橋本文彦

はしもとふみひこ



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橋本文彦の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○橋本(文)委員 私もまず、土地税制からお尋ねいたします。  今回のこの改正によりまして、いわゆる増収額は初年度は四十億円と見込まれております。平年度で五十億円。全体の額からすると、極めて少ない金額ではなかろうかと思うのです。今お話がありましたように、大都市周辺の問題であって全...全文を見る
○橋本(文)委員 この買いかえ特例は昭和四十四年にでき上がって、直ちにそれが廃止される。その後十三年経過してまた五十七年に復活して、今年、六十三年にまた廃止しよう、変転きわまりないわけでございますけれども、実は昭和五十七年ごろ、そろそろ大都市周辺では地価の高騰があったのです。この...全文を見る
○橋本(文)委員 私の質問は、買いかえ特例が復活した昭和五十七年ごろ、大都市周辺においては土地の高騰が始まっておった。その一つの原因として、買いかえ特例の全部使ってしまうというようなことが問題になっていたんじゃないか、そういうような状況を把握していなかったかどうかを聞いておったわ...全文を見る
○橋本(文)委員 緩やかな上昇の段階では目をつぶっておったけれども、暴騰あるいは狂騰という事態に直面して税制を改正する、こういうわけですね。しかし、いろいろと言われておりますけれども、確かにこの買いかえ特例、もう時期を失してしまった、遅きに過ぎたという御批判があるのは御承知でしょ...全文を見る
○橋本(文)委員 今回は買いかえ特例を廃止されますけれども、また復活するというようなことは考えておりますか。
○橋本(文)委員 この土地制税の見直しで、買いかえ特例の関係に関しては四十億円増収する、こうなるわけですね。この場合には、いわゆる良好な土地を供給した、これに対しては税率が低くなって減税、買いかえ特例で増税、こう見るわけですね。それでよろしいでしょうか、そういう見方は。その結果、...全文を見る
○橋本(文)委員 大臣見えましたので、早速よろしいですか。  昭和五十四年のいわゆる財政再建に関する国会決議がございますね。もう予算委員会で何回も言われて、耳にたこができていると思いますけれども、この国会決議の内容を大蔵大臣はどのように理解しているか、確認しておきたいど思うので...全文を見る
○橋本(文)委員 高齢化社会の到来を予測しておったのではなかろうかと考えておられる。  その次に、「財政によるインフレを防止するため」云々がございます。この「財政によるインフレを防止」、これは何を言っておるのでしょうか。
○橋本(文)委員 特例公債発行あるいは赤字国債の発行を極力控えるようにという趣旨ではなかろうか、こう思ったわけですね。  それで、来るべき高齢化社会を想定し、それから赤字国債の問題、「財政再建は、緊急の課題である。」こういうメーンテーマになる。そして、具体的には「政府が閣議決定...全文を見る
○橋本(文)委員 この決議文の中に、「政府が閣議決定により」という文章がございます。この閣議決定というのはいつ行われた閣議なんでしょうか。それはわかりますか。
○橋本(文)委員 閣議決定と申しますと内閣の基本方針、基本中の基本でございます。それが昭和五十四年度に閣議決定が行われて、とにかく一般消費税を導入していこう。当然その一般消費税を導入するということは、税制の安定的な確保に努めるということだろうと思います。しかし、いろいろたくさん議...全文を見る
○橋本(文)委員 こう聞きましょう。まず、昭和五十四年度になされた閣議決定というものはどうなったんでしょうか、この国会決議を受けまして。
○橋本(文)委員 この閣議決定は現在でも生きておるんでしょうか。今の、現在の内閣も拘束するような閣議決定なんでしょうか。
○橋本(文)委員 閣議決定が実行に移されなかった、事実上なくなったというふうに理解しておるわけですか。
○橋本(文)委員 そうしますと、大臣の考えでは「一般消費税(仮称)」というこの閣議決定は、現在も存続しておるというわけですね。事実上、現実の問題としまして、内閣の基本方針というものが一たん決められる、それがその方針を転換する場合、方向転回する場合にはどういうようなことをしておりま...全文を見る
○橋本(文)委員 高齢化社会を想定し、あるいは特例公債、赤字国債の問題でのインフレ懸念、こういうことを踏まえての財政再建、これについてその後新たに閣議決定はしておりますか。
○橋本(文)委員 大臣、本来ならば総理に聞くんでしょうけれども、この閣議決定が実行に移されなかった、事実上存続しているけれどももはや今はそれが生きて返ることはないだろうとおっしゃいました。それで、現実の閣議の中では、これはもう御破算にしよう、廃止をする決定というのもあるんですか、...全文を見る
○橋本(文)委員 ある閣議決定に対して新たにそれを廃止するという閣議決定はないのですか、そういうことはしないのですか、手続的に。
○橋本(文)委員 もちろん相矛盾するものができれば、後の方の閣議決定によって前の閣議決定はなくなる、そう思うのが当然でしょうけれども……。  大臣は、この一般消費税(仮称)なるものは、あのときの問題にされた一般消費税であって、いわゆる大型間接税、そういうものを指しているのではな...全文を見る
○橋本(文)委員 税制改革につきましては、今回の租税特別措置法につきましても、現在進められている税制の抜本的改革との関連に留意しつつというような表現できているわけです。したがいまして、相続税法の見直しとか酒税法の改正とかいうものは今回入っておりません。あくまでも税制の抜本的改革と...全文を見る
○橋本(文)委員 ところが、税制改革ということにつきましては、昨年の十一月十二日に税制調査会に諮問をしております。この諮問は、高齢化社会の到来、それから経済の一層の国際化を理由にいたしまして、税制改革の実現が避けられない、こういう文言になっておるのです。予算委員会の議論を拝聴して...全文を見る
○橋本(文)委員 では大臣、税制改革に関しまして、まず最初に何をしなければならないとお考えですか。
○橋本(文)委員 よくわかりません。これは所得、消費、資産の間で均衡のとれた安定的な税体系を構築するということに主眼がございまして、それが現状では消費の面に重点が置かれておる、そういう感じがするわけです。  そうではなくて、ここに書いてあるのはわかっております。大臣として、税制...全文を見る
○橋本(文)委員 国民の間で税に対する不満があるのは御存じですね。それはどこにあるか、大臣は認識しておりますか。
○橋本(文)委員 今、大臣の口から不公平感という言葉が出ました。不公平感が存在するので不満を持っておる、このように理解してよろしいですか。
○橋本(文)委員 さあそこで、不公平感が存在するということがわかりました。となれば、ではその不公平感がどうしたら除去できるのか、どう除去しなければならないのか、そういう構想はお持ちですか。
○橋本(文)委員 もっと現実的な面の不公平感というもの、庶民が持っている切実な不公平感というものを、どうも大臣は認識しておらないような感じがするのです。そういうふうにさらりと理論的に言ってしまわれますと、もう身もふたもないわけでして、どんなにサラリーマンが自分は重い税金を課せられ...全文を見る
○橋本(文)委員 まだまだ大臣にはお聞きしたかったのですけれども……。  大臣がいないのでちょっと困るのですが、今回の大蔵省が考えておる税制改革の中には、いわゆる高齢化社会というものが相当大きなウエートを占めておられる。高齢化社会につきましては、二年ほど前に閣議決定がなされまし...全文を見る
○橋本(文)委員 現行の税体系にゆがみが生じている、ひずみがあるということを認識なさっておるようでございます。  しかし、具体的にそういう税調等に諮問する際には、ある程度大蔵省としてはこういうことを考えている、あるいはこういうデータがあるんだということを示さなければ、税調の方で...全文を見る
○橋本(文)委員 最初の答弁の大蔵省が示した七類型という、そういう記事の表現についてはどうなんですか。今の答弁を聞いていますと、大蔵省は示していないというふうにとれるのですが、この記事のように大蔵省が示したという表現、このまま認めますか、認めませんか。
○橋本(文)委員 それから後段のお答え、大蔵省にも厚生省にも従来そういうデータは持っておった、しかし、今回改めて大蔵省、厚生省が協議して、政府として出すのですというこの答弁、ちょっと気に入らないのですね。高齢化社会が来るんだというふうに声高に叫ぶのであるならば、こういうデータがあ...全文を見る
○橋本(文)委員 私の言っているのは公のデータですね、それ以外に予測される高齢化社会を数値で示したデータ、表というものは持っていないんですかと聞いているのです。公表されたことを聞いているのじゃないのです。来るべき高齢化社会の実像をどうとらえておるのか、そういうデータは大蔵省あるい...全文を見る
○橋本(文)委員 じゃ、高齢化の問題はそのくらいにしまして、もう一つの税制改正の諮問に書いてありますところの「経済の一層の国際化」、これはいわゆる対外経済援助ですかね、ありますけれども、どのような数値をもって税調に諮問しているのでしょうか。
○橋本(文)委員 当面する予測される高齢化社会の問題あるいは経済の国際化、そういうことを背景にして税制改革を進めておる、そのようでございます。しかし、その根底にあるいわゆる財政再建という問題、まだまだこれは至上命題だと思うのです。財政再建は素通りしておる感じがするのですが、この財...全文を見る
○橋本(文)委員 税の自然増収等がございまして、急に不可能と思われた昭和六十五年赤字国債脱却がどうやら努力目標としては実現可能になってきた、こんなようなことが言われております。しかし、実際に六十三年度末で赤字国債の残高は百五十九兆円になろうとしている。昭和六十五年の脱却ができたと...全文を見る
○橋本(文)委員 百六十八兆円の残高ができて公債を発行しなくなる、しかし依然として利子を払うわけですね。現在でも年間約十一兆五千億ですか、払っておる。これが百六十八兆になればさらにふえるわけです。  我々がよく聞かれることは、この百六十兆円になんなんとする借金を利息を払っていれ...全文を見る
○橋本(文)委員 確実に減っていくという、その数値を示していただきたいと思います。
○橋本(文)委員 仮定の話で恐縮なんですけれども、七十一年度それ以降、要するにゼロになるのはいつなんでしょうか。
○橋本(文)委員 高齢化社会の到来の問題、それと同時にこの公債残高に対する利払いの問題。高齢化社会が大変だ大変だと言っても利払いの方が大きい、これが現実ですね。そうすると、どんなに努力をしても現在の収入では賄い切れない。だからということでもって既存の税制の見直しは放置して、新たな...全文を見る
○橋本(文)委員 私がお尋ねしておるのは、財政再建ということは至上の命題である。どうも赤字公債に依存する、それが脱却できればもう財政再建ができたんだというような、そんなようなニュアンスを持ってくるものですから、そんなものではない、あくまでも赤字国債は早くゼロにしなければいけない。...全文を見る
○橋本(文)委員 それでは、また租税特別措置法の方に返りまして、住宅取得促進税制の件ですが、これを五年に区切ったというのが一つ、それから、例の床面積における制限というものを撤廃したということ。これを見ますと、期間の面でも非常に不満ですし、床面積の撤廃というのもどうも釈然としない点...全文を見る
○橋本(文)委員 期間を五年、それから残高に対する一%に決められた背景はいかがでしょうか。
○橋本(文)委員 期間の点にしてもパーセントにしましても非常に少ない、こういう認識を持っております。  相続税、今回入ってまいりませんけれども、土地の急騰に関して一番悲劇的なのは相続税でございます。今回は全然これは見送られているわけでございますけれども、相続のためにどうしても土...全文を見る
○橋本(文)委員 石油税について今回、従来の従価税から従量税に変更いたしました。石油関係諸税はほとんどが従量税であったわけですけれども、何ゆえにこの石油税だけが従価税であったのか。それが今回、原油価格の低落とか円高、いろいろな問題が起きまして値段では到底税収が上がらない。従来、目...全文を見る
○橋本(文)委員 そのときそのときの情勢に応じて、非常にいいですね。要するに体系的なものじゃなくて、都合のいいようにいつでも変えられるという性格を持っている。そんなことで、それを使う方の負担は大変だという認識をやはり持ってもらいたいと思います。  それで、この石油税に関しまして...全文を見る
○橋本(文)委員 一点だけ。簡単で結構です。  今回の石油税の増収措置によりまして、初年度で千二百九十億円、平年度で二千七百十億円、これがふえるわけでございます。これが具体的に我々が使うガソリンにはどの程度はね返ってくるものなんでしょうか。
○橋本(文)委員 円高差益それから原油の下がった中でガソリンは石油税の増税によってわずかであるけれども上がる、そういう認識をして終わります。
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○橋本(文)分科員 最初に大臣にお尋ねいたしま、すけれども、大臣に大変ゆかりのあるあの湘南、神奈川県の湘南でありますけれども、この藤沢あるいは茅ケ崎方面で、若者がいわゆる自動車のナンバープレートに湘南ナンバーをぜひ実現してもらいたいという話がございまして、大変地元では問題になって...全文を見る
○橋本(文)分科員 最近九州の筑豊自動車検査登録事務所が、たしか六十年十月ごろ新設されました。それから今年度におきましては愛知県、あそこにまたできそうだ。それから埼玉県の浦和の方でも新しい事務所を新設するような動きもあるということを聞いておりますけれども、これらの新しく事務所がで...全文を見る
○橋本(文)分科員 抽象的な説明でございまして、それなりには理解できるのですが、具体的に、九州の筑豊それから愛知県の豊橋、数字的なデータを示して説明願えませんか。
○橋本(文)分科員 現在の車両数はわかるのですが、伸び率とさっきおっしゃいましたね、伸び率が大事なんだと。伸び率はいかがなんですか。
○橋本(文)分科員 新しい事務所をつくる場合に、いわゆる検査事務所の総敷地面積、これは基準があるのですか。
○橋本(文)分科員 ところで、相模自動車検査登録事務所の件なんですが、まず自動車の伸び率からいきますと、現在百十万前後あるのではなかろうか。昨年の六十二年三月の段階で百一万、十一月の段階で百七万というデータがありますので、恐らく現在では百十万程度いっているのじゃなかろうかと思いま...全文を見る
○橋本(文)分科員 長期的な課題としてはということで大変先の長いような答弁でございますけれども、現実に事務所を使っている利用者は、特に週末とか月末になると最低でも三時間ぐらい、半日ぐらい費やさなければ所定の事務が終えられない、こういう現状なんです。しかもこの相模事務所の場合には、...全文を見る
○橋本(文)分科員 相模事務所の業務量が多いという認識はあることはわかりました。  それでは、もっと具体的に詰めていきますけれども、相模事務所よりももっともっと業務量が多い、大変だという事務所はほかにどの程度ありますか。
○橋本(文)分科員 数カ所を具体的な数字で言うことは不可能でしょうか。
○橋本(文)分科員 アバウトな質問でございますけれども、この相模事務所の場合には、指で数えて五本のうちに入りますか。
○橋本(文)分科員 ところで、これは仮定の話なんですけれども、事務所が新設される場合の名称はどういう基準で決まるのでしょうか。
○橋本(文)分科員 神奈川県の場合には、当初神奈川ナンバー、それが川崎ができた関係でですか横浜と川崎に分かれ、さらに横浜ナンバーが相模ナンバーに分かれたと聞いております。神奈川という名前が横浜、さらに川崎、相模というふうに分かれてきたわけですけれども、現在は相模ナンバーが非常に多...全文を見る
○橋本(文)分科員 相模の文字を大相撲のスモウと読んでスモウナンバーが来た、非常に珍しいナンバーである、それは悪い評価なんです。決していい評価ではないのです。非常にダサイという表現で言われてしまう。相模ナンバーで走るのは嫌だ、こういう若者が多いと聞きます。  そこで、湘南ナンバ...全文を見る
○橋本(文)分科員 相模という市はございません。
○橋本(文)分科員 神奈川県は相模の国であるという、その辺からですか。
○橋本(文)分科員 そうすると、おかしいのですよ。神奈川県全体が相模の国なんですが、なぜそこに横浜と川崎があって相模ができるのですか。
○橋本(文)分科員 これは果てしなき論争ですからやめますけれども、冒頭大臣にお尋ねいたしましたけれども、大臣も湘南には非常にゆかりの先生でございまして、同窓会の席上でも湘南ナンバーが実現したらいいなという願望を漏らしておったという。ぜひ大臣御在任中に、この湘南ナンバー実現に向けて...全文を見る
○橋本(文)分科員 終わります。
03月24日第112回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○橋本(文)委員 三月十八日の地震につきまして、新聞報道では深度が九十キロ、それからマグニチュード六・一というふうに各紙で報道されておりましたけれども、きょう三木防災局長から示されました書類によりますと、深さが九十九キロメートル、マグニチュードが六・〇と多少違っておりますけれども...全文を見る
○橋本(文)委員 昭和六十二年度版なんですが、防災白書を見ますと、「東海地域と並んで観測強化地域に指定されている南関東地域については、いわゆる直下型地震を含めて地震予知のための観測・研究を推進している。」九十八ページでございますけれども、こういう箇所がございます。ところが、いわゆ...全文を見る
○橋本(文)委員 気象庁さんの方では困難であると言われておりますけれども、国土庁がつくっております防災白書によりますと、「直下型地震を含めて地震予知のための観測・研究を推進している。」とありますので、これを見ますと、直下型地震であっても予知が可能であるというふうに見えるわけです。...全文を見る
○橋本(文)委員 直下型という言葉が随分新聞報道で使われまして、一つの地震の類型となっておりますけれども、学問的には、どうやら内陸における地震と呼ぶそうですね。直下型といっても、今お話しのようにマグニチュードが六以下の場合が多い。したがって、災害としての被害が少ないであろう、そう...全文を見る
○橋本(文)委員 被害の程度とマグニチュードが必ずしも比例はしておりませんね。深度も問題になってくる。たまたま今回の三月十八日の東京の地震は深さが九十九キロメートル、大変深いということでもって被害が少なかったというふうに言われております。もしこれが深度が十キロあるいは二十キロとい...全文を見る
○橋本(文)委員 予知できない直下型地震でありましても、大変な被害が出ることは容易に想定できるわけでございます。新聞の記事で恐縮なんですけれども、過去東京におきまして安政二年、死者を一万人出したと言われる江戸地震、これはマグニチュード六・九であったようです。同じく直下型地震として...全文を見る
○橋本(文)委員 地震学者は、地震というものは同じところに繰り返し起こるものだというふうに言っております。そういうわけで、東京というのは地震に見舞われる可能性が非常に大きい。確かに、東海地震のように近い将来発生が予測されるいわゆるプレート型地震と違いまして、直下型ですからいつ来る...全文を見る
○橋本(文)委員 局長に参考までにお尋ねしておきます。  最大規模の関東大震災並みの地震が現在東京で起きた場合には、どの程度の死者が出ると考えておるわけですか。
○橋本(文)委員 地震といいますと、停電であるとかガスの漏出とか、いわゆる生活の基盤そのものに被害が出ることは当然でございますけれども、最近土砂の液化現象というのがありますね。そして、ビルが傾いたり倒壊したりする現象。この間の千葉県の地震にも一部液化現象が見られたように聞いており...全文を見る
○橋本(文)委員 現在の超高層ビルは、そういう地盤の液化現象等にも対応して建てられているわけですか。
○橋本(文)委員 次に、いわゆる震度の問題なんですけれども、これは森下委員長も大変興味を持っているようでございまして、東京瓦斯はこの間の震度五、こういうふうに思っているわけですね。東京瓦斯の観測装置では震度五であった。ところが、気象庁の方では都内の震度あるいは神奈川の震度は三であ...全文を見る
○橋本(文)委員 現在、いわゆる高感度震度計というのがございますね。これは東京都内の周辺に三カ所しか置いていない。岩槻、府中それから千葉県の下総。この高感度地震計というものは、震度というものには関係ないのですか。震度をあらわす器械とは無関係である、そう理解してよろしいわけですか。
○橋本(文)委員 今の高感度地震計、これは要するに小さな地震をとらえるのだ、その目的は恐らく予知のためだと思うのですけれども、正確に言えば深井戸観測施設ですか、深さ三千メートルぐらいに埋め込む。しかも、その一カ所埋め込むのに一基三十億円ぐらいする。三カ所埋めただけでも約百億程度の...全文を見る
○橋本(文)委員 観測計一基の値段は。
○橋本(文)委員 科学技術庁さんの方では、このたった三つしかない深井戸観測施設を使いまして、そして岩盤と岩盤の潜り合いというのですか重なり合いというものを研究するんだ、そしてその研究の対象は東海地震と南関東に押し広げていって、そこに統一的なものを見出していこうというふうに聞こえた...全文を見る
○橋本(文)委員 重ねてお尋ねしますけれども、わずか三カ所で、そういうような大変な大きな理論をつくるのに機能できますか。
○橋本(文)委員 私がなぜこれを質問しましたかといいますと、設置されておる場所なんですよ。岩槻、府中それから下総、強いて言えば、東海地震には全く関係のない場所ですね。いわゆる東海地震を想定しての研究なのか、あるいは東海地震とは逆の南関東に対する地震のための研究なのか、どちらにウエ...全文を見る
○橋本(文)委員 南関東は結構なんですけれども、いよいよ本題に入ります。一番心配しているのは、今最初に言ったように、現在の東京で避難体制も避難通路も避難場所もまだ確立できていない、また情報伝達もうまくいっていない、こういう現状の中で地震が起きますと大変な被害が起きる。今三木防災局...全文を見る
○橋本(文)委員 さらにその観測地点をふやすという計画はおありですか。
○橋本(文)委員 震度の問題からとんでもない方にいってしまいましたけれども、午前中も野坂先生からお話がありました。軽震とか弱震とか、そういう表現がわかりにくい。要するに震度五については極めて強い地震、四の場合には強い地震、弱震と言われている三につきましてはやや強い地震というような...全文を見る
○橋本(文)委員 庶民の感覚からしまして、今の地震が弱震だというのは非常に納得しないということだけなんですよ。もう少しわかりやすい表現に改めたらどうか、そういう声を聞くものですから言ったわけなんで、余りかたくなに改める気持ちはありませんと言われますと身もふたもないのですけれども、...全文を見る
○橋本(文)委員 時間がなくなりました。質問をたくさん用意したのですけれども、最後に一点だけ。  交通遺児につきましては育英制度がほぼ確立されてまいりました。ところが、災害遺児育英制度につきましては、我が党の矢野委員長も声を大きくして言っているのですが、なかなか実現のめどが立っ...全文を見る
○橋本(文)委員 竹下総理は、四月一日をめどにという発言があったのですが、その点いかがですか。
○橋本(文)委員 確かに四月から新学期が始まります。本当にそういう災害遺児に対しまして胸弾ませる、希望が持てるような育英制度の実現をぜひとも希望いたしまして、質問を終わります。
03月25日第112回国会 衆議院 本会議 第10号
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○橋本文彦君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりましたいわゆる財確法案につきまして、総理並びに関係大臣に質問いたします。  質問に先立ちまして、昨日上海市郊外で起きました列車の正面衝突事故におきまして、高知学芸高校の若き命がたくさん失われました。心から...全文を見る
04月20日第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
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○橋本(文)委員 大臣、一昨日竹下総理がいわゆる与野党国対委員長会談での取り決め、合意事項、これに関連しましてあくまでも野党の要求する昭和六十三年度の減税は税制の抜本改革の一環として行わなければできない、それから戻し税方式ではだめなんだ、さらに今国会の会期中に減税の法案の処理を最...全文を見る
○橋本(文)委員 大臣聞いていなかった。竹下総理の一昨日の発言についての所見を求めたのです。お願いします。
○橋本(文)委員 大蔵省の方で、今国会中に減税処理のための法案の準備に取りかかっておりますか。
○橋本(文)委員 この昭和六十三年度の減税のための法案の処理、これは税調の意見を聞かなければできないのでしょうか。あくまでも国対委員長会談では、各党の政策担当者のレベルで煮詰めるとなっておりますけれども、必然的に大蔵省の方ではその準備をしていなければならないのではないか、こう思う...全文を見る
○橋本(文)委員 政党間でまとまればというのではなくて、いわゆる担当局としての大蔵省としてはそれなりの準備はしているのかどうかを聞いているわけです。
○橋本(文)委員 しかし、現実には大蔵省、こういう政党間の問題にいたしましても、背景ではあくまでも財政当局として大蔵省はこうあるべきであるというようなことを常々言っておられるでしょう。大蔵省の意向を無視してはできないわけでございますので、少なくとも与野党国対委員長会談の合意事項と...全文を見る
○橋本(文)委員 きょうは財確法の審議でございますのでいろいろ質問を想定したのですけれども、一昨日ほとんど出尽くしてしまいました。それで、いわゆる税の収入が当初の見込みより非常に伸びておるということでもって、昨年の赤字国債の許容限度額を一兆二千億円ぐらい残して発行を差し控えるとい...全文を見る
○橋本(文)委員 過日、参考人の方が来られまして、こういう税の自然増があるという状況、したがって昭和六十五年度赤字国債依存体質脱却というけれども、うまくすれば昭和六十三年度にも脱却できるのじゃないかというような御意見があったように聞いておるわけなんですけれども、このまま税の伸びが...全文を見る
○橋本(文)委員 慎重の上にも慎重を期して、過大評価は一切しないという方式ですか。  いずれにしても、特例公債の発行、昨年度分一兆一千二百億円発行を差し控えることができたという単純な数字を見ましても、六十三年度の三兆円、これも相当発行しないでも済むのじゃなかろうかと大胆な予測を...全文を見る
○橋本(文)委員 昭和六十五年度特例公債の依存体質脱却、何とか可能性があるようであるという状況でございますね。だけれども、その背景とすれば、いわゆる定率繰り入れの停止であるとか後年度負担であるとか等々のいろいろな操作をしておる。その中で、数字の上では特例公債を発行しなくても済むよ...全文を見る
○橋本(文)委員 主計局次長から今そういう御答弁がございましたけれども、一つの設計図というかデッサンというのは今描いているのですか。観念的にはこうしなければならないというのはよくわかるのですけれども、ある程度の展望あるいは目標の設定等々は今考えておられるのですか。
○橋本(文)委員 きのう、たしか大臣の答弁の中で、いわゆる財政の展望というか経済の情勢分析というものは五年間ぐらいしか見られない。今、主計局次長の話ですと三年ぐらいしか先が読めない、こういう話がございました。  ところが、この税制の抜本改革に関連いたしまして、あくまでも高齢化社...全文を見る
○橋本(文)委員 大蔵省と厚生省の出したいわゆる試算というべきですか、この試算については大臣みずからもコメントを出しておりまして、この試算に触れられていない点まで含めて、高齢化のピーク時である二〇二〇年を指していわゆる国民負担率が五〇%を超える、そういうような談話を発表したように...全文を見る
○橋本(文)委員 これは新聞記事で恐縮なんですが、三月十一日の毎日新聞なんですが、こうあります。宮澤大蔵大臣の談話として「昭和八十五年度の国民負担率は四六・五%になる。」その上、「三十二年後の二〇二〇年度(昭和九十五年度)には五〇%を超える、と推計。」される。したがって、現行税制...全文を見る
○橋本(文)委員 要するに、与えられた資料を前提にして単純に機械計算をすればそうなりますよというコメントはどこにも入っていないから、国民からすると、いや大変だ、あらあら一挙に三倍にもふえるのだ、これは大変だということになるわけですね。だから、これは新聞報道ですから、あくまでも仮定...全文を見る
○橋本(文)委員 総理府の広報予算というのは、昨年度が百十五億六千四百万円、六十三年度の予算案では百十八億二千七百万円ですね。政府全体では二百三十六億ですね。大変な予算が総理府にはある。大蔵省は随分少ないですね。だけれども、このうち、売上税に関しては出ないとおっしゃいましたけれど...全文を見る
○橋本(文)委員 このパンフレットは、あくまでも税調の素案なんです。たたき台なんです。これをあたかも確定したような形でパンフレットにする。この間、いわゆる二類型三方式ということも本会議で質問いたしましたけれども、そのうち三方式のいわゆる取引高税はどうも弱いようだ、要するに流れが極...全文を見る
○橋本(文)委員 政府の広報室というものは主体性がないんですね。行政改革するべきですね。政府広報室は要らないということになりますね。すべて担当局の大蔵省はこうする、大蔵省の中に広報室をつくればよろしいと言わざるを得ないようになってしまうわけです。もっと総理府として哲学を持ってもら...全文を見る
○橋本(文)委員 大臣も昨日、これは私も監修した手前よく知っております、そういう答弁がございました。これを見ますと、まさにサラリーマンを対象にしてのパンフレットでございます。自営業者ではございません。また大企業でもございません。あくまでも中堅サラリーマンが写っている。なぜ大臣は、...全文を見る
○橋本(文)委員 大臣は、このパンフレットができる段階で、いわゆる素案を説明する上であえてサラリーマンを登場させるという企画についてどういうふうに思いましたか。要するに、書いてあることは確かに素案なんですよ。しかし、パンフレットというのはイメージが大事なんですね。なぜサラリーマン...全文を見る
○橋本(文)委員 今大臣が示しました「株や資産への課税をちゃんとしてくれないと汗水たらして働くのがバカらしいと、お父さんは不満です。」ここですね。ここで要するに不公平税制のことが書いてある、こういうわけですな。これは株や資産じゃないですか。所得税の見直しじゃないじゃないですか。現...全文を見る
○橋本(文)委員 厚生省に聞きます。  この試算は、年金については現在受給が六十歳ですね。ところが、議論の中では、年金の受給開始は六十五歳にすべきである、さらに高齢化が進展して働く人が多くなる、六十五歳ではまだ現役である、七十歳から年金を支給するという議論もありますね。そういう...全文を見る
○橋本(文)委員 確認します。この試算には六十五歳は入っておりませんね。
○橋本(文)委員 したがって、年金受給開始六十五歳ということを前提にすれば、このデータは大分変わってくる、単純に言えば。そう言えますな。
○橋本(文)委員 大臣、G7、お疲れさまでした。アメリカの経済が大分縮小してまいりまして、その見返りとして、我が国にいわゆるアジアNICSの製品が集中豪雨型に入ってきているわけでございます。何かG7でもアジアNICSの通貨調整問題があったと聞いておりますけれども、具体的にはどうい...全文を見る
○橋本(文)委員 要するに、日本のように円高というのがありましたね。そういう関係でもってアジアNICSについても、もう少しそれぞれの国の価値を高めるという、そういう議論があったのですか。
○橋本(文)委員 時間がありませんけれども、通産省来ていると思うのですけれども、この数年でアジアNICS製品が我が国になだれ込んできた。それに対して、我が国の産業としてはどういうような考えを持っておるのでしょうか。
○橋本(文)委員 将来見通しは。
○橋本(文)委員 終わります。
05月11日第112回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○橋本(文)委員 きょうは、先生方におかれましては大変お忙しいところをありがとうございます。  防災白書が出まして、いわゆる多極分散ということが防災の見地からも望ましいということが今回の特徴でございました。それにまた関連いたしまして、多極分散といいながらも、現実にこの東京周辺で...全文を見る
○橋本(文)委員 先ほど言いましたように、都市の機能が非常に集中化しているといろいろな弊害がございますので、多極分散ということが今大きく叫ばれているわけですね。しかし、それは言葉では簡単ですけれども、現実にはなかなか難しい。井上先生におかれましては遷都は不可能だから分都しかないと...全文を見る
○橋本(文)委員 井上先生にお尋ねいたします。  私も首都高速あるいは高速自動車道路の大地震の際のパニック、これをいつも利用するたびに思うのです。首都高速で地震が起きた場合に一体どうなるんだろうか、逃げ場がない、下手すれば衝突でもって火の道ができてしまう、そこから飛びおりれば大...全文を見る
○橋本(文)委員 せんだって、晴海の先に東京ヘリポートがありますね、あそこに行ってまいりました。ヘリコプターの需要は大変多いのですけれども、現実に都内にヘリポートがない。したがって、行動半径が限られてしまうという声が多いのです。今、井上先生の方から災害時にはヘリコプターを大いに利...全文を見る
○橋本(文)委員 宇津先生にお尋ねいたします。  この間、東京でいわゆる直下型地震がございました。直下型地震については予知が不可能に近いということでございますけれども、この直下型地震についても予知が可能になるという時期、研究の結果予知が可能になるという期待は持ってよろしいわけで...全文を見る
○橋本(文)委員 重ねて宇津先生にお願いいたしますが、先生、先ほどのお話の最後に地震に対する知識の普及が肝要であると結ばれたのですが、抽象的でわからないのです。地震というものは本当に突発的に来ることが多いし、どういう知識を持っていればその地震から生命が守られるのか、その辺の知識普...全文を見る
○橋本(文)委員 地震に対する知識といいますと、我々は避難場所それから水とか食料とか用意するものあるいは家族との連絡手段の確保、そんなことしか思い浮かばないわけなのですね。先生のお話を聞いていると、地震そのもののメカニズムまで含めた知識が必要である。そこまできますと大変難しいなと...全文を見る
○橋本(文)委員 時間がありませんので、最後にもう一度井上先生にお願いいたしますけれども、先生は都市防災という見地から、例えば地下街の利用につきましても相当安全性が確保できるというお話でございましたけれども、我々は深くなればなるほど地震に対して非常な不安感を覚える。あるいは火災に...全文を見る
○橋本(文)委員 いろいろありがとうございました。
05月11日第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○橋本(文)委員 最初に大臣にお尋ねしたいのですが、NTTの株を契機に大変な一般大衆が株式投資に参画し、もはや一億株式投資者というような観を呈しております。金余りあるいは財テクブームという形でもって、いろいろ弊害等も叫ばれております。また、企業そのものが本来の企業内容に頑張らない...全文を見る
○橋本(文)委員 企業の財テクブームには触れていただけませんでしたけれども、造船業界が非常に不況である。しかし、現実に東証の株を見ておりますと、そういう造船界の株が非常に好調である。これは本来の企業内容を反映しているのではなくて、いわゆる持っている資産の運用によって、それでもって...全文を見る
○橋本(文)委員 一般大衆が投資家になっているという現状の中で、あくまでも証券市場の公平性というか、あるいはその信用性というものを保持しなきゃならない、それを高めなければいけないというような考え方が当然背景にあって、今回の証取法の改正になっていると思うのですけれども、聞くところに...全文を見る
○橋本(文)委員 局長のお話ですと、外圧ではなくてむしろ自主的にということを主張しておりましたけれども、それにしても諮問機関の審議期間が非常に短い。わずか二カ月半足らずで結論が出ておるわけですね。その辺がちょっと納得できないわけなんです。もう少しじっくり考えて、本当に我が国の実情...全文を見る
○橋本(文)委員 今回の法案につきましては、大蔵省の方ではもう初めから声を大にして、あくまでもこれは未然防止にあるんだ、未然防止が一番大事なんだ、刑罰は二の次でございますというような主張をしておりますけれども、そこがやはり問題なんですよね。アメリカの方ではあくまでも証券市場の公正...全文を見る
○橋本(文)委員 局長みずから告白したように、アメリカの方は届け出制である、我が国の方はいわゆる免許制である、だからそこでがっちりと初めから悪いものはいないのだという前提に立っているのですよね。だったら、今回改正する必要はないわけですよ、従来の線があるんだから。今回は、未然防止体...全文を見る
○橋本(文)委員 証取審の中にいわゆる部会をつくりましたよね、今四カ月間の審議と言いましたけれども。この中に、要するに証券会社の代表は入ってなかったんですね。なぜ、現場の第一線の会社が入ってこなかったのか、その辺の理由をお聞かせください。
○橋本(文)委員 今回の改正がいわゆる外圧ではないんだというお答えがありましたので、非常に私の方も追及しにくいんですけれども、本当にそうなんでしょうか。一つにはタテホの問題が一つのきっかけ、それからもう一つはSEC等からの強い要請もあった。特にSECからは、我が国はいわゆるインサ...全文を見る
○橋本(文)委員 株価操作に関連して、普通増資があるときに、我々一般大衆が証券会社の窓口に並んでその株を買うという例はないと言われております。なぜないのかというと、あらかじめその株は配分先が決まっておる。どんなに一般大衆があの株欲しいと思っても、買えないとわかっているから行けない...全文を見る
○橋本(文)委員 インサイダー取引に関しましてはあくまでも未然防止に主眼を置く、そのためにはいろいろな意味でディスクロージャー制度の問題もあるでしょうし、それから証券会社のいわゆる自主規制をもっともっと要求する、情報障壁というものをもっと高くする、こんなことをお願いしているようで...全文を見る
○橋本(文)委員 今回、証取法の一部改正と金融先物法が出たわけですけれども、その背景にはあくまでも現物と先物の一致というか、統一市場とかそういう問題があるようですね。そして、株に関しては指数で証券取引所が行う、それから通貨、利子に関しては金融先物市場を新しく設置する、そちらの方は...全文を見る
○橋本(文)委員 いわゆるリスクヘッジ、これは現物と先物、先物市場でもって損失をカバーするという感覚から、今回先物を取り上げようという考えのようでございますけれども、いわゆるブラックマンデー、これは先物がかえって下落の度を深めた、こういう見解があるようなんです。まず第一にはコンピ...全文を見る
○橋本(文)委員 先ほどの金融先物市場につきましては、法律ができ上がってから新たにまた検討したい、その場所ですね、お話がありましたけれども、これも新聞報道ですけれども、もう場所が決まっておりまして、東京、しかも大手町、しかも渋沢栄一の銅像が見えるところ、こういう細かいところまで出...全文を見る
○橋本(文)委員 せんだって総理が訪英いたしまして、いわゆる東証会員の枠をもっと、第三次開放も認めてもらいたいという、そういう要請があったようでございます。それに対して大蔵省の方では、買収等で会員権を取得してもらいたい、それを認めるということが報道されておりましたけれども、これは...全文を見る
○橋本(文)委員 時間が来てしまいましたので恐縮ですけれども、最後に大臣一言。  今回の証取法の一部改正で、特にインサイダー規制なんですが、一体だれを保護するのか、その最大の眼目は何でしょうか。要するに、証券界の信用を維持するとか、あるいは公平性を担保する、いろいろあるでしょう...全文を見る
○橋本(文)委員 終わります。
10月13日第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第7号
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○橋本(文)委員 まず総理にお尋ねいたしますが、総理は日本世論調査会という団体を御存じでしょうか。そして、その団体が九月の二十六、二十七日に行いましたいわゆる税制改革についての調査がございます。その調査内容は御存じでしょうか。
○橋本(文)委員 その全国世論調査の結果によりますと、とにかく現在の不公平税制でどこに是正の重点を置くべきか、こういう問いに対しまして圧倒的に多かったのが、政治家のパーティー収入に課税をすべきであるという意見でございました。これは今水谷委員からも質問がありました。お答えもありまし...全文を見る
○橋本(文)委員 今回の税制改革、この論議では宮地委員からも我が党の手順論というものを展開いたしました。そのお答えとして、もうシャウプ勧告以来、昭和二十五年ころから長い議論をしております、したがって、我が党のこの案では時間がかかり過ぎると思うというお答えがありました。しかし、いわ...全文を見る
○橋本(文)委員 総理は、あくまでも税制改革のポイントは公平であるということを再三再四繰り返しております。しかし、政府税調の方で二回にわたっていわゆる大きな地方公聴会を開きました。そこで論議されたのは、間接税導入という問題よりも、むしろ現在の不公平税制を是正すべきだという声が圧倒...全文を見る
○橋本(文)委員 二番目に大きい医師優遇税制なんですが、これもいわゆる社会保険診療報酬規定の概算経費率、五千万円を超える分についての五二%をカットするという案が提示されておりまして、医師優遇税制にもメスが入ったんだというような議論がございますけれども、この世論調査による医師優遇税...全文を見る
○橋本(文)委員 過日、民社党の玉置先生が質問いたしました。それによりますと、五千万を超えるようなお医者さんはいわゆる青色申告をしているし、さらにみなし法人としての制度を利用しておる。現実にはこのいわゆる概算経費率を適用していない人が多くなった。そういう実態があるので、今回の経費...全文を見る
○橋本(文)委員 今回政府の方では、税制改革の必要性をサラリーマンの声を代弁して言っております。サラリーマンは怒っているというような感じでたくさんPRされております。それではその肝心かなめのサラリーマンにどれほど今回優遇措置がとられているのか、それを見てみるわけですが、かえってサ...全文を見る
○橋本(文)委員 この六十二年分の確定申告結果によりますと、医師、弁護士を除きましたいわゆる自営業、この自営業者の納税者一人当たりの税金を出してみますと十九万円だそうです。農業所得者は十二万一千円。こういう数字を見ても、サラリーマンから見ると随分違うなあという思いがするんですが、...全文を見る
○橋本(文)委員 このトーゴーサンだとかクロヨンという言葉は相当前からありまして、これこそやはりその是正をしなければいけないんじゃないかなと思うんですが、税務署体制の税務署の人員の問題だとかいろいろなことがありまして、思うようにいかないというようなことも聞いております。しかし、こ...全文を見る
○橋本(文)委員 前から鋭意検討、鋭意検討の言葉で来ております。具体的にいつごろ高齢化社会の全体像が描かれるわけでしょうか。
○橋本(文)委員 言葉じりをつかまえて恐縮なんですが、できるだけ早く、できるだけ早くと言ってずっと来ております。今回この税制改革に当たりましても、高齢化社会のいわゆる全体像が描けなければ、これは到底議論するわけにいかないと思うわけです。観念的に、感覚的に、高齢化社会は大変ですよ、...全文を見る
○橋本(文)委員 昭和二十五年にシャウプ勧告で抜本的な税制改革ができました。そのときの理想はあくまでも累進総合課税、これでございました。しかし、その後だんだんと分離課税が入ってまいりまして、そしてなし崩しにシャウプ勧告の理想であった累進総合課税というものが今ずたずたに壊れてしまっ...全文を見る
○橋本(文)委員 垂直的公平、これが本当は正しい法のもとの平等の理念なんだ、それをいわゆる租税政策として取り入れるべきだということは正論かもしれませんけれども、しかし最近水平的公平、これも考えなければならないんだという議論がございます。  その背景には、我が国においては所得水準...全文を見る
○橋本(文)委員 現在の回数制限、株数制限、この実態はどうなんでしょうか。計数的にもしお示し願えれば……。
○橋本(文)委員 金額はいかほどになりますか。
○橋本(文)委員 大蔵大臣、回数制限については現行法上規定があるけれども、規定どおりに把握できない、数が少ない。千五十一件雑所得として上がってくるけれども、純然たる株譲渡のものはわからない。強いて推計をすればということで今二百三十億円という金額が出ました。これは現在の証券取引から...全文を見る
○橋本(文)委員 こんな声があるんです。今までこの回数制限に従いまして、何億円という億単位の累進課税をされていたいわゆる大口投資家と申しますかそういう方々が、今回の案によりますと、売却額の一%を選択した場合には百万円単位の税金で済むという話があるんです。したがって、これはもう大変...全文を見る
○橋本(文)委員 確かに総合課税のために難しいということで、いわゆる納税者番号をぜひ導入するようにと強く訴えておるわけでございます。  今、正直者が申告して千五十件程度と言われましたけれども、この回数制限に違反して、いわゆる脱税しておったというのがわかったのは何件ぐらいあるんで...全文を見る
○橋本(文)委員 キャピタルゲイン関係でいわゆる原則課税、大いに結構でございますけれども、今言ったようにこの回数制限を撤廃いたしますと、大口な投資家が大変な恩恵をこうむるという事実が出てくることをまず指摘しておきたいと思います。  いずれにいたしましても、総理、税金というものは...全文を見る
○橋本(文)委員 時間が参りました。ぜひとも不公平税制を是正するということが国民の一番納得する手順ではなかろうかと思いますので、総理、公平ということに最大のウエートを置いてお願いしたいと思います。  終わります。
11月21日第113回国会 衆議院 リクルート問題に関する調査特別委員会 第2号
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○橋本(文)委員 あなたは先ほど、一連の行為については大変軽率だった、こういう発言がありました。これ以前に、発覚する前までは、やましいところはないが軽率だった、こういうことを再三述べておりました。現在でもやましいという気持ちはないんですか。
○橋本(文)委員 当初一千株、後から三千株と直しましたね。これは、やましいところがあったから最初一千株というふうな虚偽を言ったんじゃありませんか。
○橋本(文)委員 では、辰巳雅朗さんからのお話の件ですが、各界の信頼のおける人にお願いしたい、加藤さんもぜひお願いしたい、こういう話がございました。そのときあなたは、各界の信頼のおける人とは一体どういう人だろうか、私を含めて例えばどんな人が名前が挙がっているのか言ってくれ、と言っ...全文を見る
○橋本(文)委員 あなたは先ほど株には疎いと言いました。証券会社等を通じて株の取引をしたことはありますか。
○橋本(文)委員 それは当然あなたが自分のお金を出しまして買ったわけですね。今回のようにいわゆるファーストファイナンスから、いわゆる融資つきで買えるなんてことは、当然普通の感覚ではないわけでございます。どうしてこういう特別な利益を自分に与えてくれたのだろうか、辰巳さんに執拗に聞き...全文を見る
○橋本(文)委員 その後、事務次官室で、あなたの労働省の事務次官室で手続が行われた、そして株券三千株を預かった、こうですね。
○橋本(文)委員 その株券は一千株券が三枚でしたか。
○橋本(文)委員 その株券の裏書はどういう会社が書いてございましたか。
○橋本(文)委員 新聞の報道によりますと、一枚は片仮名の会社名義であった、もう二枚については漢字で、墨で書かれた会社名であったけれども、今覚えていない、こういう記述がありましたが、こういうことを言ったことがございますか。
○橋本(文)委員 リクルートからいわゆるリストが提出されました。それはあなたも新聞等を通じて見たと思います。あなたに対しましては、一千株はドゥ・ベスト、二千株につきましてはビッグウエイ、こういうところから流れてきたというふうに言われております。あなたが先ほどちらっと見たその株券の...全文を見る
○橋本(文)委員 あなたは六百九十万円の利益を受けた、こう言っております。私の方で株価の相場を調べた感覚では、十一月の十日前後五千五百十円、その前は五千四百円台を推移しております。したがいまして、いつ売却したかははっきりしておりませんけれども、単純計算しますと、少なくともファース...全文を見る
○橋本(文)委員 ファーストファイナンスの利息は年利幾らでしたか。
○橋本(文)委員 あなたは五十八年七月に職業安定局長に就任いたしました。ちょうどこのときに、日本就職情報出版懇話会なるものが江副さんを代表として結成されました。このいわゆる江副さんを代表とする懇話会なるものの設立にあなたはアドバイスしておりませんか。
○橋本(文)委員 あなたが局長に就任される以前から、今問題になりました幻のいわゆる職安法の一部改正の法律案大綱、これがございましたね。
○橋本(文)委員 あなたは先ほど、私は基本的には自主規制だ、あとは職安法の改正を待つ、そういう法的な規制がある、こういうふうに思っておった。しかし、もしその話が本当であるならば、なぜこの情報出版懇話会なるものができまして、いわゆる法的規制反対というような強硬な運動が展開されたので...全文を見る
○橋本(文)委員 職業安定法研究会なるものの会は知っておりますか。
○橋本(文)委員 昭和五十九年二月に財団法人雇用情報センターが設立されております。これにつきまして、あなたは新聞協会に足を運んでおりませんか。
○橋本(文)委員 この雇用情報センターなるものは一億七千万円でできております。そのうちリクルート並びにリクルート関連会社が四千万円出資しております。要するに、当時職業安定局では就職情報誌業界をどうしようかというような状況の中で、こういう情報誌から多額の金を出させている。しかも、現...全文を見る