野末陳平

のずえちんぺい



当選回数回

野末陳平の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月10日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第3号
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○野末陳平君 先ほど矢追委員から拘束預金に関する質問が出ておりましたので、それに関連しまして銀行局にお尋ねしますが、どうやら公定歩合の引き下げが先行して預金金利の方はそのままで据え置きというような情勢らしいですけれども、金融機関などはもうそれを前提としてといいますか、覚悟した上で...全文を見る
○野末陳平君 研究していただきたいと思って質問しているわけですけれどもね。  そうすると、これいままず最初の局長の解釈の収益面をねらって期間を短縮させてという、まあ金利を浮かそうということでしょうね。そうなると、今度反対の立場で債務者の方は、結局これでまた結果的には金利が上がっ...全文を見る
○野末陳平君 これはまだ、いま弊害が出ているとか、あるいは苦情が多いとかいうことではありませんので、研究としてぼくももう少し実態をいろいろ聞いてみようと思っていますから、ひとつ、また後日何かの機会にお話を聞きたいと思うんです。ただ、それについて大臣にお伺いしたいんですけれども、や...全文を見る
○野末陳平君 きつくて当然じゃないかと、まあ、こう思うわけです。ですから、甘過ぎる面はこれからまた気がついたとき質問したいと思いますから、まあ、ひとつ、別に銀行いじめしょうとか大蔵省いじめるとかという気ではありませんので……。やはり銀行行政というのは、銀行も大事ですけれども、預金...全文を見る
03月24日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
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○野末陳平君 印紙税法ほか二法につきましては私の質問したいこと大体出てしまいましたので、あとは一般的なことにさせてもらいます。  まず、住宅取得控除のことをお聞きしますけれども、この間の確定申告でもかなりこの住宅取得控除については一般の納税者の間にもう定着してきつつあるようで非...全文を見る
○野末陳平君 そこで、そうすると質のいい新築の住宅を確保することが政策目標であるということでしょう。だけども、私は考えるのは、そういう質のいい新築住宅をどんどんふやすことが目的なんじゃなくて、新旧を問わず、中古でも当然、国民に家を持たせるという広い意味の住宅政策の促進の方がねらい...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、今度は家を持つという一般の国民の立場から考えるんですね。今度の確定申告で一番疑問といいますか、私などがあちこちで聞いたのはこういうことなんですね。要するに新築するには土地から始めなければなりませんから相当なお金要りますね。それから建て売りにしても高いで...全文を見る
○野末陳平君 主税局長の意見わかりました。じゃ大臣に聞きますけれども、主税局長は、持ち家促進じゃなくて、質のいい新築住宅促進ということです。しかし、現実にこれから質のいい新築住宅を持つということが予算的に非常にむずかしくなりつつあると、土地の問題がいまのままでおれば、これはとうて...全文を見る
○野末陳平君 そうしたらその場合には土地の問題は当然出てきますから、戸数がふえるためにまず土地を確保しなきゃならない。土地の値上がりは少しは、前ほどひどくはありませんけれども、現実には高いのは事実ですね。それ、じゃ一般のサラリーマンが買えますか。財形や何かあるといったってそう簡単...全文を見る
○野末陳平君 それではぼくは中古であろうが新築であろうが、マイホームを持つということに対して控除を考えるのがあたりまえだというふうに考えておりますから、今後この中古も控除の対象に入れるような方向で検討してほしいと思います。  ついでにもう一つ。増築とか改築というのがあるんですね...全文を見る
○野末陳平君 それだったらあえてもうちょっと積極的にお願いしますけれども、結局、これを知っていれば、この住宅取得控除の存在は知っていても、いわゆるいまのテクニックですね、アパート借りて住んでおけば新築になるんだということをすれば、これ受けられるわけですよ。ところが現実に、アパート...全文を見る
03月29日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
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○野末陳平君 前回、大臣にお聞きしたときには、住宅の所得控除に中古が対象になるかどうか、どうもこれは余りいい意見をいただけなかったので、また住宅について別の角度から、もちろん別のテーマでお聞きしたいと思うんですが、これから税負担率も上がるでしょうし、これは平均値ですから、人によっ...全文を見る
○野末陳平君 そこで、初めから所得税体系が崩れるからといって、そう終わりにしていいのかどうかということをお聞きしたいわけですよ。  ですから、簡単に言えば、たとえばいまの話で四万五千円差があると、じゃそれに課税しろと、そういう話で全然なくて、後者の話です。要するに負担は四万五千...全文を見る
○野末陳平君 ですから、いまの課税最低限以下の人たちの問題か一つと、それからもう一つは、要するに住宅政策などの面もあるんですけれども、ですから、ぼくはそういう方向が全然問題にならないのかどうかという点で、さっき言った若い二十代、三十代の人たちと話しますと、家が持てる希望がないわけ...全文を見る
03月31日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
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○野末陳平君 先ほど円高のこと出ましたけれども、総理は絶対に介入しない、放任するということでしたが、どうでしょう、見通しはどんなものでしょうかね。このまま一ドル二百七十円を割れるのがあるのか、それとも二百七十五、六円で落ちつきそうなのか。具体的な見通しのことまでちょっと教えていた...全文を見る
○野末陳平君 だけどしかし、仮に放任しておいて、一ドル二百七十円を割るようになってきたら、業者の方はこれはかなりの痛手を受けると思うんですね。特に中小どころは。そうすると輸出にももちろん影響がありますから、輸出と景気も関連してきますし、そんなことで幾ら放任しておきます、実勢に任せ...全文を見る
○野末陳平君 でも総理は、経済の神様だからね、それくらいのことは言ってもらえると思ったんですが、まあいいでしょう。言うはずもないと思いますが……。ただし、アメリカの銀行筋なんかで、私聞くところによると、二百五十円台を言っているんですよね。それが円の、実力だと。このぐらいあったって...全文を見る
○野末陳平君 これは、じゃ、しようがありませんから、まあ異常現象が起きる前に、起きたということで介入でもして何か手を打たれるのじゃないかと思いますけれども。  ついでに今度は、栗林委員の話にありました預金金利の問題ですけれども、先日の公定歩合の引き下げで貸出金利が下がるとは余り...全文を見る
○野末陳平君 そこで、じゃ、その金利政策に関連して、先ほどの質問にもありましたけれども、郵便貯金の利子の問題がありまして、あちらが、あちらがというのじゃないのですけれども、郵政省側が、要するにこれは庶民の零細なお金であって、この利下げというのはこれは許せないというような反対をして...全文を見る
05月17日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第11号
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○野末陳平君 初めに、中山参考人にお伺いします。  先ほどから個人消化の問題が出ておりますけれども、かなり順調であるように聞いておりますが、この個人消化の中身ですね。中身といいますと、つまりいま十年ものが中心ですから、十年このまま持ち続ける人がどのくらいいるかどうか、それはわか...全文を見る
○野末陳平君 ありがとうございました。
05月24日第80回国会 参議院 大蔵委員会 第13号
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○野末陳平君 三治委員の質問に関連して聞きますけれども、いま国債は割国がほんのちょっとあるだけで、十年ものが一本になっていますけれども、特にいまのお話にあるような個人消化、個人保有ということを考えた場合に、総理、もうニーズに応じ切れないと思うのですね、十年ものというのは。もちろん...全文を見る
○野末陳平君 次に、預貯金金利の引き下げがあるたびに起こる現象なんですけれども、民間の金融機関と郵便局の場合、実施がずれるんですね。今回も半月の差がありましたか、この間に駆け込みの郵便貯金がふえるという現象が起きたようですが、これもちょっとぼくは銀行の味方をするわけじゃありません...全文を見る
○野末陳平君 まあそれだけでないでしょうけれども、郵便貯金とそれから一般金融機関の預金との間でいろいろ差が出てきているように、かなり最近では銀行などの金融機関が神経質になっているような話を聞きますが、そこで、最近何か大蔵省の方で金融機関に、一部の金融機関からかなり要求が出ているよ...全文を見る
○野末陳平君 そうすると、認めるというのじゃなくてかなり前向きにいま検討しつつあるというようなことになるんでしょうか。
○野末陳平君 総理にもう一つお伺いしますが、五十五年度には赤字国債脱却しようという話はもう前からあるんですけれども、この間もここで参考人の御意見いろいろ聞きましたけれども、やはりどう考えても景気回復を期待するよりは、何か増税の方が可能性が強いような、もちろん増税してこの赤字国債脱...全文を見る
10月27日第82回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
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○野末陳平君 それでは御協力申し上げる意味で、ぼくもいわゆる医師税制の特例について質問しますが、初めはひとつおさらいですから、この特例措置が創設された昭和二十九年の当時と現在と、おさらいの意味で比較した数字をそちらに教えていただきたいと思います。  まずこの措置によります減収額...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、五十二年度におきましては二二・五%ということは約四分の一、もちろん弱ですが、全体の租税特別措置における減収額の中でこの特例が占める比率というのは相当大きいということはもう当然わかるんですがね。このお医者さん——お医者さんと言っても勤務医とかいろいろあり...全文を見る
○野末陳平君 一人当たり二百万円を減税していると、この措置によって。これが地方税にはね返る部分で地方税はどのぐらいと推定されますかね、まあ大ざっぱでいいですが。
○野末陳平君 これは特別措置ですからね、これだけあると言われればそれまでですが、どんな業界でも地方税含めて二百八十五万と、開業医一人当たりこれだけ減税されているというのはちょっとこれは優遇され過ぎだという感じがしますね。大蔵大臣、どうでしょうかね、優遇されているんじゃないかと。
○野末陳平君 これは常識ですね。ところで、この税調の答申をずっと見てみますと、ここに書いてあることが、いわゆる医療保険業の一人当たり平均所得が給与所得者、つまりサラリーマンの平均収入と比べて四十七年の税務統計では約四倍になっているということなんですが、もちろんもうそこから五年もた...全文を見る
○野末陳平君 ということは二十四倍ということですね。
○野末陳平君 そこで税調のさっきの数字に戻るんですが、二十九年と比べてお医者さんがぐっと伸びてサラリーマンが余り伸びが悪いと、別にひがみっぽく言うわけじゃないんですけれども、二十九年は四十二万円と二十六万円でしょう。サラリーマン二十六万円、お医者さん四十二万円。そうするとお医者さ...全文を見る
○野末陳平君 もちろん、これを同列に比較するんじゃありませんが、いまの出された数字でいくと、つまり税調の約四倍開きがあるということのこれが裏づけですね。  そこで、この税制によっていわゆるお医者さんの所得水準について配慮を行ったのがこの特別措置ですよ。当時は、二十九年ごろは当然...全文を見る
○野末陳平君 時代がいかに変わっているかということですけれども、この診療報酬の支払い額の中に占める薬代ですね、お医者さんは薬を水増し請求したとか薬浸しとかいろいろ言われていますが、そういうことを言っているんじゃないんです。大体どのくらい支払い額の中で薬は占めていますか。
○野末陳平君 ここからが私の興味のあるところでして、いま一応厚生省の方は診療報酬の支払い額の中で薬は三七・三%と。大蔵大臣、そういう数字ですが、医師会、武見さんあたりに言わせると数字が違うんです。  日医ニュース、これは保険の場合の必要経費の七二%は当然であると。それはいいです...全文を見る
○野末陳平君 九割までが買える値段というと、基準がここにある。基準が九割ということは、上に少しある、下にある。つまり中をとるんじゃなくて、九〇に線を引いて、これが薬価基準ということですね。ということは、薬を買う場合に、同じ薬が安くも買える、買い方によっては。しかしそんなに安くない...全文を見る
○野末陳平君 さて、この若干の差益ということになった、この若干が問題なんですが、ともかく差益が現実にあるとなれば、これはどうなんですかね、税の上から見てこれは差益なんだから、やつ。はり所得ということになるでしょうね。
○野末陳平君 いわば実額だ。実勢価格。
○野末陳平君 そのとおりで、引かれる部分は決まっている。しかし、現実に差益があればこれは税の上からは一種の所得なんでしょう、ということになるんでしょう。
○野末陳平君 わかった、わかった。要するに、じゃこうだ、医師会が言っている四〇から四五%かかると言っているけれども、これはいわゆる薬価基準ベースであって、税の上ではもうこのままだ。適用を受けるからこのままで認めていると、そういうことですね。ぼくの方は、現実に仕入れのときは安く買え...全文を見る
○野末陳平君 わかりました。なかりせば所得になるけれども、あるからね。所得と認めてなくて、あるいは認める必要もなくてまけているということになるわけですね。  問題は、厚生省にお聞きしたいんですが、あなたも御存じのとおりだ。薬価の見直しをやらなきゃならぬということは、当時、いまの...全文を見る
○野末陳平君 そこで、この薬価の見直しはこれから出るんでしょうけれども、いままでくどくど言ってきたことは、お医者さんたちは七二%必要経費はこれは当然であって、その内訳を言うなら四〇から四五%が薬品代だと、こう言っているんですが、現実にはそれは薬価基準ベース、請求するベースであって...全文を見る
○野末陳平君 ということは、わかっている範囲ではちょっと古い数字だけれども、薬価基準と実際の仕入れのところ三〇%ぐらいということですね、そういう意味だったね、いまの。
○野末陳平君 古過ぎるな。それからずっと下がっているのは御存じのとおりで、これ時間もないから、具体的なそちらで決めている薬価基準と、それからお医者さんがたくさん使っているいろんな品目、これを一体薬価基準に幾らで、現実には幾らで買えてというようなの、これはあしたやります。もう時間が...全文を見る
○野末陳平君 もう時間ないんで、まだ聞きたいこといっぱいあるんですがね、税調の答申の方に移りましよう。  これ大臣にお聞きしますが、収入階層によって控除率を決めておりますが、ここに七二という現行の数字も出ている。ところが五二%という数字が出て、これは五千万円超の部分には五二%控...全文を見る
○野末陳平君 ほぼ近いということは、現在七二%必要経費を認めているということとはずいぶん差がありますね。どういう根拠でその五二を出されたか知りませんが、ぼくはこの差は、いま言ったように、大蔵大臣、あなたが肯定していらしたけれども、実際に請求してもらうお金と、それで払って仕入れる額...全文を見る
○野末陳平君 最後。  そうしたら一つだけ大臣に聞いておきますが、この答申は、まあこのとおりそちらが尊重しておやりになるかどうか知りませんよ。しかし、五百万とか千五百万でもって線を引いているんですね。そして控除率も五%刻みになっているが、もう少し刻み方が細かくてもいいんじゃない...全文を見る
10月28日第82回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○野末陳平君 きのうの大蔵委員会に引き続きまして、いわゆる保険診療のお医者さんの優遇税制に関することを続けてまたきょうも質問したいと思います。  きのうのおさらいをちょっとしておきますと、大ざっぱに言いまして、社会保険医の収入が、この特例が創設された当時と比べましてサラリーマン...全文を見る
○野末陳平君 非常にその辺がむずかしそうなという感触が大分ありますが、じゃ、別の面でもう少し聞いてほしいんですが、きのうは時間がなくて荒っぽく厚生省と話になってしまいましたので、改めて厚生省に細かくお聞きしますが、日本医師会の方では、厚生省も御存じだと思うんですけれども、現在七二...全文を見る
○野末陳平君 ぼくもお医者さんに聞いたらばそうだと。つまり、ここでわれわれが言う薬品代は薬価基準ベースのもので、いわゆる請求するときのこれが薬品代であると、こういうふうに説明しておりましたから間違いないと思うのです。そこで今度は、お医者さんでなくて国の基金から払うというここの部分...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、医師会は四〇から四五%だと言っていると、正確に医師会のことはわかりませんから。ところが今度は厚生省の方から見ると医療費の中に占める薬が三七・三%だというので、これを比較するのじゃなくて、まずその三七・三%という数字にこだわって言うと、これは保険収入千円...全文を見る
○野末陳平君 そこで、きのうもそれが出たわけで、つまり、実際買うのと薬価基準との間に差があると、安く買う人が若干どのくらいというので、その若干の差ですね、これをきのう三〇というお話だったけれども、どうもそうじゃないのがわかりました——わかりましたというのは変ですが、ぼくはそう思い...全文を見る
○野末陳平君 わかりました。  そこで、じゃその三〇%は昭和四十五年だということにしてそのまま計算さしてもらいますと、そうすると国で決めたこの薬価基準よりも昭和四十五年ごろに約三割安く仕入れることは可能だということになりますよね。そうすると、さっきの千円に対して三百七十三円の割...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、五十年で三七・三%で、それから差益が四十五年だから、同列に比較するということはできないということでしたね。そうしたら四十五年の率はどうですか。
○野末陳平君 そうすると、今度はそれの三割安ということになりますとどのくらいになります。計算するとちょっとしか違わないんじゃないですか。
○野末陳平君 そうすると、ここでもってやはり差益があると、つまり仕入れと薬価基準でもらう額に差がかなりあるわけですね。  ここで国税庁にお聞きしたいんですが、いわゆる請求ベースでもらう金とそれから仕入れてくる額、これをどっちが一体経費と言うべきなのかと。もちろん、社会保険の診療...全文を見る
○野末陳平君 そうすると、税の上では仕入れ価格が経費であるということになりますね。——そうですね。
○野末陳平君 そこで、いまの差益が三〇%とかいう古い数字を出しても、これ始まらないと思うんですよ。いままでかなり仕入れと薬価基準でもらう額の差があったということだけを踏まえまして、現在——現在は薬価基準とそれからいわゆる仕入れ、市場のいろんな値段がありますけれども、この差益を、同...全文を見る
○野末陳平君 そうしたら、ぼくの方はもう自分のところが薬をお医者さんに入れている商売で、それから身内がお医者で、両方やっているもので実態がわかり過ぎて困っちゃうんですけれども、だからと言って、そういう感触で言ったんじゃ話が余り大ざっぱになるから、あえてお聞きするんで、ひとつ厚生省...全文を見る
○野末陳平君 まあその結果が、ぼくの周辺の医者の実際と大体合うかどうか、興味を持ってお待ちしていますから。  ところで、会計検査院にお聞きするんですが、会計検査院はこれについて知ってますか。要するに、薬価基準と実勢の仕入れとのこれがどのくらい差があるかというのを。だって、いろい...全文を見る
○野末陳平君 平均で……。
○野末陳平君 適用を受けているお医者さんだけの平均で。
○野末陳平君 そうすると、いまちょっと興味のあることをお聞きしたわけで、検査院がこの医師の特例という租税特別措置がどういうふうに政策効果を発揮しているかということから恐らく医師の実態をお調べになったわけでしょう。その結果、必要経費がこの特例の適用を受けているお医者については平均で...全文を見る
○野末陳平君 そこで、いま五二%の必要経費のうちで薬代一九%というような検査院の調査、ぼくはいまの、たとえば今週のデータですけれども、抗生物質——お医者さんが一番抗生物質を患者にくれたがるわけですよ。ですから、抗生物質を例にとって調べたんですが、薬価で二百九十四円のやつがあります...全文を見る
○野末陳平君 それで、その差が大体いまぼくが調べ、そしてお医者さんたちの話を総合すると、彼らは自分に不利なことになっちゃうんですけれども、実態は実態ですから。大体あなたが昭和四十五年ごろは三〇%の差益とおっしゃったが、いまどうも五〇%ぐらいと見れるんですね。だから、それをあなたの...全文を見る
○野末陳平君 じゃあと一、二問。  そこで、じゃお聞きしたいんだけど、中に赤字のやつがいまの全品目のうち何%あって、それから大体差益が三〇の七割ぐらいがどのくらいあって、五〇ぐらいのがどのくらいってわかりますか。ぼくがお医者さんに聞いたら、確かに薬価基準に近いものもあると言いま...全文を見る
○野末陳平君 ですから、厚生省の方がちゃんとした資料があるような、ないような、これはむずかしいんだと思いますから、税の上からだけ言ってもなかなか話が合わないと思うので、少なくもぼくの言いたいのは、税の上では七二%必要経費当然だと、こう医師会は言っている、お医者さんは言っている。し...全文を見る
○野末陳平君 来年は……。
11月01日第82回国会 参議院 大蔵委員会 第3号
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○野末陳平君 いまの法案については、もう大体質問することもありませんので、歳出面における問題を、財源難から歳出面の細かい見直しといいますか、厳しい見直しが必要になっていることは言うまでもないわけですから、ぼくもそれについて幾つか拾ってみて考えることがありましたので、大蔵大臣に意見...全文を見る
○野末陳平君 だけれども、大蔵大臣の諮問機関で一応値上げの意向という方針は打ち出したわけでしょう。
○野末陳平君 そうしますと、学校特別会計に一般会計から繰り入れている分、それをいま七千何百億でしたっけね、その分をどうしてもこのぐらいはカットしなければという積極的な説明をしたわけじゃないんですか。
○野末陳平君 文部省にも来てもらっていますから、これは後回しにして、初めに教科書の方からいこうと思うんです。この方はもう大分具体的らしいですから、まだ全然決まっていないと言われますと何か話になりませんから……。  教科書の方ですが、これは現在無償配付ですけれども、これを有償に切...全文を見る
○野末陳平君 結論が出たらこれは大変で、だから日教組なんかは無償化をそのまま続けるために反対運動を起こすとかいろいろ言っているわけですよ。だから、そちらの率直な方針をお聞きしたいわけなんですね。  ぼくはやはり父母に——父母というか、つまり家庭に負担がきつくなるので、まあ金額は...全文を見る
○野末陳平君 大体そんなところだろうと思いますが、そこで大蔵大臣にお伺いしたいと思いますが、どうも無償か有償かというだけでもって話が進んでいってしまいますと、これは非常に誤解を招くと思うんですね。やはり無償はいけないんで有償にするとか、いや有償は困る、無償が憲法の精神からいって当...全文を見る
○野末陳平君 もちろん、だから結論が出ていたらもうここでもっていろいろお聞きする必要もないわけで、文句言うしかないようなふうになりますから……。  そこで、予算を伴いますから、あれこれこれから問題があるんでしょうけども、額としてはそんなに大きいものではないので、これをもし無償を...全文を見る
○野末陳平君 ずいぶんたくさんいろいろなマイナス面を挙げられましたけれども、一々それについて反論しようとは思いません。それは結局あれでしょう、まだ所有物という観念がしみついているからいろいろな問題が起きてくるわけですから、もう永久に所有物でいっていいかどうかわからない。逆に言えば...全文を見る
○野末陳平君 有償化はちょっと問題ですね。それだけはやってもらいたくないと思いますがね。  国立大学の授業料へいきます。  文部省に聞きますけれども、ぼくは一番、授業料は確かに先ほど主計局からも話ありまして、この間値上げしたばっかりだしという、後ろ暗いような何か言い方をしてい...全文を見る
○野末陳平君 ついでに、国立の学生一人当たりどのくらいのお金がいまかかっているんでしょうかね。
○野末陳平君 大蔵大臣に、ぼく個人は、要するに理想は私学への助成金、援助の方をもうちょっとしてもらえれば、自然にこの格差もちょびっとぐらいは縮まるだろうと思ったりいろいろ考えているのですが、まずいまの数字などをちょっと見てみただけでも、安過ぎるとは言いませんけれども、やはり私立行...全文を見る
○野末陳平君 さっき文部省から出た数字ですけれども、授業料の比較で私立が約二・六倍と言うんだけど、私立というのはもっと雑費なんぞいっぱいかかるから、はっきり言って差というのはこれだけの単純な数字では出ないと思うんですが、一番恐れるのは、税金で言えば、たとえば不公平税制でお医者さん...全文を見る
11月02日第82回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○野末陳平君 お米が豊作だそうで、またお米の消費を伸ばそうとか、いろいろ話題が、引き続きお米の話題か出ておりますけれども、まず、食糧庁に伺いますが、日本人はいま自主流通米とそれから管理米の方、どちらを多く食べるようになっておりますか。その辺からまずお答えをお願いいたします。
○野末陳平君 そうしますと、複雑にならないように、自主流通米の方にしぼってこれからお伺いしていこうと思うんです。  で、お米屋さんというか米を売っているところは、最近スーパーなどもずいぶんふえましたから、みんな登録だと思うんですけれども、かなり数もありますんで、どうなんでしょう...全文を見る
○野末陳平君 そこで、私がお米の値段とそれから袋の表示と中身の関係などについていろいろ調べた、その対象にしたお店が十軒ぐらいあるわけで、そのうちの一部を、つまり看板を、登録店の目印を表に出していないところをそちらに照会しましたけれども、それらの店は登録業者なんですか、それともまだ...全文を見る
○野末陳平君 そうすると、その無登録は、いわば悪い言葉で言えばもぐりの業者で、そういう場合にはそちらではすぐにいろんな手を打つんですか。
○野末陳平君 さて、別にもぐり業者を取り締まれとか、そういうことでいま質問しているわけじゃありませんで、いわゆる未登録の業者、それから登録をしてある業者も含めまして、現在どういう米の売り方をされているかという点なんです。ぼくが対象にしたのは主にスーパーとデパートですから、ごく一部...全文を見る
○野末陳平君 そうすると、新米という売り方は指導はしてないわけですね、つまり消費者の誤認を導くから。  そこで、じゃ聞きますが、いまこの持っているのはたとえば一つの袋ですけれども、「新米五〇%入り」と書いてあるわけね、ここに。で、この「新米五〇%入り」というんで、果たして新米か...全文を見る
○野末陳平君 ですから、食糧庁はそういう方針でしょうけれども、買う消費者の方から言うと、新米とかあるいは「新米五〇%入り」とかって麗々しく売っているにもかかわらず、中身がそうじゃないというのはわかりませんからね。ぼくらも全然わからなかったわけで、検定協会に調べてもらってわかったと...全文を見る
○野末陳平君 そこで、新米ばかりにこだわるんじゃないんですね。普通どこでもササニシキがあるとかコシヒカリがあると、こうなっているわけですよ。いわばこれが一番いい米の代表のようになっているわけですね。で、買いに行ったわけですよ。いま見せたのは、これは宮城産ササニシキですよ、明らかに...全文を見る
○野末陳平君 だから、指導監督しているんでしょうけれどもね、現実にスーパーで売っているのはそうだと。それでデパートはこうですよ。紙を張るんだよ、紙を張っているのね。これもちょっとわからないんだな。これは「新潟米コシヒカリ」と書いてある、「最高級新潟米コシヒカリ」という紙。これは「...全文を見る
○野末陳平君 じゃちょっと角度を変えまして、公取委の方にお伺いするんですけれどもね。まあ袋には、事実いまの食糧庁が言うように書いてあるんですよ、何年米とか、「内地米」とか何年ってそれは書いてあるんです。だけれども中身が違うんで、そこが消費者にとって問題だと、こういうふうにお聞きし...全文を見る
○野末陳平君 そこで、改めて公取の方にも実態に関心を持ってほしいと思うんですよ。素人はわからないわけですね、もう言われているままがそのとおりだと信じているわけですが、食糧庁は指導監督をやっていると、だけれども絶無じゃないと言われると、その絶無じゃないのはじゃどの程度実際があるかと...全文を見る
○野末陳平君 それはもう徹底的にやってほしいですね。要するに中身と表示が一致するということがまず第一でしょう。それから中身が安いものであれば安い値段で売るのがあたりまえのことで、それをどうしてつり上げた値段をつけているかということで、絶対に不明朗だと、フェアじゃないと思いますから...全文を見る
○野末陳平君 まあ恐らくぼくの調べたのは一部だと食糧庁では思われるでしょうけども、米の卸業者ね、精米の方とか、問屋さんというんですか、何かその辺に聞いてみると、これがあたりまえだということも言ってますから、わかりませんからあえて食糧庁にこの問題をお願いしたということですから、ひと...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、万々一のときのために持っていた方がいいと、こういうことですな。すると、今度は発行されてなくて全然持ってない人はどうするんですか。
○野末陳平君 そうなると、ますます何かお金がむだみたいな気もしたりするんですが、まあちょっとこの辺、時間もなくなりまして、これは恐らく食管法の問題その他と絡んで非常に大事なことだろうと思うんで、きょうはできませんが、何か全然役にも立たないのを持っていて、大事にする人もいないでしょ...全文を見る
11月16日第82回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○野末陳平君 医療費控除についてお伺いします。  大体納税者の間にこの医療費控除もかなりPRが行き渡ってきたように思います。そんなわけで、恐らくお医者さんの領収書が出ないの出るのということが最近新聞などに出ているんだと思うんですけれども、とりあえず、国税庁の立場でもって、この医...全文を見る
○野末陳平君 その例外的に認めてもらえた人は非常にいいわけですね。しかし、あくまでそうなると例外ですから、領収書以外でもってその控除が認められるというのは少ないんだろうと思うんですね。そうすると、主観というわけじゃないですけれども、持っていった資料によって結局うまくいったりいかな...全文を見る
○野末陳平君 ええ、よくわかっています。ですから、国税庁のPRにも、領収書はお忘れなくと、こうなっているわけですね、特に税を知る週間ですか、いま出ている印刷物に。そうすると、今度は領収書がもらえた場合はいいですけれども、もらえないと言ってくる苦情もないとは言えないわけなんで、厚生...全文を見る
○野末陳平君 ただし、領収書をお医者さんに行ってもらうというのは、こういう習慣は定着していませんからね。最近医療費控除が大体PRがかなり行き渡ったために、お医者で領収書をくれという患者がふえたんだろうと思うんですね。また国税庁の窓口でも、どうなんでしょうか、医療費控除の申告者が毎...全文を見る
○野末陳平君 それだからなおのこと、領収書がもらえなかったという苦情が、これが本当であればやはり非常にかわいそうだというか、そういうことがないようにしなきゃいけないと思うんですね。厚生省のお答えですが、一般的にはということですが、しかし現実にはどうも苦情があるわけですね。ここでい...全文を見る
○野末陳平君 こういうのが多いようなんですよ。開業医の場合ですね。いま言った大きい病院や、国立、公営とか、そういうのは領収書を出してますけれども、開業医の場合でこういう例が一番多いように思ったんですが、二、三あるんですけれども、要するに治療を全部終わってから領収書の請求をするんで...全文を見る
○野末陳平君 ほんとにそうなってほしいと思いますね。  国税庁についでに伺いますがね。やはり領収書をもらい損なうケースとして、こういうのもあるんですね。お医者さんに――これは患者の方もちょっとおくれちゃうんですよね、確定申告の時期になって去年の分をってもらいにいくわけですから、...全文を見る
○野末陳平君 そこが結局、この医者と患者の間では普通の商売あるいは物の売買と違って、領収書が習慣的になっていないからこんなことが起きるんだろうと思うのです。  そこで大臣、こういうことじゃないかと思うのですよ。やはり医者の領収書は医療控除を受けるためには絶対に必要であると、必要...全文を見る
○野末陳平君 ですから、医師会に要望するのももちろんいいんですが、あくまで医師の方でしょう。それは厚生省も医師会に通達を出しているんだもの。患者が請求したら出しなさいよとこう出している。ところが、請求したらって、そこら辺がまだ定着してないんですよ。だから、いまのお答えですけれども...全文を見る
○野末陳平君 あと、だからお医者さんの問題も当然あるわけですが、来年の確定申告にやはり不便を感じないようにいまからいろんな手を打った方がいいと思うんですね。で、さっきちょっと話が出ましたけれども、厚生省の方としてどこまでこの医者の領収書問題について踏み込めるのかということが一番関...全文を見る
○野末陳平君 確かに義務となると大分ニュアンスが違ってきますしね。それから三百円も五百円も千円も十万円も同じ義務の中で領収書というのは、現場ではいろいろ問題が起きると思うんです。ただ要するに、いままでも厚生省は指導されたと思いますけど、一片の通達でこれはもうできるとは思えないんで...全文を見る
○野末陳平君 ぼくは検討しても、結局強制はできないんですから、結局通達みたいなことで終わっちゃうのかもしれませんが、それじゃまた物足りないんですが、やはりお医者さんが出すようにするなんという通達は意味ないと思うんですよ。もっと患者とお医者の間を結びつけるような方法が必要なんで、た...全文を見る
○野末陳平君 ひとつこれは両方にまたがる問題というより、医療費控除を受けるために領収書が必要なんであって、それがなければ領収書を必要とする人は余りいないと思うんですね。ですから、これは国税庁、厚生省両方にまたがるというよりも、両方が協力して、こんなことで領収書を出した出さないでト...全文を見る
12月15日第83回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○野末陳平君 初めに児童手当制度のことで簡単に概要をお聞きしたいんですが、いま子供が三人以上いる家庭の三番目の子供以下に対して、月五千円の手当が支給されているようですが、この費用の総額と、そのうち国が負担している分がどのくらいあるか、それを数字で。
○野末陳平君 もうかなりの額だと思いますが、この受給されている人たちの所得制限のことですが、いまどうなっていましたか。
○野末陳平君 所得階層別の受給者数はわかっていますか。
○野末陳平君 その辺に一つ疑問を感じるんですがね。いま言った所得制限、四百万円以上収入がありまして一たまたま子供が三人いたと。すると、その家庭に月五千円ずつ支給されるというのがちょっと甘過ぎると思うんですよ。ですから一その所得階層別にどのくらいこの受給者がいるかというデータという...全文を見る
○野末陳平君 大臣がそういうことであればなお私もいろいろお願いしやすいんですが、所得階層の低い方にということになると、児童手当というより生活保護みたいな雰囲気が強くなるし、非常にこの辺で見直すべきだと思いますが、私はお願いしたいのはそうじゃないんですよ。本当に福祉を必要としている...全文を見る
○野末陳平君 まあ大臣といま当事者の答えが違ってて、当事者は児童手当制度の中だけで何かさっきお答えになっていましたけれども、ぼくの言いたいのは、大臣のいまおっしゃったようなそういう見方なんですよ。福祉を見直して――薄過ぎて、本当に必要なところは薄いんですよ。そこで先日、先ほどから...全文を見る
○野末陳平君 必要としている人に十分いっているかどうか、それだけちょっと答えていただきたいんですが。
○野末陳平君 ですから、ふやしているのはわかりますが、必要としている人が現にいて、それに十分給付が行き渡っているかどうかをお聞きしているので、そうすると、必要とする人の数は把握していないということですか。把握、これはできないんですか。やはり把握しなきゃいけないんじゃないでしょうか...全文を見る
○野末陳平君 ぼくは、やりづらいことをここで聞いても始まらないんですよ。児童手当とひっくるめるわけじゃありませんが、片や、千五百億くらいの児童手当の予算があって、片や、本当に福祉を必要とするというか、その光を当ててほしいというその部分が十分なのかどうか、それを具体的にお聞きしたい...全文を見る
○野末陳平君 いずれにしても、そういうデータを私の方へも知らしてほしいと思うし、それから、現場で生の声で訴えられても何もできないわけですよ。何かしてあげたいと思っても、お役所の方に聞けば、それはこういうわけでこうなんだ、こういうわけでこうでと、全部そういうふうに、何といいますか、...全文を見る
12月16日第83回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○野末陳平君 文部行政と直接関係のないようなことを取り上げるわけなんですが、文部大臣も御存じだと思いますが、サラリーマン金融と言いまして、サラ金というのがありまして、最近はその被害者が、被害者と言うか、そのサラ金にひどい目に遭ったということを訴えて、それが社会問題化しつつあると、...全文を見る
○野末陳平君 その実態御存じないのがあたりまえだと思うんですね。ぼくもその学生の親からそういう苦情の電話と言いますか、そういうことで初めて知りましてね。いまお答えになったとおり、調査というより取材と言いますか、実態について興味を持ったんですがね。こういうことなんですね。学生が、昔...全文を見る
○野末陳平君 そこで、学生に戻りますけれども、まあ最近の学生は金持ちですから、三万円、五万円借りても結構返せるようで、返済金の財源は、まあ一つは親に最後はしりぬぐいをしてもらうということですね。それから、二番目はアルバイトとか仕送りとかいうことですね。それから、三番目の財源ですね...全文を見る
○野末陳平君 いまのお話も事実だと思うんですね。また一面、今度は現実の学生たちの間の生活態様を見てみると、いまのお話しのようでもないわけで、学生というのは昔とかなり違っておりますし、ぼくらの学生のときとはまた違うとまた思いますけれどもね。  これからは大臣にお聞きしたいんですが...全文を見る
○野末陳平君 実際、大臣のまず前段の話で、レジャー資金借りて悪いというわけでもありません。しかし、質屋は物が流れればそれで終わっちゃったわけですが、いまのサラ金はそういう流れる物がないかわりに、どんどん金利を含めて返済金がふくらんで最後には困ってくるということなんで非常に憂えてい...全文を見る
○野末陳平君 それじゃ、一般論でなくて学生にまた戻りますけれども、学生といいましても未成年の学生もいるわけですが、この未成年者である学生に、学生ローンといいますか、業者がお金をまた安易に貸すということですね、現実は。それで紹介料をくれるわけですよ。学生一人連れていったら千円とか二...全文を見る
○野末陳平君 ところが、学生ローンの場合は、やっぱり学生、つまり何というんですか、未成年に自粛していたら商売にならないとみえて、結構貸しているわけですがね。そうすると、未成年には貸金業者は貸してはいかぬぞということは、いまの段階では行政としては全然ノータッチということなんですか。
○野末陳平君 ぼくはね、未成年とそういう貸借契約を結んで、払えなくなったら今度は親のところへ行って、焦げついたから親が返せと、これは親も迷惑な話だし、もともとそういう契約が成り立つかどうかそれは知りませんけれども、親は子供かわいさというか、みっともないものでしりぬぐいしますからね...全文を見る
○野末陳平君 それと同時に、大蔵省に改めてまたお願いしますが、学生だけではなくて、このサラ金問題、現行法では何ら問題ないと言われているものの、じゃ果たしてどうかということですね。やはりこのサラ金について直接に管轄するセクションがないということは非常によくないと思うんで、学生ローン...全文を見る