野上徹

のがみとおる



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野上徹の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第94回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○野上委員 私は、自由民主党を代表いたしまして、文教行政の基本施策に関しまして、大臣の所信に関しまして、これから九十分質問をさせていただきたいと思います。  何分にも国会一年生でございますので、ふなれな点がございます。何とぞよろしく御指導と御丁重なる御答弁をお願いしたいと思いま...全文を見る
○野上委員 ただいま御答弁にありましたように、教科書の無償制度というのは、御承知のように三十八年にわが自民党の議員立法によってできました。いわゆる教育に理想を求める国家こそ栄えるのだという信念に基づきまして提案された制度でございます。無償制度から有償への切りかえという論議も財政問...全文を見る
○野上委員 ただいま検定を検閲と、ちょっと上がっておりまして申しわけございません。訂正をいたしますが、りっぱな教科書ということでございます。  次に、危険校舎の件でございますが、危険校舎千点緩和措置ということで、これも特に豪雪、地震地帯では、この危険校舎の改築というものを非常に...全文を見る
○野上委員 ただいまのような御意見も、いままでこの委員会でも再三お聞きしていたわけでございますが、私は、この校内暴力に関しまして一つの強い意見を持っている。それは、これまでのいろいろな議論が、ややもするといわゆる校内暴力を起こす非行児童生徒の側に焦点が非常に向けられているが、当然...全文を見る
○野上委員 文部大臣にお聞きしたいのですけれども、校内暴力は悪いものだということは当然の理でありまして、学校当局、教師、教育に携わる者が、悪いものは悪いのだというはっきりとした判断をして、その措置をとらなければ、子供の教育上いわゆる信賞必罰という精神を植え込められないと思うのです...全文を見る
○野上委員 いずれにしても、私がただいま申し上げたいのは、眼前に迫ってくる暴力に対して、毎日おびえている大多数の被害者をまず守るという考え方を、徹底、確立していただきたいということが第一点でございます。  次に、先ほど大臣がおっしゃられましたように、教師の愛情ある教育が、校内暴...全文を見る
○野上委員 いわゆる教科の指導力というものと同時に、教員としての心構え、あるいは使命感、情熱といったものが非常に求められるわけですね。そして五十六年度の予算の上にも、教員の資質向上のためのいろいろな予算が盛られているわけです。しかも、こうした行政改革の折でありながらも、なおかつ教...全文を見る
○野上委員 まず、養成のところから、ちょっと細かいことですが、お聞きしたいのです。  この四十七年の教育職員養成審議会の建議は、いろいろな面で提案、そして必要なことを言っていると思うのですが、まず、その養成について、現在の実情を見ますと、五十五年三月、昨年の三月の卒業者のうち免...全文を見る
○野上委員 いま大学局長のおっしゃるとおりなんですけれども、その中で一点だけ、先ほどの校内暴力とも絡みがありまして、特に小学校の女子教員、女性教員というのは非常に多いわけなんですが、大学でわずか四年間、特に専門分野あるいは教科の知的な面での教育というものは非常に進んだ女子教員だが...全文を見る
○野上委員 もう一点、確かにいま言われるように、たくさんの大学生がいて、その中からごく一部だけしか先生にならない、やはり入ったときから自分は先生になるのだ、教育者になって子供の指導に当たるのだ、そういう情熱を持った、使命感、心構えを持った先生をもっともっとつくっていかなければいか...全文を見る
○野上委員 そういうふうにして出てきた、免許状を持ってきた人を、今度は県教委の段階で採用するわけですけれども、この県教委の採用時点におきましても、やはり知的面の試験というものに中心が置かれていて、幾ら指導者として使命感とか情熱とか、あるいは先生としての適性があっても、知的なものが...全文を見る
○野上委員 そういうふうにして教員が採用される、その養成、採用の面で、そういう知的面以外のものでまだ未熟な若い先生には、先生になった後での研修というもので今度はみがいてもらわなければならぬわけです。その研修事業をことしもいろいろ具体的にやっておられますけれども、この研修で、まず教...全文を見る
○野上委員 それから最後に、校長、教頭の問題なんですが、最近よくこの校長、教頭の管理者としての能力がどうも足りないのではないだろうか。校内暴力なんかでも、校長、教頭がしっかりしている学校は、みんなよく末端の先生を指導して、そういう非行あるいは暴力などが起きないのだということをよく...全文を見る
○野上委員 いずれにしても、四十七年の教育職員養成審議会の建議あるいは五十三年六月の中央教育審議会の教員の資質能力の向上についての答申といった非常に建設的な建議、答申がなされているわけで、大分時間もたっているわけですので、ひとつ積極的に、この先生の資質の向上は、校内暴力と密接な関...全文を見る
○野上委員 そこで、この北里大学の調査はもう完了していると思うのですけれども、ここの一番のポイントを御披露願いたいと思います。
○野上委員 その説明を聞きますと、いわゆる私学振興助成法あるいは五十二年九月の通達、そういったこれまでの、補助金はあげるけれども、そのかわりしっかり経理をやりなさいという、あるいは寄付金その他の問題も問題が起きないようにしなさいという、そういうことに明らかにこれは違反して、虚偽の...全文を見る
○野上委員 父兄に返す、返さないという問題ではなくて、これはこの経常費補助金というものの性格、精神を踏みにじった、違反したということでのペテルティーであるわけでございます。五十二年に国からは二十二億円余も出ている。二十三億円ですね。五十三年には二十九億円、五十四年には三十六億円。...全文を見る
○野上委員 そこで、厚生省にお聞きしたいのですが、日本の社会福祉の高福祉の現状下において、お医者さんの、医師の需給関係の現状と見通しについてちょっとデータをいただきたいと思います。
○野上委員 結局、いまの時代の要請に応じて、要求に応じて医師を養成していかなければならぬということで、私立医科大学もたくさんできたし、そこにも多額の補助金を出しているわけですが、人口十万人に対して百五十人が妥当だけれども、どんどんふえていっても、ふえればふえるほどいいのだといって...全文を見る
○野上委員 時間がなくなってきましたので、あと二点、大事な問題についてお聞きをしたいと思います。  この私学助成ということは、日本の高等教育の多くをこの私学が果たしているということから、四十五年度からそういう助成を始めてずっと来たわけですが、この私学がどんどんふえてきた、それを...全文を見る
○野上委員 大臣、実質上はもうこの二分の一補助というのにだんだん近づいてきていると思うのですけれども、やはりこの最終目標は、この経済難の時代においても二分の一の目標に向かって進むのだということでございますか。
○野上委員 最後に、そうした過去五年間において高等教育の前期の計画整備がなされたわけでございますが、その間において、この前期の五年間の計画整備が終わって五十六年度から新たな計画整備段階に入っていく、そういう段階において量的抑制と質的拡充を図っていかなくてはならない、しかも、私が一...全文を見る
○野上委員 これで私の質問は終わりますが、本日御質問いたしました校内暴力の問題、教師の資質の向上の問題、それから私学助成の問題、こういった問題は、まさに教育先進国と言われるこの日本にとって戦後教育の一つの大きな見直しの時期に来ている現時点において、私は、本当に大きな問題だと思うわ...全文を見る
○野上委員 ありがとうございました。