抜山映子

ぬきやまえいこ



当選回数回

抜山映子の1987年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月21日第108回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○抜山映子君 通産大臣は一月十九日に一ドル百七十円を基礎に上下十円程度の幅で動くのが望ましいと発言され、また本日、当委員会におきましても同趣旨の御発言をなさいました。大変勇気ある発言で、私は敬意を表したいと思うんです。私どもの党はかねがねターゲットゾーン構想を提唱しておりましたけ...全文を見る
○抜山映子君 それではこのターゲットゾーンを達成するために、通産大臣としてはどのようなことをお考えになっていらっしゃいますか。
○抜山映子君 さて、このような大変な円高の中で実施を考えられている売上税の導入でございますけれども、この導入過程の不透明さについてはもう同僚の各議員が皆さん指摘されました。特に売上税導入を決めた土壇場の二週間は自民党の幹部と大蔵省だけで決めてしまった、開かれた論議がなされていなか...全文を見る
○抜山映子君 それでは自民党の東京都連、京都府連、岡山県連が、いずれも公約違反の大型間接税だとして本部に申し入れを求める決定をしておりますけれども、それでもこれは大型間接税でないと、東京都連、京都府連、岡山県連が間違っておるんだと、このような御意見でしょうか。
○抜山映子君 大変苦しくも正直な答弁をいただいたんで、もうこれ以上は申し上げないことにします。  五%の売上税の持つ税収効果は、先ほど大蔵省が平年度ベースで六兆円とかいうように申されました。これは四十三品目の非課税項目と年商売り上げ一億円以下の業者を非課税にした上での話でござい...全文を見る
○抜山映子君 ちょっと質問の趣旨を誤解されておられたようで、私が聞いておりますのは付加価値税の標準税率は当初と現在とどういうように変わったかと。  もう時間がないので私の手元にある資料で申し上げますと、西ドイツでは当初一〇%であったが現在は一四%であると。スウェーデンでは当初一...全文を見る
○抜山映子君 税調会長の山中さんは、この所得税の減税と売上税の導入によって初年度はニュートラルで増減税同一というように言ってますけれども、三年経過すると増税になると、こういうことを言われておるんです。  したがいまして、政府の見通しとして何年後には増税になるのか、これをおっしゃ...全文を見る
○抜山映子君 答えづらいかもしれませんけれども、ほっておきますと自然的に増税になっていくわけです。ですから、これは大変に恐ろしい効果を持つわけですね。  先ほど増減税が同時同額ならば、初年度はプラス・マイナス・ゼロになると、こういうような御発言でございましたけれども、野村総合研...全文を見る
○抜山映子君 法人税の減税が個人の生活にめぐりめぐって影響を与えて好影響を及ぼすのだ、こういうことでしたが、それは景気が普通のときであればそういうことはあるかもしれませんけれども、今製造業者のほとんどがこの円高不況に苦しんでいる、中には資産まで売って赤字を外に出ないようにしている...全文を見る
○抜山映子君 所得税の減税があるからと言われましたけれども、所得税の減税は最高税率引き下げ七〇%が五〇%で、これは明らかに高所得者に有利な減税でございます。一方、売上税という間接税は低所得者層に大きなインパクトを与えること、これは明らかでございます。この点について両方を評価すると...全文を見る
○抜山映子君 飲食物は除いてあるから低所得者層に余り負担を与えないと、こういう結論をおっしゃっておられましたけれども、飲食物でも缶詰は缶の部分についてかかるわけですね。それから、飲食物と例えば容器とセットにして売りますと、これ二分の一以上のどっちが多いかということでかけるわけでし...全文を見る
○抜山映子君 大体人間の生活費というのはもう三十万から五十万ぐらい、随分粗っぽい見方でまだまだいろんな方がいるとしても、大体そんなには変わらないんですよ。ですから、松下幸之助さんが売上税ができて生活費が上がって困るのと、例えば身障者や母子世帯が売上税が上がって困るのとでは全然意味...全文を見る
○抜山映子君 多分おわかりになっていらっしゃるんだと思います。  ところで、今回の税制改革案は私は国際経済の要請にこたえていないんじゃないか、こういうように思うんです。海外諸国は、日本は国内経済を浮揚して早く離陸させる措置をとれ、こういうように言っておるわけですが、この売上税を...全文を見る
○抜山映子君 ところがそうじゃないんですよ。今経済がもう成熟化しました。だからみんなとりたてて欲しいものはない。魅力ある商品がもうないんです、日本人にとっては。しかもマル優枠の廃止ですから、今まで百万預金しておけば安心と思ったのが、その利息が半分ぐらいになるんであれば二百万預金し...全文を見る
○抜山映子君 ここで議論をするつもりありませんけれども、内需拡大が考えていらっしゃるようにうまくいかないということは、もうこれはだれの目からもはっきりしておると思うのです。  ところで、この売上税でございますが、課税期間が三カ月、二カ月以内に申告して納税する、こういうことなんで...全文を見る
○抜山映子君 たしか西独は一年で年一回であったと思いますけれども、いかがですか。
○抜山映子君 日本では産業構造で中小の企業が大変にパーセンテージが高いわけですね。そういうところでは現在ですら帳簿をつけるのにひいひい言っている、そしてコンピューターの導入もできない、こういうような状況下の企業が大変に多いわけでございますので、この課税期間三カ月、二カ月以内に納税...全文を見る
○抜山映子君 この「税制改革Q&A」ですが、これが発行されたのは昭和六十一年十二月二十九日ですよね。これがやっと今ごろ出回って、各業者がこれは大変だということでやっと今開かれた論議がなされようとしている。それなのにもうやることは決めておいて、あとは若干修正してあげるかもしれないと...全文を見る
○抜山映子君 米国の財務省はレーガン税制の改革に当たって、御存じのように詳細な税制改革報告書を作成しました。そして、付加価値税についての各国での評価、影響、課税対象、導入コスト、これを徹底的に検討しておるわけですね。この売上税は回り回って結局国民全世帯が負担する税金である以上、当...全文を見る
○抜山映子君 もう時間がありません。  一年以上かけて検討したといいますけれども、それは密室の中で検討されたんでありまして、私ども国民の間にやっとごとしになって議論が始まった、こういうことが言えるわけでございまして、この売上税の導入については、ましてやダブル選挙の前は大型間接税...全文を見る
03月26日第108回国会 参議院 地方行政委員会 第2号
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○抜山映子君 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま議題となっております地方税法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。  反対の第一の理由は、六十一年度限りの措置として導入した地方たばこ消費税の増税を六十二年十二月まで延長し、その後これを売上税に吸収す...全文を見る
05月16日第108回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○抜山映子君 今、日本国内におきまして最も国民が関心を持っておりますのは、雇用の安定の問題ではないかと思います。  そこでまず労働省にお伺いいたしますが、最近の失業率の推移をお伺いしたいと思います。
○抜山映子君 離職の理由別に数字がわかれば大変結構と思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。
○抜山映子君 これからの見通しなんですけれども、今は失業者を社内に潜在的に抱えているという企業が大変に多うございますし、これから七月、八月期を迎えますと、ちょうど夏休みに入って帰休制度をとるのに都合がいい、こういうようなこともあって大量に失業率がアップするのではないかということが...全文を見る
○抜山映子君 特に東京では失業率というものは情報産業、サービス産業が多うございますから余り感じませんけれども、現場の工場の多い地方に参りますと、非常に失業の問題、深刻な問題があるわけでございます。特に製造業におきましては大変に失業率というものがふえておりまして、これは「労働経済の...全文を見る
○抜山映子君 ところで、その統計の数字なんでございますけれども、失業率の統計が果たして実態を示しているのであろうかということが多くの識者によって指摘されておるわけです。  今私は、失業率の統計の基礎となったいわゆる調査用紙ですね、これを手元に持っておりますけれども、単答式の回答...全文を見る
○抜山映子君 それではお伺いしますけれども、あなた御自身の見解として、家事をしながら就職したいと思っている人は、これは失業者に含めないのが穏当かどうかということについてお伺いいたします。
○抜山映子君 では、その論議は一応おきまして、米国の定義を使って調整した場合においては、日本の失業率というのは大体どういう数字になるんでしょうか。
○抜山映子君 ほとんど差は出てこないという形で数字を明確に申されませんでしたけれども、人によっては、アメリカ式を採用して計算すると失業率は一割強になるであろう。女子の失業率は一七%にも上ると、こういう試算をしていらっしゃる学者もおるわけです。私はその数字のことを今論議したいわけで...全文を見る
○抜山映子君 この中にございます地域雇用開発会議でございますけれども、市町村、労使、公共職業安定所で構成することになっておりますが、どのように機能し始めておりますでしょうか。
○抜山映子君 既に一部の地域というようなあいまいな答え方ではなくて、どれぐらいが動いておるかということをもう少しはっきりさせてください。
○抜山映子君 地域だけで雇用開発を考えておっても、地域によっては大変もう不況地域になっておるところがあるわけですから、もっと広域的に雇用開発しなくちゃいけないということはっとに指摘されておるところでございますけれども、ひとつ縦割り行政の枠を超えて中央段階に産業雇用開発機構というも...全文を見る
○抜山映子君 先般、労働大臣は、雇用対策法のもとの雇用対策法施行規則の第一条に基づいて業種指定をなさいました。労働省告示第四十六号ですが、これによって石炭産業と船舶製造・修理業はこの業種に指定されたわけですけれども、鉄鋼産業の方も今大変な不況に見舞われておりまして、これは私が入手...全文を見る
○抜山映子君 ぜひひとつ積極的に前向きにお考えいただきたいと思います。  と申しますのは、実際には失業率として出ていなくても、五十五歳早期退職勧告をやる。それから三十六歳から五十四歳までは勇退退職を勧めるというようなことが多くの会社で行われております。そのやり口は、労働部長に一...全文を見る
○抜山映子君 この一年の間、不況対策に関連して法案がこの国会あるいは前の国会で通っております。昭和六十一年の二月十五日に成立いたしました特定中小企業者事業転換対策等臨時措置法、いわゆる新事業転換法及び特定地域中小企業対策臨時措置法、これが昭和六十一年十一月に通っております。新企業...全文を見る
○抜山映子君 法律が施行されて間もない面もございまして即断するのはどうかとも思いますけれども、今伺いました大体の数字、そのようなもの並びに私が各企業を回って伺った話では、不況に対して緊急ローンなんかを受ける面のニーズはもう非常に強いし、すぐできることであるけれども、産業構造の転換...全文を見る
○抜山映子君 大蔵省にお伺いしますが、財政運営の合理性から見た建設公債の発行限度をどのようにお考えでしょうか。
○抜山映子君 せっかく建設公債を出しても社会資本投資が有効適正に行われないと、極端な話、赤字国債と似たようなことになってしまうと思うんですが、ひとつこの投資価値の評価システムを確立することをお考えいただけないでしょうか。
○抜山映子君 ええ。社会資本投資が適正有効に行われるためにその投資価値を評価するということです。
○抜山映子君 それじゃ、せっかく大蔵大臣伺いましたので、土地転がしが大変行われておりますので、土地の超短期の譲渡所得に対しては重課税すべきと思いますが、いかがでしょうか。
○抜山映子君 ありがとうございました。
06月04日第108回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○抜山映子君 覚せい剤事犯が現在第二次の乱用期である、このように報道されておりますけれども、戦後の覚せい刑事犯の発生状況の推移、傾向等をお伺いいたします。
○抜山映子君 昭和二十九年にピークであって、それからどのように鎮静化したのか。それがまた増加の兆しを見せたのはいつですか。
○抜山映子君 要するに国際化したということは、密輸、そういうものがふえた、こういうことだと思うんですが、さらに密売が組織的になってきたという点はいかがでしょうか。
○抜山映子君 お伺いしたところによりましても、覚せい刑事犯というのは、質的にも量的にも大変な事態になっているということが言えると思います。  ところで、そのように覚せい刑事犯が非常に組織的になった、暴力団も関与している、こういうことになりますと、捜査のやり方は、末端の言うなれば...全文を見る
○抜山映子君 ところで、覚せい刑事犯に最近主婦とか学生とかが大変ふえているということが言われておりますが、数字的にはどのような動きを示しておりますんでしょうか。
○抜山映子君 そのように、従来そういう覚せい剤事犯、そういうものは特殊な人たちのやることだというような認識でしたが、今の数字をお伺いしていますと、ごく普通の生活をしている人たちにも蔓延し始めている。これは大変重大なことだと思うんですね。そうなりますと、こういう一般の人々に対する啓...全文を見る
○抜山映子君 ところで、今おっしゃった「白い粉の恐怖」という小冊子ですけれども、何部ぐらいつくっておられて、どのようにして配布しておられますか。
○抜山映子君 九万部という数字をお伺いしましたが、やはり数としては本当に微々たるものだと思うんですね。やはり、一般の人に対するPRというのは、何と申しましても視覚的なものに訴える、すなわち何と申しましてもテレビが一番である、あるいは新聞広告なんかもいいかもしれませんが、そういうマ...全文を見る
○抜山映子君 先ほど薬物事犯、覚せい刑事犯ですね、大変国際的になった、こういうように言われましたけれども、国際的な捜査情報の収集ですね、あるいは水際作戦ですね、これはどのように強化されているでしょうか。あるいはまた、これからどのように強化されていかれるでしょうか。
○抜山映子君 これは六月二日の新聞でございますけれども、警察庁の方で「薬物乱用防止要綱決める」「海外情報収集に重点」、このように見出しがありますけれども、この防止要綱の概要ですね、おっしゃってみてください。
○抜山映子君 覚せい刑事犯につきましては、私の調べたところでは量刑の趨勢なんかも大変今は重くなっている。懲役一年未満も昭和五十二年では七二%だったけれども、昭和五十九年では三六・一%、こっちの方は低くなって、懲役一年以上二年未満については二六・一%から六〇・七%に増加した、こうい...全文を見る
○抜山映子君 先ほどの六十二年六月二日、これは日経だったと思いますが、この新聞の記事によりますと、「今秋、同庁に」、同庁というんですからこれは警察庁ですか、「国際麻薬Gメンともいうべき薬物情報官を置く」と、このように書いてございますが、この薬物情報官の数は何名ですか。
○抜山映子君 一名ということは、どう常識的に考えても大変に少ない数字であると思います。しかもこれは国際麻薬Gメンともいうべき薬物情報官、このように書いてございますから、一人ではまた危険も大変に伴うのでないか。行革の折からではございますが、こういうような社会的に非常に脅威となってい...全文を見る
○抜山映子君 ところでトピックは変わりますけれども、豊田商事の残党がかかわっている悪徳商法、これで捜査当局に摘発されたものはどんなものがございますでしょうか。ちょっと。
○抜山映子君 覚せい剤事犯に関しての関連の方はもうこれで結構でございますので、お引き取りください。  警察学校のことについて伺いますが、警察学校というのは、どういう方が入って修業期間は何年でどういう教科を教えるのか、ちょっと簡単にお答えください。
○抜山映子君 教官にはどのような方がなっておられますか。
○抜山映子君 これは本庁からいただいた資料でございますけれども、都道府県警察学校等における過去三年度の初任科入校者数及び卒業者数でございます。五十八年度は入校者数が八千四百九十七、うち退職者数が五百六十六、昭和五十九年で入校者数が七千五百九十二、うち退職者数が四百八十三、昭和六十...全文を見る
○抜山映子君 それでは自治省の方にお伺いいたしたいと思います。  これは昭和六十一年五月十六日、まだ記憶に新しいところでございますけれども、公選特の特別委員会の委員長発言として、「衆議院議員の選挙区別定数については、昭和六十年国勢調査の確定人口の公表を待って、速やかに抜本的改正...全文を見る
○抜山映子君 この議員定数というのは、本来、大変それぞれに利害関係の錯綜している問題でございますから、各党間の御協議をというように、それを期待しているという姿勢だけでは一向に動き出さないと思います。自治大臣としてどのようにイニシアチブをとられるか、そのあたりをお伺いしたいと思いま...全文を見る
○抜山映子君 じゃ、各党の御論議が始まらなければ二年でも三年でも五年でもお待ちするというのが大臣のお考えでしょうか。
○抜山映子君 参議院の比例代表制の問題が問題になっていることは私もよく存じておりますが、そちらの方は別に緊急の要請は特にございません。これは各党間の話し合いを待ってやっても別に問題ございませんけれども、この衆議院の二人区とか六人区の是正の問題は本来暫定措置であると、公職選挙法の中...全文を見る
○抜山映子君 それでは、裁判所の方にちょっとお伺いいたしますけれども、大阪の地方裁判所で出ました昭和六十二年四月三十日の豊田商事事件の判決でございますが、これは確定いたしましたね。
○抜山映子君 御存じのように、この判決は破産した豊田商事が元セールスマンに支給した高額の歩合報酬、これが公序良俗に反するものとして不当利得だということから、破産管財人にその歩合給を返還せよと命じたものです。そういうことになりますと、この徴収分について過誤納部分があったと、還付しな...全文を見る
○抜山映子君 必要ならば二つに分けていただいて御回答いただいてもよろしいんですよ。
○抜山映子君 長い御説明だったので簡単に言うと、当該二十名についてはその高額な歩合の分、この分についての過誤納付分としてこれは返す、そのほかのものについてはそれぞれ同趣旨の判決が出ないと返さない、こういうことになりますか。
○抜山映子君 個々的に個人個人で判断するんだとおっしゃいますけれども、それじゃ訴訟まで至っていない泣き寝入りをしている被害者についてはどうするのかという配慮が全くありませんが、その点はいかがですか。
○抜山映子君 難しいことはよくわかりますが、この豊田商事という会社は、そもそも名前自体を、商号をトヨタとの関連会社かと思わせるような名前を使っていること、それから態様が、手段それから方法、その内容、すべて違法性に満ち満ちているわけです。ですから個々的に判断するということではなくて...全文を見る
○抜山映子君 国税庁さんに申し上げたいんですけれども、ちょっとした不足の分についてはすぐ国税庁の方は更正してくださいと言ってこられますけれども、こんなに多額のものについて、しかもこの事犯はそんなにデリケートなボーダーラインの事件じゃなくて、社会的耳目を集めた本当に犯罪的な事件です...全文を見る
○抜山映子君 ただいま判決でなければいけないのかということも検討しなければいけないという御回答を得ました。ひとつこれはもうぜひ検討していただきたいわけです。  先ほど大蔵省の方でしたか、個々的の従業員について判断しなくちゃいけないなんていうことを言われましたけれども、従業員に対...全文を見る
○抜山映子君 何度も繰り返しになるので言いたくないんですけれども、私は二十万、三十万、五十万程度の基本給の分について返せとは申しておりません。あくまでも歩合制のとてつもない法外な収入、歩合制の収入を得ている、その歩合制の分だけについて過誤納付ということを言っているんですから、ぜひ...全文を見る
06月05日第108回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○抜山映子君 本日は、世上興味本位に取り上げられている傾向のあるエイズ患者の問題についてお伺いしたいと思います。  エイズ患者については、身に覚えのある人、身に覚えのない人などと大変ひょうきんに取り上げられておりますが、私は正規に医療行為を受けた人が大勢エイズ患者になっていると...全文を見る
○抜山映子君 ただいま伺いますと、血友病患者が大変に比率が高いわけでございます。アメリカなどではこの比率が全体の一%足らずというところから見ますと、日本は異常に血友病患者のエイズ罹患率が高い、こういうことが言えると思います。  ところで、日本では血液製剤の生産はほとんど行ってお...全文を見る
○抜山映子君 今お伺いした範囲のことをお聞きしますと、やはり対応が非常におくれておると思うのです。  米国政府では一九八三年にエイズウイルス感染の危険性が高いグループに属する人たちに献血をとめるように勧告している。日本でエイズ問題でマスコミが騒ぎ始めたのも一九八三年ぐらいでござ...全文を見る
○抜山映子君 余り御丁寧に御説明いただいたんで結論がよくわからなかったんですけれども、要するに血液製剤の方はもう完璧に安全である、こう了解して、もう一つの輸血の方は問診を強化したけれども、陽性反応の出ない時期の六週間から八週間までの者についてもそれは感染のおそれがあるから少しは危...全文を見る
○抜山映子君 だから問診を受けた人がいいかげんなことを言ったらやっぱり危ない、こういうことになるわけですね。そうしますと、やはり安全性のために自分の血液を血液バンクに預けておくとか、あるいは輸血を受けるときに指定供血してもらう、こういうことが可能だと存じますが、そのあたりはどうな...全文を見る
○抜山映子君 そうしますと、今の結論からいきますと、自分の血液を血液バンクに預けるというようなことは、これからまだ先のことである。だから、もし自分が手術する可能性がある場合には、あらかじめ自分の血液を提供しておく。こういうことならば、手術前、割と間近なときであれば可能だと、こうい...全文を見る
○抜山映子君 ひとつ自分の血液を血液バンクに預けられるようなことも、大いに厚生省として考えていただきたいと思います。  それから、このエイズ関係について、厚生省保健医療局長から「AIDS調査の実施について」という通達を一九八四年の九月、一九八五年の七月、一九八六年の五月、一九八...全文を見る
○抜山映子君 私がちょっと調べて先ほどの通知を対比してみますと、全部で四つあるわけですけれども、時期的に見て一番目、二番目のものは、三百床以上の総合病院を調査協力対象にしている。三番目の通達は、すべての総合病院に対して調査協力対象としている。四番目の通達は、保健所までも含んでいる...全文を見る
○抜山映子君 ぜひ開業医にも調査協力の対象としてお願いをしないといけないと思います。特に売春婦なんかはかかりつけの開業医を持っていて、そこで診断してもらうというようなことも多いですし、一般の人も、総合病院に行きますと一日がかりなので、つい近所の開業医にまず走ると、こういうことが多...全文を見る
○抜山映子君 これはもっと早く輸入承認すべきじゃなかったんですか。
○抜山映子君 ほかに検査方法としてどういうものがあるんですか。
○抜山映子君 ウェスタンプロット法とか、私の聞いているのでは蛍光抗体法などというのがあるというように聞いておりますが、いかがでしょうか。
○抜山映子君 そうしますと、この確認の検査を今受けられるところはどこでしょうか、どういうところなんでしょうか。
○抜山映子君 これが整備を図ることは緊要だと思いますが、いかがですか。
○抜山映子君 ところで、「AIDS患者発生時等における留意点について」という通達を三回出していらっしゃいますね、六十年七月十二日、六十一年五月一日、六十二年二月の六日と。この一回目の通達、厚生省保健医療局感染症対策課長から都道府県衛生担当部長殿という通達ですが、これには本人に告知...全文を見る
○抜山映子君 はっきりおっしゃらなかったけれども、対応がおくれたことはもうこれは間違いないところでございます。  ところで、一九八六年二月から東京、大阪の献血者を中心にエイズチェックを開始しましたね。これを東京、大阪に限ったのはどういうことですか。
○抜山映子君 これをアメリカのようにすべての献血者をチェックすべきであったと、こういう点にもちょっと厚生省として甘く見ていたという点があると思うのです。  ところで、私これから非常に心配するのは、医療行為を受ける人あるいは医療行為をなす人がエイズ患者にならないための万全の配慮を...全文を見る
○抜山映子君 今伺ったのでは手引だということですが、手引ではやはり利益追求も一部に目的としているところも多いわけですから、やはり通達という形できちっと器具を通じて客から次の客へうつるというようなことのないように、万全の配慮をしていただきたいと切望するものでございます。この点につい...全文を見る
○抜山映子君 それではトピックを変えまして、身障者の歯科診療施設の設置について要請と申しますか、申し上げたいと存じますが、心身障害者の歯科診療施設というものが大変に少ないわけでございます。私の選挙区でございます兵庫県下でも五カ所しか診療所がない。ひとつこの県下の心身障害者が歯科診...全文を見る
○抜山映子君 心身障害児の診療については、やはり健常者よりも技術的に困難な問題が多いために、この歯科保健指導教育なんかを徹底することが健常者にも増して必要だと思うのです。  そこで、心身障害児の歯科保健巡回指導事業というものを推進しなくちゃいけないと思うのですが、この点について...全文を見る
○抜山映子君 今度は動物保護の観点からちょっとお伺いしたいのですけれども、我が国には動物保護法があるわけでございますけれども、実際にはこの規定の精神が守られていないようなことが大変多うございます。  例えば捨て犬、捨て猫が処理される場合に、真空で殺すという方法でなくて、ガスで処...全文を見る
○抜山映子君 ちょっとはっきり御回答いただけなかったんですけれども、処理の前に快適な生活を一応考えてやって、麻袋にほうり込んでおくというような残忍な行為をしないようにしていただきたいということと、処理する前のペットですね、一般の人でただで幾らでも引き取り手があると思うんで、それの...全文を見る
06月17日第108回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○抜山映子君 今、国民が一番政治に対して不満を持っているのは、円高差益が十分に還元されていないのではないか、この点が一番大きいのではないかと、そういう気がするわけでございます。  先ほど、同僚議員の質問に対しまして、方向別の運賃格差の問題ですね、これ大臣は太平洋線に限って七・四...全文を見る
○抜山映子君 仮に七・四%下げたとしても、新料金では一ドル百七十六円の計算になって、やっぱりこれじゃ国民が納得できないのではないかということを指摘したいと思います。  ところで、太平洋線に限らずたくさん路線がありますが、ほかの路線については引き下げは今お考えになっていないと、こ...全文を見る
○抜山映子君 実は、この航空運賃の問題は既に同僚議員が質問されておりますので、深入りするつもりはないんですけれども、私が運輸省資料等により作成という党からいただいた資料によりますと、この方向別運賃格差というのが大変に大きいわけです。例えば、香港の例でいきますと、往復で東京発は二十...全文を見る
○抜山映子君 多少の差があるのは私はやむを得ないと思いますけれども、先ほどの例のように倍以上も差があるというのでは、これは国民の納得するところではないでしょう。しかも、今大臣みずからおっしゃいましたように、ジェットの燃料代というものが大変に安くなっている。そうとすればもっと見直さ...全文を見る
○抜山映子君 そうです。
○抜山映子君 ぜひ御検討いただきたいと思います。  それから、タクシーの料金なんですが、これちょっと円安になりますと従来はさっと値上げということだったんですが、今回随分大幅に上がっているわけですけれども、タクシー料金は下がっておりません。これはどういうことでございましょうか。
○抜山映子君 そのような場合に多少とも、たとえ金額が少なくて還元できないというんであれば、メーター数を少し延ばすとかというような形でも還元できるのではないかと思うのでございます。  ところで、タクシーの運賃は、道路運送法に従って運輸大臣から権限を委任された各地方の運輸局長の認可...全文を見る
○抜山映子君 第一審の判断によりますと、同一地域においても複数の運賃の存在を認めて、タクシー事業者間の運賃競争を容認したものですね。ところが、運輸省の方は、行政方針によって同一地域は同一運賃の原側であるべきだ、このようにお考えになっているようなんですが、その根拠はどういうところに...全文を見る
○抜山映子君 私はやっぱり行政方針の方が間違っているんじゃないかと思うんですよ。と申しますのは、道路運送法の第一条に「目的」が掲げてございまして、「この法律は、道路運送事業の」「公正な競争を確保する」んだ、このようにはっきりうたっておるわけなんです。ですから大臣、この点については...全文を見る
○抜山映子君 私は、この条文の意味からいって、大臣が心配されておるようなことは起こらないと思うんです。  すなわち、道路運送法の第八条第二項に、運輸大臣が運賃や料金の認可をしようとするときには次の基準によってこれをしなければならないとありまして、その四号に、「他の一般自動車運送...全文を見る
○抜山映子君 それでは伺いますけれども、同一地域で同一運賃の原則を貫徹できなかった事例がありますね。それはどこですか。
○抜山映子君 消費者は大変に喜んでおると思うんですよ。この八地域においてそれじゃ混乱が起こっているかといったら、そんな混乱は一切新聞なんかの報道でも見かけませんが、これはどういうことですか。
○抜山映子君 八地域については混乱が起こっていないのはどう理解されますかという質問を出したんですが、それについては特にお答えがなかったようでございます。  利用者に混乱を生じると言われますけれども、私どもタクシーをとめる場合に、わざわざあの車は大型であろうか小型であろうかなどと...全文を見る
○抜山映子君 道路運送法の第二十一条ですけれども、この二十一条によりますと、これこれしかじかの場合には「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の規定は、適用しない。」と、こういうように書いてあるんですね。これは裏を返せば、公正かつ自由な競争の促進を立法目的とする独禁法が一般...全文を見る
○抜山映子君 だから反対解釈すれば、基本的には独禁法の適用があるんですよと、こういうことを言っているわけなんですよ。  ところで、運輸省の方で、昭和五十二年六月以降、タクシー運賃の改定申請の方式については独禁法上問題があるとする公取の申し出を受け入れて、タクシー事業者に対して独...全文を見る
○抜山映子君 もし裁判所の方でこの第一審の判決を維持するという判決が確定された場合には、運輸省の方も個別的に申請者、事業所ごとに審査して認可するという方式をおとりになりますね。
○抜山映子君 多分そのようにお答えになると思っておりました。  実はタクシー運賃の値上げの際、各タクシーに乗りますと運転手さんが、我々は望んでいなくてこういうことになった、我々は収入が上がるわけじゃなくて、運賃の値上げによってかえって収入が減るというようなことも時々漏らされまし...全文を見る
○抜山映子君 私が解説を伺った範囲では、速度が二十キロメートル以下ですね、車列の長さが一・五キロメートル以上連なって三十分以上経過した状態を渋滞と見た場合においてつくられた資料をいただいておりますが、これによりますと、五十七年を指数を一〇〇と見た場合に、五十八年は一〇二、五十九年...全文を見る
○抜山映子君 道路交通の渋滞によってバスが走行速度が非常に低下している。そのために経営が悪化する。経営が悪化すると、今度はマイカーがはんらんするということで道路渋滞がますます激化する。こういう悪循環をなしているわけですけれども、これについてバスの有効な利用についてどういうように構...全文を見る
○抜山映子君 建設省の方にお伺いいたしますけれども、道路の渋滞を根本的に解決しようと思うと、やはり道路の拡充と、こういうことになってくると思うんですけれども、高速道路ですね、これの重層構造事例を資料をいただきましたけれども、首都高速では、五号線が四・一キロメートル、九号線が一・一...全文を見る
06月19日第108回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○抜山映子君 国税庁に伺いますけれども、相続税の、特に土地については路線価格というのが評価の基準になるわけですが、この路線価格を、具体的に世田谷区なら世田谷区、関先生がお住まいの瀬田につきまして、六十年、六十一年、六十二年の路線価格を教えてください。
○抜山映子君 そうですか、お昼休みにお願いしておいたはずなんですが。  それでは、私の持っている新聞紙上で読んだ資料でございますけれども、これは世田谷区の上馬の二丁目ですけれども、一平米当たり六十年は二十三万、六十一年は二十五万、六十二年は五十万と、こういうように上がっている。...全文を見る
○抜山映子君 そのような結果、ささやかなマイホームを持つ者が相続税の対象になるケースが大変に多くなってまいりました。  これは三菱信託銀行の「調査時報」、八六年の十月号でございますが、宅地は九三%の人が相続財産として残している。すなわち、ほとんどの人が宅地を相続財産の対象にして...全文を見る
○抜山映子君 これは昭和五十年の一万五千人に比べて約三倍にもなっているわけでございます。なお、国税庁の相続税白書では、六十年は四万八千人、全体の六・八%にも上っている、こういう数字が出ております。したがいまして、相続税を納める人がどんどんふえていきつつある。この原因は、地価の暴騰...全文を見る
○抜山映子君 財政事情が非常に苦しいから見送ったままにしておく方が好都合であると言わんばかりの御回答でございましたが、本当にサラリーマンがローンか何かでやっと取得した三十坪や五十坪のささやかな土地が、今や三億とか五億とかそういうようなことになってしまいました。基礎控除額は、御存じ...全文を見る
○抜山映子君 その過去の年数からいきましても、もう今やらなくちゃいけない時点に来ている。こういうことを直すのが不公平税制の是正だということだと思うんです。私は、非常に裕福な方が多少納めるのは構わないけれども、本当に一般市民が路線価格が非常に上がったために相続税が納められないという...全文を見る
○抜山映子君 引き続き検討でなくて、ぜひ臨時国会あたりににこのあたりの税制改革をやるように法案を出していただきたいと切実に思うものでございます。  ただいま大臣は、未亡人のところあたりまでは余り課税がないと思いますがとおっしゃいましたが、それは大きな間違いでございまして、大臣御...全文を見る
○抜山映子君 基本的に相続税が絡んでくるから、贈与税の方は補完的なものだからちょっと据え置いておいてもいいようなお返事でございましたが、そうじゃないんですね。子供が二分の一、妻が二分の一相続する場合において、現金は少ない、一方宅地は大変に高い、そういう場合に子供が二分の一を要求し...全文を見る
07月02日第108回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○抜山映子君 最初に相続税の問題につきましてちょっとお伺いいたします。  前回、六月十九日の決算委員会におきまして多少聞き足らなかったように思いますので、補足させていただきます。六月十九日の折に大蔵大臣は、未亡人のところまでは相続税の課税が余りないのかもしれませんけれどもという...全文を見る
○抜山映子君 今お聞き及びのように、別にゴルフの会員権も持っていない、わずか五十坪の宅地の上に預金も一千万円しかないというようなごく普通の御家庭で、未亡人は六百八十四万円相続税を納めなければいけないわけです。このほかに、土地、宅地を自分の名義に相続するのに登録税もおよそ百万ぐらい...全文を見る
○抜山映子君 さらに御検討いただきたいのは、我が党が年来主張しております中小企業の事業承継税制の確立てございます。中小企業は自分の土地を工場の敷地に提供しておったりするような事例が大変多うございまして、土地の暴騰によりまして二代目、三代目の中小企業者は会社をつぶさなければならない...全文を見る
○抜山映子君 現在、租税特別措置法の六十九条の三がございまして、「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」というのがございます。ここに挙げてある数字でございますが、この百分の六十とか、このような数字をさらに拡大することによって相続税の額を低く抑えていくということも技術...全文を見る
○抜山映子君 ぜひ検討をお急ぎいただきたいと希望いたしておきます。  次に、たばこの害について質問いたしますが、本日は喫煙者自体の問題よりも、いわゆるパッシブスモーキング、受動喫煙あるいは間接喫煙とも言われておりますが、そういう吸う本人ではなくてそばにいるために余儀なくたばこを...全文を見る
○抜山映子君 今挙げていただいた国のほかにも、ソ連も台湾も韓国もマレーシアもシンガポールも、まだずっとたくさん、カナダもブラジルもということであるのでございますけれども、今挙げていただいたいわゆる先進国におきまして、すべてテレビのコマーシャルほかが禁止されている。ところが日本は全...全文を見る
○抜山映子君 それで、たばこ産業の株主さんでございます大蔵省の方にお伺いしたいのでございますが、このように外国たばことのシェア争いということもありまして、どんどん広告がエスカレートしていくと思うのでございます。ましてテレビのコマーシャルの方は直接茶の間に入り込みまして、子供たちの...全文を見る
○抜山映子君 そのような規制をしていただいておるにしては、余りにも目に余る広告が現在行われていることを大臣は御存じないんでしょうか。現に野球の、スポーツのときにはもうたばこのコマーシャルが頻繁に入っております。ですから、もしそれ徹底しておらないならば、さらにそれを徹底するように、...全文を見る
○抜山映子君 ちょっと大臣に念を押しておきたいと思いますが、私はたばこ事業法第四十条に基づいて指針を出しておられますかと申し上げたんですが、その点はいかがでしょうか。
○抜山映子君 今の御説明によりまして、たばこ事業法第四十条に基づく広告、宣伝基準の指針というもの自体は出ていないということはわかりました。これではやはり徹底しないと思いますので、ぜひ株主である大蔵省の方で宣伝基準をつくり、特に外国たばこも参入しておることでございますから、指導基準...全文を見る
○抜山映子君 有効に働いていないから今申し上げたのでございます。先ほど、四月六日から十二日の一週間におきましてコマーシャルが四百八十本も流れている。それぞれが大変にだれもが吸いたくなるような魅力的なコマーシャルでございます。ですから、大臣は自主規制の方が効果を発することがあります...全文を見る
○抜山映子君 ただいまお伺いしました数字によりますと、自動販売機から購入した喫煙少年が二千三百十人のうち千九百八十九人、八六・一%ですか、そんなに多いということがわかりました。自動販売機も効用は確かにあるわけなんですが、たばこに関する限りは、やはり未成年者が容易に抵抗感なく自動販...全文を見る
○抜山映子君 本年十一月には、禁煙オリンピックとも言うべき第六回喫煙と健康世界会議が六十カ国、約六百人の参加を得て、我が国でも財団法人日本対ガン協会などが共催という形で開かれます。日本がたばこにつきましてはたばこ天国の後進国であるというようなあざけりを受けないためにも、ひとつ早急...全文を見る
07月03日第108回国会 参議院 決算委員会 閉会後第7号
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○抜山映子君 日本の繁栄を評して、かごの鳥だと評した外国の方がおられました。まこと日本は外国から食糧、石油を入れて繁栄している現状でございます。したがいまして、日本の平和の道につきまして、日本の国内だけで軍事費を削減したらどう、軍事費を増大したらどうと、こういう議論もございますけ...全文を見る
○抜山映子君 日米がお互いに基軸となって相協力していくことは非常に大切なこととは思いますけれども、対ソの関係におきまして、米国はソ連と距離的にも離れておりますし、何を言ってもそれほどいろんな意味で響きませんが、日本は地理的に隣国であるということもあって、おのずから米国がソ連に対す...全文を見る
○抜山映子君 新聞報道で見ましたけれども、文化協定がソ連との間に結ばれて、歌舞伎の公演が、過ぐる五月から六月にかけて日本の歌舞伎がソ連で公演され、非常に聴衆の感激を呼んだ、こういうこともかなり効果的に相互の不信を低くするというようなことで役立っていくと思うので、こういう面について...全文を見る
○抜山映子君 ただいま外務大臣が在外公館に原爆広報映画を用意しているというように言われました。その資料を幾つの国に行っているかと思って資料をいただきましたところ十一公館なんですね。これでは私は大変にわずかなものではないかと思うのでございます。  私は米ソの大国が原水爆を使用する...全文を見る
07月15日第109回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第1号
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○抜山映子君 竹内先生にお伺いいたしますけれども、今、国会の方では、内需拡大の刺激策として減税ということ、そしてその減税に対する恒久財源はどうするかということ、それにはマル優枠の廃止がいいんだと政府が今そういうように主張している。このような関連について先生の御見解をお伺いしたいと...全文を見る
○抜山映子君 今、世界恐慌があるのではないかということがいろんな方によって云々されておりますけれども、これは国際協調の進んだ現代においてはあり得ないんだという説があり、一方においては、そうではない、アメリカは世界最大の債務国になっているから可能性があるんだという説、両方ございます...全文を見る
○抜山映子君 今、日本の会社が、会社に限らず個人も含めてでございますけれども、外国で不動産を購入する、特にニューヨークのメーンストリートに面した大きなビルが次々と日本企業によって買い占められていくということについて、非常に現地で反感を買っているというようなことを伺いますけれども、...全文を見る
○抜山映子君 同じ質問を坪井先生にお願いいたします。
○抜山映子君 ありがとうございました。
07月23日第109回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○抜山映子君 最初に、SDI協定の中身の不確定さについて確認をとっておきたいと思います。  SDI協定の第四条を見てみますと、その表現が極めて法律的にあいまいでございまして、「個別の契約その他の取り決めに従った作業の実施の過程において日本国及びアメリカ合衆国の参加者により創出さ...全文を見る
○抜山映子君 そこでお伺いいたしますが、「取り消し可能な」という意味はどういうことでしょうか。
○抜山映子君 本来、契約文言に普通は取り消し不能なという限定を入れる例はよくあるんですが、「取り消し可能な」というのは相手に大変な大きな権利を与えたことになるわけでございます。もしも、今回の東芝事件のように相手が非常に先鋭的になってきまして、安全保障上の理由から取り消す場合もあり...全文を見る
○抜山映子君 それは契約文言に書いてありますか、覚書の方に。
○抜山映子君 この「取り消し可能な」というのは、長い間放置されて使われていないとか、契約違反の場合に「取り消し可能な」という意味とは全く違うんですよ。「取り消し可能な」というのは、相手方に裁量があるんですよと、法的にはそういう意味なんです。ですから非常に危険な文言だと、私はそのよ...全文を見る
○抜山映子君 実はこれが大変な問題なんですね。日米が共同で開発してその技術ですから、日本は排他的に使用権をもらっても本来よいものなんです。それが「非排他的」ということは、アメリカがこの特許権に基づいてだれにでもライセンスできる、こういう意味になると存じますが、そのとおりですね。
○抜山映子君 このSDIの参加は既に英、西独、イスラエル、イタリアが政府間取り決めで参加している。フランス、ベルギー、オランダ、カナダは取り決めなしで民間参加している。ですから、日本は先端技術におくれちゃいけない、汎用技術がたくさんあるんだからこのSDIに参加するのは日本の国益の...全文を見る
○抜山映子君 この東芝のココム違反事件の後、輸出の許可が非常におくれておるということを通産省の方からも伺っておるわけです。外為法の第一条には取引の自由ということをうたっておりまして、必要最小限な規制にとどめるということも明記してございます。ですから、いろんな意味で輸出業務が遅滞す...全文を見る
○抜山映子君 これは総理に予告してなくて大変申しわけないんですが、午前中に同僚議員が質問したことに答えまして、SDIの関係で総理は、他国と比して日本企業が劣勢に立たないよう配慮してある、このように申されました。ということは、非公表の名取り決め、諸外国と米国との取り決めについて、こ...全文を見る
○抜山映子君 要するに他国との非公表のものは見なかったと、このように了解していいわけですね。
○抜山映子君 それでは大蔵省の方にお伺いいたします。  金融界は二十一日、長期プライムレートを上げたいという方向で検討しているというようなことですし、また日経新聞によると、日銀筋が二十二日、プライムレートの引き上げについて、景気に影響ないだろうというようなことで出ておりますし、...全文を見る
○抜山映子君 実はこれから大変な高齢化に向かいまして、貯蓄率がこれから低下していくだろうということが心配されております。これは昭和六十二年六月の世界と日本中長期経済研究会の発表した数字でございますけれども、一九八五年の一六・〇%から一九九三年には一三%程度、二〇〇〇年には一一%程...全文を見る
○抜山映子君 税制協の回答がはっきり出ないことにはこれは措置しない、こういうように理解していいんですか。
○抜山映子君 公的年金は経済的に稼働力がない老年者の唯一の生活手段ですので、ひとつこの点は積極的に時限立法の措置をしていただきたい、このように思うものです。  ところで、総理にお伺いいたしますが、やり残したことがたくさんあって内心じくじたるものがある、このように言われましたけれ...全文を見る
○抜山映子君 じゃ、行政改革についてやり残した分をおっしゃってください。
○抜山映子君 まさしく総理が今おっしゃったことが残っておるわけでございます。総理におかれましては外部の団体についてはかなり思い切った改革をなさいまして、大変にその点は敬意を表しておるのでございますが、肝心の行政の本体にメスを入れる点については、今おっしゃったように多く残っておると...全文を見る
09月03日第109回国会 参議院 地方行政委員会 第2号
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○抜山映子君 地方交付税法によりますと、自治大臣は地方団体に交付すべき普通交付税の額を八月三十一日までに決定しなければならない、こうなっておりますが、今年度は御存じのとおりのこのような状態の中で支給額が今日まで決定できない状況にあります。各自治体は現在どのような状況にあるでしょう...全文を見る
○抜山映子君 ただいま一部地方団体ということをおっしゃいましたが、その一部地方団体とはどれぐらいの数に上っていますか。
○抜山映子君 そうしますと、参議院において地方交付税法の改正が可決成立いたしましたなら、交付税額を決定して自治体に交付するんでしょうか、それとも地方税法の成立を待って交付額の決定を行うんでしょうか、どちらですか。
○抜山映子君 そうしますと、せっかく衆議院の方で八月三十一日の交付決定時期に間に合わせるために、地方税法と地方交付税法をわざわざ切り離して地方交付税法を先に可決した意味合いが無意味に帰する、こういうことになりはしませんか。
○抜山映子君 地方税法の改正において、今年度の先ほど申されました基準財政収入額にかかってくるのは、たばこ消費税の延長と電気ガス税率の特例措置の二項目にすぎないわけでしょう。そうしますと、これらは次年度以降に精算措置を講ずれば十分なことじゃないのですか。地方団体の方では一刻も早く地...全文を見る
○抜山映子君 ところで、自治省が過ぐる八月四日に各自治体に送付した財政課長内簡によりますと、マル優制度の廃止に伴う都道府県利子割交付金を六十三年一月一日から実施することになっているわけですね。しかしこれは、きのう衆議院の方の大蔵委員会あるいは地行委員会で修正案が提案されて、マル優...全文を見る
○抜山映子君 政府は、昨年度の国と地方の約束を破って、今年度も投資的経費を中心として補助率の再引き下げを行いましたけれども、これは国と地方との財政についての信頼関係を破壊することになると思いますが、いかがですか。
○抜山映子君 ただいま緊急避難的に補助率の引き下げを行ったものであると、このように言われました。緊急避難的にという言葉からいたしますと、そんな緊急事態はそうそうあってもらっては困るわけですね。じゃ、今後はそのようなことはないと確約いただけますか。
○抜山映子君 今後このようなことがないように努力する、こういうように言われたわけですけれども、大臣、私確認とりたいと思うんですが、このようなことはないと確約していただけますでしょうか。
○抜山映子君 地方団体は中長期的な展望に立ってそれぞれ事業計画を持っておるわけで、このように約束をほごにして補助率の引き下げを行うということは、非常に壊滅的な将来そういう計画も策定できない、こういう結果になりますので、ひとつただいまの大臣の御努力をよろしくお願いしたいと思うんです...全文を見る
○抜山映子君 そういうことですと、一〇〇%交付税で元利償還するといっても、それは将来交付される交付税額を先食いするというような結果になるわけですね。
○抜山映子君 大臣、補助率の引き下げや地方債のツケ回しという形で国の財政再建のしりぬぐいを地方団体が現在負わされる現状ですね。大臣としてどのようにお考えでございましょうか。
○抜山映子君 それでは大臣、来年度予算の編成に当たってどのような方針で臨まれますか。
○抜山映子君 今回の税制改革によって、国と地方との税源配分の割合はどのようになるんでしょうか。
○抜山映子君 現在地方団体の財政悪化の状況ですね、特に公債費の負担比率、どのように把握しておられますか。
○抜山映子君 自治省は地方交付税の改正に伴う単位費用の改定において、国の総合経済対策に伴う公共事業等に要する経費の財源を措置するということになっていますけれども、具体的にはこれはどういうことをしていただけるんでしょうか。
○抜山映子君 ただいま伺ったところによりますと、国の公共事業についてはおっしゃったような財政措置によって事業の遂行は可能だろう、しかし地方自治体が行う単独事業については、特に不況地域とか財政力の非常に乏しい自治体では不可能になるのじゃないか。これらの地域についてはどのような財政対...全文を見る
○抜山映子君 ひとつそれをトラスチックに考慮していただきたいと思います。現在の状況をこのまま放置しますと、自治体間の財政力格差がますます拡大していくだろうということが懸念されるわけでございまして、ひとつその点について配慮をお願いしたい、このように思うわけでございます。  ところ...全文を見る
○抜山映子君 私がいただいた資料によりますと、四十五年から四十八年が一・三八倍、四十八年から五十一年一・二四倍、五十一年から五十四年が一・一六倍、五十四年から五十七年一・二六倍、五十七年から六十年一・二五倍と、このような数字をいただいております。これは関係官署どこだったかちょっと...全文を見る
○抜山映子君 どうも今の回答を伺っておりますと、財源確保ということに非常に重点を置いた回答だと思うんです。土地の利便性を特に考慮するというようなこと至言われました。しかし特異な地価の状況ということ直言われましたけれども、この特異なという状況ですね、ノーマルじゃないんですね、特異な...全文を見る
○抜山映子君 ということは、結論から言うと従来の上げ幅よりもっと大きく上げる、こういうことですか。
○抜山映子君 ただいま、従来の上げ幅より大きくなるとは申せませんとお答えいただきましたので、特にそのことを再確認いたしておきます。  それから、今度は霊感商法のことをちょっとお伺いしたいと思います。  経済企画庁、霊感商法が、昨今新聞紙上あるいは雑誌でいろいろ書かれております...全文を見る
○抜山映子君 ついでに契約金額の推移、それから該当件数の推移ですね、これもお願いします。
○抜山映子君 今、当事者の性別構成を明らかにしていただいたんですけれども、契約金額の推移ですね、徐々に大きくなってきていると思うんですよ。そこのところを明らかにしてください。
○抜山映子君 私の方で昨日数字をいただいたのがありますので、多分おたくにもお手元にあるのじゃないかと思いますが、これですね、おたくからちょうだいしたものでございます。  既払い金額、すなわち既に払った金額ですね、五十九年度がこれ、百万単位ですか。
○抜山映子君 ありますでしょう。それちょっと明らかにしてください。
○抜山映子君 ええ、それで結構なんです。
○抜山映子君 該当件数もお願いします。
○抜山映子君 今明らかにしていただいたように、どんどんこの霊感商法の被害が大きくなってきている、こういうことが言えると思うんです。これは、衆議院の物価問題等に関する特別委員会におきましても、警察庁の方で「各種の悪質商法の中でも最も悪質なもの、」だと、「根絶されるまで、」「諸施策を...全文を見る
○抜山映子君 経済企画庁の方で出た苦情件数は大変多いわけですが、検挙例は大変数としては少ないわけでございます。ひとつ、警察としても厳正に刑事法の適用をお願いしたいと思います。  この被害防止についての経済企画庁並びに警察の今後の取り組み姿勢をお伺いいたします。
○抜山映子君 各地方団体で消費者保護条例あるいはこれに類似する条例をつくって、このような霊感商法に該当するようなことについては企業名を公表したり、勧告したり、あるいは立入調査したりというような条項がある条例もあるわけです。けれども、余りそれが明確でない、そういう規定のない条例も恐...全文を見る
○抜山映子君 終わります。
09月07日第109回国会 参議院 本会議 第11号
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○抜山映子君 私は、民社党・国民連合を代表し て、ただいま提案された労働基準法の一部を改正する法律案について質問いたします。  現在、労働時間の短縮は焦眉の魚とも言うべき課題となっており、国民の関心も極めて高いものがあります。内需を拡大し、貿易黒字を解消するとともに、国民にゆ...全文を見る
09月10日第109回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
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○抜山映子君 このたびの改正法は、時短につきまして法律では四十時間、しかし当面は政令で四十六時間で続くと、こうなっておりますけれども、法律というものはある程度摩擦とか抵抗とかいうものがあっても、新しい時代をつくるために推進役を果たさなくちゃいけないという側面がなくちゃいけないと思...全文を見る
○抜山映子君 ただいま中小企業の実態を考えますとというようなことを言われました。しかし、現在三百人以下の事業所でも五十人以上の事業所をとれば大体四十四時間を達成しているんですよ。三千人以上の企業では過所定労働時間が既に平均三十九時間五十分になっている。そうすれば、時短の効果が今の...全文を見る
○抜山映子君 いずれにしても、四十時間の完全実施の時期が不明確であるということは非常におかしいと思います。これは労基法の最低基準を定めるという性格に反するということは、大臣お認めになりますね。
○抜山映子君 政令でどう明確に定めていただくんですか。
○抜山映子君 政令で明確に定められないから心配して私は言っているわけですよ。政令で、例えば一九九二年とか、そういうように定めていただけるんですね。
○抜山映子君 今確定的に見通すことが困難とおっしゃいました。そして、先ほど大臣も同僚委員の質問に対しまして、四十時間制移行の時期は現在時点で明確にすることは非常に困難である、このように言われました。目的の到達点を定めるわけでしょう。それになぜそう困難がありますか、どんな困難がある...全文を見る
○抜山映子君 実態を前に進めるために法に推進役の側面を与えなくちゃいけないということを、だからこそ先ほどから申し上げておるわけですが、時間がもったいないので、この問題は飛ばします。  次に、中小企業についての時短の問題ですが、当面法定労働時間の適用を猶予する事業場については、対...全文を見る
○抜山映子君 有給休暇の方でございますけれども、中小企業の方の有給休暇を三年ごとに二日ずつ引き上げることになっておりますけれども、中小企業の経過措置はやはり毎年一日ずつ引き上げるのが穏当でなかろうかと、その方がむしろ中小企業の方も徐々に徐々に時短に対応していけるんではないかと、こ...全文を見る
○抜山映子君 次に、変形労働時間制のことについて伺います。  これはあくまでも例外でなくちゃいけないと、ですから、乱用を厳しく規制することが必要だと思うのでございます。一日の労働時間の限度は、既に衆議院の方で十時間とするのが常識的な線であると、こういう答弁を得ておりますが、フラ...全文を見る
○抜山映子君 この変形労働時間ですね、ぜひ検討していただくと言っていただいたんですけれども、生活というのは一日単位で組み立てられていますから、一日八時間という原則が非常に大事だと思うんです。ひとつこれを考慮に入れて、事業活動の抑制期にぶらぶらして、繁忙期には次の休みを待ってぐたぐ...全文を見る
○抜山映子君 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に、一カ月単位の変形労働時間制なんでございますけれども、この委員会での今までの答弁を聞いておりますと、現行法の変形労働時間制は四週単位の変形労働時間制でこれはほぼ定着し問題が生じていないと、こういうような答弁でございました...全文を見る
○抜山映子君 ですから、一カ月にするのはいいんですよ。一カ月にするともっともっと一般化するだろう、そうすると変形労働時間制をたくさんの企業が採用して非常に乱用される場合もあるじゃないか、そういう意味で、先ほど就業規則の変更届は労働者代表の意見も付されておりますので、これをチェック...全文を見る
○抜山映子君 ただいま限度時間を定めることについては不可能と。なぜ不可能かわかりませんが、不可能という回答をいただきました。労使協定の締結については何も触れられなかったので、労使協定の締結を要件とすることはお認めいただいたわけですね。
○抜山映子君 小さな規模でふえる傾向があると言われました。小さな規模でふえる傾向があるから就業規則だけに任せておくのは大変不安であると私はそう言いたいんです。そういう意味で、ぜひ労使協定も要件にしていただきたい、このことを切望いたします。  次に、労基研報告の中では年休取得に対...全文を見る
○抜山映子君 事業場外労働の三十八条の二の規定でございますね。これは労使協定の届け出義務を規定しておりますけれども、この規定については法定労働時間を超える労働時間を定めている労使協定だけが該当すると、こうなっているわけです。しかし事業場外労働時間が実態に応じて算定されるようにする...全文を見る
○抜山映子君 そういうことにすると、一体実態がどうなんだかわからないと、こういうことになるんですよ。だから全部届けさせれば非常に正確に把握できると、私はこう言いたいんですよ。
○抜山映子君 私は、そうすることによって一体事業場外労働時間がいいかげんなふうでなくてきちっと把握できるだろうと、そのことによって実態を明確に把握することができると、だからそれをやるべきじゃないかと、そういうように言っているわけなんですがね。
○抜山映子君 下回ることだからいいんだというそこのところで把握しないで、要するに実態を把握するために労使協定を届けさせること自体は、何も下回るものをどうこう規制するわけじゃないじゃないですか。届け出だけのことじゃないですか。この点はもういいです。  次に産婦ですね。要するに生後...全文を見る
○抜山映子君 現実の配慮がなされるということは、法に規定していただくと、こういうように了解していいんでしょうか。
○抜山映子君 配慮をする内容についてもう少し具体的にしてください。
○抜山映子君 では私の方から聞きますけれども、一日三回各三十分とするというような行政指導でも通達でも出していただけるんでしょうか。
○抜山映子君 先ほど来、寝たきり老人とか、病人を抱える音あるいは勤労学生等について、新しい立法の措置がされるかもしれませんが、通達を出して指導するという回答がございました。そういう事態を十分認識しておられるんだったら、この際はっきりと法律に明定してはいかがかと思いますが、いかがで...全文を見る
○抜山映子君 終わります。
09月17日第109回国会 参議院 地方行政委員会 第4号
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○抜山映子君 先ほど来同僚議員から来年度三年ごとに行われる固定資産税の評価がえの問題についていろいろ質問がございました。各自治体は評価がえの作業に入っておるそうでございますけれども、例えば東京都のこの三年間の地価公示価格の用途、地域別の上昇率はどうなっておりますでしょうか。
○抜山映子君 ところで、従来固定資産税の再評価額に当たっていかなる要素が考慮されておりましたでしょうか。
○抜山映子君 売買実例だけが評価基準として考慮されておったのですか、それともほかの要素を全く考慮されていなかったのかどうか、ちょっとそのあたりはっきりさせてください。
○抜山映子君 ところで、最近の地価の公示価格といい、売買実例といい最近の財テクブームとか、あるいは地価の投機ブームとかというもので異常高騰しているわけですね。  先ほど同僚議員の質問に対しまして、東京都の土地上昇は不正常な要素がある、このように言われましたが、不正常な要素とはい...全文を見る
○抜山映子君 不正常な要素について何も私は数字的なもので言えと言っているわけじゃないんで、いろいろな要素を多分評価がえの作業でお考えになっていると思うんですけれども、文言で言っていただきたいと思ったんですよ。
○抜山映子君 それじゃ、いろんな意味で調整を行っていただけるそうですけれども、調整の方の作業はどの程度進んでいますか。
○抜山映子君 そうすると、その調整というのは各市町村によって一定のパーセンテージの逓減率を掛ける、こういうふうに理解してよろしいんでしょうか。
○抜山映子君 ですから、各市町村によって違った逓減率を掛けるんじゃないんですかと申し上げたんですが。
○抜山映子君 いずれにしても、この異常な土地の高騰を固定資産税の再評価額に反映するということは一般国民の税負担が非常に過剰なものになる、あるいはまた中小企業では商売の継続が不可能になることも考えられます。これについては十分考慮していただけることを期待いたしますが、その点どのように...全文を見る
○抜山映子君 当面の措置として、例えば三百平米以下の居住用土地については固定資産税の課税標準の価格を現在の四分の一から六分の一に引き下げる、そういうふうにして評価がえに伴う負担増を避けるべきだと思いますが、いかがですか。
○抜山映子君 先ほど来東京都の土地上昇が不正常な要素がある、このように言われたわけですね。それをまた調整するということも言われたわけでしょう。そうしますと、評価がえに伴う負担増を何とかして軽減しなくちゃいけない。非常に難しいから一定のルールをつくって、少なくとも一定規模以下の居住...全文を見る
○抜山映子君 資産としての値打ちがあるんだからと言われるんですけれども、住んでいる限りどこに住んでいようと、それは顔なじみの近所の人がいるとか、長年住みなれているとか、それだけの意味しかないわけでして、資産としての値打ちがあるから即御負担いただくという考え方は余りにも乱暴なんじゃ...全文を見る
○抜山映子君 それでは、都市計画税の税率の採用状況をお教えください。
○抜山映子君 ところで、都市計画税について、固定資産税に応じて講じている小規模住宅用土地にかかわる特例措置、これと同じものを講ずる必要があると思うんですけれども、今これが講じられていない理由はどういうところにあるんでしょうか。
○抜山映子君 東京都の場合、二百平米以下の居住用土地を所有している者の都市計画税の負担額及び固定資産税の負担額の金額はどのようになっておりますか。
○抜山映子君 今お聞きのように、都市計画税というのは限度額いっぱいでいきますとかなり高い額になるわけですが、これを採用するか否か、あるいはパーセンテージを限度の枠内でどうするかは、各自治体の裁量によるわけでございまして、果たしてこれが本当に機能しているのかどうか大変に疑問に思うわ...全文を見る
○抜山映子君 私のいただきましたラスパイレス指数の高い団体ですね、大阪では吹田市とか堺市とか羽曳野市、これはいずれも都市計画税の税率が〇・三と最高税率を課しておるわけです。東京都では八王子市が同じく都市計画税の税率が〇・三、神奈川県鎌倉市が〇・三、こういうようになっておるわけです...全文を見る
○抜山映子君 少なくとも固定資産税の評価がえがストレートに自治体の税収増に結びつくやり方は問題じゃありませんか。
○抜山映子君 固定資産税が上がると基準額で都市計画税の方も同じようにアップするわけですから、ぜひただいまおっしゃいましたような特別な配慮をお願いしたいと思います。  それから配偶者特別控除制度の導入は大変結構なことなんですけれども、給与所得者と事業所得者との不均衡是正には不十分...全文を見る
○抜山映子君 終わります。
09月19日第109回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
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○抜山映子君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております地方交付税法の一部を改正する法律案並びに地方税法の一部を改正する法律案に対し反対の討論を、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合三会派共同提案に係る地方税法の一部を改正する法律案に対する...全文を見る
10月16日第109回国会 参議院 決算委員会 閉会後第4号
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○抜山映子君 最近、東京都の地価暴騰に伴いまして、公団住宅やマンションを購入するに当たりまして、抽せんでなければ購入できないという事態が生じております。ちなみに東京都における住・都公団の分譲住宅の募集倍率ですね、その高い団地の例を申し上げますと、第一が光が丘パークタウン春の風公園...全文を見る
○抜山映子君 この傾向は単に公団だけではなくて、一般民間業者が売り出しておるマンションについても、不動産業者がアルバイトなどを雇って申し込みをしているという事例が大変多いように思います。これは電話問い合わせによるものですが、スカイシティー南砂というのは、これが募集しましたところ百...全文を見る
○抜山映子君 大臣、長時間ありがとうございました。お引き取りいただいて結構でございます。  先ほど公団の方の御説明につきまして住宅局長が実態調査をして必要な場合に適当な措置と言われたか、必要な措置と言われたか、とりますと、このように言われました。その必要な措置とは、内容はどうい...全文を見る
○抜山映子君 急な質問ですのでお答えいただけるかどうかわかりませんが、その買い戻し特約を発動された件数などはおわかりになりますでしょうか。
○抜山映子君 恐らく件数としてはそれほど発動されていないのではないかと思われますので、そういうような措置についても今後厳しく発動されて、不正な業者などが入ってこないようにひとつよろしく御配慮をいただきたいと思います。  さて、最近非常に宅地が、土地が上昇したことから、売り出し価...全文を見る
○抜山映子君 その工事現場に置かれる主任技術者とか建築基準法上建築物の検査を行う建築主事、そういうものの役割に期待しただけで今後そういうことの事態の発生を防止できるとお考えでしょうか。
○抜山映子君 従来その規定が発動されたことはあったでしょうか。
○抜山映子君 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  さて次に、単身赴任の問題に絡みましてちょっとお伺いしたいんでございますが、単身赴任は非常に非人間的な生活を強いるものとしてマスコミなどでも大変今取り上げられておりますけれども、単身赴任せざるを得ない理由は主として住宅と子弟の...全文を見る
○抜山映子君 今、大蔵省は二つの恩典があると言われました。一つは買いかえの恩典であると、このように言われましたが、異動のほとんどが現在地方から都会地が多いわけでございます。したがいまして、住宅を売りましても都心部におきまして買いかえができる勤労者はまずほとんどいない。したがいまし...全文を見る
○抜山映子君 なかなか大蔵省の担当の一人がここで具体的な構想を出すわけにはいかないと思いますけれども、例えば特定の不況業種で転勤を余儀なくされるというようなものは、この五年というものを満たしておらなくても課税上の優遇措置を与えるべきでないか。そういうものについては、会社が証明書を...全文を見る
○抜山映子君 現在、その転入学の試験の回数はどのようになっておりますか。
○抜山映子君 指導の結果どのようになっておるか、現状を把握しておりますか。
○抜山映子君 恐らく文部省としては、実際にそれじゃ年三回程度行っているのかどうか、その後の把握をしていらっしゃらないんじゃないかと思うんですけれども、いかがですか。
○抜山映子君 私がお伺いしたいのは、そのように指導しているかどうかじゃなくて、実際に年三回各高等学校で受け入れのためのテストを行っているかどうかの把握をしていらっしゃらないんじゃないでしょうかとお伺いしているんです。
○抜山映子君 これ、いろいろな方のお話を伺いますと、やはりもう公立の高等学校ではまず転校は無理だというのが実情のようでございます。ひとつそういうわけで、文部省の方におかれましても、指導のみにとどまらず、その後の実情も指導の結果どういう実情になっているのか、それを把握して、不十分な...全文を見る
10月26日第109回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○抜山映子君 先ほど来国選弁護人の報酬につきまして、同僚委員も質問されておりますけれども、まずお伺いします。国選弁護人の報酬の性格をどのように認識されておられるでしょうか。
○抜山映子君 ただいまはっきりと弁護士の学識、弁護活動に対する対価であるというように言われました。もちろん、対価とは申しましても、国選弁護の公共的性格から通常の報酬よりは低くてもしかるべきと思いますけれども、対価と言われる以上は、やはりそれなりの配慮が必要だと思うのです。  と...全文を見る
○抜山映子君 余りはっきり部外者の方にはわからないと思うんですけれども、それでは例えばその管内に弁護士のいない僻地の国選事件がございますね。そういう場合は最寄りの弁護士会から会員が出張してやるわけですけれども、その日当はどれぐらいになっていますか。
○抜山映子君 それが出ましたところで御回答をいただきます。  アメリカの一部には、官選弁護の報酬基準を私選の三分の二だとか二分の一程度と決めておるところがあるわけですけれども、日本では何分の一になっているとお考えですか。
○抜山映子君 その日弁連の報酬基準によりますと、着手金と報酬、最初に事件に着手するときに着手金をいただく、成功したときには報酬をいただく、こういうことです。その着手金ですが、単独事件で二十万円、合議事件で三十万円、報酬が単独審の方で二十万円、合議審の方で三十万円と、こういうふうに...全文を見る
○抜山映子君 医療の場合には、たとえ保険であっても相当の報酬をちゃんといただいておるわけですが、国選弁護の場合は、先ほど同僚議員も言われましたように、記録の謄写とか交通費とか、そのほか点字なんかでございましたら点字の翻訳とか、もろもろ大変な実費がかかるわけでございます。そういうこ...全文を見る
○抜山映子君 私が理解しておるのでは各地域の弁護士、北海道地域、東北地域、中部地域、関東地域、近畿地域、中国地域、四国地域、九州地域と、報酬の増額の要望が出ております。この国選弁護ですね、憲法で保障する被告人の弁護人依頼権、これに由来する一つの人権保障制度でございます。この人権保...全文を見る
○抜山映子君 それから、ちょっと問題なのは、共犯事件において複数の被告人がある場合に一被告人一国選弁護人の原則が貫かれておらないわけです。これが大変弁護士にとって苦痛でございまして、一方の被告人の弁護をすると他方の被告人を批判せざるを得ないという状況が当然出てくるわけでございます...全文を見る
○抜山映子君 国選弁護士に対する信頼が非常に高い結果、こういうことになっておるのではないかと思います。しかしその原因の中に、必ずしも貧困が原因じゃなくて、国選で十分であろうというような人とか、弁護士を頼みたいけど適当に知らないから国選でよかろう、こういう人が中に入っておることが想...全文を見る
10月27日第109回国会 参議院 決算委員会 閉会後第6号
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○抜山映子君 本日は、郵政業務に関連いたしまして、一般市民の利便の観点から御質問をいたしたいと存じます。  郵便ポストの設置基準というものがございますね。正式には郵便差出箱設置標準というものでございますけれども、一と二に分かれておりまして、一は、受け持ち配達区域の市街地とその他...全文を見る
○抜山映子君 交通の要路という観点からいたしますと、主要駅のホームに設置するということは大変利用者にとって便利なことと思われます。現在そういう駅のホームに郵便ポストを設けている箇所はございますでしょうか。
○抜山映子君 案外利用者というのは駅で、そうだ投函しようというような場合が大変多いのでございます。大阪駅ホームなんか大変利用者が喜んでおる実情でございまして、ぜひ東京駅なんかは、それこそまさに交通の要路でございますので、取りつけていただきたいと思うのでございますが、何か支障がござ...全文を見る
○抜山映子君 将来的に駅を建て直すというような場合も多いかと思います。現に東京駅についてもいろいろと取りざたされておりますが、そのような場合に、ぜひ駅ホームで投函してそしてそれが集配に便利なように設計することも十分可能だと思いますので、これはひとつ利用者の便利を考えて将来的に御検...全文を見る
○抜山映子君 慎重に御検討いただけるそうでございますが、特に利用者の観点からいきますと、現在、郵貯カードで印鑑、通帳がなくても預け入れとか払い戻しが可能な自動預け払い機、ATMというんですか、これがまだ設置状況が非常に貧しいということで利用者が不満を持っているということを聞いてお...全文を見る
○抜山映子君 これは全体の局のパーセントにしてどれぐらいに当たりますか。
○抜山映子君 地域別に見た分布状況はいかがでしょう。
○抜山映子君 そうしますと、ローカルな地方におきましてこういうものを利用しようと思っても実際には設置されていない。そういうところにおいて郵便局が完全週休二日制になってしまうということは大変地方の方にとっては不便なことになるだろうということが予測されるわけです。したがいまして、先ほ...全文を見る
○抜山映子君 直接リンクさせよと言っておるわけではなくて、ほぼ利用者に相当程度の満足が得られる状況をつくるようにしてからということを考えた方がいいんではないかということを申し上げたわけでございます。  次に、外国郵便と日本の郵便料金との格差の問題をちょっとお尋ねしたいと思います...全文を見る
○抜山映子君 ただいま上限と下限があると言われましたのは、船便の場合を言っておられるわけでしょうか。
○抜山映子君 そうしますと、航空使の方は直接の規制はない、コストを加えるわけですから、その郵便業務に伴う費用とそれから航空運送に伴う費用をプラスして上限の規制なしに決めることができる、こういうことで正しいわけですね。
○抜山映子君 それでは、主な外国、特に米国を含めて、はがき、それから封書、それから郵便小包、どれぐらい違いがあるのか、ちょっとおっしゃってみてください。
○抜山映子君 現在、日本人のサラリーは米国人のサラリーに匹敵する、あるいはそれをちょっとやや超えるということも言われておりますけれども、それなのに郵便だけが二倍も違うというのはちょっと格差があり過ぎるように思うんですけれども、この格差を縮めるわけにもいきませんか。
○抜山映子君 幾ら大量に扱うからといっても二倍から違うというのはちょっと理解しがたい、こういう思いがするわけです。そして、先ほど申されましたように、フランスやドイツ、英国、スイスなんかと比べても日本の方がより高い、こういうことですから、やっぱりこれは検討しなくちゃいけない課題では...全文を見る
○抜山映子君 民放のテレビにはコマーシャルの数量規制をやっておりますね。この規制は現在どのようになっておりますか。
○抜山映子君 一週間の総量規制になっていて一八%、こういうことになりますと、夜間に例えば二十四時間民放テレビなんかが放映するということになりますと、結局コマーシャルの時間を総量として長くとれる、こういうことに理解していいわけですね。
○抜山映子君 直接的にお答えにならなかったけれども、やはり二十四時間放映になると、それを基準として一八%、こういうことになるというように理解いたしました。  先ほどプライムタイムと申されましたが、これは視聴者が一番多い時間帯、こういうように理解してよろしいんでしょうか。
○抜山映子君 当然このときはコマーシャルの単価も高くなっているのだろうと想像されますが、視聴者が一番よく見るときにコマーシャルが集中するようなことでは、やはり見ていて非常に気分が乗っているときに煩わしい面もあるわけでございまして、これが二十四時間に及ぶなら、それなりのまた別の規制...全文を見る
○抜山映子君 良識を持って自粛してくれるだろう、現にその傾向だということであるならば、むしろはっきり基準を設けて通達なり何なり出して、夜間帯と昼間帯というように分けた規制の仕方も可能だと思うんですが、いかがでしょうか。
○抜山映子君 ぜひよろしくお願いしたいと思います。どうしてもCMが高く売れるところに、今一〇%ぐらいであるならば、これはもう二十四時間放映するなら、この一〇%をそれじゃ今度は一五%ぐらいに上げてもよかろうというようなことの動きが出てきては困りますので、ひとつよろしくお願いしたいと...全文を見る
11月13日第110回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○抜山映子君 本日は定数是正の問題に絞って質問したいと存じます。  御存じのように憲法の前文は、日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動することをうたっております。すなわち、憲法下の国民が主権を行使する直接かつ具体的な機会のうち最も有用なものがこの一票を行使する...全文を見る
○抜山映子君 では、中曽根内閣の怠慢であったことはお認めになるわけですね。
○抜山映子君 前大臣の葉梨自治大臣、この方も、各与野党間の協議が先決である、これのみに終始されておるわけです。  ところで、先ほど大臣は同僚委員の質問に対しまして、前回、昭和六十一年の定数是正は緊急避難である、このように言われました。緊急避難ということについて大臣はどのように御...全文を見る
○抜山映子君 抜本改正でない。抜本改正でないから暫定的であるということですね。これに基づいてもう一回選挙を行うということは、これは暫定的でないということになりますが、この点いかがですか。
○抜山映子君 大臣である以上、期待だけに終わったのでは困ると思うんです。やはり自治大臣でいらっしゃる以上、ある程度イニシアチブをとっていただくこと、これが必要だと思います。  先ほど緊急避難、言葉の使い方を誤ったかもしれないというような言葉をおっしゃいました。しかし、緊急避難的...全文を見る
○抜山映子君 この数カ月、定数是正問題について高裁の判決が幾つか出ました。六十二年九月八日が仙台高裁の判決、これが一応今の定数が合憲ということ。六十二年十月十二日、大阪高裁が違憲状態である。六十二年十月二十二日の東京高裁が合憲ではあるけれども格差は違憲状態に極めて近い。こういうよ...全文を見る
○抜山映子君 私どもの永末選挙制度調査特別委員長は、六十二年十月十二日の大阪高裁の判決が出た直後に、談話としまして、昭和六十一年改正公選法はあくまでも暫定的なものであり、急選抜本的改正が行われるべきであるにかかわらず、今日まで定数是正をなおざりにしてきたのは中曽根内閣の公約違反で...全文を見る
○抜山映子君 大臣、今と同じ御回答と理解してよろしいでしょうか。
○抜山映子君 先ほど大臣の前に御回答いただいた分についてでございますが、一つの理由は、おおむね論議が尽くされたからだと。しかし、これはおかしいですね。今はもう最高裁の判決が出て、その後また高裁の判決が三つも出て、まだ係属中の事件もあって、そういう事態のときに、おおむね論議が尽くさ...全文を見る
○抜山映子君 余り理由が立っておらないと思いますけれども、まあいいでしょう。  ところで大臣、この選挙制度審議会の委員の任命がされないでずっと来ている。これは内閣総理大臣が任命するわけですけれども、非常に側近でいらっしゃるらしいので、ひとつ内閣総理大臣に委員を任命してはいかがか...全文を見る
○抜山映子君 ぜひお願いしたいと思います。  それでは、多少技術的に細なくなってきますけれども、公職選挙法の前身である衆議院議員選挙法における昭和二十二年の議員定数の配分は、選挙区に直接配分しないで既存の行政区画である各都道府県に配分した後その都道府県内の各選挙区に配分する、こ...全文を見る
○抜山映子君 この方式を最大剰余方式と呼んでおるそうですが、そのとおりですね。
○抜山映子君 その最大剰余方式で議員の定数を決めた、こう理解してよろしいですね。
○抜山映子君 ところで、昭和六十一年の法改正前における都道府県の議員配分の状態で、いわゆる取り分制約を満たしていないものが四十七都道府県中にございますね。これは幾つの都道府県に上りますか。
○抜山映子君 配分不足の県が神奈川、大阪等にまじって兵庫も入っておりますね。
○抜山映子君 兵庫の配分不足は二不足になっておるわけですけれども、何とこの昭和六十一年の法改正にはかえって減員になっておりまして、本来増員されなければいけないのに減員されてしまっておるわけです。兵庫は本来二十二人県でなければいけないのに、二十人県が一議席減らされて十九人県になって...全文を見る
○抜山映子君 それはまさしくそのとおりだと思いますよ。だからこそ、本来抜本改正をして分区をして、フェアな選挙区を新たにつくっていかなくちゃいけないという、こういう課題が課せられておるわけだと思うんです。特に二人区になりますと、三人区制に比較しまして死に票というんですか、そういう増...全文を見る
○抜山映子君 この分割の基準は極めて穏当なもの、妥当なものであると私考えるんですが、自治省としてはいかがお考えですか。
○抜山映子君 先般の昭和六十一年の改正、八増七減によって石川県が六人県から五人県になっている。その上方にある香川、和歌山、富山、この三県はその順に五人県にならなくちゃいけないのになっておらない。この結果逆転現象が増設された結果になっているわけですね。今逆転区は全選挙区のうち幾つあ...全文を見る
○抜山映子君 先ほど兵庫県の例を申し上げましたが、それだけにとどまらず逆転現象もふえるようなずさんな六十一年の改正であったわけです。そこで、どうしても抜本改正をやっていただかなくちゃいけないわけですけれども、先般の、十月何日でしたか、東京高裁の判決でございますが、定数是正を考える...全文を見る
○抜山映子君 過疎に政治へのニーズがあるのみならず、いろいろ台風の被害とかそういうものなども過疎に一番集中しがちでございます。そういうときに交通事情が、兵庫の五区なんかの場合ですと、五軒の部落、川を渡って向こう方に十軒の部落ということで、それが直進的にいきませんで手袋のようになっ...全文を見る
○抜山映子君 ですから、審議会の委員の任命に当たって、統計だけを見て乱暴な議論をしていただかないように、やはり現地を見ていただく、典型的な過疎の地帯を見ていただくというような、現場検証と言っちゃオーバーですが、そういう視察の機会を与えていただくことが必要だと思いますが、それについ...全文を見る
○抜山映子君 ですから、各党で論議するのは、もちろん民社党としては喜んで受けて立ちたいということはもうとうに表明しておるわけでございまして、選挙制度審議会の方とそれから党の協議と両方並行して進んでも一向に差し支えないと思うんですよ。  そこで最後に、大臣、先ほどの選挙制度審議会...全文を見る
12月10日第111回国会 参議院 地方行政委員会風俗営業等に関する小委員会 第1号
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○抜山映子君 私のところへも先般来陳情団が見えておりまして、私実際に特定の陳情に来られた方だけの話しか聞いておりませんので、果たして警察の立ち入りが地元からどれぐらい感謝され、あるいはどれぐらい迷惑がられているのか、そのあたりもわからずに質問するわけでございますけれども、先ほど、...全文を見る
○抜山映子君 そのバックグラウンドの御説明だけはしていただくということだったので、当然そういうことは……
○抜山映子君 そうすると、四千軒立ち入りを行ったわけですが、そのうち何軒が、先ほど御説明のあった警察官職務執行法六条第二項に基づく立ち入りだったんでしょうか。
○抜山映子君 どうも陳情団の話によりますと立ち入る根拠ですね、警察法二条に基づいてたと。彼らは素人ですからわかりませんけれども、そういうふうに説明するわけです。警察法二条ですと犯罪の予防、鎮圧、秩序の維持ということで、非常に強力なものでございますね。警察官職務執行法六条二項になり...全文を見る
○抜山映子君 私は素人でわかりませんのですけれども、みかじめ料というのはどういうものなんでしょうか。
○抜山映子君 そうすると、いわゆるスナックとか深夜酒類営業の方たちが、風俗営業であろうと、深夜酒類営業であろうとあるいは風俗関連営業であろうと、みかじめ料というのは広くそういう業界でやくざから搾り取られている、こういうふうに理解していいわけですね。
○抜山映子君 本来、警察に来ていただいたらみかじめ料を取られないようになるということで感謝されるのが筋だろうと思うんですけれども、陳情団の話では大変に迷惑している、こういうことなのでございます。立ち入るについては私服で入っておられるそうですけれども、地元のことでもあり、警察の人が...全文を見る
12月11日第111回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○抜山映子君 竹下政権の発足から早くも一カ余を経過いたしまして、マスコミ等で同日選のうわさがもう流れ始めておるわけでございます。  ところで総理は、朝日新聞の十月三十一日によりますと、六十一年の五月、当時幹事長でいらしたかと思いますが、長野市の記者会見で「三年ごとの衆参同日選が...全文を見る
○抜山映子君 過ぐる十一月二十四日、最高裁は名古屋高裁の衆参同日選挙の無効請求の上告事件について、衆議院の解散の効力は裁判所の審査権に服しないという理由で上告を棄却しました。しかしこれは、解散権が恣意的に行われてよいという趣旨ではなく、解散権の行使はあくまで民主的に是認されるべき...全文を見る
○抜山映子君 そこで、同日選は二院制の根幹に触れると言われた総理にお伺いしたいんですけれど、内閣の解散権の行使には憲法原理上、憲法習律上当然制約が存在すると存じますが、いかなる場合にこの解散が許されるか、総理の見解を伺いたいと存じます。
○抜山映子君 総理が二院制の根幹に触れると言われたのには、当然総理としてその理由を御存じだからそう言われたと思うんです。ですから、総理からひとつお答えいただきたい。
○抜山映子君 第七条の解散が、恣意的にいつでも好きなときに自民党の派利派略で意図的にやるということまでを、それが行政権の行使で妥当であると判決は言ったわけじゃないんです。そういう意味で、もう一度総理にお伺いしますが、何らか制約があると思うんです。六十九条の場合は、これは当然解散を...全文を見る
○抜山映子君 憲法の明文では制約しておりませんが、憲法原理士許されない場合があるだろうということを申し上げでおるんです。非常に整理して申し上げますと、六十九条と同視すべき場合、例えば予算案や内閣の公約である重要案件が否決されたり、審議未了になったときなど、非常に国会と内閣が対立し...全文を見る
○抜山映子君 御存じのように、五十五年の衆参同日選は、不信任案が可決されて六十九条により解散いたしました。六十一年の衆参同日選は、定数是正法案が通過したので、違憲状態を解消するため改正された新たな公職選挙法の規定によって選挙する必要があるという理由で、これを大義名分として行われた...全文を見る
○抜山映子君 ところで、この署名簿、総理は署名なさいましたか、なさいませんでしたか。イエスかノーでお答えください。
○抜山映子君 二院制の根幹に触れるとおっしゃったわけですから、それじゃ二院制の意味を総理にお伺いしたいと思います。
○抜山映子君 お互いの相互抑制、補完協力がなくなってしまう、こう言われてまさしくそのとおりなんですが、もう一つ、参議院の緊急集会を著しく困難にするという面もあると思いますが、総理、いかがですか。
○抜山映子君 衆議院の場合は、解散であろうと任期満了であろうと、議席を失って選挙に入る。参議院の場合は、その選挙の行われる時期によって、議員の資格を持ったまま選挙に入るときもあれば、途中で任期を満了して議席をなくしてしまう場合がある、両方ある、お説のとおりなんですが、これをちょっ...全文を見る
○抜山映子君 そうしますと、衆参ダブル選挙が行われているときには、場合によって、わずか二百五十二人の総定数の半数の百二十六名しかいない場合が出てくる、こういうことになりますね。
○抜山映子君 議員定数は、法定の総数の三分の一ですから八十四名と、こういうことになりますね。
○抜山映子君 そうしますと、仮に百二十六名しかいないという場合に、八十四名が国会に集まらなくちゃいけないわけですけれども、非改選の百二十六名はみんな応援に走っているわけですね。そういうときに八十四名が集まることは非常に緊急集会の開催を困難にする。あるいはまた両方とも、改選組、非改...全文を見る
○抜山映子君 国会に忠実な議員は当然国会に戻るでしょう。そうしますと、他の候補者との公正な選挙を害する面があると思います。これはお認めになりますね。
○抜山映子君 そういうことがあるから、総理がダブル選挙が定着してはいけない、二院制の根幹に触れると言われたことについて、私は大変に敬意を払っているわけなのでございます。  それでは、定数是正の問題についてお伺いしますけれども、定数是正については、八増七減の公職選挙法の改正を通す...全文を見る
○抜山映子君 総理でなくて、じゃ細かくどなたか読み上げてください。
○抜山映子君 昭和六十年国勢調査の確定人口の公表は六十一年十一月十日行われて既に一年余を経過しておるわけで、当然抜本改正をしなければいけない時期にあると存じますが、いかがですか。
○抜山映子君 衆議院議員の残る任期は二年半ですが、その間に抜本改正をしなければ総選挙はできないとお考えになりませんか。
○抜山映子君 六十二年十月二十二日、東京高裁の判決では、一応定数是正の措置を講じたことと、確定値の公表を待って速やかに抜本改正をするという衆議院の決議がなされているから現在でも一応合憲と認めたわけなんで、これを抜本改正をしないと、また選挙が終わった後裁判所でいろいろ判断されて国会...全文を見る
○抜山映子君 六十二年九月二日現在の全国有権者数の調査集計では、一議席当たりの有権者数の格差、三・〇一倍になっておるわけです。前回の定数是正は緊急避難、暫定的なものである、こういうことでしたが、この緊急避難、暫定的なものであるということについて、やはり今度の選挙の前に抜本改正をし...全文を見る
○抜山映子君 時間がありませんから次に進みましょう。  総理は所信表明演説で、行政改革についても引き続きこれを推進していく考えであると述べておられますが、中曽根総理のもと、メスを入れられなかった行政の本体そのものについてどう行革をお進めになりますか。
○抜山映子君 ぜひ行革を進めて財源を生んでいただきたいと切望いたします。  さて、一省庁一機関の地方移転でございますけれども、来年一月中に移転対象機関の選定を進めるといいますけれども、この選定に当たっては、やっぱり行革の精神というものが尊重されなければいけない。すなわち効率とい...全文を見る
○抜山映子君 候補になったそれぞれの機関がみんな移転がいやだと言っていると。そういう声の大小とか地域のエゴとか、そういうことで判断せずに、ひとつ客観的に判定していただきたいということを切望いたします。  さて、明石海峡大橋の完成に伴って必要となる関連道路のうち、大阪湾岸道路がま...全文を見る
○抜山映子君 ルート決定はいつごろの予定でしょうか。
○抜山映子君 総理に伺います。  税制改革は六十三年秋を念頭に置くべきでないかと衆議院の予算委員会で述べられました。総理としては、予見を与えちゃいけないということを何度もおっしゃっていますが、国民のコンセンサスを得るためには若干の方向性をやはりこういう委員会の場で明らかにしてい...全文を見る
○抜山映子君 総理ですから、諮問に任せて何も言わないというのはおかしいと思うんです。方向性、もうちょっと明らかにしていただけませんか。
○抜山映子君 百二十八円の前半の円高になったんですが、ついに未踏の円高に企業活動が非常に停滞するおそれがある。それについて、為替安定のため今水面下で何か努力しているのか、今後の国際協調のスケジュールをお願いします。
○抜山映子君 終わります。
12月16日第111回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○抜山映子君 昭和六十年度決算検査報告書九十九ページ、農林水産省の補助金の関係でございますが、これによりますと、国庫補助金二千四百六十六万二千六百八十六円が不当と認められております。この補助金については大変むだ遣いということがちまたでうわさされておりますが、こういうことについてい...全文を見る
○抜山映子君 補助事業の実施について会計検査院は何%ぐらいを検査の対象にして検査していますか。
○抜山映子君 恐らく全部を検査の対象にすれば、不当な国庫補助金の金額は膨大に上ると思います。ここで挙げられおります六事例を見てみますと、その中で兵庫県の社町の例は、盛り上等の工事が現在施行されていて作付が全く不可能であったにもかかわらず転作奨励金を取っておるわけで、単なる行き過ぎ...全文を見る
○抜山映子君 機関委任というのは代理権が生じるわけでございますけれども、委託というのは法的にはどういうことになりますか。
○抜山映子君 この兵庫県の社町ほかの事例ですけれども、恐らく市町村長にゆだねているために地元の有力者がなあなあで適当にやるという傾向があるのではないかと懸念されます。  そこで、補助金決定の適正化について従来どういうような措置を制度的にとっておられますか。
○抜山映子君 その確認事務が適正に行われていなかったからこそ、こういうような不当事項の指摘を受ける事例が出てきたわけで、例えばそういう確認事務ということでもいいんですが、どこかの農協なら農協が、適正であるという監査、以上監査しましたが相違ございませんとか、そういうようなシステムを...全文を見る
○抜山映子君 これは大事な国民の血税ですから、クロスチェックが行われていない、あるいは地元同士の顔なじみでむやみやたらに転作奨励金なんかを出してもらっちゃ困るわけなんです。指導を強化して、本当にその必要があるものに出す、こういうふうにしていただきたいんですが、その指導強化の具体的...全文を見る
○抜山映子君 助成金の交付については、交付申請書とか対策の実績報告書とか、いろいろ書面を出すわけですけれども、偽りの申請書を出したり報告書を出したりすると、これは文書偽造の問題もあり、全く見え見えの理由のないものについて助成金をもらえばこれは詐欺罪にも該当するわけでございまして、...全文を見る
○抜山映子君 それにしても最近は全くない。不当事項はたくさんあるのに全くないというのは、ちょっとこれは発動しないような傾向があるのじゃないか。監査機関としての会計検査院の地位を高めるためには、こういう条文があるのですから、これらの機能を生かすべきではないかと思うんですが、いかがで...全文を見る
○抜山映子君 大蔵省に伺います。  自動車関係諸税ですが、これが九種類にも及んで大変複雑なものになっております。これを簡素化するとともに、今や自動車はもう大衆のものでございますから軽減すべきだと思います。これを今後の税制改革の中で御検討いただけますでしょうか。
○抜山映子君 きょうは時間がないのでこれで終わりにしますが、諸外国に比しまして、アメリカ、イギリス、西ドイツに比べまして日本の自動車諸税は格段に重い、このことをぜひ念頭に入れて今後検討していただきたいということを申し上げまして、私の質問を終わります。