も十分認識いたしております。その中で、特に健保組合におきます不満と申しますか、そういうような声としてお聞きいたしますのは、特に老人医療費における拠出金の問題が大変大きいのではないか。  老人医療費というのは、御案...全文を見る
○丹羽国務大臣 今、出生率が一・三八ということで、大変大きな社会問題となっております。昭和二十二年の平均出生率、合計特殊出生率でございますが、四・五四人でございます。世界的に見ましても、イタリアとかあるいはスペインとか、そういう国々が大変少子化対策の問題を大きな社会問題としてとら...全文を見る
○丹羽国務大臣 近年、東京とか大阪とか大都市を中心にいたしまして、路上生活者、ホームレスが大変ふえております。私も、地元が茨城県でございますが、高速道路から隅田川のところのずっと青いテントを見ていまして、これが最近になって大変ふえてきておる状況について、大変大きな社会問題である、...全文を見る
○丹羽国務大臣 ホームレスの方々につきましては、先ほど来議論があるところでございます。いずれにいたしましても、私どもといたしましては、ホームレスの方々にも自立をしていただいて、そしてホームレスの方々が自立できるための相談体制というものを整えながら、そして今委員から御指摘があったよ...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、こういうようなホームレスの方々が大変ふえておるということは大きな社会問題であるという認識に立ちまして、ただいま委員からもさまざまな御提言、御意見を拝聴したわけでございますが、そういうことを踏まえまして、できるだけ早く、関係省庁とも相...全文を見る
○丹羽国務大臣 御意見として承りまして、先ほどから申し上げておりますように、このまま放置しておくような問題ではない、こういう認識のもとに、この問題につきまして前向きに検討させていただきたいと思います。
○丹羽国務大臣 受診者の方々から同意を得ないでこのような集団検診で採取した血液を用いて遺伝子研究を行う、こういうことは、手続で大変不適切であり、遺憾に思っております。  先般、国立高度専門医療センター、国立病院・療養所に対しまして、このようなことが再び起こらないように指導を徹底...全文を見る
○丹羽国務大臣 ちょっとまだ読んでおりませんけれども、いずれにいたしましても、例えば解析用の細胞であるとか血液であるとか、その試料を提供していただいた方やその御家族の方々のプライバシーや人権の保護に万全を期すということが何よりも大切だ、こういう認識を持っております。
○丹羽国務大臣 先ほど来申し上げておりますけれども、指針案につきましては現在パブリックコメントを求めているところでございます。  それから、先ほど先生から御指摘されて、読んでいるかということでありまして、今こういう資料を見ましたけれども、なかなか難しくてとても私の知識では読み込...全文を見る
○丹羽国務大臣 先生も、いわゆる遺伝子分析における国民の皆さん方の理解といいますか協力といいますか、そういうことが大変重要であるけれども、プライバシーというものをきちんとしなさいよ、インフォームド・コンセントというのはきちんとしなさいよ、こういう立場で御質問をいただいておるわけで...全文を見る
○丹羽国務大臣 我が国の社会保障は、昭和三十六年にいわゆる国民皆保険、皆年金が達成をいたしまして以降、社会保険方式を中心として、国民一般を対象とした制度定着を図ってきており、現在、社会保障に要する費用は年間六十九兆円に達しております。  今後、少子高齢化社会の進展に伴いまして、...全文を見る
○丹羽国務大臣 今、医療改革というのは、委員御指摘の医療提供体制を含めまして四つの柱を中心にして議論が進められているところでございます。この中で、国民にとって、患者にとって一番身近な問題は医療提供体制ではないか。このような意味において、まず、この医療提供体制を充実させていくという...全文を見る
○丹羽国務大臣 今、国民医療は我が国でざっと三十兆円でございますが、そのうち三分の一、十一兆円を高齢者の皆さん方が占めておる、こういうことでございまして、制度全般の見直しというものが指摘されておるわけでございます。これにつきましては、これまでさまざまな意見がございまして、まだ意見...全文を見る
○丹羽国務大臣 骨と関節の疾患に長い間大変御研究また御尽力を賜っております桧田委員に対しまして、心から敬意を表する次第でございます。  実は、骨粗鬆症でございますか、私の身内にもおりまして、もう亡くなりましたけれども、大変つらい病気でございます。見た目にはわからないけれども、実...全文を見る
○丹羽国務大臣 突然の質問でございますが、調べてみろということか、もう既に現に調べてあるのか、私は具体的な数字は持っておりませんので、お許しいただければ政府参考人の方からお答えさせます。
○丹羽国務大臣 大変結構な試みの一つではないか、このように考えています。
○丹羽国務大臣 理解と申し上げますよりも、私どもが国立大竹病院の現状について把握していることでよろしゅうございますでしょうか。  病床数は、一般二百床で運営がなされております。がんを中心にして、成育医療、循環器病、免疫異常などを担っておるわけでございます。  平成十年度の患者...全文を見る
○丹羽国務大臣 桧田委員もこの国立病院・療養所のあり方については、党の方の医療基本問題調査会あるいは社会部会で十分に御議論をしたところでありまして、十分に御承知をいただいていると思いますけれども、これからの国立病院・療養所の果たすべき役割といたしましては、地域における医療供給体制...全文を見る
○丹羽国務大臣 国立病院あるいは療養所の再編成の問題というのは、率直に申し上げて、総論は大方皆さん方賛成でありますが、それぞれの地元に戻りますと、地元の住民の方々から強い要望がございまして、なかなかこれまで遅々として進まないのが現実であります。  そういう問題を私も幾つか経験を...全文を見る
○丹羽国務大臣 今の作文をお聞きいたしておりまして、私なりに大変感ずるところがあるわけでございますけれども、今度の国立病院と療養所の統廃合の中で出てまいっております、今委員御指摘の香川小児病院と善通寺病院の統合問題というのは、やはり将来に向かって、二十年先、三十年先に向かって、国...全文を見る
○丹羽国務大臣 まだ、このことにつきましては現在進行中であるというふうに聞いております。ただ、委員が御指摘のような御懸念というものは、当然のことながら統合の際にはきちんとクリアをして、住民の皆さん方、そしてそこで学ぶ入院患者の皆さん方の十分な御理解を、ああ移ってよかったと言われる...全文を見る
○丹羽国務大臣 この国立病院・療養所の再編成の問題は、総論が賛成の方も各論になるとどちらかというと反対だ、こういう中で、委員は総論も反対のようでございますが、非常に難しい問題でございますが、私どもは、今後の国立病院・療養所のあり方としては、統廃合を進めていって、そして民間の医療機...全文を見る
○丹羽国務大臣 私も数々の事例を見ておりますけれども、国立病院ですと、こういうことを申し上げていいか悪いかはわかりませんけれども、制約があるということと、どうしても親方日の丸的な依存体質が残ってしまうということで、国立病院と民間病院を競争させた場合には、はるかに民間病院の方が、す...全文を見る
○丹羽国務大臣 予算委員会でもこの問題については御質問をいただきまして、私の方から答弁を申し上げたと思いますが、年金福祉事業団から基金に承継されるグリーンピア事業については、業務報告書や財務諸表などとともに、監事の意見書を公表してまいります。  こうした事業についての外部監査に...全文を見る
○丹羽国務大臣 私が予算委員会で保坂委員にお答えを申し上げましたことは、昨年の十二月の時価ベースでございますが、時価ベースにおいては、今年度だけで二兆七千億円程度の収益を上げている、この間の資金運用部への利払いなどのコスト、これを差し引いても、赤字を解消して、七千五百億円の黒字に...全文を見る
○丹羽国務大臣 ですから、十二月末時点での要するに瞬間的な収益だ、こう見ております。
○丹羽国務大臣 収益であっても評価であっても、私は変わりないと思っています。
○丹羽国務大臣 いずれにしても、譲渡先を今探している最中でございますけれども、公開するべきものと考えております。
○丹羽国務大臣 十分に検討いたしまして、必要な資料につきましては積極的に公開したいと思います。
02月29日第147回国会 衆議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 委員から御指摘がございましたように、さまざまな要因がございまして、まだ有効的な、これという決め手は現実問題としてないわけでございます。  特に、要するに、患者さんの方からすると、なかなかこの病院に行っても治らないのじゃないかということで、たらい回しというよりも、...全文を見る
○丹羽国務大臣 ホームヘルパーに対してきちんとした給与が支払われているかどうかという御指摘でございますが、まず基本的には、これはあくまでも労使間の問題であるという認識に立つものでございますけれども、私どもが去る二月の十日に告示をいたしました介護報酬の中では、訪問介護の問題でござい...全文を見る
○丹羽国務大臣 それじゃ、経緯だけ簡単に申し上げさせていただきます。  私どもは、この障害者の問題につきましては、お互いに助け合い補い合う、こういうようなことで、いわゆる地域社会において、ともに健常者の方々も障害の方々も生活をしていかなければならないというノーマライゼーションの...全文を見る
03月01日第147回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 栄養士の資格を持ちながらせっかくのその業務資格というものを生かし切れないということは大変残念である、こういうような委員の御指摘だと思います。特に、介護保険制度においてさらにこれを活用したらどうか、こういうような御提言でございます。  介護保険制度におき...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、年金、医療、介護など社会保障に要する費用は年間およそ六十九兆円に達しております。これらの費用は国民が相互に助け合うために出し合っている保険料を中心にいたしまして公費を出しておる、こういう仕組みでございますが、これが、今総理からもお話がございましたよう...全文を見る
03月02日第147回国会 参議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいま総理の方から、これからの高齢者像について御答弁があったわけでございます。  この四月から介護保険制度がスタートいたします。これは寝たきりのお年寄りに対する支援を差し伸べよう、こういうような考え方に立つものでございますが、委員御指摘のような、その...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 住環境というのは大変重要な問題である、こう考えております。  ちょっと私的なことで恐縮でございますが、私、一月にお暇をちょっといただきましてヨーロッパ、特に介護保険がスタートしたドイツと、そしてお隣のデンマークを見てまいりました。やはりドイツでは在宅を...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員も御承知のように、私もかねてから、お年寄りは自分の住みなれた地域で最後を送りたい、こういう願いを持っておるわけでございますので、在宅福祉の充実ということは大変重要でございますが、その一方で、特別養護老人ホームなどに入りたい、施設の待機者でございますが...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今後の社会福祉活動のあり方でございますけれども、住民あるいはボランティアであるとかそれからNPOであるとか、こういうさまざまな方々の活躍が期待されるところでございます。こうした中において、いわゆる地域における福祉サービスの基盤の拡充を図っていかなければな...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、三党合意でございますが、私もかつて党の政調会長代理として携わった者の一人でございますが、二〇〇五年までにこの問題について結論を出すと、こういうことでございます。その点をまず委員に御理解をいただきたいと思っております。  それで、年金にしろ医療、介...全文を見る
03月03日第147回国会 参議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の宇都宮におきます事件はまことに痛ましい事件であり、私自身も委員と同じように心を痛めております。  所得のない家庭に対しましては最低生活を保障するいわゆる生活保護の仕組みがございますが、結果として最も援助を必要とする家庭に対して援助の手が届かなかっ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回のショートステイについての利用限度日数につきましては、率直に申し上げましてさまざまな御意見が寄せられております。  私どもは、できるだけ多くの方々に要するにこのショートステイ制度というものを御利用していただきたい、こういうような観点からこのような制...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 実は私自身も厚生大臣になる前に党の方の政調会長代理としてこの問題のまとめ役をやった一人でございますけれども、これはこれまで、保育所の待機児童の解消をどうするかということを国から一方的に押しつけるのではなくて、それぞれの地域地域の実情があるんじゃないか。 ...全文を見る
03月06日第147回国会 参議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) お答えいたします。  今回の介護報酬の設定に当たりましては、現行制度からの円滑な移行ということを十分に考慮しなければならぬ、まずこういう点に立ちまして、それぞれのこれまでのサービスの平均的な費用というものに十分に着目いたしまして、それと余り大きく変わら...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、年金の給付のあり方でございますが、これにつきましては、あくまでも、要するに医療や福祉、こういうような負担の部分に着目したものではなくて、いわゆる衣食住など高齢者世帯の生活の基礎的な部分を賄うんだと、こういうことでこの水準というものが設定されておるわ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいま御審議をいただいております年金法の改正案の中で、附則の部分でもこの二分の一の引き上げということは明記されているところでございます。若年世代に対するいわゆる年金に対する不安を解消するためにも、私は、安定した財源を確保しながら、できるだけ早くこの国庫...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来委員が年金のあり方について、特に高齢者の年金生活に依存する割合が六割を超えておる現状におきまして、大変いろいろな御懸念が示されたわけでございます。  私どもは、将来の現役世代に対する過重な負担を軽減する、こういう観点も含めまして、あわせて総合的...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員御指摘のように、現在、第三次の覚せい剤乱用期を迎えております。しかも、青少年の間に乱用が大変広がっているなど、極めて憂慮すべき状況にあると考えております。  先ほど大蔵大臣からもお話がございましたけれども、厚生省といたしましても、全国八カ所の麻薬取...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、新しいエンゼルプランでございますが、これまでの緊急保育対策五カ年事業におきます保育対策のみならず、母子保健であるとかあるいは教育、住宅など幅広い少子化対策にかかわる重点施策の具体的な実施計画として策定したものでございます。  厚生省関係といたしま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 基本方針、新エンゼルプランに沿いまして、今申し上げましたような保育、雇用、教育、住宅、こういった分野にわたる対策を推進いたしまして、基本方針にもお示ししておりますように、関係閣僚会議におきましてはこれらの施策の具体的なフォローアップを行う、こういうことが...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 最近は、御案内のように、出産後も働き続ける女性の方々が年々増加の傾向にあります。保育所の入所待機児童のうち、いわゆる乳児の数は四千人を超えております。育児休業につきましても率直に申し上げて職場の雰囲気であるとかあるいは経済的な理由からなかなかとりにくいん...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほども御答弁を申し上げましたけれども、新しいエンゼルプランの中では、これまでは厚生省だけでやっておりましたけれども、まさに労働省さんにも入っていただいて決めるわけでございますし、また来年からは厚生労働省が発足をするわけでございますので、十分にそういった...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私的なことで恐縮でございますが、私、この厚生大臣に就任する前には、保育所と幼稚園のあり方について与党三党の少子化対策検討会の座長をいたしておりまして、昨年の四月でございますが、幼稚園と保育園の一層の連携強化を図っていくというような提言をまとめたところでご...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 山本委員はこの道一筋に歩んでいらっしゃいまして、心から私も、教えられるところが多く、敬意を表しておるわけでございます。  子供たちの電話相談につきましては大変重要な問題でございまして、厚生省といたしましても、これまで都市部の児童養護施設など、これは全国...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 大蔵大臣の答弁と重複するわけでございますが、三党協議の中においていろいろな議論がございましたけれども、いわゆる厳しい財政状況の中で児童手当の拡充を行うに当たりましては、御懸念の、将来の世代に負担を回すような特例公債の増発というものはできるだけ抑制していこ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員の御指摘のこの年収六百万円の角度から見れば、そういった面は否定できないことは紛れもない事実でございますが、児童手当と年少扶養控除というのは一律に同じように扱うわけにいかないわけでございます。  違った角度から見ますと、要するに児童を養育する家庭の負...全文を見る
03月07日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第7号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の支給開始年齢の引き上げでございますが、我が国の平均寿命は男性が七十七・一九歳、女性が八十三・八二歳と、世界で今や最も長寿が進んだ国になっておるわけでございます。さらに、欧米を見ましても六十五歳以上の支給が一般的な傾向になっている。こういうことを十分...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 基本的にはそうあるべきだ、望ましいと考えております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員御指摘のように、高齢者の就労機会というのはなかなか現実的には難しいということも私自身は十分に認識をいたしております。その一方で、急速に少子高齢化社会を迎えておるわけでございまして、労働力の確保という観点から、六十歳代前半の方にも元気で働ける方には働い...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 二年連続マイナス経済成長というようなバブルの後遺症によります大変異常な事態の中で、ことしは何とかプラス〇・六%ぐらい確保できる、こういう見通しに立っておるわけでございます。ですから、私はあくまでも我が国の経済は今後着実に景気回復の方に向かっていく、このよ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 当然のことながら、少子高齢化という、欧米に比べましても三倍ないし四倍のスピードで押し寄せてきております高齢化の大きな波ということを十分に勘案しながら、そして今、委員は四十代、五十代の方が一番不安だということもおっしゃいましたけれども、四十代、五十代の方も...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは私からお答え申し上げるよりも、労働総括政務次官からお答えいただいた方がよろしいかと思いますが、私の記憶でございますと、かつて、もう二十五年ぐらい前でございますか、有効求人倍率がやはり〇・五を切ったとか切らないとかいう大変な時代がございました。その後...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 過去の経緯も十分私は承知いたしております。それから、そのときにどういうような議論がなされたかということも承知いたしておりますし、あの時点においてはとても六十歳の定年制などはちょっと不可能だというような議論が一部でなされていたというようなこともありまして、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これも私からお答えを申し上げるよりは労働総括政務次官から御答弁をいただいた方がより確かだと思いますが、今春闘において、報道記事でございますけれども、最大の問題は定年制の延長にあるんだということで、電機労連など大手企業においては定年制を延長する方向で労使が...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員の御指摘の問題でございますが、私は二つの角度から考えなければならないと思います。  一つは、先ほど来申し上げておりますように、少子高齢化社会が大変深刻になっていく中において、いわゆる現役世代の負担というものをどの程度までお願いを申し上げるか。そして...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 女性の年金の問題につきましては、第三号被保険者制度の問題であるとか、あるいは遺族年金や離婚の場合の取り扱いなど、年金制度の個人単位などについてこれまで年金審議会においてさまざまな議論がなされてきたところでございます。  率直に申し上げて、例えば専業主婦...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほども申し上げましたけれども、第三号被保険者の制度というのは、これは昭和六十年の改正においてサラリーマン世帯の専業主婦の方々にもみずからの基礎年金を保障するために導入されたものでございます。それまでサラリーマンの妻の方々は、国民年金制度へは任意加入とさ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) さまざまな見方なり考え方がございまして、委員は、専業主婦の皆さん方も進んでというか望んでというか、要するに保険料を払うということに抵抗感がないという御意見もございましたけれども、その一方で、収入のない方から保険料を取るということは大変難しいんだということ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 現に百三十万円というような線引きがなされているから、百三十万円まではパートで働いてそれ以上は働かないという方が少なくないという話も私自身お聞きをいたしておるような問題でございますし、このパートタイマーのあり方を含めて総合的に女性の年金権の問題というのは緊...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 基礎年金の部分は、これはもうそういうことで、六十年の改正で女性の年金権というのは確立されておるわけでございますが、その上の部分でございますけれども、この年金権を分割することにつきましては、現行の民法の中においては夫婦別産制というものをとっております。また...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今の委員の御提言は貴重な御意見として承らせていただきます。  いずれにいたしましても、先ほど来申し上げておりますように、この審議会の中で十分に女性の年金権、今の問題を含めまして御審議、御議論を賜りたい、このように考えているような次第でございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御指摘の問題は、老齢年金と遺族年金との調整をどう取り扱っていくかという問題ではないかと思います。  老齢年金と遺族年金を重複して支給するということは、これは過剰な給付になるわけでございます。何らかの調整が必要であるわけでございますし、賃金が低くて就労期...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 働く女性の皆さん方が大変ふえておるわけでございますし、年金制度をいわゆる世帯単位中心から個人単位に変えていったらどうかと、こういうことでございますが、私は基本的には、私個人の考えでございますが、その方向が望ましい、こう考えております。  しかし、先ほど...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 総理の言葉じゃありませんけれども、二兎追う者は一兎をも得ず、こういうこともございますけれども、私どもは今この年金法の改正案の審議でもう本当に全エネルギーを費やしておるわけでございます。一つ一つ確実に、要するにこの年金制度の長期的、安定的な確立を目指すこと...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 確かに女性の方々が社会進出を果たしてまいりますと年金財政の面から大変豊かになっていくということは事実でございますけれども、私個人といたしましては、女性の就労の問題を年金財政の観点から論ずるというのはいささかいかがかなという感じがしないでもないんですが、い...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 同じ認識には立っております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年金再計算をいつやるかという御指摘でございますね。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、現に五年に一度年金再計算を行うということで、私どもが検討いたしました再計算に基づきまして法案を御審議いただいておるわけでございますし、五年後にはまた年金再計算をお願いすることになると思います。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員から今さまざまな御指摘をいただきましたけれども、私も全く同じような考え方に立つものでございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 前回の質疑におきまして私が古くて新しい問題だということを申し上げましたのは、かねてからの大変重要な問題であってなかなかこの問題について解決が見出せないことは大変残念だと、こういう思いで申し上げたわけでございまして、その際、清水委員から、そういうことでは女...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ちょっと不勉強で恐縮でございますが、ドイツのそういうような仕組みはまた後で勉強させていただきますし、当然よりよい年金制度の確立のために一つの検討課題として位置づけて結構ではないかと、個人的にはそう考えるような次第であります。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 個人的なことで恐縮でございますが、私は前回の改正時においても二分の一引き上げ論をいち早く主張申し上げた者の一人でございます。現在、若年世代の年金に対する不安を解消する、こういうような観点、さらに今、委員から御指摘がありました保険料率の引き下げ、こういうよ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 繰り上げ減額率につきましては、平成十三年度から新たに年金を受け始める方につきまして見直す方向で早急に検討を進めることにいたしたいと思っております。これは法律事項ではなくて政令事項でございますけれども、私の個人的な考え方でございますが、当然これが固まればこ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来申し上げております女性の年金権の問題でございますが、女性の社会進出であるとか人生設計の多様化であるとか、それから家族の就業形態の変化を踏まえまして、いずれにいたしましても早急に検討しなければならない、こういう問題でございまして、直ちにこの法案が決...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから申し上げておりますように、基本的には見直すべきだということで、年金審議会の中でも検討をお願い申し上げたい、こういうことで申し上げておるわけでございます。  その調査によりましても、さまざまな意見が分かれております。先ほど清水委員には、女性の支...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) パート労働者の問題、先ほどもちょっと申し上げたわけでございますが、百三十万円までということでありまして、それ以上働いても課税はされるし、こういったような問題が出てくるという問題が社会進出の阻害の一因になっているということは紛れもない事実であります。そうい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 率直に申し上げて、これまでの長い経緯の中でそういうようなものが組み立てられまして、特に共済年金などにつきましては大幅な削減等を図ってまいってきておるわけでございますけれども、当然のことながら、今御指摘のようなことも今後の検討課題として、私ども、どの職業に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、パートの女性の方は七百五十万人ぐらいいるということでございますが、これは年金の問題と課税の問題と両方相まっている問題でございまして、この問題につきましては当然のことながら今後の女性の年金権の確立の点において避けては通れない大きな問題であろうと、こう認...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 社会保障というのは、男性であるから有利な給付を受けるとか、女性であるから非常に不利な給付、サービスだとかそういうものであってはならないし、そういうような仕組みになっておりません。  問題は、先ほど来委員が御指摘のように、いわゆる女性の賃金が、例えばパー...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから、女性議員の皆様方こぞってこの女性の年金権のさまざまな問題について御質疑をいただきました。大変私は叱咤激励をされている思いがいたしております。  いずれにいたしましても、大きな社会の流れの中で、皆さん方が男性だから、女性だからというような性的...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 受刑者の方々も一般の方々、一般国民の皆さん方と同様にひとしく社会保障を受ける権利を有しておることは言うまでもありません。例えば、医療保険制度につきましては、出所後の住所地におきまして医療が保障されておりますし、また受刑者が生活困窮や障害を有する場合には、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員が先ほどから御指摘をなさっていらっしゃるわけでございますが、受刑者の家族の方々のことをもっと考えるべきではないかとか、あるいは無罪の推定がなされている未決囚までこのような取り扱いでよいのかということにつきましては、私は大変重要な指摘ではないか、こう考...全文を見る
03月07日第147回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 厚生省関係では、この大震災の教訓を踏まえまして、その後の平成八年十月でございますが、防災業務計画の全面改正を行いまして、緊急時におきまして必要な医療や医薬品の提供に支障がないよう遺漏なきを期しておるところでございます。  また、せっかくの諸外国からの善...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 法改正ではございません。緊急事態におきます厚生省内の一つの業務計画でございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 結局、例えば外国の医師の場合には日本の医療免許を持たないわけでございますし、また未承認の薬ではその責任問題というものがございまして、あくまでも私どもはこのような非常事態に限らせていただいておるような次第でございます。
03月08日第147回国会 参議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 公的年金といわゆる委員御指摘のような農業者年金制度のような政策年金とを一概に比較することはなじまないと思いますが、公的年金制度においては、委員御指摘のような給付を即時三割カットしたり、あるいは支払った保険料を下回るような給付額を設定するような大幅な給付削...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 自動車の排気ガスなど、公害による健康の被害というものは、国民及び地域住民の健康を預かる厚生省といたしましても大変重大な問題だと、このように認識をいたしておるような次第でございます。  この自動車の排気ガスに限らず、化学物質によります健康影響の問題は、近...全文を見る
03月09日第147回国会 衆議院 本会議 第9号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私に対しましては、児童福祉法の改正を含めまして児童虐待への対応についてのお尋ねでございますが、まず、児童虐待の問題は、これまでどちらかというと家庭内の問題としてその対応がとられがちでございましたが、私自身、子供の人権、尊厳にかかわる重要な問題であると認識...全文を見る
03月09日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど年金局長から御答弁を申し上げたわけでございますが、沖縄が大変厳しい環境下に置かれておった、こういうことを十分に考慮に入れまして、これまで追納を認めるとか、あるいは保険料の免除措置の期間の特例であるとか、さらに受給資格の短縮など、沖縄県につきましては...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来、先生が御指摘していらっしゃる問題といたしましていわゆる基礎年金の繰り上げ減額率の問題、これと、沖縄県におきます女性の皆さん方が大変長生きなさる一方で非常に雇用の機会に恵まれない、こういうような御指摘で、この減額率についての御指摘だと認識をいたし...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 確かに、御指摘になったような年金の空洞化の問題が大変大きな課題になっていることは事実でございます。  そこで、私どもは保険料を納めやすいような環境づくりといたしまして、先ほど申し上げたような半額免除制度であるとか、あるいは学生の追納制度、こういうことを...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは、年金福祉事業団の中で加入者に対する大変重要な還元事業の一つとしてスタートしたわけでございます。既に三千五百万人の方々がこの大規模保養基地を御利用なさっておるわけでございますけれども、近年、このようなものが民間施設などで大変ふえてまいりまして、そう...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) グリーンピアの構想が打ち出された経緯というのは、私が承知している段階では、経済成長はこれからますます伸びていくだろう、こういう大前提がたしかあったと思います。そういう中において、いわゆる国民の皆さん方の余暇の時間をいかにして活用するか、こういうような最大...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私自身、十分にその十三カ所のグリーンピアについて承知をいたしておるわけでございません。しかし、そういう中において、一部の地域においてはほぼそれに近い形で実現をされておるということでありまして、数多くの年金加入者が御利用なさった、先ほど申し上げましたように...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私が申し上げましたことは、私は国会議員を始めましてもうかれこれ二十年近くになります。そういう中で、例えば労働時間を当初四十八時間から四十時間、こういうことを打ち出しましたのがもう十数年前であります。そのときに何が必要かということを申し上げましたのは、要す...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これはなかなか大規模でございます。これを今後とも地域住民の皆さん方あるいは国民の皆さん方、当然のことながら年金の加入者の方々も含めまして全般的に御利用していただく、この趣旨は生かしていきたい、こういうことで、今、関係自治体のところにいろいろお願いをいたし...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 地元の、いわゆる道県でございますけれども、古いことで恐縮でございますけれども、昨年三月の中間回答では、譲渡の引き受けが難しい理由として、今、委員が御指摘のように、自治体の財政状況が大変厳しいので、自治体としても行財政改革に取り組んでいるから、なかなか引き...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まだ申し上げる段階ではないのでございますが、例えばさまざまな学校法人の中にはこういったものに関心を示す向きがある、こういうことでございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから申し上げておりますように、いずれにいたしましても、今後ともこのグリーンピアをさまざまな方々に御利用していただく、こういう基本方針に変わりはございません。  その間、当然、率直に申し上げて、反省も含めて、運営方法にいわゆるむだがなかったかどうか...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど申し上げましたように、これを何か無責任にやめてしまうとかそういうことではなくて、あくまでも効率的に努めながら維持していく、こういうことでございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 四月に閉鎖されますグリーンピア恵那の問題でございますが、この運営を委託いたしております岐阜県などにおきまして、四月末をもって営業を停止する、こういうことがなされておるわけでございます。  その際に、委員御指摘のいわゆる従業員の再雇用につきましては、県、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 正社員だけでございまして、パートは含んでおりません。
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、前段の委員の御要望としてお聞きいたしましたいわゆるパートの方々でございますけれども、これにつきましても岐阜県当局においては最善の努力をしたいということを申しておりますし、私どももそういった方向で十分に連携をとりながら、先ほども申し上げましたように、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 一つは生活保護的な問題でございます。これは私から申し上げるまでもなく、国民の最低限度の生活を保障する制度でありますし、憲法二十五条にこういうことが明記されておるわけでございます。資産、能力、そのほかあらゆるものを活用してもなお最低生活を営めないときに保護...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいま局長の方から答弁がございましたけれども、基礎年金の給付につきましては、昭和六十年の導入当時は五万円からスタートいたしまして、その後、消費の伸びであるとか物価の上昇などを踏まえまして、今回は月額六万七千十七円、年間にいたしまして八十万四千二百円とい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは、あくまでも基礎年金というのは個人単位の問題でありまして、合算して先ほどから委員が御指摘のような水準になる。こういうことで、基礎年金、夫と妻に対して今回でそれぞれに六万七千十七円になる。  それと、この問題と消費の問題、確かに一般的に、私も申し上...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは法律事項ではなくて政令事項でございます。先ほども御答弁を申し上げましたように、この減額率は三十六年当時の生命表をもとにいたしておるわけでございます。当時と比べまして明らかに平均寿命が延びていることでございますので、いずれにいたしましても、三十六年当...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいまこの委員会で年金法の改正について御審議をいただいておるわけでございますが、もしこの審議の過程でこの法案について御了解をいただければ、その前後には明らかにしなければならない、こう考えております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 障害基礎年金の水準でございますが、これまでも老齢基礎年金とのバランスというものを配慮いたしまして、二級の場合において老齢厚生年金と同額の水準にすると、こういうことでございまして、一級の場合にはその一・二五倍の額を設定している、こういう経緯がございます。諸...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 昭和六十年の改正におきましては、妻の年金の支給といいますか受給権の確立ということをまず第一歩として踏み出したわけでございます。  それで、先ほどから委員が御指摘の問題でございますが、社会保険方式というものは堅持をする、それと障害との間の矛盾はどうかとい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) かねてからの大変重要な課題と考えておりますし、この法案の決着がつき次第、当然のことながら年金審議会で大きな課題として、重要な課題として取り上げさせていただきます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 障害基礎年金をもっと引き上げろ、こういうような御指摘でございますが、検討をすることにはやぶさかではないわけでございますけれども、現実問題として障害者の問題をどういうふうにするのか。一方で、委員は障害者のこういうような問題については税方式の方がいいんじゃな...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年福事業団が解散をして事業から撤退することになりましたけれども、この問題につきまして、被保険者などのニーズが、現に委員が御指摘のように、住宅融資につきましては非常に多いことも現実でございます。そういうことから、別に法律で定めるまでの間、新しい基金において...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、安全な運用を心がけろ、こういうことでございます。公的年金の積立金の運用は当然のことながら安全確実性に十分に配慮しなければならないわけでございますが、御案内のように、今回の財投改革後に発行されます例えば財投債を買うにいたしましても、どうしても自主運用...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 男女共同参画二〇〇〇年プランにございますように、男女共同参画の視点に立って社会制度を男女中立的に機能するよう見直しをするということはここにも書いてございますし、委員の御指摘のとおりだと思います。  そして、女性の社会進出であるとか、あるいは家族・就労形...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員十分に御承知のことと存じますけれども、労働時間の四分の三以下で百三十万円以上の収入の方は第一号でありますし、労働時間が四分の三以上の方は第二号被保険者、こういうような位置づけになっておるわけであります。パートの派遣労働者などの正式な就業者といいますか...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) そこまでまだ勉強しておりませんので、今基本的な考え方をここで断定的に申し上げることはいささか控えさせていただきたいと思いますが、基本的にはその問題とは関係のない問題ではないかなと、こう思っております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来申し上げておりますように、さまざまな問題に絡んでおりますけれども、できるだけ早く結論を出して方向性を示さなければならない問題だと、このように認識しております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 未納、未加入の解消のためには、まず国民の皆さん方の年金制度に対する信頼が一番大切だ、こういうことでございます。そういうことで、今回の改正におきまして、将来にわたって過重な負担を防ぐとともに確実な給付を約束する、こういう考え方に立って今回の改正の実現を目指...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員の御指摘の中で、特にお手紙をお聞きいたしておりますと、公的年金による個人年金よりもむしろ貯金した方がいいんじゃないか、こういうような何かその背景にあるんじゃないかと思いますが、私から申し上げるまでもなく、公的年金は民間の個人年金と比較いたしますと、生...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私は何度も申し上げておりますけれども、今、豊かさの中の不安の時代であると。そういう中において、特に老後の問題を国民の皆さん方お一人お一人が大変重大な問題と受けとめていらっしゃって、今、西川委員がお話ししましたような夢がないではないかと、事実こういうような...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、年金制度というのは世代と世代の支え合いで成り立っている。こういう中においてこういうようなお考え方、こういう少子高齢化社会を迎えて将来の課題を、過重な負担を防ぐためには、やはり給付の伸びも負担をしなければならないし、自分たちもそれぞれの立場において給付...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年金制度の意義と役割について十分に国民の皆さん方に御理解をいただく必要があると思います。  また、年金白書であるとか、今私もここに持っていますが、こういうようなパンフレットをつくっておりますが、なかなかこれ難しくて、私自身もいろいろ考え込んだりするわけ...全文を見る
03月09日第147回国会 参議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 堀委員の御指摘のような考え方も一つの見方ではないか、こう思っておるわけでございますが、所得に関する問題が出生率に影響を及ぼすかどうか、要因につきましてはさまざまな議論があるところでございますし、堀委員の御指摘のようなことに言えるかどうか、率直に申し上げて...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 事業主の社会保険料、租税の負担につきましては、各国の社会保障制度やあるいは税制の違いがございますので単純に比較を行うということはなかなか難しいものがございます。  まことに古い資料で恐縮でございますが、厚生省の試算によりますと、平成五年、一九九三年度で...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員のミニマム年金というのは、すべての国民の生活を保障する年金というふうに私なりに理解をいたしておりますけれども、基礎年金は衣食住など全国民に共通する老後の基礎的な生活部分、これは推計でございますが、現在大体十二万一千円でございます、を賄える水準として設...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員も十分御案内のように、我が国の社会保障は、医療にしても年金にしても、そしてこの四月からスタートする介護保険制度にいたしましても、すべていわゆる社会保険方式をとっておるわけでございます。  この年金の問題につきましては、今回の改正法案におきまして、基...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 社会保険方式の中で保険料を払わない方に対してどうするかという大変大きな問題でございます。これは各委員会でも繰り返しこの質問を受けておるわけでございますけれども、無年金障害者につきましては、年金制度において何らかの給付を行うということは、今申し上げましたよ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員におかれましては、長年、国立病院の岩手療養所に御勤務いただきまして、この問題に対して大変御熱心にこれまで取り組んでいただいておりますことに対しまして、まず心から敬意を表したいと思います。  四月以降の制度移行でございますが、円滑な介護サービスの提供...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 具体的な数字でございますので、事務局から答弁させていただきます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員長、失礼いたしました。  全体的な調査は行っておりません。ピックアップ調査でございますが、二月現在で半数近くでございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今それぞれ市町村、先ほど申し上げましたような最後の追い込みを行っておるわけでございますし、最終的に十分に間に合うと、このように考えております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) これはもう私よりもはるかに先生の方がその道一筋でございますのでお詳しいと思いますけれども、いずれにいたしましても、これは私どもといたしましては最善を尽くして行っていくと、こういうことでございますし、御案内のように、要するにこの四月からはあくまでも助走期間...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) それぞれの市町村が大変な御努力をいただいておるわけでございます。川崎市におきましては、利用者のケアプランを作成する介護の専門職員に対しまして市から一件当たり五千円の委託料を支払う事業を実施するなど、それぞれ工夫をいたしておりますが、私どもこういう事態は想...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ですから、私が、再度繰り返して恐縮でございますけれども、今要するに最後の追い込みの段階で、そういうような前提に対する答弁というものはいかがかと思いますけれども、万が一の場合に、そういうような事態が発生した場合には償還でお払いを戻すと、こういうことになると...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、原則論をあえて申し上げさせていただきますならば、要するに今回の要介護認定におきましては、全国一律にまずそのコンピューターで八十五項目につきまして行って、そしてそのときのいわゆる要介護者の体調などが反映されにくいとか、お年寄りの場合は日々によって異な...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私、一月にちょっと時間をいただきましてドイツに行ってまいりました。ドイツにおいては、疾病金庫で要するに主治医が、主治医といいますかお医者さんが一人で判定をする、こういうことでございます。  やはり私は、基本的に客観的データというものがあって、その上でこ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員のおっしゃることもごもっともだと思います。しかし、委員自身が長年にわたって医師として従事して、どういうような判断をするかということもしばしばあったと思います。これもまた紛れもない事実だと思います。  私どもは、全国一斉にこれを行って認定においてはで...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) またドイツの例を挙げて恐縮でございますが、ドイツはもう介護保険を導入してから五年たっております。そして、この介護認定の問題を含めていまだに試行錯誤しておるわけでございまして、そして例えば、先生が仮に、岩手の療養所においてかつて長い間御勤務いただいたわけで...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) それは委員も御経験があると思いますが、お年寄り一人一人に会っていろいろ話を聞いて実情を聞く、要するにそこに一番の問題が、重要なことがあるわけです。今、先生がおっしゃったように、まずそんなことを聞かないでと、こういうことでありますが、私はやっぱり一つ一つの...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先生のお考え方も、スピードを速めるということにおいては確かに一理あるわけでございますが、それでは、一人一人のどなたがいらっしゃるのか、例えば先生はどういうお考えをお持ちなのか、参考のためにお聞かせいただければ幸いです。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御質問にないことをいろいろお尋ねになられて、私も率直に申し上げてなかなか答えにくいところでございますけれども、私どもが想像していたよりもやや重度の患者が、要するに要介護者が多いと、このように聞いております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 失礼しました。  ケアプランのいわゆる囲い込みということですね。これにつきましては、要するにこの囲い込みを禁止するために、その運営基準において利用者に対して特定のサービス事業者のサービスの利用を指示してはならない、こう定めております。さらに、都道府県の...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私はかねがね、先生御承知かどうかわかりませんけれども、できるだけ住みなれた家庭で、地域で自立したり生活を送れるように配慮するということでございますが、今どのぐらい戻るかと言われても、現時点で数字は持ち合わせておりません。
○国務大臣(丹羽雄哉君) これまでは新ゴールドプランに基づいて介護サービスの整備を進めてきたところでございます。その達成状況はまだまだ地域によって格差はあります。しかし、全体的にはおおむね順調で、むしろこれを上回っているところが多いわけでございます。  さらに、昨年の末にはこの...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 許可を受けた業者が認められた廃棄物以外の廃棄物を埋め立てることによりまして生活環境保全上の支障が生じるおそれがあると認められる場合には、まず第一義的に、措置命令によりまして、違法に埋め立てられました廃棄物の撤去を行うことによりまして原状回復に努めることに...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 安定型最終処分場に埋め立てることのできる産業廃棄物は、もう御承知のように瓦れき類、ガラス・陶磁器くず、廃棄物、廃プラスチック、ゴムくず、金属くずと、要するに雨が降っても汚水が発生しない五品目、こういうふうに限られておるわけでございますが、安定型最終処分場...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 厚生省といたしましても、当然のことながら所管事業でございますので、福岡県と十分に連携をとりながらそのような方向で指導してまいりたいと考えております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 平成九年の廃棄物処理法の改正によりまして、最終処分場の設置に当たりましては設置者に周辺の生活環境への影響調査を義務づけ、また都道府県知事はこの調査内容を告示、縦覧するとともに、地域住民や水道事業を営みます市町村などから意見を聴取することにいたしておりまし...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私どもといたしましては、ことしは循環型社会元年と位置づけまして、市町村、住民、民間の方々、民間の処理業者の方々が一体となって、分別収集であるとかあるいはリサイクルに取り組んで循環型社会を実現していくことが何よりも重要である、まずこのように考えております。...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 中国の残留邦人の対策につきましては、中国残留邦人の方々の高齢化が進んでおります。  こういうことも踏まえまして、今後とも希望者の円滑な帰国の促進を促すとともに、定着促進センターや自立研修センターにおける研修、指導や自立指導員の派遣など、帰国者のための受...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これまでの中国残留孤児の訪日肉親調査は、昭和五十六年以来平成十一年までに三十回、延べ二千百十六人を日本に招待してまいりました。  従来から行っている中国残留孤児の訪日調査は、肉親情報の有無にかかわらず、すべての孤児の方々についてこの手続を経ていただいて...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御指摘のように、中国社会で長期間にわたりまして大変御苦労なさって、ようやく生活の基盤をつくりながらも、そしてそれを放棄して帰国したという中国帰国者の皆さん方に対しまして、特別にこれまで私ども厚生省といたしましては、関係省庁あるいは地方自治体と連絡をとりな...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 全く私的なことで恐縮でございますが、私も残留孤児の党の議員連盟の事務局長をやっておりまして、長年にわたりまして孤児の方々と御接触をいたしております。  さまざまな問題につきまして、なかなかケース、ケースによりまして異なるわけでございますけれども、やはり...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 三歳児未満のいわゆる子育てと申しますか、接触の仕方につきましては、それぞれの価値観、人生観あるいは環境によってさまざまな議論があるところでございますけれども、私ども厚生省といたしましては、出産後も働き続ける女性が年々増加の傾向にあるわけでございます。 ...全文を見る
03月10日第147回国会 参議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御案内のように、我が国の社会保障制度は、いわゆる負担と給付の関係が明確である社会保険方式というものを採用いたしておるわけでございます。これは国民の皆様方のいわゆる一人一人の支え合いによって賄われておるわけでございます。  税方式でございますけれども、例...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これにつきましては、運輸大臣、総務庁長官からもお話がございましたように、三党間の与党間の政策協議の中で、二〇〇五年までに結論を出す、こういう立場でございますが、私といたしましては、現段階において社会保険方式が現実的ではないか、こういうことでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) あくまでも三党間の協議でこの政策合意が決定されたことでございます。意見を求められれば、私としての考え方を申し上げさせていただきたい、このように考えているような次第でございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 要するに、厚生行政をつかさどる者としてどうかと。  現実問題として、先日来申し上げておりますように、我が国の社会保険方式は保険料によって賄われておるわけでございます。それに国の方が補助をしている。年金の場合には三分の一補助しておる。こういうことでござい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 廃棄物につきましては、特別重要な問題はございません。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 厚生省といたしましては、平成十二年度の予算案におきまして、まず市町村の設置するごみ焼却施設につきまして、経過措置でございますが、機械設備部分につきまして補助率を四分の一から三分の一相当の額まで加算する特別の措置を講ずるようにいたしております。それから二番...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 廃棄物につきましては、廃棄物の排出抑制であるとかリサイクルの促進を図るということは、先ほどから委員も御指摘のように、大変重要でございます。その一方で、処理せざるを得ない廃棄物を適正にそして安全に処理できる体制を確保するということも、これは委員先ほどから御...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) いわゆるフィリピンの方で違法と見られます医療廃棄物等がまざっていた問題を御指摘いただいていることかと思います。  これはバーゼル条約に反するものといたしまして適正に処理をしたわけでございますが、今後ともこういう問題が起きないように関係省庁と十分に連携を...全文を見る
03月13日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第1号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 議員御指摘の被害者の方々のカルテにつきましては、医師法によって五年の保存とされておるわけでございます。継続的な治療など医学的に必要と判断される場合には、私が改めて申し上げるまでもなく、五年間の保存期間を超えましても、医療現場の常識として、医療機関において適切に保存...全文を見る
03月13日第147回国会 参議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 豊かさの中の不安の時代と言われます現在、国民が真に豊かに安心して老後を過ごせるよう、年金、医療、介護そして福祉、こういったさまざまな社会保障制度というものを長期的に安定的なものにしていくことがまず何よりも大切である、このように考えているような次第でござい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御指摘の、給付費の見込みと実際が異なることによりまして市町村の介護保険財政に赤字が生じた場合も考えられないこともないわけでございます。  まず御理解をいただきたいのは、この制度は、国、都道府県の負担金、さらに現役世代、四十歳から六十四歳までの第二号保険...全文を見る
03月14日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 最近、大病院におきまして初歩的な医療ミスによって人命を失われるケースが大変多いということで、私自身大変この問題を深刻に受けとめておるわけでございます。  そこで、なぜこういうようなミスが起きるのかという問題につきましては、これまでも再三にわたりまして厚生省として...全文を見る
○丹羽国務大臣 難しい御質問でございますが、私が例えば人間ドックなんかへ行きまして点滴を受けたとしますね。そうすると、点滴に必ずマジックで書くのですね。よく見ると針の先のところ、色でわかるらしいのですが、そういうようなことをこれだけ医学が進んでいる中においてやっていかないと済まな...全文を見る
○丹羽国務大臣 特定機能病院につきましては、高度な医療の提供を行う、こういう観点から、一般の医療機関に求められている以上により高度な安全管理の取り組みをする必要がある、そういうことで安全管理体制の充実に向けた制度改正を行っているわけでございます。  当然のことながら、ほかの医療...全文を見る
○丹羽国務大臣 全く委員と同じ認識でございます。  今三月ですが、今度、三月の中ごろにお集まりいただく病院は、一般の民間病院を初めとして公的な病院も含めて幅広く集まっていただいて、これはこれとして、全般的に、要するに病院全体におきますこういう問題を深刻に受けとめていただいて、医...全文を見る
○丹羽国務大臣 数字の問題につきましては、ちょっと事務局と検討させていただきます。  医療事故の届け出制度でございますが、刑法上の責任を問われかねない医療事故につきまして、果たしてその当事者である医師に正確な報告を求めることができるのかどうかということが一点ございます。それから...全文を見る
○丹羽国務大臣 御指摘の事件につきましては、児童相談所、福祉事務所、学校などが連携して協議を行いながら対応している、こういうふうに聞いておるわけでございますが、結果として児童が母親を死亡させるという大変痛ましいことになりましたことは、大変残念と考えております。  厚生省といたし...全文を見る
○丹羽国務大臣 要はそれぞれの役割が、十分に対応がされておらないというところにあるわけでございます。そういう中で児童虐待をいかにして防止するか、今議員立法の動きが、児童虐待防止法ですか、こういうような話も出ておると聞いておるわけでございますが、現在よりも実効的に一歩後押しをするも...全文を見る
○丹羽国務大臣 ただいま例えば児童福祉法とかそれぞれの法律がございますが、先ほど山本委員から御指摘がなされましたように、一歩押してやらなくちゃだめじゃないか、そうしたらより有効的に働く、こういうような確信といいますか、そういうものであるならば、私は、今議員の間に芽生えております児...全文を見る
○丹羽国務大臣 宇都宮におきます事件は、委員御指摘のように、まさに豊かさの中の貧困ではないか。まことに痛ましい事件でございますし、最低生活を保障する生活保護による援助が、結果として最も援助を必要とする家庭に届かなかったということで、大変遺憾に思っているような次第であります。  ...全文を見る
○丹羽国務大臣 当然、考えられ得るものと考えております。事務局同士でその辺のところをよく相談をさせたい、このように考えております。
○丹羽国務大臣 これまでも、こういった問題につきましては、必要に応じて関係者の皆様方にお集まりをいただきまして、やってまいりました。  それから、他省庁の問題も、要するにこれから横断的に考えなければならない問題でございますので、当然のことながら、十分に実務者レベルで綿密な打ち合...全文を見る
○丹羽国務大臣 たばこは吸いません。
○丹羽国務大臣 健康日本21、私もこれは非常に関心を持っておりまして、アメリカで先駆けてやって、実際にこれを手がけた方にお目にかかってきたこともあるんです。  この検討課題の中で、さまざまな目標などについて議論をいたしました。公開の審議でこれを行ったと聞いておりますが、たばこに...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは私どもが申し上げるまでもなく、実際にたばこが有害であるというのはいわば社会的な常識になってきておるわけでございますから、十分に御理解はいただけると思います。  ただ、現実問題、さまざまな経緯がございましてこのような結果になったわけでございますので、私どもは...全文を見る
○丹羽国務大臣 御指摘の恐らくニコチンガムなどについてでございますが、あくまでも医療保険の対象となりますのは疾病の治療を目的とするものである、こういう観点から見ますと、疾病の治療を目的とするものではありませんので、医療保険の対象にはなじまない、こう考えておるわけでございます。 ...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、家西委員におかれましては、二世誕生、心からおめでとうございます。大変感慨深いものがあるものと思います。  ポリオのいわゆる不活化ワクチンにつきましては、現在承認申請のために治験が実施されているところでございます。今後、この治験が終了し、適切なデータを添付し...全文を見る
○丹羽国務大臣 海外では、アメリカなどにおきまして不活化ワクチンが承認されております。医師が患者のために個人輸入し、接種することは可能でございます。  それから、不活化ワクチンにつきましては特例許可をすべきとも御主張をなさっておるわけでございますが、薬事法の承認前の特例許可につ...全文を見る
○丹羽国務大臣 ちょっと専門的な問題でございますが、貴重な御意見として承り、内部で検討させていただきます。
○丹羽国務大臣 実際に可能かどうか、もちろん可能であるのならば可能の方向で検討してみたい、こういうことでございます。
○丹羽国務大臣 今回の新聞報道の件でございますが、ほかの疾病であるとか……
○丹羽国務大臣 このこと自身につきまして、一般論として申し上げさせていただきますが、ほかの疾病または血友病の中でもこれまでになく高額な請求でございます。社会保険診療報酬支払基金より報告があったものと承知をいたしております。
○丹羽国務大臣 この報道に際しまして、報道機関から厚生省の担当部局に取材があったという事実はございません。  また、支払基金の方からも、この報道に際しまして、特別審査委員会及び基金の事務局に取材がなかったと聞いております。  ただ、先生の御要請でございますので、念のため、再度...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、社会保険診療報酬支払基金の特別審査委員会におきまして、保険医療機関から診療報酬が請求されました診療の内容につきまして、一つは、診療報酬点数表、それから保険医療機関及び保険医療養担当規則、こういうものの定め、それから二番目といたしまして、医薬品に関して厚生大臣...全文を見る
○丹羽国務大臣 いわゆる免疫寛容療法につきましては……(家西委員「いや、免疫寛容療法じゃありません、今言っている質問と違います、免疫寛容療法というのはインヒビターの治療に対して行うものです、ちゃんとレクしなあかへんやんか、厚生省自体がインヒビターの治療というのをわかってないんちゃ...全文を見る
○丹羽国務大臣 通常、薬事法で承認されております量よりはるかに多い製剤を投与する必要がある免疫寛容療法につきましては、国際的に見ましても治療法として確立したものとは言えない状況にあると考えています。したがいまして、現時点では、保険診療としても、公費負担医療としても認められないもの...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、保育所の規制緩和でございますが、本年度中に設置主体制限の撤廃、さらに施設自己所有規制の見直し及び定員要件の緩和を行うことにいたしております。  これらの措置でございますが、保育所の待機児童の解消、平成十一年の四月現在で三万二千人保育待機児童がいると言われて...全文を見る
○丹羽国務大臣 保育所の待機児童対策につきましては、少子化対策臨時特例交付金によりまして、保育所の整備であるとか地域の実情に応じたさまざまな事業がなされるところでございます。各市町村の計画によりますと、三年間で三万八千人の待機児童の解消が図られる、こう見込まれておるわけでございま...全文を見る
○丹羽国務大臣 やはり一番ニーズの多い分野を中心にして考えておるわけでございます。  そういう中で、保育サービス等の子育て支援サービスの充実という観点からは、まず何といっても、先ほど申し上げておりますように、ゼロ歳から二歳のいわゆる低年齢児の受け入れ枠でございます。これにつきま...全文を見る
○丹羽国務大臣 全国的に例えば保育園と幼稚園を見ました場合には、保育園が非常に集中しているところであるとかあるいは幼稚園が集中しているところとか、とかく偏在しがちでございます。そういう中におきまして、いわゆる幼保の提携というものが打ち出されたわけでございます。  私は、これまで...全文を見る
○丹羽国務大臣 障害者プランの進捗状況と評価について御答弁をさせていただきます。  厚生省におきましては、障害者プランに基づきまして、平成十四年度末の目標達成に向けまして、障害者に対する在宅サービスの充実であるとか社会福祉施設の整備などを積極的に進めているところでございます。障...全文を見る
○丹羽国務大臣 障害者プランの進捗状況を見まして、特に在宅におきまして必要とされますホームヘルパーでございますが、兼任の方が三万三千六百九十二人、専任の方が、これは少なくて八千九百五十四人、目標が四万五千三百人、こういうことでございまして、まだまだ必ずしも十分な体制が整っていらっ...全文を見る
○丹羽国務大臣 私も現場などを見せていただいての感想でございますが、障害者の方々は、授産施設であるとかグループホームであるとか、そういう中において仕事をなさりながら生活している方が多い。現実問題として、まだまだ在宅で十分にサービスを受けるような体制ができておらないということ。それ...全文を見る
○丹羽国務大臣 障害者プランの中で、市町村の障害者生活支援事業など障害者に対します相談支援事業につきましては、障害者プランの初年度に創設した事業でございます。現在のところ、必ずしも思うように予定どおり実施が進んでいない状況にございます。  その主な要因といたしましては、これらの...全文を見る
○丹羽国務大臣 障害者の方々が可能な限り就労できる社会をつくることは、大変重要なことであると考えております。厚生省といたしましても、必要な就労訓練を行う授産施設などの整備を進めております。  障害者の方々の就労を促進していくためには、労働省などとの連携が重要でございます。このた...全文を見る
○丹羽国務大臣 親の会などが運営をいたしておりますいわゆる小規模作業所でございますが、地域に根差した自主的な取り組みとして、障害者の自立であるとか社会参加の促進に重要な役割を果たしているわけでございます。その運営の基盤の安定化が課題となっておるわけでございます。  このため、厚...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、いわゆる小規模作業所におきましては、地域に根差しました自主的な取り組みとして、創意工夫による多様な事業を展開いたしておるわけでございます。  具体的には、小規模作業所は、一般就労が困難な障害者の方々の就労訓練を行うという機能から、重度障害者の生活のリズムの...全文を見る
○丹羽国務大臣 介護保険で六十五歳未満の若年障害者を対象とすることにつきましては、介護保険法の制定当時、障害者施策は公の責任において公費サービスで実施すべきだという関係者の認識が大変強かったということがございます。  それから、第二番目といたしまして、障害者の介護サービスの内容...全文を見る
○丹羽国務大臣 現在のところ、持っておりません。
○丹羽国務大臣 厚生省といたしましては、中央障害者施策推進協議会や身体障害者福祉審議会などの審議会におきまして、障害者本人及び障害者関係団体の代表者の方を委員といたしまして任命しているほか、施策の立案及び実施に当たりまして随時意見を交換するなど、障害者の方々に参画していただくため...全文を見る
○丹羽国務大臣 これまで、厚生省といたしましては、一応の調査結果の取りまとめをしつつあるわけでございます。真相を究明すべきという主張をなさる市民団体の方々にも情報の提供をお願いいたしておりますが、現実問題として、四年近く新たな情報は得られておらない状況でございます。いずれにいたし...全文を見る
○丹羽国務大臣 厚生省といたしましては、土地の管理者としての立場から人骨の由来調査を行ったものでございます。戦後処理の観点から調査を行う立場にはないと考えておりますが、議員からの強い御指摘がございますし、政府全体として考えていただければ幸いだと思っております。  それから、数々...全文を見る
○丹羽国務大臣 厚生省といたしましては、先ほども申し上げたわけでございますが、土地の管理者の立場で由来調査を行ってきたところでございます。したがいまして、墓地、埋葬等に関する法律に基づきまして人骨を既に新宿区に引き渡しました時点で法律上の義務を果たしていると考えておりますが、御指...全文を見る
○丹羽国務大臣 幾つかの例としてお示しすることは可能と考えます。
○丹羽国務大臣 ちょっと内部で検討した上で御返事をさせていただきます。
○丹羽国務大臣 委員の御指摘をいただきましたのは、ホームが代理受領しないで入居者が償還払いを受ける場合、その額は、前払いした金額のうち介護保険サービスを受けるための費用相当額とされているけれども、償還払いで支払われた額が入居者が前払いした費用を超えた場合には、ホームが介護費用を代...全文を見る
○丹羽国務大臣 介護保険の導入に伴います有料老人ホームのあり方について、先ほど来金田委員から御指摘があるわけでございます。  有料老人ホームと利用者との契約、こういうような前提がございまして、要するに介護保険制度導入ということに伴いまして、さまざまな問題点がこの中にあることも十...全文を見る
○丹羽国務大臣 効果があるかどうかということでございますが、初めてお聞きをすることでございまして、私よりもむしろ専門家に答えさせた方がよろしいと思います。
○丹羽国務大臣 乳がんなどの手術後において発生をいたしますリンパ浮腫は、術後患者の生活の質を低下させる原因の一つにされておるわけでございまして、患者を初め関係者の皆さん方にその予防法や対処方法について正しい知識を伝えることが何よりもまず重要でございます。  厚生省といたしまして...全文を見る
○丹羽国務大臣 このリンパ浮腫に対する患者さんのマッサージやストッキング着用の保存療法につきましては、現時点においてはまだ必ずしも確立された治療法という立場にはないわけでございます。これは、普及性であるとか有効性であるとか効率性などといった観点からその判断を決めるものでございます...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど申し上げましたけれども、この問題につきまして現在検討をストップしておる段階でございます。  先生からそういうような御指摘がございましたものですから、この保存療法につきまして、ほかの医療技術と同様に、普及性であるとか有効性であるとか効率性であるとか、こういっ...全文を見る
○丹羽国務大臣 基本的に同じ認識を持っております。
○丹羽国務大臣 保育所運営費から生じました例えば繰越金などが社会福祉事業以外に用いられることは、運営費の趣旨に照らして望ましくないものと考えております。  現在、こうした観点から、運営費の使途制限のあり方について検討を進めているところであります。
○丹羽国務大臣 保育所の待機児童対策といたしましては、これまでも繰り返し答弁させていただいておるわけでございますが、少子化対策臨時特例交付金などによりまして、各市町村の計画によりますと三年間で三万八千人の待機児童の解消が図られる、こういうことが見込まれておるわけでございます。待機...全文を見る
○丹羽国務大臣 クロイツフェルト・ヤコブ病の患者の把握につきましては、平成八年から現在まで累次調査を行っておりまして、全体の把握に努めているところでございます。  平成八年から平成十一年にかけましては、厚生省の研究班や審議会の調査として実態を把握し、平成十一年の四月からは、感染...全文を見る
○丹羽国務大臣 できるだけ早く審議会を開いて明らかにしたいと思っております。
○丹羽国務大臣 日本脳神経外科学会では、平成八年に九百九十施設を対象にアンケート調査をいたしました。一九八一年から一九九五年の末までに脳神経外科で手術を受けた例で、クロイツフェルト・ヤコブ病を発症した二十七例を把握していると承知いたしておるような次第でございます。  当然のこと...全文を見る
○丹羽国務大臣 ちょっと古い資料でございましたが、平成十一年の四月以降は、本年二月二十七日までCJD患者の届け出は百七例でございます。  いずれにいたしましても、今月中をめどにいたしまして、督励をいたしまして、早く審議会を開くように努力したいと思います。
○丹羽国務大臣 そのとおりであります。督励をいたしまして、今月中をめどに審議会を開かせていただきたい、努力していく決意でございます。
○丹羽国務大臣 当然のことながら、私どももその責任を持っておるわけでございますが、それぞれの学会がこういった問題に積極的に取り組んでいただいていることに対しまして、心から敬意を表する次第でございます。  私どもといたしましては、脳神経外科学会のヤコブ病に対する取り組みについても...全文を見る
○丹羽国務大臣 盲導犬につきましては、御案内のように、今回の社会福祉事業法の中できちんと社会福祉法人として位置づけられるわけでございます。  介助犬でございますが、まだまだ日本においては数が少ないのではないか、こういうような問題もございますし、さまざまなグループに分かれておると...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 東京都済生会中央病院に係る一連の問題につきましては、厚生省といたしましても、まず、当該病院におきまして定款に違反した有価証券の運用が行われていたこと、これにつきまして東京都の指示を受け当該病院としての是正の措置を講じたこと、二番目といたしまして職員の処遇...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) さきの臨時国会におきます衆議院の厚生委員会において私が申し上げましたのは、六十歳支給開始の場合の繰り上げ減額率は、現行が委員御指摘のように四二%になっておりますが、この率は昭和三十年の生命表に基づき設定されたものであります。  その後、御案内のように平...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 済みません。  要するに、そういうような伸びを考慮いたしましてあらあら三五%前後になる、こういうことでございまして、これに基づきまして今後精査検討してまいりたい、こういうことでございます。  なお、減額率の見直しに当たりましては、単純に緩和するという...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 後ほど検討させていただきます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の財政再計算では、労働省による労働力率の見通しを基礎といたしております。これは、平成六年改正における定額部分年金の支給開始年齢の引き上げの影響であるとか、高齢者の雇用政策の影響を加味したものとなっておるわけでございます。  それでは、どのぐらい労働...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今井委員がお求めになっていらっしゃいます資料そのものの有無をまず確かめまして、そして、いずれにいたしましてもこの年金というのは開かれた形で議論されるべきがしかるべきでございますので、もしそのような資料が厚生省事務局にあればこれはきちんとお示しを申し上げて...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、未納、未加入の問題でございますが、今井委員からも御指摘のように、これは我が国の年金制度の信頼にかかわる大変大きな問題ではないか、こういうことで、今回の改正の中でもいわゆる保険料の支払い困難な方に対しましては保険料の免除を行うなど、また半額免除制度で...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、私も全く委員と同じ認識でございまして、この年金制度における未加入の問題というものが国民の年金制度に対する不安からこういうことになるのか、さまざまな要因があると思いますけれども、いずれにいたしましても、今後とも加入促進や保険料を納めやすい環境づくりに...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回のいわゆる可処分所得スライドの財政影響でございますが、名目賃金スライドと比較をいたしまして、最終保険料でおよそ一・五%程度の軽減になると評価されております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 一・五%程度でございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) モデル年金で見ますと、平成十一年度の標準的な年金額は二十三万八千円でございますが、仮に報酬比例部分につきまして従来の名目賃金の伸びに合わせた年金額の改定を行った場合には二十三万九千円となるわけでございます。  それから、平成三十七年度におきましては、可...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員の御指摘を私なりに理解させていただきますと、現役世代の名目賃金を固定して税や社会保険料負担のみがふえていくとした場合の年金額はどうかと、こういうことであると思います。  仮に、今後賃金が全く伸びないといたします、しかも現役世代の税金や社会保険料負担...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 厚生年金の年金額でございますが、現役世代の手取り賃金の伸びに応じてこれまで決定をいたしておるところでございます。いま一方の委員の御指摘の問題は、年金受給者の税や社会保険料がさらにふえていくんではないか、こういうことでございます。  負担の増加分を年金の...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 可処分所得スライドにつきましては、現役世代の手取り賃金の伸びに応じて年金額を改定するというものでございますが、委員御指摘のように前回の年金の改正時に導入されたものでございます。これによりますれば、現役世代の保険料負担が重くなれば、その分、年金額の伸びが抑...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは、これまでも五年ごとに財政再計算を行っておるわけでございますが、私どもの予想を上回る少子高齢化の進展によるものでございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) そういうことです。
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは、現在の年金制度そのものがいわゆる賦課方式によってなされておると、こういうことに起因するものでございます。あくまでも、これは年金だけではございませんけれども、我が国の社会保険方式は国民の社会的連帯によって賄われている。そういう中で、現実問題として少...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 基礎年金を二分の一にするという問題につきましては、かねがね私も強い関心を持っておりますし、先ほど来御議論が出ておりましたいわゆる年金制度への国民の信頼を回復するためには不可欠な前提条件の一つと、このように認識をいたしておるような次第でございます。これは、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから申し上げておることでございますが、財政再計算というのは五年ごとに制度の見直しを行う、こういうことでございます。  これに対して、先ほど委員からそのものが変わっていくじゃないか、こういうような厳しい御指摘を受けたことを私どもは甘受しながらも、社...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) そのように承知いたしております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御質問の趣旨は、この賃金スライドを停止することによって新規裁定時の、今、先生がおっしゃった所得代替率五九%が年々下がって、そして先ほど五四という数字も出ましたけれども、今後どのぐらい下がっていくのか、こういうことと受けとめさせていただいてよろしゅうござい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、ちょっと長くなって恐縮でございますが、今回の六十五歳以上の賃金スライドの停止というのは、一たん年金を受給し始めた以降は物価スライドによって年金の価値を実質的に維持することによって年金開始時の生活水準を確保する、こういう考え方に基づくものでございます...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来申し上げていることの繰り返しになりますが、今回の改正では、いわゆる受給開始後の給付を受ける方の実質的な価値は下がらないんだということがある、あくまでも若い現役に対する割合が下がるんだと、こういうことを今回の法改正の中で御理解いただくように努力して...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の改正案におきましては、将来世代の重い負担を防ぐという見地から将来の年金額の伸びを抑えよう、こういうことで法案を提出させていただいておるような次第でございます。  いずれにいたしましても、私どもは、年金を受け始めた時点で現役世代の手取りの大体六割の...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 二〇一三年から二〇二五年まで十二年間かけて行うものでございますし、これはこれとしても、少子高齢化社会が大変な勢いで進んでおるわけでございますので、私どもは、労働省を中心とする関係省庁とも十分に連絡をとりながら今後の高齢者の雇用のあり方について最大限努力を...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 一つの推計だと思いますが、私はそういうことであってはならないと思っております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) この定額部分の額が基礎年金の額を下回るのは平成十八年度以降でございます。六十五歳以上に支給されます基礎年金の額との均衡を考慮して今回の改正では定額部分の年数の上限を三十七年に据え置いたものでございますが、この上限の見直しにつきましては、次期財政再計算に向...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私は、減額率の問題につきまして、三十六年当時の生命表が使われている。これはいかにも古過ぎるし、現在の生命表というのは、男は七十七歳、女性が八十四歳というところまで来ている。そういうことであらあら三五%と、こういうことを申し上げたわけでございますが、御指摘...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御意見として承って、検討させていただきます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 無年金障害者の問題につきましては、かねてからさまざまな御意見を承っておるわけでございます。私どもといたしましては、そうした方々が発生しないように最大限努めてきたところでございます。当初は任意加入とされていた学生につきましても、御案内のように平成三年から強...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私どもは、決して委員の今御指摘のことに何かこだわってどうのこうのということでありません。現実問題として社会保険方式の中においてこれをきちんと確立しなければならない。しかし、個々のケースの場合において、どうしてもこれは知り得ないような場合だとか、加入できな...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これはあくまでも保険料の負担に基づいて給付を行うということでありまして、この原則はきちんと守られておりますし、今後とも守っていかなければならない問題だと考えています。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから申し上げましたように、この基本は崩れていないと、こう考えています。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 六十歳代前半の在職老齢年金制度は、雇用と年金の連携に十分に配慮しながら、一方で雇用の促進を図りながら、年金が雇用の促進を妨げるものになってはならない、雇用の促進に役立つものでなければならない、こういう観点から、まず一律に年金の支給を停止した上で賃金の上昇...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の支給年齢の引き上げは、先ほど来申し上げておりますように、我が国の平均寿命が世界で今や最も長寿化が進んだ国でございますし、さらに欧米などを見ましても六十五歳以上支給というのが一般的な傾向だとか、こういうことを十分に考慮しながら、将来世代の過重な負担を...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 何をもって完璧なものということはなかなか、言うのは簡単でございますが、実際問題としてそこまで申し上げることが適当かどうかと思いますが、現時点におきましては最善のものと考えております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員の御指摘の厚生年金の支給開始年齢の引き上げは、これは十分な時間をとりまして二〇一三年から行われるものでございます。今後、労働省と十分に連携をしなければならないわけでございます。  また、今国会に提出中の雇用保険法改正案というものは、倒産、リストラな...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年金財政につきましては、将来世代の負担を過重なものにしないよう、今の世代の負担で積み立てました積立金が将来生み出す利子収入を活用することによって将来世代の保険料の負担を軽減する、こういう考え方で積立金を保有することにいたしております。  仮に、積立金を...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 多岐にわたっておりますが、まず経緯からお話をさせていただきますならば、現在百四十兆円の年金の積立金がございます。全額資金運用部に預託されまして、財投の預託金利、これは大体十年国債の利率に〇・二%を上乗せした金利で運用されておりますけれども、これにつきまし...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 前回も私の方からこの委員会におきまして御答弁をさせていただきました。女性議員の方々からかわるがわるこの問題について御指摘をいただいている問題でございます。  女性の年金問題で指摘されている事項はいろいろと相互に関連するものでございまして、部分的に一部分...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 前回も申し上げましたけれども、この法案が決着した後、この問題について年金審議会の中で検討しなければならない。ただ、いつごろまでにすべて決着するかという問題は、今ここで私が確約を申し上げることはなかなか難しいなと、こう考えております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 堂本委員のただいまのお考えに私が一つ一つ反論するような気持ちも持っておりませんし、また大きな流れというものはそういう方向に流れつつあるのかなと、こういう認識は持っておるわけでございます。これでまたおしかりを受けるかもしれませんけれども、現実問題として政治...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 未納、未加入の問題の解決でございますが、何よりも年金制度に対する国民の皆さん方の信頼を確保することが大変重要なことであると、このように考えております。そのためには、将来の過重な負担を防ぐとともに、確実な給付を約束するという考え方に立って今回の改正を実現い...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 五年ごとの財政再計算につきましては、それぞれ国年法と厚生年金法によって定められておるわけでございますが、基礎年金の国庫負担の二分の一の引き上げの問題と保険料の凍結解除を行う時期、これは私はかねてから同時とすることを基本としたいと申しておるわけでございます...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 一つの御意見として承っておきます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) これはあくまでも私の個人的な見解でありますが、別段これは途中何かし直すということが不可能なこととは思っておりません。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 不可能ではないと思っております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) これにつきましては、今回の改正案におきまして「基礎年金については、給付水準及び財政方式を含めてその在り方を幅広く検討し、当面平成十六年までの間に、安定した財源」云々という中の、要するに幅広く検討すると、こういう中でこの附則が設けられておるわけでございます...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) いずれにいたしましても、年金制度に対する国民の皆さん方の信頼を確保していくためには、年金についての情報をわかりやすい形で積極的に提供をして、そして国民の皆さん方の間で十分な議論を行っていただくことが重要であると考えています。  今後とも、年金に関する情...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今後、委員が御指摘のように、わかりやすくする努力が何よりも必要だと思います。そういう方向で努力をしていきたいと思います。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 社会保険審査会の委員につきましては、国会の両議院の同意を得まして内閣総理大臣が任命することとされておりますが、現在、委員のうち半数が省庁出身者以外の者で任命されております。  社会保険審査官でございますが、保険者である行政庁が行った処分に関しまして行政...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 社会保険審査会制度は、被保険者の方々の権利の救済を目的とした制度でございます。できる限り身近な、かつ利用しやすい運用を行っていく必要があるとまず考えておるような次第でございます。  しかしながら、一方で、社会保険審査会は、毎年二百件から三百件近くの再審...全文を見る
03月15日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいま大塚局長の方から御答弁申し上げたわけでございますが、間近にスタートを控えましておおむね順調に進んでおると考えておるような次第でございます。私どもの要介護度の認定につきましては、先ほど来御説明を申し上げておりますように、一次と二次ということでありま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 豊かさの中の不安の時代、こう言われております現在、まず国民の皆様方が真に豊かに安心して老後を過ごせるよう、年金であるとか医療、介護、こういったものの社会保障制度を長期的にも安定的なものにしていくことが何よりも大切だと、このように考えているような次第でござ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 医療の中におきます看護職の重要性はますます大変重大化しておるわけでございます。そういうことも十分に考慮し、先生の貴重な御意見として承らせていただきます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先日公表されました平成十一年の十月から十二月の実質GDPを見ますと、前期比で一・四%、年率にいたしまして五・五%のマイナスとなっておるわけでございます。  この要因は、今、委員も御指摘になられましたけれども、年末のボーナスが平成十年度の企業経営の不振と...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、お年寄りのいわゆる所得というものが率直に申し上げてどちらかというと二極化されているんではないか、こういう感じを持っております。七十を過ぎても大変所得のある方、それから国民年金三万円、四万円しか毎月もらえない方という大変所得の低い方、これをどういうふ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 財政構造改革に再度取り組む取り組まないにかかわらず、今医療の中の話が出されましたが、国民医療費三十兆円のうちお年寄りの占める割合が大体十一兆円、こう言われておるわけでございます。そういう中で、私どもは医療改革の四本柱の一つとして今後高齢者の医療制度にどう...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まずその前に、さきの話でちょっと恐縮でございますが、高齢者の薬剤の一部負担は廃止しました。その分を定率にして、上限というものも薬剤の別途負担分というものを含めた財政的な中立をとっておるんだということは十分に御承知のことだと思いますので、その点はひとつお含...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 繰り上げ減額率のこともあわせてということでございますが、平均寿命以外に、これはこの間も議論を局長がやっておりまして、私も横から拝聴しておりましたけれども、予定利回りなど、こういうような要素もございます。何歳から受給しても生涯の受給年金総額が同額になるよう...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今井委員の御要望につきましては、この繰り上げ減額率について今申し上げたような要素というものを総合的に勘案する必要がある、こういうことから、御指摘のような例えば何歳から受給しても同額になるような率というのは、現段階ではまだ計算をしておりません。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 記憶しております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) これはまず、正確を期しますと、自民党、社民党、新党さきがけの与党三党の時代に、いわゆる与党医療保険制度改革協議会、座長が私でございますけれども、時代にまとめたものでございます。  ここに書いてありますように、まさに抜本改革の実施は平成十二年度を目標にす...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは委員御案内のように、皆保険制度というのは昭和三十六年に導入されたわけでございますし、その中で要するに国民の間にいろいろ定着しておるわけでございます。いい面もあれば、そして問題点も出てきておるわけでございます。そう簡単に全部すべての問題が一気に解決で...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ですから、先ほども申し上げましたように、一歩一歩進めていかなければならない、これ、一歩一歩という言葉が強いて言いますならば可能なものからできるだけ速やかに実施すると、こういうことでございまして、こういう問題につきまして一歩一歩これからも粘り強く進めていか...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど医療保険につきまして要するに三十六年から導入したというつもりで言ったつもりなんですが、今、介護保険ということで、介護保険はこの四月でございますので、謹んで訂正させていただきます。  それで、まさに三十六年からこの医療保険というものが導入されたとい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 医療制度の抜本改革の実現に向けて私どもは今後ともまず粘り強く努力をしていかなければならない、こういう決意を私も内に強く秘めているものでございます。  社会保障制度審議会から厳しい御意見をちょうだいしたところでございますけれども、これは医療制度の抜本改革...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ですから、先ほどから繰り返し繰り返し申し上げておりますけれども、三十六年に導入されて以来国民の間に定着しているものを、これは私座長をやらせていただきましたけれども、与党としてまとめたものでありまして、なかなか率直に申し上げまして、関係者の御意見もあります...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) そうは受け取っておりません。ただ、現実に、私どもがこの抜本改革を手がけておりまして、先ほどから申し上げておりますように、三十六年に導入して以来半世紀近くたつものでございますので、さまざまな問題点があって、なかなか一気にすべて、要するにこれで一〇〇%でき上...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 政治というのは常にきちんとした国民の皆さん方にビジョンをお示ししながら一歩一歩実現をさせていく、御党におかれましてもまさにそういうことではないかと思います。そういう意味におきまして、これはもう一年近く議論をいたしまして、夏休み返上でいろいろ議論した中で一...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 平成九年の閣議決定を踏まえまして年金福祉事業団を解散し、事業から撤退することになったわけでございますが、お年寄りの生活を支えております、委員御指摘の年金担保融資事業につきましては、今後社会福祉・医療事業団において引き続き実施することにいたしております。今...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 新エンゼルプランにおきます、特に需要の多い低年齢児、ゼロ歳から二歳児の受け入れ枠を五年間で五十八万人から六十八万人にふやすことにいたしておりますが、この目標値は、近年の保育所の入所児童数及び待機児童数、こういったような推移から推計を行ったものでございます...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、離婚をなさって子供さんをさまざまの障害といいますか、難しい条件の中で育てていらっしゃる方は、大変私どもが想像する以上に厳しい状況ではないかなと、このように考えているような次第でございます。先ほどのお手紙も拝聴いたしまして、その思いを一層強くしたよう...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 母と扶養義務者が同居している場合でございますが、今、局長からも答弁がございましたけれども、原則として生計が同一であるということが考えられますが、生計を異にするという客観的な証明がございますならば、都道府県知事が実態に即しまして総合的に判断して生計を異にす...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童扶養手当に関する審査請求でございますが、審査請求人などから例えば口頭で意見陳述を行いたい、こういうような申し立てがございました場合には、口頭意見陳述の機会を設けて直接申し立てを聞くことによりまして審査請求に対する公正な審理を図っているところでございま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御質問の趣旨を十分に今後内部で検討したいと思っています。
○国務大臣(丹羽雄哉君) リプロダクティブヘルス・ライツという概念は、子供を産む産まない、産むとすればいつ何人を産むのかと、こういう女性が自己決定をする権利を中心的な課題として、広く女性の生涯にわたる健康の確立を目指すものでございます。平成六年にカイロにおいて開催されました国際人...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 生涯を通じた女性の健康施策に関する研究会、これが女性の皆さん方のさまざまな健康のあり方について議論をいただきまして、昨年の七月に報告書をいただきました。これを踏まえまして平成十二年度の予算案におきましては、一つは保健婦などに対するリプロダクティブヘルスの...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、今回の宇都宮におきます事件はまことに痛ましい事件でございます。最低生活を保障する生活保護による援助が結果として最も援助を必要とする家庭に届かなかったことは大変遺憾に思っておるような次第でございます。  生活保護を初め社会福祉制度につきましては、た...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御指摘のように、平成八年十二月に総務庁から出されました勧告におきまして、生活保護制度の周知徹底を図ることが求められておるわけでございます。  厚生省といたしましては、生活保護の実施要領におきまして、生活保護の申請者に対し受給要件や保護を受ける権利などに...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 最近、病院で医療ミスが大変続出しております。目についておるわけでございまして、私も医療担当の責任者の一人として大変憂慮すべき事態と考えております。  医療事故を防止するには、まず職員の皆様方一人一人がやはり患者を預かっているという意識を常に忘れずに、安...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) かつて委員も車いすで、私自身がその車いすを押させていただいたことを明確に覚えております。  この骨・関節の疾患は、例えば骨粗鬆症や大腿骨骨折のように、高齢期におきます寝たきりの原因や日常生活上の制約をもたらすものでございます。これらの疾患の予防や治療を...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員御指摘のように、骨・関節疾患の予防は、高齢期における寝たきりの予防などを図る上で大変重要でございますし、若いときから生涯にわたる取り組みが重要であると考えております。  こうした予防活動を推進していくための調査研究の推進でございますが、大変重要な課...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 医療保険制度にいわゆる予防的な行為を適用しよう、こういうような御趣旨だと思いますけれども……
○国務大臣(丹羽雄哉君) 失礼しました。項目が関連しておるものですから。そんなに差はないと思いますけれども。  要するに、骨折であるとか関節炎など、こういうようなトレーニングの予防行為について保険適用にならないか、こういうことでございます。  骨折や関節炎などの疾患につきまし...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 同じような種類の事業または業務に従事する者で構成されております国民健康保険組合につきましては、給付率も独自に決定するなど自主的な活動が行われているわけでございます。  この国庫補助につきましては、給付率の高い組合とそれから給付率の低い組合との間で公平な...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 民生委員、児童委員のあり方に伴います問題でございますが、まず児童虐待の問題は、これまでどちらかというと家庭内の問題として対応がとられてまいりました。しかし、私自身、子供の人権あるいは尊厳にかかわる大変重要な問題でございますし、社会全体で取り組まなければな...全文を見る
03月17日第147回国会 参議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいまの医療費のお年寄りのおむつの控除問題につきましては大蔵政務次官からお話がございました。  要介護認定の際に用いられます主治医の意見書でございますが、先生も十分に御理解いただいておりますように、おむつが必要な方もあれば、あるいは場合によっては要支...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 総理の方から、年金、医療について詳しくこれまでの経過を御説明いただいたわけでございますが、例えば今、年金法の御審議をいただいておるわけでございますが、将来世代の過重な負担をまず軽減する、そして約束した確実な給付を行う。そのために、私どもの今回の法案におい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 自社さ政権のときに与党協というのがございまして、私も実は座長でございまして、そのときに医療改革というのをまとめまして、それに向けて一歩一歩前進しておる、こういう認識をいたしておるような次第でございます。  なかなか難しい問題があることも紛れもない事実で...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、年金法の改正案の御審議をお願いいたしておるわけでございますが、御案内のように、大変深刻な少子高齢化社会において、特に若年世代の中におきまして過重の負担に対する不安というものが大変強いわけでございます。そういうことを踏まえまして、私どもは、いわゆる現役...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今まさに国と地方を合わせまして六百五十四兆円の借金を抱えている、これ以上若い方々に借金を残さない、こういうこととともに、要するに世代間の負担の公平という観点から今回の年金法の改正というものをお願いし、そして、先ほど来お願いを申し上げております医療法の、い...全文を見る
03月21日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第12号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、きょうの一部の雑誌のことでございますが、これは私自身全くあずかり知らないところで書かれたものでございます。元秘書が、私設秘書でございますけれども、知人から依頼されまして、字のうまい元事務員に書かせてお渡ししたようでございます。このような事実を知った...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御意見として承っておきます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私はかねがね、委員も御案内のように、できるだけ早く二分の一に引き上げるべきだという考え方を持っておるわけでございます。ただ、国庫負担割合引き上げの財源確保につきましては、国の厳しい財政状況を踏まえながら検討する必要があると考えております。  国庫負担割...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) それも一つの御意見として出ておりますことを十分に承知いたしております。  ただ、私どもは、若年世代の負担を軽減する、そういうことで少子高齢化社会に備えてできるだけ若い方々の負担を軽減するという立場からこの基金を積み立てている、こういう立場でございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 全額税方式についての御質問でございますが、年金制度の財源を税方式にした場合に一つ考えられますことは、保険料負担の増加が抑えられるとともに、未納・未加入者は申すまでもなく解消されるわけでございますけれども、とにかく巨額な財源が必要になるわけでございます。す...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどもちょっと御答弁を申し上げたわけでございますが、厚生年金で高齢化のピークを越えても将来にわたってある程度の積立金を持ち続けておりますのは、積立金の利子収入によりまして給付の一部を賄っておるわけでございます。その結果、保険料の負担を軽減し続ける、こう...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 積立金の推移でございますが、名目額といたしましてはある程度の増加が見られているところでございますけれども、受給者が大変な勢いでふえておるわけでございます。そういうことで、支出に対する割合で見ますと、現在は五・五年分でございますが、今がピークでございまして...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) インフレが起きるとか起きないとかということは、今私がここで軽々に申し上げる段階にはないわけでございますが、あくまでもこれは委員御案内のようにタームが非常に長くなっておるわけでございますので、いわゆる変動はあるわけでございます。  それが証拠に、年福事業...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の年金の積立金の運用は、御案内のように資金運用部への預託から年金資金運用基金による自主運用に改正することになるわけでございます。  この自主運用に当たりましては、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、国内債券を中心としながら、国内株式を一割程度考...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員の予算委員会での堺屋長官との議論を拝聴しておりました。  確かに、日本の貯蓄率は、アメリカが〇%と言われるのに対しまして日本は二〇%と言われておりまして、非常に高いということが消費が伸びない原因であることは十分に私も認識いたしております。  要す...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員、一番よく御案内だと思いますけれども、金融資産には市場の変動は必ず伴うものでございますし、結果に対して責任を負うということは市場運用になじまない難しい問題である、こう考えております。さらなる収益改善に向けて最大限努力をして、そして国民の皆さん方に不安...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから申し上げておりますけれども、安全確実を基本として、債券を中心にして運用を行います。そういうことでありまして、御懸念のような事態が生じることはまずあり得ないと私は考えておりますけれども、もし仮にあった場合には、新しい仕組みのもとでは運用に伴う単年...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 衆議院の厚生委員会で坂口委員から御質問がありました。その際、私が答弁を申し上げましたことは、昭和三十六年当時用いた生命表以降の平均余命の伸びを考慮すれば、繰り上げ減額率は、現在四二%のところがあらあら三五%前後になる旨お答えをしたところでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 昭和三十九年のころでございまして、大学生でありましたが、正直申し上げてよく覚えておりません。記憶にございません。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 無年金障害者の問題につきましては、しばしば当委員会におかれましても提起されているところでございます。  当初は、私ども学生のころは古うございますので任意でございましたが、平成三年から強制加入とするなど、適用対象の拡大を図ってきたところでございます。しか...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この問題につきましては、当委員会におきまして各委員からしばしば指摘されておるわけでございます。年金制度のあり方そのものにかかわる問題ではありますけれども、先ほど申し上げましたように、真にやむを得ない理由によってこの場合はというようなことを少し勉強させてい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年金の財政運営に当たりましては、現在のこともさることながら、将来世代の負担を過重なものにしないように、要するに今の世代の負担によって積み立てた積立金が将来生み出す利子収入を活用することによりまして将来世代の保険料の負担を軽減する、こういう考え方で積立金を...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、豊かさの中の不安の時代という中で、一番国民の皆さん方が関心を持って不安に思っていらっしゃることの一つにやはり老後に対する不安というものがあるのではないか、こう考えているような次第でございます。そういう中において、やはりきちんと国民の皆様方に将来とも年...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 確かに私どもはGDPの六割を占める消費というものが大変減退をしている、これがもう一つ景気回復が本腰にならない一つの要因であるということは十分認識いたしております。  そういう中において、いかにして消費を拡大していくかということが、今後の経済運営におきま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年金積立金の自主運用に当たりまして、株式の運用につきましてはすべて民間の金融機関に委託をして行うとともに、この委託契約によりまして国あるいは年金資金運用基金が個別銘柄の指図を行うことはできない、こういうような仕組みになっておるわけでございます。  また...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、今回は、年金の積立金の運用は資金運用部への預託から年金資金運用基金によります自主運用に改正することになっております。  御懸念の自主運用に当たりましては、国債などの債券を七割から八割程度を中心にしながら、国内株式を一割程度、国外株式を一割程度など...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) マーケット次第ということでありますけれども、当然市場で運用するのでありますからまさにそのとおりでございますが、私どもはあくまでも、先ほどから申し上げておりますように、これは債券でも当然のことながらリスクを伴うわけでございますし、いろいろなものを組み合わせ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 運用の責任ははっきりと定めておかなければなりませんけれども、私も委員の御指摘に対しまして金融資産には市場の変動が伴うものでありますと、こういうことを率直に申し上げました。それで、結果に対して責任を問うということは、私はこの問題になじまない難しい問題である...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まさに年金制度の根幹にかかわるわけでございます。年金というのは、御案内のように、結局そういうまさかのために年金を納めていただいて、老後の生活を支えるとか、それから障害者になった場合のためにそういうようなものを置くと。こういうことから考えますと、これは年金...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員の御指摘は、高額の所得者にさらなる負担を求めて年金額に上限を設ける、こういうことだと思います。  現行の年金制度におきましては給付と負担がリンクする、こういう仕組みをとっておるわけでございます。新たに、賃金が高い者について給付に結びつかない保険料負...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 女性と年金の問題につきまして、この委員会で御指摘もございますし、各方面からこの問題につきましてさまざまな御意見がございますことも十分に承知はいたしております。  女性と年金の問題の中で幾つかの問題点、例えば専業主婦の保険料の問題、一千二百万人のサラリー...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、委員御指摘のようなパートであるとか派遣労働者の非正規の就労者への厚生年金適用でございますが、現在でも労働時間が通常の労働者の四分の三以上の方につきましては、賃金の多寡にかかわらず厚生年金が適用される、こういうことになっておるわけでございます。常用雇用...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の年金法の改正は、大変深刻化する少子高齢化社会におきましていわゆる若年世代の負担を軽減する、それから将来とも確実な給付を行う、こういう観点に立って国民の皆さん方に御理解をいただきたい、こういう観点から今回の年金法の改正をお願いいたしておるわけでござい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 平成八年の閣議決定では、被用者年金制度の再編成を進めるに当たりまして、財政再計算時には将来の財政の見通しなどについて綿密な分析を行うと、こうなっておるわけでございます。このため、農林共済を含む各制度のあり方につきましても、まずそれぞれが財政再計算をしてい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年金制度に対します国民の信頼を確保していくためには、当然のことながら年金に関する情報というものをわかりやすい形で積極的に提供して、今、委員が御指摘のように国民の間でも十分に議論を行っていく、これが何よりも大切である、こう考えているような次第でございます。...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員からさまざまな問題点の御指摘がありました。  一部の御意見については私もなるほどなという部分がないわけではございませんが、一部についてはそこまでお考えになるのもちょっとどうかなということが、率直な話、私なりに考えました。  ただ、大切なことは、今...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年金だけでなく、社会保障の中において全く矛盾点がないと言ったらうそです。正直申し上げて、今御指摘のいわゆる自営業者の問題も社会保障の中でいつも、これは医療においても同じことでございます、なかなか所得の把握がしにくいんじゃないかとか、あるいは税制上の問題で...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ぜひとも御理解をいただきたいのは、年金制度というのは、長い間保険料を納めていただいて、そしてそれに対して老後に給付を受ける、こういう仕組みである、こういうことでございます。本来、この公的年金は、二十から六十歳までの四十年間加入していただく、こういう上で受...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 保険料免除期間につきましては、この老齢基礎年金の算定に当たりまして国庫負担分に対応する三分の一の給付がなされていると。  御質問の趣旨は、国庫負担を二分の一に引き上げた場合にはどうか、要するに免除期間の取り扱いはどうなるのか、こういうことだと思いますが...全文を見る
03月24日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第5号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  戦傷病者、戦没者遺族などに対しましては、その置かれた状況に配慮し、年金の支給を初め各種の援護措置を講じ、福祉の増進に努めてきたと...全文を見る
○丹羽国務大臣 援護法には国籍要件が設けられており、朝鮮半島出身者など日本の国籍を有しない方には同法は適用されない、まずこれが原則でございます。  このような国籍要件が設けられましたのは、朝鮮半島などの分離独立地域に属する人々の補償、財産あるいは請求権などの問題は、昭和二十七年...全文を見る
○丹羽国務大臣 今、私は、厚生大臣という公職におるわけでございます。今申し上げましたように、法的には完全かつ最終的に解決済み、こういうことでございますが、野中前官房長官の御発言を契機にいたしまして、これらの方々の置かれた状況を十分に配慮しながら、現在、内閣外政審議室におきまして、...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど局長の方からもお話がございました。また、委員の方からも御指摘がございました。このDNA鑑定というので、既にシベリアであるとかモンゴルであるとか、千八百六十二柱につきましてこういうようなことが有効な手段の一つとして実施をしておる、こういうふうに聞いております。...全文を見る
○丹羽国務大臣 これらの遺骨でございますが、従来どおり、遺留品や埋葬資料から氏名の特定作業をしているところでございますが、今後、DNA鑑定を含めまして、関係の御遺族の方々から種々の御照会があるということが当然予想されるわけでございます。一定期間厚生省霊安室に、御案内と思いますけれ...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは、委員も御指摘になりましたように、あくまでも個別埋葬の分でございますけれども、今後とも、収集いたしました遺骨の一部を焼骨せずに持ち帰りまして、希望されます遺族の方々に対しましてはDNA鑑定が受けられますようにできるだけの御協力をさせていただきたい、このように...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員の御意見を十分承りまして、検討させていただきます。
○丹羽国務大臣 委員の方から、ぜひとも昭和館を見ておくように、こういうような御注文があったことも承知いたしております。私も、ぜひとも一度見せていただきたいなという思いでございましたが、御案内のような、とにかく朝から晩まで御審議に応じて、皆様方に叱咤激励を受けておるわけでございます...全文を見る
○丹羽国務大臣 私ども政治家というのは、それぞれ立場であるとか主義主張であるとかいろいろ異なる点はありますけれども、だれしもが願うことは、一つは繁栄であり、一つは平和である。私は、その座標軸というのは変わらないと思います。私も委員と同様に、平和を祈念するという気持ちは人後に落ちな...全文を見る
○丹羽国務大臣 私も、率直に申し上げて、報道でそういうことを読んだことはありますが、今政務次官からお話がございましたように、いろいろな経緯について、まだ十分に掌握していない部分がございます。  仮称でございますか、このアジア歴史資料センターというのは、これは、基本的な運営につい...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員の御指摘になりましたことは、私の方から内閣といいますか官邸側の方にお伝えをいたしておきます。  とにかく、私どもは、あのような忌まわしい大戦というものを二度と繰り返してはならない。そういう過程におきまして、後世にきちんとした資料をお示しして、そして、その資料...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、野中前官房長官の御答弁は、政治家としてのお気持ちを率直に述べられたものと私なりに受けとめております。  先ほども私の方から答弁をさせていただきましたけれども、例えば在日韓国人の元の戦後補償の問題につきましても、今与党の中においても、野党の中においても、さま...全文を見る
○丹羽国務大臣 二十世紀の後半、二十世紀前半も含めましてでございますが、私どもは戦争の繰り返しをやっておったことは紛れもない事実でございます。  そういう中におきまして、近隣諸国に多大な被害、犠牲を強いてきたということを、過去の先人たちが犯してきたことを率直に受けとめて、そして...全文を見る
○丹羽国務大臣 被爆者援護法に基づきます給付につきましては、国籍を問わず、原子爆弾の放射能によります健康被害に着目して、公費によります必要な医療を行っているわけでございます。  まず、給付の財源が保険料などの本人の拠出でなく、税金等の公的な財源によって賄われているものであること...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは委員御案内のように、政務次官の方で御答弁を申し上げましたのは、利息は別とすれば信託銀行並みの成績を上げているという趣旨のことだと考えております。
○丹羽国務大臣 これはあくまでも政務次官がお答えを申し上げておりますように、平成十年度末の時価ベースで一兆二千億円の累積赤字が生じていたわけでございますけれども、昨年の十二月末現在の時価ベースには、株価の上昇等がございまして累積赤字が解消いたしまして七千五百億円の黒字に転換したと...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員のお尋ねの点は、まさに年福事業団は簿価ベースでも累積赤字を解消できるのか、こういう問題につながっていくと思いますけれども、年福事業団の資金運用の収益につきましては、先ほども私から申し上げましたけれども、今年度に入りましてから国内の株式によります貢献といいますか...全文を見る
○丹羽国務大臣 認識というより、説明は受けておりません。
○丹羽国務大臣 報告を受けておりませんでした。
○丹羽国務大臣 そういう目的で強化事業というものが行われたことは事実でございますが、御案内のように、先ほどから委員の御発言の中にもございましたけれども、いわゆるバブルが崩壊をいたしまして株が乱高下をした、こういう中でできたことでございまして、法律違反であるとか法律違反でないとか、...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど、おまえは大臣をやっていて何をしていたのか、こういうようなおしかりを受けたわけでございます。  今、正確に報告させていただきますが、確かに元本割れが始まりましたのは、委員御指摘のように平成五年度からでございますので、若干私もあれなのでございますが、おたくの...全文を見る
○丹羽国務大臣 このセンターを始めたときから成績が悪くなったというあれでありますが、私もいきなり言われてもよくわからないので、恐らく経済情勢によってそうなったのではないかという見方でありますけれども……(上田(清)委員「平成五年と六年はよかったんですよ」と呼ぶ)よかったんですか。...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、森理事長におかれましては、以前の話の、いわば再建役として大変優秀な、私も最も信頼をしておるまじめな方でございますので、お引き受けいただいてこういう問題に懸命に取り組んでおるというふうに……(上田(清)委員「新基金で」と呼ぶ)いえ、そうじゃなくて、今の年福事業...全文を見る
○丹羽国務大臣 御案内のように、年金制度というのは賦課方式をとっておるわけでございます。それで、私どもの想像以上の少子高齢化が進んでいるという中で、一つは、若年世代の間に年金制度が維持できないのではないかというような、今委員が御懸念のような御心配が一部にあるのではないか。それから...全文を見る
○丹羽国務大臣 何をもって最後かということが難しいのですが、財政再計算というのは五年ごとにやる。それはどういうことかと申しますと、委員も十分に御承知のことをあえて申し上げているのではないかと思いますが、これは要するに少子高齢化社会というものがどうなっていくのかというような人口構成...全文を見る
○丹羽国務大臣 この法案の附則の中で、安定した財源という前提がつきますけれども、二〇〇四年までに国庫負担の二分の一ということを明記いたしておるわけでございます。それで、この国庫負担は二・二兆円現実にかかるわけでございますけれども、この国庫負担の増加に伴いまして、当然のことながら一...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは、当然のことながら、先ほど申し上げましたように経済成長にもよるわけでございます。経済成長は将来について二・五%ということを前提にいたしておるわけでございますので、そういうことによって、私がこの場において、いや、これですべてだ、もうこれで変えませんよということ...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどから繰り返し申し上げておるわけでございますが、骨格は変わらない。  しかし、例えば、特に参議院の国民福祉委員会では、女性の年金権の問題が再三にわたって御質問されました。あるいは、この委員会におきましても、障害年金の問題も出されました。さまざまな問題があるわ...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、五年ごとの財政再計算があるということ、それから、朝日新聞でありますか、財源のあり方についても率直に議論をしろ、こういうようなことであります。  それで、与党三党間で、「二〇〇五年を目途に、年金、介護、後期高齢者医療を包括した総...全文を見る
○丹羽国務大臣 私も政治家であり、そして今こういう立場にあるわけでございますので、余り個人的なことばかり申し上げるのが適当かどうかわかりませんが、私は、かねがね、一政治家として、五年前の年金法の改正のときから、率直に申し上げて党内では余り賛同者はいなかったんですが、またいろいろな...全文を見る
○丹羽国務大臣 あのときは、法律じゃなくてたしか委員会の附帯決議……(山本(孝)委員「附則と附帯決議」と呼ぶ)実際、詳しく二分の一という数字が出ているのはたしか附帯決議でありまして……(山本(孝)委員「全党一致の附帯決議」と呼ぶ)全党一致の附帯決議でありまして、たしか附則には、私...全文を見る
○丹羽国務大臣 正確に申し上げさせていただきますならば……(山本(孝)委員「自民党の中の話ですよ」と呼ぶ)自民党の中は、当然のことながら附帯決議に二分の一ということで賛成をしておるわけでございますので、この委員会の場においては当然賛成をしておるわけでございます。
○丹羽国務大臣 こういうことを申し上げることはちょっと僣越かもしれませんけれども、あの当時、それほどこの国庫負担の問題が大きな議論に出ていないということを……(山本(孝)委員「うそだ、大臣、それは違う」と呼ぶ)いやいや、実際問題出ていない。  今回の改正に当たりましても、私は今...全文を見る
○丹羽国務大臣 これが一番頭が痛い問題でありまして、例えば一つ考えられる方法としては、現在においては、財源の再配分を行うことによって二・二兆円を出すという考え方、それからもう一つは、例えば積立金から何か返ってくるとか、いろいろな税制上の控除であるとかこういうものを廃止するとか、そ...全文を見る
○丹羽国務大臣 繰り上げ減額率の問題でございます。さきの国会の厚生委員会におきまして、老齢厚生年金の一階部分の支給開始年齢の引き上げにあわせて、新規裁定者の方につきましては二〇〇一年度から見直す方向で早急に検討するということを申し上げました。  その際に、昭和三十六年当時から用...全文を見る
○丹羽国務大臣 大変失礼しました。引き上げると言ったのは、引き下げる方向でございます。恐縮でございます、間違えました。訂正させていただきます。
○丹羽国務大臣 まだ決まっておりません。
○丹羽国務大臣 いずれにいたしましても、私どもといたしましては、この法案を一刻も早く成立させていただきまして、これは政令部分でございますが、委員会の御意向というものを十分に踏まえながら決めさせていただきたい、このように考えているような次第であります。
○丹羽国務大臣 同じ考え方でございます。
○丹羽国務大臣 御質問の趣旨を十分に踏まえまして、できるだけ早く精査をして明らかにさせていただきたいと思います。
○丹羽国務大臣 敬愛する山本委員の御質問を軽視しているわけでは全くありません。さまざまな委員からこの問題については御指摘を受けました。それを重く受けまして、十分に精査しなければならない問題だと考えております。
○丹羽国務大臣 参議院におきましても、まだ検討中でございますので数字は申し上げておりません。
○丹羽国務大臣 繰り返しになって恐縮でございますが、この委員会におきまして、当初この問題を提起なさったのは、たしか委員だったと思います。(発言する者あり)失礼しました。児玉先生と両方で、野党の皆さん方から御提起いただきました。そういう中で、私は、あらあら三五%だということを申し上...全文を見る
○丹羽国務大臣 さらにはさらにでございまして、引き下げる方向でさらに検討したい、こういうことでございます。
○丹羽国務大臣 委員会審議を重く受けとめて、このようにさせていただいたような次第であります。
○丹羽国務大臣 私は、あくまでも社会保険方式を堅持しなければならない。しかし、先ほど申し上げましたように、社会保険方式というのは、ある意味において公費が加わらないわけでございますが、私は、社会保険方式のぎりぎりであります二分の一まで引き上げていく方向が望ましいのではないかと思って...全文を見る
○丹羽国務大臣 これを最初に申し上げたのは、たしかこの委員会で私が申し上げたんじゃないかと思っております。  私がこの問題について総理に御相談を申し上げましたらば、これはやはり社会保障だけではなくて財源の裏づけをきちんとしなければならない、内閣を挙げて取り組む問題だということで...全文を見る
○丹羽国務大臣 山本委員のお考え方につきましては、大変見識のある一つの見方として拝聴させていただきます。  代行部分につきましては、基金と一体となってなされている問題でございますし、この代行部分をなくすということは、公的制度がその分だけまた小さくなるわけでございます。そういう意...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどから私の考え方を申し上げておるわけでございますが、この税方式ということは、年金に入っていらっしゃる方も入らない方もすべてお年をとるといただける、そういう意味においては、いわゆる無年金障害者であるとかすべての問題が解決することは自明の理でございますけれども、あ...全文を見る
○丹羽国務大臣 変わっておりません。
○丹羽国務大臣 雇用との関係についてのお尋ねでございますが、かつて五十五歳定年ということになっておりましたが、現在は六十歳定年制というものが定着いたしておるわけでございます。今後、定年年齢というものが引き上げられる傾向にあるわけでございます。  六十歳代前半で働く方々は、平成十...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどちょっと申し上げましたけれども、六十歳代前半によりましても、当然のことながらおのおのの健康上の違いがあることは明らかでございます。私どもは、働ける方について、自分の健康であるとかさまざまな事情に合った形で、何らかの形で雇用といいますか勤労の機会を得るようにす...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の改正は、将来世代の過重な負担を防ぐことから、制度全般にわたって見直しを行った次第でございます。  今の制度をこのまま放置しておけば、将来世代の負担はピーク時において今の倍の三五%程度に上昇して、現実問題として、制度の維持が大変難しくなってくるわけでございま...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは、先ほどから申し上げておりますように、現在年金をいただいている方々の年金の給付額というものは変化はありません、ただ、伸び率が抑制される、こういうことでございます。それはとりもなおさず、これからの現役の若い世代の負担感、これを抑制することでありますし、より給付...全文を見る
○丹羽国務大臣 年金が与える地域経済への影響、こういうことではないかと思います。  これは、私は、いわゆる消費の減退という問題と大変密接に絡んでくる問題ではないか、こう認識をいたしております。  なぜ消費が減退しているのかということでございます。特に日本の場合は貯蓄率がアメリ...全文を見る
○丹羽国務大臣 北海道の地域経済が大変疲弊しているということは、私も報道等で十分承知をいたしておるような次第でございます。  ただ、経済への影響で申し上げますと、私なりの考え方でもありますけれども、それを支えておる、若者であるとかあるいは現役の労働者、そして企業が、事業主負担の...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、今回の年金法改正案におきましては、将来の若い世代に対する負担を軽減する、同時に……(児玉委員「私の聞いたことに答えてほしい」と呼ぶ)ですから、北海道の例を先ほどから挙げておりますが、地域経済に与える影響ということは、現に今いただいて...全文を見る
○丹羽国務大臣 公共事業がむだかどうかというのは、これはまた意見の分かれるところであります。最も公共事業が投資されているのは北海道ではないか、こういう意見も一部にはあるわけでございますし、その辺のところについてはまた十分に議論をしなければならないわけでございます。  私は、この...全文を見る
○丹羽国務大臣 私は、政治のあり方というものが大変大きく変わりつつあるなと思っております。これまではどちらかというと、私どもも反省を含めて申し上げますならば、あれもやります、これもやりますと、甘いことだけを申し上げてきた。これがある意味において、国民の皆さん方から、そういう時代じ...全文を見る
○丹羽国務大臣 公共事業がすべてむだかどうかということについては、私はコメントを差し控えたいと思います。  ただ、率直に申し上げて、こうした少子高齢化社会が深刻化する中において、先ほど来議論もございますけれども、もっともっと国民の皆さん方の日々の生活に影響するニーズ、このニーズ...全文を見る
○丹羽国務大臣 与党の中で認識の違いがあることは事実であります。しかし、きょう一日お話を聞いていても、これまでの認識の中でも、野党の中においてもそれぞれまた違いがあるのじゃないかな、こう思います。要するに財源をどうするか、みんな……(発言する者あり)
○丹羽国務大臣 ちょっと聞いてください。  私が申し上げたいことは、できるだけ早く二分の一にしなければならないということは与野党とも同じ考え方を持っている、しかし、現実に二・二兆円もの財源が要るという中において、どういう形で財源を確保するかということについてさまざまな意見がある...全文を見る
○丹羽国務大臣 かつて社民党さんとも自民党が連立を組んだ時代がございました。そのときも、与党協におきましてさまざまな意見の違いがあった、その中においていかにして接点を持っていくか。これは、私どもさまざまな御意見がありますが、社会保障においてはみんな同じ気持ちを持って取り組んでいた...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは、三党はあくまでも連立であります。今自民党と連立を組んでいただいております自由党さん、公明党さん、それぞれの主張があるわけであります。全部同じ考えであるならば、これは連立でないわけでございますから。これはそれぞれ、自由党さんは自由党さんで税方式をとっている、...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず申し上げさせていただきますならば、前段の問題でございますが、三党間で相違点があったことは、財源の問題を初めとしてさまざまございました。しかし、この三党間の政策担当者の間でぎりぎりの接点を求めて現在の形になったということでありまして、その点は連立政権の御経験のあ...全文を見る
○丹羽国務大臣 これはあくまでも私がコメントする問題ではございません。委員会の審議にお任せをいたす問題でございます。
○丹羽国務大臣 無年金障害の問題につきましてはたびたびこの場で答弁をさせていただいたわけでございますが、委員御案内のように、あくまでも保険方式というものはそういう場合に備えて保険に入っていただく、このことといわゆるお気の毒な問題をどういうふうに考えていくか、私どもはそういった観点...全文を見る
○丹羽国務大臣 私は、先ほどから答弁させていただいていますように、一刻も早くこの法案を成立させていただくことが、若年世代に対するこの年金の長期的、安定的な、揺るぎない強いメッセージだと考えております。
03月28日第147回国会 衆議院 本会議 第16号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国の合計特殊出生率は、一・三八と過去最低の水準になっており、このような少子化の傾向は、我が国にとって大きな社会問題になりつつあります。  このため、政府といたしましては、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 古川議員にお答えいたします。  まず、少子化をどのようにとらえ、どのような社会をつくろうと考えているのかのお尋ねでございますが、近年の出生率の低下の要因は未婚率の上昇であり、その背景には、結婚についての意識の変化とともに、仕事と子育ての両立に伴う負担感...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 福島豊議員にお答えいたします。  まず、少子化の進行が社会保障制度を初めとする我が国の経済にどのような影響を与えるかというお尋ねでございますが、我が国の社会保障制度は、社会保険方式のもと国民がみんなで支え合う仕組みとなっておりますが、少子化により支える...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、今回の宇都宮におきます児童凍死事件についてのお尋ねでございますが、これはまことに痛ましい事件であり、最低生活を保障する生活保護による援助が、結果として最も援助を必要とする家庭に届かなかったことは大変遺憾に思っております。  生活保護を初めとする社...全文を見る
03月30日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第13号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  戦傷病者、戦没者遺族等に対しましては、その置かれた状況に配慮し、年金の支給を初め各種の援護措置を講じ、福祉の増進に努め...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員御指摘のように、援護年金の受給者は、制度創設当初は三十六万人前後でございましたが、現在平成十年度末でございますが、四万七千人となっており、近年は毎年三千人から四千人程度減少いたしておるわけでございます。また、受給者の方々の高齢化も進んでおります。障害...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 厚生省は、旧陸海軍から引き継いだ軍人軍属に関する人事資料等を保管いたしておるわけでございますが、これによりますと、朝鮮半島の出身の旧軍人軍属の人数は全体でおよそ二十四万人でございます。そのうち戦没者はおよそ二万人になっております。  これらの保管資料か...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 欧米諸国でどのようないわゆる補償が行われているかということでよろしゅうございますでしょうか。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 外務省が行いました昭和五十七年の調査によりますと、イギリス、フランス、ドイツについては、旧植民地出身者に対して年金などを支給いたしておるわけでございます。  これに対しまして、御承知のとおり、我が国におきましては、サンフランシスコ平和条約、これには四十...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 援護法に国籍要件が設けられている理由につきましては、先ほど来申し上げておるとおりでございます。この問題は法的には既に完全かつ最終的に解決済みのものでございます。  御指摘の幾つかの問題でございますが、こういう問題を受けまして、平成十一年三月の衆議院の内...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどもちょっとお話を申し上げたわけでございますけれども、これがもし仮に制度化されるような事態になりますれば、当然それぞれの方々から請求をいただきまして、残されております資料とも十分に照合いたしまして、その対象となる支給される方々を把握する方針でございま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 人権という言葉が使われてもう久しいわけでございますけれども、果たして私どもの日々の生活の中でこのことがしっかりと守られているかどうかということにつきまして、私は個人的にもさまざまな思いがしないでもありません。  今委員が御指摘のように、この審議会の答申...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど申し上げましたように、大変不幸な状態の後に、昭和二十七年にサンフランシスコ平和条約というものが締結されたわけでございます。その中において、それぞれ二国間の特別取り決め、外交交渉により解決すると、こういうことでございます。法的にはそういうことでござい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、私どもも積極的に御協力を申し上げるわけでございますが、一厚生省の問題ではなく、この問題につきましては政府全体の問題として今取り組まさせていただいておるわけでございますので、その点につきまして委員の御理解をいただきたいと思っております。  それから...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員が御指摘の和解勧告というのは平成十一年六月の大阪高裁におきます和解についてだと思いますけれども、この訴訟は、在日韓国人の元軍属である原告が援護法に基づきまして障害年金の支給を求めたいわゆる行政事件訴訟でございます。つまり、クロかシロか、こういうような...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員の御意見なり御趣旨は私なりに理解はできるものでございますけれども、ただ、行政事件訴訟という性格、これを十分に考えますと、先ほども申し上げましたけれども、国側として、原告の請求を却下した処分について適法である、こういう立場に立っている以上は、譲歩すると...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほども申し上げさせていただいたわけでございますが、現在、政府を挙げまして、内閣外政審議室において調査検討が行われているところでございます。私どもといたしましても、この調査検討に対しまして積極的に御協力を申し上げているところでございます。  また、与党...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、前者の御質問でございますが、厚生省が旧陸軍、旧海軍から引き継ぎました人事関係の資料につきましては、それぞれの組織の由来といいますか、そういうものもございまして、現に残されてあります情報の内容や整理の仕方もさまざま異なっておるわけでございます。これを...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、被爆をなさって現にさまざまな治療であるとかさまざまな手当てを受けていらっしゃる方々に対しまして、心からお見舞いを申し上げる次第でございます。  委員の御指摘の問題は、介護保険の導入に伴って負担増になるのではないか、こういうようなことも御懸念をいた...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 被爆者援護法では、福祉事業として、各都道府県、さらに広島、長崎市が、今、篠崎局長からも御答弁を申し上げさせていただいたわけでございますが、一つは相談事業、それからもう一つは家庭奉仕員の派遣であるとか、あるいはショートステイ、デイサービスなどの居宅生活支援...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 平成十二年度の予算につきましては、既にこの予算が今国会で成立いたしておるわけでございますので、この問題を、要するに広島、長崎両県市以外の都道府県で現実問題として実施をするということは難しいと考えておるような次第でございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 予算につきましては十分な御審議をいただきまして、そしてこれにつきまして可決、成立した経緯があることは委員も御案内と思います。私がそういうような何か裁量権を持ってどうのこうのするという趣旨のものではございませんので、当然のことながらこの問題について、そうい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) DNA鑑定のこの問題そのものが出てきたのがまだ実は一年ちょっと前の話でございまして、先ほど局長からも答弁申し上げたわけでございますけれども、DNA鑑定は遺骨の氏名特定に有効な手段の一つとして認められつつあるわけでございますけれども、平成十一年度から当時の...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 援護法の国籍要件につきましては、憲法であるとかあるいは国際人権規約に違反しない、こういうことで、御指摘の大阪高裁の判決でも、判決そのものはそのような国側のこれまでの主張が基本的に認められて勝訴したものと受けとめるわけでございますけれども、ただ、今申し上げ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 清水委員の御意見は一つの考え方として承らせていただきますけれども、現在、与党内におきます検討では、現に生存されていらっしゃる重度戦傷病者に対する一時金の額についてはその生活状況なども配慮しながら議論されている、このように聞いておるような次第でございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御指摘の韓国出身のBC級戦犯の方々の問題につきましては、こうした戦後問題の解決の基本的な枠組みにかかわるものでございます。援護法の枠組みを超える問題でもございますし、私の立場から率直に申し上げて非常に申し上げにくい事柄でございますが、しかしながら、日本国...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 大変、お話を聞いておりまして胸が痛む思いがいたしております。再びあのような忌まわしいことを繰り返してはならない。政治家共通の願いとして恒久平和というものを私どもは常にこの政治の羅針盤の一つとして考えていかなければならない問題でございますが、事が大変大きい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 現在与党内で、先ほどから申し上げておりますように人道的な立場から在日韓国人などであっても旧日本軍人軍属等の戦没者、重度戦傷病者に対して弔慰金、見舞金などの一時金を支給する措置が検討されておるわけでございます。  その内容の詳細については与党内で検討中で...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほども申し上げましたけれども、大変心の痛む問題でございます。  日本人でも拘禁されていないことに対する補償がないから、だから韓国人の方々のBC級戦犯に対する補償がなされていないということでございます、整理といたしまして。  こういう問題も含めて、い...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 朝鮮半島など分離独立地域の出身者の財産・請求権の問題につきましては、昭和二十七年のサンフランシスコ平和条約において我が国とこれらの地域の施政当局とのいわゆる特別取り決め、外交交渉により解決されていることとされております。  このうち、もう私から繰り返し...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員の御指摘の問題は、大蔵省のガス障害者対策の対象である旧陸軍の工員などの旧令共済組合員に比べた場合に、厚生省のガス障害者対策の対象でございます動員学徒に対しては、例えば特別手当であるとか医療手当などの支給が行われておらないのが現実でございます。  こ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の物価スライド特例法案は、政府として景気対策を最優先に取り組んでおるわけでございますが、年金の引き下げによります影響も十分に考慮いたしまして、ぎりぎりの判断として平成十二年度限りの特例として提出したものでございます。これは、委員御案内のように、現に今...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 景気対策という側面があることも事実でございますが、私どもといたしましては、いわゆるお年寄りの中で年金に依存している方が全体の六割ぐらいを占めておる、そういう中において現にいただいている年金の額というものは、やはり生活設計のこともこれあり、翌月から下がりま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、今井委員の先の御質問でございますが、原理原則からいえばまさに物価が下がったんだから年金も下がるべきだと、これはそうだと思いますが、私はさまざまなこの年金の審議の中で、原理原則の問題と、いや、そうは言ったって国民の皆さん方にとって大変、先ほどの午前中...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、強行採決であるかどうかについては、これは国会の運営上の問題でございますから、私の方からはコメントをする立場にございません。  それから、新聞の論調についての御指摘でございますが、それぞれの立場でそれぞれ、公的年金制度に対するさまざまな問題について...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、最初の委員お話しの国会の法案の質疑の問題については、これは私どもが及ばないところでございまして、衆議院の場合は議院運営委員会でお決めいただいているものであります。  ただ、念のため申し上げますが、あした本会議で社会福祉事業法の質疑が行われるという...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 無年金障害者の問題につきましては、堀委員から予算委員会の場におきましてかなり御質問を受けております。この無年金障害者につきまして、年金制度において何らかの給付を行うことは、保険料の負担に応じて給付を行うといういわゆる年金制度の根幹に触れるものでございます...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、保険料の免除者というのは、これは委員御案内のように、低所得などの理由によって制度として保険料を納付しないことが認められている者であります。ですから、未納者、未加入者と同様に扱うべきではない、こう考えておるわけでございますし、それから納付割合の算出根...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ちょっと恐縮でございますが、そうすると保険料の免除者というのはどういうふうにお考えでいらっしゃいますか。
○国務大臣(丹羽雄哉君) ですから、保険料の免除者といわゆる未納者、未加入者というのは別の性格のものだということを私は申し上げているのであって、これを混同するということはやはりちょっと筋違いな話ではないか、こういうことを申し上げたんです。
○国務大臣(丹羽雄哉君) いよいよ今週の土曜日から介護保険制度がスタートするわけでございます。そういうことを踏まえまして、私ども、ことしになりましてからも全国会議を、一月二十六日、さらに三月の七日、八日と、こういうことで、担当の課長の皆さん方あるいは関係者の皆さん方にお集まりをい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) このケアプランの作成を届けていただくということは、それぞれの都道府県の国保連から支払われるための最低条件でありまして、今、委員から御指摘がありましたように、私どもとしては、できるだけそういうような償還払いという、一時的であっても御負担をいただかないような...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどの答弁の繰り返しになるわけでございますが、介護報酬を支払う、こういう点から考えましても、必要最小限度のことは、これはきちんと手続を踏んでいただかなければならない問題だと、こう考えております。  私どもは、こういうことも十分に予想をしながら半年間の...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 介護保険制度におきましては、多様な事業主体の参入を認めることによりまして、居宅介護支援事業の体制の整備が図られるとまず一義的に考えております。  行政みずからが居宅介護支援事業者の事業を実施するか否かにつきましては、それぞれの地域の実情があるわけでござ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 厚生年金と共済年金との間のさまざまな、有利な面と不利な面と両方ございますけれども、給付面の格差の問題につきましては、基礎年金を導入いたしました昭和六十年の改正におきまして給付設計をそろえましたことによりまして基本的には解消されておるわけでございますが、委...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 女性の皆さん方の社会進出が最近とみに広がっておるわけでございます。そういう中において、家族であるとかあるいは女性の皆さん方のそれぞれの就労形態、こういうような多様化というものを十分に踏まえながら年金制度のあり方というものを検討しなければならないという点に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 女性の年金の問題につきましては、先ほど来申し上げておりますように、就労の状況であるとか、それから賃金の水準であるとか、最近若い方はもうほとんど差がございませんけれども、こういったような女性が置かれております社会的実態というものも踏まえながら、単に年金制度...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) できるだけわかりやすく単純というのは、これは年金だけじゃなくて、私自身も社会保障全般について委員の皆さん方の御議論を通じましてひしひしと感じますけれども、なかなかこれは、単純化だけするといろいろな例外といいますか、国民の実際の生の声をどうやって生かしてい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御案内のように、厚生年金保険の適用につきましては、すべての法人事業所、さらに常時五人以上の従業員を使用する個人事業所を強制適用事業所といたしておるわけでございます。法人事業所は毎年多く新規設立されておりますが、零細法人については設立、廃止の頻度が比較的多...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 学生の保険料納付特例制度でございます。届け出をすれば、仮に保険料をまだ納めていなくても不慮の事故の場合には障害基礎年金が満額保障されるものでございます。このような点につきまして十分な周知が必要である、こう考えておるわけでございまして、委員御指摘のように徹...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、戦時中に従軍をされたり、あるいは海外の特殊法人に勤務されたりいたしまして辛酸をなめられた方々につきましては、筆舌に尽くしがたい御苦労をなさったことではないかと、心からまず御労苦に対しまして敬意を表したいと思っております。  この問題、今、局長から...全文を見る
04月12日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第6号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 まず、森内閣の発足後、最初の衆議院厚生委員会での御審議に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、森内閣の発足に伴い、引き続き厚生大臣に就任いたしました。今後とも、厚生行政の推進に全力で取り組んでまいる決意でございますので、厚生委員会の委員の皆様方にお...全文を見る
○丹羽国務大臣 近年の急速な少子化の進展は、社会を支える働き手の減少であるとかあるいは市場規模の縮小など、我が国の社会経済はもとより、社会保障など幅広く影響を与えることが懸念されているわけでございますし、まず、基本的には社会全体で取り組むべき重要な課題だ、このように認識いたしてお...全文を見る
○丹羽国務大臣 児童手当制度のあり方につきましては、昨年末の与党合意におきまして、社会保障制度全般の改革の方向との整合性や扶養控除の見直しなど税制のあり方との関連に留意しながら、財源や費用負担のあり方についても総合的に検討する、こういうふうにされておるわけでございます。今後、与党...全文を見る
○丹羽国務大臣 戸井田委員におかれましては、日ごろから、社会保障の問題につきまして、大変御熱心に、そして勇気のある発言をなさり、一つの見識をお持ちになって御発言なさっていることに対しまして心から敬意を表する次第でございます。  社会保障に関する考え方でございますけれども、我が国...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどからの戸井田委員のお話をお聞きいたしておりまして、一つの考え方であるということは私も十分承知いたしておりますけれども、先ほど来局長からも御答弁を申し上げておりますけれども、児童手当というのは、少子化対策として、家庭の負担の軽減に少しでもお役立ていただきたい、...全文を見る
○丹羽国務大臣 福島委員御指摘のように、核家族化に伴いまして母親の相談相手がいない、最近よく言われております母親の孤立化という問題がございまして、家庭や地域の子育て機能が大変低下をしているのではないか、こういうことが指摘されておるわけでございます。こういうような児童や家庭を取り巻...全文を見る
○丹羽国務大臣 ばらまきの定義というのは非常に難しい問題でございまして、その目的であるとか効果であるとか内容であるとか、あるいは財源確保の有無、こういったような要素のほかに、さまざまな主観的な要素も含めまして、ばらまきに当たるかどうかということを判断しなければならないと思いますけ...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、近年の急速な少子化の進展というものは、社会保障のみならず、さまざまな影響を社会全体に与えることが懸念されておるわけでございます。そういう中で、社会全体で取り組むべき重要な課題だと考えております。  政府におきましても、少子化対策につきまして会議を設けておる...全文を見る
○丹羽国務大臣 私も、実は厚生大臣に就任する前は、与党三党の少子化対策検討会の座長をいたしておりました。その席におきましても、御党から児童手当の拡充について大変御熱心に御主張、御提案をいただいていることは、十分承知をいたしておるような次第でございます。  この児童手当のあり方に...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、先ほど外国の例で、扶養控除と児童手当、扶養控除もやっておれば児童手当もやっている数というのは少なくて、むしろどちらかだというようなことであります。  さまざまな議論があったわけでございますけれども、扶養控除と児童手当というのは、もともと制度の位置づけという...全文を見る
04月14日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第7号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 先ほど来御議論をいただいておるわけでございますが、近年の急速な少子化の進展というのは、社会を支える働き手の減少であるとか、さらに市場規模の縮小など我が国の社会経済全体に影響を与える、それのみならず、御案内のような人口構成がピラミッド形から逆ピラミッド形に変わりつつ...全文を見る
○丹羽国務大臣 同じ認識に立つものでございます。
○丹羽国務大臣 まず諸外国のことにつきまして先ほど先生からお触れになったわけでございます。家族をめぐります国民の考え方や法制度の違いなどを背景にいたしまして、いわゆる婚外出生割合にはさまざまな違いが見られるのも事実でございます。  我が国の場合には、婚外出生割合というのは一%程...全文を見る
○丹羽国務大臣 日曜日の夜の十一時ごろテレビで拝見しました。
○丹羽国務大臣 ただいま申し上げましたように、テレビで承知いたしました。
○丹羽国務大臣 この健康保険法等の改正法案は、これは当然のことながら予算関連法案でございます。法案の主要な柱でございます老人の一部負担の見直しなど、私どもは抜本改革の第一歩を踏み出すものだ、こういう認識に立っておるわけでございます。  そういうことから、これはあくまでも御審議の...全文を見る
○丹羽国務大臣 御指摘のような問題があることは十分認識をいたしております。そういうこともございまして、私も新聞紙上でしか知りませんけれども、巷間いろいろなことが言われておりますが、一日も早く法案を審議していただいて、可及的速やかに成立をお願い申し上げる次第でございます。
○丹羽国務大臣 今回の改正は、総合的な少子化対策の一環として、昨年の暮れの与党におきます合意を踏まえまして拡充を図ることになったわけでございます。  政府といたしましては、今回の児童手当法の改正とあわせまして、少子化対策推進基本方針であるとか新エンゼルプランなどの策定を行いまし...全文を見る
○丹羽国務大臣 児童手当の支給目的でございますが、児童を養育している者に手当を支給するということにより、家庭におきます生活の安定にいささかでも寄与する、そして、次代の社会を担う児童の健全な育成と資質の向上に資する、これが児童手当法の第一条に明記されているところでございます。  ...全文を見る
○丹羽国務大臣 ちょっと古い資料で恐縮でございますが、かつて厚生省の方で養育費調査というのを行ったことがありました。例えば、どういうものかと申しますと、飲み物であるとか食べ物であるとか、衣料費、家庭教育費、教養娯楽費、保健衛生費ということで、さまざまな分野がこの対象になるわけでご...全文を見る
○丹羽国務大臣 この手当額でございますが、委員も御案内……(山本(孝)委員「調査をする必要があるんじゃないか」と呼ぶ)  私もそう考えております。
○丹羽国務大臣 先ほど私の方から申し上げましたように、何分にも古い養育費調査でございます。そういうことを含めまして、当然私どもは、この児童手当のあり方、今委員御指摘のどこまでを児童手当として見るのか、例えば奨学金の問題との絡みはどうするのか、こういう問題はきちんと整理しなければな...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど申し上げましたように、今回の措置は、昨年末の与党合意を踏まえて行ったものでございます。そういう中で、これまで三歳未満であったのを就学前まで引き延ばしたわけでございます。  何をもって何歳までが適当かということにつきましては、これもまたさまざまな議論があると...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどから申し上げておりますが、これは与党の協議を受けたものでございますが、当然、私どもも十分に検討いたしております。限られた財源において、現時点におきましては義務教育の就学前までを対象とすることが現実的である、このように考えています。
○丹羽国務大臣 一昨日も申し上げたわけでございますが、少子化対策の中において児童手当がいわば中核的、象徴的な位置づけを占めておるという認識は持っておるわけでございます。  そういう中において、果たして何歳まで、幾ら配ったらいいのかということについては十分に御議論をしなければなり...全文を見る
○丹羽国務大臣 将来ビジョンを今すぐに示せということにつきましては、当然のことながら、さまざまな審議会であるとか与党の協議がございまして、率直に申し上げて私も今この場において約束をしがたいものでございますが、先ほど来委員から御指摘のございました資料も、私自身が認めたわけでございま...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の改正によりまして、小中学生の児童を持つ家庭や所得制限による児童手当が支給されない家庭では、児童手当がふえないにもかかわらず税負担がふえるのではないか、こういうような御指摘だと思います。  扶養控除と児童手当というものは、これはもともとの制度の性格、位置づけ...全文を見る
○丹羽国務大臣 ちょっと繰り返しになって恐縮でございますが、児童手当と扶養控除の違いでございますけれども……(瀬古委員「いや、それはもうわかっているんですよ」と呼ぶ)  現実問題として、私どもは限られた財源の中において、どちらかというと高所得者の方々には我慢という言葉が適当かど...全文を見る
○丹羽国務大臣 犠牲という言葉は、ちょっと先生きつ過ぎるんじゃないかなという感じがしますけれども、当然私どもはそういう点も配慮していかなければならない、こう考えています。
○丹羽国務大臣 先ほどの先生のお話につきましては、私ども政治家の一人として謙虚に受けとめなければならない、こう思っておるような次第でございます。  年齢を超えてすべての子供さんに児童手当を、こういうような御主張のようにお伺いをしたわけでございますが、これは、当然のことながら、限...全文を見る
○丹羽国務大臣 これまでは、この児童手当というのは事業主の負担が七で公費の負担が三でございまして、私はかねてから、この児童手当というものを少子化対策の中核として、あるいは一つのシンボルまでいかないとしても重要な柱として位置づけるならば、公費の面でもっと積極的に支援をするべきだ、こ...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、後段のことでございますが、児童手当のように、サラリーマンと自営業者などとで所得制限が異なる制度はほかにございません。  それから、サラリーマンと自営業者などとで所得制限限度額が違っているのは、これは経緯がございまして、昭和五十七年に行財政改革の観点から所得...全文を見る
○丹羽国務大臣 児童手当について所得制限を設けることは法律上規定されておるわけでございますが、これによりまして支給率まで具体的に規定されているということは、率直に申し上げてございません。  児童手当の支給率につきましては、先ほど申し上げましたいろいろな経緯の中でおおむね七割とい...全文を見る
○丹羽国務大臣 児童手当の所得制限でございますが、制度の創設時におきましては、比較的緩やかな所得制限としていたということでございます。  先ほども申し上げましたが、その後、昭和五十七年に行財政改革の観点から所得制限を強化して、これではサラリーマンの方々が児童手当の支給がごくわず...全文を見る
○丹羽国務大臣 サラリーマンと自営業者との間で所得制限の限度額が違っている、サラリーマンと自営業者などの間で支給率をほぼ七割にしておるということについて、サラリーマンの場合は所得が上がるからもう六割でもいいんだ、こういうことなのかどうかよくわかりませんけれども、私どもは、これまで...全文を見る
○丹羽国務大臣 御指摘の問題でございますが、我が国におきます出生率の低下の要因は未婚率の上昇でございますが、一生結婚をするつもりはないという女性はそれほど増加しているわけではございませんし、結婚いたしましても子供は欲しくないという夫婦がふえている状況ではないと承知いたしております...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど来申し上げておるわけでございますけれども、現在の児童手当制度というものは、総給付費は十一年度で千八百億円、この三分の二を、千二百億円でございますが、事業主の拠出金によって賄っておるわけでございますが、少子化対策の重要な柱として国と地方がもっと責任を持って賄う...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは先ほどから御質問ございましたけれども、自由党さんも当時参加していたわけでございますが、与党協議の中において、赤字国債を発行しないで年少扶養控除の廃止でしよう、そして、財政経済状況から見て事業主からの拠出が非常に困難である、こういう中において、確かに、ゼロ歳か...全文を見る
○丹羽国務大臣 まさにこれは経過的な措置でございますし、確かに、委員が御指摘のような、ちぐはぐという言葉が適当かどうかわかりませんけれども、当然そういうことも含めて今後検討していかなければならない課題だと考えております。
○丹羽国務大臣 当然検討の課題に上がるものと考えております。
○丹羽国務大臣 児童手当を拡充するからすぐに出生率が上がるとか、そういうような問題ではないと思います。私ども、先ほどから申し上げておりますように、あくまでも総合的な少子化対策の中において出生率というものは解決していくべきものではないかな、こう考えているような次第でございます。 ...全文を見る
○丹羽国務大臣 調査によりましてこれがさまざまなばらつきがあることも紛れもないわけでございます。私の記憶しております調査では、経済的な支援による少子化対策を求める声が上がっておるということでございます。  いずれにいたしましても、この問題は、先ほどから申し上げておりますように、...全文を見る
04月14日第147回国会 衆議院 本会議 第25号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  社会福祉制度につきましては、少子高齢化、核家族化の進展など社会構造の変化に対応して、だれもが家庭や地域の中で自立し、尊厳を持った生活を送ることが...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 土肥委員にお答えいたします。  盛りだくさんな御質問でございますが、まず第一に、法律の名称などについてのお尋ねでございますが、今回の法案では、従来の社会福祉事業の発展に加え、福祉サービス利用者の保護に関する規定などを新たに設けており、利用者本位の社会福...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 国及び地方公共団体の責務に対するお尋ねでございますが、今回の改正の趣旨は、利用者がサービスを選択できる制度にするなど利用者本位の社会福祉制度を確立することにあり、国及び地方公共団体は、このための施策を推進する役割を担っておるわけでございます。  そのた...全文を見る
04月17日第147回国会 参議院 本会議 第17号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私に対しましては、まず年金の財政再計算で用いる人口推計についてのお尋ねでございますが、厚生年金及び国民年金の財政再計算を行うに当たりましては、国立社会保障・人口問題研究所の人口推計を前提としてきたところでございます。この推計は直近の実績値やそれまでの傾向...全文を見る
04月18日第147回国会 衆議院 本会議 第26号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私に対しましては、廃棄物の定義に関する通知改正についてのお尋ねでございます。  客観的に廃棄物とは言えないようなものでも、廃棄されることによりまして環境保全上支障が生じていたことが現に存在いたしておるわけでございます。こうした事態を踏まえまして、廃棄物...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、基本法案と個別法案の関係についてのお尋ねでございますが、循環型社会基本法案は、循環型社会を実現するための総合的で計画的な推進を政府一体として図ることをねらいとしたものでございます。今国会に提出いたしております廃棄物処理法等の改正法案も、この基本法と...全文を見る
04月18日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第15号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいま議題となりました社会保障に関する日本国とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国との間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、社会保障に関する日本...全文を見る
04月19日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 最近相次いでおります医療事故によりまして、国民の医療に対する信頼は今大きく揺らいでおり、我々は、この状況というものを謙虚に、そして真摯に受けとめまして、医療の安全性の確保、向上と、信頼性の回復のために一丸となって取り組んでいくことが求められておると考えています。 ...全文を見る
○丹羽国務大臣 医療事故を防止するための方策といたしましては、医薬品の容器や医療用具、こういうものの形状などを事故を起こしにくいものに改善していく方策という面と、今、五島委員が御指摘のような人間のミス、いわゆるヒューマンファクターに対する方策が考えられておりまして、この両面からこ...全文を見る
○丹羽国務大臣 ただいま総括政務次官からお答えを申し上げたわけでございますが、今回の児童手当の拡充に当たりましては、与党協議の場におきまして、まず扶養控除と児童手当というものを財源的には一体的に考えていこうではないか、こういうことからスタートしたわけでございます。そういう中におい...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、委員の最初の御質問でございます。この問題については、委員が御紹介を申し上げたようなさまざまな御意見があるということも、私は十分に承知をいたしております。  扶養控除かあるいは児童手当か、これは性格は違うものでございますが、扶養控除といった場合には、当然のこ...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど来答弁を申し上げておるわけでございますが、今回の児童手当の拡充に当たりましては、年少扶養控除の十万円の加算の問題について、これがまず先に出てきたことは紛れもない事実でございます。そういうような税制改正の中でこのような拡充策をとるということでございまして、初め...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員が御指摘のような、いわゆる年少扶養控除を例えばすべて廃止をして、そしてすべて児童手当にしろというような意見が一部にあるということも、十分に私も承知をいたしております。  しかし、この扶養控除の持つ性格というものをどう見るかということは、これは年少扶養控除だけ...全文を見る
○丹羽国務大臣 前の委員会でもたしか私申し上げたと思いますが、石毛委員の質問に対してだと思います、私どもといたしましては、NPO法人につきましては、介護サービスの重要な担い手であると期待をいたしておるわけでございますし、活動しやすい環境づくりに向けて努力をしていく、こういう基本的...全文を見る
○丹羽国務大臣 今後の、つまり十三年度以降のことになると思いますけれども、私どもとしては、そういった問題を指摘しながら、まだ正式に決めておるわけではございませんけれども、一つの要望事項として当然検討していかなければならない問題だ、こう認識をいたしておるような次第でございます。
○丹羽国務大臣 まず、その前段として申し上げさせていただければ、恐縮でございますが、NPO法人が行う介護サービスに対する法人税の取り扱いでございますが、これは税務当局において現行法令に照らして決められたということでありまして、先ほど福田審議官の方から答弁があったとおりでございます...全文を見る
○丹羽国務大臣 舌鋒鋭い古川委員から、先ほどから厳しい御指摘を受けておりますが、これはどういうことをもって担保するとかしないとか、そういう次元の話ではなくて、要するに、当然のことながら、少子化対策の中の幾つかの理由の中に、いわゆる経済的な負担というものを挙げる方がおるのです。たし...全文を見る
○丹羽国務大臣 少子化をめぐる流れを見ますと、今見ましたら委員はたしか昭和四十年生まれでいらっしゃいますね、ちょうど昭和四十一年が……。要するに、一・五七ショックというような文言が生まれた平成二年以降、少子化に対する社会的な関心が高まっている中でこういった問題に対する政策的な対応...全文を見る
○丹羽国務大臣 いろいろな意味で、私は前から申し上げておりますように、これで少子化対策は決まりというものはありません。ですから、総合的にいろいろな形でやっていくものであって、今私がここで数字を挙げて幾つあるとかなんとかという問題ではなくて、委員からこれも少子化対策としていいんじゃ...全文を見る
○丹羽国務大臣 柱という言葉に固執なさっているようでございますが、私が申し上げたいのはそうじゃなくて、要するに総合的に考えていかなければならない。当然のことながら児童手当もその中核をなすものでございますけれども、それだけではないんだ、そのほかの福祉であるとか教育であるとか雇用であ...全文を見る
○丹羽国務大臣 最初に書いてあるからどうのこうのとか、後に書いてあるからどうのこうのとかいうことではなくて、私もよくわかりませんが、前座とトリというのがありまして、トリの方が大事だという説もありますから、そういう問題ではなくて、要するに、与党協議の中において大変重要な柱の一つとし...全文を見る
○丹羽国務大臣 政府・与党というのが、一体で取り組まなければならない問題でございます。与党側の意見も十分に聞きながら、そして私どもの意見というか考え方も申し上げながら、一つのまとまったものとして提出させていただきたい、このように考えているような次第であります。
○丹羽国務大臣 児童手当につきましては、先ほどから申し上げておりますように、総合的な少子化対策の一環として、与党三党の合意を踏まえて、現段階において実施可能な範囲でその拡充を図る、こういうことでございます。  私どもは、あくまでも与党三党の今後の交渉といいますか議論というものを...全文を見る
○丹羽国務大臣 与党の協議の中でいろいろな御議論があったというふうに聞いておりますが、私としては、そういう中において、将来のビジョンが見えるまで何もやらないという先生の識見も一つの考え方だと思いますが、そういうものではなくて、少子化問題というものが国民の間でこれだけ大きな関心を持...全文を見る
○丹羽国務大臣 自営業者などと被用者との間で所得制限が異なっているのはなぜか、こういうような御指摘でございますが、これまでの経緯によりまして、支給される率が七割になるようバランスをとることによって実質的な平等を図っていこうではないか、こういうことで行われたものでございます。  ...全文を見る
○丹羽国務大臣 児童手当制度の導入につきましては、先ほど来申し上げておるわけでございますが、どちらかというと企業の福利厚生的なものとして昭和四十六年から導入されてきておる、こういうような経緯があるわけでございます。そういう中においていわゆる特例給付というものが設けられたわけでござ...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員のような、クロヨン問題があるのではないかというような御指摘があることも事実でございますが、この児童手当制度において自営業者などと被用者との間の所得制限限度額が異なっておりますのは、いわゆるクロヨン問題そのものではなくて、先ほどから申し上げたような経緯によるもの...全文を見る
○丹羽国務大臣 私の立場としては、児童手当の前のいわゆる厚生年金の問題について、これは会社の都合によって厚生年金を脱退するということは法的に許されないことでございます。報道されておるような実態があるということならば、私どもの役割は、それを云々するよりも、それを指導していく立場では...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、私がなぜこういうことを申し上げるかといいますと、これを認めることによりまして厚生年金の条件そのものを否定することになるわけでございます。これは先生も御理解いただけると思います。  そういう観点から、私どもといたしましては、あくまで...全文を見る
○丹羽国務大臣 所得制限の限度額につきましては、先ほど来答弁を申し上げさせていただいておるわけでございますが、被用者と自営業者との間での支給率という問題がこれまでの経緯として上がってきておるわけでございます。所得制限の仕組みは、被用者と自営業者の所得形態が異なっているということで...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、この児童手当というのはいわゆる企業の従業員に対する福利厚生的な政策から導入された、こういう観点においてこれまでは事業主の負担が七対三の割合で多かったわけでございますが、近年、少子化対策の中において公費の負担というものをもっときち...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回のこの問題につきましては、与党協議の中でお決めをいただいたものを私どもとして受け入れさせていただいたわけでございます。今回の改正は、財政、税制を通じて少子化対策の重点化を図るという観点から、年少扶養控除を見直し、そして児童手当の拡充を図ったことでございます。 ...全文を見る
○丹羽国務大臣 我が国の児童手当は、確かに、児童手当だけを見れば、御指摘のような給付費のGDP比で見ますと、諸外国に比べまして低い水準にあることは、これは紛れもない事実でございますが、外国の制度と比較をする場合には、児童手当制度のみを単純に比較することは適当ではなく、企業の扶養手...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、児童手当のあり方を諸外国と比較する場合には、扶養控除など税制とかあるいは賃金体系の関係を抜きにして論ずるということは現実的ではない、こう考えております。  問題は、子育て世代への経済支援という観点で考えなければならないわけでござい...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、事実経過を申し上げます。  国庫負担につきましては、昭和五十五年度をピークに、今委員が御指摘のように減少の傾向にあることは事実でございますが、これは、児童数そのものが減少していることがまず第一であります。それから、第二番目として考えられますことは、全額事業...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘のとおり、少子化対策、家族政策を含めた問題につきましては、何といっても、国民の皆さん方の理解と合意を得なければならない、こう考えているような次第でございます。  私どもは、少子化対策というのは、午前中の議論でも申し上げましたけれども、これをやれば非常に...全文を見る
○丹羽国務大臣 年少扶養控除を四十八万円から三十八万円へ十万円引き下げたということでございますけれども、私どもは、与党協議の中において、近年の少子化対策の重要性にかんがみて児童手当というものを拡充しなければならないんだ、そういう過程において、これはあくまでも新たな赤字国債を発行し...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは間違っていたとか間違っていないとかということを私が言う立場にはございません。これは自自公政権の与党協議の中で、そのような児童手当の問題が浮上してまいりまして、こういうような結果になったわけでございます。  要は、午前中にも申し上げましたけれども、国際的な流...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは当然のことながら、連立政権でございますので、各党それぞれの御意見というものを十分に承りながら政府として予算を決定しなければならない、そういうような政治的な背景があったということも紛れもない事実だ、このように受けとめさせていただきたいと思います。
○丹羽国務大臣 与党協議の中には、就学前ではなくて十六歳未満まで拡充すべきだという意見もあったように聞いております。  しかし、これは連立政権でございます。先ほどから申し上げておりますように、後代に借金を残さないという基本的な立場から、この扶養控除を一部廃止することによって特例...全文を見る
○丹羽国務大臣 まさにこの問題は与党間の今後の検討課題になりつつある、こう考えております。
○丹羽国務大臣 年少扶養控除をどういうふうな方向で縮小していくのかということについては、今後の与党間の協議をまたなければなりませんけれども、前回の十万円の年少扶養控除の割り増しを決定する際において、そういうような意見があったということは間接的にお聞きをいたしております。
○丹羽国務大臣 厚生省関係の予算が全体で一般歳出の三五%を超えるということでございまして、ただ、私どもといたしましては、必要な福祉の充実ということは目指すという観点から、貴重な御意見として承っておきます。
○丹羽国務大臣 我が国の社会保障制度の歴史を見ますと、委員御案内のように、戦後は生活保護制度や障害者対策といったより緊急性の高い施策から整備が進められてきた、こういうような経緯がございます。  それから、戦後復興から高度経済成長が実現する中において、国民生活を広く保障する制度の...全文を見る
○丹羽国務大臣 児童手当制度のあり方につきましては、先ほども申し上げましたけれども、当委員会においては大方が拡充の方向ということで大体歩みが整いつつあるわけでございますが、一方においてまだまだこの問題についてさまざまな意見があるということで、私どもは国民の理解と合意を得ながら進め...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず申し上げることは、国民の意識と政治家のリーダーシップの問題についてお話がございましたようでございます。  私どもは、やはり政治家として常に新たなビジョンを示さなければならないわけでございますが、特に身近な社会保障に関する問題につきまして、国民の皆さん方の理解...全文を見る
○丹羽国務大臣 原則論に戻って恐縮でございますが、確かに委員の年来の御主張から申しますと歯がゆい思いをしているかもしれませんけれども、しかし、これは当然のことながら、国民の皆さん方の理解と合意を得ながら一歩一歩進めていくのが政治の本来の姿ではないかな。今回、いずれにしても、これま...全文を見る
○丹羽国務大臣 児童手当制度のあり方につきましては、昨年の自自公三党の与党合意におきまして、財源や費用負担のあり方についても総合的に検討する、こういうような合意がなされているところでございます。今後、それを引き継ぎまして、今度は変わりましたけれども、自公保の与党三党においてこうし...全文を見る
○丹羽国務大臣 特に、委員が御指摘のように、最近核家族化が進む中において、母親の孤立感とか、さまざまな問題が起きているということは承知をいたしております。  そういう中で、私どもは、今回の児童手当というのは基本的には子育ての経済的負担を軽減する制度と位置づけておるわけでございま...全文を見る
○丹羽国務大臣 恐らく児童手当のあるべき姿に対するお尋ねだと思います。  これは、社会経済の状況であるとか、あるいは児童を取り巻く環境の変化、さらに児童福祉政策全体の状況などに応じて検討するものである、こう考えております。  児童手当だけを取り出して議論するということではなく...全文を見る
○丹羽国務大臣 本来、私は、措置制度の場合には所得制限があっても不思議ではない、しかし、長年保険料を積み上げていく社会保険方式の場合においては所得制限というものはいかがかなという気持ちを持っておったわけでございますが、近年の少子高齢化社会というものを考えてみましたときに、例えば年...全文を見る
○丹羽国務大臣 私が、この児童手当につきまして、シンボル的な問題として今度拡充させていただきますと申し上げましたことは、児童手当につきましてはさまざまな議論がありまして、午前中の議論の中でもございましたように、公費というのはむしろ減る傾向にあって今回初めてふえてきた、こういうこと...全文を見る
○丹羽国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重して、努力いたします。     —————————————
04月20日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 我が国の社会保障のこれまでの歴史を振り返ってみますると、林委員が御指摘のように、戦後の焼け野原の跡において、まず救貧だ、それから防貧だ。どちらかというと、特定の限定された方々に対する社会保障というのが施されていた、こういうような嫌いがあったわけでございますけれども...全文を見る
○丹羽国務大臣 公的な年金でございますが、これは私から申し上げるまでもなく、老後の所得保障の柱として、高齢者の生活を終身にわたりまして支える、その役割をいたしておるわけでございます。また、多様化する老後のニーズにこたえまして、より豊かな老後生活を確保するためには、私的年金であると...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど来、石毛委員のお話をお聞きいたしておりまして、また金田委員がさきに御質問をなさいました問題等につきまして、なかなか実際問題、あくまでも個人と有料老人ホームの契約というものに果たして私どもがどこまで介入することが適当なのかどうか。基本的にはやはり民事の不介入と...全文を見る
○丹羽国務大臣 非常に難しい御質問だと思います。  有料老人ホームにおきます介護サービスについて、利用者との間でどういうようなことが結ばれているのかとか、どういうようなサービスがなされているのかとか、そしてまた一番大切なことは、そこに入居している方が果たしてそれで満足なのか不満...全文を見る
○丹羽国務大臣 あくまでも事業者がどういうような姿勢で施設の運営を行っていくのか、これがまず一番の大きなポイントではないかと思います。そして、それと同時に、当然のことながら、そこに入居していらっしゃるお年寄りの皆さん方がどういうような、その施設に対する満足度なり不満足度とか、そう...全文を見る
○丹羽国務大臣 私がドイツで記者との懇談の中で明らかにいたしましたものと、それから、今私どもが進めているものは、一貫して変わっておりません。  それはどういうことかと申しますと、オンブズマンという言葉が適当かどうかは別として、要するに、いわゆる官制のもとでの相談員ではなくて、い...全文を見る
○丹羽国務大臣 今委員から御指摘がございましたように、最近、ドメスティック・バイオレンスや離婚の増加によりまして、母子生活支援センターに駆け込む女性の方々が大変ふえておる、このように認識をいたしておるような次第でございます。こういった母子を受け入れる施設として、母子生活支援センタ...全文を見る
○丹羽国務大臣 母子生活支援施設でございますが、確かに、尼崎の母子生活支援施設も昭和三十九年に開設したということで、大変老朽化しておるということをお聞きしておるわけでございます。  もともと、これはどちらかと申しますと、戦後、いわゆる戦争遺族の方々の入居を多く受け入れてきた、こ...全文を見る
○丹羽国務大臣 もう委員に申し上げるまでもなく、この施設の整備につきましては、国庫補助につきまして、市町村が設置する場合には、施設整備に係る費用の、国が二分の一を、都道府県、市町村がそれぞれ四分の一を負担することになっておるわけでございます。  母子生活支援施設などの施設の整備...全文を見る
○丹羽国務大臣 これはもう委員御案内のように、すべての現在の補助金制度のもとにおいては、それぞれの市町村なり県なりが上げてくる、そしてそれを採択する、こういうシステムでございます。当然のことながら、私どもといたしましては、先ほどから委員が御指摘になっているような問題を防止するため...全文を見る
○丹羽国務大臣 このグループハウスでございますが、兵庫県尼崎におきましては、このグループハウスを、震災発生後のいわゆる経過的な事業として位置づけて、基本的には設置後五年の間に、つまり平成十四年でございますけれども、入居者の方々全員につきまして、それぞれ介護が必要な方などにつきまし...全文を見る
04月20日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第16号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、ドイツでございますけれども一九六〇年代の後半から、さらにアメリカにつきましては一九七〇年代の後半から、年金当局間において意見の交換を断続的に行ってきたところでございます。  なぜ諸外国との年金協定が少ないのか、こういうような御指摘でございますけれ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この表現につきましては、私、実は初めて拝見するものでございまして、もしお許しいただければ、厚生省の局長もいらっしゃいますものですからちょっと答弁させていただいて、真実を明らかにした方がより情報公開といいますか国民の前に明らかになると思いますのでひとつお許...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、委員の御指摘の前に、先ほどの取り扱いでございます。  これは、私どもが国会運営について口を挟むべき立場でないことは十分承知いたしておりますけれども、当然のことながら、今、委員の方からこういう御指摘を受けたことに対して、私どもは厚生行政を推進する立...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 日本とイギリスの年金制度の二重加入を防止するとともに、両国制度に加入いたしました方の年金の加入期間を通算し、年金の受給権を確保することは大変重要な課題である、このようにまず認識をいたしておるような次第でございます。  しかしながら、イギリスにおきまして...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御案内のように、我が国で国民年金制度が導入されましたのが昭和三十六年でございます。それ以降、受給するためには最低二十五年間は保険料を拠出していただいておる。公的年金は、言うまでもないことでございますが、自分の納めた保険料に利子がついて戻ってくるという性格...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私の名誉のために申し上げておきますが、私は官僚の言いなりになって読み上げているわけではありません。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私の趣旨を書かせただけです。そういうことでありますから、その点は誤解のないようにお願いします。  私は、常に皆様方の御質問に対しまして自分の言葉で国民の皆様方に理解していただけるように、同じ読み上げるにしても自分の意思というものを十分に生かしながらやっ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ちょっと時間を下さい。インチキかどうか、ちょっとよくわからないから。
○国務大臣(丹羽雄哉君) いろいろ委員から年金白書の責任を問われたり、ぼんぼん言われちゃっているものですから、私もちょっと感度が鈍いものですからついていけなくて申しわけございません。何から答えていいのかなと。
○国務大臣(丹羽雄哉君) いや、昨年つくったことであります。ちょっと余りあれしないでください。  ただ、私のことは、何度も申し上げますが、やっぱり一方的にどうのこうのと言うときは、当然答弁を求めて、それで非があれば非があると言うことが民主的なルールではないかなということでござい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 我が国の年金制度が国際化時代に対応するためには、当然のことながら今後優先度の高い国から順次年金協定の締結に向けた取り組みを進めていく必要がある、こう考えているような次第でございます。当面、アメリカとの間で政府間交渉を開始して、次いでフランスと年内に情報交...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから政府参考人の方から御答弁を申し上げておりますけれども、当然のことながら事業を継続している以上は厚生年金制度に必ず加入していただかなければならない、こういうことでございます。その辺のところが十分に御理解いただけないのか、あるいは長引く不況によって...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 日本とイギリスの年金制度への二重加入を防止するとともに、両国制度に加入した者の年金加入を通算して年金の受給権を確保するということが大変重要なことである、こういうことで委員からも御賛意をいただいておるわけでございますが、先ほど来御指摘もございましたけれども...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これまでの介護保険の施行状況を申し上げれば、私どもがぎりぎりまで心配していましたのは、これまで受けていたサービスが途切れるのではないかと、この点が一番心配でございまして、そういう中で、いわゆるケアマネジャーさんに大変な御足労をおかけし、そしてとにかく市町...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど局長の方から御答弁を申し上げたところでございますけれども、いわゆるショートステイの利用枠の弾力化措置によって振りかえ利用を認めた部分について、自治体であるとかあるいは利用者の方々の要望を踏まえまして施行直前に導入した、こういう経緯がございます。国保...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほども申し上げましたけれども、御負担にならないようなさまざまな措置が講じてあることも紛れもない事実でございます。貸付制度であるとか、こういうようなものを迅速に行うことによりまして負担にならないような措置は講じておりますが、それはそれとして、やはり基本的...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 厚生年金につきましては御案内のように強制加入という立場をとっておるわけでございまして、先ほども御質問がなされたわけでございますけれども、いわゆる勤労者の年金権を確保する、こういう観点からこういうことが起きないように、要するに事業を継続している以上は厚生年...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御指摘のような事実がもしあるとすれば、現在の長引く不況によりまして経営の悪化を余儀なくされている事業所が増加している、こういうふうに考えられるわけでございます。しかしながら、事業を継続する以上は厚生年金制度には必ず加入していただかねばならない、こういうこ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員におかれましては、いろいろ御配慮賜りまして恐縮でございます。  まず、我が国の年金制度を国際化時代に対応したものにするために、先ほど来申し上げておりますけれども、今後順次各国と年金協定の締結に向けた取り組みを進めていく必要があると思っております。 ...全文を見る
04月21日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第10号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 ただいま議題となりました社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  社会福祉制度につきましては、少子高齢化、核家族化の進展など社会構造の変化に対応して、だれもが家庭や地域の中...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、今回の法案でございますが、自民党のプロジェクトチームの検討結果を十分に踏まえて具体化したものと考えておるような次第でございます。  先ほど提案理由説明の中でもお話を申し上げさせていただきましたけれども、どちらかと申しますと、これまでの社会福祉というものは限...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の法案につきましては、多くの福祉関係者から強い、熱い要望がなされているところでございます。また、先ほど来委員から御指摘がございました権利擁護の制度など福祉サービスの利用者の利益を保護する仕組みを盛り込んでおるわけでございますし、今後の社会福祉の根幹にかかわるも...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員からも御指摘のように、これまでの社会福祉のあり方そのものが社会全体の変化に伴いまして変わりつつあるわけでございます。そして、今後の社会福祉は、少子高齢化社会を迎える中におきまして、国民の理解と合意を得ながら給付と負担のあり方、公的サービスのあり方などについて検...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御案内のように、私どもが想像する以上の少子高齢化の波が我が国に押し寄せておるわけでございます。しかも、経済情勢が一時の高成長から低成長に来た。こういう中におきまして社会保障に関する費用は増大を続けておる、こういうような背景があるわけでございます。今まさに社会保...全文を見る
04月24日第147回国会 衆議院 予算委員会 第15号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 まず、御党がこの問題につきまして長年にわたりまして大変御熱心に取り組んでいらっしゃいますことに対しまして、心から敬意を表する次第でございます。  何らかの形でアレルギー疾患を有する患者は、私どもの調べで、成人で大体二二%、そして小児の場合には三五%と言われておる...全文を見る
○丹羽国務大臣 御指摘の件でございますが、名古屋市から報告を受けましたところでは、昨年の七月十五日、被害者の母親が学校からの紹介で児童相談所の方に来られて、相談に応じております。相談の内容は不登校をめぐる問題である、こう承知をいたしておるわけでございます。  委員が御指摘のよう...全文を見る
○丹羽国務大臣 児童手当の問題でございますけれども、これはそもそも与党の三党協議の中で決められた問題でございまして、いわゆる年少扶養控除の中におきまして、児童手当の延長が、これまで三歳未満でございましたけれども、これを就学前まで延ばそう、こういうことでございます。その結果、増税に...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、介護保険の導入前と導入後では、利用者の数が大幅にふえております。二三%ぐらいふえておるわけでございます。  それから、まだ私ども共産党さんのような資料は持っておりませんけれども、ある町におきましては、認定度の重い方のサービスの利用量というのは大変ふえており...全文を見る
○丹羽国務大臣 これを恒久的にするつもりはございませんし、在宅サービス全体に、これから例えばホームヘルパーの需要というのは大変ふえておるわけでございまして、いわゆるゴールドプラン21の中では、これまでホームヘルパーが十七万人でございましたけれども、一気に三十五万人までふやす、こう...全文を見る
○丹羽国務大臣 ホームヘルプサービスの場合は、御案内のようにほとんど低所得者の方が多かったわけでございますので、このような激変緩和の措置をとったわけでございまして、そのほかに拡大することは適当でない、このように考えています。
○丹羽国務大臣 私どもは、与党三党の政策責任者との間の協議におきまして、半年間の保険料の免除を決めたわけでございます。これにつきましても、さまざまな御意見があったことは、委員も十分に御案内のことと思います。そして、私どもは、十月から二分の一スタートするということにおきまして、これ...全文を見る
○丹羽国務大臣 私がまず前座を。  委員御案内のように、年金、医療、介護などの社会保障の給付費は年間六十九兆円に達しておるわけでございます。これらの費用は、御案内のように、保険料を中心といたしまして公費によって賄っておるわけでございますが、今後、いわゆる社会保障に要する費用とい...全文を見る
04月25日第147回国会 参議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私は、厚生大臣に就任する前に自自公の与党三党の少子化検討会の座長をしておりまして、そういう観点からこの問題、今、委員が御指摘のような幼保の連携ということが大変重要であると。地域によっては幼稚園がある、地域によっては保育園しかないとか、さまざま偏在の問題と...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) かねてから御党がこのアレルギーの問題につきまして大変熱心に取り組んでいらっしゃいますことに対しまして、まず敬意を表したいと思います。  厚生省といたしましては、平成九年度から厚生省、環境庁、文部省などから成ります連携会議を設置いたしまして、関係省庁と十...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) どういう経緯であのような報道がなされたかにつきましては私は承知いたしておりませんけれども、この臍帯血移植というのは、御案内のように、私の地元でございますが、東海村のいわゆる放射能のときの移植の問題、このときにも、この臍帯血によりまして命が助かりまして大変...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、この四月からスタートいたしまして私どもが一番懸念をいたしましたのは、これまでサービスを受けていた方のサービスが途切れるんじゃないか、こういうことでございまして、私ども厚生省といたしましてはケアプランの作成、こういうことに大変な力を注いでまいりました...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ホームヘルプサービスにつきましては、今私は答弁の中で、どちらかというと低所得者で無料といいますかそういう方が非常に多かった、こういうことで激変緩和をとらせていただきましたと、こういうことを申し上げました。  もう一つ、今、委員が御指摘になりました、例え...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この特別対策につきましては、昨年来いわゆる自自公三党の間でいろいろな議論をしてまいりました。その結果、半年間は保険料を免除することにしました。これにつきましても、いや、保険料を取るべきだという声もかなりあったことも事実でございます。しかし、実際にふたをあ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、委員、この介護保険制度というのは、ある意味におきまして地方分権の試金石であるのです。ですから、これまでもこの介護の問題に対して非常に積極的に取り組んでいるところと、率直に申し上げて、離島などを抱えましてこういう問題に対して非常に認識の希薄なところが...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ですから、私どもは、先ほども申し上げましたように、あくまでもこれは地方分権でございまして、それぞれの地方がそれぞれ独自に、例えば乳幼児医療の場合、この問題もさまざま意見があります。しかし、長期的、安定的、そしてひとしく利用する方と利用されない方を考えれば...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから私が申し上げておりますように、日本という国は確かに豊かな国になりました。しかし、今、老老介護と言われる中において、大変介護に疲れて、例えばお年寄りの夫婦が同時に命を絶つなんという悲惨な事件があるわけでございます。そういうことをなくすように、これ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) このホームヘルパーの需要というものがここに参りまして大変急激にふえておるわけでございます。そこで、それぞれの地方自治体の事業計画に基づきまして私どもは新たにゴールドプラン21、こういうものを策定したところでございます。ホームヘルパーにつきましては、十七万...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 在日米軍に対しましてこれまで廃棄物処理法は適用されておりません。したがいまして、基地内の廃棄物の状況については把握しておりません。    〔委員長退席、理事竹山裕君着席〕  在日米軍の基地内におきます環境問題について協議する必要が生じた場合には、日米...全文を見る
04月26日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第11号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 委員御案内のように、これまでの社会福祉制度というものを振り返ってみますと、戦後の焼け野原の中において、貧困者の方々であるとか身体障害者の方々、さらに戦災孤児、こういった方々に対して行政の方からサービスをする、どちらかというと施すという発想であったわけでございます。...全文を見る
○丹羽国務大臣 土肥委員におかれましては、本会議で大変盛りだくさん細目にわたって御質問を賜りました。私も誠心誠意答えさせていただいた次第であります。  まず、介護の問題と絡めまして、障害者の問題につきまして、基本的な考え方といたしましては、私はこの委員会でも申し上げておるわけで...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず最初の養護老人ホームについてのお尋ねでございます。  これは、五島委員も御案内のように、いわゆる低所得者で在宅が難しい方に限られておるわけでございます。したがいまして、現実問題といたしましては、寮母の数も少なく、いわゆる重度のケアは難しいというのが現実でござ...全文を見る
○丹羽国務大臣 まさに委員が御指摘のように、障害のある方も障害のない方もお互いに助け合い補い合って、ノーマライゼーションの社会を実現するためにも、バリアフリー化の問題というものは大変重要な問題である、こういうことでございます。  さまざまな面におきましてこの問題が関心を呼んで、...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の法改正の大きな目的の一つになると思いますけれども、先ほどの土肥委員の御質問に対しましても答弁をさせていただいたわけでございますけれども、これまで社会保障におきます給付サービスというのは、どちらかといいますと限られた特定の人にあったわけでございます。そういう中...全文を見る
○丹羽国務大臣 私は、そうは申し上げておりません。必ずしもとかというように申し上げておるわけでございます。  基本的に、措置制度の中においても当然のことながらそれぞれの個人の人権であるとか権利であるとか、こういうものは尊重して行われてきているわけでございますが、どちらかと申しま...全文を見る
○丹羽国務大臣 四月から変わったからといって、すぐにくるっと変わるようなものではないことは、委員も十分に御理解いただけると思います。  しかし、今回の社会事業法の中においてこういった理念を高く掲げることによってこうした流れの中に進んでいくのではないか、私はこう思っているような次...全文を見る
○丹羽国務大臣 当然のことながら、私どもは、こういった高い理念を掲げて利用者の権利というものを擁護する立場に立つわけでございます。こういった問題につきましては、さまざまな問題があると思いますけれども、当然、私どもは今後の検討課題にさせていただきたいと思っております。
○丹羽国務大臣 地域福祉というのは、今回の介護保険制度導入に当たりまして、改めてこれはそれぞれの市町村の地方分権の試金石でもあり、それぞれの自治体の姿勢、取り組み、情熱、こういうものによるところが現実問題として非常に大きいのではないか、こう思っておるような次第でございます。  ...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の法改正でございますけれども、先ほど来申し上げておるわけでございますが、国、地方自治体が福祉サービス提供の確保を図る、それから、福祉サービスの適切な利用の推進に関する施策を行わなければならない、こういうような責務が明らかになっているところでございまして、まさに...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず御理解をいただきたいのは、昨年制定されました地方分権一括法の趣旨に基づきまして、基本的には、国は地方公共団体について、あくまでも地方公共団体の自主性というものを私どもは期待をいたしておるわけでございます。  この地域福祉計画でございますけれども、確かに委員が...全文を見る
○丹羽国務大臣 障害者プランの進捗状況の中には、先ほど私が申し上げましたような目標を既に達成しておるところと、確かにまだ不十分なところがございます。  委員が御指摘のデイサービスセンターでございますか、これにつきましては、平成十年度で九六・四%になっておるわけでございますが、平...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の法案をまとめるに当たりまして、障害者福祉の関係者の皆様方と十分に意見を交換いたしました。それをもとにこのような改正案を作成したものでございます。  特に、今委員が御指摘の小規模授産施設につきましては、今後、具体的な検討を行っていくに当たりましても、私はこれ...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、私の方からもお聞きしたいのですが、国会改革について、特に御党の小沢党首が、政治家同士の議論をする、そういう中において大きな政策的な議論をやっていこうではないかと。そして、私どもは政治家でございます。先生はこの分野は大変お詳しいかもしれませんけれども、率直に申...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは、要するに、大臣というのは行政の最高責任者でございますので、最終決定は私にあるわけでございます。  しかし、その途中の過程においてさまざまな御意見とかいろいろなことにつきまして、私がすべてに熟知しているというものではございません。そういう点におきまして、足...全文を見る
○丹羽国務大臣 これまでの福祉制度というものは、御案内のように、どちらかというと限られた方々を対象にして戦後この基盤というものが確立されてきたわけでございます。例えば孤児であるとか戦傷病者であるとか、あるいはひとり身の大変お気の毒な方々でございますけれども。戦後、我が国が大変豊か...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回のいわゆる福祉事業法の改正を通じまして最も大切なことは、国民全体を対象にして、先ほどから委員も御主張なさっておりますけれども、まず自立があって、その上に社会的連帯がある、こういうような考え方に立ちまして、障害のある方も障害のない方もお互いに補い合って、真の意味...全文を見る
○丹羽国務大臣 障害者の方々に対しましては、障害年金の給付によりまして、障害によって十分な所得を得られない面を補っていかなければならない。特に重度の障害のある方に対しましては、委員が今御指摘のような給付というものが行われているわけでございますが、障害によってどうしても発生いたしま...全文を見る
○丹羽国務大臣 今、労働省の方から民間の方の法定雇用率につきまして、一・八のところが一・四九であるということでございます。それから、当然のことながら、官公庁といいますか国、地方、これも法定雇用率というものが出されておるわけでございます。これについては発表はなかったようでございます...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、利用制度におきます自己負担でございますが、現在の負担水準を変えない、変更しないというような観点から、従来と同じように、所得水準に応じました負担、つまり、いわゆる応能負担という考え方によるものでございます。この応能負担による場合の負担能力につきましても、これま...全文を見る
04月26日第147回国会 参議院 本会議 第20号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国の合計特殊出生率は、一・三八と過去最低の水準になっており、このような少子化の傾向は、我が国にとって大きな社会問題になりつつあります。  このため、政府といたしましては、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 小宮山議員にお答えいたします。  まず、少子化のとらえ方と国の役割についてどう考えているか、こういうお尋ねでございます。  近年の急速な少子化の進展は、我が国の社会経済にさまざまな影響を与えることが懸念されております。社会全体で取り組むべき重要な課題...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、少子化対策について次世代への責任や目標とすべき未来像のお尋ねでございますが、近年の急速な少子化の進行は、我が国の将来にさまざまな影響を与えることが懸念されております。少子化への対応は、私どもが社会全体で取り組むべき問題、重要な課題である、このように...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 堂本議員にお答えいたします。  まず、女性の健康施策についてのお尋ねでございますが、少子化対策といたしまして、安心して妊娠、出産できる環境整備を行うことは重要であると考えており、少子化対策推進基本方針の中に、思春期における健康教育の推進などの妊娠・出産...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 犯罪被害者のケアについてのお尋ねでございますが、厚生省といたしましては、全国の精神保健福祉センターや保健所において心の健康相談などの相談事業を実施いたしておるところでございます。  さらに、心的外傷後ストレス障害、PTSDなどの外傷的な出来事を経験いた...全文を見る
04月27日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第17号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどからカイロ会議におきます行動計画で定められましたリプロダクティブヘルス・ライツの概念につきましてさまざまな議論がなされておるわけでございます。いずれにいたしましても、この概念というものは広く女性の皆さん方の生涯にわたる健康というものの確立を目指す、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 総括政務次官の名誉のために申し上げさせていただきますならば、総括政務次官はこの問題につきまして大変これまで御熱心に取り組んでいらっしゃいます。  ただ、率直に申し上げて、さまざまな意見があるということも先生に十分に御理解をいただかないと、現実問題として...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ですから、これはこれからさらに積極的に推進していく決意であるということにはいささかも変わりがない、こういうことでございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほども申し上げましたけれども、こういう女性の自己の決定権に伴いますさまざまな生涯を通じた健康の問題というものは、当然、私ども健康を預かるいわゆる役所といたしましてこれからさらにその推進に向かって努力をしなければならないわけでございますけれども、先ほど来...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいまの決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重して努力をいたします。     ─────────────
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいま議題となりました児童手当法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国の合計特殊出生率は一・三八と過去最低の水準となっており、このような少子化の傾向は我が国にとって大きな社会問題になりつつあり...全文を見る
05月09日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第18号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) かつて、昭和二十二年の終戦後は女性の合計特殊出生率が四・五四人でございました。近年、この合計特殊出生率が年々低下の傾向にあるわけでございます。結婚をなさらない男の方、女の方、あるいは晩婚化の問題、さまざまな要因があるわけでございますけれども、私どもは一・...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御指摘の最近の少年による事件につきましては、どこにそういうような要因があるのかと。  ある方は、非常にまじめな方で成績も悪くない、しかし何かちょっと私どもが信じられないような、人を殺傷する経験をしてみたいというようなことを、私も新聞報道でしか承知してお...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回、連休中に発生した問題はもう人権以前の問題でございます。委員が御指摘になりましたような人間の命の重さというものを軽視する、こういうような傾向ということが一つの大きな風潮として流れているのではないかということで、背筋が寒くなるような思いがいたしておりま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の児童手当につきましては、委員も御案内のことと存じますけれども、そもそもこの児童手当の問題につきましては与党の政策責任者でこのような決定がなされたわけでございます。その与党の政策責任者の議論の中においては、今大変な赤字財政の中においてとにかく赤字国債...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私どもとしては、これまでも少子化対策という問題を大変大きな問題、深刻な問題としてとらえておりまして、さまざまな施策というものを講じてきたところでございます。  現に、平成十年度では委員が御指摘のように史上最低の一・三八まで低下をいたしておるわけでござい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 率直にお話をお聞きいたしておりまして、ある部分においては私なりの理解をいたしておりますが、もう一つ何か得心が得られないというか、小宮山委員は小宮山委員としてのお考え方をお示しになっておるわけでございますけれども、それでは若い方々に対してどういうような措置...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の改正は、少子化対策の推進が御案内のような喫緊の課題になっておるわけでございます。そういう中で、平成十二年度を初年度とする新エンゼルプランの策定などとあわせまして総合的な少子化対策の一環として児童手当の拡充を図る、こういうような経緯でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 少子化対策というのは、出生率を直ちに引き上げるというようなことではなくて、子育てしやすい環境整備をする、その結果少子化対策に役立つと、こういうような考え方に立つものでございます。  この少子化対策の効果につきましては、あらゆる分野の施策を総合的に勘案し...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) そもそも児童手当と扶養控除というものは性格が異なるものだ、こういうふうに私は認識をいたしておるような次第でございます。  したがいまして、先ほど政務次官からも御答弁を申し上げたわけでございますけれども、児童手当というものはどちらかというと所得の低い方に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず経過から申し上げますと、十一年度の税制改正におきましては所得税の特別減税の見直しの議論というものが進められたことは委員も御承知のことと思います。その中で所得税の最高税率の見直しであるとか、あるいは定率減税を合わせまして子育て減税、こういうものとして扶...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) いずれにいたしましても、働く女性の皆さん方が子供さんを育てながら、そして喜びを持って、生きがいを持って働けるような環境づくりというものを進めていかなければならない。そういう中において、先ほど来お話が出ておりました育児休業の問題であるとか、あるいは一方では...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来申し上げておるわけでございますけれども、少子化対策の与える影響というものは大変大きな問題である、こう懸念をいたしておるわけでございますし、社会全体でこれに取り組んでいくべき重要な課題である、このように考えているような次第でございます。  そして...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当制度の改正につきましては、御案内のように、公費によりまして支給対象の拡充を図ることにいたしておるわけでございます。少子高齢化が進行する中で、子育てに対する社会的な支援を充実するものと位置づけることができるものと考えております。  児童手当などの...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、扶養控除と児童手当というのはもともと制度の位置づけを異にしておるんだということを御理解賜りたいと思っております。  子育ての経済的負担の軽減という観点から見ますると、この両者は確かに重複した機能を持っておるわけでございます。扶養控除は御案内のよう...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどの答弁の中で申し上げましたけれども、確かに千六百万人を上回る方々につきましては児童手当の拡充の対象とならずに扶養控除見直しの対象となる、こういうことにおきましては、増税という言葉が適当なのかどうかわかりませんけれども、負担増になることは紛れもないこ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、私が委員に答弁を申し上げる前にちょっと私なりにお聞きしたいのは、私どもは児童手当か扶養控除かという問題で、率直に申し上げて与党の中で十分な集約がまだできておりませんということを申し上げました。過渡的な措置としてこのようなものになってしまった。そうい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) では、その後で答えてくれる。
○国務大臣(丹羽雄哉君) いや、どちらでもいいけれども、それを聞いた上で。  当然そのことが、先ほどからずっとお話を聞いていて、どういうお考えを持っているのかということで大変関心を持っていたのであえてお尋ねをしたわけでございますが、御答弁がなければそれはそれで結構でございます。...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから申し上げておるわけでございますが、扶養控除かあるいは児童手当かという大きな問題がございます。  そういう中で、今回の措置というのは与党三党の中で決められたものでございます。それを受けまして私ども政府といたしましてこの法案を提出させていただいた...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから申し上げておるわけでございますが、まずそもそも十一年度の税制改正というのは、所得税の特別減税の見直し議論、こういう中において最高税率の見直しであるとか、それから、それまでは定額減税であったわけでございますが、これはやっぱり不自然ではないかという...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 年少扶養控除につきまして、今後、党内で議論を進め、そして与党間で当然のことながら議論をしていただかなければならないわけでございます。大きな流れといたしましては共産党さんの考え方とほぼ同じでございまして、むしろ扶養控除というものと児童手当のあり方という中に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当は、一般的に子育ての経済的な負担を軽減する制度として、例えば保育サービスであるとかそれから母子保健施策など、こういうものと並びまして我が国の児童福祉政策の一つの柱としてまず位置づけておるわけでございます。  確かに、委員が御指摘のように、これま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 現在の児童手当法の第一条というのは、児童手当の目的として、児童を養育する家庭の生活の安定に寄与する、これが第一であります。それから、児童の健全育成に資することの二つを掲げておることは言うまでもございません。この二つ以外の目的、例えば人口政策であるとか雇用...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当の一つの水準の関係だと思いますけれども、先ほど政務次官からもお話がございました。  それで、ヨーロッパの例をとれというような話でございますけれども、例えばスウェーデンの場合は十六歳未満の児童を対象にして所得制限なしに支給されておりますけれども、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当制度と児童の権利保障、こういうような絡みだと思いますけれども、私は率直に申し上げて、児童の権利というものはこれはまたきちっと、今、少年の虐待であるとかさまざまな問題が出ておりますけれども、きちんと保障しなければならない問題であるとは思いますけれど...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この問題につきましては、過去たびたび堂本委員の方からさまざまな形で御叱責を賜っておるわけでございます。女性の妊娠・出産期のみならず、思春期、更年期など生涯を通じて男性とは異なる健康上の問題に直面をいたしまして心身や生活の状況が変化をし得るために、リプロダ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この問題につきましては委員から以前も御指摘がございました。率直に申し上げまして、まだ私自身、こういったベビーホテルの実態について十分に把握しておらないところがございます。今後十分に実態を把握して、そして厚生省としてどういう指導がとれるのかどうか、そういっ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 保育園と幼稚園の問題でございます。それぞれの機能を果たしておるわけでございますが、委員の御指摘のように地域によりまして偏在する傾向も見られるわけでございます。住民の皆さん方のニーズに対応するために保育園と幼稚園の連携の強化をする、こういうようなことにつき...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 大変難しい御質問でございますけれども、我が国の出生率の低下の要因といたしまして、結婚をしない方が大変ふえておるわけでございます。そういう中におきまして、結婚をして家庭を築いて、そして子供さんを持つということに対して、若い方の間でいわゆる負担感であるとか不...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 子供はおりませんものですから。
○国務大臣(丹羽雄哉君) いやいや。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 現時点でこの夢がどういうふうに変化してきたかというお尋ねでございますけれども、これは社会全体のいわゆる社会的風潮の中においてさまざまな価値観なり人生観なり、こういうものが影響してくる問題でございます。恋愛、結婚のみならず、だれもが社会で十分にその能力を発...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 近年、男性も女性も晩婚化の傾向にあるわけでございます。女性の場合は、二十歳代後半の未婚率が昭和六十年度から平成七年の十年間に三割から五割まで上昇しておる、こういうことでございますし、初婚年齢も昭和四十七年の夫が二十六・七歳、妻が二十四・二歳からずっと上昇...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 我が国の社会経済が変化しているにもかかわらず、個人の家族意識や結婚観が変わらないことが問題というような御指摘だと思います。現在の晩婚化や少子化の現状についての一つの見識ではないかと、こう思っておるような次第でございます。  男性や女性、あるいは親子がい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、西川委員から二つの御意見を御紹介いただいたわけでございます。  私どももこの問題についてさまざまな意見があるということは十分承知をいたしております。また、今回の改正に対しましても、先ほどから申し上げておるわけでございますけれども、一部のマスコミから...全文を見る
05月10日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第13号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 今回の法改正におきましては、委員も御指摘のように、障害者の福祉の問題につきまして、障害者の自立と社会参加が進むことがまず先決でございます。こういった観点に立ちまして、委員が御指摘のようなサービスの充実を図っていくことが何よりも大切である、このように認識をいたしてお...全文を見る
○丹羽国務大臣 障害者プランに掲げます平成十四年度の目標に向けまして、現在、施設、在宅両面にわたりましてサービス基盤の整備を着実に進めているところでございます。  身体障害者療護施設のように、平成十年度の予算に対しましてほぼ目標を整備された部分もございますし、また必ずしも十分に...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の改正におきましては、御案内のように、利用者本位の社会福祉制度を確立しなければならない、こういう観点から、利用者がサービスをみずから選択して利用できる制度を設ける。そのためにも、権利擁護の制度であるとか苦情解決制度など、利用者の利益を保護する仕組みということに...全文を見る
○丹羽国務大臣 私が申し上げましたことは、まず、財務諸表につきましては開示が義務規定として規定されておる、こういうことでございます。それから、今申し上げましたサービスの内容とか費用につきましては、これは施設そのものがみずから積極的にやっていただくということにおきまして努力義務にし...全文を見る
○丹羽国務大臣 地域福祉計画についてのお尋ねでございますが、委員からも御指摘がございましたように、それぞれの地方自治体の意向というものを十分に尊重しなければならない、こういう観点から強制的な措置はとっておらないわけでございますが、当然のことながら、市町村がそれぞれの地域の特性とい...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の改正は、先ほどから申し上げておるわけでございますけれども、利用者本位の社会福祉制度を確立するという観点に立ちまして、社会福祉事業あるいは社会福祉法人など社会福祉の基盤制度につきまして、遅きに失したという声もございますけれども、五十年ぶりに改正を行うものでござ...全文を見る
○丹羽国務大臣 利用制度におきます自己負担につきましては、先ほど来答弁を申し上げておるわけでございます。現在の負担水準を変更しない、変更を加えない、こういうような視点から、従来と同様に所得水準に応じた応能負担という考え方に立っているものでございます。応能負担によります場合の負担能...全文を見る
○丹羽国務大臣 小規模作業所でございますけれども、全国的にそれぞれの地域におきまして、親の会などによりまして自主的に、そして地域に根差しました取り組みといたしまして、それぞれが創意工夫をしながら大変地道な活動を展開いたしておるわけでございますし、障害者の自立であるとか社会参加の促...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど、小規模作業所がこれまで障害者の自立であるとか社会参加の促進を図る上で大変重要な役割を果たしてきたということについて、私から申し上げさせていただいたわけでございます。  現在、御案内のように、就労の機会が大変得がたい在宅の重度障害者などを対象にいたしまして...全文を見る
○丹羽国務大臣 社会福祉事業におきます公共性、永続性というのはわかるのですが、純粋性というのはよくわからないので、ちょっと教えていただけますでしょうか。その上で、またお答えいたします。
○丹羽国務大臣 失礼いたしました。  まず、社会福祉事業の公共性でございますけれども、福祉サービスは、当然のことながら国民すべての方々にとって大変必要となり得るサービスでございます。必要とする方に対しましてはひとしく提供される必要がある、こういうことではないか、このように考えて...全文を見る
○丹羽国務大臣 アメリカなりヨーロッパなどに比べまして、宗教的な問題であるとか歴史的な問題、生活、風土、こういう点で、ややもすると日本はまだボランティアに対する積極的な取り組み方がやや希薄ではないか、こういうふうに言われておるわけでございますけれども、私は、阪神・淡路大震災のとき...全文を見る
○丹羽国務大臣 まさに委員が御指摘のように、今後、こういったサービスの質の確保というものが大変重要である、このように認識をいたしておるような次第でございます。  まず、介護保険の関連につきましては、私がドイツで介護保険を視察いたしまして、苦情に至る事態を未然に防止することである...全文を見る
○丹羽国務大臣 今後の社会福祉におきまして最も大切なことは、国民全体を対象にいたしまして、社会連帯の考え方に立ちまして、障害のある方もその能力を十分に活用できるような環境づくりというものが大切だ。そのために、障害のない方においても十分にいたわり、思いやりという気持ちを持って、要す...全文を見る
○丹羽国務大臣 障害者プランの前倒しの件だと思いますけれども、これにつきましては、平成十四年度の目標の達成に向けまして、現在、施設、在宅両面にわたりましてサービス基盤の整備を着実に進めておるわけでございます。  率直に申し上げて、身体障害者の療護施設のように、平成十年度の予算に...全文を見る
○丹羽国務大臣 ですから、先ほどから申し上げておりますように、すべてのこういうような施設におきましては、まず市町村が手を挙げていただかなければならない、住民の皆さん方のニーズに応じて。そういう意味において、私どもは市町村に対しまして御理解をいただきますように最善の努力をしていかな...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の改正におきましては、現場の準備状況などから一定の要望がございまして、障害者の福祉サービスが措置から契約に変わるということで、いわゆる利用制度化というものが実は平成十五年から施行する、こういうような経緯がございます。施行後十年経過した場合において施行状況に検討...全文を見る
○丹羽国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重いたしまして、努力いたします。     —————————————
○丹羽国務大臣 ただいま議題となりました廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び産業廃棄物の処理に係る特定施設の整備の促進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国においては、いわゆる循環型社会を実現するため、廃棄物...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、本年を循環型社会元年と位置づけまして、大量生産、大量消費、大量廃棄というこれまでの我が国の社会のあり方を見直しまして、廃棄物の排出抑制とリサイクルの促進を図る循環型社会の構築につきましては、廃棄物行政を担当する立場からも大変重要な課題である、このように認識を...全文を見る
○丹羽国務大臣 廃プラスチックなどの水に溶けず、腐らない廃棄物を埋め立てるいわゆる安定型処分場につきましては、本来、安全性の問題はないんじゃないかということにされていたわけでございますが、委員が御指摘のように、最近、硫化水素の発生問題が福岡県の筑紫野市などで生じております。  ...全文を見る
○丹羽国務大臣 当然のことながら、住民の皆さん方に不安を与えておるわけでございますので、きちんと公表して、その上で対策を講ずるべきもの、このように考えております。
○丹羽国務大臣 廃棄物処理法と再生資源利用促進法の縦割り状態が解消されないではないか、こういうような御質問、御指摘だと思います。  確かに一つの考え方ではないかと考えておるわけでございますけれども、御案内のように、廃棄物処理法におきましては廃棄物の適正処理を図るための規制措置が...全文を見る
○丹羽国務大臣 豊島の問題につきまして、事前に視察をするようにという御注文はあったわけでございますが、御案内のような法案が殺到いたしておりまして、残念ながら行く機会がなかったわけでございます。  一言で申しますと、不法投棄というものがいかに環境を破壊し、その結果、ざっと三百億円...全文を見る
○丹羽国務大臣 過去の不法投棄の原状回復措置につきましては、先ほどからお話が出ておりますように、あくまで基本は事業者がみずからの責任において原状を回復すべきだ、こういう原則に立っておるわけでございます。ただ、投棄者が不明などの場合に備えまして、平成九年の法改正により基金をつくりま...全文を見る
○丹羽国務大臣 今政務次官から答弁をさせていただきましたけれども、長年滞っておりましたPCBの処理が、民間でございますけれども、新たな処理技術ということでございまして、三カ所でございますか、ようやく動き出したということでございます。  ミレニアムプロジェクトでは、こうした動きを...全文を見る
○丹羽国務大臣 外交的な問題に発展しておるということでございまして、率直に申し上げて、委員の御指摘の点も国民感情として私は理解をしないわけではないわけでございます。  ただ、神環保につきましてだけ述べさせていただきますならば、これにつきましては、廃棄物処理法の違反によりまして、...全文を見る
○丹羽国務大臣 廃棄物の減量化、再生利用に関しましては、先ほど委員からもこれまでの経緯につきまして御指摘がございましたけれども、平成三年の廃棄物処理法改正によりまして、廃棄物の排出抑制、さらに分別、再生を法の目的に新たに追加をいたしたわけでございます。  さらに、平成九年の改正...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど来政務次官からも答弁を申し上げております廃棄物処理センターでございますが、御案内のように、平成三年にスタートしたわけでございます。ところが、これは実際問題として、これまではまだ稼働しているところが岩手県など四つに限られておるわけでございます。これを、先ほどか...全文を見る
○丹羽国務大臣 不法投棄がなくならない原因といたしましては、当然のことながら、廃棄物の排出事業者と処理業者がその責任を十分に果たしていないことがまず第一に挙げられる。それから、先ほど率直に申し上げたわけでございますけれども、安心のできる廃棄物処理施設というものが十分に整備が進んで...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回の法改正におきましては、排出者が廃棄物の処理に十分に関心を持ち、処理業者も適切に十分に心がけるようなマニフェスト制度の充実、これまではいわゆる中間の処理業者でとまっていたわけでございますが、今回は最終の処理業者まで排出者責任が及ぶということでございますので、当...全文を見る
○丹羽国務大臣 廃棄物の処理施設をめぐりましては、委員御案内のように、全国各地でさまざまなトラブルと申しますか運動が起きておるわけでございます。こうした問題につきまして、どちらかというと私ども行政の立場、国の立場、さらに地方自治体におきましても、必ずしも地域によっては積極的に取り...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど来政務次官等が答弁をしていることの繰り返しになって恐縮でございますが、今回の法改正におきましては、まず、廃棄物の減量化を進めていくということでございますし、さらに、国や都道府県の役割を明確にするということでございます。それから、先ほど来繰り返し申し上げておる...全文を見る
05月11日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第19号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 少子化の原因といたしましては、先ほど来御議論をいただいておりますように、育児そのものの負担感であるとか、あるいは育児と仕事の両立の問題であるとか、さらに個人の価値観の問題であるとか、さまざまな要因があると、こう考えておるわけでございますけれども、いずれに...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、人口がどの程度が一番適当なのかという問題にもさかのぼるわけでございますけれども、ちょうど百年前の一九〇〇年の当時は四千万人であったわけでございます。そして現在が一億二千万人、こういうことでございますけれども、例えば仮に出生率が一・六であった場合に、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この少子化対策推進基本方針というのは、今、委員からも御指摘がございましたように各省庁網羅しておるわけでございまして、児童手当だけが行数が三行しか書かれていないということじゃなくて、ほかもみんな同じようなことでありまして、とりあえず基本的な考え方というもの...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) いや、なじまないというのは数値目標がですよ。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当は子育てに対する経済的な支援に対する一助として昭和四十七年に創設したわけでございます。いろいろな経過がございますけれども、率直に申し上げて、この部分に着目してとか、ではどの部分まで公的なこういうものを支給するのが適当かということを今私どもの方が打...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当制度のこれまでの歴史といいますか経緯といいますか、委員が御指摘のようなさまざまな議論がございます。この問題につきましても、この委員会でも申し上げたわけでございますけれども、各政党は大体足並みがそろってきておる、拡充の方向でありますけれども、一部の...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この問題につきましては、今後とも議論を深めていかなければならない問題でございます。  私の個人的な見解でございますけれども、いわゆる年少を対象とした扶養控除のみならず、お年寄りに対しましてもかなりの控除というのがありまして、これを要するにどういう形にす...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、自民党は自自公政権を解消いたしまして自公保政権を樹立いたしておるわけでございます。当然のことながら、自民党には自民党の政策があり、公明党には公明党の政策があり、そして保守党には保守党の政策がある。そういう中において、いわゆる政策責任者の間で協議をして...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私も厚生大臣になる前に党の政調会長代理といたしましてこの問題にかかわってきた者でございますが、例えば今回の国会に提案をさせていただいております循環型社会の基本法であるとか、そういったさまざまな点におきまして、大筋において三党間において合意を得ておるわけで...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、精神的な問題でありますけれども、一般論として、子供さんがようやく学校に入学するというような時点においてさまざまな形でその保護者の皆さん方の養育に対する精神的な負担が解放される、いわゆるこれまでよりさらに大きくなったということによって、よちよち歩きか...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは、私が昨年の就任以来申し上げてきたわけでございますけれども、委員の認識と同じでございます。もともと、児童手当につきましては、先ほど総括政務次官からもお話がございましたけれども、いわゆる従業員に対する福利厚生的な色彩からスタートしたのではないかと。そ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほども答弁を申し上げたわけでございますけれども、児童手当が児童の養育に必要な費用のどの部分をどのぐらいの割合でカバーするかという問題については、大変重要な問題でありますけれどもなかなか難しい問題である、こういうことを申し上げたわけでございます。  今...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 与党間におきましてさまざまな協議をいたしまして、最善の策としてお決めいただいたものを政府として責任を持って提出させていただいた次第でございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 最善のものとして提出させていただいたような次第でございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 古い過去の話につきまして私も記憶が定かでございませんので、今ここで、過去、自民党はどちらかというと消極的であって、そして先生は民社党でいらっしゃいましたか、民社党は積極的であったということにつきまして、ちょっとまだ十分な記憶がよみがえらないわけでございま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほども申し上げましたけれども、これまではどちらかというと事業主の負担の割合が七であって、公費の負担の割合が三であると。しかし、少子化対策の重要な柱としてこの問題が大きく国民的な議論を呼んでいる今日、やはり公費というものが積極的にこれに対してもっとわかり...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この問題は、まさに先ほどからお話を申し上げておりますように、与党三党間におきます児童手当のあり方というものは特に公明党さんが強く御主張なさっておるわけでございますし、大変重要な課題の一つであると考えておるわけでございます。  したがいまして、この問題に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私ども、一貫して責任政党として果たすべきことは、時には国民の皆さん方の御叱責を受けながらも、例えば消費税の導入であるとか引き上げであるとか、こういうときには果敢に将来のことを考えて、直間比率の見直しであるとか少子高齢化社会、こういうものを見据えて行ったわ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私どもは、これが抜本的な改革だとは思っておりません。先ほどから申し上げておりますように、さまざまな問題点があることも十分に承知いたしております。  ただ、少子化対策の重要な柱の中において、これまでは三歳未満の対象をとりあえず倍にした、こういうことでござ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 現時点において、最善の法案として審議をしている段階において次のことを申し上げるということは担当大臣として大変僣越なことでございますし、厳に戒めなければならない。ただ、率直に申し上げて、この問題につきましては与党間で協議があったもので、引き続き協議はさせて...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 方針を変えたとか云々という話は別として、拡充する方向でありますから、委員から評価されておりますような倍増の拡充案を出させていただいた、こういうことを申し上げたわけでございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから私も大野総括政務次官からも御答弁を申し上げておるわけでございますけれども、引き続き三党間でこの問題について検討するものと認識をいたしておるような次第でございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) いや、三党の政策責任者の方々で協議するという問題を政府側におります私が申し上げるということは大変僣越ではないかと、こういうことでございます。  当然のことながら、さまざまな問題点があるわけでございますが、そうしたハードルを一つ一つクリアして、国民の皆さ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、先ほどから御議論を賜っておるわけでございますけれども、近年の急速な少子化の進行によりまして、我が国の経済のみならず社会全体に大変な影響を与えるのではないかと私ども懸念をいたしておるような次第でございます。  特に、我が国の社会面におきましては、子...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、年金の積立金の運用益を児童手当の方に流用してはどうかと、こういうような御指摘でございますが、最近のこの運用収益でございますが、平成十一年度が五兆一千億、平成十二年度が四兆七千億でございます。その一方で、いわゆる保険料の収入というものが二十三兆一千億...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員が御指摘の平成十二年五月、みずから連れていた児童を母親が殴ったりけったりして死に至らしめたということはまことに痛ましいことでございまして、経済問題ということで片づけるには余りにも問題の重要性というものが大きいのではないかと、私はそう思っておるような次...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この問題につきましては、繰り返し答弁をさせていただいておるわけでございますが、昨年の予算編成時におきまして与党三党の合意を受けましてこのような結果になったわけでございます。  確かに、委員が御指摘のような財源の問題であるとか、さらに事業主の負担のあり方...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この問題につきましては先般来さまざまな御意見が出されておるわけでございますけれども、今回、私どもはこれまでの三歳未満児から就学前までに延長する、こういう方向を打ち出させていただいた次第でございます。  その前提といたしまして、これもさまざまな党から賛同...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 増税は認められないということでございますけれども、その前提といたしまして、やはり扶養控除と児童手当の制度の位置づけというものを議論しないで負担が重くなったかどうかということは、ちょっと私は問題を残すのではないかと思っています。  私どもは、先般来申し上...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 所得の把握の問題だと思いますけれども、当然のことながら前年の所得を把握して、そしてそれに基づいて所得制限なり、給付するものは給付するということが、これは児童手当だけでなく、さまざまな問題においてもそのような措置がとられているものと承知いたしております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) ちょっと十分にまだ理解できない点があって恐縮でございますが、要するにこれまではサラリーマンとして所得制限の中にあった者がサラリーマンではなくなって自営業者として受けた場合にどう扱われるかという問題でございますけれども、児童手当につきましてはさまざまな経緯...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 目的はあくまでも、ですから所得に応じてこのような所得制限というものが設けられておるわけでございますし、目的そのものは変わらないということであります。ただ、大変不幸なことでございますけれども、サラリーマンでいらっしゃっても、現に今、委員が御指摘のような問題...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御意見として承っておきます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当でございますが、児童の養育費を負担する親などの負担を軽減するということでございまして、これによって子供がけんかするということはあり得ないと思っていますが、児童養育費がさほど家庭の負担と感じないような所得階層には手当の支給を受ける必要性あるいは効果...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 子育て支援基金につきましては、平成十一年度におきましては、これまでの九百億円をベースにいたしましておよそ十億円の助成費によりまして、民間団体のそれぞれの創意工夫を生かしましたさまざまな子育て支援事業として全部で計二百四十四の事業に対しまして助成を行ってお...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この問題は、率直に申し上げて、欧米などに比べてまだまだ立ちおくれている事実がある面を私も率直に認めざるを得ないと思います。これはそれぞれの国柄の事情、こういったようなものも当然のことながら反映されているのではないかと思っております。  特に、私は個人的...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当につきましては、午前中の答弁でも申し上げましたが、昭和四十七年の一月に施行されて以来さまざまな経緯がございまして、もう一つ国民の間でも十分に論議定着されない部分があったわけでございます。そういう中におきまして、国庫負担につきましては昭和五十五年度...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 前回の話と基本的に私の認識は変わっておらないわけでございまして、委員の御納得のできる答弁ができるかどうかちょっと自信がないわけでございます。  児童手当というものは、あくまでも子育て家庭の経済的な負担を軽減する、これによって子供を産み育てやすいような環...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 昭和四十七年にこの児童手当制度が施行されまして以来さまざまな変遷を経てまいりまして、率直に申し上げて、どちらかというと児童の問題よりはややもすると高齢者の問題について議論が高まってきた、こういうような嫌いがなきにしもあらずと認めざるを得ないわけでございま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私の記憶に間違いなければ、スウェーデンというよりは、ヨーロッパの国々が我が国に比べてこの児童手当の問題に積極的に取り組んでいるというような趣旨のことを申し上げたと思っておるわけでございます。  諸外国でございますけれども、アメリカは御案内のように児童手...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当制度の財源に絡む問題でございますけれども、この児童手当制度というものは、そもそも今回提出させていただいております法案以前は事業主の負担が七割で公費負担が三割と、こういうことにも示されますように、従業員に対します福利厚生的な性格からスタートしたとい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ベビーホテルが最近増加の傾向にある。厚生省の調査によりましても、二万人を超える子供さんたちがベビーホテルに入居しているといいますか預けられている。そういう中において、いわゆる良好な環境ではなくて、さまざまな障害が起きておる、こういうような御指摘でございま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の児童手当制度の改正につきましては、先ほど来申し上げておりますように、少子化が大変進行いたしておるわけでございます。そういう中におきまして、特に保育の充実とともに経済的負担、こういったことを挙げる方が大変ふえてきておるわけでございます。そういう中にお...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは児童手当だけではございません。社会保障全般につきましてまだまだ国民の皆さん方の御理解が十分に行き届かない面があるわけでございます。  私事で恐縮でございますけれども、今回の年金法の改正で一部の新聞でいわゆる負担増になったと、こういう話ですね。これ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 改正法の施行につきましては、実際に児童手当の支給事務を行います各市町村において支給対象者に向けまして周知広報することをまずお願いするわけでございますが、厚生省といたしましても、万全を期してこの周知徹底をする必要があると思っておるわけでございます。当然のこ...全文を見る
05月12日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第14号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 廃棄物の適正処理を確保しながら循環型の社会を構築していくためには、都道府県の役割というものは今後ますます増大していくものと考えているような次第でございます。国といたしましても、これまで、都道府県が行います不法投棄監視員などの監視活動に対しまして財政支援を行ってまい...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘のように、産業廃棄物につきましては、これまでどちらかというと公共団体というものは一歩下がって民間にお任せをしていた、こういう嫌いがあったわけでございます。そういう中におきまして、さまざまな問題点が指摘をされてきている。特に、平成四年に法改正をいたしまして...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほど保険局長から答弁申し上げました我が国医療機関に対する評価でございますけれども、御案内のように、今、基本的には、医療サービスに対する技術料、そのほか医療の従事者に対する評価、こういうことを中心にいたしまして、総合的に私どもが評価をしている。その中でさまざまな創...全文を見る
○丹羽国務大臣 これが診療報酬の問題としてなじむのかどうか、先ほども申し上げましたけれども、いわゆる収入というものの中において総合的に病院経営が行われていることも紛れもない事実でございます。  例えば、病院経営の中において差益の部分と差損の部分があるわけでございますが、基本的に...全文を見る
○丹羽国務大臣 今回提出させていただいておりますこの改正案は、御案内のように、循環型社会を実現するためには、まず廃棄物の減量化を促進し、そして安全で適正な廃棄物の処理をする、こういうような整備をしなければならない、その幾つかの中の一つとして今度の問題があるわけでございます。  ...全文を見る
○丹羽国務大臣 中川委員が御指摘のように、やはり廃棄物対策というのは何といっても国民の皆さん方の理解と合意、そして信頼を得るということが極めて重要な問題である、私自身も同じような考え方に立つものでございます。  今回の廃棄物処理法の改正のみならず、御案内のような建設資材のリサイ...全文を見る
○丹羽国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重いたしまして、努力をいたします。     —————————————
○丹羽国務大臣 ただいま議題となりました社会保障に関する日本国とグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国との間の協定の実施に伴う厚生年金保険法等の特例等に関する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、社会保障に関する日本国とグレー...全文を見る
○丹羽国務大臣 委員御指摘のように、我が国の年金制度を国際的時代に対応していくものにしていかなければならない、こういうような視点から、各国と年金協定の締結に向けた取り組みを進めていく決意であります。  その際には、加入期間の通算措置を含めましたことが基本になると考えております。...全文を見る
○丹羽国務大臣 これは、申し上げるまでもなく、常時従業員を使用する法人事業所は強制適用ということで厚生年金に必ず加入していただかねばならない、こういうことになっておるわけでございますが、御指摘のように、近年、企業経営の悪化などを理由にいたしまして、一部でございますけれども未加入の...全文を見る
○丹羽国務大臣 私が申し上げることが適当かどうかよくわからないわけでございますけれども、ただ言えますことは、今我が国においては、一つは財政の問題であり、もう一つは社会保障の問題というものが大変大きな問題でございます。  率直に申し上げて、これは何も厚生省だけではございません。縦...全文を見る
○丹羽国務大臣 日本とイギリスとの年金制度の二重加入を防止するとともに、両国制度に加入した者の年金加入期間を通算して年金の受給権を確保するということは、先ほども申し上げましたけれども、大変重大な課題であった、このように認識をいたしておるような次第でございます。  年金の加入期間...全文を見る
○丹羽国務大臣 当然のことながら、今後の年金制度というものを国際化時代に対応するものにしていくために、今後順次各国と年金協定の締結に向けて取り組みを進めていく必要がある、このように考えているような次第でございます。  具体的には、これまで従来から予備的な協議を行ってきた経緯がご...全文を見る
○丹羽国務大臣 保険料でございますが、これは、事業の規模によって、例えば同じ賃金であるにもかかわらず保険料を変えることは公平性の観点で問題があるのではないかと私は思っております。  問題は、保険料負担の引き下げでございますけれども、これはひいては御案内のような給付水準の低下にも...全文を見る
05月12日第147回国会 参議院 本会議 第23号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  社会福祉制度につきましては、少子高齢化、核家族化の進展など社会構造の変化に対応して、だれもが家庭や地域の中で自立し、尊厳を持った生活を送ることが...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 佐藤議員にお答えを申し上げさせていただきます。  まず、健康保険法の改正案についてのお尋ねでございました。  政府といたしましては、できるだけ早くこの法案を成立させていただきたいとお願いを申し上げているところでございます。御案内のように、審議につきま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 井上議員に申し上げます。  まず、国及び地方公共団体の責務に関するお尋ねでございますが、今回の改正は、利用者本意の社会福祉制度を確立することにあるわけでございます。国及び地方公共団体はこのための施策を推進する役割を担っていることでございますので、今回の...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、改正案の歴史的な意義でございますけれども、今回の法案は実に五十年ぶりの改正でございます。障害者福祉につきまして、利用者と事業者との対等な関係を確立し、障害者のノーマライゼーションと自己決定の実現を目指すものであり、画期的なものである、このように確信...全文を見る
05月16日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第20号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ヨーロッパの中でも、委員が御指摘のように、例えばフランスなどでは、六〇年代の半ばから七〇年代の半ばにかけまして大きく出生率が一時低下をいたしました後、八〇年前後に若干回復をいたしました。その後は緩やかな低下傾向にあるわけでございまして、最近は一・七となっ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、出生率をめぐります地域差でございますが、委員の御出身でいらっしゃいます沖縄県がトップで一・八三人であります。続いて島根県の一・六七人、福島県の一・六五人。それから、低い方の都道府県といたしましては東京の一・〇五、北海道の一・二六などが挙げられておる...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、小児医療につきましては、安心して子供を産み、健やかに育てていただくために少子化対策として大変重要であると考えておりますが、小児医療の提供体制につきましては委員御指摘のとおりさまざまな問題がある、このように考えているような次第でございます。  まず...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当の抜本的な見直しにつきましては昨年の末に与党間で合意をいたしており、厚生省といたしましては、与党におきます協議を踏まえながら検討すべきものと考えておるような次第でございます。  そして、将来の抜本的な見直しのあり方については、本委員会の審議にお...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 確かに、どちらかと申しますと、子供かお年寄りかというような分け方が適当かどうかわかりませんけれども、お年寄りの対策には相当な力を入れてきた反面、ややもすると、いわゆる子育てであるとかそういった面において希薄な面があったことも否めないのではないか、こう反省...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先般来、この委員会で年金の審議につきまして大変御熱心な御議論を賜ったわけでございます。その中で、今井委員からも、また各党の委員からも、いわゆる空洞化というものを防ぐためには基礎年金の国庫負担を三分の一から直ちに二分の一にすべきだ、こういうような御意見を承...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この年金に対する審議の中で数々の御指摘を受けました。特に、若年世代における年金に対する不信感、不満というものが大変強まってきている、そういう中において年金の空洞化というのが目立ってきているのではないか、それに対する有効な手だてというものをしっかりしろと。...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の法案の提出に至りました経緯につきましては再三答弁をさせていただいたわけでございますけれども、まず初めに、扶養控除を減額することによってその分を児童手当に充てましょう、こういうところからスタートしたわけでございます。その結果、これまでは三歳未満であっ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから申し上げておりますように、与党三党で御議論をいただくことでございますが、経過措置でございますので、これによって縮小するようなことではなくて、基本的には、どういう形になるかわかりませんけれども、いずれにいたしましても中身を充実させていくことになる...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 扶養控除と児童手当というのは、これはもともと制度の位置づけというのを異にいたしておることは委員も十分に御承知のことと思います。ただ、子育ての経済的負担の軽減という観点から見れば、私はこの扶養控除と児童手当というのは同じ機能を有しているのではないか、こう思...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、私の手元に数字はございませんけれども、委員の御指摘のようなことになると思います。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来御説明を申し上げさせていただいておりますけれども、今回の与党間の協議におきましては、とにかく赤字国債を発行しない、こういう前提のもとにいわゆる年少扶養控除の減額というものが決定されたわけでございます。そして、その中におきましていわゆる少子化対策に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ですから、先ほどから申し上げておりますように、さまざまな問題がございまして、前年に比べれば確かに委員が御指摘のような負担増になる階層もございますけれども、この児童手当の措置だけではなくて、奨学金の制度であるとか子育て支援基金制度、こういったようなものを総...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 個々の公共事業の問題についてとやかく私が申し上げることは差し控えさせていただきたいと思いますけれども、いずれにいたしましても子育てというものは大変重要でございます。そういう中において、当然のことながら、今後、扶養控除の減額の問題であるとか歳出の資源の再配...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、日経連でございますが、児童手当の拡充についての日経連の考え方というものがございます。事業主負担を主な財源とする現行の児童手当制度の枠組みを前提とした拡充には反対だ、少子化問題は国民的課題であるという観点から欧州の各国と同様に児童手当の財源は本来全額...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 求めていくというより、求めていくことに御協力をお願い申し上げたい、こういうことでございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 再三この審議の中でも議論を呼んでおるところでございますが、これまで男性は仕事、女性は家庭と、こういったような固定的な観念ではなくて、新しい少子化対策のあり方というものをつくり上げていかなければならない。そういった観点から、先生の御意見は貴重な御意見と承ら...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 児童手当制度でございますが、児童を養育する家庭の生活の安定と、さらに児童の健全育成という二つの目的を掲げているところでございます。  このような法律の目的からいたしまして、理念といたしましては、児童手当は家庭ないし保護者を対象として支給されるものであっ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどお話をお聞きしておりまして、子供を対象とするならば所得制限は設けるべきでない、子供を対象としないならば所得制限を設けてもよろしいと、こういうような何か御見解があったと、こういうふうにお聞きをいたしておるわけでございます。私どもは、対象はあくまでも子...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 直接その参考人の発言をお聞きしておらないわけでございますので、手元にでもあればお答えしやすいんですが、基本的な認識といたしましては、先ほど来申し上げておりますように、当然のことながら従来のいわゆる男性、女性といったような役割分担ということではなくて、女性...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 確かに、委員が御指摘のように、いわゆる労働力と出生率の関係から見ますと、高学歴の女性の皆さん方の進出によって出生率が下がっているというよりはむしろ上がっておる、こういうような傾向があるということにおいては同じ認識に立つものでございます。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私どもがさまざまな社会保障を進めるに当たって、いわゆる高学歴者を重視するとか低学歴の女性の方々を何か軽視するとか、こういうことはあってはならないものだと、こう考えております。  大切なことは、先ほどから委員が御指摘になっておりますような男女共同参画型社...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 三人の子供を育てた専業主婦の方の実感といたしまして大変切実に私ども受けとめさせていただいたような次第でございます。  さまざまな御意見がございますので、この点、非常に参考にもなるわけでございますけれども、少子化の要因でございます晩婚化、未婚化の背景には...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 子育てにつきましての親の責任であるとか役割が重要であるということでございますが、私もその点におきましては全く同感でございます。  その一方で、現在の我が国の社会状況を見ますると、いわゆる固定的な性別の役割分業を前提といたしました職場優先の企業風土である...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 結婚をするとか子供を産むとか、こういった問題につきましては、私どもかねてからあくまでも個人の自由であるということを申し上げてきたわけでございます。  ただ、率直に申し上げて、さまざまないわゆる社会的な状況の変化によって結婚をしないとか子供をつくれないと...全文を見る
05月16日第147回国会 参議院 法務委員会 第14号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重して努力いたします。
05月18日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第21号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重して努力いたします。
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいま議題となりました社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  社会福祉制度につきましては、少子高齢化、核家族化の進展等社会構造の変化に対応して、だれもが家庭や...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから入澤委員のお話をお聞きいたしておりまして、まさにこれが具体的に実効性のあるものとして働いていかなければならない、こういうような決意を新たにするものでございます。  今回の法改正におきます利用者と事業者の対等な関係、こういうような理念をそれでは...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 昨年制定されました地方分権一括法の趣旨に基づきまして、国の地方自治体に対する関与についてはできるだけ必要最小限度のものにする、こういうことが求められていることは委員も十分御承知のことと思います。  こういった観点に立ちまして、地域福祉計画の策定はあくま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 山本委員の方から参議院の予算委員会におきましてもこの点について御質問をいただいたところでございます。  まず、厚生省といたしましては、地域におきます福祉サービスの基盤の充実が図られるということが何よりも大切なことである、このように考えているような次第で...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) もう今さら申し上げるまでもなく、これまでの社会福祉制度というものは、いわゆる戦後の復興期におけます貧困者あるいは身体障害者の方々、さらに戦災孤児などのいわば緊急対応が求められた時期に制度化されまして、行政の指導の画一的な施しといいますか、こういったような...全文を見る
05月19日第147回国会 参議院 本会議 第26号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、私に対しましてはPETボトルのリサイクルについてのお尋ねでございますが、容器包装リサイクル法により、PETボトルのリサイクルは急速に進展してきております。その一方で、生産・使用量も急増し、リサイクル工場の能力の不足が指摘されていることから、本年度に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私に対しましては、熱回収をどう位置づけるかについてのお尋ねでございますけれども、厚生省といたしましては、まずは廃棄物の発生抑制、リサイクルの推進によりまして廃棄物の削減に努めることといたしております。やむを得ず焼却する廃棄物につきましては、極力熱回収を行...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 堂本議員から私に対しましては、廃棄物処理法の改正の効果についてのお尋ねでございますけれども、今回の廃棄物処理法の一部改正法案におきましては、廃棄物について責任のある処理体制を整備し、不法投棄などを防止するため、排出事業者の処理責任などを含めた規制の強化、...全文を見る
05月22日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第5号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 ただいま文部大臣からも答弁がございましたけれども、今回の事件におきまして被害者であられた女性の方はいまだに医療機関に入院をなさって治療を受けておる、このように承知をいたしておるような次第でございます。  今後とも、厚生省といたしましては、まず女性の方、そして御両...全文を見る
05月23日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第18号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいま議題となりました廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び産業廃棄物の処理に係る特定施設の整備の促進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  我が国においては、いわゆる循環型社会を実現するた...全文を見る
05月23日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第22号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、今回の社会福祉制度でございますけれども、障害者の方々、高齢者の方々、さらに児童などの対象者ごとに委員御案内のようにそれぞれの、例えば身体障害者福祉法であるとか老人福祉法だとかそういうような法律が定められておるわけでございます。これらはあくまでも個別...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 社会保障の給付サービスそのものが御案内のように大きく変化してきている中におきまして、いわゆる福祉構造の構造そのものも、あり方も当然変化をしてこざるを得ない、こういうことでございますが、この福祉構造の本質の問題と、今、委員が御指摘になりましたような、いわゆ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、基本的な認識でございますが、委員が御指摘のように、現在の社会福祉制度というのは、戦後の復興期におきまして、貧困者であるとかそれから身体障害者であるとか、適当な言葉かどうかわかりませんけれどもいわゆる戦災孤児、こういう方などを対象にいたしまして行政の...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ほぼ同じ認識に立つものでございますが、先ほど申し上げましたように、基本的にはこれまでの措置制度から、繰り返しになって恐縮でございますけれども選択利用制度と。そういう中において、よりよい福祉のサービスの充実を図っていくんだと。しかし、そうはいっても、今、委...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、前段の市場原理の問題にちょっと触れさせていただきますが、これはあくまでも、委員も十分に御承知のことと存じますけれども、利用者と事業者との対等な関係に立つ市場原理、こういうもとでございますので、当然のことながら利用者のみずからの選択によってよりよいサ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 当然のことながら、現行水準を維持し堅持していく、こういうふうに御理解を賜りたいと思っております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 障害者の福祉サービスの利用につきまして、今、委員の御指摘になった点でございますが、当然のことながら必要な改革というものは進めていかなければならないわけでございますけれども、例えば介護保険制度への移行を視野に入れるかどうかとか、こういったような問題につきま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) さまざまな問題を抱えておりますし、また個々のケースがございます。そういう中で、なかなか現実問題としてこういった問題についてどういうような切り口で進めていくかということは難しいことだと思いますが、委員の御提言は厳粛に受けとめさせていただきたい、こう考えてお...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、生活保護につきましては、憲法二十五条のすべての国民は健康で文化的な最低生活を保障する、こういうことに根拠としてなされておるわけでございます。それから、ただいま御審議を賜っております社会福祉事業は、いわゆる生活保護は所得的な意味合いのものであります。...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど、今井委員の御質問の中でもお答えを申し上げたわけでございますけれども、今回の法改正を通じまして、国及び地方公共団体の責務に対する御懸念でございますけれども、今回の改正はあくまでもその趣旨というものは利用者本位の社会福祉制度、これを確立することにある...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 介護保険につきましては、御案内のように六十五歳以上になれば原則として介護保険の被保険者になるわけでございます。障害の原因を問わず介護保険から給付を受けることになるわけでございますが、介護保険と共通する在宅サービスにつきましては、介護保険の給付を受けられる...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 本法案でございますが、御案内のように、障害者福祉分野におきます措置制度から新しい利用制度への移行が、準備期間もございまして平成十五年施行であるということを踏まえまして、施行後十年を経過した場合において施行状況において検討を加え、その結果に基づいて必要な措...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 厚生省におきましては、障害者プランに基づきまして、平成十四年度末の目標に向けまして、障害者に対する在宅サービスの充実、さらに社会福祉施設の整備などを積極的に進めておるわけでございます。デイサービスやヘルパーなどの在宅サービスや、精神障害者生活訓練施設や身...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 障害者プランの目標は、このプラン作成当時のいわゆる施設待機者の状況であるとか、身体障害者、知的障害者の全国調査の結果などを踏まえまして、平成十四年までのニーズを見込みまして、それをもとにいたしまして、障害者の方々が適切な福祉サービスを受けられるように配慮...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほども答弁を申し上げたところでございますけれども、まずは平成十四年度の目標を達成するということが先決でございます。そのために、当然のことながら都道府県あるいは市町村、そして地域の住民の皆さん方の御理解を得ながら、今御指摘のようなさまざまな障害者プランの...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 障害者プランでございますけれども、先ほど来答弁を申し上げておるわけでございますが、平成十四年度を目標にいたしまして、今それぞれの障害の種別であるとか内容に応じまして基盤整備を着実に進めているところでございます。  進捗状況でございますが、平成十年度の予...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来お話を申し上げておるわけでございますけれども、この障害者プランというのは関係十九省庁によって構成されております障害者施策推進本部において策定されたものでございますが、現行プランの達成状況、さらに今後の地域のニーズ、こういうものなどを十分に踏まえま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは現実問題としてさまざまな、障害者プランの中におきましてもまだ必ずしも十分に満たされていないものがあるわけでございます。そういったものをきちんと達成するということが私ども行政の果たすべき役割であると。そういうものを満たされないままにまたさらに上をつく...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 御案内のように、社会保障の給付サービスそのものが、いわゆる戦後の焼け野原の中において、戦災孤児であるとかあるいは所得の低い方々であるとか、こういったような方々を対象にいたしまして社会保障というものが実施されてきたわけでございます。そういう中においては、御...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 小規模作業所でございますが、障害者の自立であるとか社会参加を促進する上におきまして大変これまでも重要な役割を果たしてきていると、このように考えておるような次第でございます。  今回の改正におきましては、御案内のように、通所授産施設の規模要件を二十人から...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいまの小池委員のお考えは一つの考え方として十分承っておきます。  いずれにいたしましても、小規模作業所が障害者の自立に果たしている役割というのは大変大きいわけでございますので、全面的に支援していく方向で努力をしていきたい、このように考えております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の社会福祉事業法の改正におきましては、社会福祉法人が中心となって多様な福祉サービスを提供していく、こういうことを基本といたしておりますが、当然のことながら国及び地方公共団体はみずからの事業を実施することも含めまして、例えば福祉サービスの提供体制の確保...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 現行法の第三条におきましては、御案内のように「国、地方公共団体、社会福祉法人その他社会福祉事業を経営する者は、」「社会福祉事業その他の社会福祉を目的とする事業の」「実施に努めなければならない。」、このように明記されておるわけでございます。第六条におきまし...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 最終責任というのはどういうことなのか、もうちょっと具体的にお話しいただければと思います。
○国務大臣(丹羽雄哉君) どちらかというと、この社会福祉事業法に限らず、今までの施策というものは、福祉に限らず全般的に中央集権的な嫌いがあったわけでございます。  今回のこの社会福祉事業法の改正においては、より身近に適切に、そしてその地域の実情を把握し、そして住民の皆さん方のニ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来答弁を申し上げているところでございますけれども、基本的にはこれまでの画一的な措置制度から利用契約制度に移行していく。しかし、こういう流れの中において、委員が御指摘のようなさまざまな形で、このいわゆる措置制度から利用制度に移ることによって果たして利...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、今回の社会福祉事業法は、率直に申し上げまして介護保険の、先ほども申し上げましたけれども、どちらかというと追認的な嫌いがなきにしもあらず、こういったことは率直に認めざるを得ないわけでございますが、全体的ないわゆる基礎構造の部分についてこういった見解と...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 利用者の利益を保護する、この仕組みでございます。  先ほど来申し上げておるわけでございますが、理念は結構だけれども実際に果たしてそれが守られるか、こういうことでございますけれども、まず私どもが考えております一番大切なことは、何と申し上げましても情報の提...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは率直に申し上げて、介護保険が導入されるに当たって、保険あって介護なしじゃないかとか、こういうような御指摘を心配し、懸念する声が多方面からあったことは紛れもない事実であります。  私どもといたしましては、ゴールドプラン、新ゴールドプラン、そして今度...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の改正によります影響についてのお尋ねでございますが、知的障害者福祉法によりまして知的障害者の自立への努力、さらに社会参加への機会の確保についての規定を設けるとともに、国民の皆様方の責務として知的障害者の福祉についての理解や社会参加について積極的に協力...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 言うまでもなく障害のある方も障害のない方もお互いに助け合い支え合っていく、そしてともに暮らしていくというようなノーマライゼーションの理念は大変とうといものでございます。現に私も体験宿泊をいたしまして、しみじみとこの知的障害者の方々からお話をお聞きしたわけ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) もう全く同じ認識でございまして、そもそもこういうような職場で、要するに知的障害者の福祉であるとかあるいは雇用に携わる者が、その方々の人権を侵害したり虐待をするということは、私はそういう方はそのような施設や事業を行う資格をもう欠いているんじゃないか、こう言...全文を見る
05月24日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第15号
議事録を見る
○丹羽国務大臣 医療保険制度の抜本改革につきましては、これは文字どおり議院内閣制でございますので、政府と与党が一体となって取り組まなければならない、まずそれが大前提でございます。  そして、御案内のように、今、国民医療費は年々増加の一途をたどっておりまして、年間三十兆円に達して...全文を見る
○丹羽国務大臣 御案内のように、ことしはこの四月から介護保険制度というものが導入されました。国民の皆様方の御理解をもっともっと賜って、そして国民の間に定着をしなければならないわけでございますが、医療保険は昭和三十六年に導入されました。それから三年かけまして少しずつ基盤整備も進めて...全文を見る
○丹羽国務大臣 この法案につきましては、国会の中で審議をさせていただく環境がまだ整っておらない段階でございます。そういう前提で申し上げることが適当なのかどうかという、いささかためらいはございますけれども、そういう前提の上であるならば御答弁をさせていただきたいと思っておりますが、い...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、そういうことでお許しをいただいて……。  今回の、私どもが政府としてまとめた考え方でございますけれども、お年寄りの方々の一部負担につきましては、これまでも、関係審議会などにおきまして、若年者の負担に比べて不均衡ではないか、こういうような意見があり、また、コ...全文を見る
○丹羽国務大臣 御案内のように、現行の高額療養費制度におきましては、例えば医療費が百万円かかっても一千万円かかっても、自己負担限度額は一律六万三千六百円、もう言うまでもないことであります。  この点につきましては、さまざまな分野でいろいろな御議論がございました。国民皆保険制度を...全文を見る
○丹羽国務大臣 本来、介護保険制度を導入することによりまして、老人医療費の減少を見込んでおりました。その後、経済が低迷をいたしまして、それから、私どもが想像していた以上の医療費の増大、こういうことが背景にございまして、医療保険の保険料を引き下げることは現実的には困難な状況に立ち至...全文を見る
○丹羽国務大臣 現在、社会保障の道筋というものを将来に向けてどうやって決めていくかということで、総理のもとの有識者懇を初め各方面において御議論をされておるところでございます。  その中で、介護、年金、医療という制度的な縦割りではなくて、社会保障の総合的、横断的な検討が大切なこと...全文を見る
○丹羽国務大臣 私は一度も心変わりしておりません。十年前から、今後、少子高齢化社会を迎えますと、社会保険方式のぎりぎりの限界であります二分の一の国庫負担は必要であるということをかねがね主張申し上げておりました。  そういう経過の中で、委員はまだ議員でいらっしゃいませんが、前回の...全文を見る
○丹羽国務大臣 御案内のように、私があの会見で申し上げましたのは、大変重要な問題でございますから与党三党の責任者の方々と御相談を申し上げさせていただきたい、こういうことを申し上げたわけでございますし、当然、財政当局とも十分に議論をしていかなければならない問題である、このように認識...全文を見る
○丹羽国務大臣 ちょっと整理させていただきますと、民主党さんといいますか古川委員の御質問の背景、その根拠というのは、三分の一から二分の一に引き上げるべきではないんだ、こういうことを問い詰めていらっしゃるような印象すら私は受けるわけでございます。(発言する者あり)率直に申し上げて、...全文を見る
○丹羽国務大臣 私は、解散とか選挙とか政局絡みで年金の問題は議論すべきではない、こう思っておるわけでございます。  ただ、現実問題として、今後のスケジュールを考えますと、今このことをきちんとはっきり申し上げることは、私は厚生大臣として、一政治家として責任がある、こういうふうに考...全文を見る
○丹羽国務大臣 厚生大臣として、そういった方向で検討していただくということを問題提起させていただいて、与党三党の政策責任者、そして当然のことながら財政当局とも今後十分に議論をしていかなければならない、そして一日も早く、一番大切なことは、ここで揚げ足をとることではなくて……(発言す...全文を見る
○丹羽国務大臣 先ほどから答弁を申し上げているところでございますが、医療制度のいわゆる抜本改革につきましては、今後の高齢化社会によります医療費の増加を考えますと、当然避けて通れない課題である、このように認識をいたしておるようなところでございます。  こういう認識に立ちまして、こ...全文を見る
○丹羽国務大臣 まず、厚生省といたしましては、この医原性クロイツフェルト・ヤコブ病の予備的調査に関する衆議院調査局からの協力要請を真摯に受けとめまして、現在、誠実に調査を進めているところでございます。  委員が御指摘になりました、この調査完了前に仮に衆議院が解散の事態になった場...全文を見る
○丹羽国務大臣 このヤコブ病の予備的調査につきましては、御案内のように、四月の二十五日に衆議院の調査局から調査の協力要請を受けまして、現在、厚生省で要請された事項について調査を進めておるわけでございます。  しかしながら、昭和五十一年以降の長期間にわたります関係書類の確認である...全文を見る
○丹羽国務大臣 イエスかノーかということもさることながら、最善の努力をするということをお約束を申し上げます。
○丹羽国務大臣 先ほどから繰り返し申し上げておりますように、六月の末までに取りまとめるようにいたしたいと思います。
○丹羽国務大臣 抜本改革をやるとかやらないとかではなくて、現在の皆保険制度を堅持し、さらに、今後とも堅持し維持していくためには抜本改革というのは避けて通れない、こう考えているような次第でございます。  いずれにいたしましても、これは、先ほどから申し上げておりますように、昭和三十...全文を見る
○丹羽国務大臣 老人医療受給対象者に対する臨時老人薬剤費特別給付金の支給に関する法律案については、政府としては特に異議はないものと考えます。     —————————————
05月25日第147回国会 参議院 国土・環境委員会 第19号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 廃棄物に対します取り組みといたしましては、廃棄物の減量化と適正処理をあわせて進めていくということが必要なことであることは言うまでもありません。このため、委員御指摘のような製造、流通段階におきます事業者の取り組みが大変重要である、このように考えておる次第で...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の法改正を通じまして、廃棄物の適正な処理体制というものをまず整備しなければならない。そして同時に、先ほどから御指摘がございましたような排出事業者責任の徹底のための規制強化、こういうものを盛り込んでおるところでございます。要は、やはりそれぞれの都道府県...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の法改正におきましては、御案内のように最終処分場を初めとする産業廃棄物処理施設の大変深刻な不足の問題が起きておるわけでございまして、不法投棄の増加にも対応しなければならない、生活環境を保全するために緊急に対策を措置しなければならない、こういうことでご...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 理想としては委員のおっしゃることも理解できないわけではございませんけれども、現実に各地区におきまして、いわゆる産廃業者の進出をめぐりまして地域住民との間で大変なトラブルが起きておるわけでございます。率直に申し上げて、いわゆる迷惑施設ということでありまして...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の法改正におきましては、野焼きあるいは野外で廃棄物を焼却した場合につきましては、特定の場合、例えば地域での風俗であるとかを除きまして、委員御案内のようにこれを禁止する、これに違反した場合には三年以下の懲役または三百万円以下の罰金を科すということでござ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 市町村のごみの焼却施設の整備につきましては、御案内のように、平成十二年度から原則として一日当たり処理能力が百万トン未満の中小の規模の施設につきましても国庫補助の対象にいたしたところでございます。  そこで、委員がおっしゃっているのは、さまざまな条件があ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員の一つの御見解といいますか、御見識と申しますか、そういう考えをお聞かせいただいたわけでございますが、今後、いずれにいたしましても、そういった問題が現に発生しておるようなことがございますならば十分に検討に値することだと、このように考えております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) ダイオキシン対策のために塩ビの使用を禁止すべきだと、こういうような御主張だと思いますが、今委員も御質問の中で御指摘になっておりますけれども、例えば生ごみなどに含まれます食塩によってもダイオキシンが発生する、こういうようなことも指摘されておるわけでございま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この最終処分場の設置の許可というのは、御案内のように都道府県知事がやるわけでございますけれども、委員が御指摘のように、地域の住民の皆さん方に大変な御心配なり御不安を与えるようなところにそういったものをつくるということは私は好ましいことではない、このように...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 来年一月の省庁再編におきまして統廃合が行われていく中において、環境庁が環境省に昇格をするということは、国民生活においてこの環境問題というものがいかに重要なものであるか、こういったような認識の上に立ちましていわゆる庁から省への昇格を決めたものと、このように...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重いたしまして努力いたします。
05月25日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第23号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 厚生省の報告例によりますと、平成十一年十二月一日現在の乳児院の施設数は、私立が九十五カ所、公立が十九カ所でございます。入院児童数は、私立が二千四百五十四人、公立が三百五十七人でございます。  この乳児院に対します国の取り組みといたしましては、御案内のよ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の法改正を通じまして、この乳児院の問題につきまして委員が御指摘のような検討は特別加えておりません。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 乳児院につきましては、児童福祉法上、乳児及びおおむね二歳未満の幼児が入院できることとされておりますが、その職員の定数は、直接保護に当たる職員である看護婦、保育士、児童指導員は、児童福祉施設最低基準によりまして、乳児院入院児童一・七人当たり一人となっておる...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私も現場にお邪魔をいたしまして、さまざまな御意見なりお考え方をお聞きしてまいった次第でございます。  確かに、夜間における対応が必要な入所施設である、こういうことで乳児院の方が手厚い配置基準となっておるわけでございますけれども、委員のようなお考え方もご...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員の御指摘もこれも一面があることを私は否定するものではございません。ただ、私が申し上げましたことは、一般的な問題として保育園との比較においてただいまのような数字を申し上げたわけでございますし、乳児院につきましては、先ほど申し上げましたように、入院児童一...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先日、乳児院におきます虐待の事例が報道されたということは私も承知いたしております。ただ、取材先がまだ明らかでないということでもございまして、現在のところ事実関係については把握をしておらないところでございます。もし報道の内容が事実だとすれば大変遺憾なことで...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これはあくまでも報道の自由というものがございまして、当然のことながら私どもがこの問題について実態を把握しにくいわけでございますけれども、事実関係についてできるだけの努力をしていきたい、こう考えているような次第でございます。  それと、今、委員が御指摘に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 里親及び乳児院につきましてでございますけれども、直近の調査でお答えを申し上げますと、まず里親につきましては、平成十年度末現在で委託されております乳児の数は六十二人ということで報告されております。また、乳児院につきましては、乳児及び保健上特に必要のある場合...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私の方としては、まずこの実態を御報告させていただいたわけでございます。今、委員が御指摘なさいましたような分析につきましてはまだ十分に検証いたしておりませんので、また機会がございましたら十分によく分析をしながら、今言ったような問題点についてお答えをさせてい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 身体障害者さらに知的障害者に対する福祉施策につきましては、御案内のように昭和二十年代より関係の法律を整備いたしましてその推進を図ってきたところでございますが、精神障害者につきましてはそれより大分おくれまして、昭和六十二年の法改正によりまして福祉施策が法律...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 精神障害者の方々が就労を通じて社会活動にかかわっていくことが何よりもまず大変重要なことであると考えております。こうした考え方に立ちまして、厚生省といたしましては、精神障害者の方々が自活のための作業訓練を行って社会復帰と自立を目指すための施設であります精神...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 精神障害者の方々の社会復帰と自立を促進するために、地域において精神障害者を支援していく体制を整備することが何よりも重要であると思います。地域の住民の皆さん方の温かい御理解をいただかなければならないと、このように考えているような次第でございます。  厚生...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 前の答弁の前半で答弁をさせていただいたつもりでございますが、確かに委員が御指摘のように、いわゆる障害者の施設と一般の社会で生活をするまでの間の中間的な施設の役割は大変重要であるということは十分に認識いたしております。  この問題が社会的に取り上げられま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、お尋ねのノーマライゼーションの理念でございますが、これは一九五〇年代の初め、デンマークにおきまして、知的障害者を大きな施設から地域に帰し、ほかの市民の方々と同じような普通の生活、すなわちノーマルな生活を地域社会で実現することを目指した知的障害者の親...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の改正の趣旨は、利用者がサービスを選択できる制度にするなど利用者本位の社会福祉制度を確立することによりまして、今回の改正に伴いまして公的な責任が後退するようなことがあってはならない、こういうふうに考えておるわけでございます。  このため、今回新しく...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) そのように御理解を賜りたいと思います。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 都道府県の社会福祉協議会に置かれます運営適正化委員会につきましては、その業務の中立性や公平性を担保するため、政令や省令の中で、一つは運営適正化委員会の委員を選考する組織として選考委員に関する規定を設けることにいたしております。そして、選考委員会の委員につ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今さら申し上げるまでもなく、人間生活にとって音楽というのは今も昔も心を豊かにして和ませていただける。かつて委員もジャズ歌手として大変御活躍をいただいて、私どもに感動を与えてくれたわけでございます。  私もさまざまな施設を視察させていただく中で特に印象に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来、大塚局長から答弁を申し上げておるわけでございますが、基本的にこれまでの措置制度から利用契約制度に移行したわけでございます。ただ、私どもが一番懸念をいたしましたことは、現にその施設に入居している方々に混乱を起こさせてはいけない、特にお年寄りの方で...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 新しい措置制度から選択、そして契約を結ばれる中において利用者の皆さん方の権利を擁護するということが何よりも大切である、こういったような観点から、御案内のような権利擁護事業というものを全国で普及するためにマンパワーを確保したわけでございます。  委員から...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) イエスかとかノーかとかいうよりも、まず私どもは今申し上げたような利用者の権利擁護のために全力を尽くさなければならない、そういう決意を新たに申し上げさせていただいている次第であります。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 障害者の方々に対する障害年金の給付によりまして、もう委員に申し上げるまでもなく、障害により十分な所得を得られない面を補うとともに、特に重度の障害のある方に対しましては、障害によって生ずるさらなる負担を軽減するために特別障害者手当というものを給付いたしてお...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 最大限努力をさせていただいておると、このように考えております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 何をもって満足すべきか、何をもって果たして、これは障害者の方だけではなくて、十分な生活を保障できるかということにつきましては議論があるわけでございますけれども、限られた財源の中で私どもとしては精いっぱいの努力をさせていただいておるということを申し上げてい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これはまさに今、総理大臣のもとで、これまでどちらかというと年金は年金、医療は医療、介護は介護と縦割り行政の中でこういったような政策の議論がなされてきた嫌いがなきにしもあらず、要するに社会保障全体の中でどうあるべきかと、こういうような考え方のもとに今後のい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私は、障害者という所得が得られにくい方々に対する措置としてこれまでと同じような応能負担を維持していると、こういうことでございますけれども、基本的な考え方としては、これまでの措置制度から選択、そして契約、こういう流れの中において、利用者の皆さん方が、特に弱...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今後、この新しい社会福祉法がもし御理解をいただければスタートするわけでございます。介護保険制度において既に先取りされている面もあるということを率直に申し上げたわけでございますけれども、そういった議論の中において、よりよい福祉の向上充実のためにはどうあるべ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) どういうことで児童福祉法で処置されているかということについて率直に申し上げて不勉強だったものですから、後で事務局の方から説明を求めたところでありますが、これはやはり母子の子、子供ということに着目して児童福祉法を適用したと、こういうふうにお聞きをいたしたわ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 平成十五年度からの新たな利用制度のもとで、サービスを必要とする障害者の方々にサービスがきちんと提供されるような基盤整備を推進するということは大変重要な課題であると、まず考えております。  厚生省といたしましては、現在、障害者プランに基づきまして障害者福...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは、例えばお年寄りのための新ゴールドプランにおきましても、達成した部分と実際問題としてまだ不十分な部分と開きがあるわけでございますし、どこに原因があるのかと、さまざまな要因があるわけでございますが、と同時に、この障害者のプランについても同じような実情...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 多岐にわたる御質問でございますが、まず小規模作業所でございます。  今回この要件を大幅に緩和させていただきましたのは、地域におきます密着した福祉サービスの充実を図る上において小規模作業所の果たしておる役割というのは大変大きいものがある、こういうような認...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ベビーホテルの問題でございますが、昭和五十六年の堂本記者のキャンペーンを契機にいたしまして、大変社会的にも関心を呼んでおるところでございます。  厚生省といたしましては、認可外保育施設に対する当面の基準による指導の実施、さらに夜間保育所であるとか延長保...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) いわゆる乳幼児を預かる形として、例えば保育園の拡充によって待機児童を少なくしていくとか、それから最近盛んに注目されておりますことは、保育ママということがあって、むしろお宅に子供さんを連れていって預かっていただくということで、いわゆる営利というよりは半分ボ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これは一般論で言えば職業選択の自由でございますから、当然のことながらそういうような保育事業にかける情熱を持った方々がその要件に合っていれば当然満たされるものと、このように考えております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) ゼロ歳児を預かるというのは何ですか。恐縮です。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 当然のことながら、きちんとしたサービスを享受するためには必要最小限度のコストといいますか費用がかかるということは言うまでもないわけでございまして、これは何も保育サービスに限らず、すべての分野においてそういうことが言えるわけでございます。  たまたま本日...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 排出者責任。排出者の責任。
○国務大臣(丹羽雄哉君) ごみの場合も同じような話があって、私が申し上げたいのは、やはりそれ相応の一般的な常識の中で御負担をしていただかなければ劣悪な保育サービスがなされるということは、当然のことながら私どもとしては厳にそういった点を指導していかなければならないと思っております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) これはなかなか難しい問題だと思います。  ベビーホテルを含む認可外の保育施設におきます料金の設定につきましては、それぞれいろいろな事情がありまして単純に比較はできないと思いますが、認可保育所の場合には、確かに委員が先ほどから御指摘になっていらっしゃるよ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、先ほどの局長の答弁の中で、利用者の利益ということを何か誤解していらっしゃるように私は受け取りました。利用者の利益ということはつまり権利を擁護する、こういうことでございまして、そこのところはひとつ御理解を賜りたいと思っておるわけでございます。まずその...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 全国で二十一万おります民生委員でございます。それぞれの地域において活動をしていただいておるわけでございますが、活動のための実費を賄う趣旨によりまして、地方交付税によって計上されているものでございます。したがいまして、その使い道はそれぞれの地域の実情によっ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) これはあくまでもそれぞれの地域の実情がございますので、機会を見まして、当然のことながら私どもの民生委員のあり方そのものも問われておるわけでございますので、そういう全体の中でこういった問題についても検討していきたい、こう考えております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) これまでの福祉サービスの利用者からの苦情につきましては、ともすれば施設の中で、いわば密室で処理されていた、こういうような傾向がなきにしもあらずであります。今回の法案の目指しますところは、利用者本位の社会福祉制度の確立、こういう観点からこのような状態は好ま...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の法改正の趣旨でございます、委員御指摘の、利用者本位の社会福祉制度の確立であるとか地域福祉の推進のためには、御指摘のとおり、権利擁護の制度であるとか苦情解決などの新しい仕組みの普及を図るとともに、社会福祉施設などの基盤整備や福祉人材の養成、さらに育成...全文を見る
05月26日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第24号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を十分尊重いたしまして、努力をいたします。
05月30日第147回国会 参議院 国民福祉委員会 第26号
議事録を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員も御承知のことと存じますけれども、平成九年の健康保険法の改正におきましては、医療保険制度の安定的な運営の確保、これを図るために実施されたわけでございます。  その中で、特に当時、薬剤の一部負担につきましては、医療保険制度の安定的な運営を確保するとと...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、今井委員がおっしゃったいわゆる医学的でないという観点からおっしゃれば、委員の考え方というのも私なりに理解をいたしておるわけでございますけれども、率直に申し上げて、大変厳しい保険財政の中において、特に薬剤の占める割合があの当時大変ウエートが高まっておっ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来経緯については御説明を申し上げさせていただいたわけでございますが、政府といたしましては、いわゆるお年寄りの方は若年世代と異なりまして、先生も御指摘のように幾つかの病気をあわせ持っていらっしゃる、しかもどちらかというと慢性的な病で完治しない病気が多...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、委員も御案内のように経緯があるわけでございます。  今、国民医療は大体年間三十兆円と言われております。そのうち大体三分の一、老人保健制度というものができましたものですから十兆円というのがお年寄りの医療費と言われておるわけでございます。その中におい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、委員の前段の御指摘でございますが、若人はそれほどむだが少ない、年寄りはむだが多いからむしろ逆にすべきだと、こういうような一つの御識見だと思います。そういうような御意見も現場の方々から私もお聞きすることがありますけれども、私どもといたしましては、若人...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほど来御説明を申し上げさせていただいておるわけでございますけれども、今回このような措置をとらせていただきましたのは、あくまでも今政府が、今国会では日の目を見ることができませんでしたけれども用意をいたしております政府案というものは、いわゆる懸案の定率制と...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 率直に申し上げて、この薬剤の別途負担をした背景といたしましては、厳しい保険財政、こういうものがございまして、そういう中で、要するに若人の方々の保険料をこれ以上引き上げるわけにいかない、こういうような問題であるとか、限られた医療資源というものを有効的に使っ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから申し上げておるわけでございますが、今回の御審議はいただかなかった政府案におきましては、お年寄りにつきまして長年の懸案でございます定率制というものを上限つきでございますが導入することができました。そのほか、さまざまな施策においていわゆる健全な財政...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほども申し上げさせていただきましたけれども、私どもとしてはこの医療改革の問題について、個人的な見解でございますけれども、イの一番に御審議を賜りたい、こういうような願いを持っておったわけでございますが、国会の審議をお決めいただくのは議院運営委員会であり、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、恐縮でございますが、前段の委員が御指摘になりました社会保障制度審議会の中での御意見でございますが、私どもは抜本改革ではないという言葉については私どもとしての御意見も申し上げさせていただかなければならない、こう思っております。  御案内のように、今...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今まさに総理のもとで有識者によります社会保障構造有識者会議というのが行われております。きょうも実は五時から二時間あります。大変御熱心に二時間単位で御議論をいただく。そういう中において、今委員が御懸念のような問題というものも十分に国民の皆様方の御期待にこた...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 高度な医学的な管理を必要とするお年寄りにつきましても、患者の方が御希望なさる場合には可能な限り在宅で療養を行っていただける環境を整えていく、これが大変重要である、まさに在宅重視であります。  こういう観点に立ちまして、平成十二年四月の診療報酬改定におき...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私が申し上げましたことは、いずれにいたしましても、幅広く在宅医療を推進する観点から総合的な検討をしていかなければならない、こういった問題について関係審議会で十分に御理解をいただきたい、こういうことを申し上げたわけであります。
○国務大臣(丹羽雄哉君) 医療経済実態調査でございますが、医療機関におきます経営の実態を把握する目的で中医協が御案内のように実施をいたしておるところでございます。    〔委員長退席、理事山崎正昭君着席〕  この調査は近年は二年ごとに、年末の予算編成もございますし、六月を調査...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 医療や福祉が景気や雇用拡大に持つ波及効果について、委員の御指摘のような研究が近年行われておりますことは私も承知をいたしておるわけでございます。  確かに、医療、福祉の分野は今後の雇用対策の中で増大する分野として期待をされているわけでございますけれども、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 介護保険の四月からの導入に当たりまして、昨年の予算編成で私どもはゴールドプラン21というものを新たにつくりました。これは五年間でございますけれども、これに伴いますマンパワーであるとか、それから施設をつくれば職員であるとか、こういった方々が必要になるわけで...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この薬剤の臨時特例措置でございますが、先ほどから答弁を申し上げさせていただいておるわけでございますが、厳しい経済状況が続く中において、医療機関にかかる機会の多いお年寄りの方々の負担の軽減を図るために、医療保険制度の抜本改革の応急的な措置として臨時特例的に...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) この六月まで同じような措置がとられることになっております。
○国務大臣(丹羽雄哉君) どういう形で予算を捻出するかにつきましてはさまざまな議論があるところでございますが、私どもといたしましては、議員の方々のこれを継続すべきだという法案が現に今審議されておるわけでございますけれども、この法案の成立を受けまして政府としてしかるべき措置をとるべ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 予算関連法案でございますので、これは先ほどから申し上げておるわけでございますが、私ども行政側の立場に立つ者といたしまして、どの法案を審議するかということについては国会の御判断にお任せをいたしておるわけでございますが、できますことならばいち早く御審議を賜り...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 先ほどから申し上げておるわけでございますが、私どもといたしましては、予算関連法案でもございますし、この健保法の改正案をイの一番に御審議いただきたいという願いは私個人としては持っておったわけでございますが、これはあくまでも国会がお決めをいただく問題でござい...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まずその前に御理解をいただきたいのは、今回の健康保険法の一部改正が要するに選挙を意識して負担がふえるから何か審議を先送りといいますか、そう言ったんじゃないかというような御懸念をお示しになったと思います。  私はそのことにつきまして、私どもは先ほどから申...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の法案を事実上もし仮に六月の十七日の会期末までに審議されなかった場合には、事実上もし仮に衆議院が解散になれば廃案という取り扱いになるわけでございますが、できるだけ早く、これは院の構成が変わりました後も政府という立場から申しますと御審議をいただきたい、...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 委員も御参加を賜りまして、この問題について、この抜本改革について御議論を賜ったわけでございます。基本的に私どもは、医療費のむだはないかどうか、効率的かどうかということについて四本の柱を中心にして検討をしてきたところでございます。  ですから、今回の法案...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、諸外国と比べて果たして我が国は寝たきりの方が多いかどうかということにつきましては、正確な資料、資料といいますか調査は把握しておりませんけれども、いずれにいたしましても、私どもは当然のことながらこの予防というものを大変重視していかなければならない、こ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 予防やリハビリテーションにつきましては、もう申すまでもなく、今後の高齢社会の進展が見込まれる中におきまして、これの充実を図っていくということが大変重要である、こう考えておるわけでございますし、今後の医療制度改革の論議に当たりましても、当然のことながら検討...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今、委員が御指摘になりました例えば理学療法士であるとか、それから作業療法士の方が直接自宅を訪問して行われますいわゆる訪問リハビリ、こういうものについては在宅訪問リハビリテーションの指導管理料というものを、それから退院をした後に患者みずからが行いますリハビ...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 私は、昨年厚生大臣に就任をいたしましてから、衆参の厚生委員会あるいは国民福祉委員会において、これからのいわゆるお年寄りに老後を安心して、そして元気で過ごしていただくためには、今委員が御指摘のような、年金は年金、医療は医療、介護は介護というような、とかく縦...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) まず、全般的な話としてさせていただきますならば、我が国のいわゆる国民医療費の中に占める薬剤費の割合というものはかつては三分の一、三〇%近かったと、こう言われておるわけでございますが、近年、御案内のようないわゆる薬価差の縮小、こういうものもございまして、正...全文を見る
○国務大臣(丹羽雄哉君) 今回の措置は、御案内のように、健保法の改正案が残念ながら可決成立を見ない、それまでのいわゆる過渡的な措置として議員の立法によりましてこのような法案が提出されておるわけでございます。  これは、利用者の方々の立場に立って、その仕組みというものが余り目まぐ...全文を見る