抜山映子

ぬきやまえいこ



当選回数回

抜山映子の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月19日第112回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
議事録を見る
○抜山映子君 吉田先生にお伺いいたします。  一般的に人口が一たん低落傾向になりますとそれは加速化するというようなことが言われておりまして、低落したものをさらに増加に向けるには相当のエネルギーが要るというように聞いております。そういうわけで、私は先生の人口教育というものの必要性...全文を見る
○抜山映子君 もう一点吉田先生にお伺いしたいのですが、予想される課題の中に児童手当という項目がございます。私の聞き違いかどうかわかりませんが、たしか先生は、児童手当は第何子であるとを問わず存続すべきであるというように言われた気がしたんですけれども、児童手当は非常に富裕な一定の所得...全文を見る
○抜山映子君 森岡先生にお伺いしたいのですが、人口の将来の日本のあり方、これについて吉田先生は静止人口ということを言われたのですが、森岡先生はどのようにお考えでしょうか。
○抜山映子君 最後に、中村先生にお伺いしたいのですけれども、確かに有害食品なんかをなくすということ、あるいは環境整備、育児休業制度、母性保障基本法、もろもろそういう制度をつくることによって女性が子供を産みやすい環境をつくるということは必要でしょうけれども、私が最近よく聞きますのは...全文を見る
○抜山映子君 終わります。
02月20日第112回国会 参議院 地方行政委員会 第2号
議事録を見る
○抜山映子君 自治省は先日の衆議院の地方行政委員会において昭和六十二年度の地方税収につい て見通しを述べましたけれども、市町村税についてはどの程度の見通しを持っているのでしょうか。  そしてまた、税目ごとに顕著な傾向があれば、それもお教えください。
○抜山映子君 経済とか人口とかすべてが都市集中化の傾向がある、このように言われておるわけですけれども、地方税収の動向が、都市と地方の財政力格差がますます拡大する方向にあるのではないかと思うのですけれども、六十二年度、サンプル的に幾つかの県を挙げて、都市と地方の状況を対比してみてく...全文を見る
○抜山映子君 今伺ったところでも、大体東京を中心とする周辺の県は非常に税収が好調である。一方、ローカルの県は、伸びたとはいっても都市圏に比べるとはるかに伸びが低いわけでございます。  こういう地方団体間の財政力格差を是正するためには何らかの対策が必要ではないかと思うのですけれど...全文を見る
○抜山映子君 昨年決定されました政府の緊急経済対策により始められた緊急プロジェクト、これの進捗状況はどのようになっておりますでしょうか。
○抜山映子君 それはわかったのですが、どの程度着手されているか、そのあたりをもう少しはっきりさせていただけませんか。
○抜山映子君 そうしますと、当初予定しているよりずっとおくれている、こういうことが言えると思うのでございまして、この緊急プロジェクトは今後の予定として六十三年度においても採択される予定である、このようになっておるわけですから、不況地域が大変苦しんでいるのですからもうちょっと進捗を...全文を見る
03月31日第112回国会 参議院 地方行政委員会 第6号
議事録を見る
○抜山映子君 地方公務員の高給与につきましてはかなり改善が進んでおるようでございますけれども、本給の方はともかくとして、ほかの諸手当によって実態は依然として高給与が続いているということが言われております。この実情につきまして自治省はどのように把握しておられますか。
○抜山映子君 適正な指導管理ではちょっとあいまいでわかりませんが、具体的にはどういうように指導していくわけですか。
○抜山映子君 ラスパイレス指数が依然として一一〇を超えている団体は幾つありますか。
○抜山映子君 高給与団体への個別指導は昭和六十二年までになっていますけれども、これ以降はどのようになさいますか。
○抜山映子君 地方自治団体の借金が大変かさんできて現在総額六十一兆の借金になっている、こういうことですけれども、人件費が非常にかさんでおるわけですね。この最大要因である人件費、給与の方は若干改善されたのですが、人数の方はどのようになっておりますでしょうか。
○抜山映子君 具体的に人員削減のやり方をどのようにしておられますか。
○抜山映子君 清掃事業は民間委託がかなり進んだようにも伺っておりますが、現況はどのようになっておりますでしょうか。
○抜山映子君 それによる経費の削減の額はわかりますか。
○抜山映子君 正確な数字でなくても、おおむねの数字はわかっておられるのではありませんか。
○抜山映子君 せっかくそのような方法をとったのであれば数字ぐらいは把握するように、それは今後どのように進めるべきかの指針にもなるわけですから、それはひとつ把握していただきたいということを切望しておきます。  国の方は国債の削減に懸命に努力しておりますけれども、地方の方は、いろい...全文を見る
○抜山映子君 ところで、土地の評価額のやり方でございますが、これは従来から他の委員会でも同僚議員が取り上げてはおるのですけれども、公示価格は国土庁、固定資産税の評価額の方は自治省、相続税の方は大蔵省の路線価格、こういうように分かれておって、これは行革の観点からも大変むだな話でござ...全文を見る
○抜山映子君 今伺ったところによると、まず公示価格と固定資産税の評価額では、対象地点が固定資産税の方は一億六千万筆で非常に多い、こういうようなことでしたですね。そうしますと、それは例えば相続税の方と固定資産税の評価額の方は一本化できるのではないですか。
○抜山映子君 今伺った範囲では余り致命的にそれを妨げる理由はないように思われるのですけれども、まあお役所のセクショナリズムもあるのじゃないでしょうか、このような気がしてならないわけでございます。なお検討課題としてちょっとお考えいただきたいと思います。  ところで、連合が、二千平...全文を見る
○抜山映子君 運輸省の方にお伺いいたします。  現在レジャーというものが大変大型化いたしまして、これに対応する意味と、もう一方におきまして産業構造の転換の奨励という意味もありまして、企業によってはジェットスキーというものを開発し売り出しておるわけです。しかし、これにつきましては...全文を見る
○抜山映子君 諸外国についてはこの運転資格はどのようになっておりますでしょうか。
○抜山映子君 アメリカではどのようになっておりますか。
○抜山映子君 このジェットスキーの価格は大体軽自動車を買うぐらいの価格で買えるわけでございまして、もしもこのような小型船舶操縦士四級というようないかめしい資格が要求されなければ、かなりの程度購買者もふえるであろうということが予測されるわけでございます。先ほど事故があったというよう...全文を見る
○抜山映子君 最初に厚生年金のことをお伺いしたいと思います。  六十一年四月から実施した年金制度の抜本改正は、給付水準が下がったということで皆さん不安を持っておられるわけです。それで、段階的に下がっていくわけでしょうけれども、最終的にはどれぐらい切り下げになるのか、また十年ぐら...全文を見る
○抜山映子君 そうしますと、仮に今、従来のままですと十年後に二十万の年金をもらう予定の人がおった、それが今度は大体幾らもらえると見込んでよろしいのでしょうか。
○抜山映子君 非常に難しいわけですけれども、それでは、今六八%という数字を言われました。ですから非常に粗っぽく言いますと、仮に二十万と思っておってもそれの六八%になってしまう。大体三分の二ちょっとになってしまう。そういうように計算しますと、二十万ならば十五万かそこらになる。非常に...全文を見る
○抜山映子君 そのようにかなり水準が切り下がるわけですけれども、この水準の切り下げに並行して、企業年金とか個人年金とかという制度に対して税制上も奨励するような制度をつくらなくてはいけなかったと思うのですが、この点についてはどうお考えでしょうか。
○抜山映子君 もう一つよくわからなかったのですが、要するに、このように厳しくなったのですから今度は自助努力によってマイナス分を補てんするようにしなければならない、これは当然だと思います。  それでもう一つ、国民年金と厚生年金を統合した結果、妻の基礎年金部分の五万円は妻が六十五に...全文を見る
○抜山映子君 ところで高齢者世帯の消費支出は月幾らぐらいでしょうか。単身の場合と夫婦の場合について、数字があれば教えてください。
○抜山映子君 それは比較的謙虚な数字で、非常に低く見積もったものだと思います。老後の生活費は、総務庁の昭和六十一年家計調査年報によりますと、高齢者世帯の消費支出は一カ月約二十二万五千円、こういうように出ております。ですからこうなりますと、年金が六八%ぐらいになってしまいますと、ど...全文を見る
○抜山映子君 今伺いますと、ホームに納めるいわゆる生活費が単身者で十万、夫婦で十五万、そのほかに当然身の回りの品を買うとかあるいは嗜好品を買うとか交際費とかいうことになりますと、さらにこれより五万円アップするであろうと考えなくてはいけない。いずれにしても、これから老後の不安を解消...全文を見る
○抜山映子君 十八万五千円だと、先ほど来数字が出ております、例えば老後の生活費は世帯で二十二万五千円かかるという、これには相当差がある。四万円足らないわけですね。老人ホームに入るといたしましてもやはり同じぐらい足らなくなってくる。こういうことで、ひとつ厚生省としてこれから真剣に老...全文を見る
○抜山映子君 ところで、日本の個人年金につきましては控除の枠はわずか五千円ですね。生命保険の五万円の控除の枠を含めまして五万五千円でございます。ところがほとんどの家庭がもう既に生命保険に加入しておりますから、結局のところ個人年金の控除枠はわずか五千円にすぎない、こういうようになる...全文を見る
○抜山映子君 ところで、個人年金をつくる場合に、仮に四十歳の男性が六十歳になったときに老後の足らない分五万円を毎月もらおうと思って個人年金をつくろうとしますと、もちろんこれは生命保険会社によっていろいろ違うと思いますが、月の掛金は大体幾らになりますでしょうか。
○抜山映子君 そうしますと、一万五千円、しかし手元から出ていくのは当座二万三千円、一年間にいたしますとこれの十二倍でございます。そのうちやっと五千円しか控除できないというのでは、年金のレベルを下げたにしては余りにもお粗末な話ではないかと思うのでございます。  先ほどアメリカ、イ...全文を見る
○抜山映子君 それではお伺いしますけれども、ほかの国の、私はたまたま今アメリカとイギリスだけ申し上げましたけれども、フランスとかカナダとか西独とかがどういうようになっておるか、研究されたことはありますか。
○抜山映子君 控除の制度については、今西独はおっしゃいませんでしたが、西独は、生命保険料と同枠で単身者で六千五百十マルク控除がある、配偶者のある場合には一万三千二十マルク控除がある、こういうことですね。カナダでも所得控除額が年間五千五百カナダドル、フランスでも単身者については年間...全文を見る
○抜山映子君 拠出のときにまとめて拠出した場合については、給付のときにどういうことになりますでしょうか。
○抜山映子君 例えばもう退職間近になって、老後が不安だと、男性も七十五歳まで生きるように なったし女性は八十一歳まで生きるようになったということで、五十五歳で退職したときに、六十歳からもらえるように退職金の一千万円を拠出した、こういう場合、給付の際にはどれぐらい控除を受けられる...全文を見る
○抜山映子君 ちょっとわかりませんが、仮に六十歳からもらう終身年金にしたという場合についてお答えいただけませんか。
○抜山映子君 今の質問は急に出した質問で失礼であったのですけれども、ひとつ後からでもサンプルでちょっと計算したものをいただければ大変ありがたいと思いますので、よろしくお願いします。  ところで、外国では企業年金についてどのような奨励措置をとっておりますでしょうか。
○抜山映子君 それと対比して、日本はどのようなことでございましょうか。
○抜山映子君 外国では事業主が掛けました掛金については損金に算入しておるようですが、日本でその措置はとられておるでしょうか。
○抜山映子君 それ以外はそういう措置はとられておらないということですね。  ところで、企業年金の加入者もどんどんふえ、個人年金の加入者もまたふえてきておると思うのですが、数字的に把握しておられますでしょうか。
○抜山映子君 ひとつ数字的にも把握していただいて、国民がどのように考えているか動向をつかんで、政府としても奨励策についていろいろお考えいただきたいと思います。  それでは地方税のことについてお伺いします。  昭和六十三年度の地方財政対策の特色はどういうことでございましょうか。
○抜山映子君 昭和六十三年度から、昨年の臨時国会で決定された初年度約五千億円の住民税減税が実施されるわけですが、その財源はどのようになっておりますでしょうか。
○抜山映子君 六十二年度の約一兆五千四百億円の所得税減税に伴う地方税収への影響はどのように補てんされましたか。    〔委員長退席、理事松浦功君着席〕
○抜山映子君 昭和六十二年度における地方税の自然増収はどのぐらいと見込まれますか。その内訳はちょっと難しいだろうと思いますが、おおむねわかりましたら。
○抜山映子君 これはさらにわからないだろうと思いますけれども、株の取引とか地価の高騰によってどれぐらい出るかというのを、おおむねで結構でございますからわかりましたら。
○抜山映子君 昭和六十三年度の住民税減税に伴う地方団体間の財政収入に及ぼす影響はいかがでございましょうか。また団体間の財政力格差は拡大しないでしょうか。
○抜山映子君 構造不況業種とかそれから輸出関連で非常に打撃を受けた産業の所在する地方、そういうところの税収の落ち込んでいる地域はどの程度見込まれておりますでしょうか。
○抜山映子君 そのような地域に対しましてはどのような財政対策を講じていただけますでしょうか。
○抜山映子君 ひとつこの点は、そういう手はずになっておりますということだけでなくて、早急に例えば公共事業の重点配分などについても考慮して、なるべく前倒しに前倒しにやっていただきたいと思うのでございます。実際に現地などを見ますと、相生にしても西脇にしても、商店街自体がもうみんなシャ...全文を見る
○抜山映子君 自治省として、調整債の償還が始まったときにはどのような補助策をとるのでしょうか。
○抜山映子君 終わります。
○抜山映子君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております地方税法及び国有資産等所在市町村交付金法の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。以下、反対理由の主なものを申し述べます。 一、我々は、主として住居費や教育費など負担の重圧に...全文を見る
04月28日第112回国会 参議院 地方行政委員会 第8号
議事録を見る
○抜山映子君 地方公共団体が公共事業のため土地を先行取得することは可能なわけでして、この土地開発公社を特に設けて業務を拡大する理由、先ほど同僚議員の同じような質問に対して、機動性に欠けるからだと、このようなことを言われたのですけれども、その機動性を欠くという具体的な意味は何ですか...全文を見る
○抜山映子君 この土地開発公社の抱える役職員の数ですね、都道府県、市町村に分けて平均どれぐらいなんでしょうか。
○抜山映子君 この役員の派遣元と言ってはおかしいですけれども、地方公共団体出身者が非常に多いのではありませんか。
○抜山映子君 その役員の出身についてパーセンテージをちょっと挙げていただけませんか。
○抜山映子君 地方公共団体の出身者が五〇%、それから地方公共団体の出向者が四六・一%、両方合わせますと九六・一%が広い意味での地方公共団体の出身者、こういうことになるわけですね。そうしますとこれは地方公共団体の天下り先である、そういうことが言えると思うのですけれども、そのあたりに...全文を見る
○抜山映子君 こうパーセンテージが多いと、地方公共団体自体が土地を先行取得することが可能なのに何でまたこういうのを設けたのかな、こういう疑問が当然出てくるわけなんですね。  ところで、土地開発公社は六十二年七月一日現在で千四百六十七あるわけですが、土地を先行取得して公共団体に売...全文を見る
○抜山映子君 今伺いますと、土地開発公社の経営については土地取得面積がゼロヘクタールの公社が約三百公社もある。全体が千四百六十七ですから五分の一以上。こうなってきますと当然経営状態も安定していない公社があると思うのですが、こういう状態であるにもかかわらず今までつぶれた公社がない、...全文を見る
○抜山映子君 何か今の答弁はすっぱり釈然としなかったのですけれども、土地取得面積がゼロヘクタールの公社が三百公社ある、処分面積がゼロヘクタールの公社が約二百五十公社ある、そうなると実際には経営が安定していない公社がなくてはいけないわけです。ところが今お話を伺うと、実際には経営が安...全文を見る
○抜山映子君 土地の購入を高目にしているとか事務費を補助しているとか、そういうような事実がおありになるのではありませんか。
○抜山映子君 今そういう土地を高目に購入したり事務費を補助したりという事実がないとは言えない、こういうように言われました。そのようにしてまで実体のない公社を維持しているということは住民の税金のむだ遣いということになると思いますが、いかがですか。
○抜山映子君 ただいま都道府県では毎年仕事がある、このように言われましたが、市町村ではないと、こういうことですね。そうしますと各市町村が一つずつ公社を持つというのは非効率きわまりないと思うんですね。各市町村が共同で公社を設置するなど公社の整理合理化が必要ではないのでしょうか。
○抜山映子君 ひとつその共同設立を積極的に推進していただきたいと思います。  それで昨年六月公布されましたリゾート法、いわゆる総合保養地域整備法ができて以来、民間企業も含めてこぞってリゾート地を開発しよう、こういうわけなんですけれども、乱開発を防ぐためにも総合的な調整が必要でし...全文を見る
○抜山映子君 今までも民間企業が産業構造の転換ということもございましてリゾート地の開発に血道を上げている、そこへ新たに土地開発公社の業務として観光リゾート施設整備のための土地の先行取得が加わった、こういうことになりますので、民間事業とまた非常に競争していくということもあると思うの...全文を見る
○抜山映子君 乱開発のおそれがあるときには土地開発公社に要請して土地の先行取得をさせる、そのようにおっしゃって、理想どおりにいけばいいのですけれども、今度の土地開発公社の新たな業務は都道府県と政令指定都市に限定されているわけですね。そうしますとこれらの地域は恐らく民間活力のエネル...全文を見る
○抜山映子君 土地開発公社を含めた地方公社の数は現在幾つあるんですか。
○抜山映子君 相当な数だと思うのですけれども、これは前年に比べて五百四十六ふえているのじゃないでしょうか。地方においてどうして公社がこんなにふえていくのでしょうか、その原因について。
○抜山映子君 前年に比べて毎年毎年百ぐらいふえてきている、このようにふえていく原因は何なのか、もう少しはっきりお答えいただきたいのですが。
○抜山映子君 土地開発公社の業務の拡大、そういう必要性があることは一応わかるのですけれども、地方公社がどんどんそうやってふえてきている、そして中にはほとんど実体のない幽霊的な土地開発公社もあるわけですね。そうすると何か税金のむだ遣いをしているのではないかなというよ うな懸念がど...全文を見る
○抜山映子君 両者の間で調整するというように伺ったわけですけれども、そうすると何となく同じようなことをやるのが二つもあって、それぞれにスタッフを抱えてそしていざ取得のときに調整する、これはもうどう考えても税金のむだ遣いではないかという気がするのですけれども、これを整理するお気持ち...全文を見る
○抜山映子君 地方団体がこれらの地方公社を乱設してこれを職員の天下りの場として利用しているということになるとやはり地方行革の隠れみのだということになると思います。先ほど似たもの同士については統合をお願いしているというお話がございましたが、お願いではなくてちゃんと指導して整理して、...全文を見る
○抜山映子君 今汚職事件が多発する原因の一つとして人事管理面で人事交流が少ない、このように言われました。すなわち許認可を握っている部門の人と建築業者との間に癒着が生じているということを言われたのだと思います。それではその人事の異動は大体どれぐらいの頻度で行われているのでしょうか。
○抜山映子君 各公社でそれぞれ工夫を凝らしておるというようなことでございましたが、その三年というのは自治省の指導として全部に流れているのですかいないのですか。
○抜山映子君 大臣、今それぞれのところで工夫を凝らして人事交流を行っているということなのですけれども、ひとつこれを自治大臣として指導を統一的に通達か何かの形で流す、そして人事が腐っていかないようにする、こういう配慮をする必要があると思うのですけれども、そうなさるお考えはございませ...全文を見る
○抜山映子君 今回の改正で土地開発公社の業務が大幅に拡大されるわけですから、言うなれば汚職事件の発生の種となることがますます多くなる、こういうことが言えると思うんですね。ですから大臣、先ほど基準づくりというようなことを言われましたが、ひとつこの基準をはっきり自治省として打ち出して...全文を見る
05月12日第112回国会 参議院 地方行政委員会 第9号
議事録を見る
○抜山映子君 六十二年度版の地方財政白書によりますと、地方自治体の六十一年度普通会計決算では歳入が六十兆七百四十八億円、借金の残高は約六十一兆円と歳入総額を上回る規模に膨れ上がった、こういうように出ております。こういう中において東京都では九百三十億円という黒字が出ております。 ...全文を見る
○抜山映子君 法人関係の税収について比較できるような数字はお待ちでしょうか。
○抜山映子君 また地方の高齢化が沈滞の一つの要因になっているように思うわけですが、昭和六十年度の国勢調査では六十五歳以上の人口の占める割合は島根県が一五・三%、高知県が一四・五%、こういうようになっております。一方において都市部の方では神奈川が七・五%、埼玉が七・二%、恐らく東京...全文を見る
○抜山映子君 国勢調査の都道府県別人口によりますと、昭和五十年度から六十年度の対比で、埼玉県が四百八十二万から五百八十六万、千葉県が四百十五万から五百十五万、東京都の方は一千百六十七万から一千百八十三万、神奈川県が六百三十九万から七百四十三万、こういうように非常に大きな勢いで伸び...全文を見る
○抜山映子君 対応については多極分散と一口におっしゃったのですけれども、法人税は東京周辺が一番高い、一人当たりの個人所得も東京あたりが一番高い、人口の流入も東京に集中しておる、こういうような傾向をお認めでありながら多極に分けるということだけでは余りにも答弁としては簡単過ぎると思う...全文を見る
○抜山映子君 では大臣は地域経済格差の拡大していくことの懸念についてはどのような御所見をお持ちでしょうか。
○抜山映子君 新しい経済五カ年計画を審議しております経済審議会で関西、中京圏の振興を図るべきであるという意見を出しておりますけれども、大臣としてはどうお考えですか。
○抜山映子君 多分大臣も同じような御見解なんだろうと先ほどの御発言の趣旨から想像いたします。  大臣は先ほど多極分散のために公的誘導策を講じていく、こういう表現をおとりになりました。公的誘導策とは具体的にはどういうものをお考えなのでしょうか。
○抜山映子君 今大臣は二つのことを言われたと思います。一つは一省庁一機関の地方移転を初めとして多極分散を図る、そのためには税制の改正をも含めて多極分散を図るような制度的なものが必要である、このことを一つおっしゃいました。もう一つは、権限を地方に移譲して地方分権を進めなくてはいけな...全文を見る
○抜山映子君 ただいま歳入と歳出両面からの充実を考えなければならないというお答えをいただきました。これは当たり前のことで私の期待していた答弁とは違っておったわけですけれども、大臣、これは実現できるできないは別として大臣の構想として、自主財源、一般財源を充実させてもらうためにはいろ...全文を見る
○抜山映子君 今大臣の答弁を聞いておりますと、地方分権を図るべきであると大上段でお答えになった割には何となく見通しが暗いような感じがして心細いのですけれども、補助率カットを戻してもらいたいということを一言おっしゃいました。しかし六十三年五月七日の東京新聞によりますと「高率補助金六...全文を見る
○抜山映子君 いきなり東京新聞の五月七日と申し上げたのでちょっとわかりづらかったと思いますが、この記事にはこういうことが書いてあるわけです。  「大蔵省は六日、社会保障や公共事業分野の地方自治体に対する補助金のうち五〇%を超す高率補助金について①今年度末で期限の切れる高率補助金...全文を見る
○抜山映子君 そうしますと大臣の補助金カットの復元を求めるというのももう一声ちょっと弱まったようなただいまの御発言でございましたが、交付税率をアップするという要求をなさるお気持ちはございませんか。
○抜山映子君 そうしますと、財源を補充するという手段によって地方分権を進めるという方向はなかなか難しい、こうとらざるを得ないわけです。そうしますともう一つの歳出面で行政改革をやって行政効率を高める、この方法が最も近道だ、こういうことになりますね。  それでは今まで地方団体の財政...全文を見る
○抜山映子君 今地方公務員の定員の適正化について約三万人減ったという簡単な御説明がありましたが、これだけではよくわからないと思いますのでもう少し、では五十六年から六十二年までどのように推移してきたのか、そして約三万人と言われたこの数字は全体の何%減であるのかをお答えいただきたいと...全文を見る
○抜山映子君 二・七%減少したと胸を張っておっしゃったのですけれども、極端な例を申し上げてはなんですが、たしか国鉄の人員減は四十三万人から十八万人ぐらいに減らしたのではないでしょうが。間違いがあるかもしれませんけれども、とにかく半分以上整理した。それから民間企業でも数万の従業員の...全文を見る
○抜山映子君 それでは先ほどラスパイレス指数に触れられました。確かにラスパイレス指数は一〇三・九で前年度に比べ〇・七ポイント低下したわけです。しかし、ラスパイレス指数を抑えるように指導を受けた結果給与をいろいろな手当の形で出してラスパイレス指数という形に出ないように工夫して相変わ...全文を見る
○抜山映子君 しかしなお高給与の団体があるようですけれども、その高いところの状況を示していただきたいと思います。
○抜山映子君 このように依然として平均をはるかに上回るラスパイレス指数の上位団体が現存しておるわけですね。これはやはり今後とも指導していただきたいと切望するものであります。  五月十一日の新聞によりますと、群馬県の境町で新採用職員全員の給与について二年三カ月で七年分の特別昇給を...全文を見る
○抜山映子君 これが発覚しましたのは町議会の給与等調査特別委員会で明らかになった、こういうようになっておりますけれども、各市町村その他の地方団体でこういう特別委員会は常設されておるのでしょうか。
○抜山映子君 やはりこういうことを制度的にチェックする機関を設けることを指導されるとより一層実態が明らかになるのではないかと思いますので、ひとつお考えくださいますようにお願いいたします。  なお、組織機構の簡素化についての指導実績はいかがでしょうか。
○抜山映子君 今の数字は全体で幾らあってどれぐらい減ったのかという比率で教えていただいた方がよくわかるのですけれども、そういう数字はお持ちではないでしょうか。
○抜山映子君 五千に比較して三百七十だとそれほど大きな数字のようには思われません。まだまだ道半ばと思いますのでさらに効率化を進めていただきたいということを切望しておきます。その他事務事業の見直しとか経費の節減とかあると思いますが、さらに御指導くださいますようにお願い申し上げます。...全文を見る
○抜山映子君 補助金カットのこれまでの経緯を振り返りますと、自治省は結局大蔵省に押し切られて補助金カットの継続をのまされてきた、こういうことだと思います。今後はそんなことは断じてないという決意のほどをお伺いしたいと思いますが、いかがですか。
○抜山映子君 六十一年二月の地方制度調査会の答申で述べているように、国政に対する地方六団体の意見反映の場を制度的に保障することが必要かつ穏当ではないかと思いますが、いかがです
05月17日第112回国会 参議院 地方行政委員会 第10号
議事録を見る
○抜山映子君 生活保護についてちょっとお伺いしたいと思います。  生活保護というのは本当に生活に困窮している人に困窮の程度に応じて必要な保護を行って最低限度の生活を保障する、こういう制度だと思うの ですけれども、一方で不正受給者が後を絶たないということをよく聞くわけでございま...全文を見る
○抜山映子君 大変に模範的な回答なんですけれども、それでは今おっしゃったことについてちょっと個別に確認したいと思います。  まずお答えの中で収入、資産、稼働能力をチェックするというように言われましたが、それでは収入をチェックするのにどのようなやり方でチェックしておられるのでしょ...全文を見る
○抜山映子君 お話を聞いているだけでは非常に心もとないですね。やはり給与証明書なんかの添付を求めないといけないと思うのですが、これが完全に行われていないのではありませんか。
○抜山映子君 正確な数字でなくてもいいですけれども、給与証明書の添付のない事例はどれぐらいありますか。
○抜山映子君 恐らく一〇%ぐらいはあるはずで、これはやはり給与証明書の添付を必ず求めることが必要だと思います。そういうように安易に話を聞いてということではやはり不正受給者は生まれていくと思います。一たん受給させてしまいますと、これを再び受給させないようにするということになると感情...全文を見る
○抜山映子君 指導はいいですが、実際に行われていますか。
○抜山映子君 それではあなたの理解は大分いいかげんですね。昭和六十一年の総務庁の「生活保護に関する行政監察結果に基づく勧告」という資料によりますと、保護開始後の定期の収入申告を適期に行っていない者は一二・一%見られる、こういうふうにあるのですから、九九%なされているなんというのは...全文を見る
○抜山映子君 私が大変奇異に思うのは、資産を持っておる人に、その資産を処分すればたっぷり収入ができるはずなのにそれをさせないで安易に受給を認めているという事例が大変に多いと思います。これについてはひとつ厳しくやっていただきたいと思うのですけれども、どういうように指導しているのか具...全文を見る
○抜山映子君 処分価値と利用価値を比較する、こういうように言われたのですけれども、例えば具体的に都心において百坪のところに家があってそこに住んでいる、そして庭の部分がゆったりとあいている、そういうときに、それは確かに長年居住しているから安易にそこを立ち退かせるのは非常に気の毒だと...全文を見る
○抜山映子君 生活保護法の六十二条には、例えば就労指導に対して従わない者には「保護の変更、停止又は廃止をすることができる。」こういうようになっておるのですけれども、この規定はどの程度実際に行われておるでしょうか。
○抜山映子君 実際の具体的事例でどれぐらい保護の変更、停止、廃止をされた事例があるのか、その数字的なものを知りたいのでございますが。
○抜山映子君 それでは生活保護法の六十三条に「費用返還義務」として「資力があるにもかかわらず、保護を受けたときは、保護に要する費用を支弁した都道府県又は市町村に対して、すみやかに、その受けた保護金品に相当する金額の範囲内において保護の実施機関の定める額を返還しなければならない。」...全文を見る
○抜山映子君 相当数とおっしゃったのですが、案外事例は少ないと思いますよ。相当というのはどれぐらいかおわかりですか。
○抜山映子君 先ほどの資産を持っている方の場合ですが、例えばローン支払い中の者なんかがあると思うのですね。生活保護を受けながら資産形成を図っているというのは非常に奇異な感じがするのですけれども、これらについての具体的な処理方針は決まっておるのでしょうか。
○抜山映子君 扶養者がある場合に、生活保護にいきなりいくのではなくてまず民法で決められた扶養を履行させるということが当然のことでございますけれども、このあたり、例えば母子家庭なんかですと別にお父さんが行方不明になっていないのにそのあたりをきちっと調べないで給付をしているという事例...全文を見る
○抜山映子君 それでは生活保護法の七十七条にあります「被保護者に対して民法の規定により扶養の義務を履行しなければならない者があるときは、その義務の範囲内において、保護費を支弁した都道府県又は市町村の長は、その費用の全部又は一部を、その者から徴収することができる。」という規定が発動...全文を見る
○抜山映子君 例えば資産がある。自宅である。これが利用価値の方が高いのだということでそのまま居住を認めておいて生活保護をしている。ところがこれが亡くなって、そして相続人が都心の資産、不動産であれば大変な億という価値だと思いますがそういうものを相続するということは当然あり得る事例だ...全文を見る
○抜山映子君 マスコミなんかで見ても不正受給が多いということはたびたび指摘されております。これは週刊誌の知識なのですけれども、先般六十五歳の生活保護を受けている男性がファミコンを買って、そこに中学生が遊びに来ていて何か爆発して事故が起こったという事例がございまし た。この男の人...全文を見る
○抜山映子君 それは要するに国、地方間の税源配分は行わない、こういうことでしょうか。
○抜山映子君 政府税調の中間報告によりますと、地方税の減税分及び国税の減税に伴う地方交付税の減少分は新型間接税で補てんする、こういうことになっているわけですけれども、その場合新消費税はその一部を地方消費税とするのか、それとも新消費税はすべて国税にして一部を地方に譲与する形にするの...全文を見る
○抜山映子君 また中間報告においては、所得税の場合に課税所得二百万まで最低税率一〇%、課税所得五百万までは一五%、サラリーマンの大半九五%ぐらいが二段階の税率で済むという思い切った簡素化が考えられているわけですけれども、地方税の場合は課税所得五百万までは五%、七%、一〇%の三段階...全文を見る
○抜山映子君 大臣にお伺いしたいのですけれども、本来企業が集中しておって人口も過密である指定都市が、大阪市、川崎市を除いてすべて地方交付税の交付団体となっている状況をどのように判断しておられますか。またその原因はどこにあるとお考えですか。
○抜山映子君 大都市においては高度の行政サービスをやっている、財政需要が大きい、こういうことを言われました。そういうことで大都市の税源の充実というのは地方財政における重要な課題と思います。  大都市財源の充実策の一つとして、都道府県税である料理飲食等消費税及び不動産取得税の市町...全文を見る
○抜山映子君 終わります。
○抜山映子君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております地方交付税法の一部を改正する法律案に対し反対の討論を行うものであります。  地方自治法施行後四十年を経た今日、地方行財政をめぐる環境は一段と厳しさを増しております。行政、経済、情報等の中核的機能の東京圏...全文を見る
05月19日第112回国会 参議院 地方行政委員会 第11号
議事録を見る
○抜山映子君 同僚議員がもう既に質問されましたので私の質問はかなり絞りたいと思います。  七十年を目途とする公的年金の一元化につきまして年金支給開始年齢問題は避けられないという方針のようですけれども、この点について老齢基礎年金の六十五歳にそろえるのではないかということが言われて...全文を見る
○抜山映子君 国民としては、もし年金支給の開始時期が六十五歳になるというのであればむしろこの際はっきりその方針を示しておいていただいた方が老後設計の計画を今から立てることができると思うのですね。ですからもう決まっているのであればむしろはっきり開示していただきたいということを切望し...全文を見る
○抜山映子君 私今の回答に大変不満です。私は、今度の税制改革でどのようにこれを前向きにやっていただけますかと、現在どうなっていますかとお尋ねしたわけではございません。
○抜山映子君 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  労働省の勤労者の老後生活安定対策研究会では、老後の希望生計費は二十五万円だ、このように言われておりますが、それぞれの年金のレベルがこれに達していないことは明らかです。先ほどこれは私的年金で貯蓄と同じだというような乱暴な言い方...全文を見る
05月24日第112回国会 参議院 社会労働委員会 第17号
議事録を見る
○抜山映子君 大臣にお伺いしたいと思います。  先ほど来、法制化の時期につきまして、急速な法制化は難しいあるいはしばらく時をおかしください、こういう御回答がございました。政治家というものは先見性と将来に対する展望を持つことが必要でございます。  大臣は、それでは法制化の時期を...全文を見る
○抜山映子君 大臣というものはやはり牽引車となるべき方なんですね。  ですから、見通しが困難であるとおっしゃるならば、せめて大臣としてどういう希望を持っておられるか、お伺いします。
○抜山映子君 私は、独断で決めろと申し上げたことは全くございませんのです。  男女雇用機会均等法が通過いたしました。女子差別撤廃条約も批准されました。労基法も改正されました。そして、総労働人口に占める女子の割合が三九・八%に至りました。女子雇用者に占める既婚者の割合も七割を占め...全文を見る
○抜山映子君 非常に消極的な答弁に終始しておられるのは大変残念に思います。  それでは質問をこのように申し上げてみましょう。  先ほど来、法制化の時期が今すぐというわけにいかないのは育児休業制度を実施している率が低いからだ、このように言われました。私、それは矛盾だと思います。...全文を見る
○抜山映子君 大変御丁寧にお答えいただきましたけれども、育児休業法をつくれば育児休業の制度を実施するところがふえるのではないかと私は質問したんです。  大臣、いかがですか。
○抜山映子君 そうしますと、育児休業法をつくらなければいけない時期に来ている。労基法の改正によって、女性も男性並みに働くように変わったではありませんか。  それならば、社会全体の先ほど来出ております労働人口の再生産の観点からも、また女性が子育ての責任と就業の継続を調和させる意味...全文を見る
○抜山映子君 男女雇用機会均等法を制定せよと迫ったときに経営者側は、それは女性に対して不利な面が出る、このように詭弁を弄したのでございます。ただいまの大臣の答弁も、育児休業法をつくれば女性に対する不利な面が出てくる、全く同じ論法なんですね。  しかし、男女雇用機会均等法を制定さ...全文を見る
○抜山映子君 育児休業中の賃金ですけれども、これについて諸外国でもいろいろな制度があると思います。  私ども四野党の出した育児休業中の労働者の所得保障、これはヨーロッパでも大体似たり寄ったりだと思いますが、各国ではどのような形で財源を設定しておりますでしょうか。
○抜山映子君 終わります。
08月24日第113回国会 参議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○抜山映子君 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、まず、税制改革につきまして総論的な質問をいたしたいと思います。  竹下総理は、大型間接税の七つの懸念を言われました。これは防御の態勢として大変巧妙なやり方で、あたかも消費税はこの七つの懸念を解消したものであるかのような錯覚...全文を見る
○抜山映子君 所得税のない人はほとんど年金生活者が多いわけでございます。総理はただいま、歳出の面で考慮すると言われましたが、年金の方はどうなるんですか。
○抜山映子君 はっきりわからなかったんですけれども、年金はふえる傾向にはないわけですね、むしろ厳しくなるんじゃないんですか。
○抜山映子君 適切な対処ということでございましたので、これは適切に対処してレベルダウンをすることもある、こういうことをあいまいに言われたんだろうと思います。  ところで、総理は、教育費が中堅層に非常に高くかかる、それについては十六歳から二十二歳の者について特別の控除を今回認めた...全文を見る
○抜山映子君 実は、教育費というのは、補習関係の教育費というものが十六歳以下で随分かかるんですね。ですから、政府のこの手当てでは不十分であることはもうはっきり言えると思うのでございます。  ところで、政府は、消費税の効果が家計にどう及ぶか、収入の幾らの人にはどういう影響を及ぼす...全文を見る
○抜山映子君 はっきりさせたいと思いますが、この総務庁の統計をベースに試算したものではないんですか。
○抜山映子君 ところで、おわかりのように、共働きの家庭については余り減税にならないというような趣旨の御発言だったと思います。事実そのとおりでございまして、これは税制改革の家計負担への影響ということで、いろんな団体あるいは各党が試算をいたしております。  大蔵省の試算によりますと...全文を見る
○抜山映子君 まあそれは水かけ論になりますから、私はあえて申し上げませんけれども、実は共働きの家庭は、不況産業の御家庭では御主人の収入が大変に減りましたので、むしろ苦しい御家庭が共働きになっているという実情があるわけでございます。  そして、消費税が導入されますと、この共働きの...全文を見る
○抜山映子君 片働きが消費性向が高いというのは、片働きの方が収入の多い家庭が多いからではないかと思います。  そういうわけで、総括しますと、総理が示された最初の三つの懸念、こういうものは全く解消されていないじゃないか、こういうように結論せざるを得ないわけでございます。  そこ...全文を見る
○抜山映子君 ただいま総理は、国会があるから大丈夫だ、このように言われましたけれども、租税法定主義というのは実は憲法にちゃんと明記してございまして、これは当たり前なことをおっしゃったにすぎないのでございます。ですから、この租税法定主義がある以上これは当たり前のことで、何にもこれは...全文を見る
○抜山映子君 もろもろの議論があって、当初は五%という意見が出ていたのではありませんか。
○抜山映子君 財政再建元年と銘打った五十六年度、この租税負担率が二三・〇%でございます。そして六十二年度は租税負担率が二五・八%になっている。そして昭和八十五年、これは政府の試算でございますが、租税負担率が二八・一%から二八・九%程度になろう、こういうように言われております。そう...全文を見る
○抜山映子君 国会がチェックすると言われましたけれども、今、自民党が多数を占めている国会では、これは安易に上げることができるわけでございます。それに過去の例を見ましても、たばこの税金あるいは石油税にいたしましても、これは安易に上がっていったじゃありませんか。この点総理、いかがです...全文を見る
○抜山映子君 要するに、税率の引き上げが一たん制度を導入すると容易になるという点はこれはもう間違いのないことであると思います。  ところで、次に、納税事務の負担が大きくなるという問題ですが、これはお考えになったんでしょう、簡易な方式をつくられました。要するにみなし方式をつくった...全文を見る
○抜山映子君 私が、特に中小企業の方からいろいろお話を聞きますと、例えば、片方で消費税の分を収益にめり込ませて安くやる、そうすると負けずにやらなければうちの企業はつぶれてしまう、そういう競争の中で転嫁はできない、これは死活の問題であるから、ぜひこの消費税というのは考えてほしい、こ...全文を見る
○抜山映子君 悲しいかな、経済の競争の原理はそういうようにはいかないんですね。あそこの店が安く売っていると言えばこっちも頑張って安く売ろう、こういうことになるわけで、特に一般の商店街では、三ちゃんで営業しているそういうようなところでは、とてもじゃないけれども消費者に転嫁したのでは...全文を見る
○抜山映子君 実は、大企業の方は比較的に転嫁が容易である、場合によっては過剰転嫁もあるかもしれません。そういう意味でインフレの傾向が出てくるかもしれない。しかし、一般の弱体な中小では転嫁が困難である。こういうことで、決して矛盾して出てくるというわけではないのでございます。  こ...全文を見る
○抜山映子君 これは朝日に出ておることですから、これが間違っておるとすればおかしなことでございますね。これ以上は申し上げないことにいたしましょう。  日本の社会が所得分配の上で非常に平等である、それが日本の活性化であるというこの私の気持ち、意見ですね、これについてはどうお考えで...全文を見る
○抜山映子君 そうだといたしますと、今度の消費税の導入は結果的にそうはならない。静岡大の試算にしても、消費団体の試算にしても、各党の試算にしても、そういう結果が出ておるわけでございます。この点についてもう一度御見解をはっきりさせてください。
○抜山映子君 ヨーロッパではインボイスでやりますから、これは転嫁が容易なんです。ところが、総理の今度のお考えでは簡易納税方式をとられましたから転嫁が難しくなっているんです。いかがですか。
○抜山映子君 政府案の税制改革案は、不公平税制是正の視点が非常に欠けている。政府税調からかなり、みなし法人の問題にしても、赤字法人の問題にしても、後退しておるわけです。この不公平税制の是正をきちっとしていただかなければいけないと思いますが、この点はどのように措置なさるおつもりでし...全文を見る
○抜山映子君 よくクロヨンと言われるのですけれども、サラリーマンの必要経費の控除、これは数年前に行われましたけれども、非常に限定されておりまして、通勤費だとか職務に必要な資格の取得だとか、そういうものに限られております。しかし、実際には例えば現場で働く人は、作業服にしても手袋にし...全文を見る
○抜山映子君 所得の捕捉をきちっとしていただきたい、これがもう圧倒的な国民の声でございます。これは所得と所得にかかわる所得税という入り口だけの問題じゃございませんで、実は福祉とか文教費関係の支出、例えば保育費、そういうようなところも所得によって高低が決まっておるわけです。所得の捕...全文を見る
○抜山映子君 転嫁カルテルを認めるという方針のようでございますが、これは大変危険なことだと思うんですね。過剰転嫁が行われることになるかもしれない、またこういうカルテルは一たん定着しますともうなかなか解けない、こういう問題があります。いかがでしょう。
○抜山映子君 転嫁が難しい簡易納税方式をつくったからここで転嫁カルテルを認める、これは本末転倒なんですね。転嫁は容易になるように考えなくちゃいけない、こういうように特に強調しておきたいと思います。  この消費税の中で大変いろいろ矛盾が多いのは、たくさんあるんですけれども、特に目...全文を見る
○抜山映子君 といいますと、ガスとか電気のように、単純併課ではなくて吸収することに向けてひとつ検討していただける、こういうように理解してよろしいですか。
○抜山映子君 大蔵大臣、大変税の御専門ですから申し上げますが、この消費税と石油に関する税は、タックス・オン・タックスといって非常に悪いタイプの税制になっているんですね。この点よく御認識でしょうが、いかがですか。
○抜山映子君 実は石油産業、まあスタンド経営ですね。こういうのはほとんど一つしか持っていないで、しかも三ちゃん経営でやっているということで非常に脆弱な経済基盤の方が多いわけです。この点をぜひ考慮して、不公平な税制にならないように検討していただきたいと思いますが、大蔵大臣いかがでし...全文を見る
○抜山映子君 ところで、もうリクルートの問題にやはり触れなくてはいけないと思います。  このリクルートの問題は、渡辺さんが国民のひがみだ、このように言われたそうでございますが、私は大変憤慨を覚えるものです。そういう問題ではなくて、総理とそして重要な閣僚が特定の企業からこれだけの...全文を見る
○抜山映子君 ところで、この取引のやり方でございますけれども、ローンを受けてそして取得したと、こういうのはどう考えても公正な取引とは言えないと思うんです。いかがですか。
○抜山映子君 公正な取引であったと言えないでしょうと申し上げたんです。この点についてイエスかノーか。
○抜山映子君 正面からお答えいただけないようなので、大変残念です。  もう時間も迫りましたので、本日のところはここらあたりで終わらせていただきたいと思います。
08月31日第113回国会 参議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○抜山映子君 総理の中国訪問、大変御苦労さまでございました。  まず、この成果についてお聞きするのが一番いいと思うんですが、実は、前回、リクルート問題についての質疑が冒頭のところで終わってしまいました。やはり続きの問題ということがございますので、恐縮でございますがリクルートの問...全文を見る
○抜山映子君 普通、店頭登録する前は手続として安定株主工作を皆さんやるわけですね。関連会社に持たすとかあるいは従業員持ち株会に渡すとか、そういうことをやるわけですが、政治家に渡すというのではこれは安定株主対策ではない。しかも、この融資は、普通の第三者から融資を受けるというのであれ...全文を見る
○抜山映子君 この件については証取法第四条の届け出もされていない。それでも不公正ではないと、このように回答なさるわけですか。
○抜山映子君 七十六名にでしたか、二回に分けてやっている。その二回というのはごく接近しておりますね。何日ですか。
○抜山映子君 当然、一体として把握すべきですよ。これはもう証取法に違反していることは事実です。不公正取引に該当することも事実でございますので、大蔵省としてぜひ発動していただきたい。  新聞によりますと、この二十六条の規定を発動するということで当初大蔵省の幹部は息巻いておられたの...全文を見る
○抜山映子君 新聞によると、政治家の名前が出た途端にトーンダウンしたと、このように記載してございます。いずれにしましても、国民から見て大変奇妙なものであるということは言えると思います。  ところで、私が大変疑問に思いますのは、店頭登録の際、当初の千二百円の四倍以上の五千二百七十...全文を見る
○抜山映子君 株式の新規公開に当たって大蔵省の影響力が非常にあることは事実でございます。これはNTTの株についても国民のよく知っておるところでございます。したがいまして、この件について、果たして全くの影響力がなかったかどうかということが疑念として国民の持っているところなのでござい...全文を見る
○抜山映子君 証人喚問できないということの理由として議院証言法が不備であると、このように申されておりますが、この議院証言法が改正されなければいけないと問題となったのは何年のことですか。
○抜山映子君 そうしますと、十年以上も放置していたということになるではありませんか。十年以上放置して現在生きている議院証言法、これを活用することができないというのは私は大変おかしな議論だと思うのですが、総理、いかがですか。
○抜山映子君 総理は行政府に入っておられない時期もあったと思うのでございます。ですから、そういう無責任な答えはできないと思うのです。議院証言法は今生きている法律でございます。十年以上放置しておいて、その法律に不備があるから議院証言法は使わないというのでは、これは法秩序の無視という...全文を見る
○抜山映子君 生きている法律を使わないということがおかしいではありませんかということを申し上げておるのです。
○抜山映子君 十年以上放置されてきたということは、ほかの法律の規定、国会法なり衆議院規則なり参議院規則なりにより、あるいは過去の慣行により、議院証言法の欠点はもうほとんどカバーできる状態であると思うのでございますが、この点について総理としての御見解をお願いいたします。
○抜山映子君 行政府に入っていらっしゃらないとき、それではどういう点が問題になっておりましたか。
○抜山映子君 明電工やリクルート事件の反省はやはり課税上の問題があると思います。このたびの原則一%課税では、大口取引の投資家にとっては大変朗報ということになります。この点を税制改革の方でひとつ直していただきたい、このように思いますが、大蔵大臣、いかがですか。
○抜山映子君 ひとつ短期、大口の売却益には課税していただくという方針で臨んでいただきたいと思います。  それから、新規公開の株を事前に取得して利益を得た者、これもその前後、年限を区切ってきちっと課税していただくようにお願いしたいと思います。この点についてもう一度御見解をお願いい...全文を見る
○抜山映子君 さて、総理は中国を訪問されて、いろいろ成果がおありであったと存じますけれども、特に中ソ和解の兆しを非常に強く見取られたと思うわけでございますが、このあたりについて、どのように日本のこれからの外交を考えるべきか、総理の御見解をまずお願いいたします。
○抜山映子君 総理にお伺いしたいんですけれども、中国を含め海外における日本に留学したい人間、あるいは日本語学習熱、これは大変盛んなものがございます。ところが、公費留学の場合は情報が入るんですが、私費留学の場合については日本留学のための情報が全く手に入らない、このような苦情を聞いて...全文を見る
○抜山映子君 さて、国際自然保護連合が、白保の空港建設は貴重なサンゴ礁の破壊になるのでこれに反対する、このように決議いたしております。この点について、一番影響力の大きい総理から、どのようにお考えか、御回答をお願いいたします。
○抜山映子君 当初二千五百メートルであったのでこの白保に候補の矢が立てられた。しかし二千メートルになったのならば、これは原点に戻って他の候補地も含めて方針が決められなければいけないと思います。いかがですか。
○抜山映子君 自然というものは、一部をどうこうしたから大丈夫だということではない、生態系の破壊ということにつながるので、ひとつ慎重に検討していただきたいと思います。  実は、きょうは高齢化の問題を重点的にお伺いしたかったんですけれども、時間の都合でできませんでした。  そこで...全文を見る
○抜山映子君 終わります。