野末陳平

のずえちんぺい



当選回数回

野末陳平の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月24日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第4号
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○野末陳平君 先ほども出ておりましたけれども、税務署の人手不足問題。数をふやすことによって税務調査をもっときつくするという問題ですが、これは去年もおととしもそうなんで、大臣のお答えは、どうしても行革の手前なかなか人員をふやすわけにいかぬということになってしまいまして、いつもそのお...全文を見る
○野末陳平君 もちろん、これは今後具体的にお答えをいただいた上でさらに質問をしてみたいと思っているわけです。  しかし大臣、これは非常に大事な問題です。一方においてプライバシーの問題なども出てくるのかもしれませんが、それにしても、機械化による合理化、これは当然のことですから、早...全文を見る
○野末陳平君 それでしたら、仮に例えば富裕税なんという構想だってあるわけで、福祉税という構想、新しくそういう税を考えても悪くはないと思うんですね。というのは、大型とは何だと言ったら、中型でも小型でもないとか、そんなことを言ってでも、現実にはわけのわからない増税がただ迫ってくるとい...全文を見る
02月24日第101回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○野末陳平君 私は、参議院の選挙区の定数是正のこと、あるいは歳費の凍結問題、それから租税負担率と社会保障の負担率、それらについて質問をしたいと思います。  その前に、一問だけなんですが、最近、世間をにぎわしております例のロサンゼルスの事件ですね。「疑惑の銃弾」というあれですが、...全文を見る
○野末陳平君 伝え聞くと、アメリカの方にも依頼して協力の捜査態勢をとっているかのごとき話もあったんですが、それについてはどうなんでしょう。
○野末陳平君 いずれにせよ、早くけりをつけてほしいと当局にお願いしておきます。  さて総理にお伺いいたします。  定数是正は、もはや衆議院でも作業が進んでいるようですが、参議院においても避けて通れない問題であります。この参議院における選挙区の定数是正、現行枠の中で増減を調整す...全文を見る
○野末陳平君 それだけでは消極的だと思うんですね。増員は到底やるべきではないことですが、しかし減ずる、定員を減にする手だてがないかどうか。まあ私考えますに、やはり今度制度が変わりましたが、比例代表区ですね、これがなぜ百である必要があるのか、すぐれた人材なら八十ぐらいでも何ら支障が...全文を見る
○野末陳平君 私、考えますに、やはり非常に人口の移動が激しくなった結果、アンバランスが生じたわけですね。となると、当初決めた全国区から移った比例代表区のこの百ですが、これを仮に二割ぐらい削減しますね、そうするとその分を地方区に回していくという、そしてまあ定員枠の中で結構ですけれど...全文を見る
○野末陳平君 それでしたらば、去年の参議院選挙を振り返りまして、比例代表という新しい制度、これはやはり一度経験すればいろいろな反省点も生じたと思うんですね。  そこで総理は、あの比例代表の去年の夏の選挙でどういう点がまずいと、これは直すべきだというような御意見をお持ちだったと思...全文を見る
○野末陳平君 もちろんそうですね。一回の経験ですぐあれこれと言うには余りにも見識もないと思いますけれども、しかし、基本的に維持すべきである。では、次の選挙を迎えるあと二年ちょっとの間に、どの点が特に手直しすべき検討課題であるとお考えか、それだけをお答えいただいて次にいきたいと思う...全文を見る
○野末陳平君 では、それほど勉強をしなくても答えられるような質問をさしていただく方がいいと思いますけれども、最近国民の間で話題になっています歳費の問題ですが、不愉快だと。こういうことですけれども、僕は凍結が今回解かれると、まあそれほど突拍子もないような話じゃないとは思うんですが、...全文を見る
○野末陳平君 実際そのとおりなんですが、しかしこれが決まりますと、総理も私も、自分の考えがどこにあろうが、これはやはり法律に従ってもらわなきゃならない、こういうことになりますね。  そうなると、この際私は、できればいまからでも総理が指示していただいて、再検討する余地があると、こ...全文を見る
○野末陳平君 まあ民間の赤字会社であればもう三年我慢なんてあたりまえのことなんでして、どうも総理のはちょっと身びいきな見方だと思いますが、これ以上はお話ししてもお答えをいただけないので……。  次に、租税負担率が議論になっておりますが、これからの時代は租税負担率だけで議論をして...全文を見る
○野末陳平君 いや、しかしそれは余りにもあいまいだと思いますね。西欧が五〇%前後としても、それをかなり下回るというからには四〇%台を示唆しているのだと思うのが常識ですね。だっていま三五%ですね、我が国は。それがもし四〇%以下なら我が国のいまの水準を少し上回ると言った方がいいわけで...全文を見る
03月26日第101回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○野末陳平君 大蔵大臣、最後になりましたけれども、総理大臣がしばしばこの席で中曽根内閣が続く限りは大型の間接税はやらない、こういう明言をされておるわけでして、国民の中にはこれでほっとした人もまた多かったと思いますし、それはそれでいいことだとは思うんですが、反面、ああいう発言は財政...全文を見る
○野末陳平君 しかし、あれは嫌なことを先送りしていくような発言ともとれるわけでして、次の内閣でやられれば何にもならないとも思いますけれども、それにしてもああいう発言が続くと、この先増税の必要に迫られたときに非常に国民を説得するのは難しくなるわけですね。そういう面も考えなきゃいけな...全文を見る
○野末陳平君 その問題は、福祉国債でなく一般の国債で当然それが一番今後大きな課題になってくるわけですけれども、しかし今の大蔵大臣の御意見で、例えばこういうことも考えられないとすると、やはり行き着くところ増税じゃないかという気もして非常に困るわけですね。せんだってもこの委員会の席上...全文を見る
○野末陳平君 それなら、年金財源に限りませんで、要するに福祉を目的とする増税ならば歓迎する、あるいはそれでもやはり増税は困る、どちらなんですか。
○野末陳平君 増税するしないを聞いたというよりも、歓迎なのではなかろうかと。つまり、財源を考えずにこれからの社会保障政策をいろいろと考えても中途半端になるだろうと思っていたんですがね。  そこで大蔵大臣、いろいろな税金について大蔵省としては勉強するのは当然だとよくおっしゃいます...全文を見る
○野末陳平君 最後に一問ですが、グリーンカード問題が随分議論になりましたときにアングラマネーなどが出ましたけれども、やはりアングラマネーというのは相当規模あるらしい。しかし、それも一種の必要悪として生きているとなると、これをどうするかということを考えるのも非常に大事な政治課題だと...全文を見る
○野末陳平君 終わります。
03月28日第101回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○野末陳平君 総括質疑も私で最後になりましたが、私は初めに年金の問題から始めたいと思います。  先日の閣議決定で、昭和七十年を目途に公的年金制度全体の一元化を完成させると、こういうふうに決まったようですが、そこで、その過程でいわゆる年金の官民格差ですね、これがどう解消されていく...全文を見る
○野末陳平君 わかりにくい説明ですが、要するに六十歳から共済年金の支給開始になるというのは昭和七十五年である、こういうことですね。
○野末陳平君 そこで、閣議決定は七十年に一元化を完了させるというわけですから、少なくもこの七十年には共済の方も厚生の方もどちらも老齢年金の支給開始が六十歳でそろうというのが一番納得ができるわけですから、その辺でこの経過措置というのは少し悠長過ぎる、もう一度短縮する必要があるんじゃ...全文を見る
○野末陳平君 どうも回りくどくてわかりにくいですが、大蔵大臣から率直にまとめてもらいますが、要するに経過措置はいいんですが、あの時点、五十四年だったですが、今度七十年の一元化というからにはその短縮がさらに必要である、この格差をこの際なくすべきだ、こういうふうに考えているので、それ...全文を見る
○野末陳平君 要するに、検討して短縮すべきだと思いますよ。というのは、国家公務員の定年はもう六十歳になりますし、支給開始年齢をこの際今すぐ六十歳にしてもさほど実害はないだろうと思うんですが、それにしても検討していただいてしかるべき措置を欲しいと思うんですね。やはり支給開始年齢の差...全文を見る
○野末陳平君 近く予定される年金法の改正案の中で、老齢年金は六十五歳からは満額支給になるというような案が入っておりましたね。あれについてちょっと説明してください。
○野末陳平君 それも含めて今度の年金法の改正案はなかなか実のあるいいものだと私は評価しておりますが、さて、今答弁の中に何回か出ました再就職における年金のカットの問題ですね。総理、ここまでが前置きなんでして、これからが官民格差の一番問題点なんですが、民間サラリーマンの不安の一つは、...全文を見る
○野末陳平君 年金法について詳しくわからない方は、今の説明じゃ十分じゃないと思うので、実例でもう少しはっきりさせたいんです。官民格差がまさしくあるということをはっきりさせたいんです。  今、厚生の老齢年金の平均受給額は月に幾らか、年額もまとめてお答えください。
○野末陳平君 そこで、先ほどの説明で、厚生年金も二十一万以上になるとカットされるという話がありました。今、もらっている人は、それでまずまずいいように思えますけれども、これは給与収入がないという場合にもらえるわけですから、そこで、カット率によってどういうふうなマイナスが出てくるかと...全文を見る
○野末陳平君 平均が二十万を超えている、しかしながら、これはカットがなければの話で、問題は、総理、大蔵大臣に聞いてほしいところは、今のは六十から六十四歳まで働く、そうすると平均では男子で二十万を超えるという数字でした。しかし、ここに年金収入が入ってくればかなり楽になるわけですね。...全文を見る
○野末陳平君 満柳カットされている方。
○野末陳平君 そこで、要するに六十歳を過ぎて受給の年齢に入ったものの、当然働かなければなりませんから働いている、そうすると給与収入がある。となると、年金がもらえればさっき申しましたようにかなり楽になると思うものの、実は五十四万人、もう八割近くはもらっていないわけですね、年金はもら...全文を見る
○野末陳平君 まあ考え方によれば、健康で働けてそれだけ収入があるんですから、年金をカットされてもそれはそれなりに別の考え方で、健康であることがありがたいとも言えるわけでしょう。しかしながら問題は、これから質問したい官民格差がここで出てくるからなんですね。要するに、民間サラリーマン...全文を見る
○野末陳平君 総理、大蔵大臣もおわかりと思いますけれども、公務員の共済年金にも確かにカットはある。しかしながら、今言いましたように、百二十万円を超える年金の超えた部分の二分の一がカットになる、同時にそれは前年度所得六百万以上であると、こういうことになっているでしょう。そうすると、...全文を見る
○野末陳平君 先ほどの民間の場合と比べれば、これは余りにも小さい数字であることは明らかなんですね。  そこで大蔵大臣、要するに共済年金にも在職カットはあることはあるけれども、民間と比べると余りにも甘いというか優雅なわけですから、そうするとこれはやはり官民格差と言わずして何と言え...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、そこでこの問題について総理にまとめていただきたいと思うんですが、要するに公務員を退職して民間に天下りして再就職するという場合には、ちゃんと給料も保障されているし、その上に年金カットもほとんどないと同じである。しかし、隣の机に座っていて民間一筋できた人は、要する...全文を見る
○野末陳平君 要するに、既得権とか期待権とか、これも大事なんですけれども、そういう場合に官に甘いんですよね。だから、それにこだわるというか、甘過ぎて官民格差がいつまでもなくならない。それはいずれなくすと言うけれども、やることが悠長過ぎるんですね。しかも今の厚生大臣のだって、厚生年...全文を見る
○野末陳平君 要するに、老後に対する自助努力をする人に税法がヘルプするということでこの別枠が認められていると思うんですね。それは結構なんですよ。だけど、その場合に、じゃ個人年金だけ優遇するのはなぜかという疑問が出てくるわけですね。つまり、老後を個人年金を掛けていって計画を立てよう...全文を見る
○野末陳平君 大蔵省から考えればそういう説明になると思いますね。しかし今度は、将来の経済計画を立てる個人から見ますと、年金を掛けた方には優遇がある、しかし利息でもって将来を設計しようという人には優遇がないと、こういうことになる。これは政策的にこういう差があるのは筋が通らない、そう...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、郵政省に聞いてみたいんですが、郵政省にも当然こういうシルバー貯金のような、いわゆる非課税枠拡大のような案はあると思うんで、検討なさっていると思うんで、その辺の事情を説明してください。
○野末陳平君 そこで総理に御登場願いたいと思うんですけれども、要するにこれからの高齢化社会を考える場合に、個人がみんな一生懸命自助努力する、これを政府がヘルプするんだという方針をはっきり打ち出せば事は簡単だと思うんですね。ですから、非課税貯蓄のいわゆるマル優のあり方がどうというこ...全文を見る
○野末陳平君 総理から確たるお答えがいただけるとは思っておりませんが、この問題の締めくくりに、どうも消極的なんで、ひとつ大蔵省の方から一つだけ、なぜ個人年金の今回保険料控除別枠で実現するに至ったのか、その辺のいきさつをお聞きしておきたいですね。というのは、さっき年金のことも質問し...全文を見る
○野末陳平君 この問題はこれからいよいよ難しい重要なテーマになりますから、年金の一元化を研究するプロセスの中でいろいろとまた議論していきたいですね。  ちょっとテーマを変えてみましょうか。  総理の今回の訪中は、かなりの成果が上がったように私は個人的に思いまして、非常に評価す...全文を見る
○野末陳平君 総理もお疲れのようですから、ちょっとかたい話題は避けますけれども、北朝鮮との交流は、私はどんなテーマであれ、検討する意味が田できたと、かなり背とは事情が変わってきたと、そういう認識を持っているんですね。  そこで、この席には山村さんがいらっしゃいますけれども、あれ...全文を見る
○野末陳平君 それだったら、今回、胡耀邦さんの北朝鮮訪問に先駆けて、その対話の一つに、この例のハイジャックの犯人たちを引き渡してもらうことをお願いするのもいいんじゃないですか。どういう対策を外務省がおやりになっているかしれないけれども、やはり外交関係が正式にないんですから、このま...全文を見る
○野末陳平君 いやしかし、何でもう少しはっきりした御答弁がないのか不思議なんですが、総理、確かに外交関係がありませんから簡単にどうしろこうしろと言われても難しいと思いますが、日本の事情もあれから十五年たって変わっておりますし、北朝鮮の事情もかなり変わっていると思いますね。そして、...全文を見る
○野末陳平君 確かに総理のおっしゃるとおりですね。あの非常識なラングーン事件のことを考えますと、北朝鮮との交流なんという簡単なことでは済まないと思うんですが、ただ私は、かといっていつまでも対話も何もしないわけにいかないから、例えば今の「よど号」の犯人のような連中は、要求すればかえ...全文を見る
○野末陳平君 真相がやぶの中にならないことを願いますけれども、こういう事件が起きるたびにやはり台湾との関係というのは非常に気になるんですね。要するに、公的脚係がないとはいえ、やはり我が国の国益を考えれば、今後どんなことが起きるかわかりませんが、そのときの対応は非常に不安なわけでし...全文を見る
○野末陳平君 政府としては公的関係のないままでも、民間ベースでは国交が断絶してから十年ちょっとで、ますます親密といいますか、濃密といいますか、なっていますね。特に最近では、台湾からも観光客が非常にたくさん来るようになりましたね。年間約三十万人だという話を聞きましたけれども、これ、...全文を見る
○野末陳平君 ルールでいえばそのとおりなんですね。ですから、残念なんですけれども、しかし総理、スポーツとか文化とか学術のような交流はやはり大胆に積極的にやるべきときに来たので、もう時代も非常に変わっておりますから、そしてまた台湾はやはり隣人であることは間違いないわけで、近くて遠い...全文を見る
○野末陳平君 政治的には総理のお答えのとおりだと思いますね。しかし、日本人全体としては、北朝鮮であろうが、台湾であろうが、やはり近隣のアジア諸国とはいろんな点で交流していくのがいいんじゃないかと、常識的にそう思っているだろうと思いましたので、あえて私の考えを聞いていただいたわけで...全文を見る
○野末陳平君 総理個人は、憲法に認められたこの参議院の存在について十分評価なさっているというお答えなんでしょうが、しかし、現在における参議院の存在意義というものは、やはり大分受け取られ方が国民の間に変わってきているような気がして、そこが非常に残念なわけですね。  そこで、総理ば...全文を見る
○野末陳平君 恐らく国民の一部に参議院無用論なんという声があるのは、今各大臣のお答えになったような機能を参議院が果たしていないと思われているんだと思いますね。実際には、私どもは果たしていると思ってはいるけれども、そうとられているというのが非常に残念なわけですね。  さてそこで、...全文を見る
○野末陳平君 もう当然それは質の出題ですけれども、しかし質というのは主観によって評価が全然違ってきますしね。それから民間では幾ら質だといったって、やはり勤務時間というのはきちっとあるし、そういうことになりますと、常識的には質ではあるけれども、やはり量も当然加味されなければならない...全文を見る
○野末陳平君 まあ他人事みたいなお話が最初の方にありましたけれども、やはりこれは行革を遂行するためにも、国会は何をしているんだと聞かれた場合に答えが出ないという、その姿勢を見せられないというのは非常にまずいと、行革に水を差すことになりますから。それで心配しているわけなんですね。 ...全文を見る
○野末陳平君 終わります。
03月29日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第7号
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○野末陳平君 僕は、政府税調とそれから自民党の税調の両答申を比較して、相違点ですね、そういうのを中心に質問をしていこうかと思うのですけれども、別にそんなに深刻にやるわけじゃありませんで、軽いテーマでいきたいと思います。  まず、わかりいいところ、親から子供への住宅資金の五百万円...全文を見る
○野末陳平君 これはこういうニーズのある家族だったら非常に便利に使うのではないかなとは思うんです。また実際にはしかしどの程度の効果が上がるかのところが、ちよっと想像できませんけれども、今の説明によりますと、そうすると、それぞれ若い夫婦がいて、それぞれの親からもし贈与を受けられれば...全文を見る
○野末陳平君 それからこの贈与税の軽減を受け、なお今度はそれを頭金にして住宅ローンを設定する、こういうのが普通だろうと思うんですが、その場合の住宅ローン減税については今までどおり何の変化もなく受けられる、こういうことになるわけですか。
○野末陳平君 これは考え方としては当然だと思いますけれども、片や自己資金でもって頑張ったという人と比べると、片っ方が何かダブルの特典を受けたようにも見えますが、まあそれはさほど重大な問題でないと思うんです。  問題の方は、そうしながら住宅ローンの方の返済をまた親に依存するという...全文を見る
○野末陳平君 いや、そうなんですが、しかしながら、この贈与税の軽減を受けるためには恐らく翌年に確定申告をするわけでしょうね。そのときに確認されるわけですが、しかしその返済というのはその時点ではまだ申告をする義務がないだろうと思うんですね。つまり、あいまいなままでいけるわけじゃない...全文を見る
○野末陳平君 そうです。援助というか贈与というか、全額かどうかはわかりませんがね。
○野末陳平君 ですから、そうなんですが、この軽減は申告によって認めてもらうからいいんですが、その後の返済は、毎年毎年そういう申告をする習慣がありませんから、そこでもって結局お金がある親子においてはその方の援助も受けながらずっといくんじゃないか。そこでまたダブルでやられても税務署と...全文を見る
○野末陳平君 そうするとね、そのとおりだけども、捕捉は税務署としてはできなくて、むしろ申告をしてもらった結果、返済にかかわる部分の贈与がわかるわけだからね。そういう習慣のない人たち、あるいはそういうことをする必要があると思っていない人が多いから、その場合に、金を持っている人の方が...全文を見る
○野末陳平君 これ自体まあまあと思いますけどもね。うるさく言えば、これも一種の新たなる不公平だと思うけども、しかし政策的にこれが効果を発揮するのであればやむを得ないと思うんですよ。ただ、今僕が言ったような面は、要するにお金のある人はうまくやれば結構できそうだと思うから、そういうの...全文を見る
○野末陳平君 これは二年限りですから、とりあえずやってみてまた考える方がいいんだろうと思いますね。  ただ、一つ気になるのは、異なる世代間のこういう財産に関する優遇、軽減というか、これは特例だとして、それだったら同世代間の、極端に言えば、夫婦間のこういう問題についても当然考えな...全文を見る
○野末陳平君 これはまだPRが行き届いてないというか、一般に知られていても実際には面倒くさくてやらないのか、そこら辺がよくわかりませんけど、いずれにせよ、今の七百万であろうがなかろうが、もう十年でしたよね、結局。それだったら少し拡大してもいいんじゃないかと、そういうふうに思ったん...全文を見る
○野末陳平君 それじゃ、次に行きましょう。  せんだって、ちょっとお答えをいただき損なっちゃった問題で、例の税務職員が非常に足りないんだけれども、幾らお願いしても行革の手前もあり、あれやこれやで大臣が消極的で、ましてや総理が全く消極的だから、この人員増加というのはすぐには期待で...全文を見る
○野末陳平君 そのオンライン化して、どういう部分をコンピューターに任せることによって人手不足をカバーできるんですか。
○野末陳平君 詳しいことはわかりませんから、いずれにしても、有効にコンピューターを使って人員不足をカバーしてもらいたいとは思うんですけれども、もちろんそれで機械がすべてやれるわけじゃないから、本当は人員をふやす方向を行革にこだわらずとらないと、恐らく今に行革、行革で税務署員をふや...全文を見る
03月30日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
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○野末陳平君 物品税のことですけれども、税調の答申などにも、もはや今までの考え方では時代に適応できなくなってきているとありますとおり、物品税を負担する購買者つまり消費者の立場からいいますと、要するに物品間のアンバランスがあり過ぎて、何がゆえにこれが課税対象がわからないと、こういう...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、ゴルフが趣味娯楽品の中で特に高いところに張りついている。こういうふうになりますと、それほど高くなくてもいいですから、スキーとかテニスとか、この辺は趣味娯楽品の中に多分入るでしょうから、これはどうして課税対象にならないのか、この用具は。
○野末陳平君 まあ、いろいろな理屈はついても、常識的にアンバランスだという点は、物品税を負担する消費者から見れば当然感じるだろうと思うんですよね。  で、今のだってちょっとおかしいんだけど、ゴルフの方が何かいかにも金がある、高級なレジャーみたいに思うけれども、今やスキーの方がむ...全文を見る
○野末陳平君 ですから、一つ一つの品目について見ればそれなりの理由がつくだろう。今回、全自動以外の電気洗濯機は課税になりました。これだったらわかりいいんですよね。ですから、何といいますか、回りくどい説明をしなきゃならないようなアンバランスを持った物品税というものは、これは時代に合...全文を見る
○野末陳平君 余りこの物品税の矛盾を突いていますと、だんだん今の幅広い消費の消費税みたいな話になっちゃうから、また変えましょうね。法人税の方をやりましょう。  法人税ですけど、今回二年限りでアップが決まりました――まだ決まってないんですね、決めようとしているんです。(笑声)僕は...全文を見る
○野末陳平君 これはとにかく年度が終わってみなきゃわからない話でしょうけれども、一応その説明を聞いておきます。  そして、大臣に最後に素朴な質問をしたいんです。政府税調と自民党の税調両方が答申を出してきているわけですが、今回は特にその両者の間にいろんな点で違いがあったりするんで...全文を見る
○野末陳平君 ですから、政府税調が権威があって、そして基本的方向を決めて、その中で具体的に自民党の税調が決めていくというのが当然というか、普通だと思っていたわけですね。ですけれども、大臣の答弁の中にもちょっとありましたけれども、少しいろいろと政治家の事情なども入ってくるんでしょう...全文を見る
03月30日第101回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○野末陳平君 私も税金関係ですが、一問目だけは総理に必ずお答えいただきたいと思いまして、宗教法人への課税ですけれども、これは甘いと思いますね。特に、収益事業における方の優遇ですけれども、これは一般の民間企業に比べまして余りにも優遇が過ぎると思います。これは常識的にそう言えると思う...全文を見る
○野末陳平君 収益事業の幅の問題だけでなくして、いわゆる公益性をここまで優遇していいのかという問題ですから、その意味の課税強化をお願いしておきます。  そこで、また宗教法人といえども、今度は地方税におきまして固定資産税の優遇がありますが、これはやはり受益者負担の原則からいっても...全文を見る
○野末陳平君 私が言いたかったのは、専ら用に供している宗教活動にかかわる関係施設の解釈の幅を広くとられ過ぎて現実には固定資産税の優遇を受けている、その面を指摘したので、検討をしていただきたいと思います。  それから、同じ公益法人の中の学校法人なんですが、これも今や昔と時代が違っ...全文を見る
○野末陳平君 最後に総理にお願いしますが、やはりこの不公平という言葉は非常に耳に快いんですけれども、しかしその中身が余りにも違うので、何でも不公平を正せと、あるいは税は不公平だからということばかりでは、いつまでたっても不公平感というものがなくならないわけです。だけども、現実には不...全文を見る
03月31日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第9号
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○野末陳平君 公示制度のことで先に聞きたいんです。  今度は給与所得者の場合の確定申告義務は、これが一千万から一千五百万、ですから一千五百万までのサラリーマンだったら年末調整の方でやってもらえるというので、これは妥当だと思うんです。適切な考え方で、僕はこれを前も言ったと思います...全文を見る
○野末陳平君 そうなりますと、僕は、去年でしたか、意見をここで言いましたときは、公示制度も一千万から上げてもいい、一千五百万かそこらが妥当ではないかというようなことを言ったと思うんですね。ですから、本来だったらば、今までのこういう税法にかかわる細かい改正の場合は、従来の考え方をが...全文を見る
○野末陳平君 長い説明があったんですが、それを聞いてもなお、それならば年間所得を二千万というふうにしたってそれほど変わらない。つまり納税額公示にしたからという積極的なプラス面が説明ほどには納得できないんで、僕はこれは上げて何ら悪くないんで、二千万でいいじゃないか。二千五百万、三千...全文を見る
○野末陳平君 なくならないよ、みんなは。
○野末陳平君 出ないの。
○野末陳平君 ですからね、僕なんかは年間所得が二千万になってもそれなりに意味がある。出ない人もいるかわりに今度は出る人もいる。出ないことに、あの人なぜ出ないという意味で、公示されない側から見ればそれなりの意味がある。今までどおりの制度でそのまま額を上げるというのが妥当だと思ってい...全文を見る
○野末陳平君 そうすると、原酒でもって客観的にこの差が明らかになる。そうなりますと、これは飲む方もそれを意識して飲むわけですから、値段が高くても納得できるし、それから税率が高くてもこれは妥当であろうと素人は判断できますね。  今度は清酒の方です。清酒も洋酒と同じくこういう客観的...全文を見る
○野末陳平君 残念ながら僕は酒飲めないからよくわからないんで聞いているんだけれども、官能審査が悪いと言っているんじゃないんですよ。そういうような個人の趣味嗜好の世界に、また個人の主観による判断で香味性の全体的な調和なんていったって、それでいい悪いと言われても困るんですが、まあ、そ...全文を見る
○野末陳平君 ただ一つ心配は、これによるかなりの増を見込んでいるわけですが、どうなんでしょう、このままで税率が安く値段も安く二級酒が提供できるならば、当然二級酒やしょうちゅうを飲む人がふえるのはいいんですが、いわゆる税率のみが低くて高い高級な二級酒ばかりがどんどん。出てきて、特級...全文を見る
04月05日第101回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○野末陳平君 高齢化社会を迎えるに当たりまして、国民の中にはいろんな不安を抱いている人が多くなりましたけれども、きょうは、そういう現代人の不安心理につけ込むどぎつい商法というか商品というか、そういうものを三つばかり取り上げて、これは今のところ法の規制外にあるものばかりですので、こ...全文を見る
○野末陳平君 そこで、具体的に一例だけ挙げますが、ただこれはあくまでも最近非常に目立つから一例として取り上げるのでして他意はないんですけれども、塩野義製薬のベクスというのが出てきまして、これは非常に今宣伝しておりますね。この広告を見ますと、完全に医薬品まがいだと思うんですよ。とい...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、一般通常人から見て、この広告を、効能の表示についてやってみますと、抹消血行障害による手足の冷え、しびれの緩和に効く、更年期における肩こり、不眠、頭痛、そういうものの緩和に効く、こういうふうになっているんですけれども、ここまで書かれますと、これは薬そのものの効き...全文を見る
○野末陳平君 ですから、一般人から見ると、広告のやり方に非常に紛らわしい、問題があると思っていますから、だから栄養補助食品とか、あるいは栄養補給食品とか、そういう活字が大きく出ている、あるいはテレビのコマーシャルでそういう文言があれば、これはまだいいと思うんですが、全くありません...全文を見る
○野末陳平君 今までは小さい会社が主に健康食品をやっていましたけれども、やはりもうかるものですから一流の大きなところが出てきましたね。だからこそ問題が出てきたと思っているんです。今の厚生大臣の方針を今後とも強化していってほしいわけですが、さてこの値段ですね。この値段の高さというの...全文を見る
○野末陳平君 いずれにせよ、この健康食品は値段設定の根拠が全くなくてぼろもうけだと思いますが、それにしてもこれが安くなればそれなりの意味があると思うんです。ですから、厚生省は値段について直接関係ができないんでしょうが、やはりこれは広い意味で安くするような指導も考えてほしいと思うん...全文を見る
○野末陳平君 厚生大臣、結構でございます。  次に、特にこれは中年以降のサラリーマンの将来への不安心理につけ込む商品としてリースマンションというのがあるんですね。これが非常に人気化しておりまして、中高年のサラリーマンが、何といいますか、ここのお客さんになっているのが現実なんです...全文を見る
○野末陳平君 広告のままを説明しますと、このリースマンションというのは、住宅ローンの金利分とか減価償却とか固定資産税というものが、赤字になりますと、この赤字の結果サラリーマンの場合は源泉で納めた税金が戻ってくると、こういうことです。ですから税金は戻るんです、間違いなく。しかしなが...全文を見る
○野末陳平君 まさしく商業道徳の方にかかってきてしまうんですね。特にお人よしのサラリーマンに錯覚を与えるというところに一番の問題があるわけですが、まあ非常にこの定義が難しいから。  そこで、この広告を見てみますと、このリースマンションの大手はマルコーというところなんですが、「節...全文を見る
○野末陳平君 いずれにせよ、節税でつる商品というのは、真実をばかすというか、やはり税に余り知識のない、ただただ将来の不安を考えてしまうサラリーマンにとって、盲点をついた、ちょっと道徳的に問題のある商法だと僕は思っているわけです。広告の規制は建設省のサイドでいろいろと目を光らしてい...全文を見る
○野末陳平君 十年、二十年先のことはわからないんですから、今断定するのもそれは乱暴かもしれませんが、常識的に考えても、古くなれば借り手は減るし、それから修繕費その他もかかるし、新しいものがどんどん建って供給がふえれば安定収入じゃなくなるしと、ごく常識的なことを考えない、つまり常識...全文を見る
○野末陳平君 要するに、会社が倒産すれば保証はないという、ごく当たり前のことです。  そこで、今もう既に買ってしまったサラリーマンに対して、こういう前金保証制度なんというのが普通のマンションにありますけれども、そういうような考え方は、建設省としてこれはできますか、この手の物件に...全文を見る
○野末陳平君 これはやはり一種の投資なんですね。だから、投資だからリスクがあって当たり前なんで、これは個々の責任に帰するのですけれども、しかしやはり事情がよくわからないとつい不安心理につけ込まれて手を出してしまう、ここに問題がある。  もう一つ、このリースマンションの売り言葉は...全文を見る
○野末陳平君 ですから、一種のブームになって、サラリーマンがカモになっているということになってしまうんです。今、高い理由がいろいろありましたけれども、結局、四割から五割高い分だけ資産価値も落ちているわけですし、実際に物件を見ればわかりますけれども、天井は低いし、材料は悪いし、将来...全文を見る
○野末陳平君 まあこれは冷静に考えれば、広告ほどの安定性とか将来性がないというのはわかるんですけれども、今のところどうやらブームになって、業者の方が少なくもサラリーマンより頭がいいということになっていますね、残念なことに。大臣にもお答えいただきましたけれども、環境問題、都市計画の...全文を見る
○野末陳平君 実にそのとおりですから、塾を何も無理に育成したりする必要は全くないと思います。自然消滅でもいいし、生き残るべきものが生き残るのは当然だと思います。問題は受験用の塾ですね。小学生相手、中学生相手、高校生相手、こういう塾あるいは進学教室、この月謝が、これが高過ぎるという...全文を見る
○野末陳平君 小学生相手で月二、三万の授業料なんですが、負担できる家庭はいいんですけれども、また負担できなければ行かないからいいんですけれども、しかしこれが高校、大学というふうに少し上がってきて、予備校なんというふうになるとまた高くなるんですね。特に医科大学、歯科大学系統の方は、...全文を見る
○野末陳平君 僕も小ぢんまりと良心的にやっている塾なども一々うるさくなんというようには全く思いませんけれども、何といったって最近は、駅前の一等地には予備校なんかどんどん建っていて、もう完全に教育に名をかりた営利事業になっているでしょう。ますますマンモス化しそうですね。だからこそ何...全文を見る
○野末陳平君 そうしますと、今後とも一般の法人にならない塾と同じように課税が行われていくというふうなことで理解していいんですか。
○野末陳平君 ですから、そういういろいろな除外措置などがありますと、結果的に一般の壁と、つまり良心的な塾の方がかえって税金をきちっと払って、そしてぼろくもうけているところの方が払っていない、こういうアンバランスがまずいんですね。ひとつ今後とも厳しく検討して課税を当たり前の法人並み...全文を見る
○野末陳平君 終わります。
04月06日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第11号
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○野末陳平君 最後になりましたので、要点だけ質問さしてもらいますから、お答えを簡単にしていただくと持ち時間は半分ぐらいで済むと思いますから、協力をお願いしておきます。  大臣、酒が財政物質だということはこの委員会でも常々出てきておるわけですが、しかし今までの経緯を見てみますと、...全文を見る
○野末陳平君 この間の大臣のお答えなんぞでも、今回減税、一兆円規模の減税がなくても酒税の引き上げがあった、やむを得なかったようなことをお答えになりましたね。私個人は、今回の減税の財源として酒税のアップもやむを得ない、ぎりぎりしようがない、こういうふうには思っておりますけれども、し...全文を見る
○野末陳平君 車なども結果的にはこれと似たような扱いを受けて、また安易に徐々に徐々に引き上げということになりかねないので、この点を念を押しておきたいと思いますね。  それから物品税ですが、今までも何回かごの改正案を審議いたしましたけれども、この場合も時代の変化とともに物品税の対...全文を見る
○野末陳平君 その検討の一つに、例えば文化的、芸術的な価値を認められて書画骨とうの類が非課税になっておりますが、これも大分また事情が変わってきていると思うのですね。今やかなり装飾品化しておるし、それから本当に芸術性の高い超高価なものはともかくとして、ほどほどの値段の書画骨とうとい...全文を見る
○野末陳平君 文化とか芸術とかいう名前と、それを営利事業化しているような面と、かなり難しいところがありますからね、やはり検討はすべきではないかなと思ったりするんです、今後物品税の問題でもし改正案など出るときには。  それから与野党の合意で、パートの奥さんたちに関する減税なんです...全文を見る
○野末陳平君 これは経費ということを考えたら、家で内職なんかしている奥さんは経費なんかありませんしね。  ですから、結論から言いまして、最後にお聞きするんですが、主婦というふうに特定できないところが難しいんですけれども、こういういわゆる副業的な事業収入には一定額までは申告不要と...全文を見る
○野末陳平君 終わります。
04月07日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第12号
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○野末陳平君 不公平税制の象徴のように言われておりました医師優遇税制ですけれども、以前手をつけてからかなりの年数がたったわけで、さてその後あの改善がどういう効果を上げてきたかということをちょっと振り返って、今後の七二%について検討したいと思うんですね。  まずお聞きしますけれど...全文を見る
○野末陳平君 その点は、この改正案を審議していた当時からもある程度、これから社保診療報酬が上がってくればこういう効果が出るだろうと見込まれていたところでしたね。  現時点では、じゃ白を選択している開業医さんと、そして青の中でこの七二%適用を受けている人、この辺は大体全体のどれぐ...全文を見る
○野末陳平君 このままほっといたとしてもだんだん卒業していく、七二%から上へ行くだろうということは考えられるものの、この七二%という数字を残しておくことがいいのかどうかという問題と、もう一つは五二までの段階を、これをこのままでいいのかと、二つあると思いますね。この七二%についてで...全文を見る
○野末陳平君 それは当然だと思いまして、もう検討よりも早い時期に全廃という方向を打ち出さないと。当時我々が改正案を審議したときよりもさらに経費についての考え方は厳しくなっておりますからね。  そこで大臣、主税局でもそういうお答えなんですが、今出ました地方税における特例、これが見...全文を見る
○野末陳平君 なぜ大臣にそれについてお聞きしたかというと、政府の税調にははっきりそれが打ち出されて、答申にですね、おりながら、自民党の税調になるともう全くこれが触れられていないんで、そこでどうなっちゃったのかということをお聞きしたわけですがね。これは地方税における特例をまず改めな...全文を見る
○野末陳平君 ほかの職業などは経費率をどんどん引き下げる方向で申告を指導されているようだから、これはもう当然であるという今の方向を打ち出してほしいと思いますがね。  次へいきます。今度は、今回成立しましたけれども、個人年金にかかわる部分が五千円ばかり所得控除拡大しました。これに...全文を見る
○野末陳平君 本来は、公的年金の一元化のめどがきっちり立って、こういうふうに将来なるということが決まった上で、それを補完するための個人年金というのが順序だから、これはちょっと早過ぎると思いますよね。だけれども、現実には成立しているわけですから、これはこれで将来の自助努力のために商...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、あとで個人的にいろいろと注文をつけたりしますから。  次は、いろいろな人的控除がありまして、いつも、この額が出てきた根拠その他について、あるいは同一でいいのかとか議論が出ているわけですが、今回も一つちょっと気になってきたのは、時代とともに見直さなければいけな...全文を見る
○野末陳平君 その数だけにしても、昼間働いて夜学ぶという学生がおりますからね、これはこれで意味があることかと思うものの、しかし勤労学生控除というものをずっとこのまま今回も引き上げになりましたけれども、残しておいていいのかな。つまり、これは税でやるべき必要性が果たしてあるのか。この...全文を見る
○野末陳平君 これからの課題だろうと思うんですね。  同時に、これは非常に世論と逆行するかもしれませんけれども、老人の扶養控除の問題なんです。今、同居と別居と分けて考えておりますがね、これも分けて考える必要があるのかどうか、なかなか難しいところなんですけれども、これから五年、十...全文を見る
○野末陳平君 じゃ最後に。  要するに、これからまさに年金問題との絡みでなければこの人的控除については結論が出ないんですが、障害者、特別障害者というようなところはさらに充実してもだれも文句言わないだろう。しかし、ただ、年寄りを扶養してると言いながら、その年寄りが年金でかなりの収...全文を見る
04月10日第101回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○野末陳平君 まず文部大臣に、いわゆる有害図書の規制ですけれども、議員立法の動きがその後どうなっているか文部大臣御存じならばその報告と同時に、大臣自身が規制立法でもしなければいけないと、本当にこれが現在必要であるとお考えなのかどうか、それをまず。
○野末陳平君 確かにひどい内容ですが、特に取り上げられました少女雑誌は。しかし、国会であれが取り上げられたことによりまして業界にもかなり自戒、自粛の動きが出てきているようですね。そこで、私考えますのに、やはり対応がないならばとおっしゃるけれども、現行法をどこまで効果的にあるいは弾...全文を見る
○野末陳平君 私は法の発動よりも国会決議の重みの方が今選ぶべき対策だと、そういうふうに思っているわけなんですね。  総理にお聞きしますが、確かにもう法で規制しなければというような内容もありますが、ただ、有害図書といいますと、文部大臣おっしゃるとおりテレビだってみんなそうなってき...全文を見る
○野末陳平君 まあそういうおどしをかけないと、結局は出版界も自粛しないという面も確かにありますので、非常に残念なんですが、しかしもし立法なさるというならくれぐれも慎重になさってほしいし、私としては賛成はできない、こう考えております。  次に農産物交渉の問題で農水大臣にお開きしま...全文を見る
○野末陳平君 そういう抽象的なお答えではありませんで、しかも、もとと比べてと、もとが高過ぎたわけですから、そうじゃなくて、今回の取り決めが一体これからの牛肉価格にどういういい影響を与えるか、少なくも安くしてほしいという国民の期待にこたえられるかどうか、これをお聞きしたわけですよ。
○野末陳平君 今のお答えは、要するに消費者利益という面が薄いんですよね、どうしても生産者の立場に立ってしまって。それもやむを得ないとは思っていますけれども、しかしグレープフルーツでも、それからレモンでも、輸入枠が拡大して、あるいは自由化になれば間違いなく安くなっているわけですね。...全文を見る
○野末陳平君 たまたま大臣から畜産振興事業団の存在について言及されましたから私もお聞きしたいと思うんですが、行政管理庁が、この事業団の価格安定操作がいわば消費者不在といいますか、いわゆる高値安定のやり方だと、こういうような指摘をしていると思いますけれども、そこでどういう点でこの行...全文を見る
○野末陳平君 それだったら具体的にこれにお答えいただきたいんですが、じゃ今回の輸入牛肉増枠によりましてひとつ市場に出す安売り牛肉ですが、今のお店の数をふやす、あるいは放出量も今までの倍というようなレベルでやることをもう計画しているのかどうか、これが実現するかどうか、それをお願いし...全文を見る
○野末陳平君 その結果、少しでも安い牛肉が食卓に回れば当然いいわけなんですけれども、一段の努力をお願いしたいと思うんですね。  それからもう一つ、常に問題にされるのが、やはり牛肉の場合特に問題なんでしょうが、流通機構ですね。流通機構は確かに私もいろいろ知っているんですが、複雑過...全文を見る
○野末陳平君 大臣にお答えいただかないと頼りないんですよね。
○野末陳平君 先にそれをお答えいただいて、その後当局から説明をしていただく……。  総理、そういうわけでして、これは今回の措置は日米関係が第一ですが、しかし消費者にこの妥結の利益が還元されなければ意味ないと思いますね。そこで、今回大事なことは安くする努力だろうと思うんです。そし...全文を見る
○野末陳平君 ひとつ国民を喜ばしてほしいと思います。  さて、大蔵大臣ですがね、時間がなくなっちゃったんですが、大蔵大臣ね、秋に新しいお札が出ますけれども、おなじみの聖徳太子がなくなっちゃって、これがいずれ五万円とか十万円で出てくるんではないかなんというまことしやかなお話もある...全文を見る
○野末陳平君 最後になると思いますが、総理に、大型間接税は中曽根内閣でおやりにならないということで、これは全くそのとおりしていただければいいと思いますが、信用しておりますが、ただし、そうすると財源の点で非常に今後苦しくなることもあり得るわけですね。となると、増税はやらないけれども...全文を見る
○野末陳平君 マル優の廃止をすればかなりの財源が出ますからね。
○野末陳平君 このマル優問題は大蔵委員会でやるべきだと思いますけれども。  さて最後に、今回の予算はかなり苦心の跡が見えるし、減税もあったし、それから伸びも抑えられたしという点でますます評価できるとは思うんですね。しかし、行政改革という面からいいますと、補助金のカットなどの歳出...全文を見る
04月12日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第13号
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○野末陳平君 これまでの質疑などで理解した範囲で言いますと、このシステムによって証券取引所、証券会社あるいは発行会社には相当なメリットがあるのはわかりますね。この委員会で数年前証券取引所を見学したときも、この問題ちらっと聞いて、束になった株券などたくさん見たりしたので、いずれこう...全文を見る
○野末陳平君 ですから気になったのは、投資家にとってメリットだと言われながら、実はやってみたら保護預かりは不要だけれども保管料がほぼ同じということになったら何の意味もないだろうと思ってそれを確かめた。そこはある程度国が関与してこの辺までというようなこともできるのですか。それとも保...全文を見る
○野末陳平君 しかし、いずれにしても保護預かり不要だという言い方とは大分違っちゃうからね、そうすると。でもかわりに保管料が要るんだって言われれば、メリットなんてほとんど変わらないということになっては困りますからね。少なくもメリットがあるようにしていただかないと、これは何だって一般...全文を見る
○野末陳平君 こういうものは何を基準に高いと言うかでもって全然違う正反対の考え方もできちゃうんですが、たまたま最近のように出来高もすごくなって、数年前と比べたら大変なものですが、そうすると、この手数料の収入だけでも証券会社は非常にもうかっているわけだから、もうかっているからいかぬ...全文を見る
○野末陳平君 これは主税局長の説明だと、結構なレベルなんだというんだけれども、かなり証券市場の様子も変わっていて、二けたの株なんか今なくて、もう三けたが当たり前で、四けた、五けたがあってと、こういうようなときに、この譲渡価格の一万分の五十五、ここを引き上げればかなりそこで——どれ...全文を見る
04月17日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第14号
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○野末陳平君 まず、司法試験に関することからいくのですが、最近いわゆる外国人弁護士といいますか、日本人でない人が日本の弁護士事務所などに勤めまして、結構給料もらって仕事をしているという例が多いと思いますが、これはどうなんでしょう。実態はかなりわかっているんでしょうかね。
○野末陳平君 かなり日本側にそういうニーズがある、そして重宝されているだろうということも想像できますけれども、実際はどうなんでしょう。それが日本で資格を取ったいわゆる日本人弁護士の業務を圧迫するとか、競合して今後大変だというような認識を日本人の弁護士が持っているのかどうか、その辺...全文を見る
○野末陳平君 となりますと、日本で弁護士資格を持たなくても外人がそれなりに役に立ち、協調していけるのだったらば、それはそれでいいと思いますが、今後もしこれがふえていくなんていうことになった場合に問題が出るかもしれない。あるいは別に日本の司法試験をそういう日本人以外が受けてここで資...全文を見る
○野末陳平君 日本の司法試験を受けて合格した人については、外国人でも問題ないと思うんですが、外国の資格というのは必ずしもそれが日本的な意味で有資格者と言えるかどうか、非常にいろいろと事情があるようですから、それについてはやはり検討は要ると思うんです。しかし長い目で見れば、外国の弁...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、次は特許の方にいきたいと思いますが、法務省はもう結構です。  前の質問とも重複するところは、午前中ちょっと聞きましたので、その他のことで。  特許出願などの、実用新案を含めてですが、こういう手数料などなんですが、これはどうなんでしょう、今度の値上げなんぞを...全文を見る
○野末陳平君 こういう一種の権利なぞと結びつくものは当然高いんだろう。外国がなぜそんなに、高いのか、その辺のことはわかりませんが、これはどうなんでしょう、そうすると特許庁としての率直な感想で、そもそもこういう手数料はそれに付随する事務量その他全部ひっくるめたらやや割安だという見方...全文を見る
○野末陳平君 手数料を高くしたから発明にブレーキがかかるというふうには思いませんけども、ただ、コスト的に見て、もうちょっとこれが高くてもおかしくはないんじゃないかという気がしますので、しかし、今後のコンピューター化など、この特別会計によってどういうふうに推移するか知りませんが、今...全文を見る
○野末陳平君 まあ安いのは結構だと思いますけれども、さて、出願をしましても実は実施化もされない、あるいは却下されそうだというか、むだになってしまうとか、出願それ自体がですね。そついうものもまた多いんじゃないかと思いますね。  で、出願の段階で情報不足のためにとか、その他の事情で...全文を見る
○野末陳平君 今後、一元化で情報がどんどん提供されることによって、そういうむだといえばむだな部分というのはかなりなくなって、効率がよくなるということはもう間違いないんでしょうが、その辺もう一つ詳しく。
○野末陳平君 仮に、この特別会計を通して、今度コンピューターその他でもって事務能率を上げていくんですが、処理機関がもしなければ、このままでいきますと納税、今の特許庁の力から見て、どういうふうになっちゃうんでしょうかね。今でもかなり処理期間が長いという指摘がさっきからありましたけれ...全文を見る
○野末陳平君 それはもう余りにも――それだったら出願したときには時代が変わっていて、次のを出さなきゃなりませんからね。そんなことがあっては全く意味がありませんが、いずれにせよ、出願する方にとって、そしてそれが日本の技術立国にプラスになっていくような方向であれば、これは当然やむを得...全文を見る
○野末陳平君 そこの辺なんですね。つまり、特許を侵害されたとアメリカ側がいろいろ訴えてそれが紛争になっていても、本当の侵害なのか、それとも他に意図的なものがあるか、その辺のことわかりませんからね。その辺を今後どうしていくか、恐らく大きな課題になるだろうと思いますね。  反対に、...全文を見る
○野末陳平君 それだったら、そういうものは不勉強で余り知らなかったわけですが、日本の特許のどういう点をアメリカは侵害しているのか。そんな傾向があるんですか。日本の場合がアメリカの特許を侵害するのは、大抵先端技術に関する部分ですね。アメリカの場合はどうなんでしょう。
○野末陳平君 いずれにしても、この日米間の問題は今後のことで、しかもこれはアメリカの国内法ということもありますので、特許庁が直接タッチするわけじゃないと思うんですが、どちらの国にせよ特許侵害ということが出てくるだろう、そういうふうに思いますので、これはひとつ課題として今後いろいろ...全文を見る
○野末陳平君 直接大蔵省がどうこうできるものじゃないのは十分承知しておりますし、それからもともと投資家が無知であるのか、あるいは不注意であるのか、恐らくこれは投資家の責任だと思うものの、余りにもあくどい連中がばっこして、これが一向に後を絶ちませんから、そういう証券市場というもの、...全文を見る
○野末陳平君 いずれにせよ、投資家がばかだったということでは済まないと思いますから、こういう悪徳業者について、これは証券局、直接取り締まりの対象にはできないまでも、あるいはこれが証取法違反あるいは刑事事件、そういうこともあるでしょうが、これは証券会社なども含めて、証券市場全体の問...全文を見る
04月18日第101回国会 参議院 科学技術特別委員会 第4号
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○野末陳平君 まず長官に、今、山田委員がいみじくも言いましたけれども、愛とスポーツと科学技術に国境はないなんて、なかなか名言ですが、長官はこれについてどう思われますか、御所見を。
○野末陳平君 そこで、迫ってまいりました筑波の科学万博ですが、今のところ外国からの参加申し込みがどのくらいあるのかなと、ちょっと気になりまして、これはどのくらい招請をしたか、それも含めてお答えをいただきたい。
○野末陳平君 そのうち、アジアの近隣諸国の参加申し込みは、具体的にどことどこになっていますか。
○野末陳平君 これはもちろん、アジア諸国からの参加は多いほどいいわけでして、当然その国のお客さんも日本に来ていただけると、その方が当然意義があって盛り上がるわけですね。  外国からのお客さんは、今度の科学万博にどのくらい見込んでおるか、それはいかがでしょうか。その内訳というか、...全文を見る
○野末陳平君 これは日本で行うお祭りですから、できるだけアジアから観光客が来てほしいわけですが、さて長官、これは私はもうかねて予算委員会でも言ったんですが、やはり今お聞きしますと、アジアから九カ国、ネパール、パキスタンも民主カンボジアも押して参加してくれるということになりましたけ...全文を見る
○野末陳平君 私は特別な意図があって言っているわけじゃなくて、やはりこういうイベントに対しては、その条約もかなりもう古いわけですから、国際情勢もかなり変わっている、そういうことを踏まえて、やはり何か超法規的な知恵を出さないといけないと、こう思っているわけです。  外務省に聞きま...全文を見る
○野末陳平君 だから、日本の外交は建前が多くて現実についていけないということがよくあるんですけれども、国際情勢はもう変化していますから、中国と韓国がああいうことになってみたり、あるいはオリンピックに南北朝鮮が統一チームをとか、もうとにかくいろいろなことが時代の流れに応じて考えられ...全文を見る
○野末陳平君 私は、むしろ濃密な実務関係がこれによって損なわれたら困る、いけないと思っているんで、ただ万博の成功、不成功の一要因として考えているわけじゃないんですね。ですから、観光客が台湾側から出てこないことによるロスも大きいけれども、しかしそれ以上に、ここまで濃密な民間における...全文を見る
○野末陳平君 最後に、私の考えですが、もう言い尽くしましたけれども、やはりこういう場合に国交のない台湾を招請しようなんということを言いますと、いかにもこれはおかしく聞こえると思いますが、それは逆でして、日本の場合はちょっと建前にこだわり過ぎているという気がむしろするんです。そんな...全文を見る
04月19日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第15号
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○野末陳平君 私は、お三方に同じことで教えていただきたいと思っているんです。  日米間は、農産物交渉の次はこの金融自由化だというのがもう常識になっていますが、その場合によく我々はどうしても外圧という言葉を使うわけで、農産物交渉の場合は外圧というと確かに農家に直接与える打撃のよう...全文を見る
○野末陳平君 ありがとうございました。
04月27日第101回国会 参議院 科学技術特別委員会 第5号
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○野末陳平君 先ごろ宇宙開発事業団が日本人の宇宙飛行士を公募しておりましたけれども、その応募状況ですが、男女別とか年齢とか職業別、いろんなデータがおありと思います。どんな特徴があったのか、それが知りたいと思いまして、第一次の選考結果などを踏まえてちょっと御説明いただきたいと思いま...全文を見る
○野末陳平君 そこで、これは書類の選考だそうですが、これから二次、三次とだんだん厳しくなっていくのでしょうが、やがて近い将来、正式決定を見まして、日本人宇宙飛行士の第一号ということになるんでしょうね。これはどうでしょうか、しっかりした、なかなかいい人材が確保できそうな感じですか。
○野末陳平君 そうなりますと、やはり推薦方式などをしないで公募というのは非常によかったのじゃないかと、今のお答えで予想はできるんですけれども、どうでしょうか長官、やはりこの第一次の結果だけで言う限り、これは期待どおりのことだったんですか、それとも期待以上だというふうな、その辺はど...全文を見る
○野末陳平君 そうしましたら、これをきっかけに本格的に宇宙飛行士を養成するような機関でもつくって、日本もこれだけそんな人材がいまして、それで何人かに絞られちゃってというのはもったいないから、今度の公募の状況を踏まえまして、さらに本格的に前向きに生かすという方向はどうなんでしょうね...全文を見る
○野末陳平君 昭和六十三年のアメリカのスペースシャトルに日本人の宇宙飛行士第一号が乗り込むという場合、これは大体どういう実験をやるようなことになりそうですか。今のところ何か有力な案というのはどんなものがあるんでしょうかね。
○野末陳平君 個人的にも非常に楽しみにしているんですけれども、こういう未来の夢を追求するような宇宙実験については、やはり十分に基礎的研究を固めて、いい成果が上がるようにお願いしたいと思うんですよ。  そのためにも大臣にお願いしておきますが、産業界の協力というか理解というか、その...全文を見る
05月16日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第18号
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○野末陳平君 まず第一問は、三人の参考人の方にお願いしたいと思うのですが、財政再建とかあるいは財源の確保などを議論する場合に、必ずいつも決まって不公平税制という言葉が出てくるわけですね。石先生はそれは今までうまくいっていなかったようなことをちらっと先ほどおっしゃいましたけれども、...全文を見る
○野末陳平君 そこで山田参考人と横田参考人にお聞きしますが、今の業界の立場からおっしゃれば、当然そのようなことはわかりますが、しかし先ほど石先生のお話にも出ましたマル優の問題になりますが、お二人は恐らく現行のままでやってほしいとお考えでしょうが、しかしこれがどうしても現行のままで...全文を見る
06月20日第101回国会 参議院 科学技術特別委員会 第8号
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○野末陳平君 今回の改正案は、行革という立場から見ると適切だと思いますけれども、「むつ」の問題があいまいなだけに賛否を判断するのは非常に難しい、微妙だという気がしますね。ですから、原子力全般に対するいろいろな質疑を続けていきながら考えたいと思うんですけれども、先ごろ総理府が「原子...全文を見る
○野末陳平君 確かに国民の間には漠然たる不安とか、それからまた難しいですから、わかりにくいというか、ですから、知らないということがまた不安原因の大きな部分を占めていると思ったりしますけれども、しかし、そういう不安感がずっとあるということは、やはりこれから科技庁が仕事を進めていく場...全文を見る
○野末陳平君 これからこの問題は非常にまた重要になってくると思いますが、それにしたって、やっぱり新聞や雑誌に広告出したとか言っても読まないからね。ですから、僕自身がよくわからないのに、一般の人がそんな読んで理解してというふうにも思えませんから、それだけじゃやっぱり十分でなかろうと...全文を見る
○野末陳平君 そうすると、今のところその廃液はどのくらいの量があって、大体これを固体化して実際これを貯蔵していくというまでにはかなり先なんですか、これは。
○野末陳平君 さて、その固体化した廃棄物をどういうふうにして保管、貯蔵していくかというのにいろいろな方法があるようですが、日本の場合それのどれをお使いになるかこれからお聞きしますけれども、とりあえず諸外国の例などを中心に、要するに固体化したものをどういうふうな管理、貯蔵をしていく...全文を見る
○野末陳平君 それで、ガラス固化法でやりますね。それで最終的にそれを今度とうしていくんですか。そこから先が一番——ずっと先のことでしょうけれども。
○野末陳平君 そうすると、そのキャスクを安定したところへ埋めるという、海中か地中かどちらか。日本の場合は、国土の関係あるいは地質の関係、そういうのを考えていくと、日本の場合は制限が出てくると思うんですが、どういう方法が日本では考えられますか。
○野末陳平君 そこがどこかになるとまたそこでいろいろと不安が出てくる。ずっと先のことのようですけれども、やはりこれはもうすぐ現実になりますから、研究を早くしてもらいたいと思うんですけれどもね。ただ、どうですか、日本国土以外でも考えないと、果たして適当な場所が見つかるかどうかもわか...全文を見る
○野末陳平君 以前の話になりますけれども、太平洋で沈めようとかして問題になったこどありましたね。あれはどういうところに誤解があったんですか。
○野末陳平君 低レベルのものについてすらなかなかそうやって理解が得られないわけですから、将来この高レベルの放射性廃棄物の処理というのは非常に難しくなってくると思うんですね。ですから、早いうちにいろんな形で万全なPRをしてほしいと思います。  もう一つ、低レベルの話が出ましたけれ...全文を見る
○野末陳平君 命の説明を聞けば専門家はそれで納得するかもしれませんけれども、まあ一般の人には非常にわかりにくいだろうと思うんですね。僕も理屈じゃそうなのかなと思いますけれども、それじゃ今の説明で不安がなくなるんだ、あるいは安全対策の信頼度が増すんだということになるかというとなかな...全文を見る
06月21日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第21号
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○野末陳平君 国債発行についての議論は繰り返しになりますし、なかなかいいお答えいただけるような期待もできませんから、先へ送るとしまして、それよりも財源確保という視点からいろいろと聞いておきたいと思うんですね。  確かに頭が痛い、これはだれが考えても。で、その方法といっても、国債...全文を見る
○野末陳平君 具体的には主税局に聞きますけれども、さっきもちょっと言いましたように、無原則な国債の増発をするくらいなら、新税とか増税も物によっては僕は検討してもいいというぐらいに思っているんですが、たまたまその一つでかつてもちょっと問題になっておりましたが、広告税です。これはその...全文を見る
○野末陳平君 しかし、税調なんかでも抽象的なだけで、もっと具体的に、本格的に検討してもらわないと、僕らもどうしていいかわからないんですが、今の局長の答弁の中で媒体課税だったらこれは一種の新税のようになっちゃうんじゃないかという気がするし、それから損金に認めないということになると、...全文を見る
○野末陳平君 そういうことも踏まえまして、広告税は余りマスコミ関係では当然評判よくない、反対だと思うんですが、しかし、昔、広告税を考えていたときに、そうするとコスト高になって消費者が迷惑をこうむるとか、そんなこともあったようですけれども、必ずしも僕はそうでもないような気もしますし...全文を見る
○野末陳平君 それから宗教法人についてはどういう手直しをやりましたか、収益事業に関して。
○野末陳平君 宗教法人については、この間も税務調査の記事が出ていましたけれども、僕が思いますのに、収益事業の範囲を拡大していくということももちろん必要なんですけれども、どうもそれじゃ不公平感というものにアピールしないと思うんですね。それは出たり前だとも思えるわけですよ、だって非収...全文を見る
○野末陳平君 今の御答弁の中でなかなか興味あるところがあったんですが、公益法人の金融収益の課税というのも非常に興味あるんですが、これは別の機会に譲るとしまして、それよりもむしろ税調でも、今答弁にありました一般法人と公益法人の収益事業の税率の差が余りにも大き過ぎてこれを縮小すべきだ...全文を見る
○野末陳平君 しかし、もうとっくに税調では検討を加えて答申にも書いてあるからね。ただ、どこまでにしろとか、具体的には書いていない。だけれども、その方向ははっきり打ち出しているので、あとは当局がどうするかという、それだけじゃないかと思うんですけれども……。
○野末陳平君 一般の人は、公益法人の税金問題という場合には、本体の非収益部門になぜ税金がかかっていないのかという、そっちの方をむしろ言うくらいで、だけれどもそれは信仰の問題あるいは教育の問題とかかわるからそれはおいておいて、とりあえずもうけである収益の方について言っているので、こ...全文を見る
○野末陳平君 僕はグリーンカード推進論だったから、今余りマル優見直しをいいかげんにされると非常に困ると思って言うんですが、これを検討する際に、郵政省の協力なくしてはできない。あるいは協力というよりも郵便貯金を一緒にしなきゃならないのは当然ですから、その辺、郵便貯金をどういうふうに...全文を見る
○野末陳平君 そこで、大蔵省の今の立場ですけれども、見直し論の中にはいろんな案が出ていて、新聞などもにぎやか過ぎちゃってどうなるやら、逆に混乱して一般の預金者が迷っている。まあ迷うのはまだいいんですが、不安に思っている人もあるだろうし、非常に迷惑していると思います。いろいろ出てい...全文を見る
○野末陳平君 じゃ最後に大臣に聞きますけれども、となると、政府税調が仮に結論をまとめればそれに従うのだと、こういうことになりそうだし、かといって政府税調の結論を大蔵省がうまくリードすればこれは同じ結果になってしまうのだろうし、その辺のことが今の局長の答弁じゃわかりませんが、いずれ...全文を見る
06月26日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第22号
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○野末陳平君 この財確法案について言いますと、長いことこの委員会でやりとりをしてきた議論とか、それから政府の答弁、約束、そういうものが結果的にはほごになってしまったんで、それは非常に残念なことですが、総理も後ろめたいとか遺憾であるというようなお答えをなさっておりましたんで、これに...全文を見る
○野末陳平君 ですから、それを堅持することが結果的に国債の増発につながっていって今以上の破産状態を招くのでは困るんで、その辺が微妙だとは思うんです。  総理にかねてからお聞きしたいと思っていたんですけれども、国債をどんどん増発していくと、現在においてももう百二十兆ですが、いずれ...全文を見る
○野末陳平君 どうも麻薬にかかるのは先に政府がかかっちゃうんで、その結果国民にもそれを分けてやっているようなものですからね。まず政府みずからが麻薬の誘惑に負けないことが大事なんですが、その意味からも、来年度の予算編成で、もし最近新聞などで取りざたされているシーリングの問題、ここで...全文を見る
○野末陳平君 それはもうマイナスシーリングそのものだというふうに私は受けとりたいと思うんですがね。ただ、その場合に私自身もどっちがいいのかわからないというか、現実にどちらがいいのか選択に迷うんですが、一律にマイナスにしていくというのか、それとも別枠のようなものを設けざるを得ないと...全文を見る
○野末陳平君 その現実化のときに総理がどういう方針をお立てになろうが、政党の問題と同時に、総理個人の秋にかけてのいろんな問題とが絡まってきますと、どうも好ましくない方向に行くかもしれないとか、そんなことまで心配するんですが、そういうことはなく、臨調答申どおりいけるんですか。土光さ...全文を見る
○野末陳平君 まあ、政治家の言葉は大体信用できないことになっているから、どうも私も長いこと、余り信用するのは後で腹立つという、そういう体質になってしまっていますから、どうも御心配なくじゃ何となく心配だなあとむしろ思っちゃうんですが、まあしかし、それはともかくとして、マイナスシーリ...全文を見る
○野末陳平君 あれはもう絶対にこの国会でけりをつけておくべき問題だと思うんですね。  それから、私どもの参議院の方についても総理の意見をちょっとお聞きして終わりにしたいと思いますが、これも単なる定数是正ではなくして、定数を減ずることによっての是正を私はこの間も提案しておりますが...全文を見る
06月29日第101回国会 参議院 科学技術特別委員会 第10号
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○野末陳平君 この法案に関しては、行革という立場から賛成するのが当然だと思っているんですけれども、ただ、ずっと質疑にありました「むつ」の問題の結論がまだ出ていないんで、ちょっとそこがひっかかるということなんで、「むつ」についていろいろ関心を持ったんですけれども、何といったって専門...全文を見る
○野末陳平君 ですから、やっぱり事故さえなければと思ったりするんですが、まあそれにしでも科学の成果は金もかかるし時間もかかるんですが、「むつ」に関しては何となく開発も足踏みしているし、実用化への展望もいまひとつ開けないでしょう。にもかかわらず、これからもやはりそういう状況の中でい...全文を見る
○野末陳平君 これまでの質疑などを聞いておりまして感じたのは、外国と比較して金がかかり過ぎたとか、そういうようなこともあるんでしょうが、これは特殊事情があったからやむを得ないとして、やはり一番世論形成の上で問題だったのが、いわゆる地元対策費の中なんでしょうけれども、いろんな名目に...全文を見る
○野末陳平君 ダーティーという点についての反論は、具体的なことを僕も知りませんけれども、そういういわば疑惑を呼んだ金の使い方がいろいろ報道されれば、それによって国民は原子力行政に不信感を持つというそういうふうな意味なんですね。ですから、これからも研究を続けるならば、やはりいろいろ...全文を見る
○野末陳平君 大臣のお答えの方向にもっとお金と時間をかけた方がよかったんじゃないか。余りにも地元にばらまいた金の方ばっかりが報道されちゃって、そっちが悪いマイナスの影響を与えたんだというような気がしますが、いずれにせよ僕は、「むつ」は廃船にした方がよくて、陸上でひとつ開発のやり直...全文を見る
07月26日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第25号
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○野末陳平君 これまでの質疑でほぼ問題点も出たように思うんですが、聞けば聞くほど新会社は大変だなあという気がしますね。しかし、これは先のことですからね、まだ会社はできてないんですから激励するしかないわけですけれども、輸入たばことの競争が一番問題だろうと思うんです。その根本には、さ...全文を見る
○野末陳平君 大体彼らのやることはかなり荒っぽいですからね、過去の洗剤とか、歯磨きとかいろいろありますけれども、シェア拡大のためにはかなり知恵を絞ってくるわけですね。  それで、今総裁が価格の点ではすぐには下げるなんていうことはないだろうという話ですが、一方、消費者の方から言い...全文を見る
○野末陳平君 ちょっと待ってください。二百八十円のうちの関税が四十円ですか、関税二〇%でしょう。
○野末陳平君 それで、そこの部分ですが、関税率はさっき栗林さんの質問にもありましたけれども、あれが上がれば一番いいわけでしょうが、それを上げるということは、大蔵大臣できないでしょうね。しかし今後関税を引き下げなければならぬという事態も考えられるんですか。あるいはそれだけは絶対しな...全文を見る
○野末陳平君 そこで、そうすると関税はこのままでいく、それから消費税に関しては国産も輸入も同じです。となると、あと残りの格差ですね、これをどのくらい縮めてくるか、それはわかりませんけれども、考えられる線として、今の二百八十円という値段はどこまで下げてこれるのでしょうかね、相手は。...全文を見る
○野末陳平君 まあこれは最悪の予測というか、いろんなことを考えなきゃ新会社はやっていけないでしょう。大蔵大臣、大蔵大臣の認可制になるわけですから、値段は。輸入たばこが数十円下げてくるとちょっと新会社にきついな。こういうふうなことになってきた場合、これは認可できないとか、ある程度の...全文を見る
○野末陳平君 僕はたばこ吸わないからわからないけれども、吸う人から言わせれば今の答えはおかしいんで、下がった方がいいんですから、不当に低いとか言われるよりも、低くて何が悪い、それは認可してもらわなきゃ困るということになるんじゃないですかね。どうしてもそこでもって、じゃここまでだと...全文を見る
○野末陳平君 いずれにしても先のことであるし、相手方の出方なんてわかりませんけれども、いろいろと予測しながら戦略を立てなきゃならないでしょうね。その場合、相当大胆にやってくるんじゃないかなという気がするんですがね、これを機会に。  で、シェアの問題になりますけれども、当然シェア...全文を見る
○野末陳平君 五%になると、もうあっちこっちにかなりの影響が出るわけでしょうが、その場合に対して新会社はどういう対策を具体的に今から考えるんですか。さっきから合理化というようなことをいろいろ言っていますが、具体的に一番のポイントは何ですか。
○野末陳平君 そうすると、その努力の中で、減反も先ほど避けて通れないという答えでしたけれども、どの程度の減反までは覚悟しなきゃならないんですか。
○野末陳平君 そうしますと、いずれ五%ぐらいを覚悟しなきゃならないと。そのためにいろいろ努力があるけれども、その一つに減反もあれば、多分その中で耕作者の落ちこぼれということも仕方がないわけですね。それも覚悟して戦略を練るわけですか。
○野末陳平君 ですから、その相談ですが、これからも当然しなきゃならないんでしょうけれどもね。  私、今度で一番気になるのは、耕作者の方も甘えがあるんですよ。これは一般に過保護とかいろいろ言われておりますけれども、何といったって、今までは全量買い取りで、高くて品質がやや劣っても商...全文を見る
○野末陳平君 まさか共倒れなんということはないと思いますけれども、それにしたって落ちこぼれが出たりするのは好ましくない。その辺のことを最初にしっかりと両者がコンセンサスを得ていないと難しいと思うんですが、しかしそれにも増して先ほどから出ております高い原料費ですね。これが新会社の経...全文を見る
○野末陳平君 随分長い説明をしてもらいましたけれども、要するに今までとどこが根本的に違うのかとお聞きしたわけですよ。そうしたら、耕作者としては全部買ってもらえるわけですね。会社としては、仮にそれが少々高くて品質が劣っても買い取ってあげなければならない。これは政治ですから、それはい...全文を見る
○野末陳平君 それはできるだけいろいろな形で応援できればしたいという気はあります。  ただ、一番肝心の葉っぱですけれども、これどうなんでしょうかね、公社にお聞きしますけれども、例えば果物にしろ野菜にしろ、このごろは品種改良がどんどんできているときでしょう。なぜ、どうしても国産の...全文を見る
○野末陳平君 時間が来ましたね。じゃ、きょうの問題もう一つ、これから一番大変だと思うのは消費税の問題なんですけれども、消費税の地方に分ける部分が今後どうなっていくか、きょうはやめまして次回にします。
07月30日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第26号
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○野末陳平君 きょうはどうもいろいろと参考になる意見ありがとうございました。  岩村さんとそれから牧内さんとお二人の参考人の方にまずお聞きします。  さっきもちょっと出ましたけれども、過剰在庫のことですね。恐らくこれが新会社に相当重荷になるだろうと思っているんですが、その過剰...全文を見る
○野末陳平君 今度は関野参考人にお伺いしますが、これは実にストレートにお聞きするんですけれども、私のところも実家が商売をやっているんです。たばこじゃないんですが、似たようなことをやっていますが、マージンがいいとどうしても売りたくなるわけですね、当然のことながら。そうすると、さっき...全文を見る
○野末陳平君 僕はたばこを吸わないから、そういう味が果たしてどの辺まで習慣を変えるか変えないか、その辺のところわからないんですが、宮城先生の方から見ますと、どうなんでしょうか。日本人はブランド嗜好でしょう。それから割と風向きに弱いでしょう。そういうことも含めますと、輸入たばこの自...全文を見る
○野末陳平君 もう最後にしますが、松下さんにお伺いしたいんです。  これは要するにこの委員会でも、葉っぱの問題が決定的に新会社の将来を左右するぐらいに重要だという認識で質疑があったんですが、今の松下さんのお話の中にありました規模と賃金差の問題ですね。これは非常に大きい要素で、国...全文を見る
○野末陳平君 どうもありがとうございました。終わります。
07月31日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第27号
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○野末陳平君 きょうはたばこ消費税に関してやります。きょうも輸入たばこのことが出ていましたけれども、まず公社の総裁に聞きます。  先日は、幾ら輸入たばこのシェアが拡大してもまあ五%ぐらいだということでしたが、これは平均すればそうなんでしょうけれども、年代などによっては大分違うだ...全文を見る
○野末陳平君 これは新会社も抜かりなく頑張ってくれると思いますけれども、法人税をたくさん払ってもらわなきゃならないから負けてもらっちゃ困るんです。  ただ、たばこ好きといろいろ話してみると、今の方針も当然考えられるようですが、これからはヤングと女だからね。極端に言えば、そこが伸...全文を見る
○野末陳平君 輸入たばこの作戦なども見ながらやるんでしょうけれども、もう今からいろいろ手を打っておいた方がいいと思いますから、あえて言ったんです。  さて、消費税の方ですけれども、問題は、新制度になって輸入たばこの地方消費税をどういうふうにしていくかというのが大変だろうと思うん...全文を見る
○野末陳平君 そうすると、今まで公社は徴税機関だなんて悪口も言われているけれども、この税に関する限りは輸入たばこに関してもきちっとしているわけだよね。ですから、漏れなく全部納税できているんですが、新制度になりまして国産たばこに関しては新会社が全部責任持ってくれるんですが、今度輸入...全文を見る
○野末陳平君 システムとしてはそうだけれども、今度はたくさん納入業者が出てくるわけだから、輸入たばこに関しては。しかも都道府県四十七と、それから市町村が三千幾つですか、ありますね。それだけの大小の自治体全部がたくさんの業者を相手にそういう徴税事務を行うわけでしょう。となると、今ま...全文を見る
○野末陳平君 コストは大したことないと。しかし、それは輸入たばこのシェアがどの程度になるかという今後のことも考えなきゃいけませんから、今は幾らとも言えないでしょうが、それはそれほどではないということであれば、むしろコストの問題よりも、確実に徴税できるかということの方が当面は問題だ...全文を見る
○野末陳平君 大臣ね、今までの公社が全部集めてくれるということから考えると、この新制度における、特に輸入たばこに関する地方たばこ消費税というのは非常に煩雑な、業者の方にも集める自治体の方にも物すごい煩雑なあれやこれやという問題がありそうに今から思えるんですね。極端な場合は、いろい...全文を見る
○野末陳平君 だから、その自信のとおりにうまく確実に徴税できていけばいいと思いますがね。でも、これはやってみなきゃわからぬことですから、うまくいくように自治省にお願いするしかないけれども、ただ、仮にいろんな事情から徴税コストはかかってくるわ、あるいは調査その他が必要になってきて人...全文を見る
08月02日第101回国会 参議院 大蔵委員会 第28号
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○野末陳平君 今回の法案は臨調の答申から見ればかなり後退であるかもしれませんが、現状からしてまずまずだと、そういう気がしまして、私はこの新会社の将来に期待したいと思うんですね。ただ、総理の頭の中に、この新会社をいずれ完全な民営化するのかどうか、その辺ですね。つまり、いずれ経営形態...全文を見る
○野末陳平君 次に、たばこ消費税なんですが、消費者の方はたばこを買う段階でもって納税済みなんですね。しかし、集める側では三本立てになりまして、かなり複雑なんです。  税全体についてですが、臨調答申は、もう言うまでもなく、国税と地方税の徴収事務を総合化、効率化、こういうことをうた...全文を見る
○野末陳平君 その原点の議論はわかるんですが、しかし、総理にこれはお伺いしたいんですが、この地方自治体の立場を重んずる余り、一方においてむだが出てきては何にもならないわけでして、どうもその辺が、いずれは一本化していくというシステム化をしなければいけないと思うんですね。行革を今後遂...全文を見る
○野末陳平君 いずれそういう研究もしてほしいと思いますね。大蔵大臣の主張なさる自治体の原点というのもいいんですけれども、しかし徴税という事務的な問題に関しては、そんなにそれを行政のむだまで犠牲にして重んじていいかどうか、その辺は疑問なので、ひとつ検討をお願いしておきたい。  そ...全文を見る
○野末陳平君 当然それは喫煙権もあれば嫌煙権もあるわけですが、日本の場合はどうやらたばこを好きな人中心に何となくできているようですから、あえて……。たまたまアメリカの話ですが、事実アメリカでは非常にそういう禁煙という面にうるさくなっているようです。  で、私ひとつここで、またち...全文を見る
11月20日第101回国会 参議院 大蔵委員会 閉会後第1号
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○野末陳平君 来年度の税制改正にはいろいろ大事な問題もあろうかと思いまして、これまで出ましたマル優の問題とか、あるいは物品税の問題、広告税とか入場税とかありますけれども、どうしてもできるだけ早く大臣にいい答えを出していただきたいと思う点、幾つかこれをきょうは質問させてもらいますが...全文を見る
○野末陳平君 理論的に言えばそういうことで、前国会と余り変わらないようですけれども、ここら辺は政治的な判断というものを加味していただかないとだめではないか、そう思って大臣にいい答えをお願いしたいところですが、もうちょっと検討してほしいところですね。  それから次は、税の不公平の...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、その答申の以前に、大臣にだってもちろんいろんなお考えがあるわけですから、もう少し課税強化の中身について、言うなれば収益事業に関する法人税の税率が余りにも低いですよね。ですから、これをアップして一般の法人税率との差を縮めなきゃならない、そういうふうに考えているん...全文を見る
○野末陳平君 お得意の予見を与えると言いますが、余り答申任せの御答弁でなくて、もう目前に迫っているので、大蔵省だって相当な用意も検討もあるわけですから、そこでお聞きしているんです。  主税局長に聞きますが、私の考えでは、これは税率のアップはほんのちょっぴりというわけにはいかない...全文を見る
○野末陳平君 この問題は余り深入りしませんが、最後に大臣、これについては、今までも税調の答申は何度もこの問題に触れていたんですね。だけれども、なかなか大蔵省が重い腰を上げなくて、本年度の税制改正も収益事業の範囲をちょっと広げたような程度で終わってたんですが、今度答申に課税強化とい...全文を見る
○野末陳平君 もう一つ関連して主税局長にお伺いしますが、公益法人などの金融収益に関する課税ですね、これについてはどういう検討をしておりますか。参考までに、この運用量がどのくらいと見られておるのか、その辺もよくわからないんですが、いずれにせよ、金融収益にも課税するというのも税調にあ...全文を見る
○野末陳平君 これについては非常に問題があるようなんで私もよくわからないところありますので、今御質疑を通じてもそちらの資料などをいただきながら考えていきたいと思っております。  それからさっき出ました入場税ですけれども、建前としては入場税の撤廃は結構なことなんですが、しかしこれ...全文を見る
○野末陳平君 もう一つ広告課税のことですが、さっきの答えではいわゆる媒体課税だったら新税になる、しかしながらこれは経費を否認するという方向でいけば従来の税制の中でおさまると、こういうことの大臣のお答えで、確かにそのとおりですが、その議論の前に広告費と交際費がどこが似て、どこが同じ...全文を見る
○野末陳平君 終わります。
12月06日第102回国会 参議院 大蔵委員会 第2号
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○野末陳平君 予算編成のことで幾つかお伺いしたいと思うんです。  まず、公共事業関係ですけれども、公共事業費を拡大してほしいというような声もかなりあるように、あちこち地方などへ行きますと聞いたりするんですが、大臣としては、今度予算面で公共事業費の拡大というのにどういうふうに対応...全文を見る
○野末陳平君 地方の場合は、景気回復のテンポがどうも都会に比べて鈍いようで特に公共事業に頼るんだろうと思いますけれども、予算面で確かにこれを拡大するというのは、今の削れという至上課題がある現在難しいと思うんです。ただ、公共事業費というものは景気浮揚効果がどの程度あるか。もう時代の...全文を見る
○野末陳平君 いずれにせよ、地方の要請も必ずしも無視していいというわけにもいかぬでしょうけれども、公共事業と乗数効果のことを考えながら予算編成した方がいいと思うんです。  同時に、今度いわゆる景気とは関係のない部分の歳出がまた多い、特に福祉とか教育面とかありますね。これはもちろ...全文を見る
○野末陳平君 私個人の考えを言いますと、いろいろな人の意見を聞いていますが、確かに教科書は有償でも構わないという意見の方が今強いと思いますね。しかし福祉という精神を重視すれば、そんな金額で、削りやすいから削っていっていいかどうか、これは疑問ですが、少なくも世論というのは絶対無償で...全文を見る
○野末陳平君 じゃ最後に。  さっきも出たかもしれませんけれども、防衛費の一%の堅持の問題ですが、中曽根内閣が三木内閣のときのこの一%を尊重するのはわかりますし、僕もそれはいいと思いますが、ただ人件費など考えますと、どうしてもこれを超えてしまうようなときが遠からず来るというか、...全文を見る
○野末陳平君 終わります。