橋本敦

はしもとあつし



当選回数回

橋本敦の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月01日第101回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会 第2号
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○橋本敦君 二点ばかり先生にお伺いしたいと思っておりますが、まず第一は、今日の事態の解決の長期的展望として、内需拡大ということがこれは国民的コンセンサスの一つだというふうにおっしゃっておられる。私も確かにそうだと思うんですが、その内需拡大の問題で、個人消費支出を伸ばす、可処分所得...全文を見る
02月15日第101回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第1号
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○橋本敦君 人口高齢化の主要な原因が出生力の低下と死亡の減少というお話をいただいたわけですが、その中でもやっぱり主たる大きな要因は田生力の低下ではないかと、こう思うわけですが、その出生力の低下という傾向が、大体我が国だけでなくて先進資本主義国でもそういう傾向が強いというお話を伺っ...全文を見る
○橋本敦君 ありがとうございました。
○橋本敦君 先生のお話の中にありました、「老後の生活に対するイメージ」の問題で、日本では健康が衰えた後の生活だという、これが三一%で高い。ところが、アメリカ、イギリス、フランスあたりは、仕事から引退した生活、こういうことで、非常に大きな差があることに私は興味を持つんですが、こうい...全文を見る
○橋本敦君 ありがとうございました。
○橋本敦君 ちょっと先生に二点ほどお教えをいただきたいと思うことがあります。  まず第一の問題は、高齢化社会への対応というのは、それぞれの国の既存の施設の見直しや改革、そしてまた将来像、これを持って進んでいくでしょうし、先生がおっしゃるスウェーデン型、オランダ型、西ドイツ型、い...全文を見る
03月27日第101回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○橋本敦君 住法務大臣の所信をお伺いして、最初の一般調査案件の当委員会の審査に当たりまして幾つかの国政にかかわる問題について質問をしたい、こう思っておりますが、最初にまず、つい先日判決がありましたカネミ油症事件について大臣にお尋ねをしたいと思います。  大臣も既に御承知のとおり...全文を見る
○橋本敦君 控訴の期限まであと三日ばかりに迫っております。原告となった被災者の皆さんは、皆さんの請求額から見れば裁判所の認容額は低いわけですが、それでもこの際皆さんはそれにも甘んじてでも早く解決したいという、そういう気持ちを持って対処されておられるわけですね。だから、したがって私...全文を見る
○橋本敦君 それじゃ、その問題は重ねて強く要望して、次の問題に移りたいと思います。  警察庁にお越しをいただいておるわけでございますが、大臣の所信でもおっしゃったように、身の代金目的の誘拐犯等その他凶悪犯罪が多発しておるという状況で、国が国民の安全、社会不安をなくする上にもまさ...全文を見る
○橋本敦君 この犯行の目的については、やはり金銭目的かという問題、あるいは余りにも巨額なので、そしてまたその後犯人の対応から見ても、金銭目的よりむしろ怨恨かという説もあるやに新聞の一部は報道していますが、このあたり警察庁はどうごらんになっていますか。
○橋本敦君 この犯人が今私がお話ししたように社内の内情に詳しい人物の可能性があるという見方は、これはできるのではないでしょうか。
○橋本敦君 犯人は三人とも四人とも言われておるんですが、そこらあたりは今のところどういう状況ですか。
○橋本敦君 新聞によりますと、犯人は被害者を江崎と姓で呼ばないで勝久と呼び捨てにしておったという状況も明らかになっているという記事もあるわけですが、そうだとすると、かなりそういう呼び方をするにはそれなりの関係のある人物という推測も成り立つのですが、こういう点はつかんでおられますか...全文を見る
○橋本敦君 捜査の進展についてということでほとんどお答えにならないわけですが、今の捜査の見込みとして、犯人逮捕に至るそういう状況は必ずつくり出せるというふうな見込みなのか、全くわからぬということでおっしゃっているのか、その辺は捜査の状況として警察庁の本当につかんでおられる状況はど...全文を見る
○橋本敦君 それは全くそのとおりでしょうけれども、全力を挙げて犯人の手がかりを幾らかでもつかんで、そしてということで、具体的にそういう段階に今はもう突っ込んでおるのか、全くわからぬという趣旨の答弁をなさっているのかどうかと、こういうことです。その程度のことは答えられるでしょう。
○橋本敦君 捜査の密行性もあるけれども、国民にかわって国会で聞いておるんだから、もう少しあなた具体的に答えてもいいんじゃないかと私は思うんだが、それじゃ、これで終わります。全力を挙げて捜査を尽くしてください。時間がありません。  それではもう一つ、田中判決にかかわる問題について...全文を見る
○橋本敦君 刑事局長にお伺いいたしますが、一審の最終の論告について、当時の検事総長は、後世の批判にたえ得る論告を検察官は全力を尽くしてやったというお話がございました。一審の判決が出て検察官の主張はほぼ全面的に認められたということで、検察庁としては控訴をしないということになっていっ...全文を見る
○橋本敦君 すでに細かい検討を開始されておるということでありますが、端的に言って刑事局長は一審判決を維持するということについて確信がおありですか。
○橋本敦君 しかし刑事局長、一審のときには公訴を最終的に証拠によって維持する確信があるということは何度も刑事局長はおっしゃって、本委員会でもその姿勢を示されてきたんですよ。で、控訴審になったら今度は当事者のあなたの方がそういう態度では我々国民は不安に思いますよ。いかがですか。もう...全文を見る
○橋本敦君 それ相応の成果を上げるというあなたの言葉どおり成果を上げてもらわなくちゃならぬと思うんですね。  そこで法務大臣、一審でもたびたび問題になったんですが、この大事な事件は、これは内訓によって法務大臣に報告事項ではないかということから、例えばこれからつくる答弁書、その答...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、事実上にしろ法律上にしろ、本件について指揮権発動ととられるようなそういう行為は大臣としては避ける、こういうように今おっしゃっていただいたと聞いてよろしいですか。
○橋本敦君 刑事局長に伺いますが、この田中判決で認定されてしばしば問題になりました二階堂議員その他に関して、いわゆる三十ユニット問題ですね。これの流れがこの判決の中で認定されたわけですが、これは検察官の主張に沿う証拠による認定だと、こう理解しておりますが、間違いございませんか。
○橋本敦君 そういう認定を伺いますと、あのロッキードの徹底解明ということを国会で大きく論議しておりましたあの時期に、検察庁の方は法務大臣を通じていわゆる灰色高官を委員会に明らかにされました。つまりそれは全日空からの金は行っておるけれども、職務権限が明確でないか時効になっているか、...全文を見る
○橋本敦君 ですから、それは灰色高官を公表なさったその内容と一致しているということで間違いありませんねと、こう言っているわけです。
○橋本敦君 結論において一致しているということを私は聞きたかったわけですが、そういたしますと、にもかかわらず二階堂氏が起訴されなくて灰色高官とされたのは当時の御説明の時効になっているということなのか、職務権限が明確でなかったということなのか。どういう点にあったのですか。
○橋本敦君 そこで、法務大臣いかがでしょうか。私がお伺いしたいのは、まさにこの二階堂氏を自民党の副総裁にという、中曽根総理が中国の記者団との会談でおっしゃった方向で今強まっておるわけですが、これは一党の中の人事をどうするかじゃなくて、まさに政治腐敗を断ち切り、中曽根総理がおっしゃ...全文を見る
○橋本敦君 したがって、直接的職務権限の立証が困難だということで起訴されなかったということでありますが、いわゆるそういった裏金が行っておるという意味で灰色高官であった事実は明らかであるし、本人は青天白日とおっしゃっている事実も、これは証拠によってその言や信用しがたいことも明らかで...全文を見る
○橋本敦君 そういう五百二十五億円になるまでに、既に昭和五十年代から三百八十四億円、五十一年四百五十二億円というように、今お答えになりませんでしたが、累増してきておるわけです。  そこで、私が聞きたいのはこういった融資につきまして大蔵省は各銀行に対しては特に不良貸し付けを厳しく...全文を見る
○橋本敦君 その点は御容赦ということでありますけれども、全然問題のない融資をしてきたということじゃない、やっぱり問題を指摘してきた、こういうことは、この程度は言えるでしょう。どうですか。端的に言ってください。
○橋本敦君 つまり問題がやっぱりいろいろあるにもかかわらず、ずっと融資をされてきたという状況があり得るわけなんですよ。  そこで、これだけの巨額な融資をやったわけですが、実はこの融資の金が八割近く、長期貸し付けとして子会社の福島交通不動産の方に金がいっておるという事実も大蔵省は...全文を見る
○橋本敦君 いずれにしても現在のところ回収が著しく困難になって、焦げつき債権がかなりの額に出ておるという事実は、これは間違いありませんね。
○橋本敦君 そこで、刑事局長に伺いたいのですが、今お話しのように大蔵省は厳しい検査の中で要注意の警告をお出しになっている、そういう性質の貸し出しが行われている。ところが、それにもかかわらず引き続き今日まで日本債券信用銀行は巨額の融資を続けてきたし、そしてまたこの福島交通は子会社で...全文を見る
○橋本敦君 今断定的に言ってくれと私も言っておりませんよ。だから諸般の状況を調査すれば商法上の特別背任がいずれの側にしろ成立する可能性を含んでいる重大な事件だと、こう見て慎重に対処しなくちゃならぬのではありませんか。全然成立する余地がまるでないなら、まるでないということを私は言い...全文を見る
○橋本敦君 まさにそういう問題だから国会でも繰り返し議論されて今さらに追及がなされているんですね。  そこで、もう一つ伺いますが、いわゆる福島交通の使途不明金の問題であります。これはたびたび指摘されておりますように、わずか資本金の小さな会社でありますけれども、福島交通の使途不明...全文を見る
○橋本敦君 そういう程度の対応なので巨額の使途不明金がずっと残っていく。しかもそれが利用されるんですね。  私、この事件で二つの疑問、重大な疑惑を指摘しておきたいんです。一つは、きのうも我が党の正森議員が指摘をしましたが、なぜ福島交通がみずから子会社である福島交通不動産に融資を...全文を見る
○橋本敦君 そういう会社に対する調査確認ができたら、もし虚偽の事実、そのとおりであるならば、今私が指摘した証券取引法に基づいて、これは犯罪の嫌疑ありとして告発をして処断をされる、当然だと思いますが、間違いありませんね、事実が確認できたら。
○橋本敦君 いや、事実調査するのはやっぱり証券取引法百九十七条の一の二の違反の疑い、可能性があるから厳しく調査されるんでしょう。何もないのにされるわけないです。だから、問題となる法律は証券取引法百九十七条の一の二、これがあるという認識はお持ちでしょうが。そんなもの考えないで調査し...全文を見る
○橋本敦君 百九十七条の一の二はどう見ているんですか。訂正したら告発勘弁してやるというつもりで今はおっしゃったんですか、そうですか。問題ですよ、それなら。
○橋本敦君 その認識として、あなたがおっしゃった十条で訂正するかどうか知りませんよ。しかし、現時点において百九十七条の一の二、これの違反という認識があるから厳しく追及される、これは間違いないでしょう。法律的根拠もなしに追及されることがありますか。
○橋本敦君 これはしかし問題ですよ。あなたね、福島交通に対して、訂正すれば勘弁してやらんばかりの答弁に私は聞こえたですよ。これは重大な責任問題ですよ。  刑事局長、伺いますが、お話をお聞きになったように、福島交通は有価証券報告書に、巨大な債務について銀行の同意がないのに、これを...全文を見る
○橋本敦君 当然ですよ。だから、しっかり確認調査をした上で、この法律があることも踏まえて処置の検討をされることを重ねて要求しておきます。  そこで、運輸省に伺いますが、この福島交通にはバス事業として国の補助は近年とれだけ出ておりますか。
○橋本敦君 そこで、こういう虚偽の有価証券報告書まで出して、子会社の福島交通不動産に日本債券信用銀行からの巨額の債務を直接融資に切りかえるというのは、私は公共事業としての交通運輸関係を福島交通は預かっているから、この会社がもうこれ以上巨額の債務の引き受けやあるいは焦げつきやそうい...全文を見る
○橋本敦君 もう一つの不思議は、この福島交通不動産という会社は、これは小針氏が福島交通の社長になってわずか三カ月後につくられたもの、しかもこの福島交通不動産の本社はどこに置かれたかというと、これは有名な話でありますけれども、小針氏が社長をやり、国会議員が八人の取締役のうち五人まで...全文を見る
○橋本敦君 小針氏は贈賄事件で有罪になった経過があると思いますが、お調べいただくようにお願いしておきましたが、いかがですか。
○橋本敦君 法務大臣に伺いたいと思うのでありますが、この小針氏は政界の多くの人とのつながりを公然としゃべっております。私はこの小針氏がまさに政商としていまお話ししたように美福という会社をつくって、そして八人の取締役のうち五人まで国会議員になってもらう。その後これが国会で問題になる...全文を見る
○橋本敦君 じゃ、私は国会としての解明という責任上、この小針氏を法務委員会で証人として喚問して、五十億の使途不明金、あるいは巨額融資の焦げつき、あるいは政界とのつながりを解明するために証人喚問を要求いたしますので理事会で御検討をお願いいたします。
○橋本敦君 それでは、以上で福島交通関係の質問終わりますので、関係省庁ありがとうございました。  最後に、二つだけ法務省関係でお伺いをいたします。  一つは、刑務所作業の問題で、甲府市の青柳ネックレスを入れて受刑者に刑務作業として宝石研磨をやっておられるようでございますが、こ...全文を見る
○橋本敦君 御指摘のとおり、話し合いの場を期待されてなされました。ところが、残念ながら話し合いの結果、やっぱり業者同士ですから話がつかなかったわけです。そこで重ねて私はこのままではいかぬというふうに思いまして矯正局長にもきょうお越しを願ったんですが、私が心配しますのは、やっぱりこ...全文を見る
○橋本敦君 じゃ、その点はひとつよろしくお願いしたいと思います。  じゃ、最後に刑事局長にお願いをして御答弁をいただきますが、問題は平田村村長選ということでございます。これは私は小さな村の問題だということで済まされない重大な日本の民主主義にかかわる大問題だと思っているものですか...全文を見る
○橋本敦君 法務大臣、お聞きのように、仙台高裁が今お話ししたように鑑定までして、そして偽造認定して、明らかにこれは偽造だということで選挙無効にして、最高裁もこの判決を支持した。公文書偽造で告訴したら、検察庁が証拠不十分だとかなんとかいうのであいまいにしている。これはもう本当におか...全文を見る
03月31日第101回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○橋本敦君 きょうは裁判所職員定員法の一部を改正する法律案に関連をして、法案に即しての質問をさしていただきますが、その前に法務大臣に一、二点お伺いをしておきたいと思うことがあります。  その第一は、近年再審の問題が非常に大きくクローズアップをされておりまして、免田さんの事件、そ...全文を見る
○橋本敦君 今後この問題については、大臣もおっしゃったような司法制度そのものをどうするかという重大な問題も含むので、我々としても積極的な検討をさらにともに続けていきたいと思っております。  そこで、きょうの本題の職員定員法の一部改正案に関連をしてお伺いをいたしますが、新聞も大き...全文を見る
○橋本敦君 問題は、今指摘をされたような事情がないわけではないとしても、肝心な問題はやっぱり国民への司法サービスをどう充実させるかという観点を抜きにしては、これはまさに経費節減の行革ということ一本になってしまう。これはやっぱり私は司法行政としてまずいと思うんですね。そこで、私は国...全文を見る
○橋本敦君 新聞によりますと、結局中身は、いろいろ離婚の関係の相談に応じ、そして慰謝料も取るというようなことになれば一定の報酬ももらう、そしてこの会に入るときは入会金も取るということで、業としてこういう法律事務を扱っていたということが一つと、そういうことを公然とチラシあるいはテレ...全文を見る
○橋本敦君 ところが、私がここでお尋ねしたい中心は、これがどういう結果になるかじゃなくて、これを利用する方がかなり多かったということに注目しているんです。新聞報道によりますと、そちらの捜査で、これまでのところ四、五百人が入会しているということと、一件平均三十万円として実際一億円ぐ...全文を見る
○橋本敦君 そこで、一体なぜこういう問題が起こってくるか。これは確かに弁護士に頼めば手数が高くつくとかなんとかいうことも言われておりますから、そういう意味では今日の庶民の暮らしが厳しいことから見れば、私ども弁護士としても一定の反省をしなければならぬ面もあるかもしれません。しかし、...全文を見る
○橋本敦君 ですから、地方裁判所の所在地にある家裁あるいは出張所を含めても、全国で言えば数が知れているわけですね。簡裁よりもはるかに少ない。  そして、もう一つお伺いしますが、その家庭裁判所の出張所が併設をされておる簡裁で、この家庭裁判所事務を専任に扱う、つまり家庭相談あるいは...全文を見る
○橋本敦君 ちょっと、正確な答弁を求めたいんですが、あるかと思うと言うのは、それなら九十幾つの中で幾らあるか、こう聞きたくなるんですが。実際ないというのが現状じゃないですか、私が調べた限り。
○橋本敦君 私も職業柄家庭裁判所で離婚の調停その他扱うことは多々ありますが、なかなかやっぱり調停委員の御都合なり裁判所の御都合なり弁護士の御都合なりで期日が延びたりして事件の解決が遅くなることもあります。それからまた弁護士を通じないで駆け込み訴えで簡裁へ行きましても、いまお話しの...全文を見る
○橋本敦君 ですから、かなりの数がやっぱり最寄りの警察やその他に相談に行っているわけですね。五十八年警察白書を見ますと、結婚離婚問題がそのうち三・七%あります。生活困窮三・二%、金銭貸借八・二%、土地家屋四・六%、物品取引八・七%、これ合計いたしますと今おっしゃった二十一万九千、...全文を見る
○橋本敦君 ということで、本来なら民事調停に手続的になじんでよい事件が随分そこへ行っているという実情が一つあるわけですね。日弁連も昨年十月に国民の裁判を受ける権利ということで特集をしておる資料を出しておりますが、その中を見てみますと、無料法律相談事業、これが非常に近年ふえている状...全文を見る
○橋本敦君 その点は結構だと思います。そういう理念をお互いに大事に育てるという観点を抜きにしては私は三者協議というのは基本を欠くと思っております。  そこで、最高裁自身も、簡裁の機能とは別に、国民の司法サービス要求にこたえるために、調停センターを設けて努力してこられた経緯がある...全文を見る
○橋本敦君 私の質問時間が十六分までで、もうあと十分ほどしかないものですから全く予定が狂ってしまって、はしょらなくちゃならぬので、ずばりとはしょってまいります。  そこで、現在の簡裁がこういった国民のニーズにこたえる体制になっているかどうかということからまず反省をして出発しなけ...全文を見る
○橋本敦君 約何倍というように言ってもらえませんか。
○橋本敦君 そこで、簡易裁判所がこういった事件の激増ということになった背景に私は二つあると思う。一つはいわゆる国民がそういった簡易に解決してほしいという司法サービスを求めている事件がふえている。それから生活困窮その他を反映して、サラ金、クレジットもありますけれども、金銭事件が激増...全文を見る
○橋本敦君 そこで、事物管轄がこういった形でこれ以上ふえれば、いよいよ簡易裁判所は駆け込み裁判所ではなくて、それこそ地方裁判所の小型化、こういう現状になっていかざるを得ない。そこで、一つの問題として三者協議に出される背景的重要な柱として、私は今後これ以上事物管轄の拡張は現体制では...全文を見る
○橋本敦君 という答弁は私はお役所答弁だと思うんですよ。簡裁の駆け込み民衆裁判所としての機能を本当に守るという観点から、抑えていかなければならぬという考え方を持ってもらわないと、物価スライドだけで私は解決しないと思うんです。  例えば不動産事件で、物価スライドで事物管轄を上げま...全文を見る
○橋本敦君 事件の説明じゃないですよ、考え方として。
○橋本敦君 私の質問にやっぱり大所高所から答えてくださいよ、事務的な説明はもう聞きましたから。  そこで、もう一つの問題は、その簡易裁判所の窓口で実際に国民のサービスに応じるためには、私は弁護士に頼らない当事者訴訟がうんとふえることも承知で体制を国民のために組まなければならぬと...全文を見る
○橋本敦君 そういうことを実際にお言葉どおり充実させるということになりますと、これはやっぱり私は体制が要ると思いますよ。  そこで、もとへ戻りますが、今度の裁判所職員定員法の改正法律案にも関係するんですけれども、過去五年をとってみましょう。裁判官の増員は毎年わずかずつながら必要...全文を見る
○橋本敦君 そうですね。つまりここ数年ゼロなんです。これはまさに、今の総定員法の枠と行革のあおりを受けるということで、そこへしわ寄せがいき、国民サービスが低下して、本当の民衆裁判所の機能が全国の至るところの地域で低下していけば、示談屋だとかいろいろな者が出てくるという、こういうこ...全文を見る
○橋本敦君 ありがとうございました。終わります。
04月06日第101回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○橋本敦君 前回、福島交通グループに関して質問をいたしました。その後の幾つかの問題の進展もありますので、続いてこの問題についてお伺いをしたいと思います。  まず、何といってもまことに政治的にも不明朗なのは、巨額の使途不明金の問題であります。この問題については、前回も五十億円に上...全文を見る
○橋本敦君 今お話しのように、力を入れて調査をなさっていることはわかりましたが、要するにこの使途不明金が、私が今指摘した前回まで問題になっていた五十億を超えて、それは昭和四十七年から以降をとってみますと九十億を超す金額になっているという、この状況は間違いないのではありませんか。
○橋本敦君 五十七年に東京国税局と仙台国税局が協力をなさって、異例のプロジェクト体制をしいてこの調査に力を尽くされたけれども、結局は使途不明金の行き先はなかなかこれはつかめなかったという状況に終わらざるを得なかったという報道もありますが、これはそういう状況だったですか。
○橋本敦君 結論的に言えば、新たな課税を必要とするような行き先をつかんだとか、あるいは課税対象にならなくても行き先が明確になったとか、つまり使途不明金の行き先が使途不明でなくて大部分解明されたという状況ではなくて、大部分未解明のまま推移しているという状況だと、このことはお答えいた...全文を見る
○橋本敦君 その税務処理はおっしゃるとおり私も知っておりますが、要するに私が聞いているのは、使途不明金というグループに入る部分の行き先が解明されたというような状況はほとんどないのではないかと、こういう意味です。
○橋本敦君 解明されないものが相当あるというところがまさにこの疑惑の一つの焦点になってくるわけですが、重ねてお伺いしたいのは、この福島交通並びに福島交通不動産に関して、これまで税務の申告に当たって税務署が過少申告だと、こう考えて更正処分をしたこと、あるいは修正申告をさしたこと、こ...全文を見る
○橋本敦君 金額幾らでいつの時点、何年度決算というふうに私は聞いてない。これまでの四十六年から七年以降今日までの期間にわたって修正申告をさした、あるいは更正処分をさせた、こういうことが福島交通または福島交通不動産、この会社に関してあったかどうかと。何年度の金額幾らとは聞きません。...全文を見る
○橋本敦君 この福島についてもあったということですか。
○橋本敦君 なかったとはっきり否定なさらないということで私は受け取らざるを得ないというように思いますが、こんな程度のことまでお述べにならないということは、私は国政調査に対する協力度が極めて足らぬというように思わざるを得ませんよ。  そこで、もう一点聞きますけれども、それじゃ、こ...全文を見る
○橋本敦君 極めて歯切れが悪い答弁しか返ってこないから、あなたも苦労されておるけれども、解明をする方も苦労するんですよ。  じゃ、巨額の使途不明金がつくり出される一つの仕掛けとしては、現実にそれだけの金がどこかにキープされていくわけですから、会計経理上はその金をどうして生み出す...全文を見る
○橋本敦君 この福島交通不動産は、日本債券信用銀行から直接の融資を受けているのが私どもの知っている限りでも百六十六億円以上、この福島交通がトンネルになって日本債券信用銀行から福島交通に融資がなされ、それが子会社の福島交通不動産に行っているのが五百七十六億円を超すと言われている。合...全文を見る
○橋本敦君 その点は具体的にどういう状況でどうなったというのじゃなくて、一般的に状況として巨額の使途不明金は巨額の融資、この金のトンネルから流れている会もそこには流し込まれている可能性があると見るのは常識ではありませんかと、こういう質問ですから、あなたの常識で答えていただいて結構...全文を見る
○橋本敦君 しつこいようですが、それじゃ、私の見解は全く当たっていない、間違っているとあなたは断定できるでしょうか。あなたの見解は述べなかったけれども、私の見解は全く間違っていますか。完全に否定できますか。
○橋本敦君 否定はしないと。  この福島不動産は累積赤字が五十五年三月現在で七十八億という数字もありますが、同じく福島交通の繰越欠損を五十五年で六十四億円持っている。どちらの会社も累積赤字を持っている、金額は問いませんが。そういう会社である現状は間違いありませんね。
○橋本敦君 ちょっといまの答弁はっきりしなかったけれども、もう一遍正確に答えてください。
○橋本敦君 それはわかりましたが、結論として、かなりの累積赤字を福島交通不動産も持っているという状況で決算をしているんじゃありませんか。どうですか。
○橋本敦君 国税当局としてはそれ以上は答える範囲を超えるという意味でおっしゃっているわけですね。私どもの推定では、こういう使途不明金を巨額につくり出すというのは、ある意味で言えば経営の乱脈であります。そして、こういう巨額の使途不明金をつくり出す、このことが、資本金をはるかに超えた...全文を見る
○橋本敦君 そこで刑事局長、この巨額の使途不明金をつくり出して、それを自分が政界工作に使う、あるいはいろいろな会社事業のリベートやその他にも使うということになりますと、自己の利益を図る目的ということにこれはなりますかなりませんか。
○橋本敦君 そこで、会社の経営管理については、会社をできるだけ円滑に運営するという一般的責任が取締役には商法上も課せられているわけですが、そういう任務に背いて乱脈な経理をやって多額の使途不明金を運用して、そしてそのことが会社の累積赤字の要因となるという状況にまでなっているとすれば...全文を見る
○橋本敦君 私は、事実関係によってはという限定をおっしゃいましたが、まさにそれはそのとおりでございますけれども、要するに巨額の使途不明金をつくり出して乱脈な会社経理をやって、そして片方では労働者に退職金も支払わないとか、片方では交通事業は赤字で国の補助金を受け取るとか、そういうこ...全文を見る
○橋本敦君 私は、前回のときには、日本債券信用銀行の方が、大蔵省がしばしば警告を発している状況であるにもかかわらず漫然と巨額の融資を進めてきて、その融資が円滑に回収されない可能性もつくり出してきたとすれば、それは日本債券信用銀行の側においてその役員が商法上の特別背任に該当する可能...全文を見る
○橋本敦君 特に私がこの点を強調しますのは、先ほど国税当局にも追及をしてお伺いしたんですが、この使途不明金というのは、税務調査で小鉢氏及び会社関係者が口を割らなければ出てこないんです。それで脱税容疑で国税犯則取締法で強制調査をやればまた別ですが、それもやっていないわけです。だから...全文を見る
○橋本敦君 実際にこの新幹線及び駅建設等の工事がどんなふうに進んでいたかという状況を国鉄が出しておられます工事年表で見てまいりますと、まず第一に、昭和四十六年十月十二日に初めてルート決定並びに駅の設置が公表になる。具体的に言えば「東北新幹線の工事実施計画書国鉄本社より運輸大臣に提...全文を見る
○橋本敦君 そこで、さらに進みますと翌四十七年三月に「福島県下最初の立入測量(白河、泉崎、大信地区)」という記載がございます。したがって、四十七年三月にはこの白河地域も立ち入り調査測量が開始をされたというようにこれでうかがえますが、間違いありませんか。
○橋本敦君 立ち入り測量。
○橋本敦君 そこで、四十七年七月に用地測量をやって、同じ四十七年の十二月に「白河工事区開設」、こうありますから、いよいよ工事に着工する態勢に入ったというのは間違いありませんね。
○橋本敦君 じゃ、一部工事にかかったのは五十二年の初めのころと伺いましょう。この記載によりますと、今話した四十七年十二月二十二日に「工事計画書その七提出(新白河駅、認可四十八年三月一日)」と、こうなっておりますから、四十七年の十二月の終わりころには駅建設の工事計画書ができ上がって...全文を見る
○橋本敦君 そこで私が聞きたいのは、つまり測量、工事計画、それから今おっしゃったように、工事が四十七年の春ごろから実際に進んでいくわけですが、それを進めるためには、用地の取得のめどなしには、これは私は進められないだろうと思うんです。ところが、今お伺いしたように、この白河駅の駅舎用...全文を見る
○橋本敦君 了解を得られたら。
○橋本敦君 だから、交渉は事前に進み、一応承諾がなされて福島交通が取得しておる六千平米の土地についても順調に工事を進めてきた、こう伺っていいですね。  そこで、もう一つ伺いますが、では、なぜ交換契約が五十六年三月三日まで延びたのですか。その原因はどこにあったんですか。
○橋本敦君 ところが、この土地については仮登記ができておって本登記になるまで時間がかかったというお話ですが、私はここに登記謄本を持っておりますので、これに基づいてお話をいたしますと、福島交通は地主さんに対して、この土地を、農地ですから知事の転用許可を得ることを条件にして取得をする...全文を見る
○橋本敦君 含まれておっても、私が指摘した登記もあるのはわかりますか。答えてください。知っておられますお。
○橋本敦君 この交換は、国鉄がこの用地を駅舎敷地に欲しいということに対して、福島交通が、売りません、使うならば国鉄所有の土地との交換でやりたいという、初めからこういう申し出で出発したことですか。
○橋本敦君 この東北新幹線あるいは上越新幹線関連契約で、用地取得について買収ではなくて国鉄所有土地との交換、国鉄が新しく代替土地を買って交換したんじゃないですよ。もともとの国鉄所有土地との交換で処理したというケースはどれぐらいありますか。
○橋本敦君 たくさんあるという意味ですか、割合というのは。
○橋本敦君 そこで、国鉄は見込み違いをしましたか。つまり新白河駅をここに建設するということを選定したその理由の一つに、東北新幹線工事誌をひもといてみますと、この新白河駅の選定をした理由に、駅の位置としては現白河駅交差新設案などに比べて現在線との連絡がいい、道路交通の便など、これも...全文を見る
○橋本敦君 それはいい。用地買収が比較的楽だという判断について言ってください。
○橋本敦君 私の質問にお答えになってないが、もう時間がありませんから次に進んでいきますけれども、じゃ、福島交通が金で売るよりもかわりの土地をくれと言ったそのかわりの土地は、宇都宮の駅前と交換しましたが、これは福島交通の希望の土地ですか。
○橋本敦君 わかりました。だから、したがって福島交通は希望どおりの土地の交換ということに成功したわけですね。この土地の交換について、端的に言いますと福島交通が駅用地に出したのが六千三百三十九平米、そういうことですね。そして宇都宮の土地はわずか二百二十三平米、こういうことですから、...全文を見る
○橋本敦君 国鉄は幾ら収受しましたか。
○橋本敦君 そういう価格算定をする場合に、不動産鑑定士の鑑定結果だけではなくて、それも重要な参考にして諸般の状況を判断して部内で決定する、こういうことですね。違いますか。鑑定価格そのままではないでしょう。
○橋本敦君 そこで国鉄に聞きますが、この新白河は私も国土庁に路線価格公示等で資料をさんざん求めてやったんですが、このあたりは国土庁は路線価格のポイントは置いておりませんから簡単にわかりません。そこで一つの判断として、この新白河駅が発表される直前に福島交通が地主から幾らで買い受けて...全文を見る
○橋本敦君 ここに一つの重大な問題があるんですよ。いいですか。実際は福島交通がこの土地を地主から坪当たり二万一千円ですから平米に直せば一平米当たり約六千円で取得しておるんです。ところが、国鉄が交換する場合にこの福島交通の土地の評価は一平米当たり二万一千円で評価しましたね。約三倍少...全文を見る
○橋本敦君 いや、訂正せぬでもいい。ほかと直接買うた時価を参考にしたという程度なら、それは構いませんよ。  福島交通がこれを地主から買い取る契約を締結したのは発表される直前の四十六年九月二十九日付の契約です。それで駅の工事にはもう積極的に協力している。実際交換契約をやったのは五...全文を見る
○橋本敦君 今のお話でいきますと、本件の福島交通と国鉄との交換契約はどうなりますか。課税処理しているかしていないか。簡単に、もう時間ありませんから。
○橋本敦君 いやいや、言ってくださいよ、これ大事だから。国鉄がかかわっているんだ。私人同士じゃないですよ。国鉄がかかわっているんだから。
○橋本敦君 課税したんですか、しないんですか。いまのお話の圧縮記帳でいったんですか、それとも税金を取ったのかと聞いているんです。
○橋本敦君 どっちなのか。どっちに処理したのか。国鉄に関係あるから。答えられませんか。
○橋本敦君 もう一つ聞きますが、そしてこの福島交通は交換して得た宇都宮の土地を自分が使いたいからと、こう言っておって、自分が使わずに自分の関連会社である株式会社フクコーに一年足らずで売却しておるんですよ。これは国鉄が予想しておったことかしないことか私わかりませんが、こういうふうに...全文を見る
○橋本敦君 そこで、もう一遍税務処理を聞きますが、こんなふうに今度は福島交通が株式会社フクコーに、五十七年八月六日登記受け付けで、つまり交換してからほぼ一年足らずで売買しておりますが、この福島交通から株式会社フクコーへの土地の売買については、課税処理はどうなっておりますか。
○橋本敦君 そのとおり処理しましたか。
○橋本敦君 それがわからぬ。適正なら幾ら金額徴収できましたか。
○橋本敦君 全く同族会社、同一会社ということで、これは事実上同じ資本、同じ役員の会社だということで税を免れるというようなことはあり得ますか、あり得ませんか。
○橋本敦君 同族会社間の売買という形式をとっているが、同じ資本系統の会社だから実質的には他人への所有権移転はないのだというような抗弁で税を免れることはあり得ないでしょう。そうですね。
○橋本敦君 ところが、実際これがどうなっているかということをお話しにならないので、私は疑問を持つのですが、本当ならばこの交換で繰り延べよりも福島交通が国鉄に土地を売ってということならここで税金がまずかかり、そしてその売った金で別の土地を買えば、そこでまた税金がかかると、こうなるん...全文を見る
○橋本敦君 時間が参りましたので、これで終わります。
04月07日第101回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○橋本敦君 最初に最高裁にお伺いをしたいと思いますが、口頭弁論の問題であります。  言うまでもありませんが、憲法八十二条は「裁判の対審及び判決は、公開法廷でこれを行ふ。」と定めております。この憲法の原則を受けて民事訴訟法百二十五条一項では「当事者ハ訴訟ニ付裁判所ニ於テ口頭弁論ヲ...全文を見る
○橋本敦君 したがって、この原則は本来的には上告審が上告審としての制約された構造なり法律的性格を持っているけれども、本来ならこの上告審にも原則として適用されなくてはならぬ。ところが、それが例外規定として民訴四百一条あるいは刑訴四百八条というのが出てまいりまして、口頭弁論を開かずに...全文を見る
○橋本敦君 ですから、現行法制の解釈はそのとおりですが、そういうことになった特に経緯の問題について、立法制定経過の裏には真野裁判官がおっしゃったような事実もあったということは否定できないと思います。それはそれなりに合理性があったということは私も否定しない。  そこで問題は、どち...全文を見る
○橋本敦君 極めて少ないということがそれでわかるわけであります。  例えば刑事局長、一番多い二十件というのは当該年度継続件数から見てパーセンテージはどのぐらいになりますか。
○橋本敦君 それが二十件で一番多いんですが、あとは半数以下でずっと落ちてまいりますから、民事と同じように五%内外ということに落ちていくと思うんです。ですから、こういう状況を見ますと、まさに例外が原則になっている感がなきにしもあらずだと、こういうふうに思うわけです。  そこで、口...全文を見る
○橋本敦君 そこで、ひとつ具体的な問題でこれは最高裁にお答えをいただきたいのですが、私がけげんに思っておりますのは、そういう口頭弁論を原則とするということが例え上告審の法律審としての構造であっても、憲法原則として貫かれるという状況がある最高裁で刑事事件について上告審を開く場合、判...全文を見る
○橋本敦君 そういう見解であることは私も承知しておりますが、その見解が果たしてそれでいいのだろうかという点で私は若干疑問を持つのです。  なるほど法と規則の形式的な解釈ではそうなるでしょう。そうなりますと、訴訟当事者である被告人は、訴訟当事者でありながら控訴審では出頭の義務はな...全文を見る
○橋本敦君 だから言うんですよ。だから、そういう扱いをなさっているから、判決期日も来ていいということで行くわけですから、行ったら自分の事件なのに自分が弁護人とともに訴訟関係人としての座る場所さえ最高裁は設けていない。来たら傍聴席に行きなさい、これは扱いとして研究しまた改善する余地...全文を見る
○橋本敦君 だから、したがってきょうは時間がないし、次の問題ありますので移りますが、きょうすぐお答えいただかなくても、今後検討していただくということを一つはお願いをしておきたいと思います。それなりの検討をひとつしてくださるようにお願いしますが、いかがでしょうか。
○橋本敦君 それから裁判所にもう一つ伺いたいのは、予算とも関連をするんですが、最近大変裁判所の仕事がふえまして、これは民事の関係のようでございますけれども、裁判所の民事事件の速記の起こし、それから録音テープの反訳、それから判決文中の一部のタイプ、それを部外発注している例があるとい...全文を見る
○橋本敦君 そこで、こういう事例は本来ならない方がいい。裁判所の中でそれぞれの職務に従事する皆さんがタイプはタイピストの皆さん、反訳その他は書記官の皆さん、あるいは速記官の皆さんがそれぞれおやりになって職務を遂行される、そのこと自体が一番望ましいことだ、このことは変わりないと思う...全文を見る
○橋本敦君 縮小の方向は御検討いただいて結構ですが、一つは、今おっしゃったような方向だけでなくて、やっぱり人員増なり経費増ということも含めて全体的にお考えいただくということと、もう一つ、公務員の場合は基本的に守秘義務があるわけですが、外注しますとその関係が外れてくるわけですね。し...全文を見る
○橋本敦君 それでは話題を変えまして、警察庁に来ていただいておりますので、そちらの方に問題を移したいと思います。時間があとわずかしかございませんので、中心問題だけ進んでいきたいと思います。  問題は、五十八年度警察白書を拝見いたしましたが、この白書で非常に強調されておりますこと...全文を見る
○橋本敦君 そこで、時間がないので、また別の機会にゆっくり私も議論をしたいと思いますが、簡潔に言って、今警察庁の方でこういったコンピューター犯罪並びにCD犯罪の激増に対応して、コンピューターシステム防護法制研究会をつくって検討をおやりになっていらっしゃる。この検討の一つが、こうい...全文を見る
○橋本敦君 刑法の擬律との関係で、刑事局長にひとつ参考のために伺いたいんですが、例えばコンピューターを悪用して財物または財産上の利益を得る行為をやる、その場合にCDカードの悪用で現金を引き出せば窃盗罪という適用もありますけれども、窃盗罪と別に詐欺罪ということに該当しそうなケースが...全文を見る
○橋本敦君 確かに今おっしゃるように、例えば大阪地裁の五十七年九月九日、近畿相互銀行事件というのがありますが、ここではCDカードの磁気が含まれたストライプ部分の偽造が問題になっていますね。この問題で弁護人は、これば文書偽造には当たらぬ、文書というのは、大審院以来の判例あるいは学説...全文を見る
04月12日第101回国会 参議院 商工委員会 第5号
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○橋本敦君 まず最初に大臣にお伺いしたいと思いますが、先ごろ牛肉、オレンジの日米交渉が妥結を見た次第でございます。言うまでもありませんが、この農産物問題が日米貿易摩擦の象徴だとか、あるいは焦点だとか、こう言われて注目を浴びたわけでありますが、農業それ自体をとってみますと、輸出超過...全文を見る
○橋本敦君 山村農相の手腕を評価なさるという御意見がございましたが、私がお聞きしたいのは、農協中央会のあの談話に見られる農民の皆さんの不安の解消、あるいは今後この農民の皆さんの要求にこたえて政府は一層農業を守る施策を進めていくということが一層重大になっておるという、そういう状況で...全文を見る
○橋本敦君 今の大臣のおっしゃった点に関して二点さらにお伺いしておきたいんですが、今おっしゃったような方針で五月に行われるECの会議にお臨みになるというように伺ってよろしいのか、これが一点でございます。  それから同時に、こういった貿易の大きな黒字ということを考えましても、さら...全文を見る
○橋本敦君 今大臣がおっしゃったことにつけ加えて、私は、地域地場産業なりあるいは生活関連事業をつくり出す中小企業の育成にも一層力を入れていただくという当然のことですが、この点もつけ加えて要望しておきたいと思うのであります。  次の問題は、この間から、予算委員会等を通じても問題に...全文を見る
○橋本敦君 しかし、聞いてはいるわけで、この問題について対応を検討しておく必要もあり、外務省としても内々その対応は検討されつつあるのではないでしょうか。
○橋本敦君 しかし、安倍外相の予算委員会の答弁等を見ましても、一応の検討は大臣としてもなされつつあるような答弁を伺えましたのでお聞きをするわけですが、いずれにしましても、我が国の外交の方針として安倍外相は、イランだけじゃなくてイラクにもお行きになったというようなことで、いわゆるイ...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  いずれにしても、不幸ながら四年間近いイラン・イラク戦争ということが行われておりまして、したがってこのイラクとイランの状況を見ますと、武器輸出三原則で言うところの紛争当事国に該当するという事実は、これは客観的事実としてリアルな問題だと思うんですが、こ...全文を見る
○橋本敦君 大臣、お言葉ではございますけれども、C1という飛行機が一体いかなる飛行機がということは、これは自衛隊の装備年鑑七四年版を見ましても、これはまさに戦術軍用輸送機であるということははっきりしておりますし、これがつくられた契機を見ましても、前の輸送機がリタイアしていくに当た...全文を見る
○橋本敦君 いずれにしても、明確なお答えが輸出申請が出てない段階ですから、それはそういう意味で今後のことだということでありますけれども、私が指摘したのは、私どもは武器に当たると思いますが、仮に武器でないとしても紛争当事国に当たる、我が国の外交方針からみても今の場合は好ましくない状...全文を見る
○橋本敦君 それじゃ、もう時間がございませんので、法案に即した質問も用意しておりますので、お伺いさせていただきます。  まず第一の問題は、今回の改正理由の一つに、中小企業の輸出にも役立てるということで理由が述べられているわけですが、それはそうなればまことに結構なんですが、実際輸...全文を見る
○橋本敦君 だから、したがって私が指摘した中小企業基本法でいう基準に従うと、普通輸出保険や輸出代金保険というのはうんと落ちて、それこそ一%ぐらいになるのではないかという推測ができるわけですね。  輸出手形保険に入る前にひとつお伺いしたいのは、いわゆる今回の改正の問題で契機となり...全文を見る
○橋本敦君 輸出代金保険の関係で見ますと、いただきました資料、輸出保険運営実績、これで見ますと倉計欄のところをちょっと見ていただきたいのですが、昭和四十四年から五十七年までの十三年間、総合計これをいたしますと、まず一番下のトータルのところで二千五百七十三億円、これだけが支払い保険...全文を見る
○橋本敦君 それが数字の見方が私が指摘したような見方でない、別の面からごらんになっているんですが、客観的に結果として私が指摘したような数字が出ていることも事実なんですね。  それから、輸出手形保険について、この点を見てみましょう。  資料としては、東京都の輸出手形実施状況表と...全文を見る
○橋本敦君 それによりますと、これは昭和二十九年からということになっております。二十九年から追加補償を実施してきた経過がこれによって明らかでございますけれども、二十九年から五十九年までで一番下のトータルを見ていただきますとわかりますが、これだけで全部をトータルいたしますと、赤字が...全文を見る
○橋本敦君 時間がありませんから、具体的な反論は時間をかけませんが、東京の資料から見ましても、いわゆる大企業が五十七年度で七五・八%という数字が出ておりますから、絶対的な数字を比較して考えれば、私が言う指摘も当たっていないわけじゃないと思いますよ。  時間が参りましたから最後の...全文を見る
○橋本敦君 私は、本法案につきまして、日本共産党の反対の理由をごく簡単に表明いたします。  第一は、代金保険と手形保険のてん補率を引き上げる問題であります。  我が国の輸出保険制度は、大企業中心の輸出促進策の一つとして活用されてまいりましたが、その制度は輸出保険審議会も諸外国...全文を見る
04月25日第101回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第2号
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○橋本敦君 まず、「今後の雇用の展望と雇用対策の方向」ということで御説明をいただきました。それに関連をしてお伺いしたいと思っております。  まず第一に、失業の問題ですけれども、六十五年度の完全失業率の水準、大体二%程度を目安にしてというお話でございました。それも努力目標というこ...全文を見る
○橋本敦君 私は厚生省関係、あとに残して質問をしておりませんので、厚生省関係についてお伺いをさしていただきたいと思います。  要するに「社会保障の将来展望について」ということで、この懇談会が出されておるのを見ましても、その背景的事情としては人口構造の高齢化という、これはだれもが...全文を見る
05月10日第101回国会 参議院 法務委員会 第6号
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○橋本敦君 今回の改正につきましては、かねてから議論になっておりました父系優先血統主義を両性平等に改めるべきだという議論、さらには沖縄における無国籍児童の基本的な救済が必要だという、こういう日本独自の抱えている問題、こういったことを解決していく方向でこの改正案が出されたということ...全文を見る
○橋本敦君 そこで、先ほども民事局長のお話にありましたが、昨年の二月に中間試案を発表されまして、それが国内的な検討の素材になっただけではなくて、諸外国の反応も今言った国際的な動向の中で見きわめるというような処置をおとりになったということですが、あの中間試案が出され た段階で諸外...全文を見る
○橋本敦君 我が国のすぐ周りの国、つまり韓国とかあるいは東南アジアとか、それからアメリカとか、つまり重国籍の関係が生ずるとしてもその可能性の大きな国々の範囲、ここらあたりの状況と、中間試案に対するそこらの国々の重国籍問題を含む見解、意見、これはどういう反応でしたか。
○橋本敦君 そうすると、国際的にはやっぱり趨勢と大勢に従ってこういう方向が進んでいくということで、特段の支障となるような問題はなくて順調に来た、こう考えてもいいわけですね。  そこで一つの問題は、憲法十四条との関係ということがやっぱり男女差別撤廃条約との絡みでも具体的に解決され...全文を見る
○橋本敦君 それはもう理由はいいです。結論だけ。その見解だと、それだけですか。
○橋本敦君 それだけではなくて、そういう見解ではあるけれども、法務省の答弁のニュアンスとしては、確かにそういう問題もあるので、とりあえず父系主義を本法はとるけれども、しかしながら将来は各国の立法、世界の動向とにらみ合わせて検討するという、そういう余地もあるという答弁をされている。...全文を見る
○橋本敦君 私が指摘したいのは、やっぱりそのときからこの問題は既に含んでいたということですね。それで、その後具体的な国籍に関する違憲訴訟も提起をされて、一定の裁判所の判断も出ておるわけですね。そういう裁判の中で、法務省側は、国籍というのは権利ではないのだから、したがってその取得に...全文を見る
○橋本敦君 例えば昭和五十六年三月三十日の東京地裁判決、これによりますと、その判決の一部をこの本から引用して見てみますと「憲法一〇条の規定は国籍の得喪に関する事項が憲法事項であるとの前提に立ったうえで、その内容の具体化を法律に委任したもの」である、したがって、その立法の具体化、つ...全文を見る
○橋本敦君 そこのところの議論はなかなか尽きない議論になっていくと思うのですが、例えば無国籍をなくすという要請は一体どこから出てくるか。今度の法改正も無国籍をなくすという非常にやっぱり大きなねらいがあるはずですね。それ自体は、無国籍をなくすということは当該無国籍者として扱われてい...全文を見る
○橋本敦君 だからしたがって、例えば日本は批准しておりませんけれども、一九六一年の国連で採択された無国籍の削減に関する条約、寺田委員も取り上げられましたが、この条約の第一条によっても、どこでも無国籍者に権利を与えよと、こう言っているわけじゃなくて、その第一条によれば、その国内で出...全文を見る
○橋本敦君 そこで、私がこの問題を取り上げて質問した結論的質問はこうなるのです。つまりこの法の経過措置として、言ってみれば二十年遡及するということで救済をやろうということですね。そこで、二十年さかのぼるということの合理性がどこにあるかということに関連するのです。私は強いて言うなら...全文を見る
○橋本敦君 局長の答弁の趣旨はそれなりにわかりました。わかりましたが、私が提起をした問題は、あなたの御答弁とは少し違った角度からの問題意識を持っておりますから、たとえそうであっても、私はこの問題についてはなお検討の余地があるという考えは捨て切れないわけですね。  そこで、具体的...全文を見る
○橋本敦君 抜本的にこれで解決できるという今お話ですが、数はともかく、未成年の関係にある限りにおいては解決できるわけですね。さらに調べればもう少し数がふえるかもしれませんが、成年に達すれば今おっしゃったように帰化という手続をとる以外にない。そこで、この改正法ができる以前、今日まで...全文を見る
○橋本敦君 ここで私はちょっと一つの、これはたまたまこうなったということでの問題ですが、もしもこれらの人たちが帰化という手続によらずに、この改正法を待っておれば帰化ということじゃなしに日本国籍を取得するという方法があったわけですね。ところがこの改正が今日までおくれた、あるいは具体...全文を見る
○橋本敦君 だから同じ無国籍ということであっても、片方は帰化であり、片方は国籍をこの法律によって手続をとって取得できる、こうなるのですね。そこで私は何とかならないかということを考える理由は、帰化ということが国民意識と感情に及ぼしている非常に大きな影響があるのですね。つまり帰化とい...全文を見る
○橋本敦君 これはまあ検討してほしい課題で、例えば憲法あるいは国際人権規約その他では国籍の変更だとかあるいは取得だとか、こういう言葉を使っていますね。だから国際的に帰化という言葉は私はそう通用性を持たないように思っておりますので、これはひとつぜひ検討してほしい、こう思っております...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  そこで、具体的にまず伺っていきますが、重国籍の防止と、それから無国籍をなくすということとの関係の調整の問題ですね。今まで父系優先血統主義をとってきた基本的な大きなねらいは重国籍を排除する、これにあったということですね。したがって、私は重国籍がいいと...全文を見る
○橋本敦君 局長が想像ではあるがとおっしゃったところが一つは問題なんですけれども、私が見るところはむしろ逆なのが趨勢ではないかというように私見ておるものですから質問しているのですが、例えば無国籍の削減に関する条約、この条約の批准国は今どれぐらいになっておりますか。先ほどお話があっ...全文を見る
○橋本敦君 その条約は十カ国だけれども、先ほど私が指摘した国際人権規約、あるいは児童の権利宣言憲章や、あるいは世界人権宣言等を見ますと、これはやっぱり国籍を権利性ということで、もう議論しませんが、非常に国際的に強調しておりますね。だから、そういう意味では無国籍をなくすということ、...全文を見る
○橋本敦君 大体そこらあたりで議論が一致していく基盤があるわけですね。  そこで、理念的には、局長もおっしゃったように非常に大事な問題だということでいくならば、今御指摘がありまして、私も指摘した無国籍を減らしていく削減の条約というのは、これはもう日本としても批准を検討していいの...全文を見る
○橋本敦君 ちょっと済みませんが、私も読んだのですが、兵役との抵触問題というのは、ちょっとこの条約では私はつかみ得なかったのですが、具体的にはどこでしょうか。基本的にはおっしゃるように今度の改正法の方向に沿っているのですね。
○橋本敦君 ちょっと局長よくわからないのですが、今おっしゃったのは第一条の第一項の(a)号、(b)号という御趣旨ですか。第二項の(a)号、(b)号もあるものですから。
○橋本敦君 なぜこれが抵触するのでしょうか。
○橋本敦君 それならば現在の改正法の方がより進んで要件を緩和しているからということで私も理解できるわけです。しかし、そうであっても批准しても矛盾するという関係には私は直接にはならないで解釈できると思いますね。御趣旨は了解しました。  そこで、あと私は国籍の選択宣言の問題あるいは...全文を見る
05月11日第101回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会高齢化社会検討小委員会 第3号
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○橋本敦君 経企庁の方にまずお伺いしたいと思うんですが、「展望と指針」で、将来展望として人生八十年型ライフサイクル、このニーズにどう対応するかということで、文化的豊かさを求めて生活の質的向上への志向が非常に高まるだろうという、こういう予測をした上で、「高齢化等の中で、雇用・所得の...全文を見る
○橋本敦君 いや、それはわかりますが、数字で出ているかということです。
○橋本敦君 いや、それはわかっています。  日本のかなり低いところにとどめたいという、それはパーセントで言えばどのくらいかという質問なんです。
○橋本敦君 内部的に腹づもりはあるでしょう。
○橋本敦君 腹づもりなしには言えないでしょう。先ほど私が言った六十五年度での租税負担率、社会保障負担率ぐらいは、これはわかるんじゃないですか、踏まえている数字。
○橋本敦君 はい。まあきょうは批判する会じゃありませんから……。
05月15日第101回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○橋本敦君 私からも二、三お尋ねをしたいと思うのですが、まず最初に池原先生にお伺いしたいのですが、経過措置の問題であります。  私は今回の法改正に当たっての経過措置としては二つの観点からこれをどうとるかということが大事だと思うのですが、一つは、本改正の本来なら重要な立法事実とな...全文を見る
○橋本敦君 私と先生と意見の違うところをひとつ申したわけでございますけれども、例えば簡易帰化によって国籍を取得するか、それとも本人の意思で、意思を尊重するということは先生も私も全く同感ですが、本人の意思で届け出によって日本国籍を取得するか、ここのところの違いは私は非常に大きいと見...全文を見る
05月17日第101回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○橋本敦君 前回に続きまして国籍法の関係で質問をいたしますが、留保制度の問題であります。この留保制度について一つは問題があると思われるのは、国籍の選択については本人の意見を尊重するというそのことと、それから出生に際して届け出と同時に留保の手続をしなければ国籍が留保されないというこ...全文を見る
○橋本敦君 本来的に血統主義の立場から言えば、出生と同時に、そしてまた国内であれば届出によって当然のこととして日本国籍を取得するわけですね。したがって、親の意思によって、今局長がおっしゃったように、将来日本に行くことがほとんどないだろうとかなんとかいう親の意思の展望だけにかかるの...全文を見る
○橋本敦君 この点は見解の相違があるわけですが、留保制度をとるということに一定の合理性があるとしても、子供の意思が回復されるべき状況があれば当然救済しなくちゃならぬというので、今もおっしゃった日本の国籍を失った者で二十歳未満の者、これについては日本に住所を有するときには法務大臣に...全文を見る
○橋本敦君 外国でやらなくちゃならないでしょう。
○橋本敦君 この場合は二十未満ということになっておりますから、本人は戸籍法、国籍法の関係では十五歳以上になれば自主的に届け出の権能が付与されると思うんですが、十五歳以下の場合は親権を証する書面が要りますか。十五歳過ぎてれば本人だけでよろしいですか。
○橋本敦君 そこで、おとといも参考人で意見を言われていた人もありますが、この「日本に住所を有するとき」という要件ですね。これはなぜこういう要件を決めたのか。恐らくこれは国籍の実効性確保という観点だろうと私思うんですが、具体的に十五歳を過ぎて二十未満の人が、両親の生活の本拠は外国に...全文を見る
○橋本敦君 若干私も考え方に異論があるんですね。といいますのは、地縁性ということをおっしゃるわけですが、ところが生まれたときに留保届を出す場合は、その留保届で地縁性の審査なんてなしに留保届が出ることによって国籍が留保されるんですよ。だから、留保届を出すときは地縁性は関係ない。 ...全文を見る
○橋本敦君 これと関連をして、先ほども局長の答弁にありました国籍の選択の問題について質問を移してまいりたいと思いますが、国籍の選択ですが、国籍の選択宣言というのはこれは要式行為 でしょうか。具体的にはどういう方法によって国籍の選択をやるということになりますか。
○橋本敦君 国籍の選択も本人の意思確認、それから本人の意思の尊重ということが私は極めて基本にならなければならない、こう思いますので、法務大臣の催告により国籍を失わしめることになるという、この手続について若干お尋ねをしたいと思うんですが、この場合は、法務大臣は日本の国籍の選択宣言を...全文を見る
○橋本敦君 裁判所の書面なんというのは到達しないと効力発生しませんから、上告の申立書にしても何にしても不変期間の遵守というのは大変なことですね。そこで、この一カ月という期間ですが、この場合に一カ月以内に届け出を郵送で発信した場合に届け出印があればいいのか、やっぱり裁判上の不変期間...全文を見る
○橋本敦君 そうですね。やっぱり具体的なケースによって判断をしてあげなくちゃならぬ事情もあり得るかと思いますね。  そこで問題は、催告を大臣が書面でできないときには官報に掲載して催告をする、こうなりますと、官報というのは国外で一般的に見れませんし、国内でもなかなか容易に見ること...全文を見る
○橋本敦君 その点は実際の運用として大変な手数もかかるでしょうけれども、本当によく努めてもらいたい点であります。  そこで、法務省のそういう努力にもかかわらず、やむを得ず催告によって国籍を失ったとされた場合、その場合に国籍を催告によって喪失したということがその本人のどこに、どの...全文を見る
○橋本敦君 そこで私が伺いたいのは、催告によって日本国籍を喪失せしめられたという人が国籍を回復する手続がありますね。その場合は本人が日本国籍を失ったことを知ったときから一年以内と、こうなっておるわけです。そこで、知ったときというのはいつかということについて、本人がいろいろ言っても...全文を見る
○橋本敦君 本人が国籍を失ったことを知ったときには直ちにとか二週間以内にとかいうふうにしないで、一年という幅を持たしていらっしゃるのは、可能な範囲で合理的な場合は国籍の再取得も認めてあげる必要があるという配慮がやっぱりあるからだというように私は読んでおるんですけれどもね。だから、...全文を見る
○橋本敦君 そういたしますと、重国籍となる場合は回復できないということは、現に外国籍があればこれは回復手続がしようがないので外国籍を放棄するか、あるいは無国籍のままでいるのか、そういうことでなくちゃならぬということでしょうか。
○橋本敦君 外国の法令がどうなっているかということにかなりかかわってくる問題もありますね。例えば重国籍はできるだけ避けるということで、国籍の選択宣言をした場合でも外国の国籍の離脱に努めなくちゃならぬという、こういうことになっているわけですが、その場合に、相手国の法律がどうなってい...全文を見る
○橋本敦君 公務員の職種も極めてバラエティーがあるものですから、今おっしゃったような解釈は私は具体的に妥当性を持つと思うんですが、その場合に公権力の行使に携わるというようにおっしゃいましたが、それだけで言うならば公務員というのはほとんどが公権力の行使に携わるわけですね。だから私は...全文を見る
○橋本敦君 そこでもう一つは、その国の国籍を有しないでもなれる公務員の職についたということでは、これ問題は起こらないわけですね。だから、その国の国籍を有するということでなることができる公務員の地位についた場合ですから、その国の国籍も持っていると、こういうことですね。だからしたがっ...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  さて、ちょっと話は変わるんですが、無国籍の救済ということで日本国籍が今度の改正で取得できるようになったわけですが、その場合、日本国籍を届け出によって取得した場合でも、その届け出以前は無国籍ということが戸籍に記載されるように私聞いておるんですが、そう...全文を見る
○橋本敦君 もとの国籍というのは、これはそれなりに合理性があると思いますが、無国籍といったらもとの国籍がない場合ですね。だから、そこまで必要があるのだろうかということが一つと、それからもう一つは、戸籍というのは本人のプライバシーにとって大変大事なものですけれども、どこかの外国の国...全文を見る
○橋本敦君 局長、御配慮のほどはわかりますけれども、本法の改正によって日本国籍を取得できる無国籍の人というのは、本来父母両系主義をとっておれば出生届によって当然日本国籍を取得できた日本人でしょう。だから、そういう意味ではこの無国籍の人に前の法律関係の適用を明らかにするためにと言っ...全文を見る
○橋本敦君 この点は意見の相違があるままで仕方がないと思うんですけれども、私の考えは以上述べたようなことで変わらないんです。  さて、次の問題に移りますが、新聞で私も拝見したんですが、いわゆる中国の残留孤児の皆さんが東京家裁の方に就籍許可の申し立て、つまり審判を受ける申し立てを...全文を見る
○橋本敦君 私はきのうの「天声人語」でひょっと見たんですけれども、全然話は変わりますが、高見山、渡辺大五郎ですね。彼が惜しまれながら今度引退かということで、たんさんのファンが惜しんでおるんですけれども、彼は帰化をして、帰化が認められて渡辺大五郎になったわけですが、彼が本当はやっぱ...全文を見る
○橋本敦君 司法試験を私ども弁護士ですから受けるわけですけれども、司法試験の受験資格は外国人には認められていますか、認められていませんか。
○橋本敦君 だから、仮に司法試験に合格いたしますと、外国人でも合格することができるわけですから、その場合に今度は弁護士になるのは資格が付与されるが、検察官、裁判官への任用は今度はこれはいわゆる公務員の制限ということで許されない、こういう関係になってまいりますか。
○橋本敦君 ですから、公証人が公務員だという意味で、公権力のある意味での公証的に大事な性質を持つことは私も否定しませんけれども、検察官、裁判官が国家権力の行使を担っておられるのとは少し違う面がありますし、弁護士と全く同一とは言いませんけれども、これについて職務の内容、渉外事件にわ...全文を見る
○橋本敦君 そこで、こういった問題についてはこの間の参考人の意見でも、法律で制限をされている部分というのはなるほどあるけれども、法律で決められていないのに外国籍があるからということで不当な差別を受けている事例がかなりある、この問題をはっきりして、合理的なものは法律できっちり決める...全文を見る
○橋本敦君 時間が来ましたので終わります。
06月26日第101回国会 参議院 運輸委員会 第9号
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○橋本敦君 前回の委員会におきまして、我が党の小笠原議員から、関西国際空港に関していわゆる将来の航空需要予測に関連をして質問をいたしました。問題は、その需要予測が大きく変わってきたという点の重大性を取り上げたわけであります。  それに対して大臣の方も、速記を起こしての答弁を私も...全文を見る
○橋本敦君 航空局長に確認をまずしておきますが、この需要予測については運輸省として公的に表明をした需要予測が過去三回、一つは昭和五十六年の三点セット当時の予測、それから五十九年度予算概算要求時の予測、それから最終的には今年一月の五十九年度予算、この本予算に関して出されたときの最終...全文を見る
○橋本敦君 三つですね。その数字の一覧表を私つくりましたので、御答弁いただく都合で大臣と局長、飛行場部長にこれちょっとお渡しをしておきたいと思います。(資料配付)  いろいろな立場の予測があるにしても、私は一つの問題は、運輸省の予測が過大に過ぎたという嫌いがあるという問題をぬぐ...全文を見る
○橋本敦君 そういう大蔵省の立場を運輸省も了解をされて、この数字で示しておりますように、五十九年度予算時の予測を運輸省としても確定をしたと、こう伺って局長よろしゅうございますか。
○橋本敦君 私、新聞を見ておりますと、去年の九月なんですが、これと別に飛行場部長がおっしゃった数字があるのに気がついたのですが、これは五十八年九月二十一日付の読売新聞が報道しておるんですが、松村飛行場部長が、九月の二十日東京で開かれたセミナーで関西国際空港の収支見通しに触れられま...全文を見る
○橋本敦君 そうしますと、この七十五年度をとってみますと、これで比較をしますと、昭和七十五年度の五十九年概算要求時の運輸省の予測は、これで見ましても、国内線は千七百万人、それから国際線は二千万人、こういうわけですが、今の松村部長の予測では、国内線が三千五百万、国際線二千万、かなり...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、違うわけですね。正確でないということになるわけですか、部長。間違って述べられたわけですか。
○橋本敦君 読めばだけれども、あなたがおっしゃったんだから。
○橋本敦君 そういう、誤りなら誤りということで率直に御訂正になり、事実を明らかにされたのでこれ以上追及はいたしませんが。  さて、運輸大臣、その表を見ていただきたいのですが、私は予測は難しいということは知っております。しかし、余りにも大きな違いがあるということは問題だということ...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  ですから、私が言ったことは全面的にお認めにならなくても、二期工事開始時期、あるいはアセスメントでも、今おっしゃったいろんな策定の時期、時期がスローダウンによって後へずれていくということは、影響があるということはお認めになったわけですね。  例えば...全文を見る
○橋本敦君 七十五年で十六万になっていないでしょう、五十九年度予算。
○橋本敦君 そうでしょう。だから、八十三年と七十年、十三年の違いが大臣、起こってくるわけですよね。これは大きいですよ。だから、地方自治体の周辺整備、あるいは地方自治体のいろんな計画を考える上でも十三年ずれてくる。  そこで大臣、これは国会で論議をしておりますが、大阪府を初め三点...全文を見る
○橋本敦君 変わったんですからね、半分に減ったんですから。
○橋本敦君 だから大臣、これだけ違ったんだから、しなくちゃならぬところは率直に運輸省として関係地元等にきちっと説明をしてやるということが必要じゃないかということを私な言っているわけですよ。いかがですか。それはもう責任上当然でしょう。
○橋本敦君 会社の出発をおくらせろとまだ言っていないんで、私は会社に反対している立場ですから。  次の問題に移りますけれども、時間がないので大臣ね、これは巨大なプロジェクトでありますけれども、大体今まで巨大プロジェクトというのはなかなかやっぱりうまくいっていないという実例がある...全文を見る
○橋本敦君 それはかねてから答弁されているからわかっておるんです。つまり、会社に対する国の指導監督権を使って、十分住民に対する誠実な対処をするように指導していくという答弁でしょう。国自体が責任があるという答弁じゃないんですよ。  試みに、運輸大臣も百も承知でございますが、新東京...全文を見る
○橋本敦君 ちょっとまあ大臣微妙な答弁なんですが、要するに国として全然責任がないというわけにいかぬという考え方も大臣の頭にはおありだということですね。問題は、国家賠償法の適用がありませんから、法律的に、せっかく大臣がそう思ってくださっても、いざ問題になりますと結局局長が言ったよう...全文を見る
○橋本敦君 時間が参りました。いろいろ私も法律的にもう少し議論をしたいところがあったんですが、時間が参りましたので、最後に一問だけお伺いします。  今、私は不測の事態についての住民被害等の救済の関係で聞いたんですが、今後会社の運営について、あの地域住民及び関係地方公共団体も含め...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、関西国際空港株式会社法案に対して反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本来国が行うべき国際空港の建設、管理運営等を民間活力の導入と称して株式会社に行わせ、その結果、国の責任を放棄するとともに、安全性、公共性を犠牲にするという問題であ...全文を見る
07月06日第101回国会 参議院 本会議 第20号
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○橋本敦君 日本ユネスコ国内委員会委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
07月26日第101回国会 参議院 内閣委員会 第18号
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○橋本敦君 私は、まず今重大な問題になってきております大学並びに文部省にかかわる汚職問題、これを糾明しなくてはならぬという立場から質問を始めたいと思うのであります。  最初に、文部大臣に伺っておきたいと思いますが、戦後、文部省の歴史で検察庁あるいは警察の司直の手による強制捜査を...全文を見る
○橋本敦君 それは私も知っております。  文部省の会計という財政の機能の中枢、ここにかかわる事件はここのところ初めてではありませんか。
○橋本敦君 しかも、この問題は今重大な段階になりつつあります。今どういう事態にこの事件が発展しようとしているか。一つは大阪大学で事件が発覚したわけですが、今や大阪大学だけの問題にとどまらない。まさに、この事件の主舞台は文部省本省にと移りつつあるということであります。もう一つ事件の...全文を見る
○橋本敦君 今、大臣の答弁がありましたが、大臣のお話の中で、これから私もさらにお尋ねをする幾つかの課題があります。それは後にいたしまして、刑事局長は十一時半に法務委員会に行っていただくという約束で来ていただいておりまして、後で濱審議官におかわりいただくことになっておりますが、刑事...全文を見る
○橋本敦君 刑事局長、一言。  オリエンタルマシンが幾つの大学に機器を納入しているか、この範囲はつかんでおられると思いますが、その数はどうですか。
○橋本敦君 この起訴事実を見ましても、あるいは被疑事実の記載を見ましても、例えば鳥野見に対する被疑事実では、国立大学に購入してもらうために有利、便宜な取り計らいを云々、こうありまして、大学の数は特定しておりません。また、辻について言うならば、大阪大学という特定はありますけれども、...全文を見る
○橋本敦君 刑事局長、ありがとうございました。あと濱審議官の方にお願いすることにいたします。  そこで、文部省に伺いますが、オリエンタルマシンの納入大学の数、前回も話がありましたが、もう一度正確に何校であるか言ってください。
○橋本敦君 追加配分予算以外に当初予算を含めてオリエンタルマシンから購入している大学はもっとあると思いますが、それは調べていますね。その数を言ってください。
○橋本敦君 なぜ差し控えるんですか。
○橋本敦君 法務省に伺いますが、文部省自体がみずから、事件の外縁から核心に迫るいろいろなプロセスがありますが、調査をする責任が当然あるということはこれは私ども考えておるわけですが、そういう文部省みずからの調査をするということに当たって、今おっしゃったように、法務省の方が捜査のめど...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。今お入りになったばかりですから、もう一度聞きます。  実は、文部省自体が今度の事件についてみずから可能な範囲で調査をするというのは当たり前だと思うんです。その調査をみずからやろうとしたら、法務省の方から捜査のめどがつくまで待った、文部省独自の調査として...全文を見る
○橋本敦君 失礼、捜査当局だそうです。そうすると、検察も含む話ですね。
○橋本敦君 そうすると、検察庁関係ではないということが明確になったわけで、捜査当局というと警察ということ以外に考えられぬですね。そういうことですか。
○橋本敦君 これは警察庁を呼んでもらわないと話ができません。検察庁はそういう指示はしていないことがはっきりしました、あと捜査権限を持っておるのは警察しかないんですから。
○橋本敦君 それじゃ、はっきり言ってください。検察官なのか警察なのか、どっちですか。いずれはっきりするんですから。
○橋本敦君 検察官のようであります。  今、警察官とおっしゃった。どちら。
○橋本敦君 検事さんということのようでございます。  ですから、報告は受けていらっしゃらないということですが、こうなりますと、私は法務大臣に御出席いただいてこの見解は私は聞かねばならぬ、こう思います。だから、そういう意味で法務大臣への質問は留保しますが、とりあえず、検察官だとい...全文を見る
○橋本敦君 委員長、どうしましょう。私、同じ質問を繰り返したら時間がかかります。時間に入れないというなら私やります。
○橋本敦君 同じ質問を何遍も繰り返したら貴重な時間がなくなりますが、答弁者が質問を繰り返してくれとおっしゃるのだから、私は繰り返します。しかし、同じことを言うのはこれは時間がもったいないから、その点を配慮してくださいと委員長にお願いしたわけです。私は、無理な要求じゃないと思います...全文を見る
○橋本敦君 いかがですか。捜査に協力してくれということで言ったとおっしゃるんです。ですから、必要な書類を提出する、捜査に協力する、それは結構です。だから、独自の解明をやめなさいとは決しておっしゃっていないということです。調査をやってくれますか、私が質問したことについて、この次まで...全文を見る
○橋本敦君 結構です。  だから、その調査を遂げられた上で、次回に私が質問をするときまでに文部省の調査の結果を、このオリエンタルマシンがここ四年間にわたって国立大学のどこに、当初予算及び未配分予算それぞれ分けて、ワープロをどういうように、あるいは他の事務機をどういうように納入し...全文を見る
○橋本敦君 したがって、大臣、先ほど大臣のお答えの中で、真相の解明は捜査当局の捜査があるので大分後になりそうだというように聞こえかねない話がありました。そうではなくて、捜査への全面協力とともに、みずからも可能な範囲で徹底的に真相の解明に全力を挙げる、これは当然だと思いますが、大臣...全文を見る
○橋本敦君 これだけの重大な事件が起こっているわけですから、しかも今教育問題が論議されているさなかですから、徹底的に解明するという誠意を文部省は当然国民の前に明らかにすべきだし、そのことの解明なくして私は臨教審のこの問題をすらすらと討議していくというような、そんな甘いものじゃない...全文を見る
○橋本敦君 例えば、中曽根の公訴事実を見ましても、五十八年二月十八日から五十九年五月十六日ごろまでの間、何と前後十三回にわたって金品の受け渡しがやられている。これは公訴事実として特定しているんです。だから、金品の授受がなされた場所についても、公訴事実として十三回ということまで公に...全文を見る
○橋本敦君 もう一つ、田中について。  この文化庁の官房会計課長であったこの本人については、文化庁の役所で現金の受け渡しをした事実があるというように報道されていますが、これも回数、金額特定しませんが、場所についてはそれもあったという事実は間違いないのじゃありませんか。
○橋本敦君 これ以上多くを聞きませんけれども、大臣お聞きのとおりです。間違いないでしょう。自分の勤務場所である文化庁、しかも汚職犯罪です、そこでわいろをもらっている事実がある。これは私は絶対に軽々に見逃しちゃならぬ重大な事実だと思うんです。官庁の綱紀粛正を歴代内閣も言ってきました...全文を見る
○橋本敦君 C等級を説明してください。
○橋本敦君 お伺いしますが、阪大のワープロは総額で何ぼでしたか。大阪外大に納めたワープロの総額は何ぼですか。五百万以下の契約で済んでいますか、どうですか。
○橋本敦君 五百万円以下というCどころじゃないですね。いかがですか。こういう便宜を図っているんですよ。本当なら、Cクラスと文部省は認定しているのだから、五百万以下の契約しか認めちゃならぬ。ところが、大阪大学の場合は、Cクラスどころか六千万円の随意契約を悠々と認めている。こういう便...全文を見る
○橋本敦君 わいろ工作が始まって急成長を遂げたという状況があると見てよいようですね。  もう一つ、このオリエンタルマシンは取引先はどこか。ほとんどが文部省、国立大学系とほかは一般官庁、こう言われています。そうしますと、中央官庁のどこにオリエンタルマシンのどういう機械が入っている...全文を見る
○橋本敦君 今、長官がおっしゃった同一職種に長くとどまるという人事管理の問題なり随契の問題なり、これは私も問題意識を持っておりますから、さらに重ねてお尋ねをしたいつもりでおります。  私が今聞きましたのは、長官がおっしゃっている、業者の選定も慎重にやるという役所側の姿勢が要ると...全文を見る
○橋本敦君 もちろん、オリエンタルマシンは、辻が逮捕された後、五人しかいないですが、文部省、国立大学関係一切出入り差しとめ、契約者どころか一切相手にしてはならぬという体制は間違いありませんか。
○橋本敦君 そこで、文部大臣、今、長官からもお話があってお気づきだと思いますけれども、一つは契約者の選定がずさんであったということがはっきりしました。もう一つは、随意契約の問題です。C業者に何千万も取引させること自体が問題ですが、その取引の中身として随意契約ということをやらせてい...全文を見る
○橋本敦君 はっきりしてきました。随意契約は百六十万以下でなくちゃならぬというのは会計令で国が定めていることです。文部省や国立大学と もあろうものが国が定めた会計令の規定も踏みにじって、しかも自分が権限を持つ数十万という権限を超えて阪大だけで六千万円の機器を随意契約で購入する、...全文を見る
○橋本敦君 問題がありますね。細かいものと言うけれども、ワープロ一台はあなたがおっしゃる何億という機器と違って細かいかもしれぬ。四十三台合わせればおっしゃるように六千万なんです。まさにその盲点を突かれているわけです。どう思われますか。
○橋本敦君 実に悪質ですな。  法務省に伺いますが、公訴事実あるいは被疑者の被疑事実でオリエンタルマシンに対して事務機を有利、便宜な取り計らいをして大学に納入をさせるということで便宜を図ったその内容に、国が定めた会計令を潜脱して随意契約という方法によることをオリエンタルマシンの...全文を見る
○橋本敦君 詳細はいいです。今、私が言った大きな筋について。
○橋本敦君 一般論として聞きますが、法律で国が定めた基準がある、その基準ではなかなか商売ができにくい、しかしその基準を無視してもらう方法を考えてもらう、入札でなきゃならぬと定めてあるが入札でなくて随意契約だという方法に、入札しなきゃならぬ場合も随意契約にしてよいという方法をとって...全文を見る
○橋本敦君 あり得るでしょう。
○橋本敦君 ある場合があるというのは、その職務に関して予算、支出あるいは承認、配分の職務権限があり、そしてそれに関連をして当然入札しなきゃならぬところを随意契約にするという意味の便宜を図ってやるということが職務範囲として可能であれば、私は法律上賄賂罪が正当に成立する内容に入る、こ...全文を見る
○橋本敦君 それでは、大学汚職問題について、午前に引き続き質問をいたします。大臣も走ってきていただきまして、ありがとうございます。  さて、この問題について、この犯罪を犯した田中にしろ、あるいは中曽根にしろ、鳥野見にしろ、共通していることは、一貫して文部省の会計経理をずっと続け...全文を見る
○橋本敦君 そこで、後藤田長官お急ぎのようでございますので、長官にお伺いしたいことを先にお伺いさせていただいて御退席願いたいと思いますが、私の手元に昭和五十六年八月行政管理庁行政監察局が出しました「行政事務運営の公正確保に係る体制及び手続に関する調査結果報告書」がございます。先ほ...全文を見る
○橋本敦君 具体的にはお調べいただいたらいいわけですが、一つ申し上げますと、田中の場合は、具体的に言いますと、五十六年四月から大臣官房企画官と総括予算班主査を兼ねておりまして、昨年転出するまでずっといたということでありますから、総括予算班主査としては丸三年は経過しておるわけです。...全文を見る
○橋本敦君 一般論として御趣旨わかりましたが、今これだけ大きな問題になっているこの事件の中身として、今私が指摘をした、行管庁が取り上げてこられた随契の適正化の問題や、同一職種への長期在任という問題が含まれているケースであるとして今後の行政監察もないわけじゃないというお話ですが、当...全文を見る
○橋本敦君 それでは、重大な関心を持って将来、行政監察もあり得るケースだということで検討を深めていただきたいと思います。長官に対する質問はこれで終わります。ありがとうございました。  そこで次に、官房長官にお伺いしたいわけでご ざいますが、昭和四十八年十月三十日に内閣官房長官...全文を見る
○橋本敦君 もっともな御答弁ではありますが、それでは文部省にお伺いしますが、この経歴に関連して、経歴は客観的に明白なんですから、私が指摘した行管庁の調査あるいは内閣官房長官通達、これから見て文部省はどうだったんですか。この二人について恥ずるところがないと言えないでしょう。
○橋本敦君 中曽根についてはどうかと聞いている。
○橋本敦君 有能な人だから例外だと言わんばかりのことをおっしゃったが、有能な人が例外で、買収やら汚職をやったらどうなるんですか。けしからぬ話じゃないですか。だから、官房長官通達が出ているのだから厳しく守らなくちゃならぬじゃないですか。  随意契約についてお伺いしますが、随意契約...全文を見る
○橋本敦君 大臣、お聞き及びのとおりなんです。今回の事件が発生をしたその背景に、文部省自体が繰り返し内閣官房あるいは総理府から出された綱紀粛正通達について指示されておることを守っていないところにある。守らないで予算執行を漫然とやらせ、会計令に違反をした随意契約をやらせ、そして予算...全文を見る
○橋本敦君 これは事実ですから、大臣も否定できないお立場で今責任を感ずるということを言われたと思います。まさに私は、信頼を職員が裏切ったということじゃなくて、こういうことが公務員体制の中に起こってはならないということの経験から繰り返し出された内閣の綱紀粛正通達を、事もあろうに文部...全文を見る
○橋本敦君 ところが、それを超えた商売をするということになりますと、五百万以上の入札権はないんですから、だから阪大のように六千万を超すワープロを入れようとすれば、指名業者にしてもらえないのだから随意契約にする以外にないんです。おわかりでしょう。そこで随意契約として取り入ったわけで...全文を見る
○橋本敦君 官房長官に、犯罪、汚職事件の捜査をやれと私はお願いしたのじゃありません。そんなことを言っていません。行政官庁としてなし得る、納入がどうなっているかという実態調査、そして今後、こういう業者が指名権をまだ持っておる、どこかにあれば、それはやめなさいという指導を、犯罪捜査と...全文を見る
○橋本敦君 会計検査院にお伺いいたしますが、会計検査院は、私がいただいた資料によりますと、六月に阪大に実地検査でお入りであります。間違いございませんか。
○橋本敦君 済みませんが、六月に実地検査をなさったのは何日から何日までか、日にちがわかればおっしゃってくださいますか。
○橋本敦君 本件が阪大で発覚したのが六月の二十日でございます。だから、会計検査院が阪大に実地検査に入ったまさに一週間直後にこの阪大汚職事件が発覚をしておるわけであります。私は、ここで会計検査院の実地調査が甘かったことを必ずしも非難するつもりはございません、犯罪を行う者が隠れてうま...全文を見る
○橋本敦君 それは田中金脈の追及以来会計検査院にも随分お話を伺い、少ない人数で頑張っておられることも承知しておりますし、私どもは会計検査院の一層の充実、そしてしかも会計検査院法の改正で一層の権限を持って契約のダウンストリームの方まで徹底的にメスが入れられるように再発防止へ改正すべ...全文を見る
○橋本敦君 ここに本件犯罪の巧妙な計画性、そして仕掛けがあるんです。会計検査院も見られているように、阪大は四十三台、六千万の金額です。それで百六十万以上は随意契約でできないのに六千万もなぜできたか。会計検査院へ出した書類は、今言ったようにみんな少額に抑えて、そして買い入れの時期を...全文を見る
○橋本敦君 本件のワープロのような最低数十万以上のものについては全部出す必要がありますね。
○橋本敦君 そこで、私は公文書偽造の疑いもある事件だと見ているんです。本当に正当に、買い入れ時にこの財務通則に基づいて書類をつくったかどうか疑問だということと、今会計検査院も認められたように、故意に、殊さらに分割をして会計令による随意契約にすべり込ませるという意味では、ある意味で...全文を見る
○橋本敦君 大体の見当もつきませんか。
○橋本敦君 わかりました。会計検査院も私が言った阪大の方は御存じで、オリエンタルマシンは五%しか引いていないわけです。  だから、文部省、調査してください。ほかは、当初予算で買ったやつを調べればすぐかわりますから。一五%から二〇%引く。これが国に対して重大な損害を与えていること...全文を見る
○橋本敦君 私の調査は間違いないはずですから、調べたらわかります。そうでなきゃオリエンタルマシンが随契でやるということのうまみもないし、わいろをつくり出してくる財源もないです。  そこで、予算執行職員等の責任に関する法律という法律がある。国は厳密に法律をつくってきちっとやってい...全文を見る
○橋本敦君 事実だったらどうするんですか。
○橋本敦君 大臣、あなたの答弁で私は絶対に承服できないと思うのは、私が指摘したことは推測を含んでおるから今後事実を調べてと、こうおっしゃった。私が調査した事実は事実に基づいて聞いておるんですが、オリエンタルマシンの五%引きは会計検査院も文部省もつかんでおりますが、片っ方の一五%引...全文を見る
○橋本敦君 調査した結果、調査資料も私は求めます。大臣に私の調査が推定だなんて言われたら、私承知できません。調査の結果と、裏づけとなった資料の写しを要求します。その結果、私が指摘したとおりであれば、大臣もう一遍はっきり答弁してください。いいですか、推定じゃない事実で。
○橋本敦君 今後の調査に待ちたいと思いますが、要するに、私が指摘したように、本当に直ちに厳密に調査をしなくちゃならぬという問題は、本件をめぐってまことに山積みであります。  それで、官房長官にお伺いしたいんですが、文部大臣と並んで長官は、この臨教審法案の問題については責任をお持...全文を見る
○橋本敦君 官房長官の御趣旨はそれなりに理解はできますが、問題は、汚職というのは実に重大だということを本当に教育の場としてとらえなくちゃならぬ。政府としてもそういう立場でなくちゃならぬ。したがって、どこに原因があったのか、そしてこういう汚職を発生させる土壌がどこにあったのか。私が...全文を見る
○橋本敦君 官房長官、くどいようですが、本来なら総理をお呼びして、総理にも聞くべき重大な事件です。いずれ、その機会があるとは思いますけれども、私は文部大臣が責任を痛感されておられることを決して否定はしておりません。問題は、まさに今の政府としてこの事実をどう把握し、国民の前にどう対...全文を見る
○橋本敦君 納得できません。そういうようななまぬるい内閣の姿勢であるなら、私はこの臨教審法案の審議はできぬと思います。そんな甘い問題じゃないですよ。  文部大臣に伺いますが、文部大臣が事実の進行の経過につれて問題の深さを認識され、責任を感じておられることはわかりますが、初めに文...全文を見る
○橋本敦君 あなたが部下を思うということをおっしゃっても、この場合、私はあなたの責任ある大臣としての立場ではそういうことは通用しないと思います。まさに泣いて馬謖を切る思いの方が正義の立場でしょう、公平の立場でしょう。そして、本件の汚職がどういうようにして起こってきたかということに...全文を見る
○橋本敦君 私は、国会も国民に対してこの問題の徹底究明の責任を果たさねばならぬ。御存じのように、田中金脈問題やロッキードについては国会決議もございました。徹底解明ということが国会全体の責務でありますが、国民が教育という重大な問題について、非行をなくす、すし詰め学級をなくす、子供た...全文を見る
○橋本敦君 結論的に言いますと、大臣、この審議会は法案自体で公開にせよとも非公開にするとも書いていないが、あなたの期待として、審議会で決めることであろうけれども、非公開にして適宜、適当な報告をと、こういう意見を希望的に述べられた、こう伺ってよろしいですか。
○橋本敦君 私は、それは重大な問題だと思うんです。審議会が非公開にするか公開にするか自主的に決めるということをおっしゃりながら、所管の大臣が非公開にしてくれとおっしゃることは、自主的に決めることについてあなたの公権的な期待を述べるわけですから、そういう意味では審議会の論議を自主的...全文を見る
○橋本敦君 あなたの期待に反して審議会が公開と決定して会議を行うことも、これはそう決められた以上はあえてそれ以上の大臣の介入的行為というのは一切ない、お決めになって結構だ、こう伺っていいわけですね。
○橋本敦君 私は、大臣、あなたがおっしゃった審議会が公開か非公開かを自由に決めていいということよりも、一歩進んで、そうではあってはならぬという立場で考えています。  これは法制局長官とも、これから御意見を伺いながら、議論をしていきたいところですが、例えばこの審議会というものは、...全文を見る
○橋本敦君 法律論争になってくるのは恐縮ですが、私が指摘した民主的な行政の中における審議会のあり方と憲法的要請、そのことについては頭から否定なさることはできぬと思います。それは 今も御答弁にあったとおりです。  大臣も長官も御存じと思いますが、私は改めてアメリカの行政機関会議...全文を見る
○橋本敦君 戦後、多くの行政委員会がつくられましたが、公開ということを、押しなべてこのアメリカのガバメント・イン・ザ・サンシャイン・アクトのように全部公開にしなくても、教育委員会は教育委員会法において会議は公開と決めている、これは非常に重要なことであります。なぜなら、それは大臣も...全文を見る
○橋本敦君 私がいただきました資料もそうです。  だから、大臣、ここのところを考えてほしいんです。教育ということの論議は、やはり本当に民主的にやっていくというために、旧教育委員会法が公選制でなくなって任命制になったもとでも、各都道府県はそれぞれの規則で四十が原則として公開を守っ...全文を見る
○橋本敦君 そこで、私は若干の通達を調べてみたんですが、例えば昭和三十一年六月三十日、文部省の初中局からの三百二十六と番号のある文部事務次官通達、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律等の施行について」とあるのを見ますと、法制局長官にお伺いしたいんですが、「会議 公開の原則は...全文を見る
○橋本敦君 もう一つ、昭和三十三年一月九日に、地初八十九、文部省初等中等教育局長から秋田県人事委員会委員長あてに大事な通達が出ております。これは大臣、こういう諮問を秋田県からしたんです。公選制がなくなって任命制になった、そこで会議公開の原則が法律でなくなったのは、任命制になったか...全文を見る
○橋本敦君 それはわかっています。  その趣旨は、教育委員が任命制であるか公選制であるかという委員の選出方法にかかわるものではない、委員会の自主性に任すのだという通達は解釈としては間違いないですねと、こう聞いているんです。そうでしょう。
○橋本敦君 そこで、もう一回もとへ戻ることになりますが、こういう建前で教育ということのやっぱりそれ自体重要な民主的な内容を持つということを踏まえてまいりますと、私は憲法の知る権利を保障した二十一条以下の民主的の原則、それから先ほども触れました行政の民主化ということ、知る権利を当然...全文を見る
○橋本敦君 文部大臣に伺いますが、公開にするか非公開にするかはその審議会が自主的にお決めになることだ、自主性は尊重する、大臣の希望は別です。もとへ戻りますが、この大臣の立場は変わりませんね、尊重するという立場は。
○橋本敦君 そこで、この審議会が私が指摘をしたような考え方、法制局長官と違いましたが、私が指摘をしたような憲法的な要請を基本として、教育に秘密はない、教育の国民的合意を一層進める上からでも教育政策の問題は公開にすべきだということで、この会議を公開にするいうことを自主的に決定した場...全文を見る
○橋本敦君 今、法制局長官は国民の知る権利、そういったものはまだ我が国の実際の行政や法律的な実情の中で定着していないとおっしゃいましたが、次第に定着しつつあることは事実であります。例えば、私はここに埼玉県の都市計画地方審議会の会議録を公開せよという埼玉県の情報公開条例に基づく事件...全文を見る
07月26日第101回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○委員以外の議員(橋本敦君) 刑事訴訟法の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  去る七月十一日、松山事件の再審判決で斎藤元被告に対し、無罪の言い渡しがあったことは記憶に新しいところであります。報道によれば、昨日、検察側は控訴を断念いたしましたようで、こ...全文を見る
08月02日第101回国会 参議院 内閣委員会 第20号
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○橋本敦君 まず、端的に文部大臣に伺いますけれども、まさに文部省の大臣官房の会計、しかも総括予算班主査という重要な地位にあった人物の汚職の問題が起こっている。そこで私は端的に聞きますが、いやしくも教育という問題を語る場合に、汚職に汚れた手で教育改革を論ずることが本当にできるのかと...全文を見る
○橋本敦君 ところが大臣、この事件というのはまさにさらに広がり始めている。私は、重要な臨教審問題が国会で論ぜられているさなかに、さらにこの汚職が広がり始めているという重大な事実を無視して議論をするわけにいかぬと思うんです。  そこで、刑事局長にお越しをいただいておりますが、オリ...全文を見る
○橋本敦君 田中への新たな贈賄で問題になった機械の納入先の大学はどこですか。
○橋本敦君 奈良女子大と阪大医学部のほかにまだあるという意味で等とおっしゃったわけですか。
○橋本敦君 私がその点を聞きますのは、この問題について田中が四百万円の現金札束をひそかに部下に預けておった。そのことも発覚した。その四百万がわいろではないかという疑いも出てきている。今捜査はこれにも手をつけているという状況があるように思いますが、そういう事実はあるのですか。
○橋本敦君 小野寺と田中とはいつごろから関係を持っていたという事実がわかっておりますか。
○橋本敦君 それ以外に特捜部の方では、この田中、小野寺の関係ではさらに多額のわいろのやりとりがあったという容疑を含めて余罪を徹底的に追及するという方針だと報ぜられていますが、それは間違いありませんか。
○橋本敦君 一方、中曽根について二、三点伺っておきますが、中曽根は阪大に事務機を納入させ、受け取ったわいろを大阪口座に振り込ませただけではなくて、東京にも口座を設けさせ、東京口座にも金を振り込ませておった。それは医療機器の納入のわいろも東京口座に振り込まれたという事実も明らかにな...全文を見る
○橋本敦君 まさに東京、大阪を舞台にして、そしてまた文部省管轄の奈良あるいはその他全国の大学をまたにかけての犯罪という異常な恐るべき発展の方向に事態は移るかもしれぬという重大な問題であります。私は、この問題について前回の質問で徹底的に調査を要求いたしました。五十七年ごろから今年度...全文を見る
○橋本敦君 例えば、被疑事実を見ますと、中曽根については、オリエンタルマシンが販売するワープロ等を大阪大学に購入してもらうに当たって、有利、便宜な取り計らいを得たことに対する謝礼だと、こう書いてあります。田中に対する被疑事実は、どこの大学への売り込みとは特定しなくて、国立大学に購...全文を見る
○橋本敦君 詳しくは聞きません。しかし、私がそういう状況事実があったという指摘に対して、否定はされないということは間違いありませんね。
○橋本敦君 刑事局長は捜査中ですから慎重な御答弁をなさいましたが、私の指摘は文部省からいただいた資料の分析からも、被疑事実の解明からも状況的に明らかであると言わねばなりません。  そこで、もう一つ進んで私は計算をしてみました。これは官房長、いただいた資料からの計算でありますが、...全文を見る
○橋本敦君 ありがとうございました。刑事局長、結構でございます。  官房長、同じ機種で、あなたにいただいた資料で私はちゃんと調べていますよ。例えばシャープWD―二四〇〇という百六十五万円定価の機種、これは五十九年一月に滋賀大に売り込まれています。一方、同じ機種の機械が大阪大学に...全文を見る
○橋本敦君 そこで、官房長がおっしゃったように、それぞれの個別ケース、売り込んだ時期、台数、随意契約の内容、そういうことも含めて徹底的に私は調査すべきだ。会計検査院にお願いするんですが、犯罪を摘発し、これをクリアするのは検察庁の務めですから任せしましょう。しかし、いやしくも国の財...全文を見る
○橋本敦君 ぜひ厳しく調査をお願いいたします。次の質問に移りますから会計検査院結構でございます。  そこで官房長、もう一つ私はただしておきたい。前回の私の質問に対して、このオリエンタルマシンという業者は従業員だった六人、資本金数百万円、小さな会社で、会社の経歴としてもそれはそれ...全文を見る
○橋本敦君 調査は結構ですから、本来的にあり得ないことが起こっているということは間違いありませんね。ちゃんとやればあり得ないでしょう。年間に一億五千万の契約、商いができるんですか、五百万円で。
○橋本敦君 巨額に事実なってきているわけでしょう、いかがですか。
○橋本敦君 それじゃ、引き続き調査をすることは約束されますね。
○橋本敦君 そこで官房長、この中曽根、田中というワルですな、名前がどうもいかぬのでつい笑うんですけれども、直接の上司はどなたが責任を負うんですか。つまり、汚職を犯した当時の文部省会計課予算班総括主査という立場で汚職をやっている、そして仕事もやっている、職務に関してわいろをもらって...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。そこで、大臣は一々細かい人事配置その他責任はなかなか持てませんと。私はよくわかっています。だけども、官房長や事務次官は、こういう事態に対して私は責任の一端を負うという立場に置かれておられる方だと思うんです。  そこで大臣、私が聞きたいのはここなんです。...全文を見る
○橋本敦君 簡単に結論だけ。言わんとすることは私はわかっていますから。
○橋本敦君 そのとおりですね。大臣、いかがですか。責任は自覚されているんです。事務次官だってそういう立場なんです。その事務次官が二十一世紀の教育を語る審議会の事務局長になっていいんですか。大臣の見解を求めます。
○橋本敦君 まさにこの法案そのものに関連をして、この問題の徹底究明と責任の所在を明らかにする必要があるという指摘を私はこの法案そのものの中身の問題として指摘をしたわけです。だから、私がかねてから理事会でも主張している、まさにこの法案の大前提として当内閣委員会でも徹底的に集中審議を...全文を見る
○橋本敦君 衆議院から修正議決をされてきたわけですから、今度は法を執行するという立場で答弁をなさっていただかなくちゃなりませんが、そのために私は答弁変更の必要があるのですか、ないのですかと伺ったのですが、ないということですから結構です。  そこで、自民党、公明党、民社党の修正案...全文を見る
○橋本敦君 法制局長官に確認を一点だけしておきますが、国会同意大事になって選ばれる委員が特別職の国家公務員になったというそのことで、その審議会の委員に対しては必ず守秘義務を規定しなければならぬという必然的な法律の定めというのはありますか。
○橋本敦君 簡単でいいです。法律的な定めがあるかどうか。
○橋本敦君 大臣、ここが肝心なんです。国会同意大事になったからといって必ず守秘義務を置かねばならぬという必然的な法規定はないんです。ここが大事なんです。だから、国会同意大事になるので守秘義務規定を置くのが一般論として当然だという二人の答弁は間違っているんです、法律的に。法制局長官...全文を見る
○橋本敦君 大臣、私は大臣が誠実に答弁されていることを疑いません。だけれども、ある意味で答弁は回避されているんです。この審議会自体を公開にするのか非公開にするのか、それは審議会自体が決めることだとおっしゃっている。しかし、あえて言えというならば、この審議会は非公開にする方が望まし...全文を見る
○橋本敦君 教育に秘密があってはならぬとあなたはおっしゃいました。恐らく異論はないでしょう。秘密があってはならない教育を論議するこの審議会で、守秘義務があるというそのこと自体は、ある意味で言えば理念の上では二律背反ではありませんか。しかも、法律的に設けなくていいことを設けていると...全文を見る
○橋本敦君 そこが大事なんです。文部省の中ではそういうような文書規程等に基づいてやっている。そういうことをできる権限というのは、行政組織法上、政府も決めているんです。私は秘密があっていいと言いません、行政機開会議公開法の方がいいと思いますから。しかし、一応法的根拠はあるんです。そ...全文を見る
○橋本敦君 だれが基準を決めておるのか、その法的根拠はどこにあるのかと聞いているんです。答弁になっていない。  委員長、済みません、私の質問に対する再答弁を求めます。何を秘密にするのかと聞いたのじゃないですよ。
○橋本敦君 早々と助け船をあなたは出された。法的根拠はないんです。一般的解釈としておっしゃるしかない。法的根拠はないし、何を秘密にするかは重大問題だから、これまで文部省の審議会でも何も決めていないんです。  官房長官、四時まで御出席の時間と伺っておりますが、官房長官に私はお越し...全文を見る
○橋本敦君 申しわけありませんが、私は大変苦しい御答弁だというふうに聞きます。  法制局長官、審議会の性質上、審議会自体でお決めになればいい、それが相当だという解釈をお述べになりました。ところが齊藤政府委員は、衆議院の五十九年七月六日、先ほど言った連合審査において我が党の山原議...全文を見る
○橋本敦君 もう一度お尋ねしますが、まさに修正されて、守秘義務が規定された法の執行を官房長官もあるいは文部省も関連的に責任をお持ちになるのです。いいですか。そこで、この守秘義務というのは、秘密が指定をされてその秘密を守りなさいということでしょう。何が秘密になるかわからぬのに、とに...全文を見る
○橋本敦君 総務庁にお調べを願っておきましたので、いらっしゃっていただいておりますと思いますので伺いますが、今、数ある審議会がございますね、政府関係で。そして、国会同意人事で守秘義務を課した審議会もたくさんあるということでございますが、これらの守秘義務を規定している審議会、あるい...全文を見る
○橋本敦君 法制局長官、お聞きのとおりです。大臣も官房長官もお聞きのとおりです。  その審議会自体が決めるのが法律的に相当だとおっしゃったが、どこも決めていないのです。なぜ決められないのか。これは秘密というものを軽々に特定し、あるいは基準をつくり、そしてそれに守秘義務を課して、...全文を見る
○橋本敦君 長官が幾らおっしゃったって、どの審議会もそういうことは決めておらぬのです。また、決められぬじゃないですか、何が秘密であるか。  長官、伺いますが、秘密というのは、あるものが、例えばこの審議会なら審議会がこれが秘密だと決めれば、それは法律上保護さるべき秘密に直ちになり...全文を見る
○橋本敦君 時間もなくなってまいりましたから、重要な問題ですが、端的に伺いますが、法制局長官、審議会がこれは秘密だと指定しただけで、直ちにそれはいわゆる最高裁判例が言い、国公法百条が言う実質的に秘密として保護さるべき秘密にはならない、このことだけは間違いないと思いますので、ひとつ...全文を見る
○橋本敦君 そこで、官房長官も、齊藤政府委員も、修正提案者も、この秘密は審議会が決める、こうおっしゃったが、それは秘密を決めることにならぬということを私は明らかにしました。それじゃ、だれがどう実質秘を決めるか、これは至難の問題であり、決めようがないし、この教育審議会においては、実...全文を見る
08月03日第101回国会 参議院 内閣委員会 第21号
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○橋本敦君 私からお尋ねをさせていただきたいと思います。  最初に、大槻先生にお伺いしたいと思うのでありますが、大槻先生は教育改革というなら何としてもそれは教育基本法の目的と理念の実現ということを抜きにしてはならないということをまずお話しになりました。その問題に関連をして、この...全文を見る
○橋本敦君 この臨教審が出てくるいろいろな背景もあるんでしょうが、一つには臨調行革があり、次には教育臨調だというようなことも言われたこともあったわけですが、私はこの教育改革ということを国民の要求にこたえてやっていくためには、一つには条件整備も当然含まれてまいりますし、それなりに教...全文を見る
○橋本敦君 では結構でございます。
○橋本敦君 最後の質問ですが、永井先生の御意見もあり、また小野先生から質問もあって、審議会の公開制の問題もかなり議論されたわけですが、もう一つの当委員会でも大変議論になっておりますのは、委員が秘密を守る義務、守秘義務というのを課せられまして、それにもし違反をすれば国会の同意を得て...全文を見る
08月06日第101回国会 参議院 内閣委員会 第22号
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○橋本敦君 大蔵大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  新聞が報ずるところによりますと、来年度概算要求基準について大蔵省は、防衛予算は三・五%くらいの伸びにしたい、こう言っていたにもかかわらず、防衛庁長官と大蔵大臣との大臣折衝の結果、またまた防衛費は四年連続の大突出で七%という...全文を見る
○橋本敦君 今お話しのように、日米安保条約ということを一つは踏まえて模索したぎりぎりの判断だという重要なお話がございました。  それじゃ、文教関係についてはぎりぎりどれだけの模索と配慮をしたのであるか。私は、最近の防衛予算の伸びを調べてみますと、五十五年が六・五%に始まって、五...全文を見る
○橋本敦君 今の大臣答弁は、私はこれから教育改革を論じていくに当たっての大蔵大臣の政治姿勢としては絶対に承服することができません。  端的に伺いますが、今の現状で概算要求基準一〇%切り込まれるという状況の中で、五十九年度で四十人学級実現の凍結は終わるはずでありますが、六十年度か...全文を見る
○橋本敦君 時限立法という本来の法そのものの性格からすれば抑制措置は消滅するわけでありますから、当然六十年度から復活しなければならぬ、そのことを頭に置いて財政運営は協議に応じていく、やっていく、こういうふうに受け取ってよろしいですか。
○橋本敦君 少し含みがありますか。六十六年度までに実現すればよろしいので、だからしたがって六十年度から二、三年、事情によってはこの行革審の極力抑制という意見に従ってさらに凍結を延長することもあり得る、だがしかし六十六年度までには計画達成、こういう含みも含まれての御答弁ということで...全文を見る
○橋本敦君 私は、教科書無償廃止を大蔵省が打ち出す、あるいは今言ったように四十人学級実現に向けて大臣の決意を表明できない、ここに今日の重大な問題があると思います。  そこで、最後の質問になりますが、この教育改革なるものを文部大臣の直属の審議会に任せないで、総理が内閣を挙げて取り...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
○橋本敦君 総理に、まず端的にお尋ねしたいと思いますが、今文部省を巻き込んでいる重大な大学、文部省をめぐる汚職事件について総理はどうお考えかということであります。  私は、この問題は極めて重大な問題でありますから、戦後、今日までいやしくも汚職事件で文部省に司直の手が入ったことが...全文を見る
○橋本敦君 総理もお聞き及びかもしれませんが、いやしくも公務員として最も恥ずべきわいろの収受という汚職犯罪が、しかもわいろのお金の受け渡しが役所である文部省の中でも行われたという事実を、捜査当局は私の質問に否定しませんでした。そして、こういう事態が生み出された背景に、今日までの文...全文を見る
○橋本敦君 きょうは、私の持ち時間が少のうございますので、文部大臣の所見は伺っておりますから、先に進めてまいります。  私は、まず第一に、今国民の切実な教育要求に政治がどうこたえるか、このことを抜きにして二十一世紀を展望した教育改革論を、いたずらに論議をもてあそぶような形にして...全文を見る
○橋本敦君 総理、今私が要求し、国民が求めているのは、六十六年度までの十二年計画で最終年度までに四十人学級を達成する、それは変えないということではないのです。五十九年度で行革による四十人学級実現の抑制、凍結は終わらねばならぬ、六十年度からもとに戻して着手に取りかからねばならぬ、こ...全文を見る
○橋本敦君 余りにも教育を軽視し過ぎるという事実について、私は総理の認識を問うたはずであります。防衛が政治にとって肝要だというお話がありましたが、政治にとって国民の意見をしっかりと受けとめることも、これまた民主主義の要諦でなくちゃなりません。自衛隊発足三十年というときにある新聞社...全文を見る
○橋本敦君 今、総理が、一般的には行革のレールの上を走っていく、そのことをお述べになりました。まさに、それを私は心配するのであります。  現に、後藤田総務庁長官は、ことし三月二十四日、参議院予算委員会において、教育審議会の議論がどうなるのかという問題で、こう言っております。「教...全文を見る
○橋本敦君 私の質問にお答えになっていないのであります。  総理は、守秘義務を課すことが必然的だ、こういう答弁をなさっています。しかし、今の話でも必然的だという答えは出てまいりませんで法制局長官も前回、必ず守秘義務を課さねばならないという法的根拠はないということを説明されました...全文を見る
○橋本敦君 納得できません。明らかに総理の答弁を政策的に擁護される答弁です。法制局長官が法律的に私の指摘をきちっと解明される答弁じゃありません。  総理は、この守秘義務を課することは、これは八条機関の特別職公務員となるということから政策的に必要だと言っているのじゃないんです。「...全文を見る
○橋本敦君 事実上、答弁の訂正を総理はなさったというように私は今の答弁で理解できるわけでありますが、そうでしょうか、総理。
○橋本敦君 残念ながら、私の持ち時間はあと三分しかなくなっておるものですから、これ以上議論できないのがまことに残念であります。時間切れで政府は救われたかもしれませんが、私は納得できないんです。  最後に、総理に伺いますが、教育基本法を守り、そしてこの精神にのっとって教育基本法の...全文を見る
○橋本敦君 まだありますが、時間が来ましたので、残念ながら終わります。
○橋本敦君 委員長、反対です。
○橋本敦君 共産党を代表して、反対の討論をいたします。  本議案を審議する定例日はあしたであります。しかも、あさってもまだ会期末の日があります。慎重審議を尽くすとすれば、それ自体可能であります。にもかかわらず、定例日外のきょう、委員会を開き、まだまだ質疑を我が党が要求しているに...全文を見る
11月21日第101回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査特別委員会 閉会後第1号
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○橋本敦君 それでは、委員派遣の報告をさせていただきます。  去る十月二日より四日までの三日間、対馬委員長、石本理事、松岡委員、刈田委員、及び、私の五名で、国民生活・経済の諸問題、特に地方経済の実情、技術革新と雇用、まちづくりなどを中心に北海道に赴き、道庁、札幌市、苫小牧市、及...全文を見る
12月13日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第3号
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○橋本敦君 私は、熊本県の興人八代工場、ここに集中的に発生しております二硫化炭素中毒による労災問題について、これから質問をしたいと思います。  言うまでもありませんけれども、業務に起因する労働災害や職業病、これについてその速やかな救済を図ること。同時に、そういった労働災害や職業...全文を見る
○橋本敦君 以下お尋ねをする問題について、今局長なり大臣がお話しになったそういう立場でぜひとも答弁をしていただきたいということをまず要求をしておきたいんです。    〔委員長退席、理事佐々木満君着席〕  問題の二硫化炭素中毒、これの労災、職業病の認定を受けた数、まずここから伺...全文を見る
○橋本敦君 まず、この二硫化炭素中毒というのがどういう実態なのかということを局長等は御存じだろうと思いますけれども、二、三明らかにしておく必要があると思うんです。  まことに悲惨な問題であります。例えば五十六年に五十歳で亡くなった高野さんは、きれいな空気を腹いっぱい吸いたいと、...全文を見る
○橋本敦君 別の調査によりますと、この興人のガスが発生する、汚染する職場で働いた、昭和二十八年から三十五年までに紡糸工程で働いた労働者約七十名を調査をした例があるんですが、ここでは十五名が亡くなっておって、死亡年齢の平均は同じく四十八・三三歳という数字が出ている。この問題について...全文を見る
○橋本敦君 私が聞いておりますのは、その今おっしゃった最も肝心な中身の問題、つまり、この基準許容量がどのように定められておるのか定められていないのかと、この点を伺っておるんですよ。答弁になっていない。
○橋本敦君 大臣、お聞きのように、こういう危険な生命侵害を起こす中毒について、濃度規制において法的規制が全然ないというんですよ。これは大変なことですね。  そういう状況で、今日までこの問題での労災認定の申請が絶えないわけです。つい最近でも、五十九年十月、ついこの間、八代労働基準...全文を見る
○橋本敦君 それは会社側の自主測定ですね。監督署が測定した数字ではありませんね。
○橋本敦君 その基準について、今、日本産業衛生学会が一応決めている職場内の許容濃度一〇ppm以下ということを基準にしているように伺っておりますが、それは御存じですか。
○橋本敦君 私が聞いたのは、日本産業衛生学会が決めているのも一〇ppmで、一応これを目安にしているということなのかどうかと聞いているんです。そうでなかったらないでいいんです。
○橋本敦君 そうすると、何ppmを基準に労働省は考えて報告を受理しておりますか。
○橋本敦君 ということで、積極的にこの職場でのこういった中毒症状を業務起因性からなくしていくという観点で、どのように濃度基準をやるのが安全対策上妥当かどうか、全く労働省は検討せず、他人任せの基準で、それでしかも、会社の自主的測定報告を一方的に信用して受理しておるという状況にとどま...全文を見る
○橋本敦君 ところが、これが明確に認められるというのは、これは時期の問題が大変重要でありまして、すぐに出てくるという保証はない。だが、例えば、私が手元に調査しております山田茂利さんとおっしゃるこの方は、今も審査請求をなさっておる一人でありますが、この人について見てみますと、昭和五...全文を見る
○橋本敦君 それは当然のことですね。当たり前のことです。  それで、この問題について長い臨床経験を持ち研究されております熊本の菊陽病院の院長である樺島啓吉さんという先生が「医学評論」に論文を書いて発表されておるんですけれども、これで見ましても、一つはこの中毒症状による病状が高血...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。今おっしゃったように、専門家の意見を十分聞いて検討を前向きに進められるということは非常に私は大事なことだと思うわけであります。  興人慢性二硫化炭素中毒被災者の会というのがありまして、会長は桑原繁雄さんという方ですが、この会がお医者さんと共同して最近、...全文を見る
○橋本敦君 大臣の答弁をいただく前に。  健康診断その他をやっていると言いますが、実際産業医で、この認定ができるような診断をぴしっと下して労働者を救済した例というのはほとんどないんですよ。だからそういう意味ではそれに甘んじることなく積極的に実態をつかんで、そして私が言ったように...全文を見る
○橋本敦君 許容量の法的規制、これだけはやっぱり早速研究に手をつけるべきだと思いますが、いかがですか。これはもう慢然とほっておけないですよ。
○橋本敦君 ぜひやってください。  以上で終わります。
12月20日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第4号
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○橋本敦君 この際、大臣にお尋ねをさしていただきたいと思います。  まず第一点は、我が党は、この法案提出の以前から、年金制度の抜本的改正問題と、独自に早期にやるべき物価スライドの点は、これは切り離してやるべきであって同一法案で出すべきではないということを主張してまいりました。同...全文を見る
○橋本敦君 時間がないので次の質問に移らしていただきます。  今大臣がおっしゃったその二%の問題でありますが、言うまでもありませんけれども、五十七年では消費者物価上昇は二・四%、五十八年度は一・九%でございますから、この消費者物価に正しくスライドするとしますと当然四・四%近くに...全文を見る
○橋本敦君 質問を終わります。
○橋本敦君 委員長のお許しをいただきまして、我が党提案の修正案について、提案理由を述べさせていただきます。  前国会から継続審議となっておりました政府提出の年金制度の改革法案は、我が党が強く反対いたしまして、その撤回を求めてまいりました年金制度の抜本的な改悪をねらっている本体部...全文を見る
○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、衆議院社会労働委員長提出の国民年金法及び特別児童扶養手当等の支給に関する法律の一部改正案に反対、我が党提出の修正案に賛成の討論を行います。  第一の問題は、政府が年金制度の抜本改悪と絡めて、当然物価上昇に見合い、独自かつ早期に実施すべき物...全文を見る
12月20日第102回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○橋本敦君 きょうは久しぶりの法務委員会でございまして、いろいろお聞きしたいことがたくさんございまして、寺田先生も指摘をなさいましたが、自民党の司法制度調査会の問題その他お聞きするつもりでございますが、まず最初に、私は平田村の選挙違反事件について、さきにこの法務委員会でもお尋ねを...全文を見る
○橋本敦君 質問の通告をしてありますから当然勉強してこられていると思いますが、判決自体は精査をされておりますか。
○橋本敦君 それではその点を振り返ってもう少しこの問題の重要性について真剣な配慮を要求するという立場であなたにお伺いをいたしますが、不在者投票を管理する補助者と立会人というのは別個でなくちゃならぬ、それを兼ねるようなことになればそれ自体選挙の公正を疑われるということになりますから...全文を見る
○橋本敦君 そういうことは選挙事務執行をする村役場の選管にとっても、平田村に限らずどこの選管にとっても、こんなことはわかり切った常識も常識である、これは知らなかったとは到底言えない、そういう問題だということは明らかですね。
○橋本敦君 そういうことを承知しておりながらあえてやったということでもって、そもそも行為の悪質性が出発をするのですね。あなたがお認めになったとおりですよ。それで、この判決はそういうような兼ねてはならぬというそのことを実際に兼ねているのに、兼ねている事実が発覚すれば選挙無効になるか...全文を見る
○橋本敦君 大変私はきついことを言って申しわけないけれども、不勉強だというように私は言わざるを得ないのですね。最高裁の判決というのはまさに法律判断で、事実認定そのものについてやり直すようなことはありませんから、その最高裁の判決を読んでも事実認定の核心部分がどこであるかというのはこ...全文を見る
○橋本敦君 その点は捜査を遂げていただく重要な中身になるわけですが、一般的に私が指摘し最高裁がこういう判断をしているもとで、その書きかえがなされたということはまさに選挙無効を隠ぺいする意図で、しかもそれにかかわる職員が役所に保管されている書類を書きかえたということになれば、公文書...全文を見る
○橋本敦君 だから、そういう嫌疑があるから鋭意捜査をしていただいておるということも明らかであります。  この問題について実は決算委員会でも我が党の佐藤議員が質問をいたしました。その際は筧さんから「最近第四次の告発を福島地検で受理、立件いたしております。したがいまして、お話の高裁...全文を見る
○橋本敦君 一つ一つ、それは結構です。実にたくさん書きかえられておるわけですから。しかし一つ一つ調べねばならぬとおっしゃるけれども、その書きかえられた一つ一つを調べるとしても、その中にその意図としては今判決が指摘しているように選挙無効を隠ぺいするという意図でやられたという疑いがあ...全文を見る
○橋本敦君 関係者について言えば投票した人はたくさんいます。しかし、こういうことを選挙争訟が起こってからやる人というのは特定ですから、そういう意味ではこれは被疑者ということで取り調べられる対象になっている人はこれは極めて特定されている。だから、その人に対して徹底的に厳しく真相糾明...全文を見る
○橋本敦君 だんだん事件が古くなってくるし、そういった個々の事情も調べなければならぬということで、私は御苦労はわかります。わかりますが、検察審査会が検察官の処分について不起訴不相当という意見を出すというのは、私も仕事柄例が極めて少ない重大な判断だと、こう思うのですね。したがって、...全文を見る
○橋本敦君 これ以上捜査の中身に詳しく突っ込んでお尋ねするのも相当でない問題も出てまいりますので、結論的には今局長もおっしゃったような立場で、この事件がいつまでも日にちがいたずらに経過するというのではなくて、鋭意責任を持って捜査を遂げていただきまして、不正行為はやっぱり不正行為と...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。じゃ、次の問題に移ります。  最近の江崎グリコ事件から森永事件へのエスカレート、まさに憂慮にたえない次第でございます。こういった社会に対する重大な挑戦なり犯罪とも言わなければならぬ事態に対して、国民は恐らく一刻も早く真相の徹底解明と犯人の検挙を願つてい...全文を見る
○橋本敦君 刑事局長にお伺いいたしますけれども、この事件で刑法上の適用はどうなるかということがもう一部で議論されているようでございますね。  例えば江崎グリコの場合は社長を具体的に監禁をしておりますからこれは一見明白で、監禁、脅迫、こういう罪が該当いたします。森永の場合は、あの...全文を見る
○橋本敦君 威力業務妨害ということもひとつ確かに私もわかりますが、それで、ああいうことで実際に現金を要求して、現金を取るという行為について考えますと、これは恐喝もしくはその他の容疑に該当しますか。
○橋本敦君 いずれにしても犯罪容疑は恐喝未遂としても威力業務妨害としても考えられるということは明白ですが、その他殺人罪の未必の故意、あるいはおっしゃいました飲食物毒物混入罪、これはまだ刑法草案の段階ですが、いろいろ議論がありますね。  それにしても、法務省としては今度の事件に関...全文を見る
○橋本敦君 私もそのお考えは賛成な意見であります。結局早く犯人を検挙するということが社会の要請にこたえることになるというのは大臣もおっしゃったとおりであります。  そこで、警察の方は新聞で警察の失態だとか何とかいうことで、犯人の取り逃がしということも含めて厳しく国民から批判をさ...全文を見る
○橋本敦君 それじゃ、その点を期待して次の質問に移りたいと思います。  寺田委員からも午前中指摘がなされました自民党の司法制度調査会の問題については私も極めて憂慮しておる一人であります。そういう立場でこの問題についても質問をしたい、こう思うのでありますが、まず最初にお伺いします...全文を見る
○橋本敦君 法務大臣、この点について大臣の見解を伺いたいんですが、具体的な事件を担当された方々が、元裁判官にしろ検察官にしろ法務大臣にしろ、奥野さんが行っておられるかどうかということもあるのですが、この司法制度調査会に呼ばれて、具体的な職務中に知り得たこと、あるいは行ったこと、そ...全文を見る
○橋本敦君 おっしゃるとおりそういう節度は私はやっぱり持たなくてはならぬと思うのですが、実際に今までの経過を見ますと、濵邦久法務省大臣官房審議官は出席を求められ出席をしておられるわけですね。これは大臣と御相談の上、許可をされて行かれたのでしょうか。それとも全然そういうこと、大臣あ...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、もともとは刑事局長に対する出席要請があったわけですか。
○橋本敦君 どういう点を聞きたいという要請でございましたか。
○橋本敦君 もしもそういうことで要請をされた中にロッキード事件の進行とかいうことにかかわるとか、現に進行中の、つまりもう確定した事件じゃないんですが、進行中の事件にかかわる問題での要請であればお断りになったのでしょうか。この場合は代理をお出しになったのですが、その点の判断はどうで...全文を見る
○橋本敦君 それは当然のことですね。当然のことですが、私が聞きたいのは、この委員会に呼ばれたらやはりぴしゃっと断れない、刑事局長の場合は判断をなさってお出にならずに代理でお出しになったんでしょう。しかし、ぴしゃっと断れない、私はそこが政治の舞台における大事なことだと思うんです。法...全文を見る
○橋本敦君 それは局長、筋が違う答弁ですよ。それは私どもでもいろいろお聞きしたいということでわざわざ来てくださることあるのですから、私はそんなこと否定していませんよ。この委員会はそういう法務委員会でお尋ねしたいことがあるから教えていただきたいというようなことで来ていただく委員会じ...全文を見る
○橋本敦君 法務大臣の考えを伺いましたので、次に裁判所にお伺いをいたしますが、裁判所にもこれはかかわってくるわけでありますが、元裁判官がこの委員会に呼び出されるということになりますと、裁判官をおやめになった方であれば裁判所としてはどうにもならないという立場でお考えなのか、何らか考...全文を見る
○橋本敦君 裁判官ということになりますと、今度は検察官以上に裁判の独立という面でこれは本当にしっかりしていただかなくてはならぬというものでございますから、今お話しいただいた後段部分の考え方をきちっとお持ちいただいて、万々が一我が国司法の独立に対する暗い影を国民に与えることのないよ...全文を見る
○橋本敦君 委員長、その前に私ついうっかりして早坂さんを被告と申し上げましたが、その点は議事録を訂正していただきますようにお願いしておきます。  で、この五名の裁判官というのは東京地裁のいずれも刑事部の裁判官ですか。
○橋本敦君 一連の丸紅、児玉ルートを含むロッキード事件の裁判官に合議体の一員として、もしくはその他何らかの関与をされた関係がございますか。
○橋本敦君 そうすると、たくさんいらっしゃる裁判官の中でこの五人の方にというこのセレクションはいかがなことによるのかどうか、これはおわかり、あるいは推測がつくでしょうか。
○橋本敦君 秦野さんは「何が権力か。」という本をお書きになっていらっしゃいますが、私はこの本の序文を見まして、これは大変な本だという印象を実は持ったわけであります。その中で秦野さんがこうお書きになっているのですが、有吉佐和子さんとお会いになった、その有吉佐和子さんがこうおっしゃっ...全文を見る
○橋本敦君 送ってないと言ったって現に着いているわけですね。関係ないと言うけれども、これから田中派のキャンペーンとして関係なければたくさんの裁判官にもっと送ろうと、仮にこうなったらどうなりますか。私はやっぱり裁判所も包む世論操作の一環にされてしまう。だから裁判所としては、いやしく...全文を見る
○橋本敦君 このことが裁判に影響をもたらしたという質問を私はやっていませんよ。こういうことを被告人がやったと言いません。被告人の秘書がやるということは社会的に見ても相当でないというのはだれが見ても明らかじゃないのか、裁判所が五人だけだから、関係ないところだからと言って軽く済まして...全文を見る
○橋本敦君 私は納得できないですね。最高裁としては裁判官の皆さんに田中角榮氏の方が秘書を通じて自分に有利ないろいろな文書をどんどん送る、そういうようなキャンペーンを裁判所内部にまで、裁判官の自宅に送るということで手を伸ばしても特にとがめることも、非難することも、やめてほしいという...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、原案に反対、民社党提出の修正案に賛成の討論を行います。  我が党は、この議題となっております二法を含め、今回の給与関係法案に反対でありますが、その理由は人事院の給与改善勧告を一昨年は凍結、昨年は切り下げ、本年は値切りと、三年連続して公務員...全文を見る