野沢太三

のざわだいぞう



当選回数回

野沢太三の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月13日第128回国会 参議院 政治改革に関する特別委員会 第12号
議事録を見る
○野沢太三君 質問に入ります前に、議事の運営につきまして一、二、委員長にお尋ねをいたしたいと思います。  先ほどの吉川議員の動議につきまして理事会において協議というお話でございますが、昨日は、委員長の不信任あるいは公聴会の設定等につきまして与党、野党から活発な動議が提案され、そ...全文を見る
○野沢太三君 吉川委員は納得をしてないように思うんですが、その点はいかがでございましょうか。
○野沢太三君 委員長がそういう御裁定ということであれば、ひとつしっかり協議していただきたいんですが、もう一点、この本委員会で不信任をされました委員の方が引き続き筆頭理事としてお仕事をされることについてはいかがなものかという強い声がございますが、この点につきましては、委員長、公平公...全文を見る
○野沢太三君 事務局に調べてもらいましたが、参議院で委員長不信任というのは初めてだそうでございます。その意味では歴史に名が残るこれは委員長様と、こういうことになると思いますが、どうか新委員長におかれましては、そのようになりませんようひとつ御努力をいただきたい、かように希望いたしま...全文を見る
○野沢太三君 信頼回復は私どもも全く同じ立場でございます。しかし、それだけにとどまらず、私どもは今の日本の経済の状況、国民生活の現状 を考えますと、私ども自身が政治に使っております資金、あるいはコストと言ってもいいかもしれません、広く言えば民主主義のコスト、こういう面で見まして...全文を見る
○野沢太三君 まさにそういう趣旨で我々も努力を長年してきたわけでございますが、今回のこの四法案で果たして腐敗、違法行為が根絶できるとお思いかどうか、いかがでしょうか。
○野沢太三君 確かにゼネコン問題は象徴的な事件として大変なこれは反省が必要でございますが、それ以前にさかのぼって、これまでの議論を聞いていますと、小選挙区を採用すれば大変選挙はきれいになるというような議論がややもすればまかり通っていたような印象を受けるわけでございますが、奄美群島...全文を見る
○野沢太三君 確かに、小さいというだけでは必ずしも選挙は浄化されないという一つの典型的な例かと思います。  ここでひとつ視点を変えまして、先ほど大臣からもございましたが、民主主義の総費用、こういった面から日本の大体この費用が適正であるかどうか、こういった面を国際的な比較で眺めた...全文を見る
○野沢太三君 そこで、今、日本でも法定選挙費用というものがございます。これが適正かどうか、こういう問題があるんですが、ちょっと自治大臣にお願いしたいんですが、例えば現行四十万人の選挙区あるいは八十万人の選挙区ではどのくらいの法定費用になるか、これはおわかりでございましょうか。
○野沢太三君 確かに届けられた数字を私もあれこれ調べてみますと、みんなその範囲におさまっております。おさめていると言った方が適切かもしれませんが、この費用をやはりしっかり守るということがまず私はスタートではなかろうかと思うわけでございます。そしてまた、これが守れるような選挙制度で...全文を見る
○野沢太三君 お聞きのとおりの件数でございまして、衆議院の場合には何と三千件を超す違反があった中で九〇%近い買収行為というものが出ておるわけでありますし、それから参議院でも四百四十三件の中で七〇%近い買収行為が出ている。  今回の法律が施行されたと仮に考えたときに、これがなくな...全文を見る
○野沢太三君 かなり減っていくと、これは大いに期待をするわけでございますが、果たしてどうなるか心配でございます。  そこで、検挙された中から、これは検察に送られてそこで法的な処理が行われるわけでございますが、昨年の衆議院選挙あるいはおととしの参議院選挙におきまして、起訴になった...全文を見る
○野沢太三君 そういう状況でございまして、約五分の二くらいの方が起訴ということになって、今裁判が続行中もしくは結論がだんだん出始めている、こういうことであります。  選挙にかかわる裁判につきましては、促進をしなきゃいかぬということで百日裁判の制度等についても既に導入されておるわ...全文を見る
○野沢太三君 警察庁、法務省、ありがとうございました。  そこで、さらに何を改善すべきかという点について申し上げますれば、今回の一連の腐敗防止行為の中で事前運動の期間が算入された点は非常に前進だろうと思います。それから連座の対象に秘書が加わったこと、さらに執行猶予つきでも問題が...全文を見る
○野沢太三君 先ほど自治大臣がエージェントという表現をなさいました。そのエージェントを称して月世界の人、夜専ら動くということでありまして、イギリスの選挙法で見ると事務長さんというものの権限が非常に強くて、事務長は厳格に投票権まで制限されて選挙を取り仕切るんですが、その代理人として...全文を見る
○野沢太三君 昨日の社会党の大会を伺っておりますと、穏健なる多党制を目指すということを委員長も表明しておられます。あるいは過去の総理の答弁の中でも穏健なる多党制ということをおっしゃっているわけでございますが、私どもは、並立制というものは本来民意を集約しかつ反映させる、比例部分でそ...全文を見る
○野沢太三君 地方分権という大きな政治目標が出てきております。私も分権特の理事を拝命しておるわけでございますが、大いにこれは進めていきたい課題でございますが、その意味でも、地方の意思をもっともっと国政に反映するためにも、現在の二百七十四という小選挙区の数はいささかどうも中途半端な...全文を見る
○野沢太三君 今の点については、再度、再々度、あるいはトップレベルにおいてもひとつ再度の御検討をお願いしたい部分でございます。  次に、比例の単位の問題に移りたいと思います。  全国単位の衆議院の今回の提案は、参議院の全国単位の場合と形の上では全く同じになってしまう。中身はい...全文を見る
○野沢太三君 ドイツが併用制の中でこういったことを具体化していることもありますし、総理が今一生懸命勉強しているということであれば、そのまた事務局である自治省はもっとこれは真剣に実現の方法について検討しなきゃいかぬのじゃないかと思うんですが、佐藤自治大臣、御意見いかがですか。
○野沢太三君 いずれにいたしましても、この問題は参議院にとっては非常に重要な課題でございます。全国区制度でやってきた歴史と伝統、そしてまたここから選ばれました我々にとっては、これは一つの存在の意義を問われることでございますので、さらに検討を深めまして妥当なる比例単位を参議院として...全文を見る
○野沢太三君 そのとおりでございますが、やはり今の女性の置かれた立場を考えた場合にはある程度制度上の支えをある時期必要とするのではな いか、かように考えるわけでありまして、恐らくこの制度で女性を優遇した党は相当票がたくさん入るだろう、かように考えますから、その点は今後の課題にし...全文を見る
○野沢太三君 ところが、御本人は納得していない、訴訟継承中という場合に、仮にその訴訟がひっくり返った場合には今の問題はどうなるでしょうか。
○野沢太三君 ちょっとこの点は納得できません。もう少し明確な判断をいただきたいと思います。
○野沢太三君 選挙民の方が私は大事だと思います。選挙であらわれた意思の方が大事でありまして、単に選挙管理委員会が認めた認めないというのは事務的な話ですから、それを覆せないというのはちょっと納得いきかねます。もうちょっとその辺をはっきりさせてください。
○野沢太三君 選挙が無効ではないかという気がします。  ジャンプしていいんだということがそういう形で通るとすると、相当恣意的な形で名簿の改廃が行われるおそれがある。そんな権威のないものかどうか。私どもは名簿の順位というものは大変神聖にして侵すべからざるものと、かように考えるわけ...全文を見る
○野沢太三君 政党助成法では私どもにもいただけるんでしょうから、その場合は三%になるわけですね。大変これは矛盾が出てくるんじゃないかと思うんです。その意味でも、参議院制度を直すかこちらを直すか、これについては相当議論が要るんじゃないかと思うんですが、この点いかがでしょうか。
○野沢太三君 どうも釈然としませんが、これは参議院の制度との絡みもございますので後へ譲ります。  今回の一連の改革法案の一番の問題点は、地方の視点と参議院に対する配慮が著しく欠落しておる、こう言われておるわけでございます。特に地方の選挙制度が直ちにこれによって影響を受ける 可...全文を見る
○野沢太三君 ぜひひとつそういう意味で、区割りをなさっていく場合についても一対二という原則、これがやはり基本だろうと思いますが、その他の条項につきましても、なるほどとまさに選挙民の皆様が納得できる形が貫かれるようにしなければならぬじゃないかと思うわけでございます。  そこで、選...全文を見る
○野沢太三君 この点につきましても、ひとつ今後の修正の中での議論として御検討いただきたいと思っておるわけでございます。  そこで、問題は参議院の選挙制度でございますが、参議院の存在というのは、憲法の定める趣旨からいたしますと、衆議院に対する抑制あるいは均衡、補完、こういうふうに...全文を見る
○野沢太三君 そこで、これまでも裁判所におきまして参議院の選挙制度あるいは衆議院も含めた議論がございますが、この間大阪高裁判決が出まして、違憲状態にあるという判断が示されております。これを見ますと、最大六・五九倍の格差が出てきた、これが六倍を超えれば違憲状態との判断を示して、国会...全文を見る
○野沢太三君 高裁レベルですから、まだこれどうなるかわかりませんけれども、しかし一つの判断としてはこれは注目に値する課題であろうかと思います。  そこで、私どもは衆議院が今回抜本的な是正をしている中で、これにふさわしい参議院制度のあり方はどうあったらいいか、これについてひとつ選...全文を見る
○野沢太三君 第八次審が既に一つの提言をしておりますし、自由民主党としても大綱という形でまとめまして、定数の是正あるいは比例の投票方法を含めた具体案を既に用意をいたしておるわけでございます。今回のこの政治改革に当たりまして、この参議院改革に関しましてどのように進めたらいいか、これ...全文を見る
○野沢太三君 確かに政党自身が考えなきゃいかぬこともあり、それから院が自分の問題として自決せねばならぬ問題もございますが、今回これが政府提案で出ているということは非常に重要でございます。  政府としてはどうしたらいいか、中身までもちろん言えとは言っていないわけでありますが、改革...全文を見る
○野沢太三君 議員立法であれば我々は、与野党協議いたしまして、引き続き参議院について改革を進めるべきであるということを相当重い形で入れ込んでいただく、こういうことでありますが、それをわざわざ閣法で取り上げたんですから、これについても政府は尊重するとか協力するとかいろんな取り上げ方...全文を見る
○野沢太三君 そう言いながらも、戸別訪問であるとかあるいは政治資金に関しては、参議院もこれは当然制約を受け拘束を受けるわけでございます。この問題については引き続き同僚議員あるいは今後の修正の意見の中で深度化させていただきたい、かように思うわけでございます。  次に、先ほどの森山...全文を見る
○野沢太三君 もう一つ大事なことを申し上げますが、これまで個人の資金団体、あるいは管理団体という呼び方もありますけれども、これに対して企業献金を禁止するということになっておりますけれども、これまでの議論の中で、政党の支部を上手につくればそこに幾らでも入るじゃないか、抜け道だらけと...全文を見る
○野沢太三君 時間が厳しくなりましたが、最後に一、二提案を申し上げます。  私どもは選挙運動を全国にわたって展開するならば、もっとマスメディアを活用すべきである一と。例えば私ども比例区の場合には政見放送を十五分だけ二回認めておられる。たった二十秒しか我々は物をしゃべれない。これ...全文を見る
06月14日第129回国会 参議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○野沢太三君 昨日の夜遅くでございますが、北朝鮮が、IAEAを脱退する、しかも制裁ということであればこれは宣戦布告とみなすということをおっしゃっているわけでございます。この事態について、総理、何らかの御連絡あるいは情報の収集はございましたでしょうか。
○野沢太三君 外務大臣におかれましては、この土曜、日曜、お忙しい中をやりくって韓国、中国へ行っていただいたことは、これはもう大変多とするわけでございますが、このときに、韓国当局あるいは中国の関係筋から、このような事態が起こるという予兆あるいは何か情報等はなかったかどうか、外務大臣...全文を見る
○野沢太三君 話し合いで解決するということが最上策だということはだれが見てもこれは明らかなことでございます。そういう中で、北朝鮮が土俵の外へ飛び出してしまう、これはまことに残念なことだと思いますが、これから一体どのような形で北に対する語りかけ、働きかけを進められるか、お考えをひと...全文を見る
○野沢太三君 カーターさんのお話がどうなるか、私どもも大変これ関心を深く持って見守っているわけでございますが、イラクが問題を起こしたときに、中曽根元総理を初めとする自民党の八人の団員がバグダッドへ乗り込みまして直接フセイン大統領と交渉をいたしまして、とりこになった皆さんの一部を返...全文を見る
○野沢太三君 どうかひとつ、状況の推移を見守りながら万遺漏なきよう御努力されんことをお願いいたします。  それでは予定に戻りまして、総理にまずお伺いをいたしたいと思います。  総理は、所信表明に当たりまして、普通の言葉で率直に議論し、理解を深め、ともに歩んでいくことを大切にし...全文を見る
○野沢太三君 総理は日本記者クラブの会見の中で、求めて首相になったわけではない、こうなってしまってまことに心外だとおっしゃったそうですが、心外という発言を伺いまして、私もまた心外でございます。広辞苑によりますと、心外とは「思いもよらないこと。また、予期に反して遺憾に思うこと。」と...全文を見る
○野沢太三君 総理の最大の仕事とおっしゃっておられます政治改革の見通してございますが、区割り法案は今国会に間に合うのかどうか、また、これをしっかり審議するのにはこの会期で間に合うのかどうか、延長が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○野沢太三君 総理の盟友でもいらっしゃる小沢さんの書かれましたこの「日本改造計画」の中に、普通の国になるべきだ、こういう御意見がございますが、これについて総理はどういう御感想をお持ちでしょうか。
○野沢太三君 総理は、この間、連休を利用されましてヨーロッパを歴訪されてまいりまして、各国首脳とお会いをいただきましたが、その中で七月にはサミットも予定されているということでございます。ここへ行かれるかどうか、今後の政局ということになろうかと思いますが、やはりその準備はしなければ...全文を見る
○野沢太三君 サミットはとかくアジアのことを等閑視するということではないと思いますが、このことが余り議題にならないケースが多いわけですが、ぜひひとつアジア唯一の代表といたしまして、今のロシアの立場をできるだけサミットに反映できるように、そしてまた今御指摘の不拡散問題、北朝鮮のこれ...全文を見る
○野沢太三君 その問題にこれから入りたいと思いますが、先般の訪韓、訪中に加えて、ロシアの立場というのは北朝鮮問題に関して重要な一つの位置づけにあるんではないか、こう思います。  ロシアは、今、関係国会議、八カ国で会議をしたらどうか、こういう提案があるようですが、これについていか...全文を見る
○野沢太三君 そういう中で、きのうのような北朝鮮の対応でございます。一体、北朝鮮に核保有が本当に現段階であるのかないのか、これ、先般倉田委員からも御質問しております。そしてまたさらにはその開発能力があるのかどうか、また原爆の製造能力、こういった面で能力があるのかどうか、この辺につ...全文を見る
○野沢太三君 製造能力、開発能力、そこのところ半分しか言ってない。  プルトニウムを抽出しているのではないかという中で、それを核兵器につくる能力、そういったものがあるかどうか、こういう能力の方を聞いているわけですね。
○野沢太三君 それでは、そういったものを開発をするかしないか、これは向こうの意思もございますが、それでは運搬手段としての航空機あるいはミサイルというものはどんなものを持っていてどんな能力なのか、大臣ひとつお願いします。
○野沢太三君 こういった北朝鮮の今の運搬手段に対して、我が国の防衛能力というものは十分でしょうか。
○野沢太三君 やはり長射程のミサイルが非常に問題だろうと思うんですが、これに対応するにはいわゆるTMD、こういった体制が必要ではないかと言われておるわけでございます。  これに対する取り組みについて、長官、ひとつお答えいただきたいと思います。
○野沢太三君 こういう事態になって、今、防衛問題の懇談会ということで御議論いただいている内容にこの事態は反映されておりますでしょうか。  長官、お願いします。
○野沢太三君 冷戦が終わったからといって決して世の中が直ちに平和になったというわけではない。特に地域紛争の点ではむしろ大変なことになっているわけでございます。  その中で、ことし盛られておりますような防衛予算で十分かどうか、長官、ひとつ答えてください。
○野沢太三君 こういう変転きわまりない情勢に対応できるような十分なる予算確保についてひとつ御努力をいただきたい、これだけ指摘しまして次の問題に移ります。  IAEAの査察を受けないという一方の話とは別に、北朝鮮自身が果たして非常事態を希望しているとは思われないわけでございまして...全文を見る
○野沢太三君 やはり何よりも北朝鮮が核開発というようなことを希望しない、その意図を放棄して平和な外交なり経済活動によって国際社会に戻ってもらう、この努力が必要ではないかと思いますが、その意味で日米韓だけで経済制裁をやったらどうだという話が報道等ではちらほら聞こえますが、これについ...全文を見る
○野沢太三君 いずれにいたしましても、この問題はお役所任せにしておいていいことではない。やっぱり閣僚の皆様、特に総理はぜひひとつリーダーシップを発揮していただきまして、関係諸国の首脳その他関係の皆様と大いに話を進められまして対応していただきたい、かように思いますが、いかがでしょう...全文を見る
○野沢太三君 昨日の報道ですけれども、ガルーチ国務次官補が、北制裁は段階的にということでお話がありまして、緩やかな形でチャンスを与えたらどうか、こう言っておりますが、これについては日本側との意見の一致は事前にございましたでしょうか。
○野沢太三君 願わくはこれ以工事態が悪くならないと望むものでございますけれども、さはさりながら、事態が悪くなっていく場合についての我が国の対応にも遺憾なきよう備えなければならぬわけでございます。  そこで、経済制裁が仮に行われた場合、日本として何ができるか、これについて既に御検...全文を見る
○野沢太三君 確かにこの時点で際どい話はしにくいところではございますが、今お話しのように、過去どうしてやったか、どうなっていたか、それから一般論としてどうあるべきか、これはやはり議論し勉強し、そしてまた国会でもコンセンサスを持っていないと、いざというときにどうにもならない。  ...全文を見る
○野沢太三君 そういう中で、やはりもし万が一のときには、韓半島には我が国の邦人が何万人も暮らしているわけでございますが、この皆様を連れ戻す、あるいはそのときに外国人の皆さんも一緒にと、こういう話に対してどう対応しておられるか、避難民の輸送ということで。これは防衛庁長官ひとつ。  ...全文を見る
○野沢太三君 飛行機はおっしゃるとおりだと思いますが、しかし人数が人数ですから、やはり艦船、船舶の活用がどうしても欠かせないと思います。自衛艦あるいは海上保安庁の船を含めお国の持っている船を活用できるのかどうか、いかがでしょうか。
○野沢太三君 こういうわけで、御質問を申し上げてもなかなか答えにくいし、まあ答えもそこそこ、こういうことになるわけでありますが、大体有事に対する国会審議のあり方というものが、やはり私は一つのこれが限界であるのかなという反省もあるわけでありまして、アメリカ等の議会筋のように相当いろ...全文を見る
○野沢太三君 今の問題は、議会側でも工夫をし、また考えなければならない課題として受けとめておきたいと思います。  そこで、こういった事態の中で大事なことは、国連の機能というものが大変今大事になっております。しかも、安保理の改革問題、国連改革の問題等も浮かび上がっている中で、常任...全文を見る
○野沢太三君 そういう中で、常任理事国になると高くつくとか、あるいは危険なことをやらされるとか、こういったことを考えている向きがこの議会の中にもまだあるんじゃないか、もちろん、国民一般の中にもそういった懸念を持っている方が多いかと私は思います。  これに対してどのような形で取り...全文を見る
○野沢太三君 改革された国連に頼まれたら座ってもいいというような姿勢が前内閣の段階では見られたやに私も伺っておるんですが、今のお話を聞きまして、一層ひとつ頑張っていただきたいと思います。  その中で、日本の立場に対する国際的な理解というか協力といいましょうか、そういうものがいま...全文を見る
○野沢太三君 常任理事国へ加入ということになりますと、拒否権の取り扱いというのが大きな問題になるだろうと思います。拒否権というのがあったために国連が半ば機能を麻揮したという側面と同時に、しかし、これがゆえに大国の責任というものも明確になっていた。  日本がもし常任理事国に加入と...全文を見る
○野沢太三君 日本は国連に加入して以来、平和憲法の考え方、さらにはODAの活用、それから大変苦労はしましたがPKOができるようになった。そしてまた、地球環境問題等に対するノウハウと資金力。いろんな面で国連に対して非常にいい仕事ができるだろう、こう思うわけでありまして、その意味で、...全文を見る
○野沢太三君 そういうわけで、世界一の援助大国になったというわけでありますが、このODAの適正使用の問題がしばしば新聞等でも報道されているわけでございます。  特に、最近ではフィリピンに供与しました農業開発の一部資金が不当に流用されたのではないかという報道がございますが、これに...全文を見る
○野沢太三君 せっかく善意でやろうという話がこういったことでゆがめられるということであっては、ODAの精神を損なうことになるわけでございます。どうかひとつしっかり調べまして、問題がありました場合には即刻改善をする。そしてまた、ODA全体の執行体制にもこれは反省として返ってくる課題...全文を見る
○野沢太三君 今までODAはアジアを重点ということで主に使われてきて、しかし、今それが全世界に拡大をするということで、日本の存在を示す最大の力になっているかと思います。ただ、これが先方からの要請主義ということでやってきておりますために、必ずしもそれが本当に、草の根といいましょうか...全文を見る
○野沢太三君 その意味で、最近国際ボランティアの皆様がまさに献身的な精神で途上国のお仕事を手伝う、こういった動きがだんだん日本でも育ってきております。欧米諸国に比べるとまだまだ少ないんですが、このNGOの支援状況についてはいかがでしょうか。
○野沢太三君 ぜひこの方向は育成強化をしていただきたい。  その中で、国際ボランティアとして出られた方が国内へ帰ってきたときに浦島太郎になってしまうというような心配がある。この立場をやはり守ってあげなきゃいかぬ。その意味で、国際ボランティアの皆さんを支援する体制を整えるというこ...全文を見る
○野沢太三君 ODAはまさに戦略的に日本の外交を支える柱と先ほども申し上げましたが、その運用について、ODA大綱をつくってそれに沿った運用をしよう、こういうことになっております。  この運用実績についていかがでしょうか。
○野沢太三君 大変結構なんですけれども、核開発、核実験をやっているような国にまでこういった制度を適用することがいいのかどうかいささか疑念を持つわけでございますが、それはおきまして、今後の開発援助のあり方について、総理、御見解を伺いたいと思います。
○野沢太三君 その中で、日米基軸ということが依然として最も国際的に重要な柱というわけでございますが、どうもここしばらく、昨年の政局以来ぎくしゃくする、けんかをして帰ってきて大人の関係と、こういったことでは困るわけでございます。  そういう中で、日本の貿易収支あるいは対米収支とい...全文を見る
○野沢太三君 不景気不景気と言いながらもこういう十五兆に及ぶ黒字がある。このままではやはり対外関係から見れば日本がどうもひとり占めをしているのではないかと見られてもやむを得ない。何としてもこれは、まず当面の最大の相手国であるアメリカとの間で円滑な話し合いの道を開き、そして常識的な...全文を見る
○野沢太三君 今お話のありました数値目標はとらぬといっても客観基準はやはり必要だろうというんですが、どうもこれに対する日米の間の認識ギャップが大分あるんじゃないか。客観基準というのは限りなく数値目標に近いというようなものを向こうは期待をしている節がどうも見られるわけであります。 ...全文を見る
○野沢太三君 対外経済改革要綱ということで、これからどうするかという方針を既に出していただいておりますが、この中で非常に大きな柱は、税制改革どこの包括経済協議の成り行きがあるわけであります。今度サミットに行かれるとして、クリントン大統領にお会いするのにこの内容がどの程度具体的に御...全文を見る
○野沢太三君 時間がだんだんなくなりましたので、地球環境、PKO、ロシア問題等につきましては次回に譲ることにいたしまして、公共投資の充実問題について御質問を申し上げたいと思います。  今の包括経済協議の中でも日本が物を買うとかあるいはもう少し外国との貿易のバランスを考えるとかい...全文を見る
○野沢太三君 先ほどもお話がありましたように、膨大な貿易黒字が出ておって、それがしかし国の中の社会資本の蓄積とか民生に回っていないんじゃないかという疑念が国民の間に広くございます。その意味で、一層の社会資本の充実、特に基本的なインフラとか福祉関係のゴールドプランあるいは新福祉ビジ...全文を見る
○野沢太三君 公共事業を遂行していくのに特別会計等がたくさんございますけれども、これについてめり張りのきいた予算配分をしようと。これは、我々もそうですが、与党の皆様も同様の趣旨でいろいろと御理言が出ているわけでございます。政府でも審議会でABCのランクづけもされて配分をされたと思...全文を見る
○野沢太三君 私は鉄道の関係業務を長いことやってきておりますが、毎日の通勤で本当に御苦労をいただいている状況を見ると、心が痛んでなりません。何としても、やはりこういった面を改善して欧米並みの通勤環境が得られるような状況を早くつくりたいと思っておるんですが、今回の予算の中で地下鉄あ...全文を見る
○野沢太三君 日本じゅうのみなさんから御要望の強い整備新幹線の見直しを昨年はやるべく一生懸命やってまいりましたが、この見直しを九年というふうに直されてしまいまして、大変落胆をしている地方もございます。  なぜ九年なのか、運輸大臣、ひとつお願いします。
○野沢太三君 ドイツの国鉄が最近改革をいたしまして、鉄道のあり方について抜本的な一つの考えを提示しております。それは、鉄道の固有施設、固定施設の部分は、これはインフラの部分を管理する会社をつくるんですが、これはもう全面的に国が責任を持ってつくって管理をしていく、そして、上を運営す...全文を見る
○野沢太三君 確かに、先々を考えますと六十五歳くらいまでは働いていく、これはもうやむを得ないことだと思いますが、その中で今の雇用情勢等を考えますと、三年ごとに引き上げていくというのはいかにも性急ではないか。  我が自民党は四年ごとでどうかと提案していますが、これについての意見は...全文を見る
○野沢太三君 せっかく改革を進めている中で、基礎年金にすら加入してない人が百数十万とか、あるいは入っていても払ってくれない人もいるとかいうことになりますと、この制度そのものがどうなるか非常に問題であります。  その意味で、国庫負担を見直すという考えが出てくるわけですが、三分の一...全文を見る
○野沢太三君 未加入、未払いの方は。
○野沢太三君 鉄道共済の問題でございますが、ただいま各公的年金から大変な御支援をいただいてしのいでいるわけでございますが、そのために厚生年金に比べても一割の格差がつき、さらにベースアップ相当の再評価、見直しも平成元年からずっと抑えられている、こういうことであります。  今回また...全文を見る
○野沢太三君 公的年金制度を一元化しようということで五十九年に閣議決定がなされておりますが、この時期が来年平成七年、昭和七十年ということになっておりますが、これは予定どおり実行できるでしょうか。
○野沢太三君 以上で終わります。
06月20日第129回国会 参議院 外務委員会 第3号
議事録を見る
○野沢太三君 このたび、カーター元大統領が北朝鮮を訪問しまして、金日成主席と会談をし、行き詰まり状態になっておりました北朝鮮の核開発問題について突っ込んだ話し合いが行われました。その結果、これまで何回も提案されながら実現しなかった南北の首脳会談が、カーター氏の仲介ということで合意...全文を見る
○野沢太三君 カーター氏の訪朝全体につきまして、外務大臣、どのように評価されておられるか、お願いします。
○野沢太三君 その一方で、クリントン大統領は、カーター氏が国連制裁協議というものは中止されるんだということを言ったことに対して、高官レベルの協議の見通しがつくまではこれまでどおり制裁決議の協議を安保理各国と続けると言っておるようですが、この点はどうでしょうか。
○野沢太三君 制裁決議は第一次から第二次というような段取りで何段階にも分けて行われるという話になっておりますが、この決議そのものに対して、中国、ロシアともに慎重な姿勢をとっているように伺っておりますが、カーター氏もまた、制裁は効果がなくて、かえって相手が反発を強めるだけだと、こう...全文を見る
○野沢太三君 これから話し合いによって事態を打開していくことが最も望ましい、私もそう思いますが、その中で過去の問題を積み残したまま進むかどうか、この点はやはり近隣国としての日本の立場はアメリカとはいささか逢ってしかるべきだと思うんですが、この点について外務大臣、きのうも報道等では...全文を見る
○野沢太三君 いずれにいたしましても、日本としては独自な対話の道をしっかりつくることが大事だという気がいたします。既に自民党あるいは社会党の議員団も行っておられますが、今後とも引き続きいろんな形でパイプを通して直接向こうのトップクラスとの接触を継続されるように希望をいたしておきま...全文を見る
○野沢太三君 今回この協定を交わそうとしております六カ国のうち、我が国が運航を希望する国はどこでしょうか。
○野沢太三君 先ほどのお話のように、現在、我が国に乗り入れておりまする外国の航空会社、これが約三分の二のお客さんを運んでおり、日本企業は三分の一程度しか運んでいない。六カ国との協定ができ上がって、この中で日本側が就航を予定しているのはベトナム一カ国だけだと、あとはすべて先方の方か...全文を見る
○野沢太三君 御健闘を祈るわけでございますが、今回この協定を結べる下地といたしまして、関西国際空港がこの九月に開業するということが大きな背景として出てきておるわけでございますが、伺いますと、今のところ十九カ国二十二社、週二百二十七便を予定しているということであります。しかし、これ...全文を見る
○野沢太三君 確かに初めての二十四時間空港であるということ、それから国内便と簡単な乗り継ぎで各地に行けるという大変なメリットがあるように思います。その意味で、国際、国内どもにもう少し関西空港の機能をPRしてこの乗り入れ便数をふやす努力を重ねていただきたい、これは期待でございます。...全文を見る
○野沢太三君 そういう中で、二期工事にかかわる話し合いでございますが、九一年の五月に運輸大臣が強制的手段はとらないんだということを言明していただいて、公開シンポジウムとか円卓会議等で話し合いを繰り返してきておるんですが、現在この話し合いは進んでいるんでしょうか、見通しはどうでしょ...全文を見る
○野沢太三君 関西空港が開業しても、依然として成田空港の重要性、その需要というものは大変厳しいものがあると思います。その意味で、ぜひともひとつ精力的に話し合いを進めまして、一日も早い見通しがつきまするようこれは大いに期待をするわけでございます。  こういう中で、中部にも国際空港...全文を見る
○野沢太三君 日本にとっては国際空港はまだまだ必要だし、あるいはその機能の充実も図らなければならないと思うんですが、成田の見通しが定かでない中で、この中部の国際空港を早期に建設することと、地元からも要望の出ております関西空港の二期工事、いわゆる全体構想を早期に実現することとどちら...全文を見る
○野沢太三君 そういうことでございますが、日本へ今乗り入れている外国の航空会社を見ますると、アメリカが圧倒的に多くて三分の一以上を占めております。千五百のうちの五百十九便ということでありますが、日米間の人貨の往来というものがいかに大きいか、航空便の数あるいはその中身を見てもわかる...全文を見る
○野沢太三君 伺ったとおりでありまして、ひとつ外務大臣、包括協議等で向こうから買え買えと言われっぱなしでなくて、直してもらいたいことがこの航空協定の中でもございますので、こちらからも機会ある都度、ひとつこれは主張していただきたいと思います。  そういう中で、しかも世界的不況とい...全文を見る
○野沢太三君 やはり空港整備の段階からもう少し本腰を入れて、公的資金を導入するとかあるいは地方自治体の力を活用するとかいう形で、単にそれが利用者負担というところにしわが寄らないようにしっかりと頑張っていただきたいと思います。  次に、航空の安全問題についてお伺いいたしますが、シ...全文を見る
○野沢太三君 援助の形として一般的なお金をただ上げるというよりも具体的にこのような事柄に特定しながら効果がはっきり出るような援助の仕方が有効ではないかと思いますので、一層ひとつ御努力をお願いいたしたいと思います。  続いて、中華航空機の事故に移りたいと思いますが、委員会の方で今...全文を見る
○野沢太三君 そういう中で、相変わらずA300ということで同一機種が毎日飛んでいるわけですね。機器の故障があるいは操縦のミスかわからないまま、お客さんはそのまま乗せている。これは一体どういうことになっているのか。  現段階におきまするA300系統の機材あるいは運航会社に対する安...全文を見る
○野沢太三君 それでは、時間がなくなりましたが、租税条約について御質問を申し上げたいと思います。  最近、移転価格税制を適用して国際企業に対して追徴課税を行うケースが出ております。日本あるいはアメリカが主な舞台となっておりますが、一体こういうことでどのぐらいの数がこれまで指摘さ...全文を見る
○野沢太三君 経済の自由化が進んでますますこの種の国際間の取引並びにそれに伴う税務というものの仕事がふえていくと思います。抜本的な税制改革も予定されている中で、ぜひこの分野での御努力を一層続けられますことを期待いたしまして、私の質問を終わります。
06月22日第129回国会 参議院 外務委員会 第4号
議事録を見る
○野沢太三君 昨日、政府は、北朝鮮の核開発疑惑に関する羽田総理の発言に関して統一見解を発表しておられますが、これにかかわりかつ最近の情勢の中で、米国が北の過去のプルトニウム抽出問題は高官会談の中で協議をするということで、開催の前提条件にはしないということが報道されているわけでござ...全文を見る
○野沢太三君 アメリカにしてみれば、過去の問題よりも将来に重点を置いた話し合いをしたいということはわかるんですが、隣近所におります韓国あるいは日本にしてみれば、たとえ一発二発であっても、核兵器がもしつくられるという状況にあるとすれば、大変な問題だろうと思いますので、その辺に取り組...全文を見る
○野沢太三君 それから、カーターさんとの会談の中でも、軽水炉転換を北が希望しておるということが出てきて、これについてアメリカも協力しようという姿勢のようでございますが、それに関する技術あるいは資金の援助を日本に求めるというような話もあるわけですが、これに対する御見解はいかがでしょ...全文を見る
○野沢太三君 信頼関係が確立されてない、まして国交回復以前の段階で援助だけ先行するということがゆめないように、外務省としてもしっかり取り組んでいただきたいと思います。  それから、昨日の遅くの報道で、けさの新聞にも出てますが、三木元首相夫人に金日成主席が、八月半ばに金泳三大統領...全文を見る
○野沢太三君 カーターさんといいあるいは三木夫人といい、やはりトップ、トップといいましょうか、直接接触をすることによって大変な問題の打開ができていると、ああいうお国柄であるからには一層そういう傾向がやはりあるだろうと思うわけであります。  そういう意味で、先般も自社の有志議員の...全文を見る
○野沢太三君 引き続きの御努力をお願いいたしたいと思います。  それでは、平成六年度の外務省予算について少し触れてまいりたいと思います。  先ほど御説明がございましたように、総額が六千九百四十六億ということで、対前年四・六%増というのはことしの全体予算の中ではこれは大変積極的...全文を見る
○野沢太三君 人数をふやすのも大事ですが、今いる人がどれだけ働けるかといういわゆる足腰経費ですね、これをしっかりつけてあげませんと身動きができない。私、昨年申し上げましたけれども、非常に位の高い方が赴任していても動きがとれない。俊寛、為朝、後醍醐天皇というような立場で外交官の方の...全文を見る
○野沢太三君 それから、この贈与比率であるとかあるいはグラントエレメントというような要素から見るとDACの中では最低だという報告が外務省の資料にも出ておりますが、これについて改善する見込みはございますか。
○野沢太三君 さらに言えば、GNP比率ということでいくとやはりこれも余り上位ではない。金額は確かに大きくなっていますけれども、もうちょっと日本はその面での貢献をしっかりやって、しかもそのことはこれからの日本の国際貢献の一番やっぱり大きな柱だと思いますので、この数字だけではなくて、...全文を見る
○野沢太三君 ひとつその辺、外務省は懐広くして、とにかく自発的に奉仕をしようというグループと一緒になって活動する、こういったことで今後の国際貢献、外交の組み立てをお願いしたいと思うわけです。  その中で、特に文化交流の強化の問題ですが、ことしは国際交流基金の補助金として百二十九...全文を見る
○野沢太三君 カンボジアに対する援助はいろいろな方面からのものがあろうと思いますが、アンコールヘの協力、それからそれに基づいてまた観光客を誘致する等、大変なこれは経済効果もあわせて期待できるわけでございますので、このような援助は一層ひとつ力を入れてやっていただきたいと御要望を申し...全文を見る
○野沢太三君 確かに移住予算は横ばいで、大体これはもうそういう時代は終わったんだという認識ではないかと思うんですが、私はやはり、日本から行かれた方がそれぞれのお国において立派な仕事をして立派な生活をしていただくことが日本とその国との最大のパイプになり力になると思うわけでございます...全文を見る
○野沢太三君 日系人の中から大統領が出たりあるいは上院議員が出たりというようなすばらしい活躍をしておられる方もおる中で、日の当たらない生活を強いられているという人たちがいることは大変胸が痛むわけでございますし、何としてもひとつ、今日恵まれた生活とそれから経済力を獲得したこの日本の...全文を見る
○野沢太三君 その中で非常に大事な柱になっております温暖化対策でございますが、最近に至りまして、二〇〇〇年の目標達成、これは一九九〇年レベルの一人当たりCO2排出量で抑えようということで進んでいたものが達成困難ではないかという報道もなされておりますが、これはいかがでしょうか、環境...全文を見る
○野沢太三君 お役所で目標をつくるだけではなくてこれを本当に徹底するためには、既にヨーロッパ諸国の一部で実施されておりますいわゆる環境税のうち炭素税、これを導入することが極めて有効であると思うんですが、これについては今どうなっているんでしょうか。
○野沢太三君 いずれにいたしましても、今までのような大量生産大量消費、また大量廃棄というような生活スタイルではこれはもう環境の面で行き詰まるということになろうかと思います。  そういう面で今後のやはり私どもの生きざまの問題とも絡みまして、また世界じゅうに日本の達成しましたこれま...全文を見る
10月26日第131回国会 参議院 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○野沢太三君 野沢でございます。  先日趣旨説明をいただきました許可、認可等の整理及び合理化に関する法律案について若干の質疑を申し上げます。  活力のある経済社会を構築し直しまして、国際的にも開かれた国としてさらに日本が伸びていくためには、規制緩和という事柄は非常に重要である...全文を見る
○野沢太三君 確かに複雑な仕事の中の一部を合理化あるいは廃止、緩和と、こういうことでございますから、なかなか計数的な判断というものは難しいかと思いますが、今までの議論の中では、規制緩和をやればよくなるということを大変強くアピールしているわけでございます。その意味からしますと、この...全文を見る
○野沢太三君 大変内容的に難しい問題も含んでいるかと思いますが、どうかひとつその手順によりまして、これはやはり政府のリーダーシップというものが非常に重要であると思いますので、私どもも議会の立場からできる限りの御支援を申し上げながら進めていかなければならぬと思っております。  た...全文を見る
○野沢太三君 ぜひひとつ成果を上げたら御報告もいただきたいと思うわけでございます。  この中で今回は輸入促進効果を考えた柱が一つございます。これについてどのような成果を期待しているか、これは通産省お見えですね。
○野沢太三君 仕事をするときには、やっぱりやりっ放してはなくて、それがどのような効果を上げたか、成果を上げたか、その評価に基づいてさらに前進を図る、これが非常に重要ではないかと思います。その意味で、マクロ的な勉強、分析とあわせて個別の分野での成果、これを絶えずやはり確認しながら進...全文を見る
○野沢太三君 せっかくできて成果を上げてきたにもかかわらず、ちょっとしりつぼみの感がございますので、ぜひひとつその活性化を図り、かつ、苦情の申請者の半分は外国の方から、特にアメリカ等を中心に来ている事実を考えまして、英文のパンフレットなりそういったものも用意してPRをする等の努力...全文を見る
○野沢太三君 ぜひひとつこういった御研究を進めまして、地方の主体性、特に中小企業等では地方限りでの許認可もできるものが多いわけですから、そういった面あるいは受益者負担、さらなる情報公開の進展ということで適切なる公共料金の決定ができるよう引き続き努力をしていただきたいと思うわけでご...全文を見る
○野沢太三君 静岡のガス爆発以来、大変厳しくなり過ぎて、結局角を矯めて牛を殺しているというふうに思わざるを得ないわけでありますが、地上交通の緩和とか歩行者の安全、さらには積雪寒冷地における快適な町づくりという面で大変地下街は有効であると私思いますので、ぜひともひとつさらに踏み込ん...全文を見る
○野沢太三君 実態としては、まだ容積率の活用という点では東京の都心地区でも半分か、あるいはそれを少し上回る程度ということでございますので、これは全般的解除というよりも、やはり個別・具体的に可能なところをできるだけひとつ考えながら進めるということが大切ではないかと思います。今後とも...全文を見る
○野沢太三君 今や競争が相当な範囲まで及びまして、むしろ割引合戦をするというくらいの状況があるわけでありますから、私は、これは自由化しても余り利用者に迷惑をかけることにならない、むしろサービスの行き届いた多様な料全体系というものができ上がるんじゃないかということを期待しているわけ...全文を見る
11月01日第131回国会 参議院 外務委員会 第2号
議事録を見る
○野沢太三君 一九九五年ということになりますと来年になりますが、国連ができてから五十年という大変大事な節目の年であると思います。  ことしの四十九回総会におきまして、外務大臣におかれましては総会での御演説をやっていただきまして、日本として武力を使わない、あるいは地球規模での貢献...全文を見る
○野沢太三君 総会の改革さらには行財政問題の改革、それから日本が一番貢献できるであろうと言われております経済社会分野への機能強化の課題、あるいは旧敵国条項の削除等々たくさんありますが、何といってもやはり国連の本旨から申しましても安保理の改組というのが当面の課題として一番重要ではな...全文を見る
○野沢太三君 作業部会で日本の代表である大使の皆さん方が演説をなさったというのは記録としても我々は承っておりますけれども、その前提として、構成各国との信頼関係といいますか日本に対する理解、日本の真意というか平和志向の日本の行き方というものを真にやはり関係国が理解をしていただける、...全文を見る
○野沢太三君 そういう意味で、副議長さんのところあたりが非常に重要な意味を持つわけですが、その前にやはり地域別に分科会というような構想もおありのようですし、その前提として日本の立地しておりますアジア諸国の理解というものが大変大事であろう。足元からおかしいというのではこれは話になり...全文を見る
○野沢太三君 周辺諸国の理解、支援、それとあわせましてもう一つ大事なことは国内の国民世論の動向、これがやはりしっかりしていませんとこの問題は前進をしないだろうと思います。  過日行われました世論調査等の結果を見ますると、常任理事国入り賛成が約五三%、反対が一五%、ところが、わか...全文を見る
○野沢太三君 北朝鮮問題に移りたいと思います。  一年四カ月にわたります米朝交渉の結果、一時は制裁まで心配をされました関係が一転合意をいたしまして、韓半島における核問題というものが大きく前進しそうであると。大変喜んでいるわけではございますが、この間、アメリカあるいは韓国を含め日...全文を見る
○野沢太三君 今回の合意内容を見た場合に、将来にわたって軽水炉転換というような形でプルトニウムの生産を抑えるということでありますとこれは非常に明るい見通しがあるんですが、過去の問題がこれで果たして払拭されたかどうか。一発か二発か、あるいはもっと多くの材料を既に持っているんじゃない...全文を見る
○野沢太三君 この点をこれからの具体的な詰めの中で、心配ないんだということが立証され検証されながら、さらなる両国間の改善に資する、あるいは技術協力をし資金協力をするとなればそういった疑惑が残っていたのではとてもこれは踏み切れない、こう思いますので、御当局におかれましてもぜひともそ...全文を見る
○野沢太三君 そういったマルチでの支援は、当然これは進めるべく応分の関与をしていただくのは結構かと思いますが、何にしても向こう三軒両隣という隣国でもあるわけですから、やはり相互の話し合い、交渉、そしてそこでできるいざさかの貢献というものがあってもおかしくないじゃないか。  この...全文を見る
○野沢太三君 たしかこの前交渉が決裂いたしましたのは、李恩恵の問題について席をけって立った、こういう経過があろうかと思いますが、今お話しのように双方無条件で、何事も避けないし、また何事も拒まない、こういうことであってこそ初めて正常化と、こういうことになろうかと思うんです。  昨...全文を見る
○野沢太三君 昨日、中国の李鵬首相が韓国を訪れて、この米朝合意を全面的に支援しかつ協力して、これを実現するべく努力しようという合意がなされたと報道されておるわけでございます。日本の立場も、中国あるいは韓国さらには米国との連携を保ちながら何としても雪解けを本物にしていただきたい。こ...全文を見る
○野沢太三君 いずれにいたしましても、私どもとしては言うべきことを言いながら進めることは進める。歴史もありまた未来もあるという中でこの問題が常識的な解決を見るように、前段として全面核実験禁止条約の交渉が既に進んでいるわけでありますから、できればそういったものを早く締結し、そして全...全文を見る
○野沢太三君 しっかりやってください。  以上です。