橋本文彦

はしもとふみひこ



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開催日 会議名 発言
02月26日第102回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○橋本(文)委員 私、社会労働委員を兼務しておりまして、この一年間、いわゆる高齢化社会を迎える形でもって、あるいは二十一世紀を迎えるに当たって今後どうするかというビジョンの問題、展望の問題をやってまいりました。そういうわけで、冒頭に、裁判所に関しましてもいわゆる司法のビジョンとい...全文を見る
○橋本(文)委員 抽象的にはそのとおりでございますけれども、もう少し具体的に、こういう問題が将来起こり得ると予想されるとか、こういう問題で今困っておるというようなことを実はお聞きしたいのでございますが、いかがでしょうか。
○橋本(文)委員 適正配置の問題に触れられましたけれども、古くてまた新しい問題だと思います。訴訟の遅延、これはよく裁判の拒否に等しいと言われますけれども、本当に裁判が長期化している。これにつきまして国民の大部分は、当初裁判が起きたときには関心を持っておるけれども、だんだん日を追っ...全文を見る
○橋本(文)委員 私は、訴訟促進が最大の司法のビジョンであらねばならない、このように思っております。  そこで、今回財事増員九名ということでありますけれども、五十四年を初めといたしまして逐年判事の増員がございます。また、反面事務官の減員という形がございますけれども、判事の増員、...全文を見る
○橋本(文)委員 判事補の増員があって、それが十年たって判事に昇格する、そのための増員だというのであれば、当然計数的には数が簡単に出ると思うのです。私が聞いているのはそうではなくて、そう十年、二十年先のことを言っているのではありません。確かにどんどん事件数がふえておる、社会が複雑...全文を見る
○橋本(文)委員 それでは、発展性がありませんのでこの辺でやめます。  昨年の委員会で山口局長が裁判所の適正配置の問題に触れまして、いわゆる民事不取り扱い問題につきまして、人口の急増等に関してはそれがまた復活する例もあるという話でございました。それで、相模原簡易裁判所の例が出さ...全文を見る
○橋本(文)委員 現場の声と最高裁の方とでは随分違うように思いますけれども、現実的に家庭裁判所の出張所が置かれているために、本来ならば刑事あるいは民事の方の事務を取り扱う書記官あるいは事務官がこの家庭裁判所の出張所のためにその相談件数を受理する。確かに火曜日とか金曜日には裁判官あ...全文を見る
○橋本(文)委員 つまり、津久井簡易裁判所というのは昭和三十九年の段階から建物は取り壊されて、しかも敷地もない、名前だけが載っかっているということですね。そういうことになるのでしょうか。名前だけ載っかっている裁判所である。現実には物的設備も人的設備もないものだ。今までの議論の中で...全文を見る
○橋本(文)委員 御承知と思いますけれども、神奈川県におきましては甲号支部が川崎、横須賀、小田原、この三カ所ございます。ところが、人口でいいますと、横浜市、川崎市に続いて相模原市が第三番目でございます。四番目が横須賀、こうなっておるわけでございますけれども、この人口急増地域相模原...全文を見る
○橋本(文)委員 先ほど司法の長期展望ということを聞きましたのは、実はこの辺に視点を置いたわけでございますけれども、事件数が少ないから、あるいは裁判所のニーズが少ないから、だから現状のままでいいんじゃないかとか、あるいは従来民訴の取り扱いをしなかったとかいろいろ経緯がございますけ...全文を見る
○橋本(文)委員 ところが、現実的には第三億務者である銀行等が現在の所持人、善意の所持人にも支払いを拒否しているというところからいわゆる新しい金融不安が起こりつつあるということまで報道されているわけですね。どうしてこういうような問題が起きるのか——大蔵省来ておられますか、銀行局、...全文を見る
○橋本(文)委員 銀行協会のそういう中で仮処分の場合の明文がないからという、そういうお答えではちょっとおかしいんですがね。手形といえば、もう現金と同じであるというような感覚が世間一般にはあると思うのですね。そして、その手形を信用性を増すために、いわゆる手形の所持人はとことんまで保...全文を見る
○橋本(文)委員 直接の債務者に支払ってはいけない、こう書いておれば支払いはしたんだ、しかし、ただ単に第三者債務者はこの手形に基づいて支払いをしてはならないとあるから、現在の善意の所持人に対しても支払いをしてはいけないというふうに誤信した、こういうことでございますか。
○橋本(文)委員 質問が前後して恐縮でございますけれども、第三億務者は支払いをしてはならないという主文があるからそれに従って支払いをしなかった。これはまあ一応は納得できるのですが、じゃ仮に、第三億務者はその債務者に対して支払いをしてはならない、その債務者と現在の所持人は違う人間だ...全文を見る
○橋本(文)委員 では民事局長にお尋ねいたします。  実務上では、主文の書き方、例えば第三億務者はこの手形に基づいて支払いをしてはならないと書いてあろうと、あるいは直接の債務者に対して支払いをしてはならないと書いてあろうとも、銀行協会では善意の所持人に対しては支払いをしていなか...全文を見る
○橋本(文)委員 この手の事案が根絶できるようによろしくお願い申し上げます。  そこで刑事局長、ちょっとこれは簡単でございますけれども、この件につきましていわゆる二項詐欺という形でもって警察の方は逮捕しておりますけれども、これは今後どういうような罰条で処罰されるのか、もし御見解...全文を見る
○橋本(文)委員 家庭裁判所関係で、最高裁がいわゆるモデル試案をつくったと前回議論になりましたけれども、これについて答弁を見ておりますと、部外秘にしたのはただ単にたたき台にすぎないということである。それから、目下検討中であるので、これを公表することになるとかえって誤解を招くからと...全文を見る
○橋本(文)委員 少年非行が激増しておるということから、それを画一的に迅速に処理をするというところに本来のねらいがあるのじゃないでしょうか。今おっしゃったようなことを言っていると、余りモデル試案をつくるような意味がないように思われるわけです。何とか早く少年非行の数を処理してしまっ...全文を見る
○橋本(文)委員 各家庭裁判所で取り扱いが区々である、ばらつきがある、そこで均一化しようというようなことが言われておるようでございます。部外秘のために私の方もそれをよく質問するわけにいきませんので遠慮いたしますけれども、全国津々浦々の各家庭裁判所が一堂に会する機会がたくさんあるわ...全文を見る
○橋本(文)委員 これで終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○橋本(文)分科員 米軍の相模総合補給廠の問題についてお尋ねいたします。  補給廠といえば昭和四十七年の八月に、いわゆるベトナム戦争の戦車輸送阻止運動が連日新聞紙上をにぎわした年でございますけれども、今回、昨年の十一月三日付の新聞で、いわゆるM109自走りゅう弾砲が配備されてお...全文を見る
○橋本(文)分科員 通常の機能というのがよくわからないのですが、そうしますと、戦車あるいは兵器はそこには備蓄されていないと伺ってよろしいわけですか。
○橋本(文)分科員 それではまず、この補給廠視察が従来は許可されておった、それがいつごろから許可されなくなったのか、その日時をお伺いしたいと思います。
○橋本(文)分科員 最近において視察が許可されたのはいつですか。言い方を変えれば、最後に視察ができたのはいつでございましょうか。
○橋本(文)分科員 北海道に島松演習場というのがある。そこにM109を配備するというような動きがあった。ところが、アメリカの方でも、非常に難しい問題ということでいわゆる方向転換をして、それを相模補給廠に持ってきた、こういうような論評も一部行われているわけであります。今、事前集積の...全文を見る
○橋本(文)分科員 このM109にはいわゆる核が搭載できるということはいかがでしょうか。
○橋本(文)分科員 先ほどの答弁の中で、在韓米軍の兵器のいわゆる一時保留という形で相模補給廠に来ているということは、現在外務省は認めておるわけですか。
○橋本(文)分科員 そうすると、外務省としては、M109が現在相模補給廠にあるということは公式にお認めになるわけですね。
○橋本(文)分科員 公式的な見解では云々できないと言うけれども、じゃ外務省としては、現在109が相模補給廠にあるということは御存じなんですね。
○橋本(文)分科員 先ほどの答弁では、いわゆる在日米軍司令部の方に問い合わせをしてみた、その結果109があるというような御返事に聞こえたのですけれども、違いますか。
○橋本(文)分科員 私が先ほど申し上げました在日米軍司令部の広報室長D・M・ハリスの言葉が新聞報道に出ております。たしか十一月二十二日ごろの新聞と思いますけれども、その記事を恐らく拝見したと思います。そういう記事がありながら、あるのかないのかわからないようなこんにゃく問答をこれ以...全文を見る
○橋本(文)分科員 第一番が横浜市、二番目が川崎市、三番日が相模原市でございます。参考までに、四番目が横須賀市。  では、この補給廠が相模原市役所とどのくらいの距離にあるか、わかっておりますか。
○橋本(文)分科員 相模原市役所、まさに相模原市のいわゆる中心地である市庁の前の道路から直線コースで真っすぐにありまして、一キロでございます。  では、この相模補給廠の面積というのはわかりますか。
○橋本(文)分科員 数字では二百十万平米ですけれども、いわゆる縦、横にすると何キロ、何キロになるかわかりますか。図形を見ればわかると思いますけれども、大体二キロ掛ける一・一あるいは一・二キロくらいの長方形でございます。これをもっとわかりやすく言うと、この国会議事堂が相模原市役所と...全文を見る
○橋本(文)分科員 全然質問の趣旨がわかってくださらないようですな。要するに国会議事堂の目と鼻の先に皇居がある。そこにそういうものがあったら一生懸命事実確認をするのじゃないかということを聞いたのです。相模原市は田舎だからそんなもの知るかいということのようでございますので、これで終...全文を見る
○橋本(文)分科員 前回よりもさらに厳しい姿勢ということが今よくわかりました。  話を変えます。やはり外務省が所管しております財団法人アジア福祉教育財団というのがありまして、ここでいわゆるインドシナの難民を日本が保護しているわけでございます。これは要するにインドシナの民生安定あ...全文を見る
○橋本(文)分科員 今、アメリカ以下ずっと勘定してまいりますと十三番目になるということを質問しましたよね。ちょっと恥ずかしいのじゃないかなということを質問したのですが、もっとダイレクトに答えていただきたいのです。
○橋本(文)分科員 先ほども、アフリカ難民、アフリカの危機ということで日本としても大きな行動を起こそうというような時期でございます。このインドシナの難民問題、大分社会問題化されてから時間を経過いたしまして、やや忘れかけている嫌いがありますけれども、本来の目的は友好関係を高めるのだ...全文を見る
○橋本(文)分科員 時間が参りましたのでこれで終わりますが、M109につきましてはまた別の機会に改めて論議したいと思います。  終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○橋本(文)分科員 時間も十分ほど超過しておりますので、できましたら短時間で切り上げたいと思います。  私、国会に来るときにいつも十六号線を使いまして、それで二四六を越える、そして横浜インターに入るわけなんですが、本来ならば三、四分で自宅から横浜インターまで入れるのですけれども...全文を見る
○橋本(文)分科員 かなり上位ではなくて、具体的に何位かというのはわかりませんか。
○橋本(文)分科員 五十五年度の段階では大体全国で第四位ぐらい、五十八年度では恐らく三位ないし二位ぐらいに上がっているんじゃないかという話があったのですが、つかんでおりませんか。結構です。  昭和五十四年度に着工いたしました大和厚木バイパス、もう既に六年間経過いたしましたけれど...全文を見る
○橋本(文)分科員 先ほど述べました藤沢町田線のいわゆる地下掘削する工事はいつごろ始まるのでしょうか。また、いつごろ終わるのでしょうか。
○橋本(文)分科員 昔は目黒といえば全国一のネックだった。最近では多少緩和されまして鶴間に移ってきたと思うのですけれども、いずれにしてもこの交差点は立体化をしなければ交通渋滞緩和はできないと思うのですが、いかがなものでしょうか。
○橋本(文)分科員 具体的なことで大変恐縮なんですが、今二つの目黒と鶴間の立体交差化、これはいつごろまでにできるか、その見通しがありましたらお知らせくださいませんか。
○橋本(文)分科員 先ほどの藤沢町田線が約六十三年度までかかる、それから五年ということでございますか、それともきょうの時点から五年ということでございますか、ちょっとはっきりしなかったのですが。
○橋本(文)分科員 十六号線、これから八王子の方まで行っていますけれども、例の八王子バイパス、これは相当完成の段階に来たと思うのですが、いつごろ具体的に全面開通になるのか、その時期がわかりましたらお知らせください。
○橋本(文)分科員 さらに、十六号線と百二十九号線が交差するところ、通称橋本五差路と言うておるのですが、これも大変な渋滞の場所でございまして、何とかここも立体交差化をしてもらいたいという声が大変多うございます。  まず、この橋本五差路についてそういう計画があるのかないのか、お聞...全文を見る
○橋本(文)分科員 まず道路の拡幅をやってから、それから立体化に取りかかるというふうに受けとってよろしいわけですね。問題は、この工事、どれくらいの所要年数を必要とするのか。
○橋本(文)分科員 この橋本五差路につきましてほ、立体交差化する場合、いわゆる直線コースではなくて湾曲しております。この辺が工法としてはいわゆる通常の工法でできるのか、あるいは特殊な工法なのか、あるいは工事が難しいのか、あるいは変わらないのか、その辺はいかがなものなんですか。
○橋本(文)分科員 道路拡幅のための買収が終わってから四年間ぐらいで立体化ができる、こういうことなんですが、問題は、そうしますと、用地買収が終わる時期プラス四年間といいますと、今の時点からどのぐらい待てばよろしいでしょうか。
○橋本(文)分科員 はい、わかりました。この道路は経済、文化あらゆる面にわたって大変な道路でございますので、皆さんそうでございましょうけれども、特に鋭意努力いたしましてその進捗が図られますことを心より切望しておきます。  ところで、この橋本五差路からいわゆる旧相模原与瀬線という...全文を見る
○橋本(文)分科員 ちょっとよくわからないのですが、確かに津久井郡というところは広大な面積はありますけれども人口は少ないという、これが直接の原因ですか。
○橋本(文)分科員 現在の残されたところが主要地方道相模原津久井線というわけでございますけれども、これがその先が国道四百十二号、その先がいわゆる国道二十号に接続する、そしていわゆる中央高速道に入っていくという、片方はダイレクトに国道十六号につながっていく、先ほど話しました橋本五差...全文を見る
○橋本(文)分科員 局長大変でしょうから結構なんですけれども、その下の課長さんあるいは課員さんでも結構ですから、折を見てぜひこの道路を日曜、祭日、土曜走っていただいて、実情を知ってもらいたいと思います。  この道路、国道になりました、あるいは主要地方道そのものでございますけれど...全文を見る
○橋本(文)分科員 これはまた大変な大規模な工事だと思いますが、しかし、この相模原あるいは津久井郡は年々歳々住宅が建ち並んでまいりまして、人口急増地域でございます。そういうわけで鉄道網の整備、これは大変でございます。また、他の交通機関といってもなし、バスも入っておりません。そうい...全文を見る
03月27日第102回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○橋本(文)委員 昭和五十九年版の犯罪白書をじっくり読ませていただきまして、そして感じたことがたくさんあるわけなんですけれども、今、高齢化社会、高齢化社会と言われまして、その対応があらゆる分野で叫ばれておりますけれども、この犯罪白書を読みましても、この問題が大きく取り上げられてい...全文を見る
○橋本(文)委員 今大臣からお話ございましたけれども、まだまだ高齢化社会というのは現実の問題になっておらない、まだ先の問題であるというような感じが見受けられるわけでございますけれども、そうしますと、現段階においてはいわゆる高齢化社会を迎えてのいわゆる刑事政策上の問題あるいは犯罪の...全文を見る
○橋本(文)委員 犯罪白書にも指摘してありますけれども、とにかく高齢者を犯罪から守ることがまず不可欠なものだ、それから高齢者が犯罪者になればその場合の犯罪者の処遇の問題、あるいは今度は高齢者が逆に被害者になる場合のその救済方法というものを一応述べておるのですけれども、残念ながら、...全文を見る
○橋本(文)委員 済みません。質問が悪かったかもしれませんけれども、十七回の再審請求あるいは恩赦申し立て、この間のいわゆる区切れ区切れがあるわけですね。その間に八十二日間の間があったのが最高なのですか。六カ月という期間はあかなかったということですか。
○橋本(文)委員 そうしますと、次から次へと再審請求、恩赦の申し立てをしてきてここまで来た、このように伺っていいわけですか。いや、もう前と同じ理由だから理由がないという形で早期に決着がつかなかったのかどうか。
○橋本(文)委員 そうすると、却下されるとまた新たな次の手段を講じてくる、こういうことになるわけですね。  ところで、現在六十五歳以上の死刑が確定している人は何人ぐらいおるのですか。
○橋本(文)委員 法務大臣になりますと一番嫌なのが、死刑の執行の判こを押すのが一番つらい、こういう話をよく聞くのでありますけれども、現実に年間どの程度の死刑が執行されておるのでしょうか。
○橋本(文)委員 一年に一人だけ執行される。ところが、現実に死刑の判決が確定している人間は毎年何名ぐらいですか。
○橋本(文)委員 毎年何名ぐらいずつ死刑の確定者が出てくるかということなんですが……。
○橋本(文)委員 今死刑が確定している人間が日本全国で二十七名ですか。平沢も含めて二十七名だと思いますけれども、そうすると、これがみんな再審の申し立てあるいは恩赦の出願をしておるわけでございますか。
○橋本(文)委員 していない者があればその死刑の執行の数が相当ふえると思うのですけれども……。
○橋本(文)委員 刑事訴訟法の四百七十五条と思いましたけれども、六カ月以内に刑の執行をしなければならないという規定があるわけですわ。それを見ますと、全員が再審の請求あるいは恩赦の出願をしていなければ二十七人がそんなにいつまでもとまっていないと我々は思うのですよ。そうすると、現実的...全文を見る
○橋本(文)委員 刑事訴訟法上の六カ月以内というものは刑の執行を速やかにしなければならぬという形で決められておるというふうに我々は理解しておったわけなんですけれども、きょう初めて、訓示的規定である。そうなりますと、現実的には死刑廃止論に拍車がかかってくるように思いますね。  平...全文を見る
○橋本(文)委員 では、矯正局長さんにお尋ねしますけれども、今六十五歳以上の服役者というのは日本でどのくらいおるのでしょうか。
○橋本(文)委員 今刑事局長の方からは、七十歳ということを理由にしての執行停止はない、その前の一号の規定で執行停止がなされておるのですが、具体的に執行停止の例がもしありましたならば、お聞かせ願いたいのです。
○橋本(文)委員 話はがらっとまた変わりますけれども、今いわゆるぼけ老人とか痴呆老人という言葉が出てきますね。大臣、おわかりですか。わしはまだぼけてないから大丈夫。ぼけというのは自分が食べたものを覚えていないというのがぼけらしいのですね。それで、自分が食事をしたかしないかも忘れて...全文を見る
○橋本(文)委員 その場合にはどういうような処置をとるわけでございますか。
○橋本(文)委員 その場合に、絶無ではないわけでございますけれども、発生する年齢あるいはその数は把握しておりますか。
○橋本(文)委員 私はその数が知りたかったわけなんですけれども、そうですか。発生率が一般世間に比較して少ない、これは何か意味があるのかと私もよく思うのですけれども。刑務所内の食事というものが一般世間に比べて非常に粗末である、カロリーも少ない、それから決められた仕事をしなければなら...全文を見る
○橋本(文)委員 現在では数まではわからぬわけですね。
○橋本(文)委員 私が指摘しておきたいことは、高齢化社会に向かって人生八十年型社会と言われておる。そうすると、六十歳、七十歳なんというのはまだまだ壮年の域だ、こんな説もあるわけでございますけれども、そういうようなこれからも一生懸命頑張ってもらわなければならない人間が無銭飲食あるい...全文を見る
○橋本(文)委員 今お話を聞きまして、老人受刑者の服役した後の姿はまことにみじめだなという感じがするわけです。  そこで、少年院がこれから犯罪を起こさないように、健全な社会の一員になるようにという形でもって存在価値があるというのであれば、またまた違った意味でいわゆる老年院、この...全文を見る
○橋本(文)委員 行刑上、制約があるのはやむを得ません。しかし、高齢化社会が来るということでもっていたずらに――福祉の問題の協力がなければいけないという議論はわかるのですけれども、行刑制度そのものの中に老人受刑者対策をもっと真剣に考えていくべきではないかと思ったので言っておるわけ...全文を見る
○橋本(文)委員 今までは高齢者による犯罪、それから服役した後の状況と聞いてまいりましたけれども、新聞を見ておりましても、本当に高齢者の犯罪がふえてきておる。まず、これをどうしたら防止できるのか、その辺のことはお考えですか。
○橋本(文)委員 高齢者の犯罪の激増というか増加に伴いまして、高齢者の犯罪によって受ける被害者、これもまた高齢化が進んできておる、これも犯罪白書に書かれております。ところが、高齢の被害者の場合、非常に救済手段が少ない。これから立ち直るにも働く場所がない、あるいは福祉の問題だけでは...全文を見る
○橋本(文)委員 ずっと聞いてまいりましたけれども、現段階におきますと、法務省としては高齢化社会に向かってはまだまだ真剣にその対応策を考えていないという姿勢が感じられるわけです。そして、すべては社会福祉の問題で解決していただきたいというような姿勢をきょう感じました。  確かに困...全文を見る
04月02日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第12号
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○橋本(文)委員 職業訓練法が職業能力開発促進法という形に大幅な名称の変更ということですので、内容について大変期待を持って眺めたのですけれども、現実には、本当に名前だけの変更で、基本理念の変更と言われますけれども、基本理念についてもまあまあ同じようなことが書いてあって、はっきり言...全文を見る
○橋本(文)委員 身体障害者につきましては職業訓練校もございますし、ある程度手に技術を持つことも可能なのですけれども、いわゆる心身障害者、特に精神薄弱者については法的には一切、訓練校のいわゆる資格としてもありませんし、それからいわゆる雇用値につきましても定められていないということ...全文を見る
○橋本(文)委員 精神薄弱者について研究を進めておるということなんですけれども、いつごろ発足して、現在作業がどのような方向まで進んできているのか、具体的にその結論が出るのはいつごろか、そういう目安をお持ちでもって今お話し願ったのかどうか、その点をひとつ。
○橋本(文)委員 随分寂しい話ですね。五十三年の段階で、参議院の方では特にもう心身障害者のために職業訓練あるいはその定員をふやせとか、あるいは職種の開発も含めて施設、設備を充実しなさい、こういう話があったわけですからね。それが昨年やっと発足してというのであれば、ちょっとそういう心...全文を見る
○橋本(文)委員 今、雇用率という話が出ましたのでお尋ねしますけれども、普通、一般の民間事業主は一・五%、それから官公庁では非現業では一・九%、それから現業は一・八%、こうありますね。  ここで、きのうですか、いわゆる電電公社が日本電信電話株式会社に移行した。三十二万人の職員が...全文を見る
○橋本(文)委員 努力を要請しているわけでございますけれども、それに対してどういうような回答等がございましたのでしょうか。
○橋本(文)委員 細かい問題で恐縮ですが、それは口頭ですか、それとも書面上の取り決めなのか。
○橋本(文)委員 せんだって、土曜日に国立の身体障害者訓練校を視察させていただきました。行ったところは神奈川県の身体障害者訓練校でございます。約三時間近くにわたりまして視察あるいは懇談という場を与えていただきまして、たまたま春休みの関係で生徒がいなかったわけでございますけれども、...全文を見る
○橋本(文)委員 今局長のお答えの中で、寮も設備しておるのでということで入寮したらよかろうというお話でございましたけれども、現場の声を聞きますと、寮制度よりもむしろ通勤を希望する。それは企業に入りまして、寮がないこともあるんだということで、またその身体障害者の自主自立といいますか...全文を見る
○橋本(文)委員 岡山に一つできるということで、四国にはないけれども、まあまあ近いから勘弁してくれ、こういうことでございますかな。  今お話がありましたように、障害の程度が重篤化、あるいは重度といいますか、重度化あるいは重複化している。現在のその職業訓練校の訓練課程あるいは持っ...全文を見る
○橋本(文)委員 障害の程度が重度化、重複化しておりますので、特に旧式ではなくて新式なものでないと、一生懸命訓練しても職場に直ちに対応できないというおそれがあると思いますので、よろしくお願い申し上げます。  今盲人の話が出ましたので、「厚生の指標」ということで厚生統計協会が出し...全文を見る
○橋本(文)委員 それから、この職業訓練校は建物が大変老朽化しておりまして、障害の程度が重度化していると同時に、建物も重度化している、こういうような声が聞かれまして、何とか新しい建物にしていただきたいという声もそれなりにございました。昔の陸軍兵の傷病病院というか、それを使っておる...全文を見る
○橋本(文)委員 よろしくお願いいたします。  訓練校の訓練科目についてお尋ねいたしますけれども、今回の法改正におきましても、いわゆる産業構造の変化とかあるいはOA機器の導入とかあるいは高齢化とか、いろいろな問題がございますけれども、長い間一貫して訓練科目に変化が見られないし、...全文を見る
○橋本(文)委員 訓練大学校で福祉工学科というものを設けて新しい時代に対応したい、あるいは障害者の重度化に対応したいというお答えでございますけれども、もう一つ、いわゆる高齢化という問題が起きている。身体障害者の問題から一遍に高齢化の問題に入るので恐縮でございますけれども、実は近い...全文を見る
○橋本(文)委員 一つのこういう老人ワーカーというものができますが、ここに至るまでに、まず学校をつくるまでには文部省、それから老人介護の技術という点では技能という問題でこれが労働省の所管になる、資格の問題になってくるとこれは厚生省だという形で、一つの学校を例にとってみましても三省...全文を見る
○橋本(文)委員 今質問したのは、この和泉老人福祉専門学校というものがいわゆる専修学校という形でもって認可された。そこで文部省さんに聞きたいのは、どういう理由で専修学校になったのか、これが一点。  それから厚生省さんの方では、どういう資格が与えられるのか、これをお尋ねしたいと思...全文を見る
○橋本(文)委員 このケースにつきましては、特別養護老人ホームを経営している方たちの意見を聞きますと、どうしても専門家の養成が必要である、こういう声を恐らく聞くと思います。子供に対しては保母さんがおる。これは立派な国の資格でございます。ところが、もう高齢化社会目前、大変なことは目...全文を見る
○橋本(文)委員 確かにこの二年間ここで実習を受けて卒業したとして、行き先はいわゆる特別養護老人ホームあたりが一番大きな就職先だろうと思うのですね、現状では。ただ、そういうときに何の資格もないということで、今言ったような看護婦さんの資格を持っている人とか、そういう資格者との関係で...全文を見る
○橋本(文)委員 春日台におきましてもあるいは静岡においても非常に就職率がいいというお話なんですけれども、このいわゆる精神薄弱者の中でも軽、中、重と度数が違うと思うのですね。これはどういうことなんですか、どういうふうに把握しておりますか。まず、軽い人が多いのか、あるいは平均的なの...全文を見る
○橋本(文)委員 京都の場合はどうなんですか。
○橋本(文)委員 ところで、身体障害者あるいは精神薄弱者全部押しなべて心身障害者という形にしておりますけれども、いわゆる義務教育の問題で養護学校があります。それから就職の段階で、就職できなくて訓練校に入ってくる方もありましょうし、その前にいわゆる振り分けする機関がございますね。こ...全文を見る
○橋本(文)委員 現在百九十三名、それから非常勤の医師が四十七名、これは全国でこの数でございますね。これで十分対応できるとお考えでございますか。
○橋本(文)委員 養護学校、これにはさまざまな心身障害者がおります。軽度の方もおれば、中度もおる、中には重度もおる。それが義務教育という形でもって小学校、中学校課程を終えてくる、高校に進学する人も多いように聞いております。  ここで、高校には行けないからということで身体障害者の...全文を見る
○橋本(文)委員 ですから、職業訓練以前の問題をしなければならないことについて文部省はどのようにお考えですか。
○橋本(文)委員 適正な指導をしておるのだ、努力しているのだということですが、現実に全く障害がありながらもそれを隠しているというか、その結果十五歳になったら何もできない、こういうケースがあるわけですね。それを、確かにあなたは障害を持っているのだから養護学校へ行きなさいとか命令もで...全文を見る
○橋本(文)委員 これは一番かわいそうなのは子供自身だと思うのですね。それは親にしてみれば自分の子供が障害者だということは認めたくない、また世間に認められたくないという気持ちもあると思います。しかし、精神薄弱だとか内部に疾患がある場合にはわからないけれども、全然耳が聞こえないとか...全文を見る
○橋本(文)委員 なかなか難しい問題ですね。ところで、また文部省に聞きますけれども、精神薄弱者の雇用率が現在決められておりませんし、また訓練校ではっきりと精神薄弱者を対象にした学校は少ない。現在わずかに愛知県と静岡と京都と神奈川、残りはやっておらないわけです。その大きな問題は、ま...全文を見る
○橋本(文)委員 これは数で言うのは大変難しいと思いますけれども、現実に小学校に入学して中学校の課程を終えるまでの九年間に、当初あった症状、障害の程度が九年間の養護学校あるいは特殊学級におきまして随分改善された、あるいはいろいろな意味で能力が向上した、これはそう断定していいわけで...全文を見る
○橋本(文)委員 今、鉛筆も削れない子供が多くなった、ましていわんやリンゴの皮なんかむけないのじゃないかと思うのです。その中で精神薄弱の子供がリンゴの皮をむけるというのですから、これは大変なことだと思いますよ。そういう意味で、精薄者といえどもきちっと訓練をすればある程度の技能を習...全文を見る
○橋本(文)委員 ことしの二月十九日に理科教育及び産業教育審議会の答申が出まして「高等学校における今後の職業教育の在り方について」という形で答申がございました。これは興味を持って読ませていただきました。いろんな、専修学校との関係やらあるいは高校の――職業高校ですね、職業教育、これ...全文を見る
04月09日第102回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○橋本(文)委員 今回の法案につきましていろいろな資料があると思うのですけれども、なかなか法務省さん、公開してくれない。ついこの間も、評価委員会の評価はどうなっているのかと私ども思って、いわゆる中間報告というものをいただきました。それを見てます最初にびっくりしたのですけれども、端...全文を見る
○橋本(文)委員 本当に資料がないのでしょうかね。例えばここに「登記制度コンピュータ化十五か年計画」というのがあります。これを見ましても、きちっと十五カ年が分類されておって、しかも六十二年度には法改正も一応予定しておられる。ここまで書いておきますと、データ的にある程度の結論的なも...全文を見る
○橋本(文)委員 この謄抄本を見ますと、いわゆる登記官の記名、押印、この部分が既に瞬時に機械で出てきますね。それで、現在これが謄抄本として交付されているわけですね。そうしますと、現在、この板橋出張所に関する限り、この法案をつくる意味がないんじゃないか。つまり、もう既に磁気ファイル...全文を見る
○橋本(文)委員 理屈からいえば今みたいな答弁にしかならないと思うのです。ですから、もっともっと現実的に、そういう論理をこねくり回さないで、ダイレクトに不動産登記法なりそのほかの商業登記法なり、それを言っても何ら矛盾がないと思うのです。いわゆる並行処理をして、段階的な問題なので中...全文を見る
○橋本(文)委員 四十七年から現在まで五億六千万という費用がかかっておる、板橋だけに限っていえば二億三千万というお答えでした。そのうちいわゆる機械にインプットする、入力の作業は職員ではなかなか手が回らない、できないという形で外部の企業の人を雇い入れるのだ、こういう説明を板橋出張所...全文を見る
○橋本(文)委員 大変細かい話で恐縮なのですけれども、現在一万筆個が入力された。それが三百四十万で済んでいるということになりますと一筆当たり三円四十銭、ちょっと考えられないくらい安いと思うのですけれども、そうですか。  臨時職員が相当数おるように聞いたのですが、まず臨時職員が何...全文を見る
○橋本(文)委員 三百四十円ですね。しかし、五人ないし六人のパートタイムでもこの三年間を通じて三百四十万で上がりますか。具体的にそういう支払ったあれがあれば後日お見せ願います。結構です。  三月の段階で分科会がございまして、ここで局長さんがコンピューター導入の可否という問題をめ...全文を見る
○橋本(文)委員 民事行政審議会の方の意見が出てからこういう委員会で議論をしたい、こう実は思っておるわけなんでございます。その辺いかがですか。
○橋本(文)委員 そうしますと、今の段階ではただ事務処理の迅速化、あるいは待ち時間が大変なのである程度の行政サービスの一貫化、それだけでもって現実に今だけを対応すればいいということでの考えなんですか。何回も言うように、もう十三年間経過している。それでとにかくコンピューター化をやっ...全文を見る
○橋本(文)委員 この板橋出張所以外に全国のコンピューター化、これも当然入力に関する限りは職員だけではできない、当然外部の人を頼むというふうに聞いておりますが、それは本当でしょうか。
○橋本(文)委員 賃金職員を雇用する場合にはいわゆる職員が登記所の中に来るわけでございますけれども、いわゆる外部委託というのはどういう形態を意味するのですか。
○橋本(文)委員 登記簿というものは外部に出せないわけでございますので、もしそういうような外部委託の場合、登記所外でやるということは大変な問題をはらんでくると思いますので、しかるべくきちっとした基準をつくってその場合は対処していただきたいと思います。  この法文に即して聞きます...全文を見る
○橋本(文)委員 この場合はあくまでも大臣が指定する登記所で、そこからその登記ファイルから証明した書面をもらう、その場合の手数料でございますね。単純にこれを読みますと、不動産登記法の二十一条で定める手数料の額と大臣が指定する登記所の証明書の手数料とは別々になるようなふうに読めるわ...全文を見る
○橋本(文)委員 値段が極端に異ならないように、ひとつよろしくお願いいたします。本当に単純に見ますと、これからコンピューター化をするんだ、大変な費用がかかる、だから登記ファイルに記録されたものをもらう場合には別途料金も払うんだというふうに読めますものですから、ぜひそういうことがな...全文を見る
○橋本(文)委員 またまた話がわからなくなってしまったのですけれども、五条で「必要な施策」ということを書いておりまして、今局長が答弁している内容だとすると、昭和六十二年に予想されている不動産登記法の改正との関連でまたよくわからないのです。どういう関係になってくるのでしょうか。
○橋本(文)委員 たしか昭和二十五年に固定式台帳制度、いわゆる大福帳と言いましたね、それを現在のブックシステムにかえるのに約九年間かかったように伺っております。それから、その後行われた土地台帳、家屋台帳、また台帳と登記簿の一元化の問題でも、これはやはり十年間かかったという、そのか...全文を見る
○橋本(文)委員 この登記ファイルを契機に——いわゆる登記制度の理想といいますか、物権変動を正確かつ迅速に公示する、それから同時に不動産の取引の安全を円滑にするという、相矛盾するものがあるわけですけれども、その絡みでもって、必ずしも現在の登記制度は国民の万全たる信頼を得ているわけ...全文を見る
04月17日第102回国会 衆議院 法務委員会 第16号
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○橋本(文)委員 人権擁護局長の名義でせんだって「児童・生徒間のいわゆる「いじめ」の問題に対する人権擁護機関の取組についての人権擁護局長通達」が出まして、それに対するマスコミの評価というのが、例えば「法務省も立ち上がる」とか「「いじめ」法務省もメス」とか、そういうような非常にきつ...全文を見る
○橋本(文)委員 人権意識を持っておられる方というのですが、具体的に。弁護士はわかりました。
○橋本(文)委員 具体的に一万一千五百名の、いわゆる職種というものの分類はできますか。
○橋本(文)委員 この一万一千五百名の方の平均年齢はどの程度でございますか。
○橋本(文)委員 この間局長が二月の段階で、この委員会で天野委員の質問に答えて、いわゆる人権擁護委員の方もお子さんがおるだろうし、そういうお子さんを通じて、いわゆる自分の子息が通っている学校の中の情報が入るだろうというような発言をされておりましたね。今年齢を聞きますと、六十五歳で...全文を見る
○橋本(文)委員 文部省、わかりますか。
○橋本(文)委員 約四万校あるわけですね。四万校に対して人権擁護委員が一万一千五百名、単純な計算では一人で四校見なければならないという計算になりますけれども、この人権擁護委員のほかに、いわゆる法務局あるいは地方法務局あるいはその支局の方で専任の、人権擁護専門の職員というのは何名ぐ...全文を見る
○橋本(文)委員 そうしますと、計数的に言えば一万一千七百二十名でこのいじめの問題に取り組む、こういうことになろうと思います。  そこで、我々は人権擁護委員の皆さんの活動というものを余り耳にしないのですけれども、現実にはどのような活動をなさっておるか、ちょっと具体的に、概略で結...全文を見る
○橋本(文)委員 この質問は法務省にお聞きするのはちょっと場違いかと思いますけれども、いわゆるいじめという問題が発生いたしましても、当のいじめられている子供も家庭に言わない、学校も知らないというケースが多い。それで最終的には悲惨な結末に終わっているというケースが多いものですから、...全文を見る
○橋本(文)委員 最後に一点だけ。通達の中で「人権擁護委員及びその組織体との緊密な連携と協力に留意すること。」ということがありますが、その「組織体」というのは何を意味するのか明らかにしていただきたいと思います。
○橋本(文)委員 では文部省にお尋ねいたします。  ついせんだって、児童生徒の問題行動に関する検討会議というものをおつくりになりました。今、人権擁護局長の言葉で、構造的な背景があるのではないかという発言がありましたけれども、この十一人のメンバーを見ておりますと、心理学者とか精神...全文を見る
○橋本(文)委員 校内暴力が去ったと言うとまた語弊がありますけれども、やや鎮静化の方向に向かってきている。しかし、その内容は暴力的な様相の度合いが濃くなっているケースもある、直ちに予断を許さないとありますけれども、その校内暴力と相応じてというような感じでいじめの問題が表面化してき...全文を見る
○橋本(文)委員 教育評論家の意見でも、いじめのケースが百あればその背景は百なんだ、したがって個々に原因は違っているというようなことを言っておりまして、トータル的にこれこれこうだからいじめがあるんだ、したがってこういう対症療法をすればそれが解消するというようなことはまず期待できな...全文を見る
○橋本(文)委員 じっくりその検討会議の意見を待って原因究明をしたいという気持ちはわかるのですけれども、その間にもどんどん深刻な事態が発生してくる。私、冗談半分にいじめの問題は最後はみじめな問題だということを言っているのですけれども、余り悠長なことをやっているわけにいかないのです...全文を見る
○橋本(文)委員 なかなか難しい問題だと思うのです。これは現在の教育そのものに欠陥があるのかもしれませんけれども、生徒の個人差、能力というものに一つ一つ焦点を当てていくという教育が行われていないと思うのです。画一的に、あるいは定型的にと申しますか、そういう教育でして、人は人、他人...全文を見る
○橋本(文)委員 今のお答えは、財団法人の日本児童問題調査会、ここに厚生省がお金を出しているということですか。(堀説明員「いえ、出しておりません」と呼ぶ)では、この四百十六のデータの件は御存じですか。
○橋本(文)委員 これを拝見しますと、四百十六のうち「外傷が残ったり、生命に危険が及ぶような「身体的暴行」を受けたのが二百二十三例」、全体の半分以上。それから、「子捨て、十分な栄養をとらせない、極端な不潔、怠慢による病気の発生、学校に行かせないなど「保護の怠慢や拒否」が百十一例」...全文を見る
○橋本(文)委員 時間がなくなりましたので、中途半端になりましたけれども、昨年法務省がまとめた十三歳から十五歳の少年少女の非行原因研究調査、これによりますと、幼いときに両親から面倒を見てもらえなかった、あるいは虐待を受けたという人が物すごく非行に走っておる、それからいじめの原因に...全文を見る
04月18日第102回国会 衆議院 社会労働委員会 第16号
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○橋本(文)委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました児童扶養手当法の一部を改正する法律案並びに自由民主党・新自由国民連合提出の修正案に対し、反対の討論を行  しょせん児童扶養手当は、母子福祉年金の補完制度として、父と生計を同じくしていない児童にも手当を支...全文を見る
05月17日第102回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○橋本(文)委員 本来の証人被害給付法につきまして質問いたします。  九十六国会におきまして、この国選弁護人に対する被害給付の問題を取り上げましたけれども、給付の額の問題あるいは証人と国選弁護人の地位の問題とかで日弁連の方にいろいろ異論があった、もう一度基本的に立ち返ってよく考...全文を見る
○橋本(文)委員 ちょっと話が変わるのですけれども、証人の被害に対して給付を行う、あるいは国選弁護人に対して被害が加えられた場合に被害補償をする、そして刑事司法の円滑化を図るんだということが基本となっておりますけれども、今回のような給付額でもって本当に安心して証人が裁判所に出る、...全文を見る
○橋本(文)委員 ずっと昔、何かの本で、法律というものはキルビー鳥である――これはギリシャ神話に出るような話らしいのですが、前方に飛ばないで羽ばたきをすればするほど後方に下がってしまうという鳥がキルビー鳥と言われる。法律というのはそういうものなんだ、制定された瞬間から過去の遺物で...全文を見る
○橋本(文)委員 証人と国選弁護人というものは、先ほど何回も言いましたけれども、裁判に協力するという点では共通の人であるということで今回の法案では含ませておる。目を転じて考えれば、同時に刑事裁判においては検察官もおるし裁判官もおる。そういうことを考えていきますと、補償の範囲、金額...全文を見る
○橋本(文)委員 逐条的に言っていけばいろいろと問題点があるのですけれども、余り時間がありませんので……。  第九条で、時効ではなくていわゆる除斥期間二年となっておりますね。この件につきましては、加害者がすぐわかるのだから時効にかかる、そういうことはないのだというようなことが参...全文を見る
○橋本(文)委員 ですから、除斥期間としての二年ではその保護に欠ける嫌いがあるように思うのですが、いかがでしょうか。
○橋本(文)委員 では、この法案について最後なんですけれども、いわゆる給付基礎額六千百円から一万三百円、この範囲内で決まるわけですが、この裁定は法務大臣がするわけですね。この給付基礎額についていわゆる弁護士会の関与、これを設けるべきだという声がございましたね。今回の法案では日弁連...全文を見る
○橋本(文)委員 七条に関連いたしまして、いわゆる犯罪被害者給付法についてちょっとお尋ねしたいと思うのです。  昨年の三月、横浜の鶴見区で下校中の高校生四人が、ワゴン車を運転しておった運転者から車ではねられそうになって、その後登山ナイフで次々に刺されたという事件がありまして、犯...全文を見る
○橋本(文)委員 その補償はどうなっておりますか。
○橋本(文)委員 本件の場合には、ワゴン車ではねられそうになったということを奇貨としてというか、そのために自賠責の適用があったように聞いております。  そこで、もしワゴン車がなくて初めから行きずりに登山ナイフで四人を刺したと想定した場合にはどうなるでしょうか。
○橋本(文)委員 今回は幸いに下校途中ということで救済の道がありましたけれども、そういうような他の救済手段がない場合にはまさに犯罪被害者給付法でやるしかないと思うのです。ただ、この場合にどんなに入院しても将来社会に復帰できる可能性があれば適用がない、こう言われておりますけれども、...全文を見る
○橋本(文)委員 重障害という言葉が出ましたが、この法律ができましてから、財団法人犯罪被害救援基金ですか、これをもとにして、この給付制度ができる以前の犯罪行為によって重障害を負ったという人がおったとしてもその人に見舞い金を給付するような制度をつくろうというようなことが五十九年の警...全文を見る
○橋本(文)委員 その場合の重障害を受けたというのはどういう人をいうのでしょうか。
○橋本(文)委員 重障害といってもぴんとこないのですけれども、要するに、わかりやすく言えば再び仕事につけないという条件が必要なわけですね。だから、私が言っているのは、一年、二年、三年入院しておっても、その後仕事に復帰できる可能性がある場合には重障害とは言わないのか、もし言わないと...全文を見る
○橋本(文)委員 よくわからないのですけれども、今までこの犯罪被害者給付法の適用で二十億ぐらいのお金が出ていると聞いております。それから、国選弁護人の支給額が年間二十億ぐらい。国選弁護人と犯罪被害者の金額が大体同じようなのでびっくりしたのですが、この犯罪被害者給付制度は余り世間に...全文を見る
○橋本(文)委員 最後に、この犯罪被害者給付法と今審議しております証人等の被害についての給付に関する法律の七条との関係はどうなっておるでしょうか。
○橋本(文)委員 ただいま通達をめぐりましていろいろ議論がございましたけれども、私も全く同じような質問をせざるを得ないのです。  法務大臣が毎日新聞のインタビューに答えての新聞記事、これで拒否者にも救済措置があるんだというようなことが出ております。そして教育、医療、福祉など日常...全文を見る
○橋本(文)委員 先ほど小林局長と小澤委員とのやりとりを聞いておりまして、大臣、要するに端的に言えば過去の証明なんだ、これからの証明としては機能しがたいというような内容の議論がありました。それを聞いておりまして、大臣は、ここに書いてあるような教育、医療、福祉、日常生活に支障がない...全文を見る
○橋本(文)委員 通達を拝見しまして、五ページの3「指紋不押なつ意向表明者に対する措置について」、たくさん項目を分けて書いております。これを見て一番びっくりしたのは、三回説得してなおかつ押捺しない者については「写真の照合、原票の記載内容の点検及びその他の確認手段によって同一人性の...全文を見る
○橋本(文)委員 「写真の照合」――もう写真の照合というと必ず言われることは、髪型あるいは年齢の三年、五年の変化、これで同一人の識別は困難であるというようなことを言っておりますけれども、写真の照合、これは第一番目ということになっている。これはいろいろ議論がありましょうけれども、写...全文を見る
○橋本(文)委員 三回説得して出頭させて、そして、いわゆる告発されて処罰されますよということを言って、それでもなおかつ押捺を拒否するといった場合に、こういうような写真の照合あるいは原票の記載内容の点検、それから保証人二名によって本人の同一性を確認する。なぜこんな三カ月待たなければ...全文を見る
○橋本(文)委員 各自治体で、告発をしないという動きがだんだん多くなってきた。違法状態を放任してもいいのかというような考え方も法務省にはあるでしょう。今回のこの通達につきまして、いわゆる違法状態の解消ができるのじゃないかという期待を持って出したと思うのですけれども、どうも新聞紙上...全文を見る
○橋本(文)委員 大臣の答弁を聞いていますと、回転式から平面式に変える、しかも無色の特殊な薬液を使う、手に残らないのだ。比喩を使えば、焼きごてをぎゅっと押しつけるかわりにちょっとつける。どちらも焼きごてには変わらないというような表現がございます。大きいか小さいかの問題で、本質的に...全文を見る
○橋本(文)委員 いずれにいたしましても、説得に次ぐ説得を重ねて、しかも登録している人についてはいわゆる指紋不押捺という記載をつけての登録済証を出すという形でもって何かお茶を濁そうという感じがするのですけれども、本質的な問題が何ら改善されていない。逆に、告発をせよということがしき...全文を見る
06月05日第102回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○橋本(文)委員 私は、先般、登記所のコンピューター化に移行するをもっていわゆる従来の登記の内容を新しいシステムに組み入れる際に相当ミスがあるのではないかということを危惧しておりました。人間のやることですからミスもあるかもしれませんけれども、今回、いわゆる粗悪用紙の関係で新しい用...全文を見る
○橋本(文)委員 単純なる数字の間違い、氏名の間違い、住所の間違い等々、大勢に影響を及ぼさないようなミスはあるのかもしれませんけれども、本件のような地番と所有権者が間違っておるというようなことはございましたでしょうか。
○橋本(文)委員 そうしますと、そこの支局長の話なんですけれども、こういうような例はたくさんあるんだというようなニュアンスで言っておりましたが、これは間違いでございますかね。
○橋本(文)委員 局長は今ほとんどないとおっしゃいますけれども、現実には事前に発見して更正しておったということはありませんか。
○橋本(文)委員 今回の件を具体的に言うわけにはいきませんけれども、とにかく昭和五十年に移記がなされた。そして御丁寧なことに昭和五十二年に市町村が登記所に行って間違った登記を真正なものと錯覚してそのまま課税台帳に記入してしまった。そして当時、首都圏近郊緑地保全法という法律ができま...全文を見る
○橋本(文)委員 それでは、次に自治省にお伺いをいたします。  本件、ここに課税台帳がございますけれども、この課税台帳を見ますと、登記所確認により登載という記載がありまして、もう十年前の売買という形でもって所有者の変更がなされたわけなんです。普通、売買があったとか相続があったと...全文を見る
○橋本(文)委員 本件の場合は、いわゆる粗悪用紙のために新しい登記簿を起こしてそこに移記した。したがって、新しくできた登記簿には何年何月形記というだけでもって従前の権利関係は全くないわけです。ちょっとわかりにくいかもしれませんけれども、なぜこういう問題が起きたかと私が推察するには...全文を見る
○橋本(文)委員 今、具体的に移記ということでもって生じた問題なんですけれども、今説明のように、前の所有者から現在の所有者に移る経過が、売買であろうが贈与であろうが相続であろうが、ただ単に登記簿に書かれておればそれを信用するのは、これは当然のことなんです。その売買が有効か、相続が...全文を見る
○橋本(文)委員 ちょっと抽象論なんですけれども、では、Aという所有権者から今回新たにBという所有権者に移った、課税台帳もそのAからBに直すというときに、いわゆる課税台帳には、大体「沿革」とか「事由」という欄がございますけれども、何と書くのですか。その所有権の移転の経過、いきさつ...全文を見る
○橋本(文)委員 本来ならば売買とか相続という移転の経過が書かれるけれども、本件の場合には法務省で移記ということでもって違う所有権者がおったからそのまま書いたのじゃなかろうかと思う、こういうわけですね。そうですか。言葉をかえて言えば、それほど登記所の力というか信用力というのは絶大...全文を見る
○橋本(文)委員 大臣、一言。今お聞きのように窓口の方では随分あるようなことを言っておるのですけれども、局長の答弁ではまずめったにない希有のケースであるというお話なんですけれども、売買という登記があったのは四十二年、現実に移記されたのは五十二年、八年間たっておりますけれども、その...全文を見る
○橋本(文)委員 終わります。