橋本敦

はしもとあつし



当選回数回

橋本敦の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第87回国会 参議院 議院運営委員会 第6号
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○橋本敦君 発言の機会をお与えいただきましてありがとうございます。  一言発言をお許しいただきたいのですが、本来、重要な国政問題にかかわる本会議の決議案は、全会一致で行われるべきものと考えます。参議院では、数年来このよい慣行がとられつつありますし、このことは議会制民主主義の本旨...全文を見る
02月22日第87回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○橋本敦君 まず最初に国税庁にお伺いしたいのでありますが、実は十四日の証人喚問でもわが党の東中議員が取り上げた問題でありますが、これはわが党の訪米及び国内調査によって私どもが確実な事実として情報をつかんだ問題に関するわけであります。これについてまずお伺いをいたしたい。  つまり...全文を見る
○橋本敦君 調査なさったことはいまの御答弁でわかったわけですが、私どもがつかんだ内容を詳しくここで指摘をいたしますと、ボーイング社が大韓航空に販売をした747型SR、これに関連をしていまのように約二百七十万ドルをボ社が実際に日商岩井に支払い、日商岩井のこれに対する領収証が、正確に...全文を見る
○橋本敦君 したがって、この事実をお認めいただいたとおり、私どもの調査が正確であるということがその点からも明らかになると思うのでありますが、問題はこの調査に対して日商岩井がどういう説明を国税当局にしたかという問題であります。これについていま日商岩井の収支自体に直接の関係はなかった...全文を見る
○橋本敦君 私は、答弁を差し控えられましたけれども、先ほど言ったように、国税庁の回答の日付も間違いないということで私どもの調査の正確性の一端が証明されておるわけですが、こういう内容で回答したという事実も間違いないと思うわけです。  一方、KALの方が747をいつ買ったかというの...全文を見る
○橋本敦君 つかんでおられるけれども、IRS、二十六条の関係で言えないという趣旨ですね、お答えになれない趣旨は。
○橋本敦君 それでは、円表示の可能性があったという私の指摘についても否定はなさいませんね。
○橋本敦君 問題は、ロッキードのあの疑獄の際にピーナツ、ユニット領収証かチャーチ委員会から公表されて、それが事態解明の大きな発端になりました。そういう意味では、領収証か存在するという事実は事件解明の重要なかぎになるわけであります。そういう趣旨で、日本の政府が今回の日商をめぐる疑惑...全文を見る
○橋本敦君 否定もされないという。まあ肯定もされないとおっしゃいましたが。ということで、一層この領収証の存在とその内容をはっきりさしてもらいたいというように思うわけであります。  問題は、この国税庁調査は、大阪国税局の調査部ですか査察部が調査をなさったというように聞いております...全文を見る
○橋本敦君 大分答弁を意識的に後退されたのです。  そういう領収証があるからIRSからのサゼスチョンなりインフォメーションが来たわけですね。これは私どもかそういう領収証があるというそういう私どもの調査によっても照会内容は先ほど申し上げたとおりですから、これは間違いないですよ。領...全文を見る
○橋本敦君 結構です。あるのですよ。  そこで問題は、この二百七十万ドルと言われる約八億に上る莫大な金が、筋道からすれば、ボーイングのKALに対する747型機の売却のリベートとしてバックをされたという筋がこれは私が指摘した事実から疑いの余地もないのです。   〔理事上田稔君退...全文を見る
○橋本敦君 形式上だけなのか、実質上通ったけれども実質上収支に関係ないという調査結果なのか、その点はっきりしてください。収支に関係なかったとあなた答弁されたんだから。その点、どうなんですか、実質上関係はないということでしょう。
○橋本敦君 調査結果、収支に関係がなかったという事実の結果をあなたは報告されたのですよ。これは一般論じゃないですよ。調査した事実を認めた上で……。  そこで、もう一つ聞きますが、この約二百七十万ドルについて、国税庁は、その二百七十万ドルがどういうルートでどこへ行ったかということ...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、そこも含めて調査をされた可能性がいまの御答弁から推測されるのですが、私はこの点について幾つかの疑惑と疑問を持っているのです。  その第一は、何ゆえに日商岩井が八億円という莫大な巨額な金の受取の、名義だけか領収証を出す、あるいは受取の、経由することをKAL...全文を見る
○橋本敦君 ここで私はレイナード氏の発言を提起をせざるを得ないのですが、レイナード氏は、国務省韓国部長であった当時、彼が職務上見た記録の中に、韓国の日本の政界工作に関連をして、政治献金送り主の側にしばしば趙重勲の名前を見たと、こういうことをレイナード氏は公に広言をしています。だか...全文を見る
○橋本敦君 だから、したがって、この問題が、私がいまこの国会で提起しているように、新たな疑惑に関連する重大問題だという認識に立って、いま私が指摘した二百七十万ドルの行き先、日本に還流してないかどうか、そしてソウルへ行った金がどうなったか、日本の課税権の及ばない範囲ではあっても徹底...全文を見る
○橋本敦君 ボーイング社が国際関係の不正支払い、これに関連をして調査の結果が出されておる部分と、今後SECが出される部分があるのですが、その中にただ一つだけ外国の名前を伏せて報告せられている部分がある。私はこの名前を伏せられたボ社の調査報告、これが日本と韓国にこのように複雑に絡ま...全文を見る
○橋本敦君 刑事局長がおっしゃったのは、確かにボ社関係だからということではあります。しかし、日本の捜査が、私が指摘したこの事実も含めて、日商岩井のなぞの領収証にかかわるこのなぞを解明するためには、必要な捜査協力をボ社に対しても資料提供を求めるようにお願いしてもらわねばならぬ、私は...全文を見る
○橋本敦君 そうすれば、この二百七十万ドルといういわば常識を超える多額のリベートの金が日本に還流したかどうか、あるいは趙重勲がこれをどういうように使ったか。日商岩井が何よりもこの領収証を一体——普通じゃ書かない、書いてはならぬ、商社の取引から言えばまさに異例中の異例の忌まわしい行...全文を見る
○橋本敦君 今後の問題として、捜査当局に、検討をするという素材として、捜査当局と国税庁との間でこの件について調査をされ報告を出されたことはもうはっきりしたのですから、それに関連をして状況あるいは報告を国税庁に求めるということは検察庁として可能ではありませんか。
○橋本敦君 わかりました。それじゃ、そういう姿勢でも構いませんが、とにかく政府機関相協力してほしいと思って私は言ったのですが、今後の問題の解明に必要であれば捜査当局はアメリカとの関係で協力依頼をやってもらいたい、以上、強く要求しておきます。  ただ、伊藤刑事局長、私は直接にいま...全文を見る
○橋本敦君 検察庁は、今度のグラマン・ダグラスで捜査開始宣言をされ、SEC資料が来るまで国内の基本的な調査を進められてきたわけですね。これは局長が何度も御答弁になっておられる。そういう事件の大きな枠で基礎的な捜査を遂げていくというそういうことの中に、具体的な犯罪が起こっていけばそ...全文を見る
○橋本敦君 それじゃ、ボーイング関係はこれで終わりまして、時間がありませんので、金大中問題で一、二点だけお伺いをさしていただきます。  警察庁も御存じと思いますが、最近、新聞が報ずるところでは、金大中氏みずからKCIAの数人による犯行だという確実な情報を得たということを記者に語...全文を見る
○橋本敦君 法務大臣、いま警察庁もこの金大中氏が言う情報の内容が新しいものか確実なものか関心を持って、来日されれば被害者ですからぜひ事情を聞きたいという意思を表明されました。当然私は金大中氏の来日を要請をしてこの捜査を遂げるべきだと、私はこう思うのですが、法務大臣、いかがですか。
○橋本敦君 踏み込めと言っていない。警察庁は来日の機会があれば調べたいと言っているから、来日を要請したらどうですかと、こう言っている。踏み込めとは言っていないですよ。
○橋本敦君 外務大臣、法務大臣、総理、この間で協議なさったらどうですか。
○橋本敦君 この件について協議してくださいと言っているのです。
○橋本敦君 終わります。
○橋本敦君 それでは、民事執行法案につきまして御質問をさしていただきたいと思います。  まず最初に、この法案が提起をされまして、国会審議の間、これが労働組合運動を抑圧もしくは規制するように使われないかというそういう向きの心配が提起されまして大変論議を呼んだことになったわけでござ...全文を見る
○橋本敦君 私も議員に出さしていただくまでに、二十年近く弁護士をさしていただいておりまして、多くの労働事件にも関与したわけでありますが、実際に解雇、倒産という事態になりますと、労働組合は労働債権の確保あるいは生産再開を要求して職場で闘いを起こしてきたわけであります。その際に、工場...全文を見る
○橋本敦君 そこで問題なのは、建物にビラを貼付した行為が器物損壊罪に該当するといったような判例もある関係で労働組合がなお心配するわけでありますが、そういう器物損壊罪に当たるかどうかという具体的なケースの具体的な裁判所の刑事事案の判断とは別に、建物をことさらに棄損するというようなこ...全文を見る
○橋本敦君 では、次に、執行法の中身に若干踏み込んでお尋ねをさしていただきたいと思います。  今度の執行法は、本当に全面的な改定であり、いわば執行関係法の整理と近代化という方向がうたわれております。そういう中で一つの問題は、債権者の権利の迅速な行使と実現ということが出ておるわけ...全文を見る
○橋本敦君 趣旨はわかりました。  そこで、「執行抗告」の第十条で「特別の定めがある場合に限り、執行抗告をする」という趣旨もいま御説明になったのですが、この「特別の定め」というのは具体的にどういうことになりますか。
○橋本敦君 一例で結構です。
○橋本敦君 最高裁にお伺いしたいのですが、この十条の第四項で、「執行抗告の理由は、最高裁判所規則で定めるところにより記載しなければならない。」と、こうありますので、最高裁規則がどうなるかということの関係も法案の審議では非常に重要なんですが、この点についていまのところここで言う最高...全文を見る
○橋本敦君 こういうことなんですね。即時抗告だけ出して理由書を出さないでほったらかして遅延させる、これは例としてあるかもしれませんが、通常は、即時抗告を出せば、その理由は、自分の主張ですから、ちゃんとわれわれはやるべきだと思うし、やっていると思うのです。それはともかく、いまおっし...全文を見る
○橋本敦君 私が指摘した点も踏まえて慎重に規則はつくってほしいということはお願いしておきます。  それからちょっと順序が飛びますが、執行官の皆さんの問題と執行体制の問題について先にちょっと聞いておきたいのですが、今回の執行法が定められたことによって執行官の権限の強化といいますか...全文を見る
○橋本敦君 いま、執行官の権限が強化される一つとして現況調査ということが言われました。この現況調査で執行官がつくる調書というのが権利関係を含めた以後の執行手続の中で、訴訟資料的にも実体的にも重要な意味を持つという意味では執行官の責任は非常に私は重大になってくるというように思います...全文を見る
○橋本敦君 手数料の改定等も考えねばならぬということをおっしゃったので、そのことは後で触れますが、現状のままで人数はいいと。大阪は何名、東京は何名いらっしゃいますか。私は足らないと見ているのですが、そして一人当たり何件ぐらい平均して一カ月に扱っておられますか。
○橋本敦君 それをよく調査してほしい。弁護士会からも、執行官は増員してほしい。というのは、執行が重なってなかなか段取りがうまくいかないということで弁護士さんが困っておられる例も実際私は大阪弁護士会で聞いてきておるのです。だから、増員については、いま直ちに必要だと思わぬという御答弁...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  これは同僚議員からも指摘をされた問題ですが、昭和四十一年の衆議院の方におきまして執行官法成立に際して決議がなされてきたわけでございます。こういう決議がその後どういうふうに進められたかの御答弁がありましたが、もう少し突っ込んで私は聞きたいのです。 ...全文を見る
○橋本敦君 それは予算要求その他で大いにやってもらいたいと思います。  執行官の職務代行者あるいは補助者、そういうことでやっていらっしゃる皆さんというのは、これは身分的に言うとどういうことになりますか。身分の安定性はありますか。
○橋本敦君 そういう関係で、たとえば一人あるいは二人しか補助者がいないというような場合も執行官によってはあるわけですが、そこで働く人たちが国の法執行にかかわる重大な仕事に補助者として従事しながら身分的にはきわめて不安定——たとえば、この人たちの労働条件について、大体給与はどのぐら...全文を見る
○橋本敦君 その点、裁判所が全然把握されておらぬということがよくわかったのですが、これはやっぱり調査なり何なりされる必要がありますね。いま、あなたがおっしゃったように、この事務所で働く皆さんというのは、これは本当に前近代的な私的労働関係ということの中に置かれて、身分の保障はないし...全文を見る
○橋本敦君 いまのようなことで、実際、実情を裁判所は御存じないのだな。私がアンケート結果をいただいておるところによりますと、これは会員数三百三十八名中、俸給制度がよいとおっしゃっている執行官が二百四十五名、手数料支持が五十七名、未回答三十六名、こうなっておりまして、ほとんど多数の...全文を見る
○橋本敦君 ぜひ検討を続けてください。執行法の根幹だけが近代化して、実際にそれが生きて動く部分で執行官やそこで働く人たちが前近代的な労使関係のまま放置されるというのは、これはこの法案にとって好ましくありませんからね。いま御指摘のむずかしい問題は私もわかります。わかりますけれども、...全文を見る
○橋本敦君 どういう種類のどういうところへの送達が多いですか。多いといいますか、ありますかと、こう聞きましょう。そこまで、多い少ないはわかりませんでしょうけれども、刑事送達というのはどういう内容のものですか。
○橋本敦君 これは手数料を払いますか払いませんか。無料でしょう。
○橋本敦君 むちゃくちゃじゃないですか。執行官が手数料制度だと。そこで働いている職員の皆さんもそれに関連をして重大な関連があるわけですがね。手数料制度を維持しながら、年間五万件、三万件という書類送達を、拘置所へ行ったり弁護士会へ行ったり、検察庁へ行ったり、これが執行官の事務に入っ...全文を見る
○橋本敦君 じゃ、局長、いかがでしょう。
○橋本敦君 その附則の趣旨を聞いているのではない。ひどいという実態だ。附則がある。それは改正すべきだと私は思っているのですが、最高裁は、これはこのままでいいとお考えですか。改正をしてやっぱり手数料を払うようにしてあげるべきだと、こうお考えですか。お考えを聞きたい。
○橋本敦君 本当にこれは検討してもらわなくちゃいけませんね。宮崎委員もたびたび指摘されたのですが、世の中の矛盾の終末の解決として本当に人にも喜ばれないところで苦労していらっしゃる皆さん、それの地位や権利の向上ということもあわせてやらなければならぬのに、ただで国の仕事はさせる、これ...全文を見る
○橋本敦君 将来検討すると言うのですから検討してほしいのですが、いまは具体的構想はないと。この民事執行法は、法務省、法務当局が衆知を集め、多年御苦労願って、法体系としては大きく進んだものをつくられたと敬意を表するのですが、裁判所が実際の具体的執行手続についてこういった法体系の転換...全文を見る
02月27日第87回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○橋本敦君 両参考人、本日はまことにありがとうございました。いろいろ貴重な御意見を伺いまして、大変参考にさしていただきました。  一、二点私も質問したいと思うのですが、まず、田中利正執行官に御意見として伺っておきたいのですが、今回執行官の権限が強化拡大をされた、そのこと自体私は...全文を見る
○橋本敦君 そういう立場でお仕事をなさっていただくという、そういうお考え結構でございますが、実際の、たとえば動産執行、不動産調査、それに執行官がお行きになる場合に、債権者側の代理人といいますか、人間が一緒に随行いたしまして、そして、たとえば動産執行の場合でも、執行官がこれは差し押...全文を見る
○橋本敦君 大変御苦労願っておることはわかりました。  たとえば、競売場なんかで秩序維持の権限がある、これはわかるのですが、動産執行の現場に臨んで、不当な要求をする債権者もしくは代理人を、過酷な執行排除もしくは人権侵害になることを排除するために、執行官が権限を持って排除できると...全文を見る
○橋本敦君 次に、田中一志参考人に若干お伺いしたいと思うのですが、先ほど給与の問題が出まして、私もいただいた資料で地方の方の現状を見ますと、十万円以下という基本給の方がたくさんいらっしゃる。東京の場合、いま田中利正参考人からお話がございまして、平均いたしまして十九万六千何がしとい...全文を見る
○橋本敦君 先ほど田中利正参考人も、執行官自体の地方の皆さんの収入と、それから大きなところの東京、大阪等との収入のアンバランスを連盟の会長としてもできるだけ格差をなくしていく方向で努力したいという御意見がございました。私はぜひそれは努力をしていただきたいと思うのですが、そういう問...全文を見る
○橋本敦君 それならまたいずれ最高裁にもお伺いして、同じ方向ということなら実現の可能性、見込みもあるやに伺いますので、最高裁の御意見も別の機会にまたお伺いしたいと思います。  最後に、田中一志参考人に一つだけお伺いをして終わりますけれども、さっきあなたのお話の中にありました、職...全文を見る
○橋本敦君 ありがとうございました。終わります。
○橋本敦君 いま寺田委員から御質問がありました同じ問題については、当委員会のすべての同僚委員も深い関心を持っておる問題でありまして、そういう意味では、この民事執行法の制定に当たりましてきょう田中参考人等から貴重な意見を聞いたことは、本院における審査として私は非常によかったと思って...全文を見る
○橋本敦君 これは法務省の調査部長にお伺いしますが、これは法案ということで出てくるとなれば、最高裁は直接法案をお出しになりませんし、法務省のそれなりの御尽力、お力添えもいただかなくちゃなりませんが、いま言ったような問題を法務省調査部としても最高裁と定期的に継続協議するという体制を...全文を見る
○橋本敦君 実情は、執行官もお年ですし、東京サイドで見ましても、職員の皆さんは長年これに従事をされて平均年齢は五十二歳ぐらいにおなりになっている。だから、やっぱり長年苦労された方に報いるという意味でも、これは私は急がなくちゃならぬと思うのです。だから、いま調査部長がおっしゃったよ...全文を見る
○橋本敦君 五十五年十月、まさにその発足の時期に執行官並びに職員の皆さんの公務員体制化への移行ということに窓を切り開くという決意でぜひやってもらいたい。  法務大臣は午前中いらっしゃいませんでしたので、意見はお聞きになっていらっしゃらないわけですが、寺田委員の質問に対する答弁そ...全文を見る
○橋本敦君 これは大臣の意見聞かぬ方がよかったような話もありました。(笑声)これは大臣の言う八十年前の執行吏時代に引き戻される危険がある。これはまあしっかり御勉強いただくということで、終わります。
03月01日第87回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○橋本敦君 一般的な問題に属することですが、若干執行法に関して質問をしたいと思います。  まず第一点は、今回配当要求に関して五十一条関係で債務名義主義が貫かれるということになってくるわけでありますが、この問題で、一つは公正証書というのが非常に増加するという傾向が出るだろう、その...全文を見る
○橋本敦君 しかし、実際問題としては、今後この問題に関して市民間でどういう問題が出てくるか、これは検討をしておく必要が、注意をして見守っていく必要があるというふうに私は感じております。  もう一つの問題は、配当要求というのは終期が定められるということになりますが、その配当要求の...全文を見る
○橋本敦君 確かに、局長がおっしゃるように、この点私もどうしたらいいか、なかなかむずかしい問題で、問題が残ると思うのですが、小債権者保護という観点での運用の適正を今後得たいと思っているわけですね。  配当要求を出して、それが終期におくれたということでこれは却下をされる可能性があ...全文を見る
○橋本敦君 だから、したがって、実際の正当な債権者の要求であると認めれば自動延長という運用の方法によっても救済し得る余地は考えている、こういうお話ですね。それはわかりました。  もう一つ私がむずかしい問題だなと思っているのは、同僚委員から御質問もありましたが、一般先取り特権者の...全文を見る
○橋本敦君 局長の御意見、私ももっともだと思うのですね。で、これは日用的供給の一般先取り特権ですから、あらかじめ極度額を決めて公正証書を結んでおくという、これはできませんし、非常にむずかしい問題で、しかし実際は、八百屋さんにしろ、その他日用品を供給する立場の債権者からすると問題が...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  そういうことで、実際に、民法上権利を有する一般先取り特権者、これは小口債権者になるかわかりませんが、その権利保障という点も運用の面で十分御配慮いただきたいと思います。  それからその次に、これはもう同僚委員からも指摘があった問題ですが、三十九条の...全文を見る
○橋本敦君 いま売却期日の指定をある程度幅をもたして延ばすという運用の方法ということをおっしゃいました。私もそれはあり得ることだし、やっていただきたいことだと思うのですね。だから、これもまた運用の問題にかかるわけですが、そういう弾力的な運用ということで私的紛争の当事者間の誠実な私...全文を見る
○橋本敦君 これは事情による問題ですから、いま言った弾力的運用ということも、法全体のたてまえなり趣旨を崩さないような範囲でぜひお願いしたいと思うのですが、ただ、最高裁の局長がおっしゃったことに関して言えば、債権者自体が弁済を猶予するという正当な真摯な意思を表明をし、債務者もそのた...全文を見る
○橋本敦君 以上で質問は終わります。
○橋本敦君 私も、本修正案並びに法案に賛成の立場で一言意見を述べたいと思います。  いま寺田委員あるいは宮崎委員から御意見がありましたが、今日この執行関係法がこのような形で大きく近代化の方向へ整合されるという、そのことについては基本的に関係者の御苦労を謝すと同時に、賛成するもの...全文を見る
03月17日第87回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○橋本敦君 先日、検察庁が日商岩井に対していよいよ強制捜査に踏み切った、そういう事態を受けまして、グラマン・ダグラス、こういった疑惑の解明は私はきわめて重大な段階にいよいよ差しかかってきた。そしてこの強制捜査の突入という事態は、疑惑の基本的な解明へ向けて重大な突破口になり得る、そ...全文を見る
○橋本敦君 いま局長がおっしゃったように、裏金をわざわざ危険な文書偽造までして表金に直した、きわめて複雑な手口であります。そして、ここで重ねて聞きたいのですが、それでは残っている百九十三万ドル、これはこの当時全額裏金のままどこにあったんでありましょう。
○橋本敦君 わかります。つまりアメリカにおけるいろんな口座を設ける、あるいはスイスの銀行が時たま問題になりますが、それも含めたいろんなところでいろんな名目でプールをされている。いろいろあるわけであります。しかし少なくともこの四十五万ドルは、そのときに、つまりそのときに日本で使う必...全文を見る
○橋本敦君 きわめて微妙な点を御容赦願いたいとおっしゃる御苦労もわかるんですが、われわれが関係筋から得た情報では、五十二年二月ごろ日本において使える金として入ってきているという、そういう見当であります。  国税庁に伺いますが、国税庁もこの点については関心をお持ちだと思いますが、...全文を見る
○橋本敦君 いつごろ入ったと認定しているか、それだけでいいです。
○橋本敦君 いつごろですか。内容は聞かない。じゃ、こう聞きましょう。大体入ったのは私が指摘した五十二年であるという程度のことはお答えいただけますか、国税庁。
○橋本敦君 それは五十一年といま聞きました。実際にこちらで金として入ったという時期。
○橋本敦君 なぜですか、答えてください。
○橋本敦君 それじゃ別のものということであれば別の話をいたしますが、問題のRF4Eに関するいわゆる正規のコミッションとされている一機三万ドル、合計四十三万一千ドル、十四機分、これが入った時期は刑事局長いつでしょうか。
○橋本敦君 これが捜査の対象に入っているからということ、それだけはわかったんですが、その時期についてはおっしゃらない。私どもの得た情報では、これまた同じ時期の五十二年の二月というような情報を得ております。この時期を検察庁がおっしゃらないというのは、私に対する答弁の不誠実という問題...全文を見る
○橋本敦君 ええそうです、納入時期。
○橋本敦君 その日商岩井への代金の支払いは、私どもの方の調査では、四十八年度に六十四億四千三百万円、四十九年度に百四十九億四千八百万円、五十年度で二十五億一千五百万円、つまり総額の二百四十一億六百万円が五十年度で全部支払いは日商岩井に終わっている、こう思いますが間違いございません...全文を見る
○橋本敦君 問題になっておりますいわゆる防衛庁から日商岩井への六千万円の手数料ないしマージンを含めたコミッションの支払い、これはこの金額の中に入っておるんですか。
○橋本敦君 入っている。防衛庁は、当時このような六千万円の支払いをするに当たって、日商岩井が巨額の事務所経費等、あるいは一機当たり三万ドルのコミッション、これを受け取るという事実は全く知らなかった、これは間違いありませんね。
○橋本敦君 先ほど刑事局長と国税庁に、例の事務所経費のうちの四十五万ドル、それからコミッション、これについて、日本に入金した時期が五十二年二月と私は言いましたが、私の勘違いで、交互計算、これがロンドン経由でなされたそれが五十二年二月ごろではないかというように聞き直しておきたいので...全文を見る
○橋本敦君 そうしますと、刑事局長に重ねてお聞きしますが、この正規のコミッション、これは具体的には捜査の対象ということで仰せにならないということですが、これも大体同様な時期に、どこの経由かは別として、日本に入ってきているという事実はつかんでいらっしゃるわけですね。
○橋本敦君 いずれにしましても、日商岩井の入金や交互計算はきわめて複雑ですから、表に知られたくない金というのが世界各地にグローバルに存在しているという状況も大体出てくるわけであります。  私は防衛庁に重ねて伺いますが、この五十二年当初という時期は一体どういう時期であったか、ある...全文を見る
○橋本敦君 いまおっしゃった導入調査ということになりますと、たびたび防衛庁長官もおっしゃっているように、対抗機はないのでありますから、具体的にはE2Cの導入調査という段階に踏み切っておった。だからルートとしては、もうE2Cが入るという方向がほぼ一〇〇%固まっておった時期である、こ...全文を見る
○橋本敦君 具体的には五十三年八月にE2Cと決まったんですよ。これはこの選定経過に明らかです。いまおっしゃったE2Cですね、この問題についてはE3Aとの関連ということではあるけれども、調査団は帰ってきて結局はE2Cに決まるわけですね。だから基本的にはE2C問題というのはほぼ決着済...全文を見る
○橋本敦君 一方、ファントムはもう入っておる、E2Cはいま言ったようにレールに乗っておる。問題は、この時期はまさに第三次FX、この問題であったと思うんです。  そこで防衛庁に伺いますが、この第三次FXの選定経過をめぐってF15に防衛庁が内定をしたのはいつですか。
○橋本敦君 その後、防衛庁が内定したのが、約十日後の国防会議にかけてみると、そこで決まらなくて正式決定という事態に至らず延びていく、結論としては、五十二年の十二月二十日の国防会議、福田内閣のもとで正式に決定される、こういう経過であることは間違いありませんね。
○橋本敦君 いま理由はともかく聞きませんが、要するにそういう経過である。だから、したがって今度検察庁が強制捜査に踏み切ったこの被疑事実の要旨となっているそこでうごめいた金、そしてまた、局長と私との質疑で、これ以外にも何か金がありそうだという状況があり得るこういう時期については、ま...全文を見る
○橋本敦君 私がこの事実を指摘したのは、これはまさに国防会議で正式に決定する直前までハリー・カーン氏が福田総理を訪れている事実があるという問題であります。  そこで、この五十二年のこのころ、あるいは五十一年の終わりごろから、これがいろんな裏金を表金にするとか、文書偽造をあえて行...全文を見る
○橋本敦君 その抜かりのない捜査を期待するのでありますが、これに関連してSECの問題に立ち返って考えてみたい。  問題になりましたSECの告発状第十二項、これに該当するという問題であります。つまり御存じのように第十二項では、「これらの支払いは、企図された目的のために実際になされ...全文を見る
○橋本敦君 次に、F4EJファントムのライセンス生産に関連をしてお聞きをしたいと思っております。  まず、このファントムのライセンス生産に関連をいたしまして、日商岩井が、三菱重工とマクダネル・ダグラス社の双方から手数料を結果として二重取りしていて、その一部が工作資金に使われたの...全文を見る
○橋本敦君 もし知っておれば、この時期になぜ日商岩井が、いままでずっとやっておりました業務を、事実上同じように続けるのにこのエアロスペースという会社をわざわざ持ち出してきて、これに効果のすべてを帰属させるということにして、具体的に言えば、三菱重工から支払われる手数料を日商岩井に直...全文を見る
○橋本敦君 局長はそうおっしゃいますけれども、重大な疑問が残るんですよ。部品のデリバリーポイントはどこですか、部品の。
○橋本敦君 そのとおりです。つまりMDCは部品を工場渡しなんです。だからセントルイス工場渡しで部品が出されて、MDCはそれでしまい。だから、三菱重工はセントルイスから名古屋工場までこれを運送する業務を委託し、その手数料を三菱重工は日商岩井に払ってきたんです。五十一年四月以降はエア...全文を見る
○橋本敦君 会計検査院に伺いたいのですが、私は重ねてこういう疑問を持つんです。つまり、日商はRF4E十四機の導入に関連をいたしまして、防衛庁も認めていらっしゃるように約六千万円、この金を利益あるいは手数料を含めたコミッションとして受け取っている。ところが別途に、問題になっておりま...全文を見る
○橋本敦君 御趣旨はよくわかりました。  防衛庁長官、お聞きのとおりであります。そこで、防衛庁自身として当時は知らなかったということですが、いまは済まされませんよ。日商岩井が本当にこれだけの莫大な事務所経費を、あるいはコミッションを取っているという状況がいまはっきりしたという事...全文を見る
○橋本敦君 防衛庁長官、そういうようにみずからのところで起こった問題について見守るという態度をそのままでおとりになるというのは、私は納得できないですね。もっと怒らなくちゃだめですよ、言ってみりゃ。日商岩井はRF4Eを防衛庁に売り込む、そのことを利用して、いいですか、これだけ不明な...全文を見る
○橋本敦君 そんな態度じゃだめですよ。E2C予算さえ削除せよとわれわれは要求している、国会凍結、そこまで問題がいっているのに、日商岩井に対する態度が甘過ぎますよ、私は納得できません。  あと一分ですが、最後に小林刑事局長にお越しをいただいてお待ちをいただきまして申しわけございま...全文を見る
○橋本敦君 済みません、一言ですが、刑事局長に伺いますが、その中で有森レポート、これが明らかになったと。その有森レポートというのは、第二次FX戦争、この内幕に関するものだという、そういう情報を私は聞いておるんですが、そういう事実はありましたか。これで質問を終わります。
○橋本敦君 わかりました。終わります。えらく時間を超過して申しわけありませんでした。(拍手)     —————————————
03月19日第87回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○橋本敦君 証人、御苦労さまです。  御存じのように、いま問題になっております航空機をめぐる疑惑を解明するということは、日本の政治を正す上で非常に大事ですし、国民もそのことを心から期待しておるわけですね。あなた自身も、前回衆議院での証言におきまして、自分が一番こわいのは自分の良...全文を見る
○橋本敦君 その範囲でお聞きしたいこともたくさんあるのですが、先ほど、あなたは、海部さんのかばんを持って岸事務所を訪問したということはおっしゃっていただきました。何回ぐらいお行きになりました御記憶がありますか。
○橋本敦君 そのせいぜい数回程度というお話はわかりましたが、その際、島田さんと御一緒だったということもその数回の中にはありましたか、海部さんとだけですか。
○橋本敦君 その岸さんの事務所へお行きになったときに、その数回で主としてお会いいただいた方はどなただったでしょう。相手方ですね。
○橋本敦君 そういたしますと、海部さんがどなたかにお目にかかっている間は、あなたは事務所の入り口でお待ちしておった、一緒にだれかとお会いになることではなかったと、こういう状況だったわけですか。
○橋本敦君 そういたしますと、数回お行きになりますと、岸さんが不在のときもあれば、おられたときもある。おられたなという御記憶はありますか。海部さんがお話しする際の話ですね。あなたが直接お目にかかっていなくても、岸さんがおられたときもあったなという記憶はありますか。
○橋本敦君 しかし、そういたしますと、だれと話をしたかということが問題になる。秘書の中村さんだったという可能性もあり得ることになりますね。そんなにたくさんおられるわけじゃないと思うのです。  中村さんがおられたということは、秘書をなさっていたそうですから、これは間違いありません...全文を見る
○橋本敦君 この数回お行きになったというのは、あなたが四十二年の八月に退社をされておられるわけですが、退社をされるころに近いころでしょうか。時期ですね、何年何月と言えば記憶がないと思います。退社をされるころに近いころの話だったと、こういう状況だと伺ってよろしいでしょうか。
○橋本敦君 あなたは、先ほどの御証言でも、ボーイング727の日本航空あるいは全日空への売り込み、これをお仕事としておやりになったと、こういうことですが、大体727の売り込みは、昭和三十九年、このころ決着がついていた問題ですね。これは御記憶ありますか。
○橋本敦君 全日空の藤原さんという方、これは御存じかもしれませんが、第六十四回公判におきまして、その727の導入に関連をいたしまして日商さんが政治家にあいさつをなさったということを証言されておるんです、あいさつをなさったということですね。まああいさつはいろいろありましょう。そうい...全文を見る
○橋本敦君 あいさつという意味はほかにわかりますか。わからないならわからないでいいです。
○橋本敦君 政治家にあいさつを全然しなかった、話をしなかった、こういうことではないということは言えますか、お金の問題は別にして。
○橋本敦君 大庭さん——先日亡くなったんですが、その大庭さんがある新聞にお話しになって活字になっていることですが、このボーイングの売り込みに関しては松野頼三さんがついておられたというように語っておられるところがあるのですね。それで、日商さんと松野さんが大変親しい間柄にあるというこ...全文を見る
○橋本敦君 お会いになったことはあると。グラマンに私どもの正森、内藤両議員が調査団で参りまして、松野さんは日商さんと大変親しい、グラマンとよく名が知れておりました、PFという暗号で呼ばれている方だという話を聞いてきたんですが、あなたは日商におられて、松野さんと日商は大変親しい間柄...全文を見る
○橋本敦君 時期的に証人の在社中のことでないということでいまの点は了解しておきます。  先ほど、あなたの御証言の中で、日商さんは727の売り込みが終わりまして、あなたが退社される終わりのころですが、第二次FXの問題でスタッフを編成し、あなたもそのスタッフの一人だったというお話が...全文を見る
○橋本敦君 はい。
○橋本敦君 わかりました。海部さんが社内の第二次FXのスタッフの責任者であるということですが、島田さんはどういうお立場でした。
○橋本敦君 スタッフに加わられたことはあるわけですか、いつか島田さん自身が。
○橋本敦君 先ほどあなたの御証言で、防衛庁の海原さんが、私どもが売り込む飛行機に海原さんが関心を持ってくださればありがたいなという気持ちは持っておりましたというお話がありました。これは私はあなたのお立場として当然だと思うんですね。日商はファントムを売り込む、このために努力をなさっ...全文を見る
○橋本敦君 あなたの在職中関心を持ってもらえなかった……
○橋本敦君 海原さんはがんとしていまでも関心をファントムにお持ちでないんですが、だから海原追い落とし文書という問題が世の中で言われるようになるんですね。ずばりと伺いますが、海原さんは、そういうこともあって、自分の追い落としの背後には日商さんがいたと、そう思っていらっしゃる。この国...全文を見る
○橋本敦君 あるいはそういうことかもしれないというお話でした。  最後に伺いますが、あなたは御退職になってから目礼のコンサルタントをなさって、お取り調べを参考人としてお受けになっている。その際、この間ここで小林刑事局長も答弁されたんですが、あなたのロ社に対する有森メモといいます...全文を見る
○橋本敦君 レポートを提出されたことはあるんですか。
○橋本敦君 はい、わかりました。  終わります。
03月22日第87回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○橋本敦君 いま先ほど山村さんは、日商岩井が四十三年四月から五十三年三月まで十年間にあなたのおっしゃる、正当だということですが、政治家への政治献金合計は九億八千万に達するというお話がございました。ところが、自治省に届け出られている届けを見ますと、同じ年度間に合計一億一千四百六十一...全文を見る
○橋本敦君 はい、わかりました。国民協会三億幾らという話はわかりましたが、あなたの職務柄の権限でいきますと、いわゆる政治家への政治献金という関係は、社長決裁を受けた後、あなたの所管に属することですか。
○橋本敦君 そうですが。
○橋本敦君 個別権限基準表というのが社内にございますね。ちょっとごらんいただきたい。間違いないと思いますが、これは間違いございませんか。
○橋本敦君 間違いありませんね。これによりますと、総務関係の仕事として外部団体との関係、寄付ということが明確に書いてありますね。あなたの所管じゃありませんか、総務関係は。
○橋本敦君 政治関係は違う。
○橋本敦君 わかりました。  そうすると、検察庁に押収されたその中には、どの政治家に幾らという政治家名を記した明細、それが検察庁に持っていかれたと、こういうことですね。
○橋本敦君 政治家の支援団体、後援会ですね。
○橋本敦君 わかりました。  ところで、話は先ほどの問題に戻りますが、あなたはアメリカに五十一年お回りになったときに、どうやら島田さんのところへ金の大きな出入りがあるらしいという話をお聞きになった。これは社内から聞かれたんですか。
○橋本敦君 簡単でいい、その話は。
○橋本敦君 それから調査をなさったそうですが、それは調査は当然でしょう。  そこで、私が一つお聞きしたいのは、この百五万ドルというのはどういう性質の金だと、調べておわかりになりましたか。
○橋本敦君 そのとおりですね。この名義はボーイング社からボーイング747の販売に関する追加手数料と、こうなっております。追加手数料ですから、基本契約に基づく基本的な手数料が入っておって、いわゆるボーナスのコミッションということになると思いますが、間違いありませんか。
○橋本敦君 こういう場合、ボーナスとの基本的なアグリーメントで幾らのコミッションがファンダメンタルに入るか、これは契約書そのものをあなたもごらんになって知る機会があるのではありませんか。
○橋本敦君 あなたは知らない。
○橋本敦君 先ほどのあなたの会社の個別権限基準表をもう一度見ていただきたいのですが、これによりますと、基本契約として年間取引額が十億円を超えるものについては営業本部長が起案をし調整をし、そして審議は管理本部長と財経本部長が加わる、そしてその後に決裁が行われる。こういうように個別権...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  そういたしますと、この百五万ドルについては、あなたとしては御存じなかったわけですから、社内個別権限基準表に基づく正当な起案なしにアメリカで受領されていたという疑いが一つです。  もう一つお聞きしますが、二百三十八万ドルの事務所経費ですね、この事務...全文を見る
○橋本敦君 基本契約です。
○橋本敦君 これだけじゃない、基本契約もいろいろあって……
○橋本敦君 可能性はないですか。
○橋本敦君 基本的に手続を踏んでいない可能性はあるんじゃないですか、こういうことです。
○橋本敦君 ありますね。  もう一点お伺いしますが、ボーイングから747、これは海外航路用としてLR、これが二十一機入っておりますが、これについても一機十五万ドルあたりで追加手数料報酬が入っていると私は聞いておるんですが、御存じでしょうか。
○橋本敦君 御存じなければ仕方がありませんが、私は確かな筋からそういう話を聞いておるものですから。  それで次に、この事務所経費の二百三十八万ドルですが、これはまるまる意図的に会社に対して隠したのではないでしょうか、その受領自体を。検察官の被疑事実によってもこの点ははっきりと、...全文を見る
○橋本敦君 だから、したがって会社の個別権限規定に定める手続も故意に踏まず、いまあなたがおっしゃったように隠して金が動いたという、これがまさに私は裏金つくりの一つの経過だと見るんですが、この間伊藤刑事局長は、裏金はアメリカにも欧州にも日本にもいろいろな形で存在すると、こういうこと...全文を見る
○橋本敦君 そういたしますと、財経本部長の最高責任者であるあなたもわからない形であるからこそ、私はまさに裏金というように見ていいという感じを持つのですよ。たとえば、先ほどの話にも出ましたが、この二百三十八万ドルの事務所経費の半分がアメリカへも送金されたと、こうありますが、アメリカ...全文を見る
○橋本敦君 つまり、これは半額が財経本部長でも在任中も使途不明であったと、こういうことでありました。  それから、さらに先ほどお話があった百五万ドルのうち八十五万ドルが個人名義でカリフォルニア・ファースト・バンクに預金されていたということですが、この名義が言われているキヨシ・ニ...全文を見る
○橋本敦君 そのニシヤマさんは従業員ですか。
○橋本敦君 だから、先ほど従業員を使ってとおっしゃったのは架空名義をつくったと、こういうことですね。
○橋本敦君 したがって、このニューヨークへ送られた二百二十八万ドルの事務所経費の半額が何に使われたかもわかりませんから、これがまたどういう名義でどういうことで預金されているか、これも詳細はあなたはわからないわけですね。
○橋本敦君 こうして実に疑惑に満ちた金の動きというのがあるわけです。  そこではっきり伺いますが、こういう莫大な二百三十八万ドルの半分をアメリカへ送って、その先がわからないとか、八十五万ドルを架空名義でファースト・バンクに置いておくとか、こういったことについては、これはまさに財...全文を見る
○橋本敦君 一般的にそう考えられませんかと言うのです。
○橋本敦君 最後に一問。  微妙だという御趣旨は、私なりに島田だけでできないという可能性があるというように受け取ります。  最後に一問お聞きいたしますが、今度の検察の事件が起こった昭和五十一年暮れから五十二年、このころ海部さんはあなたの社内の第三次FX、F15売り込みのスタッ...全文を見る
○橋本敦君 あなたは知らなかった。
○橋本敦君 五十一年暮れの海部さんの行動。
○橋本敦君 記憶にない。
○橋本敦君 終わります。
03月31日第87回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○橋本敦君 私からも証人にお伺いをさしていただきたいと思います。  まず最初に、証人がいまおっしゃったダグラスのエコノミックアドバイザーにおなりになったとき、ダグラスDC10の日本への販売の代理店は日本の商社では三井物産がおやりになっていた、このことは証人は御存じだったわけです...全文を見る
○橋本敦君 そうですか。  先ほども証人のお考えを伺ったわけですが、SECの報告書の中で、証人のおっしゃるアドバイザーではございません、コンサルタントという名前になっておる問題ですが、ここで五万ドル、それから追加の五万ドルを日本の独立した商業コンサルタントがダグラスから受領した...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  このダグラスが、日本に、代理店は三井物産さん、それからあなた以外にアドバイザーとかコンサルタントを当時DC10に関連して契約をなさって日本に置かれていたというようなお話は聞かれたことはありますか、あなた以外に。
○橋本敦君 いや、社員じゃありません、アドバイザーが。
○橋本敦君 聞いたことはないですか。
○橋本敦君 それは、聞いたとすれば、どなたであるというように聞かれたですか。
○橋本敦君 しかし、ダグラスとあなたはアドバイザーという契約をなさって、また意見もお述べになっているわけですが、またルイスさんもお越しになっていらっしゃる。その中で自分以外に日本にアドバイザーがいるのか、コンサルタントがいるのか、直接に確かにコンファームしてお聞きになったというこ...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、いまの点は、あるという話は聞いたといっても、きわめて不確かな話だと伺ってよろしいですね。
○橋本敦君 ところで、あなたがお立てかえになった経費が一万五千ドルあるいはそれ以上というようにおっしゃっておりますが、正確に一万何千ドルであったのかというような正確な数字はいまわかりませんか。
○橋本敦君 じゃ、約一万五千ドルというぐらいの見当で大差はありませんか。
○橋本敦君 以上でも二万ドル超すとか。
○橋本敦君 これが私あなたにお聞きしたいのは、ダグラスの幹部がお越しになったときに、ゴルフなどであなたが自分のクラブで使われたときに立てかえたとおっしゃる分があるわけですが、ゴルフでの立てかえということになりますと、約一万五千ドルとしても、かなりの金額でございますから、お立てかえ...全文を見る
○橋本敦君 そういう料亭とかバーとかでお話しになるのは、ダ社の幹部としてはルイスさん以外にどういう方がおられましたか。
○橋本敦君 ほかの人は……。
○橋本敦君 簡単で結構です。名前が聞きたい。
○橋本敦君 そういう食事とか、バーでお話しになるという、そういうときに、日本の関係者と一緒であったということはありませんか。
○橋本敦君 五年間で約一万五千ドルあるいはそれ以上ということの立てかえですが、こういうゴルフとかバーあるいは食事ですね、こういったものの立てかえばっかりだというのは私ちょっと解せないのですが、この使途について、これはそれ以外に立てかえた費目というのはいまのところ御記憶には出てまい...全文を見る
○橋本敦君 証人は、この8K、レポートに関連してダグラスの顧問弁護士の方に照会をされまして、この8Kレポートには郷さんの名前は言及していないということでこの委員会にも資料をお出しいただきましたが、そのときに、いわゆる8Kレポートで一万五千ドルの経費を支払ったというのは一体だれなの...全文を見る
○橋本敦君 それは聞くべきじゃないかと私思うのですが、どうしてお聞きにならなかったのでしょう。聞いたらはっきりするのじゃありませんか。
○橋本敦君 あなただけのことだけれども、あなたが潔白だということを立証するために必要ではないかと思うから私は聞いたんですけれどもね。それをお聞きにならなかったという点が私なぜかなあと思ったから聞いたんですよ。  次の問題に移りますが、あなたは一九七五年からゼネラル・ダイナミック...全文を見る
○橋本敦君 そこで、この契約に基づくあなたの顧問としての提供するサービスのこの契約上の義務として、まず第一に日本の政治経済状況についての報告というのがございます。ここに記載されておりますね。  そこで私はお伺いするのですが、あなたが顧問に就任なさった一九七五年の暮れ、これは五十...全文を見る
○橋本敦君 そういたしますと、契約書があるけれども、契約上の第一の義務は履行されていないのじゃないかということになるのですね。  先ほど、あなたは、F16は心情的に協力をしたと、衆議院でもおっしゃったし、ここでもおっしゃいまして、F16というのはいい飛行機だよと友人には話したこ...全文を見る
○橋本敦君 だから、その友人というのは、たとえばどういう方なんですか。どういう範囲の方か知りたいんです。
○橋本敦君 それじゃ、心情的な援助も何も、援助でなくなっちゃうんですよね。それはやっぱり私は納得できませんよ。飛行機やろうというようなあなたのお話で、飛行機やろうといってもいろいろありますね。防衛庁の制服で飛行機をさわっていた人が退職した人もいろいろある。そういう人も入りますか。
○橋本敦君 最後に伺いますが、どうしても私は納得できないですね。こういう契約まであり心情的に協力をしたいと友人に話した。いまのあなたのお話はちょっと私は納得できないんですが、最後に伺いますが、毎日新聞の記事に関連をして、うわさとして日商の商法が汚いということはうわさに出ていた、実...全文を見る
○橋本敦君 それは第二次FXか第三次FXかと言っている。
○橋本敦君 要するに、そういうことですか。  第二番目の点は。
○橋本敦君 毎日新聞の記者にそういう趣旨は話したことはあると。
○橋本敦君 話し合ったことはある……。
○橋本敦君 否定はできないですね。
○橋本敦君 終わります。
04月02日第87回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○橋本敦君 まず、捜査に関連する問題から質問に入りたいと思いますが、刑事局長にお伺いいたします。  海部氏に対する事情聴取の必要性、それを早くやるという方向については御答弁があったと思うのですが、海部氏の事情聴取の必要性は、直接にはいま当面偽証問題とは別に、山岡らの逮捕された事...全文を見る
○橋本敦君 いまおっしゃった、四月四日に勾留満期という関係が問題になりますのは、四月四日になりますと検察庁は山岡らの処分をお決めにならなければならぬ。起訴されれば保釈という問題があるし、あるいは勾留をやめて捜査を続けられるということもあり得るかもしれない。いずれにしましても、山岡...全文を見る
○橋本敦君 山岡らの容疑事実を見ますと、航空機部員らと共謀してということになっております。したがって、もともと山岡らが実行犯ですけれども、共謀関係があるという想定で捜査がされておりますが、その場合に、島田氏は亡くなっておりますが、海部氏があの私文書偽造等を指示したという事実の有無...全文を見る
○橋本敦君 私の考え方という点での御理解はいただいておるようであります。  ところで、有森氏に関係する問題に話を移していきたいんですが、先ほど刑事局長は、有森氏が外為違反を主張して証言拒否をされたことにつきまして、一般的にはもう十年も前のことなので時効が完成しておると考えられる...全文を見る
○橋本敦君 そういたしますと、有森氏の主張についてどうとらえるかという点がなかなか問題になってくると思うんですね。それで刑事局長は、海部メモの内容にまで踏み込んで有森氏から事情を聞く等現実的な調べを進めていくという趣旨の御答弁もなさっておると思うんですが、そうなりますと、海部メモ...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  そういう御趣旨は理解できるのですが、福田さんからの告訴、それから有森氏の取り調べ、両々相まって海部メモに記載されている内容の事実にまで、事態は捜査として進めていく可能性があるということは、いま論理的にも明らかになったんですが、そういたしますと、そう...全文を見る
○橋本敦君 刑事局長もよく御存じのように、有森氏は証言において、私の質問に対して、日本の国内で海部氏のかばんを持って数回岸事務所を訪れたと証言をいたしました。海部氏も岸事務所を訪れたことは全面的に否定はしていない。ところが有森氏は、一たん外国の問題になりますと、外国で岸氏その他の...全文を見る
○橋本敦君 しかし、あれほど何度も有森氏が外為法違反を理由に証言拒絶をしたということでやっぱり告発までされているわけですからね、そこのところは突っ込んでお調べに当然なると思うんです。だから有森氏に事情聴取をやって、彼の証言拒否が正当であったのかなかったのかという問題を突き詰めてい...全文を見る
○橋本敦君 そういたしますと、非常に複雑な問題で、有森氏が国会では外為法違反を理由に証言拒否をしたわけですが、検察のお取り調べで果たしてそう言うかどうかということも一つ問題になってくると、こういうことですね。これはもう、そうなりますと事実をつかんでいらっしゃる検察庁しかわからない...全文を見る
○橋本敦君 おっしゃるとおりだと私も思うんですね。  そういたしますと、有森氏が仮に外国で実行行為をしたとしますと、彼自身は日本の刑法で、国内での共謀がない場合、外国での相談でやった場合は、彼は贈賄罪で訴追を受けるおそれがない。やっぱりそうすると、彼が言うように外為法違反しか主...全文を見る
○橋本敦君 刑事局長に対するお尋ねはもう一問で終わりますが、ざっくばらんに言って、国民は海部氏を含め日商の今回の事件について早期に徹底解明を待ち望んでおると思うんですね。  そこで、ざっくばらんにお伺いしますが、海部氏はもうすでにきょうでもお取り調べを受けているんじゃないでしょ...全文を見る
○橋本敦君 まあ四日までという大体の問題の範囲はわかってきたわけです。  次に防衛庁に伺いますが、F15の問題についてMDCから日商への一・五%の手数料、これが問題になりました。これは第一次分約二億ドルの一・五%ということですが、この日商岩井が行う役務、これについてはライセンス...全文を見る
○橋本敦君 そうなりますと、私はファントムと同じように重大な問題が起こると思うのです。われわれが調査で入手した資料によりますと、このF15に関しましても、日商は三菱重工との間でファントムと同じように委託買い付け業務の契約書、これが締結されている。だから、したがって日商は部品の輸入...全文を見る
○橋本敦君 F15にそういう契約があるのを御存じですか、日商と三菱。
○橋本敦君 知らなければすぐ調べてください。  仮にそうだといたしますと、どういうことになるかと言いますと、日商岩井の扱い分がおっしゃったように二億ドル、約四百億円、こう計算いたします、第一次十五機分。そうしますと、それについてMDCから一・五%、約六億円が入るわけであります。...全文を見る
○橋本敦君 簡単にやってください、時間がなくなりますから。
○橋本敦君 調べなければ、あなたは基本契約は知らぬと言ったんだ。
○橋本敦君 15について調査しなさいと言っているんです。
○橋本敦君 それじゃ厳重に調査するということですから、調査もしてないで答弁されては困りますよ。  長官にお伺いしますが、RF4Eの十四機、防衛庁は約百九十八億円を日商に支払って、そのうち六千万円を手数料として認めた。ところが、何度も答弁されているように、この日商が約四十三万ドル...全文を見る
○橋本敦君 わかっておったら六千万円を払いましたか。
○橋本敦君 二重に払ったとは言っていないんですよ。防衛庁に隠れてこんな巨額な報酬を日商が得るということがわかっておったら六千万円も払ってやったか、もっとチェックしなければならないんじゃないか、こう言っておるんですよ。  それじゃ長官、答えてください。これだけの合計、いま私が指摘...全文を見る
○橋本敦君 冗談じゃないですよ。あなたは先ほど今後価格調整、検査、チェックはもっと厳重にやると言った。当時はやっていないんだよ、それじゃだめですよ。機体価格に上乗せされているかどうか、総理、調査を命ずべきではありませんか、防衛庁を通じて。価格に上乗せされているかどうか、命ずべきじ...全文を見る
○橋本敦君 これはやっていなかったんだから。このときやってないって答弁したじゃないですか。  最後に伺います。総理、ああいう姿勢で今後F15その他について漫然と防衛庁がやっていくことは国会としては納得できませんよ。機体価格に上乗せされているという可能性があると私は指摘している。...全文を見る
○橋本敦君 そういう姿勢ではだめです。  終わります。(拍手)
04月16日第87回国会 参議院 航空機輸入に関する調査特別委員会 第2号
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○橋本敦君 ちょっといまの質問に関連をして簡単に確認をしておきますが、選挙部長がさっきおっしゃった事務所の所在地ですが、われわれが確認したところ、松籟会の事務所は五十二年まではフルールモンドにあったことは間違いないんじゃありませんか。
○橋本敦君 いや、五十二年度の。
○橋本敦君 私が聞いているのは、五十二年度までの報告の事務所は、松籟会はフルールモンドではなかったかと言っているんです。
○橋本敦君 こっちは見てきておるから。
○橋本敦君 それはもうけしからぬじゃないですか、そんなことぐらいわからぬようでは。間違いないんですよ。  で、五十二年度までフルールモンドだとすると、さっき神谷委員が指摘した年間六百万を超える莫大な事務所経費、なぜそれだけの経費が実体のないところに要るのか、これは問題になるんで...全文を見る
○橋本敦君 つけることに……
○橋本敦君 なっていない。
○橋本敦君 そういうところで領収書の必要ないものに莫大な年間六百万円以上の支出をする、こうなりますが、そうなりますと、届け出というのは実際に実体に沿わないものであっていいというわけじゃないから……。政治資金規正法は二十九条で、報告書には「それぞれ真実の記載がされていることを誓う旨...全文を見る
○橋本敦君 自治大臣、法務大臣、おわかりのように、松籟会については実体のない事務所である。ところが、その事務所経費年間六百万以上支出して、自治省令の定めるところで領収書の添付は要らないと。領収書の添付の要らないところに莫大な経費支出を出している。それで報告書を出してくる。これは非...全文を見る
○橋本敦君 自治大臣ね、全部やれということを制度的に私言っているんじゃないんですよね。松籟会の支出については問題があることを指摘したわけです。いいですか。フルールモンドというのは奥さんがやっておられる花屋である。そこが事務所として五十二年まで届け出られて——われわれ自治省へ行って...全文を見る
○橋本敦君 三十一条は全部やるための規定じゃありませんよ。個々別々の問題がある場合に監督権を発動する規定ですよ。なぜこれ、やらないのですか。納得できませんよ。松野さんだからやらぬのですか。
○橋本敦君 奥さんの花屋さんを事務所にしておったらぐあい悪いから、最近届け出を変えたとも考えられますな。  選挙部長ね、三十一条についてあなたは非常に形式的なことを言ったけれども、そんなことなら三十一条の規定の意味はなくなっちまいますよ。形式上書類が不備だけとは書いてないじゃな...全文を見る
○橋本敦君 だれか見ても明らかに——あなた、電話かけたって通じない、事務員はいない、事務所は奥さんの花屋であると、認めたでしょう。そこへ六百万も金が要るというのは、だれが見たって、あなた、一見明白におかしいじゃないですか。もう一度答えてください。こんなことを当然許すんですか。これ...全文を見る
○橋本敦君 幾ら言っても、これはやらないと腹に決めておられるようですから、だめですね。しかし、自治大臣はさっき、こういう不備な法律は改正の必要があるという意味も含めて検討するとおっしゃっている。  法務大臣、いかがでしょう。この航空機疑獄が生ずる、その基本的な原因として、  ...全文を見る
○橋本敦君 政治資金規正法についてのお考えは、現行の。
○橋本敦君 とにかく、日商岩井が年間一億円を超す政治献金、表に出ておるのが十年間でわずか一億二千万、こういう状態ですから、政治資金規正法というのをこれはもう厳格にやらなくちゃならぬと。これはあたりまえですね。  この日商岩井が出した——出したといいますか、山村氏が証言で言った日...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  次、捜査問題について若干質問をさしていただきたいと思いますが、まず、古井法務大臣にお伺いをしたいのです。  大臣は、午前中も問題になりましたが、最近のインタビューで、「捜査としてはいわば本陣に迫っている」というお話がございました。ただし、その次に...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  で、徹底的に今後の捜査の進展を期待するわけですが、そこで、刑事局長にお伺いしたいのは、捜査の重点は金の流れに移っていると。そこで、どの金の流れか。問題の四十七万ドルでございますね。どの金の流れかということをまずお伺いしたいんですが、いかがでしょう。
○橋本敦君 そのすべての金の中に、例のRF4Eにかかわる二百二十八万ドル——未収金が三十一万ドルあるようですが、この金全体も、いまおっしゃったすべての金の一部に入っておりますか。
○橋本敦君 それから、RF4Eに関連をいたしまして、正規の手数料と言われております一機当たり四万ドル、合計四十三万一千ドルがございますが、この受領はどういう形で行われたのか。私どもの調査では、これは例の四十五万ドルと同じように、同じ時期にロンドン支店が代理受領という形で本店との交...全文を見る
○橋本敦君 山岡らに対する起訴状を拝見いたしますと、この正規に入った手数料四十三万一千ドルと二百三十八万ドル、このうち二百三十八万ドルを隠蔽しようと企てて云々という起訴状の記載がございます。この二百三十八万ドル全体を隠蔽しようと企てというように読めるんですが、そういう趣旨であるこ...全文を見る
○橋本敦君 なぜこの事務所経費として出される金をダグラス社から出たということについて隠蔽しようとしたか、この目的が一つの重大な疑惑を解くかぎになるかと思うんですが、この問題について、まず、事実の問題として、事務所経費という問題ですね。実際に事務所経費ということになりますと、海部証...全文を見る
○橋本敦君 要するに、四十七万ドルの使途不明だけじゃなくて、この二百三十八万ドルが全体として疑惑に包まれておる、そういうことであります。  そこで、防衛庁に伺いたいんですが、これだけの巨額の事務所経費がなぜ必要であったかという問題で、海部氏は最初、為替リスク、輸送保険、人件費、...全文を見る
○橋本敦君 疑問があるとは思われるでしょう、海部証言をごらんになってですね。
○橋本敦君 これは防衛庁長官、無責任ですよ。国会で海部証言があったんですよ。抗議までされているでしょう、防衛庁は。為替リスクおかしいぞ、防衛庁の制服接待おかしいぞ、残るところは人件費だけですわ。そうなると、防衛庁も、二百三十八万ドル、あんなものはおかしいというのはわかってなくちゃ...全文を見る
○橋本敦君 解明の結果じゃなくて、海部がそう言っているんですからね。防衛庁の姿勢もおかしいと思うな。  RF4Eで防衛庁は調査団を派米しておりますか。
○橋本敦君 調査団を出していないのに海部氏がもし防衛庁制服組の接待だと言ったとしたら、これは何の接待なのか。うそを言ったら偽証ですね、これ。そうでしょう。調査団を出していないんでしょう。調査団を出していないのに制服組の接待だと言ったら、これは偽証。じゃ、ほかの調査団の接待に使った...全文を見る
○橋本敦君 報告してもらえますね、まとめて。
○橋本敦君 防衛庁長官に伺いますが、そういう調査団なりあるいは在外武官なりが日商岩井から一切、接待は全然、一回も受けていない、これは調査の結果言い切れますか。
○橋本敦君 これからその問題もいろいろ調べなければならぬと思いますが、一応、いまのその調査団の行動日程を出していただいて、改めて質問します。  そこで次にE2Cをめぐる問題について御質問をしたいのですが、このE2C問題についてハリー・カーン氏が、最近、読売とのインタビューで重要...全文を見る
○橋本敦君 冗談じゃないですよ、長官。それはまたひどい答弁ですよ、あなた。ほんまにまともに新聞読んでいるのかな。  こう書いてあるじゃないですか。「ポール、チータム両氏は去る六九年当初、訪日した際、E2C売り込みのための日本政財界の人脈をつくる過程で松野元防衛庁長官と会った。」...全文を見る
○橋本敦君 それじゃ長官、同じ新聞でカーン氏はこう言っていますね。「ハワイ会談以前に、日商岩井がE2C問題で日本政府当局者と接触したと思うか。」という質問に、カーン氏は「私の知る限りでは、彼らは」つまり日商岩井は「防衛庁と接触した。」と、こう言っていますよ。この事実をお調べになら...全文を見る
○橋本敦君 長官、端的に聞きますが、日商岩井は防衛庁に接触したとカーン氏が言っておる、これはうそだとおっしゃるんですか。そんな事実は絶対ないとおっしゃるんですか。調べてないんじゃないんですか。どうですか。
○橋本敦君 関係あるじゃないですか。日本内部で工作を日商岩井がやったとチータム氏も言っているんですよ。チータム氏はアメリカでマーシャル・グリーン氏を通じて工作をやった、これは事実はっきりしている。日本で日商岩井がやったとチータム氏は言っている。カーン氏の話も合うじゃないか。日商岩...全文を見る
○橋本敦君 カーン氏も。
○橋本敦君 あったかどうか、そんなものに影響はされておりませんと言うが、調べなくちゃいかぬじゃないですか。日商がどのように防衛庁に接触したのか調べなくちゃいかぬ。その事実をはっきりした上で影響があったかどうかを判断すればいい。まず調べなさい。いかがですか、長官。
○橋本敦君 それは無責任答弁ですよ。このE2Cの問題があって、凍結までなっておるじゃないですか。あんた、何と思っているんですか。われわれは削除を要求しているけれども。もう時間が過ぎたようですから、残念ながらE2C問題いろいろ聞きたいことがあるんですけれども聞けなくなってしまいまし...全文を見る
○橋本敦君 最後の質問です。  ということでまだ解明し尽くされていないから、捜査当局もE2C問題に関心を持って捜査を進められている。こういうときに法務大臣、あなたが、E2Cの凍結はおかしい、早く採用するなら採用したらいいんだ、こういうことをおっしゃるのは、E2Cをめぐる疑惑につ...全文を見る
○橋本敦君 時間がありません。終わります。
05月08日第87回国会 参議院 社会労働委員会 第7号
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○橋本敦君 けさから、年金制度基本構想懇談会の答申が出まして、同僚委員からも多くの問題が指摘をされました。当委員会でも重要な論点となっておるわけですが、まず最初に私厚生大臣にお伺いしたいと思いますのは、この報告が出まして、多くの新聞はいろいろ論評いたしておりますけれども、その一つ...全文を見る
○橋本敦君 いまの大臣のそういう御見解がありましたが、基本的に具体的な中身を詰めていくとすれば、数多くの論議、まだまだ残されている課題が多いわけですね。それで、けさの論議を伺っておりまして、私も一つ気になりますのは、たとえば朝日の社説ですけれども、「「改革の方向」であげている主要...全文を見る
○橋本敦君 大臣の御意見はけさ来も伺っておりますのでそれなりにわかっておりますが、しかし、それなりにまた私どもの指摘する不安や問題点もまだまだ残されておりますので、今後もまた議論をさしていただきたいと思います。  そこで、その次の問題に移りますが、先ほど同僚委員からも指摘された...全文を見る
○橋本敦君 その中間の手直しという問題が、年金受給者にとって、社会一般の物価あるいは賃金動態の変更にスライドして年金受給者の生活権保障というのが基本にあるわけですね。そこで、今度四%ということが出てきたわけですが、端的に局長に伺いますが、今度は四%です。三%の場合はどうされるかと...全文を見る
○橋本敦君 そこに問題があるんですね。たとえば、いただいている資料を見ましても、諸外国の例を見ますと、アメリカの場合が三%以上上昇した場合に改定があります。それからさらに、スウェーデンの場合も三%以上の上昇があった場合、これは消費者物価指数、こうなっておりますね。そのほかに、たと...全文を見る
○橋本敦君 そのアローアンスの幅を大きくとってそれできめ細かくとおっしゃっても、基本的に制度が違うとおっしゃればそうだけれども、年金の改善という面から言えば、スライド制というそのものの本旨から言えば毎年スライドしていくというのが一番手厚い方法ですからね。だから、そういう方向も含め...全文を見る
○橋本敦君 検討を待って前向きに対処したいという御意思があるようにも、またあやふやなようにも見えるのではっきりしないんですよ、あなたの答弁は。まあしかし、検討していく、こういうことだと思います。  それで、国民年金のもう一つの大きな問題としては、サービス業、それから五人未満の事...全文を見る
○橋本敦君 それでは、それは推進をしていただくということで、財源対策について二つだけ聞いておきます。  一つは、八十四国会の附帯決議で、「国民年金財政の健全化のために、所得比例制保険料について検討すること。」、これが出されております。確かに、現行保険料の定額制という問題を、高額...全文を見る
○橋本敦君 年金問題はまた集中審議もありますのでこの程度にしておきます。  次に、私は学童保育問題について質問をさしていただきたいと思います。  この学童保育の要求が国民の間に非常に強い、これはもう厚生省もよく御存じのとおりであります。核家族化あるいは婦人の社会的進出、そして...全文を見る
○橋本敦君 いまおっしゃったように一定の推計に属するわけですが、一方、全国学童保育連絡協議会が、資料に基づいて地方自治体の調査その他を集めてみますと、留守家庭児童数が全国でいまおっしゃった倍の約百四十万という推計を出しております。小学生を持って働くお母さんの数が全国で約二百万、い...全文を見る
○橋本敦君 ことしは国際児童年ですから、局長に胸を張って答えていただけるような答えが欲しいわけですけれども、いまおっしゃった問題やお答えの中にも重要な問題があるんですよ。  その前に、たとえば国の助成でいきますと、五十四年度一クラブ当たりの補助が四十四万円、ところが大阪府の場合...全文を見る
○橋本敦君 だから、現状においていまあなたがおっしゃったように協力をするという、そういうことに文部省としてもやぶさかではないと、こういう趣旨は承っていいわけですね、間違いありませんね。で、学校によって、教育委員会によっていろいろな考え方がありますので、必要によってはいま言ったよう...全文を見る
○橋本敦君 要するに、おっしゃることはそういう指導通達等出さなくても実情に応じて教育委員会が自主的判断で協力し得る体制があると、こう考えたと、こういうことですね。わかりました。  時間がなくなりましたので最後に質問をしたいと思うんですが、この子供たちが学童クラブに行っているのを...全文を見る
○橋本敦君 補助金額の増額についてだけ、局長済みません。
05月24日第87回国会 参議院 社会労働委員会 第9号
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○橋本敦君 大変長時間の審議で大臣以下局長もお疲れだと思いますが、しばらく質問をさしていただきたいと思います。  いまも港湾労働の暗い部分について指摘がありました。局長は暴力事犯はないという、そういうたてまえをおっしゃったんですが、現に午前中も目黒委員から、大阪の港で起こりまし...全文を見る
○橋本敦君 今度の場合特に悪質なのは、労使関係と関係のない第三者会社なんですよね。この労働組合の争議は、これは御存じでしょうけれども、砂子海運株式会社の企業閉鎖に対して労働組合がピケを張った。ところが、その労使関係のない第三者である上組が暴力的に襲いかかったという、こういう事案で...全文を見る
○橋本敦君 調査して指導されるということですか。
○橋本敦君 この上組という会社は、全港湾の労働組合を敵視して暴力で組合から脱退させるというようなことを過去にやった前歴もある会社です。私はこういう会社を運輸省が正当な業者として認可をしているということにも問題があると考えておりますが、運輸省お越しになっていると思いますが、同じよう...全文を見る
○橋本敦君 調査結果によって思い切った適切な処置をとられることを重ねて要望しておきたいと思います。  当委員会でも、朝からこの港湾労働に関連をしてやみ雇用の問題がいろいろと議論をされてまいりました。私も、この問題は港湾労働の近代化というその底にある根深い問題としてこの問題を取り...全文を見る
○橋本敦君 いま御答弁いただいたのは、五十三年八月十二日発生の藤原運輸の事件、私がさきに言ったのは、五十三年六月二十九日にも死亡事故があって、これが問題になった事件を指摘したんですが、これはつかんでおられませんか。藤原運輸はわかりました。つかんでないならないで結構です。
○橋本敦君 注意処分その他はありましたか。
○橋本敦君 結構です。  もう一つ、五十四年一月二十六日、ことしの一月ですね、これは事業所名は大阪荷役株式会社の事件です。これにつきましては、実はこの会社が常用港湾労働者名簿ということで職安に届け出た名簿で、一月二十六日に宝船埠頭で鹿島丸の冷凍作業に従事さした常用者名簿が労働組...全文を見る
○橋本敦君 こういった事例は、まさにこの国会が慎重に論議をし、また政府も進めてきた港湾労働法によって日雇労働者の登録制あるいはまた業者が常用である場合には届け出制といったことで、いわゆる港湾労働における暗い部分をなくしていくという、こういうせっかくの努力を裏から破っていく悪質な行...全文を見る
○橋本敦君 国会が罰則まで定めて厳重に労働者の利益や権利を守り、港湾労働の近代化を進めようとしているわけですが、いま御報告があったように、罰則が適用されたのは一件もない。厳重警告や注意ということだけで済まされておる。これで根絶ができるでしょうか。  重ねて伺いますが、いわゆるや...全文を見る
○橋本敦君 あなたが知っている限りありますか。
○橋本敦君 大臣、こういうありさまであります。私はこれは政府の処置が甘いと思うんですね。政府の処置が甘いというだけでなくて、いま私が指摘した問題も全港湾労働組合がみずから調査をし、調べ、そして申告をして調査をした結果こうなっておると、こういう事実なんです。全港湾労働組合が法を守る...全文を見る
○橋本敦君 私は、労働者の権利を守りあるいは港湾労働の近代化を進める上で、いまの大臣の実態の調査、その結果を持った御意見が重要だと思いますからぜひ御検討いただきたいと思うんです。  そこで、もう一つ伺いたいと思うんですが、立入検査がしばしば問題になりました。これは職安、行政官庁...全文を見る
○橋本敦君 いまの答弁納得できませんよ。検査が順調にいって違反件数が減ってきて、それなりの体制ができてきてから減ったんだろうと思うとおっしゃったが、そうじゃないから私はこの質問の初めに、ごく最近のやみ雇用の具体的事実を指摘したでしょう、大臣も検討を要するとおっしゃったでしょう。あ...全文を見る
○橋本敦君 五十三年は。
○橋本敦君 私が十五件と言ったより多い数字が出てきたんで、私の調査がこれは不備だったわけですけれども、それはともかくとして三十件もあるでしょう。だから、あなたがおっしゃった理由が全く理由にならぬということがはっきりした。検査回数はやっぱりふやすということには鋭意努力する必要がある...全文を見る
○橋本敦君 ぜひ指示をしてください。それと同時に、私がもう一つ指摘したいのは、立入検査の検査方法とその実効性なんです。いまあなたがおっしゃった審議会の答申、五十四年一月十二日に栗原労働大臣あて出されました港湾調整審議会の答申でも、御存じのように「効果的な立入検査を実施していく必要...全文を見る
○橋本敦君 そうしますと、いま御答弁のように、これは実際効果あると私は思いますが、仮に大阪でこれが実施されれば、六大港その他に適宜な方法として指導して広めていきたい、これはその答弁のとおりに、大阪の結果を待ってぜひ検討を深めていただくことをお願いしておきます。  時間がありませ...全文を見る
○橋本敦君 いや、政府としてはどう見ているか。審議会の意見は私も知っていますよ。政府としてはその背景にダンピング問題があるというように見ているんじゃないかと、また、見なければおかしいんじゃないかという私の質問なんですよ。
○橋本敦君 あのね、コストが高くなっているということがやみの背景だなんて言ったらね、登録され、届け出され、正当に労働する労働者の正当に受け取る賃金も含めて、もろと抑えろという議論を政府はやるつもりですか、それやらなきゃやみがなくならないという、こういう認識ですか。大問題ですよ、こ...全文を見る
○橋本敦君 納得できませんよ。大臣、答弁お聞きになっていてどう思われますか。そういう姿勢でやみ雇用をなくすということなら、コストを下げるということで問題は逆に労働者に返ってくろじゃないですか、正当に保護されている労働者に。そんな労働省の姿勢で港湾労働これからやつていくんですか。私...全文を見る
○橋本敦君 大臣、複雑な重要な問題が背景にありますから、今後いろいろな意味で目を大きく開いて御検討をお願いしておきます。  で、港湾の労働関係の今後の問題として、いま御存じのように情報化システムの導入が進められていこうとしておりますが、これについて労働省はどういう対応をお考えな...全文を見る
○橋本敦君 局長ね、いまの御答弁では私十分な対応がおくれると思うんです。いまあなたは、荷役業務については稼働日数の減少等は来たさないだろうとおっしゃったが、そうはいかないですよ。この荷役関係の集中的な作業が入ってまいりますと、当然労働波長が長くなってきますよ。そしてまた集約化され...全文を見る
○橋本敦君 大臣、局長も十分関心を持ってフォローされるというお答えですから、そのとおりやっていただきたいんですが、現にこの民間なりあるいは名古屋、横浜で港湾管理者が進めているこの研究に、いま私が指摘したように、運輸省が課長を派遣するなり何なりして参加されておるのですね。ですから、...全文を見る
○橋本敦君 そういうことで、最後にきょうも当委員会で議論になりましたが、このようにわが国の港湾の近代化がコンピューターシステムの導入も含んでずっと進んでまいりますと、朝から議論になりました、安恒委員も柄谷委員も御指摘になりましたが、問題のILO条約の批准ですね、これの体制整備とい...全文を見る
○橋本敦君 その点がわれわれ委員各位の不満として残りますが、それはまたいずれ議論を深めることにいたしまして、時間が参りましたからきょうの質問終わります。
05月25日第87回国会 参議院 航空機輸入に関する調査特別委員会 第4号
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○橋本敦君 先ほどからの刑事局長の御答弁を伺っておりますと、裏を返して申しますと、この五億円の松野氏への日商からの支払いにつきましては、松野氏に職務権限ありとせば贈収賄罪は成立したということが、逆に言えばはっきり言えると思いますが、いかがですか。
○橋本敦君 だから、したがって、詰めてみなければならないというのは事実関係の話ですが、あなたのおっしゃることを逆に裏返せば、職務権限がありということになれば、この五億円というものは法律上賄賂の性格を持った、賄賂性のある金だということは、一層強くはっきりあなたも報告できたはずだと、...全文を見る
○橋本敦君 この五億円について、通常の支払いは島田氏がニュージャパンの松野事務所へ持参をしたというように理解してよろしいのでしょうか。先ほど、通常でない支払いという言葉がありました。
○橋本敦君 そこで、通常でない支払いとして御答弁いただきました外国への送金ですが、外国への送金となりますと、松野氏が外国に自分の口座を持っていて、そこに振り込みを依頼したというケースと、自分の口座はないけれども特定の人の口座に振り込むように指定をして依頼をしたということが考えられ...全文を見る
○橋本敦君 そうしますと、松野氏以外の名義で口座が存在し、松野氏がそこへの振り込みを具体的に依頼したと、こういうことですね。
○橋本敦君 わかりました。  そういたしますと、複雑な経路をとって、そして、日商の海外支店あるいは海部の口座があるというような、そういう機構を通して支払われたというように理解できるわけです。  この五億円というお金が、先ほどの刑事局長の御報告を聞いておりますと、アメリカ日商か...全文を見る
○橋本敦君 そういたしますと、この五億円という金につきまして、順次四十二年の秋ごろから支払っていって結果的に五億円になったと、こういうことではなくて、五億円という、初めから支払いを五億円するということが、日商岩井の海部側としては、これはもうはっきりしておった金を順次支払った、ある...全文を見る
○橋本敦君 私もそういう趣旨でお尋ねをしたわけでございます。  そういたしますと、ロッキードでも、まさに初めに「よっしゃ」という言葉があり、「五億円ありき」と、こういうことになるわけで、非常に大事な問題だと思うんですが、この五億円が、刑事局長が懇切丁寧に御説明なさるように、ファ...全文を見る
○橋本敦君 だから、現在までの捜査の結果の一応の認定という、その認定と証言とは客観的に現に食い違っている、こういう事実がいまあると、こう理解して私どもは理解できるわけですが、それでいいわけですね、一応の認定の結果と異なると。
○橋本敦君 で、話を少し戻しますが、昭和四十年にいわゆる海部第一メモに記載された岸・フォーサイス会談がございます。これはメモに書いてあるとおりということでお話ございましたが、ここに中村氏が立ち会っているという記載がありますが、これは間違っておりませんか。私はこれはむしろ川部氏では...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、岸さんの秘書的な方もしくは関係する方は立ち会われたんですか。
○橋本敦君 この陳情ということですが、これはもちろん三十九年に日商岩井がダグラスのファントム売り込みの代理店契約をやっておりますから、ファントム売り込みのための陳情をフォーサイス氏と一緒にやったと。陳情の内容は、日本ヘファントムを売り込みたい、それをよろしくと、こういう陳情であっ...全文を見る
○橋本敦君 だから、刑事局長、恐れ入りますが、説明して陳情ですから、その説明した後の陳情というのは、日本に採用をわれわれは期待をし希望し願っておると、こういう意味で陳情ということですね。
○橋本敦君 刑事局長御慎重なので、なかなか時間がかかっちゃうんですが、そこで刑事局長、海部氏が三十九年あるいは四十年ごろから四十三年ごろにかけまして、つまり有森氏が会社をやめますまでの間に岸事務所を数回訪れておられる。これは有森氏が私の質問に対してこの場で証言をいたしました。かば...全文を見る
○橋本敦君 そのころ岸事務所へ行ったというのは、サンフランシスコでの岸・フォーサイス会談の陳情を受けて、国内で引き続きファントム問題について岸事務所へ陳情に行ったというように、当然、当時の状況から理解できると思うのですが、いかがですか。事実はいかがですか。
○橋本敦君 しかし、ファントムの件が話に全然出なかったという保証も、刑事局長、ないですね、状況から見て。全然出なかったとは言い切れない。
○橋本敦君 私は、この四十年の岸・フォーサイス会談、これがあなたのおっしゃる「はったり」、プレスティージかどうか知りませんが、それがベースになって、ずっと岸事務所への陳情があり、そして松野氏への、いまあなたのおっしゃった重点的な工作依頼、こういうようにオーバーラップしていくと事実...全文を見る
○橋本敦君 あなたは、岸さんへは言い切れないとおっしゃった。だから、申し上げかねるということは、同じようにはっきりは断定できないということで、入っていないとも限らないというようにも私は受け取れると思うんですが、慎重な御答弁ですから、それはそれで置いておきましょう。  ところで、...全文を見る
○橋本敦君 そういたしますと、証言を精査いたしますが、日商の山村氏や井上氏については偽証の可能性も新たに浮かび上がってくるという、こういう問題もあり得るわけですね。  さて、ところで、松野氏の職務権限に関して、海部が松野氏と親しくなったのが、防衛庁長官、農林大臣をおやめになった...全文を見る
○橋本敦君 その中に、海原氏追放、こういった人事問題、あるいは空幕長の次期人事、こういった問題があるでしょうか。
○橋本敦君 慎重な御答弁なので、いろいろあるということになれば、いろいろこっちも入れて考えたくなるわけなんで、大事なことですから、できれば正確に私お話を伺いたいと思うんですが、このファントムについて松野氏は、四十二年、みずから防衛庁長官時代に何もなさらなかっただろうか。私は、この...全文を見る
○橋本敦君 私の質問が推理で、当てずっぽうだと言われると困るんですが、客観的事実がそういうことだという指摘をして私の一定の判断を申し上げておるわけで、根拠のない推理というようにあなたもおっしゃっていないと思うんですけれども、そういう趣旨で私も言っているつもりじゃありません。  ...全文を見る
○橋本敦君 逃げた、逃がした、やっぱり私は問題だと思いますから、さらに検討して伺いますが、最後に法務大臣、そればっかりじゃ狭いとおっしゃっている。あなたは非常に大きな、大事なことを言っておられるんです。朝日新聞四十三年十一月十九日付、古い新聞ですからお忘れになったかもしれませんが...全文を見る
○橋本敦君 烱眼だということで質問を終わります。
05月30日第87回国会 参議院 内閣委員会、地方行政委員会、法務委員会、文教委員会連合審査会 第1号
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○橋本敦君 まず最初に長官にお伺いしたいと思うんですが、三原長官もまた法制局長官もこの元号法案というのは、国民に対しては将来ともその使用を強制するものでないということを繰り返し御答弁になりました。そういう考え方は、これは長官だけじゃなくて大平内閣全体の考え方、閣僚すべての考え方、...全文を見る
○橋本敦君 そういたしますと、現在の閣僚の中にはこの元号法案の制定によって事実上元号の使用に強制力を持たせようというお考えの方は一人もいないと、まあこういうお話のようですが、もし仮にそういう閣僚がおられたとしたら、これは内閣としてのこの問題について、大事な問題について意思が統一さ...全文を見る
○橋本敦君 長官、恐らく私はそうお答えになるだろうと実は予想しておりました。   〔委員長代理永野嚴雄君退席、委員長着席〕 しかし考え方というのは、音に聞こえた内藤先生はそう簡単にお変えにならぬと私は思いますね。内藤文部大臣、いかがですか。あなたはこの法案が出るときにある程度...全文を見る
○橋本敦君 言っています。
○橋本敦君 文部大臣、あなたのお考えがどうして変わったんですかという質問なんです。ここに示されている考えがどうして変わったんですかという質問なんです。こういう基本的な考えは、私は、基本的に変わるものじゃないんじゃないでしょうかね。
○橋本敦君 世の中が変わって急に考えが変わるほどまだ世の中は変わっとらぬです。あなたはそうおっしゃるけれども、こういう考え方は、この法案にひそむ危険な考え方としてはっきりしておかなくちゃならない。あなたは文部大臣として強制するつもりはないとおっしゃったけれども、もともとあなたはこ...全文を見る
○橋本敦君 国民の総意と言うなら、世論調査の動向で国民の総意でないということはあなた方は御存じのとおりですよ。国民の総意とは何か、むずかしい問題ですよ。この元号法案が国民の総意だとは絶対に言ってもらいたくないですよ。  そこで真田長官に聞きますが、使用は強制しないということを繰...全文を見る
○橋本敦君 長官、正確な答弁じゃないんです。全然使用についてこの法案は触れてないですよ。触れてないということの意味は、全然使用問題について法で決めていないから、だから、したがって使用を強制しないというこの見解は、法に使用問題は何も書いているんじゃないんだから、法に触れていないとい...全文を見る
○橋本敦君 間違った運用が起こらないという保証は、この法律で歯どめがありますか、ありませんね。
○橋本敦君 あなたが言ったんですよ、長官。あなたが将来間違ったことが起こればそれは運用が間違ったことだとおっしゃったんです。そういう間違った運用を起こさないという保証がこの法自体にありますか、何もありませんねと確認している、それだけですよ。あなたがおっしゃっている間違った運用とい...全文を見る
○橋本敦君 答弁を横へそらしちゃいかぬですよ。法律一般が全部歯どめがなきゃ法律にならぬなんて言ってないですよ。この法は使用について何にも書いてない、だから将来運用を誤ることがあり得る、あなたは認めた。それをチェックするという法の規制自体もない。法の規制自体がないことははっきりして...全文を見る
○橋本敦君 心構えもないしチェック機能もないから危険があるという指摘を私はしているんですよ。  そこで三原長官に伺いますが、総理府には内閣及び総理府本府関係訓令通達集というこういう分厚いのがございますね。これは訓令で規則によって定められる、たとえば総理府本府文書管理規則という膨...全文を見る
○橋本敦君 いや、元号を使用することと決めることは可能ですね。
○橋本敦君 ということで法制局長官、総理府も文書規則で昭和あるいはその他の元号を総理府が作成する文書にすべて書くようにとはっきりと規則で制定することも可能だと、総理府外のすべての官庁も規則制定権の範囲で可能だと、こうなります。それは可能であることは法制局長官も御異存ありませんね。
○橋本敦君 ずいぶんこの論議の中で事務処理の統一という問題を言われました。事務処理の統一上、申請者がどうであれ受理はするけれども元号で公文書に記載する、これは実際の現実もそうだし今後もそうだ。そのことを、いいですか、総理府を初め事務処理の統一性ということで元号を公文書は使用するこ...全文を見る
○橋本敦君 そういう行き過ぎの場合を除いて、各省庁が規則で元号使用を定めることは法的に可能ですねと確認します。あなたのおっしゃる行き過ぎを除いては。
○橋本敦君 法的に可能だと、いままではそれはやっていないが、今度この元号法案ができれば、いままでの政府の答弁から言えば、この一世一元制度のより重みと安定性を持たせるところに意味があるとたびたび答弁されてまいりました。そこで政府が、この法案が通れば事務処理の統一性、この一世一元の制...全文を見る
○橋本敦君 できるんでしょう。
○橋本敦君 長官、その合理的な理由としてこの元号法案が成立した、だから、したがって一斉に各省庁がそれを定めるということは合理的理由があるじゃありませんか、合理的理由はないと言えますか。
○橋本敦君 したがって、あなたは斜めにそらした答弁をされるが、私の質問意図がおわかりだからそらされるんですけれども、この元号法案ができたことによって、いまでも規則制定で、文書管理規則その他で各省庁が元号使用をやれるという、そういう法解釈ですから、元号法案が通ればなおさら一層そうい...全文を見る
○橋本敦君 御意見はわかりました。しかし、私が指摘した将来の重要な問題について、そういう体制にならないという保証がない、またそういうことも明言できる人はだれもいないこともわかりました。  そこでもう一つ伺いますが、国民が元号の使用を自由にやる、役所へ申請をする、それは受理します...全文を見る
○橋本敦君 国民の自由や権利というのが、役所の事務処理上の統一性という、そういう役所の行政目的の遂行という事実上の便宜の範囲でゆがめられてよいかどうか、やむを得ないとおっしゃったが、これは実は大問題なんですよ。併記をすればいいんです。  文部大臣に伺いますが、教科書ではいままで...全文を見る
○橋本敦君 いま教科書を執筆なさっている百三名に上る教科書執筆者の有志の皆さんが、この元号法制化に非常に心配をされて、教科書執筆者による反対の声明を出されております。私はこれを読みましたが、本当に教育者の立場としてこれは当然だという気がしてこの内容に十分敬意を払っておるんでありま...全文を見る
○橋本敦君 文部省がおやりになるところの教科書検定の指導ということでいろんな条件の指示があるんですが、その一つに社会科でB条件というのがあります。西暦と元号を見開き初出に併記というB条件があります。この本を開きまして見開きで初めに出てくる西暦、これに元号を併記すればいいのか、その...全文を見る
○橋本敦君 それは従前の体制と基本的に今後変わらないということですが、もう一つ確認しておきたい。私は将来の不安をいろいろ提起したんです。この元号法案が通った場合にいままでの扱いと文部省としては何ら異なるところがない。たとえば学習指導要領の中に元号使用が望ましい、つまり君が代は国歌...全文を見る
○橋本敦君 それはいまはっきりあなたからそれはやらないということを聞いたわけですが、私が心配するのは、真田長官がおっしゃった懲戒処分の問題なんですよ。たとえば窓口で文書を西暦でもって国民が申請をした。公務員は上司から、できるだけ国民に説得をして協力してもらいなさいという指示をされ...全文を見る
○橋本敦君 これは大問題ですな、委員長。国民に協力を求めよと言っているんでしょう、国民は協力義務はないんですよ。協力せよとおっしゃったけれども、わしはいやだ、どうしてもこれ受理してくれと言えるんですよ、国民は。そういう自由があるとあなたおっしゃった。そういう自由があるのにその公務...全文を見る
○橋本敦君 委員長、食い違いはないんです。きっちり答えている。
○橋本敦君 私の質問に答えてください、長官、次の私の質問に答えてください。つまり、そういう職務上の命令が出せる具体的な根拠法律はどこにあるのか教えてください。
○橋本敦君 いまこそ食い違いなんですよ。私はそんなことは知っているんです。その国家公務員法九十八条に書いてある職務命令を上司が出せる、国民に協力を求めよとか元号を使えとか、それが出せる根拠となる法律は何ですかと聞いているんです。国家公務員法じゃないですよ。私の質問はわかりませんか...全文を見る
○橋本敦君 それでいいわけです。  そこで、今度この元号法ができますと、元号の協力を求めなさい、あるいは事務処理統一のために公務員は作成公文書で元号を使用しなさいということを職務命令として上司が出す有力な根拠法規の一つというように考えられるようになってまいりますね。間違いありま...全文を見る
○橋本敦君 だからこの元号法案ができますと、いま長官がおっしゃった合理性、そしてまた職務命令の合理性と、それからいまおっしゃった根拠ということで、この元号法案は公務員に対する懲戒処分、いまでもできるとおっしゃったんですが、いまなら私はやったら違法だということで取り消される可能性は...全文を見る
05月31日第87回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○橋本敦君 私はきょうは航空機輸入問題をめぐって幾つかの質問をしたいと思いますが、まずDC10をめぐる問題について質問をしたいと思うのです。  いまDC10はシカゴの空港における墜落という問題がありまして、全世界がこの点を非常に注目をしてその安全性の問題に大変な不安と危惧を抱い...全文を見る
○橋本敦君 エアバス商戦が華やかであった、そこに登場したのは問題のDC10、ロッキードのトライスター、ボーイングの747LR、こういう機種が華やかに登場したのですが、今日までこれらの三機種が飛んでいる中で事故を起こしたのは、DC10は墜落事故は一体何件あったか、その他の747、ト...全文を見る
○橋本敦君 いや、比べてじゃなくて、トライスター、747が墜落事故を起こしたという事例御存じですかと……
○橋本敦君 日本でないのはわかっているのです。
○橋本敦君 率直に言ってDC10の事故が、これが一番やっぱり具体的に出てきているのですね。それで、今回の事故についてもある専門家の話では、エアバス商戦時代に入ってDC10、そして対抗機としてトライスター、そして747、これが出てきた。で、今度の事故についても、実は構造上の欠陥があ...全文を見る
○橋本敦君 御丁寧な答弁で長くなりましたが、要するに、わが国独自の厳しいチェックができないという点もあるということはおっしゃったとおりですが、それだけにいま私が指摘したようなプランニングからテストフライト、そしていよいよロールアウトされて飛んでいくと、そういう段階での収集したデー...全文を見る
○橋本敦君 どうしても民間航空機、まあこれは商業ベースでプランニングから生産、売り込みと、こう入っていくわけですから、いかに厳しいチェックをアメリカがやったと、こう言っても、こういう予測をし得ざると言っていいような事故が起こってくる、構造上の欠陥という問題もしきりに指摘されている...全文を見る
○橋本敦君 その認識が問題なんだね。五十一年の例は私は指摘してないから例にならないですね。どっちにしても客観的に割り高であることはこの価格の数値自体から明らかなんですよ。  そこで、運輸省に聞きますが、この日航はダグラスからDC10を入れるについては商社を介在せずに直接契約で購...全文を見る
○橋本敦君 運輸省は航空機の価格について日航が直接契約で導入する場合、契約前に価格のチェックということができますか。また、やっておりますか、契約直前に。
○橋本敦君 わかりました。だから、したがって運輸省としては、日航がDC10を四十九年に契約して、基本価格幾らで入れると、そういう契約そのもののときに価格をチェックするという、そういうシステムではないということははっきりしていますね。  そこで二枚目の資料を見てください。二枚目の...全文を見る
○橋本敦君 その点、私は一定の期間でとりますから変動はないとは言いませんが、高過ぎるというのです。八カ月ですよ片方は。片方は一年数カ月でしょう。そんなに三年も四年も違わないのですよ。違わないのにこれだけ大きな数字があるというのは、たとえば労働者の賃金上昇率を六%、七%ととっても二...全文を見る
○橋本敦君 いま伊藤刑事局長御答弁のように、JALが直接取引したにかかわらず、言ってみればただ取り口銭とよく国会でも言われましたが、三井物産に九十万ドル、一機十五万ドルで入っている。ほかにDC9を売り込んでおりますから、それも含めますと百四十万ドルという金が三井物産に入った。 ...全文を見る
○橋本敦君 知りませんね。  だから、ダグラスにとってみたら契約のいろいろな交渉から、それからどこでデリバリーするか、あるいはそれをどのように日本航空に納めるか、こういったことも含めて一切ダグラス自体は三井物産の世話にならなくてもいいわけですし、日航へ私も調査に行きましたが、一...全文を見る
○橋本敦君 そしてまた別のところでは、五十三年九月二十七日付の丸紅ルート五十五回公判で検察官によって明らかにされた検察官の調書によりますと、「四十七年十月二十日ごろの夜、私の家に三井物産の石黒副社長と村上常務が尋ねてきて、実は自局党の田中派、大平派など主だった派閥の方々にあいさつ...全文を見る
○橋本敦君 局長はそういう限度で慎重に御答弁なさいますが、これが証拠によって、検察官によって指摘された事実ですから、DC10の工作について三井物産が売り込み工作をやった一端がこれであるということは明らかであります。そういたしますと、直接取引だという日航とダグラスとのDC10の導入...全文を見る
○橋本敦君 御指摘のとおりであります。  だからしたがって、たとえば郷氏が最初にリテイナーとして何方ドルか受け取ったという性格と違う、まさにコンサルタント。そしてその内容はここにあらわれたような工作をやった。コンサルタント料、つまり工作をやったことに対する支払いであり、報酬であ...全文を見る
○橋本敦君 その点はおっしゃるとおりでしょう。だが、徹底的にこれを調べておれば、田中派、大平派にあいさつをしてあるという問題も含めて、犯罪の容疑が浮かび上がっておったかもしれぬという、そういう状況がこのDC10をめぐってまだあるわけであります。  私は、いま大問題になっているD...全文を見る
○橋本敦君 今後どうするかと聞いている。
○橋本敦君 日航に要望する、要請するだけじゃ、またやられますよ。チェックしなければだめですよ。契約雷を出させる、基本価格及びエスカレーション条項、それからいろいろな提示されてくる値引き条項、いろいろやらなくちゃだめですよ。たとえばDC10だって、広告料として値引き条件で一機当たり...全文を見る
○橋本敦君 おわかりいただいたでしょう。
○橋本敦君 運輸省はきょうは大臣、局長がお越しいただけないので、大臣が政治的な責任のある答弁ができないのはわかりますけれども、いまおっしゃった、厳重に要望していく、それを越えて厳重にチェックをしないとだめですよ。  それで、このDC10の売り込みで、田中角榮元総理のところまでこ...全文を見る
○橋本敦君 全くそのとおりですね。結局工作で賄賂を巨額に使った方が勝った。これが日本の航空機輸入をめぐる今日まで明らかになった大事な問題なんですね。それで、アメリカの会社は、それぞれ売り込み航空機で損をしてまで賄賂や工作費出しませんからね、利益を上げている。ところがその利益を上げ...全文を見る
○橋本敦君 法務大臣お聞きのように、賄賂を引き出すたびに工作して高い金で売り込んだら、それは運賃の算定の基礎になるのですよ、機体購入価格は。運輸省はそのからくりがわからなかったら、グローバルに、よその国でもどれぐらいで買っているかなと、これぐらいだったら不当じゃないなという程度の...全文を見る
○橋本敦君 いい商品じゃない、いい商売。
○橋本敦君 いまおっしゃった機構も含めて知恵をしぼっていただきたい。  そこで、伊藤刑事局長に伺いますが、この九十万ドル、これはSECの告発状で、第十二項で言われておりますが、一九六九年以降MDC等は、外国における商取引、これに関連をいたしまして、合計七百三十万ドルをコミッショ...全文を見る
○橋本敦君 渾然一体となっていますから、政治献金とか盆募れの歳暮とかいろいろなことで変質をして出たかもしれないという可能性もいまの御答弁からうかがえますね。  さて、もう時間が参りましたので、あと一、二問だけで終わります。  刑事局長にお伺いしますが、有森氏が証言拒否罪で起訴...全文を見る
○橋本敦君 そういたしますと、もう少し詳しくいろいろ聞きたい点もありますが、有森氏は一体何をやったか。彼が証言しているところでは、第二次FXファントム売り込みの最高責任者が海部さんでした、私もそのスタッフの一人でした、こう証言しました。そして、かばんを持って数回岸事務所を訪れまし...全文を見る
○橋本敦君 彼はその販売売り込み活動で海部氏の指示あるいは島田氏の指示を受けて松野さんのところへ行ったという事実はありましたか。
○橋本敦君 そういたしますと、彼は主としてどういうところへ販売活動として仕事をしておったのですか。
○橋本敦君 そのかばん持ちで岸事務所を数回訪れたというのですから、私は岸さんとの関係をこの前も局長に指摘したら、海部はむしろ松野氏の方を頼りにしておったという御答弁が返ってきたのですが、岸事務所へ訪れたことはファントム売り込みと全く関係がなかったとも言い切れないのじゃありませんか...全文を見る
○橋本敦君 四十年、フォーサイス・岸・海部会談があった。岸事務所へ数回行った。だからいろいろな話はあったが、ファントムの話が全然な払ったということまで言い切れない状況だと思うのですが、いかがですか。
○橋本敦君 最後に伺います。  島田さんが亡くなったことは、私も本当に心痛いのですが、島田さんの死は捜査上、検察庁が徹底的に捜査をお進めになる上で一つのやっぱりチェックになったのじゃないかと、率直に言ってそう思いますが、いかがでしょう。そして、私は島田さんが亡くなったのは、松野...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
06月05日第87回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○橋本敦君 今回の法案につきまして、他の委員のいろいろな御質問もあり、かなり重複をするところもあるのですが、お許しをいただきまして私からも質問をさせていただきたいと思います。  提案理由説明、これを拝見いたしますと、一つには、今回の法改正案の主眼が「土地家屋調査士の資格に関する...全文を見る
○橋本敦君 いまの御趣旨はそれ自体改正案の中に具体的に出ておりますので御答弁としてもよくわかりますが、今度の改正案の第一条の文言そのもので、最後のところで「不動産に係る国民の権利の明確化に寄与することを目的とする。」と、こう規定してあります。私はこの規定が非常に大事な規定だという...全文を見る
○橋本敦君 その第一条が、基本的に現行の第一条と比べまして、改正案ではそういう趣旨が非常に大きく打ち出されてきている。  そこで、こういう土地家屋調査士の皆さんの大事な公共的な職責、そして、国民の権利にかかわる重要な仕事をなさるという、こういう職責にふさわしい土地家屋調査士の仕...全文を見る
○橋本敦君 局長がおっしゃったように二律背反的な要素がないわけじゃないことは私も認めるのですが、しかしながら、この何といいますか、仕事が、たとえば司法書士さんの仕事と比べてみますと、まあ権利関係の登記は形式審査主義ですが、表示登記は実質的審査というのが一応原則になってる。というこ...全文を見る
○橋本敦君 そこで、私が第二番目に指摘しようとした問題を局長が先にお答えになったのですが、やはり何といっても国自身の責任もあるわけで、十七条地図の整備ということをいま局長がおっしゃいましたように、同僚委員からも指摘されておりますが、本当に大事なわけですね。最近の都会の現状を見てみ...全文を見る
○橋本敦君 いま局長がおっしゃった整備の計画ですね。たとえばいまから三十年目標でやるとかあるいは二十年目標でやるとか、そしてそれをやるについて私は土地家屋調査士連合会と協力をしながらやるということで、連合会との提携という問題も能率的な処理という面から非常に大事だと思うのですね。そ...全文を見る
○橋本敦君 おっしゃるような非常に困難な状況であることはわかりますが、しかしせっかくこの法改正ということの審議の中で非常に問題になりましたし、それから連合会の方としても要望切実なものでありますし、全体の公共的事業ということから見ても必要ですからね。私は、法務省がこれをおやりになら...全文を見る
○橋本敦君 いまの局長の御答弁の方向というのは私は非常に大事なことを的確に御答弁いただいておると思うのですね。いまこの公共嘱託登記を解決をしていくネックとしておっしゃった二つの問題点、一つは古い職員の方が嘱託ということで従事をしていらっしゃる。この嘱託という方をどうするかという問...全文を見る
○橋本敦君 いずれにしても、この問題はかなり大きな問題でございますので、会の意見も十分お聞きいただいて合理的な方法で検討してもらいたいということと、何といっても、国が国の責任で解決する問題は、局長がおっしゃった古い職員、退職した方に嘱託ということで仕事をやってもらっているその部分...全文を見る
○橋本敦君 十七条の三で決められる大臣への建議ということは、これは大事な問題ですから、十分御尊重いただくという姿勢で臨んでいただきたいと思います。  それで、表示登記の問題でちょっと細かい話になりますが、実際問題として表示登記は実質審査主義ということですが、実際は法務省のいまの...全文を見る
○橋本敦君 いま言った委託の方向も含めてぜひ御検討を深めてほしいと思うのです。  私がこの問題を提起しますのは、非常に大事な問題だと思いますのは、民間デベロッパーが広大な土地を買い入れまして、そこを細分化しまして、家を建てて土地を売る、こういうケースが多いわけですね。土地を広大...全文を見る
○橋本敦君 おっしゃょように、フリーパスは基本的にやらせないという姿勢を必要に応じてお示しいただく、これは本当に大事ですね。それと同時に、表示登記についてはまさに良心的で公正な土地家屋調査士の仕事で誠実かつ公正に仕事がやられているという社会的信用度、法務局との信用度ということが高...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  だからいま局長がおっしゃった方向ですね。私が指摘した方向にいくように法務省としても、また連合会としてもせっかくの努力をこの機会にやっていただくということを期待したいと思うわけです。  それから、特認制の問題で一点ちょっと伺っておきたいことがあるの...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。将来一本化という方向が出てくる気運があれば、それはまた全体で合理的に検討するということになるだろうと思うのですが、当面は私はやはり局長がおっしゃったような車の両輪ではあるけれども、それぞれの持つ責任の度合いが違いますので、やはりそこははっきりした方向に当...全文を見る
○橋本敦君 はい、わかりました。  それでは、その他の問題は他の委員からお聞きいただいておりますので、私の質問はこれで終わります。
11月20日第89回国会 参議院 法務委員会 閉会後第1号
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○橋本敦君 官房長官に伺いますが、問題の法務大臣の発言が、要するに大事な部分、それが法務大臣は、いわゆるロ事件の関係の皆さんとは懇意な人たちである、だからしたがって、公明正大で青天白日になることを友人として念願していると、こういうことをおっしゃったこの事実は、官房長官も明確に認め...全文を見る
○橋本敦君 じゃ、いま私が指摘した部分は確認をされておるわけですね。  官房長官に伺いますが、いまあの重大なロッキード事件について、検察当局は、東京地裁の公判で公訴の維持、つまり起訴された事実の立証に向けて全力を挙げて検察官は奮闘しておる、そのことについて官房長官はよく御存じで...全文を見る
○橋本敦君 また大平内閣が口事件の徹底解明という、そういう立場に立つならば、そういう検察官の努力は大いに大平内閣として、これは本当に期待をし、かつ進めるべき——進めるといいますか、期待をする性質のものであると、このことも間違いありませんか。
○橋本敦君 それは裁判ということで検察官がそういう努力をされていることを、大平内閣として当然のことだと認識しておられますね。
○橋本敦君 はい、わかりました。  そうすると、一方、個人的見解だとおっしゃるが、青天白日の身になることを期待されるということは、青天白日とはどういうことか。これはどの漢和辞典を引っ張って見ても無罪になることだということが書いてあるでしょう、そうでしょう。個人的見解だと言いなが...全文を見る
○橋本敦君 私の質問に明確に政府の責任で答えてほしい。いま私が指摘した問題の重要性、官房長官御理解いただけるでしょうね。検察官は有罪に、立証に向けて全力を挙げている。検察官の職責なんです。ところが、法務大臣は個人的意見だと、こう言いながらでも無罪になることを期待するとはっきり公言...全文を見る
○橋本敦君 時間が来たということですからあれですが、いまのような官房長官の答弁では絶対納得いきませんよ。誤解を招くから注意するということで内閣の処置が終わったということで、この重大な問題の政治的責任は解消しません。官房長官がいまのような答弁なら、委員長、当然総理を次回にでも結構で...全文を見る
○橋本敦君 法務大臣に率直に伺いますが、いまここであなたの発言が問題になっておりますが、あなたの発言が重大な政治的問題になったというのは、すでに四十三年に一つの例があるわけですね、あなた御自身の例が。あなたはあの四十三年発言が問題になって大臣の職を辞せられたわけですが、あの件につ...全文を見る
○橋本敦君 いろいろ考慮されたというのは、やめるつもりも必要もないと自分は思うが、周囲の諸般の事情からやむなくやめたということを考慮したというのか、みずからやっぱりあの発言には責任をとる必要があると、こう反省をされてあの処置をとられたのか、どちらですか。いまの御答弁ではどちらかが...全文を見る
○橋本敦君 適切だと思われたそのことの中に、みずからやっぱり責任をとる必要がある発言であったという反省はあったのですか、なかったのですか。
○橋本敦君 それはわかっています。あの発言はやはり大臣として問題がある、自分に責任があるという点の反省はあったのですかと、こう聞いているのです。おわかりでしょう、質問の趣旨は。
○橋本敦君 それは話が違いますよ。過去のことだけれども、寺田委員の質問に対して、国会議事録に載っておるあなたの発言、つまり軍事力を背景としなければ十分な外交ができないではないかという、そういう発言については先ほど取り消されたのです。過去の発言だけれども取り消されたのです。よろしい...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、四十三年のあの問題について、あなた自身は周囲の事情でやめるのが妥当と考えたというだけで、あの発言については反省をなさっていなかったということがはっきりしたと私は思いますよ。そうでしょう、自分自身あの問題について反省したとおっしゃらぬのですから。だからあの問...全文を見る
○橋本敦君 それは法務大臣になって、閣僚の憲法遵守義務ということでお答えになるんであって、あなたの実際のお考えは憲法を改正するという必要があるという考えを持っておられるということではありませんか。念のために。
○橋本敦君 あなたはいろんなところで発言されたことについて責任を持ってほしいと思うのですが、私の手元にあるのは昭和五十四年五月二十五日の自由新報であります。この中で、あなたが中央政治大学院の研修会で講演をなさって、その趣旨が出ておるのですね。その中にこうありますよ。「仮にアメリカ...全文を見る
○橋本敦君 じゃあこのときの講演の要旨はどういう関係になりますか、いまの発言と。
○橋本敦君 あなたはいまそういう答弁なさいますが、四十三年のいわゆる「めかけ憲法」だとか何とか言われた発言ということで問題になって辞職をされた、その発言についても反省はなさっておらぬ、そしてまた四十三年の国会議事録にある発言はこの場で取り消されたが、それはまさに委員会運営上の対策...全文を見る
○橋本敦君 理由もなしにそういうわけではありませんとだけ言われても困りますよ。  たとえば、あなたが政治資金規正法の届け出で、政治献金を受けたのを届け出られておる例を私調べてみました。これは自治省への届け出であります。四十八年の下期と四十九年の上期、あなたは伝えられるところ福田...全文を見る
○橋本敦君 あなたのいまの記憶には全然ないという意味でおっしゃったわけですか。自治省の届け出文書を持ってきてお見せすればおわかりいただけるという意味ですか。幾らでも持ってきますよ。
○橋本敦君 あなたもお調べいただいたら結構です。あなたの政治団体が受け取っているという、そういう事実について私は聞いておるんですよ。だから、ロ事件関係の人たちとあなたは特にお親しいという、そういう関係があるから、わざわざ個人的な感情、見解としてもということで記者会見でみずからつけ...全文を見る
○橋本敦君 いや、答えてください、わざわざ個人的見解をつけ加えられた理由。
○橋本敦君 私が新聞で見る限り、新聞記者の皆さんの質問は、個人的でもよいがというような意見の聞き方はしておられませんね。裁判と検察とはおのずから一線を画すべき性質のものではあるがという言葉はあります。ロ事件についてどうお思いになりますかと、こう聞いていますよ。だから、その点はあな...全文を見る
○橋本敦君 だから、あなた自身の認識でも、法務大臣として新しく就任されたその法務大臣のあなたに記者会見で質問がいろいろ出た。そういう記者会見なさった。これは認識なさっている。そういう場でわざわざ個人的見解をおつけ加えになって、ロ事件の関係者の人とは長年懇意の間柄だから、公明正大に...全文を見る
○橋本敦君 いやいや、私の質問に答えていただきたいんです、大臣。青天白日の身になられることを友人として念願するとおっしゃった、そこで言う青天白日というのはどういう意味でおっしゃった言葉ですかと、こういう意味です。
○橋本敦君 つまり、事件関係者が無罪になることを念願するという、このこと以外ありませんね。そうでしょう。
○橋本敦君 先ほど答えても、間違ったらいかぬから確認しているんですから、答えてくださいよ。そうしないと、私がもうそのことで念を押して進みますよ。無罪になることを期待するという気持ちでおっしゃったことだということでよろしいわけですね、先ほどのとおりだとすれば。
○橋本敦君 誤解のしようもない言葉なんです、大臣。ロ事件関係者の人が青天白日の身になることを期待するということは、誤解のしようもなしに、あなたは個人的に田中角榮、橋本登美三郎、こういった被告の皆さんが無罪になることを友人として期待されておるということは、誤解のしようもないはっきり...全文を見る
○橋本敦君 あなたは、私どもから見るとはるかに大先輩の大政治家ですが、先ほどからの答弁聞いておりますと、国会決議も御存じなかったとか、いまの大問題になった稻葉問題も、あったように思うという程度しか認識をなさっておらぬというのは、私はこれは、やっぱり大臣になっていただく大政治家とし...全文を見る
○橋本敦君 だから、つまりそのときそういう問題も余り真剣にお考えなかったということになるわけですが、問題は内容なんです。いいですか、法務大臣。あなたは法務大臣である。先ほどから議論されているように、検察庁法十四条に基づいて個々の具体的事件については検事総長を通じての指揮権をお持ち...全文を見る
○橋本敦君 だから、したがって、ロッキード事件という重大な国民的注目を浴びているわが国の金権腐敗体質を徹底的に究明しなきゃならぬという国民の期待を担って、検察官がいまやっているあの裁判について、法務大臣、あなたは検察庁法十四条に基づいて検事総長にこれからも報告を求める、それができ...全文を見る
○橋本敦君 そうですが、私はそう思っていたんですが。しかし、あの事件の処理経過については、検事総長は法務大臣に請訓を求められたという経過は新聞にも出ておりました。これは間違いないでしょう、いかがですか。
○橋本敦君 それじゃ、その規程が見してもらえないからこういうことになるんです。それはよろしいです。具体的なロッキード事件については、いいですか、国会議員の逮捕、そして起訴、公判の進行、こういう過程で、検察庁内部の扱いとして、あの事件は法務大臣に報告をし、指揮を仰ぐということでやっ...全文を見る
○橋本敦君 刑事局長、このロッキード事件というのは要するに前総理にかかわる重大な事件、国民的注視を浴びている重大な事件、国会でも特別決議があり、国会でさんざん真相究明で論議をされた重大事件、この事件を検察庁が処理するについて法務大臣に報告もしない、意見も聞かない、そういうことはあ...全文を見る
○橋本敦君 そして、今後の進行がどうなるかわかりませんが、終局、判決の確定に至るまで検察官はいろんなことをやらなくちゃならぬし、判決の結果に基づく処分もしなきゃならぬ。そういう場合に、この事件は法務大臣に対して報告をし、連絡をするということも間違いないですね、これからも。
○橋本敦君 法務大臣、おわかりですか。ロッキード事件というのはそういうようにして、あなたが検察庁法十四条で持っておられる権限という問題から言っても、あなた自身が報告を求めることも法律上可能である。そして実際の扱いとして法務省は、検察庁当局は重要問題について、今後もあのロ事件につい...全文を見る
○橋本敦君 誤解じゃないんです、法務大臣。いま私がるる説明したように、いやしくも法務大臣であるあなたが行う公的記者会見で、個人的な見解であるとこうおっしゃるけれども、いま検察庁が全力を挙げている方向、法務大臣としてはそのことを積極的に支持しなきゃならない方向、それとまるで逆のこと...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、個人的な感情、見解をつけ加えたとおっしゃるけれども、法務大臣としては言うべき筋合いのものでない、重大な発言をしたという反省をされておると、こう受け取ってよろしいわけですか。
○橋本敦君 検察に全面的信頼をおいておられる……。いいですか、それで検察は全力を挙げて公訴事実の立証に努力するであろう、だから法務大臣は個人的にそれと逆に、信頼しているから、片一方で私は個人的にそれと逆さまの無罪を念願する、こういうことを言ってもよろしいんですか。はっきりしてくだ...全文を見る
○橋本敦君 信頼しているから、安心してそういう個人的見解をつけ加えても構わぬと考えておられるんですか。考えておられるとしたら大問題ですよ。先ほどおっしゃったように、法務大臣としては個人的にしろ言うべきことでないことを言ったという反省をされておるんじゃないんですか。どっちなんです。
○橋本敦君 私があなたに申し上げておる、たとえ個人という言い方であれ、言っちゃならぬことを言ったという、そのことの自覚はおありだから、今後は注意すると、こういうふうに答弁なさったんだと、私はそう理解します。  ところで、あの問題は、あんなふうに発言なさったという問題は、今後注意...全文を見る
○橋本敦君 法務大臣、発言について今後注意するということは聞きました。だから私はその質問を繰り返してないんです。この古い友人の皆さんが、ロ事件に関係をしておるこの皆さんがあなたの古い友人である事実は、あなたが法務大臣になっても変わりないんだから、個人的には、胸のうちでは、心の中で...全文を見る
○橋本敦君 全然答えになってないですよ、これ、皆さんお聞きになっても。理事会で協議していただくというのもまた時間とりますから、これは申しわけないと思うんですが、法務大臣、もう一遍言いますから、時間とりますから、端的に答えてくださいよ。今後は注意されるとおっしゃった。もうそのことを...全文を見る
○橋本敦君 それは法務大臣、ちょっとあなた責任回避の答弁ですよ、責任回避の。そんなことをいまここでおっしゃるなら、個人的な気持ちを聞かれたらそういうことは聞かぬでくれというようなことをおっしゃるなら、なぜあのときにおっしゃったんですか、わざわざつけ加えられたんですか。そのときにお...全文を見る
○橋本敦君 先ほど答えられた答えには納得できぬです。あなたは法務大臣という実に重要な地位にありながら、軽々にこういう問題を起こされたんです。しかも個人的な関係や気持ちは変わっておらぬ。法務大臣として、そういうあなたは適格を欠くということが一層明確になったと私は思います。  みず...全文を見る
12月11日第90回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○橋本敦君 最初に、法務大臣はいわゆる青天白日発言、ロッキード被告人の皆さんの無罪を期待するという御発言に関連をして、きょうは本会議で陳謝の意を表明されたわけでありますが、私どもとしてはあの問題は非常に重大な問題であって、法務大臣が陳謝をなさるというその御誠意のほどは理解はいたし...全文を見る
○橋本敦君 昨日の大蔵委員会で根來刑事課長は、一般論という形ではあるけれども、こういった金のやりとりが政治献金という名目であっても贈収賄罪が成立する可能性があるということを、一般論としておっしゃっておるようですね。私は一般論として刑事局長にお聞きしたい。根來刑事課長との意見の相違...全文を見る
○橋本敦君 結構です。結論めいた具体的なケースについての議論はこれから検察庁としてもお詰めになるでしょう。  で、大阪でタクシー汚職事件関係の判決がございました。あの判決の趣旨から言いましても、国会議員が一般に法案審議に関連する職務権限を持っておるということを重視をして贈収賄罪...全文を見る
○橋本敦君 そこで、いま刑事局長からも話がありましたが、ついにこの事件は、東京地検に対する受託贈収賄罪で、贈り主の税政連の特定の人、そしてもらった特定の政治家に関して告発という形で事件が検察庁に提起をされたわけであります。いまも刑事局長のお話のように、この贈収賄罪が成立するかどう...全文を見る
○橋本敦君 ですから、具体的に告発がなされたわけですから——告発状はここにはない、それは結構ですよ。しかし検察庁としてはこれを端緒として厳正な捜査に今後進むという方針であることに間違いないかと、こう聞いているわけですから、それはよろしいわけでしょう。
○橋本敦君 そこで、これが捜査が進められていくということになりますと、検察庁の処分請訓規程とは直接かかわりがないかもしれませんが、ロッキード事件と同じように、国会並びに重要な国会議員という、そういう政治家にかかわる事案ということになりますと、捜査の必要な段階で検事総長から法務大臣...全文を見る
○橋本敦君 そのとおりです。  そこで、法務大臣はこの件についても、将来この捜査が進む段階で検事総長から報告もしくは意見上申があって、それをお受けになるという立場に法務大臣はいらっしゃるということになって、そこで国民の側から見ると、その法務大臣が問題の税政連から推薦を受け、そし...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  そうすると、お受け取りになったのを、これが新聞等に出て、指示をして返されたということですからわかりましたが、お受け取りになった金額、返された日時、これはおっしゃっていただけないですか。金額はお聞きになっておるでしょう。
○橋本敦君 大臣、あなたがそういうお処置をおとりになったことは私は結構だと思うんですよ。だけれども、やっぱり指示をされるについては全然御存じなかった筋合いの金だったということですから、これはやっぱり金額は一体幾ら持ってきたのか、また、報告する人もあなたに金額はこれだけですと、だか...全文を見る
○橋本敦君 ちょっといまの言葉ですが、政治資金規正法に基づいて届け出のある分は返したと。そうすると、この税政連からのものも政治資金規正法に基づいて、大臣の方の事務を担当なさる方が受け取ったということを政治資金規正法に基づいてもう届け出られておったんですか。その趣旨ですね。
○橋本敦君 お返しになったのは、他の団体からお受け取りになった政治献金を全部お返しになったという趣旨じゃなくて、税政連からの政治献金をお返しになったと、こういうことですね。ちょっと紛らわしいのではっきりしてください。
○橋本敦君 そうですね。で、私がお尋ねをした税政連中央からの献金もあったが、私がお尋ねをした関東信越税政連からの、つまり地方段階、ここからの政治献金もあったということですか。
○橋本敦君 閣僚の資産公開という問題もとやかくやかましく世論の中で言われ、大平総理もそういった方向は検討するとおっしゃっておられます。そういう閣僚の資産公開だけじゃなくて、いやしくも閣僚におなりになった重要な政治家の皆さんについては、政治資金の透明度をはっきりさせるということも国...全文を見る
○橋本敦君 答えていただける——はい。  大臣がお返しになったのは、やはり今回の問題について法務大臣という立場では身を潔癖にしておかねばならぬという、そういう責任感からお返しになった問題だと、そういうお気持ちだと思いますが、これは間違いございませんか。
○橋本敦君 私はその大臣のお返しになった指示が間違いだとか何とか言うんじゃございませんが、大臣はあの青天白日発言をなさったときに、裁判の関係は自分の職務と全く関係がない、権限からいっても職責からいっても、ということで、つい個人的な意見を述べたというお話をなさいました。今度の問題は...全文を見る
○橋本敦君 あなたがお返しになって……、受け取られた当人である。で、お返しになったという、そういう事実があるから私はあえてあなたの御判断を聞いたわけですよ。何もなければ私は聞かなかったかもしれません。少なくとも法務大臣として、みずから返されたというそのことから考えても、こういう政...全文を見る
○橋本敦君 それでは、お答えいただけませんのでこの問題終わりますが、いま刑事局長は、告発という事実が起こった以上は、検察庁としては今後厳正な捜査を遂げるということをおっしゃったわけですが、この方針に法務大臣も変わりはないかどうか、これは伺っておきたいと思います。
○橋本敦君 いまおっしゃった見守るというのは、検察官が厳正に捜査をなさる、それについて大臣がとやかく言わないのはもちろんですが、そういう厳正な捜査を遂げるという検察庁の職責を果たすのは、検察庁としては当然だということをおっしゃったというように私は理解しないとさっぱりわからないんで...全文を見る
○橋本敦君 それでは、私の持ち時間がもうあと十分ほどになってしまいまして、法案について御質問をする予定でおりますので、そっちへ入ります。  時間がありませんので端的に伺いますが、この当委員会でも同僚委員の皆さんからしばしば提起をされてまいりました法務局職員の増員要求の問題につい...全文を見る
○橋本敦君 そこで、政府平均は四・二%の削減、厳しいものです。ところが法務省は三・七%ということで若干上向いておる。問題はその法務省の全体三・七%削減を受けて、今度は中で法務局——刑事局とは別ですよ、法務局としては何%ということにいま進んでおるんですか。
○橋本敦君 私は、民事局長ね、ここに重大な問題があると思う。つまり、法務局の中で特に朝から議論されておりますように、登記関係職員の増員というのが、あなたの御答弁でも一般的には現在約五千五百人足らない。しぼりにしぼっても今年度はその中で七百三十三人を要求しておる。そこまで厳しい中で...全文を見る
○橋本敦君 簡単に、もう時間がないものですから……。
○橋本敦君 あなたがおっしゃるその増員も、いいですか、十一月二十二日の閣議決定の中で新規増員は極力抑えるという閣議方針が出てますよ、ことしは。だから、増員に期待して、削減はあるけれどもネットで純増を確保すると、いままでのような甘い考え方でいかぬです、今度は。新規増員は抑えるんです...全文を見る
○橋本敦君 だから、いまの私が指摘した問題は、省内で見直して姿勢を新たにして交渉するという方向で、大臣、指導されませんかと、こう言っているんです。不合理だ。
○橋本敦君 時間がないので、ちょっと細かい数字その他資料を持っているんですが、詰められませんので、民法十一条に関連して二問だけ質問をいたします。  民法十一条の改正に伴いまして、身体障害者の皆さんの生活と人権保障をさらに大きく進めるという大事な国民的課題がございます。それに関連...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。ぜひお願いいたします。  それじゃ、もう時間がありません。最後の一問をいたしますが、私が目が不自由な聾唖の関係の皆さんといろいろ話しまして、本当に胸にこたえて承知ならぬと思ったのは生命保険会社なんですよ。この身体の不自由な方が生命保険にお入りになる。い...全文を見る
○橋本敦君 ぜひ検討して進めてください。これは人の命を障害者だからということで保険会社が安く見ると、これは私は許せぬと思いますよ。  時間が参りましたので終わります。
12月18日第90回国会 参議院 外務委員会 閉会後第1号
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○橋本敦君 当面、激動すると言われておる世界情勢の中で、外交問題の課題というのはずいぶんと重要な問題が山積みをしておるわけですが、きょうは短い時間ですのでかいつまんで数点について外務大臣を中心にお伺いしたいと思います。  まず、金大中事件問題ということが改めて重要な視点を浴びて...全文を見る
○橋本敦君 大使が六年ぶりに金大中氏と会われたということは、事態の一定の前進と解明に大いに役立ってほしいと私どもは期待をするわけですが、いま金大中氏が総理あての書簡の中で、いま大臣がおっしゃった、一つは真相の徹底解明という要求、二つ目には原状回復を図るべきだという要求、この二点の...全文を見る
○橋本敦君 そうですね。  そこで、この金大中氏の立場が十分理解できるということになると、日本政府のとってきた立場を須之部大使は説明したと、まあこういうことだけれども、あの事件がまさにわが国において発生をした事件であるという問題、そしてまた、日韓関係の今後の改善にはまあのど元に...全文を見る
○橋本敦君 それに対して何らかの回答が必要だという御判断はわかりましたが、どういう回答をするかということは、この事件について今後日本政府の態度をはっきり示すということになってきわめて重大である。  まず第一点として金大中氏が要求している真相解明ということですが、これは繰り返し、...全文を見る
○橋本敦君 そこで、真相解明ということになると、政府は責任持ってやらなくちゃならない。警察庁は捜査本部を存置してそのまま続けておりますね。ところが一向にらちが明かぬというところに問題がある。そこで、大臣に思い出してほしいのは、例の公表された国務省に対するスナイダー報告ですね、この...全文を見る
○橋本敦君 私は局長、過去の経過を聞いているのじゃない。過去の経過はおっしゃったとおりでしょう。  そこで、金大中氏に書簡を、返答を出すか、何らかの処置をする、そうおっしゃっているし、日本政府は誠実な態度をとる必要があることも大臣認められた。なら政府として努力する必要がある一つ...全文を見る
○橋本敦君 それほど意味はないとあなたはおっしゃるけれども、それではこの問題を打開して一つは日本政府は努力するという意思はないんですか。
○橋本敦君 外務省として再照会をするという努力はしたらいいじゃないですか。
○橋本敦君 それはわかっていますよ。発見されればという前に、この問題について再照会をするなどの努力を重ねてやるべきじゃありませんか、それじゃあなた誠意がないことになりますよと、こう言っているんだ、いかがですか、外務大臣。
○橋本敦君 外務大臣ね、この金大中事件という事件について、あなたはどういう認識をお持ちかということを改めて私は聞きたいのですがね。警察庁当局は、三井警備局長も当時答弁されたけれども、この金大中事件という事件は個人的な遇発事件じゃない、政治的目的を持った組織的犯行である、国会で何遍...全文を見る
○橋本敦君 いや、あなたの外務大臣として金大中事件についての認識を聞いているんですよ。主権侵害が全然ないとあなた断定しますか、断定できぬでしょう。
○橋本敦君 確証が得られないからこれから捜査までやらなくちゃならぬのでしょう。だから、公権力が介入した疑いのある重大な事件だという認識はお持ちですかと聞いているのですよ。当然それはお持ちでしょう。
○橋本敦君 わかっています。だから、そういう主権侵害の容疑がある事件だということがおわかりになってれば、日本政府としてわが国の主権侵害のおそれがある事件について改めて金大中氏と会談できるようになった。そして大統領緊急措置令九号は撤廃になった。この事態の中でさらに徹底解明をするため...全文を見る
○橋本敦君 事態の推移に応じて考えられる、――いいんです。前向きに事態は動いているというように認識をして考えられなくちゃだめですよ。あの政治決着をわれわれは不当な政治決着だと言い続けてきたが、いいですか、あの政治決着がなされたときといま緊急措置令が撤廃をされ、金大中氏と須之部大使...全文を見る
○橋本敦君 ですから、政治決着を見直す必要があるんです。そのためにも新たな事実を究明しなくちゃならない。究明の努力もしないでおいて新たな事実が出てくればということを百万言繰り返しても、これは主権侵害のおそれのある事件に対する日本自身の責任、義務を政府が果たしたことにもならぬし、金...全文を見る
○橋本敦君 それじゃ誠意のある回答を言葉だけで金大中氏にできませんよ。  捜査当局はどう言ったか。外務大臣は当時おられなかったが、私が予算委員会で質問したときに捜査当局の三井警備局長は、捜査当局はやりたい、新たな事実をつかみたい、だけれどもあの政治決着が捜査の壁になっております...全文を見る
○橋本敦君 では大臣、こう聞きましょう。捜査当局は努力していまもやっている。その捜査当局から、外務省としてこういう手を打ってほしい、こういうことをやってほしいという協力要請があれば、外務省は最大限の努力をする、じっと待っているだけじゃなくて、努力をするというそういう姿勢にお立ちい...全文を見る
○橋本敦君 警察庁お越しですね。  いまのように、大臣は、新たな事態の推移の中で今後の究明の必要をお認めになって、捜査当局から捜査当局の捜査の必要について新たな申し出があれば、外務省としては十分検討する用意があるという趣旨の答弁をされた。こういう事態のもとでこれまで苦労をされて...全文を見る
○橋本敦君 私の持ち時間はもうあと三分ぐらいしかありませんので、この問題ばかりやっておるわけにいきませんし、日中問題も聞きたいことが山ほどあったのですが、時間を大分取りました。  一点だけ大臣にお伺いさしていただきますが、大平総理が中国へお越しになって、そしてその記者会見の中で...全文を見る
○橋本敦君 これは具体的にはもう早くやるべきではありませんか。新聞報道では、早ければ来月にも、という報道がなされておりますから、私はもうこの問題は総理もそうおっしゃっているし、外務大臣、時期を明示してはっきりおっしゃっていただいてよろしい問題だと思って聞いているんですが、いかがで...全文を見る
○橋本敦君 じゃあ来年四月以降になりますか、そんなことはないでしょう。めどで結構です。
○橋本敦君 具体的に、外務大臣、いつごろやるという腹構えを言ってくださいな。これで私の質問を終わりますよ。大平総理が記者会見で中国ではっきりおっしゃってきた問題、国際信義にかかわる問題。会計年度が三月で終わるのはみんなわかっているんです。
○橋本敦君 はい、じゃしようがありません。時間が参りました。