中川雅治

なかがわまさはる

選挙区(東京都)選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回

中川雅治の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第164回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
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○中川雅治君 ありがとうございます。自由民主党の中川雅治でございます。  まず、小川参考人にお聞きしたいと思います。  EUとそれから東アジア、これはかなり状況が違っているんではないかなと思います。ヨーロッパにおきましては、EUの萌芽期でありました一九五七年に発足したいわゆる...全文を見る
02月23日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。  現在、日本銀行が量的緩和政策をいつ解除するのかということが焦点になっておりまして、その時期をめぐって活発な議論あるいは意見が交わされていると、こういう状況だと思います。私は、金利機能という金融市場の役割を殺してしまう現在の量的...全文を見る
○中川雅治君 量的緩和政策の解除につきましては、マーケットは三月あるいは四月というような観測がかなり出ておりまして、そういう意味では三月か四月に量的緩和政策の解除があるんではないかということを織り込んでいるという見方も出ているわけであります。  しかしながら、この解除が段階的に...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  金融政策について柔軟性と透明性ということが言われているわけでありますが、やはり金融政策を変更するということになりますと、私はやっぱり透明性というものを重視しなければならない、まあ多少その柔軟性は犠牲にしても透明性を重視しないと市場が混乱を...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  景気回復基調がはっきりしてきたこの段階で私が一番心配しておりますのは長期金利の動向であります。  全国の銀行が保有する国債の残高は昨年末で九十六兆円余りとなっているわけでありまして、社債とかあるいは地方債まで合わせますと百六十兆円を超え...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  それで、長期金利との関係で、一つ、長期国債の買い切りオペの額が今後どうなるかということが非常に重要であり、市場の関心事だと思うんですね。仮に減額された場合は市場への影響は大きいと思います。日本銀行は国債の買入れ額について、基本的に国債保有...全文を見る
○中川雅治君 今、総裁の方からも、インフレ懸念があると、長期金利がリスクプレミアムが乗って上昇するという、そういったお話がございました。  政府・与党の中には、日銀が達成すべき物価上昇率を示すインフレ目標、インフレターゲットを導入すべきであるという意見も強くあるわけであります。...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。私も全くそのように思うわけであります。  日本銀行の独立性ということが言われますが、これはやはり専門家としての日本銀行に対して市場が信頼をしていくと、こういう意味で日本銀行に金融政策の手段について、もちろん今総裁自らおっしゃっていますように、...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございました。
03月16日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。  まず、平成十八年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案に関連して質問させていただきます。  十八年度予算案では、新規国債発行額を三十兆円を切る水準としたことは高く評価しています。しかしながら、公債依存度は...全文を見る
○中川雅治君 今お示しいただきました国、地方合わせて十三・四兆円という改善幅は小泉政権の成果だと言ってもよいのでありまして、小泉政権になって国と地方の長期債務残高が増えたことばかり指摘する方がいるわけですが、政府はこうしたプライマリーバランスの改善額をもっとPRした方がよいと思い...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  二〇一一年度にプライマリーバランスが黒字化するという試算がありますと、それは国と地方合わせてなんですけれども、ちょっと聞いただけでは、このままの改善努力を続けていけば国だけでもこのプライマリーバランスの黒字化が達成できるんじゃないかという...全文を見る
○中川雅治君 今お示しいただきましたような大変大きな額の改善をしていかなければ二〇一一年度について国の方は黒字ということにならないわけでありますので、そこのところはこうした試算を示すときにもしっかりと誤解を招かないようにしていただきたいというふうに思うわけであります。  プライ...全文を見る
○中川雅治君 次に、内閣府の試算によれば、二〇一一年度にプライマリーバランスの黒字化を達成した場合の二〇一一年度のマクロ経済の姿によれば、名目成長率は三・二%、名目長期金利は三・九%となっております。ですから、実際には、この数字が違ってきますと二〇一一年度のプライマリーバランス黒...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  これから、実際の経済財政運営では金利が成長率を大きく上回ることのないように、政府、日銀は一体となって努力していかなければなりませんが、量的緩和政策の解除後の日本銀行の運営に注文を付けることがあればおっしゃっていただきたいと思います。  ...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  今大臣も御答弁されましたように、国債管理政策としては、国債に対する信認を取り付けていくと、信認が低下しないようにしていくということが大事である。同時に、大臣も今国債の保有者の多様化を進めるというお話がございました。  そこで、今おっしゃ...全文を見る
○中川雅治君 次に、今回の公債特例法案では、財政融資資金特別会計の金利変動準備金から十二兆円を国債整理基金に繰り入れ、国債残高を圧縮することとしておりますが、この点について質問をしたいと思います。  財政投融資につきましては、平成十三年度の財投改革により、それまでの郵貯、年金か...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  過去実際に生じた金利変動等を踏まえて十分な検証を行った上で金利変動準備金は千分の百まで必要だという結論を得たということでありますが、もちろん今の御説明で分かるわけでございますけれども、一般的にちょっと分かりにくいのは、結局、千分の百まで必...全文を見る
○中川雅治君 今五千万円超ということで一くくりにしてその統計を取っておられるということなんでありますけれども、まあ五千万円超でも大変な譲渡所得の金額になっていますね。やはり、現在の株式市場の状況からすれば、株式等の譲渡所得につきましては、一億円以上、五億円以上といった区切りでも人...全文を見る
○中川雅治君 先ほど峰崎委員もおっしゃいました税務の統計を改善するという一環としてこうした改善もしていただきたいということをお願いしておきます。  それから、この問題に関連しまして、私は、インターネットでの取引を繰り返して短期間に何億円ももうけたり、誤発注に乗じてインターネット...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  次に、少子化対策税制についてお伺いいたします。  与党税制改正大綱においては、平成十九年度を目途に、少子・長寿化社会における年金、医療、介護等の社会保障給付や少子化対策に要する費用の見通し等を踏まえつつ、その費用をあらゆる世代が広く公平...全文を見る
○中川雅治君 次に、今般の税制改正案に盛り込まれております実質的な一人会社のオーナー役員の役員給与の給与所得控除相当部分について、法人段階で損金算入することを制限する措置に関してお伺いいたします。  これは、個人事業者と同視できるような所有と経営が事実上一体化した同族会社につい...全文を見る
○中川雅治君 御趣旨は理解をいたします。  そして、その給与所得控除に手を付けるということになると、これは、今大臣がおっしゃったように、特定のオーナー役員の給与、役員給与についてだけいじるということになるのはなかなか、少なくとも十八年度の税制改正としては難しいということも理解で...全文を見る
○中川雅治君 国有林野事業は、昭和四十年代後半から外材の輸入が増加する一方で、伐採量の減少、木材価の低迷などから財務状況が急速に悪化いたしました。経営悪化に対処するため、昭和五十三年から四次にわたる改善計画の策定、実施にもかかわらず、経営状況の悪化が続き、平成十年には累積債務が三...全文を見る
○中川雅治君 以上で終わります。
04月19日第164回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第6号
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○中川雅治君 私は、日米関係について、主として経済の面から見て所感を申し上げたいと思います。  現在の日米経済関係は、過去の日米摩擦の時代と比べて大変静かであります。かつての日米摩擦の関係のような状況にあるのが米国と中国との関係だと思います。  米国の経常赤字は八千億ドルにも...全文を見る
05月08日第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
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○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。  小泉総理は就任以来、改革なくして成長なしとの一貫した方針の下で構造改革に全力で取り組んでこられました。その結果、我が国経済は民間需要を中心とした持続的な回復軌道をたどっております。しかしながら他方、現在、我が国の公債残高は約五...全文を見る
○中川雅治君 官房長官、お忙しいということで、どうぞ御退席いただいて結構でございます。  今回のこの法案の審議を聞いておりますと、地方にできることは地方にという議論と、それから都市部と地方とでは格差があるから地方に配慮をせよという議論が多く聞かれるわけであります。さらに、東京都...全文を見る
○中川雅治君 いずれにしても、制度設計の段階でフェアな議論をしていただけるということでございますので、期待をしたいと思います。  次に、本法案の具体的な論点に入りたいと思います。  本法案の第一の重点分野として、政策金融改革が挙げられております。この改革は、民間にできることは...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  私は、例えば国の公債残高の対GDP比が既に一五〇%を超えている、これは今やどのように考えても良くない、悪い状態だと。だから、この比率をせめて例えば一〇〇%以下に持っていくように、例えばですね、そういった目標を定めて努力していこうということ...全文を見る
○中川雅治君 私は、日本政策投資銀行とそれから商工組合中央金庫の二つの機関の完全民営化というのは画期的なことだと思いますので、二分の一以下とする中にこれを含めてカウントするのは理解いたします。しかしながら、約九十兆円の政策金融残高のうち二十五兆円という大きな残高を占める公営企業金...全文を見る
○中川雅治君 公営公庫の新たな仕組みの詳細はもちろんこれからの検討なのでありますけれども、今回の法律で政策金融残高を二分の一以下とする場合に、公営公庫の新たな仕組みへの移行をカウントしてよいわけでありますから、逆に言えば、今までの公営公庫は政策金融であったが、公営公庫の新たな仕組...全文を見る
○中川雅治君 これはこれからの検討課題ということのようでありますので、次に行きたいと思います。  現在、総務大臣の下で地方分権二十一ビジョン懇談会が開かれ、地方の責任の明確化のための改革として、破綻・再建法制の検討が行われていると伺っております。さきの四月二十八日には、ビジョン...全文を見る
○中川雅治君 これらの検討につきましては各自治体の自由度を確保していくと、ちょうどコインの裏側とおっしゃいましたが、財政規律を促すと、こういう観点から意義のあることだと思いますが、やはり国民、住民の利益ということを念頭に置いて改革が進められることを期待いたしまして、この件はこれで...全文を見る
○中川雅治君 ところで、今回の公益法人制度改革で、今も申し上げましたけれども、二万五千の公益法人、国が所管するものだけでも七千ある公益法人の方々は、恐らく二十年度から五年間の間に順次公益認定等委員会できちんと審査され、公益社団法人、公益財団法人として果たして認定してもらえるのだろ...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  そうしますと、現在、公益法人は二万五千を超えていますし、国所管だけで七千ありますが、特定公益増進法人はわずか九百程度です。今回の改革によって言わば九百程度の特増法人が一挙に二万五千くらいにまで拡大するということになるわけでありまして、これ...全文を見る
○中川雅治君 いずれにしましても、今きちんと活動している公益法人がこの公益認定等委員会できちんとまた認定を受けられるのかどうかという点についての不安が大きいようでありますので、この点については透明性を持って不安がないということをきちっとどこかの時点で明らかにしていただきたいという...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございました。  最後に、市場化テストについてお伺いいたします。  市場化テストは、これは日本において初めて導入されるものでありますが、限られた予算を有効に使い、公共サービスのコスト削減を図るのみならず、その質の向上をも図っていくために非常に有効な手段...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございました。  公共サービスの質が低下しないように十分に配慮をして聖域なくこの市場化テストの実施をいろいろな分野で拡大をしていく、そういう努力をしていただきたいということを申し上げまして、私の質問を終わらしていただきます。  ありがとうございました。
05月23日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。  今回提案されております金融商品取引法は、資本市場分野の基本法ともいうべきものでありまして、金融ビッグバン以来議論されてきた横断的な金融規制体系を資本サービスについて実現するという意味で、我が国金融資本市場のインフラづくりの一つ...全文を見る
○中川雅治君 現在の縦割り業法を見直し、そして同じ経済的機能を有する金融商品には共通のルールを適用する業種横断的法制を実現するということが今回の金融商品取引法の主な目的であると理解いたしております。  外国証券業者に関する法律、投資顧問業の規制等に関する法律、金融先物取引法など...全文を見る
○中川雅治君 対象となる金融商品の定義につきましては、金融審議会金融分科会部会報告では、可能な限り大きなくくりで列挙するということが適当であるとしているわけでございますが、今回の金融商品取引法では、証券取引法において有価証券の定義を限定列挙していた法体系を踏襲しているように思われ...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  今回の金融商品取引法構想の原点は、一九九七年に組織された新しい金融の流れに関する懇談会での提言であると承知しております。この懇談会は、いわゆる金融サービス法と呼ばれる法制の構築を提言いたしました。これは、イギリスの一九八六年の金融サービス...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  次に、横断化と並んで規制の柔軟化というのも今回の法改正の大きなテーマであると認識しております。  機関投資家などを中心とするプロに投資商品を販売する場合については規制緩和を推進する一方、個人投資家を中心とするアマに投資商品を販売する場合...全文を見る
○中川雅治君 今回の法案では、投資家保護の観点からの規制を整備する中で不招請勧誘の禁止規定を整備しているわけですが、その対象範囲については、「当該金融商品取引契約の内容その他の事情を勘案し、投資者の保護を図ることが特に必要なものとして政令で定めるもの」とされております。  この...全文を見る
○中川雅治君 ところで、金融先物取引に関しては、昨年五月に施行された商品取引所法の改正法におきまして、再勧誘の禁止と勧誘受諾意思確認義務の導入など、利用者保護の観点からの規制強化が図られたことは承知しております。つまり、勧誘を受けることを希望しない意思表示をした顧客に対して勧誘を...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  今回の法案では、投資事業組合を始めとするファンドに関して、一般投資家を対象とするファンドの販売、勧誘、運用を行う業者につきましては、利用者保護を徹底する観点から必要な規制を整備する一方、プロ投資家を対象とするファンドの販売、勧誘、運用を行...全文を見る
○中川雅治君 制度が整備された後の運用につきましても、きちんとその体制を整備して行っていただきたいと思います。  本法案では、ファンドについていわゆる短期売買規制の見直しが行われておりますが、これは市場の透明性を確保する観点からは重要な施策であると考えるものであります。  短...全文を見る
○中川雅治君 次に、見せ玉について質問させていただきます。  市場の株価を誘導するために、約定させる意思がないにもかかわらず市場に注文を出して売買を申し込み、約定する前に取り消す行為、いわゆる見せ玉は、市場の公正性、透明性を害する悪質な行為であります。  見せ玉は、例えば大量...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  我が国経済の更なる活性化を図っていく上で、間接金融に偏重した金融の流れを直接金融や市場型間接金融に移行させ、リスクマネーの供給を促し、リスクに柔軟に対応できる経済構造を構築していくことが必要となっております。こうした取組を進めていくに当た...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  近年の技術革新により、取引所運営におけるシステムの重要性はますます高まっており、取引所はシステム産業、装置産業としての側面が強くなってきております。多くの個人投資家が証券市場に参加するようになり、また海外からの投資も活発になっている状況を...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  また、今回の金融商品取引法では、昨今のディスクロージャーをめぐる不適切な事例を踏まえ、ディスクロージャーに対する信頼性の確保も大きな柱の一つであると理解しております。  今回の法案では、その方策の一つとして、企業の内部統制を強化するため...全文を見る
○中川雅治君 我が国資本市場の信頼性を高めるために、有価証券を発行する者の行うディスクロージャーと並んで重要なのは、有価証券を大量に取得して大株主となろうとする者や企業の買収を行おうとする者が行うディスクロージャーであります。特に最近は、短期間に大量の株式を取得する事例が多く見受...全文を見る
○中川雅治君 本法案では、ディスクロージャーの充実に向けて、財務報告に係る内部統制の強化、四半期報告制度等の導入、虚偽記載があった場合の罰則の強化等の措置が講じられていますが、企業において適正な開示が行われるためには、財務諸表の作成の前提となる会計基準の整備も重要な論点ではないか...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  次に、環境と金融の問題についてお伺いをしたいと思います。  将来にわたって持続可能な経済社会を築いていくためには、それぞれの経済主体が創意工夫を持って自発的に環境保全に取り組むことが重要であります。経済活動の中で企業が果たすべき役割は大...全文を見る
○中川雅治君 今、環境省の方から御答弁をいただきましたが、環境省だけではこうした問題、なかなか前進をさせることはできないと思います。やはり、金融庁の全面的な協力、まあ協調が必要であるというふうに思います。こうしたことを推進していくためには金融庁としても取組を進めるべきであると思い...全文を見る
○中川雅治君 是非よろしくお願いしたいと思います。  これから申し上げることはこの法案と直接関係があるわけではございませんが、株式譲渡益課税の問題について私の考えを申し述べさせていただきまして、それについての御見解をお伺いしたいというふうに思います。  近年の税制改革におきま...全文を見る
○中川雅治君 恐らく財政当局の方からは、今一〇%のこの優遇税率を二〇%に、本来の二〇%に戻そうというような動きが出る可能性があると思います。私は、基本的にはこの一〇%という優遇税率、これを少額の株式譲渡益については残していくということは、個人投資家のすそ野を広げるという意味でこれ...全文を見る
06月02日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第19号
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○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。  参考人の皆様方には、大変お忙しいところ、貴重な御意見を拝聴させていただきまして、ありがとうございました。  それで、時間も限られておりますので、これから各党の先生方から商品先物取引についての不招請勧誘の禁止の問題についていろ...全文を見る
○中川雅治君 今、委託者が七万人とおっしゃいましたですか。
○中川雅治君 そうしますと、先ほどのお話で、外務員が一万四千人ぐらいおられたのが一万一千人ぐらいに減られたということでございましたが、毎年七万人ぐらいの方が入って同数退出されるということですが、その外務員と新たに入ってくる委託者の数を比べますと、相当外務員の数が多いような印象を受...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございました。  弁護士会の方からは、私の方にも各地の弁護士会から意見書がもう多数寄せられております。今日もお話を承りまして、弁護士会のお考えは私も十分にもう認識いたしております。それと、今、坂井参考人のお話を改めてお伺いしたわけでありますが、最後に吉川...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございました。  以上で終わります。
06月15日第164回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。小泉総理の最後の国会答弁の日にこうして質問に立たせていただくことができまして、感謝いたしております。  小泉総理が常日ごろからおっしゃっているように、改革なくして成長なし、正に改革の成果が今日の景気回復につながってきたわけでありま...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございました。  それでは、日銀総裁がお見えでございますので、日銀総裁にお伺いをしたいと思います。  一昨日の参議院財政金融委員会で日銀総裁は、村上ファンドに一千万円拠出していたことを明らかにされまして、その後も解約せずに拠出を継続してきたことに道義的...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございました。  ところで、この村上問題についての総理の御認識をお伺いしたいと思います。  村上氏の言動には、我が国における物言う株主の先駆けとして、我が国企業の資本政策や企業統治の在り方に関する議論を呼び起こすことになったという面があることは確かだと...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございました。  一口にファンドというふうに言いましても、我が国経済の未来を担うベンチャー企業の育成を目的とするものや地域経済に貢献する中小企業の再生を目的とするものもあるわけでありまして、ファンドというものを一つ取りましても、排除されるべきものは不公正...全文を見る
06月23日第164回国会 参議院 財政金融委員会 閉会後第1号
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○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。  今、総裁からお話がございましたが、福井総裁の村上ファンドへの出資が国民の皆様から大変厳しい批判の的になっているわけであります。それで、総裁といたしましては、やはり国民感情に対しましてもきちんと向き合っていただかなければなりませ...全文を見る
○中川雅治君 今総裁から、日銀総裁に就任された時点で解約をしないでそのままにしておいたということにアクセントを置いて責任を感じておられると、こういうお話がございました。  ただ、もう一つやはり総裁就任後の行動といたしまして批判されておりますのが本年二月の解約の申入れということで...全文を見る
○中川雅治君 ちょっと時間もなくなってまいりましたが、昨日の衆議院の財務金融委員会の質疑を聞いておりました。総裁就任後の所得に関する質問が出ておりまして、いかにも総裁就任後も給与所得以外に利殖行為を行っておられて、まあ質問された議員の方は身の潔白を証明していただきたいとまで言われ...全文を見る
○中川雅治君 それじゃ、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。
12月05日第165回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。  我が国の経済社会におきまして、この多重債務問題は近年急速に深刻さ、悲惨さを増しておりまして、その解決は喫緊の課題であり、国民的要請であります。現在、消費者金融の利用者は約千四百万人、そのうち約二百三十万人が多重債務状態に陥って...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございました。  今、大臣からお話しございましたように、今回の改正の柱である上限金利の引下げによりまして、いわゆるグレーゾーン金利が撤廃され、例外や特例なく出資法の上限金利二九・二%が二〇%まで引き下げられるということになったわけであります。  過去の...全文を見る
○中川雅治君 次に、この多重債務問題の原因としましては、高い金利だけではなくて、貸付業者による返済能力を超えた過剰な貸付けの実態というものがあると思います。  例えば、日本クレジットカウンセリング協会でカウンセリングを受けた相談者のうち、自己破産相当とされた借り手の平均債務額は...全文を見る
○中川雅治君 今回の改正で返済能力を超える借入れを防ぐ過剰貸付規制の枠組みを導入したわけでありますが、これは指定信用情報機関を通じて個々の借り手の総借入残高を把握させるということを、これを言わば仕組みの一つとして入れたわけであります。これは基本的なことだと思うんですが。この仕組み...全文を見る
○中川雅治君 金融庁としては、リアルタイム化につきまして極力それが総量規制の実効性が確保される、そういうレベルまで求めていくということは当然のことだと思いますが、業界の方は今どんなようなレベルのリアルタイム化を考えているのか。もちろん、これからの検討ということだと思いますが、目指...全文を見る
○中川雅治君 それと、今の総量規制の実効性との関係で申し上げますと、リボルビング契約の場合でありますが、総量規制で借入残高が年収の三分の一に達した後も、他の貸金業者から与えられている未使用の借入枠を使うことにより、三分の一を超える借入れが可能となってしまうんじゃないかというふうに...全文を見る
○中川雅治君 お考えは分かりました。  これが実際に本当に運用として実効性を保っていくことができるかどうかということがポイントになると思いますので、その辺、これから制度設計をしていくに当たりまして、よく詰めをしていただきたいというふうに思います。  ところで、今回の改正で例外...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  次に、警察庁にお伺いをしたいと思います。  無登録で貸金業を営み、超高利を借り手から収奪するやみ金融は、その撲滅のため、徹底した取締りが必要であると考えます。一方で、警察庁公表資料によりますと、やみ金融事犯の検挙件数は平成十五年以降減少...全文を見る
○中川雅治君 よろしくお願いしたいと思います。  警察の方も人員面で制限、制約があるのではないかと思いますが、このやみ金の取締りと、ここをしっかりやらなければ、この今回の改正がトータルとして実効あるものとならないというふうに思います。そしてまた、やみ金融の取締りにつきましてもそ...全文を見る
○中川雅治君 分かりました。そういうことで、今回の改正で貸金業者の登録要件であります純資産額の基準につきまして、現在は法人で五百万円、個人で三百万円となっているわけでありますが、これを公布からおおむね三年後には五千万円と、一気に十倍あるいはそれ以上に引き上げるということであります...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  今回の改正は正に画期的な改正でございますが、それに伴っていろいろな副作用が出てくる可能性もあるわけで、そこをきちんと対処していくということによって全体として実効あるものにしていかなければならないと思います。  そういう意味では、この廃業...全文を見る
○中川雅治君 多重債務者の発生防止及び救済の観点からは、貸金業者に対する規制強化だけでなく、借り手に対するカウンセリング体制の強化が重要であると考えます。今回の改正では、貸金業者に対し、資金需要者等の利益の保護のために必要と認められる場合には、カウンセリングを適正かつ確実に実施す...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  アメリカでは早くから、消費者には割賦販売やクレジットカードを利用する習慣が定着しています。最近ではアメリカの家計貯蓄率はマイナスになっておりまして、つまり過剰消費になっているわけで、消費者が多重債務に陥ったり自己破産に至るケースも増加して...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  今回の改正がいわゆる自由で競争的で公正で、そういったマーケットを阻害しているいろいろなこの要因を取り除いていくということにつながる、そして正に健全なマーケットというものができていくということに、将来的にはそういった姿が実現されていくという...全文を見る
12月06日第165回国会 参議院 法務委員会、財政金融委員会連合審査会 第1号
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○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。  今日は、法務委員会、財政金融委員会の連合審査ということでございますので、信託法の個別の改正点のミクロの議論に限らず、日本経済に与える影響、消費者に与える影響といったマクロの議論も交えつつ、この法律の改正について質疑をさせていた...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  今御答弁いただいたとおり、今回の信託法の改正は近年の信託の発展を更に後押しするという非常に有意義な改正と思われます。  一方、今回の信託法改正では、従来の信託には見られなかった新しい類型の信託を導入することが予定されております。具体的に...全文を見る
○中川雅治君 今、新しい類型の信託の導入についてのニーズについて御説明をいただいたわけでございますが、このうち目的信託につきましては衆議院において修正案が付されております。すなわち、政府案では、そもそも目的信託は当分の間政令で定める法人を受託者としなければならないとされておりまし...全文を見る
○中川雅治君 今回の信託法の改正におけるもう一つの大きなポイントといたしまして、受託者義務の合理化という点が挙げられるかと思います。  新しい法制度をつくるに当たっては、その時代時代に応じたニーズというものが存在するものと思います。もちろん、一口に法改正のニーズといいましても、...全文を見る
○中川雅治君 今御答弁いただきましたとおり、今回の信託法の改正は、信託制度の合理化によって業者にとっての使い勝手を良くするということだけではなく、同時に、受益者の保護も図りつつ信託制度の発展を目指すという非常にバランスの取れた思想に基づいてつくられている制度というふうに評価をいた...全文を見る
○中川雅治君 高齢者、障害者といった立場の弱い受益者についても信託法において保護が図られているというお答えでありました。  一方、信託については、私法たる信託法に加え、公法たる信託業法によっても受益者保護が図られているところであります。ここで、信託法と信託業法とは車の両輪のよう...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  一般的に、ある制度、今回でいえば新しい信託制度をつくるに当たっては、メリットとデメリットとの比較考量が重要だと思います。何か新しい制度をつくるに当たっては、我々の思いも付かない悪用方法があるのではないかという懸念が常に付きまとうわけでござ...全文を見る
○中川雅治君 今御答弁いただきましたように、自己信託に対しては濫用や不正な取扱いがなされないよう、各種の方策が準備されているとのことでございました。  しかし、自己信託につきましては、全く新しい制度であるだけに様々な懸念が表明されているところであります。特に、自分の財産を自分に...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございました。  今回の大変有意義な改正による副作用といいますか、あるいはしり抜けになるような事態が生じないように、これから更に詰めの作業に入ることと思いますので、その点の御検討、よろしくお願いを申し上げまして、質問を終わらせていただきます。    〔...全文を見る
12月12日第165回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。  本日は、公述人の皆様方から大変貴重な審議の参考になる御意見を承りまして、まず厚く御礼を申し上げます。  お話を伺っていまして、私なりに問題を整理していきますと、夜明けの会の方あるいは弁護士、そして司法書士の先生方のお話伺って...全文を見る
○中川雅治君 分かりました。  やみ金に走る方は根っこにサラ金が、やみ金でない登録業者からまず借りて、それが膨らんでいって、最後はやみ金に行かざるを得ない。そして、そういう状態ですから、いきなり最初にやみ金に行くということではないということだろうと思いますが、やはりこの今回の改...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございます。  じゃ、最後に、結局この問題は、やみ金の取締り、それからやはり健全な消費者金融の市場が育成されていくということが大事だと思いますが、それでもやはり本当に多重債務に走ってしまうような気の毒な方につきましては、生活保護制度への積極的な誘導なりあ...全文を見る
○中川雅治君 ありがとうございました。  以上でございます。