野間赳

のまたけし



当選回数回

野間赳の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第129回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
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○野間赳君 この法律は国民生活に密着をいたしました水道水に関するものでありまして、ふだん私たち各家庭で蛇口をひねると、そのままで安くてうまい安全な水を口にすることができるのであります。そして、それを当然のこととして日常我々は生活をいたしております。ところが、近年家庭用浄水器やボト...全文を見る
○野間赳君 今回のこの特別措置法は特にトリハロメタン対策であります。この物質には発がん性があるということで、水道水質基準でも規制がなされております。しかし、一般的にはこの物質の実体というものはほとんど知らされておりません。水道水に発がん性の物質が混入をされておるというだけで、利用...全文を見る
○野間赳君 トリハロメタンは浄水場で水道水に浄化をしていく過程で塩素処理することにより発生をするわけでありますから、この法律で直接対象となるのは原因物質でありますフミン質という有機体ということになると思います。この物質が一体どういうものかお尋ねをしたいわけであります。  フミン...全文を見る
○野間赳君 結局のところ、トリハロメタンは浄水場内で塩素処理に伴って副次的に発生をするわけであります。中環審でも指摘をされておりますが、浄水場での工程、薬品を工夫することによってトリハロメタンの低減策は難しいことかどうか。  例えば私の地元には製紙工場がたくさんあるわけでありま...全文を見る
○野間赳君 きのうの厚生委員会で審議、採決の結果、水道原水水質保全事業の実施の促進に関する法律が全会一致で可決をされました。衆議院での審議の中でも議論をなされたところでありますが、私はどうして一本の法律にできなかったのか、今もって残念でならないのであります。  先ほど狩野委員か...全文を見る
○野間赳君 一本化について厚生省側にもお尋ねをさせていただきたいのでありますが、昨年十月十六日の朝日新聞、「厚生省は環境庁の同意が得られなくても、事業促進法案は建設、農水、自治省などとの協議を経たうえで、今国会での成立を目指す。将来的に環境庁の同意が得られれば、水源保全法案に名称...全文を見る
○野間赳君 お話しのとおり、この二法案、環境庁はことしの一月十八日、厚生省は一月十四日に国会に提出をされました。百二十八国会が大幅な会期延長がなされた後の一月二十九日の会期末、まことに異例なことであると私は感じております。平成六年度の予算の編成を越年処理して、政治改革関連法案が大...全文を見る
○野間赳君 現実に二つの法律になったわけでありますが、本来、お話しのとおり相互に深いかかわりがあるわけでありまして、基本的には水道水源の水質保全という目的でありますから一体のものとして運用されるべきだと考えております。  そこで、この法律の基本方針はどのような手順で、またどのよ...全文を見る
○野間赳君 ところが、事業促進法では主務大臣が基本方針を定めることに相なっております。なぜ主務大臣としたのでありましょうか。また、特別措置法の基本方針との調和がそんなことで保たれるのでありましょうか、厚生省の考え方をお尋ねいたします。
○野間赳君 次に、指定水域、指定地域についてお尋ねをいたします。  これらの指定は知事の申し出に基づき内閣総理大臣が指定をできるということになっておりますが、第四条で「水道事業者がその水質の汚濁の状況に応じた措置を講ずることにより特定水道利水障害を防止することが困難」であるとい...全文を見る
○野間赳君 この法律は知事の役割が非常に大きなものであると思います。これは大変結構なことであると思っておりますが、しかし川上、川下問題等、他県との調整がまた欠くことのできないものであると思っております。広域的に大所高所から見た環境行政の指導が必要でないかとも考えておるわけでござい...全文を見る
○野間赳君 環境行政のあり方についてお尋ねをいたしたいと思います。  いろんな経緯がありまして、昨年本委員会でも十分な審議がなされて基本法が成立をいたしました。環境元年とも言われた環境行政の新しい出発ができたわけであります。環境行政といいますと、ややもいたしますと事業を規制する...全文を見る
○野間赳君 地球環境基金についてお尋ねをいたします。  昨年に審議をして実現をされた制度、地球環境基金であるわけでございますが、ことしの一月の新聞報道で、地球環境基金を担当する環境事業団が、昨年十月に公表した助成案件八十一件のほかに二十件余をひそかに追加しておる、これは競馬等拠...全文を見る
○野間赳君 また、二月二十二日、NHKの報道で、今年度の追加助成の対象に業界団体の活動が含まれておる、市民団体の皆さんがこれを問題視しておると報じられております。この事実関係についてもお尋ねをいたしておきたいと思います。
○野間赳君 最後に一つ。  この制度は公平な運営に十分な配慮が必要であると考えております。御案内のとおりであると思います。ただ、団体の構成員がだれかというよりも、その活動が地球環境保全にどのように役立つかが重視されるべきものであるとも考えておりますので、今後ともひとつ大いに頑張...全文を見る
06月09日第129回国会 参議院 商工委員会 第5号
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○野間赳君 環境庁の方にお尋ねが後ほどございますので、ひとつよろしくお願いいたします。  本法は、オゾン層の保護のためのウィーン条約及びオゾン層破壊をいたします物質に関するモントリオール議定書を一九八七年九月に採択をしたのを受けまして、翌八八年五月に制定をなされたものであります...全文を見る
○野間赳君 議定書が改定をされるに当たりまして、規制対象物質の新規追加だけでなく、既存規制対象物質の削減スケジュールの一層の前倒しか行われることになりました。これに対しましては、法律の改正ではなく運用で対応ができるというように伺っておるのであります。既にハロンは一九九三年末で全廃...全文を見る
○野間赳君 環境庁にお尋ねをいたします。  このようなことで議定書がたびたび改定をされますし、新規規制対象物質を追加し、削減スケジュールも大幅に前倒しというようなことでありまして、これは考えてみますのに、オゾン層の破壊が当初の予想より急激に進んでおるということを物語っておるんじ...全文を見る
○野間赳君 このオゾン層保護の問題は地球環境の問題でもあります。言うまでもなく、我が国だけで解決できるものではないわけでありまして、世界各国の協力、協調というものが必要不可欠のものであります。そこで、地球規模で見て規制がどの程度進んでおるのか、また日本はどのような役割を担っておる...全文を見る
○野間赳君 規制対象物質を製造しておりますのは数社の大企業であるわけでありまして、削減、規制につきましても比較的順調に命令が行き届いて進められてきたと思うのでありますが、しかし今後は利用者であります中小企業の協力をどのように得られるかということが重大な問題であると思っております。...全文を見る
○野間赳君 日本ボブスレー・リュージュ連盟というスポーツ団体があるのでありますが、氷の斜面をそりでおりて競技をする、オリンピック競技でもあるわけでありますが、コースを滑らかに凍らせて安全性を高めるために冷却装置を使用しておるわけでございます。この連盟では、従来の装置はアンモニアや...全文を見る
○野間赳君 フロンの生産規制は順調に進んでおるようでありますが、既に生産をされ使用済みとなったものを放置しておくわけにはいかないのでありまして、今後はこの再利用と回収が一番重要な問題になるのではないかと思われます。このことは、締約国会議におきましても議定書の改定と同時に決議をされ...全文を見る
○野間赳君 エッセンシャルユースについてお伺いをいたします。  特例として生産が認められるわけでありますが、一体どのようなものであるのか、具体的にお伺いいたしたいのであります。全体ではどのくらいの量になるものか、認める基準はどうなっておるのか、お尋ねをいたします。
○野間赳君 お尋ねをしてまいりましたように、オゾン層の保護、まさに地球的な問題であります。事の重要性を広く国民に訴えて認識をしてもらい、協力を得なければならない重要なことであります。それぞれの省庁で啓発・広報を進めていると思うのでありますが、政府としてどのように取り組んでおるのか...全文を見る
06月16日第129回国会 参議院 商工委員会 第6号
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○野間赳君 大臣初め皆様方には夜分大変御苦労さまでございます。  まず、ガス事業法に関します質問の前に、現在の我が国の置かれておりますエネルギー事情につきましてお尋ねをいたしたいと思います。  我が国は狭い国土の中で産業、経済、また豊かな生活を求めて発展をいたしてまいったわけ...全文を見る
○野間赳君 ガス事業法は、前回は四十五年に改正をなされたものでありますので、二十四年ぶりということになろうかと思っておりますが、そういうことで今般のガス事業法の改正は久しぶりの法改正ということになります。  中身は、大口需要向けのガスの供給に係ります規制緩和を中心としたものであ...全文を見る
○野間赳君 ガス事業というのは供給区域を決められて認可料金の御決定をいただいた上で事業を進められておったのであるわけでありますが、今回の法改正によりまして、地方の中小ガス事業者の供給区域内にある場合においても大手のガス事業者が供給することができるようになるということであります。そ...全文を見る
○野間赳君 天然ガスのことにつきまして二、三お尋ねをいたします。  我が国都市ガス事業におきましては、かつては石炭を原料にいたしておりました。その後は石油を原料とし、今日天然ガス化を推進していこうということであります。そこで、まず天然ガスの推進の意義及び現状等々お尋ねをいたしま...全文を見る
○野間赳君 その八割というのは量の上であろうと思うわけでありまして、ほとんど大手のガス事業者を中心とした天然ガス化によるものであると思っておるわけでございますが、地方、ガスの事業者の中でなかなか天然ガス化に踏み切ることができないという現象が一面では顕著にあらわれておろうかと私は思...全文を見る
○野間赳君 ただいま御説明をいただきましたように、都市ガスの天然ガス化というものには膨大な金がかかるということであろうと思うわけでございます。それがために今回の法律の中に熱量変更準備金というものを積み立てることができるということでなかろうかと思うわけでございますが、そのことにつき...全文を見る
○野間赳君 このように都市化がどんどん進みましてガス事業が大きく前進をしてまいりますと、ついてまいります問題が保安の問題ということになろうかと存じます。  きょうはあたかも新潟地震が起こりまして丸々三十年ということがニュースでも報道をされておりましたが、あのときの被災者が約十万...全文を見る
○野間赳君 それでは、今回の法改正に基づきましての保安措置につきまして、具体的に御説明がいただけるものがございましたらそのこともお尋ねを申し上げたいと思いますのと、保安面での支援対策のようなものが通産省としてもしございましたら、そういった面もお尋ねを申し上げたいと思います。
○野間赳君 事業規制を行うのに参考のためにお尋ねを申し上げておきたいと思うのでございます。  日本のガス事業というのはどちらかといいますとアメリカ、ドイツに似通った面があるように承っておりますし、事業自体はどちらかといいますとイギリスが進んでおるんじゃなかろうかというようなこと...全文を見る
○野間赳君 それでは最後のお尋ねにさせていただきたいと思います。  今般のガス事業法の改正はエネルギーの規制緩和の第一弾と我々は承っておるわけでありますが、今後他のエネルギー、すなわち電気、石油ということになろうかと思うわけでございますが、これらの規制緩和の取り組みにつきまして...全文を見る
10月18日第131回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○野間赳君 自民党の野間赳でございますが、よろしくお願いを申し上げます。  日米包括協議につきましては、ことしの二月に細川元総理とクリントン大統領との会談が大人の関係ということで決裂をいたしまして以来、再開をされなかったのでありますが、七月のナポリ・サミットにおける村山総理とク...全文を見る
○野間赳君 残念なことであったわけでありますが、自動車部品につきましては合意に至らなかったのでありますが、通商法三〇一条の発動によることになりました。通産省ではこれを受けて、来年度、自動車の部品の流通実態調査を行うことを決定されておられるようでございますが、これはどういうふうな意...全文を見る
○野間赳君 次に、中小企業対策についてお伺いをいたします。  日銀の発表では七月の中旬、経企庁の月例報告におきましては九月に、景気の状況は緩やかな回復の方向に向かっておるという事実上の景気の回復宣言がなされたのでございますが、この根拠と今後の見通しについてまずお尋ねを申し上げま...全文を見る
○野間赳君 中小企業が景気を引っ張るということは昔から言われておることであるわけでありますが、今回は大手企業に大変おくれをとってしまっておるというのが今の現象、逆転現象になっておると私は感じております。中小企業の景況には明るさが全く見えていないということであります。これは大手企業...全文を見る
○野間赳君 中小企業の立ち上がりが大変弱い、おくれておるということは今の大臣の御答弁でよく理解ができたわけでありますが、今後、具体的な支援、指導がどのように行われるかということが大事なことでなかろうかと思っております。具体的に御説明をいただけるものがあればこの際お聞かせをいただき...全文を見る
○野間赳君 次に、渇水の問題につきましてお尋ねを申し上げます。  ことしの長期予報では、去年に続いて冷害は恐らくニカ年続くであろうというような予想がなされておったと思います。しかしながら、今日の渇水の状況は、上水道はもとより、工業用水、農業用水と、西日本全般を覆ってきておるとい...全文を見る
○野間赳君 小澤国土庁長官にはわざわざ愛媛を御視察いただきまして、大変その節には御苦労さまでございました。  石手川ダムその他の水がめをごらんいただいたわけでございますが、政府としてどのような対策を講じているのか、まず長官から御答弁をいただきたいと思います。
○野間赳君 大変御苦労さまであったわけでありますが、市町村におきましても対策本部をつくってこれの対応に懸命に努力をいたしておるわけであります。  生活用水の確保、低利融資の制度、その他もろもろ助成の措置もでき得る限りのことができておると思っておるわけでありますが、中小企業は今、...全文を見る
○野間赳君 完全断水というところまで行きました。デッドウォーター、まあ死に水というもの、まがっちゃならぬ、とっちゃならぬ水でありますが、建設省の御指導を得る中でその水をくみ上げなければならないというぎりぎりのところまで来たわけでありますが、愛媛、高知、両県知事の会談によって人道的...全文を見る
○野間赳君 水源の確保ということがこういう事態になりますとまず言われることであるわけでございますが、節水型の都市づくりということもこれからは並行して考えていかなければならない問題でなかろうかと思っております。  雑排水の利用をどのようにしていくか、海水の淡水化はどのような利用方...全文を見る
○野間赳君 最後に、総理にお尋ねをさせていただきます。  人にやさしい政治を標榜されておられます村山総理には、今回のこの渇水の状況をどのように受けとめておられるのか、お願いをいたしたいと思います。
○野間赳君 以上で終わります。
10月27日第131回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○野間赳君 野間赳と申します。外務委員会では初めての質問でございますので、ひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。  まず、米朝交渉につきましてお尋ねを申し上げたいと思います。  昨年の六月二日からという米朝交渉でありましたので、一年五カ月ということにわたります。米国と...全文を見る
○野間赳君 この合意では、北朝鮮への軽水炉計画の提供、資金調達のため、米国の主導のもとでコンソーシアムの支援対象として、黒鉛原子炉の軽水炉への転換、その間の代替エネルギーとしての重油の供給、使用済み燃料棒の第三国への移転費用を挙げておられます。また、提供する軽水炉の建設資金につい...全文を見る
○野間赳君 ただいまお話しのとおり、今後コンソーシアムを通じて軽水炉計画の支援をしていくということを考えるわけでありますが、コンソーシアムに対する出資方式について、OECFや日本輸出入銀行を通じてコンソーシアムに低利融資をする方法、出資国、国債の方法などがこれもまた報道されておる...全文を見る
○野間赳君 我々も報道によるわけでありますが、合意文書調印後にガルーチ大使は、今後一カ月以内にコンソーシアムの第一回目の会合を開く、招集をするということを発表されております。この会合で支援、今後の具体案がだんだん協議をされてくるものと思われるわけでありますが、先ほど申し上げました...全文を見る
○野間赳君 今、北朝鮮では、金正日体制が正式に歩み出そうとしておると思っております。このようなときに今回の合意ができましたことで北朝鮮の門戸が開かれてくる現実的な糸口となる可能性が出てきたのじゃないかと感じております。そうして、与党三党合同の訪朝団の派遣という話が前向きに検討をさ...全文を見る
○野間赳君 次に、国連に関しましてのお尋ねをさせていただきたいと思います。  我が国が安保理常任理事国としての責任を果たす用意があることは、河野外務大臣、総会の一般演説で述べられたとおりでありまして、そこで我が国は具体的にどのような安保理改組を主張していかれるのか、まずそのこと...全文を見る
○野間赳君 お話のとおり、多くの国々の賛同を得て常任理事国としてその責任を果たす用意があるという一般演説を外務大臣がなされておられるわけでありますし、また村山総理はASEAN歴訪に当たりまして、マレーシアのマハティール首相から常任理事国入りの強い支持をいただいたというようなお話も...全文を見る
○野間赳君 ありがとうございました。私の質問は以上で終わらせていただきます。