野沢太三
のざわだいぞう
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月26日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 我が国の治安を回復する上で、刑務所等の過剰収容の解消は極めて重要な問題であると認識をしておるわけでございます。委員御指摘のとおりでございますが、そのために、さきの犯罪対策閣僚会議で決定されました、犯罪に強い社会の実現のための行動計画においても、治安回復のための基盤...全文を見る |
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、外国人犯罪の温床となっております不法滞在外国人の問題は、我が国社会の治安対策上、喫緊の課題となっております。 法務省は、昨年、東京都及び警視庁とともに、不法滞在者の多くが集中する首都圏、特に東京におきまして不法滞在者を今後五年間で半減させる...全文を見る | ||
02月04日 | 第159回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) お答えをいたします。 お尋ねのいわゆる告発につきましては、刑事訴訟法上は、何人でも犯罪があると思料するときは告発できる旨、規定されているところと承知しております。 以上です。 |
02月10日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第7号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 お答えいたします。 法務大臣を拝命いたしましたときに、小泉総理から、世界一安全な国と言われた日本の治安が近年大変悪くなっているということで、これをぜひ回復してほしいという特命をちょうだいいたしました。委員御指摘のとおり、そのうちの特に大事な要素として、外国人の...全文を見る |
○野沢国務大臣 御指摘のとおり、法務省では、現行の破産法を全面的に見直すことを内容とする新しい破産法案を今国会に間もなく提出するよう準備をいたしております。 破産者の自由財産の見直し、大体三倍にしようか、こういうことでございますが、さらには、個人財産の保護を考えまして、個人再...全文を見る | ||
02月12日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 世界一安全な国日本の回復をと、これは私が法務大臣を拝命するときに総理から特命をいただいた課題でございます。 日本の治安の状況を振り返ってみますと、戦前はもちろんよかったんですが、高度成長期、経済的にも恵まれて、皆さんに仕事があって、失業その他が少なかった時期は...全文を見る |
○野沢国務大臣 この犯罪対策の行動計画に基づきまして、私は、今週の初めですが、法制審に対して、刑法犯罪の罰則を一段と強化をして、罪を犯した者がしっかりと責任がとれる体制を諮問いたしました。あわせて、行動計画にもございますように、地域の連帯意識を強化する、これが非常に重要だというこ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 お答えいたします。 議員が名古屋事件にかかわる問題につきまして大変慎重にまた丁寧に対応していただいておりますこと、私からも感謝を申し上げるわけでございます。 そこで、保護房の中における負傷あるいは転倒等の事故等につきましても、今いろいろ調べておりますが、保...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 コンクリートですと今お話しのようなことも起こりますので、今、ウレタンの保護層を敷くというようなことを考えまして、一部、既に実行しておるところでございます。 | ||
○野沢国務大臣 あのビデオにつきましては、私も拝見をいたしておりますが、関係者の皆様が十分これについては分析し、これに伴うまた結論を出していると伺っております。 | ||
○野沢国務大臣 ビデオの活用あるいは見回りの強化を含めまして、できる限りの手当てをしてまいりたいと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 名古屋事件につきましては、裁判で審議をしていただいておりますが、行政といたしましても、できる限りの対応をしていきたい……(河村(た)委員「完全にあるんですよ、あなた」と呼ぶ)そのつもりで頑張っております。 | ||
○野沢国務大臣 私も、昨年、早速、名古屋刑務所へ参りまして、当該場所における現場の実態を見てまいりました。御指摘のような水圧その他具体的な問題につきましては、これは関係の皆様方が十分調べて対応していただいていると思っております。 〔北村(直)委員長代理退席、委員長着席〕 | ||
○野沢国務大臣 今、取り急ぎ確認したところですが、事案発生当時の名古屋矯正管区保安課長及び管区調査官が、九月事案で起訴された五名の被告人のうち二名の者からは事前に事情聴取をしております。 | ||
○野沢国務大臣 その後の調査の中で皆さんにはお話を聞いておると聞いております。 | ||
○野沢国務大臣 裁判にかかってからでございます。 | ||
○野沢国務大臣 起訴される前には、ビデオテープの確認、あるいは関係職員、受傷受刑者からの事情も聴取を十分いたしまして措置をしたものと伺っておるわけです。 | ||
○野沢国務大臣 負傷の状況についても調べをいたしておりますが、軽微なものについては報告ありませんので、全部は把握はしておりません。 | ||
○野沢国務大臣 重要なものについては、報告は受けることになっております。 | ||
○野沢国務大臣 過去五年間で十一件ほどございます。 | ||
02月13日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 お答えいたします。 児童虐待の問題は、私も大変心を痛めている問題でございます。石田議員におかれましては、これまで多年にわたってこの問題に取り組まれまして、特に児童虐待防止法の議員立法に積極的に取り組まれていることに敬意を表する次第でございます。 今の、親権...全文を見る |
02月16日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第10号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 中馬議員におかれましては、日ごろから日中交流拡大につきまして大変積極的な取り組みをいただいておりますことに感謝をいたすものでございます。 法務省といたしましては、御指摘のとおり、十二年九月から始めました中国との訪日団体旅行の取り決めが人的交流の増大、民間レベル...全文を見る |
02月17日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第1号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 委員長を初め委員の皆様方には、平素から法務行政の運営について格別の御尽力を賜っており、厚く御礼を申し上げます。 私は、昨年九月の就任以来、司法・法務が抱えるさまざまな課題に微力ながら精いっぱい取り組んでまいりましたが、引き続き、皆様方の一層の御理解と御支援のも...全文を見る |
02月18日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 小宮山議員におかれましては、日ごろから司法行政に大変深い御理解と御協力をいただきまして、まことにありがとうございます。この機会に御礼を申し上げて、答弁に先立ってお話をさせていただきます。 国民が裁判官とともに刑事裁判に関与するということが今回の司法制度改革の一...全文を見る |
○野沢国務大臣 御指摘のとおり、まだ理解が十分でないということは私どももわきまえておりまして、今後、新聞、テレビその他、あらゆる機会をとらえてこの制度の趣旨並びに目的等についてPRをしてまいります。どうぞよろしくお願いします。 | ||
○野沢国務大臣 御指摘のとおり、この制度を実現していくために一番大事なことは、国民の皆様の理解、これがもう前提であると思います。そのために、義務教育段階からこの裁判員制度の趣旨、意義について理解を深めるという手だてが、これは大変大事なこととわきまえておるわけでございます。 御...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘のとおり、法務省といたしましては、平成八年の法制審議会の答申を受けまして、少しでも多くの方の御理解を得られるようにと努力を続けてきたところでございます。 しかし、この問題は、現在もなお、婚姻制度や家族のあり方と関連する重要な問題でありまして、国民各層や関...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 お尋ねの事件につきまして、御指摘のように、米軍人である被告人らが基地内で禁足処分を受けたのみで、拘禁施設等に収容されなかったようであることは承知しております。 しかし、お尋ねの点につきましては、現在公判係属中の個別の事件の捜査状況及び証拠の内容にかかわる事柄な...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 日米地位協定の趣旨あるいは運用に関するお尋ねですので、私がお答えするのはいかがかと思われますが、検察を所管する立場におきまして一般論として申し上げますと、我が国が第一次裁判権を行使する事件の米軍人等被疑者の身柄が米軍の手中にある場合、米軍の責任と判断において被疑者...全文を見る | ||
02月19日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第13号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 委員が日ごろから名古屋刑務所三事案につきまして大変御関心をお持ちいただきまして御指導いただいておりますことに敬意を表しておるものでございますが、再発防止につきましては、私ども、これにつきまして、行刑改革会議等の指摘も踏まえ、何としてもこれは再発させたくない、させて...全文を見る |
○野沢国務大臣 ただいま三事案につきましては、御承知のとおり司法の場に付されておるわけでございますが、当然、これと並行しまして、行政上の務めも果たしてまいりたいと思っております。 | ||
02月20日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 行刑改革会議の問題を取り上げていただき、ありがとうございます。 昨年の十二月に、行刑改革会議から、まず、受刑者の人間性を尊重し、真の改善更生を図るとともに、刑務官の過重な負担を軽減し、同時に、国民に理解され、支持される行刑施設をつくる必要がある旨の提言を受けま...全文を見る |
○野沢国務大臣 私は、就任以来、現場を幾つも見てまいりました。そういたしますと、なかなかしっかり運営しているところもありますが、大変過剰収容等で苦労をしているところもございます。 それで、御指摘のように、現行監獄法は、明治四十一年の制定後、ほとんど大きな改正をしておりません。...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、期間や金額に制限のない包括根保証につきましては、保証人が保証契約を締結する時点で将来負担することとなる責任額についての予測可能性がなく、過大な責任を負いがちであるとの指摘があることは承知しております。 そこで、私は、先日、保証制度、特に包括...全文を見る | ||
02月23日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 入国審査を厳格にする方針に踏み切った理由と背景でございますが、議員御指摘のとおり、近年、外国人犯罪の深刻化が進みまして、その態様も、侵入強盗等の凶悪なものが増加しているほか、暴力団と連携して犯罪を敢行している例も多く見られるようになっております。我が国の不法滞在者...全文を見る |
○野沢国務大臣 先ほども御説明申し上げましたとおり、本当に勉強していただく方にはもうぜひこれを続けていただきたいと思いますが、来る前に借金を背負い込んだり、初めからそのつもりということでは、これはうまくいきませんから、何としてもその辺の、勉学遂行能力があることを十分確認の上、御趣...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 議員御指摘のとおり、この人身取引は、被害者、特に女性や児童の自由を奪いまして、人間としての尊厳を著しく傷つけながら、被害者の犠牲の上にみずからの金銭欲を満たそうとする、許されざる行為でございます。 今日、その防止に向けた取り組みが国際的な要請になっているものと...全文を見る | ||
02月24日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第16号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 お尋ねの発言につきまして、法務省としては承知しておりませんので、法務大臣としてはお答えすべき立場にはないと考えております。 |
02月25日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第2号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 諸外国における事例といたしましては、米国では、査証を要する外国人入国者から、出入国港において、両手人差し指の指紋採取及び顔写真の撮影をする、US—VISITという制度を実施していると承知しております。また韓国では、十四歳以上の外国人が一年以上の居留申告を行うときに...全文を見る |
○野沢国務大臣 顔つきがまず一つ、これはだれでもわかりやすいわけですが、そのほか、虹彩というのが非常に個人に特定されているということがありますし、指紋は昔からよく使われた方法等でございまして、これらのうち、どの程度のものをどのような組み合わせで入れていくかということは、国際的な研...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御承知のとおり、短期滞在以外の在留資格で我が国に入国、在留するすべての外国人に日本人の身元保証人を求めることは、これら外国人に過重な負担を課すとともに、身元保証人をあっせんするブローカーが横行することなどが逆に危惧をされることもございます。 法務省といたしまし...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 我が国から受刑者を移送するに当たっては、受刑者が本国で服役することによる改善更生及び円滑な社会復帰の促進という観点とともに、我が国の刑罰執行責任についても十分な配慮をする必要がありまして、比較的早期に移送することが適当な事案もあれば、逆に、余り早く移送を実施するこ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私は、昨年、法務大臣を拝命いたしましたときに、小泉総理から特命をちょうだいしております。その第一が司法制度改革を推進してほしいということでございまして、前回お示しいたしました私の所信の中でも、最初にこの問題を取り上げておるところでございます。 この内容でござい...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘のとおり、本年は司法制度改革の総仕上げの年であり、最大の山場を迎えております。今国会には、司法ネットの整備、裁判員制度の導入など、さまざまな重要課題につきまして必要な法案を提出する予定でございます。 司法制度改革推進本部の副本部長として、また司法制度を所...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 予算の問題はこれからですので、むしろ決意表明に近いことになるかと思いますが、御指摘のとおり、今の説明にありましたように、民事の法律扶助、さらには情報提供、さらには国選弁護人の選任に関すること、それから過疎地域における法律事務に関すること、それから被害者支援、さまざ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 大変力強い御支援をいただきまして、まことにありがとうございます。 御指摘のように、国民が裁判官とともに刑事裁判に関与することは、司法に対する国民の理解の増進と信頼の向上に資するものであり、重要な意義があるものと考えております。このような裁判員制度の意義を踏まえ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 議員の実務に基づかれました御意見、大変貴重なものとして受けとめさせていただきますが、弁護士等の報酬の敗訴者負担制度の導入に当たりましては、消費者、労働者などが裁判の利用を不当に萎縮させられるということがないように、当事者双方が弁護士等の訴訟代理人を選任している訴訟...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、我が国の刑法犯罪認知件数は、平成十四年には二百八十五万件に達して過去最高を記録いたしました。昨年は二百七十九万件とやや総件数は減りましたが、内容あるいは社会に与える影響の大きな凶悪重大事犯が逆にふえておる、こういう状況にございまして、まことに憂...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、入管の体制につきましては、諸外国と比べてもまだ手薄であるということではございますが、その職員一人一人は大変今優秀な職員が多うございまして、水際で食いとめるということについては着実に成果を上げてきておりますが、何よりもやはり、御指摘のとおり、窓口...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 ビジット・ジャパンということで、日本においでいただく外国人の皆様を倍増させようという計画が進行しておりますが、私どももこの点を踏まえまして、今後とも中国を初めとする観光の団体旅行につきましては、できるだけこれを拡大していくように御協力を申し上げたいと思っておるわけ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 お尋ねの特定の金融機関に対する公的資金投入に伴いますさまざまな今問題が出ていることは私も承知しておりますが、この問題につきましては、預金保険法等に基づいて行われておりまして、当省としてこれについてのコメントを出すことについては控えさせていただきたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 小宮山大臣におかれましては、大変積極的にこの司法制度改革につきまして御提言をちょうだいいたしておりますことについて、この席をかりまして感謝いたす次第でございます。 司法制度改革推進本部で現在考えております骨格案についてお答えをいたしたいと思いますが、まず、評議...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘のように、この裁判員制度の円滑な導入にとりまして、参加する国民の理解と参加意識を醸成することが大変重要であると認識しております。 このため、委員御指摘のとおり、広報啓発活動と法教育をいわば車の両輪として位置づけ、これを推進していくことが、裁判員制度に対す...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘のように、現在検討中の制度は、当事者双方が弁護士等の訴訟代理人を選任している訴訟において、当事者双方による共同の申し立てがあったときに、訴訟代理人の報酬に係る費用を訴訟費用とする制度でございます。 この制度は、訴えの提起を萎縮させることなどを避けながら、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 勉学の意欲を持った方が、将来、恐らく日本とその国とのかけ橋となっていただけるという期待は、十分私ども持っております。したがいまして、その本人の意欲、努力、そして将来の可能性を十分配慮しながら、かつ、入国に当たりまして必要な条件について慎重に審議をしてまいるつもりで...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 現行憲法が基本的人権を主要な柱としておりますことについては、十分我々わきまえて立法作業に当たっているものでございますが、委員御指摘の、我が国の刑事司法が、適正手続の保障のもとでの事案の真相解明を使命とする以上は、被疑者の取り調べが適正を欠くことがあってはならないと...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 現在進めております司法制度改革並びにこれにかかわる関連の改正は、すべて基本的人権の尊重ということが一番大事な柱になっていると存じておるものでございます。 | ||
○野沢国務大臣 取り調べの適正化、これはもう当然必要なことと考えておりまして、それに必要な手だてはこれからも十分考えて進めていかなければならないと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 現行の監獄法は、明治四十一年制定後、実質的改正を見ることなく今日に至っているものでございます。この問題点としては、国と被収容者との権利義務関係が不明確であったり、不服申し立て制度が十分に整備されていないなど、内容的に甚だ不十分なものとなっています。 そのため、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員指摘のとおり、受刑者の人権を尊重した処遇、それとあわせて、刑務官自身も大変現在過剰収容等で苦労しておりまして、ストレスがあっておるということもまた、ただいまの行刑改革会議の報告の中でも指摘をされておりますので、これをあわせ解決するべく、今収容設備の増強を初め、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 泉議員におかれましては、成年後見制度の普及並びに適切な運用に邁進することによりましてお年寄りの福祉に大変日ごろから尽力をしておられることに、心から敬意を表するものでございます。 お尋ねの、司法ネット構想の中にこれを取り込むということにつきまして、この構想の中核...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘のとおり努力してまいります。 | ||
○野沢国務大臣 この案件のレクの場合に、矯正局からお話を聞いております。 | ||
○野沢国務大臣 ちょっと時刻までは記憶にございませんが。 | ||
○野沢国務大臣 河村先生の質問を控えまして、事前に受けたものでございます。 | ||
○野沢国務大臣 大変、委員が詳細にお調べをいただいて、新しい事実等も出てきておるわけでございますが、法務省といたしましては、この一連の名古屋刑務所の事案につきましては、可能な限り行政上の調査を行いまして、再発防止に努めることが必要であると考えております。 今後とも、公判の推移...全文を見る | ||
03月02日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 平成十六年度法務省所管の予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 法務省は、治安、法秩序の維持確保及び国民の権利保全など国の基盤的業務を遂行し、適正、円滑な法務行政を推進するため、現下の厳しい財政事情のもとではありますが、所要の予算の確保に努めておりま...全文を見る |
○野沢国務大臣 委員お尋ねの中国残留日本人家族の方は、出入国管理及び難民認定法の第二条の二で定められておりますが、「日本人の配偶者等」または「定住者」の在留資格により入国、在留されていますけれども、この二つの在留資格の対象者には、中国残留日本人の継子や養子及びこれらの者の家族は含...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のように、インドシナ難民に関しては経緯がございます。 ベトナム戦争の終結時、これは昭和五十年だったと思いますが、その前後の混乱によって生じました難民につきまして、昭和五十年十二月に国連総会において人道的援助の決議が採択をされております。また、昭和五十...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員が、この中国残留孤児の問題につきまして、大変深い御理解と御尽瘁をいただいておりますことに敬意を表するわけでございます。 私も、中国を訪れる機会がありました折には、先方での残留者の皆様との懇談その他を通して、いささかなりとも微力を尽くしてきた者でございますが...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、土地の問題は、国民の生活基盤でもあり、また社会活動の最も大事な基盤の一つでもあるわけでございまして、私も、かねてから、土地の適切な管理を行うために地図、地籍を適切に管理するということは、国の基を定め、そしてまた御指摘のように、最近重点的に取り組...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員、大変難しい問題にもかかわらず、かつ国民の生活にとって一番大事な土地、これに関する扱いが正常に行われていないというこの現実については、大変な御理解、またお取り組みをいただいていることについて、私どもも大変敬意を表するわけでございますが、法務省といたしましても、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 お尋ねの事件につきましては、まことに非道な事件でございまして、犯罪に遭われました被害者御本人、あるいはその関係者の方々の御心痛については、お察しを申し上げる次第でございます。 具体的な判決の内容につきましては、法務大臣といたしましてはコメントすることは差し控え...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 具体的な判決の内容につきましてはコメントは差し控えさせていただきますが、一般の問題といたしまして、併合罪ということにつきましては、今回も十分これを配慮して決定をしたものと理解をいたしておりまして、今後の量刑全体のあり方についての問題は、先ほども申しましたように、国...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 確かに御指摘のとおりでございますが、私は、今回の犯罪対策閣僚会議の行動計画の中でも、日本の刑法の中で、量刑のあり方について、これをしっかりと見直した方がいいということで御指摘もいただいております関係で、これにつきまして抜本的な見直しをするよう審議会にお諮りをし、御...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 量刑のあり方については、最近諮問したものでございますのでこれからの議論になると思いますが、お尋ねの少年犯罪に対するこれからの科刑のあり方については、大変実は私も関心を持ち、また先ほど申しました行動計画の中でも、少年犯罪をどう減らしていくか、なくしていくかということ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 お尋ねのように、百年前につくられた刑法ということについては、御指摘のような問題点があることは私ども十分承知をいたしております。 ただ、あの当時の文明開化という中で、関係者が大変努力をしてつくられたこともありまして、なかなか手直しの機会というものがなかった。終戦...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘の拉致問題につきましては、今、我が国挙げての取り組みを行いまして、中国、米国、韓国あるいはロシア、御理解をいただく方々と力を合わせまして、六カ国協議を初め北朝鮮との二カ国協議も踏まえて、解決をすべく努力をしているところでございます。 御指摘のように、ある...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘のように、犯罪の被害者やその遺族の方々の苦痛あるいは悲嘆、怒り等を真摯に受けとめまして、その立場に配慮し、保護、支援を図ることは、刑事司法の重要な責務であると考えております。 そこで、法務省においては、平成十二年の五月に成立したいわゆる犯罪被害者保護二法...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘のとおり、養育費は子供を養育するために必要不可欠なものでありまして、その履行が確保されることが極めて重要であると考えております。ところが、我が国では養育費の取り決めがされても、債務者が任意に支払わない場合も少なくないことは委員御指摘のとおりでございます。私と...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 再起可能な社会をつくるという意味で、これまで法務省は、民事再生あるいは会社更生と取り組んでまいりまして、いよいよその仕上げでもございます破産法案の提出ということで、これから御審議をいただく予定になっております。 委員御指摘のとおり、現行の破産法のもとでは、養育...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、借地借家というこの法案、そしてまたこの制度そのものは、人間の生活にとって、住みかえもしくは一時的な居住を含め、大変重要な法案であるという認識を持っておりまして、今回のこの一連の改革の中でも重大な課題であると受けとめておるわけでございます。 ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 人間のライフサイクルの一時的な時期として借地借家が大変効果がある、あるいは必要である、この点については私どもしっかり認識をいたしておるつもりでございまして、当然、これに伴う借家人、借地人の権利の保全あるいは保護というものについては、今後とも重要であると考えておりま...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 借地借家法の二十八条は、借家契約における正当事由の有無を判断する際には、賃貸人及び賃借人が建物の使用を必要とする事情その他諸般の事情を総合的に考慮すべきものと定めておるところでございます。 このことからも明らかなとおり、借家における正当事由制度は、借家人の居住...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 居住される方々の人権が十分確保され、そして、借家あるいは賃貸、両方の立場で、十分なこれはお話し合いを進めながら、円満、円滑に処理していくべきものと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 個別の契約についての適否については御回答を差し控えさせていただきますが、いずれにいたしましても、貸し手、借り手の皆さん方が御納得のいく形でこの制度をしっかり運用していただきたいことは私どもの趣旨でございますので、その点はよろしくお願いします。 | ||
03月04日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第19号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 裁判員はそのとき臨時に国家公務員に採用されたということをかんがみまして、それ相応の守秘義務をお願いしているということでございます。 |
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおりでございます。 | ||
03月05日 | 第159回国会 衆議院 予算委員会 第20号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、裁判員制度の趣旨にかんがみまして、心身に何らかの障害を持っておられる方を含めまして、幅広い国民の参加をいただくことが極めて重要であると私どもは考えております。 したがいまして、心身に障害を持っておられる方であっても、裁判員の職務の遂行に問題...全文を見る |
03月08日 | 第159回国会 参議院 決算委員会 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 円先生には、かねてから女性問題あるいは家族問題につきまして御造詣が深く、また、今回も戸籍の問題につきまして御関心をいただきましたことを感謝いたしております。 御指摘のその裁判所の判断…… |
○国務大臣(野沢太三君) ああ、そうですか。 今の点はよくわきまえておりますので。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今度は御質問にお答えします。 御指摘の裁判所の判断につきましては、これは私どもとしては真摯に受け止めまして、よりプライバシーの保護に配慮した続き柄の記載の在り方を検討してまいりたいと考えております。そろそろこの辺は前進させるべきときが来ていると思って...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私も、外務委員長のときに子どもの権利条約の批准をいたした記憶がありまして、今、委員の御指摘の点についてはよく存じておるつもりでございます。 差別をしていかないというのが世界的な潮流にもなっておりますので、私ども、民法が非常にもう古くもなっておることも...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 選択的夫婦別氏制度導入の問題につきましては、法務省としましては、平成八年の法制審議会の答申の内容を踏まえながら、少しでも多くの方の御理解を得られるように努力を続けてきたところでございます。しかしながら、この問題は現在もなお婚姻制度や家族の在り方と関連する...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この国籍法につきましては、これまでも我が国を取り巻く国際情勢や国内情勢の変化等を踏まえて、所要の法改正を行うことも含め適切に対処してきたところでございますが、今後とも御指摘の点を踏まえながら、こうした問題についての国際的な動向等を注視してまいりたいと思っ...全文を見る | ||
03月09日 | 第159回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 日ごろから荒木議員の治安対策にかかわる取組について敬意を表しておるものでございますが、今回の諮問は、近年の人の生命や身体等に重大な危害を及ぼす凶悪犯罪その他の重大犯罪の増加傾向が続いておる中で、この種犯罪についての刑法等の規定が近年の犯罪動向や国民の規範...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) まず、このプライバシーに関する東京地裁の判決からお答え申し上げますが、お尋ねの戸籍の続き柄欄における現行の取扱いは、嫡出児においては、その出生の順に例えば長男、次男あるいは長女、次女と記載し、非嫡出児については男又は女と記載することとしております。 ...全文を見る | ||
03月10日 | 第159回国会 参議院 予算委員会 第7号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) この数年急増しておりまして、五年間に五割増しという状況でございます。 |
○国務大臣(野沢太三君) 中国始めとして、東南アジア諸国からの入国者、特に不法滞在者が多うございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のとおり、我が国社会の治安対策上、外国人犯罪の温床となっております不法滞在を減少させることが今非常に重要であるということでございまして、緊急の課題と心得ております。 この不法滞在者を減らすことが言わば外国人犯罪を減らす非常に大きなかぎになるとい...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 遠山議員におかれましては、この問題につきまして大変御熱心に取り組まれてこられましたことを感謝いたしております。 御質問の御家族に対しましては、平成十年にいったんは在留を特別に許可することはしないとの法務大臣の判断が下されまして、これについて退去強制令...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 裁判員制度の導入に伴いまして、裁判員に分かりやすく迅速な審理が行われるようにすることが極めて重要であります。その方策の一つとして、事前の十分な争点整理の実現と、そのための証拠開示の拡充が必要であると、御指摘のとおりでございます。 そこで、先般、国会に...全文を見る | ||
03月11日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第1号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 委員長を始め委員の皆様方には、平素から法務行政の運営について格別の御尽力を賜っており、厚く御礼を申し上げます。 私は、昨年九月の就任以来、司法・法務が抱える様々な課題に微力ながら精一杯取り組んでまいりましたが、引き続き、皆様方の一層の御理解と御支援の...全文を見る |
03月11日 | 第159回国会 参議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 社会の複雑多様化あるいは国際化が一層進む中で、行政改革を始めとする社会経済の構造改革が目下盛んに進められているわけでございますが、その中で、司法制度改革は構造改革を進め、明確なルールと自己責任原則に貫かれたいわゆる事後チェック・救済型社会への転換を図る、...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 私もその点、誠に同感でございます。 日本のお役所は非常にしっかりやってきた。特に私は司法にかかわるこの制度については、ある意味で大変国民の皆様から信任され、信頼されて今日があると思います。それだけに、逆に言うと国際的な流れとか、あるいは国民の世論の動...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 現在、私、イラクの社会が非常に混乱しているのを見ても、やはり治安あるいはそれを律する司法の制度、これが確立されていないということの結果がいかに重大であるかということを毎日のように痛感しているわけでございます。 私の部屋に、高さ五十センチほどでございま...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 一連の司法制度改革の法案の中でも、委員御指摘のとおり、裁判員制度の導入というのは一つの大きな目玉ではないかと思っております。 この制度の意義は、広く国民が裁判の過程に参画をする、そしてその感覚が、常識が裁判の内容に反映されるということになりまして、司...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 昨年の段階で年間五百万ちょっとの方が来日していただいている。出掛ける人が千六百万ということですから、大体三分の一くらいしか入ってきていない。世界レベルで見ると、これは三十五番目くらいの位置付けということでございます。政府はこのままではいけないということで...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 法務省といたしましては、我が国社会の安全と秩序を維持しながらも外国人の円滑な受入れを図ることは、国の内外から要請され、また必要なことと認識をいたしております。 中でも、外国人労働者の受入れにつきましては、我が国の経済社会の活性化、一層の国際化を図る観...全文を見る | ||
03月12日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第3号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 まず、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、裁判所の職員の員数を増加しようとするものでありまして、以下、その要点を申し上げます。 第一点は、裁判官に...全文を見る |
○野沢国務大臣 大変大事な点について御質疑がございました。 私は、この国会に二十一本の法案がかかっていることをよくわきまえておりまして、特に司法制度改革にかかわる法案十本につきましては、これまで五年近くにわたって、総理を本部長といたします推進本部で練りに練ってまとめ上げたもの...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 そのとおりでございます。 | ||
○野沢国務大臣 恩典というよりもやはり、それにふさわしい方に資格を持っていただく、ここに今回の重点がございます。 | ||
○野沢国務大臣 今回の改正理由についてでございますが、昨年の通常国会におきまして、多様なバックグラウンドを持った弁護士を確保し、国民の多様なニーズにこたえるという目的で、弁護士資格の特例制度を拡充していただいたところでございます。 その際に、国会において、ことしの四月から新た...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 これは、さまざまな経験を持った皆さんに参加をしていただくという立場から、いろいろなケースを想定しておるわけでございますが、今回はそれを集約した形で、本改正案が最も適切である、こういう判断でお願いをしているわけでございます。 | ||
○野沢国務大臣 御指摘の点、確かに区別されておるわけでございますが、特任検事につきましては、昨年の通常国会におきまして、弁護士資格の特例制度が拡充された際、副検事としての在職経験に加え、所定の試験に合格して、その能力についての客観的な検証を受けておるということ、そして、司法試験に...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 これは、これまでの国会の御議論を踏まえまして検討したものでございまして、これまでのこの法務委員会での結果を尊重したということでございます。 | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のように、弁護士資格の特例制度において課せられる研修につきましては、司法試験等に合格してその後五年ないし七年以上さまざまな分野で法律についての経験を積んだ方が実際に弁護士業務を行うのに必要な能力の習得に適切かつ十分なものでなければならないということは、私...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘のとおり、現在、司法修習を終えた者が弁護士の資格を持つということが決められているわけでございますので、現在の司法修習制度の養成コースというのは、極めてこれは重要でございますし、あわせて、今回採用しようとする研修につきましても、これが両立するように、十分な配慮...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 まず、仮退院を決めたというところから申し上げたいと思いますが、私も、この事件についての重大性、また衝撃性、極めて心を痛めてきた問題でございまして、この問題の取り組みについては、委員御指摘のとおり、これからも大変心して取り組まなきゃいかぬ問題だと思います。 まず...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 被害者への通知は、仮退院をした直後に御連絡を申し上げておりまして、これにつきましても、これまでの慣例にとらわれず、何としても被害者のお気持ちを配慮した措置ということで実行しております。 | ||
○野沢国務大臣 犯罪被害者に対するこれからの取り組みにつきましては、既に平成十二年に、いわゆる犯罪被害者保護二法によりまして、証人の負担に関する軽減の制度、あるいは公判廷における被害者が意見を陳述する制度、さらには被害回復に資する制度を新設するというような法整備を行ってきたわけで...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。また、最高裁判所に係る附帯決議につきましては、最高裁判所にその趣旨を伝えたいと存じます。 ————————————— | ||
03月15日 | 第159回国会 参議院 予算委員会 第10号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 我が国に入国し在留しておられる外国人の大多数の方がルールを守っておられるということは言うまでもありませんが、残念ながら、我が国、現在約二十五万人の不法滞在の外国人の方がいらっしゃるわけでございますが、この皆様に対しては何とかひとつお帰りをいただこうかとい...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) もちろん、私どもは、入管法で定めておりますこの諸規定については、通報の手段その他にかかわらず、これは尊重していかなきゃいかぬと考えております。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 法務省はもちろんこの人権擁護も大事な仕事としてやっておりますので、この記事あるいは通報のシステムは決してそのような御心配の向きには至らないと思っております。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今後の運用については私どもも十分心して取り組むつもりですが、これも一つのもう最近普及されました手段として活用の方も考えていかなきゃいかぬなと思っております。 | ||
03月16日 | 第159回国会 衆議院 本会議 第15号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 裁判員の参加する刑事裁判に関する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 国民の中から選任された裁判員が裁判官とともに刑事訴訟手続に関与することは、司法に対する国民の理解を増進させ、また、その信頼の向上に資するものと考えられます。そこで、この法律...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 桜井議員にお答えを申し上げます。 まず、裁判員制度の意義についてお尋ねがありました。 裁判員制度は、広く国民が裁判の過程に参加し、その感覚が裁判の内容に反映されることによりまして、司法に対する国民の理解や支持が深まり、司法がより強固な国民的基盤を...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 小林議員にお答えを申し上げます。 まず、裁判員制度の理念についてお尋ねがありました。 裁判員制度の導入は、司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に資するものであり、大変重要な意義があると考えております。他方、現在の裁判制度は、基本的には国民...全文を見る | ||
03月16日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、日本の治安の状況については誠に憂慮すべき状況にあると認識しております。 我が国は、かつて世界有数の安全な国と考えられていたものの、御指摘のとおり、最近における刑法犯の認知件数は急増いたしまして、過去最高の水準にありまして、特に凶悪...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 法務省が治安の維持回復について重要な責任を持っているということは言うまでもございません。今、省を挙げまして、御指摘の犯罪対策閣僚会議の決定に基づく行動計画を実行していこうということで、その先頭に立って責任を果たしていく所存でございます。 治安の回復に...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 我が国の治安を回復するためには、刑務所等の過剰収容の解消が極めて重要であると認識しております。 私も、就任以来できるだけ時間を作りまして、これまで十数か所の行刑施設を視察してまいっておりますが、昨年の十二月に犯罪対策閣僚会議で決定されましたいわゆる犯...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 昨年の春、例の名古屋刑務所事件等をきっかけに、当時、森山大臣のところで行刑改革会議という、識者をお願いして対応の委員会を立ち上げたわけでございますが、この御提言が昨年の暮れにちょうだいできたわけでございます。大変これ内容に富んだ大事な御提案でございまして...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今日、我が国社会の治安維持に関しまして出入国の管理行政が重要な役割を担っていることは強く認識をしておるわけでございます。そして、その充実強化のために全力を尽くしてまいりたいと思っております。 具体的には、この問題に対処するために、より一層厳格な水際対...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 外国人の出入国・在留管理につきましては、現在、入国審査官が約千三百人弱、不法滞在者の摘発、収容及び送還等に従事する入国警備官が約千百人でこれに取り組んでおるわけでございます。 かねてからこの出入国管理につきましては、体制の整備を含め、その強化に取り組...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 社会の複雑化、多様化、さらには国際化が一層進む中で、行政改革を始めとする社会経済の構造改革を全体として進めているわけでございますが、司法制度の中では、明確なルールと自己責任原則に貫かれたいわゆる事後チェック・救済型社会への転換を図る、そして自由かつ公正な...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のように、我が国におきましては、内外の社会経済情勢の変化に伴いまして、法による紛争の解決が一層重要となっております。一方、我が国の現状を見ると、弁護士さんがいない、司法制度の恩恵を受けられないような地域がまだまだ相当残っているという状況にございます...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回の司法制度改革の一つの目玉でもあり柱でもあると私は認識しておりますが、国民が裁判官とともに刑事裁判に関与することが司法に対する国民の理解の増進と信頼の向上に大変これは資するものではないかと考えておるわけでございます。 この裁判員制度の意義は、広く...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、我が国の国際競争力を高めまして、社会経済全体を活性化するためには、知的財産の役割が非常に重要であると認識をいたしております。 政府といたしましては、知的財産立国の実現を内閣の重要施策の一つとして位置付けまして、知的財産訴訟の一層の...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 大変大事なところを聞いていただきまして、ありがとうございます。 法務行政の基本的な役割は、法秩序の維持と国民の権利の保全を通して国民生活の安定と向上を図ることと、こういうことに集約されようかと思っております。現在、イラクにおける無法状態を見るにつけま...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私も、参議院におきまして、法務大臣就任前は憲法調査会の会長を仰せ付かっておりまして、委員始め各先生方の御所見を十二分に承る立場にございました。九十九条の規定はよくわきまえておりますし、あわせて、九十六条におきましても、やはりまた改正にかかわる手続について...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 現在の憲法の持っております基本的人権の尊重あるいは国民主権、平和主義、これいずれも極めて貴重な原則であり、資産であると考えております。閣僚の一員として、現行憲法を十二分に尊重しながら進めていくつもりでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私も、法務行政初めてでございますので、それぞれの道の専門家としてのスタッフに大変助けられておるわけでございますが、委員御指摘のとおり、私どもここにおります三人は、御指摘のとおり、選挙によりまして国民の皆様から信任を受け、国民の代表として法務省で仕事をさせ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) では、また詳細は事務局からお願いするとしまして、一番大事なことは、今回仮退院した男性が円満、円滑に社会復帰ができるかどうかというこれが一つございます。そのためには、やはり本人のプライバシーにかかわること、そういった問題については十分これは配慮しなければな...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 正に御指摘のとおりでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 一番大事なことはと申し上げましたが、やはりこの男性が今後社会に復帰していくためにはある程度社会的環境が整えられる、職業のまた環境も整えられる、そして周辺の温かい理解も必要であるという状況の中から、あらぬ報道、せんさくその他が過熱するというようなことがあっ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 正に委員御指摘の問題は私自身の問題でもあるわけでございまして、今回の少年事件のような事柄については、一概に一つの物差しやルールで押し切れるというものではないと思いまして、やっぱりその事件の重大性あるいはそのときの社会情勢、さらには家族を始めとする周辺の皆...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私が直接お答えすることが適切であるかどうかは一つございますが、また、具体的な内容につきましてはまだ十分私も承知しているわけではございませんが、報道されている状況のとおりであるとすれば、大変これは憂うべき事態であると考えております。 これにつきましては...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 正に委員御指摘のとおり、司法制度の正に改革よりも革命に近いんじゃないかと、こういう御指摘がございましたが、私もその点については同感でございます。 民主主義の歴史を考えますと、この司法の世界でも、やはりみんなで集まってみんなで裁判をしたという、発生過程...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この裁判員の皆様のいわゆる御負担を過重なものにしないというためには、やはり一定のやむを得ない事由というものはある程度認めなければならない、これは御理解をいただけると思いますが、その内容は具体的に政令でやむを得ない事由として明確にすると。これもまあ、そのよ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この委員会の設置、外部の有識者の方々に刑務所を見ていただき、御提言をいただき、あるいは改善を進めていく、その一つの国民の皆様の判断という、開かれた刑務所の言わばシンボル的なこれは委員会と考えていただければよろしいかと思います。 そして、これは極めて重...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) もちろん、今委員おっしゃるように、法改正を要しなくてもできるならばそれにこしたことはございませんので、その要否も含めての検討と、このように理解していただければ結構でございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今年は正に画期的な形で、今までずっと減り続けておりましたこの刑務官を増員させていただくと、こういうことになりました。しかし、必要あるいは望ましい数からしたら、委員御指摘のとおり、まだまだはるか目標は先にあるわけでございます。 現在、私どもがこの、これ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 受刑者の福利厚生並びに刑務所が今後とも公平公正に運営されると、いろんな角度から考えましてこの御趣旨に沿った運営をしていくべきだと考えております。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員も御承知のとおり、日本では今、外国からのお客様を倍増させようというような、いわゆるビジット・ジャパン、ウエルカム・ジャパンということでの施策を進めているところでございます。 委員御指摘のとおり、このインターネットの活用による情報提供ということが仮...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 逐次、今情報をいただいておりますので、それらの実績を見ながら、より良い姿にはこれは工夫していかなきゃいかぬかと思っております。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 犯罪被害者の皆様の保護、支援につきましては、委員からも御指摘のとおり、様々な分野における施策が必要であるという点では正に認識を同じくしているものでございますが、まずもって、どのような具体的な対策があるかと。これをやはりできるところから進めていくというとこ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 犯罪被害者の取組につきましては、当然これは国といたしましても真摯に取り組みまして、特に、法務省はそのまた中心におきまして積極的な役割を果たすべき立場と十分心得まして取り組んでまいるつもりでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 少年の社会復帰の言わば地ならしをするために、また環境を整えるために、今回の節度ある公表という形に踏み切らしていただいたわけでございます。 当然、これは少年のプライバシーを尊重しながらも、やはり再起可能な世の中を作りたいという私どもの一つのぎりぎりの判...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 具体的な人物あるいは事件につきましてはあくまでやはり個別慎重な対応が必要であることには変わりないと思いますが、被害者に対する通報なりあるいは御支援なりという先ほどからの御議論については、できるだけ制度化して、これが前進するように図りたいと、こう思っておる...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 近年、この強姦罪を含め、凶悪犯罪その他の重大事犯が増えておることは委員御認識のとおりでございますが、この種の犯罪について、刑法等の現在の規定が国民の規範意識や近年の犯罪をめぐる様々な情勢に合致しているかどうかとの指摘もございます。その意味で、早急にこの事...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 問題山積の中での強姦罪に関する諮問ということでありますが、決して全体の一部であるということではなく、この問題に関してははっきりと問題を明確にした上で取り組んでいくことが必要であると。 御指摘のように、強姦罪は性的自由を侵害する行為、そして犯罪であると...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 長い議論を経まして今日まで来まして、とにかく一歩前進ということで、今回、非嫡出子の扱いについての改善を図りたいと、こう考えております。基本から直すことにつきましては、改めてそれぞれ各党、あるいは国会での十分な議論、国民各層の御意見等を踏まえながら検討して...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私も、過去に裁判を利用、活用しようと思っていろいろ知人を頼って弁護士さんを探したことがございまして、そのとき、東京に住んでていてもなかなかどの弁護士に相談したらいいか、あるいはどのくらいお金が掛かるか、あるいは時間が掛かるか、なかなか実は予測が付かないと...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) コンピューター、誠に便利でございますが、これを十分使いこなせないまた世代や、古いグループはそういうことになるんですが、いることもまた間違いございません。 我が国はいわゆるe—Japanということで世界一進んだ電子政府を作ろうということで今日まで来てお...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 経済の活性化、特にベンチャー企業の育成等に関しては、今の最低資本金の見直しも含めた会社法の見直し、緊急の課題と考えております。私ども、これは法制審の審議状況等も見守りながら、何としてもこの前進のためにこれからも努力をしてまいりたいと思っておりますので、よ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のこの数の問題は、与党の中の調整におきましても最後まで議論のあったところでございます。 合議体の構成の在り方については、まず評議の実効性の確保や、個々の裁判員が責任感と集中力を持って裁判に主体的に、実質的に関与するということを確保することが...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この人数に関しては、私は分かりやすく今お話を申し上げたのでああいう表現になりましたが、法曹にかかわる例えば最高裁判所あるいは弁護士会の御意見、あるいは各党それぞれの御意見、これらをすべて集約した形で最も妥当な案として今回の案を決定させていただいております...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回、刑事訴訟法等の一部を改正する法律案では、検察官が開示した証拠の複製等を被告人側が当該被告事件の審理の準備等の目的以外の目的で使用することを禁止することにしております。 しかしながら、刑事裁判の審理が公開の法廷で行われるということには変わりはござ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) お尋ねの戸籍の続柄欄における現行の取扱いでは、嫡出児についてはその出生の順に、例えば長男、次男あるいは長女、次女と記載して、非嫡出児については男又は女と記載することになっております。 三月二日の東京地裁判決においては、非嫡出児であることが強調されるこ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) まず、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、下級裁判所における事件の適正かつ迅速な処理を図るため、裁判所の職員の員数を増加しようとするものでありまして、以下その要点を申し上げます。 第一点は、...全文を見る | ||
03月18日 | 第159回国会 衆議院 本会議 第16号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 総合法律支援法案について、その趣旨を御説明いたします。 我が国においては、内外の社会経済情勢の変化に伴い、法による紛争の解決が一層重要になっております。この法律案は、このような状況にかんがみ、裁判その他の法による紛争の解決のための制度の利用をより容易...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 泉議員にお答えを申し上げます。 熱意あふるる御質問、どうもありがとうございました。 まず、日本司法支援センターの事務所などについてお尋ねがありました。 日本司法支援センターの地方事務所については、民事法律扶助や国選弁護人の選任確保に関する業務...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 漆原議員にお答えを申し上げます。 まず、総合法律支援構想による司法過疎地域の解消への取り組みなどについてお尋ねがありました。 日本司法支援センターは、民事法律扶助及び公的刑事弁護という全国的に均質な遂行が求められる業務を行うことから、各地に拠点と...全文を見る | ||
03月18日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、国民の期待にこたえる司法を構築するためには司法の人的基盤を充実強化することが必要不可欠であると認識しております。そのためには、法曹人口を現状より大幅に増加させると同時に、裁判所の職員、検察庁職員などをより一層充実強化して体制を整えるこ...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 裁判所の経費につきましては、最高裁判所が独自の判断に基づいて内閣に提出することとされておりますので、法務省としては直接これに責任を持って申し上げることはできませんが、司法の重要性の高まりについては私どもも裁判所も共通の認識でございますので、今後とも、裁判...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 司法制度は、国民の権利の実現を図るとともに、国民の基本的人権を擁護し、安全な国民生活を維持するなど、国民生活にとって極めて重要なものであります。司法制度を所管する省庁の責任者といたしましては、適切に司法の人的基盤の充実強化が図られるよう努力するとともに、...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 江田先生には、これまで司法の専門家といたしまして様々な貴重な御提言をちょうだいいたしまして、私もこれについては大変敬意を表している一人でございます。今回の司法制度改革におきましても、是非ともその御識見を生かして御提言をちょうだいいたしますことを私ども期待...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私の立場から一つ一つの事案についてこの良しあしを言う立場にございませんけれども、プライバシーの尊重ということは、これは極めて大事なことであり、同時に、言論の自由、これまた大事な課題であろうかと思います。 今、再審査という手続にも入っているようでござい...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のとおり、裁判の迅速化のためには大変工夫が必要かと思います。 特に、人的体制の充実が私は大事であると考えておりまして、充実した手続の下で裁判の迅速化を図るために、現在、司法制度改革推進計画に従いまして、裁判所、検察庁の人的体制の充実等の必要な体...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、今後裁判を適正かつ迅速に処理するためには、司法の人的基盤を充実強化することが必要不可欠と、これは何度繰り返しても大事なことと認識をいたしております。そのためには、法曹人口を大幅に増加させると同時に、これをお支えいただく裁判所職員や検察...全文を見る | ||
03月19日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第4号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 まず、知的財産高等裁判所設置法案について、その趣旨を御説明いたします。 我が国の経済社会において、知的財産の活用が進展するに伴い、その保護に関して司法の果たすべき役割がより重要なものとなっております。この法律案は、こうした状況にかんがみ、知的財産に関する事件に...全文を見る |
○野沢国務大臣 ここに独自の司法行政事務を担当する独立性の高い組織ということで今回知的財産高等裁判所を置いたわけでございますが、これは、そこに勤務する裁判官の会議の議によって事を決めること、それから事務局をもちろんつくるということ、当然それに必要な要員をそこに集中するということで...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 社会の複雑化、多様化あるいは国際化が一層進む中で、行政改革を初めとする社会経済の構造改革をこれから進めまして、明確なルールと自己責任に貫かれた、いわゆる事後チェック・救済型社会への転換を図りたい、自由な社会生活あるいは自由な経済活動をする中で、しかし最終的な責任は...全文を見る | ||
03月19日 | 第159回国会 参議院 予算委員会 第13号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 不動産登記法は法務省所管でございますので、私の方から御答弁をいたします。 北方領土地域に所在する土地又は建物についての登記簿は、現在、釧路地方法務局の根室支局において保管されておりますが、同地域については、戦後、事実上我が国の統治権、行政権を行使する...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 現在の北方領土の状態が日本の国内法が及ばないということによるものでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 不動産登記制度は、いわゆる不動産取引の安全と円滑を図るための制度でありまして、その根幹である登記簿の記載の正確性を確保するために登記事務を行う登記官に調査などの具体的権限が与えられているところでございます。このような制度の下で登記事務を行うことは、対象と...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 戸籍法における本籍は、日本の領土内であればいずれの地に定めることも自由とされていますので、北方領土内を本籍地とすることも可能として取り扱っております。 これに対しまして不動産登記は、不動産の現況を公示するという制度でありまして、現地確認等の必要な調査...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 北方領土に対する思いは私も委員と全く同じでございますが、法務省といたしましては、法の趣旨並びに事実に基づいて公正なる判断の下に仕事をしておるところでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) お尋ねの点につきまして、北方領土に長期間居住されているロシア人の方々の歴史的な経緯等も踏まえながら、外交交渉を通じまして、これは政府全体として検討すべき問題と考えます。 したがいまして、ロシア人の取扱いがいかなるものになるかは現時点ではお答えをいたし...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) お尋ねの問題は捜査機関の活動の有無、内容にかかわる事柄でございまして、お答えいたしかねるところでございます。 なお、あくまで一般論として申し上げますと、検察当局においては刑事事件として取り上げるべきものがあれば、法と証拠に基づきまして適切に対処するも...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 失礼しました。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今後の課題として承っておきます。 | ||
03月23日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第5号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、この社会経済情勢の変化に伴いまして、解雇に関する紛争など、個々の労働者と事業主の間での権利関係をめぐります個別労働関係に関する民事の紛争が増加しております。個別労働関係紛争は、継続的な労働関係について生じまして、労働者の生活や事業主の事業活動に...全文を見る |
○野沢国務大臣 司法制度改革が、委員御指摘のとおり、橋本内閣当時の提案で、その後、小渕、森、そしてただいまの小泉総理の段階で仕上げ、こういうことで、五年にわたる長期の歳月と各方面の英知をいただいて仕上げに今入っているわけでございます。十本の法律に今まとめておるわけでございますが、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 先ほども私申し上げましたが、労働審判制度というのは、今度の司法改革制度の中でも大変実はよく考えられた仕組みではないか、大変使いやすくて、またお役に立つ制度である、私が自分で言うのはちょっとおかしいんですけれども、よく考えてあるなというイメージで取り組んでおります。...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 労働審判制度が、個別の労働関係紛争の増加に対応して、迅速、適正な解決を図る新しい制度ということでございますので、十分準備をした上で、円滑に施行されるようにすることが私は大事ではないかと思います。 団体交渉というような形で、いわば集団対集団といいますか、力比べと...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。また、最高裁判所にも本附帯決議の趣旨を伝えたいと存じます。 以上です。 ————————————— | ||
03月23日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第4号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、今回の司法制度改革の中で、法曹人口の増加、いつでも御相談できる弁護士さんが身近にいるということ、これはもう極めて重要な前提でございまして、おかげさまで、これまで法科大学院の発足等によりまして、そのまず段取りができたことについては大変有...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 人権を守るということは、司法に携わる関係者が最も基本とすべき資質であり前提であると私は考えております。先生も既に長年この御経験を積んでおられますが、日本の憲法もその基本的人権を守るということについては大きな柱ということになっておりますので、この点は、今後...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) キン・マウン・ラット氏一家の問題につきましては、委員大変御関心をお寄せいただきまして、私もこの件に関しましては私自身の取組としてしっかりやってきたところでございます。 それで、御指摘のように、この御家族をどう今後扱うかということと今後どうするかと、二...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のとおり、今回、法律学の教授等に対する現行の弁護士資格の特例制度は、今回取り組もうとしております新たな法曹養成制度を創設する趣旨に合致しないということで、国会の場からも衆参共々御指摘をいただきまして、これに沿って廃止の方向を打ち出したわけでございま...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のとおり、どんな経済事情にある学生であっても機会は均等にするということは非常に重要なことでございます。ただ、今回のこの司法制度の改革の中でのやっぱり学生を増やすということの中では大変な財政負担も伴う。そこで貸与制の問題が浮かんでいるわけでございます...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 裁判の迅速化に関する法律ということで、昨年七月、これが公布されまして、大変これ画期的な、私、法律であると理解をいたしております。 ただいま委員御指摘のような個々の具体的な事案について私から申し上げることは差し控えたいと思うわけでございますけれども、こ...全文を見る | ||
03月24日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第5号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) お尋ねの日米地位協定の下における刑事裁判手続に関する日米協議の内容にかかわる事柄につきましては、現在交渉中ということもあり、答弁に、具体的な答弁は控えさしていただきますが、我が国の刑事手続一般におきます弁護人の取調べへの立会い問題ということについてはかね...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 最近の医学の進歩によりまして、これまでの法律体系あるいは我々の常識を超える状況が出てきているというのはもう委員も御心配をいただいているところでございますが、これにつきまして、特に母親が五十以上の場合の出生届の取扱いにつきましては、出産能力のない高齢の母の...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 北朝鮮によります拉致問題は、我が国の国民の生命や安全にかかわる重大な問題であり、また主権にかかわる問題ということで、法務省といたしましても、極めてこれ重要な課題として受け取っておるわけでございます。 検察におきましても、警察等との関係機関と緊密に連携...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 具体的な裁判の内容にかかわる問題についてはお答え差し控えたいと思いますが、迅速な裁判の実現というのは我が国の司法制度が実現すべき最も重要な課題であるということを認識しております。既に裁判迅速化法も成立、昨年、いたしまして、その実効が今表れつつあるわけでご...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私も昨年就任いたしまして、名古屋刑務所事件に象徴される一連の収容者に対する処遇の在り方について大変心を痛めまして、現場を十数か所にわたって拝見して歩きました。もちろん、名古屋刑務所を真っ先に参りましたが、あわせて、行刑改革会議、昨年の春立ち上げまして暮れ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 矯正の現場とまた本省矯正局との幹部との意見交流あるいは人事の交流につきましても、これまで適材適所を旨に心掛けてきたところでございますが、委員御指摘のとおり様々な問題も現れているところでございますので、今後一層心して取り組みまして、国民の皆様にとって何が一...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 刑務所の過剰収容問題は、正に委員御指摘のとおり深刻な状況にございます。定員五万そこそこというところに六万人余りの受刑者、そしてまた、未決の方入れますと七万人近い方がここでお世話になっているということでございまして、一人部屋を二人とか、五人部屋に七人とか、...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 矯正施設におきましては、これまでも庁舎周辺の警備であるとか、あるいは自動車運転、輸送の業務、それから通訳の仕事、それから庶務、経理その他含めまして総務系の業務の民間委託は行ってきたわけでございますが、更にこれをこれからも拡大いたしまして、先ほどのPFI手...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 法務省、これまで会社の倒産法制一連につきまして、民事再生あるいは会社更生という関係については既に法案化しておるわけでございますが、さらに今年は破産法について御審議をいただく予定になっております。 こういった一連のいわゆる表看板の法律もさることながら、...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 結局、根保証という制度、大変便利な制度なもんですから、これがあることによって融資が円滑化するという側面もまた一つあるわけでございますが、そういった両面いろいろ含め、この制度の在り方、今後の内容を含めてしっかりこれは御議論をいただいた上で法制化しないことに...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 正にこのテロ対策は今一番日本にとっても、あるいは国際社会にとっても脅威となっておる問題でございますので、テロリスト等を始めとする不法入国を企てる外国人を水際で確実に止めるということは極めて重要であると認識しております。 これまで取りました政府の累次の...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、テロ対策は我が国の治安対策にとって最も重要課題の一つであると認識をしております。現在、世界各地でテロが頻発している状況におきまして、我が国におけるテロを未然にしかも確実に防ぐために、内外の関係機関との連携を密にするなどをしてテロ関連情...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 我が国の保護司制度は、地域社会における民間の篤志家の方が犯罪者や非行少年の更生、社会復帰を無報酬で援助するという世界に類例のない制度でありまして、その立ち直りと社会の安定に極めて重要な役割を果たしていると認識しております。 今、小泉内閣では民間ででき...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) ボランタリーな御奉公をいただいているという点が極めてこの価値のあることと承知はしておりますが、あわせて、これが具体的に仕事として効果を上げるためには、御指摘のとおりの実費の支給、あるいは今言った保護司会の組織を活性化するということも極めてまた重要だと認識...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私、就任以来、この行刑改革会議の会議にも後半からでございますが参加をし、拝聴、議論を拝聴してまいりまして、ただいま委員からも御紹介のありましたような一言半句に至りますまで、この報告書の作成について我々のまたお願いも申し上げてきた立場でございます。 そ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) いわゆる代用監獄や未決拘禁者処遇の問題につきましては、様々な御意見がありまして、監獄法改正に当たってもこれを切り離すべきとの御意見があることは承知しております。他方、監獄法の改正ということになりますと、未決拘禁者の処遇について、受刑者と同様、その改善を図...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 専門家であるということを十分生かしながら、この作業に当たってまいりたいと思っております。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私も、行刑施設視察するときには、必ずその施設の中の医療設備、それから担当しているお医者さんの御意見を聞いて歩いたわけでございます。委員御指摘のような、確かに十分な予算はないところもありますけれども、しかしながら、その中で工夫と努力によりまして最善の手当て...全文を見る | ||
03月25日 | 第159回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第5号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 保護命令制度は、被害者の生命又は身体の安全を確保するために、裁判所が刑罰で担保された接近禁止命令などの保護命令を簡易迅速に発するという特別な制度でございます。このような保護命令の発令の要件となる行為に脅迫を含めることとしますと、例えば夫婦の一方が、ぶん殴...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) DV被害者は配偶者からの暴力によりまして心身ともに傷付いており、相談、捜査等にかかわる職務関係者の不適切な言動で更に被害者が傷付いたり、あるいは加害者の暴力の悪化を招いたりしないよう、被害者への対応や事務の取扱いに当たりきめ細かな配慮をすることが必要であ...全文を見る | ||
03月26日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第6号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 判事補及び検事の弁護士職務経験に関する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 我が国においては、内外の社会経済情勢の変化に伴い、司法の果たすべき役割がより重要なものとなり、司法に対する多様かつ広範な国民の要請にこたえることのできる広くかつ高い識見を備えた...全文を見る |
03月29日 | 第159回国会 参議院 行政監視委員会 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 今回のにわかな上陸という事態に際しまして取りました措置でございますが、あくまで出入国管理及び難民認定法の規定にのっとって粛々とこの退去強制手続を進めたものでございます。国外退去を強制するというのは難民認定法、出入国管理法でもしっかり規定されているところで...全文を見る |
03月30日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第7号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 法律によって社会が治められるということがいかに重要であるかということにつきましては、昨今における例えばイラク等の状況をごらんいただきましても、極めてこれは大事なことと思うわけでございます。 これまで我が国では、もう百年以上かけまして、これをしっかりと積み上げて...全文を見る |
○野沢国務大臣 法曹一元化につきましては、少しさかのぼる話になりますが、昭和三十年代に、臨時司法制度調査会という中で、この一元化が円滑に実施されるならば一つの望ましい制度としつつも、しかし、これが実現されるための基盤となる諸条件はいまだ整備されていないとの結論に至ったところでござ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私は、法曹を志す方々の一番基本的な心構え、あるいは前提と言ってもいいかもしれませんが、この方々は、もちろん法律や技術やさまざまな経験は生かしてはいきますが、大事なことは、やはりお国のために尽くす、あるいは世のため人のため、あるいは個人も含め、とにかく人のために役に...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 さきの本会議におきましても、委員から大変活発な御質問をちょうだいしましたこと、改めて御礼を申し上げます。 お尋ねの裁判官あるいは弁護士さん含め、法曹関係者の皆さんに期待している姿といいますか人間像、こういうことになりますと、これはもう一口にはなかなか言えないん...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 身分が二つにありましても、やはり私は、この中で一番大事なのは今行全力ということでありまして、今ここで拝命しておりますお仕事について、やはり職務に忠実にやっていただく、これを原則にしながら、運用について適切な方法を考えていきたいと思います。 | ||
03月30日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第6号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) ただいま可決されました裁判所職員定員法の一部を改正する法律案、裁判所法の一部を改正する法律案及び弁護士法の一部を改正する法律案のそれぞれに対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 また、最高裁判所に係る附帯...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 最初に、破産法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 現行の破産法は、大正十一年に制定されたものであり、昭和二十七年に免責の制度が導入される等の改正がされたほかは、これまで特段の見直しがされることなく現在に至っております。しかし、この間の社会経...全文を見る | ||
03月31日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、対話と圧力というのが目下北朝鮮に対する我が国の対応の基本であるということはよくわかっておりまして、特別永住者の再入国の取り扱いということにつきましては、可能な限り対話を続けるという可能性はやはり残しておく必要があるということもあり、また歴史的な...全文を見る |
○野沢国務大臣 私は、社会が適切に機能し、そして国民の皆様が幸せな生活ができる、あるいは経済活動が適切に行われる、また外国とのつき合いも正常に行われるというためには、やはり法律の制度並びにこれを支える司法の仕組みがしっかりと機能しているということが最も大事であると考えております。...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 ことしの二月二日付で、東京高等検察庁が審査請求をしました、いわゆる経済スパイ事件につきまして、三月二十九日、東京高等裁判所において、引き渡しができない場合に該当するとの決定が出たとの報告を受け、報道では御承知のとおりでございますが、法務大臣といたしましては、司法府...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私も実はモンゴルとは大変おつき合いが濃うございまして、参議院におきます超党派の日本モンゴル友好議員連盟というのがございますが、この会長を仰せつかって、行ったり来たり、おつき合いをしております。 それで、今御指摘のように、遊牧を主体とするあの国の皆様にしてみれば...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 河村大臣とは大変長いおつき合いもございまして、本当に学びたいという方々の願いを排除してはならないという今の御趣旨は、全く私も同感でございます。 ただ、日本での生活は、御承知のとおりの物価高もございますので、ある程度の経済能力がなければ勉学が続けられない、これも...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 犯罪被害者やその遺族の方々は、犯罪によって現実にさまざまな被害を受けている当事者でございます。その苦痛あるいは悲嘆、怒り等を真摯にこれを受けとめまして、その立場に配慮し、保護、支援を図ることは刑事司法の重要な責務であると考えております。これからの私どもの法務行政を...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 イギリスにおきます被害者憲章は、犯罪被害者が受けることのできる保護、支援に関する施策の内容をわかりやすく記載したものであると承知をいたしております。 そのような保護、支援に関する施策の内容を個々の犯罪被害者の方々に十分理解していただくことは重要な課題であると考...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今委員御提言のように、プライバシーの尊重という具体的な事実、それにまた類する事実、これを幾つも幾つも積み上げていく中で、やはり法律としてそれをではまとめようということに到達できるのではないかと思っております。今、憲法のお話もございましたが、やはり、そういったプライ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 確かに、もう基本的人権を尊重するということは今の我が国憲法の最大の柱でもございますから、それに沿いまして、今後とも心がけて進めていかなければならないと思っております。 | ||
○野沢国務大臣 国の責務あるいは地方の責務、あるいは国民の皆様一人一人がどういう責任を持つかということについての総合的、一般的な取り決めというものは、もちろんこれは大事かと思いますが、やはり、個別の被害者対策の積み上げを含め、既に十二年に実施しております犯罪被害者保護二法、これら...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 刑事裁判の実態は、まだ見たことはありません。 | ||
○野沢国務大臣 大変貴重な御意見と承っておりますが、今回用意しておりますいわゆる総合法律支援の中でも、被害者の対応については大きなこれは柱になっておりますので、そのような御趣旨を踏まえまして、一層実のあるものにしていかなきゃいかぬなと思っております。 | ||
○野沢国務大臣 委員が大変御熱心にこの問題に取り組んでおられることに敬意を表するものでございます。 犯罪の被害者やその遺族の方々の苦痛、悲嘆、怒り等を真摯に受けとめまして、その立場に配慮して、保護、支援を図ることは、刑事司法の重要な責務であり、また正義の実現という司法の目的に...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 できるだけその機会をつくりまして実態を見聞し、あるいは直接お話を聞く機会をつくりたいと思っております。 | ||
○野沢国務大臣 大変重要な判決と考えております。 我々、年金制度が、国民の皆様すべてがこの恩恵に浴するということが理想でございますので、この問題についての判決につきましては、個別具体的な課題についての評価は差し控えますけれども、いずれにしても、何らかの形でこれが解決することは...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 これは、やはり国会も、それから行政機関も含め、あらゆる関係機関が努力すべき課題と考えておりまして、今後の扱いにつきましては、関係機関と十分協議の上、適切な対応をしたいと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 関係機関と十分協議して判断いたします。 | ||
○野沢国務大臣 きょうは犯罪被害者の件につきまして多くの先生から大変貴重な御提言をちょうだいしておりますが、委員御指摘のように、犯罪被害者の保護、支援についてはさまざまな分野における種々の施策が必要でありますけれども、まずもって、具体的、現実的な施策を講ずることが大事ではないかと...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今、河野さんの投稿を引き合いに出されましたが、私、郷里が同じ方でございまして、あの方が被害を受けられ、かつ一時は加害者とまでみなされたそのお気持ち、無念は、まことに察するに余りあるとよくわきまえておるところでございます。 そして、やはりこれからも、被害を受けら...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 ダム理論というのは、私は存じ上げておりません。 | ||
○野沢国務大臣 あくまで一般論という意味で御返事を申し上げたいと思いますが、委員御指摘のとおり、出版の自由の問題については、憲法二十一条の中で保障されておる権利、大変これは、その意味では重い権利だろうと思います。個人の権利として重要であるだけでなくて、いわゆる民主主義の基盤をなす...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 憲法の有権解釈は私のお仕事とは思いませんが、いずれもこれは大事な性格であり事柄でございますので、これの問題がぶつかるときには、これはもう個別具体的な、先ほど申しましたようなさまざまな条件を勘案して判断するべきことと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 これは、私がどっちが重いとか軽いとか言うべきことではないと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 意思決定のあり方については司法の場でもいろいろなスタイルがあって、全員一致のコンセンサス方式もございますし、まさに多数決によって、四十九対五十一というケースもあるわけでございまして、その辺につきましては、先ほど一か百かというお話もございますが、非常にこれはデリケー...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 憲法上の判断を私がここで云々することについては差し控えたいと思いますが、いずれにいたしましても、公権力がこういった出版の差しとめ云々の話に立ち入るということについての御見解は、いろいろな立場の御意見があろうかと思っております。これを司法全体の中でどういう判断が下さ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 もうこれは委員御承知のことでございますけれども、この関係については大変大事な最高裁の判例がございますが、いわゆる五十九年の大法廷の判決の中で、「行政権が主体となって、思想内容等の表現物を対象とし、その全部又は一部の発表の禁止を目的として、対象とされる一定の表現物に...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今回は、たくさんある出版物あるいは毎日流れているメディア、これの中で一私人からの訴えに応じてとられた措置ということでございますので、御心配はないかと思います。 | ||
○野沢国務大臣 これは、差別をするということはよくないと思いますし、あるいは、特定のものをねらい撃ちするということもよくないと思いますが、一般論として申しますと、その中で特に問題が出てきたときには、それに対して適切な対応をしなければならない、これもまた大事なことだと思います。 | ||
○野沢国務大臣 これは、それぞれクラブの皆さん方が自主的に決めておられるところもありますし、ルールをつくって運営していると伺っておりまして、別に公権力が介入して決めているというふうには解しておりません。 | ||
○野沢国務大臣 私どもの行っております政治の仕事あるいは行政の仕事をできるだけ広く国民の皆様に広報をする、そういう意味で図っている便宜の一つであるということでありまして、公権力によって制約をしているとか、そういうものには当たらないと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 私のところでは、そういったことは一切ございません。 | ||
○野沢国務大臣 御指摘のようなことが起こらないように今後とも心して取り組んでまいります。 | ||
○野沢国務大臣 よく調べてみます。 | ||
○野沢国務大臣 結果を見て考えます。 | ||
○野沢国務大臣 結果が出てみないとわかりません。 | ||
○野沢国務大臣 問題があれば御報告を申し上げます。 | ||
○野沢国務大臣 一般論として、これが適切でないということがもしあれば、その点については御報告を申し上げたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 委員初め法務委員会の御指摘を受けまして、法務省といたしましては、名古屋刑務所の具体的な対応策、さらには、行刑改革会議を立ち上げまして、その中で、すぐに解決できること十数件、さらには抜本的な改正を含めての取り組みを続けているところでございます。 刑務所の処遇のあ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 さようでございます。 | ||
04月01日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第7号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 倒産法制の全体的な見直しを開始しました平成八年十月の時点では、我が国の倒産法制は破産手続、和議の手続、会社更生手続、会社整理手続及び特別清算手続から成っておりましたが、これらの五つの制度につきましては、大正十一年に制定されました破産法を始めとしまして、制...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 大変、委員大事なところを聞いていただきました。 御指摘のとおり、この法律扶助制度というのが弱者救済という意味では大変意味がありながらも、予算の面からの制約を受けまして、申込みの数の方に対して十分なお手当てができないということで、大変現場では苦労してお...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 誠に大事なポイントであろうと思います。これから総合法律補助の制度もスタートする中で、委員御指摘のような形で、官側だから低額でどうのこうのということではなくて、民間の皆様のそういった献身的なサービス、それから各党がそれぞれ取り組んでおられるような制度もござ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 経済再生そしてまたこの国民の皆様の生活の確保、向上のためにいろんな施策をやっておりますが、そういった中で私も発言の機会、あらゆる機会を見て御趣旨のようなこの発言、繰り返して努めてまいるつもりでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回の見直しの中で、やはりその債権の扱いについて大きなやっぱり変化があったということは大事なポイントだと思います。税金の部分を一部格を下げるとか、あるいは労働債権を逆に格上げをするとかいうことで、現在の社会情勢、国民の皆様の御要請にできるだけ沿った形で扱...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この倒産の問題を今のような総合的な立場から御検討いただくことは極めて大事なことだと思います。まずはやはり基本として、経済の活性化を図るということが最もそのベースとして大事なことは御指摘のとおりだと、私も全くそれは同感でございます。 ただ、それを、いわ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私も、多重債務を負い苦しんでおります個人債務者の方々に対しまして、破産法等の法的手続を整備することと並びまして、今御指摘のように、適切な手続への道案内を行う相談体制が整備されることが極めて重要であると認識しております。 これまでも、弁護士会や各行政機...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私は、国務大臣を拝命する前には参議院におきます憲法調査会の会長を務めておりました。そのときに、議員連盟の方からの御要望もありまして、御推薦をいただき、ただいま委員御指摘の議員連盟の副会長を拝命しておりまして、これは大臣発令と同時に実は辞めたと思っておった...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のとおり、私も憲法擁護の第一番目のやっぱり仕事をしなければならない立場にあることは重々わきまえておりまして、今後ともそのような取組をしっかりしてまいるつもりでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 控訴をするか否か、これは関係機関と十分協議して進めるべきことということで、その報道があったことは私も承知しておりますが、まだこの問題、これからの取組でございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 正に、今回の破産法の正に全面これ改正といいますか、新しく提案していると言ってもいいわけでございますが、破産手続におきます経済的弱者に対する配慮という観点からどうなっているかということでございますが、まず労働者が有する労働債権のうち、第一に、未払給料債権に...全文を見る | ||
04月02日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第9号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 まず、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 国民の中から選任された裁判員が裁判官とともに刑事訴訟手続に関与することは、司法に対する国民の理解を増進させ、また、その信頼の向上に資するものと考えられます。そこで、この法律案は...全文を見る |
○野沢国務大臣 ただいま委員が御指摘になりましたとおり、国民が裁判官とともに刑事裁判に関与することは、司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に資するものであります。 すなわち、裁判員制度の意義は、広く国民が裁判の過程に参加し、その感覚が裁判の内容に反映されることによりま...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 我が国の現在の司法制度は、基本的には国民の信頼を得ているものと認識しておりますが、司法の果たすべき役割がより大きくなっていく中で、司法がその機能をよりよく果たしていくためには、国民的基盤をより強固にすることが必要であると考えております。 裁判員制度が導入され、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判員は、裁判官とともに評議し、有罪無罪の決定及び刑の量定につき、裁判官と同等の権限を持って判決内容の決定に関与していただくこととしております。そして、裁判員制度においては、裁判官と裁判員が相互のコミュニケーションを通じ、それぞれの認識、知識経験を共有することによ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判員制度の導入により、一般の国民に刑事裁判の過程に直接参加していただくことになります。その結果、委員ただいま御指摘のとおり、社会秩序や治安、あるいは犯罪の被害や人権といった問題について、それぞれの国民にもかかわりのある問題としてお考えいただく契機にもなるものと考...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判員は、有罪無罪の決定及び刑の量定については、裁判官と同等の権限を持って判決内容の決定に関与いたします。こうした判断の前提として必要な法的な知識や刑事裁判の手続については、公判審理開始前、公判審理の間、あるいは最終の評議等の場をとらえまして、裁判官から丁寧な説明...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 まず、裁判員制度の円滑な導入のためには対象事件を限定する必要があると考えております。そして、その範囲につきましては、国民の関心が高く、社会的にも影響の大きい重大事件とすることが相当であると考えたものであります。 そのような観点から、まず、最も重い法定刑が定めら...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 法律上は守秘義務の範囲は明確に規定されていると考えておりますが、ただ、委員御指摘のとおり、裁判員として参加する国民の負担を軽減し、その不安を取り除くためには、どのようなことは話してはいけないか、あるいはどの範囲であれば問題がないのかということをきちんと具体的に理解...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判員制度につきましては、これまでも広報を行いまして、近時、報道等で大きく取り上げていただいていることでありますが、国民の関心も次第に高まってきているように思われます。 しかし残念ながら、御指摘のとおり、現段階では裁判員制度に対する国民の御理解はまだ十分とは言...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 この裁判員制度がその役割を十分に果たすためには、委員御指摘のとおり、社会全体の理解と協力が不可欠であると考えております。そのような観点からいたしましても、この制度が十分機能するために、実施されるまでの間相当な期間をとってもおりますので、その意義や内容についての理解...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 被疑者に対する公的弁護制度の導入につきましては、まず、被疑者が弁護人の援助を受ける権利を実効的に担保できるということ、また、捜査段階から国選弁護人が選任されることによりまして、弁護人の早期の争点把握を可能にいたしまして、結果として刑事裁判の充実、迅速化を図るという...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今回の一連の司法制度改革の中で、この裁判員制度の導入は一番その中心的な存在ではないかと考えておるわけでございます。 この裁判員制度が、広く国民が裁判の過程に参加をいたしまして、その感覚が裁判の内容に反映されることによりまして、司法に対する国民の理解や支持が深ま...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 まず、評議の実効性の確保や、個々の裁判員が責任感と集中力を持って裁判に主体的、実質的に関与することを確保するという観点から、合議体全体の規模には一定の限度があり、十人に至らない程度が適当であると考えられるところでございます。 次に、裁判員制度の対象事件は、法定...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判員制度の導入は、司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に大いに資するものである、大変重要な意義がある制度と考えておるわけでございますが、他方、現在の裁判制度を考えてみると、基本的には国民の皆様から高い評価を得て今日まで来ておるということもまた私は事実であ...全文を見る | ||
04月02日 | 第159回国会 衆議院 本会議 第20号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 行政事件訴訟法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 現行の行政事件訴訟法は、昭和三十七年に制定されたものでありますが、近年においては、行政需要の増大と行政作用の多様化に伴い、行政による国民の利益調整が一層複雑多様化するなどの変...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 北川議員にお答えを申し上げます。 まず、司法制度改革の意義と行政訴訟改革の位置づけについてお尋ねがありました。 社会の複雑多様化、国際化等がより一層進展する中で、行政改革を初めとする社会経済の構造改革を進め、明確なルールと自己責任原則に貫かれた事...全文を見る | ||
04月06日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第10号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 刑事訴訟法第一条にも規定されているとおり、刑事裁判におきましては、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障を全うしながら、事案の真相を明らかにしまして、刑罰法令を適正、迅速に適用実現することが要請されております。また、裁判の遅延は、国民の刑事裁判への信頼を損なうこ...全文を見る |
○野沢国務大臣 刑事裁判の充実、迅速化のためには、真に争いのある点を中心としたむだのない充実した審理をできるだけ連続して行うことが肝要であると考えております。そのためには、公判前に争点を明確化した上で、その争点の判断のためにどのような証拠をどのような順序で取り調べるかといった明確...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 現行法令にも争点整理を含む公判前の準備に関する規定は設けられてはいるものの、司法制度改革審議会意見書でも指摘されているところでございますが、それらの規定は当事者の打ち合わせを促す程度のものにとどまりまして、実効性に乏しいことなどから、これまで、第一回公判期日から実...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 争点整理と各当事者の主張について、相手方がどの部分をどのように争うのかを明らかにすることを通じまして、両当事者の間で真に争いのある点を明らかにすることが大事でございます。 したがいまして、実効的な争点整理を行うためには、その前提として、検察官が公判期日において...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 まず、新たな証拠調べ請求を制限する制度を設けることによりまして、公判前整理手続において必要な証拠の取り調べ請求がなされることとなりますので、実効的な争点整理が行われまして、充実かつ迅速な審理の実現が担保されることになると考えております。 また、新たな証拠調べ請...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 検察審査会の議決に基づき公訴が提起されるものとすることによりまして、公訴権の行使に国民の感覚をより直截に反映させることができると考えております。 また、これによりまして、公訴権をゆだねられている検察官が独善に陥ることを防ぎまして、公訴権の行使をより適正なものと...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 検察官は、検察審査会の判断とは異なり、最後まで不起訴処分相当の意見であったわけですから、検察官が公訴の提起及びその維持に当たるものとするのは、審査申立人等を初めとする一般国民から見た場合、有罪に向けての十分な立証活動がなされるかどうかというその職務の公正らしさに疑...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 先日は、委員におかれましては、本会議場におきまして、この裁判員制度の導入に関する適切な御質問をいただきましたことを改めて御礼申し上げる次第でございます。 この法案は、一連の司法制度改革の中でも最も重要な一つと考えておりまして、司法制度が国民にとって身近なものに...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 刑の量定は、犯罪事実の認定ないし有罪無罪の判定に劣らず国民の関心が高い問題であると考えられます。国民の感覚を裁判内容に反映させまして、司法に対する国民の理解と支持を深めるという裁判員制度の趣旨を生かすためには、刑の量定にも国民が関与するのが相当であると考えたもので...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 本法案の第六条第二項は、裁判員の参加する合議体で事件を取り扱う場合におきまして、有罪無罪の決定と別の、量定以外の法令の解釈にかかわる判断、訴訟手続に関する判断は裁判官のみの合議によると定めております。したがいまして、これらの裁判所の判断については裁判官のみで行うこ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 法令の解釈に係る判断につきましては、専門的でかつ複雑な法律判断を要求される場合が多いことがございます。また、法的安定性の見地から、裁判所間の判断の統一性が強く要請されることも考えなければなりません。そこで、これは裁判官の合議によることとし、裁判員はこれについての判...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 訴訟手続に関する判断といたしまして、専門的で複雑な判断を要求されることがございます。また、裁判所間の判断の統一性も必要であると考えられます。証人尋問の際の当事者の異議の申し立てに対する判断や、被告人の身柄に関する決定などは、迅速な対応を求められる場合も少なくありま...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 先ほど申し上げましたとおり、法令の解釈に係る判断や訴訟手続に関する判断については、その性質にかんがみまして、裁判官のみで判断することとしております。 しかしながら、これらの判断についても、その内容によっては、裁判員制度の趣旨に照らしまして国民の感覚を反映させる...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判員の参加する刑事裁判の判決書につきましては、事案ごとに個々の裁判所がお決めになることでございますが、司法制度改革審議会の意見で御指摘があるとおり、判決の結論の正当性それ自体を示していることが極めて重要でございます。また、当事者及び国民一般に説明してその納得や信...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 被告人が裁判官のみによる裁判を求めることができるようにすることにつきましては、司法制度改革審議会の意見の指摘するとおり、裁判員制度そのものが、個々の被告人のためというよりは、国民一般にとって、あるいは裁判制度として重要な意義を有するがゆえに導入するものである以上、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 国民一般の感覚を裁判に反映させるという裁判員制度の趣旨からいたしまして、また、最終的に選任される裁判員の資質、性向に偏りが生じないようにするためにも、裁判員はできるだけ幅広い層の国民の中から選任されることが望ましいところでございまして、容易に辞退を認めることといた...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 審理を促進する意味で、連日的開廷の原則を定める刑事訴訟法改正法第二百八十一条の六の第一項、その適用対象を特に限定しておりませんので、刑事事件一般について連日公判を開かなければならないことが原則となります。 しかし、同項が「できる限り、」と規定しているとおり、連...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今回の刑事訴訟法の改正法案では、裁判所の訴訟指揮の実効性を担保するために、次に申し上げるような制度を設けることとしておるところでございます。 すなわち、第一に、弁護人が公判期日等に出頭しないおそれがあるときなどに、裁判所が当該弁護人とは別に国選弁護人を選任でき...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 即決裁判手続の趣旨は、争いのない簡易明白な事件について、裁判を簡易迅速に行うことによりまして、手続を合理化、効率化することにございます。 また、これによりまして、被告人が従来の手続よりも早期に裁判手続から解放され得るようになること、また、争いのある事件や裁判員...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 公的弁護制度の大幅な対象事件数の増加にどう実効的に対応するかというお尋ねでございますが、政府といたしましては、今通常国会に総合法律支援法案を提出しておるところでございます。同法案に基づいて設けられる日本司法支援センターが、契約により弁護士を確保し、司法過疎地域にも...全文を見る | ||
04月06日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 確かに、委員御指摘のとおり、包括根保証ということで再起ができないという経営者、多く見られるわけでございますので、この問題につきましては、一番、この日本の中小企業を主体とする経済構造の中で大事な私は融資制度の根幹を成す一つの制度であると思っておりますが、そ...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 破産に至った皆様が再起できるようにということで、今回のこの破産法についてはできる限りの手当ても考えたわけでございますが、委員御指摘のとおり、やはり何よりも破産に至る原因を除去していく、減らしていくということがまた非常に重要であろうかと思います。 この...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 また、最高裁判所にも本附帯決議の趣旨を伝えたいと存じます。 | ||
04月07日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第11号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 裁判員制度につきまして、これまでも広報を行いまして、近時、報道等でも大きく取り上げていただいているところでありますけれども、国民の関心も次第に高まってきているように思われるところであります。 しかしながら、残念ながら、御指摘のとおり現段階では裁判員制度に対する...全文を見る |
04月07日 | 第159回国会 参議院 本会議 第13号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 近年、外国人犯罪の深刻化に伴い、その温床とされる不法滞在者を大幅に減少させることが求められており、また、我が国に適法に在留している外国人の中にも不法就労活動を行った...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 千葉議員にお答えを申し上げます。 まず、外国人の受入れと不法入国の防止についてのお尋ねがありました。 現在、政府一体として水際対策の強化を行っており、厳格な出入国管理もその一環ですが、これはテロリスト等好ましくない外国人を我が国に入らせないための...全文を見る | ||
04月08日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第9号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 近年、外国人犯罪の深刻化に伴い、その温床とされる不法滞在者を大幅に減少させることが求められており、また、我が国に適法に在留している外国人の中にも不法就労活動を行っ...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 委員が今お述べいただきましたように、日本の将来の発展ということを考えますと、外国の皆様との共生共存、そして多様な違いというものに対する寛容性ということが今後の日本、これはもう世界にとっても必要なことと思いますが、違いを受け入れながらそこを共存し共栄してい...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 人権は、私は人間に与えられた自然権を基にいたしまして、それを各国がそれぞれ憲法あるいは関連の法案で具体化して保障をしているものと考えておりまして、これから、今までもそうですが、これからの私ども法社会を形成する最も重要な原則であると考えておるところでござい...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 大変重要な原則論からのお話でございますが、私に与えられている今最大の任務かつ緊急な任務は日本における治安の確保あるいは回復であると、かように心得ておるわけでございますが、その中でも特に外国人問題は大きな比重を占めておるわけでございます。 そこで、今、...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) アナン総長の御発言は、たしかEUに対する一つの御意見の中で関連して述べられたものと承知をいたしておりますが、アナン総長のこの御発言の趣旨は、EUが今後ますます発展をするには、もっと積極的に外国からの移民を受け入れながら、それを積極的にやっぱり活用していく...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 留学生、就学生の皆さんは、将来、日本とそのそれぞれの母国とをつなぐ重要な懸け橋となっていただく方々でございますので、私どもといたしましても、もう留学生十万人目標という目標も既に達成した中で、更にこの皆さんが入学が間に合うように、あるいは円滑にいきまするよ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、我が国の難民認定申請数は欧米諸国と比べて少ないのは事実でございます。 今、二〇〇三年のお話がございましたが、少しさかのぼって二〇〇二年でちょっと申しますと、ドイツが七万一千人、イギリスが八万六千人、フランスが五万一千人に対しまして...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 難民の数が少ないというのは、日本の難民審査の在り方が特別に厳しいのではないか、あるいは他国と基準が違っているのではないかと、こういうような御疑問を持たれることもあろうかと思いますが、それは私どもといたしましては、国際的な標準を取り入れました今のルールの中...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今お話がありましたように、現在、連絡調整会議という形で協力して取り組もうということは進んでおるわけでございますけれども、それじゃ具体的に、じゃどこの窓口へ行ってどういう御相談をしたらいいかと、こういう点については必ずしも十分ではないのではないかと、この趣...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私もあの判決を見て大変驚いたんですが、この判決をよく見ますと、これは内容的には国の勝訴ということになっておりますね、損害賠償に当たらないということでありますから。 御指摘の点について、国側としては、この本件参拝が、総理が私人として、公人でなくて私人と...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 同種の訴訟がほかにも出ていると伺っておりますが、それらの各裁判所の判断ではこの点については触れておられないのが大部分であると思います。その点についてあえて今回の裁判所が踏み込んだ判断をなさったと、その辺のところが御理解がいま一つということかもしれませんが...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 大変、私にとっても一番聞いてほしいところを聞いていただいたという思いでございます。 元々、日本の民族というのはどこから来たかと、またどんなルーツで人種的にあるいは文化的にあるいは民族的に成り立っているかということは、私自身も実は大変これまで関心を持っ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 残念ながら、今の国際社会の実情を見ますと、せっかく東西対立というような対立軸がなくなったところが、逆にそこから宗教とかあるいは民族とかあるいは部族、地域の利害とか様々な問題が出てきた中で難民という残念な事態が発生しておる。このためにこそ正に国連が機能せね...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 出入国管理と難民の世話をする難民認定行政が分離しているか、あるいは一元的かと、こういうことでございますが、もう委員先刻御承知のとおり、我が法務省は人権擁護の問題も取り扱っておりますし、入国管理もやっており、かつまた難民の問題についても取り扱っている。それ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回の改正の中で非常に大事な点は、今のこの第三者機関による審査を導入したと、ここが非常に大事ですが、それがいわゆる本当に第三者としての機能の、果たすかどうかと、こういうお尋ねであろうかと思いますが、やはり不認定処分を客観的なものにするためにもこの機関の機...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) あくまで参与員ということで、中における諮問機関ということでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) この要請にこたえる方向で、当面この措置を取ったものでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 先生方のこの御意見、十分尊重し、またその客観性を期待しているところでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 大変大事なことを最後に聞いていただきましてありがとうございます。 日本に対するイメージということを前段おっしゃいましたが、実は私も、別途、国として進めておりますビジット・ジャパン、日本においでになるお客様を、今五百万そこそこの方々を、近いこの五、六年...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 民主主義国家としての我が国は、基本的な人権を尊重する立場から、難民問題の解決につきましても積極的に取り組むことが期待をされておりますし、また我々も努力をしておるところでございます。 我が国は、昭和五十六年の難民条約の加入に伴いまして難民認定制度を設け...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 緒方さんのお話が出ましたが、私もこよなく実は尊敬しておるお一人でございます。緒方さんのこの行動につきましては、正に日本人の模範であり、誇りであると思っておりまして、私もその精神はもう十二分に体して今後とも取り組むつもりでございます。 お尋ねの入国管理...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 出入国管理行政におきましては、不適切な外国人を排除するだけではなくて、外国人の適切な受入れを図るための業務も併せて行っているところでございます。その意味でも、難民認定事務と出入国管理行政は密接に結び付いているということから、難民認定業務と出入国管理業務と...全文を見る | ||
04月09日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第12号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 まず初めに、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律案について簡単に御説明いたします。 国民の中から選任された裁判員が裁判官とともに刑事訴訟手続に関与することは、司法に対する国民の理解を増進させ、また、その信頼の向上に資するものと考えられます。そこで、この法律案は...全文を見る |
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、裁判員制度につきましては、制度の施行までに国民の十分な理解と関心を深めることが重要であると考えております。こうした観点から、これまでも新聞、テレビ等を通し、活用するなどして、積極的に裁判員制度の広報に努めてきたところでございます。 今後も引...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 国民の知る権利と裁判の公正さはいずれも重要なものと心得ておりますが、この適正なバランスを図る必要があると考えておりますが、ここまでが要するに表向きの議論でございます。 私の所感を一つ申し上げさせていただきますと、知る権利ももちろん重要、そして裁判の公正さも重要...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 本件につきましては、現在、事実関係を確認中でございますが、伝えられるように、自衛隊のイラクからの撤退をもくろんで日本人を人質にとったということであれば、まことに許しがたい行為であり、このように卑劣な犯罪行為に対しては国家として毅然とした態度で臨む必要があるとともに...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 まず何よりも、情報の収集が目下最大の急務であると考えております。 当省といたしましては、公安調査庁を初めとする調査機関もございますので、それらのスタッフを動員しまして、かつまた、政府においてきょう発足をいたしました対策本部の各機関から、できる限りの正確な情報と...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 昨今の国際テロ組織の動向やイラク情勢に照らしてみますと、今委員が懸念をしておられますように、さらにテロが頻発する可能性はあるものと認識をいたしております。 このような情勢を踏まえまして、これを未然に防止するためには、法務省といたしましては、先ほど申し上げました...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、この裁判員制度は、国民の感覚が裁判の内容に反映されることによりまして、司法に対する国民の理解と支持がより一層深まりまして、司法がより強固な国民的基盤を得ることができるという点で、大きな歴史的な意義を有する制度であると考えております。 | ||
○野沢国務大臣 私は、今副大臣からもお話がございましたように、現行の裁判制度、これはもちろん憲法に基づいて組み立てられておるわけでございますが、これは国民の皆様からこれまで相当信頼され、これに従って日本の法秩序が形成されてきている、それぞれの分野で実績と権威があったものと考えてお...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判員制度の円滑な導入のためには対象事件をある程度限定する必要があるということから、その範囲については、国民の関心が高く、社会的にも影響の大きい事件とすることが相当であると考えたわけでございます。 そのような観点から、最も重い法定刑が定められている罪として、死...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 まず、評議の実効性の確保や個々の裁判員が責任感と集中力を持って裁判に主体的、実質的に関与することを確保するという観点から、合議体全体の数には一定の限度がありまして、十人に至らない程度が適当であると考えたわけでございますが、今委員御指摘のありましたアメリカの陪審制度...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 日本の制度はいわゆるヨーロッパにおける参審制に似たところがあるわけでございますが、裁判官の方々とそれから裁判員とが対等に議論をして、その上で多数決でしっかり決めるという点は、やはり日本のこれまでの制度と新しく国民の皆様に道を開くという点でなじみが一番いいんじゃない...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 この人数の構成につきましては、各方面から御意見をちょうだいしているわけでございます。例えば、最高裁判所の判断とか、それから、司法制度改革におきます第三者機関といいますか、有識者意見での座長様の御意見、それから、各党ももちろん御意見を出していただいておりますし、日弁...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 やはり、罪を軽くしていただきたいとか、あるいは公正な裁判を受けたいとか、とにかく事実を明らかにして、それに伴うしかるべき処遇を受けるということにあるのではないかと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 そういうお話は聞いておりません。沈思黙考しておられるかどうかは、これはまた別でございますが。 | ||
○野沢国務大臣 確かに、同じ部屋で同じような事件を、こういうことでございますが、私どもは、そこで、年が違い、育ちが違い、そして物の考え方が違うからこそ、三人寄れば文殊の知恵ということもあるんじゃないかと思うわけでございます。 私自身は、三人の裁判はやっておりませんが、弾劾裁判...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判員の方々がいきなり来て話を聞いてわかるか、こういうこともあろうかと思いますが、だからこそ、私は、国民一般の皆様から任意に抽出された、選ばれた裁判員の方が、プロの裁判官の御意見に物を言う、質問をする、そして、納得をするかしないかはあろうかと思います。そこで、最終...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 現行の裁判所法というのは、裁判は過半数の意見によることとなっておりますから、裁判員が評決に加わる場合のみ、これと異なる評決要件を定めることは合理的な理由がないんじゃないかと思うわけでございます。したがいまして、本法案においては、裁判員制度においても裁判は過半数の意...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 この裁判員制度の法律につきましては、委員御指摘のとおり、まさに画期的な内容のものとわきまえておるわけでございます。 特に、国民の皆様に直接参加していただいて裁判を行うということの中から、裁判が今まで、とかく、専門家に任せればいいという意味で、高ねの花といいます...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 審議をまさに尽くしてお願いをするべく、私どもも連日出てきておるわけでございます。今後ますます内容をひとつ深度化させていただきまして、あらゆる御疑問にお答えをし、結果がいい形になりまするよう期待をいたしておりますので、どうぞひとつ積極的な御提言、御意見をちょうだいい...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 幅広く国民の皆様の感覚を裁判に反映させるというこの裁判員制度導入の趣旨からいたしますと、裁判員はできるだけ幅広い層の国民の中から選ばれることが望ましいわけでございます。 こうした要請から考えますと、これを制度的に担保するためには、辞退事由がない限り拒めないとい...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 まず、前段の御質問にございました、導入後さらに運用改善に努めるべきではないかと。これにつきましては、この裁判員制度のあり方につきましては、導入をした後も必要に応じまして見直しを行うことは当然のことと考えておりまして、実際に裁判員となった国民の皆様の御意見は、その意...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 大変、そもそも論、基本的な御質問をちょうだいいたしましたが、何のためにだれのためにということでございますが、これはもう国民の皆様の幸せのために、こういうことがまず基本だと思います。 そして、それであれば、憲法という基本法がございますが、現行憲法にも裁判に関する...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私は、被告の方にとっても、広く国民の皆様から選ばれた方々が参画して決めてくれたことであれば、なるほどと納得していただける結果が大数的には結果として出てくるんじゃないか、これを期待しているわけでございます。 したがって、当然、被告人の幸せにも私はつながることでも...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今回の刑事訴訟法の改正によりまして、証拠開示の時期、範囲等に関するルールを明確化するものとしておるところでございますが、証拠開示の要否をめぐって検察官と被告人側との間で紛議が生ずることも考えられます。そこで、中立公正な裁判所が証拠開示に関する裁定をするものとして、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判所は、検察官の判断の当否あるいは合理性の有無を審査するものではなくて、改めて法所定の開示の要件の有無を審査し、開示の要否を決するものでございます。 したがいまして、例えば新設の刑事訴訟法第三百十六条の十五に基づきまして開示請求がされている場合には、裁判所は...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、検察官の役割というのは非常に重要な役割を現在でも占めておりますが、今度の制度におきましてもこれは変わらない重要な立場をやはり有していると考えるわけでございまして、検察官は公益の代表者であり、法改正により新たな証拠開示の制度が設けられますと、その...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 検察官による証拠開示は、あくまでも現に係属する被告事件について、十分に争点を整理するとともに、被告人・弁護人が訴訟準備を十分に整えることができるようにするために行われるものであります。 そして、開示証拠の複製等が本来の目的以外の目的で第三者に交付されるなどする...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 検察官による証拠開示は、現に係属する被告事件について、十分に争点を整理するとともに、被告人・弁護人が訴訟準備を十分に整えることができるようにするために行われるものでございます。このような証拠開示の趣旨にかんがみ、今回の法案では、当該被告事件の審理及び当該被告事件の...全文を見る | ||
04月13日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第13号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 ただいま委員はジュリアーニ前ニューヨーク市長さんの件をお引き合いに出されましたが、実は私も、ジュリアーニ市長さんが就任当時、犯罪を激減させたという、かの破れ窓理論の適用等によりまして大変な実績を上げられたということについては大変実は敬意を表しておる一人でございます...全文を見る |
○野沢国務大臣 御趣旨のとおり、できるだけ多くの国民の皆様に御参加をいただくということがこの制度の一つの基本になっていることは私も同感でございまして、今御指摘の各項目の事項につきましては、実施の過程の中で十分配慮しながら改善を図っていく必要があろうかと思っております。これは何も二...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判員制度の趣旨にかんがみまして、幅広い国民の皆様に裁判員になっていただくことは極めて重要であると考えております。 さまざまな事情を抱えております一般の国民が裁判員として参加しやすくするためには、ただいま委員御指摘のように、いろいろな制度を活用いたしまして、こ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 新しい制度でございますので、今委員御指摘のようないろいろな視点から、施設の充実もございましょうし、あるいは介護の制度を活用した人的な支援もあろうかと思いますし、それから今御指摘の資金あるいは予算上の裏づけ、こういったあらゆる面から、この制度の構築に向けてこれから具...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 基本的人権の保障というのは、現行の日本国憲法において国民主権あるいは平和主義と並んで重要な柱であると考えておるわけでございまして、これについて何ら今回の法案がもとるということではないと思っております。 裁判員制度のもとで憲法上の被告人の権利が不当に制限されるよ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 そのような内容になっていないものと考えておりまして、考えに考え、審議を尽くして、ベストの案を御提案しているつもりでございます。 | ||
○野沢国務大臣 国会における審議の結果は尊重させていただくつもりでございます。 | ||
○野沢国務大臣 冒頭ちょっとかたくなりますけれども、刑事裁判の目的については、刑事訴訟法の第一条にも規定されておりますが、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障を全うしながら、事案の真相を明らかにして、刑罰法令を適正、迅速に適用実現することにある。ちょっとかたい御答弁で恐縮です...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判の基本かと思いますが、これは改めて申し上げるまでもなく、何よりもまず、この迅速化あるいは充実化という前に、真実を明らかにするという、この前提が最も私は基本であろうと思います。 真実を明らかにするためには、やはり被告の言い分、原告の言い分、あるいは検事さんの...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判を速く行うためには、やはり何といっても、証拠が十分出そろっている、あるいは両者の主張がはっきり出てくる、いわゆる裁判前の整理手続をしっかりやるということは、極めてこれは裁判迅速化には効果的でもありますし、また、その事実を事前に明らかにすることによって真実もおの...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 法律の書きぶりとしてどちらがいいかということもあろうかと思いますが、やはり私ども、これからこの制度を新しく運用していくに当たりまして、あらゆる事態にできるだけ適用可能な表現をとっておくことが大事ではないかと思うわけでございます。 私も、いろいろな法律をこれまで...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判員制度の導入の目的というのが、まず、わかりやすくするということ、それから、公平に公正に行うということ、また、委員再三御指摘のように、迅速に行うという、この三つが非常に大きなやはり要素であろうと思います。 その意味からしても、証拠の開示というのは事前にそろえ...全文を見る | ||
04月13日 | 第159回国会 衆議院 本会議 第23号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 首藤議員にお答えを申し上げます。 まず、憲法に規定されている人権と武力攻撃事態において守らなければならない人権とは、全く同じものか、異なったものかとのお尋ねがございました。 一般論として申し上げれば、憲法が国民に保障する基本的人権は、第十一条にお...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 長島議員にお答えを申し上げます。 報道の自由を初めとした基本的人権の尊重について、さらなる詳細な規定を緊急事態基本法に盛り込む意思があるかどうかとのお尋ねがありました。 法務省は、緊急事態基本法を所管するものではなく、お答えする立場にありませんが...全文を見る | ||
04月13日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第10号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のとおり、この違憲という判決が出たわけですが、詳細伺ってみると、これは損害賠償ということが主訴になっておるということからいたしまして、これはもう国の方の主張が認められて退けられているということからいたしますと、これについて私どもが控訴する立場にはな...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) この靖国参拝というのは小泉総理の段階で始まったものでなくて、戦後一貫して問題になってきた課題でありまして、これについてのそれぞれのお立場から検討がなされてきた結果、私的参拝ということであれば憲法に抵触するというに当たらないということも事実上定着してきたこ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今後の行き方につきましては、これはあくまで総理御自身の御判断に係るものでございますし、この福岡地裁の判断は、あくまでこれは一つの意見ということで出されておりますが、傍論という立場で出されたことに変わりはございませんから、これによって束縛されるということに...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 治安確保のために不法滞在の方を半減するということは、とにかく今の日本の治安を改善するためには不可欠の私は仕事ではないかと。これは昨年の末に安全対策の閣僚会議で行動計画としても認められ、その方針を今進めておるわけでございますが、更にそれを徹底するために具体...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回の改正で、まずやっぱり私どもが心掛けますのは、現在いる二十五万人に対してどのように対応をしたらいいかと。そして、その上で正しい手続と正しい在留の資格その他が条件として満たされた段階で、さらに将来の問題として大勢の外国のお客様をお迎えしたり、あるいは資...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、今回は、今までの入管のルールだけではどうしても不法滞在を食い止めることがうまくいかない、あるいは十分にいかないということの中から議論を重ねまして、幾つかの施策を併せ行い、そして先ほどから申し上げておりますが、まず水際で食い止める、そし...全文を見る | ||
04月14日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第14号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 総合法律支援法案について、その趣旨を御説明いたします。 我が国においては、内外の社会経済情勢の変化に伴い、法による紛争の解決が一層重要になっております。この法律案は、このような状況にかんがみ、裁判その他の法による紛争の解決のための制度の利用をより容易にするとと...全文を見る |
○野沢国務大臣 関係方面とよく打ち合わせをしまして、そのようなことにならぬような配慮をこれからしてまいりたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 国民が裁判官とともに刑事裁判に関与することは、司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に資するものと考えております。すなわち、裁判員制度の意義は、広く国民が裁判の過程に参加しまして、その感覚が裁判の内容に反映されることによりまして司法に対する国民の理解や支持が...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 前回、委員からの御注文もございまして、早速調べていただいておりますが、これまででわかったところについて御報告を申し上げたいと思います。 法務本省におきましては、特定の報道機関を出入り禁止にするようなことはなかったというふうに承知をいたしておりますが、東京地検等...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 法務本省は私の在任中についてのお話でございますが、東京地検の方では、昨年の、十五年六月からことしの三月末まで、こういうことでございます。 | ||
○野沢国務大臣 当法務委員会で年金問題について答えることがふさわしいかどうか、私は、考えますと、ここでプライバシーにわたることを申し上げることは差し控えたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 これは当然、義務でございますが、それも、しかし年金の各種法令の定めに従って払うべきことと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 国民の義務は当然果たしておりますが、年金の詳細については、プライバシーにわたりますので、差し控えさせていただきます。 | ||
○野沢国務大臣 この貴重な法務委員会のこの場をかりてお話しするにふさわしい話題と考えておりません。年金の問題につきましては、お答えを差し控えさせていただきます。 | ||
○野沢国務大臣 覚えております。 | ||
○野沢国務大臣 私は、そういったことは知らないということをまず申し上げたはずでございます。 その後で、沈思黙考しているのではないかと思われますということは申し上げました。 | ||
○野沢国務大臣 私も、法務の仕事は今回初めてなものですから、この点につきましては、また機会を見まして刑事裁判の現場を拝見させていただくつもりでございます。 | ||
○野沢国務大臣 もうこの問題につきましては、私のみならず、それぞれの立場におきます専門家の皆さん、学識経験者の皆さん、国民の皆様の声を聞いた上での法案提出でございますので、この点についてはいささかも問題ないと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 本件は、小泉総理の平成十三年八月十三日の靖国神社参拝により、精神的損害を受けたとする原告ら二百十一名が、国に対し、国家賠償法一条一項に基づく損害賠償を求めたものと承っておりますが、この判決につきましては、原告らの請求はいずれも棄却ということでございまして、国側の勝...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 この違憲判断ということでございますが、これは、総理はあくまで私人としての立場で行ったものと主張していらっしゃいまして、この主張が認められなかったことは遺憾だと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 いかなる個人であろうとも、公人あるいは私人、これは、やはり憲法で認められた基本的権利であると私は考えております。 | ||
○野沢国務大臣 人権条項でございます。 | ||
○野沢国務大臣 後ほど検討しまして御連絡します。 | ||
○野沢国務大臣 これは先ほども、冒頭申しましたように、国家賠償法に基づく訴訟ということでございますので、法務省が窓口になることは当然であると考えております。 | ||
○野沢国務大臣 この詳細は、私、存じておりません。 | ||
○野沢国務大臣 これは、総理が神社に参拝する、こういったことは、私的参拝としてこれまでも行われてきたことでございまして、既に慣行として定着しているものと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 例えば、お正月にお伊勢参りに行く、こういったことも一つの例でございます。 | ||
○野沢国務大臣 詳しく申しますと、昭和五十三年十月十七日の参議院内閣委員会におきまして、「神社、仏閣等への参拝は、宗教心のあらわれとして、すぐれて私的な性格を有するものであり、特に、政府の行事として参拝を実施することが決定されるとか、玉ぐし料等の経費を公費で支出するなどの事情がな...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 確かに、犯罪被害者の皆様に対する救援措置、支援措置、これが十分でないということは私どもも重々感じておるところでございますが、これまで、今委員御指摘のような救済措置にかかわる警察庁あるいは検察庁の手当てにつきましては、この制度を逐次改善しながら取り組んできているとこ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 確かに委員おっしゃいますように、交通事故と犯罪の被害者で大変な給付に格差があるということは、事実あろうかと思います。 これらの対応につきましては、今後の御議論の中で、どのような姿が最も適切であるか、また救済として効果があるのか、各方面の御議論をちょうだいしなが...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 犯罪被害者の補償については、本来これは加害者に責任を持たせるのが一義的に重要かと思いますが、その加害者が賠償能力あるいは支払い能力がない場合にさあどうするか、こういう問題だろうと思います。その意味で、国がどこまで責任を持つべきか、あるいは持てるのか、こういったこと...全文を見る | ||
04月15日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第11号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 法務省の入国管理局におきましては、これまでも公正中立を旨といたしまして難民認定業務を実施してきたものと承知をしているところでございますが、今回の改正案では、現在の行政上の不服申立て制度を前提としつつも、審理、判断の公正性、中立性をより一層確保するため、法...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 不法滞在者に対して在留特別許可等によりその在留を認めるか否かにつきましては、これまでは個々の事案ごとに在留を希望する理由、家族状況、生活状況、あるいは素行、内外の諸情勢、その他諸般の事情を総合的に考慮して運用してきたところであります。今後、委員を始めこの...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私はといいますか、政府はと言ってもいいと思いますが、日本のこれまでの発展それから将来の発展を考えますと、諸外国との良好なお付き合い、出入国を含め、これも健全な関係がどうしても必要でございますし、これはますます拡大強化されるべき方向であると、こう考えており...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私も法務省へ参りましたときに、いわゆる不法滞在あるいは不法残留、こういった皆様方がどこで何をしているのかよく分からないということもございまして、外国人登録という制度がしかも十全には機能していないということを考えますと、これはやはりできる限りそういった皆様...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 我が国は、難民認定手続と退去強制手続とはそれぞれ別個独立の手続でございますが、退去強制事由に該当する者については、従来から難民認定手続が行われている場合であっても、退去強制手続をこれと並行して行っていることは委員御承知のとおりでございますが、この場合、難...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 電子公告制度の導入のための商法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、高度情報化社会の進展に対応して、株式会社等がインターネットを利用することにより公告を行うことを可能とする電子公告制度を導入するとともに、株...全文を見る | ||
04月16日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第15号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 杉浦委員におかれましては、法務行政あるいはこの法務の委員会におきまして、大変見識ある御発言を再々ちょうだいいたしておりまして、本席をおかりしまして御礼を申し上げる次第でございます。 今回の司法制度改革の趣旨は、基本的には今までの、やや国民の立場から見ますと雲の...全文を見る |
○野沢国務大臣 これは、条文というよりも、独立行政法人に関する政府方針という中で読める事柄でございまして、趣旨としては、当初申しましたとおり、やはり民間のマインドで運営されるということが一番大事ということからしましても、ここは非常に重要な部分であると考えております。 | ||
○野沢国務大臣 これは、他省庁につきましても、政府の方針の趣旨に従いまして、特に中央省庁からの幹部の天下りというようなことが出てこないような、そんな批判を受けないような、適正な人事をしなければならないと思っております。 | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のように、総合法律支援構想の運営主体になります日本司法支援センターは、これまで法務省において予算を確保してまいりました、今お尋ねの民事法律扶助事業関係の業務に加えまして、法による紛争解決制度の有効な利用に資する情報提供の充実強化の業務、また国選弁護人の選...全文を見る | ||
04月20日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第16号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 まず、弁護人の立ち会いの件の方を私の方から申し上げますが、各国の状況につきましては、それぞれの捜査のあり方そのものが基本的に、構造的にも違うことがございますので、我が国の立場については今御説明を申し上げたいと思いますが、我が国のルールでは、被疑者につきましても、弁...全文を見る |
○野沢国務大臣 裁判員制度の導入に伴いまして、裁判員にわかりやすく迅速な審理が行われるようにすることは極めて重要であると考えております。 しかしながら、取り調べ状況の録音、録画等については、司法制度改革審議会意見においても、刑事手続全体における被疑者の取り調べの機能、役割との...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 現行の勾留制度は、被疑者、被告人の身柄を拘束することによりまして、その逃亡及び罪証隠滅を防止しようとするものであるところでございます。 刑事訴訟法では、被告人が罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由がある場合など保釈制限事由がある場合を除いて、保釈を許さなけれ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 犯罪の被害を受けた方や遺族の方は、突然の不幸に大きな肉体的、精神的負担を受けまして、みずからの利益の保護や権利の実現のためにどうすればよいか途方に暮れてしまうのが実情ではないか、これは委員が重ね重ね御指摘をいただいているところでございます。 本法案では、日本司...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 この法案を具体的に実施していくためには、委員御指摘の視点は大変大事なことと思いますので、私も、直接伺う、あるいはまた団体の代表者の方から伺う、あるいは裁判の現場を見学し判断する、いろんな方法でこれからアプローチしてまいりたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 日本司法支援センターにおきましては、法による紛争の解決に必要な情報やサービスの提供が受けられますよう、相談窓口における相談受け付けあるいは情報提供などの業務を行うと同時に、国の機関を含めて、関係する機関、団体との間の連携の確保及び強化を図ることを業務としております...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 まず、方針の問題として私の方からお話を申し上げたいと思いますが、いわゆる司法過疎の問題を解消することは、国民に身近な司法を実現する上で非常に重要であると考えております。 そこで、支援センターの事務所配置等に当たっても、各地のニーズや地理的条件などの地域の実情に...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 全体像がだんだんはっきりしてまいりますので、これに基づきましてしっかりした積算を行いまして、手順よく予算を確保して、この事業の遂行に支障ないようしてまいるつもりでございます。 | ||
○野沢国務大臣 私は、この司法制度は、まず理念、原則が確立され、そして具体的な法律が成立する、そしてそれに基づいて、いかにして人的、物的、あるいは運用上の経費を含めての経費がついてくるということでございますが、この司法制度改革は、まさに総理が本部長となり、全関係閣僚挙げて取り組ん...全文を見る | ||
04月20日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第12号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 現行法上、株式会社の公告方法として認められているのは、官報と時事に関する事項を掲載する日刊新聞紙の二つでございます。これらはいずれも紙媒体でありますことから、公示内容は原則として一回しか掲載されず、掲載された日の紙面を見逃すと当該公告があったことを知らず...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 公告は会社がその情報を株主、債権者、投資家等の国民に広く伝達するための方法でありますが、この法律案は、会社の公告を現代の高度情報化社会の根幹を担う情報通信技術であるインターネットを利用した電子公告という方法によって行うことを許容するものでございます。 ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 大事な問題でございますので私の方から申し上げたいと思いますが、御承知のとおり、天下りには種々の弊害があることはもう指摘されているとおりでございますが、新たに電子公告制度を導入するに当たって調査機関を天下り先として利用することは、小泉内閣がもう当初から主張...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、この調査機関の在り方がこの法案を本当に便利なもの、有効なものにする一つの決め手になるんじゃないかと私ども考えておりますが、そのために、この商法の第五章、「電子公告調査機関」というところで全面的にもう書き換えて新しい考え方で対応している...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 企業の不祥事を含めまして、会社の取締役がその任務を懈怠して会社に損害を与えた場合には、その損害を回復するために取締役の責任を適切に追及する必要があるわけでございます。取締役の責任を追及する訴えは本来会社が当事者として行うべきものであり、監査役その他訴訟に...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 国際捜査共助法及び組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 近年、外国人による凶悪事件が多発するとともに、国境を越えて敢行される犯罪が増加しておりますが、このような事態に有効に...全文を見る | ||
04月21日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第17号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 報道があったことは存じております。 |
○野沢国務大臣 個別の問題については、私から言及するのは差し控えたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 今委員御指摘のとおり、平成十四年三月に閣議決定されました司法制度改革推進計画は、民事法律扶助の拡充、それから司法の利用相談窓口の充実、さらには情報提供の強化、被疑者、被告人の公的弁護制度の整備、また法律相談活動等の充実を規定しているところでございます。これらはいず...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 お答えをいたします。 全国的に充実した弁護活動を提供し得る体制を整備するために、支援センターにおいては、常勤の者を含め契約により弁護士を確保することとしております。その上で、支援センターは、裁判所等の求めに応じまして、契約により確保した契約弁護士の中から国選弁...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、支援センターの業務運営に当たりまして、理事長の果たすべき役割は非常に重要であると考えております。 本法案におきましては、理事長の選任に関しまして、支援センターが行う事務及び事業に関して高度な知識を有し、適切、公正かつ中立な業務の運営を行うこ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 お答え申し上げます。 支援センターが業務を開始するまでには、設立に関する事務に加えまして、事務所の設置、職員の採用等に関する事務など、相当の準備作業が必要となります。法律が成立した後に一定の準備期間が必要であると考えておりますが、現在のところ、平成十八年度中に...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 参議院に行ってまいりまして、ちょっと失礼をいたしましたが、一番まとまったところで御回答を申し上げたいと思います。 総合法律支援構想につきましては、司法を国民により身近なものにするために、民事、刑事を問わず、あまねく全国において、法による紛争の解決に必要な情報や...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 かねてから委員大変御熱心にこの司法過疎問題に取り組んでおられることにつきまして、敬意を持っておるものでございますが、このいわゆる司法過疎の問題を解消することは、国民に身近な司法を実現する上で非常に重要な課題であると考えております。 そこで、支援センターの事務所...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 被疑者段階と被告人段階とを通じ一貫した弁護体制を整備することが今回のこの法案の中で新たに加わったことは、大変意義のあることと思いますが、まず、被疑者、被告人が弁護人の援助を受ける権利を実効的にまず担保すること、また充実し、かつ迅速な刑事裁判の実現を可能にするという...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御心配のような絵にかいたもちにとどめてはならないわけでございます。そのためには、御指摘のとおり、裁判員制度の運営に当たって、国民の皆様の理解と協力が不可欠である、これがまず大前提であろうと思います。 したがいまして、今後さまざまな機会を通じまして、裁判員制度の...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 閣僚の大先輩として、また国会における先輩議員として、いろいろ忌憚ない御意見をちょうだいして、何とか御答弁を務めたいと思っておりますが、よろしく御指導をお願いいたします。 今お話のありました情報局をということでございますが、まさに、現在の政治を進めるために最もや...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 この司法刑事の問題に入る前に、何よりも、このたび三人の日本人の方々、それから、引き続き二人の方々が無事解放されたことにつきまして、政府はもちろん努力をいたしましたが、国民の皆様、議会の皆様、そして、それを受けていただいたイラクの関係者の方々の御好意によって問題が解...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 これは、自衛隊の内規に従いまして、やはり今御指摘のような警務官の方々のお働き、さらにはそれぞれの上司なり関係者のお力によって当事者を把握いたしまして、私どもの方に移送していただく、そういうことの中から問題が始まると解しております。 | ||
○野沢国務大臣 私の経歴につきましては今委員御指摘のとおりでございまして、それに従いまして適切に処理をしておりますが、年金その他の詳細につきましては、プライバシーにわたりますので差し控えさせていただきたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 最初申しましたとおり、私の経歴に従って適切に処理をしているというとおりでございまして、詳細は、私も銭金は余り得意な方ではありませんので、これは御勘弁いただきたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 今、委員、いみじくも御指摘いただきましたように、資産公開その他、すべてルールどおり御報告いたしておりまして、この中で適切な処理をしている、こういうことでございます。 | ||
○野沢国務大臣 私も、法務大臣になったのが法務行政に携わった最初でございますが、これまで私の経歴の中で、もう二十年以上になりますけれども、名古屋の新幹線公害訴訟において証人として呼び出されまして、相当詳細にわたって長時間油を搾られたことがございます。これが初めての経験でございまし...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私は、法務大臣を拝命いたしましたときに、小泉総理から三つほど特命事項をちょうだいしていまして、その第一が、司法制度改革をしっかりやってください。それからもう一つが、治安が大変悪くなっている、昔は日本は世界一安全な国と言われていたにもかかわらず、最近の状況を見ると坂...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 もう既に通っております住基ネットの法律が五年の準備期間を要していると承知しております。 | ||
○野沢国務大臣 この法律が具体的に実行されるための条件が幾つかあろうかと思います。まず第一は、国民の皆様にこれが周知徹底して理解されるということ、そして、大方の国民の皆様が、なるほど、これはおもしろい制度だ、自分たちのためになる、積極的に参加しよう、こういうマインドをつくっていた...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 どうしても五年かけろということではなくて、五年以内、準備でき次第という理解でおりますので、それは、一日でも早く実行できるように、さまざまな準備を整えながら、御理解をいただいていくつもりでございます。 | ||
○野沢国務大臣 日本にも陪審制度というのが昭和の三年から十八年まで一時期あったことは、もう委員御案内のとおりであろうかと思います。 今回導入しております裁判員制度というのは、諸外国の陪審制度や参審制度も参考にしながら、いわゆる特定の国の制度をそのままコピーするということではご...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 何よりも、まずこの法案を通しました後には、直ちに政令の検討、さらには、さまざまな規則に決定をゆだねておることがございますので、これの準備をしてまいらなければならない。あわせまして、やはり先ほど申しましたような、裁判員制度を導入するに当たりましての施設の整備、さらに...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 刑事事件を今対象といたしておりますが、これによってこの制度そのものの検証を進めながら、さらにその先、民事、商事をどうするかという点については、今後の課題として御検討いただくようにしていかなきゃいかぬかと思っております。 それから、二年、三年ということは、私ども...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 一概には申せませんが、裁判の大部分はやはり数日程度で終結する、そのことを前提としてこれを設計しておるわけでございますが、今委員御指摘のとおり、二年も三年もかかりそうな事案ということになれば、これについてはどういうふうに処理をするか、具体的にその事案を見てそれぞれ裁...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 まず、やはり裁判員制度を導入する前提としては、裁判官と裁判員が対等の立場で議論を重ね、評議をいたしまして、そして多数決で決めるということがあるわけでございます。 この多数決決定につきましては、裁判所の中でも一般的に行われていることでありますので、裁判員制度を導...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今委員御指摘のところは、司法制度改革審議会の中でも御議論があり、それから改革本部においても随分とこれは議論を重ねてきた課題でございます。やはり家庭の事情とか、あるいは病人がいるとか、あるいは勤めの関係でどうしても自分がいなければ会社が回らないとか、これはなるほど、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 やはり、委員御指摘のとおり、公平な裁判が法に基づいて行われることが何よりも大事なことと考えておりますが、法案では、このような公平な裁判を保障するために、以下のような手当てをしております。 まず第一に、事件関係者や不公平な裁判をするおそれのある者などを裁判員に選...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 各般にわたって大変詳細な対案あるいは修正案をお出しいただいていることについては敬意を表するものでございます。十分、この委員会の中において御議論をいただいた上でその結果が出ました場合には、私どもはそれを尊重してまいりたいと思っております。 | ||
○野沢国務大臣 まさに委員御指摘のとおりと思いますが、やはり裁判が、人が人を裁く、もちろん法律とルールによって裁かれるわけでございますが、生きている人間ということで、当然そこには感情が入り、そしてそれが表情にあらわれ、そしてまた言動にそれが反映されるということで、やはりこの裁判制...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 そういった書類の整理あるいは証拠の検証、そういったものをできるだけ事前に処理をした上で、これには相当時間がかかるかと思いますが、今委員御指摘のように、裁判はまさに生身の人間の、被告人のやはり一挙手一投足は非常に大きな影響を受けると思いまして、現場における判断、これ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 裁判の命の一つである公平さということ、真実を明らかにするという点からしますと、やはり法とそれに必要な証拠、これを丹念に検証する中で真贋が明らかになっていくということはこれまた間違いない事実であろうと思います。加えまして、やはりそれに携わっております関係者、そして特...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 被疑者の立場というのは、私は、やはり大変、状況として孤立したり、あるいは孤独であったり、そしてまた、あるいは反省もあろうかと思いますが、立場として非常に弱い立場にあることは否めない事実だろうと思います。 したがいまして、弁護士の方に相談をするという権利あるいは...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 大変大事なところをお聞きいただいておりますので、法律の趣旨と、それから今お尋ねの疑問点についてのお答えを申し上げたいと思いますが、総合法律支援法案、今回の法案は、国選弁護人の選任に関する業務を行う日本司法支援センターの主務大臣を、私、法務大臣としておるわけでござい...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私、弁護士さんの使命そのものがある意味で対権力について人権を擁護するという崇高な使命を持っているわけでございますから、それに照らして、委員御心配のような事態にはならないと考えておりまして、国家の関与については最小限で進めなければならない、そういう理解で進めておりま...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 一万人という数字も実は相当なものだと思いますが、二十三は、なかなかよく考えて、結果としてこうおさまったのかなと、なかなかいい数字だと思います。 | ||
○野沢国務大臣 大事なポイントでございますので、現行の保釈のあり方を含めて少し御説明申し上げたいと思いますが、勾留の制度は、被疑者、被告人の身柄を拘束することにより、その逃亡及び罪証隠滅を防止しようとするものでございます、これはもう委員御承知のとおりでございますが。現在の刑事訴訟...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 やはり治安を維持する、あるいは法の趣旨、ルールを守るということ、そして、現実にそれによって拘束されているという事実、これらの総合判断が、先ほど委員が御指摘ありましたような数字になって結果としてあらわれているわけでございますが、このあり方という点について言えば、でき...全文を見る | ||
04月22日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第13号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) お答えいたしますが、今回の法改正によりまして、条約を締結する米国との関係におきましては、外務当局を介さずに中央当局間で直接共助の要請及び証拠の提供を行うことができるようになりまして、今までより迅速に共助を実施することが可能となります。 また、共助の要...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 今回の法改正によりまして、米国のみならず、米国以外の国との間でも同種の刑事共助条約を締結していく土台が整うことになるわけでございます。日米刑事共助条約の締結後は、各国との間の刑事共助に関する条約の締結に積極的に取り組んでいきたいと考えております。 今...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 政治献金の扱いについては、ルールに従いましてきちんとやってきたつもりではございますが、今改めてお尋ねということでございますので、きちっと調べまして対応したいと思っております。 私の記憶では、そういった事実はないと考えておりますが。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私の経歴からいたしますと、この国民年金の問題については該当しない立場であると思いますが、詳細につきましては、プライバシーに属することなので差し控えさせていただきます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) アメリカとの関係は、戦後五十年以上を掛けまして、経済、社会、そして法律、外交、あらゆる面での信頼関係を築き上げてきた上で今日の捜査協力、共助と、こういう段階に到達したわけでございまして、前提としてこの種の協力体制を組むためには、それぞれの国に対する一般的...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、改正法は双罰性がない行為であっても条約の別段の定めがあるときは共助を実施し得るということになっております。そのような行為につきましても、証人尋問や捜査、差押えなどが法律上は可能となります。しかし、双罰性がないということは、我が国の法令...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 労働審判法案について、その趣旨を御説明いたします。 社会経済情勢の変化に伴い、個々の労働者と事業主との間における労働関係に関する民事紛争が増加しており、その迅速かつ適正な解決を図ることが求められております。この法律案は、このような状況にかんがみ、個別...全文を見る | ||
04月23日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第19号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 本法律案については、政府としては反対でございます。(発言する者あり) |
○野沢国務大臣 ただいま可決されました裁判員の参加する刑事裁判に関する法律案及び刑事訴訟法等の一部を改正する法律案のそれぞれに付する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。また、最高裁判所にも本附帯決議の趣旨を伝えたいと存じます。 ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員がかねてから私の郷里、本当にこれは過疎地でございますが、これを含めまして大変な御努力をいただいていることを感謝いたしておりますが、この法案の趣旨は、まさにそういった過疎地についてもかゆいところに手が届くというところに非常にいい意味があると思っております。巡回を...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今委員から、司法制度改革の本質的な意義、目的等について御意見をいただきましたが、私が昨年、法務大臣を拝命いたしますときに、小泉総理から特命をちょうだいしておりますが、その第一が、司法制度改革を推進してほしいということでございました。自来、半年間、努力をしてまいりま...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 ただいま委員がこの司法制度改革のそもそもの御提案者の一人として、この淵源をたどっていただきました。そのお話の中でもございましたように、これからの日本の社会のあり方をしっかりと見据えまして、まさに自由な国民の皆様の活動を保障しながら、そして、しかし、結果責任をしっか...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今御審議をいただいております法案は、今委員御指摘のとおり、さまざまな問題をまだ内包しておりまして、これを実施に移していくためには、具体的にこれを、規則あるいは政令を含めた実行のための段取りをしっかりと整える必要があろうかと思います。そしてまた、それを支えてまいりま...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 まさに委員御指摘のとおり、この制度が国民の皆様に受け入れられて定着していくためには、今の大人だけが理解するというわけではもう不足であると思います。学校の教育の段階から、そして、逆に日常生活を法的なマインドで処理をしていくという習慣、慣習が本当に身につくような形で定...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今、委員が日本の社会の根本的なマインドの問題についてお触れになったわけでございます。 私も、日本の社会は、いわゆる聖徳太子が言った十七カ条憲法の第一にございます、和をもってとうとしとなすといった伝統のもとに、比較的違った価値観に対する寛容性というものが日本文化...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員、今大変力を入れて御説明いただきましたとおり、日本の今日までの発展は、資源がない、エネルギーがないという環境の中で、まさに知的財産の積み重ね、そして物づくりによって世界に日本人の英知がそれぞれ貢献できたということにあると思いますが、実態を見てみますと、なかなか...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 大変遺憾な事件が発生をいたしておりまして、政治に対する国民の皆様の信頼を損なうということになりますと、まことに残念なこととわきまえております。 私ども政治に対する、国民の皆様が本当に御理解をいただき、御信任をいただく。私は、何よりも政治家として心がけるべきこと...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 個別の事件につきましてのコメントは控えたいと思いますが、いずれにいたしましても、こういった事案がもうできるだけなくなっていくことがこれは理想でございますが、残念ながら、こういった事案が出てこないような努力もやはりあわせて行っていかなければならない、これがまた立法府...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 日歯連とは、献金、パーティー等一切関係がございません。 | ||
○野沢国務大臣 民事法律支援、これにつきましては、しかるべき実績は上げてきておるわけでございますが、今回のこの総合法律支援の制度の中では、さらにこれを充実し、効果的にするということで取り組んでおりまして、決してこれまでのものが足りなかったとかまずかったかということではございません...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 大変大事なところをお尋ねいただいておりますが、支援センターは、第三十条第一項各号に規定しております業務に支障のない範囲で業務方法を定めておりますが、国や公益的な法人等の委託を受けて業務を行うことができる、要するに、窓口があいていますということで、いろいろなお仕事を...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私は、組織を活性化させる、機能させるためには、やはりその責任者、関係者が立派な方であるということが何よりも大事と考えております。この法文の中にはいろいろ規定はしてございますが、あくまでその意味で、人格、識見、経歴、だれが見てもなるほどと、こういう人事を行うことが必...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 制度をつくってもそれが本当に機能するかどうかは、現実論として、予算の裏づけがなければもうこれは絵にかいたもちになるということは、これは私ども共通の認識ではないかと思っておるところでございます。今委員御指摘の数字につきましても、極力これをしっかりと見据えまして、適切...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員が、現場経験に基づきまして、特に利用者の視点からのきょうの御質問、大変参考になりました。これから、まだ具体化するにはさまざまな課題が多いかと思いますが、やはり、国民のための司法改革でございますので、なお一層、今後また積極的な御提言を期待いたしております。ありが...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私は、組織の意思決定というのは、必ずしも肩書がこうだからとかあるいは数がどうだということではなくて、まさに実質的な中身によって決まっていくんじゃないかと思っております。 この支援センターの働きというのは、文字どおり、地域の実情に精通し、そしてまた弁護士業務を初...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 総合法律支援のこの法案は、司法制度改革の中でもいわば大黒柱の一つでもある、一番大事だと思います。柱というよりも土台と言った方があるいはわかりやすいかもしれません。この法案が本当に機能するためには、今委員御指摘のとおり、予算の裏づけがなければ全く絵にかいたもちになり...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 大変豊かな弁護士活動の御経験を有する委員の御指摘と重く受けとめておきたいと思っております。 支援センターにおける法律サービス提供の主要な担い手はやはりあくまで弁護士でありまして、支援センターがその業務を円滑に運営するには、適宜日本弁護士連合会の意見を聴取し、協...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 大変御激励をいただきまして、光栄でございます。 責任の重さを痛感しておりますが、私、たびたび申し上げておりますように、制度をつくるだけでは絵にかいたもちである、これに魂を入れる、まさに画竜点睛を入れるのが人の手当てであり、予算の裏づけである、かように思っており...全文を見る | ||
04月26日 | 第159回国会 参議院 決算委員会 第10号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 平成十六年一月一日現在の不法残留者数は約二十二万人でありまして、韓国、中国、フィリピン、タイの順になっております。これは最高の数字では二十九万人まで行ったことがございますが、逐次減らしてはおりますが、今まだ、委員御指摘のとおり、高水準になっております。ま...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のとおり、与党プロジェクトチームから強姦罪等の罰則強化及び集団的強姦罪等の創設についての御要望を承ったところであります。御努力について敬意を表するものでございますが、これは今御指摘のように、強姦、強制わいせつ及び強姦致死傷等の法定刑が、現在の国民の...全文を見る | ||
04月27日 | 第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第10号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 平成十二年三月二十九日の衆議院法務委員会において、山本政務次官が御指摘のような答弁をしたということでございますが、今回、改めて調査をいたしましたところ、山本政務次官の御答弁の以前にこの点に関して法務省において答弁した例が見当たりませんでした。 |
○野沢国務大臣 ジュネーブ四条約に規定する重大な違反行為に関する国内法の担保でございますけれども、法務省としても山本政務次官が述べられたような考え方をとっていましたが、法務省において以前から国会でそのような答弁をしているという点につきましては、今回、改めて調査しましたが、その例が...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員の御指摘をいただきまして、今回、改めて議事録を含め調査をいたしましたところ、そのような答弁をした例が見当たりませんので、結果としてこの内容が事実とは違っていたということでございますので、訂正させていただいているところでございます。 | ||
○野沢国務大臣 議事録の重みについては十分心得ておるつもりでございますが、今後とも、その点は十分気をつけまして運営をしてまいりたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 御指摘の山本政務次官に対する御質疑は、西村真悟議員からのフリートーキングの御質問ということで、法務省の所管事項以外についても御質問がなされたということを承知しております。 捕虜収容所の設置等は法務省の所管事項ではございませんので、御指摘の山本政務次官の御答弁も...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私もこの議事録をつぶさに実は拝見して出てまいりましたが、確かに、今申しましたようにフリートーキングということでのお問いかけでございまして、法務省の所管ではない点についての言及でございますので、刑法以外は私どもの答えるところではないと考えております。 | ||
04月27日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第20号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 ————————————— |
○野沢国務大臣 行政事件訴訟法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 現行の行政事件訴訟法は、昭和三十七年に制定されたものでありますが、近年においては、行政需要の増大と行政作用の多様化に伴い、行政による国民の利益調整が一層複雑多様化するなどの変化が生じて...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 ただいま、本日は参議院と法務委員会が並行審議になっておる関係で失礼をいたしましたが、これからはずっとおつき合いを申し上げますので、どうぞよろしくお願いします。 塩崎先生には、自民党の司法制度調査会におきまして本案件の小委員長をお務めいただきまして、原案につきま...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員、今御指摘のとおり、積み残し課題というものはまだまだ相当残っているんじゃないかということで、引き続き、この点についての議論はいろいろな場で進めなければいけないと考えております。 やはり何よりもこの国会の場が大事でございますが、それぞれの分野がありますので、...全文を見る | ||
04月27日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第14号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 労使関係の安定と健全な発展ということは社会の安定にとって欠くことのできない大事な制度と考えておりまして、今回のこの司法制度改革の中でも大変これは身近で利用しやすい制度として私どもは御提言を申し上げているわけでございますが、社会経済情勢の変化に伴いまして、...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 今般の司法制度改革におきまして、労働関係事案への総合的な対応強化ということで、個別労働関係に関する民事の紛争が増加している現状にかんがみまして、制度の導入を図り、参審制についても様々な議論を重ねたところでございます。 このために、労働審判制度を結果的...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 都道府県労働局等で行っております行政機関による紛争解決制度では、相談、あっせん等は行っておりますが、これらは比較的軽微な事案の簡便な解決には適するわけですけれども、事実や権利関係に争いのある比較的複雑な紛争の解決を図ることは手続的に難しいと、こういう状況...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 労働審判制度は、個別労働関係紛争の増加に対応しまして迅速かつ適正な解決を図るために新しい使いやすい制度であることから、国民に対してその旨広く十分に周知を図ることが必要でございます。 私といたしましても、国民に広くこの制度が周知され、利用されますよう必...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 大事な御質問でございます。司法制度改革推進本部の労働検討会での議論におきましては、労働参審制の導入の討議につきまして、労働関係訴訟の今後の状況、労働審判制度における労働審判員の関与の実績などを踏まえまして、将来の重要な課題として取り組むべき問題と承知をい...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 また、最高裁判所にも本附帯決議の趣旨を伝えたいと存じます。 | ||
04月28日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第21号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 日本が、三権分立の制度の中で、立法それから司法、行政、それぞれの立場が十分に機能しながら今日まで発展をしてきた、これはもう大変な事実であり歴史であるわけでございますが、ただいま委員が御指摘になりましたように、その中で、特に行政の占める比率といいますか、国の仕事の中...全文を見る |
○野沢国務大臣 そもそもこの行政訴訟制度は、司法権の行使を通じまして、抑制と均衡の仕組みの中で行政作用の適法性を審査いたしまして、国民の権利利益の救済を確保するという重要な役割があるわけでございます。 そして、近年におきましては、先ほど申しましたように、行政需要の増大と行政作...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今、委員御指摘になりました、行政訴訟の実効性にかかわる問題でございますが、申し立て件数や勝訴率等の数字のみによって評価することはいささか困難であるかと思いますが、いずれにいたしましても、今後司法の果たすべき役割は一層重要となることを踏まえて、行政訴訟については、司...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 行政の果たす役割というのは、私は、日本のこれまでの歴史それから実態から考えまして、大変大きな力を発揮してきた、これはもう否めない事実だと思いますが、それに伴って、では果たして、今委員も御指摘されておりますように、全く国民の側に不満がなかったのか、あるいは、それによ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私も行政の仕事を長いことやっておった経験もございますが、やはり日本の行政の仕組みからしますと、まず準備の段階があり、そして説明の段階があり、そして実行の段階がある。調査から計画、実行に至ります間、相当周到な準備をしてかかるわけですね。その間、できるだけ住民の皆様に...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、現行の行政事件訴訟法は昭和三十七年に制定されたものでございまして、今回の行政事件訴訟法の改正は約四十年ぶりに抜本的に改革をするものでございます。 この間に、例えば行政事務の増加という点をちょっと調べてみますと、昭和三十七年の国の予算は二兆四...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 社会の複雑、多様化あるいは国際化等がより一層進む中で、行政改革を初めとする社会経済の構造改革が進んでおります。この中で、明確なルールと自己責任原則に貫かれた事後チェック救済型社会への転換を図る。それは前提として、自由かつ公正な社会を実現していくために、基礎となる司...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 行政訴訟制度は、そもそも司法権の行使を通じまして、抑制、均衡の仕組みの中で行政作用の適法性を審査し、国民の権利利益を救済するという重要な役割を有しておるのはもう委員も御承知のとおりでありますが、このような行政訴訟制度の基本であります現行の行政事件訴訟法は昭和三十七...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 これまで、改革推進本部事務局の行政訴訟検討会におきまして、さまざまな課題について議論が行われまして、そのうち主なもの四点が今回法案化されて盛り込まれたわけですが、今委員御指摘のとおり、まだまだ、ここはどうしたらいいか、直すべきではないか、議論すべきではないかと、課...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 まさに今回の司法制度改革は、各省庁の枠組みを超えて、しかも各政党あるいは弁護士のグループあるいは最高裁の知恵、さまざまな方々のお知恵を、まさに包絡的、横断的にいただいた上で結集したものでございますので、その経験は生かしながら、まさに政府全体がしっかり協力して取り組...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 大変大事な視点からの御質問をちょうだいいたしましたが、弁護士につきましては、弁護士会及び日本弁護士連合会が指導、監督、懲戒を行うということになっておりまして、国家機関が弁護士や弁護士会、日弁連に対して監督を行っておりません。 司法書士、土地家屋調査士については...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 そこまでの御議論は今度の制度改革の中ではまだ及んでいないと思いますが、今後の課題としては、よく承りました中で検討していくべき問題かと思います。 | ||
○野沢国務大臣 知的財産関係訴訟のような専門性の高い知識や経験を必要とする訴訟におきまして、専門性の高い裁判官それから裁判所調査官、専門委員を活用して充実、迅速な裁判をすることも相当なこれは理由があると考えておるわけでございます。しかしながら、知的財産高等裁判所が設置されましても...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 これは、やはりこの法案を実施していく中で、あるいはそれ以外にも大きな課題がいっぱいあるわけでございますから、各方面の知恵をいただきながら、その中で、問題があればやはり取り上げていくということで、今から予定があっていつまでにということではございませんので、一般的な意...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 総合法律支援の基本理念は、民事、刑事を問わず、あまねく全国において法による紛争解決に必要な情報やサービスの提供が受けられる社会を実現することでございます。この基本理念を実現する上で、日本弁護士連合会の果たすべき役割は極めて大きいと考えられます。総合法律支援の実施及...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御質問の趣旨をより的確にいただきまして、しっかりまた答弁いたします。 | ||
○野沢国務大臣 私は、この司法制度改革の一番大事な審議をしていただくこの国会を、本部員、いわば総理のもとで副本部長としてこれを担当する、それから現場で実施するに当たる法務大臣として参画できることを大変光栄に思っております。したがいまして、またその責任の重さを痛感いたしておりまして...全文を見る | ||
04月28日 | 第159回国会 参議院 本会議 第19号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 裁判員の参加する刑事裁判に関する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 国民の中から選任された裁判員が裁判官とともに刑事訴訟手続に関与することは、司法に対する国民の理解を増進させ、また、その信頼の向上に資するものと考えられます。そこで、この法律...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 江田議員にお答えを申し上げます。 まず、現在の裁判に対する国民の意識についてお尋ねがありました。 我が国の司法制度につきましては、これまで国民のニーズにこたえるべく、司法関係者において努力が重ねられてきたものと承知しており、我が国の現在の裁判は基...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 木庭議員にお答えを申し上げます。 まず、裁判員制度の導入の意義についてお尋ねがありました。 国民が裁判官とともに刑事裁判に関与することは、司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に資するものであります。すなわち、裁判員制度の意義は、広く国民が...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 井上議員にお答えを申し上げます。 まず、我が国の刑事裁判の状況についてお尋ねがありました。 刑事裁判は、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正かつ迅速に適用、実現することを目的としております...全文を見る | ||
05月07日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第22号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 早川委員におかれましては、行政の御経験と弁護士活動の御経験を通じまして、今回この委員会におきまして立法業務に携わっていただく、大変、いわゆる司法、立法、行政、すべての視点からこの法案についての御意見を賜りますこと、まことにありがたいことと感謝をいたしております。 ...全文を見る |
○野沢国務大臣 今回の改正は、もともと行政のもたらす利益、国民に対する福祉を含めまして、この効果を上げようということで考えているわけでございますので、やはりこの法律が施行されました後には、これを関係省庁に十分周知徹底をし、また法務省としても、その任については十分責任を果たしてまい...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 行政訴訟が日本で余り使われてこなかったという一つの理由は、やはりこの利用方法、活用方法、そしてまたその周知徹底において十分でなかったという反省はございます。 今お話のございましたような点につきまして、これから、この法律が通過いたしましたならば、できる限りこれを...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 公法上の法律関係に関する確認の訴えにつきましては、これまでも、訴訟法上の確認の訴えの考え方を踏まえながら、具体的な事例における公法上の法律関係に即して解釈、運用がされてきたものと考えているところでございますが、今回の改正案におきましては、当事者訴訟の定義の中に、公...全文を見る | ||
05月10日 | 第159回国会 衆議院 武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会 第12号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 オウム真理教に対しまして国民の皆様が強い不安感、警戒感をお持ちになっていることは十分わきまえておるものでございます。 とりわけ、教団施設を抱える自治体や地域住民の方々の心配は大変なものがあると認識しておりまして、先日も、甲西町の皆様が私のところへお見えになりま...全文を見る |
05月11日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第23号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 最初に、不動産登記法案につきまして、その趣旨を説明いたします。 不動産登記制度は、国民生活や経済活動の基盤である不動産について、その権利関係などを公示することにより、国民の権利の保全及び取引の安全と円滑を図るための制度であります。 この法律案は、不動産登記...全文を見る |
05月11日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第15号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) まず、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 国民の中から選任された裁判員が裁判官とともに刑事訴訟手続に関与することは、司法に対する国民の理解を増進させ、また、その信頼の向上に資するものと考えられます。そこで、こ...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 国民が裁判官とともに刑事裁判に関与することにつきましては、司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に資するものと考えております。 すなわち、裁判員制度の意義は、広く国民が裁判の過程に参加し、その感覚が裁判の内容に反映されることによりまして司法に対...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 議員御指摘のように、裁判員制度の円滑な導入、運営には、国民の皆様の支持と理解が不可欠でございます。したがいまして、裁判員制度の意義やその具体的内容についての理解と関心を深めまして、進んで刑事裁判に参加していただけますよう、積極的かつ十分な広報活動を行う必...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この制度の基本となる合議体の構成内容につきましての御質問でございますが、まず評議の実効性の確保や、個々の裁判員が責任感と集中力を持って裁判に主体的、実質的に関与することを確保するという観点からいたしまして、合議体全体の規模には一定の限度がありまして、十人...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) まず、裁判員制度の円滑な導入のためには対象事件を限定する必要があると考えております。そして、その範囲につきましては、国民の関心が高く、社会的にも影響の大きい重大事件とすることが相当であると考えたものであります。 そのような観点から、まず、最も重い法定...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 裁判員の選任方法につきましては、広く一般の国民の感覚が裁判に反映されるようにするという裁判員制度の趣旨からいたしまして、幅広い範囲の国民から選任することが可能な制度が相当であるということ、それからもう一つは、無作為抽出方式でやりますと選任過程の透明性ある...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、裁判員制度がその役割を十分に果たすためには社会全体の理解と協力が不可欠であると考えております。そのような観点から、政府といたしましては、裁判員制度が実施されるまでの間において、裁判員制度の意義やその内容についての理解と関心を深め、職業...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この問題につきましては、私、衆議院でも同じようなお尋ねがございまして、そこでもお答えをしておりますが、私は国民年金が強制加入となりました昭和六十一年四月以前から日本鉄道共済年金の繰上げ受給を受けておりまして、国民年金未納というような問題は生じないと承知し...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 大変やりくりが苦しいものですから、減額の先取り支給をいただいておると、こういうことでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回の裁判員制度が導入されまして、国民の感覚が裁判の内容に反映されるようになることによりまして司法に対する国民の理解や支持が一層深まり、現在にも増して司法はより強固な国民的基盤を得ることができるようになるものと考えておりまして、先日、委員から本会議におい...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員が多年の実務上の御経験を踏まえて現在の制度についての御意見を幾つかお持ちだということについては私も大いに敬意を表するところでございますが、我が国の現在の刑事裁判につきましては、基本的には国民の信頼を得ているものと私は認識をしているところでございます。...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 正にその点こそ今回の制度の、新しいこの法案を提出している理由でございまして、私自身も、わずかな経験の中ではございますが、裁判は大変取り付くのが難しいということは確かでございますし、それから、やればまた時間が掛かる、お金も掛かる、そしてなかなかやり取りの中...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 正に御指摘のとおりかと思います。今回、事前の争点を明確にする手続を法定化しましたのも、そこのところが正にねらいでございまして、分かりやすく証拠を事前にそろえる、それによって審議を進めるということから、今委員御指摘のとおり、客観的なだれにでも分かるやはり事...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) これまでも度々御指摘をいただき、御要望もいただいておるところでございますが、この取扱いにつきましては、捜査全体のシステムそのものともかかわり合いもございますので、そういった全体の見直しの中で御議論をいただくべきものと考えておりまして、日弁連等でもそういっ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) まだ見ておりません。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 正に委員御指摘のとおりでございまして、今この制度を本当に実行していくためには、制度をまず整えることも大事ですが、ハードウエアの方ですね。今のお話のような接見の部屋も問題でしょうし、裁判室そのものも、委員が、六人裁判員が入るとすると改造が必要になる。広さも...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) お気持ちはよく分かるところでございますが、今のルールの中では、被収容者の電話の使用については、刑事訴訟法上の接見の中に電話の使用が含まれていない、あるいは監獄法令上その使用は認められていないということでございます。 電話による通話につきましては、必ず...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 一番基本的な点につきまして委員が御質問をいただいておりまして、私も法務大臣を拝命してから、この制度をどうこれから前進させるかについて、最初に持ちました問題意識が今議員が展開されておりますような論点であったわけでございます。その中でいろいろ勉強しているとこ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 良識の府として正に国民の皆様の一番大事なところを代表しております参議院での御議論、これはもう大変実は大事であると思っております。そして、今率直に岩井議員の方からも問題点が指摘され、そしてこれに対する政府の対応について御質問がございました。その意味で、ここ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私も、この制度の議論に入る前に、一体、本質的に見てこの裁判員制度というものはどういう性格のものかということについて思いをいたしたわけでございます。 そして、ちょっと調べてみると、委員からの御示唆もいただきながら、明治の憲法を作る段階で既にこの制度につ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 満場一致の御裁可をいただきましたとき、私も感激をすると同時に、大変実は驚きまして、必ずこれはだれか一人くらいは造反が出るのかなというイメージは持ったわけでございますが、それに先立ちます法務委員会における審議の中で、相当各般にわたる項目について細部にわたっ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) まず私の方から大筋のところで申し上げたいと思いますが、五年というやはり年月というのはそのためにも私は必要な年月だろうと思います。 今もちろん私どもはこれを最上の法案として、そして各党の皆様方からも、一人一人の方々が、あるいはそれぞれの御政党の御意見が...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、この制度が円滑に実施され機能を発揮するためには、国民の皆様の理解と協力、そして積極的な御参加がなければ成り立たないと、かように思うわけでございます。 今の数字は大変その意味で重い数字として受け止めさせていただきますが、これまでのと...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私は、やはり迅速に、しかも公平に、公正にと、これはもう極めて今回のこの制度の基本的な条件といいますか、大事なポイントだろうと思います。 三日か四日でそういった決定がと言うんですが、もし御不満があれば二審の道も開かれる、あるいは三審、最高裁までの道も当...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私、この制度に取り組むに当たりまして、大変実は認識を新たにしたところがございます。それは、この司法制度改革に取り組むに当たって、言い出したときがたしか橋本総理のころでございまして、それから小渕総理、森総理、そして今、小泉総理が、これを五年掛かって仕上げよ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 刑事事件で、正に今委員御指摘のとおり、有罪か無罪か、しかも死刑を含めての御議論をこれから考えていかなきゃいかぬということになりますと、大変この今行っております議論は重い課題をしょっておるということは私もよく認識をしておるところでございます。 今委員御...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 死刑再審・冤罪事件の反省という点では、国民の良識を刑事司法に反映させることは大変これ意義があると、委員御指摘のとおりだと思います。 様々な現在の裁判制度に関する御批判、御意見があることは承知をしておりますが、私はこの裁判員制度の導入によりまして、広く...全文を見る | ||
05月12日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第24号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 大変大事な問題について御指摘をいただいております。 今回の提案しております法律につきましては、これまでの議論の中で、ほぼ煮詰まったものを集約してお諮りをいたしておるわけでございますので、残されている課題につきましては、当面、この十一月までの司法制度改革推進本部...全文を見る |
○野沢国務大臣 一番大事なところをお尋ねいただいておると思いますが、本法案におきましては、裁判所が行政庁に対しまして、処分の理由を明らかにする資料や審査請求に係る事件の記録の提出を求めることができるという新たな釈明処分の制度を新設しておるところでございます。 これによりまして...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 経済社会の発展がひところに比べますと最近は大変早くなっておりますし、国際化の進展、それからそれにかかわる各国の対応も相当多様化している。 こういう中で、私どもは常に、法制度のあり方につきましては、国際化ということを視野に置きながら、かつまた我が国の経済産業の実...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 一番肝心なところをお尋ねいただいておると認識しておりますが、今回の改正法案の趣旨は、情報処理技術の進歩、その他社会の変化に適合するためのオンライン申請の導入など、不動産登記制度を全面的に見直すことによりまして、登記の正確性を確保しつつ、国民の利便性の一層の向上を図...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 繰り返しになる可能性はございますが、オンライン申請の導入によりまして、申請人は、登記所に出頭することなく、いつでも、自宅や事務所にいながら迅速に登記の申請をすることができる、ここがポイントでございまして、国民にとっての利便性が高まると考えておるわけですが、特に、本...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今回のオンライン申請の導入におきましては、登記済み証と比較して偽造が困難である登記識別情報の制度を導入する、これによりまして本人確認ができるわけでございますが、登記の正確性はより向上するものと考えております。 このような制度の導入によりまして、不正事件の数が減...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 オンラインの現在の社会における普及率を見ますと、企業関係はもう相当高いレベルに達して、今、家庭でも相当なレベル、八割以上のレベルまで来ている、こういうデータもございまして、これをやはり利用、活用するということはこの問題に限らず大変便利であるということを国民の皆様が...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 やはり、司法当局といいますか、法務省といたしましては、技術の進歩、それから社会のニーズ、そしてまた国民の皆様の今後の利便性、あらゆる面を考えまして、この制度は必ず機能するであろう、またそのように努力して育てねばならない、かように考えております。 | ||
○野沢国務大臣 不動産登記にかかわる一番本質的な問題について冒頭御指摘をいただいたわけでございますが、国民の権利の保全及び取引の安全のためには、正確な登記がされることが何よりも大切なのは言うまでもないことでございます。そのためには、申請人が申請権限を持つ本人であること、また登記原...全文を見る | ||
05月13日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第16号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 総合法律支援法案について、その趣旨を御説明いたします。 我が国においては、内外の社会経済情勢の変化に伴い、法による紛争の解決が一層重要になっております。この法律案は、このような状況にかんがみ、裁判その他の法による紛争の解決のための制度の利用をより容易...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 今回御提案申し上げております刑事訴訟法第一条にも規定されているとおり、刑事裁判においては、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障を全うしながら、事案の真相を明らかにいたしまして、刑罰法令を適正、迅速に適用実現することが要請されておるところでございます。...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 刑事裁判の充実、迅速化のためには、事件の争点を中心とした無駄のない充実した審理をできるだけ連続して行うことが肝要であることからいたしまして、今回の法案では、十分な争点整理を行いまして明確な審理計画を立てるための公判前整理手続を創設することとしておるわけで...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 被疑者弁護制度の導入によりまして、被疑者段階と被告人段階等を通じた一貫した公的弁護体制を整備することがまず被疑者、被告人の弁護人の援助を受ける権利を実効的に担保することになります。また充実し、かつ迅速な刑事裁判の実現を可能にするという観点から重要な意義と...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 新たに導入される捜査段階での国選弁護人制度における選任の要件について申し上げますと、まず一定の重大事件について被疑者に対して勾留状が発せられている場合におきまして、被疑者が貧困その他の事由により弁護人を選定できないときには、被疑者からの請求により裁判官は...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 検察審査会の議決に基づきまして公訴が提起されるものとすることによりまして、公訴権の行使に国民の感覚をより直截に反映させることができるものと考えております。また、これによりまして公訴権をゆだねられている検察官が独善に陥ることを防ぎまして、公訴権の行使をより...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 国選弁護人を付けるということは、資力が十分でないなどの理由で自ら弁護人を依頼できない被疑者に国選ということで弁護人が付されることでございますが、被疑者としては、弁護人と相談しましてその助言を受けるなど、自己の権利を守るため弁護人の援助を受けることができる...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) まず基本的な問題について私からお答えを申し上げますが、何事も初めてでございます。特にこの制度につきましては、やはり慎重に取り組む中で、それぞれの立場におります者がこれに徐々に習熟するということからして、こういった段階的な取組と、こう考えたということでござ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 大変大事なことでございまして、意欲的に主体的に参加していただくことがこの制度を今後十分機能させるということで大変大事なことであると思います。 そこで、裁判員を経験された皆さんが評議の秘密とかその他プライバシーとかいったことの秘密に当たらない経験談を述...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 被告人が無罪を主張している事件につきまして、被告人を支援する方々が熱心に様々な活動を行われているという事例があることは十分承知をしております。 ただ、いわゆる裁判支援運動の果たしてきた役割につきましては、個別具体の事件に現実に与えた影響の有無やその内...全文を見る | ||
05月14日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第25号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 また、最高裁判所にも本附帯決議の趣旨を伝えたいと存じます。 ————————————— |
○野沢国務大臣 不動産登記や商業登記のような手続についても、国民の利便性の向上を図るため、オンライン申請を可能とするのが政府全体の方針でございます。 今回の改正法案では、登記の正確性を確保しながら、不動産登記についてオンライン申請を可能とするため、申請手続の内容を全面的に見直...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 オンラインの申請制度は、申請人の利便性を向上させるために、登記所に赴くことなく、自宅や事務所のコンピューターから登記の申請をすることができるようにするための制度であります。 すべての行政手続を電子的に行うことを可能にする電子政府の実現という政府の政策の一環とし...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 地図のようなものがコンピューターにのるかどうかというお尋ねは確かにございますかと思いますが、この改正法案において地図を電磁的記録に記録することができる制度とすることによりまして、登記情報と連携して地図情報を公開していくことが可能でございます。昨今の電子技術の進歩が...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、公図が読めるようになれば一人前と、私も、かねて用地の買収あるいは管理をしていたときに、そういうふうに先輩から言われたことがございます。大変これは読みにくいし、また難しい地図であることは承知しておりますが、現在登記所に備えつけてある地図のうちに、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘のように、境界を訴訟により確定する場合、審理に時間がかかるとの問題点が指摘されております。 ここが一番これからの課題として私どもは大事なことと受けとめておるわけでございますが、まず、その中で、訴訟の当事者が必ずしも境界についての十分な資料を持ち合わせてい...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘の表示に関する登記のうち、土地の分筆の登記、地積更正の登記等につきましては、当該土地の面積及びその計算方法等を明らかにするとともに、当該土地を特定することを目的としまして地積測量図を提出することとされております。 このような登記をオンラインで申請する場合...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 権利に関する登記につきましては、権利変動が生じたことを前提といたしましてこれを公示するものでございます。したがって、登記の原因となった事実または法律行為があったことを示す資料の提供を受けて登記をするのが妥当だからでございます。 また、登記原因は登記事項とされて...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 最初に、破産法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 現行の破産法は、大正十一年に制定されたものであり、昭和二十七年に免責の制度が導入される等の改正がされたほかは、これまで特段の見直しがされることなく現在に至っております。しかし、この間の社会経済情勢の変...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員の御指摘はまことに庶民感覚に満ちあふれた御質問と思いますが、私も、つぶれないつもりで就職した会社がつぶれまして、しかし、見事に立ち直りました。 そういうことでございますので、この質問のお答えに入ります前に、今回のこの法案を提案させていただいておりますのは、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 長年この破産法制に携わられた議員の御指摘でございますので、少しまとめて御説明を申し上げたいと思いますが、法務省では、平成八年十月から倒産法制の全面的な見直し作業を開始いたしまして、平成九年十二月には、倒産法制全般についての見直しが考えられる具体的事項を取りまとめま...全文を見る | ||
05月17日 | 第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第1号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 平成十四年度法務省所管一般会計及び登記特別会計歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計の決算についてであります。 歳入につきましては、歳入予算額は九百九十八億五千六百五十六万円であります。 これに対しまして、収納済み歳入...全文を見る |
○野沢国務大臣 平成十四年度に関し、ただいま会計検査院から御指摘のありました事項につきまして、法務省のとった措置について御説明申し上げます。 まず、通信ネットワーク等に使用する通信回線の使用契約につきましては、平成十五年十月に各検察庁に対し通知を発し、今後の通信回線の使用契約...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のように、行政の効率化、合理化につきましては、不断の努力を継続しまして、人員の効率的活用に努めてまいる所存でございます。 不法滞在外国人の問題につきましては、我が国社会の治安対策上、喫緊の課題となっておるところでありまして、かねてから、出入国管理につ...全文を見る | ||
05月18日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第17号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 法律上、守秘義務の範囲は明確に規定されているものと考えております。ただ、委員御指摘のとおり、裁判員として参加する国民の負担を軽減し、またその不安を取り除くために、どのようなことは話してはならず、どの範囲であれば問題がないのかということはきちんと理解しても...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 裁判員制度の導入は、国民参加の裁判制度としまして、司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に大きく資するものでございまして、大変重要な意義があるものと考えております。 このような裁判員制度の意義を踏まえまして、国民の皆様の理解を得るように努力しま...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、取調べ状況の録音、録画等につきましては、司法制度改革審議会意見におきましても、刑事手続全体における被疑者の取調べの機能、役割との関係で慎重な配慮が必要であることなどの理由から将来的な検討課題とされているところでありますが、現在、法曹三...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員から大変具体的に御提言をちょうだいいたしておりまして、大変私自身も啓発をされております。 先日、江田議員からも御指摘のありました日弁連作製の「裁判員」、あなたも裁く人という、あなたが決めると、こういう副題が付いておりましたが、私、早速見まして、大...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この制度が定着するにはまだこれから五年という長い準備期間を要するわけでございますので、その間に、先ほどからも御議論がございますようなPR、あるいは教育の工夫を含めまして、直接国民の皆様からの御意見を聞く機会についてもひとつ工夫をしまして、どういう姿で、ど...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 確かに有識者だけではこの制度は成り立たないわけでございますから、今委員御提言のような形で一般の皆様の御意見をどうやったら伺うことができるか、これは、私もこれまで幾つか委員会の運営等につきまして、この参議院におきましても工夫をした経験がございます。それぞれ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 裁判員等に対する接触規制を規定しました法案の第七十三条につきましては、裁判の公正及びこれに対する信頼を確保するとともに、裁判員の生活の平穏を保護して、その負担を軽減することをその趣旨としておるわけであります。 法案における禁止の主体につきましては、何...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 裁判所の職権による裁判員の解任につきましては、解任の判断の公正さに疑念が抱かれることのないようにすることが必要であると考えておるところでございます。 そこで、法案第四十三条におきましては、合議体を構成する裁判官が判断しても、その判断の公正さに疑念を抱...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) まず、即決裁判手続におきましても、通常の事件と同様に、証拠によって犯罪事実が認定されなければならず、被告人の自白以外の補強証拠が必要とされるのも通常の事件と同様でございます。 また、即決裁判手続の申立てがあった事件につきましては、必ず弁護人が選任され...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) これは大変明確でございまして、検察官が収集した証拠は、「公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑罰法令を適正且つ迅速に適用実現すること」ということで、これはもう刑事訴訟法第一条の大原則でございまして、この刑事訴訟...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 検察官は公益の代表者でありますので、法改正により新たな証拠開示の制度が設けられれば、その趣旨、内容を十分に理解して適切に運用することを期待できるものと考えております。また、研修の機会を設けるなどといたしまして、新たな制度の趣旨が各検察官に徹底されますよう...全文を見る | ||
05月19日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第27号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 今回の破産法の改正につきましては、いわゆる立ち直りの可能な社会をつくっていく、そういう意味で、各般にわたって見直しをしておるわけでございますが、今委員御指摘のような、この労働債権の一部を優先順位を上げるという点も、今回改正の一つの目玉になっているところでございます...全文を見る |
○野沢国務大臣 御指摘のように、破産事件の申し立て件数は最近急増をいたしております。ちなみに、ちょっとさかのぼって調べてみると、平成六年に総数四万三千百六十一件、それが平成十五年では二十五万一千七百九十九件と、四倍というレベルに達しております。 このように破産事件が急増してお...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 成年後見制度につきまして、現場体験に基づきました一貫したお取り組みに、心から敬意を表するものでございます。 十二年四月にスタートした制度でございますが、まだ残念ながらよく知られていないというのが実態だろうと思いますが、これが広く社会の常識としてお年寄りを大切に...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 その事態については、私は存じておりません。 | ||
○野沢国務大臣 難民の認定申請者につきましては、これまでも、在留特別許可を与えるとか、あるいは、申請者が難民条約上で定義されている難民には該当しないけれども、その者の本国の事情、経歴、家族状況などを個々に判断して、特に人道的な配慮が必要な場合につきましては、難民と認定できる者を不...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 総理の訪朝自身、大変突然のことでもございましたが、加えまして、今委員御指摘のとおり、日本テレビが排除というお話がございましたが、私自身、実は、その事実をまだ認識しておりませんものですから、御質問の趣旨を踏まえまして、どういうお答えをしたらいいか、まだ決しかねておる...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 そのリストも、私、実はまだ全然見ておりませんし、私が拝見したのは、先ほどの昼の報道で、細田官房長官が、調整中でございますという、そういった会見の様子を一瞬拝見しただけでここへ飛び込んできた、こういう状況でございます。 どういう状況になるか、私は今ここで予測を申...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 いずれにいたしましても、どういう事態が起こったかというその事実を私自身が確認できていない状況の中で御発言するのはどうかと思いまして、個々の報道機関に対する対応につきましては、それぞれいろいろなケースもございますから、事態、事情に応じた上で判断をしていかなきゃいかぬ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 いろいろなことがあったのか、状況があるのか、全く私それを存じないまま今こうしてお答えをしておるわけでございますが、責任ある立場として、官房長官がはっきりと記者団の前でこの問題については善処するとおっしゃっているわけですから、それに私どもは期待をいたしたいと思ってお...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 もちろん私も、報道のあり方、それから今度の北朝鮮訪朝の成功、これについては十分関心を持っておるところでございますが、何分まだその事実を確認していない段階で、現段階での私からの意見というのは差し控えさせていただきたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 私も、公平公正な報道がなされること、これは我々にとっても大変重要なことであり、必要なことでございます。それで、もちろん、個別のメディアの方々がそれぞれ御努力されていることも十分評価をし、私どもも報道に対するできる限りのサービスもしているつもりでございますが、この案...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 言論の自由、あるいは報道の自由、これはまさに憲法で保障された大事な権限でありまして、私が何を言うか言わぬかで別に揺らぐような問題ではないと考えております。 | ||
○野沢国務大臣 確かに、憲法を具体的に実行していくのが我々公務員の役割であり、また議員の皆様のお仕事でもございますから、それについて、この今の事態が言論の自由云々ということに該当して問題になるということになるかどうか、これはまだ議論の余地があると思います。 | ||
○野沢国務大臣 出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。 近年、外国人犯罪の深刻化に伴い、その温床とされる不法滞在者を大幅に減少させることが求められており、また、我が国に適法に在留している外国人の中にも不法就労活動を行ったり犯罪を...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 ————————————— | ||
05月19日 | 第159回国会 参議院 本会議 第22号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 行政事件訴訟法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 現行の行政事件訴訟法は、昭和三十七年に制定されたものでありますが、近年においては、行政需要の増大と行政作用の多様化に伴い、行政による国民の利益調整が一層複雑多様化するなどの変...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 鈴木議員にお答えを申し上げます。 まず、本改正案の提出に関して、統治機構の本質が戦前と全く変化していない、官僚主権が維持されているのではないかとのお尋ねがありました。 今回の行政事件訴訟法の改正につきましては、総理を本部長とし、全閣僚をメンバーと...全文を見る | ||
05月20日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第18号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 委員から御示唆をいただきまして早速見たわけでございますが、全部見終わった結論といたしましては、改めて、一般の人の参加する裁判の信頼性ということについて、やっぱりこれでいいんだという再確認をした思いでございます。 具体的には、専門の裁判官が事務的に最初...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 実は私の知り合いにも検察審査会でもう既に何十年にわたってお務めいただいてきたという、こういう方がおります。その方が改めて私のところへごあいさつに来てくれまして、今度の裁判員制度というものは大変意義のあるものというアドバイスを言っておられました。 公聴...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 評議の秘密についての守秘義務を課すという点につきましては、裁判の公正さや裁判への信頼を確保したり、評議における自由な意見表明を保障するためにはやむを得ないということでございます。 しかしながら、評議の秘密その他の職務上知り得た秘密に当たらない限り、委...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 裁判員制度の趣旨にかんがみまして、幅広い国民の皆様に裁判員となっていただくことが極めてこれ重要でございまして、様々な事情を抱える一般の国民の方々が裁判員として参加しやすくするためには様々な工夫が必要であると考えております。 具体的にどうするか、これか...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 有事があってはならないということは確かに政治家たる我々にとってもこれ最大の使命であると。これはもう異議ないところでございます。 ただ、この裁判員制度の仕組みの中では、できるだけ多くの人にという中で、やはり参加するのにいろいろと支障のある方について取り...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この法案通れば、ずっと続けて将来にわたって日本の裁判、司法制度を左右する重要な法案でございますから、当面この成り行きについては、十一月までの司法制度改革本部で先行きどうするかという議論はしてもらいますが、その本部の仕事の大半は法務省が引き受けていかなきゃ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員から大変様々な角度から有益な御示唆をいただいて今日まで参りましたが、この司法制度改革推進本部は御指摘のように本年十一月末をもって設置期限が到来をいたします。御指摘の点も含めまして、その後の司法制度改革の推進の在り方につきましては、現在御審議いただいて...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 現在、全国の行刑施設は大変収容者が増えまして、職員配置の状況も厳しい状況に置かれております。平成十五年度予算においては二百四十三人、平成十六年度予算において四百人それぞれ増員をいただいたところは委員も御承知のとおりでありますが、法務省といたしましては、今...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この裁判員法案が成立した後における同法の施行準備や広報活動等、これはまずやはり何よりも内閣全体が取り組むべき課題でございますけれども、まずやはりその中でも法務省の役割は非常に重要であると思っております。 今回の改正は裁判制度全体にも響きますから、もち...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) これまでの御議論でいただきましたように、この裁判員制度が定着していくためには、市民、国民の皆様の理解、御協力が何よりも大事でございまして、それを今後の施行までの間にどのような形で取り入れていくかについては、関係方面と力を合わせましていろいろ工夫をしてまい...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のとおり、裁判員制度につきましては、国民の自覚とこれに基づく協力の下で初めて我が国の司法制度の基盤としての役割を果たせることになると考えておるわけでございます。また、国民に刑事裁判の過程に参加していただくことが社会秩序や治安、あるいは犯罪の被害や人...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回の司法制度改革につきましては、我が国の社会の在り方の中で司法の果たすべき役割が大変大きくなってくるものと考えております。ふだんは自由な活動を経済でもあるいは個人の社会生活でもできるだけフリーにする中で、結果責任をしっかり取ると、それをこの司法の面から...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) ただいま可決されました裁判員の参加する刑事裁判に関する法律案及び刑事訴訟法等の一部を改正する法律案のそれぞれに対する附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 また、最高裁判所にも本附帯決議の趣旨を伝えたいと存じま...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 昨年九月に私、法務大臣を拝命いたしました折に、小泉総理から特命を三つほどちょうだいいたしました。その第一がこの司法ネットを実現してほしい、これでございます。第二番目に治安の回復、第三番目が行刑改革でございますが、その第一番目のテーマでございます司法ネット...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) まず、現行の民事法律扶助法におきましては、個別の事件ごとに一般の開業弁護士等が法律事務を行いまして、法律扶助協会において依頼者が支払うべき報酬、実費を立て替える仕組みのみでございますが、今回のこの法案の下では、支援センターに所属する常勤弁護士に法律事務を...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 最初申しましたように、一連の司法制度改革の言わば中核を成す法律の一つと心得ておるわけでございます。先ほど上げていただきました裁判員制度と併せまして、今回の司法制度改革は、この総合法律支援の法案が御可決いただきますれば、実際に目玉が二つきちっと開くと。だる...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御承知のとおり、この司法制度改革は、既にこれまで五年の歳月を経まして議論を重ねてまいりまして、審議会からの御答申もちょうだいし、そしてまた、推進本部ができてから二年六か月という時間を掛けて練り上げてきたこの法案であり、制度でございます。 ただ、私...全文を見る | ||
05月21日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第28号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。また、最高裁判所にも本附帯決議の趣旨を伝えたいと存じます。 ————————————— |
○野沢国務大臣 今回の改正におきましては、不法滞在者に対する罰金を大幅に強化するとともに、上陸拒否期間の伸長などの厳格な措置を講じて不法滞在者の発生を抑止する一方、出国命令制度等を新設して、不法残留者の自主的な早期帰国を促すこととしておるところでございます。 また、これらの措...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員お尋ねの不法滞在外国人の存在と治安悪化の関係につきましては、平成十五年十二月に犯罪対策閣僚会議で決定されました犯罪に強い社会の実現のための行動計画にもございますとおり、不法滞在外国人は外国人犯罪の温床となっておりまして、我が国の治安悪化の原因の一つである等の指...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 我が国の難民認定者数が諸外国と比べて少ないのは事実でありますが、この点につきましては、我が国は、難民の出身国とのかかわりが歴史的に乏しいことや言語の相違のほか、難民の出身地域とは遠距離にあること、また交通手段が海路か空路に限られていること、さまざまな事情から難民認...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 平成十一年の入管法の改正におきましては、退去強制された者の上陸拒否期間を、それまでの一年から五年間に延ばしたわけでございますが、その結果、本邦の不法滞在者はその後減少傾向になりまして、同改正はその減少に一定の成果を上げたものと考えておるところでございます。 ま...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 在留特別許可件数について見てみますと、委員御指摘の入管法改正前の平成十一年と同十五年とを比べた場合、ほぼ倍増しております。また、委員御質問の対象となる上陸特別許可の件数につきましても、三倍を超える大幅な増加となっておるところでございます。 それらの許可を受けた...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 我が国は昭和五十六年に難民認定制度を創設したところでございますが、その後の国際情勢の変化等に伴いまして、難民認定を取り巻く状況が大幅に変化していることは委員御指摘のとおりでございます。やはりこれからは、より公正な手続によって難民の適切かつ迅速な庇護を図る観点から、...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 日本の将来の社会構成にもかかわる重要な問題について御指摘をいただきました。 法務省といたしましては、我が国の社会の安全と秩序を維持しつつ、しかし、外国人労働者の円滑な受け入れを図ることが国の内外から要請されていますことは、またそれが必要であることも認識をしてお...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 我が国が、昭和五十六年の難民条約の加盟に伴いまして難民の認定制度を設けましたことは委員御指摘のとおりでございますが、この難民条約は、難民の人権を保障し、その地位の安定を確保することを目的としておりまして、その根底に、もちろん人道主義があることは言うまでもないと考え...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私も、就任以来、入国管理の重要性にかんがみまして、直ちに実は成田の入管を見学してきたところでございます。大変大勢のお客様がおいでになる中で、的確に、旅券の正否、本人の確認を含め、職員は立派にやっているなと思ったわけでございますが、その中にはやはり、これを事務的にと...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 これはこれまでもしばしば御指摘をちょうだいしておるわけでございますが、出入国管理は、不適切な外国人を排除するだけではなくて、逆に適切な受け入れをすることも目的といたしておるわけでございまして、一方の難民認定の方は、母国等で迫害を受けて保護を必要とする外国人を速やか...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 十分な意思の疎通があったかどうか、ちょっと私も今の点では疑問に思いますが、いずれにしても、御本人が納得してお帰りになるということであれば、これは一つの答えではないかと思いますが、もう少し調べてみないとわからないと思います。 | ||
○野沢国務大臣 どうも言葉がひとつ不自由だったということは事実のようでありますので、御本人の意向と、私どもの係官のお示ししたいろいろなルールが十分伝わったかどうか、これはやはり、もう一度はっきり確認の上、もし御希望があれば、改めてその時点での御申請をいただければ、これはひとつしっ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 法務大臣の仕事といたしましては、入管法の六十一条の九におきまして、外国人の入国及び在留の管理に関する施策の基本となるべき計画として出入国管理基本計画を定める、こうなっております。 大変かたい話をいたしましたが、十二年の三月に策定した第二次出入国管理の基本計画に...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 出入国管理行政で、いい、こう言っているように、不適切な外国人を排除するだけではなくて、いい方には大いにひとつ来ていただくんだ、こういった受け入れを図る業務もあわせてやっているわけでございまして、その意味でも、難民認定業務と出入国管理行政は密接に結びついているわけで...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 一次審査は当然私どものところでやるとして、二次審査を独立した第三者機関でやったらどうかという御指摘はございますが、公正さや中立性、透明性を重視する立場からそういう御意見が出てこようかと思いますが、今回、難民審査参与員制度というものを設けまして、その皆様方から十分な...全文を見る | ||
05月25日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第19号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 今回の司法制度改革の一番のねらいといいますか、目的、趣旨は、司法制度全体を国民の皆様のより身近なものにするということ、そして公平公正な裁判が迅速に行われる、そういったことを目標にして他の裁判員制度その他も作られているわけでございますが、国民の、利用される...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のように、日本弁護士連合会が従来から取り組んできております諸施策につきましては、総合法律支援の理念に適合するものであると考えておりまして、一層これまでの御努力がいい形でこれからの仕事にも取り込まれるように連携協力を取っていただければいいと思うわけで...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のとおり、今回の法律サービス提供の主要な担い手の方がもう弁護士さんであることには間違いございませんし、支援センターのその業務を円滑に運営するには、適宜日本弁護士連合会の御意見を伺うなどしながらその協力を得ることが不可欠であると考えております。そこで...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この種の新しい制度を始めるに当たって考えられることは、国がやるか、民間がやるか、あるいは今回のように独立行政法人でやるか、様々な選択肢があろうかと思っております。 今回は、やはり何よりも、これまで十分でなかった国民の皆様に対する司法サービスができる限...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今行われております一連のこの規制改革あるいは特殊法人の問題、今御指摘がございましたが、様々なやはり取組がございまして、純粋に民間に近いような形のものもありますし、なかなか公的な部分をやはり大事にしなきゃいかぬ部分もあるということで、同じ独立行政法人でも相...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この法律の御了解をいただいた段階で選任をしまして、適切なやはり人数並びに運営をやっていただくつもりであります。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 弁護士さんも含めて、これは広く検討の対象として考えていく必要があろうかと思っております。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 司法制度がより身近なものになるようにと、このことが今回のこの支援センター設立のこの法案の最大のやはり目標であり、趣旨であるわけでございます。そして、今委員御指摘のとおり、過疎地帯ではなかなか法律があってもその恩恵に浴されないということから、過疎地帯に対す...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 枠組みに関しては、やっぱりこうして法律を作り、あるいは大臣としての権限で関係者の指名、そういったこともございますが、担い手はやはり弁護士さんが主体になってやるというのがこの支援センターの一番の特徴でございますから、そういう意味で、支援センターが業務を円滑...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回の司法制度改革の大きな趣旨は、国民にとって身近で分かりやすい司法制度の構築ということにあると考えておりますが、特に、先般御審議いただきました裁判員法とこの総合法律支援の法案というのが正に二つの大きな柱ではないかと思っておるところでございます。 国...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 先ほどもお答えを申し上げておりますが、この法律のもう成り立ち、それから運営を含めまして、弁護士会、特に日弁連の御意見は十二分に配慮されて運営されていかなければならない。当然、そこで働いていただく弁護士の方々の独立性というものは確実に私はこれは保障されなき...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今までの民事法律扶助についても鋭意努力をして逐次増やしてきておるわけでございますが、今回新しい体制になって更なる拡大をということになりますれば、当然また必要な予算が出てくるわけでございます。国際的な比較もございますが、我が国の実情、特徴を十分考慮した上で...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私からまず一般論を申し上げますが、地方自治体はもう住民サービスが基本でございますし、今回の支援センターは法律に関する住民サービスと。当然これは連携を取ってしっかりとそれぞれ機能を果たすべきことでございまして、支援センターができたから法律関係はもうそちらに...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私、法務大臣を拝命いたしまして、なすべきこと、やるべきことが大変多いということで大変責任を感じておりますが、すべてが自分でできるわけではございませんので、あくまで私がやることは基本的な考え方、方針を明示し、そして私に成り代わってそれぞれのつかさつかさの部...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 法律のこの支援構想の運営主体ということで日本司法支援センターを作るわけでございますが、これまで法務省で予算を獲得してきました民事法律扶助事業関係の業務、これがベースになりまして、法による紛争解決制度の有効な利用に関する情報提供の充実強化、国選弁護人の選任...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 正に、この法律、法案が魂が入るかどうか、これは結局、人と物とお金、特に国の方から手当てするものとしては予算の獲得が最も大事な仕事と考えております。 今の間借りで仕事をしているというような状況であるとか、あるいは民事法律扶助についても、これまでの努力に...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、関係機関とも協力の上、適切に対処してまいりたいと存じます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 行政事件訴訟法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明いたします。 現行の行政事件訴訟法は、昭和三十七年に制定されたものでありますが、近年においては、行政需要の増大と行政作用の多様化に伴い、行政による国民の利益調整が一層複雑多様化するなどの変...全文を見る | ||
05月26日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第30号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 大変難しい問題ですが、お話のように、何としても意欲のある方は積極的に前向きに受け入れたい、このことについては私ども変わりないものと考えております。 現在、留学生、就学生の受け入れにつきましては、諸外国の若者の間に日本文化や実情についてのよき理解者をふやすという...全文を見る |
○野沢国務大臣 インターネットの利用、活用の問題と人権あるいは入国管理のかかわりについてお尋ねがございました。 我が国に入国して在留しておられる外国人のほとんどの方がルールを守っているということは、もう言うまでもないわけでありますが、残念ながら、我が国には、今、二十五万人にも...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 難民審査の参与員は、今回のこの入管法の改正の中でも実は一番大事な部分だと私は認識しておるところでございます。 この参与員さんのお仕事は、法務大臣が、先ほどから御議論いただいておりますように、学識経験等を有する方の中から適任者を選任しまして、そのような方々に一次...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 犯罪全体の抑制というお話でございますが、これにつきましては、法務省はもちろんですけれども、まさに国を挙げての努力が必要な問題でございます。 これにつきましては、昨年の暮れに、犯罪対策閣僚会議におきまして行動計画を取りまとめておるところでございます。日本がせっか...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 ————————————— | ||
○野沢国務大臣 電子公告制度の導入のための商法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、高度情報化社会の進展に対応して、株式会社等がインターネットを利用することにより公告を行うことを可能とする電子公告制度を導入するとともに、株式会社等の...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 ドメスティック・バイオレンスに関します法律の改正の機会が参りまして、関係の皆々様の御努力に心から敬意を表するものでございます。 お尋ねの保護命令制度につきましては、被害者の生命または身体の安全を確保するため、裁判所が刑罰で担保された接近禁止命令などの保護命令を...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 配偶者からの暴力は重大な人権侵害であって、その根絶のための取り組みは重要であると認識しております。 家庭が、やはり何としても温かい家庭で、人間の一番憩いの場であり、子供たちがそこから健全に育つという場でなければならない、この認識に立ちまして、法務省といたしまし...全文を見る | ||
05月27日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第20号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 長年、行政の中心におられ、しかも、なおかつ最大の事業官庁での御経験に基づかれた岩井委員の御指摘は厳粛に受け止めさせていただきたいと思いますが、現行の行政事件訴訟法につきましては、御承知のとおり、昭和三十七年に制定されたものでございます。それから四十年余り...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) お尋ねの行政に対するチェック機能につきましては、三権分立の下でございますと、行政まず自らによるチェック、それから立法による行政のチェックも当然ございますし、それから司法による行政のチェックもございますが、これはいずれも重要な性格、性質を持って、それぞれ努...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 冒頭に申し上げましたように、行政需要が非常に増大していることと、また行政作用が多様化をしていると。これによりまして行政による国民の利益調整が一層複雑化しているということの中で今回のこの司法制度改革を行う、そして特にまた行政訴訟に関しての大改正もやろうと、...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 大変本質的な問題についてのお尋ねでございます。これにつきましては、まず私の意見という前に、司法制度改革審議会の意見書が出ております。 これについては、「司法は、具体的事件・争訟を契機に、法の正しい解釈・適用を通じて当該事件・争訟を適正に解決して、違法...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 私、一つの経験があるんですが、これとは直接関係ございませんけれども、かつてアセスメントの手続がスタートしたときに、これは大変だ、えらい厄介になったということで、これを大変警戒した向きも実はあったんですね。 ところが結果として、やってみますと、このアセ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 法務省といたしましては、やはりこの法律の趣旨に沿いまして、各省庁に対して積極的に資料の提出から、あるいは今言った手続の遵守から要請をいたしまして、この法の趣旨が生きるように努力をしてまいるつもりでございます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) この法案をまとめるに当たりまして、皆様からの御提言、御支援をいただきましたこと、改めて感謝を申し上げるわけでございますが、今御指摘のように、現行の行政事件訴訟法につきましては昭和三十七年に制定でございまして、高度成長時代の入口というくらいのところで始まっ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 大変分かりにくいという御指摘を再三ちょうだいしておりますが、私なりに解釈いたしておりますのは、今までの行政訴訟の制度は言わば土俵が非常に小さかったというのが私の印象でございます。今度それを一段と大きくしたり、仕切り線の位置を変えたり、塩のまき方も少し自由...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 司法制度改革推進本部事務局には行政訴訟検討会というものを置いておりまして、ここで行政訴訟制度に関して多くの論点が指摘をされ検討が行われました。その論点といいますか御提言の幾つかありますが、司法制度審議会からの御提言あるいは関係の諸団体からの御提言等がこの...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、また午前中での御審議の中でも指摘をされておりますが、一概に、多い少ないというのは、これは言えないところもございますが、それは訴訟制度の違いもありますし、国民性の違いもあり、また歴史的な経緯もあるということもございますが、実際比べてみた...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回の改正におきましては、原告適格の判断におきまして法律の趣旨、目的や処分において考慮されるべき利益の内容、性質などを考慮すべき旨が規定されているところでございますが、法務省といたしましては、改正の趣旨に沿いまして適切な対応を取ってまいりたいと考えておる...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 行政需要の増大と行政作用の多様化が進展する中で、典型的な行政作用を念頭に置きまして、行政庁の処分その他公権力の行使に当たる行為を対象としている取消し訴訟などの抗告訴訟のみでは、国民の権利利益の実効的な救済を図ることが困難な場合が生じておるわけでございます...全文を見る | ||
05月28日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第31号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 ITの時代を迎えまして、会社では九割以上の会社がこれを活用し、また家庭でも八割に近い家庭が何らかの形でITの活用をしている、こういう時代を迎えて、司法の世界でもそれに対するやはりアプローチが必要かということでこの法案が立案された経緯は委員御承知のとおりでございます...全文を見る |
○野沢国務大臣 委員御指摘のように、債権者保護手続における個別の催告制度は、諸外国の立法例では珍しいものではございますが、全面的に廃止をすることについては、官報公告しか行わない会社につきましてまで個別催告の制度を廃止してよいかどうかということは、債権者保護の観点から、まだ種々の問...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 電子公告は、インターネットを利用しまして公告をホームページに掲載して所要の目的を達しよう、こういうことでございますので、サーバーのダウンとか、公告期間中に公告内容の情報がホームページに掲載されなかった期間が生じた場合、あるいはハッカーによる公告内容の改ざんなどによ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、この調査機関制度は、適法な電子公告が行われることを確保するために極めて重要な制度であります。そのために、この法律には、調査機関が登録基準に適合しなくなった場合のための適合命令、さらに、電子公告調査の方法に問題がある場合の改善命令、また、調査機関...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御質問の件につきまして、法務大臣として、その経緯を知り得る立場になく、的確なお答えをしかねるということは前回申し上げたとおりでございますが、委員御指摘の、その後の官房長官の発言などを踏まえまして、私も、改めて報道の自由の重要性を再認識したところでございます。 ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 外国でこれを採用していないということでございますが、これはまだ詳しく調査を進めているわけではございませんが、こちらの方でいろいろと総合して推察いたしますと、電子公告の場合には、紙媒体である官報や新聞紙への公告とは異なりまして、公告が適法に行われたかどうかについての...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 これは、これまでの制度が相当コストがかかるということが一つございます。それから、別の委員にもお答え申しましたように、日本におきますITの普及が大変進みまして、会社ではもう九割以上の会社がこれを活用しておりますし、一般家庭でも随分普及が進んで、八割というレベルまで来...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 確かに外国に先駆けてという点はそういった御指摘も出てくるかとは思いますが、今私どもがe—Japan計画で取り組んでおりますことは、まさに日本がおくれを克服しまして世界一のむしろ電子政府をつくりたい、こういうことがございますので、おくれていたのがトップランナーになる...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 せっかく開発してまいりましたIT技術、これをやはり私どもは実務の上にも大いに利用、活用していくことが大事だと思っております。 私も、新聞を大いに見てここまで来ておりますが、なかなかまだいわゆるITに関する技術的な習熟が十分でないために、その両方を今見比べながら...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 そもそも、このIT技術の発生過程からいたしますと、民間の皆様が、創意工夫と競争の中から立派なサーバーその他、お仕事をしておられるわけでございます。 もともと小泉内閣の一番の基本方針は、民間でできることは民間へ、地方でできることは地方へという中で進めてきたことで...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 天下りというようなことは全く考えておりませんで、やはり、先ほどから申し上げていますように、民間の皆様が自由な競争の中でより一層の効率を上げていくということが主眼でございますから、天下り先としてこれがつくられるというようなことではございませんので、繰り返し確認をして...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 法制審に諮問もしておりますし、パブリックコメントもいただきまして、各方面のお知恵を総合した結果でこのような形をとっているわけでございます。 | ||
○野沢国務大臣 確かに法制審は、最高裁なり日弁連なり、あるいはさらなる学識経験者の皆様、大勢いらっしゃいますが、国民全体の意見を必ずしも代表していない。例えば、国会での御議論にかけましたときには、なかなかまだまとまらないということもございまして、そういったこともございまして、必ず...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私どもは、さまざまな情報をすべて総合し、国会での御議論を踏まえてということでございますので、決して国会を無視してということではございませんので、その点はよろしくお願いします。 | ||
○野沢国務大臣 これは記者の方々から、自民党の先生方がまとめようとされている夫婦別氏法案についての御質問の後に、さらにこの制度そのものについての御質問をいただいたときの問題でございますが、別氏を選択できる制度になっても、私個人の家庭ではどうしますかという趣旨で、個人的には同じ方が...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 法務大臣といたしましては、本当に各国民の御意見、そしてまた国会での御議論、また法制審等の答申その他を尊重しまして、しっかり判断するつもりでございます。 | ||
○野沢国務大臣 現在、法制審議会会社法現代化関係の部会でございますが、ここで、会社法制の現代化を実現するための会社法制の全面的な見直しに関する審議を進めておるところでございます。 会社法制の現代化に当たっては、規定を現代的な表記に改めた上で、わかりやすく再編成しまして、商法第...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 国際捜査共助法及び組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 近年、外国人による凶悪犯罪が多発するとともに、国境を越えて敢行される犯罪が増加しておりますが、このような事態に有効に対処するた...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 お答えをいたします。 これまでの捜査共助は、外交ルートを通して行うのが原則でありました。多くの機関を経由すると時間がかかりますし、間接的になるということもありまして、迅速性が重要な捜査活動に支障が生じかねないという問題がありました。また、お互いの国で犯罪となる...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、外交ルートによらずに、法務大臣が中央当局として常に直接共助の要請を受理する法制の採用も考えられないわけではありません。しかしながら、外国に捜査を依頼し、あるいは外国から捜査を依頼される場合、国際慣行上、いわゆる相互主義が保障されるべきものと考え...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 刑事に関する共助の分野について申し上げますと、例えば米国は、欧州、アジア、アフリカ、南米にわたる地域の四十八カ国、二地域、一国際機関との間で刑事共助に関する条約を締結しております。これらの条約ではいずれも中央当局制度が採用されていると承知しておりますが、また、多数...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今回の法改正によりまして、米国のみならず、米国以外の国との間で、米国と同種の刑事共助条約を締結していく土台が整ったということになります。 日米刑事共助条約の締結後は、各国との間で二国間の刑事共助条約の締結に積極的に取り組んでいきたいと考えていますが、やはり事件...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今、参議院審議におきます議事録なども参考にされましてのお尋ねでございますが、まさにそれはそのとおりでございます。 今回の法改正によりまして、条約を締結する米国との関係で見ますと、外務当局を介さずに中央当局間で共助の要請及び証拠の提供を直接行うことができるように...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 日本にとって今一番緊急、重要な事案について御質問をいただきました。 私が昨年、法務大臣を拝命いたしましたとき、小泉総理から、日本を世界一安全な国と言われた状況に戻してほしいと。もう失われているという御認識ですね。政治では、G8の一員として世界に声をかけられる。...全文を見る | ||
06月01日 | 第159回国会 衆議院 青少年問題に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 ただいまの御決議につきましては、政府といたしましても、その御趣旨を尊重し、努力してまいりたいと存じます。 |
06月01日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第32号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 委員御指摘のとおり、近年、我が国におきまして外国人による犯罪が増加し、また、世界的に見ても、国境を越えて敢行される犯罪が増加しておるところでございます。 かかる犯罪から社会を守るということは、全世界が一致して取り組まなければならない大事な課題であるわけでござい...全文を見る |
○野沢国務大臣 日本の刑事司法制度については、さまざまな御意見があることは承知しておりますが、米兵事件が起こるたびに、米国内で、日本の捜査当局の取り調べに対しまして今委員御指摘のような意見が出るというようなことは、何分にも外国における事柄でもございまして、私自身は聞いたことはござ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 御指摘のとおり、今回の改正法は、双罰性がない行為であっても条約に別段の定めがあるときは共助を実施し得るものとしておるわけでございます。そのような行為についても、証人尋問や捜査、差し押さえなどが法律上はこれで可能となります。 しかし、双罰性がないということは、我...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 この委員会でも、入管法の審査等を通じまして、外国人の皆様の通報のあり方についてのさまざまな御要請をいただいております。これは、私どもとしてもできる限り迅速に対応しようということで改善もやってまいりましたが、今後ともそういった外国人の皆様との共生を考えますと、人権に...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 国際的な犯罪の捜査を進める上でそれぞれの国が両方とも共通の処分をする、こういったことが整っているところが双罰性あり、あるいはその必要がないところは双罰性不要ということで処理をしているところでございます。 | ||
○野沢国務大臣 今、泉委員からいただいたこの資料でございますが、この図二にございますように、一並びに二ともに件数そのものはしっかりふえております。 | ||
○野沢国務大臣 突然の御質問ですので、調べましてまた御返答いたします。 | ||
○野沢国務大臣 外国の法律の適用の問題でもございますし、全く事実の具体的な問題を離れての成否をここでお答えするのは差し控えたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 その事柄だけでは抽象的でございますから、その辺についてのしっかりした事実関係、そういった具体的事実がやはり必要であろうかと思います。 | ||
○野沢国務大臣 共助をする、しないの問題もいろいろございます。それから、双罰性の有無についても、国によっての国情の違いもある。これは、委員今御指摘のとおりの状況にございますが、今回、私ども、双罰性の要件を緩和することにつきましては、今までのこの法律の仕組み、それから証拠の取りそろ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 今、具体的な課題として、委員、児童ポルノの問題を御指摘されましたが、米国では処罰されてはいるものの、我が国では処罰されていない、こういう行為についても常に共助を実施することは不当だということにはならないと思います。 なお、共助を実施することは、それが任意の処分...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 ————————————— | ||
○野沢国務大臣 民事関係手続の改善のための民事訴訟法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 民事関係手続については、近年の社会経済情勢の変化等に伴い、特に、社会における情報通信技術の発展への対応を強化するとともに、権利実現の一層の円滑化を図る必要が...全文を見る | ||
06月01日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第21号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) たしか委員の今御指摘のとおり、これは息が詰まるような行政事件訴訟法のこれまでの状況と、これについては私どももそれはそれなりの認識は持っていたわけでございまして、また審議会の中でも、とにかくこれはやらなきゃいかぬという位置付けではございましたが、この内容審...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 行政自身が極めて大きくなり、また多機能にわたって仕事をしている。非常にこのバランスがその点で取れなくなってきたところから、こういったやっぱり司法の面から行政をチェックするという必要が更に大きくなったと。これは事実ですが、今委員が御指摘のとおり、行政自身が...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回の行政訴訟制度の改革につきましては、国民の権利利益のより実効的な救済手続の整備を図るということを目的にしておるわけでございまして、これまで大変しっかり御議論をいただいてまいりましたが、委員御指摘のとおり、救済方法を拡充したり仮の救済の制度を整備するな...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 確かに、これまで広範にわたる議論を進めてまいりまして、なお検討を要するという課題も幾つか積み残しているということは御指摘のとおりでございますが、取りあえずしかし相当大きな前進である今回の改正を十二分に生かして進めなきゃいかぬ。 残された問題につきまし...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 また、最高裁判所にも本附帯決議の趣旨を伝えたいと存じます。 | ||
06月02日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第33号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 私も、今委員のお話しになりました事実は大変な問題だなと、今伺っておりまして感じたところでございますが、刑事事件の捜査において問題があるといたしますれば、国政調査権を持つ国会の一つの権限としまして、必要な範囲でこれについての御議論をいただくことは当然あるものと考えて...全文を見る |
○野沢国務大臣 捜査の適否につきましては、ただいま国会で御議論もいただきましたが、最終的には司法の場で判断されることになると思いますが、今委員御指摘のように、オンブズマン制度の活用等も一つの御意見として承らせていただきたいと思います。 | ||
○野沢国務大臣 昨日の夜報道がなされて、また、本日の朝、それぞれの新聞その他で事件の概要を承っているところでございますが、最も安全でしかるべきはずの学校の中でこのような事件が発生したということはまことに残念であり、また痛ましいことと私も驚いておるわけでございます。 現在、警察...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 私も、法務大臣を拝命いたしましてから、少年犯罪の多発性それから凶悪化ということについて大変実は心を痛めておりまして、鑑別所の見学あるいは少年院の訪問を含めて、できる限り現場の御苦労いただいております皆さんのお声も聞いてきたわけでございます。今回、このような事件が発...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 国籍法につきましては、これまでも、我が国を取り巻く国際情勢や国内情勢の変化などを踏まえまして、所要の法改正を行うことも含め、適切に対応してきたところでございます。昭和二十五年、新憲法に基づく新しい現在の国籍法並びに五十九年の改正などがその主なものでございますが、今...全文を見る | ||
06月03日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第22号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) まず、知的財産高等裁判所設置法案について、その趣旨を御説明いたします。 我が国の経済社会において、知的財産の活用が進展するに伴い、その保護に関して司法の果たすべき役割がより重要なものとなっております。この法律案は、こうした状況にかんがみ、知的財産に関...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) まず、知的財産高等裁判所設置法案及び裁判所法等の一部を改正する法律案につきましては、司法制度改革審議会の御意見、また知的財産戦略大綱、知的財産の創造、保護及び活用に関する推進計画などを踏まえまして司法制度改革推進本部において検討を進めてきたものでございま...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) この法案作成に至る前に司法制度改革審議会の意見がございますが、ここで知的財産に関する事件の平均審理期間をおおむね半減することを目標とする旨が記載されております。これを受けまして、昨年、裁判の迅速化に関する法律によって、第一審のすべての訴訟事件を二年以内の...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回、知的財産高等裁判所の設置を行うことのメリットといたしましては、今年のもう四月一日から施行されております改正民事訴訟法における専門委員制度や五人合議制の導入、さらには現在御審議いただいております裁判所調査官の権限拡大等と相まちまして、知的財産に関する...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、不動産登記法は経済活動の基礎となる不動産に関する国民の権利の保全を図りまして、取引の安全と円滑に資することを目的とする法律でございます。 この法律に基づく登記制度は、不動産に関する私法秩序の基盤となっておるわけでございます。したが...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 基本的な問題でございますので私の方からお答えをしたいと思いますが、最近の我が国の社会におきますインターネットの普及は大変目覚ましいものがございまして、会社関係はほとんどもう九割以上のところが導入をしておりますし、一般家庭でも八割以上のところで何らかの形で...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回の法案では、そういった点につきましては委員御指摘のとおりの問題を持っておりますけれども、これを当面施行してみまして、国民の皆様の御意見等を伺う中で個々の判断として考えていかなきゃいかぬ問題かと思います。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 確かにこの制度をこうやって切り替える場合には、新しい制度と古い制度のなじみといいましょうか、一定期間はやはり並行しながら、これを両方ともやはり、便利な方を使う、なじんだ方を使うと、こういうことはなければならないと思っております。したがいまして、その辺につ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 御指摘のとおり、今回の改正法におきましては、知的財産高等裁判所の設置や裁判所調査官の権限の拡大、明確化を始めとしまして、知的財産に関する訴訟をより充実、迅速化するための各種の方策を講じておるところでございます。政府といたしましては、現在御審議いただいてい...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 確かにIT社会というのは一度覚えてしまえば大変便利なんですけれども、入るまでが非常に入りにくいということはもう御指摘のとおりでございます。ただ、これは好むと好まざるとにかかわらず、世界的な潮流として今の日本の社会も含めまして大きなもう流れになっておるわけ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 新しい不動産登記法に基づく政省令を制定していくに当たりましては、この登記制度を円滑に運用することができるようにするために、御指摘のような資格者団体、専門職者の御意見を十分聴取した上で円滑に進めたいと考えております。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) 基本的な問題についてのお尋ねでございます。 この知的財産高等裁判所設置法案及び裁判所法等の一部を改正する法律案につきましては、知的財産高等裁判所の設置のほか、裁判所調査官の権限の拡大、明確化や秘密保持命令の導入など、我が国の知的財産に関する事件につき...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今回の法案におきましては、裁判所調査官が行う事務はいずれも裁判長の命を受けて行うということが前提でございまして、今委員が御指摘のような技術裁判官導入ということではございません。今回の改正におきましても、この裁判の最終判断者が法曹資格を有する裁判官であると...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 今御指摘をいただきましたが、私も二十年以上前に測量士の試験だけ受けて合格証だけいただいていたんですが、今回このような仕事をするに当たりまして国土地理院に確認したところ、確かに合格ということで、お免状もちょうだいしました。しかし、その当時に比べますと、大変...全文を見る | ||
06月10日 | 第159回国会 参議院 法務委員会 第23号 議事録を見る | ○国務大臣(野沢太三君) 最初に、不動産登記法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 不動産登記制度は、国民生活や経済活動の基盤である不動産について、その権利関係などを公示することにより、国民の権利の保全及び取引の安全と円滑を図るための制度であります。この法律案は、不動...全文を見る |
○国務大臣(野沢太三君) 不動産の登記制度は、国民の重要な財産である不動産につきまして、国民の権利の保全を図り、取引の安全と円滑に資することを目的とする制度でありまして、その円滑な運用を図ることは極めて重要な課題であると考えております。したがって、今回の法案に基づく新たな制度につ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 最も基本的な問題でございます。委員が今御指摘のとおり、国民の重要な財産である不動産に関する権利を保全し、不動産取引の安全と円滑に資するということを目的とする不動産登記制度におきましては、利便性の向上だけではなく、登記の正確性の確保を図ることが重要でござい...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処してまいりたいと存じます。 | ||
○国務大臣(野沢太三君) この制度は、判事補や検事が弁護士としての職務を経験することを通じまして裁判官及び検察官としての能力や資質の一層の向上、職務の充実を図ろうとするものでございます。広く、かつ高い見識を備えた裁判官及び検察官を育成する上で大きな意義を有するものでございます。 ...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 衆議院での御議論を踏まえてのお話と承りますが、司法制度改革審議会におきましては、法曹一元という言葉は多義的でございまして、この文言にとらわれることなく、二十一世紀の我が国の社会における司法を担う質の高い裁判官を確保する等の観点から、判事補に裁判官の職務以...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) これは十分弁護士会の皆様とも御協議を申し上げ、また、今百人というお話がございましたが、一度に全部というわけにもいかないと思いますので、逐次お話ができたところから実行に移していくということかと思っております。 また、弁護士のみならず、他省庁なり外国への...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 大事な御質問をいただきました。 社会の複雑多様化あるいは国際化等がより一層進展する中で、行政改革を始めとする社会経済の構造改革を進め、明確なルールと自己責任原則に貫かれた事後チェック・救済型社会への転換を図り、自由かつ公正な社会を実現していくというの...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 委員御指摘のとおり、児童買春や児童ポルノに係る事件の防止という観点からも子供の権利に対する認識を深める啓発を行うことは極めて重要であると考えております。事件の数が特に最近累増しているという状況にかんがみまして、やはりこれに対しての取組については、もちろん...全文を見る | ||
○国務大臣(野沢太三君) 海外で本法に違反する行為を行った日本人の処罰を行うに当たりましては、外国の捜査機関との連携を深めながら、外交ルートを通じた捜査共助や国際刑事警察機構、いわゆるICPOでございますが、これを通じた情報提供を活用していくことが重要であると考えております。 ...全文を見る | ||
06月11日 | 第159回国会 衆議院 法務委員会 第34号 議事録を見る | ○野沢国務大臣 やはり、事実に基づかない報道がなされるということはまず大変残念だと思います。そういったことのないよう、節度のある報道をまずは期待をするところでございますが、こうした問題がまた出た場合につきましても、やはり何といいましても、今委員も御指摘のとおり、御家族そして御本人...全文を見る |
○野沢国務大臣 私どもは、昨今の電子技術の進歩に対しまして、新しい法律の各種体系をそういった新技術の上に乗せていくということで、最善の議論を尽くして法案をつくっておるわけでございます。 そういうことで、今委員御指摘のとおりの問題点あるいはマイナスの面というのは、運用の過程であ...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 子供は国の宝ということで、委員のお気持ちはよくわかるわけでございます。養育費の履行の確保を図るということは、子供の養育にとっては極めて重要なことと認識しております。 そのためには、御指摘のように、民事手続以外の方策も考えられるところでございますが、まずは、法務...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 刑事裁判は、刑事事件につきまして、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにして、刑罰法令を適正かつ迅速に実現することを目的としておりまして、刑事訴訟法においても、そのための具体的な裁判手続を定めているところでございます。 も...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 死刑執行に関しましては、個々の事案につきまして、関係記録を十分に精査し、刑の執行停止あるいは再審または非常上告の有無、恩赦を相当とする情状の有無などにつきまして慎重に検討しまして、これらの事由等がないと認めた場合に初めて執行命令を発することとしているものでございま...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 大変包括的に養育費の問題につきましてお調べをいただいた上での御質問ということで、敬意を表する次第でございます。 まず、養育費が子供を養育するために必要不可欠なものであることはもう間違いがございません、委員御指摘のとおりでございますが、父母間においてその支払いに...全文を見る | ||
○野沢国務大臣 これは今度の間接強制の方法等も活用しながら、やはり大事なことは、子供たちを大事に育てようという世論の喚起、国民の皆様方の、子供を大切にするという、そういった心構えをみんなで醸成をしていく一つの国民運動のような形でキャンペーンをすることが極めて大事と考えております。 | ||
○野沢国務大臣 これまで委員の御指摘をお伺いいたしまして、養育費の支払いの確保ということが子供の養育のために大変重要であることを再認識いたしておるところでございます。 法務省といたしましては、所管する民事法の分野で、昨年は将来分の養育費についての給料債権の差し押さえ等を認める...全文を見る |