橋本敦

はしもとあつし



当選回数回

橋本敦の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第142回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○橋本敦君 まず佐伯参考人に伺います。  今日、いわゆるMOF担ということを通じて起こっている銀行とそれから大蔵行政の癒着という問題は、まことにゆゆしい今日の重大な政治問題であり社会問題であるということはもう言うまでもありません。特に、三十兆円の金融支援という問題が今国民から大...全文を見る
○橋本敦君 答えのしようがないと言いますが、あなたが辞任をされたということは、全銀協の会長として、こういった今日起こっている問題について責任をとる、そういう気持ちがあったんじゃないんですか。
○橋本敦君 まさにあなたがおっしゃるように、三和銀行自体もこの捜査に重大なかかわりを持つものとして捜査を受けていますね。  御存じのとおり、この谷内大蔵省大臣官房金融検査部管理課課長補佐、この人に対して、まさに三和銀行の企画部課長代理、その方が検査に際して検査期日及び臨検店舗等...全文を見る
○橋本敦君 捜査中であるからというよりも、こういう捜査を受けたら、あなた、責任者として銀行を挙げてその事実を究明するというのは当たり前じゃないですか。こういう事実に対して不当な捜査だと言うんですか。そういうことは当然厳正に受けとめて、真剣に反省した上で事実を解明する、そういう立場...全文を見る
○橋本敦君 銀行として的確に事実を解明する、それは当たり前です。  もう一つ、きょう重大な新聞の報道がありました。北拓だけじゃありません。三和銀行に対しても不良債権検査で検査官が便宜を図った疑いがある。  これは報道によりますと、九五年二月二十一日から検査がありましたが、その...全文を見る
○橋本敦君 それじゃ、厳正に調査をしているということですから、一連の三和銀行に関する事件について、銀行としての調査の結果を国会に報告してもらいたい。いいですね。
○橋本敦君 国会に報告を求めるかどうかは予算委員会で委員長に私の方から重ねて要求しておきたいと思いますので、後日の御協議をお願いしたいと思います。  ところで、大蔵省に伺いますと、三和銀行のMOF担の人数は今九十九名。昨年は会長になったので別室を設け、それまでの七十五名から百名...全文を見る
○橋本敦君 じゃ、何名ですか。
○橋本敦君 たった三名。だれが信用しますか、あなた。たった三名で今起訴されているようなそういう一連の接待をやり、名古屋で招待をやり、そんなことできるわけないじゃないですか。もっとはっきりしたことをあなた言わなきゃだめですよ。  それからその次に、近藤参考人から貸し渋りの問題につ...全文を見る
○橋本敦君 違います。不良債権じゃありません。まさに思い切った貸し付けの圧縮をせよということで言っているんです。調べなさい。このことを強く要求して、私は質問を終わります。
03月12日第142回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○橋本敦君 日銀の歴史始まって以来、初めて汚職関係に関して司直の手が日銀に入るという異常な事態が発生をいたしました。こういう緊急事態のもとで、法秩序の維持並びに犯罪の徹底捜査を含めて法務行政に責任を持つ当委員会に早速松下総裁にお越しをいただきまして、御多忙の中ありがとうございまし...全文を見る
○橋本敦君 日銀といえば、言うまでもありませんが、金融界の法王庁とも言われ、まさに金融システムの中心に位置する中央銀行であります。金融政策の核を握る、そういう部門でありますけれども、その中でも重要な部分である営業局幹部が逮捕されたという事実は重大でありまして、まさに国民の信頼が砕...全文を見る
○橋本敦君 私は事件の重大さについてもっと率直な見解を実は聞きたいと思うんです。  特別な地位にあるがゆえにできる情報をわいろをもらって流すということが一体どれだけ行政の信頼を傷つけ、職務を汚すか、こういう問題がもちろん重大であります。そして、そういうことをやれば、まさに多くの...全文を見る
○橋本敦君 今後の課題を聞いているんじゃない。あなたがおっしゃったそういう重要な情報がわいろによって漏えいされた、そういう事実で今捜査を受けているんですから、事の重大性は本当に大変なものだという認識はお持ちなんですか、それを聞いているんですよ。今後どうするかじゃないんです。
○橋本敦君 そんな程度の問題じゃないですよ。  じゃ、あなた自身の責任はどうお感じになっていますか。
○橋本敦君 あなた自身が最も重い責任を持つというお考えを今表明いただきましたが、多くの世論から見ても、あるいは各党の意見から見ても、前に大蔵省汚職で大蔵大臣が辞任なさった、事務次官も辞任なさった、それぞれ責任をとって後の対策は後の立場でおやりになっていくということで責任を持ってお...全文を見る
○橋本敦君 あなたの辞意表明は今もかたいことは間違いありませんか。
○橋本敦君 事態の解明を早急にするというのは今そこにとどまってということですが、そういうことは当然必要でしょう。しかし、責任をとっておやめになるという辞意には変わらないんですから、事態の推移を早く見きわめてきっぱり責任をとって、あなた自身がけじめをおつけになることが改めて信頼回復...全文を見る
○橋本敦君 次のテーマがありますので、総裁に対する質問はこれで終わらせていただきます。御多忙中ありがとうございました。  それでは、私はきょうは別のテーマで、オウム事件に関する被害者の皆さんに対する救済の問題で質問をさせていただきたいと思うのでございます。  最近、「それでも...全文を見る
○橋本敦君 このままでいきますと、配当率は一六%ということになります。まさに交通事故で亡くなった方への補償よりもはるかに少ないようなことになってしまうんですね。  そこで、国、自治体に債権を放棄してもらって少しでも配当率を上げたい、こういうことが破産管財人を初め関係者の切実な願...全文を見る
○橋本敦君 阿部管財人のこの申し入れに対して、今政府の方の対応はどうなっておりますか。ごく簡単で結構です。
○橋本敦君 私どもの同僚である坂本弁護士が亡くなって、先ほどそのお母さんが記者会見をなさいましたけれども、坂本弁護士の関係で和解をなさっております。そして、請求額が確定をするということになりましたが、お母さんはこの和解に対して、本当は和解という言葉も使いたくない、和解などというも...全文を見る
○橋本敦君 そのとおりなんです。  そこで、本件の場合どう考えるかという問題なんです。国は破産申し立て手続をいたしました。結構です。国が破産申し立て手続を被害者の皆さんと一緒にやったというその理由は、早くあのオウムの財団を管理して財産散逸を防ぐこと、そして活動拠点を封殺して管財...全文を見る
○橋本敦君 時間が参りましたので終わりますが、大臣がわざわざ前向きに検討したいとおっしゃっていただいたその気持ちを私もありがたく受けとめて、御尽力をお願いして、質問を終わります。
03月18日第142回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○橋本敦君 きょうは両先生、ありがとうございます。  私はまず、基本的な当然のことなんですが、今起こっている問題につきまして、大蔵を中心とする汚職、腐敗を見ましても、何万という公務員の皆さんは国民に奉仕する公務員としてまじめに働いていらっしゃる。しかし、この汚職を生み出している...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  そこで、堺屋先生の御意見でも、一つは新しい御提案ですが、行政公正法の制定はどうかという御意見もいただきました。それからまた、行政機関内部の内部監査にしましても、局長級の監視考査官を置くということで、内部強化に努めるというようにもおっしゃいました。そ...全文を見る
○橋本敦君 もう一つ私は、先生の御意見に賛成もしまた注目もしておりますのは、この監視考査官、できれば民間出身者が望ましいという御指摘がございました。  私は、お互いにかばい合うということがないようにするためにも、それからもう一つは、最初に指摘しましたように、一般の公務員じゃなく...全文を見る
○橋本敦君 その点は、私どもも御意見をいただいてさらに検討も深めてみたいというように思っておるところでございます。  次に、山口先生にまた二、三御質問をさせていただきたいんですが、先生の御指摘の中でも、一つは情報公開制度の充実ということがございました。  憲法理念から言います...全文を見る
○橋本敦君 それからもう一点、山口先生に御意見を賜りたいと思いますのですが、先生のおっしゃる人事制度の根本的な改善ということで、キャリアシステムの限界ということについてお触れいただきました。  このことは、具体的にはどこからどういうように手をつけていけばいいのかという、そういっ...全文を見る
○橋本敦君 なるほど、ダイナミックに要請に応じてやっていくというわけですね。  ありがとうございました。時間が参りましたので終わります。
03月19日第142回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○橋本敦君 この定員法の改正について、私の方はもちろん賛成でございます。  今、言うまでもありませんけれども、官庁の中の官庁と言われる大蔵省にまで汚職が広がり、日銀にまで汚職が広がるという事態になっております。かつてロッキード事件が裁判で重要な課題になったときに、その事件を担当...全文を見る
○橋本敦君 そういった観点からしますと、私は今回の増員だけでは足りないと思っておりますが、その問題はまたこれからも議論していただきたいと思います。  ところで、法務大臣も所信表明の中で、今日の汚職、腐敗については厳正な法の適用によって解明をするという決意を表明されました。私はそ...全文を見る
○橋本敦君 この杉井氏は、平成四年六月から、つまり九二年六月から九五年の六月まで大臣官房秘書課長をしておりまして、そのときに今私が指摘をした叙勲に関する仕事を担当しておったというのが、これはもう客観的に明白であります。  報道されているところで客観的に明らかなのは、九四年の春に...全文を見る
○橋本敦君 慎重にお答えになりますことを私も慎重に受けとめますが、こういう事実が広く報道され、重大な嫌疑があると国民が思っているときに、このことについて、まさに捜査を預かる検察として無関心でおってはならぬのじゃありませんか。当然あなたがおっしゃるように慎重な配慮が必要だけれども、...全文を見る
○橋本敦君 もう時間がありませんから最後に伺いますけれども、こういった問題が広く報道され国会で論議になっておると。このこと自体は検察として真剣に重大な関心を持って受けとめるということは当然でしょうねもそこはいかがですか。
○橋本敦君 それじゃ、徹底的に厳しく捜査していただくように重ねてお願いをして、質問を終わります。
03月31日第142回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○橋本敦君 引き続いて提案者の大原先生の方に。お伺いしたいと思いますが、先ほどからお話がありましたように、時価評価というのが会計基準としては国際的な流れであるというお話がございました。先生のお話でも、この法案がそれの一つのきっかけになればというお話もあったんですが、商法としては三...全文を見る
○橋本敦君 そこで、おっしゃったような趣旨で、基本的には主としていわゆる貸し渋り対策ということで御提案をなさってきたというわけなんですが、その貸し渋り対策に果たしてどれだけの効果があるかということは先ほどから多くの議論がなされてきました。提案者の先生の方も、これで一〇〇%貸し渋り...全文を見る
○橋本敦君 そこで、今おっしゃった顕在化するという資産内容のディスクロージャーの問題が出てくるんですが、この法案では再評価というのは任意に任されているわけですね。したがって、任意に任されているということからいきますと、会社ごとの選択制ということで果たして今御期待なさったようなこと...全文を見る
○橋本敦君 そういった土地の評価基準ということが議論をされましたけれども、私も問題だと思うわけです。  大蔵省の方にお伺いをいたしますけれども、政令で再評価について方法を決めるということですが、御説明ありましたように、近隣の標準地における公示価格とか五つほどございまして、そのい...全文を見る
○橋本敦君 というお話を伺いましたが、果たしてそのとおりにいくかどうか。結局、抽象的な判断基準ですから、基準が各社によってあいまいになるということは避けられない。  そうしますと、経営の客観的な評価ということで、まさに国民の目から見てその会社の評価をどうするかというディスクロー...全文を見る
○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、土地再評価法案に対し反対の討論を行います。  商法第三十四条は資産評価の原則を定めておりますが、我が国の商法の会計原則は、固定資産は流動資産と異なり原価主義をとっております。  ところが、この土地再評価法案は、事業用土地について時価によ...全文を見る
04月02日第142回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○橋本敦君 続いて私からもお伺いしますが、まずこの改正案の背景としては、先ほども話がありましたが、アメリカのローファームの関係、通商代表部の関係、あるいは経団連、そういったところから国際化時代への対応としての一層の規制緩和という要求が基本にあったことは間違いないと思いますが、それ...全文を見る
○橋本敦君 アメリカ代表部などの根本的な要求を見てみますと、基本的には外弁法に定めているすべての規制の事実上の撤廃、日本弁護士の雇用の自由、こういったことが基本的要求として今まで言われていたという事実も間違いありませんね。
○橋本敦君 ところで、順次こういった改正になってきたわけでありますけれども、一つの問題として、外国弁護士が職務の執行を我が国で行うについて法務大臣の承認ということにかかっている問題がございます。法務大臣の承認にかからしめた理由はどこにあるんですか。
○橋本敦君 今回の改正によって、法務大臣がそういった意味で厳格な判断で承認するかしないかを決めるという姿勢には基本的に変わりがないわけですね。
○橋本敦君 そこで、今改正による一つの変更の問題として、職務要件の緩和の問題として期間がございます。この職務経験の期間を三年以上ということに緩和するわけですが、現行では五年になっております。  そもそも五年としたということはまさにそれなりの理由があって、これはこの程度のキャリア...全文を見る
○橋本敦君 今のお話に関連をして、国際主義といいますか、そういう意味では国際的な関係での相互主義ということも大事になってくるんですが、そういう相互主義という観点から見ますと、五年と三年というのはアメリカ各州との関係ではどういうバランスになっておりますか。
○橋本敦君 私が指摘しましたのは、そのとおり、そういった意味で相互主義の緩和ということにもなってきているということを問題の一つとして指摘をしたいわけであります。  ですから、多くの州の関係から言えば五年でもいいわけなんです。しかも、基本的な考え方として五年という法制定当時の考え...全文を見る
○橋本敦君 そこで、非常に難しいんですが、法律事務の依頼を受け、相談を受け、処理をしていくということで、いろんなケースとプロセスがあるんです。そして、そこの書面による同意というのは、そういうプロセス全体を通じて抽象的にオーケーですよというようなアローアンスでいいのか、それとも具体...全文を見る
○橋本敦君 今おっしゃった個別の事件について具体的な助言を書面でと、こうなりますと、今私が指摘したように、具体的事件の処理というのはプロセスがあって動いていくわけです、相手との対応関係でも。そしてまた、法律の適用もいろいろと絡んで新しく出てくる問題もあるわけです。だから、具体的な...全文を見る
○橋本敦君 この問題を法務省の見解として詳しく聞いておきたいのは、今私が言ったように、依頼者保護という観点から、将来そのこと自体が争いになる可能性もありますので、その点についてこの法案だけでは明確でないものですから今お話しした範囲で聞いたんですが、具体的にはこれはなかなか難しい問...全文を見る
○橋本敦君 そこが具体的な法律事務所、ローファームの扱いとしてはなかなか微妙な問題であって、法廷に日本弁護士以外が行くことはできない、これはもうはっきりしている原則だと。しかし、今おっしゃったような周辺事務の処理をやっていくということについて、渉外的要素を有する法律事務がやれると...全文を見る
○橋本敦君 その点は私と見解の違うところですが、時間が参りましたので質問を終わります。
○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、本改正案に反対の討論を行います。  本改正は、外国弁護士の自由化を要求する規制緩和の一環として行われる改正であり、国際的に尊重されるべきいわゆる相互主義の厳正な適用を緩め、主としてアメリカの巨大なローファームあるいは日米の多国籍企業の要求...全文を見る
04月03日第142回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○橋本敦君 私は、主として白井参考人を中心にお伺いしたいと思います。  白井さんは、経歴を伺いますと、経理部長を経て平成元年に取締役におなりになる、そして経理部長も兼任をされる。それからさらに、三年には常務に昇進をされ、管理部長を引き続きお引き受けになり、四年には専務になられま...全文を見る
○橋本敦君 山一は百年の歴史を閉じました。七千五百人の従業員はまさに家族を含めてあすの不安におびえるという、そういった状況になりました。それが同時に、北拓等の関係もさらに深まっていきますけれども、我が国の金融不安ということの発端となって社会的には重大な問題になり、国民の税金三十兆...全文を見る
○橋本敦君 そういう責任に基づいてお伺いをしたいのでありますが、先ほどの東急問題の処理であります。  ここで堀田さんにお伺いをいたしますが、この問題については昨日出されました報告書で記載があるということでございます。私も拝見をいたしました。平成四年一月三十一日に、この問題につい...全文を見る
○橋本敦君 おっしゃるとおり、まさに時効に来ているけれども違法ですね。  そこで、白井さん、先ほどおっしゃいました。この問題については、この問題が違法ではないかという心配もあるのであなたは確認をなさったそうですが、これは大蔵省の担当者の許可を得ておる、こういう話もあったので、直...全文を見る
○橋本敦君 まさに、ここにも大蔵省と山一証券が共同で違法行為をやったという端的なあらわれがある。まさに大蔵省は共犯と私は言わざるを得ないという問題の一つの発端がここにあると思いますよ。  この三木さんと松野さんの会談の後、報道されている有力な経済紙の報道によりますと、社内では緊...全文を見る
○橋本敦君 参加していないけれども、あなたの立場からいえば、その後の山一の経営方針に深くかかわる問題ですから、お聞きになったに違いない。  この会談の後で三木前社長から、山一で償却するしかないという方針を松野氏に打診をして、そしてそれを結局は簿外で処理するという、そういう方向に...全文を見る
○橋本敦君 松野さんがおっしゃっていることと食い違っているという点は私も承知の上で聞いているんです。当の山一証券の側から今のようなお話があったということは、私はまさに重大な問題だと受け取っているわけであります。  次いで簿外処理の問題に移りますけれども、検察庁、法務省からいただ...全文を見る
○橋本敦君 こういう簿外処理、つまり商法違反、証券取引法違反、こういうことを行うようになったことについて、大蔵省との関係では、これが検査でばれたら大変なことになると心配するのは当たり前なんです。こういうことをやってきたということが、一回じゃありませんよ、今言ったように続けられてき...全文を見る
○橋本敦君 私は了解があったまでは言っていないんです。了解があったら大蔵省は共犯者になっちゃいます。しかし、大蔵省の検査について、監督について、東急百貨店の処理のように甘く見ていたという、そういう関係があったのではないかということを率直に反省しませんか、こういう意味ですよ。どうな...全文を見る
○橋本敦君 意図的に隠すことはなかったと言いますが、しかしあなたの方は一体何回検査を受けておりますか。大蔵省からいただいた資料でも、平成五年そして平成七年、平成九年、何カ月にもわたって検査を受けておりますよ。  こういう検査で大蔵省が違法な飛ばしあるいは簿外処理、これを発見でき...全文を見る
○橋本敦君 まさに隠したんですよ。そして、大蔵省はそのことを徹底的に検査できなかった。大蔵省がそのことを徹底的に検査できなかったということについて、もう一つ重大な事実がある。いいですか。  平成五年七月十七日、これは最初の平成五年の検査の真っ最中です。その真っ最中に、五年七月か...全文を見る
○橋本敦君 起訴されている事実は知っているでしょう、検査官が山一から接待を受けて。知っているでしょう、事実なんだから、起訴状も出ているんだから。
○橋本敦君 宮野敏男大蔵省証券局課長補佐、当時、同局証券調査官、わかりましたか。
○橋本敦君 起訴されているんですよ。金額は少額だというけれども、検査を受けている最中に少額でもわいろを贈って接待していいわけはないです。いいですか。  そういうことをやってきたんですよ。まさにそういうことが今度の問題で、大蔵省とそしてあなたの会社との関係において徹底的に厳しくや...全文を見る
○橋本敦君 それで、それ以外に、そういう粉飾決算をした結果、山一はその粉飾決算を隠すために、簿外債務を隠すために、株式配当してはならないのに株式配当ができるような、そういう経理をやって違法な株配当をしたということでも今度起訴されましたね。
○橋本敦君 それについて私が見た有力な経済紙は、三木社長が新聞関係の記者の皆さんから山一の経理について、株配当、心配じゃありませんか、いろいろなうわさがあります、そういう話をされたときに、その点については大蔵省とも相談の上、株配当ができる、そういう方向で間違いございません、こうい...全文を見る
○橋本敦君 この点も調べるべき重大な問題だと私は思うんです。  ある有力紙はこうした問題についてこう言っております。二千六百億円もの簿外債務、いわゆる飛ばしに山一証券が押しつぶされるまでの五年間の真相は、大蔵省と金融界の異常な関係を最も象徴するものであろう。山一の破綻直前の記者...全文を見る
○橋本敦君 山一側の言うことと大変な違いがあり、大蔵省の責任の追及はこれからやらざるを得ないと思います。  終わります。  ありがとうございました。
04月07日第142回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○橋本敦君 御多忙中、警察庁、お越しいただきましてありがとうございます。  最初にお伺いしたいんですが、私がこれは一体どういうことかということで注目したのが、日朝国交正常化の糸口としてよど号事件の問題が去る自民党訪朝団との関係で出てきたわけです。この問題についてよど号事件の容疑...全文を見る
○橋本敦君 私どももハイジャックとかテロとか法秩序をじゅうりんする行為は一切許すわけにいかないと思っていますので、今のお話のとおり政府として対処するということは間違いないと確信をいたします。  この問題について言うなら、ここでもたびたび議論になりましたけれども、日本の主権を侵し...全文を見る
○橋本敦君 それでは、この問題は終わりますので、警察庁、ありがとうございました。  次の問題に移らせていただきます。  先ほども話があったのでありますが、甲山事件の控訴問題について、今回の検察庁の控訴はいわば国民及び世論から厳しい批判を受けているのは偽りのない事実だと思います...全文を見る
○橋本敦君 おっしゃることは検察の立場であると思います。  弁護団の古高弁護士は、二度にわたる無罪判決で国民世論が一斉に控訴断念を求めていた中、今回の件は法と正義に対する重大な挑戦だという声明を発表しています。これもそのとおりでしょう。また、一審の無罪判決をし、現在退官されてい...全文を見る
○橋本敦君 無罪判決が破棄、差し戻しで、そして改めて検察官は全力を挙げて立証に努力をして、その結果無罪判決が出たということですから、謙虚にそれを受けとめるのが筋だという基本的な考え方、被告人の人権を守る立場で検察庁はそこのところを真剣に考えるべきだと、私はこう思います。  これ...全文を見る
○橋本敦君 まさに憲法違反の思想差別であり、不法行為を会社がやっているという最高裁の断固たる判決が出たわけですね。ところが、会社はそのことを反省しない、いまだにそういった差別を続けているという実態があるわけです。  この問題については、関西電力以外の東京電力あるいは中部電力は原...全文を見る
○橋本敦君 いろいろと問題があり過ぎるでしょう。  労使関係が正当な労使対等の関係で、職場における労働条件をめぐる関係でいろいろと考査するのはあり得ますよ。はるかに超えて思想調査を私的な状況にまでやるというのだから、いろいろ問題があるというような、そんな感覚で人権局長務まります...全文を見る
○橋本敦君 この問題について人権擁護局としては積極的に人権侵害事件としてしかるべき調査なり対策なりをとるということを厳しく要求して、終わりたいと思いますが、いかがですか。
○橋本敦君 いや、申し立てを出しているじゃないですか。もう一遍見てください。さっき申し立てが出ていると認めたでしょう。
○橋本敦君 違うがな。その後、出ていると書いている。
○橋本敦君 時間がありません。終わります。
04月09日第142回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○橋本敦君 続きまして、質問をさせていただきます。  本件の法案について私どもも賛成の立場ではあるんですが、一番大きな問題になりますのはやっぱり一つの中国という国際的な基本問題だと思います。  一九七二年九月二十九日に北京で調印されました日中共同声明、これに関していわゆる一つ...全文を見る
○橋本敦君 基本的には中国は一つであるという政策に日本政府として変更はないという態度は外務省としてもきちっと話はしておる、こういう意味ですか。
○橋本敦君 この点で、私はそういう意味での日中間の国交は大事だと思うんですが、依田委員からもお話がありましたように、法務大臣として、日本政府としてこの日中共同声明の立場を堅持する、中国は一つであるという立場に日本政府として何ら変更はないということをこの際はっきりおっしゃっていただ...全文を見る
○橋本敦君 そういう立場を踏まえて次の問題に移らせていただきますが、この問題については沖縄県から国際都市形成に向けた新たな産業振興策として平成九年十一月に要望が出されてまいりました。  その一つが査証手続の簡素合理化ということで、団体旅行客に対する査証処理等の簡素化、並びに数次...全文を見る
○橋本敦君 今言ったような検討の中で、具体的に先ほど私が指摘をした現実の問題として、滞在期間の九十日あるいは有効期間を五年に延長という措置についての検討もしていただいておると理解してよろしいですか。
○橋本敦君 もう一つ、沖縄からの要望といたしまして、入管法の十四条に関係をする問題ですけれども、いわゆる寄港地上陸でございます。十四条に規定する一定の行動範囲が「当該出入国港の近傍」となっておるわけで、先ほども議論がありましたが、沖縄の場合には沖縄県一円にしてもらいたいという要望...全文を見る
○橋本敦君 今のお話のように、この点についても積極的な検討を沖縄県の要望にこたえてやっていただくことをお願いしておきたいと思います。  それで、最近台湾から沖縄県への入国の数が大変ふえているということでございましたが、平成八年、九年の二年の数。そして、沖縄からさらに他の国へ行く...全文を見る
○橋本敦君 今回の改正がなされますと、いわゆる七十二時間内の観光をやり、その上で日本を通過してさらに外国へ行くということが可能になるということですね。したがって、こういう意味でも台湾からお越しになる方がふえる可能性があると見てよいのではないですか。
○橋本敦君 ですから、そういう意味の改善もあって、さらに台湾からお越しになる方がふえてくる可能性があると見てよいのではないかという質問なんです。
○橋本敦君 最後の質問になりますが、この関係について、中国は一つであるという立場を堅持しながら我が国が対応していくという上で、諸外国の例も大変参考になるわけですが、私どもが外務省からいただいた説明資料によりますと、二十九カ国のうち米国、カナダ、英国、フランス、イタリア、豪州、韓国...全文を見る
○橋本敦君 という状況で、国際的な状況から見ても、今度の法案によって一つの中国という問題をゆがめるというようなことにならないで、国際的に日本政府としては対応できるということは国際状況から見ても言える、こう言ってよろしいかと思うんですが、入管局としてはそうお考えですか。
○橋本敦君 終わります。
04月14日第142回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○橋本敦君 日々苦労なさっている保護司の皆さんのためにも、今回の法律がその社会的地位やあるいは今後の仕事を一層進めていきやすくなる上で機能することを期待して、本法案に賛成するわけでございます。  最初に、保護観察官の現状について質問させていただきますが、現場の保護観察官一人当た...全文を見る
○橋本敦君 今の御答弁で実態がよくわかりました。したがって、保護司さんの充足も大事ですが、保護観察官の不足を解消して保護司さんと十分協力し実態を把握してやっていくことが大事な課題になっていますね。  横浜の保護観察所の場合、伺ってみますと五十人ないし六十二人となっているようです...全文を見る
○橋本敦君 厳しいようですが、解決に向かって御尽力いただくということを御期待申し上げて、次の質問に移ります。  次は、保護司さんの現状の問題ですが、外国にも保護司制度が存在するわけでございます。  我が国としては、処遇困難な保護観察者が激増している、あるいは保護司の適任者の確...全文を見る
○橋本敦君 お話はわかりましたが、困難だということを認識されながら当面ということをお話しになっての対策は聞きましたが、思い切って視野を広げて、国際的な水準とまではなかなかいきませんが、我々司法の一端を預かる者も含めてみんなで努力をしていく必要があると思いますので、法務省としても一...全文を見る
○橋本敦君 この問題で私も幾つかの点を指摘しましたが、各委員から指摘された点もそれぞれ重要な意味を持っていると思います。  大臣は所信表明において、「近時、処遇困難な保護観察対象者が増加しております。」ということで、一方、「保護司適任者の確保が困難になりつつあります。」というこ...全文を見る
○橋本敦君 最後の質問ですから簡単に聞きます。  社団法人全国保護司連盟というのがありますが、これは法務省の監督指導を受けているはずです。ここの会長の衆議院議員在職二十五周年を祝う会というのがでございまして、会費は一万円、パーティー券ですが、案内状にもこれは政治資金規正法に基づ...全文を見る
○橋本敦君 案内状は保護司連盟事務局で出ている。
○橋本敦君 私は、去る三月十二日の当法務委員会におきまして、オウム真理教に対して国の債権を放棄する思い切った措置をとるべきだということを申し上げました。そう言った趣旨は、この事件が、国が当初から徹底的な捜査を展開しておれば多くの被害が防げたのではないかという問題がぬぐい切れないか...全文を見る
○橋本敦君 先ほど御指摘がありましたように、幸いこのことによって、些少ではありますけれども配当が約二〇%台に上る、こういうことでこれは間違いございませんか。地方自治体が仮に放棄をすれば配当はどれぐらいになるかは御検討ございますか。
○橋本敦君 よくわかりました。  そこで、自治省にお伺いしたいのでありますが、十二の自治体が持つ債権が一億二千万と言われております。この数字は間違いないと思いますが、委員長が今お話しのように、国がそういう姿勢をとっているわけですから、できることなら国と同一歩調をとって債権放棄の...全文を見る
○橋本敦君 ありがとうございました。  簡単に言えば、地方自治体がそれぞれの判断で国の対応に応じて債権放棄をしても、それなりの手当ては自治省としては十分考えてあげるということも含めて対応をしたい、こういうことで間違いないですね。
○橋本敦君 そういうことで、国、自治体がこの問題について苦しんでいる被害者の対応に対して積極的に前向きに進んでいただきたいわけであります。  もう一つ、この問題で私は平成八年三月二十二日の法務委員会で、現在の犯罪被害者等給付金支給法の制度を思い切って改善しなければ、本当にこのよ...全文を見る
○橋本敦君 最後に、そのことを積極的にお願いして、厚生省にもお願いしたいと思うんです。  前の法務委員会でも私も取り上げたんですが、被害者の多くの方が実際は現状においてもカウンセリングなど国のケアの体制が全くないもとで、身体的な不調と日々の経済的な困難、将来の不安にさいなまれて...全文を見る
○橋本敦君 一問だけ。  今おっしゃった調査で被害者対象人数はどれくらいを今現在把握しておりますか。被害者の皆さんは五千人とも三千人ともいう数ですから、現在把握しておられる調査の実態で数をおっしゃっていただきたい。その上で今後の努力をお願いします。
○橋本敦君 それじゃ話にならぬということを理解してください。  終わります。
04月14日第142回国会 参議院 本会議 第20号
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○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、当面の景気、経済対策に関し、総理に質問いたします。  政府の月例経済報告でも、個人消費の冷え込みと設備投資の落ち込みによって景気は停滞し、一層厳しさを増していると述べています。このとおり日本経済は未曾有の不況に見舞われ、中小企業の相次ぐ倒...全文を見る
04月15日第142回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○橋本敦君 まず、総務庁長官にお伺いをしたいと思うんです。  総務庁としても、総務庁設置法の第四条に基づいて、「各行政機関が行う国家公務員等の人事管理に関する方針、計画等に関し、その統一保持上必要な総合調整を行う」、こういう任務に基づいていろいろ御苦労いただいているお話を伺いま...全文を見る
○橋本敦君 時間がありませんので次の問題に移りますが、これまでのいろんな事件で、先ほども議論がありましたけれども、公務員一般の倫理の確立はもちろん一般的には大事ですが、問題になっているのは、リクルート事件でも文部省であり労働省の高官である、そしてまた厚生省汚職でも事務次官までやら...全文を見る
○橋本敦君 私の指摘した問題に一つは正確にお答えいただいていない感じがいたします。  私は、なぜ高級公務員になればこういった汚職、腐敗に落ち込んでいくかというその問題は、これは公務員の倫理一般がなくなっているという問題よりも、政・財界の癒着構造という我が国の政治構造そのものをも...全文を見る
○橋本敦君 政官財の癒着構造にもメスを入れるというそれだけの決意が、これは官庁の側というよりも、大臣としては政治家ですから、そういう観点も踏まえたそういう大きな観点が今要るのではないか、こういう質問に対してのお答えがなかったと思うんですが、いかがですか。
○橋本敦君 終わります。
04月16日第142回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○橋本敦君 私は、まず原則的な問題から確認をさせていただきたいと思っております。  古いことですが、昭和四十五年五月十三日に我が参議院法務委員会では法曹三者に関する附帯決議を行いまして、「今後、司法制度の改正にあたっては、法曹三者(裁判所、法務省、弁護士会)の意見を一致させて実...全文を見る
○橋本敦君 修習の期間を二年から一年半にするという問題については、私も経験をした者の一人として、二年の方が余裕があってよいという考えは今も持っているんですが、結論として合意されたということでありますから、法案には賛成する立場で質問をしたいわけであります。  特に、先ほどもおっし...全文を見る
○橋本敦君 理由はわかりました。  私が聞いているのは、特別な弊害があったからこれを除去しなきゃならぬという議論が核心であったわけじゃないということは間違いないでしょう、こういう確認です。
○橋本敦君 この問題では、戦前は法曹養成は、言うまでもありませんけれども、それぞれ分離修習でございました。戦後、法曹一元、そして統一修習という新しい民主的理念が生まれてまいったわけであります。そういう法曹三者の統一修習、法曹一元という理念そのものは変更はないということ、この点は変...全文を見る
○橋本敦君 弁護士会の一部には、その大事な統一修習の理念が事実上崩れ去るのではないか、そういったことで統一修習がなし崩しにされ、あるいはやがて分離修習、官僚的な司法化、ごういつたことになるのではないかという心配からいろんな意見が展開されたことも事実でありました。  その点でもう...全文を見る
○橋本敦君 論ずることがいかがであろうかということは、将来論じますよと、こういう意味ですか、はっきりしてください。
○橋本敦君 三者協議で期間の点について何を合意されたんですか。一年半に反対したんですか。
○橋本敦君 はっきりそれを言えばいいじゃないですか。  ところで、これから我が国司法のあるべき姿、国民の期待にこたえてどう法曹を養成していくかという大事な論議がきょうなされるときに、午前中にも質問が出たんですが、私は非常に残念なのは、きのうの夕刊に「元検事、証券会社から接待」、...全文を見る
○橋本敦君 証券取引等監視委員会は、当然、証券会社を監督する責任がありますね。ですから、監督される側から飲食を受けるということは普通検察庁では考えられないことでしょう。被疑者からごちそうを受けるなんて考えられないことですよ。監視委員会に行って、そういう者に接待を受けるということが...全文を見る
○橋本敦君 しかも、私が問題だと思いますのは、法曹養成について論議をするこの委員会ですが、司法修習のあり方についていろいろ議論しなきゃならぬところでしょう。  例えば、司法修習生指導要綱によりますと、司法修習生の修習については、学識の深化、その実務への応用とともに、一般教養を重...全文を見る
○橋本敦君 それでいいんですよ。  ところが、新聞によれば、今月の三日まで司法研修所教官をやっていらっしゃった東京地検検事がこの問題にかかわっているというんですよ。こういうことで本当に法曹養成ができるんだろうか。検察庁はこの問題について真剣な反省と徹底的な事実の調査が必要だと思...全文を見る
○橋本敦君 私は、この問題について徹底的に調査をしていただきたいと思います。  報道によれば、野村証券だけではありません。複数の証券会社から十回前後の飲食接待を受けていたという事実が報道されております。そしてこの出向中の三年間に、大蔵省の折衝窓口だった野村証券幹部から数回の接待...全文を見る
○橋本敦君 その接待の際にも元検事が同席していたというのでありますから、いよいよもって重大な事案ですね。接待を受けて職務上便宜を与えたかどうか、これからの調査ですが、私は今そのことを言っているのではありません。こういう状態が本当にこのまま許されてよいのであろうかということを私はこ...全文を見る
○橋本敦君 検察の名誉のためにも、我が国司法の国民の信頼を確保するためにも、ぜひお願いをしたいと思うわけであります。  それでは、本論の方に移っていきたいと思います。  国民的な司法を確立する上で法曹人口の増大ということが今日的ニーズになっていることは言うまでもございません。...全文を見る
○橋本敦君 被疑者段階の弁護士選任制度について、この問題についての検討は法務省としてはお考えになるつもりはございませんか。
○橋本敦君 そういった協議はさらに進めていただくことを積極的に期待すると同時に、私も努力したいと思っております。  それからもう一つこの機会にお願いしておきたいことは、身体障害者の皆さん、ハンディキャップを持っている皆さん、胃の不自由な方、耳の不自由な方、こういった方が裁判を受...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。
○橋本敦君 今後ともそういった方向での一層の配慮をお願いしておきたいと思います。  時間がなくなりましたから最後の質問に入るんですが、現在、司法試験については民間にLECなどという大変な組織がありまして、九六年度合格率九〇%ということで、ほとんど大学教育よりもこちらに行って受験...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
04月21日第142回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○橋本敦君 きょうは、参考人の皆さん、本当にありがとうございました。  最初に青山先生に一、二点お尋ねさせていただきたいと思いますが、最近の司法試験の現状を見ますと、大学でまじめに法律の勉強をやっていただけではなかなか通らない、いわば司法試験受験のための専門的な予備校、そういう...全文を見る
○橋本敦君 ありがとうございました。  次の問題として、先生の御意見として選択科目の問題がございました。  私も、自分自身の経験で、選択科目もどって受験をした一人なんですけれども、基本的には今度の改正での内容として必須科目になったのは、これは将来専門的法曹になる上では私は当然...全文を見る
○橋本敦君 そういった点は、これは法務省あるいは最高裁に司法研修所の教育内容の問題としても問題提起していきたいと私も思っております。  次に、堀野先生にお伺いしたいんですが、今回の問題で日弁連としては会内の意見がいろいろあって大変な御苦労をなさったことは私もよく承知をいたしてお...全文を見る
○橋本敦君 私もその点が気になりますものですから、法務委員会の審査で法務省、最高裁に、この一年半というのは三者協議で合意されたのでこれは将来ともきちっと守ってもらいたいということを指摘したんですが、法務省は三者合意の一年半を守っていきますという明確な御答弁をなさるんですが、最高裁...全文を見る
○橋本敦君 その点は上野先生、将来の法曹一元のあり方として、弁護士から裁判官は任用するという制度も含めて、堀野先生も今おっしゃいましたが、日弁連全体で取り組んでいる課題は私も大事だと思うんですけれども、これを機会にそういった方向を運動として進めていくということについて、先生の御意...全文を見る
○橋本敦君 そういう意味で、統一修習ということが原則的に守られるということが基本だということは私も全く同感でございます。  時間がありませんので、佐木先生にお伺いしたいと思うんですが、日弁連も我々も国民のための司法という観点で裁判を見直し改善するということに平素心がけておるんで...全文を見る
○橋本敦君 ちょうど時間になりましたので、終わります。  ありがとうございました。
○橋本敦君 よくわかりました。
04月22日第142回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
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○橋本敦君 橋本でございます。  最初に、田島先生にお話を伺った点からお聞きをしたいと思います。  一九一六年の腐敗防止法で、刑罰の引き上げと同時に挙証責任の転換ですね、腐敗の推定原則、これが入れられた。私ども法律家にとっては、大変興味のある思い切った改正だな、こう思うんです...全文を見る
○橋本敦君 確かに、おっしゃられるように思い切った一つの踏み込んだ体制だと思います。  それから、先生のお話を伺いましていろいろと勉強もしたんですが、いわゆる公務員のコードがいろいろあると。これの実施状況について各省庁で内部点検、監査、そういったことが具体的にどう行われているの...全文を見る
○橋本敦君 続きまして、石田先生にお伺いしたいと思うんです。  アメリカでもかなりいろいろ歴史的な経験を経て公務員倫理の確立にはいろんなシステムをつくってきたわけですが、その点で二つの点からお聞きしたいと思うんです。  一つは、アメリカの内部監査制度として監察総監制度というの...全文を見る
○橋本敦君 ありがとうございました。  リビングストンさん、済みません、時間がなくなりましたので失礼いたします。
04月23日第142回国会 参議院 法務委員会 第14号
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○橋本敦君 最初に、大臣並びに官房長にお尋ねをいたします。  前回、検察官の身分を保有したまま証券取引等監視委員会に出向なさった方お二人が野村証券等から接待、供応を受けたということが大きく報道されたことについて、国民の検察に対する信頼ということを確保する上からも厳しく調査をして...全文を見る
○橋本敦君 官房長、ただいま大臣から総括的なお話があったんですが、十名ということも含めて具体的な内容、事実関係は今どの程度明らかになっているか、お話しいただきたいと思います。
○橋本敦君 最終的な調査はこれからとしても、今お話があった検察官十名、全員とは申しませんが、少なくとも出向中に証券会社等から接待、供応を受けた事実があるということについては、これは正確にはこれからの調査にまつとしても、全面的にそういう事実はなかったということではないということで調...全文を見る
○橋本敦君 その点について否定できない事実を直接本人からお聞きになるということ、そしてまた相手方からも聞くということ、いわゆる反面調査的な意味も含めて事実の正確な調査はこれからも全部についてきちっとおやりになるということでございますか。
○橋本敦君 私は前回も申し上げたんですが、まさに検察官は私ども法曹の仲間の一員でございますけれども、とりわけ大蔵省汚職等の捜査について正義の検察として国民から期待と信頼が大きく広がっている中で、出向した証券局の中の、特に証券取引等監視委員会へ出向して、まさに証券会社の不正を取り締...全文を見る
○橋本敦君 それでは、この問題については適正な調査を重ねてお願いして、質問を終わらせていただきたいと思います。  次の問題に移らせていただきます。  最高裁に司法修習生の教育問題でお尋ねしたいんですが、司法修習生指導要綱というのができていると思うんですけれども、一番新しいのは...全文を見る
○橋本敦君 その平成八年から実施されたというものについてお伺いをさせていただきたいと思いますけれども、総則の中で「司法修習生の修習については、学識の深化及びその実務への応用を図るとともに一般教養を重視し、法曹となるにふさわしい品位と能力を備え、その社会的使命を自覚させるように指導...全文を見る
○橋本敦君 「一般教養については、修習の全般にわたり、視野を広め、事物の本質を把握し、高い識見と深い洞察力を養うように指導する。」というのも第四にあるわけですね。私はこれは全面的に必要なことだと思います。  修習期間に立派な指導教官の指導を受けるだけでなく、実務の現場でいろいろ...全文を見る
○橋本敦君 その要綱の中の第三章、「教養科目等」でございますが、一般教養として書かれていることと別に、第二に、修習生に実務に関する幅広い知識を修得させるために、行政法、倒産法、破産法ですね、それから家事少年関係法、知的財産法、独占禁止法、国際法等、こういった法律科目、それに加えて...全文を見る
○橋本敦君 それで、学者の皆さんから、選択科目として行政法をなくしたこと、あるいはまた労働法を入れるべきだということ、破産法はどうかということなど、いろんな意見がございましたね。  私が今言いました要綱の「教養科目等」の第二を見たんですが、ここの中に労働法が入っていないんじゃな...全文を見る
○橋本敦君 では、確認いたしますと、第三章の第二で書いてありますいろんな法律がありますが、ここには労働法は入っていないけれども、これは殊さら労働法の研修あるいはセミナーをやらないという趣旨じゃなくて、労働法も含めてカリキュラムに適正に入れ込んで教養の一環としてやっていく、そういう...全文を見る
○橋本敦君 今回の改正については、選択科目をなくすということで学会からそれぞれ今指摘したようにかなり強い意見、要望もございました。したがって、私は、選択科目からそれをなくしたということに立って、これからの研修所のカリキュラムの中で積極的に今日の経済社会や国際交流の発展の時代に見合...全文を見る
○橋本敦君 そういったカリキュラムについては、法務省あるいは日弁連と意見交換をして十分意見を聞き入れながらやっていくというシステムはあるんでしょうか。
○橋本敦君 教官を通じてということも、具体的には直接はそうでしょうね。しかし、こういったカリキュラムについて、これから作成する上でやっぱり法曹三者で協議をしていくという機会があった方がいいように思って私は質問したんです。  今後の法曹養成に当たって、最高裁がおつくりになるカリキ...全文を見る
○橋本敦君 日弁連とも適正な範囲で協議、意見が聞けるような機会も最高裁として御検討いただきたいということを要望しておきたいと思います。  質問通告では裁判官の増員問題もお願いしておりましたが、時間が参りましたので終わりたいと思います。
05月20日第142回国会 参議院 行政監視委員会 第6号
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○橋本敦君 最近の大蔵汚職をめぐる状況からしても、国民の行政に対する公正で清潔な国民のための行政ということの担保をどうするかということが大きな関心の的になっている中で、我が委員会の任務もいよいよ重要だと思っております。  この行政監視については、一つは内部チェックの問題でありま...全文を見る
○橋本敦君 先ほどの発言で時間がなかったので触れなかったんですが、この委員会の持つべき行政監視の機能として、先ほどからも竹村先生、松先生からも御意見が出ておりますけれども、国民から直接苦情処理ということをやっぱりきちんと大事にして、国民のまさに行政監視機能と国会の国政調査権が一体...全文を見る
○橋本敦君 倫理の問題ということになりますと、先ほどから田村先生もおっしゃっているように、これはまた大変難しい問題になってくるわけで、要するにここで大事なのは、行政がまさに汚れのない国民の期待にこたえる行政として発展をしていくという、そのことをどうシステマチックに担保していくか、...全文を見る
05月22日第142回国会 参議院 本会議 第29号
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○橋本敦君 私は、日本共産党を代表し、中央省庁等改革基本法案について総理に質問いたします。  総理は、昨年の五月、六大改革に関して、国民の一人一人、特に二十一世紀を担う子供たちが将来に夢や目標を抱ける社会を目指すと強調されました。ところが、一年たった今日、社会意識に関する世論調...全文を見る
05月28日第142回国会 参議院 法務委員会 第16号
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○橋本敦君 続きまして、私からも質問させていただきます。  まず、基本的な問題として、本法案の背景あるいはまた本法案を出すという事情がどこから来たかという問題であります。  この問題についても、法務省の債権譲渡法制研究会報告書でも指摘をされているんですが、「近時、民法制度の変...全文を見る
○橋本敦君 私は、それを全面的に否定しているのではありません。そういう要請とともに、今日莫大な、例えば五月二十六日の新聞報道によれば、大手十八行で二十一兆七千億にも及ぶと言われる不良債権、この処理が今日の金融秩序の回復にとって大事だという状況の中で、そういった要因の解決ということ...全文を見る
○橋本敦君 私は、それで心配をするのですが、そういう不良債権処理ということがSPCとの関係で具体的にやられるためにこの法案が役立つという構えていった場合に、不良債権が現実に解決されないで多額の債務として残った場合に、一体どういうことになるのだろうか。  そういう点で、自民党の山...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  今日の政治状況から見て、私は、そういった点まで行政庁としては深くバックグラウンドとして検討をしておく必要があるというように、実は政治の責任として思っているわけです。  次に、具体的な法案の問題について質問に入りますが、第三者に対する対抗要件の問題...全文を見る
○橋本敦君 では、二つ聞きますが、同時到達という不明の場合が出てきたときは、債務者は債権者が知れざる場合として、その債務の弁済は供託という手続をとることができますか。これが一つ。  それから、先ほど私が指摘した債権譲渡の登記について、日にちだけじゃなくて時間まで登記するというよ...全文を見る
○橋本敦君 それは可能であるけれども、言ってみれば取引の不安定、安全性を欠く要因の一つになるんです。そうでしょう、弁済すべき相手が特定しないということですから、そういう問題が出てくる。  それから、規則で考えるというのは、法務省のどういう規則ですか。この法律からはそれはうかがえ...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、この法案に基づいて規則をつくるという用意はそのほかにも考えておられるんですか。今私が指摘した問題以外に、本法に基づいて登記関係で新しい規則を法務省はつくるという作業はもう進んでいるんですか。将来とおっしゃったから、今現実の問題として進んでいるのか、遠い先に...全文を見る
○橋本敦君 その問題は対抗要件という重大な権利関係にかかわる問題ですから、将来政令で決めるからということじゃ足りない。この法案の持つ重大な問題だと私は思います。  もう時間がなくなりましたから、あと一問か二問しかできないんですが、債務者に対する対抗要件の一つの問題として、登記事...全文を見る
○橋本敦君 譲渡債権者。
○橋本敦君 その点について、特債法では明白な委任という関係を法律上特定していますね。本法はそれはありませんね。ないけれども、譲渡人はもはや債権者じゃないんだけれども、もとの債権者だけれども、債務者に対して登記事項証明書の発行なしにもとの債権者としてどんどん請求するというのは、譲受...全文を見る
○橋本敦君 譲受人は、私は委任はした覚えはない、後で二重請求という問題が実際法律上起こり得るでしょう、債務者は知らないんだから。二重弁済の危険が起こるでしょう。わかりますか。譲り渡しのもとの債権者が請求する、登記証明書はないんですよ。今度は譲り受けた方が登記したという登記事項証明...全文を見る
○橋本敦君 質問を終わりますが、そうは簡単にいかない、極めて不安定な状況が起こって、債務者の利益を害する状況があり得るということで、次にまた続いて質問します。  きょうは終わります。
06月04日第142回国会 参議院 法務委員会 第17号
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○橋本敦君 きょうは三先生、御苦労さまでございます。  対抗要件ということに関して、最初に池田先生にお伺いしたいんですが、特債法によります公告という問題、それから民法における確定日付の通知という問題、それから本特例法によります登記日の関係、レアケースであるけれども競合した場合の...全文を見る
○橋本敦君 その場合、時間までとなりますと、受理をした時間なのか、登記手続が完了した時間なのか、一体どちらをとればいいのだろうかという問題がその次に起こってくるんです。そこらあたりは、先生の御意見、何かお考えがありましたらちょっと伺っておきたいんですが、いかがでしょうか。
○橋本敦君 そういう手続がとれない一番問題なのは、特債法による公告なんです。特債法による公告ということになりますと、時の特定はもう事実上不可能と言わざるを得ません。だから、レアケースでありますけれども、これとの競合関係の優劣を判断するということについて一体どう考えたらいいんだろう...全文を見る
○橋本敦君 わかりました。  私もこの際、本当にそういった法的安定性を確保するという点からいえば、特債法は廃止をして一本化していいんじゃないかという考えも持っておりまして、ちょっとその点でもお伺いしたわけなんです。  その次の問題といたしまして、今度は岩原先生の方にお伺いする...全文を見る
○橋本敦君 その点で、岩原先生、SPC自体が逆に不良債権を抱えてしまって、買った債権の回収が不能になるというような状況も含めて、SPC自体の存立が、採算的に赤字を抱えてしまうというような心配がないとは言い切れぬということを私は心配するんですが、今おっしゃった外国の例でそういった不...全文を見る
○橋本敦君 ありがとうございました。  小野先生、時間がありませんので失礼いたします。
○橋本敦君 前回私がお尋ねしましたことに対して民事局長は、法案の十六条に、この法律に定めるもののほか登記に関して必要な事項は政令で定める、こう規定しているので、登記申請に関してその日時の時までその登記事項証明書の内容等について定めたいという御答弁がございました。  衆議院でもこ...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、登記事項証明書を出すときには、そこまで記載するとなれば、その登記した日時の時まで、それは登記の原本かファイル原本か、後でそれが検証されるためにどこにそれは記載されることになるんですか。
○橋本敦君 そうなれば、先ほどから議論されているように、法律事項としてもよいのではないかということもまた考えられるんですが、それはおいておきましょう。  そこで、次の質問は、前回時間がなかったので私質問しなかったんですが、その日時の時は登記申請したときの時なのか登記手続が完了し...全文を見る
○橋本敦君 つまり、登記手続ができたときの時、こういう意味ですね。
○橋本敦君 そうしますと、そういうことで特例法の関係では確定するとして、それで議論をしたんですけれども、民法の確定日付ある債権譲渡通知の到達の時点、それから特債法による公告、この三つの対抗要件の競合ということについて、民法の債権譲渡通知の到達ということとこの登記の時との関係ではこ...全文を見る
○橋本敦君 あり得るから、優先順位としても先後はどうやって判断するんですかということになるんですよ。
○橋本敦君 そういう意味では、その点は整理をしなきゃならない、理論的ではありますけれども、法律上の一つの重大な欠陥を示している問題だというように私は理解せざるを得ないと思うんです。  次の問題に移ります。  特債法では債権の譲渡を公告でいたします。そうすると、債権の取り立てに...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、債務者としては、登記事項証明書が送られてくれば、債権譲受人から請求できるということでの対抗要件ができてくる。それがないと、もとの債権者から請求が来る。債務者としては債権譲渡を知らないわけですから、債権者だと認識をして、そして例えば相殺の抗弁だとかいろんな抗...全文を見る
○橋本敦君 そういったことで裁判を起こされたら、裁判を受けて立たねばならぬということになるんです、実際の問題としては。自分の弁済は有効だということを証明しなければならない。裁判にならなきゃいいですよ。そこのところの債務者の保護というのはそういうあいまいなことでいいんだろうかという...全文を見る
○橋本敦君 そこが問題なんです。  有効に弁済した、お金を払ったんですよ。だから債権は消滅したんです。その債権が消滅したということを、その債権譲渡登記の中から自分債務者名と債権は消滅して、登記を抹消してもらう権利があると思うんです。  ところが、なぜ債務者にその権利を認めない...全文を見る
○橋本敦君 重大な問題でしょう。先ほど大森委員からは虚偽登記の問題がありましたが、真正に弁済をして債権が消滅しているんですよ。債務者にとったら、消滅したということを、登記ファイルから債権の抹消をしてもらう権利があっておかしくないんです。債権の譲渡人と譲受人の共同の登記か何か知りま...全文を見る
○橋本敦君 重大な問題があるんですよ。  時間がありませんから次の問題に移りますけれども、第八条の関係でありますが、第八条一項は、何人も登記官に対して、登記事項の概要のことで登記事項概要証明書の交付請求ができる。しかし、この一項では、債務者のプライバシー保護のために、債務者の債...全文を見る
○橋本敦君 譲り渡そうとする者は請求すれば当然この証明書は自分でとれますね。
○橋本敦君 そうすれば、債権譲渡するか受けるかというのは、債権譲渡する者がその証明春をとって、それを譲り受けようとする者が見せてください、どんな債権があるかわからないから譲り受けるかどうかの交渉も話もできませんよと言えば当然見せることになる。これは当たり前のことですね。だから、政...全文を見る
○橋本敦君 時間がなくなりましたから終わりますが、まさにそういうことで、プライバシーの保護というものには重大な問題がこの法案にあるということです。その点、民法の原則からいえば、確定日付による債権譲渡というそのこと自体ではこういう心配は起こってこないんですよ。  だから、そういう...全文を見る
○橋本敦君 私は、日本共産党を代表して、本法案について簡単に反対の意見を申し述べます。  民法が原則としております債権譲渡に関しての第三者への対抗要件と債務者保護要件の統一的な機能というのは、私は基本的には民法の大事な原則として守るべきである、こう思っております。ところが、特債...全文を見る
06月08日第142回国会 参議院 行政監視委員会 第7号
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○橋本敦君 先ほども大蔵大臣は本件の結果について報告をされ、極めて遺憾な事件であるというようにお話がございました。まさに大蔵省始まって以来の重大な事件だと言っても差し支えないと思います。  当行政監視委員会が生まれて、国会の立場から公正な行政、これを国民のために監視をしていくと...全文を見る
○橋本敦君 大蔵大臣、私が申し上げましたのは、平成五年から今日までこういった数々の過剰接待と言われる国民の信頼を裏切る行為があったんです。だから、歴代の大蔵大臣あるいは歴代の事務次官も、職員に対する十分な監督を尽くす、そしてこういった不祥事はいち早く発見をして適正なようにしていく...全文を見る
○橋本敦君 大臣の立場で遠慮されましたが、国会の立場では歴代大蔵大臣の責任も政治責任としてなかったとは言い切れない、私はこう思います。  第二番目に、今回の調査は本当に実態の解明ができたのだろうかということです。  一つの問題として、百十三名ですか、処分がございましたが、一体...全文を見る
○橋本敦君 だから、内部調査が十分尽くされていなかったという事実をお話しになったようなことでございますね。  しかし、それぞれの銀行は、資料を押収されたといっても、調べれば可能な範囲で調べられるからこういう発表が出ているんだと思います。  それからもう一つは、大蔵大臣は検察官...全文を見る
○橋本敦君 終わります。
09月22日第143回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○橋本敦君 私は、今国政上の重大問題となっております防衛庁の背任事件に関連をして質問させていただきたいと思います。  この事件は、言うまでもありませんけれども、長年にわたる軍需産業と防衛庁との構造的な癒着とも言われかねない、そういった状況の中で、国民の税金を使う予算の執行過程そ...全文を見る
○橋本敦君 刑事局長にお伺いをいたしますが、本件関係者の被疑事実の要旨ということも書面で私も拝見をいたしました。  背任罪ですから、自己または他人の利益を図るという目的もその構成要件の内容の重大な要件でございますけれども、本件については、いわゆる諸冨あるいは上野、こういった調達...全文を見る
○橋本敦君 その任務違背行為は、本件の国に返還すべき金額の減縮というそのこと自体が今御指摘のように会計法なりあるいは国の債権管理法なり、そしてまた今御指摘のあった調達物品等の予定価格の算定基準に関する訓令、これに明白に違反しているというように検察庁としては認定しているわけですね。
○橋本敦君 ですから、記載されているということはそういう判断で捜査を進めている、こういうことでしょう。
○橋本敦君 まさに違法なことをやって任務に背いているわけですよ。そして、なぜ任務に背いてそういう違法なことをやったかといえば、この被疑事実の要旨からうかがわれるところは、不正に過払いを受けていた事実が発覚した、そういうところから、諸冨等はこのことが明らかになるならばそれは自己の責...全文を見る
○橋本敦君 まことにけしからぬことです。そういった不正が発覚すれば直ちに真相を究明して適正に処理すべきなのに、法に違反して自己の利益まで図るということですね。  しかも、もう一つこの被疑事実の要旨に記載されていて私が重大だと思うのは、東通から調達本部の退職者に顧問料名下に全員の...全文を見る
○橋本敦君 そしてまた事実、東通に調達本部関係のこういった意向を受けて防衛庁から天下りをし、三人と言われますが、顧問料名下で月一回しか勤務しないのに年間七百万円もの利益を受けていたと。これはまさに仕事に対する報酬じゃなくて不当な資金提供と言ってもいい。こういったことを、過大支払い...全文を見る
○橋本敦君 それ以上の事実は捜査の内容と言うけれども、証拠と捜査の方向づけの具体的な資料もなしにそういった被疑事実の要旨として検察庁が推測で書くなんということはあり得ない。これは捜査の信頼性からいって当たり前じゃないですか、どうですか。推測で書いたんじゃないでしょう。そのことを言...全文を見る
○橋本敦君 だから、まさに諸般の状況からそういった状況を認定されるということですよ。  自己保身を図る、防衛庁職員の天下りを相手の弱みにつけ込んで要求する、そしてそれだけじゃなくて莫大な国民の税金の過払いについて完全な返還をさせない。まさに私は公務員としてあるまじき重大な犯罪だ...全文を見る
○橋本敦君 約十七億という莫大な金額の支払いを免れさせているということです。  一つ刑事局長に伺いますが、この被疑事実の要旨を拝見いたしますと、この事件が平成六年三月ごろ発覚をした、調本と東通との間で締結した味方識別装置等の製造請負契約、これについて過大申告等によって東通が不正...全文を見る
○橋本敦君 ちょっとよくわかりませんが、捜査の進展次第によっては、返還すべき金額は数十億という巨大な金額の全貌にもわたって状況を明らかにするということが捜査の対象としては可能であり、その方向で捜査しているということですか。
○橋本敦君 被疑事実の要旨にそう書いてあるんですから、私は徹底的な解明をしてもらいたいと思います。  さて、この件に関して重要なのは、防衛庁が組織的な証拠隠滅工作をやった、そういう状況が多くの新聞でも明らかになっているように、今捜査もその点に向けて大きく進展をしているということ...全文を見る
○橋本敦君 刑事局長、はっきり言ってほしいですよ。こういった事件について、防衛庁内で証拠隠滅と疑われる行為、公文書毀損・毀棄と疑われる行為、そういった行為が全然なかったとあなた今ここで言えますか。そういった状況があったということで捜査をやっているんじゃないですか、どうですか。それ...全文を見る
○橋本敦君 そうすると、証拠隠滅あるいは公文書毀棄ということを立件するという意図は全くなくて捜査をやっているんですか、そんなことないでしょう。そういった不法行為があれば徹底的に捜査をする、そういう厳正な立場を貫いて捜査をやるのは当たり前じゃないですか、どうですか。
○橋本敦君 そこですよ。違法な行為があれば適切に厳重に対処する。だから、証拠隠滅と見られる明らかな行為あるいは公文書毀損ということが犯罪として成立するという行為、捜査の結果そのことが明らかになればその問題については厳重に立件し処置をするということは今の答弁から間違いないですね。
○橋本敦君 当然それは全貌としてやってもらわにゃならぬ。背任という重大な行為の状況的事実じゃなくて、まさに背任罪と並行的に行われた組織的な証拠隠滅あるいは公文書毀棄、そういった問題として捜査の結果証拠が明らかになればきっちり立件して責任を追及する、今のお言葉からそのことは当然だと...全文を見る
○橋本敦君 現在その認識が全く間違っていた、改めてきちっと検査をし直す必要もあるし、厳正に対処する必要もあるということではないかということが一つ。その結果、不当に返還を免れた行為は許さないということで、きっちり国に返還させるということで、そういう立場で会計検査院としてはしかるべき...全文を見る
○橋本敦君 今の適切にの具体的な方向づけを言ってください。適切とはどういうふうに対処するんですか。過大な減額を含めてどうさせるんですか。
○橋本敦君 適切に処理させる方向でやるということですか。
○橋本敦君 はっきり答えてください。  もう時間がありませんから防衛庁に聞きます。  防衛庁はこの問題について、「東通事案に対する現時点での評価について」という文書を但木官房長にも藤島官房長が渡し、あるいは特捜部にも石附副本部長が渡すなどして、本件は刑事事件にならない、背任罪...全文を見る
○橋本敦君 適正な原価計算ができないとか、執行官の裁量範囲でやったことだとか、そういったことで弁解をしている。この弁解は今通用すると思いますか。この文書どうしますか。
○橋本敦君 反省していないんですか。いまだにこれはいいと思っているんですか、反省しているんですか、どっちですか。
○橋本敦君 もう時間がないから、これで終わりますが、整理というのはどういうことですか、反省するんですか、はっきり言ってください。そんなあいまいな答弁で責任果たせますか。
○橋本敦君 いかに間違っているかを考えないんですかと言うんですよ。答えてください。
○橋本敦君 時間が来ましたから終わります。  ありがとうございました。
10月08日第143回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○橋本敦君 まず最初に、給与の問題ですが、私どもは人勧の完全実施に賛成でございます。  私たちも前から上厚下薄、上に厚くて下に薄いというのはやっぱり改善した方がいいということを言ってまいりました。今度の結果を見ますと、裁判官にしても、特別職に相当する最高裁等、それから検察庁こす...全文を見る
○橋本敦君 最近は、大蔵省の汚職があり、さらには防衛庁の背任事件という重大な事件があり、そして今また不良債権をめぐって金融業界のいろんなモラルハザードの問題が取りざたされるなど、検察官の職務の適正な執行についてはいよいよ社会的にも要請が高まり重大になっております。  そういう意...全文を見る
○橋本敦君 その点はぜひお願いをしておきたいと思います。  それで、具体的な問題ですが、法務大臣は七日に開かれた検察長官会同におきまして、現在の状況に照らして、検察としても金融機関の不良債権問題の処理の過程において、破綻した金融機関の経営者らに対する刑事責任の追及や、悪質な債権...全文を見る
○橋本敦君 よくわかりました。  それで金融監督庁にわざわざお越しをいただいたわけですが、現在金融監督庁でいろいろお調べでございます。私も調べて驚いたんですが、例えば長銀は五千二百億円の不良債権を日本リース、日本ランディック、エヌイーディー等に対して抱えておりまして、これの債権...全文を見る
○橋本敦君 刑事局長、大臣と金融監督庁から今お話がありました。既に拓銀では告発が出されておりますが、そういったことを受けて積極的な捜査をするという方針で臨んでいただきたいということを要望しておきます。
○橋本敦君 終わります。
12月03日第144回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○橋本敦君 私は、きょうは中島議員にかかわる問題を尋ねたいと思います。  九六年、九七年の両年にわたっての政党助成金が自民党の本部から群馬県第三選挙区支部、中島議員のところでありますが、それぞれ一千万円交付された事実は明白であります。これをめぐって、中島議員はこれまでに虚偽記載...全文を見る
○橋本敦君 それはいいです。
○橋本敦君 今、刑事局長がおっしゃった十九日に再逮捕したという買収事件に関してきょうは特にただしたいと思うのであります。  この買収事案の被疑事実の要旨は、要するに、中島議員が自己の当選を得る目的で選挙運動者である関係者に対して選挙運動報酬あるいは投票報酬等の資金として二千万円...全文を見る
○橋本敦君 そこで、買収資金の問題でありますが、この買収資金が、例えば九六年度は約三百七十万円、そして九七年度は八百四十九万円、これが政党助成金の方から穴埋めに流用されたというように報道されておりますが、これについても今捜査中であることは間違いありませんか。
○橋本敦君 その資金の具体的な特定は捜査中ですからいいとして、要するに、その資金が政党助成金から穴埋め的に流用されたという状況について、既に報道されているわけですが、こういう報道に関して、検察庁は、その報道で言われている事実も含めて重大な問題として捜査をしているということは間違い...全文を見る
○橋本敦君 政党助成金から流用的に資金が全然流されていないということは断定できませんね。そういった問題も含めて慎重に捜査をしているという状況ではないんですか。
○橋本敦君 もし仮にそうだとして、報道されているところによれば、今お話ししたように、九六年は三百七十万、九七年が八百四十九万としますと、一千万円政党助成金が交付されている何とその半分以上を買収資金に使った、そういう疑惑さえあるという重大な事件になってくるわけであります。  そも...全文を見る
○橋本敦君 政党の活動の自由に介入しないという建前から使途制限をしないということの裏をかかれて私的流用、あるいは選挙買収にまで使われるという実態が明らかになった、こういう事態について、これでいいと思うのかどうかと私は聞いているんです。いいとは言えないでしょう。いいんですか。
○橋本敦君 あなたはそうおっしゃるけれども、この政党助成法自体が政党活動の自由を拘束してはならぬということで使途の制限はしないと。そういうことが裏をかかれて、虚偽報告は処罰するけれども、政党助成法自体が買収資金に使っちゃいけないとか私的に流用してはいけないとか、そういう制限を設け...全文を見る
○橋本敦君 そんなこと言ったって、政党助成法でもらった金が使われて私的流用や買収に流れているんですから、政党助成制度そのものに根幹があるじゃありませんか。この議論は果てしないから、あなたの見解では全く話にならぬのでこれ以上やりません。  いやしくも政党助成金というのは国民の税金...全文を見る
○橋本敦君 その論議に入る前に一言、大臣、この中島議員の買収問題については資金がどこから出たか、政党助成金から出たかも含めて徹底的に厳しく捜査をして、法務省としては厳重に処断をすべきであると私は思いますが、その点は大臣も同一のお考えではないでしょうか。
○橋本敦君 そこで最後の質問ですが、大臣も今お触れになったんですが、政治改革が大いに論議されなくちゃならぬ、こういう中で、企業献金の全面禁止、そして同時に政党助成制度の廃止という課題も含めて国会では各党が大いに論議をしていく必要がある。そして、国会議員の数の削減などという議論も出...全文を見る