野末陳平

のずえちんぺい



当選回数回

野末陳平の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月30日第129回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○野末陳平君 私は、大都市のサラリーマンの立場を代弁いたしまして、二、三の要望を大臣にいたしたいと思います。雇用促進事業団のこと、サラリーマンの通勤地獄の問題、美術館や図書館の閉館時刻の延長、それらについて質問します。  まず、古くて新しい問題ですけれども、例の通勤地獄といいま...全文を見る
○野末陳平君 まさにオフピーク通勤がうまくできればサラリーマンは相当楽になるだろうと思うんですけれども、会社側も個別事情がいろいろありますし、それから本気の協力を企業にしてもらわなきゃならないと。そういうわけで、ここが労働大臣の出番だと思うんですね。  ですから、大臣はみずから...全文を見る
○野末陳平君 まさにそのとおりで、幸い雇用事情も少しずつ変わってきていますから、経済事情が変わりましたから、今がチャンスだろうと思うんですね。ひとつ大臣の在任中にいい答えが出るようにお願いしておきます。  それから次は、図書館とか美術館とか、いわゆる公共の文化施設なんですが、閉...全文を見る
○野末陳平君 図書館は半分近くまで閉館の時間を延長していてかなり便利になってきているんですが、美術館を含めた博物館の閉館の時刻が早過ぎるんですね。国公立の大きいところでは夜までサービスしているところもあるんですけれども、まだまだ少数だと思うんで、その辺の事情も短く、ここから先が大...全文を見る
○野末陳平君 確かに金曜日だけ七時とか八時まで開くところがあるんですが、お答えのとおり一割にも満たないというか、十カ所、二十カ所、まだまだ少ない。だから、一部の人たちは利用できるとは思うんですけれども、全体からいえば、サラリーマンがこういう公共の文化施設を利用したいのに夕方の五時...全文を見る
○野末陳平君 確かに事情はいろいろあるんです。しかし、ここからが世の中の流れが変わってきたと言うべきところなんですけれども、サラリーマンなども別に金曜日だけという、もうそういうニーズじゃないんですね。土曜日遅くまでやってほしいという人もいればウイークデーも連日やってほしいと、いろ...全文を見る
○野末陳平君 これを積極的に僕もお願いしようかと思ったのは、ことしの春に上野でバーンズ展がありましたけれども、宣伝が派手だったのでお客さんがどんどん詰めかけた。お客さんが詰めかけたんだけれども、待ち時間が三時間、四時間、これは当たり前だったんですが、館側はちょっとしか延長サービス...全文を見る
○野末陳平君 これは、勤労者の定年後のことも考えればシニア料金なんというのはもう当然だろうと思いますから、検討してくださいね。  それから、時間の関係でちょっと急ぎますが、雇用促進事業団について聞きます。  雇用促進住宅というのがありまして、これは転職者用の住宅なんですが、今...全文を見る
○野末陳平君 本来、これは転職サラリーマンのためにつくられた特別の目的の住宅ですから、一割ぐらい空き家があってもいいわけです。  しかし問題は、本来一、二年で移ってもらうような宿舎感覚でこれは始まったと記憶しているんですが、現実にはどうなっているのか。つまり、事情によって転職者...全文を見る
○野末陳平君 個別事情はあるにしても、十年以上というのがもう三割もいる。五年も含めたらかなりの率になるということは、転職者用住宅であるという本来の趣旨から外れてきている。かといって、そこに暮らしている方に出ていってもらうなんということもできませんから、そうなると何か公共アパート、...全文を見る
○野末陳平君 臨調の答申で、活用されないものは地方公共団体に移管したらどうかというようなことになっておりましたが、この点についてはどうなんですか。
○野末陳平君 私は思うに、雇用促進住宅はそういう事情がいろいろあるから、この際、乱暴な発想だけれども住都公団に売却して管理一切を任せちゃうとか、そういうぐらいのことをやっていかないと、事業団のあり方というものも検討しなきゃならないし、これはちょっと重荷じゃないかと思っているんです...全文を見る
○野末陳平君 これは特殊法人のあり方とも絡めていろいろ議論をしなきゃならないと思いますから、今後の検討課題ということにして、きょうは時間が来ましたからこれで終わります。
06月01日第129回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○野末陳平君 私は、学校給食を例にとって地方の行政改革がどの程度進んでいるか、そういう問題それから地方の税源の問題、二つのテーマで質問をしていきます。  最初に税金の問題から入りますけれども、自治省は地方の税源あるいは財政で頭を痛めていると思うんですが、もうこの際ずばり言います...全文を見る
○野末陳平君 廃止したんですよね、娯楽施設利用税を。その廃止の理由あたりがちょっとどうかと思うということもありますが、とりあえず今はパチンコの玉には消費税がかかっていますよね。  それで、パチンコの娯楽施設利用税、かつての娯利用税、これを復活するのも一案ですが、その前に、地方税...全文を見る
○野末陳平君 かなりの税収を上げているわけでしよ一つ。  そこで、パチンコに関して新税を考えるとして、例えば娯利用税のような形でいけば機械一台につき幾らとこうなるんですね。今のレベルからいくとゴルフ場利用税は一回のプレーに千円前後ですから、そこで月間機械一台につき仮に二千円ぐら...全文を見る
○野末陳平君 何だかわけのわからない答弁で、いずれにしてもゴルフとパチンコとか比較しませんけれども、税源として検討に値すると思うんです、年間十七兆ぐらいの売り上げがある業界ですから。  そこで、細かいことは言いませんから、大臣、パチンコファンですら課税があってもいいという意見が...全文を見る
○野末陳平君 次は、学校給食の話なんです。  文部省の通達が昭和六十年に出ているんですけれども、それは「パートタイム職員の活用、共同調理場方式、民間委託等の方法により、人件費等の経常経費の適正化を図る必要がある」、こういう通達も出ているんですね。この場合の人件費なんですけれども...全文を見る
○野末陳平君 給食の仕事は年じゅうあるわけではないんですけれども、一年で給食回数はどのくらいなんですか。これは文部省ですか。
○野末陳平君 学校はお休みがあるわけですから百九十回ぐらいなんだと思うんですが、ちょっと意地悪な質問ですけれども、給食のない日には給食調理の人たちは学校で何をしているんですか。
○野末陳平君 そういう業務は大体ふだんやっているはずだと思うんですが、まあ意地悪くなるから言いませんけれども、要するに百九十回の給食で、ほかの日はほかの仕事にうまく配置転換したりすればいいんですけれども、なかなかそれがうまくいかないらしくて、実情を聞いてみますとどうしてもむだが出...全文を見る
○野末陳平君 約二百五十三円ですよね。  そこで、民間委託した場合と比較してほしいんですけれども、民間委託にも外注とかパートとかいろいろありますから幾つかのケースに分けてで結構ですから、直営との比較がどのくらい安くなっているかをちょっと示してください。
○野末陳平君 それから、パートを使った場合はどうなっていますか。
○野末陳平君 どういう場合もかなりコストの節減になっているわけで、当然これはパートあるいは民間委託をすればいかに経費面で効率的であるかということですね。想像どおりなんですよね。  そこで、大臣、聞いていただければいいわけですが、これが足立区が出しているレポートなんです。足立区は...全文を見る
○野末陳平君 十年で約二倍ということなんですが、総務庁はこの数字をどう受けとめますか。
○野末陳平君 まさに文部省の通達をきっちりと守っていればかなりの行革の実が上がっていると思うのですが、じゃ文部省は総務庁の勧告を受けて何をしましたか。
○野末陳平君 ですから、勧告を受けて十年たってまだこの程度ということなんですよね。  大臣、今までのやりとりをお聞きいただきまして、要するに行革が進まないのは、確かに人の問題でいろいろ難しい問題があるのは承知しているんですけれども、しかし文部省が通達を出し総務庁が勧告をしている...全文を見る
○野末陳平君 まさに、そういう難しい問題を早く解決していかないと行革をやったとは言われないわけですが、今の給食の調理の御婦人方について言えば、やはりこれはほかの仕事は幾らでもあるわけで、そちらへ移っていただくということが一番いいと、福祉の関係はやはり女性でなければできませんので。...全文を見る
10月14日第131回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○野末陳平君 私は、新緑風会を代表いたしまして質問いたしますが、衆議院で取り上げられたテーマとなるべく重複しないようにやるつもりでおりますので、よろしくお願いします。  まず行政改革です。特に特殊法人の縮小、整理合理化について年度内に結論を出すというお言葉で、非常に期待しており...全文を見る
○野末陳平君 消費税の法案はもう出ましたし、来月は決めなきゃなりませんね。そうなると、行政改革の方がおくれをとりますとこれは大変なことになりますので、どうしても頑張っていただきたい。  そこで、総理にお伺いしますが、どうでしょう、今のお言葉で閣僚の皆さんとかあるいは省庁の意気込...全文を見る
○野末陳平君 問題は具体論でありまして、新党さきがけの案をベースに、というのは私もかなり共通する意見ですのでこれをベースに質問をしたいんですが、武村大蔵大臣、さきがけの案には開発銀行は平成八年から民営化であると、こうなっておりますね。大丈夫ですね。
○野末陳平君 私は、これはなかなか難しいと思うんですけれども、今の大臣の答弁に対して、大蔵省、補足するところがあれば。
○野末陳平君 これから検討するなんという、そんな時間的余裕があるかどうか。じゃ今まで何をしていたのか非常に疑問なんですが。  農水大臣にもではお聞きします。  このさきがけの案、私も賛成だから言っているんですからね。例えば蚕糸砂糖類価格安定事業団、これ廃止となっていますが、大...全文を見る
○野末陳平君 今の二特殊法人は、価格安定と言いますが、今や価格破壊で物価値下げの方向に行っている、そういう時代の流れに逆行する。それからウルグアイ・ラウンド、これは関連の法案が成立してもこの二特殊法人が存続しなければならないという理由にはならないんですよ。いや、ウルグアイ・ラウン...全文を見る
○野末陳平君 ですから、結論は年度内でいいんです。でも、この時期に方向性が出ていないのがおかしいということですから。  それでは、建設大臣にお伺いしますが、やはりこのさきがけの案で、私も同感している部分が半分ありますからあえて指摘しますけれども、例の日本道路公団ですね。日本道路...全文を見る
○野末陳平君 今のお答えの危惧は確かにあるんですが、しかし検討というのは、今検討というのは遅いんで、もうそろそろ結論を出さなきゃいかぬということできょうはお聞きしているわけですから。しかも、総理の所信表明の演説では、検討中だったら少し答えが、余りにも後退しているという印象を国民に...全文を見る
○野末陳平君 お役所の考え方は従来からそうなんですよ。そこをさきがけの案は突き破って一歩前進している、こう思っているんですね。  住都公団については、建設大臣、どうですか。これだって民営化という案が出ている。また、それができるかどうか難しいところもあるが、検討はどこまでいってい...全文を見る
○野末陳平君 何か気の抜けたような答えになってきてだんだん心細くなりますが、武村さん、さきがけの案はやはり公表した以上実行するという責任が公党としてあるわけですね。連立政権だからできないという話はありませんよ、これは。行革は国民の合意を得て、政治家の義務ですから。  となると、...全文を見る
○野末陳平君 となると、ちょっとおかしいのは、三党合意などは聞くところによると税制改革の前提として行政改革を断行すると、こういうことになっていて、消費税の方が先に出て来月に成立するかどうかの話ですよ。行革はこれから検討に入るって、これから検討に入られたんじゃ困るんだよ。もうとっく...全文を見る
○野末陳平君 行革の難しさは私が十分知っておりますから、新党さきがけが公表した案について評価をしたわけです。私はそこまで踏み切れなかったけれども、かなり大胆、しかしかなり無責任なところもあると思っておりますが、今のお言葉をそのままいただいておきます。  さて、産みの苦しみですよ...全文を見る
○野末陳平君 わかりましたよ、演説は結構。  総理、今の山口さんのお答えで出てきましたが、具体名を入れた、特殊法人に関してだけですよ、具体名を入れた結論が年度内に出るんですね。お約束できるわけですね。
○野末陳平君 まさに頑張ってもらいたいわけですよ。しかし、具体名を入れた結論を出してもらわないとこれまた肩透かしで、国民を裏切ることになるということを重ねて強調しておかないと、具体名が出なかったら、見直し見直しと言うけれどもいつも総論だけだから、もうそういう時代ではない、こういう...全文を見る
○野末陳平君 しかし、消費税は先に仕上がるかもしれませんね。そうなると、消費税だけは成立する、行革は期待どおりには進まない、先送り先送りということになったら国民を裏切ることになります。ですから、決意だけではだめだし、方針だけではだめなんです。具体的に、できなかったら、ここまでやる...全文を見る
○野末陳平君 それでは、所信表明の演説どおり、改革の方向づけは政治家がはっきり出す、そして実現に強いリーダーシップを発揮するんだということは信じますが、各論になるとうやむやになるという今までと同じことはもう許されませんから、各論をしっかりするんだと、もう総論は要らない、ここだけは...全文を見る
○野末陳平君 それでは、具体的内容が一日も早く出ることを期待して、信じておりますからね。  さて、次は消費税なんですが、その前に、税金絡みで最近非常に、何といいますか、政治不信を招くような税金に関する出来事が起きて続いておりまして、その一つが、毎年のように新聞でやり玉に上がるん...全文を見る
○野末陳平君 まさにそこなんですね。政治倫理の問題としてどうなんだと、しかもこれが納税意欲に水を差すという、こういうことになりますから、おっしゃるとおりです。党内のことは私、構いません。わかりません。しかし、これはたとえ不起訴になっても事実関係をもっと明らかにして、もちろん御本人...全文を見る
○野末陳平君 やはりこれは、自分に厳しくというのが総理のモットーでございますね、ですから政治家としての道義的けじめが必要であろうと思いますが、事実が十分にはわかっておりませんので、私ひとつここでお願いするんですが、委員長にもお願いしますが、この社会党国会議員の中に不幸にも副議長さ...全文を見る
○野末陳平君 よろしくお願いします。  そこで、税金と無関係ではないのが閣僚の資産公開のことなんですが、消費税の前にこれをもう一点確かめておきたいんで。  これは村山総理ですが、これはまことに申しわけないんだが、奥様がパチンコメーカーの平和の株二千株、これは衆議院で出ましたか...全文を見る
○野末陳平君 それでは、奥様にお確かめになって、どこの証券会社のどの支店からということをしっかりと聞いてほしい。いいですか。  そしてその平和の株は、当時、上場だったか非上場だったか、どっちですか。
○野末陳平君 それはもうお答えいただかなくては、御本人の問題ですから。  そこで、総理にお願いしたいのは、証券会社で買った以上は買い付け証明書があるわけで、いわゆる売買報告の明細書ですね、これは必ずありますから、それをひとつ資料として私に見せていただきたいということをお願いした...全文を見る
○野末陳平君 私は、いろいろ気になるところがあって勉強させてもらいたいのでその資料が欲しいということなんですから、ひとつこれは奥様にお願いして売買の報告の明細書を、なければ、紛失したら証券会社からとれますから、これを事実関係を示すということで総理の答弁の裏づけになるようにひとつ御...全文を見る
○野末陳平君 疑念があるかどうかはそれを見せていただかなければというんで、疑念があるとは言っていないんですから、気になることがあって勉強させてほしいと言っているんで、疑念なんて言っていませんから、とにかく資料を出すということを。
○野末陳平君 それでは、この質問は保留して次回に回すことにしまして、消費税について行きますから。  消費税は、社会党は反対する大きな理由として逆進性ということをずっと言い続けてこられた、強調したんですね。  さてここで、今回の税制改革で減税の恩恵に浴さない人たち、そういう人た...全文を見る
○野末陳平君 それはわかっている。質問したことに答えてください。それはさんざん衆議院で出てわかっているんだから。弱者救済対策について。
○野末陳平君 ピント外れなんですよ。だから弱者対策は、それをやっていろんなら一人当たりどういう形でもって救済策があるのかと、テレビを見ている方にわかるように言ってもらいたいわけなんです。
○野末陳平君 総理、お聞きのとおり、今は介護とかそれから一人一万円の福祉の臨時交付金とか話が出ましたが、さあそれが社会党がずっと主張してきた逆進性の解消になっているのかどうか、弱者いじめという不公平の部分がそれで解消されたかどうか、それです。
○野末陳平君 率直にそのとおりなんですね。  ただし、食料品のことが出ましたが、じゃ見直し条項の中に食料品を入れて、仮に五%でも複数税率で、食料品、非課税とは言いませんが、複数税率とか、そういう気持ちがあるんですか、平成九年までにやるおつもりが。
○野末陳平君 大蔵大臣、これは大分問題ですよ。私は、複数税率は仮に二けたになれば当然考えるべきだと思いますよ。しかし、五%、六%になったら複数を考えるというのはおかしいんだ、世界の消費税のあり方から見ても。  見直し条項の中にその食料品の非課税問題を入れるんですか。
○野末陳平君 さすがは大蔵大臣で、正論ですよ。だから村山さんのように、意見はあるんだけれども、今度の見直し条項の中で非課税の範囲の拡大、食料品など、これを複数税率などを議論しちゃいけないんですよ。それはもっと先の課題なんですよ。いいですか、それは。
○野末陳平君 それにしても、逆進性の解消にはなっていないというお答えがあったんですがね。  そうなると、例えば五百億の福祉臨時交付金ですが、これは自民党の時代、消費税を導入するときは七百五十億だったんですよ。そうしたら社会党さんは、これはばらまき福祉だとか、逆進性はこれじゃ解消...全文を見る
○野末陳平君 一人一万円がそんなにすごい配慮だというのはおかしいけれども、それにしても今まで弱者いじめに反対してきた社会党、弱者を守るというその姿勢が連立になったからといってだんだん薄れてきているんですね。しかも公約違反。他人の公約違反は責めるんですよ。自分の方は棚に上げるんだね...全文を見る
○野末陳平君 何かというと三党合意とか連立とか言って逃げちゃうんですけれども、もうさんざん消費税で苦しめられたんですよ、私は推進論者だったから。それを考えると、余りにもどぎつい豹変ぶりについていけないんです。ですから、理屈は理屈だが、それは詭弁にしか聞こえないよ、国民にはとても通...全文を見る
○野末陳平君 名前がわかってもわからなくても、参考までですから。  さてそこで、この会社はいつごろどんな目的でつくったのか、そして資本金はどうで株主構成はどうなっているか。これならおわかりでしょう。
○野末陳平君 さあそこで、この会社、株券不発行はいいんですが、本社がどこにあって、電話があるのかどうか。  というのは、もう角栄さんの疑惑追及の時代からこういう話はいっぱいありました、私、追及の張本人ですから。だけれども、これNTT番号問い合わせに聞いてもこういう会社はないと言...全文を見る
○野末陳平君 まさにこの会社はあなたが資本金の半分以上を持ち、しかも代表であったり取締役であったりするので、わからないというのがおかしいんですけれども、お言葉のとおり、ぺーパーカンパニーなんですね。はっきり言うと幽霊会社なんです。幽霊会社ではありますが、見方によっては、この会社は...全文を見る
○野末陳平君 この東新開発という会社が、いやなかなかすごい資産内容のいい会社でありまして、ハルシヨンは一千万円の資本金ですが、東新というのは、これは有価証券、駐車場などを持っているんですが、大事なのは、越後交通という会社の株を百万株以上持っているし、長鉄工業という会社の株も三分の...全文を見る
○野末陳平君 これはわからないという話は通じないんです、世間に。代表であり、設立からずっと役員であり、資本金は一千万円のうち六百万円持っていて、そしてこの会社が相当資産内容のいい会社の株を取得しているので、その経過がわからないということはあり得ないんですが、私の方で説明しますから...全文を見る
○野末陳平君 個人的なことですから、余りこれを政府委員を通して通告するというわけにはいきませんので、そこで申しわけないんですが、御自分のことですから、税理士任せとはいっても億単位の金が動く話を、私、何も知りません、税理士任せ、これが世間で通用すると思いますか。あなたは主婦でしょう...全文を見る
○野末陳平君 それでは、お答えは次回に譲りますよ。それは責任を持って答えていただきますが、私の方で事実関係、そこに何の問題があるかを言いますから、きょうは国税庁やなんかは呼びませんから、田中さん、違っていたら違っていたと後で反論してくださいね。  つまり、角栄さんの個人名義の株...全文を見る
○野末陳平君 これは世間ではこういうやり方はいわば節税と言われているんですけれども、私が少なくもこの角栄金脈の追及をずっとやってきたプロセスで今回のあなたのいろいろな一連の工作を見ますと、個人から法人へ、裏資産づくりの目的という、これはもう節税じゃなくて租税回避行為なんです。逃税...全文を見る
○野末陳平君 マスコミじゃありません。事実を調べております。
10月18日第131回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○野末陳平君 私は、行革のことを聞きたいんですけれども、前回の積み残しが残っておりますから、関連の時間の中でまずそれを聞いて、残りは主質疑に時間を使うということにします。  総理、先日は失礼しました。通告がないということでお答えいただけなかったんですが、改めて通告させていただき...全文を見る
○野末陳平君 まさにそのとおりですから、それならばその証券会社をと、こういうことです。(発言する者多し)それでしたら、これはちょっと保留ということにしておきますから。  それから田中長官についても、前回、私の不十分たる質疑通告によって答えていただけなかったので、まずあなたが資産...全文を見る
○野末陳平君 信濃川の河川敷について疑惑ということを追及はしておりませんが、私が前回角栄疑惑の中で信濃川河川敷と言ったのと現在がさま変わりにたっていることは知っておりますよ。しかし、それについて疑惑だと言って追及してたいんで、私はハルシヨンという会社についてお聞きしているわけです...全文を見る
○野末陳平君 そういう記事がありましたので、それについては確認しただけです。  さて、適切に処理されているというお言葉なんですが、その適切に処理されているということを私が実はもう少し詳しく聞きたい。なぜならば、資産を公開した以上、その資産の中に不明な部分があった場合にはそれを補...全文を見る
○野末陳平君 企業マターといっても、あなたはまさに御自分の会社のハルシヨンという会社を資産公開できちっと天下に公表なさっているわけですね。そうなると、その会社の内容に関することですから補足説明をしていただいてもいいと。企業マターということだけで、一般人と同じようなお答えで、それで...全文を見る
○野末陳平君 ですから、公開の中身がわからない点を補足説明していただきたいというのが私の質問の意図なんです。  それから税理士さんを信用しているというのは、これは通用したいと思うんです。あなたがどういうふうに処理しているかということを、御自分の会社のことですから、これはわからな...全文を見る
○野末陳平君 じゃ、角度を変えますけれども、そうなりますと、あなたのお父さん名義の、つまりこれは個人名義でございますから、個人名義の東新開発という株式を、これは非上場ですが、あなたのハルシヨンという会社になぜ移したんでしょう、四〇%を。これが通常の経済行為としてそういう名義変更が...全文を見る
○野末陳平君 お答えがないようで、角度を変えてお聞きせざるを得ないんですが、本当は私も行革とかやりたいんですけれども、ちょっとこういうふうになりましたのでここでやめるわけにいかないのであえて聞きますが、あなたはハルシヨンという会社の目的は書いてあるとおりだとおっしゃいましたから、...全文を見る
○野末陳平君 これは予算委員会の場ですから、余り関係のないことをいろいろとやっていただきたくない。それと、父と私は別人格とおっしゃいますけれども、父親譲りの財産を相続する以上、別人格であるという逃げ口上は通用しないんですね。ですからその辺は、やはり親子一体であるという。あなたの反...全文を見る
○野末陳平君 まさに昔は非常にこれが目立ったんですが、最近は昔ほどは節税はできなくたった。  そこで国税庁、このケースですが、少なくも今までのお答えでわかったことは、適切な処理はされているんだが、ファミリー会社の会社を非上場間で株を持ち合っているという、これを政治家が適切な処理...全文を見る
○野末陳平君 ですから、まさにその点で御本人に、この東新開発という株式をハルシヨンが取得したのがどういう形態が、売買なら売買であると、その場合はどのくらいだということがわかれば国税当局の言う適正な評価というところの判断がつくんですよ。  ですから国税庁、もう一回聞きますけれども...全文を見る
○野末陳平君 これはまさに個人的な問題ですから、このままにしておいて次回に譲りますからね。  そこで行革、やっとですけれども、一分ですからもうだっと行きますが、臨調あるいは行革審の答申以来ずっと懸案でありました例の国土三庁の合同案ですけれども、これが何となくトーンダウンしちゃい...全文を見る
○野末陳平君 終わります。
11月16日第131回国会 参議院 地方行政委員会,大蔵委員会連合審査会 第1号
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○野末陳平君 消費税率の引き上げは、これは行財政改革あるいは不公平税制の是正などが前提であるというような話は一時かなり勢いよくありまして、今でももちろんありますが少し勢いが衰えたような感じですから、ここでもう少しハッパをかけようと思うんですがね。  この不公平税制ですけれども、...全文を見る
○野末陳平君 そういう納税者の気持ちに反するような不公平もありますし、それから税制そのものにもあるかもしれませんが、今のようないわゆる不公平な税制を直していくことで財源に結びつくというそういう認識はおありですか。
○野末陳平君 それだったら、大蔵大臣、何を直せばどのくらいの財源に結びつくんですか。
○野末陳平君 計量的に幾らというようなそんな話はすぐできるわけもありませんので、大蔵大臣のお答えはそれで結構なんですが、しかし、今お話しになった総合課税の問題とか租税特別措置、これはやはり財源に必ず結びつくんですね。しかし、すぐにはできないという面もありますから、さっきも質問に出...全文を見る
○野末陳平君 いや、大蔵大臣、ちょっと認識が違うんで、消費税率を上げるというこの税制改革の前提のような位置づけで不公平税制が論じられたり、行財政改革は当然のことですが、これ不公平税制というのは今回それほど時間をかけ熱心には余り議論されていないように思うので、ここでやらなきゃいけな...全文を見る
○野末陳平君 今まだ不公平税制と国民の間に、納税者の間にそういう声があること自体を政治としてはとっくに解決していかなければならなかったんで、まだまだ解決すべき課題はありますが、医師の問題もここでは本当は何らかの結論めいたものを言わなきゃいけないんですよ。まあ、それはいいですけれど...全文を見る
○野末陳平君 法人税のことも後で時間があれば聞きたいので、もちろんきょうだけじゃありませんけれども、課税ベースの問題はそちらに入れ、租特の中ではもちろん聞きませんがね。  それから、租特の中で言うなら、これは新しい不公平かどうかを議論すべきテーマだと思うんですが、いわゆるお年寄...全文を見る
○野末陳平君 自分の意見も言わなきゃいけませんからね。今の枠は妥当だと思います。それは豊かな老人もいる、それから所得の高い人もいるが、それは総合課税という問題の方がむしろ大事であって、枠の拡大はともかく、縮小は必要ないと思うんです。  なぜこれを言い出したかというと、これが不公...全文を見る
○野末陳平君 それから、消費税の話が出ていますが、消費税のあり方をいろいろ今回も変えて私などが考えていた線にかなり近くなっていますが、やっぱり一つだけ、三千万円の非課税のあそこね、これは諸外国に比べてもかなり甘いというか優遇し過ぎであって、これについては疑問なんですよ。  ちょ...全文を見る
○野末陳平君 余り個別事情にこだわりながら税制を考えるのもどうかなという、それには限界がありますから、一応意見だけ言っておきますね。  こればかり言っていると時間もなくなっちゃうので、大蔵大臣、さっきいわゆる不公平税制の是正、いわゆるですよ、いろいろな不公平がありますから、情緒...全文を見る
○野末陳平君 前回は、行財政改革を何とでも断行してもらって、そこからもかなりのお金を出してほしいということを予算委員会でお願いした。不公平税制の是正もそういう線で努力していただけるというので信用していますけれどもね。  法人税、さっき出ましたので、続きを言いますけれども、法人税...全文を見る
○野末陳平君 まさに日本経済の問題なんですね。ですから法人税の減税ということは、一方で課税ベースの拡大などがあるとしても、やはりほっておけない。極端に言うと、平成九年に消費税を上げる、それまでには何らかの手を打ちたいが、そうなると財源問題も出てくるから、そう簡単じゃないから、これ...全文を見る
○野末陳平君 まさに、個人もそうですが、法人の負担もこれはきつくなると。これは想像じゃなくて実際の数字で出てきますからね。となると、やはり国庫負担率というのは真剣に考えなきゃならぬなこう思ってるんです。ただその場合も、例えば今の三分の一を幾つに上げるか。やはり財源というものが必要...全文を見る
○野末陳平君 ですから、野党にいると無責任と言えるけれども、そういうことも考えられるし言えるんですよ。政権につくとそう簡単じゃなくなるという、そういうジレンマというか苦しい胸の内だ。年金目的税という考えもなくはないけれども、半端じゃないんですよ、国庫負担率を引き上げることは。あな...全文を見る
○野末陳平君 地方の事業税が出たから、ついでにそれも触れますよ。  これは事業税をどうするかよりも、先ほど質疑に出ましたけれども、赤字法人でも事業を営む以上は地域の恩恵を受けているので、そこでそれなりの事業税を負担する、こういうようなことから赤字法人への事業税をどうするか。これ...全文を見る
11月22日第131回国会 参議院 大蔵委員会 第4号
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○野末陳平君 残り時間が少なくなりましたので、寺崎委員が先ほど触れました人的控除のことを中心に二、三お聞きしておきましょう。  この税制改正に絞って言いますと、これはかなりの前進で中堅所得層は喜んでいますから、それなりの評価は当然すべきなんですが、先ほどから大臣が言うような抜本...全文を見る
○野末陳平君 同居老親というか、そういう場合が今まではやや優遇されていたけれども、これも実情はかなり変わってきて、やはり今まで我が国は、税制だけじゃありませんが、お年寄りを優遇してきた、その効果は十分にあらわれてきたわけです。しかも、このごろはもう自立てきるある程度余裕のあるお年...全文を見る
○野末陳平君 さっき出た勤労学生控除とか寡婦控除というのは、意味があるようで実は余り意味がない。これははっきり言ってもう廃止してもいいぐらいに思っていますよ。しかし、廃止というのはなかなか難しいから、せめて控除額を据え置きするという考え方があってもいいんです。  今の老人扶養控...全文を見る
○野末陳平君 難しい課題をうまいことこなすのが大蔵省だから、今回も二階建てとかなかなかいい知恵を出したり、いろいろ見方によればこそくな手段だけれども、とにかくそういう知恵を出すんだからこれはやらなきゃだめですよ。  時間がないから、要するに私は、人的控除の整理縮小によって課税ベ...全文を見る
11月25日第131回国会 参議院 本会議 第9号
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○野末陳平君 私は、新緑風会を代表いたしまして、ただいま議題となりました三法案のうち特例公債の法案には賛成ですが、他の二法案に対しては反対の立場から討論を行います。  今回の税制改革関連法案を虚心坦懐に検討してみましたが、高齢化社会の福祉ビジョン、それから行財政改革に関する基本...全文を見る