橋本敦

はしもとあつし



当選回数回

橋本敦の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第132回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○橋本敦君 今回の大震災に対して教育の問題でも切実な課題が随分たくさんあるわけですが、時間がありませんので、当面、焦眉の問題に絞って端的にお伺いをしたいと思います。  まず第一は、子供たちや父母、教育関係者が切実に要望しております一日も早い授業再開ですが、そのために被災した学校...全文を見る
○橋本敦君 現行制度の中でというのは三分の二という基準での話でしょう。これの引き上げを思い切って検討すべきではないかという、こういう私の意見だし、要望が強いということです。この点思い切った対策を前向きに検討するということを、特別立法その他もいろいろ政府も検討しておるんですが、一つ...全文を見る
○橋本敦君 それじゃ話にならぬと思うんです。  大臣、そこを思い切って、一時的にしろ、一日も早い授業再開のために、それぞれの自治体は大変な苦労をしておるんですから、この場合はまさに今までの、従前の枠を超えるぐらいの思い切った手当てを、手厚い手当てをやるべきじゃないかということな...全文を見る
○橋本敦君 この問題では私の意見とどうしても平行線のままで決着がつきませんが、私はそういった姿勢を思い切って改めていただきたいということを重ねて要望して、時間がありませんから次の問題に参ります。  次の問題は、新聞にも出ておりましたが、今回の震災で「しぼむ「十五の春」」というこ...全文を見る
○橋本敦君 今、大臣がおっしゃった国の責任の一端を具体的に果たすために、私は少なくとも、私学が授業料等の減免をした場合に、その私学の減収分については全額国がこれは補助するというくらいの展望をきちっと与えてやっていただきたいということなんです。そのことを重ねて要望しておきますが、そ...全文を見る
○橋本敦君 最後に一問だけ。  最後に一問聞きますが、今度は下宿が全壊、半壊で学生たちが公園に、避難所にということで悲惨な状況ですね。それで、新しく学生が下宿を探すのは大変困難ですから、学生のための寄宿舎をどうつくってやるかということが一つ。  それから、学生が新たに敷金その...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
02月15日第132回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○橋本敦君 国の選挙の費用について地方自治体が財政的に持ち出しをしなくちゃならぬというのは、これはもうやっぱり基本的に解消しなければならないわけでありますから、今回の法案について賛成の立場で質問させていただきます。  私が大阪府の方に照会をして伺いますと、平成五年の衆議院選挙で...全文を見る
○橋本敦君 実態の把握とそれから展望が正確でないのは大変残念であり、かつ遺憾であると思うんですね。  一つの例として、今度の場合には、掲示板の場合が見込み区画数で行われることになったのは確かに改善ですね。しかし、これは候補者数の一・六倍というそういう限度になっているんではありま...全文を見る
○橋本敦君 その趣旨はわかりました。実態としては、各自治体はそんなに無用なものはつくらないように慎重に判断をしておやりになっているわけで、これなどもその限度を設けなくとも、区画数について全部実費弁償的にやってもそんな過大な負担にならないし、持ち出しを解消する道だと私は思っておりま...全文を見る
○橋本敦君 大臣、私は二点だけ取り上げたんですが、実態の把握について、私が指摘したように、完全に十分じゃない部分があるんですね。だから、今後とも実態の把握に努めて、地方自治体の持ち出しが基本的にはなくなるように一段と御努力を願いたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○橋本敦君 この機会に次の問題に移らせていただきますが、問題は、最高裁裁判官の国民審査に関連をしてであります。  この点で、視力障害者の皆さんについては、大臣も御承知のように、最高裁判所裁判官国民審査法の第十六条で、点字による審査の投票を行う場合においては、投票者は、投票用紙に...全文を見る
○橋本敦君 あなたはまさに事務的な、技術的な立場で答弁をされたわけですね。その問題は後でも触れますが、基本的な考え方として、私が指摘したように都道府県選挙管理委員会連合会がおっしゃっているそのことは、本当に主権者である国民の一人一人の有権者の大事な選挙における権利を平等に保障する...全文を見る
○橋本敦君 まさに大臣がおっしゃるとおりだと思いますね。ですから、この問題については、例えば一九八六年の三月に当時の小笠原選挙部長は「視覚障害者の方々に何とか改善の道が開けないかという観点に立ちまして十分検討を続けてまいりたい」、こう国会で答弁されているんですね。いいですか、これ...全文を見る
○橋本敦君 時間が来ましたから終わります。
02月24日第132回国会 参議院 本会議 第7号
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○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、政府の財政演説等に関し、総理に質問いたします。  阪神・淡路大震災は、戦後最悪の大惨事となりました。一カ月を過ぎた今も、二十万人を超える被災者は依然として暖房も温かい食事も入浴もままならず、プライバシーもない厳しい避難所生活を余儀なくされ...全文を見る
02月28日第132回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○橋本敦君 続いて、私からも質問をさせていただきます。  最初に、総理府に念のために伺っておきたいと思うんですが、国際的には、アースデー四月二十二日、あるいは国連の世界環境デー、こういった国際的な祝日というのもあるようですが、海の日というのは国際的にはそういったことになっている...全文を見る
○橋本敦君 以上のような状況のようですが、私ども日本共産党としても、委員長から御提案がありましたような趣旨で、四面を海に囲まれた我が国にとって、海を大事にし、海の環境を保全し、あるいは海洋資源の開発を適正に進める、そういったことも含めて、海を大切にする心を国民の間に育てるという意...全文を見る
○橋本敦君 御趣旨は拝聴いたしました。  私としては、なお皆さんのおっしゃる新しい憲法のもとでの平和な日本の国の平和な海を願う日として、一層国民の皆さんの関心が高まることもそういう意味では期待しながら、質問の時間が来ましたので終わります。  反対討論のようなことを申し上げまし...全文を見る
03月08日第132回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第3号
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○橋本敦君 被災地の甚大な災害の実情を考えますと、現地の自治体から要望があって選挙期日の延期ということは、これはまあやむを得ない処置であるというように私どもも考えておるわけですが、法律は法律として問題点はただしておかなくちゃならぬという問題がそれ自体としてはあるもんですから、ひと...全文を見る
○橋本敦君 九十五条との関係。
○橋本敦君 議論はいろいろあるんですが、時間がありませんので先へ進みます。  どちらにしても、有権者である市民の皆さんの選挙の権利ということを大事にしていかなくちゃならぬというのが基本ですね。そういう点で考えますと、被災地の皆さんは仮設住宅あるいは区域を越えて県外にも行っていら...全文を見る
○橋本敦君 大変困難な中で選挙の執行を適正にやるために、今回は初めての重大なケースなので自治省としても特段の指導と援助を強めていただきたいと思います。  統一地方選挙を目前にしてもう各地で選挙活動も始まっておりますが、この機会に私は選挙の公明、公正を確保するという観点からどうし...全文を見る
○橋本敦君 今、大臣がおっしゃった関係法令ということでは、選挙法それ自体の中で選挙の自由妨害罪もあり、あるいは特定の利害誘導の禁止があり、あるいはまた利害関係利用で威迫、これもいけないということになっていますから、そういう労使関係を一体として企業ぐるみでやるということは、そういっ...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
03月10日第132回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○橋本敦君 続いて、私から質問をさせていただきます。  まず最初に、今大きな政治問題になっております東京協和信用組合の乱脈経理、倒産、こういったことに関連をいたしまして、福原学園の問題をただしていきたいと思うんです。  この北九州の学校法人であります福原学園、これはもう皆さん...全文を見る
○橋本敦君 今お話がありましたその件が実際に行われたのは平成三年から平成五年のようなんですが、ここで伺っておきますが、平成三年から五年にかけてこの福原学園に対しては私立大学等経常費補助金はどれくらい交付されておりますでしょうか。三年、四年、五年で結構です。
○橋本敦君 したがって、この三十八億円に文部省の方で今おっしゃった交付した金が使われたという、これはそういう証拠もないし具体性もありませんからそうは言いませんが、要するに多額の経常費補助金が交付されている中での問題ですから、経理については責任ある健全な措置が当然要るわけですね。 ...全文を見る
○橋本敦君 今お聞きしたようなことで、私も弁護士ですからいろんな契約に立ち会ったりして承知しておりますが、これだけ巨額の資金を投下するのに、用地の買収と言いながらいつまでに買収をやり遂げるかというそこのところの一番肝心な契約の問題が明確にされていない。もしもそれが実際に実現されな...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。その平成六年の振り込みの預金口座の写しということですが、これは九州の銀行ですか、東京の銀行ですか。
○橋本敦君 返金振り込み先は、今私が指摘した三つのそれぞれの企業からそれぞれの金額であることは間違いないんですか。
○橋本敦君 三十八億というのは大きな金ですが、返還利息はついていますか、ついていませんか。わからなかったらわからないでいいです。
○橋本敦君 といったような極めて常識を超えるあいまいな処理をやっているわけですね。  この福原学園が問題の東京協和に六十三億円という巨額の預金をしていることも明らかになっておりまして、私どもの調べでは、昨年十一月末現在の大口預金者リストに福原学園の六十三億円がございます。これは...全文を見る
○橋本敦君 そこのところは文部省の解釈でしょうが、私は社会的に見て問題になっているこの信用組合のあり方について、今私が指摘したような問題も考えていかなくちゃならぬのじゃないかということを指摘しているんです。  高い利率を求めて預金したということはわかりましたが、わざわざ北九州か...全文を見る
○橋本敦君 今、営利を目的としないということから、この問題は私が指摘した協同組合法の観点と別のところで是認されるから問題にしないとおっしゃったが、本人は営利を目的として、いいですか、高い金利を求めてやっているんですよ。だから、営利法人のようなことをやっているじゃないかということを...全文を見る
○橋本敦君 佐藤さんは理事かどうか、昨年六月まで。
○橋本敦君 そこで、この佐藤氏は、御存じのように協和の高橋氏と親しくてゴルフをする間柄だと言われておるんですが、それを仲介したのが中西啓介さんだというように世間でも言われておる。そういう関係があるんですね。したがって、高橋氏、佐藤氏、中西氏の言われている深い関係を考えますと、この...全文を見る
○橋本敦君 この問題は、今大変大きな国会でも論議を呼んでいる問題ですから、文部省としては、今私が指摘したことも含めて、当然監督官庁として事実はきちんと聞かれておく方が、今問題がこれだけ大きくなっているときだけに必要だと思いますが、そういった問題も含めてきちんとこの件についての経緯...全文を見る
○橋本敦君 私は調査が十分でないよと。今私が指摘したようなことについては知らないし、聞いていないんだから。いいですか、協和から人が来て預金してくれと言ったというだけですからね、聞かれたのは。その経緯について、私が指摘したようなことも含めて、ないならない、あるならあると、文部省とし...全文を見る
○橋本敦君 いや、それはおかしいよ。  私はもうやめようと思ってなお聞いているんだが、今私が指摘したような経緯があるかないかについては、あなたの方は問題意識を持って聞いたんですか。聞いた結果ないということで、そうだと言うんですか。そうじゃないんでしょう。今私が指摘したような関係...全文を見る
○橋本敦君 この協和が、何にもないのに九州まで飛んで福原へ行って、全然見知らぬところで預金してくださいと言わないですよ。東京ではチラシを出したりいろいろやっていますよ。そこへ行くということについては、いいですか、協和の人が行くようになった経過として、今私が指摘したような人脈が背景...全文を見る
○橋本敦君 十分説明を聞き調査したことにならぬですよ。勧誘に来たと言うけれども、六十三億ですよ。この品物を買ってくれませんか、これ五千円です、一万円です、買いましょうという勧誘と違うんだよ。だから、六十三億預けるところは、あなたわざわざ来たけれども、東京の協和というのはどういうと...全文を見る
○橋本敦君 何か聞くことが文部省の負担になるのか、聞いて悪いという気があるのか、そういう腰の引けた態度というのが私は本当に納得できませんね。  大臣がおっしゃった議論のあるところだというその趣旨はその趣旨なりに私は踏まえたいとは思いますよ。思いますけれども、本当に考えてごらんな...全文を見る
03月15日第132回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○橋本敦君 日本共産党の橋本敦でございます。  今、問題の東京協和、安全という信用組合の乱脈な経営実態が明るみに大きく出てまいりまして、こういった乱脈な経営をやったところに国民の税金や公的資金を使ってどうして救済をする必要があるのか、こういった国民の批判は大きく高まっております...全文を見る
○橋本敦君 この示達書を見れば国民の前に乱脈経営実態は明らかになる。だから国会は議決して、これを国会に資料提出せよと要求している。ところが、これを出さない。大蔵省は、当事者の責任は、国政調査権の侵害、国民の知る権利を妨げるものとして重大な問題ですよ。  さらに進みますが、とりわ...全文を見る
○橋本敦君 お聞きのとおりです。自分の関連企業に注ぎ込んだ金が九割方全部、不良債権、回収不能。ひどいことおびただしいでしょう。  ところが、証人喚問でこの高橋氏及び鈴木氏は、こういった違法な運営については百も承知の上でやってきた。緊急避難だとか、やむを得なかったとか言って開き直...全文を見る
○橋本敦君 両理事長の責任が大きいということだけでは済まされない。私はこの問題について、歴代政府の金融行政上に重大な責任があると思います、  大体、この協和の高橋前理事長は、バブルの波に乗って、自分の企業であるイ・アイ・イ、それに日本長期信用銀行、以下長銀と言いますが、ここから...全文を見る
○橋本敦君 時間がもったいないからさっと答えてくださいよ。  その時点で、まさに長銀がどれだけ過大な融資をイ・アイ・イ・グループに対してやっているかという状況が私はわかり得たと思うんですが、あのバブル景気の中で適切な指導をしないでこれを放任してきたというのが当時の金融政策であっ...全文を見る
○橋本敦君 だから直ちに手を打たなきゃならぬでしょう。ところが藤井大蔵大臣はどうだったか。何もしなかったですよ。  藤井大蔵大臣のこの点の責任について私も重いと思っていたら、きのうの閣議後の閣僚懇談会で早速閣僚の中からやっぱりその点の指摘はあったという報道がありますが、野中自治...全文を見る
○橋本敦君 総理、総理の意見も聞きたいんですが、藤井大蔵大臣はその当時、平成五年、六年、自分が理事長をやっている西山荘カントリー倶楽部、ここへ担保預金なしで二十八億七千万円融資させているんです。融資を受けているんです。大蔵大臣が監督しなきゃならぬ事態が起こっているその問題で、自分...全文を見る
○橋本敦君 あなたは総理になって抽象的な答弁を大変たくさんするようになったと私は思いますね。責任をとりなさいよ、明確に、答弁に。  いいですか。村川政権になってから大蔵省の責任はさらに重大ですよ。これはもう数々指摘されている。長銀が手を引いた後、高橋氏らは高金利をえさにしてどん...全文を見る
○橋本敦君 そのとおりですね。だから、ますます信用組合の庶民的な地域性という基本性格はゆがめられてきてしまったわけですよ。  そこで、こういった問題について大蔵省がどういう処置をとったかというと、この検査の後、四カ月たった十二月六日に東京都が先ほど紹介した業務改善命令示達書を出...全文を見る
○橋本敦君 経過を聞いていない。処置することが遅過ぎる。責任があるじゃないか。責任がないというんですか、大蔵省は。はっきりしてくださいよ。ないというわけにはいかぬでしょう。
○橋本敦君 だめだよ、そんなことでは。まるで反省の姿勢がないじゃないですか。許せないという感じですな。  あなたは正森議員に衆議院の集中質疑で追及をされて、こんな事態を招いたことに対して行政の監督責任はあると、「東京都と大蔵省で監督責任を投げ合っているつもりはありません」とはっ...全文を見る
○橋本敦君 初めからそう言えばいいじゃないですか。  次に責任のある重要なのは日本長期信用銀行、長銀と略称しますが、長銀ですよ。高橋前理事長のイ・アイ・イ・グループに対して長銀はどうかかわったか。大きなときで六千億円の融資もやっている。そして副社長以下延べ三十人の社員も送り込ん...全文を見る
○橋本敦君 そこは重大ですよ。いいですか。高橋、鈴木両証人は、言っていること全部私は真実だとは言っていませんよ。しかし、国会に出て宣誓の上、うそを言ったら偽証の制裁がある、そういうもとで証言したんだよ。ところが、その話を国会の外で聞いて長銀が一方的に自己弁解している。それとの食い...全文を見る
○橋本敦君 再協議してください、(「だめだ」と呼ぶ者あり)再協議をやってください。  もういいです。次に行きます。
○橋本敦君 配付資料をごらんいただいたらわかりますが、この配付資料は、私が調査の過程でイ・アイ・イの密接な責任ある関係のある立場の人からもらったものであります。  これによりますと、長銀がいかに多くの役員を派遣しているか、そして田中重彦氏が副社長に就任をして、代表権を持つ代表取...全文を見る
○橋本敦君 その程度でしょう。だから、長銀の責任がどうかということについては大蔵省は真剣な検討が足りませんよ。だから、こういう長銀の責任をもっと明確にしないでこの問題について国民の税金や公的資金を使って救済をやるということは、これは見直さなきゃならぬということはこのことからも明ら...全文を見る
○橋本敦君 それじゃ送った方はどうかといいますと、送った方はこれは使途不明金で隠したということもはっきりしているんだが、法律上は寄附の制限がありますね。政治資金規正法の二十一条の三ですが、それによりますと、当時のイ・アイ・イの資本金からして最高限度額は政党候補者関係で七百五十万、...全文を見る
○橋本敦君 決まり切った当たり前のような答弁ですけれども、本当に倫理の確立をやらなきゃならぬが、その政治倫理にもとるようなそういう疑惑、そして山口議員の自分のファミリー企業への四十億に上る協和からの融資というこういう問題を絡めて、しかも長銀の重大な責任も絡めて、国民から見ると疑惑...全文を見る
03月16日第132回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○橋本敦君 日本共産党の橋本でございますが、端的な御答弁をお願いして質問に入りたいと思います。  まず第一点は、平成五年の七月に長銀が撤退をするという、そのときに事態を具体的には把握したというお話ですが、それ以前に長銀に対する考査も行っていらっしゃったので状況的にはおつかみのこ...全文を見る
○橋本敦君 それはおかしいです。  なぜなら、けさ、ここへお越しになった長銀の頭取は、これを撤退するに当たってしばしば日銀にも行った、大蔵にも行ってよく説明をした、都に対しては、資金ショートが起こると大変だからケアをお願いします、そこまで言ってきたというんですよ。あなたの認識は...全文を見る
○橋本敦君 指導として、これは重大な事態になるからどういうわけで撤退するのか、今後どうするのか、聞いてしかるべきですよ。  例えば、いいですか、私の聞いたところでは、そのときに長銀の方から今後協和の経営については責任を持って協力させていただきます、責任を持たせていただきます、こ...全文を見る
○橋本敦君 ですから、あなたのところへ行くまでに事務方の話は十分伝わっていないんだ。そういう意味で私は、その点で日銀そのものの中にこの問題に対処する上で甘さとそれから責任を持たねばならぬ部分があったと思いますよ。  さらにその次に言いますけれども、この問題について長銀が責任が重...全文を見る
○橋本敦君 具体的に言ってください。どういう計画を検討しましたか。
○橋本敦君 それは無責任ですよ。最終的にあなたはこの救済計画を承認なさった。そこへ行くまでに長銀の責任は重いということもあなたは百も御承知だ。だったら長銀に対して責任を持ってもらって、長銀の責任を主体とする救済計画はどういう点を検討したかしなかったか、聞いて当たり前じゃないですか...全文を見る
○橋本敦君 じゃ実質的に検討したこともないんですか。さっきは長銀に責任を持たせる計画も検討したと言った。これは重大な一つの案ではありませんか。この案についてどうなんですか、検討したかしなかったか。東京都から聞かぬでもいいです。日銀の責任でやったかどうか。
○橋本敦君 なぜ無理なんですか。長銀に合併させることがなぜ無理なんですか。長銀と相談もせず、具体的に検討もせず、どうしてそれが言えるんですか。無責任じゃないですか。
○橋本敦君 これだけ悪いようにした上で長銀は責任ないんですか。あるじゃありませんか。そういうことでは私は金融政策として十分責任を果たしたと思いませんよ。  このスキームをつくるのに大蔵と日銀がいろいろ協議したと言いますが、具体的な協議の窓口は、大蔵は西村銀行局長、日銀は増渕信用...全文を見る
○橋本敦君 具体的になぜ説明できないんですか。当然じゃないですか。信用機構局があり、片方に西村銀行局長、大蔵省銀行局があるんですよ。だれが考えたってそこが主体になって進めたということは想定されるじゃないですか。それをはっきり言えないというのは一体どういうことですか。  聞きます...全文を見る
○橋本敦君 つくったということですね。  そういういろんなことをやりながら、今、私が言った一番大事な、長銀に責任を負わせることもしないで、長銀の責任は重い、経営は乱脈だ、こう言っておきながら、いいですか、十分な責任を果たさせる手だてをとらずに公的資金で救済するということについて...全文を見る
03月17日第132回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○橋本敦君 きょうは、依然として大事な阪神・淡路大震災に関連をして教育の復興という緊急の課題について質問をさせていただきたいと思います。  大震災から二カ月がたったわけでございますが、被災地の学校では一応授業が大変な苦労の中で再開をされる方向に行っておりますが、本格的な再開ある...全文を見る
○橋本敦君 そういった積極的な協力もなさっていただいているということもよくわかりますが、私どもがかねてから議論しておりますように、三万戸プラス一万戸ではとても需要に及ばないのではないかといったことも含めて大変心配をしているわけでございまして、大臣も教育現場確保という立場から積極的...全文を見る
○橋本敦君 それでは次に、同じ問題の一つでありますが、具体的に実験、実習施設の設備が非常に多く壊れておりまして、工業高校や職業高校ではこの実習施設というのが言ってみれば教育のコア、核になる大事な問題ですね。これがないと教育が成り立たないと言ってもいいわけであります。  したがっ...全文を見る
○橋本敦君 実験設備等について、とりわけそれが重要な役割を果たす学校については、特にその点について現地の県、市の要望にも積極的にこたえる方向で指導も検討もお願いしたいということを重ねて強調しておきたいと思います。  被災した生徒の修学保障の問題に移りますけれども、この点について...全文を見る
○橋本敦君 できるということですね。
○橋本敦君 まだ細かく議論をすればあるんですが、大臣もお聞きのように、せっかく大臣も当局も尽力いただいても、厚生省がうんと言わないという問題があるということで、私は何とかもっと温かい施策を全面的に政府全体として進めてやっていただけないかということを痛感いたします。大臣の一層の尽力...全文を見る
○橋本敦君 ありがとうございました。  終わります。
03月22日第132回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○橋本敦君 二億組事件の背景、後景に押しやられている感がありますが、日立、東芝など電機九社の談合事件で、日本下水道事業団にかかわる問題も極めて重大なことであります。  この点について質問をするわけですが、まず最初に公取委員会に、談合で告発をなさった事実と、そしてどうしても告発す...全文を見る
○橋本敦君 その事実というのは、今お話しの下水道事業団が発注する予定の下水道関連電気設備工事に関連をして、これらの九社はドラフト会議という、こういうように称する会合を持って、そこで下水道事業団の発注予定の工事についてどの社がどう引き受けるか、こういった問題で、一定の割合で各社が受...全文を見る
○橋本敦君 悪質な入札談合を行っていたというこの事案について、検察庁は当然厳正な捜査をやるものと思いますが、現在、捜査の進展状況はどういう状況ですか。
○橋本敦君 今お話しの関係部署の捜索として、日本下水道事業団に対する強制捜査も行われましたか。
○橋本敦君 裁判所に請求した事業団に対する今お話しの捜索令状に関して、被疑事実はどういう内容でありますか。
○橋本敦君 発注者である事業団の中に、九社の悪質な談合にかかわる、そのことを立証する資料があるというように判断をされ、裁判所も捜索を許可された。まさにここに重大な問題があるわけであります。  一体、事業団のどこにどういう資料があると思料されたのか。これは捜査の密行性がありますか...全文を見る
○橋本敦君 質問には的確にお答えになっていないわけでありますが、事業団が発注者側の立場でこの談合にどのようにかかわりを持っていたのかが徹底的に究明される必要があるという問題を私は提起しているわけです。  この問題で公取の小粥委員長は、この九社の刑事告発に当たって、先ほどおっしゃ...全文を見る
○橋本敦君 総理、お聞きのとおりですよ。大問題でしょう。  ですから、本当なら九社と一緒に告発すべきなんだが、告発できなかったのは、こういった発注者側の悪質な行為があっても共犯としてこれを告発する規定が独禁法上にないからではありませんか。そういう意味では、こういう独禁法はこれか...全文を見る
○橋本敦君 法務大臣、今お聞きのように、事業団の側がかかわっていたという重大な事実があるということは明らかになりました。したがって、厳正にこれから捜査を進めるということでありますが、事業団の関与がどうかかわっていたか、それが刑事責任を負うものであるかを含めて徹底的な今後の捜査を要...全文を見る
○橋本敦君 先ほど刑事局長が明らかにした、事業団にまで異例の強制捜査をせざるを得なかったということの背景はここにあるんですよ。かかわりがあるんですよ。いいですか。だから、これは徹底的に解明しなきゃならぬ。  伝えられている事業団のかかわり、関与の事実がこのとおりだとすれば、極め...全文を見る
○橋本敦君 まさに前代来聞の、いわば事業団主催の官製談合とでも言うべき事態が疑惑としてあるわけですから、だから総理がおっしゃったように、検察庁の捜査とは別に政府としても徹底的に解明する必要がある、これはおっしゃったとおりです。  しかも、この問題、建設省の監督する認可法人の団体...全文を見る
03月29日第132回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○橋本敦君 日本共産党の橋本でございます。  証人は、先ほど長銀の「顧問団の役割と当行バックアップ」というこの文書について、その存在はお認めになりました。それは正式の文書でないと、こうおっしゃったんですが、正式の文書でないというのは当たり前で、まさに長銀の顧問団がその基本性格と...全文を見る
○橋本敦君 そして、この顧問団を中心にして表向きは二人三脚だが実質的な支配をしていくという、こういう構成になっている。  そこで、もう一つ大事なことは、長銀は顧問団を通じてイ・アイ・イ・グループを実効的に支配する体制を組むと同時に、それの関連で協和、安全についてどういうように対...全文を見る
○橋本敦君 だから、どう言おうとも否定し切れないんですよ。そして、実際にこのとおり行われた数々の資料がある。  例えば、私の手元に稟議書が提供されておりますけれども、この稟議書によりますと、今お話しになった日暮さん、それから担当の顧問の杉田さん、財政担当の。この方の起案で日暮さ...全文を見る
○橋本敦君 いいです、どっちにしても。そういう個別の決裁もやっているじゃないかということです。  日銀の方ではこの問題について、協和、安全、それからイ・アイ・イ、想定問答集をおつくりになっているんです。私が三重野前総裁に聞きますと、想定問答集をつくったことをお認めになりました。...全文を見る
○橋本敦君 それなりどころか大きな責任があるはずですよ。だから、基本的にはペイオフを発動するとか公的資金による救済スキーム、これやるとかいう以前に、あなた自身の責任で、先ほども議論出ていますが、まさにこの事態を解決するために両信組を吸収合併する、これぐらいのことはやってしかるべき...全文を見る
○橋本敦君 吸収合併をどう考えたかだけ答えてください。
○橋本敦君 考えない。
○橋本敦君 終わります。
04月03日第132回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○橋本敦君 言うまでもありませんが、猛毒サリンによる何の関係もない市民に対する無差別の大量殺りく、そしてまた警察庁長官狙撃事件、こういった暴力とテロはまさに民主主義の敵であり、それがだれによるものか、どのような団体によるものかを問わず、断じて許すことができないのは当然であります。...全文を見る
○橋本敦君 当時、麻原教祖は、事件には関係ないと、こう言っていましたが、翌年、重要なサジェスチョンとなる発言をしております。  九〇年八月、波野村で行った講演でありますが、ここでハルマゲドン、つまり彼らの言う世界最終戦争の予言として、悪業は神によって清算される、そしてオウムを迫...全文を見る
○橋本敦君 それは答弁に責任を持たないことですよ、この重大な事件について。  こういったことがあるので世論も、この坂本弁護士一家拉致事件はこれは明白に組織的な犯罪であり、オウムとの関連を含めて厳重な捜査をすべきだということを常に言ってきましたし、私も法務委員会でこのことを要求し...全文を見る
○橋本敦君 そういった派遣を経て、サリンの推定という重大な問題が発表されたのが七月三日であります。一週間もかかったというところに私はこの問題についての捜査上の迅速性について問題があると一つは思います。  同時に、この点で当初警察は、農薬の合成による猛毒の発生という、こういう考え...全文を見る
○橋本敦君 私は、そういう認識では足りなかったと思うんです。サリンという問題については、これは御存じのように、ナチスが開発した猛毒でありますが、余りにも危険なのでヒットラーさえその使用をちゅうちょした。だから、一たんこのサリンを使うならば無差別大量の市民にはかり知れない殺害、死傷...全文を見る
○橋本敦君 当時、長野地方裁判所松本支部では、株式会社オウムが松本市内で購入した土地をめぐって、住民から契約は無効、土地を返せという訴訟が起こされていた。私の調査では、その訴訟は七月十九日に判決がなされる予定であった。そして、その松本サリン事件でサリンが発生したと見られる現場のす...全文を見る
○橋本敦君 当然知っていたとすれば、その後の捜査のおくれについては責任を持ってもらいたい。  この事件では重大な見込み違いをやっているんですよ。第一次発見通報者の河野さんをまさに犯罪人扱いして重大な名誉毀損をやっている。この人の名誉は日弁連人権擁護委員会に提訴がありますが、当然...全文を見る
○橋本敦君 それが実際にやられたのがこの異臭事件が発生して数カ月後、九月になって土砂を採取し、十一月の終わりになって結果が出る。一月一日、元旦の新聞で大きく報道されて大きなパニックになったんですよ。余りにも遅いじゃありませんか。  そして、しかもそれだけじゃないです。そうした捜...全文を見る
○橋本敦君 時間が来ましたので終わりますが、私は、捜査の点について厳しく反省をして今後役立ててもらいたいということを重ねて要求しておきます。
05月11日第132回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○橋本敦君 私も、まず震災問題についてお伺いすることから質問を始めたいと思います。  文部省は、被災した児童生徒のために就学援助の認定の弾力的取り扱いなどを含めて、授業料の減免及び教育委員会等にその点の配慮を含めて要請をしていただくとか、日本育英会の奨学金の貸与についても配慮を...全文を見る
○橋本敦君 ありがとうございました。  いろんな点で御尽力、御配慮いただいていることはよくわかりましたが、この問題は九四年度だけで済まないという問題ですね。先ほどもお話があったように、授業は大変な努力でほぼ平常どおり進んでおりますが、被災した皆さんの住居だとか職業あるいは事業の...全文を見る
○橋本敦君 次の問題としては、文部省も御尽力をいただいておる問題なんですが、被災した私立学校の復旧の問題であります。  この点については、私立学校の施設復旧費について国庫補助率を現行の二分の一から公立並みの三分の二に引き上げてほしいという私学関係者の要望が大変強いわけですね。こ...全文を見る
○橋本敦君 大変御尽力いただきましてありがとうございました。実質的にはそういった方向で御尽力いただいたということで、この点については了解をして次に進みたいと思います。  次は、問題になっておりますオウム真理教問題に関連をして質問をいたします。  まず最初に警察庁にお伺いをした...全文を見る
○橋本敦君 そのほかに毒物取り扱いの関係でも捜査があるんじゃないでしょうか。
○橋本敦君 かなりの関係者が逮捕されておるようですが、現時点で逮捕者総数は何名に及んでおりますか。
○橋本敦君 その逮捕者の罪名は、いただいた資料によりますとたくさんありますが、逮捕監禁罪、営利略取、それから恐喝、銃砲刀剣所持違反、それから毒物劇物取締法違反、火炎瓶使用処罰に関する法律違反、公務執行妨害、こういったことが多いようですが、間違いありませんか。
○橋本敦君 問題のサリンについて、サリンの製造が行われていたという状況、そして地下鉄事件で発散させられたサリンと内容が同一であるということが大体認定し得る状況にまで捜査が及んでいて、殺人予備罪から殺人罪への容疑切りかえでの捜査が進むのではないかということが言われておりますが、捜査...全文を見る
○橋本敦君 次に、検察庁にお伺いをいたしますが、そういった状況の中で、既に起訴された関係者は現在で何名に及んでおりますか。
○橋本敦君 起訴されたその二十三名は、主な罪名としては、いただいた資料によりますと、監禁罪、公務執行妨害罪、建造物侵入、傷害、営利略取、それから犯人隠匿といったような状況ですが、間違いございませんね。
○橋本敦君 既に起訴された中で幹部と見られる者が多数ありますが、その中で防衛庁長官といわれる岐部氏、それから商務省大臣といわれる越川氏、それから治療省大臣といわれる林氏、自治省大臣といわれる新実氏、これが含まれておることも事実ですね。
○橋本敦君 以上、現在の捜査の実態から明らかになりましたように、裁判所の許可令状によって押収捜索が進んでいるそういう中で、百名以上の者が逮捕され、二十三名、幹部を含めて起訴される。まことに宗教団体としてはあるべからざる異常な事態が既にここまで到達をしておるわけですね。既にこういっ...全文を見る
○橋本敦君 おっしゃるとおり、後者について、これは法律手続ですから法に照らしてやらなくちゃなりませんので、慎重な手続が要るでしょう。私が言いますのは、そういう手続を具体的に進める準備を早急に始める、そういう状況にもう達したであろうと、だからその準備を早急に政府として進めてもらいた...全文を見る
○橋本敦君 今、大臣も私と考えを同じゅうする方向で御答弁いただきましたので、ぜひそういう方向で政府部内でも御検討をさらにお進めいただきたいと思います。  結論的に言えば、私は、現時点でもう既に八十一条に言う解散の要件としての法令に違反して著しく公共の福祉を害することが明らかに認...全文を見る
05月24日第132回国会 参議院 本会議 第25号
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○橋本敦君 私は日本共産党を代表して、オウム真理教関連事件について質問いたします。  初めに、サリンで不幸にして亡くなられた多数の方々に心から哀悼を表し、さらに、今なお重大な負傷で呻吟されておられる多数の負傷者の皆さんに対して心からお見舞いを申し上げるものであります。  さて...全文を見る
10月04日第134回国会 参議院 本会議 第3号
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○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、村山総理の所信表明に対し質問いたします。  質問に先立って、日本共産党は、またもフランスが世界に広がる核実験禁止、核兵器廃絶の願いを踏みにじり核実験を強行した暴挙に対し、断固たる抗議を表明するものであります。  さて、さきの参議院選挙の...全文を見る
10月19日第134回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○橋本敦君 まず、オウム真理教問題から質問に入りますが、二十六日にいよいよ教祖麻原彰晃に関して公判が開かれることになっております。  検察庁に伺いたいんですが、この二十六日の公判は、公訴事実、罪名、どういう点で審理が行われることになっておりますか。
○橋本敦君 法務大臣にまず御見解をお伺いしたいんですが、このオウム真理教の問題については、やはり国民は厳正な法令の適用、そして刑罰法規の厳正な適用ということを中心にして、一刻も早く真相の解明を国民は要求しています。  刑事裁判となりますと、被告人の権利はもちろん人権を尊重しなが...全文を見る
○橋本敦君 問題は、審理促進に対応できる体制づくりということを私は質問の主題としてお聞きしたわけで、今御説明がありましたから、法務省としては人員増も含めたそういう対応でいきたいということはわかりました。  裁判所の方はいかがでしょうか。個々の裁判官の訴訟指揮にわたる事項について...全文を見る
○橋本敦君 その司法行政上の措置の一つとして検察庁は、人員増を来年度要求ということで、そこまでも組み込んで検討されておりますが、裁判官の増員という問題は直接かかわって御検討になっていませんか。
○橋本敦君 もう一つ、迅速な審理のためには弁護人の問題があると思うんです。私選弁護人がある場合はそれでよろしいですが、そうでない場合は、憲法上当然の要請として国選弁護人をつけなくちゃならぬ。この国選弁護人については、日弁連あるいは当該単位弁護士会に対して裁判所から特別に要請をして...全文を見る
○橋本敦君 いよいよ殺人事件という、まさに凶悪犯罪の核心に迫る裁判が行われるということで、審理の促進について、この点について要請すると同時に質問をしたわけです。再発防止という観点からいいましても、刑罰法令の適正な適用を早くやるということは本当にこの事件で大事であります。  同時...全文を見る
○橋本敦君 関係者も裁判所に対しても大変熱心に要請をしておりまして、きのうオウム対策弁護団が中心になりまして集めた署名二十二万五千、これを裁判官に提出をして早期の御判断を要請しているという、こういう状況になっているわけです。  きょうは時間がありませんから、この解散に伴う手続に...全文を見る
○橋本敦君 どこを調査すると発表してやるわけじゃないですから、ひそかにやるんですから、そういう意味では全く秘密政治警察的存在だというふうに私たちは言っている。それで我が党に対する調査だけじゃなくして、裁判官に対する情報収集までやったという事実があるんですよね。これは、裁判官が学者...全文を見る
○橋本敦君 法務大臣、お聞きのとおりなんですよ。裁判官に対してまでそういうことをやるというのだから、本当にこんな憲法と両立する法律じゃないんですよ、破防法なんて。だから、まさに法の要件と言うけれども、憲法との関係において、おっしゃった基本的人権との関係において、こんな法律を適用し...全文を見る
○橋本敦君 最後に一点だけです。  検察庁に伺いますが、ちょっとこれは私は、週刊誌に出たからそのとおりということで、検察庁に究明するという質問じゃないんです。  私、週刊誌を読んでいますと、大蔵省の中島元主計局次長に関する接待問題で、その中島さんの最大のスポンサー、「ナニワの...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
11月09日第134回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○橋本敦君 警察庁にお越しいただいておりますので、まずオウム問題から質問させていただきたいと思います。  最近の公判を通じても、またこれまでの捜査を通じても、オウム教団のまさに危険な犯罪的集団であるという実態が次々に明るみに出てまいりました。国民からは厳しい法令の適用と再発防止...全文を見る
○橋本敦君 今お話がありました容疑者の検挙という点について言えば、主要な幹部を含めて、もちろん麻原は先頭ですが、基本的には幹部のほとんどが逮捕されあるいは起訴されているという現状にほぼ来ていると思うんですが、残されている者として一般手配あるいは特別手配で何人ぐらいがまだ逃亡してい...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、一般手配では未逮捕は二名ということですね。
○橋本敦君 だからしたがって、特別手配五名はまだですが、主要な容疑者は基本的にはほとんど逮捕するというところまで来ておると、こう思うわけです。  中でも最大の組織的凶悪犯罪であるサリンの問題ですが、サリンを製造した第七サティアンあるいは実験棟、こういったものはもちろん現在彼らが...全文を見る
○橋本敦君 伝えられたイペリットとか青酸ナトリウムという、こういう関係はどうですか。
○橋本敦君 こういったものをつくるにはそれなりの施設、実験棟あるいは機械、それから原料、材料、そしてまた人員ということで特殊な技能を持った者もいるわけですが、そういったものはほとんど現在追及をされ、あるいは差し押さえをされ、警察の方で押収もしていますから、今おっしゃったように、基...全文を見る
○橋本敦君 今、上九一色村に何人ぐらいの信者がおりますか。
○橋本敦君 全国的に信者がどれくらいおるか、これはなかなかわかりがたいところだと思うんですが、その百二、三十名おるという信者は、今現実に、見たところ、何をやっていますか。
○橋本敦君 彼ら自体の行動そのもので、今私が指摘したような事業を使いあるいは組織的に拉致その他犯罪行為に出るという状況は、今感知はされておりませんね。
○橋本敦君 オウムの犯罪行為を絶対に再発させてはならぬというのはそのとおりですが、私は、今お話があったような状況で、かなり彼らを追い詰めてきていると思うんです。これから公判も進められる。そして宗教法人法による裁判所の解散命令が確定をすれば、清算人が財産の清算手続に入ります。そうす...全文を見る
○橋本敦君 いや、私の質問はそれを聞いてない。
○橋本敦君 大臣、私の質問をよく聞いていただきたいんですが、オウムは社会的にも遣い詰められ、警察の努力、裁判所の努力、検察官の努力によって犯罪実態が明らかになり、厳しい法の適用も進んで追い詰められつつあるというんです。それで、宗教法人法に基づく解散命令が出ましたから、これを早く、...全文を見る
○橋本敦君 いや、どうも話が合わぬな。そのためにも今の解散手続を速やかにどんどん進行させることはプラスになり、そのことをさらに検察官は進めるために努力してもらうべきだと思いますが、それは努力してくれるんでしょう。そういうことですよ。
○橋本敦君 やっとかみ合いました。  それで、きょうも野村委員から破防法の適用をすべきだという御意見がありましたが、私は前回にも言ったように、破防法などという基本的人権に重大なかかわりのある、憲法違反の疑いの、可能性の強い破防法を今さら持ち出すのは反対という立場でお話しをさせて...全文を見る
○橋本敦君 だからしたがって、専権事項などということは事実上も行政組織法上も法的にも成立しない、成り立たない議論だと私は思うんです。  そこで、この問題について総理大臣は、破防法の適用云々の問題についてはみずからも判断権を持っていらっしゃる立場での答弁ですが、宗教法人法による解...全文を見る
○橋本敦君 したがって、今おっしゃったその時点におけるというのは、現在私が指摘したことも含めてよく検討していただく必要がある。つまり、警察庁の話を聞いても、かなり徹底的な捜査によって、オウムの再犯、暴力行為の再発という点については、もうサリンはほとんど使うようなことはあり得ないと...全文を見る
○橋本敦君 そこで、この法律が出されたときに我が党は厳しく反対したんですが、圧倒的多数の中小企業が日本にある。この中小企業が一千万あるいは有限会社三百万、簡単なようだけれども、本当に中小企業は余裕なく資金繰りに苦労しながらやっていますから、そう簡単ではありませんよ。もしこれが達成...全文を見る
○橋本敦君 納得できません。またやりますから。  きょうは終わります。
11月28日第134回国会 参議院 宗教法人等に関する特別委員会 第4号
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○橋本敦君 オウム真理教問題を契機にいたしまして、今、国民の前に宗教と政治の関係がどうあるべきかが厳しく問われております。我が党は、これまでも犯罪集団と化したオウム真理教と断固として戦い、また巨大宗教法人による政教分離という民主的原則をじゅうりんすることも厳しく批判をしてまいりま...全文を見る
○橋本敦君 それでは、捜査の現状に関して警察庁に具体的に伺いますが、去る十一月九日の参議院法務委員会で、私の質問に答えて警察庁は、現在、特別手配者十七名中十二名、一般手配者八十七名中八十五名を既に検挙した。サリンを含めて有毒物質は相当数押収をして、サリンそのものが現在残存している...全文を見る
○橋本敦君 その他の状況は私が指摘したとおり間違いないですね。簡単で結構です。
○橋本敦君 先へ進みますが、この犯罪集団と化したオウム真理教を速やかに解散させる、これはまさに国民世論であります。そのためには、何よりも今急がれるのは、十月三十日に東京地裁が下した解散命令を速やかに確定させて宗教法人法による解散手続を厳格に進める、それであります。  そこで、文...全文を見る
○橋本敦君 そこで、総理、今警察からもお話がありましたが、施設に残っている信者、清算人はこれを退去させるでしょう。そしてまた、在家信者もいるでしょう。こういう人たちに対して社会復帰を適切に支持をする、支援をする、こういうことでまともに社会に入っていけるようにするということは、再犯...全文を見る
○橋本敦君 これらの手続を厳正適正に進め、信者のマインドコントロールが解けて社会復帰が現実に進む、そうなればオウムの活動とその物質的・財産的基盤を根本的になくすことができるわけです。つまり、すべて何も残らない、そういった状況にさえなるわけです。このようにオウム真理教が、この状況を...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。
○橋本敦君 自治大臣が言われたように、捜査を十合目まで早く達成させる、そして宗教法人法の手続でこれを厳格に進めていく、そういう総体の上に立っていけば破防法適用の要件はいよいよなくなりますよ、こう言っているんです。おわかりでしょう。  次の問題に質問を移していきます。  衆議院...全文を見る
○橋本敦君 だから、そのとおりだと簡単に言ってくれれば結構です。  そこで、法制局長官に伺いたいんですが、この「専ら」の意味について、内閣法制局は一九六五年三月二十九日に「宗教法人に対する固定資産税の課税について」という見解を出していますね。その中で、境内建物を「本来の目的のた...全文を見る
○橋本敦君 簡単に説明してください。
○橋本敦君 それを読んで聞いているんだから間違うはずがないんだよ。  そこで、各地にある創価学会の会館などの固定資産税非課税対象施設はどう利用されているか、この利用実態が問題であります。これらの施設は、全国で選挙のたびごとに恒常的に学会を挙げて特定政党支持の選挙活動の拠点、選挙...全文を見る
○橋本敦君 自治大臣、自治大臣もある程度のことは御存じでしょう、ある程度と言われれば。  そこで、自治大臣、そういう使用は、これは法で言う「専らその本来の用に供する」という「専ら」とは言えないということはもうはっきりしているんじゃありませんか、どうですか。
○橋本敦君 自治大臣、質問にお答えにならないんだ、これ。  私が指摘したような事実は、「専ら」、法律に「専ら」と書いてある、法制局長官は、専らというのは本来の目的の用に限って使うことだと今答弁されている、だから専らと言えないというのは明白じゃありませんか。  大阪市において、...全文を見る
○橋本敦君 私の質問は、全国的に見当がつきますかという質問です。つかないでしょう、大臣。
○橋本敦君 そこで、総理大臣に伺いますけれども、こういったはかり知れない巨額の非課税の恩恵を一方は受けている。ところが、我が党はもちろん固定資産税を払っていますね。ほかの政党もそうでしょう。建物を借りれば賃料も要るでしょう。そういった自主的な活動で選挙をやるわけですが、こういうこ...全文を見る
○橋本敦君 まさに公平な選挙の観点という点から見れば大問題じゃありませんか。  そしてさらに、今私は固定資産税の問題を指摘したんですが、欧米では、我が党の正森議員が指摘したように、宗教団体が政党支持活動をすれば免税措置が問題になる。我が国はどうか。これは、私が指摘したように、我...全文を見る
○橋本敦君 そこで、文部大臣、自治大臣に重ねてお伺いしたいんですが、こういった創価学会の公明党、新進党支持のための学会施設の使用という問題は、先ほどから議論しておりますように、宗教の教義を広め、儀式を行う、あるいは信者を教化するという本来の目的と明らかに違うことに使っているんです...全文を見る
○橋本敦君 厳正に指導して、今私が言ったように、その結果が明らかになれば各自治体は適切な処置をすべきですよ。  次の問題に進んでいきます。  自治省に伺いますけれども、公職選挙法第二百二十一条一項二号の利益誘導罪、これは当選を得しめる目的で「特殊の」「利害関係を利用して誘導を...全文を見る
○橋本敦君 ややこしいことを言いましたけれども、含まれないと一概に言えないという答弁だから、含まれることが十分あるということだ。そういうことでしょう。それはもうはっきりしていますね。  そこで、そうすると、一般論として聞きますが、保険契約という特別の利害関係を利用して、特定の候...全文を見る
○橋本敦君 一概に当たらないと言えないでしょう。法律の解釈だ。刑事局長、私が指摘したことは要件として利益誘導罪に当たらないと言い切れないんじゃないですか。あなたの答弁ははっきりしていない。はっきり答えろよ。
○橋本敦君 当たる場合があるでいいんだよ。当然だよ。  そこで、私は具体的に聞きますが、配付しておる資料の問題であります。これは我が方が調査によって安田火災から入手したものであり、会社もこの存在を認めておりますし、労働組合が抗議したことに対して会社もこれを認めております。これに...全文を見る
○橋本敦君 自治大臣、法律的にどうかというのは、これはあなたに聞いているんじゃないんですよ。まさに公選法に違反するという疑いが濃厚な事実関係を私は指摘したんです。だから、まさに厳格に公選法のもとでなきゃ宗教団体は政治活動をしちゃいけませんよとあなたがおっしゃった、そのあなたの立場...全文を見る
○橋本敦君 この問題は大問題なんですよ。この文書で明らかなように、安田火災にこれが要請されただけじゃないんですよ。いいですか、自治大臣、この文書に書いているように、東京海上、住友、富士、その他にも要請があったということを言っているんですよ、シェアにかかわらずね。だから、そういう意...全文を見る
○橋本敦君 総理、問題の本質をもう少ししっかり踏まえた答弁をしてほしい。お笑いですけれども、いいですか。  公益法人たる宗教法人は社会的に重い責任を持っているんですよ。だから、本来の目的の、そのためにまさに公益目的として非課税措置がとられているんですよ。その非課税措置で蓄積され...全文を見る
○橋本敦君 そこが答弁の限界かもしれませんね、あなたの。私はそういうことではだめだと思いますよ。(「えらいわかりがいいな」と呼ぶ者あり)わかりがよすぎていけませんね。(「与党なんだよ」と呼ぶ者あり)そうじゃないよ。もっと厳しい答弁を総理に私は期待しているんだよ。  時間がありま...全文を見る
○橋本敦君 しかし、それが守られたのだろうか。私が指摘した数々の今までの事実からも明らかなように、守られるどころかむしろ強化されてきたことは明らかだと思うんです。  現に……(「何を証拠に言っているんだ、そんなことを」と呼ぶ者あり)証拠を言いましょうか。黙って聞きなさいよ。矢野...全文を見る
○橋本敦君 まさにおっしゃるとおり、国民だれが見てもそうなんです。こういう政教分離宣言をみずから公然と破る政教一致の最高の責任者がまさに池田名誉会長であります。  だから、その象徴的事実として、選挙のさなかに、選挙のたびに池田名誉会長は和歌を贈って激励しているんです。それは和歌...全文を見る
○橋本敦君 公約違反は明らかなんですよ。いいですか。  それだけじゃないんです。宗教団体による政党の支配という重大な問題の一つは、池田名誉会長が公明党に対しても強大な人事権を行使していることですよ。  元公明党衆議院議員の大橋敏雄氏が政府に対して質問主意書を出しておられますが...全文を見る
○橋本敦君 それはわかっている。
○橋本敦君 一概に言えないということで済まされるようなことではもう今やないです。宗教と政治との関係、とりわけ憲法上の大事な民主的原則である政教分離を徹底し、守るためにはどういうことが大事か、どういう考え方が大事か、はっきり政府としても対応して見解を出さざるを得ない状況になっている...全文を見る
○橋本敦君 池田氏の参考人招致については、それは国会の決めることだと総理はおっしゃいました。そのとおりです。私もそれはよくわかっております。わかっていてお聞きしたんですけれども、この問題は非常に重要だから総理の認識もお聞きしたいんです。  最高裁判所が、池田名誉会長がどういう社...全文を見る
○橋本敦君 はい、要請しました。
12月04日第134回国会 参議院 宗教法人等に関する特別委員会 第8号
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○橋本敦君 日本共産党の橋本敦でございます。  参考人の皆さんにはきょうは大変ありがとうございます。残念ながら大変時間が限られておりますので、私は秋谷参考人にお伺いをさせていただきたいと思います。  秋谷参考人は先ほど、創価学会の特定政党支持の選挙活動は正当であるというお話が...全文を見る
○橋本敦君 それは、厳格にこれから事実を調べなければならない重大な問題ですね。  はっきりと創価学会からの要請があり、各社にも要請があったと、責任ある文書で書いてある。たまたまの話で社内が統一的にこんな文書を書くはずはない。組織的にやられたことは明白ですよ。こういったことは以前...全文を見る
○橋本敦君 事実上あなたの御意見は半分認められたような話に聞こえます。  今、ここの手元に予算委員会の昭和四十五里二月九日の議事録がございます。この予算委員会でも、我が党の大先輩でありますが、谷口議員が、その当時、四十四年都議選に関連をして、創価学会から公明党の都議選依頼という...全文を見る
○橋本敦君 明らかに公選法違反の利益誘導罪が、特定の創価学会の巨大な財産の保険契約との関係、その特別の利害関係を通じての誘導行為に当たるということで、これは公選法違反の利益誘導罪に当たるということは、私は間違いない事案だと確信して話をしているんですよ。  それでもう一つ、秋谷さ...全文を見る
○橋本敦君 あなたがそのような反省の態度であれば、私はさらに続けて徹底的に究明するためにこれはやりますよ。今お話しの非課税の境内建物とこの問題について、それが非課税であるという問題について、一体どういうことか次に聞きましょう。  あなたは、創価学会の選挙支持活動は、これは宗教団...全文を見る
12月07日第134回国会 参議院 宗教法人等に関する特別委員会 第9号
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○橋本敦君 私は、さきに当委員会で、本年の夏の参議院選挙のときに行われました安田火災など保険会社に対する公選法二百二十一条違反の利益誘導問題を取り上げました。先日の参考人の秋谷創価学会会長の陳述によりまして、この事実の解明がいよいよ必要であることを私は痛感いたしました。  秋谷...全文を見る
○橋本敦君 警察当局は、国会での論議も十分御存じであろうと思いますから、今、大臣がおっしゃった立場でしかるべき厳正な対処を強く求めたいと思います。  次の問題に移りますが、地方税法三百四十八条で、宗教法人の施設が非課税とされるのは、それが専ら宗教法人法第三条に定める宗教法人本来...全文を見る
○橋本敦君 そのとおりだという見解は変わらないわけですね。  秋谷参考人は、こうしたことが問題になって、陳述の中で創価学会のそうした非課税施設が特定政党支持の選挙活動のためにも使われていることをお認めになりましたが、しかし、その使用は限られた期間での部分的活動、こういうことで非...全文を見る
○橋本敦君 今こうした問題が宗教と政治との関係ということで大きな問題になっているときでありますから、この際、自治省は改めてこの法の趣旨を明確にし、そして各自治体に使用の実態の調査も厳正に行い、法の適用については厳正を期するようにきちっとした通達をお出しになって、重ねて指導を強めら...全文を見る
○橋本敦君 最後に総理にお尋ねしますが、非課税でないものを非課税にするという扱いをすれば一体どういうことになるか。これは法を曲げるだけではありません。その非課税の施設を使って特定候補のための選挙活動をしている、そういう特別の免税的利益が得られるわけでしょう。そうなりますと、これは...全文を見る
○橋本敦君 終わります。(拍手)
12月13日第134回国会 参議院 選挙制度に関する特別委員会 第2号
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○橋本敦君 続きまして、私から質問をさせていただきます。  私ども日本共産党としては、この政党助成法は、国民から税という名で強制的に支持しない政党にも事実上献金がなされるということで、憲法十九条に違反するという基本的な性格を持っている、そういうことを強く主張してまいりました。 ...全文を見る
○橋本敦君 各政党の支持に応じてというお言葉がありましたが、国民の税による支持しない政党への助成の配分という事実上の献金をどうとらえるかという問題で、やっぱり依然として重要な問題として残るんですね。  民主主義のコストというお言葉がありましたが、民主主義のコストという点で言えば...全文を見る
○橋本敦君 おっしゃるとおり、今年助成対象の九党の合計の話です。  ですから、それがありますと、仮に国民一人当たり二百五十円じゃなくて、三百円、四百円と、こういうことで総額がふえても、前年実績の三分の二という枠がございますからそれなりに限度があるわけですね。今度はその三分の二が...全文を見る
○橋本敦君 私の質問の趣旨は、そういうことを聞いているんじゃないんですよ。  あなたがおっしゃるように、一人二百五十円と書いてありますよ。それで総額三百九億ということになっておる。この三百九億という総額が将来ふやされないという法的保障はありますかと聞いているんです。それはないで...全文を見る
○橋本敦君 そのことを聞いているんです。可能性はあるんです。その証拠に、附則六条は助成額の総額についても五年後に見直しをするというんです。この見直しは、低く見直す場合もあるとおっしゃるかもしれぬが、高く見直す場合も含んでいるわけですね。それが見直しですよ。  だから当たり前の話...全文を見る
○橋本敦君 ハードルがなくなったらハードルの議論はなくなるんです。法的保障はなくなるんですよ。  あなたが幾らおっしゃったって、見直していけばまさに総額がふえていくという、そのことに応じて、算定額に応じて各政党は受け取っていくんですから。三分の二のそういう実質的な制約条項がなく...全文を見る
○橋本敦君 気構えはわかりましたが、気構えどおりにいくかいかないか先の問題なんですね。私は、法的なギャランティーの問題、法律としての解釈とその保障の問題の重要性を指摘したんです。  今おっしゃったように、一人当たり二百五十円、これをふやすことに国民が賛成しなきゃ七条の改正案は通...全文を見る
○橋本敦君 私は、企業献金もらったことも、六億円も六万円ももらったことはないものですからわかりませんけれども、原理原則の問題として私はやっぱり議論をしていきたいと思うんですね。  自助努力で個人献金がふえれば企業献金をなくしていく条件が広まるとおっしゃいました。ただ、三分の二条...全文を見る
○橋本敦君 終わります。     ―――――――――――――
○橋本敦君 私は、日本共産党を代表いたしまして、政党助成法及び公選法の改正案に対し反対の討論を行います。  討論に先立って、私は、政党が国民の税金をみずからの懐に満額受け取る、そういうためのお手盛りの法案ではないかという国民の厳しい批判があるもとで、この重要な法案が十分な時間を...全文を見る