橋本敦

はしもとあつし



当選回数回

橋本敦の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第84回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○橋本敦君 委員長、関連。
○橋本敦君 いまの中江局長の答弁は、全く事実にも反するし、信用することができません。韓国政府に聞いて、KCIAがやっているなんということを向こうが答える道理がないのがKCIA問題です。  実は、総理、私はこの二月十日に正森衆議院議員と一緒に訪米調査に参りまして、ニュージャージー...全文を見る
○橋本敦君 まさにこの金炯旭氏の直接的証言はその認識を変えるに値する重大な証言じゃありませんか。そういう問題意識をお持ちにならなければ、いつまでたってもKCIA問題は解決しませんよ。  さらに、金炯旭氏は私どもにこう言いました。金大中事件が起こったときに、当時あの犯人たちの大半...全文を見る
○橋本敦君 委員長、私の質問に答えていないですよ、私の質問に答えていない。金在権から聞いた話を調べろと言っていないんですよ。長官として直接KCIAで派遣をした、この事実をはっきり言っているのになぜ調査をしないかと、こう言っているんです、政府自身が。金東雲についてですよ、金在権じゃ...全文を見る
03月28日第84回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○橋本敦君 私も、初めに成田問題について大臣の若干の所見を伺いたいと思います。  まず第一に、国民も私どもも、あのような暴力的な無法な破壊活動が激化をして、開港直前に重大な事態が起こりはせぬかという重大な不安と心配をしていたわけです。たとえば、成田への航空燃料の輸送、この列車に...全文を見る
○橋本敦君 大臣は、ああいった私どもの言葉によれば全くのにせ左翼、過激暴力集団、これが民主主義の敵であるということまではっきりおっしゃった。私どもはかねてからこのことを強く主張してきたわけです。たとえば、国立大学の中で過激暴力集団が国の施設である大学を占拠して、そこを武器庫にし出...全文を見る
○橋本敦君 私は、大臣のおっしゃるように、こういった暴力集団の根絶、そういったことがまさに根本問題として急がれねばならぬと思います。そのための国民世論の喚起ということもきわめて大事であります。それに関連をして、私は警備の問題での重大なミスというよりも、ゲリラに翻弄されたという、こ...全文を見る
○橋本敦君 法制上の問題ということになりますと、私もまた別の意見があります。たとえば大臣は破防法の適用検討を指示してはいらっしゃらないということもはっきりされましたし、具体的な法制上の検討がいま具体的にあるわけじゃないということもそれ自体わかるのです。西洋のことわざに、あしき事例...全文を見る
○橋本敦君 先ほど私も指摘をしたのですが、今後の問題で私が一番心配するのは、彼らのある幹部が、新聞によりますと、幾ら何でも一万数千の警官を毎日これから何年にもわたってあそこに配備することは不可能だ。しかも、現地の土地の地勢、現地の状況はわれわれの方がはるかによく知っている。あらゆ...全文を見る
○橋本敦君 じゃ私はきょうは法案の審議ですから、成田問題はこの程度にいたしまして、法案に関連をした質問を若干さしていただきたいと思います。  まず裁判所に伺いたいと思うのですが、今回は裁判所職員並びに判事補の増員ということで法案が出されました。これ自体私も結構だとは思っておるの...全文を見る
○橋本敦君 欠員関係がかなり充足される展望のあるお話がございました。そういう推移はまたよく見て進んでいただきたいと思うわけです。  それに関連をして一言聞いておきたいのですが、簡易裁判所が事物管轄の拡張ということによりましてかなり忙しくなって事件数もふえているのですが、依然とし...全文を見る
○橋本敦君 簡易裁判所の国民の側から見た充実ということが言われてかねて久しいし、そのことは最高裁もよくおわかりだと思いますが、私は全体として今度の増員によって十分だとは思っておりませんので、なお今後国会としても努力をし、裁判所としても要員の十分な確保で国民の権利を守る司法機能を十...全文を見る
○橋本敦君 それで予算額は十一億、わかりましたが、私がお聞きしたいのは、裁判所として五十二年度は十一億で十分だということでそう決まったのか、もっと大きな要求をしていたのだけれどもこうだということなのか、その関係なんですよ。
○橋本敦君 そこがわかったようなわからぬようなやっかいな話なんですね。  私は国選弁護というのをどうとらえているかという考え方が裁判所としてはっきりしてないのじゃないかという不安を実は持っているのです。言うまでもありませんが、国選弁護制度というのは戦後わが国にできた、言ってみれ...全文を見る
○橋本敦君 国選弁護人の報酬がどの程度であるべきかというのは、いま言ったような原則と、それからあなたが御指摘になったような面と、多面的に考慮される必要があることは私もわかるのです。そうだけれども、いまの制度はどうなっているかというと、法律の定めによって裁判所が相当と認める額という...全文を見る
○橋本敦君 日弁連も現在の時点に立って、国選弁護人報酬額等要望書というのを五十二年に出しておりますけれども、これをごらんになってもわかりますように、日弁連の一件十五万という規程そのとおりにせよとは言っておりませんね。その半分、七万五千円程度にはせめていまの状況の中ではすべきだと、...全文を見る
○橋本敦君 そこらあたりの検討をもっとしっかりしてもらいたいのですが、いま裁判所での基準で言えば、地裁関係で大体三開廷を基準として二万九千円程度ですね。私も弁護士ですからしばしば国選弁護をやってまいりましたけれども、まず弁護士会へ行って事件を受任する。そこでは罪名しかわかりません...全文を見る
○橋本敦君 司法統計年報で数字が出ているのじゃないですか。
○橋本敦君 それじゃ、大体でいいですが、六割ぐらいになっているのじゃありませんか。
○橋本敦君 それじゃまた数字は……。  つまり刑事事件の半数より上回る数が国選弁護人という制度によって運用されているという実情ですね。これは大変な数なんですよ。全体の刑事事件の一割とか二割ならわかりますが、半数以上なんです。こうなりますと、裁判所はこの国選弁護の充実ということに...全文を見る
○橋本敦君 それじゃ、まああと二、三問にしますけれども、弁護士が刑事事件の弁護として重要な役割りを果たしながら、その国選弁護ということでの制度で、報酬を——裁判官が事件の判決するならいいですが、報酬にまで判決するというのは、どうも制度として私は問題があるという気がするのですよ。だ...全文を見る
○橋本敦君 難事件ならそうはいかないです、絶対にいかない。
○橋本敦君 大阪なんかないですよ。
○橋本敦君 時間がありませんので、きょうはこれで終わります。
04月03日第84回国会 参議院 予算委員会 第23号
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○橋本敦君 関連。
○橋本敦君 いま問題の日韓問題あるいはロッキードの徹底究明というのは依然として重要な政治課題だと私は思うんですが、まず初めに聞きたいのは、きょうも伊藤専務が東京地裁でいわゆるロッキードの三十ユニットについて具体的な証言をいたしました。橋本登美三郎五百万、田中角榮一千万、二階堂氏に...全文を見る
○橋本敦君 全く法務大臣というその責任の重さを私は十分自覚なさっていないというようにしか思えない。総理もまた、ロッキード徹底究明をするという中での現職閣僚、法務大臣というその責任の重さを全く痛感していただかなきゃならぬのではないか、私はそう思わざるを得ませんね。  さて、その次...全文を見る
04月07日第84回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○橋本敦君 私は公団家賃の問題でお伺いするつもりでおりますが、その前に、午前中も問題になりました信濃川河川敷問題、これも重要な問題ですから、大臣並びに河川局長にお伺いをしたいと思うのです。  まず第一は、この河川敷問題の問題の核心は何であったか、それは言うまでもありませんが、当...全文を見る
○橋本敦君 そういう私は抽象的なことだけで終わるものではない。そのまず第一の問題として、例の田中金脈で著名な室町産業に不当な利益を得さしてはならないという、こういう要請がなければならぬと思うんですね。これは河川局長、間違いないところですね。いかがですか。
○橋本敦君 そこで伺うんですけれども、室町産業とそして長岡市との間に覚書が交わされて、長岡市が公共的利用を図る土地については原価で売り渡しがなされるというように説明をされた。あなたがおっしゃっるこの原価というのは、これはどういう意味の原価と理解されておるんですか。
○橋本敦君 そういう理解のもとで、あの公共利用土地の面積も決まっておりますが、推定幾らの金額が室町産業に長岡市から支払われると見ておられますか。
○橋本敦君 そうすると、あなたが原価、原価とおっしゃるけれども、今後具体的な交渉の内容によって、いまあなたがおっしゃった客観的に確定している農民に支払った代金、それから補償料、これはもういまでも客観的に明らかですが、それからあなたのおっしゃる利息とか必要経費で幾ら上積みされるのか...全文を見る
○橋本敦君 あなたは今後の手続上の期待的な観測のもとで物を言われているんだが、実際に本当に原価と社会的に相当と見られる範囲で処理されるかどうかについては、今後の成り行きを見なければ何とも言えない要素が残ることはあなた認められますか。たとえば利息と言ったけれども、この利息は幾らにす...全文を見る
○橋本敦君 というようなわけで、まだ本当に原価と言えるような相当価格において処理されるかどうかは全く不確定要素が多いということです。  もう一つ伺いますが、この広大な土地の中には国有地がございますね。国有地の処分の見通しについて、建設省はどう考えていらっしゃいますか。
○橋本敦君 引き継いだ後どう処分されるかについて、建設省は関心をお持ちでありませんか。
○橋本敦君 県が要望する可能性は、調査に行かれた結果いかがですか。私はないと見ていますよ、あなたの報告を聞いても。
○橋本敦君 市が希望する以外の残地がありますね。残地の中に旧堤敷の国有地が残るという部分についてどう判断されておりますか。
○橋本敦君 端的に伺いますが、室町産業が今後利用するという土地の範囲の中で、いいですか、九条地処分以外の国有地が残りますか、残りませんか。
○橋本敦君 その国有地の処分について、これは児が、そんなものはそんなものだけとしては利用できませんから残るわけですが、この国有地の利用あるいは処分について、当然室町産業にこれが申請があれば払い下げられる可能性があるんじゃありませんか。どう見てますか。
○橋本敦君 長岡市に渡す土地ですね、その土地の範囲の一部と交換分合その他によって室町産業の方には国有地が残らないというような、交換分合その他の処分によって、払い下げは長岡市が公共利用ということで国から国有地は受けたかっこうになるけれども、実際その前提として、交換分合で、残る室町産...全文を見る
○橋本敦君 そこに大きな問題があるのですよ。国有地は室町には一つも払い下げなかったというかっこうが最終的にとれる可能性がある、交換分合その他いろいろなやり方によって。私はそういうことは、室町産業の残地について、ますます室町産業の土地利用を一体として営利的にやりやすい状況をつくって...全文を見る
○橋本敦君 そうじゃないんだよ。私の言っている意味が局長、わかっていてそうお答えになったのかどうか知らないけれども、いいですか、長岡市が北半分利用するのでしょう。南の方にも国有地はあるのですよ、水路とかあなたがおっしゃった里道とか。長岡市はそれを使うと言うのだけれども、現状のまま...全文を見る
○橋本敦君 わかっていますよ。わかっていますけれども、そういう国有地をきれいに整理するということの結果、長岡市は全体としてまとまって使える、それはそうですよ。そのかわり長岡市は、地積的に言えば、使用しない南半分の中にある国有地の部分まで面積だけを計算して利用するということで買い受...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、あなたが残り半分を室町は公益性の強い事業に使用すると、こう期待されるのは、契約書にそううたっているからと、こういうことですね。それだけの根拠ですね。そして、大きな世論の的になったからだと、この二つの理由ですね。
○橋本敦君 私の質問に答えてないんだが、室町産業が今後どういうことをやるかと言うけれども、室町産業って、ペーパーカンパニーですよ。社員何人いるんですか。どこに本店があって、事務員何人いるんですか。決算委員会でさんざん議論になったですよ。社員なんていやしませんよ。事務員なんていやし...全文を見る
○橋本敦君 どういう理由で、買い受けた第三者にどうして有効になるんですか。
○橋本敦君 私契約でしょう。その私契約が新しい物権、所有権取得した者に当然承継されるという特約条項でもこの覚書にありますか。
○橋本敦君 そうです。
○橋本敦君 よいというのは期待であって、そういう法律上の義務を承継しますかという私の質問に答えてほしい、法律上。
○橋本敦君 そうですよ。法律知っている者はだれだってわかることなんだ。河川局長、たまたまそういうことで時間とっちゃったんですけれども、承継されないんですよ、取得した第三者には。しかもこの取得についても、長岡市が取得するように、局長がおっしゃったように、第一の重要な問題である、不当...全文を見る
○橋本敦君 処分の価格と、処分後の利用。
○橋本敦君 簡単に願います、大臣。
○橋本敦君 大臣、覚書の解釈でいま大臣は非常に重要なことをおっしゃったんですよ。まず、長岡市と契約した室町産業は、残余の南半分の土地について公益性の強い事業に使う、処分すると。処分するということについて覚書では書いておりますが、この覚書を、大臣がおっしゃるように、他に売却する場合...全文を見る
○橋本敦君 これだけ国会で論議になった問題を、そういう程度の期待感でやれないという心配を私言っておるんです、室町産業という会社の性格からしても、覚書から言っても。局長はいま第三者への処分について、この価格についてはチェックできないということをおっしゃった、大臣の答弁と食い違うんで...全文を見る
○橋本敦君 まあ私、次の質問で公団総裁にわざわざ来ていただいておりますので、余り時間がありませんからきょうはこの程度にとどめますけれども、いまの局長、総務課長の答弁に私は納得がとてもできないということを申し上げて、さらに機会があれば、この覚書について私は質問したいと思います。 ...全文を見る
○橋本敦君 これからも国会として、国政調査の上で監視をしていかにゃならぬと私は思っておりますが、質問通告がきょう急になりまして失礼をいたしました。どうも御答弁ありがとうございました。  それでは、公団の総裁お越しいただいておりますので、私ちょっと家賃の問題でお伺いさしていただき...全文を見る
○橋本敦君 そこで、個々の家賃については公団において決めると、こうおっしゃいましたが、それは、公団が申請の範囲内で、個々の団地及び個々の住宅について家賃改定をこの金額にしたいと、こういうことを公団内部で決めると、こういう意味ですね。
○橋本敦君 公団は、住居者との間に、日本住宅公団賃貸住宅賃貸借契約書という契約書を締結なさっていらっしゃいますね。したがって、私が総裁にきょう申し上げたいのは、家賃というのは、契約という面から言えばどこでどう決まるというのが正しい姿なのだろうかということを、公団はどう考えていらっ...全文を見る
○橋本敦君 そういう通知ができるということは、いまおっしゃった施行規則と契約五条にあるんですよ。公団は通知ができるんです。そこまでなんですよ。で、通知した金額が賃貸借契約の内容としてそのとおり確定されたとは、その段階ではまだ言いがたいはずであると。  そこでまあ総裁、伺いますが...全文を見る
○橋本敦君 なお私は、きょうは法律っぽいことばっかり言って恐縮なんですけれども、まさにそういう契約というものは、これは賃貸借契約にしろ、あらゆる民法上の私契約、これはやっぱり当事者の合意ということによって契約内容が形成されるわけですから、私がこれから問題にしたいのは、公団がそうい...全文を見る
○橋本敦君 そのとおりだと思うんです。つまり、賃借り人である居住者の人たちが同意するということは、合意が成立するということです。それによって契約内容としての家賃が確定する。ところが、現在、三十六万世帯を超える多くの人たちは、今度の公団の賃料改定には同意しがたいという、こういう運動...全文を見る
○橋本敦君 そこで、総裁、今度の通帳には、特別のことが、いままでにないことが記載されておるんですね。「家賃等のお支払について」というところの第六項を見ますと、九月から改定になるわけですが、「改定月分以降の家賃について、この通帳に表示された家賃額以外の額(ただし、従前の家賃額以上の...全文を見る
○橋本敦君 そこで総裁、当事者間の合意がないまま九月を迎えて、九月から公団は値上げ額を納めてほしいと、こうなるわけですが、合意が成立しなかったらそうなるわけですが、その場合に、従前どおりの家賃は受領は拒否しますということの意思表示でもあるわけですか、従前どおりなら。——どうぞお座...全文を見る
○橋本敦君 受領しないという意思表示でもあるというわけでしょう。
○橋本敦君 そこで、従前の家賃額以上の額ならば、公団が言うとおりの額でなくても受け取りますよと、これは借家法七条二項に基づいて受け取りますよと、こうおっしゃっている。そうすると、従前の家賃が一万五千円なら、一万五千円に極端な話一円足して一万五千一円お支払いしたら、これは受け取られ...全文を見る
○橋本敦君 十円でも百円でも。
○橋本敦君 そこで、一方、借家法七条二項で受け取りますと、こういうことですが、借家法七条二項は、賃料値上げを要求された借家人が賃料額について家主さんと意見が一致しない場合に、自分が相当と認める賃料を家主側に支払いとして提供してよろしいと、こういう法律ですよね。そうでしょう。そこで...全文を見る
○橋本敦君 そういうように言っていただきますと、一つはっきりするわけです。だから、従前どおりの額でも受け取る、「以上」の「以」の中にそれが入る、こういう意味ですね。わかりました。  だから、わかりやすく書けば、従前どおりの額が相当だと皆さんお考えで、それをお払いになるというなら...全文を見る
○橋本敦君 それなら、もっと親切な書き方がありますよ。これは法律家が読まなきゃわからないようなむずかしいことが書いてある。しかも実際は、将来、賃料額を確定する訴訟ということもやらねばならないことはあり得るというお考えはあるわけでしょう、予告ではないとしても。
○橋本敦君 この新家賃通帳は近く一斉に何日ごろ配付されますか。
○橋本敦君 そういうことで、訴訟を起こしてでもというお考えがいまないとすれば、そういう趣旨も含めて親切に公団は住居者の皆さんにわかるようにすべきですよ。これをいきなり配付したら、いま私が言ったような心配と疑問と、いろんな問題が起こりますよ。  そこで、いま私が聞いたように、従前...全文を見る
○橋本敦君 最後に、時間がありませんから、さっきあなたができるだけ協議を進めたいということと、今度はちょっと矛盾することになった。あなたがおっしゃったのは、自分の方の立場を積極的にどんどんこれから宣伝するということをおっしゃっただけですよ。私は時間がありませんからこれ以上言いませ...全文を見る
04月13日第84回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○橋本敦君 私は、まずきょうの一般調査でロッキード問題についてお尋ねをしたいと思っておるわけです。といいますのは、けさの朝日新聞でも皆さん御承知だと思いますが、四十七年の十月三十日に問題の丸紅からきわめて多額の政治献金が自民党を主体に八千五百万円集中的になされたという記事が出てい...全文を見る
○橋本敦君 ほぼ否定をなさらないわけですが、この新聞の報道によりますと、この台帳に記載されているのは、四十七年十月三十日というこの特定の日に集中して二十九件、二千七百四十万円の大量献金が丸紅から、たとえば田中派の越山会五百万、福田派の千代田経済懇話会、大平派の新産業政策研究会それ...全文を見る
○橋本敦君 検察官の立証趣旨はわかりましたが、要するに丸紅の特別会費名目あるいは政治献金の実態が、丸紅の通常のルートとして、あり方としてどういうことであったかということとの関連もあるわけですね。  この四十七年十月三十日というのは、まさに人も知るとおり、全日空がトライスターを決...全文を見る
○橋本敦君 現在の政治資金規正法が改正をされました関係で、特定会費名目にしろ、あるいはその他の名目にしろ、こういった金銭の受け渡しというのは、これは当然届け出の義務がある。それに違反しますと五年以下の禁錮もしくは罰金という刑に処せられる。ところが、この当時はそういった政治資金規正...全文を見る
○橋本敦君 実際に捜査のプロセスではそうでなければならぬと思うのですね。  ところで、もう一つの問題で、ロッキード委員会では丸紅の政治献金がしばしば問題になりました。そして自治省に丸紅の政治献金の一覧を全部わかる限りお出しなさいと、こう言った。自治省から出てきたのもあるのですが...全文を見る
○橋本敦君 五十年三月の初めごろということですから、二月六日にアメリカのチャーチ委員会からの報道が飛び込んできて大きく問題になっていったその後ですね。こういった証拠を入手されたということで、当時ロッキード委員会から自治省に要求したけれども、ほとんど資料が出てこなかった。検察庁は捜...全文を見る
○橋本敦君 出していただけないという結論なんですね。私は、密行性というのは捜査の段階にあることは認めておりますが、しかし、稻葉法務大臣も、ロッキードの国会における調査と検察庁の調査は車の両輪のごとくにやっていくのだとかねがねおっしゃった。私はそれでいいと思うのですよ。裁判所は公開...全文を見る
○橋本敦君 それでは、いま局長がおっしゃった第一段階、法廷で提示をし、証拠調べをし、立証趣旨の範囲に限ってなした部分についての説明報告をお願いしておきたいと思います。  法務大臣、一言聞きたいのですが、だれが考えましても、三十ユニットがばらまかれた日、そして全日空がトライスター...全文を見る
○橋本敦君 法務大臣、もっと真剣に私は検討していただきたい。全く関係がないということなら、検察庁は、立証趣旨の範囲ということはあったにしても、この台帳を裁判所に証拠提出するということは、そう簡単に関係ないものは検察庁はお出しにならぬわけです。  一つ伊藤刑事局長に伺いますが、こ...全文を見る
○橋本敦君 いま局長が大変穏やかな言葉で謙虚におっしゃった立証趣旨の第二点、つまりこのあり方が通常の政治献金と違うというキャッシュで渡されたという状況、私はこれがやっぱり問題だということがロッキード事件の立証の核心としてある。つまり、逆に、丸紅の一般の政治献金は通常年二回。たまた...全文を見る
○橋本敦君 大臣、詳しい内容は聞きませんが、政治献金を会社、企業からもらうということについてはやめるべきだというのがわが党の意見ですが、これはまあわが党の意見といたしまして、政治献金を特別会費という名目で受け取るにしても、あの四十七年十月三十日というこの日に集中的に受け取ったとい...全文を見る
○橋本敦君 じゃ、この問題はこれ以上やっても押し問答になりますからやめることにいたしますけれども、私はやっぱりもっとロッキード究明という立場での広い立場での視野から問題意識を大臣は今後お持ちいただきたいということをお願いしておきたいと思います。  それから成田問題の新立法問題に...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  いまの局長の御答弁で一つ明らかになったことは、これはかねてわれわれも言っておりますが、公団が自分の土地の上に不法に占拠された物件に対して速やかな処置をとらなかったというそのことが一つはあるわけですね。だから、こういった問題は今後断固とした処置を国の...全文を見る
○橋本敦君 開港後の問題は私も実は心配をしているんです。法務大臣、私はこういう心配をするのです。彼らは巧妙に擬装しますから、だから、したがって航空法に違反するようなああいう鉄塔を今後建てるかどうかということもわかりません。それよりも、いわゆる潜行し、ゲリラ化して、その周辺にある通...全文を見る
○橋本敦君 ですから、大臣のお話を伺っても、今度の新立法で完全に安全が確保されるということの確定的な保証というのはむしろこの新立法だけからはないので、空港の安全警備、空港施設の防衛ということがやっぱり警備の私は基本になっていくだろうと、こう思います。  それからもう一つ、私は私...全文を見る
○橋本敦君 いずれにしても、こういった凶暴な過激派集団というのを根絶する方向に向けて国が断固たる政治姿勢で臨むということが基本だということは、かねて大臣もおっしゃったし、われわれも主張しているところですね。こういう過激暴力集団ということについて、われわれはかねてからその徹底的な取...全文を見る
○橋本敦君 それで、宮本委員長の資格争訟という問題が玉置委員から御指摘になりました。これは資格争訟するしないは議員それぞれの持っておる権利と自由に属する問題ですから私はとやかく言いませんが、宮本委員長の資格ということについて言いますと、法務省もかねてから御答弁なさっておりますよう...全文を見る
○橋本敦君 したがって、私が指摘した権利問題については法的に決着がついているという立場だと思うのですね。現に宮本氏は戦後何度も選挙に立候補したし、今回参議院選挙にも立候補し、自治省というところでも選挙の資格について問題になったことは一度もない。十月九日に釈放されたときに、これは十...全文を見る
○橋本敦君 だから宮本氏に限らない、全部執行停止という形で出ているということは歴史的に事実として明らかですね。  ところで、もう時間もまいりましたけれども、玉置委員のお話によりますと、結局、証人喚問という形で要求されたその立証趣旨、ねらいということになりますと、玉置委員自身も、...全文を見る
○橋本敦君 玉置委員からの証人喚問については、いずれ理事会で協議をなされるであろうと思いますので、またその際に意見は私なりに申し上げるつもりでおります。  一応私の質問はきょうはこの程度で終わりたいと思います。
04月20日第84回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○橋本敦君 私は刑事補償法の一部を改正する法律案につきまして、この法案に賛成するという立場ではありますが、若干の問題点について質問をさせていただきたいと思います。  まず最初にお伺いしたいのですが、いままで刑事補償法の金額というのが昭和二十四年以降順次引き上げがなされてまいりま...全文を見る
○橋本敦君 そういう方式で今回を見てみますと、提出されております資料第一表「賃金・物価指数調」ということで提出をされておりますが、常用労働者の賃金指数が一二九・九、物価指数が一二八・五、これの平均指数が一二九・二と、こういう関係で今度の金額が出てきておるということに結論としてはな...全文を見る
○橋本敦君 それは幾らの引き上げを行うかということについての一つの基準ということで指数をおとりになっていくということになるのですが、私がここで一つ基本的な問題としてお尋ねしたいのは、この補償ということの性質が、いま局長がおっしゃいましたように損害賠償的な考え方に基づいているとしま...全文を見る
○橋本敦君 それで、この判決では四十一年二月に逮捕されて、その損害賠償ということですが、逮捕当時この人の場合は一日千八百円の収入を得ていたという認定がなされているのですが、昭和四十一年、四十二年といいますと、いま刑事局長のお話によりますと、最高額が千円、四百円以上千円以下という、...全文を見る
○橋本敦君 いまの三十八年のは日雇い労働者の賃金の指数で、これは非常に低いのです。常用労働者、いわゆる統一的に物を見るために、御指摘の二十五年は常用労働者の平均賃金ですから、常用労働者の平均賃金で四十年以降、わかっている年度の分があれば御指摘いただけますか。わかっている年度の分で...全文を見る
○橋本敦君 そこで、私が問題として指摘いたしますのは、随時改正をされました補償額の最高額、これの推移と、それからいま御指摘をいただきました常用労働者の平均賃金額の推移、これを出発点から比べてみますと一つの問題があることが出てくるのです。つまり、昭和二十四年当時、最高額四百円、最低...全文を見る
○橋本敦君 いまの裁判所のお答えは、これはちょっと私理論的に整理されたお答えではないという感じがいたしますよ。たとえば、インフレの予想をして損害賠償訴訟の提起期間、それが現実に入るまでの考え方というのをとっても、これは社会情勢のいろいろな変動一般ということであり得るだけの話で、そ...全文を見る
○橋本敦君 いま法務大臣がおっしゃいましたように、刑事局長あるいは裁判所の御意見も同様と伺いますが、ぜひ物価指数それだけで追っかけていくのじゃなくて、基本的にひとつ研究、改善の方向をお願いしておきたいと思います。この法律は不当に逮捕、勾留された人に対する賠償措置を講ずるということ...全文を見る
○橋本敦君 監獄法の改正問題にはわれわれも議論をしたい幾つかの大きな重要な問題もありまして、そういう問題を法務委員会を通じても議論を進めていかなくちゃならぬと思っているのですが、それにしても、いま言った局長の説明では大体でき上がるのがことしの暮れ近くになるということになりますと、...全文を見る
○橋本敦君 大分まだ時間がかかりますが、できるだけ急いでお進めを願いたいということをこの際言っておきましょう。  法務大臣、国が国民との関係で人権なり権利を保障するという立場で物事を考えますと、私は重要な三つの柱がある。その第一は、不当に逮捕、勾留された人に対する刑事補償という...全文を見る
○橋本敦君 矯正局長、裁判所、御多忙中お越しいただきましたが、質問はもうございませんのでお引き取りいただいて結構でございます。ありがとうございました。  いまの問題で若干私も質問をしたい要件があるのですが、法務省が実態調査を行っていらっしゃる、その実態調査の結果、まずどういうこ...全文を見る
○橋本敦君 大臣、お聞きのように、いままでの調査でも刑事局長がおっしゃるように、被害を受けた皆さんの本当に苦しい悲惨な実態というのはもう出てきているわけですね。私も大阪なら大阪で被害を受けた皆さんにいろいろ実情を伺って調査をやりました。私の調査したところでも、偶然の何の責任もない...全文を見る
○橋本敦君 私ども共産党の法案要綱でいきますと、大体補償は自賠法並みの基準を参考とするということを考えております。遡及としては公明党さん、二十年とおっしゃいますけれども、二十年ということもいいでしょうが、合理的な範囲でやはり遡及する必要があると思っておりますが、大体私どもの案から...全文を見る
○橋本敦君 これは各党案ということは、これはやっぱり一つの国民的な要求だというように見ていただいていいと思うのですね。それで犯罪の対象、つまり補償の要件となる犯罪行為は現在法務省としてはどの範囲にお考えになって作業を進めていらっしゃいますか。
○橋本敦君 だから、基本的には殺人とかあるいは傷害、いまおっしゃった暴行も含めて、重大な被害を受けた場合の補償という考え方でいらっしやるように思いますが、もう一つ問題になるのは、どこまで遡及するのかしないのかというこの問題がありますね。これは私は理論的にはこの法案がもともともっと...全文を見る
○橋本敦君 だから、その問題も検討の対象にしていただいておるということは、これはまあ結構でありますが、もう一つのネックである第三者機関を設けるか、裁定機関どうするか。これはいまの行政機構改革で官庁の縮小ということが問題になっておる折からもむずかしいと言いますが、これは私はそう膨大...全文を見る
○橋本敦君 いまのような方針で鋭意努力していただいて、次の通常国会にはもう法務省案をお出しいただくということぐらいはお約束いただきたいと思うのですが、いかがですか。
○橋本敦君 終わります。
○橋本敦君 きょうの成田問題の集中的な審議ということで、初めに大臣に私一言ちょっと苦言めいたことを言っておきたいのですが、この成田問題というのは非常に重大な事件だし、彼らの過激、えせ左翼暴力集団の行動ということについては衆参両院で厳重な決議までなされ、そして各党も熱心に彼らの今後...全文を見る
○橋本敦君 今度の彼らのゲリラ的策動というのは、そういう意味で背後関係なり何んなり多くのセクトがありますし、非常に重要ですから、今後の捜査というものもまだ重要な課題が残っているわけですが、逮捕した者に対する処分が一応終わったということで、私は一つのけじめだろうと思います。そういう...全文を見る
○橋本敦君 刑事特例法の問題はまた議論が別でございますが、大臣の決意はわかりました。  一たんああいう残忍なハイジャックが起こりますと、人命尊重というのはやっぱりこれもまた真剣に考えなきゃならぬ問題になってくる。あのダッカハイジャック事件以後、政府もハイジャック防止対策というこ...全文を見る
○橋本敦君 航空局長、私の質問はあなたにはそれだけでございますから。どうもありがとうございました。  私は次に刑事局長に伺いたいと思いますが、今度の場合、三・二六事件での処分者総数、それから起訴の人員数、全体として何%が起訴されたか、その点を明らかにしていただけますか。
○橋本敦君 相当高率ということで、約九割近い起訴率ということになったと思います。この問題は先ほどの宮崎委員の御指摘もあった問題ですが、大臣のお考えではことさらに厳罰主義ということで臨んだのではなくて、法を厳正に適用した結果だというお話がございました。そういうお考えに大臣変わりはな...全文を見る
○橋本敦君 いまの御答弁で私若干問題点を局長感じるのです。たとえば四十六年九月十六日の第二次執行の際には、まことに痛ましいことでありますけれども、三人の警備隊員が殺害されるという事件まで起こした。このときは五十七名起訴されておりますが、しかしこのときに逮捕された数というのはかなり...全文を見る
○橋本敦君 そういったそれなりの事情がないとは私は全面的に否定しませんが、しかし、悪質な過激暴力的活動であるという点については、被害の実態なり犯行の態様なりそれぞれ差はあるとしても、やっぱり彼らの策動というのはずっと一貫して、悪質な暴力主義的な破壊的な行動というのはずっと続いてき...全文を見る
○橋本敦君 今度三・二六事件で起訴された者の中に、いま局長がお話しになった公判中の者、前に成田事件で逮捕された逮捕歴のある者、これは全部で何名ぐらい入っておりましょうか。
○橋本敦君 逮捕歴はわかりませんか、逮捕歴のある者。
○橋本敦君 これまた正確にお調べいただいてお答えをいただくことにいたしますが、大臣、私がこの質問をしております趣旨は、あの管制塔という心臓部を襲撃した者の中に、いま答弁がありましたように逮捕歴のある者、公判中の者を含む。今度の起訴の中にいまお話の公判中四名、逮捕歴のある者が局長の...全文を見る
○橋本敦君 そういう趣旨で調査を命じられたのは結構です。ただ、客観的に法務大臣、私が指摘しましたのは、代執行をめぐる事件で三人の警官が死んで、局部に集団的に集まって、そして局部に起こった本当に局部的な代執行をめぐる紛争事件ですね。したがって、ここでは集団的に四百七十三名が一挙に逮...全文を見る
○橋本敦君 そこで、処分は一応決まりましたが、私がもう一つ聞きたいのは証拠物件の押収という問題ですが、たとえば新聞でも写真で出てまいりましたあの凶悪なトラックを戦車型に改造したようなあれがございますね。そういったものを含めて主要な証拠品、彼らの用法上の凶器となるものも含めて、こう...全文を見る
○橋本敦君 警察の方はどうですか。
○橋本敦君 いま私が指摘しました彼らが使った火炎びんを満載してゲートから突入していったトラック、それから装甲車型のトラック、こういったものは押収済みですか。
○橋本敦君 それらを検証の結果、そのトラックの所有者あるいはエンジンナンバー、ボデーナンバー、そこから旧所有者を割り出すという作業はできましたか。
○橋本敦君 そうすると、あのような改造車はどこで改造したのかということもまだわかりませんか。
○橋本敦君 最も顕著な重要な証拠物件がまだそういう状況で、彼らも巧妙ですから、捜査の目をごまかして、なかなかうまくいってないということはわかりますが、これは重要な証拠物件ですから、まさに凶器の準備集合の準備の段階にもかかわる犯罪要素にもかわりますから、厳重に捜査を遂げてもらいたい...全文を見る
○橋本敦君 団結小屋四十一カ所もあるの。
○橋本敦君 個所だけ言ってください、個所。延べじゃわからない。
○橋本敦君 いまあなたは三二一六の前とおっしゃった。二十二カ所。三・二六は全然一カ所もやっていないのですか。
○橋本敦君 それなら数字は結構ですが、団結小屋全部を捜索したのじゃなくて、そのうちの何カ所だと、それじゃ結構です。全部ではないということですね。
○橋本敦君 確かに法律的には関連性ということなしに何が何でもやるというわけにまいらぬでしょう。しかし、あの三・二六事件ということを考えてみますと、彼らはゲリラ活動の総決起であり、同時多発型陽動作戦を含んだ集団的な空港に対する攻撃ですよ。だから、そういう一連の彼らの過激暴力集団の大...全文を見る
○橋本敦君 答弁はなかなか要領よくおっしゃっていますが、私は甘いと思うのですよ。甘いと思う。平穏にデモをやったというが、そのデモに警備隊の主要部隊を引きつけるという作戦だってあるのです。したがって、セクトによって最も凶悪な第四インターが突入したというのは、これは現象的にわかります...全文を見る
○橋本敦君 だから私は甘いと言うのです。令状を却下された事件があるなら、それは何カ所は却下されたということでわかりますよ。だけれども、捜査というものは、こんな凶悪な大規模事件については徹底した捜査の大きな方針から行くべきだ。そういう点で私はいまだに警察の捜査体制、これは甘いのじゃ...全文を見る
○橋本敦君 私、この点で法務大臣の所見を伺いたいのですが、公務員は全体の奉仕者であるということが憲法で規定されております。公務員も、使用者たる当局と労働関係に立つという面はわれわれは考えております。だがしかし、これは労働運動でもなければ、政府もおっしゃるように、本当に農民と密着し...全文を見る
○橋本敦君 したがって、今回はっきりしている者は懲戒免職等厳重な処分をとるように大臣も閣議でおっしゃった、こういうことですが、彼らがどうやって採用されてくるのか、この問題を私研究する必要があると思う。公務員の採用は、憲法その他のたてまえがありまして、思想によって採用、不採用を差別...全文を見る
○橋本敦君 大学からも暴力を根絶しなければなりませんし、何よりも、今度のような事件が起こったときに、政府のおひざ元からこういう凶悪暴力集団を出すというようなことがないように、政府としてのいま大臣がおっしゃったような厳しい姿勢を望みたいと思います。  ところで、今度の法令の適用の...全文を見る
○橋本敦君 それから、さらに新たな問題として、例の第二要塞の事件、これについては、未必の故意による殺人ですね、これを罪名として適用したということも報道されております。この問題についても、検察庁としては、事実関係、未必の故意の立証については十分可能な状況であったというように認定され...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。厳しく法を適用するというたてまえの中で具体的に証拠関係を固めて殺人未遂でも立件なさったという事情よくわかりました。  で、法務大臣、またさきの話と関連するんですが、今度の事案に関してはいま言ったように警察、検察庁十分連絡をとって最大限にある現行法の適用...全文を見る
○橋本敦君 前の事件についてはいまから証拠を集めるのが困難ですから、そういう意味の変更手続ということもなかなかむずかしいので、あえてやれとは言いませんが、いま言ったような反省的な調査をぜひお願いをしておきたいと思うわけです。  そこで、処分ということが大体終わりまして、背後関係...全文を見る
○橋本敦君 それはもし仮に彼らがそういうような管制塔襲撃に主力を置いた、陽動作戦等を展開しながら管制塔襲撃に主力を置いた攻撃をやったというのは、結果から見てそうなっているわけですね。だとすれば、一つは、むずかしいことですが、事前の情報収集という点でまだまだもっとやれることがあった...全文を見る
○橋本敦君 公団総裁に伺いますが、あのマンホールの問題で問題になりましたのは、新聞で報道せられたところによりますと、あの彼らがもぐったマンホールというのは地図に、図面になかったので警察としてチェックができなかったという話、空港公団としてはそんなことはないと、図面には全部あるはずだ...全文を見る
○橋本敦君 じゃ、なぜ記載されている完全な図面を渡さなかったのですか。
○橋本敦君 図面はあることはあるわけですね、一期の場合の図面は。それを警備ということの要請の中でどうしてその図面も渡して完全に警察の方に、この地理状況を含めて完全な知識を持ってもらえるような処置をおとりにならなかったのかと、こういう質問です。
○橋本敦君 だから、いま反省なさるのは結構ですが、公団の側にも徹底的に警備するという上で彼らの策動に対する若干の甘さが私はあったと。徹底的にマークをするということになれば、もっと密接に保安と警察が連携するのです。  それから、もう一つの問題として、彼らがあの空港をゲリラ的に襲撃...全文を見る
○橋本敦君 よくわかりました。だから、全く警察の部隊配備も彼らのこれまでの攻撃態様の上に立った経験主義ということから出なかったわけですね。その裏をかかれたわけです。そうなりますね。だから、管制塔が直撃されるようなコースは配備としては十分頭の中に入っていなかった。だから、管制塔の前...全文を見る
○橋本敦君 私が言うのは、裏をかかれた、裏をかかれたという話を幾らしてもしょうがないのです。警察の重点配備として管制塔、玄関、その周辺に一体どのくらいの部隊を配置してたのかいう問題については、管制塔が直撃されるという、そういう想定が十分なかったから、管制塔の防備それ自体は部隊配置...全文を見る
○橋本敦君 情報があったかどうか。
○橋本敦君 だから、だからですよ、たった四十名ですか。しかも三百人の部隊がゲートから入ってきているわけですから、四十人で太刀打ちできませんので、一時管制塔の前はまるで解放区のような現状にまで彼らが持っていったわけですね。だから、そういう意味で言えば一万四千の全警官の配備、一万四千...全文を見る
○橋本敦君 言いわけはいいのですよ。いまの言いわけもおかしいのだね。  総裁に聞きますけれど、公団の保安部は、あの管制塔は電子ロックその他があっていろいろ厳重だから、あんまり人間を配置してもらわなくても大丈夫だと、そんなニュアンスの話をなさったようにいま聞こえるのですが、そんな...全文を見る
○橋本敦君 どうも空港公団と警察との間の本当に真剣な部隊配備と防衛ということについての協議が十分なされたという感じは幾ら聞いても出てきませんね。これは不十分ですね。あの長年にわたっての彼らの過激暴力集団の盲動というのを多年にわたって見ながら一体何ということですか。私は公団にも責任...全文を見る
○橋本敦君 私は、現行法制を厳格に運用して、彼らの盲動を徹底的に取り締まるべきだという考え方ですが、今後、いま公団総裁がおっしゃったように、過去の甘さを反省して、警察も全国本部長会議ですか、おやりになって対策を講ぜられる、これは私は労を多としますよ。だけど、これだけの事件を起こし...全文を見る
○橋本敦君 最後に、法務大臣、私が質問した趣旨は、はっきり責任は責任の所在として政府の責任でけじめをつけましょう、そして今後こういう問題が起こらないように多くの知恵を集めて対策を進めていきましょう、まあこういう趣旨で申し上げているわけです。いま警察並びに空港がおっしゃったように、...全文を見る
○橋本敦君 その考え方はいいです。だから私が言うのは、刑事処分も一応処分がなされた、そして五月二十日開港ということでいまそれぞれの努力は続けられておる。しかし、あの三・二六についてはいろいろな問題点が明らかになりましたから、その責任がどうであったかという、こういう事実の調査も含め...全文を見る
04月21日第84回国会 参議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号
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○橋本敦君 まず法務省にお伺いをいたしますが、久しぶりにロッキード委員会が開かれまして、最大の課題になっていた、つまり児玉、小佐野ルート、この問題の解明が依然として十分でないという問題で、重大な関心を持っておりますが、現在の児玉、小佐野の健康状況、それからその後検察庁での取り調べ...全文を見る
○橋本敦君 なかなか病状という関係で困難だという事情が報告されたわけですが、二つだけ確認をしたいんです。  一つは、児玉へ入ったロ社の金の出は完全に解明されたかどうか。いままではほとんど解明されたということで、完全ではなかったまま推移しておると思います。それから第二点目は、いわ...全文を見る
○橋本敦君 公判廷に顕出するまでに至っていないということではあるが、捜査の観点として私が指摘をした二つの問題は、補充捜査として、病状好転という事情があればなお捜査を遂げる必要がある部分だと考えますが、この考えは間違いありませんか。
○橋本敦君 つまり私が言うのは、新たな犯罪の問題点にかかわる一つの道筋だから申し上げるわけですね。つまり、P3Cの売り込みに関して報酬契約の引き上げまで行った、そこまでは出ているとして、その行った結果、防衛庁もしくは政治家に具体的に契約に基づいて働きかけたという事実があり、そこに...全文を見る
○橋本敦君 端的に局長に伺いますが、いま私が指摘した関係で、P3C関係について児玉なり小佐野なりが多額の報酬契約の要求までやってそれをロ社に認めさせたという事実から出発をして、防衛庁サイドもしくは国会あるいは政治家関係に働きかけを彼らはまるでしなかったと考えるのは、私は常識の点か...全文を見る
○橋本敦君 じゃ、金が流れたことはないというのは、いままでの捜査の範囲でおっしゃっている問題ですね。私が言うのは、今後捜査をすればあり得ないわけじゃないと私は思うけれども、これは一つの想定にすぎないんですね。私がこういう想定をするのは、いま言ったように多額の報酬契約の引き上げまで...全文を見る
○橋本敦君 今後の公判である程度明らかになる事実があるということがわかりました。  そこで、防衛庁にお尋ねしたいんですが、P3Cに関して何らの疑惑がないということをかねがね言ってこられたが、いま局長のお話をお聞きになっても、私の意見を聞いても、当面公判の推移、あるいは児玉、小佐...全文を見る
○橋本敦君 それは防衛庁サイドで調べてそうだという結論ですが、一部分、あなたはいま、P3Cに関してではないが、公判の進行を見なきゃならぬということをおっしゃった。P3Cに関してではないが、ロッキードの問題は公判の進行を見なきゃならぬとおっしゃったのは、どういう意味ですか。P3Cに...全文を見る
○橋本敦君 防衛庁だけが調査をなさっても、私どもは、ロッキード委員会の立場としては、それでよろしいということになかなかならないんですね。たとえば局長、いま私が指摘をした小佐野と児玉がP3Cの売り込み、これは相手は防衛庁ですよ、ほかに売り込めないですから。これに対して報酬契約を多額...全文を見る
○橋本敦君 そんなこと言ってない。P3Cに関して彼らはそこまでやっていることをどう思うのか。
○橋本敦君 さっぱりかみ合わない。どう思っているかというんです。いやしくも防衛庁、自分に働きかけられるという立場で考えてごらんなさい。秘密代理人がそんなことを契約しておる、もってのほかだというのが本当じゃないですか。もってのほかだとも思わないんですか。そのことを私は聞いている。も...全文を見る
○橋本敦君 だから、まことに苦々しい話であるだけに、いやしくもロッキードともあろう会社とこういうことまでやったというこの事実について、防衛庁は防衛庁内部だけで調べるというのじゃなくて、一体小佐野、児玉は何の趣旨で、何の目的で、具体的に何をねらってこういうことまでやり、ロッキード社...全文を見る
○橋本敦君 そんなことでP3Cに関して全部クリアされた——絶対承認できませんよ、問題をきわめて軽視をしている。こんなことをやられて、聞かないという道理がどこにありますか。聞きなさい。聞いて報告書を当委員会に提出をする、ここまでやってもらわなければ承認できない。いかがですか。いまか...全文を見る
○橋本敦君 一般的に申しわけないではだめなんだ。ロ社に対して、何でこのような契約をあなたは容認したのか、そこのところをはっきり事情調査をする、これを聞くということを約束してください。一般的に聞いたってだめだ。苦々しいと思っていたら聞けるでしょう。
○橋本敦君 やらないというなら、全部クリアされたと言って、申しわけないとか一切の不正行為はなかったというロ社の誓約書を持ってきても調査不十分ということにならざるを得ませんよ。何で聞けないんですか。防衛庁は今度はロ社からP3Cを買うことを決めたんでしょう。違うんですか。そういう話を...全文を見る
○橋本敦君 あなたがロ社の返事を答える必要はない。聞きなさいよ。あの契約締結の、何で、というのは理由ですひいきさつ、具体的に児玉、小佐野からロ社にどういう話があり、そしてロ社がどういう趣旨でこれを受け入れ、何をロ社はこのことによって彼らに働いてもらうことを期待したために金額のアッ...全文を見る
○橋本敦君 どうにも自分でやろうとしないんだね。冒頭陳述で明らかになっているとおっしゃったが、それじゃ検察官がいかなる証拠に基づいてこの冒頭陳述を構成し、いかなる捜査、証拠を持っておられるか知っているんですか。御存じのはずはないでしょう。検察官は絶対そんなことおっしゃらないですよ...全文を見る
○橋本敦君 調査です、調査。
○橋本敦君 当然防衛庁はやるべきなんです。こんな契約までやられて黙っている手はないですよ.。  それから裁判の方の問題で刑事局長に伺いたいんですが、私心配しておるんですが、検察庁がいろいろお調べになって証拠を固め、確信を持って起訴されて、三十ユニットについては、金銭の授受は具体...全文を見る
○橋本敦君 だからお言葉を返せば、これはまま往々会社犯罪その他であり得ることで、検察側の立証、今後贈収賄事件の公訴事実の立証については検察官は十分確信を持っておやりいただいておるし、そうなるだろうと、こういうように承るわけですね。  ところで、話を変えて、あの三十ユニットの関係...全文を見る
○橋本敦君 ちょっと私の質問の趣旨からそれて、今後の再発防止ということに力点を置いた御答弁になりましたね。  航空局長に伺いますが、当然運輸省は、あの三十ユニットに関連する丸紅ルート、ここで行われた検察官の裁判所における冒頭陳述には重大な関心をお持ちになったはずだと思います。冒...全文を見る
○橋本敦君 私は、運輸行政の責任ということを明らかにする上では、局長のいまのとらえ方はまだまだ甘いと思うんです。冒陳で指摘された事実は部内で調査してもなかったとこう言いますが、部内で調査してないのに冒頭陳述で指摘された事実、これについて、冒頭陳述で指摘されたという事実をもっと重視...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、局長の言葉によれば、この問題は公判で裁判所が事実を証拠によって確定をするというその状況にならなければ決定的に運輸省は反省するということにならぬということになってしまう。私は、事実の確定は裁判所がそういうようにおやりになるであろうが、少なくとも検察庁が確信を...全文を見る
○橋本敦君 法務省に伺いますが、端的に言って表の資金は国民協会その他へ寄付をされているわけですが、いわゆる帳簿外資金というのは、問題になった九十ユニット関係の金も含めまして、これは具体的に私どもがいう運輸族と見られる皆さん、そういうところへまかれているのが特徴である。ところが表の...全文を見る
○橋本敦君 当ロッキード委員会としては、何としてもこの二億円に余る全日空の裏資金、これを調べなくちゃならぬというように思います。したがって、私は全日空に対し、この裏資金の二億円余りの使途について、すべての資料を当委員会に提出するよう委員長に理事会で御協議願うことをお願いしておきた...全文を見る
○橋本敦君 運輸省に伺いますが、全日空がついに買いましたあのトライスター、あのトライスターの日本への売り渡し金額、金の中にロ社が児玉に払った秘密代理人の手数料、こういったものが全部上乗せされているということは御存じですか、航空局長。
○橋本敦君 私が五十二年十一月二日に防衛庁の間淵さんにお尋ねをしました。問淵さんはこのようにおっしゃっておられます。ロ社のコンサルタント料がP3C価格に上乗せされないという措置をとっている、そういうようにおっしゃって、その次に、ロ社の申し立てによりますと、それは、つまり秘密代理人...全文を見る
○橋本敦君 いま局長は調査を約束されましたが、防衛庁に伺います。児玉に支払った手数料等がトライスター価格に上乗せされているというロ社の申し立て書、これは運輸省の方に、調査をなさるということですからお見せいただけますか。
○橋本敦君 厳重な調査をお願いしたい。どれだけの金額が上乗せされたか、ロ社のその申し立て書等によった調査の結果の報告をまたいずれロッキード委員会で求めるつもりであります。  そこで、防衛庁長官に、せっかくお越しをいただきましてありがとうございます。長官にお聞きをしたいと思うんで...全文を見る
○橋本敦君 もう時間が参りましたが、長官、私の質問に直接お答えいただけなかったのですが、兵官、これはずっと問題になりまして、三原防衛庁長官も、このP3Cの導入という問題については、疑惑をすべて晴らして、国民の皆さんの前に明らかにして誤解のない体制をとって、国防会議でもしっかり議論...全文を見る
○橋本敦君 時間が参りましたから質問を終わりますが、私はまだP3Cの価格問題その他についてお伺いしたかったのですが、きょうは時間が参りましたので次回にいたします。いずれにしても、P3Cをめぐる疑惑について完全にまだ解明されていないということで、ロ特では今後も究明するために、きょう...全文を見る
○橋本敦君 官房長官に私もお伺いしたいと思うんですが、戦後数々の疑獄を生み、ついにロッキード疑獄という問題まで出てまいりました。私はやっぱりこれは政治と財界の癒着なり、政治の金権体質というものを根底からなくしていくためのよい機会だと思っておるんですが、そういう意味で、私どもの党と...全文を見る
○橋本敦君 よくわかりました。私は当然そうでなくちゃならぬと思います。  そこで、官房長官は内閣の取りまとめとして重責を負っていらっしゃる。そこで私はお願いしたいのは、これは自民党のすべての皆さん、その他の皆さんに同じようにお願いしたいんですが、少なくとも官房長官というお立場に...全文を見る
○橋本敦君 その点は姿勢を正していただくということを期待をして、質問を終わります。
05月09日第84回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○橋本敦君 最高裁事務総長に伺いますが、恒例となっている毎年憲法記念日を前にしての最高裁長官の談話の発表、これはどういう立場で行われているものですか。
○橋本敦君 司法行政だけですか。この談話の内容を見ると、たとえば、「今後とも、公正中立の立場を堅持しながら、司法権の行使が適正迅速に行われ、これまでにも増して国民の納得が得られる司法の実現に努力する決意であります。」と、こういうことで、憲法記念日を迎えるに当たって談話を発表されて...全文を見る
○橋本敦君 最高裁判所長官という職務上の立場に基づいた談話である、記者会見であるということは否定できないですね。その長官という立場は、同時に裁判の最高の立場にある最高裁判所の裁判官会議、大法廷、これを主宰するというそういう立場でもある。だから、したがって、裁判権を担う当の責任者で...全文を見る
○橋本敦君 あくまであなたは司法行政の立場ということをおっしゃるが、最高裁長官がものをおっしゃるときに、司法行政の立場ということを明確に区別して、とりわけ断って言っているわけじゃありませんよね。だから、日本の司法、日本の裁判、まさにそれを担う最高責任者であるというように国民は見る...全文を見る
○橋本敦君 新聞はお読みになってごらんになっておられるでしょうね。
○橋本敦君 きょうの論議を聞いておりますと、ことさらに司法行政の立場の長としてそして意見を述べたということを非常に強調されている。その特色は、福田総理が司法行政の立場での発言として擁護すると言ったこととまさに政治的に符節を合しておる。私はその点非常に不思議に思いながら聞いておるん...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。いまおっしゃったその立場というのは、たとえ司法行政を預かるその立場の長であるという立場においても、審議中の法案についてあれこれ言うというのは妥当でないということは当然のことですね。いかがですか。
○橋本敦君 だから、したがって、今度の場合、司法行政の立場ということで意見を述べたといっても、それが審議中の法案に関する意見を述べたということになれば、妥当でないということになり、三権分立のたてまえからその問題はぐあいが悪いというそういう結論になることはお認めになりますね、結論と...全文を見る
○橋本敦君 事実関係に入る前に一般論として。
○橋本敦君 そこで、問題は、おっしゃったことの内容に具体的にかかわるわけですね。たとえ司法行政の立場でおっしゃったとしても、現に国会が審議中の法案に関して介入的発言ととられる発言をすることは三権分立の立場から妥当でないことはお認めになった。そこで私は聞きますが、この長官の発言全体...全文を見る
○橋本敦君 そうおっしゃるだろうと思うのです。法案については賛成とも反対ともいずれとも述べておらないと事務総長は解釈している。ところがですよ、ところが、新聞記者の皆さんが、皆さんじゃない、新聞記者の質問で、「現今の刑事裁判で法案を必要とするような異常事態があると認識しているか。」...全文を見る
○橋本敦君 その趣旨が大事なんですよ。「限界がある。」と。だから、総長がおっしゃった、国民は理解をし、いろいろの機関は方策を検討してほしい。まさに政府は方策を検討しているじゃないですか。法案を出しているじゃないですか。これが対策じゃないですか。だから長官が「限界がある。」と、こう...全文を見る
○橋本敦君 あなたは私の質問で半分認めているんですよ。関係がないわけじゃないと初めていまはっきりおっしゃった。その対策を講ずるには弁護士会との協議も要るだろうとあなたはおっしゃったが、弁護士会との協議について長官はどうおっしゃっていますか。弁護士会相手に協議できぬと言っているんで...全文を見る
○橋本敦君 あなたがそうお考えになってもだめなんです。長官はむだだと言っているんだから、はっきり。お読みになったでしょう、新聞でも。むだだと言っている、はっきり。弁護士会のまさに本質にまで触れて、そういう本質を直さない限りむだだと言っている。容易なことじゃないですよ。残るところは...全文を見る
○橋本敦君 特定の方策ではないと言うが、いろいろな方策の中に、現に国会に提出されている特例法案、これもその方策の一つとして入っていることはお認めになるでしょうね、事務総長。これは方策と関係ない法案だと考えられますか。そんなことは考えられぬでしょう。
○橋本敦君 そうですね。だから介入じゃないですか。一般的におっしゃったと言っても、この特例法案、いいですか、これもその方策の一つだということを含めておっしゃっているんですから、まさに国会審議中の問題について、この方策を講ずる上でこれを進めてもらいたいということじゃないですか。法務...全文を見る
○橋本敦君 いや、そうじゃない。法案を必要とする異常事態……
○橋本敦君 法務大臣と事務総長の答弁は食い違いますよ。事務総長は、この法案も含めて、方策として促進してもらいたいというそのことを言っている中にこの法案も入っていることを認められたんですよ。法務大臣は、そこまで私が質問しているのに、それは関係ないとおっしゃる。法務大臣と最高裁の重大...全文を見る
○橋本敦君 直接に支持するという発言があったと私も言っていませんよ。この談話、発言の趣旨、真意がそうなるではないかということをいま言っているわけです。言葉の上でそうでなくても、この趣旨はそういう趣旨のものだと、そこまで考えて慎重に最高裁長官の発言というものを考えなければ、形の上で...全文を見る
○橋本敦君 否定できませんね。だから、最高裁長官は、この問題について発言するというときはなおさら慎重でなくちゃならぬというのが当然その職務上要請されてくる。いかがですか。
○橋本敦君 関係があるかないかはあなただけの判断でできないんです。最高裁長官の発言の重みというものはもっと重い広範なものなんです。たとえば、企業爆破事件に関連をして、「あれだけ世間の関心を集め、早く処罰せよという声が出た。」と長官はおっしゃっている。「早く処罰せよという声が出た。...全文を見る
○橋本敦君 適正迅速な裁判ということであの法案が出ても、その法案を使って裁判することも適正迅速のうちに入るわけでしょうが。長官の立場から見れば、この談話から見れば。どうですか、関係ないんですか。そうは言わせませんよ。
○橋本敦君 だから、あの法案は、そういう意味で司法行政上使える法案ということでしょうという質問です。
○橋本敦君 具体的に、事務総長ね、こういう質問もなされていますよ。「法案は刑事被告人の弁護を受ける権利を侵す、と主張しているが。」という質問、いいですね、法案です、それに対して、長官は、「一部の人は弁護を受ける権利を尊重せよというが、それを逆手にとられるといつまでも裁判が進展しな...全文を見る
○橋本敦君 そんな単純な懸念を表明されているんじゃないですね。事務総長は、この発言の深刻さ、最高裁長官の責任の重さを本当に腹の中で考えていらっしゃらないのじゃないだろうか。考えていらっしゃるとしても、職務上弁護に終始されているのじゃないだろうかという疑念を私は持たざるを得ないです...全文を見る
○橋本敦君 全く抽象論に引き戻してあなたは逃げの答弁をやっているんです。私が言ったように、悪いやつは早く処罰ぜいと具体的におっしゃっているじゃないですか。法の秩序確立という観点で抽象的におっしゃっているのじゃないですよ。いいですか、早く処罰せよと、こういう声も出たのは当然だとおっ...全文を見る
○橋本敦君 そのとおりです。大きな波紋を描いたから、衆参でこうして議論されているんです。こういうまさに与野党対決の厳しい対決点で論議をされている国会の論議、国民的論議に波紋を投ずるというような発言と行為は、これは最高裁がこれまでみずから裁判所の政治的中立を厳しく守ろうということで...全文を見る
○橋本敦君 趣旨を抽象的に幾らおっしゃってもだめなんです。まさにいま国民の目の前に最高裁長官の発言が波紋を投じたという結果になっていることは総長はお認めになったんですよ。事実そうなんですよ。こういう結果をもたらしたことについて、最高裁自身としては、厳に政治的中立を守るというそうい...全文を見る
○橋本敦君 総長ね、そういうことでは政治的中立が守れないから私は言っているのです。最高裁が主観的にどのような波紋が起ころうともそれは関係ないと、自分がそういう政治的中立を侵す意思がなくて、当然言いたいこと、言うべきことを言っているという範囲において何を言っても、結果が起こった、結...全文を見る
○橋本敦君 事務総長ね、私が本当に真剣に言っていることがおわかりにならぬですね。実情を知っていただくというような限度を超えて客観的に重大な波紋を呼んでいるんですよ。いいですか、だから問題になっているんですよ。だから、たとえば新聞記者の皆さんがこういう質問をなさったときに、司法行政...全文を見る
○橋本敦君 全く話になりませんね。私は、日本の最高裁、裁判所が、これだけ私が理を尽くして述べても、いまのような開き直った答えしかなさらないというところに私はむしろ重大な問題を感じざるを得ないです。あなたがどうおっしゃろうと、最高裁長官が三権分立の憲法の立場を、政治的中立を厳守する...全文を見る
○橋本敦君 最高裁は質問は終わりましたので、委員長、御退席いただいて結構です。なおいろいろまだ問題は残っておりますから、いずれ機会を見てまた質問要求したいと思います。きょうのところはありがとうございました。  じゃ、委員長、続けます。  法務大臣の祝電ですね、大臣ね。ほかにも...全文を見る
○橋本敦君 後からよく気をつけておいてくれとおっしゃったそうですが、このお打ちになったのは、法務大臣の秘書さんですか、もう一遍確認しますが、どういう方ですか。
○橋本敦君 何年ぐらい会館事務所で大臣の議員の秘書をなさっておられますか。
○橋本敦君 そういたしますと、かつて稻葉法務大臣がこの自主憲法制定国民会議に御出席になった件で三木総理まで法務委員会に御出席になって大問題になった。政府が統一見解を出した。ああいう事件が起こったことは御存じの秘書さんですね、五、六年ということになりますとね。あれは昭和五十年でござ...全文を見る
○橋本敦君 私は自民党の党是が憲法改正方向を志向していることを知っております。それに賛成だという法務大臣の意見、これは個人的な意見だと私はいまは伺います。ここで、法務大臣、私があなたに質問するのは、福田内閣の法務大臣という立場において、いいですか、こういう憲法改正を進めようという...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、福田内閣の方針は、憲法改正しないという現在そういう方針だと伺いました。この前、政府の統一見解で、稻葉法務大臣の問題が起こったときに、こう言っております。   稻葉法務大臣に限らず、三木内閣の閣僚が憲 法改正を推進する会合に出席することは、憲法 改正をしな...全文を見る
○橋本敦君 だから、法務大臣、気をつけなさいと秘書さんに注意をされた、それはいいです。注意をされたということは、まさにいま私が言っているように、あなたの秘書さんがお打ちになった電報がこの政府の統一見解の趣旨からしても憲法を改正しないという福田内閣の方針に誤解を生ずるおそれがある、...全文を見る
○橋本敦君 それはそうですよ。それはわれわれだって絶対憲法改正はやらさないつもりだから、そう簡単にいかないですが、率直に言ってこの前稻葉法務大臣で大問題になり、今度もこういうことで次の法務大臣がまた法を預かる番人として内閣が憲法改正しないという方針があるのにこの自主憲法制定国民会...全文を見る
○橋本敦君 きょうはこれで終わります。
05月11日第84回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○橋本敦君 イタリアのモロ事件あるいは西ドイツのシュライヤー事件、文字どおり世界を震憾させた凶悪な事件でありまして、こういう事件が起こったことに対してまことに遺憾であると同時に、このような凶悪な事件を起こす極左暴力集団のテロ行為には等しく怒りを持って対処しなければならぬという、そ...全文を見る
○橋本敦君 私も労働運動なり農民運動あるいは市民運動、学生運動が、いわゆるこの法が処罰しようとしているようなそういう凶悪性、不法な目的を持ったそういう運動ということには本来なじまないものだというように考えていますから、いま局長がおっしゃったようにあり得ないことだというように期待を...全文を見る
○橋本敦君 ぜひそういう趣旨の徹底はお願いしておきたいと思います。  私は一つここで構成要件的な問題として考えるのは、いま言った用法上の凶器ということで考え方が動くということに含まれる危険性というものも一つあるのですが、いわゆるこの「凶器を示して」という、この「示して」というと...全文を見る
○橋本敦君 そういうことで、一つはまさにこの凶悪性ということに主眼を置いて構成要件的解釈をやっぱり厳密にやるという必要があるということで、その点はいま局長の御答弁で私も了解ができるわけですが、その次に今度は人質という問題について第三者の憂慮に乗じてということを先ほど御説明になりま...全文を見る
○橋本敦君 だからしたがって、いま局長がおっしゃったような人質としてとられた者の生命身体の安全を著しく害する危険性のある状況をつくり出すということをやっぱり構成要件的解釈の背景として考えますと、通常の場合はどこかわからないところへ連れていって、だれが見ても行方不明になっている、救...全文を見る
○橋本敦君 私はいまの大臣の御意見に全く賛成であります。要するに、私は彼ら過激テロ暴力集団というのは、全く間違った確信犯的な要素を持っているのですね、狂信的な。だから、そういう意味ではこの法律ができて、刑法の持つ一般予防的効果ということだけで期待できない連中なんです。だから、それ...全文を見る
○橋本敦君 いまおっしゃった要人テロを含む彼らの策動ということが情報としてあるというのは、具体的に言いますと、彼らの機関紙でどう言っているとか、彼らは記者会見もいろいろやったりしますけれども、具体的に言えば要人テロというのはどういう派がどういう機会にどういう形で表明しておりますか...全文を見る
○橋本敦君 そこで法務大臣、これは私は法務大臣に御見解をお聞きしたいのですが、あのモロ事件ということはわが国にとっても他人事でないという状況があり得るということなんですね、そういう情報を入手している。  そこで私はあのような成田事件が起こったときに政府は声明を出されまして、そし...全文を見る
○橋本敦君 公安調査庁の方に、具体的なそういう恐るべき彼らの野望の憂慮すべき情報が入っているという事態ですから、私が申し上げた点を踏まえて法務大臣としての適切な処置ですね、これは御検討していただきたいと思います。  それからもう一つ、これに関連をして、法務省の中で先ほど刑事局長...全文を見る
○橋本敦君 非常に大事な仕事をやっていらっしゃるということで、今後その仕事が一層充実されることを私は期待するのですが、いまその問題に入る前に、大臣、公安調査庁がおっしゃった、要人テロという彼らの策動の情報がありたという事態の中で、検察庁もしくは公安調査庁、わが方の警察が、これを許...全文を見る
○橋本敦君 本当を言えば私は、そういう問題は国民的な厳しい批判で徹底的に彼らを孤立させるということが大事なので、公安調査庁にその情報はどういう情報源か、どういうセクトか、それを話していただきたかったのですが、きょうは話していただけないわけですが、私は、やっぱりそれをきちっとここで...全文を見る
○橋本敦君 そういうことで、この国際犯罪対策室ですね、特定のこういう重大な国際的な事件が起こったときは機動性を持って——外務省を通じて情報をとっておるということになりますと、法務大臣も御経験があると思います、私も経験がありますけれども、なかなか来ないのです。また、クッション、クョ...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
06月01日第84回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○橋本敦君 大臣、   〔委員長退席、理事宮崎正義君着席〕 お昼も大分過ぎまして、おなかもすいてらっしゃると思うのですが、私のおなかもすいてるのですが、きょうはお昼抜きで審議を続けるということになっておりますので、審議を続けさしていただきたいと思っております。  まず、この...全文を見る
○橋本敦君 いま刑事局長がお答えになりましたように、まさにその点は私どももそう思っております。私ども共産党といたしましても、日本赤軍を中心とするような凶悪なハイジャック等の国際犯罪を徹底的に取り締まる必要があるという観点から、こういった過激派分子の海外への流出を可能な限り阻止する...全文を見る
○橋本敦君 あのダッカハイジャック事件が起こりました、その直後に大臣は御就任になりました。そのときに大臣の所信表明として国民から注目されたのは、多少の血を流してもあのような過激派集団の法秩序破壊の暴力は許さないというかたい決意を大臣はお示しになりました。もちろんそういう決意はいま...全文を見る
○橋本敦君 この犯罪人引き渡し条約に関連をしていわゆる政治犯の引き渡しをしないという、これは非常に大事であります。しかし、彼らが、いわゆる日本赤軍等がいかに言葉で革命的な言葉を使おうとも、そしてまた彼らが革命的な宣伝をいかにしようとも、彼らの行っているこういうハイジャックというよ...全文を見る
○橋本敦君 そこで警察当局にお伺いをするのですが、いわゆるあのダッカハイジャック事件で実行犯の五名のうち四人までは手配済みである。それから釈放犯のうち六人はすでにICPO、国際刑事警察機構を通じて各国に手配済みであるという、こういう御説明をいただきました。実行犯五人のうち一人が残...全文を見る
○橋本敦君 いつごろ手配をなさったか、時期ですね。
○橋本敦君 この手配はいわゆる赤色、青色ございますね。どちらの種別に属しますか。
○橋本敦君 赤色の手配ということになりますと緊急逮捕ということに近づくわけですが、赤色の手配ということに至らない理由は具体的に何かございますか。
○橋本敦君 その点はそれとして、問題が私はあり得ると思うのですが、おくとして、いわゆる逮捕状が当然発付できる状況にこれらの犯人たちはあるということは間違いありませんね。
○橋本敦君 したがって、この実行犯の四名についてはすでに逮捕状があるわけですから、先ほど御説明になりましたように、すでにアルジェを出国している可能性があり、ICPO、インターポールに手配をなさっている。そうすると、ある国に具体的に潜入した可能性があるとすれば、その国に対して今度の...全文を見る
○橋本敦君 そこで法務大臣、断固としてこういった凶悪犯罪人を取り締まるという趣旨で立法がされ、国会も合意するということで、今後の運用ですが、このダッカハイジャッカーの実行犯が、いま局長がおっしゃったように当てずっぽうではいけませんけれども、具体的にある国に入った可能性が、蓋然性、...全文を見る
○橋本敦君 そこで問題はその情報であります。アルジェを出国したらしいという情報は警察もそれなりにつかんで国際手配をなさったわけです。問題はどこへ行っているかということです。これについては新聞でもいろいろなことが報道されておりますが、具体的に、これに関する情報というのは具体的につか...全文を見る
○橋本敦君 法務大臣、この情報収集は私は世界百数十カ国全部ということの必要はなくて、捜査当局と相談をすればある程度幾つかの国にしぼられる可能性がある事件なんです。特に赤軍派の行動についてはそうであります。そこでいま御説明のように一つはICPOからの情報が入ってくるのを待つ、もう一...全文を見る
○橋本敦君 今後なお一層具体的な努力を政府を挙げて行うという御決意はいただけますか。
○橋本敦君 警察に、関連をして伺うのですが、あのダッカハイジャック事件の際にも、あるいはそれ以前アムステルダムを飛び立った日航がハイジャックされた際にも、日本赤軍は海外から声明を発して、いかにも彼ら自身の行為であるかのような宣伝をしておる事実があります。これは警察庁もつかんでおら...全文を見る
○橋本敦君 じゃ具体的な中身は伺いませんが、あのダッカハイジャック事件に関しても重信房子がそれなりに重要な役割りを果たし共謀関係にあったという方向で捜査を進められているという事実はこれは客観的に間違いありませんね、だからこそ捜索されたわけですから。捜査の結果は聞きません。
○橋本敦君 まさに関係者の一人である。しかも彼女が伝えられているように日本赤軍の重要な頭目であるとすれば、まさに重要な関係者であるわけであります。この重信房子というのは一体どこにいて何をしているか、これも、こういった国際的な赤軍の暴力を断固取り締まる上で政府としては注目をしなくち...全文を見る
○橋本敦君 現時点でといいますけれども、山口淑子さんが、これがお会いになったのはそんなに遠い昔じゃありませんよ。そして彼らの日本赤軍の拠点が大体推定するところアラブ地域にあるということも、これも人の知るところですよ。そしてこの山口淑子さんは、この問題の重信房子と単独会見をやったと...全文を見る
○橋本敦君 徹底的に日本の政府が、法務大臣が御就任になっておっしゃったように、このような日本赤軍の動向を断固許さないということに本当に真剣にやっているなら私は聞いていなきゃならぬと思う。会っている場所もダマスカス、はっきりしているのです。そして、この山口淑子自身は、彼女が出てきた...全文を見る
○橋本敦君 可能性があるでしょうと聞いているのです。結果はそれは進展を待ってだけど、逮捕状をとる可能性が出てくるでしょうと聞いているのです。
○橋本敦君 断固としてこれをやらなきゃならぬのですよ。いいですか。ハイジャック事件が起こるたびに赤軍の声明を出して、重信房子が、私が指摘したように、山口淑子参議院議員に何のおくびれもなくまたやるんだと、こう語っている事実もある。こういう人物を海外に泳がしておいて日本の警察の威信、...全文を見る
○橋本敦君 言葉だけじゃだめですよ。大臣に聞きますが、この重信に対して逮捕状が出る可能性が私はあると見ている。なかったらおかしいですよ。こういうことを言ったり、赤軍がダッカハイジャック事件の後で声明を出したりしているのを見ます。この重信房子に対して逮捕状がとれるところまで捜査がい...全文を見る
○橋本敦君 私がダッカで聞いたから課長がああいう慎重なお答えをなさったと私もよくわかっておりますから……。  そこで、法務大臣、仮拘禁する逮捕状が重信に出ている要件があるとして、いま刑事局長がおっしゃったように、問題は相互主義だと、こういうことになる、相互主義。そこで、私は相互...全文を見る
○橋本敦君 そこで、その相互主義ということに関連をして、相手がわが国と同じような基本的人権保障あるいは民主的法秩序を持っているかどうか、こういう関係における相互主義ということを判断する——非常に大事であります。しかし、こういう過激派、ハイジャッカーその他の犯人は、往々にして、刑事...全文を見る
○橋本敦君 そういう検討を深めて、今後この運用によって赤軍派の絶滅という国民の期待に私は必ずこたえていただけるような努力を警察並びに法務当局に特にお願いしておきたいと思います。  それから、時間もなくなってまいりましたが、私は、こういう「自由新報」が出たり、こういう本が出たら、...全文を見る
○橋本敦君 そこで法務大臣、私はこれもまた政府の姿勢にかかわると思うのですが、金在権氏を証人喚問するという問題が予算委員会、ロッキード特別委員会で持ち上がりまして、金在権氏に意思を確認する必要があるという、そういう話が出て、日本の外務省はアメリカ政府を通して金在権に接触をするとい...全文を見る
○橋本敦君 このようにして提案理由説明に大臣みずからが御説明になった最近のハイジャック事件やあるいはロッキードその他国際犯罪の増大、犯罪人の諸外国への逃亡一こういった状況に対応するこの法案としては、これが成立した後の運用はこれは積極的にやるならば、金大中事件も、そして赤軍派の犯行...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
06月08日第84回国会 参議院 運輸委員会 第13号
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○橋本敦君 騒音防止法が成立をいたしまして早くも四年になろうとするわけでありますが、成田新空港の開港にもあらわれておりますように、空港周辺の騒音対策あるいは周辺整備事業というものが住民の生活の安全あるいは切実なその要求に照らしてますます重要になってきております。運輸省としても、か...全文を見る
○橋本敦君 千七百世帯のうち、借家人世帯数は、きのういただいた資料で千七十八という数字をいただいておるんですが、そういう関係ですか。
○橋本敦君 そこで、これは希望者に対するという関係ですが、推定される希望者総数から見ると、この事業達成数というのはどれくらいの割合になるだろうかということが私の一つの質問の趣意なんですが、その点はいかがでしょうか。
○橋本敦君 一つの問題点がいまの御答弁の中にあると私は思うんです。つまり、二種、三種地域の中で移転を希望する人がどれだけあるか、これからの調査だという問題が一つであります。その調査は、私が伺っているところでは悉皆調査、つまり全世帯戸数に対する調査ではなくて、無差別抽出調査と、こう...全文を見る
○橋本敦君 趣旨は結構ですよ。だが、事実として正確に、移転なら移転、民防なら民防工事の住民の希望総数を正確につかむ調査はそれではまだできないという、その結論はわかりますね。  で、いまおっしゃいましたけれども、その調査が、住民を強制的に追い出すような向きにとられては困るというの...全文を見る
○橋本敦君 ぜひそういうようにお願いをしたいと思います。  そこで、いま部長がおっしゃった環境基準達成という大きな政策目標の問題なんですが、五十三年度の中間目標達成、これについて、その中間目標値はこれはもうすでに出ておるわけですが、つまり、外では八五以下、屋内では六五以下にする...全文を見る
○橋本敦君 いま部長は、何としても達成したいという運輸省の決意を表明されました。私も、何としても達成してほしいんです。  そこで、これを達成する上で一つの大きな問題になる、いま御指摘の民家防音工事、これをどんどんやっていかなくちゃならぬということですが、ここに一つの問題があると...全文を見る
○橋本敦君 そこで、これを一種区域の民家防音対象戸数総数に対する達成率の比率を見ますと、大阪側では約三〇%、兵庫県側では四七%、まあいわば兵庫県側は半分近く進んでいると、こういうことですね。ところが大阪側は三割程度しか進んでいない。そこで、いま部長がおっしゃった、民家防音工事を促...全文を見る
○橋本敦君 豊中市を考えてみますと、たとえば対象地域内の世帯数総数二万九百世帯、そのうちで七割が借家人の皆さんだという大体の私どものつかみ方をしておりますが、運輸省としては豊中地区では約七割が私が申し上げるように借家人世帯だという、大体こういう状況は把握していらっしゃいますか。
○橋本敦君 はい、わかりました。いま御答弁のとおり、私は七割と申しましたが、六、七割。  そこで運輸大臣にお聞き願いたいんですが、この借家人の皆さんが一世帯一室の防音工事をしてもらいたいと思っても、どうしてもそこでまず一つひっかかるのが家屋所有者の承諾という問題であります。たと...全文を見る
○橋本敦君 この問題は、非常にむずかしい問題がいろいろあるということで、かねてからも議論されてまいりましたが、一つの問題として、この前、運輸省と地元市町村との間でいわゆる十項目覚書というのが交わされました。この中でもこの借家人問題というのが第六項目に問題として取り上げられておりま...全文を見る
○橋本敦君 そういう確認がなされましたが、同時に五十二年四月二十日付で航空局長から豊中市長あてに出されております回答書、これによりましても、今後の施策についていろいろと言われておりますが、その中で特にこう言われております。「借家人対策等に関連した移転補償の進捗を図るため、現行法に...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  その点、局長、第七十二国会の、私ども参議院当運輸委員会で、この騒音防止法の施行後も「引き続き航空機騒音による障害の軽減のための諸施策を検討し、必要に応じ所要の立法措置を考究すること」という附帯決議がついていることは局長も御存じのとおりですね。だから...全文を見る
○橋本敦君 民防工事を希望する場合に家主の同意がないとできないという問題につきましては、私は私なりに考え方としては持っているんです。たとえば、民防工事というものはその建物の構造を基本的に一方的に変えるというんじゃなくて、たとえば間取りを変えてしまうというのじゃなくて、建物の従来の...全文を見る
○橋本敦君 そこで一つの提案ですが、いまお話しした民防工事助成申込書によりますと、申し込みの書面を持っていくこと自体がすでに家主、所有者の承諾の署名押印、これがそろわないとこの申込書が受けつけられないという、こういう様式になっているわけですね。そこで私は提案をしますが、局長がいま...全文を見る
○橋本敦君 いま御答弁のように、できるだけ早く申請自体が、希望が出せるようにやっていただきたい。  時間がもう参りましたが、運輸大臣、この問題は実はこの騒音防止法が制定されたときから問題になりまして、当時運輸大臣であった徳永運輸大臣も四十九年三月一日の衆議院運輸委員会ではありま...全文を見る
06月16日第84回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○橋本敦君 それじゃ、私、続きまして司法書士法の一部を改正する法律案について、この法案に賛成する立場でありますが、若干の質問をさしていただきたいと思います。  まず第一に、第一条で新しくこの法の目的が定められまして、第一条によりますと、「この法律は、司法書士の制度を定め、その業...全文を見る
○橋本敦君 御趣旨はよくわかりました。  東京司法書士会が発行しております会報が「司法の窓」という題で出ておるわけでございますが、この会報を見まして、司法書士会が行われたアンケート調査がございますが、このアンケート調査によりますと、国民が司法書士の皆さんに仕事を依頼するというの...全文を見る
○橋本敦君 いま局長がおっしゃったように、いわゆる常識的な基本原則ということでいいのだろうと思うのですね。専門的な憲法学ということでなくていいのだろうと私もその点は同感でございます。しかし、そういういまおっしゃったような趣旨にしろ、憲法感覚というものを正しくやっぱり身につけていた...全文を見る
○橋本敦君 よくわかりました。  この刑法ということになりますと、これは高度に専門的な刑法理論という問題じゃなくて、実務的な水準で必要な範囲の知識という程度だろうと思うのですけれども、書類の作成ということになりますと、そういう刑法本法とともに刑事訴訟法がむしろ非常に具体的な関係...全文を見る
○橋本敦君 なるほど、二号に入るというお考えね、その点わかりました。  司法書士さんの業務について、簡単な国民からの法律相談に応じられるそういう能力と資質とを持っていらっしゃることも必要ではないかと、公然と制度的に法律相談を認めるとなりますと弁護士会との問題があるという局長のき...全文を見る
○橋本敦君 この試験の受験資格については特段の制限はございませんか。
○橋本敦君 受験資格について学歴その他特段の制限がないというのは私はいいことだと思いますが、それだけに試験を余り高度化してはならないし、さりとていま言った要請にこたえなければならないということで、司法書士会の司法書士となられた皆さんに対する今後の育成指導ということについても法務省...全文を見る
○橋本敦君 いま局長が御答弁になりました運用基準をおつくりいただきまして、それである程度客観的基準を明示するというのは、私はこれは非常によいことだし、大事なことであると思うのですね。この点については私は法務大臣の御意見も伺っておきたいのですが、司法書士の資格を試験によって取得した...全文を見る
○橋本敦君 その点はぜひ今後の運用において大臣、局長がおっしゃった趣旨が生かされるようにお願いをしておきます。  そこで、もう一つ、私は、司法書士の皆さんの社会的地位、資質の向上ということは、同時に司法書士会の自主自律機能とその権威を高める、もちろん法務省の指導監督下にあります...全文を見る
○橋本敦君 そういういま局長がおっしゃったような実情があるにせよ、将来の期待としては司法書士会がやっぱり自律的自主的な機能を整備して持っていくことを法務省としても期待されておられると思うのですね。だから、そういう関係で司法書士会の法務大臣に対する建議ができるということも新設されて...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。私がいまコンピューター問題を提起した理由は、将来、いまの供託金問題等だけじゃなくて、甲号事件、乙号事件全般について情報システムの集約化ということが進んでコンピューター化されてまいりますと、国民の権利関係がどうかという面、それから司法書士の業務自体がコンピ...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。司法書士法に関連してお聞きしたい点は以上で終わりでございます。  なお、民事執行法については、きょうはもう会期の最終日でございますし、時間もございませんので、後の機会にさしていただきたいと思っております。終わります。
08月18日第84回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第2号
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○橋本敦君 八月十二日に、私鉄十三社の運賃値上げ申請がありまして、国鉄運賃の値上げに続きましてこの問題が国民生活全体にとって非常に重要な大きな問題言ってみれば政治的な課題、そういうことで大問題になってきているわけですが、この問題についてきょうはお伺いしたいと思いますが、まず今度の...全文を見る
○橋本敦君 実際、政府の責任ある数字の指摘はいま言った順序でしょうけれども、一七・一%という申請自体がどういうウエートを持つかということを検討する視点として私は運輸省も検討しておくべきだと思うのですね。  ことしの春闘は私の方から申しますとわずか五・四%です。仲裁裁定は三公社五...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  厳しく対処していただくという大臣の所見を伺って、私はそのとおりやっていただきたいと考える幾つかの問題点をこれから指摘をしたいと思うのです。  まず第一に、今回申請された概要、大手民鉄運賃改定申請概要というのを社団法人日本民営鉄道協会から運輸省にも...全文を見る
○橋本敦君 西鉄を除きますと十三社の配当所要額は九十二億三千八百万円と、こういうことになるはずであります。  それからさらに、法人税の支払いがこの計数でも出ておりますが、法人税を十三社が五十二年度幾ら払ったかという数字を総合計いたしますと幾らぐらいになりましょうか。
○橋本敦君 つまり七十六億六千四百万円ということであります。  そこで、いま十三社の中で黒字であるのは近鉄だけで、あとは全部収支不足、つまり赤字ということになっておりますが、仮にこの配当所要額、つまりこの配当した金額を差し引きますと収支不足ということで赤字になる会社は何社になる...全文を見る
○橋本敦君 検討していただきたい。  私の方から答えを申し上げますと、いまの申請は、黒字は近鉄だけで、あとは収支不足ということで赤字になっておりますが、仮にいまの配当所得、法人税、これを差し引きますと十三社のうちで黒字になるのは京王、小田急、近鉄、京阪、阪急、阪神、こういった会...全文を見る
○橋本敦君 だから端的に言えば、いま私が指摘したようなものは、厳格に審査をした上で適正な利益も見ていくというお話で、前回の八%配当額を適正と審査をされたその八%をそのまま今回の場合も適正とされるか、いま私が指摘したような問題も考えて国民生活全体の状況も考えてもっともっと低く査定し...全文を見る
○橋本敦君 慎重に検討していただきたい。私は八%でも経営実態から見て鉄道部門としては高過ぎると思うのですよ。  それからさらに、いま私が指摘した配当所要額ですね、配当に要した所要額、法人税額、これを全部控除してべたに本当にこれをのけた収支実績ということを考えてみますと、十三社で...全文を見る
○橋本敦君 収支率だけで結構ですよ。
○橋本敦君 私の質問を申しますと、この十三社が出している資料によりましても、現行運賃のまま据え置けば収支率は八四・九に下がると、こう出ておりますね。これは間違いありませんね。
○橋本敦君 私がここで指摘したいのは、四十九年、赤字で火がつくように言われたときの収支率が八四・二。このときに運賃値上げを大臣認めました。仮に現行の運賃のままで値上げを認めないで五十四年までいきますと、四十九年値上げを認めたときよりも、わずかでありますけれども、収支率はまだいいん...全文を見る
○橋本敦君 しかし、局長、いまおっしゃった答弁には一つの問題があるんですね。民鉄協会の四十八年十月に出した資料があります。これによりますと、民鉄協会は四十九年、値上げを申請する直前ですが、快適なサービスということで、冷房化率の目標をこのときには四九%という目標に置いていた。これは...全文を見る
○橋本敦君 そこで、私はいままでの実績との関係で局長に意見を求めたいのですが、要するにいままで私鉄が申請時に言っておった冷房化率が実際達成されなかったという事実は、これは明らかになりました。そこで、五十三年度は四八・五、五十四年度は五四・五、こういう目標を立てております。過去の達...全文を見る
○橋本敦君 十分検討していただきたい。  ラッシュ時の混雑緩和も重大な課題ですが、この達成率も、これはまた値上げ申請のたびに出される達成目標率より実績は低いという実態にあることは間違いない。そこで運輸大臣に伺いますが、値上げを申請するときに、住民サービスあるいは乗客サービスとし...全文を見る
○橋本敦君 まさにそうですが、最近の通勤ラッシュの混雑というのは本当に大変なもので、国民の緩和に対する要求か強いわけです。で、今度民鉄協会から出された資料でも、大臣、「混雑度の実績及び計画」を見ますと、私はこれもけしからぬと思っているんですが、こういうことなんですよ。混雑度の緩和...全文を見る
○橋本敦君 私は値上げによって収支率があるいはそう簡単に改善されるかどうかについてさえ疑問を持っているんです。たとえば、大臣お読みになったでしょう、読売新聞が大きく出していますが、「それでも赤字 国鉄〃夏の陣〃逃げた客、月に六十万人」、つまり国鉄は七月の値上げによって、この夏こそ...全文を見る
○橋本敦君 私はこういう内部留保の金が、退職引当金、資本準備金等、経営上必要だという一面がありますから、全部吐き出せとは言いません。しかし、私鉄十四社で何と三千六百億円に上る内部留保金が現在あるというじゃありませんか。そして私が指摘をした経常収支、あるいは実際上黒字だという会社が...全文を見る
○橋本敦君 大臣ね、これはまあ大変なむずかしいことを私は御答弁求めたこと、私もわかっているんですよ。しかし私はいま言った状況からして、今回運賃値上げを認めなくたっていけるという考えなんです。  そこで大臣、厳しく対処するとおっしゃったが、運輸審議会がこれからあり、それから運輸省...全文を見る
10月16日第85回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○橋本敦君 ことしの農作物に対する干ばつ被害というのは大変なもので、農水省が御調査いただいておる点でも一千三百億を超えると言われておりますが、大臣初め農水省でも、この対策についてはいろいろと救済処置を御検討いただいておるところだと思います。  そこで、私はこの問題につきまして農...全文を見る
○橋本敦君 対象地域、都道府県。
○橋本敦君 いま検討されておる特別指定地域は大体どういう府県があるのか、おっしゃっていただけますか。
○橋本敦君 私は大阪で、この干ばつ被害、各市町村調査をいたしました。大阪だけでも被害総額二十五億、うちミカンが大変ひどうございまして、ミカン畑総面積の八八%、約九割が被害を受けておりまして、その被害総額見積もり約十七億円に上ると、大体こういった調査になっておるように思います。 ...全文を見る
○橋本敦君 それでは、調査結果に基づいて資金需要に応じて十分な対策を講じ、かつ枠も用意したいと、こういうお考えであるということに伺ってよろしいですか。
○橋本敦君 この問題につきまして、いままで農業改善事業その他でいろいろな融資を受けて返済をしている農家も多いんですが、今度の干害につきましてたとえ天災融資法、激甚災法の適用を受けましても、償還期限を最大限に延長してほしい、できれば現在の天災融資法二条で言っております「六年」以内と...全文を見る
○橋本敦君 法で定める六年の延長は困難ですが、いまおっしゃった政令の範囲内で実情に応じて四年、五年ということを、これを法の枠、限度六年いっぱいにまで検討するという弾力的運用、これはなし得ると思うんですがいかがですか。
○橋本敦君 私も六年の法の定めを、限度を超えるようにということをこの場で御回答いただこうとは思いませんが、政令で定めることの内容も、結局はあなたがおっしゃったように、個々のケース、被害の実情、農家経営の状況と、こういったことで四年、五年とこうなるわけですから、具体的状況によって、...全文を見る
○橋本敦君 だから、特別被害については限度いっぱいまでやっていただくという体制は変わりないことはわかるんですがね。それ以外の特別被害に近い場合、つまり、五割というのは一応の基準線ですから、それに近い場合でも事情によっては考慮するという余地はないかと、こうなるわけですね。この点につ...全文を見る
○橋本敦君 だから、そういったケース・バイ・ケースで一応の政令基準で定める要件、基準はあるけれども、いまおっしゃったような事情があれば六年ということになるわけですから、できるだけそういう方向で検討してもらいたいという私の要求ですから、基本的にはそれでいいわけでしょう。はい、わかり...全文を見る
○橋本敦君 だからしたがって、これは大臣にはっきり聞いておきたいんですが、今回の干ばつについても応急対策事業の助成をやるという方向で御検討いただいておると、こう伺ってよろしいわけですか。
○橋本敦君 それで、先ほど御答弁がありましたこの内容ですけれども、四十八年の場合によりますと、補助対象を決めまして、たとえば深井戸を堀るあるいは送水管の設置、いろいろございますが、補助率の問題で四〇%ということになっておりまして、果樹の場合に三〇%という差があったような、こういう...全文を見る
○橋本敦君 考え方。
○橋本敦君 だから、今回はどういう御方針でいかれるんですか、大分事情が違っているということを申し上げたが。
○橋本敦君 具体的には、この対象補助事業として五十四年度大蔵省への概算要求としてはいま幾ら出ておりますか、金額的に。
○橋本敦君 いずれにしても、今後こういう被害が起こらないように、地方自治体あるいは農業団体、土地改良区、それぞれ計画を立てて努力したいという意向が非常に強うございますので、これに対する助成ということを通じて、将来の農業経営安定基盤の確立をぜひお願いをしたい。今度の干ばつを機会に、...全文を見る
○橋本敦君 よろしくその点は農民の期待におこたえいただくようお願いしておきます。  それからタケノコの被害調査は農水省、やっていただいておりますか。
○橋本敦君 ところが、タケノコの被害も私が調査したところでは大きいんですね。後で写真をお見せしますが、若竹がずいぶん枯れましてね。それで来年の春のタケノコがこれは大変な減産だろうという状況なんです。私は一つはぜひこのタケノコについても被害調査をお願いしたい。  それからこのタケ...全文を見る
○橋本敦君 調査をなさるのかなさらないのか。
○橋本敦君 それは困るじゃないですか。学者の先生の御意見も聞くけれども、調査方法がないと言わぬで、やっぱり検討してあげなくちゃいかぬのじゃないですか。全然被害がないとは断言はできないわけでしょう、農水省としても。だからそれはやっぱり検討してもらう必要がある。学者の御意見だけで方法...全文を見る
○橋本敦君 その検討の上で、ぜひ調査をお願いしたいです。  それで、こういった被害ということの救済問題の一つに、農業共済の支払いの問題がございますが、私ども農家の皆さんにお聞きいたしますと、この農業共済の支払いをぜひ早くしてほしいという要望が大変強うございます。で、共済連として...全文を見る
○橋本敦君 いま一月以降というふうにおっしゃいましたが、大体仮渡しは、わせについてはお願いできるとして、基本的な支払いを一月一ぱいには私はやっぱりしてあげられる体制に持っていってほしいと思いますが、見込みはいかがでしょう。一月以降とおっしゃいますと、ずいぶんずれるかもしれないとい...全文を見る
○橋本敦君 そうしますと、遅くとも一月下旬というめどをつけていただきましたので、その点はわかりましたが、せっかく御尽力いただいておりますので、できるだけ早く期待にこたえてほしいと思います。  で、農水大臣にお願いとまたお伺いをしたいんですが、ミカン畑というのは、従来政府の農業作...全文を見る
10月19日第85回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○橋本敦君 裁判官の報酬等に関する法律の一部改正について、ごく簡単に質問を一点だけしておきたいと思います。  先ほども議論になりましたし、寺田委員からもお尋ねがございましたが、法務大臣はこの〇・一%の問題について憲法違反にならないという、そういう考えで処置されているというお話が...全文を見る
○橋本敦君 最高裁の人事局長にお伺いしたいのですが、裁判官の報酬等に関する法律の第十条の規定によりますと、「生計費及び一般賃金事情の著しい変動により、一般の官吏について、政府がその俸給その他の給与の額を増加し、文は特別の給するときは、」「一般の官吏の例に準じて、裁判官についても「...全文を見る
○橋本敦君 九条の関係に準じて、つまり九条によりますと、報酬以外の給与ということですね。これで、準じてということでこの部分は下げる。ところが十条では報酬以外の給与も含めて一般の官吏の例に準じて事情によって上げるということを基本的な眼目としている。確かに九条と十条は違いますね。だが...全文を見る
○橋本敦君 どっちにしても、今度の問題は私はいろいろと研究する余地かある問題を投げかけたと思いますね。準じてということであるだけならば、私は十条の規定が必ずしもなくったって、九条もしくはこれに類する規定で準ずるということだけ決めておけばいいので、十条の規定というのが特に設けられて...全文を見る
○橋本敦君 私はきょうは暴力団対策に関する問題とそれから法務局の職員の昇格問題この二つについてお尋ねをいたしたいと思っておりますが、まず法務局の職員の昇格問題、これから先にお尋ねをさしていただきたいと思います。  問題はいわゆる五等級職員の昇格という問題で問題点としてはきわめて...全文を見る
○橋本敦君 予算定数でいきますと、法務省職員は五十三年度で一万一千六百三十名、このうち私の方の調査では三千八百二名が五等級職員ではないかと思いますが、いまお答えの数字との関係、正確にはいかがでしょうか、実人員がいま局長がおっしゃった三千五百余り、こういう趣旨でございますか。
○橋本敦君 そうなりますと、いま約四分の一というお話でしたが、正確に言えば約三〇%、つまり約三割ということになろうかと思うのですね。で、こういうように五等級の格づけされている職員の皆さんが全職員とのバランスをとってみますと、約三割前後といいますか、そういう状況に達しているというこ...全文を見る
○橋本敦君 登記官というお仕事、職種が、これが登記事務の重要性にかんがみまして、昭和五十二年に設定をされたわけですが、改めて言うまでもありませんが、この登記官というこれは私は非常に重要な責任と任務のある仕事についていらっしゃる方々だと、こう思います。そういう意味でこの登記官という...全文を見る
○橋本敦君 そういう登記官の方々が実人員として何名いて、そのうちの五等級に格づけされている方が何名か。この点を明確にしていただけますか。
○橋本敦君 五等級の職員がその中で幾らあるか。
○橋本敦君 この登記官の位置づけはわかりましたが、この法律上登記官というようにいわれているうち、五等級の職員がおられるのは、これは出張所長、それからそこの登記官、また本局の登記官もありますけれども、大体出張所長と登記官、大体まあこれが五等級職員か非常に多い部分だと思いますがいかが...全文を見る
○橋本敦君 実人員との若干の差はありますが、定数上で抑えていきますと出張所長が四百二十六名、登記官が一千百七十五名、合計一千六百一名、こういう数字になろうと思うのです。定数で抑えますとね。で、この一千六百一名というのは、先ほど法務省で五等級が大変多いと言われたそういう五等級全体の...全文を見る
○橋本敦君 そこで、五等級から四等級への昇格格づけという問題を考えてみますのに、五等級の十五号俸以上ですね、これをとってちょっと数字で分析をしてみたいのです。  具体的にお伺いしますと、五等級の十五号俸から十九号俸以上まで、つまり十五号俸、十六号俸、十七号俸、十八号俸、十九号俸...全文を見る
○橋本敦君 まとめておっしゃいましたが、私がこう分けてお話ししますと——ちょっと資料見ていただいてわかるかどうか検討していただけますか。五等級の十五号俸が百名、十六号俸が百五十六名、十七号俸が百八十一名、十八号俸が百八十七名、十九号から二十三号までが百三十七名、私の調査では大体こ...全文を見る
○橋本敦君 そういたしますと、いまの分布をパーセンテージで見てみますと十五号俸以上に登記官のうちの大体八一%の皆さんが配置をされている。十七号俸以上をとってみますと五三・八%、登記官の半分以上が十七号俸以上に配置されている、こういう実情がわかるわけでありまして、特にこの配置でもう...全文を見る
○橋本敦君 二十年以上の在職年数というとかなりベテランの皆さんだし、多年経験と研修をお積みになって登記官として重要な仕事をしていらっしゃる。年齢的にまいりましても、四十代ということになりますと、家庭的には、お子さんの成長なり社会的責任からいっても、生活上の負担が非常に増大する非常...全文を見る
○橋本敦君 それだけでいいですか。
○橋本敦君 いま局長が率直に問題を指摘されましたように、そこに実際の問題があるわけですね。在職四年以上で四等級へ昇格する資格があるということなのにかかわらず、枠だとか予算とかいったいろいろな意味でずいぶん資格のある人が五等級にたまってしまう、それか何といいましても問題として一番大...全文を見る
○橋本敦君 特に私は、皆さんがそういって昇格が頭打ちしているにかかわらず大事な任務を持っている、それに加えてもう一つ、最近の登記事務の増大ということの中で仕事が大変過重負担になっている。この問題は寺田委員から増員要求等もありましたし、私ども登記所も調査見学をさしていただきましてつ...全文を見る
○橋本敦君 といったことで、ますます仕事の繁忙性、過重性というのは予想される状況にあると。ところで、実際問題としてそれではどの程度どういうように昇格が実現されつつあるかという実情について伺いますが、法務省の方で五十三年度五等級から四等級への昇格を要求されまして実際に昇級した人員と...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。だから、合計いたしますと約三百ですね、約三百という数字になる。で、五十三年度に次いで五十四年度の法務省の現在折衝されている要求、登記官についてはどういうことになっておりますか。
○橋本敦君 そうすると、登記官は実質約五百名と、こういうことですね。
○橋本敦君 わかりました。  法務大臣、いまお聞きいただきましたように、他省庁とのバランスからいっても五等級は頭打ちが多い。そしてその登記官について言えば大事な職務をやっていらっしゃる中堅職員の皆さんがこういうことで長く五等級に格づけされている。これは何とか改善しないと労働強化...全文を見る
○橋本敦君 じゃ、ぜひいま大臣おっしゃった決意で皆さんの要望を実現していただくようにお願いして、この問題の質問はこれで終わります。ありがとうございました。  次に、私は暴力団対策に関連をして質問をしたいと思います。  最近の暴力団の跳梁ばっこ、市民の恐怖、これはもう目に余るも...全文を見る
○橋本敦君 いまのお話で暴力団構成員の数が減り、まず団体数が減ったというお話がありましたが、逆にいま抗争の主力をなす山口組、これなどは組員が約五千人ほど私の方の調べではふえているのじゃないか。そうしてこの広域暴力団の一つの特徴としてピストルなどの武装化、これが非常に進んでいるのじ...全文を見る
○橋本敦君 ピストル、凶器について。
○橋本敦君 五十三年発表された警察白書によりましてもいま言った一千三百六丁、このうちで真正拳銃が五百十二丁、これはまさに戦後最高を記録したというように警察白書でも書かれておりますね。そういう広域かつ武装の集団か今度の山口組、反山口組ということでの抗争、これの先兵になって現に拳銃を...全文を見る
○橋本敦君 吉田会長は、あれは保釈中でしたか、刑の執行停止中でしたか、どっちでしたか、ちょっと……。
○橋本敦君 保釈中ですね。  それから今度は報復側を見ますと、山健組の関係で、報復作戦をやって撃ち殺した男がきょうは逮捕されておるという状況になっている。  そこで、あの鳴海の襲撃事件、これに対する報復として大阪でも和歌山でも白昼ピストルで襲撃事件が行われた。あの襲撃事件をや...全文を見る
○橋本敦君 そこで次の問題に移りますが、問題の発端となった鳴海の襲撃、この鳴海自身があのような形で死体で発見をされた。この鳴海の殺害をめぐって警察の方はまんまと山口組の暗殺隊に鳴海をやられてしまったということで、メンツもまるでないではないかということで新聞でずいぶん出ました。とこ...全文を見る
○橋本敦君 捜査中であることはわかりましたが、いま言ったどちらなのか、つまり山口組の暗殺隊が鳴海を殺したのか、あるいは内部で処理されたのか、両面捜査の方針とおっしゃいましたが、現在の時点でいままでの捜査でほぼもう明らかになっていると思うのですよ。だからどちらなんだということははっ...全文を見る
○橋本敦君 初めにお述べになった決意は大変声も大きくてなかなか決意あると思ったのだが、具体的になるともう少しもう少し、これは私はもう本当にはっきりしてもらわぬと一体警察の捜査はどれだけ進んでいるのだろう、暴力団の陽動作戦やその他に振り回されているのじゃないか、真相は一体どこまでつ...全文を見る
○橋本敦君 結果的には、公開手配に踏み切ったけれども、鳴海を隠匿されたまま殺されてしまったという結果になるし、あなたは一部とおっしゃったが、どっちにしても山口組の報復作戦、これを激化させるという、そういう状況にもなった。この点私は暴力団対策としての今後の警察の態勢として十分教訓的...全文を見る
○橋本敦君 見当でいいです。できるだけ早くというのはどのくらいです。勾留期間もあるし、法律上ちゃんと決まっているし、見当でいいです。国民は早く期待しているから。
○橋本敦君 近日中にそれはぜひ究明をして真相をつかんで、その上でまた対策をどんどん進めてもらいたい。ところで、いまあなたが山口組の報復作戦、一部の者とおっしゃったが、きょう逮捕された和歌山襲撃事件、これは山口組の健竜会組員の西住博昭という者が逮捕されたわけですが、これの逮捕から警...全文を見る
○橋本敦君 客観的に見ましてこういう報復作戦があるのはやっぱり幹部の方の指示、暗黙にしろ指示があると、こういうように見て私はいいと思うのですが、やくざ仲間の特別の、あの世界のルールとして、親分の意向をくんで以心伝心で報復をやる。こうなりますと証拠上、共謀とか指示をしたというのは非...全文を見る
○橋本敦君 ぜひお願いしたいと思います。つまり裁判の促進を進めるというのも、やっぱり検察官がこういう事件については主導的に月を光らしてやっていただきたいし、保釈条件、それを厳しくすること、それからもう一つ、保釈条件を遵守しているかしてないか、違反があればすぐ保釈取り消し請求もやる...全文を見る
○橋本敦君 時間がなくなりましたが、最後に一点だけ。  私は、こういった暴力団が最近のサラ金問題ということで深く介入をして国民を非常に苦しめているという実態を重視をしなければならぬと思うのです。警察庁が発表されましたサラ金地獄のこの実態を見ましても、何と暴力団が関係した貸金業は...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
10月20日第85回国会 参議院 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号
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○橋本敦君 委員長、ちょっと関連。  関連で伺いますが、いま神谷議員が指摘しましたような、四十七年十月五日ごろ、コーチャンが言っているような、冒陳に書いているような、こういう決定を政府、具体的には運輸省ですが、こういう決定を政府がした事実はないということは、これは検察庁としては...全文を見る
○橋本敦君 それじゃなぜこういうような、福田から電話でコーチャンに言ってきてコーチャンがびっくりするというような事態が起こったのかということに一つのなぞがある。これは後で神谷議員が引き続き質問をいたします。  重ねて航空局長に伺いますが、四十七年十月の五日ごろ、小佐野か児玉から...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、ますます一体これは何の話であったかが疑問が生じてくるわけであります。  これは後におきまして、航空局長にもう一つ別の問題ですが、この際質問をしておきたいんですが、昨年の十一月二日の当ロッキード特別委員会におきまして、装備局長は私に対して大変重要なことを答...全文を見る
○橋本敦君 航空局長ね、高い安いを聞いているんじゃないですよ。安くても上乗せされている、ロッキード社はそう言っておるんですよ。上乗せしたと言っておるんですよ、防衛庁に対する書面で。入っておると言っているんですよ。なぜこれがわからぬのですか。入っていると言っている。高い安いの問題じ...全文を見る
○橋本敦君 いや、そこは局長いいですよ。わかったかわからぬか。
○橋本敦君 できないじゃ承知できませんよ。ロッキード社は上積みしたと言っているんだもの。こんな金は取り返したらいいですよ。外国だって、口事件が起こってから秘密代理人に支払った金は取り戻した例がありますよ。局長、もう一遍答弁求めますよ。全日空を呼んで、ロッキード社に照会をして、何ぼ...全文を見る
○橋本敦君 そんなもの調べなくてもいい。何ぼ上乗せしたか聞けばいい、ロ社に。上乗せしたと言っているんだから。
○橋本敦君 答えをしない不誠実な会社だったら、P3Cについても考え直させますよ。それはお願いをして神谷委員に引き継いでもらいます。
○橋本敦君 長官お急ぎのようですから、いまの問題に関連して二問だけ聞いておきたいと思うんです。  一つは、先ほどから鮫島海幕長にコーチャンが会ったということが問題になりました。コーチャンから表敬訪問を受けて海幕長が会ったというんでありますが、長官いかがでしょう。コーチャンという...全文を見る
○橋本敦君 これは私はとても納得できる答弁じゃないですよ。疑惑を招いているのです。そんなことなら、これから諸国から日本の防衛整備でどんどん武器売り込みに来て、武器製造会社が制服へ遠慮なしに会いに来ますよ。そんなことしていいんでしょうかね、長官。それからさらにもっと大事なことは、単...全文を見る
○橋本敦君 概要を新聞で報ぜられたとおりとすれば、コーチャンは鮫島氏を訪問する目的はと尋問されて、はっきり、P3Cをどうして買うべきかについて話すためだったと、こう言っておるのです。単なる表敬訪問ではありませんね。P3Cをどうして買ってもらうか、それを話すためだったと、こう言って...全文を見る
○橋本敦君 そんなことを聞いてない。長官、はっきり刑事局長もおっしゃったとおりですよ。厳しく調査しなくちゃならない。
○橋本敦君 長官、結構でございます。
○橋本敦君 もう時間がありませんので、ごく簡単に聞きたいと思うんですが、刑事局長にお聞きをしたい。  この委員会でも冒頭から議論をされましたが、当初嘱託尋問を請求するに当たって、検察庁はP3Cに関しての金の流れを含む政治家、政府高官との関係、これも一つは被疑事実ということで想定...全文を見る
○橋本敦君 そこで、われわれ国会としては、そのような資料で検察庁が犯罪容疑を想定されるに足りる資料が来ているとすれば、それはぜひ国会にも明らかにしてほしいと思うのですが、それはいわゆるアメリカと日本の司法当局同士の取り決めによって国会に出すことができないと、こうなっておるわけです...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、その資料が出てくれば、そこからまた議論は発展する余地が一つは残されておるということはわかります。  そこでもう一つの問題は、ロ社がトライスターを売り込む以前からコーチャンがP3C売り込みに執念を燃やしていた事実、これは十一年もやっていたと彼が証言しており...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、それは調べていただく。  時間がありませんから簡単に一つの点だけ申しますと、いま神谷委員が問題にしたロ社と児玉とのP3C修正契約が四十八年七月二十七日、その直前の七月二十三日にコーチャンは来日しております。したがって、その契約は彼の承諾のもとで行われた。...全文を見る
○橋本敦君 じゃ、時間がありませんから、最後に伺います。  いままで明らかにされたコーチャン回想記、それからさらに法廷で順次明らかにされております嘱託尋問調書を通じまして、率直に私は一つの大きな疑問を持ちます。トライスター売り込みについて彼は真実のことを語った。だがしかし、P3...全文を見る
○橋本敦君 終わります。     —————————————