野上徹
のがみとおる
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
---|---|---|
07月07日 | 第96回国会 衆議院 文教委員会 第16号 議事録を見る | ○野上委員 国立又は公立の大学における外国人教員の任用等に関する特別措置法案に関しまして、御質問をしたいと思います。 まず、質問に入ります前に、私のささやかな体験でございますけれども、特に昨年、東南アジア、インドネシア、タイ、韓国を歴訪いたしましたが、その際に私は私なりに一つ...全文を見る |
○野上委員 これまでにも、われわれの先輩の秦野議員やいろいろな方々からいろいろな場所ですでにこの問題についてはいろいろな質問がされていたわけであります。その都度法制局長官は、まあ法律を変えればというような話をなさり、歴代の文部大臣は、前向きでこれを検討しよう、こういうことでありま...全文を見る | ||
○野上委員 そこで、昭和五十三年三月二十日の参議院の予算委員会で、秦野さんの質問に対しまして法制局長官が、いまお答えをいただきましたそのことについて明言をしているわけです。「教授会はいろいろ大学の人事だとか運営を決定する、審査する、いろんな権限が与えられておりますので、そのことと...全文を見る | ||
○野上委員 わかりました。 そこで先を急ぐわけですが、大学局長にお尋ねいたしますが、この外国人教授の任用制度は先進国の中で日本が最もおくれているというふうに私は記憶をしているわけですが、ひとつ欧米諸国の実情について具体的に御説明を願いたいと思います。 | ||
○野上委員 やはり日本の大学が最もおくれているというような印象になるわけですけれども、全く閉鎖的であったというわけでもない。つまり、公務員にならなくても、公務員法によって国との個人契約によって外国人教師あるいは講師の道が開かれていたという側面があるわけであります。そしてその現行制...全文を見る | ||
○野上委員 現行の外国人教師、講師制度は契約制でありまして、一年以内の契約ということでありますが、この制度の長所面といいましょうか、そういうものはどういうところにあるのですか。 | ||
○野上委員 そういう長所の反面に、その身分が非常に不安定だという欠点が一方であるわけであります。そういうことから、ただいま御説明があったように外国語の分野が圧倒的に多く、他の専門分野が非常に少ないという現象があると思うのですね。 そこで、今度の法案ができまして身分もしっかりす...全文を見る | ||
○野上委員 いずれにいたしましても、この制度によって相当の画期的な一歩前進というものが日本の国公立大学の中で、教育、学問の分野で期待できるのだ、こういうふうに受け取らせていただきたいと思うわけであります。 そこで、それでは、そういうようなことがある程度読めていながら、そしてま...全文を見る | ||
○野上委員 それでは反対に大学局長にお聞きいたしますけれども、先ほどから何度も言っておりますように、いままでの文部大臣は、前向きでやる、あるいは福田総理も、検討させる、こういうことを答弁されたこともあるわけであります。それにもかかわらず政府提案がこれまでできなかったのには、やはり...全文を見る | ||
○野上委員 いずれにしても、今回議員立法として提案はしたわけでありますが、できるならばもっと早い時期にどうして政府提案をしなかったのかという思いがなおさら強くわいてくるわけであります。この点に対しまして、やはり文部省の国公立大学に関する考え方、これまでのそういう法理というものに頼...全文を見る | ||
○野上委員 まあわかるわけですが、私は冒頭にこの法案を高く評価をしたわけであります。非常に画期的なものであって、その御努力に対して敬意を表するわけですが、その中でも教授会その他、こういうものに入っていけるのだ、こういう項目もついた。それならばもう一歩踏み込んでその管理職への穴もあ...全文を見る | ||
○野上委員 要するに外国人としてのハンディ、差別をなくしていこう、こういう精神がこの法案を貫いていると思うのですけれども、もう一つこの教員の任期についてもここにあるわけです。御案内のように、日本の教員の任期というものはないわけであります。その任期について第三項に「教員の任期につい...全文を見る | ||
○野上委員 次に、この立法によって任用される外国人教授は日本人と同じように正規の教授の身分を持つわけでありますから、いわゆる定員の枠内の教官ということになるわけであります。 そこで、何かこの定員について特別な措置を講ずるおつもりがあるかどうか。 | ||
○野上委員 次に、第三条の趣旨についてお伺いいたしますが、国立大学共同利用機関及び大学入試センターにおいても国公立大学と同様に任用できるというわけですが、この国公立大学と同じ取り扱いをした理由は何でしょうか。 | ||
○野上委員 この法案が国際交流の一層の活発化をねらう、そしてまた各大学の研究教育の向上に資するものであるとすれば、大学の関係者は一体どんな考え方を持っているだろうかということでありますが、念のために、国立大学協会あるいは公立大学協会等の意見はどのようなものか、お伺いしたいと思いま...全文を見る | ||
○野上委員 今回のこの法案は国公立の大学ということでありますので、この質問はこの法案に関する質問ではないわけでありますが、日本の高校あるいは中学の外国語教師に外国人を採用したらいいのじゃないかという声が非常にあちこちで聞かれますし、語学力というものを向上させる上では、語学教師に限...全文を見る | ||
○野上委員 これは要望ですのでお答えいただかなくて結構ですが、われわれも苦い経験で、文法は一生懸命勉強した、ガリ勉した、そして試験の点数はまあとれる、本も続めるようになる、しかし肝心の生きた会話になるとさっぱりだ、こういう日本の学生の共通点があったわけでありますので、ひとつ生きた...全文を見る | ||
○野上委員 任期だとか管理職の問題も含めましていろいろな問題もまだあると思うのですが、いずれにしても、これをあえて自由民主党が議員立法として提案されたというこの決意は私は大変なことだと思うわけであります。 先ほども質問で言いましたように、大学の語学の先生ばかりじゃなくて、この...全文を見る |