野末陳平

のずえちんぺい



当選回数回

野末陳平の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第91回国会 参議院 大蔵委員会 第4号
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○野末陳平君 先ほど公定歩合の質問が出ておりましたが、お答えの方はほぼ出尽くしたように思いますので、それに絡めまして私は国債のことについて二、三聞いておきたいと思います。  国債の個人消化ですが、いまどのくらいの比率で推移しているかという、ここ数年の動きですね、それを最初にお答...全文を見る
○野末陳平君 五十四年は。
○野末陳平君 推定で言いますと、かなり下がっているようですが、この辺どういうふうに判断されているんですか。
○野末陳平君 それは投資家心理から言えば当然だろうと思うのですが、ただ、政府としては、国債の発行を抑えなければならないと言いつつも、どうしてもこれを出さざるを得ない。出す以上は、やはり売らなきゃいかぬということになりますと、個人消化の点ですが、これからもまだ個人消化を促進させると...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、個人消化をなお促進したいという点で考えると、先日来の国債の暴落が非常に好ましくないのは、これはだれが見ても当然なんですが、たとえば六分一厘が八十一円台をつけたというのも、これは言い方によっては国の信用ががた落ちというか、まるでたたき売りされているような...全文を見る
○野末陳平君 いまのお答えの中の心理的な要因による行き過ぎ、この辺はどういうふうに分析できるかわからないんですけれども、投資家の心理、特に個人消化ということを考えている以上、個人に与える影響はこれは非常によくないと思いますね。  ですから、当然何らかの市況安定のための手を打たな...全文を見る
○野末陳平君 非常にむずかしいと思いますので、ぼくもこれから国債を個人に買ってもらうにはどうしたらいいのかなというふうに考えるけれど、いい方法ないわけですね。やはり資産選択としてはどうも国債はよくないというのが、ほぼ定着しているようにも思うんです。  で、市況安定とおっしゃるけ...全文を見る
○野末陳平君 三月債の売れ行きを見てからでないと、いろいろなことは言えませんので控えますけれども、いずれにせよ、どうも国債発行の条件について、もうちょっと弾力的に取り組まないと恐らくだめだろう。  やはり発行姿勢が、少し全体の金利体系のバランスの上に立って、新聞用語で言うと、常...全文を見る
03月18日第91回国会 参議院 大蔵委員会 第5号
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○野末陳平君 先ほど来片岡委員や矢追委員から、たばこと健康のことの質問が出ておりましたけれども、それに対する総理のお答えがちょっとはっきりしないところがありましたので、私も先にそれを続けてお聞きしたいと思うんです。  このたばこ有害論というのは、いまや国際的にも、それから国内の...全文を見る
○野末陳平君 私も吸わないので、どの点で有害とか言えないんです。少なくもしかし、たばこの箱には「吸いすぎに注意」というような表示も出ておりますから無害とは思っているわけないので、吸い過ぎたらやはり有害なんでしょう、いろんな面で。そこで、総理のお答えは非常にいいと思うんですよ。やは...全文を見る
○野末陳平君 いずれにしてもこの基本見解が、政府がたばこと健康の問題をどう考えるか、これがはっきりしてないと、いまの表示が果たして妥当であるかどうかわからないと思うのですね。その物差しの一つとして、先進国におけるアメリカやイギリスのような、あるいはフランスがどういうふうにこの表示...全文を見る
○野末陳平君 それは、基本見解としてたばこは害であると出たらやはり危険と断言すべきだと思うんですよ。だけれども、いまいろんな専門家の調査を公社もおやりになっているそうですが、その辺でそれほど有害でないとおっしゃるならば、そうしたら表現をもう少ししゃれて、吸い過ぎると天国が近くなる...全文を見る
03月19日第91回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○野末陳平君 私は週休二日制には非常に賛成で、一日も早く実現しなくちゃいけないとは思っているんです。それで、公務員の週休二日が当面の議論になってきておるようなんですが、公務員の場合には、週休二日を決める前に、お休みが少し多過ぎはしないか、この辺の実態を洗い直しておかなくちゃいけな...全文を見る
○野末陳平君 五十四年は……。
○野末陳平君 民間がそうだということですが、国家公務員にはこの夏季休暇というのはないそうですけれども、地方公務員は夏休みがかなり行き渡っているようなんで、それがこの委員会で、去年でしたか、問題になったんですね。ですから、むしろどの程度定着しているかということよりも、地方公務員の夏...全文を見る
○野末陳平君 まあいずれにせよこれは長過ぎると思いますが、制度としてこれは十日とか十二日なんという夏休みをとっているということになりますと、民間と比べて余りにもおかしいし、国家公務員とのバランスも余り失し過ぎていると思うんですよ。しかし夏休みについてはまだ、自治省としても前回です...全文を見る
○野末陳平君 私東京など例に調べてみましたら二、三日が普通だと言うんですが、これは民間ではこういうのは考えられないんですよね。妻が出産するので夫の方がそれを補助するために二、三日休む、これが制度としてあると。おかしいんだ。民間じゃまさかないでしょうね、こういうのは。
○野末陳平君 それは大きいところなんでしょう。
○野末陳平君 そうすると、国家公務員にはもちろんこれはないわけですから、だから一種の、公務員同士の間で比較するならば、これはヤミ休暇というか、ヤミと言っていいかどうか知りませんが、地方公務員に聞いたらこれらはますらお休暇だと言うんですね。別におかしくないだろうと言うんですが、どう...全文を見る
○野末陳平君 適当でないと思うんですが、これだけじゃないからちょっと気になるんで、看護休暇というのがあると言うんですね。看護休暇というのは東京の二十三区はもう全部ですね。それからかなりの自治体でこれが採用されているようなんですが、どうですか、これについては自治省はかなり把握してい...全文を見る
○野末陳平君 まあ妻子が病気になればそのための看病というものもこれは必要だと思うんですが、しかし、これは年休の中でもって消化しているのが民間ではないかと、常識的にそう考えるんですよ。どうでしょうか、民間企業でこんな甘いいい話が、看病のために公然と有給休暇がとれる、三日だの十日以内...全文を見る
○野末陳平君 いずれにしろ休むのは勝手ですけれども、年休で消化すれば問題ない。しかし、これが制度としてこういうものがあるというのは地方公務員にとっては甘過ぎる話であると、こういうふうに考えるんですね。これを挙げていったら切りがないんで、実は一つ一つここで問題にしようとは思っていな...全文を見る
○野末陳平君 民間であったら、たとえばパートあるいはパート社員としての母親があるいは父親が授業参観に行くといっても、この名目で休暇が許されるということはないと思うんですよ、有給でね。でもいずれにしろ、自治省としても実態の把握がまだ十分でないということですが、基本的見解として、これ...全文を見る
○野末陳平君 大通りの話でないと言いますけれども、公務員の週休二日を早く実現しなければ、民間にもなかなか——それから金融機関の二日制もありますけれども、これ感情的にやはり公務員がさっき言った適当でない休みをとることが横行していると、これはやはり過休二日実現に必ずしもプラスだとは思...全文を見る
○野末陳平君 最後に。  これは東京ですよ、やはり東京が右へならえされるというか、これは例になってしまうので、東京で余り目に余るようなことがないように、ひとつ自治省が直接東京でやるのが一番いいと思うんですが、この調子でもし週休二日が公務員に採用されますと、月曜、火曜行って、水曜...全文を見る
03月24日第91回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○野末陳平君 地方自治体が特殊勤務手当と称する、何が特殊なのか、ちょっと常識じゃわけのわからない手当が多過ぎまして、それが結果的に税金のがぶ飲みをやっていると、こう判断しているんですね。    〔委員長退席、理事降矢敬雄君着席〕 たとえば国民年金事務特別手当と、これがありまし...全文を見る
○野末陳平君 創設時からかなりの時間もたっていますからね。国民年金の事務を窓口でやると、それだけで特別勤務手当というのが出るというのが常識でわからないんですが、似たようなものとして、国民健康保険の事務特別手当というのもあるんですね。これも月額二千円あたりが平均的に出ているようです...全文を見る
○野末陳平君 年金それから国保の仕事、大変だとは思いますが、こういう仕事は本来公務員の給料の中で処理すべきものだと、こう常識的に考えられますね。ぼくはもう当然だと思うんで、創設時にはそれなりのいろいろな大変なことがあって、これが特殊勤務という名の手当の対象になったかもしれないが、...全文を見る
○野末陳平君 それは不適当だというよりも、適当でないというよりもむしろもういま是正廃止の段階にきているんだ、一日も早くというふうにぼくは思うんですよ。だって、いま挙げた国民年金とか国保に関しては、国民年金の保険料の徴収事務特別手当というのもあるわけですよね。それから国民健康保険料...全文を見る
○野末陳平君 聞いてみますとね、地方公務員は何でも仕事をすればすぐそれに手当がつくというぐらいに特殊勤務手当が多いんですよ。国家公務員と比べてもこれは余りにも甘過ぎると思うし、それから民間から見て、いわゆる一般の納税者から見たらどう考えたってこんなばかなことは、何でこんなのが特殊...全文を見る
○野末陳平君 重立ったところはみんなやっているわけでしょうけれども、何か、これは納税者の恐らく単純な感想をぼくは聞いてみたわけですね、こういう手当があるけれどもどう思うかと。そうしたら、やはりいわゆる市民に対するサービス精神があるまともな公務員なら、こんなものはもうとっくに時代が...全文を見る
○野末陳平君 ほかにもまだある。数にしてどのくらいありましたか。——じゃ後でわかったらあれしてください。  とにかくそういう特殊勤務手当、これは各自治体に見直し是正の機運が現実に出ているのかどうか、この辺が気になるところなんですね。東京などは区によっては区議会でこれが質問の対象...全文を見る
○野末陳平君 機運が出てきたところへ対して自治省がぐっと積極的な姿勢をとってもらうことが一番大切だと思うんですがね。いずれにしても、この地方公務員の特殊勤務手当というのはまさに公務員天国という感じがしますがね。これを既得権として守ろうというのはもう綱紀のたるみですよね。それ以外の...全文を見る
○野末陳平君 ちょっと違うんですよね。国家公務員との間に、つまり国家公務員にも税務職については特別の給料表ですか、何かあるからと言われるが、それからもう一つは、税務事務はいろいろむずかしい場面があったりして大変だということをおっしゃったけれども、現実の税務事務というのはそれほどい...全文を見る
○野末陳平君 まあ、大臣のお答えはおおむね納得しますが、私一つ反論するならば、税務事務手当などは、さっき、これは特殊勤務手当として国家公務員にもあるからと言うけれども、だけど特勤手当の意味は、不快とか不健康とか危険とかというから特勤なんでしょう。何で税務事務が不快で危険で不健康で...全文を見る
03月26日第91回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
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○野末陳平君 野口先生に最初にお聞きしますけれども、先ほどのインフレと課税の中立性、非常に興味がある問題で、いままでこういうことはみな実感ではわかっていても、具体的に税制の上でどう考えるか、余り検討がなかったと思うんですね。ただ、課税の中立性をどういうふうに現実に反映していくかと...全文を見る
○野末陳平君 それから一河先生にお聞きしたいのは、先ほどちらっとお答えの中にありましたけれども、一般消費税と所得税増税ですね。別にこの二者択一を迫られているわけでもないし、それからどちらに決めるというのじゃないんですが、当面、財政再建など真剣に考えた場合に、この案はかなり検討しな...全文を見る
03月27日第91回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
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○野末陳平君 ほとんどのサラリーマンにとっては、税理士に仕事を頼まないで、源泉徴収ですから、無関係とは言いませんけれども、それほど深い関係はない。大体事業所得の申告をする人が税理士を必要とするという前提に立って言いますと、毎年のように申告漏れがある、あるいはかなり悪質な脱税と言わ...全文を見る
○野末陳平君 それではもうまるで答えにならないので、絡んでいてもいなくても、ケースによって違うにせよ、税理士に相談した結果そういう悪質な例が出ているというのがないわけじゃない。これを税理士が悪いと言うか、納税者の方に非難されるべき点があるか、そこは微妙なところなのですが、最近の芸...全文を見る
○野末陳平君 大臣に聞きます。  大体ぼくも新聞で読んだ範囲で言うのですけれども、芸能人だけではないけれども、やはり申告というのはむずかしいですから税理士に相談するのは当然なのですが、なぜ人気が出てくるのだろうか。はやる税理士、はやらない税理士というそういうのがあるかどうか知り...全文を見る
○野末陳平君 そうかなあ、述べて悪い理由ないと思うのだな。ではぼくが言ってあげると、要するに、あの人に頼めば税金が安くなるということですよ。どういう理由で安くなったかなんというのは、素人だからわからない。要するに、税金を安くしてくれるかどうか、そこで結果的に得になるというのが税理...全文を見る
○野末陳平君 試験の免除ですよね。その免除の理由が、要するに大学の修士課程を終わったということでしょう。そうすると、大学の修士課程でどれだけ税理士としての能力が養われるかどうか、大学に行ってみればわかると思うんですが、ぼくはこの程度の緩い甘い資格の与え方というのは、これは問題だと...全文を見る
○野末陳平君 そうかなあ、税法を知らなくても資格をとれるということになるんだけれどもな、この大学の修士だけでいくと。でも、まあこれを売り物にしている大学もあるようだし、これでなる人はどのくらいいるか知りませんが、ぼくはこれが通るならば、別に税務署員の味方をするわけじゃないけれども...全文を見る
○野末陳平君 何か大事なところを答えないからね。  時間も限度あるから次にいきますけれども、税理士がやはり当然事業所得の申告者に対して、自営業の人に対して青色を勧めていると思うんですが、これは結構なことだと思うんです。で、今度は税理士自身が自分の経理はどういうふうにやっているか...全文を見る
○野末陳平君 別に白をやっているから不適格だと言っているんじゃなくて、他人に税務の専門家の立場として指導する、帳簿上のいろいろなめんどうを見る、こういう税理士が、みずから青色を勧めながら自分は白であるというのはおかしいんじゃないかなと思いますから、青色であるのが望ましいということ...全文を見る
○野末陳平君 いま言ったようなサラリーマンから見ていろいろな不公平、それから税法上の不公平というより徴税上の、執行上の不公平の差を埋めるためにも税理士の役割りというのは非常に重要であると思っているわけですよ。ですから、ぼくは税理士の地位が社会的にやや低いという判断をしているから、...全文を見る
○野末陳平君 当然の規定であるというものの、この税理士がすべて納税者の内情を全部わかるわけじゃないですからね。売り上げなんか故意に落としてきて出してこなきゃ、これ以上わからないからね。そうなると、この辺はどういうふうに解釈するのかわからないんだけれども、「知ったときは、」というの...全文を見る
○野末陳平君 そうすると、モラルを明文化したということになりますね、簡単に言えば。そうすると、そこで、じゃぼくなんかは明文化しなくたっていまのでいいんじゃないかと思ったりするから、そこら辺はちょっと解釈が違うと思うので、こういう場合にはどちらも一理あるんだね。当然のことだから書か...全文を見る
○野末陳平君 終わります。
03月28日第91回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○野末陳平君 KDDが郵政省のお役人を海外で招待あるいは接待したというのはかなり明らかになってきているわけですが、私は、ここで参考人に来ていただいたのですから、KDDとしては、今度は政治家を海外で接待した事実があるかどうかと、ここ五、六年ですね、まずそれの事実関係をお聞きします。
○野末陳平君 ということは、常識的にお手伝いをしていると、これを接待と言うかどうか——私は接待だと思いますけれども、事実は少なくも否定なさらなかったわけですね。  そこで、前回の郵政省のお役人はジュネーブに立ち寄ったわけですが、ジュネーブにおいて政治家が立ち寄った、あるいはジュ...全文を見る
○野末陳平君 そうなりますと、いよいよどの程度が常識的であるかとか、あるいはだれに対してどの程度の接待をしたというか、その中身が問題になってくると思うんですが、たまたま、じゃ一例を。——一例を言う前に、少なくも何回もあるということは事実なんですね、いまのジュネーブにおいては。
○野末陳平君 資料がないというのはちょっとおかしいんでね。資料があればなお確実だと思いますけれども、たまたまジュネーブならジュネーブにいて政治家を接待した人がもうこちらの本社にいるわけですからね、それに聞けばわかるんですよ、もっと具体的なことがね。だけど、まあ必ずしも否定なさって...全文を見る
○野末陳平君 あろうでは困るんで、これだけで言うんじゃありませんが、確認して、後でちょっと正確なところを報告してほしいんですよ。というのは、この事実関係、このほかにもあるはずですから、それも含めて。そういうことを基本にして考えていきたいんです。だから、事実がはっきりしないとだめな...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、常識の範囲を超えるというのを特定してください。後に事実がわかったときに、捜査当局あるいは大臣に質問する場合、参考にしますから。いまの、いろいろ現地の電信事情の説明のための会食、これは多分常識の範囲であろうと、こう思うんですが、これ以上は超えるんじゃないかと思い...全文を見る
○野末陳平君 それ以上は非常にむずかしそうですから、また事実関係がはっきりしなければ余り言っても意味がありません。  そこで、当局にお伺いしますが、どうでしょうか。郵政省の官僚については大分捜査も進んでおられるようです。政治家についてはどうなっているかよくわかりませんが、いまの...全文を見る
○野末陳平君 じゃ最後にします。  じゃ、政治家の先生方をいままでに事情聴取の対象にしたことはまだないと、そういうふうに判断していいんですね。
○野末陳平君 余りお答えできないということですから、じゃ午後に、具体的なことでひとつ見解をお聞きしたい、そう思います。
○野末陳平君 午前中は、KDDによって海外で接待を受けたのは郵政省のお役人だけでなくて逓信関係の政治家もかなりの人数、そして回数もかなり多いというようなことについてKDDに事実関係をただしたんですけども、大臣に改めてお尋ねしますが、政治家の発言とかあるいは政治的決定につながるいろ...全文を見る
○野末陳平君 それはもう当然なんですが、さてそこで、まずいろいろな政治家のパターンがあるようですが、まず大臣のパターンとして、服部さんは前の郵政大臣だったんですが、議事録が一番正しいと思いますから、議事録はもう公のもので、それを追ってみよう、と思うんですが、KDDの円高差益の還元...全文を見る
○野末陳平君 だから、いろいろな検討でなくて、この大臣の発言が突如として数ヵ月の間にここまで変わった、この変化の裏に客観情勢、納得できる客観情勢の変化はないでしょうと、こういうふうにお聞きしたわけですよ。だから、それまでのいろんな事情は当然ここにも書いてある。ぼくらはこういうがら...全文を見る
○野末陳平君 じゃ最後に。まあなかなか苦しい弁解のように聞くんですが、いずれにせよ、この円高差益の還元問題というのは当時も大きな問題であり、なおかつ、いまこの例のKDD問題については非常な重要な部分を占めていると思うんで、まず大臣を例にとって言ったわけですね。  そこで、時間が...全文を見る
03月28日第91回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
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○野末陳平君 グリーンカードの問題点の一つに、郵便貯金があると思います。  そこで、当局としては、郵便貯金とグリーンカードでもってこの両者に起こり得るいろいろな心配事がある。一番大きな心配点はどこだというふうに判断をされていますか。
○野末陳平君 そうしますと、よく民間の金融機関が言うには、五十八年度は郵便貯金に駆け込みがふえまして、郵便局にますます圧迫されると。逃げていく金についてちゃんとしておかなければ不公平でこの制度はよくないと、こう言うのですね。具体的に何か手がありますか。
○野末陳平君 まさしく郵政省の協力がなければ、いま言ったような不公平な問題が起こるとすれば、それはもうほかのいい解決法はないだろうと思います。ですから、なお衆議院の附帯決議も参考にしますと、新制度移行前においても預金者の本人確認と名寄せを厳正に励行しとある、ここの部分だと思うので...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、いまの二万件の中で、いわゆる外務員と言っていいのかどうかわかりませんが、募集して歩く、郵便貯金を集めて歩く係ですね、が集金してくるやつ、これは大体どのくらいこの件数の中に入っているのか。
○野末陳平君 そういうたてまえを聞いているのじゃなくて、貯蓄奨励手当が出ている、その貯蓄奨励手当は減額措置を講じられたことによって当然返却を求めているわけですね。ですから、その返却を求めた奨励手当の額がわかれば、いま言った全体の五十三年度の減額措置のいわゆる制限超過件数の中のどの...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、いま制限超過件数、減額措置を講じたんだが、その二万件のうちの一万三千件は外務員が集めてきたと、こういうことになるので、残りが預金者が窓口に行ってやったと、こうなる。となれば、この減額措置の状況が果たして完全なる名寄せ作業によってこれしがなかったというの...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、郵政当局には気に入らないだろうと思いますが、名寄せがほぼ完全というよりも、名寄せもなかなか大変であろうと、一生懸命やってもやはりいろいろな点で限界があるんではないかなと思ったりすると、努力の末、毎年何万件かの減額措置を講じても現実にはわからない部分がも...全文を見る
○野末陳平君 名寄せも大事だけれども、集めてくるときにすでにその辺があいまいであれば、これは名寄せが非常になお何というか手間を食うだけで、集める段階の問題というのは大きいと思うんですよ。  参考までに聞きますが、五十三年度で結構ですから、一体定額貯金はどのくらい集まりまして、そ...全文を見る
○野末陳平君 そこで、どのくらいじゃあ集めたことになるんですか、これで。
○野末陳平君 少なくも、支給された手当から逆算しますと、かなりこの外務員がお金を集めてくるということはわかるので、それゆえにこの外務員の教育というのは非常に大変であると、あるいはなお一層ここの部分にも、郵政省は名寄せや本人確認と言わずに、この集め方にもっと深刻な検討を加えてほしい...全文を見る
○野末陳平君 簡易保険の方の手当から比べればそんなに大きくないとはいうものの、しかし集めれば金がもらえるという心理は、やはり限度枠をオバーさせる動機になるとも思いますから、ここは厳重に注意してほしいと思います。  そこで、こうやって集められた金が、結果的に名寄せ作業の量をふやし...全文を見る
○野末陳平君 そうすると、適切でなかったりしたらば対象にするかどうかを検討するということで、いまでもやはりやる必要性を認めているというところまで積極的な態度ではないのかな。
○野末陳平君 そうすると、いずれにせよ、これも監察の対象になり得るという判断をお持ちのことはわかりました。  ですから、そうなればなおのこと、いますぐに行監の対象として第三者の目を光らしてくれということを言うわけじゃないけれども、郵政省としても鋭意この問題に取り組んでほしいと思...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、五十九年以降においてグリーンカードになりますと、そのグリーンカードを当然郵便局でも控えるわけですが、この番号ができたらば、郵便局の全国オンラインというものは、住所、氏名に加えて、この番号が当然使われなきゃおかしいと思うし、その方が便利だと思うんですが、...全文を見る
○野末陳平君 まあ、あなたの答えられる範囲じゃないのかもしれませんが、じゃ、要望しておきますね。やはり名寄せについては住所、氏名でいまはオンラインに乗せているようですが、このグリーンカード実施と同時に、やはりこの番号を使うべきであって、これをやらなければ本当の完全なる名寄せはでき...全文を見る
○野末陳平君 この名寄せと本人確認がきちっと行われれば、郵便貯金の問題というのはほぼ不公平を防ぐことになるであろうと考えるわけなんですね。  そこで、いまの郵政省の答えを聞いて、大蔵省の方に改めて聞きますが、どうでしょう、そのくらいのことで大蔵当局としてはもうこれは郵政省にすべ...全文を見る
○野末陳平君 今回の所得、租持の改正案は、まずまず前向きだと評価しますけれども、問題は来年ですね、来年はかなりの増税をせざるを得ないと思います。  そこで、法人税もあるだろうし、あるいは政府としては一般消費税を言うかもしれないし、ほかの考えが出てくるかもしれませんが、この間、こ...全文を見る
○野末陳平君 かなり不まじめな答えだと思いますね。参議院選挙に不利だから、増税男と言われたくないからというのはちょっとどうかと思いますが、しかし、短い時間であれこれ聞きたいものでちょっとこのままにしておきます。ただし、歳出の面に関してはことしは十分でないので、来年さらにこれをもっ...全文を見る
○野末陳平君 人任せみたいな答えを期待しているわけじゃなくて、じゃ証人喚問するのがいいんじゃないかという意見だっていいわけで、総理がどう考えるか、これをお聞きしたいのですよ。だって、これはやはり政治の本質が問われている問題ですね。しかも、国民が非常な関心を持っていることですから、...全文を見る
○野末陳平君 本人の判断以前に、総理は事実関係が判然としていないということをさっき丸谷先生の質問にもお答えになっていたようですが、この事実関係を判然とさせる努力がどれだけ行われているのかというのが、むしろ疑問だと思うんですよ。で、そちらの党ではそれなりにおやりになっているのかもし...全文を見る
○野末陳平君 ぼくがお聞きしたことと総理は違うことを言っているようですが、まあいいでしょう。参議院選挙で六十三議席取りたければ、こういうわかりやすい問題に対して総理が機敏に動くこと、積極的に動くことがいいと思いますよ。それをやったからこの問題は解明されるわけじゃありません。解明の...全文を見る
04月01日第91回国会 参議院 大蔵委員会 第10号
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○野末陳平君 税理士法の改正案については問題点もありますけれども、これは理事会の協議があるようですからそれにお任せしておいて、個人的に二、三当局に確かめておきたいと思うんですが、倫理規定の強化はそれはそれでいいんですが、それならば、やはり税理士が関与した申告というものをもっと尊重...全文を見る
○野末陳平君 書面添付の制度というのがあって、これは現場についてよくぼくも知らないんですけれども、これがもっと活用されるようなことがあってもいいんじゃないかという声があったのであえてお聞きしたわけなんですが、これはどうなんですか。
○野末陳平君 先ほど一般消費税との関連で質問が出ていましたけれども、ぼくはそうは思っていません。一般消費税の前提としてこれがあるとは全く考えていませんからそれについては質問しないんですが、しかし、増税ということを広い意味で考えた場合、この一般消費税の問題、いまだに消えていないよう...全文を見る
○野末陳平君 それで、個人の増税はやはりなかなかダメージがきついけれども、法人の場合はまだたえ得るわけですから、租特の整理縮小、あるいは給与の引き当て、それらが結果的には増税になるという考え方で、法人税の増税を少し甘く考えるというのはおかしいと思うんですね。ですから、これはこれ、...全文を見る
○野末陳平君 インフレがどのくらいになるか、また、もちろんそれを期待するわけでもないんですが、結果的にことしはどうもそういう不安は当然ある。ですから、インフレ心理というものもある。しかし、当面のインフレでなくて、ここ五年あるいは十年ずうっと日本の経済情勢の移り変わりを見てくるに、...全文を見る
○野末陳平君 税理士に戻りますけれども、税務大臣は本来税理士が本人でやるべき仕事であると、これは当然なんですが、しかし、この観点から考えると、税理士の関与件数というものが多過ぎちゃ当然いけないわけですね。ですからぼくは、制限すべきではないかという気もしているんです。というのは、や...全文を見る
○野末陳平君 何か、ぼくよりも当局の方が甘いみたいにもとれるけれど、まあしかし、それはそれでいいでしょう。余り悪いところを、悪い部分があるからといって、それを拡大して税理士がいかぬと言っているわけじゃもちろんありませんから。ただし、結果的に前回も言ったように、やはりこのトーゴーサ...全文を見る
04月07日第91回国会 参議院 決算委員会 第7号
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○野末陳平君 最初に大蔵に聞きますけれども、お医者さんの所得が高いことはもう有名ですけれども、五十三年はどうであったかと、公表された数字がないようなので五十二年の数字を見ますと、医師の所得は一千二百万ぐらいになっていますね。五十三年はこれを当然上回っていると思いますが、どのくらい...全文を見る
○野末陳平君 医療保険業ですから薬剤師とかはりきゅう、マッサージとか、そういうことを含めますから、これを開業医だけに限って見ればこの平均所得というのは当然これより上がりまして千五百万円以上に上がると推測するんですが、どうでしょう。
○野末陳平君 開業医の所得が高いというのはたとえば、いまの数字、医療保険業で言えば一千四百万を超えていますが、開業医には七二%の例の特例がまだ生きていますから、これの適用された所得がこの数字である、千四百万円以上であるということは実際の経費率を考えに入れてこの所得を考えると、正味...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、給与所得控除を引きますとさっき言ったたとえば医療保険業の所得という考え方に見合うと思いますから、サラリーマンの場合も平均給与から給与所得控除を引きまして所得ベースに直してちょっと数字をもう一度確認しますが。
○野末陳平君 お医者さんとサラリーマンではもちろん仕事の内容が違っておりますから単純にこれを比較するのは非常に危険なので、あえてこの所得を比較する場合に同一ベースに近いということで、いま医療保険業は一千四百四万円、それからサラリーマンの場合は所得ベースにして給与所得控除を引いた額...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、ごく大ざっぱに言いますと、ここでサラリーマンと開業医は約八倍ぐらいの所得の差がある、こういうふうになるわけですが、問題はこの比較をするわけじゃありませんで、お医者さんがつくっております国保組合ですね、この医師の国保組合へ国から補助金がどのくらい出ている...全文を見る
○野末陳平君 その場合に、組合の加入者の構成ですね。お医者さんがあり、お医者さんの家族があり、看護婦さんのような従業員もあると思うんで、大ざっぱにこの組合加入の構成をちょっと説明してください。
○野末陳平君 そうしますと、看護婦さんのような従業員も五万余り加入しているが、お医者さんとその家族の方が約七割か、そのぐらいになっているというふうになりますね。  さてそこで、この医師の国保組合へ出されている補助金を一人当たり幾らだというふうに割りますと、加入者が二十九万幾らで...全文を見る
○野末陳平君 重ねてもう一つ聞きますが、今度は開業医一人当たりでこの補助金を割ってみますと一体どういうふうになるのか、この数字は出ますか。
○野末陳平君 そうすると、じゃ被保険者一人当たりの一万七千三百円でしたか、この数字をそのまま使うことにしまして、さて、さっきサラリーマンを引き合いに出したので、ぼくはサラリーマンとお医者さんを単純に比較しようということで挙げたんじゃないんですが、サラリーマンの数が多いということと...全文を見る
○野末陳平君 さて、政管健保の場合は中小企業のサラリーマンがいたりして、平均所得でいけば、先ほど国税当局から出た数字のサラリーマンの平均所得百八十万だと、これが大体当てはまるであろう、そういう所得層じゃないかと思うんですが、そこで厚生省に聞くんですが、いまの百八十万円しか所得のな...全文を見る
○野末陳平君 制度をまず正しいものであるからということでいけば、そのとおりなんですが、少なくもこの補助金というものの性格など考えますと、どうも一人当たりのこの差はこれでいいんだとは思えないんで、そこで質問しているわけですね。  そこで参考までに、ちょっと数字はあるかどうかわかり...全文を見る
○野末陳平君 そうしたら、単純に考えることはやめまして、医師国保へ戻りますが、この医師国保の、大臣ももちろん御承知と思うんですが、医師国保へはいわゆる医療費の二七%が補助されているわけですね。補助金率二七%と言っているんですけれども、どうなんでしょう、この二七%出さなきゃならぬと...全文を見る
○野末陳平君 五十二億というのは少し出し過ぎというか、負担能力のあるところにここまでやる必要はないというのがぼくの考えですが、たまたまいま二七%から四〇%の間で補助率を決めて職業によって補助しているという話がありましたが、どうでしょうかね、お医者さんの国保と同じく国庫補助率二七%...全文を見る
○野末陳平君 厚生省、同じ補助率二七%という国保組合で、お医者さんの方の所得はさっき言ったように千四百万円以上、弁護士や税理士のグループは四百万足らず、こういうふうにやはりかなり差がある。そうすると、さっき一人当たりの額でばかり言いましたけれども、やはり二七%の国庫補助をもらう中...全文を見る
○野末陳平君 制度が事実そうなっているとはいえ、それだけではどうもこの差は、あるいはお医者さんにこれだけのお金を補助することはちょっと納得できないんですけれども、少なくも政管健保の場合は給付の一六%か一八%の補助率でしたね。これを上回って二七%をもらって、しかも合計で五十二億円と...全文を見る
04月09日第91回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○野末陳平君 国鉄全体にとってはそんなに大きな問題ではないのでしょうが、家族の優待制度なぞについて質問をしたいと思うんです。  その前に、去年のこの席でも取り上げたのですが、われわれ国会議員がもらっている無料パス、いまの形のままではどうも特権の行き過ぎではないかということで、わ...全文を見る
○野末陳平君 たとえば交通公社とか駅に申込書を提出しますから、だからそれなども集計をするとか、いろいろな形で使用状況が幾らかでもつかめるのじゃないかと思っていたわけですが、じゃこれからもこの減収額についてはもう無理であるということになりますか。
○野末陳平君 そうであればやむを得ませんが、そうなれば減収額がどうあれ、発行の仕方といいますか、あり方を考えるしかないわけですね。  運輸大臣にお尋ねしますが、大臣も無料パスをもらっているわけですが、いまの国鉄全線に通年いつでもグリーン車に乗れて、こういうようないまのあり方は何...全文を見る
○野末陳平君 これは国会全体として機会があれば検討課題にしなきゃいかぬとは思っておるんですが、なおこれについては、いい案があればそれをいずれの機会を見て御相談したいと思っています。  さて、本題に入ります。国鉄の身内といいますか、家族に対するいろいろな優待、優遇措置といいますか...全文を見る
○野末陳平君 この枚数が多い少ないということはまた後ほど聞きますが、この家族の優待の割引制度のほかに、今度は子弟の通学定期ですね、国鉄職員の子弟に対しは通学定期も一般学生に比べてかなりの割引がある、別枠で。これも聞きましたが、これについては。    〔理事穐山篤君退席、委員長着...全文を見る
○野末陳平君 一般学生の半分ということで通学定期は買えるわけですね。そうなりますと、今回の値上げがどうなるかわかりませんが、きのう出ました答申に基づいて計算していただきたいんですが、一般学生が通学定期を買う場合に、たとえば区間をわかりやすく東京−横浜と限って、これはいままで幾らで...全文を見る
○野末陳平君 値上げが決まりますと、大学生の場合で三千六百二十円から四千三十円と、四百円余りですか上がるわけですが、さてこの優遇措置を受けている国鉄の職員の子弟が同じ区間を買うとすれば、もちろん値上げが仮に認可されたとして、どのぐらいの負担になっているか。これを比較したいんですが...全文を見る
○野末陳平君 一般通学定期の半額というわけですから、当然出た金額も半分ということなんですね。これはかなり家庭にとって大きな差だろうと思いますね。だからこそ国鉄職員の子弟の優遇としての意味があるわけでしょうけれども、しかし半分だということは何か余りにも学生間に一種の不公平という感じ...全文を見る
○野末陳平君 ぼくの個人的感じを言いますと、家族の優待という制度があるわけですから、その範囲内で子弟の通学定期も考えたらどうかなと、せめてそのぐらいは自粛してほしいなと思うんですね。一般学生の半額でもって通学定期が買えるんだということになりますと、これはやはりそんなに国鉄職員の給...全文を見る
○野末陳平君 この値上げを考えられているときに、この問題はもっとすっきりしてほしいと思いますが、減収額についてお聞きしますよ。  まあ、通学定期だけに限りますが、この優遇措置による減収額は大体年間どのくらいになっていますか。
○野末陳平君 そうしましたらもう少し大きくしまして、家族全体の、先ほど聞きましたね、勤続年数によっていろいろ優待があるようですが、そういうのを全部含めまして、職員についてじゃなくて、この職員の家族をどの程度優遇しているか、それによる減収額、これは大ざっぱにわかると思うんですが、ど...全文を見る
○野末陳平君 それはちょっと意外なんですがね、議員の場合は別としまして、使ったり使わなかったりいろいろあると思いますがね、国鉄職員の場合あるいは家族の場合は、人数もわかっているわけですしね、それからある程度の、この程度は利用されるであろうという範囲で枚数なども決められているんじゃ...全文を見る
○野末陳平君 まあ余り問題を広げてもすぐにいい解決があるわけじゃありませんが、国鉄の子弟には気の毒な気もするんですよ、優遇措置を取り上げろなんというのはね。だけど、やはり学生が、通学定期がほぼ同じ条件であるというのが望ましいと思うんで、家族割引がないならともかく、それはそれである...全文を見る
○野末陳平君 去年も似たテーマで質問をしましたが、そのときからも感じていることは、やはり国鉄だけじゃありませんで、われわれ国会議員などもそうですが、やはりいままであった、特権が幾つかあった——まあ特権という言葉で言っていいかどうかわかりませんがね、こういうものはやはりもはや根本か...全文を見る
04月18日第91回国会 参議院 大蔵委員会 第12号
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○野末陳平君 先生方の意見を聞きますと、非常にこの財政再建とそれに関係してくる国債の問題は、困難というか大変深刻だなあと思っているんですが、とりあえず抜本的な問題、個人消化なども含めて消化が非常にむずかしいと思いますから、個人消化のことで一、二お聞きしたいんです。  国債を魅力...全文を見る
○野末陳平君 今度は村田参考人にお聞きしますけれども、先ほど、いまの魅力ある商品の一つの性格になるでしょうが、特別マル優の拡大のことをちょっとお触れになりましたけれども、これもまあそうなれば確かに促進されるだろうと思います。思いますけれども、いまのマル優と郵貯の枠など全部ひっくる...全文を見る
04月21日第91回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○野末陳平君 行政改革が叫ばれていますけれども、なかなか思うようにいってない。しかしぼくは、行政改革の基本はまず国会のむだを省くことである、あるいはもう一つ議員のいろいろな特権とか特典とか、そういうようなものを洗い直すことでまずわれわれが始めなければ行政改革などできないと、こうい...全文を見る
○野末陳平君 人によって違うんですが、しかし三十万円という月にもらう支給額は年金としてかなり多いと思いますね。一体何人がいまこの年金を支給されているのか、衆参における人数も参考までに。
○野末陳平君 まず、退職年金としてもらうこの額ですが、どうももらい過ぎだと思いますので、総務長官に聞きますが、率直にどうでしょう、この額を聞いて。
○野末陳平君 総務長官としてのお答えはそれでわかりましたが、しかしおやめになれば個人として長官も私もこれをもらう権利があるわけですから、一国会議員としてひとつ生の声を感想として聞かしてほしい。
○野末陳平君 国会議員がこの額は適正だと思っているのは、これはお手盛りだからそう思うわけでして、ぼくはもしもらう立場になれば、これはやはりもらい過ぎだと思うんですね。確かにぼくたちの納付金は歳費の九・三%で、月額七万八千円になっているわけですから掛金は多いとも言えるんです。だけれ...全文を見る
○野末陳平君 角度を変えて、それではこの支給額を予算面で答えていただきたいと思うんですが、五十四年度はどうだったでしょうか。それから五十五年度の予算では、いまのところこの年金支給額はどんな数字になっているか、それをお答え願います。
○野末陳平君 それが年金支給額として、われわれ議員からの納付金額はそれに対して五十四年度、五十五年度、それぞれどうなるのでしょうか。
○野末陳平君 そうしますと、五十五年度の予算で見ますと、これはあくまで予算ですけれども、十五億支給しなければならぬ、ところが、納付金は七億円となれば、半分以上、つまり八億円余り不足しているわけですね。この不足分はどうなっているのか。これはすべて国庫の負担と見ていいのかどうか。総務...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、国庫負担が五十四年度は四九%近くて、しかも五十五年度は五〇%を超えて五三%ちょっとということになるわけですね。つまり互助年金というけれども、そして掛金が少々高いとはいいながら、互助というよりも補助金をもらうことによって、補助金が少なくも半分以上であると...全文を見る
○野末陳平君 これはお金の問題ですから、やはり結果がすべてですからね。何かぼくは補助金が、国庫負担が多過ぎる、あるいは言い方をかえれば、国庫に頼り過ぎているのがこの互助年金である、互助ではないと、こういうふうに判断するわけです。この半分近くの国庫負担がないとした場合を仮定して、わ...全文を見る
○野末陳平君 普通退職年金について言えば百四十七万円ですから、これは月に直せば厚生年金なぞと比べてほぼバランスのとれた額になると、こういうふうに試算できるわけですね。  そこで、ぼくはこの補助金は全部なくなったっていいんじゃないかと、そう思うんですよ。そこで、いままでは高いか安...全文を見る
○野末陳平君 ぼくは立法の精神からずれてきていると。本来の立法の精神とはまるで違ってきたことに対して、やはりわれわれは謙虚にここで反省すべきだと思っているんですよ。しかし、それは総務長官のお答えでは時代時代に合わして変わってくるのもやむを得ないようなニュアンスですが、じゃ別の根拠...全文を見る
○野末陳平君 財政当局がそう言うならば院の意思が法改正すべきだとなればこれはもう問題にないわけですから、かかって大蔵大臣よりも大蔵大臣でない竹下さん個人の意見がどこにあるかということをいずれは聞かなきゃならないと思うんですが、この互助年金はいろいろ問題があるんですね。ぼくも実を言...全文を見る
○野末陳平君 そうすると、月額は。
○野末陳平君 この場合は、たとえばこういう方がいらっしゃるとすれば、当然知事の年収というのが約一千三百万から一千五百万ぐらいあるわけですから、どう考えても月に三十万円の年金をもらう、何というか、もらわなくてもやっていけるわけですよ。もちろん知事さんだけが悪いんじゃなくて、悪いとい...全文を見る
○野末陳平君 ちょっとそれは長官が誤解しているので、所得制限というのは要するに余りにも高い収入がある人はやや遠慮するとか、そういうことなんですがね。  最後に、この法律は、ぼくの考えでは少なくも互助という美名のもとにわれわれ国会議員の特権を税金で守るというような、そういう役割り...全文を見る
04月23日第91回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○野末陳平君 行政改革が叫ばれていますけれども、われわれ国会議員が数ある特典や特権の上にあぐらをかいているようでは行政改革の実は上がらないと思うんです。前回この場で質問もしましたけれども、国会議員の互助年金ですけれども、これは余りにもわが身に甘過ぎると前回指摘したんです。  総...全文を見る
○野末陳平君 もらい過ぎていると私が指摘した原因は、国庫負担というものが五割を超えているというこの事実なんですね。五十五年度では八億円余りが計上されているんですが、これだけ国の補助に甘えているという年金はほかには全くありませんですね。これじゃ互助ではありませんで、国におんぶにだっ...全文を見る
05月06日第91回国会 参議院 大蔵委員会 第15号
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○野末陳平君 最初に通産省に聞いておきますが、原油価格の上昇がこれからまだあるのではないかという不安がありますけれども、通産省としてはどのように見通しを持っておられるのかを、ちょっと先に一言。    〔委員長退席、理事細川護煕君着席〕
○野末陳平君 これを、そんな予測ができるはずのものでもないんだけれども、どの程度覚悟して今後の対策を考えるかという点で大事だと思うんですね。価格の問題ばかりやっていられませんが、もう一つの供給の方と二面から、当面一番これが必要なわけですね。供給の面でやや緩んできているというか、そ...全文を見る
○野末陳平君 国民に安心感を持たせるためにも、この点については十分に常に流動する事情に合わせて検討してほしいと思うのです。  さて、この問題の法案に関することですが、大臣、やはりエネルギー問題というのは非常に深刻でまた困難であるということは素人でもわかるわけですが、そうすると当...全文を見る
○野末陳平君 この財源が一番問題になるわけですけれども、先ほどの揮発油税とか石油ガス税を道路に使っている。これを一般会計に繰り入れてという議論の続きなんですが、どうも先ほど聞いていますと、やはりさらに道路は整備する必要があると、これは確かにいろいろなプラスがあることはわかりますけ...全文を見る
○野末陳平君 しかし、ちょっとひっかかるんですがね。やはり陳情があると、これは確かにニーズですよ。しかし、どちらが大事かという点で言えば、電力に関すること、あるいはエネルギーに関すること、これは陳情はありませんね。しかし、ニーズは強いですね。こちらの方がやはり優先だというふうにぼ...全文を見る
○野末陳平君 通産省。
○野末陳平君 時間もないんですが、最後に一つ気になることでお聞きしておきます。  今度の増税はいかにも——増税はいいと思っている人はいないと思いますが、それにしても、悪でない増税もあるわけですね。必要な増税も当然あるわけですね。ところが、大蔵省の方も何か増税となると消極的という...全文を見る
09月25日第92回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○野末陳平君 先ほど円山委員からも郵便貯金の問題が出ておりましたけれども、私も郵便貯金とグリーンカードを関連させて二、三質問したいと思います。  郵便局の職員がお金を集めてくると貯蓄奨励手当というようなものが出るということはもうさっきも出ましたが、具体的に言いますと、これは定額...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、郵便局の職員が一人でこの手当をどのくらいもらうのか、これは過去の実績でいいですから、外勤と内勤と何か二通りあるそうなんですが、それぞれについて金額をお示しください。
○野末陳平君 窓口でも勧誘して手当がつくというのは初めて知ったわけなんですが、給料のほかにこれだけ手当が入ってくるということで、やはりお金を集めるときに、さっき質疑にも出ましたけれども、商品券を配ったり、毛布とかおまけをつけるというぐらいに熱を入れる、これもわかるんですが、この手...全文を見る
○野末陳平君 このうち、職員が勧誘して集めたという分については、彼らのもらった貯蓄奨励手当ですか、それを当然返還しなければいけない、会計検査院の指摘で現実に返還されたと思いますが、この返還額についてはどうなっていますか。
○野末陳平君 五十四年度はどうですか。
○野末陳平君 じゃあ五十三年度について言いますと、五千四百万円を、一たんもらった奨励手当を返した、つまりそれは三百万の枠をオーバーしていたからというわけですね。そうすると、この返還分の募集手当に見合う貯金額は大体どのぐらいになるんですか。
○野末陳平君 そうしますと、さっき郵政省が限度超過で返還した、これが五十三年度は二百十二億円でしたね。この二百十二億円の半分近い百億円というものは職員が勧誘してきた分だと、こういうことになりますね。大臣どうですか。そうですね。
○野末陳平君 そうしますと、大臣にお伺いしますが、少なくもこれをオーバーだと言って返した、返した分の半分は郵便局の職員が手当つきでもって集めてきたお金であると、こういうことですよ。もし悪く言うならば、仕事熱心なんでしょうけれども、手当欲しい一心で、この郵便貯金法の枠というものをお...全文を見る
○野末陳平君 それはもう当然しなければならぬと思いますけれども、それにしても、募集手当というものがあって勧誘をさせる以上は、やはり限度額のオーバーというのは一向になくならないと思うんですよ。預金者が知らずにやった分は別として、勧誘員は少なくも郵貯法を知っているわけですから、その辺...全文を見る
○野末陳平君 そうなりますと、今度は、もちろん弊害ないようにしてもらうが、今度は結果的にオーバーがかなりあるわけで、それを郵政省は名寄せによって発見次第減額させていくと、この名寄せの問題についてお聞きしたいんですよ。というのは、これがいいかげんで、おろそかだったら何にもなりません...全文を見る
○野末陳平君 いいです。
○野末陳平君 そうしますと、二億四千万、まあずいぶん多いなと思いますが、それにしても一人で何枚も定額貯金の口座を持っている、証書を持っている人がいるからこの数字があり得るとして、いいですか、あり得るとして、この二億四千二万という定額貯金の証書の枚数を支える利用者の数ですね、この利...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、この推定という意味は何でしょうか。その名寄せをきっちりして、人数がはっきりわかっているわけでしょう。年ごとに——年ごとにというか、名寄せが終わった時点で必ずそれはきちっと出ているわけですか。
○野末陳平君 名寄せがきっちりしていれば、もちろん概数でなく正確な数が出るわけなんですね。ですから、それが郵政省の資料には発表されてないんで、その点を確めたわけなんです。  そこで、郵政大臣にもお聞きしたいし、それから大蔵大臣にもこの際、お二人がここでそろわれたわけですからお聞...全文を見る
○野末陳平君 私はもう当然ふえるだろうと。というのは、お金をかなり持っている人たちがそういう考え方に傾きつつあるんでふえるだろうと推定するんです。大蔵大臣はどうですか。
○野末陳平君 その間違いはみんなが、正しいと思っている人が多いんじゃないかと思うから心配なんですね。ですからここで私が心配するのは、このグリーンカードというのは、本来不公平税制を直すために必要な措置としてもう法律が通っているわけですよ。それが実現に当たっていろんな問題が起きちゃい...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、五十九年以降のグリーンカードが実施されてからは、当然オンラインにグリーンカードの番号を使わなければ正確さは期せられないと、そう思うんですけれども、使いますか。
○野末陳平君 そうしますと、ちょっと疑問が一つあるんですが、確かにオンラインになれば、いままでよりはずっとよくなるんですよ。ということは、いままでも完全とは言えないと思うんですが、とにかく先の話ですが、五十九年以降の分について、いままでのやり方、つまり住所、氏名でやるやり方は、ち...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、その検討についてさらに注文するならば、五十九年以降預け入れた分についてはグリーンカードですよ。それから五十八年十二月三十一日までに預けた分とそれは一線を画して考えるんですよ。一緒にしているわけじゃありませんよ。いま五十九年以降についてグリーンカードを使わなけれ...全文を見る
○野末陳平君 お願いしておってもそれは郵政大臣と考えが違えばだめなんで、お願いじゃないのですよ。両者の意見が一致しているかどうかが問題なんですよ。それはどうなんでしょうね。
○野末陳平君 だからそこが問題なんです。いや、わかりましたよ。つまり五十八年と五十九年分けたのは、五十九年からはグリーンカードの番号使ってくれ、そして五十八年までの分は、このグリーンカードをもとにして、さかのぼって確認をして合わせていく作業も同時にやってくれと、こういうことをお願...全文を見る
○野末陳平君 どうもちょっとその辺が、いずれ一緒になるというのが腑に落ちないんです。いずれじゃないんです。あと三年の間に相当の金が行っちゃうんですよ。それをできるだけ早い間に積極的に管理の網にかぶせていかなきゃならないと、これをお願いしているんです。  ちょっともう時間もなくな...全文を見る
10月23日第93回国会 参議院 大蔵委員会 第1号
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○野末陳平君 郵政省の方は来ていらっしゃいますか……。  まず郵政省に聞きますけども、先ごろ新聞にもちょっと出ましたが、例の郵便貯金の限度額を拡大することとか、あるいはシルバー預金というんですかね、愛称ということで報道されておりましたが、それについて大分煮詰まったと聞きましたけ...全文を見る
○野末陳平君 その限度額の話はどうなりましたか、一般の三百万は……。
○野末陳平君 いまの構想について大蔵省の立場ではまだ結論は出てないのかもしれませんが、どんな感触をお持ちですか。
○野末陳平君 まず枠の問題ですけれども、これはぼく個人もちょっとこれを五百万に上げるという必然性といいますか、実情に合わないと。いろんな考え方ありますけれども、たとえば平均貯蓄額などを見てもおかしいと。四十八年から引き上げになってないからこれを上げるというのはちょっと余り積極的な...全文を見る
○野末陳平君 たとえば、じゃ具体的に、まあ大蔵省の方は老後の不安はそれほどないかもしれませんが、民間のサラリーマンが、定年が仮に延びようが二十年ぐらいの老後の生活があると。それをどうやって経済を支えていくかということを考えた場合に、たとえば公的年金だけじゃ足りないから、個人年金の...全文を見る
11月26日第93回国会 参議院 公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号
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○野末陳平君 時間の関係で一問だけさせてもらいます。  私は政治団体がもらう政治献金に対して課税をするという提案をしたいと思うのです。いまの改正法はいささかの前進があると評価しておりますが、しかし政治浄化のためには政治資金規正法とは別の角度から政治献金というものを見直すべきでは...全文を見る