野沢太三

のざわだいぞう



当選回数回

野沢太三の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月17日第132回国会 参議院 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第3号
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○野沢太三君 自由民主党の野沢でございます。  地方分権の今の流れは先生方のお話でも明らかでありますが、県と市町村を考えた場合に、当面、県へ権限の移譲あるいは財源の移譲という流れになっておりますけれども、やはり市町村がよくならないと地方分権の実が上がったことにならない、この点で...全文を見る
03月03日第132回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○野沢太三君 自由民主党の野沢でございます。  質問に入ります前に、このたびの阪神・淡路大震災でお亡くなりになられました方々の御冥福をお祈り申し上げ、御遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げる次第でございます。また、今なお避難生活で不自由な毎日をお過ごしの皆様に衷心よりお見舞いを...全文を見る
○野沢太三君 ぜひひとつ、その復興本部の機能が各省庁固有の権限なり仕事とうまく調和をとれるようなリーダーシップをぜひ総理にお願いを申し上げたいと思います。  そういう中で、やはりこれまでの流れを反省してみますと、官邸機能の充実強化ということが全体を見たときにどうしてもこれは大事...全文を見る
○野沢太三君 しっかりひとつ進めていただきたいんですが、一番私、愕然といたしましたのは、夜、全く防備がない、昼間の時間しかわからないということではだめだということでございます。  私自身も昔国鉄で鉄道管理局長という職務を拝命したんですが、全部寝ずの番がおります。そして出勤すると...全文を見る
○野沢太三君 組織の方は大分整備が進んでまいりましたが、これが屋上屋にならないように、とにかく困ったときには駆け込める、そこへ行けば何とかなる、そういう組織であっていただきたい、かように念願をする次第でございます。  そういう中で、やはりこういった災害に対応をいたしまするには第...全文を見る
○野沢太三君 震度は単に加速度だけではなくて、周期とかあるいは時間とかいろんな要素を加味して決めなきゃいかぬということでありますので、その辺はぜひ有機的な判断をして一日も早くこれが実用化し全国に配備できまするよう、これはお願いをいたしておきたいと思います。  そこで、もう一つの...全文を見る
○野沢太三君 ぜひ、これは業務上も必要でございますが、安否の確認というもう全く個人的なものも含めまして大変意義のあるお仕事と思いますので、御期待をいたす次第でございます。  こういう中で、一体地震というものは予知予測が可能であるかないか、これは学会でもまだ論が分かれておるような...全文を見る
○野沢太三君 七次まで来たんですが、予算は二十三億と。大変これはりょうりょうたるものだと思います。もうちょっとここへ力を入れたら成果が得られるのかどうか、これはやはり調査なりあるいは予知予測の手法との関係もこれありと思うわけでございます。その意味で、推進本部を所管しております科学...全文を見る
○野沢太三君 なかなか難しい課題でございますので、どうかひとつ今後とも、うまずたゆまず進めていただきたいとお願いを申し上げます。  そういう中で、今回の阪神・淡路の地震は活断層に起因する地震と、こうなりますと、そこにあることは既にわかっている、それから地震の規模もある程度断層の...全文を見る
○野沢太三君 大変いい研究をしていると、私も今回改めて敬意を表しておるわけでございますが、ただその取り組みが余りにも手薄であると。まさに寺田寅彦の悩みを今ここで我々が繰り返しているということを痛感をしておるわけでございます。今後予想されます補正予算その他震災対応の計画を組む折には...全文を見る
○野沢太三君 ぜひひとつ、この基準の見直しをやっていただくのとあわせまして、今回の震災で得られましたさまざまな教訓、ノウハウがあるだろうと思います。私も現地を拝見する中で一番びっくりしたのは、新幹線や高速道路の倒れているそのわきに建っている民家が全く外見上は被害がなく健在であると...全文を見る
○野沢太三君 こういうふうに見てまいりますと、我々が今まで持っておりました防災計画、いわゆる防災基本計画あるいは地方におきまする地域防災計画、これはどうも十分ではない。相当各般にわたって見直しをしておかないとどうも備えがあると言えないわけでございますので、ぜひこれ早急に、中央防災...全文を見る
○野沢太三君 これまで申し上げてまいりました予知の問題、あるいは活断層に対する取り組み問題、観測の強化の問題、さらには耐震基準の見直し問題、また防災計画の見直し等、これら一連の問題につきまして、ただいま自由民主党としましては地震対策特別委員会におきまして討議を重ねておりますが、今...全文を見る
○野沢太三君 よろしくお願い申し上げたいと思います。  いずれにいたしましても、これらを実行するためには何よりもやはり予算の裏づけ、財源が必要でございます。既に一次、二次の補正を六年度について行いましたが、本予算が通過したら直ちに私は平成七年度の補正予算を組まなきゃいかぬだろう...全文を見る
○野沢太三君 これは避けて通れない重要な課題であると思います。こういうことを抜きにした議論を幾らやってもそれは空念仏ということになりますから、やっぱり私どもは責任与党として財源も含めた対応、対策を提言していかなきゃならぬ、心して取り組んでまいらねばならぬと思うわけでございます。 ...全文を見る
○野沢太三君 もともと地震のような天災地変はとても保険というものの概念を超える、こういうことで背はなかった保険でございますけれども、新潟地震等を契機にしてその後のたび重なる地震の中で充実強化がなされてきた、こういうことかと思います。ぜひそういう意味で民間の力、やはり自力再建という...全文を見る
○野沢太三君 ロサンゼルスのときの活動ぶりを見ますると、やはり現地の対策本部というのはみずからも被災者になっているということを考えますと、機能が半ば麻痺をしてしまう。したがって、これは中央から指示が出るようにあるいは応援ができるように、そして昨日も議論がありましたように、近隣の消...全文を見る
○野沢太三君 よろしくお願い申し上げます。  それから平成八年になりますといよいよ第五次全総計画ということでお取りまとめをいただくことになるわけですが、これにつきましては、やはり今回の震災にかんがみましてしっかりした防災計画を柱の一つに立てて策定をいただきたい、かように考えるわ...全文を見る
○野沢太三君 ひとつ安全な国土づくりの根幹ということでお取り組みいただきたいと思います。  次に、鉄道関係についてお伺いしたいんですが、やはり鉄道が切れてみると道路が大変込む、都市の機能がとにかくもう麻痺するということが目の当たりに現出したわけでございます。鉄道被害の概況とその...全文を見る
○野沢太三君 震度七は確かに想定をはるかに超える荷重であったと思いますが、これがやはり人命に及ばないということが一番大事であろうと思います。どうかひとつ御工夫をされまして、多少の被害はあっても構造物が壊滅をしない、こういったやはり材料、型式、設計思想の選定をぜひお願いしたい。その...全文を見る
○野沢太三君 問題は、阪神地域ももちろんでございますが、東海道が大規模地震対策でも問題が出ておるわけでございます。その意味でいきますと、第二国土軸として四国—九州を一本通すという話もありますし、同時に東海道のバイパスとすれば、北陸新幹線を早くつくって日本海側を回れる。それから中央...全文を見る
○野沢太三君 大変これは力強いお答えをいただきまして、大いにひとつ期待をするものでございます。  ところで、そういった新幹線、二百七十キロで今走っておりますが、これが三百だ、三百五十キロだと、こういうことになってまいりますと地震に対して果たして安全か、こういう御心配が出てくるわ...全文を見る
○野沢太三君 あらゆる知恵を絞って安全を確保していくこと、これが肝要かと思います。大いに期待をするものでございます。  時間がなくなりましたが、もう少し震災関連をさせていただきますが、外国からの御支援、これをちょうだいしております。過日も国会決議をいたしまして謝意を申し上げたわ...全文を見る
○野沢太三君 やはり日本が久しぶりに助けていただく立場になったということを考えてみたときに、日本のこれまでの外国に対する援助の仕方、やり方、体制が十分であったかどうかと、極めてこれは反省があるわけでございます。  そういう意味で、自己完結型の救援隊というものが大変大事だというこ...全文を見る
○野沢太三君 このたび御活躍をしていただいております中部方面隊がたまたま今回も緊急援助の当番に当たっていたということで、その準備体制が大変有効であったと伺っておりますが、防衛庁長官、ちょっとこれについての御報告をお願いします。
○野沢太三君 冒頭御紹介したように、防災こそまさに最大の国防だと、こういう気持ちを私も持っておりますが、ぜひ今後とも自衛隊のお力を日本の国土防衛、そして国民の皆様の生命、財産の防衛にひとつ活用していただきたいと心から念願をする次第でございます。  そういう中で、国際的な注目を浴...全文を見る
○野沢太三君 またさらには、APECが十一月に日本で開催される、しかも大阪というふうに伺っておりますが、この場でできまするならば近隣のアジア地区の災害時における相互の援助体制というものをつくり上げることを御提案したらどうかと思うんですが、外務大臣、まず一言。
○野沢太三君 時間が厳しくなりましたので、残っておる質問はまた別な機会にお願いするとしまして、最後に一点だけお伺いしたいと思います。年金問題でございます。  昭和五十九年に公的年金を一元化しようということで閣議決定がなされておりまして、昭和七十年、平成七年までには一元化を実現す...全文を見る
○野沢太三君 終わります。ありがとうございました。
03月17日第132回国会 参議院 外務委員会 第6号
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○野沢太三君 まず最初に、震災関係の問題につきまして、先般の総括質疑の際少し残っておりました課題を含めまして、御質問を申し上げます。  去る三月六日から十二日にかけましてコペンハーゲンで開催されました社会開発サミットにおきまして、村山総理が演説をしていただきまして、今回の阪神・...全文を見る
○野沢太三君 いろんな形で、今、世界各国からの支援がいただけたわけでありますし、それに対してまた感謝の意も表明されておるわけでございますが、やはり災害というのはそれに対してどう備えるか、そしてまたそれにかかわる知識、知恵、経験というものが何よりもやはり私は今後の備えとして大事では...全文を見る
○野沢太三君 こういう事態の中で諸外国から御支援をいただいた中で特に私ども記憶にとどめなければならないのは、いち早く駆けつけていただきました救急隊の幾つかの国々の実例がございます。スイス、フランスあるいはイギリス、そして在日米軍等々たくさんの事例が見られるわけでございますが、いず...全文を見る
○野沢太三君 自衛隊、きょうお見えでございますか。  それでは、自衛隊の方での準備状況、それからいざという声がかかったときに何時間くらいで出かけられるのか、サウジまでというような話も今ありましたが、世界じゅう対応可能なのかどうか、この点等も含めてお願いします。
○野沢太三君 形は大変整っておるということでございましたが、今回の反省で見た場合には、なかなかこれが思うように機能しないという面がある。特に、外国向けには相当整えられていたものが、では国内に対してどうかと言われたときに、ここに一ついろいろ壁がありまして、思うようにその実力を発揮で...全文を見る
○野沢太三君 ボランティアで出ていただける方というのはそう多くはないと私は思うんですね。符に、国際的な支援ができる方は、当然国内的な御協力もいただける可能性があるわけでありますから、中だ外だと分けないで、両方出られるという仕組みをつくっておいた方がこれから役に立つりじゃないか。そ...全文を見る
○野沢太三君 この皆さんもやはり国際的、国内的含め仮にお隣の韓国なり中国ということでもし何かあれば出かけられる仕組み、体制にしておいた方がいいと思うんですが、この点はいかがでしょう。
○野沢太三君 ぜひひとつそういった援助体制をできるだけ機動的に円滑に発動できるように、ふだんから連絡あるいは協調、訓練、これを重ねまして、備えを怠らずにいただきたいと思う次第でございます。  それから、今回の援助の中で在日米軍の働きというものに大変目覚ましいものがあったというこ...全文を見る
○野沢太三君 ぜひひとつその辺はフェース・ツー・フェースの感謝をお願いしたいと思うわけでございます。  それでは次の議題に入りたいと思いますが、朝鮮半島エネルギー開発機構の問題につきまして、昨日も同僚議員から質問が出ておりますが、非常に問題が多岐にわたり、また問題を含んでおると...全文を見る
○野沢太三君 参加国数が多いほどいいわけですけれども、やはり何といっても米韓日、これが中心になって進めるという事態は変わらないだろうと思いますが、隣国である中国、ロシアがこれに  ついて消極的あるいは反対ということではこれは成り立たない話だと思いますから、ぜひともオブザーバーな...全文を見る
○野沢太三君 前提はわかるんですが、相手はこれについて、型式が古いとか炉心の安定性の問題であるとか寿命の問題、あるいは故障率その他さまざまな問題の指摘がございますね。こういったものが克服可能なのかどうか。克服可能であるとした場合、これを国際的な規格でやっているということを考えまし...全文を見る
○野沢太三君 大変難しい交渉かと思いますが、資金の問題あるいは将来の問題、安全保障の問題等から考えても韓国型ということは理解ができるわけではありますが一それが合意に達しないということでは元も子もないということですから、そこら辺を含めてぜひひとつこれについては弾力的な解決、これが望...全文を見る
○野沢太三君 ぜひひとつ事務局におかれましても、また理事会の中におきましても、日本の立場、役割というものがはっきり出るように御努力をいただきたいと思うわけです。そこで、相当量のやはり資金を供給するということが当然ついてくるであろうと思うんですが、有償にするか無償にするか、あるいは...全文を見る
○野沢太三君 それらを推進する意味でも、外交ルートがないというのはまことにもどかしいわけでございます。これまで、第八回までたしか国交回復についてのお話し合いをしてこられておられるようですが、ここで中断しました理由とそれから、既にもう二年ほど経過しておりますが、これを再開する見通し...全文を見る
○野沢太三君 最近になりまして与党三党に対する招待状が参りまして、これは御相談の上、できるだけ早い機会に党レベルでの交流窓口を開きたい、こういうことで今、与党三党努力をしておりますが、これを早くやはり実現することと、あわせて、政府レベルにおいても何としても交渉、交流が開かれるよう...全文を見る
○野沢太三君 よくわかりますが、河野大臣はあわせまして我が党自民党の総裁でもいらっしゃいます。そして今大事なことは、与党並びに野党を含めまして我が国側が北朝鮮に対してどんなシグナルを送るか、こういうことが極めて大事だと思いますので、ぜひひとつそのイニシアチブを発揮していただき、両...全文を見る
○野沢太三君 これは単に核の問題としてとらえるとなかなか難しいと思うんですが、それぞれの国の安全保障をどう担保していくかということから考えますと、外交努力で克服できる面が相当あるのじゃないかと思いますが、これに対する日本のこれまでの外交努力という点では、どういうことをどの場でどう...全文を見る
○野沢太三君 ムバラク大統領もおいでになってエジプトの立場が表明されたんですが、外務大臣のところには世界じゅうからのお客様がひっきりなしにお見えだと思います。それから、ODAを初めとして、我が国がお役に立っている国々もたくさんあるだろうと思いますが、それらのパイプをすべて動員しま...全文を見る
○野沢太三君 残余の質問は別な機会に譲りまして、これにて終了いたします。
04月27日第132回国会 参議院 外務委員会 第11号
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○野沢太三君 野沢でございますが、化学兵器禁止条約ほか、オウムあるいはNPT等の問題について質問をさせていただきます。  この化学兵器祭止条約につきましては、これまで大変長い時間をかけまして御議論をいただき、ようやくここまでこぎつけていただいたわけですが、時あたかも日本において...全文を見る
○野沢太三君 時間は要しましたが、戦争をやめたい、あるいは非人道的な武器、兵器を使わないようにしようという意味での人間の英知というものが少しずつでも実りつつあるという意味で、大変これは価値のある条約と思うわけでございます。  そこで、今、大臣申しておりました二五年の毒ガス等議定...全文を見る
○野沢太三君 この違いでございますけれども、今回は平和時においても拘束を受けるという意味でむしろ非常に進んだ姿になっているわけですが、この新しい条約にまだ署名をしていない国の中にいろいろとどうも問題意識を持ったお国があるようにうかがえます。今回の条約に署名をしていない国が二十九か...全文を見る
○野沢太三君 日本は平和国家を目指しながらも平時にサリンのようなものをばらまくというような、いわば一番世界の中でも注目をされる立場になってしまったとすれば、大臣おっしゃるように、まずみずからが条約を批准し、その上で呼びかけを行っていくということが大事かと思います。  このジュネ...全文を見る
○野沢太三君 大変そこまで整った形にはなっておりますが、安保理にすべての判断がゆだねられるということでございますけれども、国際紛争まで行かなくてもトラブル、あるいはそれの裁きという面では国際司法裁判所というものがこれまでございます。さらに、今回の旧ユーゴ地区の紛争に対しては国際刑...全文を見る
○野沢太三君 まだ批准の前段でそこまで心配をする必要はないとはいうものの、やはり完結するという意味ではこのペナルティーということもあわせて今後の議論の中で考えていく必要があるのではないかと思うわけでございます。  そこで、今回のこの条約の最大の特徴であるのが検証制度を導入してい...全文を見る
○野沢太三君 初めての制度であるだけにすべてこれからの課題になるわけでございますが、やはり査察当事国の合意なり協力というものがないとうまくいかないというのがNPTの条約の中でも問題が出てきておる状況でございますから、できる限りそういった面で事前の協議なりあるいは話し合いなりでうま...全文を見る
○野沢太三君 今回、この条約と法律だけでは地下鉄サリン事件のような事件は防げないということで、十九日の本会議で新しくサリン等の禁止法をつくったわけでございますが、これだけで予想されるさまざまな事件、事案に対応できるのかどうか、すき間がまだ相当あるのじゃないかという気がするんですが...全文を見る
○野沢太三君 例えば、横浜で散布されたようなガスは何割であるかまだわからないということですが、あの程度のものになるとどういう取締法でやれるのか、どうでしょうか。
○野沢太三君 化学兵器禁止法の発効がたしか五月五日、それから今度のサリン立法は五月一日から施行されるということになっていると承知しておりますが、この法律によって今回のオウム事件等に対する取り締まりが可能なのかどうか。どうも後追いで、泥縄で法律の方が後からできたという感があるわけで...全文を見る
○野沢太三君 ぜひひとつ活用をしてしっかり取り締まっていただきたいと思います。  それから、本条約を批准することによりまして国際機関に対して申告をする義務が相当発生すると思われます。それからまた、査察を受ける対象の施設が相当出てくるかと思いますが、これはどのくらいの数になるか、...全文を見る
○野沢太三君 大変な数になるわけでございますが、これは一度きちっとやっておけば後は定例的な姿で処理ができるかと思います。問題は、そういった製造過程あるいは流通過程を含めて透明化をしておくということ、これが非常に今後大事であろうかと思いますので、万遺漏なき対応をお願いいたしたいと思...全文を見る
○野沢太三君 特に、査察員になりますとある程度軍事的な基礎知識、素養あるいは訓練等がないと手のつけようがないということも考えられるわけでございます。自衛隊には化学班というのがあって、これまでも大変立ち働いていただいて感謝しておるんですけれども、この中からやはりこういった国際機関へ...全文を見る
○野沢太三君 既に大使館等には自衛隊からもそれぞれ配置がされていることを考えますと、やはり国際貢献の一環としてこういったことが可能になるような立法措置をしなければならないと思うわけです。この点、衆議院でも指摘があったようですが、この委員会としてもぜひそういった方向で検討を進めてい...全文を見る
○野沢太三君 前委員会で中国での遺棄化学兵器の調査状況の御報告をいただいておるわけでございます。総理が近々訪中をされると伺っておりますけれども、この中国での遺棄兵器の処理について何らかの提言なり、あるいは環境を配慮するとコストが非常にかかるということになろうかと思いますが、そうい...全文を見る
○野沢太三君 ぜひ中国の皆様が安心できるように、かつやはり日本の責任ということがはっきり出るような形でまとめていただきたいと思います。  それから、もう一つ隣のロシアでございますが、ロシアは相当最の化学兵器が蓄積されておるわけですけれども、このまた廃棄方法が、海中投棄も含めてど...全文を見る
○野沢太三君 二、三日前の報道でございますが、ロシア科学アカデミーの先生の話として、相当な範囲での海中投棄、特に今お話しのありました日本海、オホーツク海も含めての事実があったということですが、これはそうするとまだ未確認情報ということでございますか。
○野沢太三君 水かけ論ではございますが、やはりこういった問題について信頼がなくなるということが一番問題だと思いますので、ロシア政府との連絡、情報の交換等を機会ある都度ひとつしっかりやっていただきまして、お互い必要な義務の履行なり、あるいは場合によっては援助の一つの対象にもできるの...全文を見る
○野沢太三君 先日も核廃棄物を日本海へ垂れ流ししているということについて厳重に抗議をした結果、これをやめてもらったという経緯がございますね。そして、処理施設の建設について日本からの援助資金を活用してもらう、こういったこともございますので、この条約が相互に締結された暁には、そういっ...全文を見る
○野沢太三君 どうも日本の御当局はこういった問題に対して甘いのじゃないかというような批判が外国あたりのジャーナリズムにも見られるわけでございますので、ぜひひとつ断固たる決意を示すということで臨んでいただければ幸いかと思います。  それでは、これに関連しましてオウム対策について二...全文を見る
○野沢太三君 認可を受けてしまえば後は何をやってもいいということでは、これはやはり少し行き過ぎではないかという気がいたします。特に地方自治体の認可のもとに全国展開をする、さらには世界的な進出をする、そして会員が何人いるのか、どんな資産があるのか、それが全く把握できないということで...全文を見る
○野沢太三君 ぜひひとつ、安心して乗れる地下鉄であり、あるいは広場であり、そして公共機関であるということになりまするよう、しっかりと対応していただきたい。これに対しては、必要なら要員の増備、あるいは先ほどのお話のように設備面での対応ができるならばぜひひとつこの点についても対策の一...全文を見る
○野沢太三君 どうもいつも後追いになって泥縄になるというおそれといいますか、そういう嘆きがあるわけですが、今回の事件を見ていますと、一般法の厳格な適用があれば未然に防げたのではないかということが幾つかの点で言えると思うんです。例えばその一つとして、第七サティアンと称する建物も建築...全文を見る
○野沢太三君 たしか熊本県の波野村という村では国土計画法違反ということで立ち退きを言いまして、これはそのことで処置ができたわけでございますから、ただいまのお話のように建築確認という、これも全く普通の行為でございますけれども、これをしっかりやっていただきますれば、礼拝所と称してつく...全文を見る
○野沢太三君 なかなかこれはデリケートな御題でございますから、私は、前回、予算委員会の委嘱審査の折にもこの件について質問をし、大臣からは、投票で一票多ければいいんだという問題ではなくて、でき得れば全加盟国のコンセンサスで決めていくことが望ましいということで、今回の演説の中でもその...全文を見る
○野沢太三君 ありがとうございました。
05月10日第132回国会 参議院 地方分権及び規制緩和に関する特別委員会 第8号
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○野沢太三君 自由民主党の野沢太三でございます。地方分権推進法の制定意義についてお伺いをいたしたいと思います。  日本国憲法九十二条には、「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める。」と規定しておりますが、明治憲法にはなかったことでご...全文を見る
○野沢太三君 この憲法が施行されましてから既に半世紀近くを経過したわけでございますが、ただいまお話のありましたような地方自治の本旨がいまだ十分生かされているとは申せない状況にあると思います。  地方自治制度に関して、これまで多くの国会審議が重ねられまして数々の法律も制定されてま...全文を見る
○野沢太三君 大変大事な節目に今当たっているということかと思いますが、戦後の日本の発展の経過を見ますと、中央集権の制度のいわば活用等によりまして今日経済大国としての地位を築いたという側面もあったかと思うわけですが、その結果出てきたことが地方の過疎あるいは大都市の過密、人口の流出流...全文を見る
○野沢太三君 この法律一本ですべてが解決するとは思いませんが、さまざまな合わせわざを重ねながらなお理想を追求する、かようなことかと思います。越えるべき幾山河がたくさんあるということで、引き続きの努力をみんなでこれは進めなきゃいかぬ、かように心得るわけでございます。  そこで、具...全文を見る
○野沢太三君 地方公共団体は今の段階では県並びに区市町村という二層制と言われておるわけでございますが、都道府県自身がいわば地方において一極集中を起こしているという嫌いがございます。  そこで、都道府県の仕事と区や市町村の役割分担という課題が住民本位の地方分権をするためには大変大...全文を見る
○野沢太三君 そこで、一つ考えなきゃいけないことなんですが、市町村には非常に小さな市町村もございまして、能力が十分でないために権限もいただけない、こういうところもある反面、例えば東京都の特別区というようなものを見ますると、私の住んでおります六十三万の足立区は鳥取県よりも人口が多い...全文を見る
○野沢太三君 その中で特に問題になっております機関委任事務制度の見直しでございますが、既に石井議員からも御指摘がございましたし、他の議員からも問題が提起されておりますが、問題は、これを廃止するか整理合理化するかという議論だけでなくて、事務総量を減らすということが非常に重要ではない...全文を見る
○野沢太三君 地方財源の確保について、三点ほどお伺いしたいと思います。  現在、国と地方を合わせた租税収入の総額が、国と地方の割合が六五対三五、あるいはもうちょっと細かく言えば六三対三七とか、そういった数字が言われておりますし、反面、歳出の総額の比率が三五対六五と逆転をしておる...全文を見る
○野沢太三君 以上で終わります。
05月11日第132回国会 参議院 外務委員会 第12号
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○野沢太三君 自由民主党の野沢でございます。  外務大臣におかれましては、連休を返上されまして、旧ユーゴあるいはハンガリーまで足を延ばされまして、問題にたっております当地区の紛争に絡みまして明石代表や紛争当事国の要人と会談をされてまいりましたこと、まことに御苦労さまでございまし...全文を見る
○野沢太三君 大臣今御指摘のように、日本がこの地域において中立的な立場で発言し行動ができる、しかも今御指摘のとおり、コンタクトグループに対していずれも日本は良好な外交関係があるということからいたしましても、これを機会にひとつぜひ一般の外交努力すべてを動員いたしまして影響力を強めて...全文を見る
○野沢太三君 こういった側面からの働きかけも、我が国が平和憲法というようなものを持って、その上でかつ積極的にPKOにも参加していこう、こういった姿勢をとっております昨今、一番大事なこれは分野ではないかと思うわけでございます。どうか外務省御当局におかれましても、各方面にそのような主...全文を見る
○野沢太三君 停戦の合意が切れているということで、そのままほっておくとまた何が起こるかわからないということではまことにこれは先行きが心配ということでありますが、新しい停戦の合意なりあるいは和平なりへの枠組みづくりというのはどこが責任を持ってどこが主体的に動いているか。こういう点は...全文を見る
○野沢太三君 御指摘のとおり、その意味でコンタクトグループと明石代表の役割というのは非常に大きいわけでありますが、コンタクトグループについて見ると、非常に国益あるいは立場によってどうもばらばらな対応が自立っわけでございますが、その意味で国連を代表して現地におられる明石さんの役割と...全文を見る
○野沢太三君 いろいろ御検討をいただいているようでありますが、ぜひひとつ、それが日本のやはり意思として、とにかく現地にとってお役に立つ仕事であるということができるだけわかるような形で御努力いただければありがたいと思うわけでございます。  引き続きまして、UNDOFの派遣問題につ...全文を見る
○野沢太三君 ああいった国へ行く場合には食料とかあるいは気候風土とかそういった面でも違った環境に置かれるということから、隊員その他が健康が十分確保できるかどうか、こういった点については引き続きお調べをいただきまして、心配がないという状況を確認していただきたい、こう希望するものでご...全文を見る
○野沢太三君 そういう中で、我が国のPKO派遣五原則について、このUNDOFの場合には抵触するおそれはないと考えてよろしいでしょうか。
○野沢太三君 国連本部に再度外交ルートでの確認も並行して行われたということで、結構かと思います。  さらに踏み込んで、いわゆるPKFの、本体業務の凍結事項がございますが、カナダ部隊のやっておりました輸送業務の関連で、この本体業務凍結項目に抵触するようなことはないかどうか。私が報...全文を見る
○野沢太三君 現行の法体系のままで十分派遣可能な状況にあると、こう承れるわけでございますが、その一方で八月になりますと現行のPKO法の見直し時期が三年目ということでやってまいります。  このPKF本隊業務の凍結を解除する時期がいつになるかということでありますが、これまで積み重ね...全文を見る
○野沢太三君 これについては、与野党含め大いに議論を積み重ねまして、まずは我々議会関係の意思を、コンセンサスをつくり上げる、これがやはり大事であろうかと心得ておるわけでございまして、機会ある都度そういった議論を起こしたいと思っておるところでございます。  そこで、もし行くという...全文を見る
○野沢太三君 この派遣の時期を判断する時期でございますが、訓練とかあるいは先方の都合とかということになると少なくとも半年前には決めてやらなきゃいかぬということでございますが、その辺の実情はどういう状況でございましょうか。
○野沢太三君 よくわかりましたが、これについての議論は一層これからひとつ各党間深めまして合意を形成しなければならぬ課題と思っております。  ところで、このUNDOFの歴史を見ると、一九七四年に発足してから大変順調に推移をしておりまして、この調子ならば、あそこにいわゆるPKO部隊...全文を見る
○野沢太三君 パレスチナにも日本から援助の申し出があったということで、当地いわゆるパレスチナの紛争地でもようやく建設への道が開かれていくといううれしいニュースもあるわけでありますから、これはPKO派遣というレベルのみならず今の和平交渉努力、こういった面での日本の働きというものをぜ...全文を見る
○野沢太三君 署名国が先ほども石井議員からのお話がございましたように二十六という段階でありますし、しかもその内容が派遣国が主体であって受け入れ国に相当するところがまだ名前が見えないということで、これではどうも実効が上がらないんではないかと。もう少したくさんの国がこれに参加するよう...全文を見る
○野沢太三君 PKOを受け入れるときには、この条約を批准するくらいのことを条件にするということも一つの方法がと思うんですが、しかし実際は混乱した現場あるいは秩序のまだ確立されていない国ということである場合が多いと思います。そういう場合でも、犯人の捜査、調査、さらには見つけたとして...全文を見る
○野沢太三君 署名国をふやす努力あるいは締約国をふやす努力は当然これからも続けなければならぬわけでありますが、枠外にある国に対してもこれは拘束力をできるだけ持たせていくということが大事ではないかと思いますが、この辺についてはどうでしょうか。
○野沢太三君 これまでの犠牲者の数を国別に、あるいはPKOの派遣グループごとに見てみると、最近非常にそれが多くなっているということで、特に、先ほども話がございましたUNPROFOR、旧ユーゴに対する派遣、あるいは第二次の国連ソマリア活動、UNOSOMのⅡですか、この辺で激増をして...全文を見る
○野沢太三君 本条約はそういう意味で直接ずくに効果をあらわすということではないかもしれませんが、やはり犯罪というものをはっきり特定して、しかも宣言をするということによる効果というものは非常に大きいと思います。日本のPKO活動というものがやはり本筋を歩き始めたなということであろうか...全文を見る
○野沢太三君 我が国は声を大にして、そしてまた他のどの国よりも先駆けてこの問題について取り組む必要と義務と権利があるだろうと私は思うわけでございまして、一層のひとつ御努力をいただき、さらにこの条約が実効あるものとして引き続き生きていきまするようお願いをいたしたいと思うわけでござい...全文を見る
○野沢太三君 今回の合意が形成されました裏舞台の話というのはいろいろあるだろうと思いますが、河野大臣の演説とあわせてやはり日本の経済外交、そういったものが大変物を言っていると、こういった報道もなされておるわけでございますので、今後ともひとつそういった努力を継続していただきたいと思...全文を見る
○野沢太三君 これと並行いたしまして、KEDに関します米朝協議がベルリンで行き詰まって、今、高官協議という段階で進められることになっておるわけでございます。先日もガルーチさんに韓国まで来てもらって、日韓米の相談をしていただいているということであります。  こういう中で、アメリカ...全文を見る
○野沢太三君 最後にもう一問。  今お話のありました日朝関係の改善でございますが、与党三党の使節団が行きまして、前提なしにひとつ政府間交渉を始めようという合意をとってきたということであります。今の米朝協議の成り行き等もあり、なかなかタイミングは難しいかと思いますが、やはりこれは...全文を見る
○野沢太三君 ひとつしっかり進めてください。  以上で終わります。
05月30日第132回国会 参議院 外務委員会 第14号
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○野沢太三君 質問に入ります前に、先般サハリンの北部で起こりました大地震につきまして、大変な被害が出ており犠牲者が多数に上っているということを伺いまして、さきの阪神・淡路大震災に照らし大変心を痛めているものでございます。亡くなられました方々に対するお悔やみと被災者に対するお見舞い...全文を見る
○野沢太三君 何とぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。  それでは質問に入らせていただきますが、まず日米自動車協議について二、三お伺いをいたしたいと思います。  自動車交渉が厳しく対立をしてきている昨今でございますけれども、さきに大臣におかれましてはOECDの閣僚理事会...全文を見る
○野沢太三君 日米二国間の協議が行き詰まりまして、両国ともにWTOの場で本件の解決をということを望んでいるわけでありますけれども、仮にパネルが設置されてその協議が進んだとしても、引き続き二国間協議の必要というものは続くかと思うんですが、この点の見通しはいかがでしょうか。
○野沢太三君 常に窓口は開いて協議の準備はあるよというサインは送っておく必要があるんじゃないかと思うんですね、黒字の累積ということを考えますと。その辺については、国際ルールというのはもちろんこれは一番ありがたいルールですが、やはり双方ともに努力すべき要素がまだまだあるんじゃないか...全文を見る
○野沢太三君 確かにおっしゃるとおりかと思いますが、要するに両首脳間の人間的な信頼関係といいましょうか、そういった友情といいましょうか、そういうものを固めていく絶好のチャンスだと思いますので、こういう機会もいろいろ活用されて、話し合いのきっかけといいましょうか、今後への可能性を残...全文を見る
○野沢太三君 チャレンジャー事故についてお伺いしますと、いずれもこれは米国の独自の計画による観測機器、そして乗員につきましてもアメリカの皆さん、こういうことでありまして、他国に損害をかけたというものではなかったかと思うんですが、今後宇宙開発を進めるについては、このような協定がある...全文を見る
○野沢太三君 日本がその嚆矢であるということであれば、それはまたそれとしての意義があろうかと思いますが、いずれにしましても日本としては、アメリカの既に開発された技術をいろいろと活用しながら日本としても協力を惜しまない、こういうことが大事ではないかと思うわけでございます。    ...全文を見る
○野沢太三君 これは、そういうことであれば結構かと思います。  次に、第二条で協定適用の共同活動を七つに限定しております用地球観測プラットホーム技術衛星計画あるいは宇宙飛行士訓練計画を初めといたしまして七項目出ておりますけれども、宇宙開発のプロジェクトはこれ以外にも相当多数に上...全文を見る
○野沢太三君 当面そういうことで結構かと思うんですが、この七つの場合で仮に損害が発生したとした場合に、日米双方の負担の偏りというようなものがないかどうか、協定としての片務性というものは心配ないかどうかということについてはいかがでしょうか。
○野沢太三君 一番の心配はロケットの性能、その打ち上げの確率といいましょうか、成功の確率、あるいは失敗の確率と言ってもいいでしょうが、これがやはり決定的に大きく響くように考えられるわけでございますが、これまでの日あるいは米あるいは欧州各国における打ち上げの成功率というものはどの程...全文を見る
○野沢太三君 このくらいの確率ですとまだ相当な危険性が伴うということかと思います。  もう古い統計ですけれども、フランスのエミール・ボレルという数学者が、人間が生活していく上に心配のない事故の確率というものはいかがなものかというものを自動車事故を例に算出した統計がございますが、...全文を見る
○野沢太三君 これから宇宙飛行船シャトルに乗り組むというようなことで訓練をされている皆さんが万一のことにもならないようにと思うわけでありますが、この被災に対する補償は大丈夫ですか。
○野沢太三君 ぜひともひとつ、まさに英雄的行為ということになりましょうが、そういった皆さん方について後顧の憂いなく仕事ができまするような措置をお願いしたいと思います。  時間が厳しくなりましたので一言だけお願いを申し上げますが、宇宙開発は今後とも限りない可能性と人類に対する幸せ...全文を見る
06月02日第132回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○委員以外の議員(野沢太三君) ただいま議題となりました臨時大深度地下利用調査会設置法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  現在、我が国においては、国民一人一人が農かさとゆとりを実感できる生活大国の実現が大きな課題となっておりますが、そのためには立...全文を見る
○委員以外の議員(野沢太三君) 御指摘のとおりでございまして、まず地下の利用に関して申しますと地下水がございますし、それからさらにいえば、地下に掘削という現象が起これは地表面の沈下等の問題も可能性が出てくるわけでございます。これに対してどのような対策があるか。これについては、昨今...全文を見る
○委員以外の議員(野沢太三君) 御指摘の点がまさにこの調査会が必要になってきている理由そのものであろうかと思うわけでございます。  まず、私権制限でございますが、憲法二十九条によりまして国民の財産権が保障されておるわけでございますが、しかしこれは公共の用途がある場合にはこれを提...全文を見る
06月08日第132回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○野沢参議院議員 ただいま議題となりました臨時大深度地下利用調査会設置法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  現在、我が国においては、国民一人一人が豊かさとゆとりを実感できる生活大国の実現が大きな課題となっておりますが、そのためには、立ちおくれが見...全文を見る
06月09日第132回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○野沢参議院議員 お答えいたします。  御指摘のとおり、この調査会につきましては審議すべきことが大変たくさんございますが、これまで既にこの問題が提起されてから七年近い歳月を要しておるわけでございまして、それなりの問題点は明らかになってきておるかと思います。調査事項は、法律の面あ...全文を見る
○野沢参議院議員 御指摘のとおり、この委員の人選につきましては総理大臣が任命していただくということですが、それに先立ちまして両議院の同意という前提でお願いをしているわけでございます。  この選任は当然内閣において御議論をいただくわけでございますが、発議者としまして、この大深度地...全文を見る
○野沢参議院議員 これは先生御存じのとおり、この問題が国会の中で議論され始めたのはもう昭和六十三年にさかのぼるわけでございます。なぜこれまで手間をとったかということを私ども振り返ってみますと、大変各方面の関係省庁がございまして、そこから各般の意見が出されたという中でなかなかその調...全文を見る
○野沢参議院議員 まさに御質問のポイントがこの調査会の一番大事な課題になろうかと思うわけでございます。  まず、御指摘のとおり、大深度地下というものに土地所有権の効力が及ぶかどうか、こういう問題があろうかと思いますが、土地所有権の範囲につきましては、民法二百七条に「法令ノ制限内...全文を見る
○野沢参議院議員 御指摘のとおり、この法案につきましては、深さに関する問題もまずございます。これにつきましては、まずは、土地所有者が通常の利用の行われない地下、具体的には、建築物をつくりました場合、地下室あるいはその基礎を支える地盤よりさらに下の部分、こういったところを想定してお...全文を見る
○野沢参議院議員 今回、この立案に当たりまして、各方面の先生方の御意見あるいは各党の御意見をちょうだいする中で、この安全と環境問題というものは、一番やはり皆々様から御意見をちょうだいした分野でございます。  これはまずは、深い、浅いということによって生ずる安全問題にかかわること...全文を見る
○野沢参議院議員 まさに委員御指摘のとおりでございまして、大深度の地下利用と申しましても、それが独立して存在するわけではなくて、浅いところからだんだん深くなっていく、こういう連続性を持った空間であることは間違いのないことでございます。  土地収用法等のそうした空間利用の手続が現...全文を見る
○野沢参議院議員 御質問は、すぐれてこの調査会での御協議事項として私どもも期待をしておるところでございますが、発議者の意見といたしましては、大深度を活用いたしました社会資本の整備計画をあらかじめ立てまして、これによりまして計画的にかつ効率的に地下利用を進めるということが大変有意義...全文を見る
○野沢参議院議員 まさに委員御質問のポイントが、この法律を出す必要がなぜあったかということにございますが、これをお答え申し上げたいと思います。  これは提案理由の中にも申し上げてございますが、現在、大都市圏におきましては土地利用が大変高度化、複雑化しておる、そのために地権者との...全文を見る
○野沢参議院議員 大変大事な問題であろうかと思います。  現行の法体系、憲法あるいは民法を考えましたときには、私は、これは個人の見解としては、所有権は及んでいると考えておりますが、それに対して補償を要するかどうか、これにつきましては、憲法との関係におきまして、すぐれて公共的な事...全文を見る
○野沢参議院議員 これまでの文献等で拝見いたしますと、大体二十メートルから五十メートルくらいの間を想定している学者の方が多いように伺っております。  なお、外国等の例で、地盤が良好な場合には十メートルないし十五メートルをもって無償空間とするという事例もあるようでございますが、東...全文を見る
○野沢参議院議員 済みません、ちょっともう一度お願いしたいと思いますが。
○野沢参議院議員 公共企業あるいは公共事業は当然いわば想定の範囲に入っておりますが、私企業でありましても公益的なお仕事をしている会社はいっぱいあるわけでございます。ガスとか電話とか、鉄道も最近は企業になってまいりましたが、そういった面での公益的な範囲まではやはり有資格と考えてよろ...全文を見る
○野沢参議院議員 確かに委員御指摘のとおり、工事に伴う事故とか問題あるいは影響、こういったものが実際に出た場合には、当然これは補償なり損害賠償の対象になり得る、かように考えておるわけでございます。  なおまた、供用中、長期にわたって将来影響が出てくる、こういうことも想定されるわ...全文を見る
○野沢参議院議員 御指摘のとおり、環境、安全、さらには、最初からお話ししてございますが、法律上の問題、技術上の問題、検討すべきことが非常に多いということは、もう御案内のとおりでございます。  そういったことを考えまして、当初、立案段階では、脳死臨調、死とは何ぞやという難しい課題...全文を見る
06月14日第132回国会 参議院 本会議 第29号
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○野沢太三君 私は、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合を代表して、ただいま上程されました内閣総理大臣村山富市君問責決議案に対し、断固として反対の討論を行うものであります。  まず、冒頭、国難とも言うべき阪神・淡路大震災の復興、オウム・サリン事件が重大段階にあり、対外的にハリフ...全文を見る
10月19日第134回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○野沢太三君 ことしは戦後五十年の節目の年に当たるわけでございます。五十年前ということになりますと、私はまだ小学生でございましたが、終戦の詔勅を聞きまして、これで戦争が終わったなというほっとした安心感と同時に、これからの日本がどうなるかなという不安に駆られたこともよく覚えているわ...全文を見る
○野沢太三君 このような事件の防止には、やはり責任者、指導者、指揮者、こういった皆さんが繰り返し繰り返し趣旨を部下に徹底する、これを重ねることがまずやはり一番初動としては大事ではないかと思います。  あわせまして、また現場におきまして、出来心なりなんなりが起こらないようにという...全文を見る
○野沢太三君 これを今後抜本的に解決していくためには、現在日米地位協定があって、これをどう運用するかというところに大きな問題があろうかと思うわけでございます。一罰百戒と言われますが、法を犯した人がきちんと処分をされるということが目の当たりにあればやはりほかの皆さんも身を正すと、こ...全文を見る
○野沢太三君 いろんな期待はございますが、何とかNATOのケース、ボン協定のような弾力的な扱いができればいいんじゃないか、これを一点期待するわけでございます。  そのほか、地位協定に関しては低空飛行の問題とか免許証の問題とかいろいろございますが、現段階ではやはりこの点が一番の課...全文を見る
○野沢太三君 特に実弾射撃場の移転については沖縄の中では難しいということで、本土にその候補地を求めるということで既にお調べをいただいているようですが、これについてはやはり周辺住民の皆様の御理解と同時に、もう一つ私、自衛隊がもう少し協力をして、場合によっては同じ演習場で一緒にやると...全文を見る
○野沢太三君 いずれにしても、こういった課題をただ放置せずに決まったものはどんどん進める、こういうことで具体化をいただきたいと思うわけでございます。  それからもう一点、基地用地に関する代理署名の拒否問題が出ておりますが、これにつきましてはいろんな手続が定められておりまして、機...全文を見る
○野沢太三君 ぜひとも心の通うお話し合いをしていただきたいと思うわけです。  何やら原則論といいましょうか、そういったものをぶつけるというようなことではなくて、本当にみんなしてこの沖縄の皆様の心の痛みを分かち合うんだということで誠意を尽くして御努力をいただきたい、かように思いま...全文を見る
○野沢太三君 私もこの夏国連を訪問いたしまして、今の国連は既に信託統治のように使命がほぼ終わったような分野もあり、それから大臣御提案の経済社会関係の理事会の任務の拡充拡大といった仕事も当面の急務であると。しかし、何といっても安保理事会をどうするかというのが一番大きな課題だと思いま...全文を見る
○野沢太三君 国連のような機関では、やはり明確なアピールをしている、絶えずそういった意思を発信していないと日本は一体何を考えているんだということがわかりにくい。そういう意味でも、あらゆる機会をとらえて日本として国際貢献の用意があるんだということは訴えておかないといけないんじゃない...全文を見る
○野沢太三君 これは現場任せでなくて、やはりもう外務省の中枢において考えて対応しなければならぬ課題だろうと思います。私は、大きな組織を動かして成果を上げるには、たまに行って演説するのも大事ですけれども、常時駐在していろんな書類を、原案をつくっていく。この仕事がやはり大変大事なこと...全文を見る
○野沢太三君 ぜひひとつ人道援助あるいは復興という日本にとってできること、得意な分野が来たときにはよろしくお願いをいたしたいと思います。  時間が参りましたので、残余の通告しました質問は次回に回して、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
10月24日第134回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○野沢太三君 大臣が所用でおくれているようでございますが、時間でございますので、差し当たり政府委員の皆様方からの御答弁を主体に、穀物協定から御質問を始めさせていただきます。  世界の主要穀物の生産量、これは少しずつ伸びているわけですけれども、この生産量の全体量がどのくらいあるか...全文を見る
○野沢太三君 ありがとうございました。  その中で、今、世界の人口は、九四年度の統計ですが、五十六億三千万人というふうに言われております。しかし、今後の増加見通しは非常に厳しい数字が出てくると思うんですが、この見通しについてどうなっているか、お答えいただけますか。
○野沢太三君 そういうことで人口の伸び率が非常に高い。一方、穀物の生産の見込みを見ますと、それほど先々までの見通しが必ずしもあるわけではありませんが、FAOの生産年鑑で調べてみますと、九〇年から九三年まで人口の伸び率が年平均一・七%、ところが食糧の方は〇・八%しか伸びていない。一...全文を見る
○野沢太三君 何としても各国が主要食糧だけは自分のところで自給できるということが大事ではないか。その意味では日本も非常に問題が多い国であるわけでございますが、今お話しのような途上国の自給率を向上させていくということ、これがやはり今後大きな世界的な課題になるだろうと思われます。 ...全文を見る
○野沢太三君 今協定で目指しております食糧援助の目標値が一千万トンというところにあるといたしますと、今お話しのような不足分に対しては到底足りない。やはり何といたしましても、それぞれの国々が自前の食糧自給の見通しを今後つけていくということが極めて大事であろうかと思います。その意味で...全文を見る
○野沢太三君 米も今回のWTOの取り決めの中ではほかの穀物と同等な立場にならざるを得ないだろうということもありますので、この辺については関心を十分払った上で、それぞれ生産地、生産国の利益あるいは消費地の事情、それらを含めまして、徐々に国際的な取り決めの中で議論が行われるという必要...全文を見る
○野沢太三君 そういう中で、まだ輸出国の中で加盟していない国、それから輸入国の大どころで加盟していない国がございます。これがやはりこの協定の効果というものをある程度制約しているんじゃないか。  例えば、輸出国ではタイ、ウルグアイ、輸入国では中国とかインドネシア、ブラジル。特に中...全文を見る
○野沢太三君 ここでひとつ個別の問題になるんですけれども、今回、北朝鮮に米援助をしているんですが、こういった問題は報告の対象となるのかどうか、あるいは国際的に見てこういった支援というものはこの委員会へ連絡をするのかしないのかこの点についてはいかがでしょうか。
○野沢太三君 穀物につきましてはこの程度といたしまして、天然ゴムについて二、三お伺いをいたしたいと思います。  まず、世界における天然ゴムの年間貿易量は一体幾らくらいになるのか。
○野沢太三君 今、このゴム協定で扱う保有量は大変有効に機能していると言われておるわけでございますが、過去十五年間にわたりまして運用されてまいりました天然ゴムの価格変動に対して、この機構協定が介入をする必要があった期間というのはどのくらいの期間になっておるでしょうか。
○野沢太三君 この協定についても、相当な消費量を持っているにもかかわらず加盟していない国、例えば韓国のような国があるわけですが、こういった国に対しての働きかけは今後いかがなさいますか。
○野沢太三君 この協定は、ゴムの保有量に対する拠出金それから事務局費を含めてもそれほど大きな額ではないわけですが、しかし安定したゴムの供給が期待できるということからしても今後とも重要な協定として維持していかなければならないと考えますので、事務局への参加も含めてひとつ引き続き御検討...全文を見る
○野沢太三君 今、もう大臣のところへ届いているようでございますが、大会の決議が四項目、綱紀粛正、被害者に対する謝罪と補償、それから地位協定の見直し、基地の整理縮小、これはまさに大変節度のある要望であると私は伺ってきたわけでございます。反米とか反安保とかということが出てこない。やは...全文を見る
○野沢太三君 実はそれが私は十分でないと思うんですね。現段階で五割弱というのでは、今まで何をしていたのかと言いたくなってしまうんです。  その意味で、例えば大阪の伊丹飛行場は周辺対策に一千億以上の対応を講じました結果、最初は移転を希望していたのが今は残してくれというのが地元の希...全文を見る
11月22日第134回国会 参議院 本会議 第13号
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○野沢太三君 私は、自由民主党・自由国民会議を代表いたしまして、先日御報告のありましたAPEC大阪会議につきまして御質問をいたします。  まず、村山総理初め関係閣僚におかれましては、APEC大阪会議の運営に当たり、大変御苦労さまでございました。各国首脳を大阪に集めたこの大規模な...全文を見る
12月12日第134回国会 参議院 外務委員会 第10号
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○野沢太三君 河野外務大臣におかれましては、週末を返上されましてロンドンにおきまするボスニアの和平実施会議に御出席をいただきまして、まことに御苦労さまでございました。  今回の和平実施会議は、これまで何遍も繰り返されましたボスニアに関する停戦とまたそれの破棄、こういった繰り返し...全文を見る
○野沢太三君 まず何よりも今、大臣御指摘のとおり、紛争当事者が決められた約束を守っていくかどうかということが大事でございます。同時に、ボスニア紛争の歴史背景等をいろいろ伺ってみますると、やはり国際社会からの確固たる意志、平和を維持しそれを守るためにさまざまな妥協あるいは力もある程...全文を見る
○野沢太三君 あわせまして、二百万ともあるいは現地にとどまったまま困窮しておる者を含めると三百万を超すとも言われる難民に対する支援対策は今後どのような方策をとられるのか、その辺について引き続きお願いします。
○野沢太三君 我が国としてできる一番の支援策であり、かつ高等弁務官に緒方さんが行っておられるという事態を踏まえましても、一番この面では積極的、効果的に援助をしていただきたいと思うわけでございます。  それにつきまして、今我が国はまだ新しいボスニアを承認していないわけでありますけ...全文を見る
○野沢太三君 いずれにいたしましても、現在のボスニアはセルビア人勢力とムスリムあるいはクロアチア・グループの連合体といいましょうか妥協の産物というような情報があるわけでございますが、予想されます半年後以降の民主的な選挙が成功するかどうかということが大変大事なファクターになるのでは...全文を見る
○野沢太三君 大きな犠牲を払いながらも、しかし今まで国連やEUはしばしば仲介の労をとって、一時はそれが停戦合意まで行ったケースがあるわけでございますけれども、結局それが実らなかった。しかしながら、今回のアメリカの働きかけが大変効果を上げたのは何ゆえであったのか、この点について率直...全文を見る
○野沢太三君 今回の和平は、その意味で国連のPKOのあり方について大きな教訓となっておりますが、これとてもやはり力というものを抜きには実現しないものだという大変な結果をもたらしておるわけでございます。  明石さんはこれにつきまして、これからは伝統的なPKOというものが中心にあっ...全文を見る
○野沢太三君 もう一つ別な角度から、今後このようなことが再発しないためには、国際司法の面から戦争犯罪に対する処理がどう行われるのか。ハーグの国連戦犯裁判所に起訴されている指導者もいるようでございますが、これらがうやむやにされてしまうようでは納得できない人も出てくるかと思うんですが...全文を見る
○野沢太三君 目には目をということではいけない面もあろうかとは思いますが、やはりこれは世界じゅうの人が見ているわけでありまして、これまで行われたあの無法な行為についてはしかるべき責任と処置がなされなければならないと思うわけでございます。  我が国もその面については過去に戦争責任...全文を見る
○野沢太三君 最後になりますが、今回平和実施部隊、IFORと名前がついているようですが、これが編成されまして六万人近い兵力が展開をするということでございますが、その役割は大変限定されていると伺っておるわけでございます。しかし、この平和実施部隊がうまく機能するためには一体だれが指揮...全文を見る
○野沢太三君 クリントン大統領は、アメリカは一年で撤退するつもりだというようなことも記者会見で言っているようでございますけれども、なおその後問題が残るようであればいわゆるこの合意に基づいた治安の維持という意味で再度のPKOの派遣があり得るかどうか。この点については、仮定の問題では...全文を見る
○野沢太三君 いずれにいたしましても、新しくつくられました平和実施部隊という知恵がうまく機能するように、日本は直接これに参画はできませんけれども、少なくとも国際会議の席上その他での発言、そしてまた民生その他に対する支援の方では十分な働きができるわけでありますので、ひとつしっかり頑...全文を見る