野末陳平
のずえちんぺい
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月10日 | 第98回国会 参議院 大蔵委員会 第2号 議事録を見る | ○野末陳平君 ここ数日、付加価値税とかマル優の廃止のようなことが突然のように話題になっています。きょうも大臣はマル優という言葉をお使いになりますが、その場合に、大臣の頭の中にあるマル優は、民間の金融機関のいわゆる非課税貯蓄の例のマル優だけなのか、それとも郵貯の三百万の非課税、それ...全文を見る |
○野末陳平君 つまり、そうすると、一般的な貯蓄全体、非課税制度みたいな受け取り方でいいですか。 | ||
○野末陳平君 そうすると、非課税制度とは違うんだけれども、生命保険の毎年の所得控除の、例の五万円で頭打ちのがありますけれども、これは今後このままでいいのかどうかというのがいまのマル優のテーマとは別に考えられるんですね。というのは、最近生保も貯蓄型とか節税型とかいろいろ商品がたくさ...全文を見る | ||
○野末陳平君 先ほどのお答えで、大臣自身はマル優はそれなりに機能しているというようなことをおっしゃっていましたけれども、機能しているんだったら、いまそれを廃止をも含めて税調に諮るという必然性は余りないような、乏しいような気もするわけですよ。率直に言いまして、私個人はマル優は廃止を...全文を見る | ||
○野末陳平君 それではそのマル優廃止云々のところをちょっと離れまして、もちろん関連はあるのですけれども、国債の特別マル優ですね。これについては国債の発行その他償還問題が非常にこれからむずかしくなってくるという前提で質問するのですけれども、国債の特別マル優というのは、むしろ今後枠を...全文を見る | ||
○野末陳平君 ちょっとよくわからないのですがね。 | ||
○野末陳平君 この問題は、まだ大臣個人がいろんな意見をおっしゃれるという段階ではないわけですから、余り聞いてもしょうがないのですが、仮定の話で一つだけ大臣のお考えを聞きたいと思います。 仮に、さっき言ったように、マル優の廃止ということがあり得てもやむを得ない。それはもちろん国...全文を見る | ||
02月22日 | 第98回国会 参議院 社会労働委員会、内閣委員会、地方行政委員会、大蔵委員会連合審査会 第1号 議事録を見る | ○野末陳平君 どうもきょうは大変いい話をありがとうございました。ただし、聞けば聞くほど頭が痛いというのが実感なんですけれども、四先生に一問ずつお願いします。 まず、小山参考人ですけれども、医療制度の将来を考える場合に、医師過剰ということは避けて通れない。そこで、いま医師乱造と...全文を見る |
○野末陳平君 どうもありがとうございました。 | ||
03月24日 | 第98回国会 参議院 大蔵委員会 第8号 議事録を見る | ○野末陳平君 私は、例によって納税者に身近な問題について質問したいと思うんです。 五十八年度の税調の答申にもありましたけれども、「納税環境の整備等」というところなんですが、「税務行政の効率化を図る観点から、例えば、医療費控除のあり方、年末調整の対象となる給与収入基準額、所得公...全文を見る |
○野末陳平君 いまのは当然民間のサラリーマンですね。そうすると、国家公務員、地方公務員なども含めますと、もうちょっと数は当然上がるということで理解してよろしいですか。 | ||
○野末陳平君 いまの数字でも、ここのところ、前年に比べれば、確定申告をするケースがふえているわけですね。 そこでお聞きするんですが、昭和五十年に年収一千万円という限度が決まった、変わったんですけれども、その一千万円の根拠。その前は八百万円だったけれども、いまこの一千万のライン...全文を見る | ||
○野末陳平君 何しろ八年間ずっとこの一千万円のラインが据え置かれているがかなり情勢が変わった。いま主税局長は、税務署の負担も軽くなるが、逆に言えば源泉徴収義務者の方の負担はきつくなるかもしれないしと。 だけれども、もう一つ、給与収入以外にほかから、内職というわけじゃないけれど...全文を見る | ||
○野末陳平君 いま興味ある数字が出たのは、千五百万円以上の給与所得者の数というのは全体から言うと〇・二%ぐらい。これはいみじくも五十年に八百万から一千万に引き上げたときとほぼ同じわけでしょうね。ですから何か妥当じゃないかという気もするんですね。 いまの八千人日ですけれども、結...全文を見る | ||
○野末陳平君 やった方がサラリーマンが喜んで、少しは自民党も人気が上がるんじゃないですか。サラリーマンのことをどこの政党が考えるかということになると、非常にあいまいで、別にサラリーマンの味方をするばかりが能じゃないけれども、やはり相当に確定申告に行く手間はきついですよ。 二番...全文を見る | ||
○野末陳平君 これも着実にふえている。 公示所得の基準額が一千万円になったのが四十五年ということでしたね。いまはもう五十八年ですから、十三年たっていて、これが据え置きになっているということもそろそろ見直しの時期だということだろうと思うんです、税調の答申などはね。 そこでお...全文を見る | ||
○野末陳平君 公示制度そのものの役割りはわかるし、これをもちろん問い直すと言っても、なくすとか、そんなことは考えておりません。ただ欠陥もあるようで、脱税なんかで更正決定を受けた場合にはそれは載らないんでしょう、結論としてはね。となると、その後修正する場合もあるでしょうが、更正決定...全文を見る | ||
○野末陳平君 その場合に、二千万というラインが妥当かどうかは意見の分かれるところでしょうが、何かこの限度額の引き上げということによるマイナス点といいますかね、デメリットのようなものはどうですか、これは何か考えられますか。 | ||
○野末陳平君 私は友達にこれを言ったら、こうですよ。うん、政治家みんな載っからなくなるんじゃないかと、こうくるわけです。 そこで、これがデメリットかどうか、そんなことじゃないんですが、一千万という高額所得者のラインを二千万に引き上げることは、世論の中にはいろいろな何か抵抗があ...全文を見る | ||
○野末陳平君 私の個人的考えはこうなんですよ。いまの一千万だと、載った載ったということで話題になるかもしれないけれども、政治家の場合は載らないことでおかしいと言われるわけですよ。今度二千万にした場合に、載る人よりも載らない政治家の方が多いでしょう。別に政治家のために考えているわけ...全文を見る | ||
○野末陳平君 次は、この税調答申の医療費控除のあり方ですが、これは私もずいぶんいろいろ宣伝もしたりした結果、普及したのはいいんですが、いよいよ現在においては問題点も出てきているんで、これについても質問したいですけれども、ちょっと長くなるんで、持ち時間の関係で別のことに変えますので...全文を見る | ||
○野末陳平君 むずかしそうだというのはよくわかっていますけれども、私の言うのはいまの地金型で、そんな額面どおりの現実に合わないようなことを考えられるはずがないわけですから、地金型のメダル金貨でもいいわけですね。要するに、そういうものが出れば国民に喜ばれるであろう、しかもそれがある...全文を見る | ||
03月25日 | 第98回国会 参議院 大蔵委員会 第9号 議事録を見る | ○野末陳平君 一問ずつお聞きしたいと思います。 木下先生には、先ほどおっしゃった、租特の中で残る所得控除を見直すとすれば、というようなことをちょっとおっしゃいましたけれども、所得控除のどれがそうなのか。つまり税調でもそういう見直しの議論がかなりあるのかどうか、その辺のところの...全文を見る |
○野末陳平君 きのうに続きまして、身近な問題で、日ごろ疑問に思っていることを質問していきたいと思いますけれども、きのう医療費控除をやる時間がなかったんで、最初に医療費控除やってみたいと思います。 医療費控除ですけれども、かなり医療費の幅が広いわけでして、最近の傾向として、実際...全文を見る | ||
○野末陳平君 いや、ちょっと質問したことと受け取られ方が違っちゃった。 つまり、医療費といいましても、幅が広いがゆえに、最近は医療と言えるかどうかわからないようなものが実は控除対象になってきてるんではないかと、そういう感じをお聞きしたわけです。 | ||
○野末陳平君 私が感じるのは、たとえばこのごろは保険が充実して、高額療養などは返ってきますので、むしろ申告上医療費控除の中身は厳密な意味での医療費ではなくして、差額ベッドの問題であるとか、あるいは細かいけれども交通費であるとか、かなり変わってきてるんだという感じがしてるわけですね...全文を見る | ||
○野末陳平君 福祉の出費が余りにも多くて、それが担税能力に影響を与えるというようなことで救う、これは当然あっていい、そう思いますが、最近の医療費控除が何たって、ぜいたくとは言いませんけれども、保険が創設当初に比べてぐっと充実した結果、高額療養でバックがある、むしろそういうものでな...全文を見る | ||
○野末陳平君 そうしますと、将来の検討課題としても、これを五万円をたとえば十万円にするというような、そういう方向をいま示唆したんですか。 | ||
○野末陳平君 個人的な意見ですけれども、これは五%と五万円の五万円を十万円に引き上げると、こういうのも一つの考え方だと思うんですね。しかし、いっそのこと、十万円という線もなくして、五%だけ残すというのも考え方だと思うんです。なぜならば、十万円に引き上げられますと、今度は医療療費を...全文を見る | ||
○野末陳平君 医療費控除そのものも結構なことだと思うんですけれども、これが余りにも煩瑣になり、税務行政も非常に負担になってくるとか、あるいは納税者にとってもかえって解釈が食い違ってトラブルになったりと、そういう面も出てきましたので、これをもうちょっとすっきりした方がいいという気が...全文を見る | ||
○野末陳平君 これは確かにかなりのレベルだと思いますね。しかし現実にこの限度額を超える通勤費を負担して通うという人がいる以上は、ここを突っ放すというのはどうかと思うんですね。 ですから、本来通勤費として支給される部分は実額非課税であるべきだという考えを持っているんです。おまえ...全文を見る | ||
○野末陳平君 そういう考え方でいくならば、遠いところから通ってくる人は損をするということになるわけですね。税金を取られて、好きこのんで遠くに住んでいるわけじゃないのにと。 こうなりますので、事情はわかりましたんで、そうしたら、限度額はいまのままで結構ですし、また交通費が上がれ...全文を見る | ||
○野末陳平君 それは検討してほしいと思いますがね。いずれにしても、通勤に通常必要だと言われても、これは個人差のあることは当然のことですから、ちょっと納得できないんですがね。なお引き続きまた研究してみたいと思います。こちらも。 それから、かねてから、サラリーマンの給与所得控除は...全文を見る | ||
○野末陳平君 いまちょっと表現が足りませんで、同族法人と言いましたけれども、確かにむしろ青色専従者の問題も含めてということです。この後で青色のことを質問するつもりでした。 いまの答えのとおりで、実際区別がしにくいんですけれども、給与所得控除というものの性格、定義を言うならば、...全文を見る | ||
○野末陳平君 事実かなり定着もしているし、それからそれなりの役割りも果たしているということまではわかるんですね。しかし、かといって、じゃいまのようないろんな特典を与える、これからも与え続けていってさらに効果が上がるのかどうか。正しい申告がそれで保証されるのかどうかという一番問題の...全文を見る | ||
○野末陳平君 これは平均ですから、専従者としての仕事内容からいって妥当なレベルとかどうか、そんなことは言えないと思います。ただし問題は、あくまでこれは平均でしょうけれども、自由に給与が決められるというこの辺ですね。この上の方、ピンからキリまであるんでしょうけれども、当局が知り得た...全文を見る | ||
○野末陳平君 調査にたまたまなって、そして実態と違うから修正をというケースはよく聞くんですけれども、それよりも、いまお聞きしたいのは、高額の給与でどのぐらいのがあるか、これがちょっと知りたいんです。この平均じゃ何となく別に悪くないという意見にもなってしまいますから、おかしな方を具...全文を見る | ||
○野末陳平君 十倍を超えるというと、一千三百万以上の年収だということになりますね。これが奥さんであるのか娘であるのか知りませんが、どういう職業なんですかね、これは。 | ||
○野末陳平君 となると、結局、この専従者給与を高く払うことによって、所得を分散して税金を安くしているということですから、これはやはり非常に問題ですね。どこに問題があるかというと、これは青色専従者給与というものが青天井で自由に決められるというところにあるんじゃないでしょうか。どうで...全文を見る | ||
○野末陳平君 当然それは調査の段階でそうなくてはおかしいと思いますけれども、しかし、一般納税者が受け取る場合には、修正させられたのなんのということはわかりませんで、ただそういう専従者という名のもとにかなりの、ちょっと考えられない給料だ。仕事の内容によって給料はまちまちであってもい...全文を見る | ||
○野末陳平君 税金というとすぐ減税かあるいは増税かというようなことで、現行の制度のいろいろな矛盾を直していくことも大事なんだけれども、どうしても、それがおざなりになるというか、影が薄くなるんで、細かいことを一々チェックさせてもらっているわけなんですね。 時間も余りありませんの...全文を見る | ||
03月30日 | 第98回国会 参議院 大蔵委員会 第10号 議事録を見る | ○野末陳平君 この委員会で毎年参考人の先生に意見をいろいろお聞きする場合に、必ず出るのが株式の売買益に対する課税ですけれども、これが委員会の質疑の過程で、毎年、技術上にいろいろな問題があるというようなことを含めて一向に議論が進んでいない。 そこで、当局の立場を確認しますけれど...全文を見る |
○野末陳平君 最近いろいろ聞いてみますと、最近のお客といいますか、取引は回転が速くなっているようでしてね。目先の利益で利が乗ったらすぐ取るというような形なんだと思いますけれども、回転が非常に速くくなっている。一方においてはいろんな点で機械化が進んでいるわけですから、徐々に事情が変...全文を見る | ||
○野末陳平君 いまの主税局長の答えで理解できるんですが、いま三つのケースで件数を挙げられましたが、前の二つが余りにも少な過ぎるようですね。ですから、実態がどうあるかは別として、この程度の件数、そしてそこから発生した課税ということでは、五十回二十万株という継続的取引についての課税と...全文を見る | ||
○野末陳平君 最近は出来高が物すごいわけですね。その中で、たかだか七十七件、あるいは同一銘柄の二十万株以上というのが二十一件なんというのはやはりちょっとおかしいなと思ったりしますので、ひとつ大臣、毎年有価証券の譲渡益課税ということが問題になりながら一向に進まないというのは、どうも...全文を見る | ||
○野末陳平君 よく不公平、不公平という言葉が言われますけれども、その一つとして常に人々の口に上ってくることですから、これはぜひ来年度でもお願いしたいと思います。 それから次に、先ほど柄谷委員からも指摘ありましたけれども、私はかねてから、税務署の担当の人数が少な過ぎる結果生ずる...全文を見る | ||
○野末陳平君 これは人員をふやすということの社会的意義というものも大胆に当局はアピールしなければだめだと思うんですね。大体日本の役所はみんなPRというか、嫌がられることを避けて通りますけれども、税の公平確保という観点から考えたら必要経費だと私などは思っているわけですが、それを世論...全文を見る | ||
○野末陳平君 いまのとおりにいくならば、これは世論に訴える場合にもそれなりの説得力も出てくるように思いますね。現実に大事なのは調査の方だと思いますね。実調率云々はいろいろ言われておりますけれども、最近の税務署は、聞いてみますと、パートの主婦などに頼ったり、いろいろできることはみん...全文を見る | ||
○野末陳平君 まあ、わかるけれども、むずかしいという話になっちゃうと結論はいつまでたっても進まないわけでして、行革をワンパターンで考えるのもどうかと思うんですね。要すに人はふやさない、どうしても減らすのが当然だというものの、ふやさなきゃならぬところまでそういう硬直した考え方にとら...全文を見る | ||
○野末陳平君 それからもう一つの問題は、地方税の担当職員との連携ということがありますね。もう一つは、いわゆる税理士をいかに活用するかということもあるんじゃないかとも思いますね。ですから、機械化は徐々に進んでいますから、これは結構なことですが、いろいろな角度から税の公平確保というこ...全文を見る | ||
○野末陳平君 そうなりますと、今度はもう一つの所得税関連のいろんな特別措置ですけれども、こういう数字を見れば、当然その額の大きいものから検討していくということになりますからね。それで見ますと、相変わらず例の社会保険の診療報酬の所得計算の特例という、お医者さん優遇税制ですか、これが...全文を見る | ||
○野末陳平君 いまの答弁は、改正のときに期待した効果が現実に出てきたというようなことだろうと思いますね。ただ、今後とも効果を見守りながら検討なさるでしょうが、刻みが最初からも僕は何となく気になっていたんだけれども、その五千万円以下のあたりのその刻みがちょっと細か過ぎるというか、あ...全文を見る | ||
○野末陳平君 もうそろそろ時間ですから、この租税特別措置によるお医者さんの問題と、あと額の大きいところで、これ以上に大きい例の少額貯蓄のマル優の問題ですな。これも今後存続すべきか廃止すべきかの検討をきちっとしなきゃいけないと思うんですよ。その検討のための資料がなさ過ぎるですね。も...全文を見る | ||
03月31日 | 第98回国会 参議院 予算委員会 第13号 議事録を見る | ○野末陳平君 私は、大蔵大臣には使途不明金、それからマル優の廃止などについて、それから行管庁長官と官房長官には行革関連で質問したいと思います。 まず、特殊法人の問題ですけれども、一年前のこの委員会でも私苦言を呈したんですけれども、それに関連しまして、特殊法人の役員というのがか...全文を見る |
○野末陳平君 その方は、聞くところによると、八十三歳と八十四歳であると。それから七十九歳の役員も、あるいは七十七歳の役員さんもかなりいらっしゃるようですが、それはどことどこですか。 | ||
○野末陳平君 御老体でがんばっていらっしゃるのは敬意を表しますが、それにしてもしかし老齢化が過ぎるんじゃないかと、そう常識的に思われますね。 そこで特殊法人の役員、閣議決定で年齢制限というものが決められているはずなんですね。それはどういうふうになっていますか。 | ||
○野末陳平君 その原則としてというところがあいまいなわけでしょうけれども、それにしても、そういう閣議決定がありながら、この年齢制限をオーバーしている特殊法人の役員さんというのがかなりいらっしゃるようで、全特殊法人の中でどのくらいいらっしゃるんですかね、失礼ながら。 | ||
○野末陳平君 率で言えば三%と少ないようですが、それにしても閣議決定を超えてこういう役員が老齢化してくるという理由を何となく考えますと、どうやらこの在任期間が長過ぎて、就任のときは若いんですけれども、若いといっても六十歳代で、ところが留任期間が長いうちにいつやら八十歳を超えてしま...全文を見る | ||
○野末陳平君 そうしますと、ここでもあえてお伺いしたいんですが、まあ原則としてでしょうが六年とか八年とか、こういう閣議決定がありながら、これを上回ることたとえば長期留任十五年以上なんという方もかなりいらっしゃるようですが、十五年と決めてそれ以上任にいらっしゃる方はどのくらい、どこ...全文を見る | ||
○野末陳平君 一概にこれをもっていけないときめつけるわけじゃないんですけれども、それぞれの事情もあるとは思うものの、特殊法人のことが行政改革のテーマとして大きく取り上げられている。そして、一方において閣議決定もこうありながら、そこで官房長官にお伺いするんですがね。閣議決定なんか全...全文を見る | ||
○野末陳平君 確かに参事官のお答えのとおりに改善されているということはわかります。ただ、一つ気になるのは、その例外とかあるいは個別の理由というものに余りにも気をとられますと、これが例の行政改革の総論は賛成だが各論は反対だということになってしまうわけですね。ですから、特殊法人でこう...全文を見る | ||
○野末陳平君 統合してすぐですから、すぐそんなに大きな成果が上がるとは思いませんが、まずまずだと思いますが、ただ問題は補助金ですね、二つ統合した場合にふえているでしょう、ここの辺がよくわからないんですね。行政改革の一環としてこれは統合があれば、補助金などもいままでよりも減るんでは...全文を見る | ||
○野末陳平君 だけど、あれでしょう、二つの団体の、二つの法人の合計をすると、もっとふえているわけですよね。だから、そうやって理屈を一つ一つ聞きますと、なるほど統合はするけれども、仕事もまた一方でふえるから予算もというのはわかりますが、それにしても行政改革というのは大体人も減るし、...全文を見る | ||
○野末陳平君 長官、どうもありがとうございました。結構ですから。今度は大蔵大臣にやりますから。 大蔵大臣には、先ほど言いました企業の使途不明金なんですけれども、いつもこれが問題になるんですが、ひとつこの課税上の扱いについてきょうは質問したいと思うんですね。 現在、法人の使...全文を見る | ||
○野末陳平君 まあ一部の調査でも三百億円台の使途不明金があるんで、全体ではかなりだろうという感じはしますね。 そこで、この使途不明金の使途ですけれども、当然これは不明なわけですから……。だけれども、この不明のままでほっておくわけにはいかないわけで、税務調査のときなどに当局もい...全文を見る | ||
○野末陳平君 中でもリベートとか、それからリベートとは全く違いますけれども、結果的に個人の所得に帰するような役員報酬のようなやみ賞与というか、それも当然あるわけですね。 | ||
○野末陳平君 そこで、この使途不明金の中でも結果的に個人に流れているというお金は、これはまあその個人の所得ですから、本来そこで課税がなきゃおかしいわけですね。しかし、課税は実際にはなくて、使途不明金の名前のもとですべて処理されている、法人税を払うことで免れている、こういうのが実態...全文を見る | ||
○野末陳平君 具体的に二、三の実例を金額的に示すことできますか。 | ||
○野末陳平君 推認課税ですから、むちゃなことができるはずもないんですけれども、この使途不明金の問題は、要するにリベートであろうが、やみ賞与であろうがいいんですが、個人の所得に帰する部分がずいぶんあるんではないか。そうなると、そこは一種の税逃がれになっているわけですから、その辺がい...全文を見る | ||
○野末陳平君 その辺の事情はいずれ税調でも議論があるのだろうと思うんですけれども、大蔵大臣、私は使途不明金がいまのままでいいとは思えないので、これは一般の益金とみなして課税するということでなく、やはりペナルティー的な高い課税というものが必要になるのではないかなと、こういう気がして...全文を見る | ||
○野末陳平君 この使途不明金の流れた先も、いわば一種のアングラ的な、アングラマネーとかアングラ経済とかというところにつながりがあるんだろうと思いますけれども、さて、グリーンカードの三年凍結がきょう成立しましたけれども、それにつけても、マル優の問題で一時前大蔵大臣のときも廃止論がち...全文を見る | ||
○野末陳平君 いまのは、当局の調べとしては、相当予想よりも多かったのか、それとも思ったより少なかったのか、その辺はどうなんでしょう。いまのは何しろ一〇%ですから、九十億という数字だけではその辺の感じがつかめませんけれども。 | ||
○野末陳平君 ということは、かなりの不正利用があるということになるわけでしょうけれども、さあその税額ですが、追徴された税金ですけれども、これはどこが負担するんですか。当然のこと、マル優の不正利用をしている預金者が負担をすべきものだけれども、現実の処置はどういうふうになっているんで...全文を見る | ||
○野末陳平君 いずれにせよ、どちらが負担しようが、金融機関が立てかえてそのままにして預金者に黙っているとか、いろんなケースがあるにしても、最終的にはそれでマル優の正しい利用に戻ればいいとは思うんです。ただし、そういう不正利用の実態がどこの店舗にもあってまたかなり広範囲だということ...全文を見る | ||
○野末陳平君 それ以前に比べてこれはどうなんですか、いまの数字は。 | ||
○野末陳平君 つまり、いまの数字も、郵便貯金は三百万円まででその利子には税金がかからないと、こういうことになっていて、マル優と横並びなわけですね。しかし、郵便貯金は実は制限額を超過したようなケースもずいぶんあると。郵政省が一応減額通知を出して減額措置をとった部分が一年で六百億円近...全文を見る | ||
○野末陳平君 しかし、資料がないと今後マル優問題を議論する場合に一つ欠落する部分ができるような気がして残念だと思いますけれども、できるだけわかる範囲で資料をまとめてもらいたいと思うのですね。 最後に、大蔵大臣にお聞きします。減税ですけれども、与野党の合意ができておりますから、...全文を見る | ||
04月04日 | 第98回国会 参議院 予算委員会 第16号 議事録を見る | ○野末陳平君 幾つかの提案をさしていただきますが、先ほども質疑にありましたとおり、わが国は議員の数が多いと言われておりまして、地方議会ではこのところ非常に議員の定数を積極的に減らす、こういうことが行われております。 そこで、自治大臣にお伺いしますけれども、資料によりますと、減...全文を見る |
○野末陳平君 非常にいいお答えをいただいたわけですが、しかしながら現実にそれが実現していかなきゃ何にもならないわけでして、先ほど田渕委員の質問にもありましたけれども、総理、民間の団体がいち早くいわゆる議員を減らせという、議員減らしをやれという世論、それを受けて削減案をつくりました...全文を見る | ||
○野末陳平君 これはやはり国会の皆様方が自主的にというふうな人ごとじゃありませんで、一緒に考えなきゃいけないことだと思いますね、これは当然。地方を評価する以前に地方に先にやられてしまったということに、むしろ恥ずかしいと思わなきゃいけないと思うんですね。 そこで、私の提案なんで...全文を見る | ||
○野末陳平君 じゃ総理、個人的にお答えできる範囲の質問をしたいと思うんですが、私はこれで二期やらしてもらって十二年なんですが、衆、参両方のいろんないままでの経験で、これは議員の数はこれほどたくさん要らないんじゃないかと思いますよ。ですから、そこでやはり減らすという、まず前向きの姿...全文を見る | ||
○野末陳平君 臨調答申の実行というのは、やはり国会が行革とは必ずしも、国会が行革というのはちょっとそぐわない表現ですけれども、やはりお手本を示すということは絶対必要なんでして、願わくは総理みずからがイニシアチブをとっていまの問題に取り組んでほしい、そういうふうにお願いしておきまし...全文を見る | ||
○野末陳平君 この年金一元化の検討というのは早急にしなきゃいけないけれども、この官民格差というのは、一番最後にひょっとするとほとんど無視されかねないんですね。そこで、総理にこれはお願いですから、官民格差の抜本的改正という言葉を使うと、じゃどことどこなんだと非常にむずかしいんですが...全文を見る | ||
○野末陳平君 これは強くお願いしておきます。 それから次の提案は、これは非常に夢のある楽しい話題という受け取られ方で結構なんですけれども、近い将来、わが国が国家的なおめでたがあって記念の硬貨を発行するようなことがありましたときに、私個人が考えるに、これは記念の金貨を出すという...全文を見る | ||
○野末陳平君 しかし、時代が変わればそういういまの夢が現実になることは大いにあるわけですから、やはりその辺は必ずしも夢で終わるとは思わないんですね。 総理、積極的な金貨発行の理由というものは本当は大事なわけでして、大蔵省は余り乗り気じゃないと思うんですね。しかしながら、たとえ...全文を見る | ||
○野末陳平君 最後に。関連するんですけれども、わが国の金の保有量はやはり少ないと思うんですね。ですから、将来のことを考えまして、金の保有量を少しずつふやしていくという方向を決めた方がいいんではないかということを考えまして、それのお答えをいただいて終わりにしたいと思います。 | ||
○野末陳平君 どうもありがとうございました。 | ||
04月14日 | 第98回国会 参議院 大蔵委員会 第11号 議事録を見る | ○野末陳平君 私は、庶民金融に社会的なニーズがあると、それなりの役割りというものを認めるわけなんです。四、五年前にもこの委員会で、業者に銀行がかなりの融資をしていて、いずれ大問題になるからというようなことも言っていたんで、ここで法律がいろんな形で議論を呼んでいることは非常にいいと...全文を見る |
○野末陳平君 ちょっと私が考えていることを二、三言ってみますけれども、これは十六条もひっくるめて聞いてほしいんです。 サラ金の広告は大分変わってきているんですね、時代とともに。初期のころは、要するに利息が安いんだ、たばこ一箱分だとか、そういうような言い方をしてきたんですが、最...全文を見る | ||
○野末陳平君 もっとも、いまのようなのはマッチの広告だの小ちゃいものにはなかなか入れられないからね。そうするとどの広告に入れるか、むずかしいが、検討してほしい。 同時に、大蔵大臣ね、これは大蔵省に法律成立後は責任があるわけですから、要するに無知な大衆と言っちゃ悪いけれども、無...全文を見る | ||
○野末陳平君 法律の中身よりもむしろこれは省令というか、指導だと思うんですね、サラ金業界に対しての。誇大広告を言ったら切りがないんで、ついでに取り立てのところを伺います。 社会党からも修正案が出ているんですが、この第二十一条ね、この辺の書き方は、私生活あるいは平穏を害するとか...全文を見る | ||
○野末陳平君 私は、こういうものは中身に不満はあるけれども、成立することが業者に対しても、それからお客に対しても、自覚を促す点で非常にいいことだと思いますからいいんですが、成立した後、大蔵省の方に責任がいきますから、その点でなかなか大変だから実情を踏まえて対処してほしいと思ってい...全文を見る | ||
05月12日 | 第98回国会 参議院 大蔵委員会 第16号 議事録を見る | ○野末陳平君 総理にお聞きしますけれども、今回の外遊、なかなかの成果があったように印象を持っておりますが、ASEAN諸国からのわが国に来る留学生が、日本で勉強して帰って親日家になってくれれば一番いいんですが、実は必ずしもそうではなくて、日本嫌いというか、日本に批判的になる。そうい...全文を見る |
○野末陳平君 そのいまのお答え、さっきも質問のときにありましたですけれども、一つだけ、甘えちゃいけない、勉強して実力をというのはいいんですが、事実いろんな留学生がいますよ。いますけれども、恵まれている一部の者を除いては、非常に待遇が悪いといいますか、勉強するような環境に置かれてな...全文を見る | ||
○野末陳平君 事実、いまの研修と留学と分ければそのとおりですけれども、少なくも留学生は日本で勉強して向こうへ帰ってかなりの立場に立つ可能性があるわけですから、いい印象を持って帰るためには、われわれも考えるべき点がいろいろあるでしょうけれども、ひとつお金の面でまず最低の待遇ではない...全文を見る | ||
○野末陳平君 事実、いろいろな抵抗があったりして好ましくないなあと思います。ですからその率直な印象はいいんですが、しかし、そうではあっても、やらざるを得ないときが来たら仕方がないというようなこともあるわけです。だから抵抗があって好ましくないからやらせない、断じて許せないと、そうい...全文を見る | ||
○野末陳平君 明快にお答えいただいたんで、ついでにそれでは似たようなものですけれども、EC型付加価値税なんという活字による桐想もあるわけですね。一般消費税反対であるとすると、じゃこのEC型付加価値税についてはいかがでしょうか。 | ||
○野末陳平君 たてまえとしてはそのとおりだと思います。ですけれども、増税なき財政再建は絶対にできるんだ、それを努力目標にしてというまではいいんですが、絶対にできるかどうかということになると、どうでしょうか、できると思っていない人の方が多いんではないか。そのくらいに心配なんですが、...全文を見る | ||
○野末陳平君 そうなれば、増税もないから、消費税も付加価値税もなくて一番安心なんですけれども、総理の、内閣の今後の助力を見守りたいと思います。 それから減税を実行いたしますと明言なさいましたので、これは減税を待望している国民が多いわけですからいいんですが、その時期は若干ずれて...全文を見る | ||
○野末陳平君 それだったら、大体どのくらいの規模の減税だったら景気が浮揚するのかという、一般論で結構ですけれども、そういうことは言えるですよね。 | ||
○野末陳平君 もう一つ減税関係で、財源は明示できないというお答えで、これは当然そうだと思うんですが、ただ、柄谷委員からもありましたけれども、あれこれととうてい無理な財源もあるわけです。 そこで、一時新聞などでも伝えられて、衆議院の減税小委員会にも出たんですけれども、額から言え...全文を見る | ||
○野末陳平君 ときどきうまいことを言われますんでね。 それで、減税は当然実行するとなっても、その財源によっては規模あるいは性格がずいぶん変わってくると思いますが、これは筋から言えば、歳出の大幅カットのようなもので賄うべきなんです。ただし、それが簡単にできるかどうかというところ...全文を見る | ||
11月22日 | 第100回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○野末陳平君 竹政改革ですが、総理も先日の本会議の御答弁で、総論は賛成だが各論反対というのは困る、総論賛成、各論も賛成でと、これはもう当然だと思うのですが、なかなかそれがむずかしいと思うのですね。行革の実現まで時間もかかるが、しかしその間にいろいろ障害もあるだろう。 そこで私...全文を見る |
○野末陳平君 ついでにお聞きしますけれども、欠員もありますので、それでは現在の合計数はどのくらいですか。 | ||
○野末陳平君 総理、お聞きのとおり、減員の傾向が出ておりますので、これは非常にいいことだとは思うのですが、しかし、それでもなおかつまだ多いという声が各自治体など全国的に出ているわけですね。 私ここに、衆参両院議員の数も含めまして、大体いま日本全国で議員という名のつく人たちの合...全文を見る | ||
○野末陳平君 総理の御答弁のとおり、多い少ないは一概に言えませんし、それから日本の場合世界の国と比べてと、これはこういう物差しが当てはまるかどうかわかりにくいので、私の調べたところではやはりかなり多い部類なのですね。 しかし、この行革をこれから断行していこうという場合には、やはり...全文を見る | ||
○野末陳平君 定数の問題は、事実いわゆる定数是正を速やかにしなければならないということと絡み合いますから、非常にいまの御答弁は今後前向きにどこまで早い機会に実現していただけるか、そこが焦点なんです。そしていま総理のお話にありました、じゃ、われわれ国会はこれに対してどうするのだ。本...全文を見る | ||
○野末陳平君 だけれど大臣、予見めいたとおっしゃるけれども、もう引き下げろと出ているわけですね。ですから、じゃもう少しはっきりさせて、引き下げた方がいいとお思いなのか、それとも七五%でいいじゃないかと思うのか、どちらか、その辺のところはどうなんですか。 | ||
○野末陳平君 そこで、その点は後でもうひとつ少し詳しく質問したいのですけれども、総理にお聞きしますが、これは聞いた話で、確認しながら総理の御所見をお聞きするのですが、一流企業の社長さんたちがつくっている何か税金を考える会とかいうのがございまして、その会が総理との懇談の席でいろいろ...全文を見る | ||
○野末陳平君 そうしたら、いま大蔵大臣にお答え願った最高税率の七五%も、きついから低くしてくれというような陳情もその席でありましたですか。現実にあったかどうか。 | ||
○野末陳平君 そこで大蔵省の方にお聞きしたいのですが、いまの総理のお答えにあったような話がたとえ話のようにしてよく高額所得者の間から出るのですが、百円稼いで実は七円しか残らないというケースはそんなにないのですよね。事実この百円というのは所得ベースで言うのですから、その所得の種類に...全文を見る | ||
○野末陳平君 ですから、高額所得者がずいぶん税金高い高いと言うのですが、結論としては、オーバーに言って、事実じゃないのですね。ですから、百円で二十円は残るわけですね。しかも、その人たちは一億というような所得の人に関してであって、二、三千万の人は全然また違いますね。そうすると、高額...全文を見る | ||
○野末陳平君 それはせいぜい四、五千万円ぐらいまでの人に言うか、あるいはもっと高額でもいいけれども、給与所得だけに限られている人に言うならわかるのですけれども、配当所得とか不動産所得とか、あるいはその年の譲渡所得とか、そういうものを含めて八千万、一億の所得があった、そういう人たち...全文を見る | ||
○野末陳平君 だから私は、納税者はそういうふうにとるだろう。率直に言いまして、総理、最低税率の一〇%が仮に一二ぐらいになる、これは検討せざるを得ないと私自身は思っているのです。だけれども、同時に今度最高税率の七五%を引き下げちゃってということであれば、七五%の場合は民間活力の維持...全文を見る | ||
○野末陳平君 実際大蔵大臣のお答えのとおりで、たとえば大蔵委員会で専門家同士がやるのだったら、いま言った中堅所得層の、まあ僕は年収四百万円ぐらいから千二百万ぐらいまでが一番税率構造の刻みをどうするかむずかしいところだ、そこが減税になるようなのが一番いいと思っていますが、わかりいい...全文を見る | ||
○野末陳平君 これは強いて法律と言わなくても私はいいと思うのです。閣議決定であっても、これを公にすればやはりこれは義務づけになりますから、それは速やかにやっていただくことの方が先でして、法律にこだわらない。ぜひお願いしておきますね。 それから、もう時間が来てしまいましたので、...全文を見る | ||
11月24日 | 第100回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○野末陳平君 本日は御苦労さまです。 先ほど租税負担率について、大体二四%ということで答申などをまとめられたことをお聞きしましたが、土光さんのお話ですと、社会保障費の問題ですね、いまは社会保障費は一〇%そこそこですから、自己負担率と社会保障の負担で三四ぐらいが現実です。しかし...全文を見る |
○野末陳平君 それから臨調の答申を拝見いたしますと、各論反対がおそらく相当世てきてなかなかこの実行はむずかしいだろうと率直に思うわけですけれども、その場合にも、これは私の個人的持論なんで、ばかの一つ覚えみたいなんですが、やはり行革と叫ぶには、この議会のぜい肉落としがこれは絶対同時...全文を見る | ||
○野末陳平君 よくわかりました。 それでは、臨調の中でのいろいろな意見、あるいは地方でいろいろ国民から聴取なさった意見の中で、特に参考人がこれは国会にひとつ忌憚ない意見として、あるいは注文をつけておきたいというようなことがございましたらば、二、三それをお聞かせ願いたいと思うの...全文を見る | ||
11月24日 | 第100回国会 参議院 大蔵委員会 第3号 議事録を見る | ○野末陳平君 この法案とそれから五十九年度いっぱいにかけまして一兆円というような規模の減税、これはかなり無理をしたことよくわかるんですけれども、さてここまで無理をしてまで減税をしなきゃならぬというその目的、前の委員の質問と若干ダブる場合もありますが、了解していただくとして、まず今...全文を見る |
○野末陳平君 与野党合意の中にも、景気浮揚に役立つ額、相当規模というような文言がありまして、それならばこの一兆円でどの程度の景気浮揚かということになりますが、減税となって戻されていったこのお金がどういうふうに流れていくか。これが消費に回るやら、あるいは貯蓄やら、あるいは将来の生活...全文を見る | ||
○野末陳平君 これは定量的に言えないのはもう当然なんですね。結果的に現実どうなるか答えが出てみなきゃわからないんですが、ただ消費にほとんどが回れば一番景気対象になるんですよ。間接的には貯蓄や保険に回ったお金が景気対策になるというのは、なかなかはっきり出てこないので、しかしどうやら...全文を見る | ||
○野末陳平君 そうしますと、大衆増税というのについては、ずいぶん大臣は慎重な控え目なお答えがあったんですが、そもそも今度の減税は、どうやらほとんど財源を増税で賄うんじゃないかというような感じの方が一般の人には強くなりつつ あるのではないか。いかに増税なきというふうに総理初め大臣...全文を見る | ||
○野末陳平君 もちろん歳出削減によって減税財源が出ればこんな喜ばしいことはないわけですが、果たしてそれができるものやら、非常にその辺もむずかしいだろう。となると、ある程度は、これは私の個人的な意見ですが、ある程度は増収というか、増税というか、その辺をどう見るか、むずかしい。表現の...全文を見る | ||
○野末陳平君 まあ、減税の財源を全部増税に求められちゃたまらぬ。それだったら絶対に反対ということだけ言っておきますからよろしく。 | ||
11月25日 | 第100回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○野末陳平君 厚生大臣に年金の問題でお聞きしますけれども、臨調の答申によりますと、御存じのとおりでして、年金の改革については昭和五十八年度末に成案を得て速やかに実施ということになっておりますね。答申どおりに順調に作業が進んでいるかどうか、まず。 |
○野末陳平君 その順調な話し合いの中で、厚生大臣の今後の年金改革の構想について二、三お聞きしたいのですが、やはりこれはかなり先の話にはなりますけれども、公的年金の成熟段階におきましてどういう形になるであろうという、特に給付の水準の問題と、それから負担の問題ですね。 そこで、負...全文を見る | ||
○野末陳平君 やはりどうしても二〇から二五という数字が出てこざるを得ないと思うのですが、その場合に負担と同時に支給開始の年齢ですね、これは当然、厚生年金六十歳となっておりますが、この場合にも支給開始年齢が六十歳維持できるかどうか。それについては六十五歳にならざるを得ないというふう...全文を見る | ||
○野末陳平君 年齢だけを切り離して考えることはできないと思いますけれども、ただ大臣おっしゃったように、官民格差の問題がありまして、共済の方が六十に近づくに従って今度は厚年の方も六十五になんということになりますと何の意味の改正かわからなくなる。その辺で六十歳という線を動かしてほしく...全文を見る | ||
○野末陳平君 かなり先のことですから、保険料幾らということを決めるのはむずかしいのですが、しかしながら、もう現在でも高いといって払えなくなるというか、払いたくないというか、そういう人がふえてきているわけですね。ですから、これをいままでのように年々上げてきたものの、今後どうなるかと...全文を見る | ||
○野末陳平君 国民年金は厚生年金と違いまして自主的に払わなきゃなりませんので、結論は払う人が便利なようにというか、払いやすいことを第一に考えてほしい、それに手続を合わせる方がむしろ当然じゃないかと、こう思うわけですね。 そこで、この負担の引き上げがいずれ現実のものになるのでし...全文を見る | ||
○野末陳平君 おっしゃるとおりで、実は、医療の方が重要かもしれませんが、年金は少なくもある程度予測がつく、それと同時に、いま年金の将来がどうなるか、掛けているけれども大丈夫かという国民的不安といいますか、それが広がっていますので、その辺を早く明らかにすることが大事だと思っているわ...全文を見る |