中川雅治
なかがわまさはる
選挙区(東京都)選出
自由民主党・国民の声
当選回数3回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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04月13日 | 第193回国会 参議院 環境委員会 第9号 議事録を見る | ○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。 平成十二年に遺伝子組換え生物等が生物多様性の保全及び持続可能な利用に及ぼす可能性のある悪影響を防止するための措置に関する国際的な法的枠組みを定めた生物の多様性に関する条約のバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書が採択されまし...全文を見る |
○中川雅治君 それでは、今までに遺伝子組換え生物等によって生物多様性に影響が生じた事例はあるのか、お伺いいたします。外国の例も含めてお示しいただければと思います。また、現実の例ではなくて結構ですから、遺伝子組換え生物等によって生物多様性に影響が生ずる事例としてどのようなことを具体...全文を見る | ||
○中川雅治君 外国の例も含めて、今までは遺伝子組換え生物等によって生物多様性に影響が生じた事例はないということでございます。そして、今あり得る例をお示しいただいたわけでございますが、確かに今まではそのような事例はないけれども、一たびこの遺伝子組換え生物等によって影響が出てくるとい...全文を見る | ||
○中川雅治君 適法な使用等によって損害が生じた場合には、今御答弁がありましたけれども、管理者にそこまで損害回復措置を命ずるというようなことは過重になると、こういうお話でございました。 しかし、適法な使用であっても生物多様性に損害を与える、影響を与えるという、そういう事態を引き...全文を見る | ||
○中川雅治君 その場合の費用の在り方についてはこれから検討というふうに今おっしゃいましたが、適法な使用であっても事業者が損害を与えるということでそのために国が回復措置を講じました費用について、まあそれはケース・バイ・ケースだということでしょうけれども、事業者に求償するということが...全文を見る | ||
○中川雅治君 補足議定書第十条は、対応措置を命ぜられた管理者が当該措置を実施するための経済的負担に耐えられない場合に備え、金銭上の保証の手段としてあらかじめ保険に加入させる等の措置を国内法で定めることができるとされております。この金銭上の保証といたしましては、保険のほか保証金、積...全文を見る | ||
○中川雅治君 それでは、次にカルタヘナ議定書の補足議定書と同時期に採択された名古屋議定書についてお伺いをしたいと思います。 平成四年に採択され平成五年に発効した生物多様性条約は、生物の多様性の保全、その構成要素の持続可能な利用、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分...全文を見る | ||
○中川雅治君 この国内担保措置、随分時間が掛かりましたけれどもようやくまとまって、そしてこの名古屋議定書、我が国の都市名が冠されている議定書のいよいよ締結という段取りになったというふうに伺っておりまして、それはそれで大変結構なことなんですが、この国内担保措置というのはどういう形式...全文を見る | ||
○中川雅治君 今回の国内担保措置というのは、遺伝資源の取得者が提供国から適法に取得したことを提供国の許可書というか同意書を示して環境大臣に報告するということを、今答弁されましたように関係省庁の設置法に基づく共同告示として指針、ガイドラインという形で定めるという、法律上の措置ではな...全文を見る | ||
○中川雅治君 大変な御苦労の結果の担保措置だというふうに思います。 名古屋議定書は平成二十六年に発効しておりまして、既に締約国会合が二回開催され、実施ルールについて議論されております。これまで我が国が議定書に未締結であったことにより、国際的に不利になる事態が生じていないかどう...全文を見る | ||
○中川雅治君 終わります。 | ||
05月25日 | 第193回国会 参議院 環境委員会 第15号 議事録を見る | ○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。 地球は、約四十六億年前に誕生したと言われております。この地球で最初の原始生命体ができたのは、約四十億年前と考えられております。現在、地球上には三千万種とも推定される生物が存在していますが、これらの生命は、約四十億年の歴史を経て...全文を見る |
○中川雅治君 ありがとうございます。 環境省が作成しているレッドリストは、本年三月に見直しが行われるとともに、新たに海洋生物も対象としたレッドリストも公表され、現在、合計して三千六百九十種もの絶滅危惧種が選定されております。このレッドリストにおける絶滅危惧種に指定されても特に...全文を見る | ||
○中川雅治君 国内希少野生動植物種の指定に当たっては、捕獲や譲渡し等が禁止されるため、関係者との丁寧な調整が求められるわけでございますが、一方で、前回改正時の附帯決議を踏まえ、着実に指定種数が増加しているということが分かりました。引き続き、目標達成に向けて種指定を確実に進めること...全文を見る | ||
○中川雅治君 特定第二種国内希少野生動植物種制度は、従来は種の保存法の対象とはなりにくかった里地里山に分布する種についても今後は積極的に保全の取組を進めていくということで、意義のある改正案だと思います。従来は身近な生き物であったゲンゴロウやメダカなども今やレッドリストに掲載される...全文を見る | ||
○中川雅治君 二〇三〇年までに合計で七百種の指定を目指すとのことであります。種の指定は大変重要ですが、一方で、里地里山の絶滅危惧種については指定後の適切な保全対策の実施が極めて重要であると思います。 種の保存法においては、指定後の保全対策として保護増殖事業及び生息地等保護区と...全文を見る | ||
○中川雅治君 保護増殖事業につきましては、予算や人員の制約もあり、また生息地等保護区につきましては、行為規制が掛かるということで土地所有者等との調整も必要になると思われるわけでございます。ですから、こうした制度の運用を進めていくのはなかなか大変で簡単なことではないと私も十分承知し...全文を見る | ||
○中川雅治君 また、中央環境審議会の答申におきましては、「近年、土地の所有者の所在が把握できないため、保護増殖事業の実施に支障が生じているケースが確認されている。今後、所有者の所在の把握が難しい土地が更に増加する中で、そうした場所での保護増殖事業の進め方を検討する必要がある。」と...全文を見る | ||
○中川雅治君 いずれにせよ、指定種の保全を適切に進めるという観点からは、保護増殖事業や生息地等保護区を積極的に進めることは重要なことであります。保護増殖事業の実施及び生息地等保護区の指定について、環境省の今後の方針を改めて説明していただきたいと思います。 | ||
○中川雅治君 次に、今回の改正案の柱の一つであります動物園、水族館、植物園の認定制度の創設について伺います。 トキやライチョウ、ツシマヤマネコを始めとした絶滅危惧種の一部の種については、動植物園等の協力を得て生息域外保全や野生復帰の取組が進められていると承知しております。例え...全文を見る | ||
○中川雅治君 この認定制度が十分に機能するためには、認定を得た動植物園等にメリットがある、そして動植物園等が積極的にこの認定の申請をするような状況になるということが重要だと、大事だというふうに思います。この点についての環境省の考えをお聞かせいただきたいと思います。 | ||
○中川雅治君 これから申し上げることは、質問ということではなくて、私の提言としてお聞きいただければと思うんですが、博物館法に登録博物館という制度がございます。一定の要件を満たす博物館が登録博物館になるわけです。登録要件としては、館長、学芸員の必置とか、年間百五十日以上の開館など、...全文を見る | ||
○中川雅治君 ワシントン条約の関係では、昨年秋に開催された締約国会議における象牙に関する決議が社会的にも大きな注目を集めました。決議では、象牙の密猟や違法取引に寄与する国内市場の閉鎖が求められたと認識しています。 我が国の国内市場に対しては様々な批判があったように記憶しており...全文を見る | ||
○中川雅治君 新たに導入する登録制により厳正な国内市場の管理を行っていただきたいと思います。特に印章等については多くの事業者が象牙製品を扱っているのではないかと推察されますが、こうした規制を適正に運用していくためには、行政の努力はもちろんですが、業界団体の理解と協力が不可欠ではな...全文を見る | ||
○中川雅治君 業界団体の理解と協力を得て、我が国の国内象牙市場の管理がより一層適正化され、国際的にも我が国の象牙市場の適正管理が認められる、そういう状況になるようにしていただきたいと思います。 象牙のカットピースと象牙製品については事業者レベルの規制がなされている反面、個人が...全文を見る | ||
○中川雅治君 今回の法改正及び登録推進キャンペーンを受けて、国内の象牙事業の流通管理は強化されるんだろうと思います。 また、我が国への象牙の大規模な違法輸入は確認されていないと理解しておりますが、他方で、我が国から中国への密輸出があるとの指摘もあるようですので、輸出入管理も極...全文を見る | ||
○中川雅治君 終わります。 | ||
11月29日 | 第195回国会 参議院 予算委員会 第1号 議事録を見る | ○国務大臣(中川雅治君) 中間貯蔵施設につきましては、今先生御指摘いただきましたように、用地取得も着実に進んでおりますし、大熊工区におきましては本年十月二十八日に除染土壌の貯蔵を開始したところでございます。輸送につきましても着実に増やしていくめどが立っているところでございます。 ...全文を見る |
12月01日 | 第195回国会 衆議院 環境委員会 第1号 議事録を見る | ○中川国務大臣 環境大臣及び原子力防災を担当する内閣府特命担当大臣の中川雅治です。 第百九十五回国会における衆議院環境委員会の御審議に先立ち、環境政策及び原子力防災に関する私の考えを申し述べ、御挨拶とさせていただきたいと存じます。 今日の環境問題は、気候変動、廃棄物問題、...全文を見る |
12月05日 | 第195回国会 衆議院 環境委員会 第2号 議事録を見る | ○中川国務大臣 私が環境省で事務次官を務めましたのは、平成十四年一月から十五年七月でございます。 環境省の前身でございます環境庁は、一九七一年に総理府の外局として発足をいたしまして、さまざまな仕事をしてまいりましたが、二〇〇一年、平成十三年の一月に環境庁から環境省へなりまして...全文を見る |
○中川国務大臣 COP23に出席をいたしまして、多くの国の代表とバイの会談を行いました。米国の代表とも、お二人の方と順次会談をさせていただきました。 米国との対談におきまして、私からは、米国のパリ協定からの離脱方針表明は残念である旨お伝えするとともに、米国のパリ協定に対するス...全文を見る | ||
○中川国務大臣 日本の主要な山岳の多くは国立公園内に位置しておりまして、山の日の制定は、多くの関係行事の開催につながるなど、国立公園の保全と活用を進める上でもすばらしい契機になっているというふうに思います。山の日を一つの契機として、さらに国立公園の保全と活用をしっかりと進めていき...全文を見る | ||
○中川国務大臣 動物愛護管理法におきましては、産業動物を含む動物を取り扱う場合に、動物の飼養の目的の達成のために支障を及ぼさない範囲で、必要な健康の管理等を行うとともに、動物の種類や習性等を考慮した飼養環境の確保を行わなければならないことを基本原則として規定しております。 ま...全文を見る | ||
○中川国務大臣 食品ロスの削減は、SDGsにおきましてもターゲットの一つとして定められております。また、昨年のG7富山環境大臣会合でも議論されるなど、国際的な関心が高まっているところでございます。 先生御指摘がございました平成二十八年そして二十九年と山本前大臣、そしてまたその...全文を見る | ||
○中川国務大臣 私がCOP23に出席しまして、日本からも政府関係者のほかに企業や自治体やNGOの方、大勢出席をいたしまして、全世界では三万人の方が一堂に会して、交渉だけではなく、サイドイベントに大勢の方が参加をして、パリ協定の流れを確実なものにするという雰囲気がしっかり盛り上がっ...全文を見る | ||
○中川国務大臣 石炭火力につきまして、世界の流れはよく認識をいたしております。そういう意味で、石炭火力から再生エネへとかじを切るべきだという堀越先生の御指摘、もっともだというふうに私も考えているところでございます。 再生可能エネルギーには、海外の化石燃料への依存度を低減し、エ...全文を見る | ||
○中川国務大臣 パリ協定を踏まえて、我が国としても、長期的目標として、二〇五〇年八〇%削減を目指した取り組みを進めていくことが必要でございます。 このため、気候変動対策を契機として、我が国が抱える経済、地域などにおける諸課題の同時解決を図り、中長期的な成長につなげていく未来へ...全文を見る | ||
○中川国務大臣 環境省といたしましては、御指摘のとおり、再生可能エネルギーの最大限の導入拡大に向け、課題と解決策を検討しているところでございます。 この長期戦略におきましては、これはやはり思い切ったまさに戦略を描くということもありまして、これから政府部内で検討を開始するわけで...全文を見る | ||
○中川国務大臣 御指摘のとおり、石炭火力発電というのはCO2の排出係数というのが非常に高い。最新鋭技術でも天然ガス火力の約二倍だということでございます。現実に、四十基の石炭火力の新増設計画の全てが実行されるということになりますと、我が国の削減目標達成は困難ということでございまして...全文を見る | ||
○中川国務大臣 カーボンプライシングの検討についてでございますけれども、これは、環境省の中で六月に検討会を立ち上げまして、長期の大幅削減に向けて我が国にとって実効的な施策のあり方は何か、大局的な見地から論点を整理していただいておりまして、今さまざまな方向性について議論をしていると...全文を見る | ||
○中川国務大臣 これも、環境省としてはと言うとまた叱られるかもしれませんけれども、環境省としては、積極的に進めるという考えは全くございません。 ただ、石炭火力の高効率なものについての輸出というのは、途上国の、エネルギーに全くアクセスできない方がたくさんいる、そういう中で、その...全文を見る | ||
○中川国務大臣 このZEHの補助金につきましては、環境省としては、財務省に平成三十年度の概算要求をしている段階でございます。 仮に、環境省として、来年度、ZEHへの補助を行うこととなった場合には、中小工務店の方は工期が長いというケースが多いということで、できるだけ早い時期に事...全文を見る | ||
○中川国務大臣 ありがとうございます。 パリ協定はもう後戻りできない、そういう大きな流れができているというふうに思います。 COP23におきまして、パリ協定の実施に向けた議論が本格化しておりまして、私自身、世界の脱炭素化に向けた潮流を改めて実感したところでございます。 ...全文を見る | ||
○中川国務大臣 東日本大震災から六年半以上が経過いたしましたが、引き続き被災地の復興を最優先の課題とし、取り組んでいかなければならないと考えております。 環境省といたしましては、これまで除染実施計画に基づき面的除染を進め、本年三月までにおおむね完了したところでございます。 ...全文を見る | ||
○中川国務大臣 ただいま局長から答弁を申し上げましたとおり、放射性物質に汚染された廃棄物につきましては、福島県においては、特定廃棄物埋立処分施設での埋立処分が開始され、その他の五県におきましても、放射能濃度測定等の現状把握を行いながら、各県それぞれの状況を踏まえた対応を進めている...全文を見る | ||
○中川国務大臣 指定廃棄物につきましては、県域を越えて集約して処理することの理解を得ることが困難をきわめると考えられておりますことから、発生した県内で処理をする旨を特措法の基本方針として閣議決定しているところでございます。 | ||
○中川国務大臣 もちろん、もとは福島第一原発の事故によるものでございます。 | ||
○中川国務大臣 そういう方針は聞いております。 | ||
○中川国務大臣 まず、指定廃棄物は、放射性物質に汚染されていなければ、原則として、それぞれの地域において処理されるはずだったものでございます。 そして、指定廃棄物であっても、廃棄物処理法に基づく廃棄物の処理体制等を活用しながら、特措法に規定する処理基準に従い、安全に処理するこ...全文を見る | ||
○中川国務大臣 承知しております。ただ……(福田(昭)委員「では、それでいいです」と呼ぶ)それでよろしいですか。 | ||
○中川国務大臣 特措法におきましては、事故の原因企業である東京電力と、それから原子力政策を推進してきた国がともに責任を持って対応すべきこととされております。 このため、指定廃棄物の処理の費用は東京電力が負担することとされておりまして、東京電力は責任を免れているものではないと考...全文を見る | ||
○中川国務大臣 指定廃棄物につきましては、県域を越えて集約して処理することの理解を得ることは極めて困難であるということで、発生した県内で処理する旨を特措法の基本方針として閣議決定をしておりまして、この方針を堅持したいと考えております。 それで、田中委員の御指摘は、指定廃棄物の...全文を見る | ||
○中川国務大臣 「中間貯蔵開始後三十年以内に、福島県外で最終処分を完了するために必要な措置を講ずる」という法律の規定がございます。 それで、現在のところは、最終処分に回す土壌を極力少なくしていこうということで、減容化、再生利用を進めることが大事だということで、実証実験を含めて...全文を見る | ||
○中川国務大臣 この自由な議論の場というのは、田中委員も、政府の中にという趣旨ではなくて、政府の外で、いろいろな方が自由に御議論していただきたい、こういう趣旨だというふうに理解しております。 | ||
○中川国務大臣 パリ協定は、二度目標の達成のため、今世紀後半に温室効果ガスの実質排出ゼロを目指しておりまして、我が国としても、大胆な低炭素化による大幅な排出削減に取り組んでいく必要があると認識しております。 現在のところは、まずは、二〇三〇年度に二〇一三年度比二六%の排出削減...全文を見る | ||
○中川国務大臣 今御指摘いただきました石炭火力に関する基本的な考え方は、変わりはございません。 | ||
○中川国務大臣 昨年二月の両大臣の合意では、電力業界の自主的枠組みに加え、省エネ法等の基準の設定、運用の強化等を行うこととしております。 この両省の合意が実現されることを前提に、それ以降のアセス大臣意見では、二〇三〇年度に向けてベンチマークの指標目標を確実に遵守するように求め...全文を見る | ||
○中川国務大臣 昨年二月の両大臣合意というのは、毎年度、対策の進捗状況をレビューし、目標の達成ができないと判断される場合には、施策の見直し等を検討するということにしております。 そういう中で、目標が達成できないということになれば、環境省としても、これは必ず目標の達成が必要でご...全文を見る | ||
○中川国務大臣 家屋の解体撤去につきましては、生活環境保全上の観点から、廃棄物と同等とみなすことができる全壊家屋のみを対象としており、全壊の判定は市町村が発行する罹災証明に基づいております。市町村が、災害に係る住家の被害認定基準運用指針において、罹災証明の発行基準は、地域の実情に...全文を見る | ||
○中川国務大臣 被災地自体には行っておりませんが、福岡県の副知事などから実情を、また知事からも実情はよく伺っております。 | ||
○中川国務大臣 まず、罹災証明の発行基準というのは、先ほども申しましたが、地域の実情に応じて、各地方公共団体の判断により設定できるわけでございますので、そのことにつきましては、既に福岡県等とお話はしたところでございます。 環境省としては、こうした現在の補助制度を最大限効果的か...全文を見る | ||
○中川国務大臣 COP23の閣僚級セッションのステートメントの中で、私からは、国際協力を中心とする我が国の貢献策を紹介しました。 例えば、二国間クレジット制度を活用したすぐれた低炭素技術等の普及等による排出削減、気候変動対策の透明性向上のためのパートナーシップの設立、さらには...全文を見る | ||
○中川国務大臣 気候変動に関する政府間パネル、IPCCによりますと、海面水位の上昇は島嶼国における気候変動の脅威の一つとなっており、今後、気候変動によって人々の強制的な移住が増加すると予測されております。私も、大変な危機意識を持っているところでございます。 同じ島嶼国である我...全文を見る | ||
○中川国務大臣 途上国における気候変動対策を支援するということで、その国の社会経済上の諸課題を同時解決し、持続可能な開発に貢献できると考えております。 例えば、島嶼国に対する適応の支援策におきまして、気候変動に伴って増大する高潮、高波のリスクを評価して防災マップの作成をするこ...全文を見る | ||
○中川国務大臣 我が国では、依然多くの野生生物が絶滅の危機に瀕しておりまして、希少種やその生息地の保全は重要な課題であると認識しております。 希少種につきましては、種の保存法に基づき保全を図っているところでございますが、その取り組みの強化のため、さきの通常国会で改正法を通して...全文を見る | ||
12月05日 | 第195回国会 参議院 環境委員会 第1号 議事録を見る | ○国務大臣(中川雅治君) 環境大臣及び原子力防災を担当する内閣府特命担当大臣の中川雅治です。 第百九十五回国会における参議院環境委員会の御審議に先立ち、環境政策及び原子力防災に関する私の考えを申し述べ、御挨拶とさせていただきたいと存じます。 今日の環境問題は、気候変動、廃...全文を見る |
12月07日 | 第195回国会 参議院 環境委員会 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(中川雅治君) 私が環境省の事務次官を務めましたのは、今お話しいただきましたように、平成十四年一月から平成十五年の七月でございます。 当時に比べまして、現在の環境省は被災地の復興、創生が新たな任務として加わり、また独立性の高い機関でございます原子力規制委員会ができま...全文を見る |
○国務大臣(中川雅治君) 今回のCOPは、米国がパリ協定の脱退を表明してから初めてのCOPでございましたが、各国の首脳、閣僚に加え、民間企業や自治体、NGOなど、本当に多くの方が参加をされまして、二万人以上の方が参加をされたというふうに伺っておるわけでございます。参加されましたあ...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 東日本大震災から六年半以上が経過をいたしましたが、引き続き、福島を始めとする被災地の復興を最優先の課題として取り組んでいかなければならない、そういう決意を新たにしているところでございます。 今、森先生からお話がありました福島地方環境事務所の機構も、そ...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 環境庁時代も含め、事務次官経験者が大臣に就任したのは私が初めてのことだと承知しております。 | ||
○国務大臣(中川雅治君) 事務次官というのは事務方のトップということで、大変当時も大きな責任を感じていたところでございますが、やはり大臣の御指示の下に大臣をしっかりお支えをするということで、上には大臣がおられるわけでございます。そういう意味では、事務方として大きな責任がございます...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 総理の所信表明演説で、環境省所管の部分につきましては、災害からの復旧復興において、中間貯蔵施設の稼働、除染土壌の搬入、そして二〇二〇年には身近な場所から仮置場をなくす、そういった部分がございました。 総理の所信につきましては、会期も限られる特別国会の...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) この総理の所信については、国会の会期が限られているということで喫緊の課題について演説をされたということだというふうに理解をしております。 それで、地球温暖化対策につきましては、先日の長浜先生の本会議での総理の御答弁に、答弁にもございましたが、引き続き...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 私が八月三日に環境大臣を拝命したわけでございますが、そのときに総理から、世界有数の日本の環境技術を生かし地球温暖化対策を推進すること、また、関係大臣と協力して温室効果ガス削減の国民運動の展開などに取り組むこと、エネルギー政策の検討を踏まえつつ、関係大臣と...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 国連のグテーレス事務総長と総理が会談予定であるということは承知しております。この点について、地球温暖化対策に関して会談で触れるかどうかということは、総理がこの問題について強く認識されているわけでございますので、総理が状況に応じて総合的に判断されるものと理...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 昨年十月に採択されましたキガリ改正につきましては、本年初めより産業構造審議会及び中央環境審議会において、この改正を踏まえた国内対応の在り方について議論が行われてきたところでございまして、今般、両審議会の合同会議において報告書が取りまとめられたところでござ...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) この締約の時期につきましては、キガリ改正が二〇一九年一月一日に発効することを念頭に検討を進めているところでございます。 | ||
○国務大臣(中川雅治君) イギリス、フランスにおける二〇四〇年までのガソリン車、ディーゼル車販売禁止の方針や、それから中国におきましても一定比率以上の電気自動車等の販売義務付け、いわゆるNEV規制と言っているようでございますが、こういった各国が相次いで将来の電動化シフトを表明して...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 長浜先生から御指摘いただきました当時の状況を思い出しますと、平成十三年五月当時、小泉総理から公用車を低公害車に転換するようにという御指示をいただきまして、環境省がまさに前面に立って各省庁に大きな旗を振ったと。まさに、環境省が大きな役割を果たして低公害車に...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 我が国の目標であります二〇五〇年八〇%削減、そしてパリ協定の二度目標、そして今世紀後半には実質排出ゼロと、こういった大幅な削減を実現していくためにはいろんな政策を組み合わせて強力に推進していかなければなりません。 その一つとして、経済的手法としてカー...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 再エネにつきましては、我が国の二六%削減目標達成、そしてそれを超えて更なる大幅削減の鍵を握るエネルギーであるとともに、経済成長や地方創生にも資するものでございます。 環境省としても、再エネ導入の最大化、加速化のために、自治体や企業において費用対効果の...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 規模要件につきまして、御指摘の風力発電の規模要件について申し上げますと、本年四月の再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議にて決定されましたアクションプランに基づき、今年度はデータ収集を行い、来年度以降必要な検討を行うことといたしております。 また、こ...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 単独処理浄化槽は、平成二十七年度において全国で約四百十二万基も存在しております。単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換促進が水質改善や防災対策のためにも重要であると認識しております。 既に単独処理浄化槽を導入し、水洗化を行った住民の方が合併処理浄化...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 原子力災害時の住民避難に必要な輸送手段の確保につきましては、各自治体とバス会社等による緊急時の協力協定の締結や、その実効性向上等に向け、内閣府としても支援を行っているところでございます。労働安全衛生法等の改正という形ではなく、内閣府としては実質的に様々な...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 避難計画の策定に当たりましては、内閣府が地域ごとに設置いたしました地域原子力防災協議会の枠組みの下で、これは立地自治体のみならず、今御指摘のおおむね三十キロメートル圏内の関係自治体と国とが一体となって検討を進めているところでございます。ですから、三十キロ...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 今御指摘いただきました二〇二〇年度の三・八%減という削減目標は、二〇一三年においてパリ協定成立前のカンクン合意に基づき策定されたものでございまして、これ自身は当然達成すべきものであると認識しております。そして、昨年五月に閣議決定いたしました地球温暖化対策...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) この三・八%以上減というところは、二〇一五年度の実績でいいますと五・三%減ということになって達成されている。ただ、二〇二〇年度の数字がどうなるかまだ分からないわけでございますけれども。 そういう意味では、この二〇二〇年度の三・八%という目標は、以上と...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 御指摘のカーボンプライシングにつきましては、経済的手法として極めて有効な政策手段だというふうに考えております。現実にEU諸国では排出量取引が行われておりますし、大幅な炭素税というものも導入されているところでございます。 今御指摘のように、環境省で検討...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 私のステートメントは、大幅な削減に取り組むという我が国の決意を示すと同時に、国際協力、途上国に対する支援といった国際的な発信に中心を置いたものでございます。そして、それに対しましては多くの国から評価をいただきました。 一方で、石炭の問題につきましては...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) 我が国は、この再生可能エネルギーの導入、これを優先的に考えていく。そして、火力発電所につきましても高効率のものを、石炭火力はもうこれは私としては厳しく対応していかなければならないと考えておりますけれども、その他の火力発電所を更に高効率にしていく。そういっ...全文を見る | ||
○国務大臣(中川雅治君) エネルギーミックスはCO2削減のまさに要を握っているというふうに思います。環境省としましても、しっかり申し上げるべきことは申し上げて、経済産業省と連携をして対応してまいりたいと考えております。 | ||
○国務大臣(中川雅治君) 形の上では必達の目標というふうにはなっておりませんけれども、現実には、パリ協定の二度目標を達成するためには、これは達成して更に次のステージに進んでいくというふうに思っておりまして、いわゆる国際的に約束したという意味ではないけれども、是非、どうしても達成し...全文を見る |